JP5144431B2 - 車両のブレーキ配管構造 - Google Patents

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本発明は、自動二輪車等の車両のブレーキ配管構造に関し、特に、複数のブレーキ管のレイアウト構造に関する。
自動二輪車において、ハンドルのグリップ等に設けられたブレーキレバーやブレーキペダルのマスタシリンダと、車輪に設けられた液圧式ディスクブレーキ装置のブレーキキャリパーとは、各種ブレーキ配管及び継手部材よりなるブレーキ配管組立体を介して、ブレーキ液圧伝達可能に接続されている。
特に、自動二輪車に、アンチロックブレーキシステムや、前後連動ブレーキシステムが備えられている場合、車体のメインフレームに沿って、複数列のブレーキ配管組立体を配置する必要がある(特許文献1)。なお、アンチロックブレーキシステムは、車輪がロックしそうな状態になった時に、キャリパへのブレーキ液圧を制御して、キャリパによるブレーキディスクの制動を自動的に制御し、車輪のロックを防止するシステムであり、前後連動ブレーキシステムは、たとえば、ブレーキペダルの操作により、後車輪の制動に連動して、前車輪も制動するシステムである。
特開2007−76554号公報
ブレーキ配管組立体は、外観性上、できるだけ隠蔽することが望まれる場合がある。しかしながら、ブレーキ配管組立体の外方への露出を低減するために、複数列のブレーキ配管組立体を一列に並べて配置する場合、配置スペースが確保できないことがある。
図24は、従来の自動二輪車におけるブレーキ配管及びメインハーネスのレイアウトを示す斜視図である。図25は、自動二輪車における燃料タンクとシートとの境界部分周辺を示している。図24の左側が自動二輪車の前側であり、図24の右側が自動二輪車の後側である。メインパイプ352は自動二輪車のフレームの一部である。メインパイプ352に沿って、3つのブレーキ配管311、325、327と、メインハーネス315とが、配置されている。各ブレーキ配管311、325、327は、それぞれブレーキ配管組立体の一部を構成している。3つのブレーキ配管311、325、327は、一列に配置されている。なお、「一列に配置される」とは、横断面上で、3つのブレーキ配管311、325、327が、一直線上に位置していることを意味する。
上下方向で、メインパイプ352と、燃料タンク301及びシート300と、の間には、空きスペースが存在する。ところが、一列に配置された3つのブレーキ配管311、325、327に必要な配置スペースは、空きスペースよりも大きい。ここで、配置スペースが空きスペースよりも大きい状態は、メインパイプ352の横断面上で、配置スペースの最大寸法が、空きスペースの最大寸法よりも大きい状態を意味する。つまり、体積の点では、配置スペースが空きスペースよりも大きくても、空きスペースに配置スペースが収まらない状態である。このため、空きスペースに、3つのブレーキ配管311、325、327及びメインハーネス315の全体を配置することができない。したがって、空きスペースに、メインハーネス315のみが配置されている。3つのブレーキ配管311、325、327は、空きスペースに配置できないので、メインパイプ352の側方に配置されている。この結果、図25に示すように、3つのブレーキ配管311、325、327が、露出している。
(発明の目的)
本発明の目的は、複数列のブレーキ配管組立体を配置するために必要な配置スペースを、一列に並べて配置する場合の配置スペースよりも、減少させることを目的としている。
本発明に係る車両のブレーキ配管構造は、ブレーキ操作部のマスタシリンダと、車輪のブレーキディスクを制動するキャリパと、を接続するための、三つのブレーキ配管組立体が並列に配置された、車両のブレーキ配管構造において、前記各ブレーキ配管組立体に含まれる各ブレーキ管よりなる、三本の前記ブレーキ管を、ブレーキ管長さ方向に見て、Lの字の両端部と折曲げ部とにそれぞれ対応する位置に配設しており、前記Lの字の両端部と折曲げ部とに対応する位置に配設された三本の前記ブレーキ管に対し、前記折曲げ部側とは反対側のスペースに、配線束及び/又は配管束であるハーネスを配設しており、前記ハーネスの直径は、前記ブレーキ管の直径よりも大きく、前記ハーネスの径方向で、前記ハーネスに対して隙間を空けて前記ハーネスを囲む隣接体を備えており、三本の前記ブレーキ管と前記ハーネスとを、それぞれ挟持する一つのクランプを備えており、前記クランプが、前記ハーネスを挟持する第1挟持部分と、前記ハーネスと前記隣接体との間の隙間の領域に前記ハーネスの周方向に並べた状態で三本の前記ブレーキ管を挟持する第2挟持部分と、を有している。

ここで、ブレーキ管の軸断面上において、三本のブレーキ管を一列に配置する場合に要する最大寸法よりも、三本のブレーキ管をL字状に配置する場合に要する最大寸法の方が、小さくなる。
したがって、上記構成によると、三本のブレーキ管の配置スペースを、一列に並べて配置する場合の配置スペースよりも、減少できる。
ここで、ブレーキ管の軸断面上において、三本のブレーキ管及びメインハーネスを一列に配置する場合に要する最大寸法よりも、三本のブレーキ管及びメインハーネスを四角形の頂点位置に配置する場合に要する最大寸法の方が、小さくなる。
したがって、上記構成によると、三本のブレーキ管及びメインハーネスの配置スペースを、一列に並べて配置する場合の配置スペースよりも、減少できる。
上記構成によれば、前記クランプがメインハーネス用とブレーキ管用の固定手段を共用するので、取付部品点数も削減できる
三本の前記ブレーキ管をL字状に配置する場合の最大寸法が、三本のブレーキ管を一列に配置する場合の最大寸法に比べて小さく形成されている。
前記隣接体には、前記ハーネスを外部に露出させる開口が形成されており、少なくとも1つの前記ブレーキ管は、前記ハーネスを基準として前記開口の反対側に配置されている
上記構成によれば、ブレーキ管がハーネスに隠されて、開口から露出することを防ぐことができ、美観を向上することができる
前記クランプは、前記隣接体に当接させるための複数の面を有している。
上記構成によれば、クランプがハーネス周りに回転することが阻止される。周り止めされることによって、ハーネス周りに、クランプ及びブレーキ管が角変異することが防がれ、ブレーキ管に応力が発生することが防がれる。
前記第2挟持部分は、三本の前記ブレーキ管を挟持するためのつの保持凹部を備えており、前記各保持凹部は、異なる方向にそれぞれ開口しており、前記各保持凹部の開口部分は括れている。
上記構成によれば、各ブレーキ管は、たとえ外力が作用しても、抜け難くなり、安定した状態で保持される
車両のブレーキ配管構造は、車体のフレームに前記ブレーキ配管組立体を固定するための固定手段として、該ブレーキ配管組立体に含まれる二つのブレーキ管同士を接続するための第1ブロック部材を前記フレームに固定する略断面U字状の第1ブロック支持ブラケットを備え、前記各ブレーキ配管組立体に含まれる前記各第1ブロック部材よりなる、三つの前記第1ブロック部材のうち、いずれか一つを、前記第1ブロック支持ブラケットの相対向する壁部材の二つの内側面間に挟持し、他の二つを、各前記壁部材の二つの外側面の一方又は両方に固定している
上記構成によれば、略コの字状断面のブロック支持ブラケットの寸法設定は、壁部材間の寸法を、該壁部材間に挟持される一つのブロック口金具の寸法に対して、所定の公差内に仕上げておくだけでよく、壁部材の外側面に配置される残り二つのブロック口金具に対する寸法設定は不要となる。これにより、略コの字状断面のブロック口金具の製造が容易になると共に、三個のブロック口金具を、所定の精度でコの字状のブロック支持ブラケットに取り付けることができるのである
[発明の実施の形態]
図1は、本発明にかかる自動二輪車の前車輪用ブレーキ装置の配管略図、図2は自動二輪車の後車輪用ブレーキ装置の配管略図であり、これら図1及び図2により、まず、前車輪用及び後車輪用の各ブレーキ装置の概念を説明する。図1において、前車輪用のブレーキ装置は、アンチロックブレーキシステム及び前後連動ブレーキシステムを内蔵する前後車輪共用の液圧制御ユニット1と、前車輪用のブレーキ操作部であるブレーキレバー2と、該前車輪用ブレーキレバー2により駆動する前車輪用マスタシリンダ3と、前車輪の左右のブレーキディスクを制動する左右一対の前車輪用のキャリパ4,5と、を備えている。前車輪用マスタシリンダ3と液圧制御ユニット1の第1の入口ポート1aとは、前車輪用の操作側ブレーキ配管組立体10により、ブレーキ液流動可能に接続されている。前車輪用左キャリパ4と液圧制御ユニット1の第1の出口ポート1bとは、前車輪用の作動側ブレーキ配管組立体の一つとして、左キャリパ用ブレーキ配管組立体20により、ブレーキ液流動可能に接続され、前車輪用右キャリパ4と液圧制御ユニット1の第2の出口ポート1cとは、前車輪用の作動側ブレーキ配管組立体の別の一つとして、右キャリパ用ブレーキ配管組立体21により、ブレーキ液流動可能に接続されている。
前車輪用の操作側ブレーキ配管組立体10は、内径d1(図示せず)を有する単一又複数の金属製ブレーキ管11と、複数のゴム製ブレーキ管12−1,12−2等と、を含んでおり、前車輪用の左キャリパ用ブレーキ配管組立体20は、内径d2(図示せず)を有する単一又は複数の金属製ブレーキ管25と、複数のゴム製ブレーキ管26−1、26−2、26−3等と、を含んでおり、前車輪用の右キャリパ用ブレーキ配管組立体21は、内径d2を有する単一又は複数の金属製ブレーキ管27と、複数のゴム製ブレーキ管28−1、28−2、28−3等と、を含んでいる。各金属製ブレーキ管11,25,27は、たとえばステンレス鋼製である。
前車輪用操作側の金属製ブレーキ管11の内径d1は、前車輪用作動側の各キャリパ用金属製ブレーキ管25,27の内径d2よりも相対的に太くなっている。好ましくは、前車輪用操作側の金属製ブレーキ管11の液流通断面積が、前車輪用作動側の各金属製ブレーキ管25,27の各液流通断面積の略2倍程度となるように、各内径d1,d2が設定される。これにより、前車輪用作動側の各金属製ブレーキ管25,27の各液流通断面積を合計した面積が、前車輪用操作側の金属製ブレーキ管11の液流通断面積と、略等しくなっている。
勿論、前車輪用操作側の金属製ブレーキ管11の内径d1と、前車輪用作動側の各金属製ブレーキ管25,27の内径d2との大小関係は、上記関係に限定されるものではなく、各ブレーキ配管組立体10,20,21の長さ、湾曲状態あるいは屈曲状態等によって、適宜変更され得るものである。
図2において、後車輪用のブレーキ装置は、前記前後車輪共用の液圧制御ユニット1と、ブレーキ操作部としての後車輪用ブレーキペダル30と、該ブレーキペダル30により駆動する後車輪用マスタシリンダ31と、後車輪用キャリパ32と、を備えている。後車輪用マスタシリンダ31と液圧制御ユニット1の第2の入口ポート1eとは、後車輪用操作側ブレーキ配管組立体33により、ブレーキ液流動可能に接続され、後車輪用キャリパ32と液圧制御ユニット1の第3の出口ポート1fとは、後車輪用作動側ブレーキ配管組立体34により、ブレーキ液流動可能に接続されている。
後車輪用操作側ブレーキ配管組立体33は、内径d3(図示せず)を有する単一又は複数の金属製ブレーキ管35と、単一又は複数のゴム製ブレーキ管36等と、を含んでおり、後車輪用作動側ブレーキ配管組立体34は、前記内径d3より小さい内径d4(図示せず)を有する単一又は複数の金属製ブレーキ管37と、単一又は複数のゴム製ブレーキ管38等と、を含んでいる。
(ブレーキ配管組立体の取付構造)
図3は、図1及び図2の前後のブレーキ装置を備えた自動二輪車のメインフレームの斜視図、図4は、図3の前輪用ブレーキ装置の右側面図、図5は図4の平面図、図6は図4の前車輪部分の左側面図、図7は図3の後車輪用ブレーキ装置の右側面図である。
図3において、自動二輪車のメインフレームFは、操舵軸を支持する筒状のヘッドパイプ51と、該ヘッドパイプ51から概ね後方に延びると共に後端部が下方に湾曲する一本のメインパイプ52と、前記ヘッドパイプ51から略下方に延びる左右一対のダウンパイプ53と、各ダウンパイプ53の下端部から後方に延びる左右一対のロワーパイプ55と、各ロワーパイプ55の後端部から概ね上方に立ち上がる左右一対の立ち上がりパイプ56と、前記メインパイプ52の後端部近傍から左右の後下方に延びて前記立ち上がりパイプ56の下端部近傍に至る左右一対の後部パイプ57と、各後部パイプ57の上部から後方の立ち上がりパイプ56の上端部に至る左右一対の連結パイプ58等と、を備えている。さらに、メインフレームFは、前記立ち上がりパイプ56の上端から後方に延びる左右一対のリヤシート支持体59と、複数のクロス部材等と、を備えている。
図5において、前車輪用操作側ブレーキ配管組立体10の金属製ブレーキ管11と、前車輪用作動側の左右のキャリパ用ブレーキ配管組立体20,21の各金属製ブレーキ管25,27とは、角形断面のメインパイプ52の上面に配置され、前部の第1の固定手段61によりメインパイプ52の上面に固定されると共に、後部の第2の固定手段62により結束状態が維持されている。前車輪用の三本の前記金属製ブレーキ管11,25,27の前端部分は、メインパイプ52の右側面に回り込み、第5の固定手段(接続手段)65を介して、それぞれゴム製ブレーキ管12−1,26−2,28−2に接続されている。前車輪用の三本の前記金属製ブレーキ管11,25,27の後端部分は、右側の後部パイプ57に沿って後下方に延び、第3の固定手段63により結束状態が維持され、固定されると共に、右側の連結パイプ58に設けられた第4の固定手段(接続手段)64を介して、それぞれゴム製ブレーキ管12−2,26−1,28−1に接続されている。
図4において、液圧制御ユニット1は、右側の立ち上がりパイプ56と右側の後部パイプ57との間に設けられた支持ブラケット43上に載置されており、図5に示すように、液圧制御ユニット1の上面に設けられた第1の入口ポート1a並びに第1及び第2の出口ポート1b、1cに、接続金具を介して前記ゴム製ブレーキ管12−2,26−1,28−1がそれぞれ接続されている。
図4において、車輌前端部の前車輪用操作側ブレーキ配管組立体10のゴム製ブレーキ管12−1は、前記第5の固定手段65からヘッドパイプ51を経てハンドルバー(操舵ハンドル)70に至り、ハンドルバー70に沿って右方に延び、前車輪用マスタシリンダ3に至っており、該前車輪用マスタシリンダ3はブレーキレバー2に連動連結し、ブレーキレバー2の操作により駆動するようになっている。
車輌前端部の左右のキャリパ用ブレーキ配管組立体20、21の各ゴム製ブレーキ管26−2、28−2は、図4及び図6に示すように、フロントフォーク72に支持されたアンダーブラケット75の下面に配置されたブロック口金具140,141を介してそれぞれ同様のゴム製ブレーキ管26−3、28−3に接続されており、両ブロック口金具140,141は、後述する第6の固定手段66を介してアンダーブラケット75の下面に固定されている。図4に示す右キャリパ用のゴム製ブレーキ管28−3は、前車輪73の右側ブレーキディスク74に配置された前車輪用右キャリパ5に接続されている。一方、左キャリパ用のゴム製ブレーキ管26−3は、前記第6の固定手段66から前車輪73の左方に延び、図6に示すように、前車輪73の左側ブレーキディスク77に配置された前車輪用左キャリパ4に接続されている。また、前車輪73の前車軸には、前車輪73の回転速度を検出するためのロータ80が設けられ、該ロータ80に車軸方向に対向する回転速度センサー81により、回転速度を検出し、リード線85を介して、液圧制御ユニット1の制御部に入力するようになっている。
図7において、搭乗者の足元近傍に配置されたブレーキペダル30により駆動する後車輪用マスタシリンダ31には、後車輪用操作側の第1のゴム製ブレーキ管36−1が接続され、該第1のゴム製ブレーキ管36−1は、右側のロワーパイプ55の上面に沿って後方に延びると共に固定手段150により右側ロワーパイプ55に固定され、右側後部パイプ57の下端部近傍で第1の金属製ブレーキ管35−1に接続され、該第1の金属製ブレーキ管35−1は、右側の立ち上がりパイプ56の後方を上方に延び、液圧制御ユニット1の下端部近傍で第2のゴム製ブレーキ管36−2に接続されている。該第2のゴム製ブレーキ管36−2は液圧制御ユニット1の後方を上方に延びて第2の金属製ブレーキ管35−2に接続され、該第2の金属製ブレーキ管35−2は上方に延びると共に前方に折れ曲がり、液制御ユニット1の上方で更に下方に折れ曲がって、液圧制御ユニット1の上面の第2の入口ポート1eに接続されている。
液圧制御ユニット1の上面に形成された後車輪用の第3の出口ポート1fには、外付け圧力センサー90が接続され、該外付け圧力センサー90には後車輪用作動側の第1の金属製ブレーキ管37−1が接続され、該第1の金属製ブレーキ管37−1は、液圧制御ユニット1の後方を下方に折れ曲がり、第1のゴム製ブレーキ管38−1を介して、液圧制御ユニット1の下端部近傍で第2の金属製ブレーキ管37−2に接続されている。該第2の金属製ブレーキ管37−2は、スイングアーム79の下側に配置された第2のゴム製ブレーキ管38−2に接続され、該第2のゴム製ブレーキ管38−2はスイングアーム79の下面に沿って後方に延びると共に固定手段151によりスイングアーム79に固定され、後車輪のブレーキディスク78に配置された後車輪用キャリパ32に接続されている。また、後車輪の車軸には、後車輪の回転速度を検出するためのロータ82が設けられ、該ロータ82に軸方向に対向する回転速度センサー83により、回転速度を検出し、リード線84を介して液圧制御ユニット1の制御部に入力するようになっている。
(液圧制御ユニット1の固定構造)
図8乃至図10は液圧制御ユニット1の固定構造の詳細を示しており、図8は液圧制御ユニットの取付け前の状態を示す右側面図、図9は図8のIX-IX断面図、図10は取付後の液圧制御ユニット1の右側面図である。図8において、右側後部パイプ57と右側立ち上がりパイプ56との交差部分の上側に、略垂直な取付板41が溶接により両パイプ56,57に固着されており、前記取付板41の裏面(左側面)には、前後方向に間隔を置いて一対のナット42が溶接により固着されている。
液圧制御ユニット1の固定手段は、前記取付板41に取り付けられる前記支持ブラケット43と、液圧制御ユニット1の右側面の下端部に設けられて右方に突出する前後一対のボルト44と、液圧制御ユニット1の下面に設けられて下方に突出するロッド49と、前記ボルト44に螺合されたナット47と、前記ボルト44に嵌合する環状ゴムダンパー47等と、前記支持ブラケット43に装着されて前記ロッド49が圧入される環状ゴムダンパー46等と、から構成されている。
支持ブラケット43は、略水平な底壁43aと、該底壁43aの右端部から立ち上がる上側縦壁43cと、前記底壁43aの右端部近傍から下方に延びる下側縦壁43bと、を一体に備えている。上側縦壁43cには、液圧制御ユニット1の前記一対の環状ゴムダンパー47が嵌合する前後一対の上開きの切欠き48が形成され、下側縦壁43bには、前記取付板41の一対のナット42に対応する位置にボルト挿通孔45が形成されている。
図9において、支持ブラケット43に嵌着された環状ゴムダンパー46と、圧制御ユニット1のボルト44に嵌着されている環状ゴムダンパー47とは、それぞれ外周環状溝46a、47aを有しており、環状ゴムダンパー46の環状溝46aは支持ブラケット43の底壁43aに形成された嵌着用孔に係合し、液圧制御ユニット1のボルト44に嵌着された環状ゴムダンパー47の環状溝47aは、支持ブラケット43の切欠き48に係合可能となっている。
図10において、支持ブラケット43は、下側縦壁43bが取付板41の上端部の右側面に押し当てられ、ボルト50を右方からボルト挿通孔45に挿通すると共に、ナット42に螺着することにより、底壁43aが概ね水平姿勢となるように、取付板41に固着されている。
液圧制御ユニット1の下端のロッド49を支持ブラケット43の底壁43aの環状ゴムダンパー46内に圧入すると同時に、右側面の両環状ゴムダンパー47を対応する切欠き48にそれぞれ上方から係合し、そして、右方からナット44aを締め付けることにより、液圧制御ユニット1を三点支持状態で支持ブラケット43に固定している。
(第1の固定手段61の構造)
図11乃至図13は第1の固定手段61の詳細を示しており、図11は第1の固定手段61を右後上方から見た拡大斜視図、図12は第1の固定手段61の図5のXII-XII断面拡大図、図13は図12のXIII-XIII断面図である。図11において、該第1の固定手段61は、略直方体状の前後一対のゴムダンパー85と、上方から見て略矩形枠状に形成された押さえ部材86とを備えており、該押さえ部材86はメインハーネス15の固定用にも利用され、また、押さえ部材86は、エンジン冷却液用のサーモスタット(図示せず)を支持するためのサーモブラケット87を利用してメインパイプ52に固定されている。サーモブラケット87は、メインパイプ52の上面の右端部に上方突出状に形成された取付片91の右側面に、前後二本のボルト92により固着され、メインパイプ52の右側方を下方に延びている。
図12において、各ゴムダンパー85には、各金属製ブレーキ管11,27,25を保持する三つの下開きの保持凹部88a、88b、88cが形成され、ゴムダンパー85の上面には、押さえ部材86が上方から係合可能な直線状の係合溝89が形成されている。前記保持凹部88a、88b、88cは、各金属製ブレーキ管11,27,25の外形に略対応する円形に形成されると共に下端開口部分が括れており、各金属製ブレーキ管11,27,25をそれぞれ下方から保持凹部88a、88b、88cに圧入し、保持できるようになっている。また、ゴムダンパー85の上面の前記係合溝89は、金属製ブレーキ管11,27,25と略直角方向に延びるように形成されている。
押さえ部材86は、たとえば、ばね鋼製の棒状部材を折曲げ成形したものであり、右端部がサーモブラケット87の上端部に溶接により固着されており、右端部近傍で上方に立ち上がり、該立ち上がり部分の上端から略水平に左方に延びる第1の押さえ部86aが形成され、該第1の押さえ部86aの左端部で更に上方に立ち上がり、この二段目の立ち上がり部分の上端から略水平に左方に延びる第2の押さえ部86bが形成され、第2の押さえ部86bはメインパイプ52の略左端に対応する位置まで延び、下方に折れ曲がっている。前記第2の押さえ部86bは、メインパイプ52の上面に載置されたメインハーネス15を上方から押さえ付けている。
図13のように、第1の押さえ部86aはゴムダンパー85の上面の係合溝89に上方から係合し、ゴムダンパー85をメインパイプ52の上面に一定の圧力で押し付け、これにより、図12のように、三つの金属製ブレーキ管11,27,25を、ゴムダンパー85を介して同時にメインパイプ52の上面に固定している。
なお、図3乃至図6に示す第2の固定手段62としては、前記第1の固定手段61のゴムダンパー85と同様なゴムダンパーがメインパイプ52の上面に載置され、このゴムダンパーにより3本の金属製ブレーキ管11,27,25を第1の固定手段61と同様に保持している。
(第3の固定手段63の構造)
図14から図16は第3の固定手段63の詳細を示しており、図14は図4のXIV-XIV断面拡大図、図15は自動二輪車におけるブレーキ配管及びメインハーネスのレイアウトを示す斜視図、図16は図4のXV-XV断面拡大斜視図である。図14において、第3の固定手段63は、樹脂又はゴムでできた一つのクランプ69により構成されており、該クランプ69は、メインハーネス15を保持するための大径円弧状の第1の保持凹部101と、各金属製ブレーキ管11,27,25を保持するための小径円弧状の第2,第3及び第4の保持凹部102a、102b、102cを一体に備えている。
保持凹部101及び保持凹部102a、102b、102cの内面の形状は、それぞれ、メインハーネス15及び金属製ブレーキ管11,27,25の直径に対応している。ここで、D1はメインハーネス15の直径を示し、D2,D3,D4はそれぞれ、金属製ブレーキ管11,27,25の直径を示している。直径D1は、直径D2,D3,D4よりも大きい。
更に、クランプ69は、接触部69a,69bを有している。接触部69a,69bの外面(クランプ69の中心に対して外側を向く面)は、平面に形成されている。クランプ69にメインハーネス15及び各金属製ブレーキ管11,27,25が支持された状態では、接触部69a,69bは、シート板105及びクロス部材106に接触する。
各保持凹部101、102a、102b、102cは、メインハーネス15及び各金属製ブレーキ管11,27,25の外形に略対応する円形に形成されると共に開口部分が括れており、メインハーネス15及び各金属製ブレーキ管11,27,25をそれぞれ開口部分から圧入した状態に保持できるようになっており、各保持凹部101、102a、102b、102cの相互の位置関係は次のように設定されている。
各金属製ブレーキ管11,27,25用の第2乃至第4の保持凹部102a、102b、102cは、各凹部中心P2,P3,P4が、仮想線で示すようなLの字の上端部と折り曲げ部と右端部に略対応する位置にくるように配設されている。具体的には、操作側の金属製ブレーキ管11を保持する第2の保持凹部102aの中心P2が、Lの字の上端部に位置し、右キャリパ用の金属製ブレーキ管27を保持する第3の保持凹部102bの中心P3が、Lの字の折曲げ部に位置し、左キャリパ用の金属製ブレーキ管25を保持する第4の保持凹部102cの中心P4が、Lの字の右端部に位置しており、そして、メインハーネス15を保持する第1の保持凹部101の中心P1が、Lの字の両端部中心P2,P4を結ぶ線に対し、折曲げ部の中心P3側とは反対側のスペース、すなわち、右上方に位置している。
メインハーネス15用の第1の保持凹部101は、右端部が括れ状に開口し、Lの字の上端部の第2の保持凹部102aは、上端部が括れ状に開口し、Lの字の折曲げ部の第3の保持凹部102bは、左下端部が括れ状に開口し、Lの字の右端部の第4の保持凹部102cは、右端部が括れ状に開口している。
第2乃至第4の保持凹部102a、102b、102cを前記のような異なる方向にそれぞれ開口しているので、各金属製ブレーキ管11,27,25を各保持凹部102a、102b、102cに圧入した状態では、相互に各保持凹部102a,102b,102の開口部分を閉じるように作用し、さらに、第1の保持凹部101にメインハーネス15を圧入することにより、第2及び第4の保持凹部102a、102cの開口部分を閉じるように作用する。このように相互に開口部分を閉じるように作用することにより、各金属製ブレーキ管11,27,25は、たとえ外力が作用しても、抜け難くなり、安定した状態で保持される。
また、前述のように、三つの金属製ブレーキ管11,27,25を、Lの字の両端部と折曲げ部とにそれぞれ配置し、かつ、メインハーネス15を折曲げ部側とは反対側のスペースに配置しているので、三つの金属製ブレーキ管11,27,25及びメインハーネス15を、狭い箇所にコンパクトに配置することが可能となる。
したがって、該実施の形態では、図16に示すように、車輌のシート底板105の右端部と、メインフレームFの右側後部パイプ57と、クロス部材106との間の狭い空間内に、メインハーネス15と三つの金属製ブレーキ配管11,27,25を配設することが可能となっている。また、このように配設することにより、メインハーネス15と三つの金属製ブレーキ管11,27,25は、シート200及び燃料タンク201により隠されている。ここで、シート200は、シート板105を含んでいる。図17に示すように、三つの金属製ブレーキ配管11,27,25は、シート200及び燃料タンク201にカバーされて、ほとんど露出しない。このため、車輌の外観性が向上する。
(第5の固定手段65の構造)
図18及び図19は第5の固定手段65の詳細を示しており、図18は固定手段用のカバー120を取り除いて示す右側面拡大図、図19は図18のXVII- XVII断面図である。図18において、各金属製ブレーキ管11,27,25の前端部はそれぞれブロック口金具111,112,113の後面に接続され、各ブロック口金具111,112,113の前側接続部にはゴム製ブレーキ管12−1,28−2,26−2がそれぞれ接続されている。そして、以下説明するように、前記三つのブロック金具111,112,113は、第5の固定手段65を構成する略断面コの字状のブロック支持ブラケット115にボルト116により固定され、前記ブロック支持ブラケット115は、メインパイプ52等に固着されている。
すなわち、略断面コの字状のブロック支持ブラケット115には、後上端部から上向きに延びる上側脚片部115aと、前下端部から下向きに延びる下側脚片部115bとが一体に形成されており、上側脚片部115aはメインパイプ52の右側面の取付ボス部にボルト117により固着され、下側脚片部115bはメインパイプ52の前端部から下方に延びるステー部材52a(図4参照)の右側面の取付ボス部にボルト118により固着されている。また、ブロック支持ブラケット115の後端部の右側面には、カバー120を取り付けるためのボルト121が螺着されている。
図19において、三つのブロック口金具111,112,113は略上下方向に整列されており、上側のブロック口金具111には略上下方向に貫通するねじ孔111aが形成され、中間及び下側のブロック口金具112、113には、上記ねじ孔111aに対応する位置に略上下方向に貫通するボルト挿通孔112a,113aが形成されている。ブロック支持ブラケット115の上下の壁部材115c、115dの内側面間の寸法Dは、中間のブロック口金具112の上下方向の寸法に対し、所定の公差で設定されている。中間のブロック口金具112は、ブロック支持ブラケット115の上下の壁部材115c,115dの内側面間に挟持され、上側のブロック口金具111は上側の壁部材115cの上面に載置され、下側のブロック口金具113は下側の壁部材115dの下面に当接されており、前記ボルト116を、下方から下側のブロック口金具113のボルト挿通孔113a、下側壁部材115dのボルト挿通孔115f、中間のブロック口金具112のボルト挿通孔112a、上側壁部材115cのボルト挿通孔115eに挿通し、上側のブロック口金具111のめねじ孔111aに螺合することにより、三つのブロック口金具111,112,113をブロック支持ブラケット115に固定している。
第5の固定手段65のようなブロック口金具固定構造を採用していると、ブロック支持ブラケット115の製造時の壁部材115c、115dの内側面間の寸法Dを、前述のように、中間のブロック口金具112の寸法に対する公差のみを見込込んで設定しておけば、ボルト116による締付け時に、ブロック支持ブラケット115が大きく変形することはなく、三つのブロック口金具111,112,113を安定した状態で固定することができる。しかも、図18の上下のボルト117,118の取付ピッチMも大きく変化することはなく、メインフレームFに対するブロック支持ブラケット115の取付精度を維持できると共に、各脚片部115a、115bの座面角度も影響を受けにくくなる。さらに、ステー部材52aに形成するボルト118用の取付ボス部がカバー120により覆われるので、たとえば、液圧制御ユニット1を搭載しない自動二輪車においては、カバー120により不要な取付ボス部を隠すことができ、外観が向上する。
(第6の固定手段66)
図20及び図23は第6の固定手段66の詳細を示しており、図20は正面図(前面図)、図21はブロック口金具取付け前の底面図、図22はブロック口金具取付け作業中の底面図、図23は全ブロック口金具取付け終了後の底面図である。
図20において、第6の固定手段66を構成するブロック支持ブラケット130は、左右のフロントフォーク72,72を連結するアンダーブラケット75とアッパーブラケット76のうち、前述のようにアンダーブラケット75の下面に配置されている。このブロック支持ブラケット130により、左キャリパ用のゴム製ブレーキ管26−2,26−3同士を接続するブロック口金具140と、右キャリパ用のゴム製ブレーキ管28−2,28−3同士を接続するブロック口金具141とを、アンダーブラケット75の下面に、左右に並列配置した状態で固定している。
図21において、ブロック支持ブラケット130は、上壁130aと、該上壁130aの右端部から下方に折れ曲がると共に前方に延びる右壁130bと、前記上壁130aの前端から下方に折れ曲がる前壁130bcとを一体に備えており、図22に示すように、上壁130aがアンダーブラケット75の下面にボルト133により固着されている。右壁130bの下端部には右方に折れ曲がる回り止め用の折曲げ部130dが形成され、前壁130cの下端部には前方に折れ曲がる回り止め用の折曲げ部130eが形成されている。さらに、図21に示すように、前壁130cの右端縁には半円状の仮止め用切欠き136が形成され、また、右壁130bには、ボルト挿通孔137が形成されている。
右キャリパ用のブロック口金具141は、右壁130bの右面に当接すると共に右壁下端部の折曲げ部130d上に載置され、左キャリパ用のブロック口金具140は、前壁130cの前面及び右壁130dの左面に当接すると共に前壁下端部の折曲げ部130e上に載置され、そして、図23のように、ボルト143を左方から左キャリパ用のブロック口金具140のボルト挿通孔140a及び右壁130bのボルト挿通孔(符号なし)に挿通し、右キャリパ用のブロック口金具141のめねじ孔141aに螺合することにより、両ブロック口金具140,141を、アンダーブラケット75の下面に左右に並んだ状態で、ブロック支持ブラケット130に固着している。
各ブロック口金具140,141を取り付ける場合には、まず、図22のように、左キャリパ用のブロック口金具140を前端が左側にくるように傾斜させた状態とし、くの字状の金属接続管部分140bを右壁130bと前壁130cのとの間に下方から挿入する。挿入後、図23のように金属接続管部分140bを前壁120cの切欠き136に係合させると共に、左キャリパ用ブロック口金具140を前壁下端の折曲げ部130eに載せることにより、左キャリパ用のブロック口金具140を所定位置に仮止め状態とする。この仮止め状態を維持しつつ、右キャリパ用のブロック口金具141を右壁120bの右面に当接させると共に右壁下端部の折曲げ部130dに載せ、ボルト143により両ブロック口金具140,141を締結する。したがって、一人の作業者でも簡単に両ブロック口金具140,141を固定することができる。
上記のように第6の固定手段66により、二個のブロック口金具140,141を、左右に並べた状態でアンダーブラケット75の下面に固定しているので、たとえば図6において、フロントフェンダー94とアンダーブラケット75との間に、フロントフェンダー94の上下動を十分に許容できる広い空間を確保することができる。また、左キャリパ用のブロック口金具140は左側に、右キャリパ用のブロック口金具141は右側に配置されるので、左右を間違えることなく、各ブロック口金具140,141を取り付けることができる。さらに、前壁120cに切欠き136を設けることにより、左キャリパ用のブロック口金具140を仮固定できるようにしているので、組立作業性が向上する。
(液圧制御ユニット1及び各ブレーキ配管組立体10,20,21の全体の組付け作業)
液圧制御ユニット1の取付(固定)作業並びに各固定手段61乃至66による各ブレーキ配管組立体10,20,21の取付(固定)作業については、既に個々に詳しく説明しているので、省略し、全体的な組付け作業のみを説明する。
(1)図3において、液圧制御ユニット1には、予め、前車輪用操作側ブレーキ配管組立体10のゴム製ブレーキ管12−2、金属製ブレーキ管11及びゴム製ブレーキ管12−1と、前車輪用作動側の左キャリパ用ブレーキ配管組立体20のゴム製ブレーキ管26−1、金属製ブレーキ管25及びゴム製ブレーキ管26−2、26−3と、前車輪用作動側の右キャリパ用ブレーキ配管組立体21のゴム製ブレーキ管28−1、金属製ブレーキ管27及びゴム製ブレーキ管28−2、28−3と、後車輪用作動側の第1の金属製ブレーキ管37−1と、後車輪用操作側の第2の金属製ブレーキ管35−2と、を接続しておく。この時、第1の固定手段61のゴムダンパー85及び第2の固定手段62のゴムダンパーを、予め金属製ブレーキ管11,27,25に嵌着しておいてもよい。
(2)組付け作業を行う作業者は、車輌(メインフレームF)の右側に位置し、まず、液圧制御ユニット1を、図10のように右方からメインフレームF内に挿入して支持ブラケット43に搭載し、下端のロッド49を環状ゴムダンパー46に圧入すると共に、右側の環状ゴムダンパー47を切欠き48にはめ込み、右方からナット44aを締め付けることにより、重量物である液圧制御ユニット1を支持ブラケット43に固定する。
(3)次に、図5に示すように、各金属製ブレーキ配管11,27,25を、前記第1の固定手段61及び第2の固定手段62により、結束すると共にメインパイプ52の上面に固定し、第3の固定手段63及び第4の固定手段64により、右側後部フレーム57等に固定し、さらに、第5の固定手段65により、図18のように、金属製ブレーキ管11,27、25の前端部とゴム製ブレーキ管12―1,28−2,26―2との接続用ブロック口金具111,112,113を、メインパイプ52の右側面等に固定する。
(4)そして、図20乃至図23に示すように、左キャリパ用のブロック口金具140と、右キャリパ用のブロック口金具141とを、第6の固定手段66により、アンダーブラケット75の下面に固定する。
(5)上記のように液圧制御ユニット1と前車輪用のブレーキ配管組立体10,20,21をメインフレームFに取り付けた後、後車輪用のブレーキ配管組立体33,34を、液圧制御ユニット1に接続すると共に、複数の固定手段150,151等により、メインフレームF及びスイングアーム79等に固定する。
このように、本実施の形態によると、液圧制御ユニット1と前車輪用の三つのブレーキ配管組立体10,20,21とを、互いに予め接続した状態で、車輌の右方からメインフレームFに同時に取り付け、固定することができ、ブレーキ装置の組立体作業性が向上する。
[その他の実施の形態]
(1)本発明は、アンチロックブレーキシステムのみを内蔵した液圧制御ユニット又は前後連動ブレーキシステムのみを内蔵した液圧制御ユニットを備えた自動二輪車のブレーキ装置にも適用することができる。
(2)本発明は、前車輪用に一つのブレーキディスクと一つのキャリパを備えているブレーキ装置にも適用可能である。すなわち、前車輪用作動側ブレーキ配管組立体を、一組だけ備えている自動二輪車のブレーキ装置にも適用可能である。
(3)本発明は、液圧制御ユニットと前車輪用の三つのブレーキ配管組立体とを、車輌の左方からメインフレームの取り付ける構造とすることも可能である。
[本実施形態に関わる他の発明]
図20から図23に記載の第6の固定手段66に関わる発明として、次の発明がある。第6の固定手段66である第2ブロック支持ブラケット(130)は、前車輪73を上下動自在に支持するフロントフォーク72,72に固定されているアンダーブラケット75の下面に固定されている。
(1)車両のブレーキ配管構造において、前記第2ブロック支持ブラケット(130)に、前記第2ブロック部材(140,141)に接続される前記ブレーキ管(26−2,28−2)を係合させるための仮止め用切欠き136と、該仮止め用切欠き136回りにおける前記第2ブロック部材(140,141)の回り止め用の部分(130b,130e)と、が形成されている。
(2)車両のブレーキ配管構造において、前記第2ブロック支持ブラケット(130)に、前記第2ブロック部材(140,141)に接続される前記ブレーキ管(26−2,28−2)を係合させるための仮止め用切欠き136と、前記第2ブロック部材の下面を支持する部分(130e)と、前記仮止め用切欠き136の開口に対向する側で前記第2ブロック部材(140,141)の側面を支持する部分(130b)と、が形成されている。
また、自動二輪車等の車両に関わる発明として、次の発明がある。
(a)
第1条部材(15)と、第1条部材の径方向で、第1条部材に対して隙間を空けて第1条部材を囲む隣接体(57,200(105),201,106)と、第1条部材に沿って延びて、第1条部材の直径(D1)よりも小さな直径(D2,D3,D4)を有する複数の第2条部材(11、25、27)と、第1条部材と複数の第2条部材とを固定するクランプ(69)と、を備える、条部材組立体(自動二輪車)であって、クランプが、第1条部材を挟持する第1挟持部分(101)と、第1条部材と隣接体との間の隙間の領域に第1条部材の周方向に並べた状態で複数の第2条部材を挟持する第2挟持部分(102a,102b,102c)と、を有している。
構成(a)を採用することによって、次の効果がある。第2条部材を第1条部材の周方向に配置することで、第1条部材と隣接体との間の隙間が大きくなくとも、第1条部材と隣接体との間に第2条部材を配置することができる。直径が大きい第2条部材の周方向に直径の小さい第2条部材を配置することで、各条部材間の隙間をすべて小さくすることができ、小さい隙間に複数の条部材を配置できる。
(b)
隣接体には、第1条部材を外部に露出させる開口(200及び201と、57及び106と、の間の開口)が形成されており、少なくとも1つの第2条部材は、第1条部材を基準として開口の反対側に配置されている。
構成(b)を採用することによって、次の効果がある。第2条部材が第1条部材に隠されて、開口から露出することを防ぐことができ、美観を向上することができる。
(c)
クランプは、隣接体と第2条部材との間に配置される部分(接触部69a,69b)を有している。
構成(c)を採用することによって、第2条部材が隣接体に接触することが防がれる。
(d)
クランプは、非円形に形成されると共に、隣接体に当接させるための複数の面(接触部69a,69bの外面)を有している。
構成(d)を採用することによって、クランプが第1条部材周りに回転することが阻止される。周り止めされることによって、第1条部材周りに、クランプ及び第2条部材が角変異することが防がれ、第2条部材に応力が発生することが防がれる。
(e)
クランプは、可撓性及び弾発性を有する振動吸収性材料によって形成されている。
構成(e)を採用することによって、隣接体から第1及び第2条部材への振動の伝達を防止できる。
(f)
ブレーキ配管組立体11,25,27は、液圧制御ユニット1から車体前方に進むにつれて、メインハーネス15よりも車体フレーム(F)の外側から、メインハーネス15に沿って延びるようにメインハーネス15に近づいて、メインハーネス15と車体フレーム(F)との隙間に入り込む。ブレーキ配管組立体11,25,27が、メインハーネス15と車体フレーム(F)との隙間に入り込む部分付近に、クランプ69が配置される。
構成(f)を採用することによって、次の効果がある。隙間に入り込んだ部分でブレーキ配管組立体11,25,27が固定されるので、ブレーキ配管組立体11,25,27がずれることが防止される。
(g)
ブレーキ配管組立体11,25,27は、クランプ69による固定位置よりも液圧制御ユニット1側で、それぞれ並列した状態で、固定手段64によって固定される。固定手段64は、シート200によって隠されている。シート200と、車体フレーム(F)との間の隙間に、ブレーキ配管組立体11,25,27が配置されている。シート200と燃料タンク201との間の領域において、ブレーキ配管組立体11,25,27は、メインハーネス15よりも、車体内側を通過する。
本発明は、特許請求の範囲に記載された本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、各種変形及び変更を行うことも可能である。
本発明にかかる自動二輪車の前車輪用ブレーキ配管構造の配管略図である。 本発明にかかる自動二輪車の後車輪用ブレーキ配管構造の配管略図である。 図1及び図2のブレーキ配管構造を備えた自動二輪車のメインフレームの斜視図である。 図3の前輪用ブレーキ配管構造の右側面図である。 図4の平面図である。 図4の前車輪部分の左側面図である。 図3の後車輪用ブレーキ配管構造の右側面図である。 液圧制御ユニットの取付け前の状態を示す右側面図である。 図8のIX-IX断面図である。 取付け後の液圧制御ユニットの右側面図である。 第1の固定手段を右後上方から見た拡大斜視図である。 図5のXII-XII断面拡大図である。 図12のXIII-XIII断面図である。 図4のXIV-XIV断面拡大図である。 自動二輪車におけるブレーキ配管及びメインハーネスのレイアウトを示す斜視図である。 図4のXV-XV断面拡大斜視図である。 自動二輪車における燃料タンクとシートとの境界部分周辺を示す斜視図である。 カバーを取り除いて示す第5の固定手段の右側面拡大図である。 図18のXVII- XVII断面図である。 第6の固定手段を備えたメインフレームの前端部の正面図である。 ブロック口金具取付け前の第6の固定手段の底面図である。 ブロック口金具取付け作業中の第6の固定手段の底面図である。 全ブロック口金具取付け終了後の第6の固定手段の底面図である。 従来の自動二輪車におけるブレーキ配管及びメインハーネスのレイアウトを示す斜視図である。 従来の自動二輪車における燃料タンクとシートとの境界部分周辺を示す斜視図である。
2 ブレーキレバー(ブレーキ操作部の一例)
3 前車輪用のマスタシリンダ
4 前車輪用の左キャリパ
5 前車輪用の右キャリパ
10 前車輪用操作側ブレーキ配管組立体
11 金属製ブレーキ管
15 メインハーネス
20 前車輪用作動側の左キャリパ用ブレーキ配管組立体
21 前車輪用作動側の右キャリパ用ブレーキ配管組立体
25 金属製ブレーキ管(前車輪用)
27 金属製ブレーキ管(前車輪用)
30 ブレーキペダル(ブレーキ操作部の一例)
31 後車輪用のマスタシリンダ
32 後車輪用のキャリパ
33 後車輪用操作側ブレーキ配管組立体
34 後車輪用作動側ブレーキ配管組立体
52 メインパイプ(パイプ部材の一例)
61 第1の固定手段
63 第3の固定手段
65 第5の固定手段
66 第6の固定手段
69 第3の固定手段のクランプ
73 前車輪
75 アンダーブラケット
85 第1の固定手段のゴムダンパー
86 第1の固定手段の押さえ部材
94 フロントフェンダー
115 第5の固定手段の略断面コの字状のブロック支持ブラケット
115c,115d 壁部材
130 第6の固定手段のブロック支持ブラケット
136 仮止め用切欠き
130b 右壁(ブロック口金具の回り止め用の部分、ブロック口金具の側面を支持する部分)
130e 折曲げ部(ブロック口金具の回り止め用の部分、ブロック口金具の下面を支持する部分)
140 左キャリパ用のブロック口金具
141 右キャリパ用のブロック口金具
F メインフレーム

Claims (6)

  1. ブレーキ操作部のマスタシリンダと、車輪のブレーキディスクを制動するキャリパと、を接続するための、三つのブレーキ配管組立体が並列に配置された、車両のブレーキ配管構造において、
    前記各ブレーキ配管組立体に含まれる各ブレーキ管よりなる、三本の前記ブレーキ管を、ブレーキ管長さ方向に見て、Lの字の両端部と折曲げ部とにそれぞれ対応する位置に配設しており、
    前記Lの字の両端部と折曲げ部とに対応する位置に配設された三本の前記ブレーキ管に対し、前記折曲げ部側とは反対側のスペースに、配線束及び/又は配管束であるハーネスを配設しており、
    前記ハーネスの直径は、前記ブレーキ管の直径よりも大きく、
    前記ハーネスの径方向で、前記ハーネスに対して隙間を空けて前記ハーネスを囲む隣接体を備えており、
    三本の前記ブレーキ管と前記ハーネスとを、それぞれ挟持する一つのクランプを備えており、
    前記クランプが、前記ハーネスを挟持する第1挟持部分と、前記ハーネスと前記隣接体との間の隙間の領域に前記ハーネスの周方向に並べた状態で三本の前記ブレーキ管を挟持する第2挟持部分と、を有している、ことを特徴とする車両のブレーキ配管構造。
  2. 請求項1記載の車両のブレーキ配管構造において、
    三本の前記ブレーキ管をL字状に配置する場合の最大寸法が、三本のブレーキ管を一列に配置する場合の最大寸法に比べて小さく形成されている、車両のブレーキ配管構造。
  3. 請求項1又は2記載の車両のブレーキ配管構造において、
    前記隣接体には、前記ハーネスを外部に露出させる開口が形成されており、少なくとも1つの前記ブレーキ管は、前記ハーネスを基準として前記開口の反対側に配置されている、車両のブレーキ配管構造。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の車両のブレーキ配管構造において、
    前記クランプは、前記隣接体に当接させるための複数の面を有している、車両のブレーキ配管構造。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載の車両のブレーキ配管構造において、
    前記第2挟持部分は、三本の前記ブレーキ管を挟持するためのつの保持凹部を備えており、前記各保持凹部は、異なる方向にそれぞれ開口しており、前記各保持凹部の開口部分は括れている、車両のブレーキ配管構造。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つに記載の車両のブレーキ配管構造において、
    車体のフレームに前記ブレーキ配管組立体を固定するための固定手段として、該ブレーキ配管組立体に含まれる二つのブレーキ管同士を接続するための第1ブロック部材を前記フレームに固定する略断面U字状の第1ブロック支持ブラケットを備え、
    前記各ブレーキ配管組立体に含まれる前記各第1ブロック部材よりなる、三つの前記第1ブロック部材のうち、いずれか一つを、前記第1ブロック支持ブラケットの相対向する壁部材の二つの内側面間に挟持し、他の二つを、各前記壁部材の二つの外側面の一方又は両方に固定している、車両のブレーキ配管構造。
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