JP4732931B2 - 可逆性感熱記録媒体、並びに可逆性感熱記録ラベル、可逆性感熱記録部材、及び画像処理方法 - Google Patents
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Description
<1> 支持体と、該支持体上に少なくとも感熱記録層とを有し、温度に依存して色調が可逆的に変化する可逆性感熱記録媒体であって、
前記感熱記録層が少なくとも電子供与性呈色化合物及び電子受容性化合物を含有し、
前記電子受容性化合物が、下記構造式(1)で表される化合物であり、
前記電子供与性呈色化合物が、2−アニリノ−3−メチル−6−(N−エチル−N−3−エチルオキシプロピル)アミノフルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−ジペンチルアミノフルオラン、2−(3−トルイジルノ)−3−メチル−6−ジメチルアミノフルオラン及び2−アニリノ−3−メチル−6−(N−エチル−N−ペンチル)アミノフルオランから選択される少なくとも1種であることを特徴とする可逆性感熱記録媒体である。
<2> 構造式(1)中のnが27〜32の整数である前記<1>に記載の可逆性感熱記録媒体である。
<3> 感熱記録層が、架橋状態にある樹脂を含有する前記<1>から<2>のいずれかに記載の可逆性感熱記録媒体である。
<4> 架橋状態にある樹脂が、アクリルポリオール樹脂である前記<3>に記載の可逆性感熱記録媒体である。
<5> 架橋状態にある樹脂が、イソシアネート化合物によって架橋されている前記<3>から<4>のいずれかに記載の可逆性感熱記録媒体である。
<6> 感熱記録層上に保護層を有し、かつ該保護層が架橋状態にある樹脂を含有する前記<1>から<5>のいずれかに記載の可逆性感熱記録媒体である。
<7> 支持体と感熱記録層との間にアンダー層を有し、かつ該アンダー層が少なくとも中空粒子を含有する前記<1>から<6>のいずれかに記載の可逆性感熱記録媒体である。
<8> 可逆性感熱記録媒体が、カード状、ラベル状、シート状及びロール状のいずれかである前記<1>から<7>のいずれかに記載の可逆性感熱記録媒体である。
<9> 前記<1>から<8>のいずれかに記載の可逆性感熱記録媒体の画像形成面と反対側の面に、接着剤層及び粘着剤層のいずれかを有することを特徴とする可逆性感熱記録ラベルである。
<10> 情報記憶部と可逆表示部とを有し、かつ該可逆表示部が前記<1>から<8>のいずれかに記載の可逆性感熱記録媒体を有することを特徴とする可逆性感熱記録部材である。
<11> 情報記憶部と可逆表示部とが一体化されている前記<10>に記載の可逆性感熱記録部材である。
<12> 情報記録部が、磁気感熱記録層、磁気ストライプ、ICメモリ、光メモリ、ホログラム、RF−IDタグカード、ディスク、ディスクカートリッジ及びテープカセットから選択されるいずれかである前記<10>から<11>のいずれかに記載の可逆性感熱記録部材である。
<13> 可逆性感熱記録媒体を加熱して該可逆性感熱記録媒体に画像を形成する画像形成手段、及び可逆性感熱記録媒体を加熱して該可逆性感熱記録媒体に形成された画像を消去する画像消去手段の少なくともいずれかを有してなり、該可逆性感熱記録媒体が前記<1>から<8>のいずれかに記載の可逆性感熱記録媒体であることを特徴とする画像処理装置である。
<14> 画像形成手段が、サーマルヘッド及びレーザー照射装置のいずれかである前記<13>に記載の画像処理装置である。
<15> 画像消去手段が、サーマルヘッド、セラミックヒータ、ヒートロール、ホットスタンプ、ヒートブロック及びレーザー照射装置から選択されるいずれかである前記<13>から<14>のいずれかに記載の画像処理装置である。
<16> 可逆性感熱記録媒体を加熱して該可逆性感熱記録媒体に画像を形成する画像形成工程、及び、可逆性感熱記録媒体を加熱して該可逆性感熱記録媒体に形成された画像を消去する画像消去工程の少なくともいずれかを含み、該可逆性感熱記録媒体が前記<1>から<8>のいずれかに記載の可逆性感熱記録媒体であることを特徴とする画像処理方法である。
<17> 画像の形成が、サーマルヘッド及びレーザー照射装置のいずれかを用いて行われる前記<16>に記載の画像処理方法である。
<18> 画像の消去が、サーマルヘッド、セラミックヒータ、ヒートロール、ホットスタンプ、ヒートブロック及びレーザー照射装置から選択されるいずれかを用いて行われる前記<16>から<17>のいずれかに記載の画像処理方法である。
<19> サーマルヘッドを用いて画像を消去しつつ新しい画像を形成する工程を含む前記<16>から<18>のいずれかに記載の画像処理方法である。
本発明の可逆性感熱記録媒体は、支持体と、該支持体上に少なくとも感熱記録層を有してなり、保護層、アンダー層、中間層、更に必要に応じてその他の層を有してなる。
前記感熱記録層は、少なくとも電子供与性呈色化合物、及び電子受容性化合物を含有してなり、バインダー樹脂、消色促進剤、更に必要に応じてその他の成分を含有してなる。
ここで、前記「温度に依存して色調が可逆的に変化する」とは、温度変化によって目に見える変化を可逆的に起こす現象を意味し、加熱温度及び加熱後の冷却速度の違いにより相対的に発色した状態と消色した状態を形成し得ることを意味する。この場合、該目に見える変化は色の状態の変化と形状の変化に分けられるが、本発明においては、主に色の状態の変化を起こす材料を使用する。色の状態の変化には、透過率、反射率、吸収波長、散乱度等の変化があり、実際の可逆性感熱記録材料はこれらの変化の組合せで表示を行っている。より具体的には、熱により透明度や色調が可逆的に変化するものであれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、常温より高い第一の特定温度で第一の色の状態となり、第一の特定温度よりも高い第二の特定温度で加熱し、その後、冷却することにより第二の色の状態となるもの、等が挙げられる。これらの中でも、第一の特定温度と第二の特定温度で色の状態が変化するものが特に好ましい。
本発明においては、前記顕色剤と、消色促進剤として分子中にアミド基、ウレタン基、及び尿素基を少なくとも一つ有する化合物を併用することにより、消去状態を形成する過程において消色促進剤と顕色剤の間に分子間相互作用が誘起され、消去速度を格段に速くすることが可能である。
R1−NHCO−R3−CONH−R2 ・・・構造式(3)
R1−CONH−R3−NHCO−R2 ・・・構造式(4)
R1−NHCOO−R2 ・・・構造式(5)
R1−NHCOO−R3−OCONH−R2 ・・・構造式(6)
R1−OCONH−R3−NHCOO−R2 ・・・構造式(7)
R1、R2、R4、R6、及びR7としては、例えばヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、ステアリル基、ベヘニル基、オレイル基及び末端に水酸基を有する炭素数1〜10のヒドロキシアルキル基等が挙げられる。
R6、及びR7としては、例えばメチル基、エチル基、ベンジル基、フェニルエチル基、シクロヘキシルメチル基、ヒドロキシエチル基等が挙げられ、環状の構造を形成する場合にはブチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基、−C2H4OC2H4−基、−C2H4NC2H4−基、−C2H4OC2H4OC2H4−基等が挙げられる。
R3としては、例えばメチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基、ヘプタメチレン基、オクタメチレン基、−C3H6OC3H6−基、−C2H4OC2H4−基、−C2H4OC2H4OC2H4−基等が挙げられる。
R5としては、下記構造式で表されるものが好適に挙げられる。
(2)C15H31CONHC16H33、
(3)C17H35CONHC18H37、
(4)C17H35CONHC18H35、
(5)C21H41CONHC18H37、
(6)C15H31CONHC18H37、
(7)C17H35CONHCH2NHCOC17H35、
(8)C11H23CONHCH2NHCOC11H23、
(9)C7H15CONHC2H4NHCOC17H35、
(10)C9H19CONHC2H4NHCOC9H19、
(11)C11H23CONHC2H4NHCOC11H23、
(12)C17H35CONHC2H4NHCOC17H35、
(13)(CH3)2CHC14H35CONHC2H4NHCOC14H35(CH3)2、
(14)C21H43CONHC2H4NHCOC21H43、
(15)C17H35CONHC6H12NHCOC17H35、
(16)C21H43CONHC6H12NHCOC21H43、
(17)C17H33CONHCH2NHCOC17H33、
(18)C17H33CONHC2H4NHCOC17H33、
(19)C21H41CONHC2H4NHCOC21H41、
(20)C17H33CONHC6H12NHCOC17H33、
(21)C8H17NHCOC2H4CONHC18H37、
(22)C10H21NHCOC2H4CONHC10H21、
(23)C12H25NHCOC2H4CONHC12H25、
(24)C18H37NHCOC2H4CONHC18H37、
(25)C21H43NHCOC2H4CONHC21H43、
(26)C18H37NHCOC6H12CONHC18H37、
(27)C18H35NHCOC4H8CONHC18H35、
(28)C18H35NHCOC8H16CONHC18H35、
(29)C12H25OCONHC18H37、
(30)C13H27OCONHC18H37、
(31)C16H33OCONHC18H37、
(32)C18H37OCONHC18H37、
(33)C21H43OCONHC18H37、
(34)C12H25OCONHC16H33、
(35)C13H27OCONHC16H33、
(36)C16H33OCONHC16H33、
(37)C18H37OCONHC16H33、
(38)C21H43OCONHC16H33、
(39)C12H25OCONHC14H29、
(40)C13H27OCONHC14H29、
(41)C16H33OCONHC14H29、
(42)C18H37OCONHC14H29、
(43)C22H45OCONHC14H29、
(44)C12H25OCONHC12H37、
(45)C13H27OCONHC12H37、
(46)C16H33OCONHC12H37、
(47)C18H37OCONHC12H37、
(48)C21H43OCONHC12H37、
(49)C22H45OCONHC18H37、
(50)C18H37NHCOOC2H4OCONHC18H37、
(51)C18H37NHCOOC3H6OCONHC18H37、
(52)C18H37NHCOOC4H8OCONHC18H37、
(53)C18H37NHCOOC6H12OCONHC18H37、
(54)C18H37NHCOOC8H16OCONHC18H37、
(55)C18H37NHCOOC2H4OC2H4OCONHC18H37、
(56)C18H37NHCOOC3H6OC3H6OCONHC18H37、
(57)C18H37NHCOOC12H24OCONHC18H37、
(58)C18H37NHCOOC2H4OC2H4OC2H4OCONHC18H37、
(59)C16H33NHCOOC2H4OCONHC16H33、
(60)C16H33NHCOOC3H6OCONHC16H33、
(61)C16H33NHCOOC4H8OCONHC16H33、
(62)C16H33NHCOOC6H12OCONHC16H33、
(63)C16H33NHCOOC8H16OCONHC16H33、
(64)C18H37OCOHNC6H12NHCOOC18H37、
(65)C16H33OCOHNC6H12NHCOOC16H33、
(66)C14H29OCOHNC6H12NHCOOC14H29、
(67)C12H25OCOHNC6H12NHCOOC12H25、
(68)C10H21OCOHNC6H12NHCOOC10H21、
(69)C8H17OCOHNC6H12NHCOOC8H17、
本発明において、ロイコ染料、顕色剤とともに感熱記録層の形成に用いられるバインダー樹脂としては、特に制限はなく、公知のものの中から目的に応じて適宜選択することができるが、例えばポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル酢酸ビニル共重合体、エチルセルロース、ポリスチレン、スチレン系共重合体、フェノキシ樹脂、ポリエステル、芳香族ポリエステル、ポリウレタン、ポリカーボネート、ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸エステル、アクリル酸系共重合体、マレイン酸系共重合体、ポリビニルアルコール、変性ポリビニルアルコール、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、デンプン類などが挙げられる。
これらバインダー樹脂の役割は、組成物の各材料が記録消去の熱印加によって片寄ることなく均一に分散した状態を保つことにある。したがって、前記バインダー樹脂には耐熱性の高い樹脂を用いることが好ましい。具体的には、赤外線、紫外線、電子線等の照射によって、バインダー樹脂を架橋させることが更に好ましい(以下、「架橋状態にある樹脂」という)。
また、前記架橋状態にある樹脂としては、水酸基価70mgKOH/g以上の樹脂が含有される(当初用いられる)。該水酸基価70mgKOH/g以上の樹脂としては、例えばアクリルポリオール樹脂、ポリエステルポリオール樹脂、ポリウレタンポリオール樹脂などが用いられる。これらの中でも、発色の安定性が良好で、消色性が良好であることから、アクリルポリオール樹脂が特に好ましい。前記水酸基価としては70mgKOH/g以上が好ましく、90mgKOH/g以上がより好ましい。前記水酸基価の大小は架橋密度に影響するため塗膜の耐化学薬品性、物性などを左右する。前記水酸基価が70mgKOH/g以上であると、耐久性、塗膜表面硬度、ワレ抵抗性が向上することがある。
なお、水酸基価70mgKOHmg/g以上の樹脂が用いられた可逆性感熱記録材料であるか否かは、残存水酸基の量やエーテル結合の量を分析すること等により確認することができる。
前記イソシアネート化合物としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、イソシアネート単量体のウレタン変性体、アロファネート変性体、イソシアヌレート変性体、ビュレット変性体、カルボジイミド変性体、ブロックドイソシアネート変性体などから選択される。また、変性体を形成するイソシアネート単量体としては、例えばトリレンジイソシアネートTDI)、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、キシリレンジイソシアネート(XDI)、ナフチレンジイソシアネートNDI)、パラフェニレンジイソシアネート(PPDI)、テトラメチルキシリレンジイソシアネート(TMXDI)、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート(HMDI)、イソフォロンジイソシアネート(IPDI)、リジンジイソシアネート(LDI)、イソプロピリデンビス(4−シクロヘキシルイソシアネート)(IPC)、シクロヘキシルジイソシアネート(CHDI)、トリジンジイソシアネート(TODI)などが挙げられる。
ここで、本発明におけるバインダー樹脂が架橋状態にあるのか非架橋状態にあるのかを区別する方法として、塗膜を溶解性の高い溶媒中に浸漬することによって区別することができる。即ち、非架橋状態にある樹脂は、溶媒中に該樹脂が溶け出し溶質中には残らなくなるため、溶質の樹脂構造の有無を分析すればよい。
前記支持体としては、その形状、構造、大きさ等については、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、前記形状としては、例えば、平板状などが挙げられ、前記構造としては、単層構造であってもいし、積層構造であってもよく、前記大きさとしては、前記可逆性感熱記録媒体の大きさ等に応じて適宜選択することができる。
これらの中でも、画像鮮明性の高いシートを得るために、支持体単独の曇り度(JIS K7105で規定される曇り度、ヘーズ)が10%以下であるポリエチレンテレフタレート、PET−Gフィルムが特に好ましい。
前記支持体の厚みとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、数μm〜数mmが好ましく、10〜2,000μmがより好ましく、60〜300μmが更に好ましい。
前記アンダー層は、印加した熱を有効に利用し高感度化するため、又は支持体と感熱記録層の接着性の改善や支持体への感熱記録層材料の浸透防止を目的として、前記感熱記録層と前記支持体の間に設けられる。
前記アンダー層は、少なくとも中空粒子を含有してなり、バインダー樹脂、更に必要に応じてその他の成分を含有してなる。
前記中空粒子の材質としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、熱可塑性樹脂などが好適に挙げられる。前記空隙粒子は、適宜製造したものであってもよいし、市販品であってもよい。該市販品としては、例えば、マイクロスフェアーR−300(松本油脂株式会社製)、ローペイクHP1055、ローペイクHP433J(いずれも日本ゼオン株式会社製)、SX866(JSR株式会社製)、などが挙げられる。
前記中空粒子の前記アンダー層における添加量は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、10〜80質量%が好ましい。
また、前記アンダー層には、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化チタン、酸化ケイ素、水酸化アルミニウム、カオリン、タルク等の無機フィラー、及び各種有機フィラーの少なくともいずれかを含有させることができる。
なお、前記アンダー層には、その他、滑剤、界面活性剤、分散剤などを含有させることもできる。
前記アンダー層の厚みは、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、0.1〜50μmが好ましく、0.5〜30μmがより好ましい。
本発明においては、感熱記録層上に架橋状態にある樹脂を含有する保護層を設けることができる。該保護層に用いられる樹脂としては、前記感熱記録層と同様の熱硬化樹脂、紫外線硬化樹脂、電子線硬化樹脂などを用いることができる。また、前記保護層中に無機フィラー、有機フィラー、滑剤、紫外線吸収性材料などを含有させてもよい。
前記保護層の厚みは0.1〜20μmが好ましく、0.3〜10μmがより好ましい。前記保護層の塗液に用いられる溶媒、塗液の分散装置、バインダー、塗工方法、乾燥及び硬化方法等は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、上記感熱記録層で用いられた公知の方法を採用することができる。
本発明においては、感熱記録層と保護層の接着性向上、保護層に含まれる物質による感熱記録層の変質防止、保護層に含まれる添加剤が感熱記録層へ移行すること、又は感熱記録層に含まれる添加剤が保護層へ移行することを防止する目的で、感熱記録層と保護層との間に中間層を設けてもよい。
前記中間層の厚みは0.1〜20μmが好ましく、0.3〜10μmがより好ましい。前記中間層の塗液に用いられる溶媒、塗液の分散装置、バインダー、塗工方法、乾燥及び硬化方法等は上記記録層で用いられた公知の方法を用いることができる。更に、前記中間層中に無機フィラー、有機フィラー、滑剤、紫外線吸収性材料などを含有させてもよい。
前記中間層は、有機又は無機の微小中空体粒子を含有したバインダー樹脂を含む塗布液を塗布することにより形成できる。前記中間層は、前記感熱記録層、又は前記保護層の樹脂と同様の樹脂を用いることができる。
なお、前記中間層には、必要に応じて例えば炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化チタン、酸化ケイ素、水酸化アルミニウム、カオリン、タルク等の無機フィラー;各種有機フィラー、界面活性剤、分散剤などを含有させることもできる。
前記中間層を設ける場合には、接着層を介して設けることにより、クラック発生防止やバリの発生が改善される。該接着層は、上記の各層と同様の塗工方式等で形成することができる。
前記微小中空粒子として、最大粒子径(D100)が5.0〜10.0μmであると同時に、50%頻度の粒子径(D50)との比(D100/D50)が2.0〜3.0の条件に適合するものを用いることが好ましい。
前記カード状に加工されたものについては、プリペイドカードやポイントカード更にはクレジットカードなどへの応用が挙げられ、A4サイズなど一般文書サイズに加工されたシート状のものは、印字/消去装置を用いることにより、試し印字はもちろん、カードサイズよりも大きなシートサイズでは印字する範囲が広くなるため一般文書や工程管理用の指示書、回覧文書や会議資料など一時出力用途などに広く用いることができる。
更に、ロール状に加工されたものは、印字/消去部を有した装置に組み込むなどして、表示板、掲示板、又は電子黒板に用いることができる。このような表示装置は、塵、ゴミなどの発生がないため、クリーンルームなどに好ましく用いることができる。
本発明の可逆性感熱記録部材は、情報記憶部及び可逆表示部を有し、該可逆表示部が本発明の前記可逆性感熱記録媒体を有してなり、更に必要に応じてその他の部材を有してなる。
前記可逆表示可能な感熱記録層と情報記憶部とを、同一のカードに設け(一体化させ)、該情報記憶部の記憶情報の一部を感熱記録層に表示することにより、カード所有者等は特別な装置がなくてもカードを見るだけで情報を確認することができ、利便性に優れる。また、情報記憶部の内容を書き換えた時には可逆性感熱性記録部の表示を書き換えることで、可逆性感熱記録媒体を繰り返し何度も使用することができる。
(1)情報記録部を有する部材の一部を可逆性感熱記録媒体の支持体として、感熱記録層を直接形成したもの。
(2)情報記録部を有する部材に、別途形成された、支持体上に感熱記録層を有する可逆性感熱記録媒体の支持体面を接着したもの。
これら(1)及び(2)の場合、情報記憶部と可逆表示部のそれぞれの機能が発揮できるよう設定される。したがって情報記憶部の設定位置は、可逆性感熱記録媒体における支持体の感熱記録層を設けた面と反対側の面に設けることも、支持体と感熱記録層との間でも、あるいは感熱記録層上の一部に設けることもできる。
前記ホログラムとしては、書き換え可能なものが好ましく、例えば、高分子アゾベンゼン液晶フィルムに干渉光を書き込んだ書き換え可能なホログラムなどが挙げられる。
具体的には、以下の本発明の可逆性感熱記録ラベル、可逆性感熱記録部材、画像処理装置及び画像処理方法などに特に好適に使用することができる。なお、本発明において、可逆性感熱記録媒体表面とは、感熱記録層側表面のことを意味し、保護層に限ったものでなく、印刷層表面、OP層表面など印字消去の際サーマルヘッドに接触する全て又は一部の面を意味している。
本発明の可逆性感熱記録ラベルは、本発明の前記可逆性感熱記録媒体における画像形成面と反対側の面(支持体の上に前記感熱記録層を有する場合には、該支持体における前記感熱記録層を形成した面の反対側の面)に接着剤層及び粘着剤層の少なくともいずれかを有してなり、更に必要に応じて適宜選択したその他の層を有してなる。なお、支持体として熱融着性のものが用いられた可逆性感熱記録媒体の場合には、支持体の感熱記録層を形成する面と反対の面に接着剤層又は粘着剤層は必ずしも必要ではない。
前記接着剤層乃至前記粘着剤層の材料としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ユリア樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、酢ビ系樹脂、酢酸ビニル−アクリル系共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アクリル系樹脂、ポリビニルエーテル系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体、ポリスチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリアミド系樹脂、塩素化ポリオレフィン系樹脂、ポリビニルブチラール系樹脂、アクリル酸エステル系共重合体、メタクリル酸エステル系共重合体、天然ゴム、シアノアクリレート系樹脂、シリコーン系樹脂、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよく、また、ホットメルトタイプでもよく、また、剥離紙を用いてもよいし、無剥離紙タイプでもよい。
前記塩素含有重合体としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル−マレイン酸共重合体、塩化ビニル−アクリレート共重合体、ポリ塩化ビニリデン、塩化ビニリデン−塩化ビニル共重合体、塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体などが挙げられる。
前記ポリエステル樹脂としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)、ポリブチレンテレフタレート樹脂(PBT);あるいはテレフタル酸、イソフタル酸等の酸成分と、エチレングリコール、シクロヘキサンジメタノールなどのアルコール成分との縮合エステル樹脂(例えば、PETG:イーストマンケミカル社の商標)などが挙げられる。
前記生分解性プラスチック樹脂としては、例えば、ポリ乳酸系樹脂、デンプンと変性ポリビニルアルコール等とからなる天然高分子系樹脂、β−ヒドロキシ酪酸とβ−ヒドロキシ吉草酸とからなる微生物産生の樹脂等が挙げられる。
更に、ポリアセテート樹脂、ポリスチレン(PS)樹脂、エポキシ樹脂、ポリ塩化ビニル(PVC)樹脂、ポリカーボネート(PC)樹脂、ポリアミド樹脂、アクリル樹脂、シリコーン樹脂等の合成樹脂シート又は合成紙等が挙げられ、これら材料を適宜組み合わせてもよく、これら材料を積層したものでもよい。
図3は、本発明の可逆性感熱記録ラベル10をCD−RW71上に貼付した例を示す。この場合、CD−RWの代わりにCD−R等の追記型ディスク上に、前記可逆性感熱記録ラベルを貼付して、そのCD−Rに追記した記憶情報の一部を書き換え表示することが可能である。
本発明の画像処理装置は、画像形成手段及び画像消去手段の少なくともいずれかを有し、更に必要に応じて適宜選択したその他の手段、例えば、搬送手段、制御手段等を有してなる。
本発明の画像処理方法は、本発明の前記可逆性感熱記録媒体を加熱して画像の形成及び消去の少なくともいずれかを行い、更に必要に応じて適宜選択したその他の工程、例えば、搬送工程、制御工程等を有してなる。
前記画像形成手段は、本発明の前記可逆性感熱記録媒体を加熱して画像を形成する手段である。また、前記画像消去手段は、前記本発明の可逆性感熱記録媒体を加熱して画像を消去する手段である。
前記画像形成手段としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、サーマルヘッド、レーザーなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記画像消去手段としては、本発明の前記可逆性感熱記録媒体を加熱して画像を消去する手段であり、例えば、ホットスタンプ、セラミックヒータ、ヒートローラ、ヒートブロック、熱風等や、サーマルヘッド、レーザー照射装置、などが挙げられる。これらの中では、セラミックヒータが好適である。前記セラミックヒータを用いることにより、装置が小型化でき、かつ安定した消去状態が得られ、コントラストのよい画像が得られる。前記セラミックヒータの設定温度としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、90℃以上が好ましく、100℃以上がより好ましく、115℃以上が特に好ましい。
前記感熱記録層と情報記憶部とを有する可逆性感熱記録部材(カード)を用いる場合、上記装置には、情報記憶部の記憶を読み取る手段、書き換える手段なども含まれる。
図5Aに示すように、この画像処理装置においては、まず、可逆性感熱記録媒体の磁気感熱記録層に記憶された情報を磁気ヘッドで読み取る。次に、セラミックヒータで感熱記録層に記録された画像を加熱消去する。次いで、磁気ヘッドで読み取られた情報をもとにして、処理された新たな情報がサーマルヘッドにより、感熱記録層に記録される。その後、磁気感熱記録層の情報も新たな情報に書き換えられる。
図5Aに示す画像処理装置においては、感熱記録層の反対側に磁気感熱記録層を設けた可逆性感熱記録媒体5は往復の矢印で図示されている搬送路に沿って搬送され、或いは搬送路に沿って装置内を逆方向に搬送される。可逆性感熱記録媒体5は、磁気ヘッド34及び搬送ローラ31間で磁気感熱記録層に磁気記録乃至消去され、セラミックヒータ38及び搬送ローラ40間で画像消去のため加熱処理され、サーマルヘッド53及び領域搬送ローラ47間で画像形成される。その後、装置外に搬出される。先に説明したように、セラミックヒータ38の設定温度は90℃以上が好ましく、100℃以上が更に好ましく、115℃以上が特に好ましい。ただし、磁気記録の書き換えはセラミックヒータによる画像消去の前であってもよいし、後であってもよい。また、所望により、セラミックヒータ38及び搬送ローラ40間を通過後、又はサーマルヘッド53及び搬送ローラ47間を通過後、搬送路を逆方向に搬送される。セラミックヒータ38よる再度の熱処理、サーマルヘッド53による再度の印字処理を施すことができる。
<可逆性感熱記録媒体の作製>
−感熱記録層の作製−
・下記構造式で表される顕色剤(融点145℃)・・・3質量部
・メチルエチルケトン(MEK)・・・70質量部
上記組成物をボールミルを用いて平均粒径約1μmまで粉砕分散した。得られた分散液にロイコ染料〔2−アニリノ−3−メチル−6−(N−エチル−N−3−エチルオキシプロピル)アミノフルオラン〕(山田化学工業株式会社製、BLACK 500)1質量部、及びアダクト型ヘキサメチレンジイソシアネート75質量%酢酸エチル溶液(日本ポリウレタン株式会社製、コロネートHL)2質量部を加え、よく攪拌して感熱記録層塗布液を調製した。
次に、上記組成の感熱記録層塗布液を、厚み250μmの磁気層付き白色PETフィルム(大日本インキ化学工業株式会社製)上にワイヤーバーを用いて塗布し、115℃にて1分間乾燥した後、60℃で24時間加熱して、厚み9μmの感熱記録層を形成した。
〔中間層塗布液〕
・ポリエステルポリオール樹脂(武田薬品工業株式会社製、タケラックU−21)の10質量%メチルエチルケトン(MEK)溶液・・・100質量部
・酸化亜鉛(住友大阪セメント株式会社製)・・・10質量部
・コロネートHL(日本ポリウレタン株式会社製)・・・15質量部
〔保護層塗布液〕
・ウレタンアクリレート系紫外線硬化性樹脂(大日本インキ化学工業株式会社製、C7−157)・・・7質量部
・ジペンタエリスリトールカプロラクトン変性アクリル酸エステル(日本化薬株式会社製、KAYARAD DPCA−120)・・・3質量部
・シリカ(水沢化学株式会社製、P−527)・・・1.5質量部
・酢酸エチル・・・90質量部
−可逆性感熱記録媒体の作製−
実施例1において、感熱記録層塗布液中のロイコ染料を、ロイコ染料〔2−アニリノ−3−メチル−6−ジペンチルアミノフルオラン(山田化学工業株式会社製、BLACK 305)〕に変えた以外は、実施例1と同様にして、可逆性感熱記録媒体を作製した。
−可逆性感熱記録媒体の作製−
実施例1において、感熱記録層塗布液中のロイコ染料を、ロイコ染料〔2−(3−トルイジルノ)−3−メチル−6−ジメチルアミノフルオラン(山本化成株式会社製、ODB−7)〕に変えた以外は、実施例1と同様にして、可逆性感熱記録媒体を作製した。
−可逆性感熱記録媒体の作製−
実施例1において、感熱記録層塗布液中の顕色剤を、下記構造式で表される化合物(融点145℃)に変えた以外は、実施例1と同様にして、可逆性感熱記録媒体を作製した。
−可逆性感熱記録媒体の作製−
実施例1において、感熱記録層塗布液中の顕色剤を、下記構造式で表される化合物(融点145℃)に変えた以外は、実施例1と同様にして、可逆性感熱記録媒体を作製した。
−可逆性感熱記録媒体の作製−
実施例1において、感熱記録層塗布液中の顕色剤を、下記構造式で表される化合物(融点145℃)に変えた以外は、実施例1と同様にして、可逆性感熱記録媒体を作製した。
−可逆性感熱記録媒体の作製−
実施例1において、感熱記録層塗布液中のロイコ染料を、ロイコ染料〔2−アニリノ−3−メチル−6−(N−エチル−N−ペンチル)アミノフルオラン(山田化学工業株式会社製、S−205)〕に変えた以外は、実施例1と同様にして、可逆性感熱記録媒体を作製した。
−可逆性感熱記録媒体の作製−
実施例1において、感熱記録層塗布液中のロイコ染料を、ロイコ染料〔2−アニリノ−3−メチル−6−ジエチルアミノフルオラン(山本化成株式会社製、ODB)〕を用いた以外は、実施例1と同様にして、可逆性感熱記録媒体を作製した。
−可逆性感熱記録媒体の作製−
実施例1において、感熱記録層塗布液中のロイコ染料を、ロイコ染料〔3−N−(エチル−N−トリル)アミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン(山田化学工業株式会社製、ETAC)〕を用いた以外は、実施例1と同様にして、可逆性感熱記録媒体を作製した。
−可逆性感熱記録媒体の作製−
実施例1において、感熱記録層塗布液中の顕色剤を、下記構造式で表される化合物(融点145℃)に変えた以外は、実施例1と同様にして、可逆性感熱記録媒体を作製した。
−可逆性感熱記録媒体の作製−
実施例1において、感熱記録層塗布液中の顕色剤を、下記構造式で表される化合物(融点140℃)に変えた以外は、実施例1と同様にして、可逆性感熱記録媒体を作製した。
−可逆性感熱記録媒体の作製−
実施例1において、感熱記録層塗布液中の顕色剤を、下記構造式で表される化合物(融点141℃)に変えた以外は、実施例1と同様にして、可逆性感熱記録媒体を作製した。
−可逆性感熱記録媒体の作製−
実施例1において、下記の感熱記録層塗布液を用いた以外は、実施例1と同様にして、可逆性感熱記録媒体を作製した。
−感熱記録層塗布液の調製−
・下記構造式で表される顕色剤(融点145℃)・・・3質量部
・メチルエチルケトン(MEK)・・・75質量部
次に、上記組成物をボールミルを用いて平均粒径が約1μmまで粉砕分散した。得られた分散液にロイコ染料〔2−アニリノ−3−メチル−6−ジエチルアミノフルオラン〕(山本化成株式会社製、ODB)1質量部を加え、よく攪拌して、感熱記録層塗布液を調製した。
−可逆性感熱記録媒体の作製−
実施例1において、下記組成をよく混合してアンダー層塗布液を調製し、該アンダー層塗布液を、厚み250μmの磁気層付き白色PETフィルム(大日本インキ化学工業株式会社製)上にワイヤーバーを用いて塗布し、115℃にて1分間乾燥した後、60℃で24時間加熱して、厚み10μmのアンダー層を形成した。
−アンダー層塗布液の組成−
・中空粒子エマルジョン(ローム&ハース社製、ローペイクHP−91、中空率50%、粒子径1μm)・・・30質量部
・ポリウレタン樹脂エマルジョン(固形分濃度35質量%、第一工業製薬株式会社製、スーパーフレックス150)・・・28質量部
・完全ケン価ポリビニルアルコール水溶液(固形分濃度16質量%)・・・9質量部
・水・・・50質量部
−感熱記録層塗布液の調製−
・下記構造式で表される顕色剤(融点145℃)・・・3質量部
・アクリルポリオール樹脂の50質量%メチルエチルケトン(MEK)溶液・・・9質量部
・メチルエチルケトン(MEK)・・・70質量部
上記組成の感熱記録層塗布液をボールミルを用いて、平均粒径約1μmまで粉砕分散した。得られた分散液にロイコ染料〔2−アニリノ−3−メチル−6−ジエチルアミノフルオラン〕(山本化成株式会社製、ODB)1質量部、アダクト型ヘキサメチレンジイソシアネート75質量%酢酸エチル溶液(日本ポリウレタン株式会社製、コロネートHL)2質量部を加え、よく攪拌して感熱記録層塗布液を調製した。
−可逆性感熱記録媒体の作製−
実施例1において、感熱記録層塗布液中の顕色剤を、下記構造式で表される化合物に変えた以外は、実施例1と同様にして、可逆性感熱記録媒体を作製した。
次に、作製した各可逆性感熱記録媒体をクレジットカード状に打ち抜き、カードプリンター(R−28000、パナソニックコミュニケーションズ社製)にて消去印字モードで印字を行い、以下のようにして繰り返し耐久性及び耐熱保存性を評価した。結果を表1に示す。
消去モードにて最も画像が消えた条件を消去条件とし、消去印字モードにて200回の印字を繰り返した後のベタ画像濃度を初期の画像濃度と比較した。なお、印字濃度はX−Rite社製濃度計938で測定した。
印字された可逆性感熱記録媒体を高温(70℃)環境下にて24時間保存し、保存前後の画像濃度及び色調を比較した。
〔測定方法〕
印字濃度はX−Rite社製濃度計938のV濃度、色調は同濃度計のLab測色系のa*値及びb*値を測定した後、下記数式から求めた色差で評価した。なお、機械読み取りの点から画像濃度は1.0以上が好ましく、視認性の点から色差は3以下が好ましい。
10 可逆性感熱記録ラベル
30 出入口
31 搬送ローラ
32 ガイドローラ
33 センサ
34 磁気ヘッド
34c 制御手段
35 プラテンローラ
36 ガイドローラ
37 搬送ローラ
38 セラミックヒータ
38c セラミックヒータ制御手段
39 ガイドローラ
40 搬送ローラ
43 センサ
43a センサ
44 プラテンローラ
45 搬送ローラ
46 搬送ローラ
47 搬送ローラ
48 搬送ベルト
49b 搬送路
50 搬送路
51 センサ
52 プラテンローラ
53 サーマルヘッド
53c サーマルヘッド制御手段
55a 搬送路切換手段
55b 搬送路切換手段
56a 搬送路
56b 搬送路
57a リミットスイッチ
57b リミットスイッチ
58 搬送ベルト
59 搬送ローラ
60 ガイドローラ
61 出口
70 MDディスクカートリッジ
71 CD−RW
72 ビデオカセット
Claims (13)
- 支持体と、該支持体上に少なくとも感熱記録層とを有し、温度に依存して色調が可逆的に変化する可逆性感熱記録媒体であって、
前記感熱記録層が少なくとも電子供与性呈色化合物及び電子受容性化合物を含有し、
前記電子受容性化合物が、下記構造式(1)で表される化合物であり、
前記電子供与性呈色化合物が、2−アニリノ−3−メチル−6−(N−エチル−N−3−エチルオキシプロピル)アミノフルオランであることを特徴とする可逆性感熱記録媒体。
- 構造式(1)中のnが27〜32の整数である請求項1に記載の可逆性感熱記録媒体。
- 感熱記録層が、架橋状態にある樹脂を含有する請求項1から2のいずれかに記載の可逆性感熱記録媒体。
- 架橋状態にある樹脂が、アクリルポリオール樹脂である請求項3に記載の可逆性感熱記録媒体。
- 架橋状態にある樹脂が、イソシアネート化合物によって架橋されている請求項3から4のいずれかに記載の可逆性感熱記録媒体。
- 感熱記録層上に保護層を有し、かつ該保護層が架橋状態にある樹脂を含有する請求項1から5のいずれかに記載の可逆性感熱記録媒体。
- 支持体と感熱記録層との間にアンダー層を有し、かつ該アンダー層が少なくとも中空粒子を含有する請求項1から6のいずれかに記載の可逆性感熱記録媒体。
- 可逆性感熱記録媒体が、カード状、ラベル状、シート状及びロール状のいずれかである請求項1から7のいずれかに記載の可逆性感熱記録媒体。
- 請求項1から8のいずれかに記載の可逆性感熱記録媒体の画像形成面と反対側の面に、接着剤層及び粘着剤層のいずれかを有することを特徴とする可逆性感熱記録ラベル。
- 情報記憶部と可逆表示部とを有し、かつ該可逆表示部が請求項1から8のいずれかに記載の可逆性感熱記録媒体を有することを特徴とする可逆性感熱記録部材。
- 可逆性感熱記録媒体を加熱して該可逆性感熱記録媒体に画像を形成する画像形成工程、及び、可逆性感熱記録媒体を加熱して該可逆性感熱記録媒体に形成された画像を消去する画像消去工程の少なくともいずれかを含み、該可逆性感熱記録媒体が請求項1から8のいずれかに記載の可逆性感熱記録媒体であることを特徴とする画像処理方法。
- 画像の形成が、サーマルヘッドを用いて行われる請求項11に記載の画像処理方法。
- 画像の消去が、サーマルヘッド及びセラミックヒータのいずれかを用いて行われる請求項11から12のいずれかに記載の画像処理方法。
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