JP5172538B2 - 自動二輪車のブレーキ配管構造 - Google Patents

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Description

本発明は、自動二輪車のブレーキ配管構造に関し、たとえば、アンチロックブレーキシステム及び前後連動ブレーキシステムの少なくとも一つのシステムを内蔵する液圧制御ユニットを備えた自動二輪車のブレーキ配管構造に関する
自動二輪車のアンチロックブレーキシステム(以下「ABS」という)は、周知のように、車輪がロックしそうな状態になった時に、キャリパへのブレーキ液圧を制御して、キャリパによるブレーキディスクの制動を自動的に制御し、車輪のロックを防止するシステムであり、前後連動ブレーキシステムは、たとえば、ブレーキペダルの操作により、後車輪の制動に連動して、前車輪も制動するシステムである。
ABS等を内蔵する液圧制御ユニットを備えている自動二輪車では、たとえば前車輪用ブレーキレバーのマスタシリンダを、一旦、操作側ブレーキ配管組立体により液圧制御ユニットに接続し、該液圧制御ユニットから、作動側ブレーキ配管組立体を介してキャリパに接続しており、このため、全体のブレーキ配管長が長くなっている。
従来、上記液圧制御ユニットと、操作側ブレーキ配管組立体と、作動側ブレーキ配管組立体とを、車体のメインフレーム等に取り付ける場合には、たとえば、液圧制御ユニットをメインフレーム内部に装着し、次に、操作側ブレーキ配管組立体及び作動側ブレーキ配管組立体をメインフレーム上方からメインフレーム内に侵入させて、液圧制御ユニットに接続して、メインフレームに固定している(特許文献1)。
特開2007−76554号公報
前記従来例のように、各ブレーキ配管組立体を、メインフレーム内部に上方から侵入させてメインフレームに取り付ける構造では、ブレーキ配管の取付作業に手間がかかり、組立作業能率が低下すると共にメンテナンス時の着脱作業にも手間がかかる。
(発明の目的)
本発明の目的は、液圧制御ユニットに接続されるブレーキ配管組立体の車体のフレームへの取付作業を、簡単且つ短時間で行えるブレーキ配管構造及び該ブレーキ配管構造を備えた自動二輪車を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明は、車体のメインフレームは、ヘッドパイプから後方に延びると共に後端部が下方に湾曲する一本のメインパイプと、前記メインパイプの後端部近傍から左右の後下方に延びる左右一対の後部パイプと、該各後部パイプから後方に延びて後方のパイプ部材に至る左右一対の連結パイプと、を有しており、前後の車輪間に配置されるブレーキ用の液圧制御ユニットに、該液圧制御ユニットから操舵ハンドルの前輪用ブレーキ操作部のマスタシリンダに至る前輪用操作側ブレーキ配管組立体と、前記液圧制御ユニットから前車輪のブレーキディスクを制動するキャリパに至る前輪用作動側ブレーキ配管組立体とを接続し、互いに接続された状態の前記液圧制御ユニット及び前記両ブレーキ配管組立体を、前記メインフレームに載置し、液圧制御ユニット固定用の固定手段とブレーキ配管組立体固定用の固定手段とにより、前記車体のフレームに固定する自動二輪車のブレーキ配管構造において、前記左右一対の後部パイプのうち車幅方向一方側の前記後部パイプに支持ブラケットを設け、該支持ブラケット上に、前記車幅方向一方から前記液圧制御ユニットを出し入れ可能に載置しており、前記両ブレーキ配管組立体は、前記液圧制御ユニットから前記車幅方向一方側の前記連結パイプの外側面を通過した後、前記車幅方向一方側の前記後部パイプの後上面を通過して前記メインパイプの上面へ延び、前記ブレーキ配管組立体固定用の固定手段により、前記車幅方向一方側の前記連結パイプ、前記後部パイプ及び前記メインパイプに固定されている
上記構成によると、ブレーキ配管組立作業時、作業者は、車幅方向の一方側に位置した状態で、液圧制御ユニットとこれに接続された各ブレーキ配管組立体とを、上記一方側からメインフレーム等の車体のフレームに載置し、固定することができ、取付作業を簡素化することができる。
本発明は、上記ブレーキ配管構造において、好ましくは、次の構成を備えることができる。
前記支持ブラケットの上方空間部分の前後及び上方を前記メインフレームの構成部材で覆うことにより、前記車幅方向一方に開放する凹所が形成されており、前記液圧制御ユニットの少なくとも一部分が前記凹所に収納され、前記ブレーキ配管組立体と前記液圧制御ユニットとの接続部分は、前記凹所から前記車幅方向一方側に延びている
前記液圧制御ユニットは、本体部分とポンプ部とを有しており、前記液圧制御ユニットの本体部分は、前記車幅方向一方側の前記後パイプよりも車幅方向の内側に位置し、前記ポンプ部は、ポンプ軸線が車幅方向に延びると共に前記メインフレームから前記車幅方向一方に突出している。この場合、さらに好ましくは、前記液圧制御ユニットの前記本体部分の上面のうち、前記車幅方向一方側の部分に、前記ブレーキ配管組立体が接続されるポートが形成されている。
前記前輪用操作側ブレーキ配管組立体は、操舵ハンドルの右グリップ近傍の前輪用ブレーキ操作部に至っており、前記支持ブラケットは右側の前記後部パイプ設けられている。
前記作動側ブレーキ配管組立体と前記操作側ブレーキ配管組立体とは、互いに隣接して前記後部パイプ及び前記メインパイプに沿って延びている
この構成によると、各ブレーキ配管組立体の車体への固定について、配管組立体を構成する各配管を車体のフレームに組立てる場合に比べて、車体のフレームに対する配管固定作業を短時間で行うことができる。
前記作動側ブレーキ配管組立体は、前記液圧制御ユニット側の第1部分と、前記前車輪用のキャリパ側の第2部分と、前記第1部分と前記第2部分との間の第3部分とを有し、前記第1部分および前記第2部分は、前記車体のフレームの車幅方向一方に配置され、前記第3部分は、前記車体のフレームの上方に配置されている
この構成によると、作動側ブレーキ配管組立体は、フレーム上方に配置される部分(第3部分)を有しているので、車体のフレームへの取付けが容易となる。
要するに本発明によると、ブレーキ配管の組立作業時、作業者は、車幅方向の一方側に位置した状態で、液圧制御ユニットとこれに接続された各ブレーキ配管組立体とを、上記一方側からメインフレームに載置し、固定することができ、取付作業を簡素化することができる。
[発明の実施の形態]
図1は、本発明にかかる自動二輪車の前車輪用ブレーキ装置の配管略図、図2は自動二輪車の後車輪用ブレーキ装置の配管略図であり、これら図1及び図2により、まず、前車輪用及び後車輪用の各ブレーキ装置の概念を説明する。図1において、前車輪用のブレーキ装置は、ABS(アンチロックブレーキシステム)及び前後連動ブレーキシステムを内蔵する前後車輪共用の液圧制御ユニット1と、前車輪用のブレーキ操作部であるブレーキレバー2と、該前車輪用ブレーキレバー2により駆動する前車輪用マスタシリンダ3と、前車輪の左右のブレーキディスクを制動する左右一対の前車輪用のキャリパ4,5と、を備えている。前車輪用マスタシリンダ3と液圧制御ユニット1の第1の入口ポート1aとは、前車輪用の操作側ブレーキ配管組立体10により、ブレーキ液流動可能に接続されている。前車輪用左キャリパ4と液圧制御ユニット1の第1の出口ポート1bとは、前車輪用の作動側ブレーキ配管組立体の一つとして、左キャリパ用ブレーキ配管組立体20により、ブレーキ液流動可能に接続され、前車輪用右キャリパ4と液圧制御ユニット1の第2の出口ポート1cとは、前車輪用の作動側ブレーキ配管組立体の別の一つとして、右キャリパ用ブレーキ配管組立体21により、ブレーキ液流動可能に接続されている。
前車輪用の操作側ブレーキ配管組立体10は、内径d1(図示せず)を有する単一又複数の金属製ブレーキ管11と、複数のゴム製ブレーキ管12−1,12−2等と、を含んでおり、前車輪用の左キャリパ用ブレーキ配管組立体20は、内径d2(図示せず)を有する単一又は複数の金属製ブレーキ管25と、複数のゴム製ブレーキ管26−1、26−2、26−3等と、を含んでおり、前車輪用の右キャリパ用ブレーキ配管組立体21は、内径d2を有する単一又は複数の金属製ブレーキ管(第1の27と、複数のゴム製ブレーキ管28−1、28−2、28−3等と、を含んでいる。各金属製ブレーキ管11,25,27は、たとえばステンレス鋼製である。
前車輪用操作側の金属製ブレーキ管11の内径d1は、前車輪用作動側の各キャリパ用金属製ブレーキ管25,27の内径d2よりも相対的に太くなっている。好ましくは、前車輪用操作側の金属製ブレーキ管11の液流通断面積が、前車輪用作動側の各金属製ブレーキ管25,27の各液流通断面積の略2倍程度となるように、各内径d1,d2が設定される。これにより、前車輪用作動側の各金属製ブレーキ管25,27の各液流通断面積を合計した面積が、前車輪用操作側の金属製ブレーキ管11の液流通断面積と、略等しくなっている。
勿論、前車輪用操作側の金属製ブレーキ管11の内径d1と、前車輪用作動側の各金属製ブレーキ管25,27の内径d2との大小関係は、上記関係に限定されるものではなく、各ブレーキ配管組立体10,20,21の長さ、湾曲状態あるいは屈曲状態等によって、適宜変更され得るものである。
図2において、後車輪用のブレーキ装置は、前記前後車輪共用の液圧制御ユニット1と、ブレーキ操作部としての後車輪用ブレーキペダル30と、該ブレーキペダル30により駆動する後車輪用マスタシリンダ31と、後車輪用キャリパ32と、を備えている。後車輪用マスタシリンダ31と液圧制御ユニット1の第2の入口ポート1eとは、後車輪用操作側ブレーキ配管組立体33により、ブレーキ液流動可能に接続され、後車輪用キャリパ32と液圧制御ユニット1の第3の出口ポート1fとは、後車輪用作動側ブレーキ配管組立体34により、ブレーキ液流動可能に接続されている。
後車輪用操作側ブレーキ配管組立体33は、内径d3(図示せず)を有する単一又は複数の金属製ブレーキ管35と、単一又は複数のゴム製ブレーキ管36等と、を含んでおり、後車輪用作動側ブレーキ配管組立体34は、前記内径d3より小さい内径d4(図示せず)を有する単一又は複数の金属製ブレーキ管37と、単一又は複数のゴム製ブレーキ管38等と、を含んでいる。
(ブレーキ配管組立体の取付構造)
図3は、図1及び図2の前後のブレーキ装置を備えた自動二輪車のメインフレームの斜視図、図4は、図3の前車輪用ブレーキ装置の右側面図、図5は図4の平面図、図6は図4の前車輪部分の左側面図、図7は図3の後車輪用ブレーキ装置の右側面図である。
図3において、自動二輪車のメインフレームFは、操舵軸を支持する筒状のヘッドパイプ51と、該ヘッドパイプ51から概ね後方に延びると共に後端部が下方に湾曲する一本のメインパイプ52と、前記ヘッドパイプ51から略下方に延びる左右一対のダウンパイプ53と、各ダウンパイプ53の下端部から後方に延びる左右一対のロワーパイプ55と、各ロワーパイプ55の後端部から概ね上方に立ち上がる左右一対の立ち上がりパイプ56と、前記メインパイプ52の後端部近傍から左右の後下方に延びて前記立ち上がりパイプ56の下端部近傍に至る左右一対の後部パイプ57と、各後部パイプ57の上部から後方の立ち上がりパイプ56の上端部に至る左右一対の連結パイプ58等と、を備えている。さらに、メインフレームFは、前記立ち上がりパイプ56の上端から後方に延びる左右一対のリヤシート支持体59と、複数のクロス部材等と、を備えている。
図5において、前車輪用操作側ブレーキ配管組立体10の金属製ブレーキ管11と、前車輪用作動側の左右のキャリパ用ブレーキ配管組立体20,21の各金属製ブレーキ管25,27とは、角形断面のメインパイプ52の上面に配置され、前部の第1の固定手段61によりメインパイプ52の上面に固定されると共に、後部の第2の固定手段62により結束状態が維持されている。前車輪用の三本の前記金属製ブレーキ管11,25,27の前端部分は、メインパイプ52の車幅方向の一方の側面、たとえば右側面に回り込み、第5の固定手段(接続手段)65を介して、それぞれゴム製ブレーキ管12−1,26−2,28−2に接続されている。前車輪用の三本の前記金属製ブレーキ管11,25,27の後端部分は、右側の後部パイプ57に沿って後下方に延び、第3の固定手段63により結束状態が維持され、固定されると共に、右側の連結パイプ58に設けられた第4の固定手段(接続手段)64を介して、それぞれゴム製ブレーキ管12−2,26−1,28−1に接続されている。
図4において、液圧制御ユニット1は、右側の立ち上がりパイプ56と右側の後部パイプ57との間に設けられた支持ブラケット43上に載置されており、図5に示すように、液圧制御ユニット1の上面に設けられた第1の入口ポート(接続孔)1a並びに第1及び第2の出口ポート(接続孔)1b、1cに、接続金具を介して前記ゴム製ブレーキ管12−2,26−1,28−1がそれぞれ接続されている。
図4において、車輌前端部の前車輪用操作側ブレーキ配管組立体10のゴム製ブレーキ管12−1は、前記第5の固定手段65からヘッドパイプ51を経てハンドルバー(操舵ハンドル)70に至り、ハンドルバー70に沿って右方に延び、前車輪用マスタシリンダ3に至っており、該前車輪用マスタシリンダ3はブレーキレバー2に連動連結し、ブレーキレバー2の操作により駆動するようになっている。
車輌前端部の左右のキャリパ用ブレーキ配管組立体20、21の各ゴム製ブレーキ管26−2、28−2は、図4及び図6に示すように、フロントフォーク72に支持されたアンダーブラケット75の下面に配置されたブロック口金具(ブロック部材)140,141を介してそれぞれ同様のゴム製ブレーキ管26−3、28−3に接続されており、両ブロック口金具140,141は、後述する第6の固定手段66を介してアンダーブラケット75の下面に固定されている。図4に示す右キャリパ用のゴム製ブレーキ管28−3は、前車輪73の右側ブレーキディスク74に配置された前車輪用右キャリパ5に接続されている。一方、左キャリパ用のゴム製ブレーキ管26−3は、前記第6の固定手段66から前車輪73の左方に延び、図6に示すように、前車輪73の左側ブレーキディスク77に配置された前車輪用左キャリパ4に接続されている。また、前車輪73の前車軸には、前車輪73の回転速度を検出するためのロータ80が設けられ、該ロータ80に車軸方向に対向する回転速度センサー81により、回転速度を検出し、リード線85を介して、液圧制御ユニット1の制御部に入力するようになっている。
図7において、搭乗者の足元近傍に配置されたブレーキペダル30により駆動する後車輪用マスタシリンダ31には、後車輪用操作側の第1のゴム製ブレーキ管36−1が接続され、該第1のゴム製ブレーキ管36−1は、右側のロワーパイプ55の上面に沿って後方に延びると共に固定手段150により右側ロワーパイプ55に固定され、右側後部パイプ57の下端部近傍で第1の金属製ブレーキ管35−1に接続され、該第1の金属製ブレーキ管35−1は、右側の立ち上がりパイプ56の後方を上方に延び、液圧制御ユニット1の下端部近傍で第2のゴム製ブレーキ管36−2に接続されている。該第2のゴム製ブレーキ管36−2は液圧制御ユニット1の後方を上方に延びて第2の金属製ブレーキ管35−2に接続され、該第2の金属製ブレーキ管35−2は上方に延びると共に前方に折れ曲がり、液制御ユニット1の上方で更に下方に折れ曲がって、液圧制御ユニット1の上面の第2の入口ポート1eに接続されている。
液圧制御ユニット1の上面に形成された後車輪用の第3の出口ポート1fには、外付け圧力センサー90が接続され、該外付け圧力センサー90には後車輪用作動側の第1の金属製ブレーキ管37−1が接続され、該第1の金属製ブレーキ管37−1は、液圧制御ユニット1の後方を下方に折れ曲がり、第1のゴム製ブレーキ管38−1を介して、液圧制御ユニット1の下端部近傍で第2の金属製ブレーキ管37−2に接続されている。該第2の金属製ブレーキ管37−2は、スイングアーム79の下側に配置された第2のゴム製ブレーキ管38−2に接続され、該第2のゴム製ブレーキ管38−2はスイングアーム79の下面に沿って後方に延びると共に固定手段151によりスイングアーム79に固定され、後車輪のブレーキディスク78に配置された後車輪用キャリパ32に接続されている。また、後車輪の車軸には、後車輪の回転速度を検出するためのロータ82が設けられ、該ロータ82に軸方向に対向する回転速度センサー83により、回転速度を検出し、リード線84を介して液圧制御ユニット1の制御部に入力するようになっている。
(液圧制御ユニット1の固定構造)
図8乃至図10は液圧制御ユニット1の固定構造の詳細を示しており、図8は液圧制御ユニットの取付け前の状態を示す右側面図、図9は図8のIX-IX断面図、図10は取付後の液圧制御ユニット1の右側面図である。図8において、右側後部パイプ57と右側立ち上がりパイプ56との交差部分の上側に、略垂直な取付板41が溶接により両パイプ56,57に固着されており、前記取付板41の裏面(左側面)には、前後方向に間隔を置いて一対のナット42が溶接により固着されている。
液圧制御ユニット1の固定手段は、前記取付板41に取り付けられる前記支持ブラケット43と、液圧制御ユニット1の右側面の下端部に設けられて右方に突出する前後一対のボルト44と、液圧制御ユニット1の下面に設けられて下方に突出するロッド49と、前記ボルト44に螺合されたナット44aと、前記ボルト44に嵌合する環状ゴムダンパー47等と、前記支持ブラケット43に装着されて前記ロッド49が圧入される環状ゴムダンパー46等と、から構成されている。
支持ブラケット43は、上側ブラケット部材43−1と、下側ブラケット部材43−2とを、溶接により一体に結合しており、上側ブラケット部材43−1は、ブリーザ略水平な底壁43aと、該底壁43aの右端部から立ち上がる上側縦壁43cと、備え、下側ブラケット部材43−2は、前記底壁43aの右端部近傍から下方に延びる下側縦壁43bを構成している。上側縦壁43cには、液圧制御ユニット1の前記一対の環状ゴムダンパー47が嵌合する前後一対の上開きの切欠き48が形成され、下側縦壁43bには、前記取付板41の一対のナット42に対応する位置にボルト挿通孔45が形成されている。上記切欠き48は、前記ボルト44の軸径よりも大きく、ナット44aよりも小さい径とすることが好ましい。
図9において、支持ブラケット43に嵌着された環状ゴムダンパー46と、液圧制御ユニット1のボルト44に嵌着されている環状ゴムダンパー47とは、それぞれ外周環状溝46a、47aを有しており、環状ゴムダンパー46の環状溝46aは支持ブラケット43の底壁43aに形成された嵌着用孔に係合し、液圧制御ユニット1のボルト44に嵌着された環状ゴムダンパー47の環状溝47aは、支持ブラケット43の切欠き48に係合可能となっている。
図10において、支持ブラケット43は、下側縦壁43bが取付板41の上端部の右側面に押し当てられ、ボルト50を右方からボルト挿通孔45に挿通すると共に、ナット42に螺着することにより、底壁43aが概ね水平姿勢となるように、取付板41に固着されている。
液圧制御ユニット1の下端のロッド49を支持ブラケット43の底壁43aの環状ゴムダンパー46内に圧入すると同時に、右側面の両環状ゴムダンパー47を対応する切欠き48にそれぞれ上方から係合し、そして、右方からナット44aを締め付けることにより、液圧制御ユニット1を三点支持状態で支持ブラケット43に固定している。
(第1の固定手段61の構造)
図11乃至図13は第1の固定手段61の詳細を示しており、図11は第1の固定手段61を右後上方から見た拡大斜視図、図12は第1の固定手段61の図5のXII-XII断面拡大図、図13は図12のXIII-XIII断面図である。図11において、該第1の固定手段61は、略直方体状の前後一対のゴムダンパー85と、上方から見て略矩形枠状に形成された押さえ部材86とを備えており、該押さえ部材86はメインハーネス15の固定用にも利用され、また、押さえ部材86は、エンジン冷却液用のサーモスタット(図示せず)を支持するためのサーモブラケット87を利用してメインパイプ52に固定されている。サーモブラケット87は、メインパイプ52の上面の右端部に上方突出状に形成された取付片91の右側面に、前後二本のボルト92により固着され、メインパイプ52の右側方を下方に延びている。
図12において、各ゴムダンパー85には、各金属製ブレーキ管11,27,25を保持する三つの下開きの保持凹部88a、88b、88cが形成され、ゴムダンパー85の上面には、押さえ部材86が上方から係合可能な直線状の係合溝89が形成されている。前記保持凹部88a、88b、88cは、各金属製ブレーキ管11,27,25の外形に略対応する円形に形成されると共に下端開口部分が括れており、各金属製ブレーキ管11,27,25をそれぞれ下方から保持凹部88a、88b、88cに圧入し、保持できるようになっている。また、ゴムダンパー85の上面の前記係合溝89は、金属製ブレーキ管11,27,25と略直角方向に延びるように形成されている。
押さえ部材86は、たとえば、ばね鋼製の棒状部材を折曲げ成形したものであり、右端部がサーモブラケット87の上端部に溶接により固着されており、右端部近傍で上方に立ち上がり、該立ち上がり部分の上端から略水平に左方に延びる第1の押さえ部86aが形成され、該第1の押さえ部86aの左端部で更に上方に立ち上がり、この二段目の立ち上がり部分の上端から略水平に左方に延びる第2の押さえ部86bが形成され、第2の押さえ部86bはメインパイプ52の略左端に対応する位置まで延び、下方に折れ曲がっている。前記第2の押さえ部86bは、メインパイプ52の上面に載置されたメインハーネス15を上方から押さえ付けている。
図13のように、第1の押さえ部86aはゴムダンパー85の上面の係合溝89に上方から係合し、ゴムダンパー85をメインパイプ52の上面に一定の圧力で押し付け、これにより、図12のように、三つの金属製ブレーキ管11,27,25を、ゴムダンパー85を介して同時にメインパイプ52の上面に固定している。
なお、図3乃至図6に示す第2の固定手段62としては、前記第1の固定手段61のゴムダンパー85と同様なゴムダンパーがメインパイプ52の上面に載置され、このゴムダンパーにより3本の金属製ブレーキ管11,27,25を第1の固定手段61と同様に保持している。
(第3の固定手段63の構造)
図14及び図15は第3の固定手段63の詳細を示しており、図14は図4のXIV-XIV断面拡大図、図15は図4のXV-XV断面拡大斜視図である。図14において、第3の固定手段63は、樹脂又はゴムでできた一つのクランプ69により構成されており、該クランプ69は、メインハーネス15を保持するための大径円弧状の第1の保持凹部101と、各金属製ブレーキ管11,27,25を保持するための小径円弧状の第2,第3及び第4の保持凹部102a、102b、102cを一体に備えている。
各保持凹部101、102a、102b、102cは、メインハーネス15及び各金属製ブレーキ管11,27,25の外形に略対応する円形に形成されると共に開口部分が括れており、メインハーネス15及び各金属製ブレーキ管11,27,25をそれぞれ開口部分から圧入した状態に保持できるようになっており、各保持凹部101、102a、102b、102cの相互の位置関係は次のように設定されている。
各金属製ブレーキ管11,27,25用の第2乃至第4の保持凹部102a、102b、102cは、各凹部中心P2,P3,P4が、仮想線で示すようなLの字の上端部と折り曲げ部と右端部に略対応する位置にくるように配設されている。具体的には、操作側の金属製ブレーキ管11を保持する第2の保持凹部102aの中心P2が、Lの字の上端部に位置し、右キャリパ用の金属製ブレーキ管27を保持する第3の保持凹部102bの中心P3が、Lの字の折曲げ部に位置し、左キャリパ用の金属製ブレーキ管25を保持する第4の保持凹部102cの中心P4が、Lの字の右端部に位置しており、そして、メインハーネス15を保持する第1の保持凹部101の中心P1が、Lの字の両端部中心P2,P4を結ぶ線に対し、折曲げ部の中心P3側とは反対側のスペース、すなわち、右上方に位置している。
メインハーネス15用の第1の保持凹部101は、右端部が括れ状に開口し、Lの字の上端部の第2の保持凹部102aは、上端部が括れ状に開口し、Lの字の折曲げ部の第3の保持凹部102bは、左下端部が括れ状に開口し、Lの字の右端部の第4の保持凹部102cは、右端部が括れ状に開口している。
第2乃至第4の保持凹部102a、102b、102cを前記のような異なる方向にそれぞれ開口しているので、各金属製ブレーキ管11,27,25を各保持凹部102a、102b、102cに圧入した状態では、相互に各保持凹部102a,102b,102の開口部分を閉じるように作用し、さらに、第1の保持凹部101にメインハーネス15を圧入することにより、第2及び第4の保持凹部102a、102cの開口部分を閉じるように作用する。このように相互に開口部分を閉じるように作用することにより、各金属製ブレーキ管11,27,25は、たとえ外力が作用しても、抜け難くなり、安定した状態で保持される。
また、前述のように、三つの金属製ブレーキ管11,27,25を、Lの字の両端部と折曲げ部とにそれぞれ配置し、かつ、メインハーネス15を折曲げ部側とは反対側のスペースに配置しているので、三つの金属製ブレーキ管11,27,25及びメインハーネス15を、狭い箇所にコンパクトに配置することが可能となる。したがって、該実施の形態では、図15に示すように、車輌のシート底板105の右端部と、メインフレームFの右側後部パイプ57と、クロス部材106との間の狭い空間内に、メインハーネス15と三つの金属製ブレーキ配管11,27,25を配設することが可能となっている。また、このように配設することにより、メインハーネス15と三つの金属製ブレーキ管11,27,25は、シート底板105及びシートにより隠され、車輌の外観性が向上する。
(第5の固定手段65の構造)
図16及び図17は第5の固定手段65の詳細を示しており、図16は固定手段用のカバー120を取り除いて示す右側面拡大図、図17は図16のXVII- XVII断面図である。図16において、各金属製ブレーキ管11,27,25の前端部はそれぞれブロック口金具(ブロック部材)111,112,113の後面に接続され、各ブロック口金具111,112,113の前側接続部にはゴム製ブレーキ管12−1,28−2,26−2がそれぞれ接続されている。そして、以下説明するように、前記三つのブロック金具111,112,113は、第5の固定手段65を構成する略断面U字状のブロック支持ブラケット115にボルト116により固定され、前記ブロック支持ブラケット115は、メインパイプ52等に固着されている。
すなわち、略断面U字状のブロック支持ブラケット115には、後上端部から上向きに延びる上側脚片部115aと、前下端部から下向きに延びる下側脚片部115bとが一体に形成されており、上側脚片部115aはメインパイプ52の右側面の取付ボス部にボルト117により固着され、下側脚片部115bはメインパイプ52の前端部から下方に延びるステー部材52a(図4参照)の右側面の取付ボス部にボルト118により固着されている。また、ブロック支持ブラケット115の後端部の右側面には、カバー120を取り付けるためのボルト121が螺着されている。
図17において、三つのブロック口金具111,112,113は略上下方向に整列されており、上側のブロック口金具111には略上下方向に貫通するねじ孔111aが形成され、中間及び下側のブロック口金具112、113には、上記ねじ孔111aに対応する位置に略上下方向に貫通するボルト挿通孔112a,113aが形成されている。ブロック支持ブラケット115の上下の壁部材115c、115dの内側面間の寸法Dは、中間のブロック口金具112の上下方向の寸法に対し、所定の公差で設定されている。中間のブロック口金具112は、ブロック支持ブラケット115の上下の壁部材115c,115dの内側面間に挟持され、上側のブロック口金具111は上側の壁部材115cの上面に載置され、下側のブロック口金具113は下側の壁部材115dの下面に当接されており、前記ボルト116を、下方から下側のブロック口金具113のボルト挿通孔113a、下側壁部材115dのボルト挿通孔115f、中間のブロック口金具112のボルト挿通孔112a、上側壁部材115cのボルト挿通孔115eに挿通し、上側のブロック口金具111のめねじ孔111aに螺合することにより、三つのブロック口金具111,112,113をブロック支持ブラケット115に固定している。
第5の固定手段65のようなブロック口金具固定構造を採用していると、ブロック支持ブラケット115の製造時の壁部材115c、115dの内側面間の寸法Dを、前述のように、中間のブロック口金具112の寸法に対する公差のみを見込込んで設定しておけば、ボルト116による締付け時に、ブロック支持ブラケット115が大きく変形することはなく、三つのブロック口金具111,112,113を安定した状態で固定することができる。しかも、図16の上下のボルト117,118の取付ピッチMも大きく変化することはなく、メインフレームFに対するブロック支持ブラケット115の取付精度を維持できると共に、各脚片部115a、115bの座面角度も影響を受けにくくなる。さらに、ステー部材52aに形成するボルト118用の取付ボス部がカバー120により覆われるので、たとえば、液圧制御ユニット1を搭載しない自動二輪車においては、カバー120により不要な取付ボス部を隠すことができ、外観が向上する。
(第6の固定手段66)
図18及び図21は第6の固定手段66の詳細を示しており、図18は正面図(前面図)、図19はブロック口金具取付け前の底面図、図20はブロック口金具取付け作業中の底面図、図21は全ブロック口金具取付け終了後の底面図である。
図18において、第6の固定手段66を構成するブロック支持ブラケット130は、左右のフロントフォーク72,72を連結するアンダーブラケット75とアッパーブラケット76のうち、前述のようにアンダーブラケット75の下面に配置されている。このブロック支持ブラケット130により、左キャリパ用のゴム製ブレーキ管26−2,26−3同士を接続するブロック口金具140と、右キャリパ用のゴム製ブレーキ管28−2,28−3同士を接続するブロック口金具141とを、アンダーブラケット75の下面に、左右に並列配置した状態で固定している。
図19において、ブロック支持ブラケット130は、上壁130aと、該上壁130aの右端部から下方に折れ曲がると共に前方に延びる右壁130bと、前記上壁130aの前端から下方に折れ曲がる前壁130bcとを一体に備えており、図20に示すように、上壁130aがアンダーブラケット75の下面にボルト133により固着されている。右壁130bの下端部には右方に折れ曲がる回り止め用の折曲げ部130dが形成され、前壁130cの下端部には前方に折れ曲がる回り止め用の折曲げ部130eが形成されている。さらに、図19に示すように、前壁130cの右端縁には半円状の仮止め用切欠き136が形成され、また、右壁130bには、ボルト挿通孔137が形成されている。
右キャリパ用のブロック口金具141は、右壁130bの右面に当接すると共に右壁下端部の折曲げ部130d上に載置され、左キャリパ用のブロック口金具140は、前壁130cの前面及び右壁130dの左面に当接すると共に前壁下端部の折曲げ部130e上に載置され、そして、図21のように、ボルト143を左方から左キャリパ用のブロック口金具140のボルト挿通孔140a及び右壁130bのボルト挿通孔(符号なし)に挿通し、右キャリパ用のブロック口金具141のめねじ孔141aに螺合することにより、両ブロック口金具140,141を、アンダーブラケット75の下面に左右に並んだ状態で、ブロック支持ブラケット130に固着している。
各ブロック口金具140,141を取り付ける場合には、まず、図20のように、左キャリパ用のブロック口金具140を前端が左側にくるように傾斜させた状態とし、くの字状の金属接続管部分140bを右壁130bと前壁130cのとの間に下方から挿入する。挿入後、図21のように金属接続管部分140bを前壁120cの切欠き136に係合させると共に、左キャリパ用ブロック口金具140を前壁下端の折曲げ部130eに載せることにより、左キャリパ用のブロック口金具140を所定位置に仮止め状態とする。この仮止め状態を維持しつつ、右キャリパ用のブロック口金具141を右壁120bの右面に当接させると共に右壁下端部の折曲げ部130dに載せ、ボルト143により両ブロック口金具140,141を締結する。したがって、一人の作業者でも簡単に両ブロック口金具140,141を固定することができる。
上記のように第6の固定手段66により、二個のブロック口金具140,141を、左右に並べた状態でアンダーブラケット75の下面に固定しているので、たとえば図6において、フロントフェンダー94とアンダーブラケット75との間に、フロントフェンダー94の上下動を十分に許容できる広い空間を確保することができる。また、左キャリパ用のブロック口金具140は左側に、右キャリパ用のブロック口金具141は右側に配置されるので、左右を間違えることなく、各ブロック口金具140,141を取り付けることができる。さらに、前壁120cに切欠き136を設けることにより、左キャリパ用のブロック口金具140を仮固定できるようにしているので、組立作業性が向上する。
(液圧制御ユニット1及び各ブレーキ配管組立体10,20,21の全体の組付け作業)
液圧制御ユニット1の取付(固定)作業並びに各固定手段61乃至66による各ブレーキ配管組立体10,20,21の取付(固定)作業については、既に個々に詳しく説明しているので、省略し、全体的な組付け作業のみを説明する。
(1)図3において、液圧制御ユニット1には、予め、前車輪用操作側ブレーキ配管組立体10のゴム製ブレーキ管12−2、金属製ブレーキ管11及びゴム製ブレーキ管12−1と、前車輪用作動側の左キャリパ用ブレーキ配管組立体20のゴム製ブレーキ管26−1、金属製ブレーキ管25及びゴム製ブレーキ管26−2、26−3と、前車輪用作動側の右キャリパ用ブレーキ配管組立体21のゴム製ブレーキ管28−1、金属製ブレーキ管27及びゴム製ブレーキ管28−2、28−3と、後車輪用作動側の第1の金属製ブレーキ管37−1及び第1のゴム製ブレーキ管38−1と、後車輪用操作側の第2の金属製ブレーキ管35−2及び第2のゴム製ブレーキ管36−2と、を接続しておく。この時、第1の固定手段61のゴムダンパー85及び第2の固定手段62のゴムダンパーを、予め金属製ブレーキ管11,27,25に嵌着しておいてもよい。
されている。
(2)組付け作業を行う作業者は、車輌(メインフレームF)の右側に位置し、まず、液圧制御ユニット1を、図10のように右方からメインフレームF内に挿入して支持ブラケット43に搭載し、下端のロッド49を環状ゴムダンパー46に圧入すると共に、右側の環状ゴムダンパー47を切欠き48にはめ込み、右方からナット44aを締め付けることにより、重量物である液圧制御ユニット1を支持ブラケット43に固定する。
(3)次に、図5に示すように、各金属製ブレーキ配管11,27,25を、前記第1の固定手段61及び第2の固定手段62により、結束すると共にメインパイプ52の上面に固定し、第3の固定手段63及び第4の固定手段64により、右側後部フレーム57等に固定し、さらに、第5の固定手段65により、図16のように、金属製ブレーキ管11,27、25の前端部とゴム製ブレーキ管12―1,28−2,26―2との接続用ブロック口金具111,112,113を、メインパイプ52の右側面等に固定する。
(4)そして、図18乃至図21に示すように、左キャリパ用のブロック口金具140と、右キャリパ用のブロック口金具141とを、第6の固定手段66により、アンダーブラケット75の下面に固定する。
(5)上記のように液圧制御ユニット1と前車輪用のブレーキ配管組立体10,20,21をメインフレームFに取り付けた後、液圧制御ユニット1に既に取り付けられている後車輪用作動側の第1の金属製ブレーキ管37−1及び第1のゴム製ブレーキ管38−1、並びに後車輪用操作側の第2の金属製ブレーキ管35−2及び第2のゴム製ブレーキ管36−2に、残りの後車輪用のブレーキ配管組立体33,34を接続すると共に、複数の固定手段150,151等により、メインフレームF及びスイングアーム79等に固定する。
(6)最後に、各ブレーキ配管組立体10,20,21の先端部と、各マスタシリンダ3,31及び各キャリパ4,5、32等と、を接続する。
(7)尚、上記ブレーキ配管取付作業において、液圧制御ユニット1は、ブラケット43に搭載した状態で、仮止めすることなく搭載状態を維持できるので、固定作業が容易になる。
(本実施の形態による効果)
(1)上記のように本実施の形態によると、液圧制御ユニット1と前車輪用の三つのブレーキ配管組立体10,20,21とを、互いに予め接続した状態で、車輌の右方からメインフレームFに同時に取り付け、固定することができ、ブレーキ装置の組立体作業性が向上する。
(2)作動側ブレーキ配管組立体として、図1のように左キャリパ用ブレーキ配管組立体20と右キャリパ用ブレーキ配管組立体21とを備え、前記左キャリパ用ブレーキ配管組立体20を構成する金属製ブレーキ管25と、前記右キャリパ用ブレーキ配管組立体21を構成する金属製ブレーキ管27と、前記操作側ブレーキ配管組立体10を構成する金属製ブレーキ管11とを、図14及び図15のように、ブレーキ管長さ方向に見て、Lの字の両端部と折曲部とにそれぞれ対応する位置に配設しているので、狭いスペースに、三本の前記金属製ブレーキ管25,27,11をコンパクトに配設できる。
(3)前記三本の前記金属製ブレーキ管25,2711に対し、折曲げ部側とは反対側のスペースにメインハーネス15を配設しているので、メインハーネス15をコンパクトに配設できる。
(4)図14に示すように、三本の前記金属製ブレーキ管25,27,11と前記メインハーネス15とを、前記ブレーキ配管組立体固定用の固定手段(第3の固定手段63)として、一つのクランプ69により支持しているので、取付部品点数も削減できる。
(5)作動側ブレーキ配管組立体として、図1のように左キャリパ用ブレーキ配管組立体20と右キャリパ用ブレーキ配管組立体21とを備え、ブレーキ配管組立体固定用の固定手段(第1の固定手段61)として、図11乃至図13に示すように、前記左キャリパ用ブレーキ配管組立体20を構成する金属製ブレーキ管25と、前記右キャリパ用ブレーキ配管組立体21を構成する金属製ブレーキ管27と、前記操作側ブレーキ配管組立体10を構成する金属製ブレーキ管11とを、メインフレームFを構成するメインパイプ52の上面に載置し、上方からゴムダンパー85を介して前記金属製ブレーキ管25,27,11を前記メインパイプ52の上面に押さ付ける押さえ部材86を設けているので、上記押さえ部材86の押付力を受けるための支持部材を特別に設ける必要がなく、取付用部品点数を削減することができる。
(6)図7において、液圧制御ユニット1は、連結部58及び後部シート支持体59の下方で、スイングアーム79のピボット軸79aの上方の空間に配置されており、これにより、液圧制御ユニット1の取付が容易になっている。また、図5のように、液圧制御ユニット1のポンプ部200は、ポンプ軸線が車幅方向に延びると共に液圧制御ユニット1の本体部分から右方に突出することにより、メインフレームFからも右方に突出している。これにより、液圧制御ユニット1の取付け及び取外し時に、ポンプ部200が車体のメインフレームFや各種配管に引っ掛かることが防がれ、液圧制御ユニット1の取付け及び取外しが容易になる。
(7)図5に示すように、液圧制御ユニット1の上面に、各ブレーキ用の管を接続するための接続孔、すなわち、ポート1a、1b、…、1fを形成しているので、各ブレーキ配管等の液圧制御ユニット1への接続が容易である。特に、各ポート1a、1b、…、1fは、液圧制御ユニット1の上面のうち、車幅方向の外方側、具体的には右半分に配置されている。すなわち、上方から見て、連結部58から右方に張り出した右半部に各ポート1a、1b、…、1fが形成されているので、ブレーキ用の各管の接続作業が容易になる。
(8)図3に示す前車輪用の作動側ブレーキ配管組立体20,21の取付構造は、配置箇所の相違から、次の3つの部分に分けることもできる。すなわち、液圧制御ユニット1側の部分であって、メインフレームFの右側方に配置されている第1部分と、前車輪用のキャリパ側の部分であって、主としてメインフレームFの右側方に配置されている第2部分と、前記第1部分と前記第2部分との中間の部分であって、メインフレームFのメインパイプ52の上面に配置されている第3部分である。
前記第3部分を構成する部材は、ブレーキ液圧による配管直径の変化を防ぐことができかつ、自重によって撓まない程度の剛性を有する部材が使用されており、具体的には、第3部分は、前述のように、金属製ブレーキ管25,27の前後方向の中間部分で構成されている。前記液圧制御ユニット側の第1部分は、金属製ブレーキ管25,27の後端部分に加え、少なくとも、管長手方向中間部分に弾発性および可僥性を有する部材が使用されており、具体的には、ゴム製ブレーキ管26−1、28−1が使用されている。また、前記キャリパ側の第3部分も、金属製ブレーキ管25,27の前端部に加え、少なくとも、管長手方向中間部分に弾発性および可僥性を有する部材が使用されており、具体的には、ゴム製ブレーキ管26−2、28−2等が使用されている。したがって、前記ゴム製ブレーキ管26−1、28−1、26−2、28−2等を有していることにより、ブレーキ配管組立体20,21の取付時における寸法誤差および取付け誤差を吸収することができ、取付け容易となる。
(9)図8において、液圧制御ユニット1をブラケット43に固定する場合、ブラケット43の底壁43aに液圧制御ユニット1を固定しなくとも、前記底壁43aに液圧制御ユニット1を載せ、ロッド49を環状ゴムダンパー46に圧入するだけで、液圧制御ユニット1をブラケット43により安定支持することができる。これによって、ブラケット43への液圧制御ユニット1の固定が容易となる。
(10)図7等に示すように、メインフレームFには、ブラケット43が固定された状態で、液圧制御ユニット1を車幅方向一方(右方)から取付け及び取外し可能な空間(凹所)が形成されている。具体的には、ブラケット43の上面と、連結部58と、立ち上がりパイプ56と、後部パイプ57と、で囲まれ、右方が開放する逆台形状の空間(凹所)が形成されており、この空間内に、液圧制御ユニット1を右方から挿入可能となっているので、液圧制御ユニット1の組み付け作業が容易になると共に、液圧制御ユニット1の上面に各ブレーキ用の管を接続する作業空間も広く確保でき、接続作業が容易になる。
[その他の実施の形態]
(1)図22は、本発明の別の実施の形態であり、前車輪用操作側ブレーキ配管組立体10の金属製ブレーキ管11と、前車輪用作動側の左右のキャリパ用ブレーキ配管組立体20,21の各金属製ブレーキ管25,27とは、角形断面のメインパイプ52の右側面に配置され、前部の第1の固定手段161によりメインパイプ52の右側面に固定されると共に、後部の第2の固定手段162により、フレームの右側面において結束状態が維持されている。その他の構造は、前記図1乃至図21に示す実施の形態と同様であり、同じ部品には同じ符号を付してある。
(2)本発明は、ABSのみを内蔵した液圧制御ユニット又は前後連動ブレーキシステムのみを内蔵した液圧制御ユニットを備えた自動二輪車のブレーキ装置にも適用することができるのは勿論のこと、ABS及び前後連動ブレーキシステム以外のシステムを内蔵する液圧制御ユニットでも適用可能である。
(3)本発明は、前車輪用に一つのブレーキディスクと一つのキャリパを備えているブレーキ装置にも適用可能である。すなわち、前車輪用作動側ブレーキ配管組立体を、一組だけ備えている自動二輪車のブレーキ装置にも適用可能である。
(4)本発明は、液圧制御ユニットと前車輪用の三つのブレーキ配管組立体とを、車輌の左方からメインフレームの取り付ける構造とすることも可能である。
(5)前車輪用の各ブレーキ配管組立体10,20,21において、金属製ブレーキ管11,25,27等の代わりに、硬質の樹脂製のブレーキ管を利用することも可能である。樹脂製のブレーキ管を利用する場合には、自重により撓まず、かつ、ブレーキ液圧によっては管径が拡張しない程度の剛性を有していることが好ましい。
(6)前記実施の形態では、車幅方向一方をメインフレームの右側として設定されたが、車幅方向一方はメインフレームの左側に設定されてもよい。なお、メインフレームの車幅方向一方に、ブレーキペダルまたは後輪側のキャリパが配置される場合には、メインフレームの車幅方向一方側に、液圧制御ユニットを配置することで、車幅方向他方側に配置される場合に比べて、配管長さを短くすることができる。
(7)前記ブロック口金具111,112,113は金属製であるが、硬質の樹脂等により形成することも可能である。
(8)本発明は、特許請求の範囲に記載された本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、各種変形及び変更を行うことも可能である。
本発明にかかる自動二輪車の前車輪用ブレーキ配管構造の配管略図である。 本発明にかかる自動二輪車の後車輪用ブレーキ配管構造の配管略図である。 図1及び図2のブレーキ配管構造を備えた自動二輪車のメインフレームの斜視図である。 図3の前車輪用ブレーキ配管構造の右側面図である。 図4の平面図である。 図4の前車輪部分の左側面図である。 図3の後車輪用ブレーキ配管構造の右側面図である。 液圧制御ユニットの取付け前の状態を示す右側面図である。 図8のIX-IX断面図である。 取付け後の液圧制御ユニットの右側面図である。 第1の固定手段を右後上方から見た拡大斜視図である。 図5のXII-XII断面拡大図である。 図12のXIII-XIII断面図である。 図4のXIV-XIV断面拡大図である。 図4のXV-XV断面拡大斜視図である。 カバーを取り除いて示す第5の固定手段の右側面拡大図である。 図16のXVII- XVII断面図である。 第6の固定手段を備えたメインフレームの前端部の正面図である。 ブロック口金具取付け前の第6の固定手段の底面図である。 ブロック口金具取付け作業中の第6の固定手段の底面図である。 全ブロック口金具取付け終了後の第6の固定手段の底面図である。 本発明にかかる自動二輪車の前車輪用ブレーキ配管構造の別の実施の形態を示す図3と同様のメインフレームの斜視図である。
符号の説明
1 液圧制御ユニット
2 ブレーキレバー(ブレーキ操作部の一例)
3 前車輪用のマスタシリンダ
4 前車輪用の左キャリパ
5 前車輪用の右キャリパ
10 前車輪用操作側ブレーキ配管組立体
11 金属製ブレーキ管
12 ゴム製ブレーキ管
20 前車輪用作動側の左キャリパ用ブレーキ配管組立体
21 前車輪用作動側の右キャリパ用ブレーキ配管組立体
25 金属製ブレーキ管(前車輪用)
26 ゴム製ブレーキ管(前車輪用)
27 金属製ブレーキ管(前車輪用)
28 ゴム製ブレーキ管(前車輪用)
30 ブレーキペダル(ブレーキ操作部の一例)
31 後車輪用のマスタシリンダ
32 後車輪用のキャリパ
33 後車輪用操作側ブレーキ配管組立体
34 後車輪用作動側ブレーキ配管組立体
43 液圧制御ユニット用の支持ブラケット
44,45 ボルト、ナット(締結部材)
61 第1の固定手段
62 第2の固定手段
63 第3の固定手段
64 第4の固定手段
65 第5の固定手段
66 第6の固定手段
69 第3の固定手段のクランプ
85 第1の固定手段のゴムダンパー
86 第1の固定手段の押さえ部材
111,112,113 ブロック口金具(ブロック部材)
115 第5の固定手段の略断面U字状のブロック支持ブラケット
130 第6の固定手段のブロック支持ブラケット
F メインフレーム(車体のフレームの一例)

Claims (7)

  1. 車体のメインフレーム(F)は、ヘッドパイプ(51)から後方に延びると共に後端部が下方に湾曲する一本のメインパイプ(52)と、前記メインパイプ(52)の後端部近傍から左右の後下方に延びる左右一対の後部パイプ(57)と、該各後部パイプ(57)から後方に延びて後方のパイプ部材に至る左右一対の連結パイプ(58)と、を有しており、前後の車輪間に配置されるブレーキ用の液圧制御ユニット(1)に、該液圧制御ユニット(1)から操舵ハンドルの前輪用ブレーキ操作部のマスタシリンダ(3)に至る前輪用操作側ブレーキ配管組立体(10)と、前記液圧制御ユニット(1)から前車輪のブレーキディスクを制動するキャリパ(5)に至る前輪用作動側ブレーキ配管組立体(20,21)とを接続し、互いに接続された状態の前記液圧制御ユニット(1)及び前記両ブレーキ配管組立体(10,20,21)を、前記メインフレーム(F)に載置し、液圧制御ユニット固定用の固定手段とブレーキ配管組立体固定用の固定手段とにより、前記車体のフレーム(F)に固定する自動二輪車のブレーキ配管構造において、
    前記左右一対の後部パイプ(57)のうち車幅方向一方側の前記後部パイプ(57)に支持ブラケット(43)を設け、該支持ブラケット(43)上に、前記車幅方向一方から前記液圧制御ユニット(1)を出し入れ可能に載置しており、
    前記両ブレーキ配管組立体(10,20,21)は、前記液圧制御ユニット(1)から前記車幅方向一方側の前記連結パイプ(58)の外側面を通過した後、前記車幅方向一方側の前記後部パイプ(57)の後上面を通過して前記メインパイプ(52)の上面へ延び、前記ブレーキ配管組立体固定用の固定手段により、前記車幅方向一方側の前記連結パイプ(58)、前記後部パイプ(57)及び前記メインパイプ(52)に固定されている、こと特徴とする、自動二輪車のブレーキ配管構造。
  2. 請求項1に記載の自動二輪車のブレーキ配管構造において、
    前記支持ブラケット(43)の上方空間部分の前後及び上方を前記メインフレーム(F)の構成部材で覆うことにより、前記車幅方向一方に開放する凹所が形成されており、
    前記液圧制御ユニット(1)の少なくとも一部分が前記凹所に収納され
    前記ブレーキ配管組立体(10,20,21)と前記液圧制御ユニット(1)との接続部分は、前記凹所から前記前記車幅方向一方側に延びている、自動二輪車のブレーキ配管構造。
  3. 請求項1又は2に記載の自動二輪車のブレーキ配管構造において、
    前記液圧制御ユニット(1)は、本体部分とポンプ部(200)とを有しており、
    前記液圧制御ユニット(1)の本体部分は、前記車幅方向一方の前記後部パイプ(57)よりも車幅方向の内側に位置し、
    前記ポンプ部(200)は、ポンプ軸線が車幅方向に延びると共に前記メインフレーム(F)から前記車幅方向一方に突出している、自動二輪車のブレーキ配管構造。
  4. 請求項3に記載の自動二輪車のブレーキ配管構造において、
    前記液圧制御ユニット(1) の前記本体部分の上面のうち、前記車幅方向一方側の部分に、前記ブレーキ配管組立体(10,20,21)が接続されるポートが形成されている、自動二輪車のブレーキ配管構造。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一つに記載の自動二輪車のブレーキ配管構造において、
    前記前輪用操作側ブレーキ配管組立体(10) は、操舵ハンドルの右グリップ近傍の前輪用ブレーキ操作部に至っており、
    前記支持ブラケット(43) は右側の前記後部パイプ(57) に設けられている、自動二輪車のブレーキ配管構造。
  6. 請求項1乃至4のいずれか一つに記載の自動二輪車のブレーキ配管構造において、
    前記作動側ブレーキ配管組立体(20,21)と前記操作側ブレーキ配管組立体(10)とは、互いに隣接して前記後部パイプ(57)及び前記メインパイプ(52)に沿って延びている、自動二輪車のブレーキ配管構造。
  7. 請求項1乃至4のいずれか一つに記載の自動二輪車のブレーキ配管構造において、
    前記作動側ブレーキ配管組立体(20,21)は、前記液圧制御ユニット側の第1部分と、前記前車輪用のキャリパ側の第2部分と、前記第1部分と前記第2部分との間の第3部分とを有し、
    前記第1部分および前記第2部分は、前記車体のフレームの車幅方向一方に配置され、
    前記第3部分は、前記車体のフレームの上方に配置されている、自動二輪車のブレーキ配管構造
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