JP2000094960A - ドラフタ兼用サイドウインドーの構造 - Google Patents

ドラフタ兼用サイドウインドーの構造

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JP2000094960A
JP2000094960A JP10269346A JP26934698A JP2000094960A JP 2000094960 A JP2000094960 A JP 2000094960A JP 10269346 A JP10269346 A JP 10269346A JP 26934698 A JP26934698 A JP 26934698A JP 2000094960 A JP2000094960 A JP 2000094960A
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JP
Japan
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drafter
window glass
window
inner panel
door
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JP10269346A
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English (en)
Inventor
Shinji Takahashi
橋 慎 司 高
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UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドラフタ効果を損ねぬ、室内圧上昇による乗
降ドアの開閉抵抗がないドラフタ兼用サイドウインドー
構造の提供。 【解決手段】 走行時に進入外気によって室内空気を換
気させるドラフタ構造を有するキャビン用ドラフタ兼用
サイドウインドー(3)において、キャビン(1)を形
成するインナパネル(6)の外方に外方に付勢されたば
ね板(9)を固着し、ばね板(9)にウインドーガラス
(5)を固着し、そのウインドーガラス(5)に複数の
開離限度を有するファスナー(10)の一片を装着し、
ファスナー(10)の他片をインナパネル(6)に装着
して、ドア閉時に生じる室内圧がファスナーを開離させ
ウインドーガラス(5)を外方に開放して閉扉抵抗を減
少させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行時に進入外気
によって室内空気を換気させるドラフタ構造を有する車
両キャビン用ドラフタ兼用サイドウインドーにおいて、
進入外気によってウインドーガラスがガタつき振動を起
こさず、乗降ドアーの開閉が容易でかつ急閉時の室内圧
上昇を回避する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】トラック車の一般的なドラフタ兼用サイ
ドウインドー3の装着位置を図10に示している。ドラ
フタ兼用サイドウインドー3は、キャビン1の左右側面
に乗降ドア2の後方に装着されている。図11に従来の
ドラフタ兼用サイドウインドーD3のX−X横断面構造
を、図12にウインドーガラス30の詳細側面を示す。
図11及び図12において、ドアー2後部のインナパネ
ル31の外方にアウタパネル32が装着され、そのアウ
タパネル32にウインドーガラス30が装着されてい
る。ウインドーガラス30はインナパネル31に3個の
ファスナー30dで固定されている。インナパネル31
とウインドーガラス30の間にシールラバ35が装着さ
れている。なお、図12における斜線部30bは、黒色
塗装部を示している。
【0003】上記のドラフタ兼用サイドウインドー3の
構造で、乗降ドア2とアウタパネル32の前部との隙間
またはアウタパネル32下部から図示しないドラフタイ
ンレットを介して換気用空気Wが入り、図示しないドラ
フタアウトレットに排気している。そして、走行時にド
ラフタインレットからドラフタアウトレットに流れる空
気が惹起するウインドーガラス30のガタつき振動をシ
ールラバ35が防止させることは一般に知られた方法で
ある。しかしながら、一方では、シールラバ35がある
ことで、乗降ドア2の開閉Aが、特に閉時に空気だまり
33から車外への空気逃げE1、E2を妨げ室内1Aの
空気を昇圧させて耳を圧し、また閉扉抵抗となってドア
の閉まりを悪くしていた。
【0004】なお、特開平7ー266870号公報で
は、車体の側壁部と後壁部とのコーナー部に設けられる
車体後部構造に関し、部品点数及び組立工数を少なくし
てデザインの自由度を増し、サイドウインドガラスの後
方の段差をなくして空気抵抗を少なくし風切り音を低減
させる技術を開示しているが本発明とは技術領域が異な
っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記に鑑みて
なされたもので、ドラフタ効果を損ねぬ、乗降ドアの開
閉が容易なドラフタ兼用サイドウインドーの構造の提供
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のドラフタ兼用サ
イドウインドーの構造によれば、走行時に進入外気によ
って室内空気を換気させるドラフタ構造を有する車両キ
ャビン用ドラフタ兼用サイドウインドーにおいて、キャ
ビンを形成するインナパネルの外方に弾性板を外方に開
くように付勢して固着し、該弾性板にウインドーガラス
を固着し、該ウインドーガラスに開離限度を有する複数
個のファスナーの一側を装着し、該ファスナーの他側を
前記インナパネルに装着している。
【0007】上記によれば、インナパネルの外方の弾性
板にウインドーガラスを固着して、そのウインドーガラ
スとインナーパネルとの間に開離限度を有するファスナ
ーを装着したので、従来のシールラバによる空気流の遮
断昇圧がなく、乗降ドアの急閉時には、室内圧の上昇に
よってファスナーの密着力に打ち勝ち開離させてウイン
ドーガラスを外方に開放する。この際、弾性板はウイン
ドーガラスが開放される方向に付勢されているので、さ
らに容易に開放される。ウインドーガラスの開放によっ
て乗降ドアの閉扉が抵抗なく容易にできる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を説明する。図10のサイドウインドー3のX−
X断面を示す図1及び側面を示す図2において、ドアー
2後部のインナパネル6の外方に、弾性板であるばね板
で外方に付勢して形成されたアウタパネル9が固着さ
れ、そのアウタパネル9にウインドーガラス5が装着さ
れている。ウインドーガラス5は、図2に示すように、
上下及び後部でインナパネル6に3個の開離限度を有す
るファスナー10で密着、開離可能に固定されている。
アウタパネル9の外方付勢は、このファスナー10の密
着力を適宜に低減させてウインドーガラス5が外方に開
放されやすくしている。
【0009】図3にファスナー10の密着状態、図4に
Y矢視、図5にX矢視を示し、図6では図3の密着状態
に対する開離状態を示している。本実施形態では、開離
の限度寸法S=d1〜d2できめている。なお、例えば
d1=5mm、d2=15mmである。
【0010】図7〜図9に、ファスナー10を一対で構
成する片方の片体11を示している。図7の片体11の
上面形状では、ベース部11aに3個のT字状ストッパ
11bが設けられ、ベース部11aとストッパ11bと
で形成する一端開放の角孔11d内に相方となる片体1
2(図3及び図6参照)のストッパ12bが嵌合するよ
うに形成されている。片体12は片体11と同品で、勝
手違いにして組み合わせるようになっている。この片体
11と12の密、開には、適宜の抵抗が伴うよう形成さ
れている。そして、組み合わせた状態でそれぞれのベー
ス部11a、12aをインナパネル6の外面6aとウイ
ンドーガラス5の内面5aに接着させるようになってい
る。図1におけるウインドーガラス5とファスナー10
の実線は通常の密着状態を示し、点線は開離状態を示し
ている。
【0011】上記のインナパネル6とアウタパネル9と
で形成する空気だまり8は従来と同様にキャビン1の室
内1Aと通じると共に、室内1Aの空気は走行時にドラ
フタ作用で吸引され空気だまり8を介して換気されるよ
うになっている。
【0012】上記構成の作用を説明する。図1におい
て、車両走行時にアウタパネル9のドラフタインレット
から進入する空気Wは、空気だまり8を通り室内1Aの
空気を吸引してドラフタアウトレットから排気される。
この際、従来は空気だまり8を流れるドラフタ空気によ
ってウインドーガラス5がガタつき振動をし不快音を出
していたがファスナー10の密着力によってこれらが発
生することなく走行できる。
【0013】また、ドア2がA矢印方向に開閉の場合に
は、室内1Aの空気をを吸、圧し、開閉抵抗となるが、
従来と同様に空気だまり8を介してドラフタインレット
及びドラフタアウトレットを呼吸口として作用する。
【0014】そして、問題となるドア2の急閉時の室内
1Aの圧上昇は、空気だまり8の上昇となりウインドー
ガラス5の内面5aを外方に圧してファスナー10を開
離させ、図1の点線図のようにウインドーガラス5は外
方に開放される。この時のファスナー10の状態は、図
3の密着状態から図6の開離状態となる。このウインド
ーガラスの開放によって、室内1Aと外気は同圧とな
り、閉扉での抵抗なく、昇圧による耳の圧迫もない。
【0015】
【発明の効果】本発明の作用効果を、以下に記す。 (1) ウインドーガラスとインナパネル間に開離限度
を有するファスナーを装着させるので、ドア閉時の室内
圧がファスナー密着力に勝ってウインドーガラスを外方
に開放させ室内圧の上昇を回避させる。閉扉が容易で耳
圧がない。 (2) ファスナーの密着力によってドラフタ空気によ
るウインドーガラスのガタつき振動、不快音の発生を防
止する。従来のシールラバが不要となる。 (3) 外方に付勢された弾性体にウインドーガラスを
固着させるので、ファスナーの密着力を適宜に減じウイ
ンドーガラスの開閉を容易にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のドラフタ兼用サイドウインドーの構造
の実施形態を示す横断面図。
【図2】図1の側面図。
【図3】ファスナー密着状態の上面図。
【図4】図3のY矢視正面図。
【図5】図3のX矢視側面図。
【図6】ファスナー開離状態の上面図。
【図7】ファスナー片体の上面図。
【図8】図7のY矢視正面図。
【図9】図7のX矢視側面図。
【図10】キャビンとドラフタ兼用サイドウインドーの
位置関係を示す斜視図。
【図11】従来のドラフタ兼用サイドウインドーの構造
を示す横断面図。
【図12】図11の側面図。
【符号の説明】
1・・・キャビン 2・・・乗降ドア 3・・・ドラフタ兼用サイドウインドー 5・・・ウインドーガラス 5a・・内面 6・・・インナパネル 6a・・外面 8・・・空気だまり 9・・・ばね板 10・・ファスナー 11・・片体 11a・ベース部 11b・ストッパ 11d・角孔 12・・片体 12a・ベース部 12b・ストッパ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行時に進入外気によって室内空気を換
    気させるドラフタ構造を有する車両キャビン用ドラフタ
    兼用サイドウインドーにおいて、キャビンを形成するイ
    ンナパネルの外方に弾性板を外方に開くように付勢して
    固着し、該弾性板にウインドーガラスを固着し、該ウイ
    ンドーガラスに開離限度を有する複数個のファスナーの
    一側を装着し、該ファスナーの他側を前記インナパネル
    に装着したことを特徴とするドラフタ兼用サイドウイン
    ドーの構造。
JP10269346A 1998-09-24 1998-09-24 ドラフタ兼用サイドウインドーの構造 Pending JP2000094960A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112277591A (zh) * 2020-10-30 2021-01-29 东风商用车有限公司 带隐藏式泄压功能的可开启后侧窗

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112277591A (zh) * 2020-10-30 2021-01-29 东风商用车有限公司 带隐藏式泄压功能的可开启后侧窗
CN112277591B (zh) * 2020-10-30 2022-05-31 东风商用车有限公司 带隐藏式泄压功能的可开启后侧窗

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