JP5150599B2 - 車両の換気構造 - Google Patents
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Description
この種の車両の換気構造は、ドアを閉めたときに、車室内の空気を車外に排出できるようにしたものである。このような、車両の換気構造として、車室と車外とを連通させる開口にバルブを設けるものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
請求項1に係る発明では、車両の換気構造は、車室側に設けられる内板と、この内板に設けられた室内側開口部と、内板よりも車外側に設けられた外板と、この外板に設けられた車外側開口部と、を備え、室内側開口部と車外側開口部とを通じて車室内の空気を車外に排出する。
室内側開口部の上方に設けられた支持部を中心に車外側に回動可能に支持され、内板の車外側に室内側開口部を覆うバルブを設け、車外側開口部の上縁部は、バルブが最大に開いた最大開度位置でのバルブの延在方向よりも下方に位置する。すなわち、バルブが最大に開いた最大開度位置でのバルブの延在方向よりも上方には車外側開口部が存在しない。従って、空気の排出に関与しない無駄な開口を省くことができ、開口を小さくすることができる。
また、室内側開口部に対して、車外側開口部を下側にずらして配置したものといえる。これにより、開口面積を広げることなく空気の排出を円滑に行うことができる。
さらに、室内側開口部の下縁部よりも車外側開口部の下縁部の方が下に設けられる。
バルブの車両幅方向の長さは、一対の側壁部間の長さとほぼ同一にした。すなわち、室内側開口部の下縁とバルブとの間から排出された空気は、ガイド部材の下側壁と一対の側壁部及びバルブの開状態で開放部を覆ったバルブによってガイドされるので、効率的に車外側開口部まで空気を導き出せる。
また、例えば、ガイド部材が筒状だと、バルブが開く際にバルブと上側の壁の間の空気が圧縮される。この結果、圧力が上がり、バルブを押し戻すため、バルブの開きが阻害される。本発明の車両の換気構造では、ガイド部材は、側壁部の上端の間を開放させた開放部を備えるので、バルブの開閉をスムーズに行うことができる。
アウトレット部材に、内板の車内側に当接する本体部と、本体部の裏面に形成され、車外側に延ばすとともに室内側開口部を貫通する係止基部と、係止基部から本体部側に延ばされ、アウトレット部材を内板に係止するアウトレット側係止爪と、このアウトレット側係止爪の先端と本体部の裏面との間に形成される空隙と、を備え、ガイド部材に、空隙に挿入されアウトレット部材に係止されるガイド側係止爪を備えたので、アウトレット部材の構造の簡略化をすることができる。
なお、室内側とは内板16基準として車体前方、車外側とは内板16を基準として車体後方をいう。また、前後・左右・上下は、車両10(車体11)を基準とする。
外板17は、内板16よりも車外側に設けられる。詳細には、車両上下方向の上側から下側に向かうにつれて内板16の平坦部22に近づく(車両前方に向かって傾斜する)傾斜面24と、この傾斜面24に形成される車外側開口部25とを備える。車両前方若しくは車両後方から見たときに、車外側開口部25と室内側開口部23は車幅方向(車両の左右方向)及び上下方向では重なり部分がある。また、図4及び図5に示されたように、室内側開口部23の下縁部23aよりも車外側開口部25の下縁部25bの方が下に設けられる。
燃料タンク15は、後述する車外側開口部25の車外側に配置され、車外側開口部25を覆っている。
左の側壁62は、接続リブ42eに当接する第3のガイド側係止爪73を備える。
突出部67は、車外側開口部25に貫通させる。また、突出部67の外周67aを、車外側開口部25に当接させる。
Claims (8)
- 車室側に設けられる内板と、この内板に設けられた室内側開口部と、前記内板よりも車外側に設けられた外板と、この外板に設けられた車外側開口部と、を備え、前記室内側開口部と前記車外側開口部とを通じて車室内の空気を車外に排出する車両の換気構造であって、
前記室内側開口部の上方に設けられた支持部を中心に車外側に回動可能に支持され、前記内板の車外側に前記室内側開口部を覆うバルブを設け、
前記車外側開口部の上縁部は、前記バルブが最大に開いた最大開度位置での前記バルブの延在方向よりも下方に位置し、
前記内板は、車両上下方向に延びる平坦部を備え、前記室内側開口部は、前記平坦部に形成され、
前記外板は、車両上下方向の上側から下側に向かうにつれて前記平坦部に近づく傾斜面を備え、前記車外側開口部は、前記傾斜面に設けられ、
前記室内側開口部の下縁部よりも前記車外側開口部の下縁部の方が下に設けられることを特徴とする車両の換気構造。 - 前記傾斜面は、前記バルブが最大に開いた最大開度位置での該バルブの延在方向に対し略直交することを特徴とする請求項1記載の車両の換気構造。
- 前記室内側開口部と前記車外側開口部との間に、空気の流れを規制するガイド部材を備え、
前記ガイド部材は、前記室内側開口部の下縁部から車外側に突出する下側壁と、この下側壁の両端から車体上方に突出する一対の側壁部と、これらの側壁部の上端の間を開放させた開放部とを備え、
前記バルブの車両幅方向の長さは、前記一対の側壁部間の長さとほぼ同一にすることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両の換気構造。 - 前記ガイド部材は、前記下側壁及び前記一対の側壁部とを連結するとともに、前記外板に沿わせて延びる連結壁を備え、
前記連結壁は、前記車外側開口部と略同一形状の開口部と、この開口部から車外側に突出する突出部とを備え、
前記突出部を、前記車外側開口部に貫通させるとともに、前記突出部の外周を、前記車外側開口部に当接させることを特徴とする請求項3記載の車両の換気構造。 - 前記下側壁は、前記開口部の下縁と側縁とのコーナから前記側壁部まで延ばした線を描き、この線を一辺とするときに、前記下側壁、連結壁及び側壁部の交差する頂部から一辺に向けて下向きに傾斜させた下側壁斜面が形成されたことを特徴とする請求項3又は請求項4記載の車両の換気構造。
- 前記バルブは、前記室内側開口部に取付けられるアウトレット部材に揺動自在に取付けられ、
このアウトレット部材は、前記内板の車内側に当接する本体部と、前記本体部の裏面に形成され、車外側に延ばすとともに前記室内側開口部を貫通する係止基部と、前記係止基部から前記本体部側に延ばされ、前記アウトレット部材を前記内板に係止するアウトレット側係止爪と、このアウトレット側係止爪の先端と本体部の裏面との間に形成される空隙と、を備え、
前記ガイド部材は、前記空隙に挿入され前記アウトレット部材に係止されるガイド側係止爪を備えたことを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項記載の車両の換気構造。 - 前記アウトレット部材は、前記本体部の裏面に形成され、車外側に突出するアウトレット突出部と、前記本体部に形成され、前記車室内から車外側に引き回されるハーネスをガイドするハーネスガイド部を備え、
前記ガイド部材は、前記アウトレット突出部と前記ハーネスガイド部との間に挟持されることを特徴とする請求項6記載の車両の換気構造。 - 前記車外側開口部の車外側に燃料タンクが配置され、前記車外側開口部は前記燃料タンクで覆われることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項記載の車両の換気構造。
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