JP2567741B2 - 車両用ベンチレータ - Google Patents

車両用ベンチレータ

Info

Publication number
JP2567741B2
JP2567741B2 JP3018491A JP1849191A JP2567741B2 JP 2567741 B2 JP2567741 B2 JP 2567741B2 JP 3018491 A JP3018491 A JP 3018491A JP 1849191 A JP1849191 A JP 1849191A JP 2567741 B2 JP2567741 B2 JP 2567741B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
valve
vehicle
edge portion
ventilation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3018491A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04237624A (ja
Inventor
昌英 久山
良治 松岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Toyoda Gosei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp, Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP3018491A priority Critical patent/JP2567741B2/ja
Publication of JPH04237624A publication Critical patent/JPH04237624A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2567741B2 publication Critical patent/JP2567741B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車室内を換気するため
の車両用ベンチレータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的な車両用ベンチレータ21
は、斜視状態の図3および車体に取り付けた状態の図4
を参照すると、車体20の換気部に設けられた開口22
と、開口22を開閉可能な板状の弁23とを備える。開
口22は、ドア閉塞時の車室内の圧力の急激な上昇を防
止すると共に、エアコンディショナーによる車室内への
送風時の換気を行うため、車室内を車室外へ連通させ
る。弁23は、車室外から開口22への空気の逆流や浸
水を防止する。
【0003】弁23の上部25を開口22の上縁部分2
4に固定すると、開口22の2つの側縁部分が傾斜して
いるため、開口22に車室内から車室外へ向く通風がな
いとき、弁23は自重によって開口22の周縁部に密着
し、開口22を閉じる。なお、類似の車両用ベンチレー
タとして実開昭60−90005号公報に記載されたも
のがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記車両用ベンチレー
タでは、たわみ可能な弁の自重によって弁を開口の周縁
部に密着させている結果、当然に弁の密着性が良い。し
かし、弁の密着性が良いということは、弁を開口の周縁
部から離して開口を開くのに必要な圧力が高くなること
でもあるから、特に、小さな圧力差で弁を開かせること
が難しくなる。
【0005】本発明は、弁と開口周縁部との密着性を維
持すると共に、車室内と車室外とのより小さい圧力差で
も弁を開かせることができる、車両用ベンチレータを提
供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上縁部分、下
縁部分および2つの側縁部分からなる周縁部で囲まれ、
車室内と車室外とを連通させるために車体の換気部に設
けられた開口と、前記換気部の開口の前記上縁部分で車
体に固定され、自重によって前記換気部の開口の前記周
縁部に密着可能、かつ、前記開口を開閉可能な板状の弁
とを備える車両用ベンチレータである。前記換気部の開
口の前記2つの側縁部分は、前記弁が自重によって密着
できるように上方から下方へ向けて傾斜されている。前
記換気部の開口の前記下縁部分は、前記換気部の開口の
前記上縁部分および前記2つの側縁部分それぞれの前記
弁と密着する面を含む仮想面から離れて車室内に向けて
凸状に湾曲されている。
【0007】
【作用および効果】車室内と車室外との間に圧力差がな
いとき、換言すると、開口を通過する風の流れがないと
き、弁は換気部の開口の周縁部、すなわち、上縁部分、
2つの側縁部分および下縁部分に密着している。車室内
の圧力の方が高い小さな圧力差が生ずると、換気部の開
口の下縁部分に密着している弁の部分が下縁部分から離
れ、風の流れが生ずる。より大きな圧力差が生ずると、
換気部の開口の主として2つの側縁部分と下縁部分とに
密着している弁の部分が離れ、より強い風の流れが生ず
る。
【0008】弁は自重で換気部の開口の周縁部に密着す
る弾性があるため、上縁部分および2つの側縁部分それ
ぞれの弁と密着する面を含む仮想面から離れている下縁
部分に密着している弁の部分は、弾性変形した状態にあ
り、弁の部分には復原力が働いている。一方、換気部の
開口の下縁部分は、車室内に向けて凸状に湾曲されてい
るため、下縁部分の開口に臨む長さは、直線状であると
きに開口に臨む長さと比べて長くなっており、微小の所
定高さと前記開口に臨む長さとで定まる面積は、直線状
であるときの面積より大きい。この面積が大きいこと
と、前記復原力とによって、弁はより小さい圧力差で開
くことができる。
【0009】
【実施例】斜視状態を示す図1および一部を断面で示す
図2を参照すると、ベンチレータ1の換気部2は全体に
矩形の枠体であり、中央部に開口3を有する。開口3
は、換気部2の上縁部分4と、2つの側縁部分6と、下
縁部分5とからなる周縁部で囲まれており、車室内と車
室外とを連通させる。
【0010】弁10はたわみ可能であり、自然状態で
は、この弁10が置かれる面が滑らかである場合には、
その面の形状と実質的に一致する形状となる。弁10
は、上部の辺部11を換気部2の開口3の上縁部分4に
重ね合せてかしめや接着等により上縁部分4に固定され
る。この固定状態では、弁10は自重によって換気部2
の開口3の周縁部に密着可能、かつ、開口3を開閉可能
となる。
【0011】換気部2の開口3の2つの側縁部分6は、
弁10が自重によって密着できるように上方から下方へ
向けて傾斜されている。すなわち、2つの側縁部分6
は、上方から下方へ至るにつれて次第に車室外へ向けて
突出するように傾斜されている。換気部2の開口3の下
縁部分5は、上縁部分4および2つの側縁部分6それぞ
れの弁10と密着する外側面を含む仮想面から離れて車
室内に向けて凸状に湾曲されている。
【0012】換気部2の車室内側には、換気部2の開口
3の下縁部分5から徐々に車室内の上方へ向けてせり上
がっている立ち壁7が備えられている。立ち壁7は開口
3から車室内への水の進入を阻止する。換気部2の4つ
の隅には、車体(図示せず)の開口の縁部(図示せず)
にねじ等でベンチレータ1を取り付けるための4つの組
付け穴8が開けられている。
【0013】次に、車両用ベンチレータ1の作用を説明
する。車室内と車室外との間に圧力差がないとき、弁1
0は換気部2の開口3の周縁部、すなわち、上縁部分
4、2つの側縁部分6および下縁部分5に密着する。こ
のとき、下縁部分5に密着する弁10の部分は、下縁部
分5が上縁部分4および2つの側縁部分6それぞれの弁
10と密着する外側面を含む仮想面から離れているた
め、弾性変形している。その結果、弁10の前記部分に
は復原力が働いている。弁10が換気部2の開口3の周
縁部に密着することにより、開口3は閉じられる。
【0014】車室内の圧力の方が高い小さな圧力差が生
ずるとき、換気部2の開口3の下縁部分5が車室内に向
けて凸状に湾曲され、下縁部分5の開口3に臨む長さが
長くなっているため、微小の所定高さと前記開口に臨む
長さとで定まる面積が大きい。すなわち、換気部2の開
口3の下縁部分5が車室内に向けて凸状に湾曲され、下
縁部分5の開口3に臨む長さが、下縁部分が直線状であ
るときの開口に臨む長さより長くなっている結果、両者
の差と所定高さとで定まる面積だけ、下縁部分が直線状
であるときより大きい。この面積が大きくなっているこ
とと、前記復原力とによって、下縁部分5に密着する弁
10の部分は、下縁部分が直線状である場合と比べてよ
り小さい圧力差で開くことができ、風の流れが生ずる。
【0015】より大きな圧力差が生ずると、図2の仮想
線で示すように、換気部2の開口3の主として2つの側
縁部分6と下縁部分5とに密着している弁10の部分
は、固定された上方の辺部11の直下のヒンジ部12を
中心として回動し、より強い風の流れが生ずる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用ベンチレータの実施例の斜
視図である。
【図2】図1のII−II線で切断した部分を断面で示
した斜視図である。
【図3】従来の車両用ベンチレータの斜視図である。
【図4】図3のIV−IV線で切断した断面図である。
【符号の説明】
1 ベンチレータ 2 換気部 3 開口 4 上縁部分 5 下縁部分 6 側縁部分 10 弁 11 上方の辺部 12 ヒンジ部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上縁部分、下縁部分および2つの側縁部
    分からなる周縁部で囲まれ、車室内と車室外とを連通さ
    せるために車体の換気部に設けられた開口と、前記換気
    部の開口の前記上縁部分で車体に固定され、自重によっ
    て前記換気部の開口の前記周縁部に密着可能、かつ、前
    記開口を開閉可能な板状の弁とを備える車両用ベンチレ
    ータであって、 前記換気部の開口の前記2つの側縁部分は、前記弁が自
    重によって密着できるように上方から下方へ向けて傾斜
    され、前記換気部の開口の前記下縁部分は、前記換気部
    の開口の前記上縁部分および前記2つの側縁部分それぞ
    れの前記弁と密着する面を含む仮想面から離れて車室内
    に向けて凸状に湾曲されている、車両用ベンチレータ。
JP3018491A 1991-01-17 1991-01-17 車両用ベンチレータ Expired - Fee Related JP2567741B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3018491A JP2567741B2 (ja) 1991-01-17 1991-01-17 車両用ベンチレータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3018491A JP2567741B2 (ja) 1991-01-17 1991-01-17 車両用ベンチレータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04237624A JPH04237624A (ja) 1992-08-26
JP2567741B2 true JP2567741B2 (ja) 1996-12-25

Family

ID=11973098

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3018491A Expired - Fee Related JP2567741B2 (ja) 1991-01-17 1991-01-17 車両用ベンチレータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2567741B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4654888B2 (ja) * 2005-11-16 2011-03-23 日産自動車株式会社 車両用ドラフタ構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04237624A (ja) 1992-08-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2567741B2 (ja) 車両用ベンチレータ
JPH08285083A (ja) 空気抽出ダイナミックシール
JPH0443371Y2 (ja)
JPH0232409U (ja)
JPS6330916Y2 (ja)
JPH054406Y2 (ja)
JP2508026Y2 (ja) 自動車用空気調和装置の制御ドア
JPS6318249Y2 (ja)
JPH0373830U (ja)
KR100536380B1 (ko) 버스 루프의 환기구 링크 구조물
JP2001055039A (ja) 車両用換気装置
JPH0535413U (ja) 車両用ドアにおけるエア抜き装置
JPH0834224A (ja) エアバッグ装着車用ドラフタ及びドラフタの取付構造
JPS62252844A (ja) ダンパのシ−ル機構
JPS62185611U (ja)
JPH0714019Y2 (ja) 車両の換気装置
JP2564095Y2 (ja) 車両用換気装置
JP2000094960A (ja) ドラフタ兼用サイドウインドーの構造
JPH0215509U (ja)
JPS6290816U (ja)
JPS5984612A (ja) 車両用ドラフタ構造
JPH0215507U (ja)
JPH053011U (ja) 自動車の車室内換気装置
JPS60161213A (ja) 車室内圧力調節装置
JPS6351815U (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081003

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081003

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091003

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees