JP2548734Y2 - 自動車の車室内換気装置 - Google Patents
自動車の車室内換気装置Info
- Publication number
- JP2548734Y2 JP2548734Y2 JP1991059539U JP5953991U JP2548734Y2 JP 2548734 Y2 JP2548734 Y2 JP 2548734Y2 JP 1991059539 U JP1991059539 U JP 1991059539U JP 5953991 U JP5953991 U JP 5953991U JP 2548734 Y2 JP2548734 Y2 JP 2548734Y2
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- Japan
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- valve body
- valve
- stopper
- outside
- vehicle
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車の車室内換気装
置に関する。
置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の車体には、車室前方に設置され
た外気導入孔から導入された外気等を車室外に排出する
ための車室内換気装置が設けられている。
た外気導入孔から導入された外気等を車室外に排出する
ための車室内換気装置が設けられている。
【0003】図10および図11はバンパー1の内側の
車体パネル2に設けられた車室内換気装置3を示したも
のである。この車室内換気装置3は、図12に示すよう
に開口窓4を形成したベンチレータアウトレット5と、
このベンチレータアウトレット5に設けられた薄膜のバ
ルブ本体6とで構成されている。
車体パネル2に設けられた車室内換気装置3を示したも
のである。この車室内換気装置3は、図12に示すよう
に開口窓4を形成したベンチレータアウトレット5と、
このベンチレータアウトレット5に設けられた薄膜のバ
ルブ本体6とで構成されている。
【0004】この車室内換気装置3は、車室7内の空気
圧によってバルブ本体6を外側に開いて開口窓4を開放
し、車室7内の空気を車室7外に排出している。
圧によってバルブ本体6を外側に開いて開口窓4を開放
し、車室7内の空気を車室7外に排出している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、車室7
内からの風量が瞬間的に大きくなると、バルブ本体6が
開き過ぎてバンパー1の裏面に貼りつき開口窓4が開放
状態となることがある。このとき、車室7外に対して車
室7内が負圧になると、外部の空気が車室7内に逆流す
ることになる。とくに、夏期等に際しては高温の外気が
流入し、乗員に対して不快感を与えることになる。
内からの風量が瞬間的に大きくなると、バルブ本体6が
開き過ぎてバンパー1の裏面に貼りつき開口窓4が開放
状態となることがある。このとき、車室7外に対して車
室7内が負圧になると、外部の空気が車室7内に逆流す
ることになる。とくに、夏期等に際しては高温の外気が
流入し、乗員に対して不快感を与えることになる。
【0006】本考案は上記課題を解決し、バルブ本体の
開き過ぎを防止して、外気の逆流を防止できる自動車の
車室内換気装置を提供することを目的とする。
開き過ぎを防止して、外気の逆流を防止できる自動車の
車室内換気装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は上記課題を解決
するため、自動車のボディパネルに設けられ、車室内に
導入した空気圧によって薄膜で形成したバルブ本体を開
放し、車室内の換気を行なうとともに上記バルブ本体の
外側に、バルブ本体の開放角度を制限するバルブストッ
パーを設けた自動車の車室内換気装置において、四辺の
枠9を格子状の桟10で仕切って、開口窓11を形成し
たベンチレータアウトレット12と、このベンチレータ
アウトレット12の開口窓11の外側に垂設された樹脂
製薄膜のバルブ本体13と、このバルブ本体13の外側
に垂設されたバルブストッパー14とで構成し、上記バ
ルブ本体13に、切欠穴15を形成した一対の突片16
を設け、上記バルブストッパー14に、上端に互いに外
側に折曲した一対のアーム20を設けるとともに、上記
切欠穴15とアーム20を、ベンチレータアウトレット
12の後面に設けられた突起部17に係合して、上記バ
ルブ本体13とバルブストッパー14を共に吊り下げ、
上記バルブストッパー14を、裏面に多数の突起19を
設けた舌片状のシート18で構成したことにある。
するため、自動車のボディパネルに設けられ、車室内に
導入した空気圧によって薄膜で形成したバルブ本体を開
放し、車室内の換気を行なうとともに上記バルブ本体の
外側に、バルブ本体の開放角度を制限するバルブストッ
パーを設けた自動車の車室内換気装置において、四辺の
枠9を格子状の桟10で仕切って、開口窓11を形成し
たベンチレータアウトレット12と、このベンチレータ
アウトレット12の開口窓11の外側に垂設された樹脂
製薄膜のバルブ本体13と、このバルブ本体13の外側
に垂設されたバルブストッパー14とで構成し、上記バ
ルブ本体13に、切欠穴15を形成した一対の突片16
を設け、上記バルブストッパー14に、上端に互いに外
側に折曲した一対のアーム20を設けるとともに、上記
切欠穴15とアーム20を、ベンチレータアウトレット
12の後面に設けられた突起部17に係合して、上記バ
ルブ本体13とバルブストッパー14を共に吊り下げ、
上記バルブストッパー14を、裏面に多数の突起19を
設けた舌片状のシート18で構成したことにある。
【0008】
【実施例】以下本考案の一実施例を図11および図12
と同一部分は同一符号を付して示す図面を参照しながら
詳細に説明する。
と同一部分は同一符号を付して示す図面を参照しながら
詳細に説明する。
【0009】図1ないし図3において、8はバンパー1
の内側のサイドボディパネル2に装着された車室内換気
装置である。この車室内換気装置8は、図4ないし図6
に示すように四辺の枠9内を格子状の桟10で仕切って
開口窓11を形成したベンチレータアウトレット12
と、このベンチレータアウトレット12の開口窓11の
外側に垂設された樹脂製薄膜のバルブ本体13と、この
バルブ本体13の外側に、垂設されたバルブストッパー
14とで構成されている。
の内側のサイドボディパネル2に装着された車室内換気
装置である。この車室内換気装置8は、図4ないし図6
に示すように四辺の枠9内を格子状の桟10で仕切って
開口窓11を形成したベンチレータアウトレット12
と、このベンチレータアウトレット12の開口窓11の
外側に垂設された樹脂製薄膜のバルブ本体13と、この
バルブ本体13の外側に、垂設されたバルブストッパー
14とで構成されている。
【0010】上記バルブ本体13は図7に示すように上
辺に吊り下げ用の切欠穴15を形成した突片16を一対
設けており、この切欠穴15をベンチレータアウトレッ
ト12の後面に設けられた突起部17に係合して吊り下
げられている。一方、バルブストッパー14は図8およ
び図9に示すように舌片状のシート18で構成されると
共にバルブ本体13側の裏面に多数の突起19を設けた
ものである。このバルブストッパー14は上端に互いに
外側に折曲した一対のアーム20が設けられており、こ
のアーム20を上記突起部17に係合してバルブ本体1
3と共に吊り下げられている。
辺に吊り下げ用の切欠穴15を形成した突片16を一対
設けており、この切欠穴15をベンチレータアウトレッ
ト12の後面に設けられた突起部17に係合して吊り下
げられている。一方、バルブストッパー14は図8およ
び図9に示すように舌片状のシート18で構成されると
共にバルブ本体13側の裏面に多数の突起19を設けた
ものである。このバルブストッパー14は上端に互いに
外側に折曲した一対のアーム20が設けられており、こ
のアーム20を上記突起部17に係合してバルブ本体1
3と共に吊り下げられている。
【0011】上記構成によると、車室7内に導入された
空気によって、車室内換気装置8のバルブ本体13は回
動して開口窓11を開放する。このとき、バルブストッ
パー14はバルブ本体13と共に回動し、バルブ本体1
3の開き角度を制限する。バルブストッパー14には裏
面に多数の突起19が設けられているのでバルブ本体1
3との接触面積が少なく、バルブ本体13がバルブスト
ッパー14に貼りつくことはない。
空気によって、車室内換気装置8のバルブ本体13は回
動して開口窓11を開放する。このとき、バルブストッ
パー14はバルブ本体13と共に回動し、バルブ本体1
3の開き角度を制限する。バルブストッパー14には裏
面に多数の突起19が設けられているのでバルブ本体1
3との接触面積が少なく、バルブ本体13がバルブスト
ッパー14に貼りつくことはない。
【0012】
【考案の効果】以上述べたように、本考案による自動車
の車室内換気装置によれば、四辺の枠9を格子状の桟1
0で仕切って、開口窓11を形成したベンチレータアウ
トレット12と、このベンチレータアウトレット12の
開口窓11の外側に垂設された樹脂製薄膜のバルブ本体
13と、このバルブ本体13の外側に垂設されたバルブ
ストッパー14とで構成し、上記バルブ本体13に、切
欠穴15を形成した一対の突片16を設け、上記バルブ
ストッパー14に、上端に互いに外側に折曲した一対の
アーム20を設けるとともに、上記切欠穴15とアーム
20を、ベンチレータアウトレット12の後面に設けら
れた突起部17に係合して、上記バルブ本体13とバル
ブストッパー14を共に吊り下げたので、バルブ本体1
3とバルブストッパー14を容易に確実にベンチレータ
アウトレット12に結合することができる。また、換気
装置8が非常にコンパクトになり、ボデイ側の形状ある
いはバンパー等の取付部(距離)等を考慮する必要がな
いことから、各仕様共通に使用でき、共通化が可能にな
り、部品管理が楽になる。また、バルブストッパー14
を、裏面に多数の突起19を設けた舌片状のシート18
で構成したので、車室7内に導入された空気によって、
車室内換気装置8のバルブ本体13は回動して開口窓1
1を開放する。このとき、バルブストッパー14は、バ
ルブ本体13とともに回動し、バルブ本体13の開き角
度を制限する。バルブストッパー14には、裏面に多数
の突起19が設けられているので、バルブ本体13との
接触面積が少なくなり、バルブ本体13が、バルブスト
ッパー14に貼り付くことはなく、乗員に対して、不快
感を与えることもない。
の車室内換気装置によれば、四辺の枠9を格子状の桟1
0で仕切って、開口窓11を形成したベンチレータアウ
トレット12と、このベンチレータアウトレット12の
開口窓11の外側に垂設された樹脂製薄膜のバルブ本体
13と、このバルブ本体13の外側に垂設されたバルブ
ストッパー14とで構成し、上記バルブ本体13に、切
欠穴15を形成した一対の突片16を設け、上記バルブ
ストッパー14に、上端に互いに外側に折曲した一対の
アーム20を設けるとともに、上記切欠穴15とアーム
20を、ベンチレータアウトレット12の後面に設けら
れた突起部17に係合して、上記バルブ本体13とバル
ブストッパー14を共に吊り下げたので、バルブ本体1
3とバルブストッパー14を容易に確実にベンチレータ
アウトレット12に結合することができる。また、換気
装置8が非常にコンパクトになり、ボデイ側の形状ある
いはバンパー等の取付部(距離)等を考慮する必要がな
いことから、各仕様共通に使用でき、共通化が可能にな
り、部品管理が楽になる。また、バルブストッパー14
を、裏面に多数の突起19を設けた舌片状のシート18
で構成したので、車室7内に導入された空気によって、
車室内換気装置8のバルブ本体13は回動して開口窓1
1を開放する。このとき、バルブストッパー14は、バ
ルブ本体13とともに回動し、バルブ本体13の開き角
度を制限する。バルブストッパー14には、裏面に多数
の突起19が設けられているので、バルブ本体13との
接触面積が少なくなり、バルブ本体13が、バルブスト
ッパー14に貼り付くことはなく、乗員に対して、不快
感を与えることもない。
【図1】本考案の一実施例による自動車の車室内換気装
置を示す概念断面図である。
置を示す概念断面図である。
【図2】バルブ本体が閉じた状態の車室内換気装置を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図3】バルブ本体が開いた状態の車室内換気装置を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図4】ベンチレータアウトレットを示す平面図であ
る。
る。
【図5】ベンチレータアウトレットを示す正面図であ
る。
る。
【図6】ベンチレータアウトレットを示す右側面図であ
る。
る。
【図7】バルブ本体を示す斜視図である。
【図8】バルブストッパーを示す斜視図である。
【図9】バルブストッパーとバルブ本体を示す側面図で
ある。
ある。
【図10】自動車の車体を示す側面図である。
【図11】図10のA−A線断面図である。
【図12】従来の車室内換気装置を示す斜視図である。
1 バンパー 2 サイドボディパネル 7 室内 8 車室内換気装置 11 開口窓 12 ベンチレータアウトレット 13 バルブ本体 14 バルブストッパー
Claims (1)
- 【請求項1】 自動車のボディパネルに設けられ、車室
内に導入した空気圧によって薄膜で形成したバルブ本体
を開放し、車室内の換気を行なうとともに上記バルブ本
体の外側に、バルブ本体の開放角度を制限するバルブス
トッパーを設けた自動車の車室内換気装置において、四
辺の枠9を格子状の桟10で仕切って、開口窓11を形
成したベンチレータアウトレット12と、このベンチレ
ータアウトレット12の開口窓11の外側に垂設された
樹脂製薄膜のバルブ本体13と、このバルブ本体13の
外側に垂設されたバルブストッパー14とで構成し、上
記バルブ本体13に、切欠穴15を形成した一対の突片
16を設け、上記バルブストッパー14に、上端に互い
に外側に折曲した一対のアーム20を設けるとともに、
上記切欠穴15とアーム20を、ベンチレータアウトレ
ット12の後面に設けられた突起部17に係合して、上
記バルブ本体13とバルブストッパー14を共に吊り下
げ、上記バルブストッパー14を、裏面に多数の突起1
9を設けた舌片状のシート18で構成したことを特徴と
する自動車の換気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991059539U JP2548734Y2 (ja) | 1991-07-03 | 1991-07-03 | 自動車の車室内換気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991059539U JP2548734Y2 (ja) | 1991-07-03 | 1991-07-03 | 自動車の車室内換気装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH053011U JPH053011U (ja) | 1993-01-19 |
JP2548734Y2 true JP2548734Y2 (ja) | 1997-09-24 |
Family
ID=13116174
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991059539U Expired - Fee Related JP2548734Y2 (ja) | 1991-07-03 | 1991-07-03 | 自動車の車室内換気装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2548734Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63158841U (ja) * | 1987-04-08 | 1988-10-18 | ||
JP5150599B2 (ja) * | 2009-10-16 | 2013-02-20 | 本田技研工業株式会社 | 車両の換気構造 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5875108U (ja) * | 1981-11-16 | 1983-05-20 | 三菱自動車工業株式会社 | 自動車用換気装置 |
CN2792725Y (zh) * | 2005-04-22 | 2006-07-05 | 顾新君 | 一种工具箱 |
-
1991
- 1991-07-03 JP JP1991059539U patent/JP2548734Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH053011U (ja) | 1993-01-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |