JP5149026B2 - 水素分離装置 - Google Patents

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Description

本発明は、原料ガスから水素を選択して分離することができる水素分離装置に関し、特に、原料ガス等のリークを防止する構造を有する水素分離装置に関する。
水素の工業的製造方法の一つとして、炭化水素ガスの水蒸気改質法が知られており、この水蒸気改質法では、通常、粒状等の改質触媒を充填した改質器が用いられる。
ところが、改質器で得られる改質ガスには、主成分である水素のほか、CO、CO2等の副生成分や余剰H2O及び未反応CH4が含まれているので、改質ガスを、例えば燃料電池にそのまま用いたのでは電池性能を阻害してしまう。
つまり、燃料電池のうち、リン酸形燃料電池で用いる水素ガス中のCOは1%(vol%)程度、固体高分子形燃料電池では100ppm(volppm)程度が限度であり、これらを超えると電池性能が著しく劣化するため、それら副生成分は燃料電池へ導入する前に除去する必要がある。
この対策として、改質器による改質ガスの生成と該改質ガスの精製とを一つの装置で行えるように一体化したメンブレンリアクタである水素分離装置が開発されている。
ところが、この種のメンブレンリアクタは、収納容器である反応管(外管)内に、表面に水素透過膜を備えた水素分離管を配置した多重管構成であるので、使用の際などに問題が発生することがあった。つまり、メンブレンリアクタは、外管と水素分離管との間隙に粒状等の改質触媒が充填され、この間隙に原料ガスが供給されて改質され、充填された触媒が水素分離管に繰り返し接触するため、例えば水素透過膜が破損する等の問題があった。
この問題点を解決するために、近年では、水素透過膜の支持体として、改質触媒兼支持体を用いた試験管のような形状の水素分離筒を用いるとともに、水素分離筒を固定する取付金具等を備えた水素分離装置が提案されている(特許文献1参照)。
前記水素分離装置は、例えば図9に例示する様に、水素分離筒P1の一端が取付金具P2に固定され、取付金具P2内の内部流路P3を介して、水素製造筒P1内に原料ガスが供給される構造を有している。この水素分離装置では、水素製造筒P1の改質触媒や水素透過膜の作用によって、原料ガスから水素が分離され、水素製造筒P1の外周面から外側に水素が分離して排出される。
特開2004−149332号公報
この種の水素分離装置では、原料ガスが水素分離筒P1の外周側(即ち水素ガスが供給される側)に漏出するのを防止するために、水素分離筒P1と取付金具P2の間に膨張黒鉛製のシール部材P4が配置され、押圧金具P5等によって押圧固定されるが、同図の矢印に示す様に、従来のシール部材P4では、十分に原料ガスの漏出を防止できないことがあった。
つまり、前記シール部材P4は、膨張黒鉛製の薄膜のシートが、水素分離筒P1の軸方向と平行に巻き付け等により何層にも積層されプレス成型されたものであるので、押圧金具P5によって、水素分離筒P1の軸方向に沿ってシール部材P4が取付金具P2側に押圧されると、各シート間にて剥離が生じ、その剥離面に沿って原料ガスが漏出することがあった。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、シール部材におけるガスの漏出を防止できる水素分離装置を提供することである。
(1)請求項1の発明は、原料ガスから水素を選択して分離する水素分離筒と、前記水素分離筒の軸方向の端部が収容される中空部を有する取付部材と、前記水素分離筒の軸方向の端部の外周面と前記中空部の内周面との間に配置され、該外周面と内周面との間を気密する膨張黒鉛製の筒状のシール部材と、前記シール部材を前記軸方向に沿って前記取付部材側に押圧する筒状の押圧部材と、前記水素分離筒の径方向に伸びて前記押圧部材を前記基端部側に押圧する環状の押圧板と、該押圧板の外周端から前記軸方向に沿って伸びるとともに内周面にねじ部を有する筒状部と、を有する固定金具と、を備えた水素分離装置であって、前記取付部材は、外周にねじ部を有する先端側筒状部を有し、前記シール部材は、前記押圧部材側に、膨張黒鉛製のシートが前記水素分離筒の軸方向に積層された筒状の第1シール部材を有するとともに、前記第1シール部材より基端部側に、第2シール部材を有し、前記固定金具のねじ部と前記取付部材のねじ部を螺合させて締め付けることにより、前記固定金具の押圧板によって前記押圧部材を介して前記シール部材を基端部側に押圧する構成を有することを特徴とする。
本発明では、シール部材は、膨張黒鉛製のシートが水素分離筒の軸方向に積層された積層構造、即ち、径方向(軸方向と直交する方向)に広がりを有する各シートが軸方向に何層も重ね合わされた構造を有する第1シール部材を備えているので、シール部材が軸方向に押圧された場合でも、従来のような各シートの径方向への剥離が生じない。
そのため、原料ガスの供給圧力が高い場合でも、原料ガスは取付部材と水素分離筒との間隙から水素ガスの排出側(水素分離筒の外周側)に漏出し難いので、高い濃度の水素が得られるという顕著な効果を奏する。
なお、本発明の水素分離装置としては、例えば水素分離筒などに改質触媒を備えているものが挙げられる。また、改質触媒を備えてないもの、即ち、別の装置等で改質されたガス(H2、CO、CO2、炭化水素(メタン等)、水蒸気)から水素を分離するものが挙げられる。なお、改質触媒を備えている場合でも、改質ガスから水素を分離してもよい。
(2)請求項2の発明では、前記第1シール部材と、膨張黒鉛製のシートが前記水素分離筒の径方向に積層された(即ちシートの広がる平面を軸方向と平行にして積層された)筒状の前記第2シール部材とを、前記軸方向に沿って配列した複合部材であることを特徴とする。
本発明では、シートの積層方向の異なる第1シール部材と第2シール部材とを軸方向に沿って配列したので、高いシール性を実現することができる。
つまり、図2に例示する様に、第1シール部材では、シートは軸方向に積層されているので、押圧部材によって押圧された場合でも軸方向に沿って剥離せず、よって、原料ガスが第1シール部材内を通過して漏出することを防止できる。また、第2シール部材では、シートは径方向に積層されているので、押圧部材によって押圧された場合には径方向に膨張して周囲を押圧する。よって、第2シール部材の外周面や内周面に沿った原料ガスの漏出を防止できる。
)請求項の発明では、前記水素分離筒は、前記軸方向の一端側が開放され、他端側が閉塞された形状であることを特徴とする。
本発明は、水素分離筒を例示したものである。この水素分離筒では、例えば開放端側から水素分離筒の内部に原料ガスが供給され、水素分離筒の外周側から水素が排出される。
)請求項の発明では、前記水素分離筒は、前記軸方向の両端側が開放された形状であることを特徴とする。
本発明は、水素分離筒を例示したものである。この水素分離筒では、例えば一方の開放端側から他方の開放端に抜けるように水素分離筒の内部に原料ガスが供給され、水素分離筒の外周側から水素が排出される。
)請求項の発明では、前記水素分離筒の開放端側に、前記取付部材が配置されたことを特徴とする。
本発明では、水素分離筒の開放端側に取付部材(従って取付部材の中空部の内周面側にシール部材)が配置されるので、水素分離筒の開放端側における原料ガスのリークを防止することができる。
(6)請求項6の発明は、原料ガスから水素を選択して分離する水素分離筒と、前記水素分離筒の軸方向の基端部が収容される中空部を有する取付部材と、前記水素分離筒の軸方向の基端部の外周面と前記中空部の内周面との間に配置され、該外周面と内周面との間を気密する膨張黒鉛製の筒状のシール部材と、前記シール部材を前記軸方向に沿って前記取付部材側に押圧する筒状の押圧部材と、前記水素分離筒の径方向に伸びて前記押圧部材を前記基端部側に押圧する環状の押圧板と、該押圧板の外周端から前記軸方向に沿って伸びるとともに内周面にねじ部を有する筒状部と、を有する固定金具と、を備えた水素分離装置であって、前記取付部材は、外周にねじ部を有する先端側筒状部を有し、前記シール部材は、膨張黒鉛製のシートが前記水素分離筒の軸方向に積層された筒状の第1シール部材からなり、前記固定金具のねじ部と前記取付部材のねじ部を螺合させて締め付けることにより、前記固定金具の押圧板によって前記押圧部材を介して前記シール部材を基端部側に押圧する構成を有することを特徴とする。
本発明では、シール部材は、膨張黒鉛製のシートが水素分離筒の軸方向に積層された積層構造、即ち、径方向(軸方向と直交する方向)に広がりを有する各シートが軸方向に何層も重ね合わされた構造を有する第1シール部材からなるので、シール部材が軸方向に押圧された場合でも、従来のような各シートの径方向への剥離が生じない。
<以下、本発明の水素分離装置の各構成について説明する>
・前記原料ガスとしては、都市ガス等の炭化水素ガスと水蒸気の混合ガス等が挙げられる。
・前記水素分離筒としては、(改質触媒兼支持体である)多孔質支持管の表面に水素透過膜が形成された筒状体や、多孔質支持管の表面に(金属の拡散を防止する)バリア層が形成され、更にバリア層の表面に水素透過膜が形成された筒状体が挙げられる。
このうち、多孔質支持管を構成する材料としては、例えばニッケルとイットリア安定化ジルコニアの混合物の焼結体、ニッケルとイットリア安定化ジルコニアの混合物を主体とする焼結体(Ni−YSZサーメット等)、その他、支持体としての機能と改質触媒としての機能の両機能を合わせ有する多孔質セラミックス、多孔質サーメットなどが挙げられる。
水素透過膜としては、例えばPd膜やPd合金膜などの金属膜が挙げられる。
バリア層の構成材料としては、例えばジルコニア、安定化ジルコニア、部分安定化ジルコニア、アルミナ、マグネシア、もしくはそれらの材料の混合物もしくは化合物を用いることができる。
・前記取付部材としては、耐熱性及び耐酸化性を有する例えばSUS405、SUS316、SUS304、SUS430等のステンレスや、コバール、インコネル、パーマロイなど、金属製の取付金具などが挙げられる。
・前記押圧部材としては、耐熱性及び耐酸化性を有する例えばSUS405、SUS316、SUS304、SUS430等のステンレスや、コバール、インコネル、パーマロイなど、金属製の押圧金具(押圧リング)などが挙げられる。
・前記シール部材としては、膨張黒鉛製のシートが筒状に巻き付けられたもの、或いは膨張黒鉛製のシートが積層されたもの、更には、それらを組み合わせた複合部材などが挙げられる。
この膨張黒鉛製のシール部材は、黒鉛本来の高い耐熱性能に加え、シール性能に優れる稠密構造を有し、且つ、柔軟性及び高い圧縮性並びに弾性復元力を有している。例えば600℃又はそれ以上の高温に長時間曝された場合にも、シール部材自体が顕著に破壊・化学変化しない耐熱・耐化学性能を備えたものが望ましい。
なお、膨張黒鉛としては、下記の物性値を有することが好ましい。
密度(嵩密度)が0.6〜1.9g/cm3、圧縮率(JIS−R3453に準拠)が10〜90%、復元率(JIS−R3453に準拠)が3〜70%、酸化開始温度(空気中での加熱によって重量が1%減少したときの温度)が400℃以上。
以下、本発明の最良の実施形態について説明する。
[第1実施形態]
ここでは、燃料電池に燃料ガス(水素ガス)を供給する水素分離装置について説明する。
a)まず、本実施形態の水素分離装置の全体構成について説明する。
図1に示す様に、本実施形態の水素分離装置(水素分離モジュール)1は、一端が閉塞された試験管状の水素分離筒3と、水素分離筒3の開放端側が挿入された筒状の取付金具5と、水素分離筒3の外周面と取付金具5の内周面との間に配置された円筒形のシール部材7と、水素分離筒3に外嵌されてシール部材7の先端側(同図左側)を押圧する円筒形の押圧金具9と、押圧金具9に外嵌されて取付金具5に螺合する筒状の固定金具11とを備えている。
前記水素分離筒3は、その軸中心の中心孔13に導入された原料ガス(例えばメタンなどの炭化水素ガスと水蒸気の混合ガス)から、水素を選択的に分離して、水素分離筒3の外周側に供給する部材である。この水素分離筒3は、一端が閉塞された試験管状の(改質触媒兼支持体である)多孔質支持管15と、多孔質支持管15の外側表面を覆うバリア層19と、バリア層19の外側表面を覆う水素透過膜21とから構成されている。
このうち、多孔質支持管15は、改質触媒としての役割と水素透過膜21等を支持する役割とを有する通気性を有する試験管状の支持体であり、この多孔質支持管15では、原料ガスを水蒸気改質して改質ガスを生成する。
水素透過膜21は、多孔質支持管15内で改質された改質ガスから水素を選択的に透過して精製する薄膜である。
バリア層19は、多孔質支持管15の金属成分(例えばNi)と水素透過膜21の成分(例えばPd)とが互いに交じり合う(拡散する)ことにより、水素透過膜21の水素透過性能が劣化することを防止するための多孔質層(相互拡散防止層)である。
また、前記取付金具5は、水素分離装置1の基部を構成する筒状金具であり、その先端側より、外周にねじ部23を有する先端側筒状部25と、外周側に環状に張り出す鍔部27と、(原料ガスを供給する配管等が接続される)基端側筒状部29とを備えている。
この取付金具5の軸中心には、原料ガスの流路となる貫通孔(中空部)31が形成され、中空部31には、水素分離筒3の基端側(同図右側)の端部が収容されている。詳しくは、中空部31の内径は、先端側筒状部25内側より鍔部27内側が小さく設定されており、鍔部27内側の先端側の角部には、先端側筒状部25と所定の間隔を空けて、段状に切り欠いた凹部33が形成され、この凹部33に水素分離筒3の端部が内嵌している。
前記固定金具11は、軸方向に沿った断面がL字状の筒状金具であり、径方向に伸びて押圧金具9を基端側に押圧する環状の押圧板35と、押圧板35の外周端から軸方向に沿って基端側に伸び、内周面にねじ部37を有する筒状部39とを備えている。従って、この固定金具11のねじ部37と取付金具5のねじ部23を螺合させて締め付けることにより、押圧金具9を介してシール部材7を、基端側に押圧することができる。
前記押圧金具9は、円筒形状の筒状金具であり、取付金具5の先端側筒状部25の内周面と水素分離筒3の外周面との間に形成された筒状の空間41内にて、シール部材7と隣接して配置されている。この押圧金具9の先端側は固定金具11の押圧板35に当接し、その後端側はシール部材7に当接している。
前記シール部材7は、膨張黒鉛からなる円筒状の気密部材であり、取付金具5の先端側筒状部25の内周面と水素分離筒3の外周面との間の空間41内にて、押圧金具9と隣接して配置されている。このシール部材7は、前記空間41内にて、押圧金具9の押圧によって圧縮された状態、従って周囲を押圧した状態に保持されているので、この空間41における原料ガスの漏出を防止している。
特に、本実施形態では、図2に拡大して示す様に、シール部材7は、先端側(ガスの下流側)に配置された第1シール部材43と、後端側に配置された第2シール部材45とから構成されている。
このうち、第1シール部材43は、内径10mm×外径13mm×軸方向の長さ3mmの円筒状の積層体であり、多数の環状の膨張黒鉛製のシートが、シートの平面方向が水素分離筒3の径方向と一致する様にして、軸方向に積層されている。
一方、第2シール部材45は、内径10mm×外径13mm×軸方向の長さ6mmの円筒状の積層体であり、1枚の帯状の膨張黒鉛製のシートが、軸方向に平行に巻き付けられる様にして、径方向に積層されたものである。
なお、第2シール部材45の軸方向の長さは、第1シール部材43より長く、第2シール部材45と第1シール部材43との長さの割合としては、50:50〜90:10の範囲を採用できる。
ここで、第2シール部材45と第1シール部材43が多層になっていれば、より各シートの径方向への剥離が生じ難く、原料ガスの供給圧力が高い場合でも、原料ガスは取付金具5と水素分離筒3との間隙から水素ガスの排出側(水素分離筒3の外周側)に漏出し難くなる。また、シール部材7が第2シール部材45を第1シール部材43で挟みこむ構造、つまり、第2シール部材45の軸方向の両端に第1シール部材43がある形態であれば、より上記の効果を奏することができる。
また、前記図1に示す様に、本実施形態の水素分離装置1の内部(詳しくは水素分離筒3の中心孔13)には、内挿管50が配置されている。この内挿管50は、原料ガスを、水素分離装置1の基端側から水素分離筒3の先端側に供給する部材であり、反応後のオフガス(CO、CO2、H2、メタン、水蒸気)は、内挿管50の外周に沿って水素分離装置1の基端側から排出される。
b)次に、水素分離装置1が取り付けられる水素分離システムの全体構成について説明する。
上述した水素分離装置1は、図3に示す様に、例えばSUS405等のステンレス製の筒状の収納容器(反応管)51内に、複数本(例えば3本)収容されて固定されている。
前記反応管51は、円筒状の外周壁53と、外周壁53の軸方向の一方を塞ぐ基板55と、他方を塞ぐ蓋板57とを備えており、各水素分離装置1は、この基板55を貫く様に配置されている。詳しくは、各水素分離装置1は、各取付金具5の鍔部27にて、例えば溶接等により、基板55に固定されている(図1参照)。
また、取付金具5の下部には、原料ガスを供給するための配管59が、ナット61により取り付けられている。更に、反応管51の外周壁53には、水素を取り出す水素取出孔63が設けられている。
従って、この水素分離システムでは、原料ガスが、水素分離装置1の取付金具5の下側に取り付けられた配管59から、内挿管50を介して水素分離筒3の内部に供給されると、水素分離筒3により水素が分離され、その外周側より反応管51内に水素が充填される。そして、反応管51内に充満した水素は、水素取出孔63を介して外部に取り出される。
この水素取出孔63から取り出された水素は、図示しない燃料電池に供給されて発電が行われる。
c)次に、本実施形態の水素分離装置1の製造方法について説明する。
<水素分離筒3の製造方法>
例えば酸化ニッケル60質量部と、イットリア8モル%を固溶させたジルコニア40質量部(8YSZ)とを混合する。更に造孔剤として黒鉛粉(又はコンスターチ)を混合して混合材を作製する。
そして、この混合材を用い、押出成形によって、有底円筒管を成形する。
次に、有底円筒管を乾燥した後に、脱脂処理を行い、1400℃で1時間焼成して、NiO−YSZで形成された多孔質支持管15を作製する。
これとは別に、8YSZとバインダとエタノールを添加して、スラリーを調製する。
次に、このスラリーを、ディップコート法(又はスプレー吹き付け法、印刷法等)により、多孔質支持管15の表面上に塗布してコート層を形成する。
次に、このコート層を1300℃で加熱処理して焼き付けし、バリア層19を形成する。
このバリア層19により被覆された多孔質支持管15を、エタノールで30分間超音波洗浄し、120℃で乾燥させる。
次に、バリア層19を覆う様に、無電解メッキ法(又は真空蒸着法、スパッタリング法等)により、Pd等による水素透過膜21を形成する。
次に、水素雰囲気下にて、600℃で3時間還元処理を施し、これにより、水素分離筒3を完成する。
<シール部材7の製造方法>
第1シール部材43を製造する場合には、例えば膨張黒鉛製のシートを環状に切断し、その環状のシートを各貫通孔を合わせるようにして積層する。
次に、この積層体を、濃硫酸、硝酸などの酸化剤により酸化処理することによって、膨張黒鉛内の層間距離を例えば100〜300倍程度膨張させる。
その後、この膨張黒鉛を、例えば0.6〜1.9g/cm3の密度範囲となるように、プレス成形により負荷・圧縮する。
第2シール部材45を製造する場合には、同様な膨張黒鉛製のシートを(図示しない心棒等に)巻き付けることにより、筒状の積層体を形成する(心棒等は後に除去する)。
次に、この積層体を、濃硫酸、硝酸などの酸化剤により酸化処理することによって、膨張黒鉛を同様に膨張させる。
その後、この膨張黒鉛を、上記密度範囲となるように、負荷・圧縮する。
<水素分離装置1の組付方法>
取付金具5の中空部31に、第2のシール材45、第1のシール材43、押圧金具9の順で内嵌する。
次に、水素分離筒3の開放端側を、押圧金具9の貫通孔、第1のシール材43、第2のシール材45を通す様に挿入し、水素分離筒3の端部を取付金具5の凹部33に嵌める。
次に、水素分離筒3の先端側より固定金具11を外嵌し、固定金具11のねじ部37と取付金具5のねじ部23を螺合し、固定金具11により押圧金具9を基端側に締め付けて、水素分離装置1を完成する。
そして、この締め付けによって、シール部材7は押圧金具9により圧縮されるので、シール部材7は軸方向の両側の部材に密着して原料ガスの透過を防止する。それとともに、シール部材7(特に第2シール部材45)は径方向に広がるので、水素分離筒3は固定され、且つ、シール部材7は径方向の両側に密着して原料ガスの透過を防止する。
d)この様に本実施形態では、取付金具5の内周面と水素分離筒3の外周面との間に、第1シール部材43及び第2シール部材45を備えており、この第1シール部材43は、膨張黒鉛製のシートを軸方向に積層したものであり、第2シール部材45は、同様なシートを径方向に巻き付けて積層したものである。よって、シール部材7を押圧金具9及び固定金具11で押圧固定することにより、シール部材7を介して原料ガスが漏出することを、効果的に防止することができる。
なお、本実施形態の水素分離装置1は、水素分離筒3の一端側(開放端)のみを固定した片持ち式であるが、水素分離筒3の振動等に対する安定性を増すために、水素分離筒3の閉塞端側を反応管51等に固定しても良い。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態の水素分離装置について説明するが、前記第1実施形態と同様な内容の説明は省略する。
図4に示す様に、本実施形態の水素分離装置61は、水素分離筒63、取付金具65、押圧金具67、固定金具69等を備えており、基本的には第1実施形態と同様であるが、使用するシール部材71の構成が異なる。なお、内挿管70も第1実施形態と同様な構成である。
具体的には、本実施形態におけるシール部材71は、第1実施形態の第1、第2シール部材の様に分離されておらず、図5に拡大して示す様に、一体の筒状体である。このシール部材71は、第1実施形態の第1シール部材の様に、膨張黒鉛製の(径方向に平面が広がる)環状のシートが、水素分離筒63の軸方向に積層されたものである。
なお、このシール部材71の外径寸法としては、第1実施形態のシール部材と同様な寸法を採用できる。
本実施形態においても、前記第1実施形態と同様に、原料ガスの漏出を防止する効果を奏する。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態の水素分離装置について説明するが、前記第1実施形態と同様な内容の説明は省略する。
図6に示す様に、本実施形態の水素分離装置81では、両端が開放された円筒状の水素分離筒83が使用されており、この水素分離筒83の軸方向の両端に、ほぼ左右対称に、取付金具85、シール部材87、押圧金具89、固定金具91からなる一方の固定構造と、取付金具93、シール部材95、押圧金具97、固定金具99からなる他方の固定構造が形成されている。
従って、各シール部材87、95のうち、各第1シール部材101、103は各第2シール部材105、107よりも水素分離管83の中央側に配置されている。なお、水素分離筒83内には、内挿管109が配置されている。
また、本実施形態では、水素分離装置81の軸方向の両端は開放されておらず、同図左側の取付金属93は、閉塞されている。つまり、左側の取付金具93には、貫通孔が設けられておらず、水素分離筒83の軸方向左側の端部は、単に取付金属93の凹部111に嵌め込まれて固定された状態である。
本実施形態では、同図の右側から原料ガスが供給され、水素分離筒83で分離された水素は、水素分離筒83の外周側から反応管113内に供給される。なお、反応管113の側壁は、熱膨張に対応するために蛇腹状とされている。
本実施形態においても、前記第1実施形態と同様に、原料ガスの漏出を防止する効果を奏する。また、水素分離筒83の両端が固定されているので、安定性が高いという利点がある。
なお、本実施形態の変形例として、図7に示す様に、水素分離装置81を片持ち式にしてもよく、その場合は、側壁が蛇腹状でない反応管115を用いることができる。
[第4実施形態]
次に、第4実施形態の水素分離装置について説明するが、前記第3実施形態と同様な内容の説明は省略する。
図8に示す様に、本実施形態の水素分離装置121では、前記第3実施形態と同様に、両端が開放された円筒状の水素分離筒123が使用されており、この水素分離筒123の軸方向の両側に、左右対称に、取付金具125、シール部材127、押圧金具129、固定金具131からなる一方の固定構造と、取付金具133、シール部材135、押圧金具137、固定金具139からなる他方の固定構造が形成されている。
特に、本実施形態では、水素分離装置121の軸方向の両端は開放されている。従って、例えば同図の右側から原料ガスを供給し、その反応後の原料ガスは同図の左側から排出される。また、水素分離筒123で分離された水素は、水素分離筒123の外周側から反応管141内に供給される。なお、反応管141の側壁は、熱膨張に対応するために蛇腹状とされている。
本実施形態においても、前記第3実施形態と同様に、原料ガスの漏出を防止する効果を奏する。また、水素分離筒123の両端が固定されているので、安定性が高く、また内挿管が不要となるため、構造が簡素であるという利点がある。
次に、実際に上述した水素分離装置を製造して、その性能を確認した実験について説明する。
<試料の作製方法>
実験に使用する試料(実施例1、2)として、前記第1実施形態と同様な、第1シール部材及び第2シール部材からなる2層タイプのシール部材、即ち、膨張黒鉛製のシートの積層方向が異なる1組のシール部材を備えた水素分離装置を作製した。
詳しくは、下記表1に示す様に、(固定金具により)シール部材を締め付ける圧力を違えた2種の水素分離装置を作製した、
同様に、実施例3、4として、前記第2実施形態と同様な、シートが軸方向に積層された1層タイプのシール部材を備えた水素分離装置を作製した。
この実施例3、4では、下記表1に示す圧力で、(固定金具により)シール部材を締め付けた。
また、比較例1、2として、従来の渦巻きタイプのシール部材、即ち、膨張黒鉛のシートを軸中心に平行にして巻き付けた筒状体のシール部材を備えた水素分離装置を作製した。なお、このシール部材の寸法は、前記実施例3、4と同様である。
この場合も、下記表1に示す様に、(固定金具により)シール部材を締め付ける圧力を違えた2種の水素分離装置(比較例1、2)を作製した、
<実験方法>
そして、上述した各試料に対し、その取付金具に配管を接続し、水素分離装置を水槽に沈め、配管を介して水素分離筒内にHeガスを供給した。
具体的には、原料ガスの供給圧力を、0.1〜1MPaに変化させ、水素分離筒と取付金具又は固定金具との間隙から、泡が発生した供給圧力を、シール部材を介してHeガスリークが発生した圧力として測定した。その結果を、下記表1に示す。
なお、各試料の水素分離筒としては、1MPaまで、Heガスのリークが無いものを用いた。
Figure 0005149026
この実験から明かな様に、本発明の範囲の実施例1〜4では、リーク発生圧力が高く好適である。特に、層の向きが異なる2層タイプの実施例1、2では、一層リーク発生が高く好適である。
尚、本発明は前記実施形態になんら限定されるものではなく、本発明を逸脱しない範囲において種々の態様で実施しうることはいうまでもない。
第1実施形態の水素分離装置を軸方向に沿って破断して示す断面図である。 第1実施形態におけるシール部材を軸方向に沿って破断し拡大して示す断面図である。 第1実施形態の水素分離装置を使用される水素分離システムを示し、(a)は(b)のA−A’断面図、(b)は反応管を軸方向に破断して示す水素分離システムの正面図である。 第2実施形態の水素分離装置を軸方向に沿って破断して示す断面図である。 第2実施形態におけるシール部材を軸方向に沿って破断し拡大して示す断面図である。 第3実施形態の水素分離装置を、軸方向に沿って破断して示す断面図である。 第3実施形態の変形例の水素分離装置を、軸方向に沿って破断して示す断面図である。 第4実施形態の水素分離装置を、軸方向に沿って破断して示す断面図である。 従来技術の説明図である。
符号の説明
1、61、81、121…水素分離装置
3、63、83、123…水素分離筒
5、65、85、93、125、133…取付金具
7、71、87、95、127、135…シール部材
9、67、89、97、129、137…押圧金具
11、69、91、99、131、139…固定金具
43、101、103…第1シール部材
45、105、107…第2シール部材
51、113、115、141…反応管(収納容器)

Claims (6)

  1. 原料ガスから水素を選択して分離する水素分離筒と、
    前記水素分離筒の軸方向の端部が収容される中空部を有する取付部材と、
    前記水素分離筒の軸方向の端部の外周面と前記中空部の内周面との間に配置され、該外周面と内周面との間を気密する膨張黒鉛製の筒状のシール部材と、
    前記シール部材を前記軸方向に沿って前記取付部材側に押圧する筒状の押圧部材と、
    前記水素分離筒の径方向に伸びて前記押圧部材を前記基端部側に押圧する環状の押圧板と、該押圧板の外周端から前記軸方向に沿って伸びるとともに内周面にねじ部を有する筒状部と、を有する固定金具と、
    を備えた水素分離装置であって、
    前記取付部材は、外周にねじ部を有する先端側筒状部を有し、
    前記シール部材は、前記押圧部材側に、膨張黒鉛製のシートが前記水素分離筒の軸方向に積層された筒状の第1シール部材を有するとともに、前記第1シール部材より基端部側に、第2シール部材を有し、
    前記固定金具のねじ部と前記取付部材のねじ部を螺合させて締め付けることにより、前記固定金具の押圧板によって前記押圧部材を介して前記シール部材を基端部側に押圧する構成を有することを特徴とする水素分離装置。
  2. 前記シール部材は、前記第1シール部材と、膨張黒鉛製のシートが前記水素分離筒の径方向に積層された筒状の前記第2シール部材とを、前記軸方向に沿って配列した複合部材であることを特徴とする請求項1に記載の水素分離装置。
  3. 前記水素分離筒は、前記軸方向の一端側が開放され、他端側が閉塞された形状であることを特徴とする請求項1又は2に記載の水素分離装置。
  4. 前記水素分離筒は、前記軸方向の両端側が開放された形状であることを特徴とする請求項1又は2に記載の水素分離装置。
  5. 前記水素分離筒の開放端側に、前記取付部材が配置されたことを特徴とする請求項3又は4に記載の水素分離装置。
  6. 原料ガスから水素を選択して分離する水素分離筒と、
    前記水素分離筒の軸方向の基端部が収容される中空部を有する取付部材と、
    前記水素分離筒の軸方向の基端部の外周面と前記中空部の内周面との間に配置され、該外周面と内周面との間を気密する膨張黒鉛製の筒状のシール部材と、
    前記シール部材を前記軸方向に沿って前記取付部材側に押圧する筒状の押圧部材と、
    前記水素分離筒の径方向に伸びて前記押圧部材を前記基端部側に押圧する環状の押圧板と、該押圧板の外周端から前記軸方向に沿って伸びるとともに内周面にねじ部を有する筒状部と、を有する固定金具と、
    を備えた水素分離装置であって、
    前記取付部材は、外周にねじ部を有する先端側筒状部を有し、
    前記シール部材は、膨張黒鉛製のシートが前記水素分離筒の軸方向に積層された筒状の第1シール部材からなり、
    前記固定金具のねじ部と前記取付部材のねじ部を螺合させて締め付けることにより、前記固定金具の押圧板によって前記押圧部材を介して前記シール部材を基端部側に押圧する構成を有することを特徴とする水素分離装置。
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