JP7061670B2 - 鞍乗型車両 - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗型車両に関する。
従来、鞍乗型車両において、ブレーキ配管が、ダウンフレームの後方に配置される制動力調整装置から前方に延びて前輪ブレーキに接続されるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、可撓性を有するブレーキ配管が、制動力調整装置から前方に延び、フロントフォークのボトムブリッジに設けられるホース保持部材等に支持される。
特開2016-182838号公報
ところで、鞍乗型車両では、制動力調整装置から前輪ブレーキまでの間で、ブレーキ配管の支持部を削減できることが望まれる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、鞍乗型車両においてブレーキ配管の支持部を削減できるようにすることを目的とする。
この明細書には、2018年8月9日に出願された日本国特許出願・特願2018-150586の全ての内容が含まれる。
本発明は、前輪(2)を支持するフロントフォーク(12)と、前記フロントフォーク(12)を回動自在に支持するヘッドパイプ(15)と、前記ヘッドパイプ(15)から下方に延びるダウンフレーム(17)と、前記フロントフォーク(12)に支持されて前記前輪(2)を制動する前輪ブレーキ(58)と、前記前輪ブレーキ(58)の制動力を制御する制動力調整装置(59)と、前記制動力調整装置(59)と前記前輪ブレーキ(58)とを接続するブレーキ配管(62)とを備える鞍乗型車両において、前記ブレーキ配管(62)は、前記ダウンフレーム(17)よりも後方に配置される前記制動力調整装置(59)から前方に延びる金属製配管(71)と、可撓性配管(72)と、前記金属製配管(71)と前記可撓性配管(72)とを接続する接続部(73)とを備え、前記接続部(73)は、前記ダウンフレーム(17)よりも前方に配置され、前記可撓性配管(72)は、前記接続部(73)から前方に延びて前記前輪ブレーキ(58)に接続され、前記接続部(73)は、前記ダウンフレーム(17)から前方に延びるステー(75)に固定され、前記ステー(75)は、車幅方向に突出するストッパー(75c)を備え、前記接続部(73)は、ブロック状の固定部(73a)と、前記固定部(73a)から前方に延出する管状の可撓性配管接続部(73c)とを備え、前記可撓性配管(72)は前記可撓性配管接続部(73c)に接続され、前記接続部(73)は、前記固定部(73a)に対し車幅方向に挿通される固定具(74)によって前記ステー(75)に締結され、前記ストッパー(75c)は、前記可撓性配管接続部(73c)に上方から当接して前記固定具(74)を回転軸とする前記接続部(73)の回動を規制することを特徴とする。
また、上記発明において、前記接続部(73)は、前記フロントフォーク(12)よりも後方に配置されても良い
さらに、上記発明において、前記前輪ブレーキ(58)は前記ダウンフレーム(17)に対し車幅方向の一方側に配置され、前記接続部(73)は前記ダウンフレーム(17)に対し車幅方向の他方側に配置されても良い。
また、上記発明において、前記可撓性配管(72)は、車両側面視で、前記接続部(73)から前上がりに前方へ延びても良い。
た、上記発明において、前記前輪(2)を上方から覆うフェンダー(54)が設けられ、前記フェンダー(54)と前記可撓性配管(72)との間に、前記可撓性配管(72)を受けるフェンダーガード(84)が設けられても良い。
また、上記発明において、前記可撓性配管(72)は、前記接続部(73)と前記前輪ブレーキ(58)との間の中間部が前記フェンダー(54)に固定されても良い。
また、上記発明において、前記前輪(2)の回転を検出するセンサー(69)が設けられ、前記センサー(69)のケーブル(69b)が前記ステー(75)に固定されても良い。
本発明に係る鞍乗型車両によれば、前輪を支持するフロントフォークと、フロントフォークを回動自在に支持するヘッドパイプと、ヘッドパイプから下方に延びるダウンフレームと、フロントフォークに支持されて前輪を制動する前輪ブレーキと、前輪ブレーキの制動力を制御する制動力調整装置と、制動力調整装置と前輪ブレーキとを接続するブレーキ配管とを備え、ブレーキ配管は、ダウンフレームよりも後方に配置される制動力調整装置から前方に延びる金属製配管と、可撓性配管と、金属製配管と可撓性配管とを接続する接続部とを備え、接続部は、ダウンフレームよりも前方に配置され、可撓性配管は、接続部から前方に延びて前輪ブレーキに接続される。この構成によれば、金属製配管と可撓性配管とを接続する接続部がダウンフレームよりも前方に位置し、金属製配管が前方側に大きく延びるため、金属製配管の高い剛性を利用して、可撓性配管を支持できる。このため、ブレーキ配管の支持部を削減できる。
また、上記発明において、接続部は、フロントフォークよりも後方に配置されても良い。この構成によれば、フロントフォークの操舵の邪魔にならずに接続部を配置できるとともに、可撓性配管の長さを確保でき、可撓性配管を効率良く撓ませることができる。
また、上記発明において、接続部は、ダウンフレームから前方に延びるステーに固定されても良い。この構成によれば、ダウンフレームから前方に延びるステーによって、ダウンフレームよりも前方の位置で、接続部を強固に支持できる。
さらに、上記発明において、前輪ブレーキはダウンフレームに対し車幅方向の一方側に配置され、接続部はダウンフレームに対し車幅方向の他方側に配置されても良い。この構成によれば、可撓性配管の長さを大きく確保できるため、可撓性配管を効率良く撓ませることができる。
また、上記発明において、可撓性配管は、車両側面視で、接続部から前上がりに前方へ延びても良い。この構成によれば、可撓性配管の長さを大きく確保できるため、可撓性配管を効率良く撓ませることができる。
また、上記発明において、接続部の上下方向の回動を規制するストッパーが設けられても良い。この構成によれば、接続部の上下方向の回動をストッパーで規制し、可撓性配管の振れを適切に規制できる。
また、上記発明において、前輪を上方から覆うフェンダーが設けられ、フェンダーと可撓性配管との間に、可撓性配管を受けるフェンダーガードが設けられても良い。この構成によれば、フェンダーガードによって、可撓性配管とフェンダーとの接触を防止でき、可撓性配管及びフェンダーを保護できる。
また、上記発明において、可撓性配管は、接続部と前輪ブレーキとの間の中間部がフェンダーに固定されても良い。この構成によれば、フェンダーを利用して可撓性配管を支持できる。
また、上記発明において、前輪の回転を検出するセンサーが設けられ、センサーのケーブルがステーに固定されても良い。この構成によれば、ブレーキ配管用のステーを利用して、センサーのケーブルを固定できる。
図1は、本発明の実施の形態に係る自動二輪車の右側面図である。 図2は、自動二輪車の前部の右側面図である。 図3は、自動二輪車の前部の左側面図である。 図4は、自動二輪車の前部を前方から見た正面図である。 図5は、可撓性配管の配索状態を後方側から見た斜視図である。 図6は、フロントフェンダーの周辺部を後方側から見た斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示している。
図1は、本発明の実施の形態に係る自動二輪車の右側面図である。
自動二輪車1は、車体フレーム10にパワーユニットとしてのエンジン11が支持され、前輪2を操舵可能に支持するフロントフォーク12が車体フレーム10の前端に操舵可能に支持され、後輪3を支持するスイングアーム13が車体フレーム10の後部に設けられる車両である。
自動二輪車1は、乗員が跨るようにして着座するシート14が車体フレーム10の後部の上方に設けられる鞍乗型車両である。
自動二輪車1は、車体フレーム10等の車体を覆う車体カバー5を備える。
車体フレーム10は、車体フレーム10の前端に設けられるヘッドパイプ15と、ヘッドパイプ15の後部から後下がりに延出するメインフレーム16と、ヘッドパイプ15の後部でメインフレーム16の下方から後下方に延びるダウンフレーム17と、メインフレーム16の後端部から下方に延びるセンターフレーム18と、センターフレーム18の下端部に接続されるピボットフレーム19とを備える。メインフレーム16、ダウンフレーム17、及びセンターフレーム18は、それぞれ1本のチューブ状のフレームであり、前輪2と同様に車幅方向の中央に位置する。
また、車体フレーム10は、メインフレーム16の前端部とダウンフレーム17の前端部とを上下に接続する板状のガセット29を備える。
さらに、車体フレーム10は、メインフレーム16の後部から車両後端部まで後方に延びる左右一対のシートフレーム20と、ピボットフレーム19から後上がりに延びてシートフレーム20の後部に接続される左右一対のサブフレーム21とを備える。
フロントフォーク12は、ヘッドパイプ15に回動自在に軸支されるステアリングシャフト(不図示)と、このステアリングシャフトの上端に固定されるトップブリッジ22と、上記ステアリングシャフトの下端に固定されるボトムブリッジ23と、トップブリッジ22及びボトムブリッジ23に支持される左右一対のフォークチューブ24,24と、トップブリッジ22に固定される操舵用のハンドル25とを備える。
トップブリッジ22及びボトムブリッジ23は、上記ステアリングシャフトから車幅方向に延びて、左右のフォークチューブ24,24を連結する。
ヘッドパイプ15は後傾して配置される。フォークチューブ24,24も自動二輪車1のキャスター角に対応して後傾して配置される。
前輪2は、左右のフォークチューブ24,24の下端部間に渡される車軸2aに軸支される。
ピボットフレーム19には、ピボットフレーム19を車幅方向に貫通するピボット軸26が設けられる。ピボット軸26は、ピボットフレーム19の上下の中間部に設けられる。
スイングアーム13の前端部は、ピボット軸26に軸支され、スイングアーム13は、ピボット軸26を中心に上下に揺動可能である。
後輪3は、スイングアーム13の後端部に設けられる車軸3aに軸支される。
スイングアーム13の上面には、後輪3の前部を上方から覆うインナーフェンダー27が取り付けられる。
スイングアーム13と車体フレーム10の後部との間には、リアサスペンション28が掛け渡される。
エンジン11は、クランク軸を収容するクランクケース31と、クランクケース31の前部から上方に延びるシリンダー部32とを備える。クランクケース31の後部には、変速機(不図示)が内蔵される。シリンダー部32は、シリンダー軸線32aが前傾している。
エンジン11は、メインフレーム16の下方でダウンフレーム17とピボットフレーム19との間に配置され、クランクケース31が、ダウンフレーム17及びピボットフレーム19によって支持される。
エンジン11の排気管33は、シリンダー部32の前面から後下方に延出され、エンジン11の下方を通って後方に延び、スイングアーム13の右側方に配置されるマフラー34に接続される。
エンジン11の出力は、スイングアーム13に沿うように設けられるドライブチェーン35によって後輪3に伝達される。
燃料タンク45は、メインフレーム16に支持される。シート14は、シートフレーム20に下方から支持され、燃料タンク45に連続して自動二輪車1の後端部まで延びる。
ピボットフレーム19の左右の側面部には、左右一対のステップブラケット46がそれぞれ取り付けられる。乗員が足を乗せる左右一対のステップ46aは、ステップブラケット46に支持される。
車体カバー5は、ヘッドパイプ15を前方から覆うフロントカバー50と、車体フレーム10の前部を側方から覆う左右一対のフロントサイドカバー51と、燃料タンク45及びシート14の前部の下方を覆う左右一対のサイドカバー52と、シート14の後部の下方を覆う左右一対のリアサイドカバー53とを備える。
自動二輪車1は、前輪2を上方から覆うフロントフェンダー54(フェンダー)と、後輪3を上方から覆うリアフェンダー55とを備える。
図2は、自動二輪車1の前部の右側面図である。図2では、車体カバー5の一部は不図示である。
図1及び図2を参照し、自動二輪車1は、前輪2を制動する前輪ブレーキ装置56を備える。
前輪ブレーキ装置56は、乗員の操作が入力される前輪用マスターシリンダー57と、摩擦で前輪2を制動する前輪ブレーキ58と、前輪ブレーキ58の制動力を制御する制動力調整装置59と、前輪用マスターシリンダー57を制動力調整装置59に接続するとともに制動力調整装置59を前輪ブレーキ58に接続する前輪ブレーキ配管60とを備える。
前輪ブレーキ配管60は、前輪用マスターシリンダー57を制動力調整装置59に接続する入力配管61と、制動力調整装置59を前輪ブレーキ58に接続する出力配管62(ブレーキ配管)とを備える。
入力配管61は、前輪用マスターシリンダー57から後下方に延びて制動力調整装置59に接続される。
前輪ブレーキ装置56は、液圧式である。ハンドル25に設けられる前輪用マスターシリンダー57のブレーキレバー57aを介して入力される乗員のブレーキ操作は、入力配管61、制動力調整装置59、及び出力配管62を介し、液圧として前輪ブレーキ58に伝達される。
前輪ブレーキ58は、前輪2と一体に回転するブレーキディスク58aと、液圧によってブレーキディスク58aを挟圧するキャリパー58bとを備える。
制動力調整装置59は、前輪ブレーキ58の液圧を制御することで、前輪2のロックを防止するABS(Anti-lock Brake System)モジュールである。
制動力調整装置59は、モーターによって駆動されて液圧を調整するポンプ、このポンプに接続される液圧回路部、この液圧回路部を切り替えるバルブ、及び上記モーターを制御する電子制御部等を備える。制動力調整装置59は、車両側面視で略矩形の箱状に形成される。
制動力調整装置59は、ステー(不図示)を介し、車体フレーム10に固定される。制動力調整装置59は、ピボットフレーム19よりも上方で、センターフレーム18の左右の側方(右側方)に配置される。制動力調整装置59は、車両側面視では、センターフレーム18の下部に外側から重なり、センターフレーム18に対し車幅方向外側に並べて配置される。
制動力調整装置59は、車両側面視では、クランクケース31の後方且つサブフレーム21の前方で、スイングアーム13よりも上方に配置される。
図2に示すように、フォークチューブ24は、トップブリッジ22及びボトムブリッジ23に固定される固定チューブ24aと、固定チューブ24aに対し軸方向にストローク可能な可動チューブ24bとを備える。
可動チューブ24bの下端部には、車軸2aを支持するボトムケース66が設けられる。
左右のフォークチューブ24,24のボトムケース66は、ボトムケース66の前部から上方に延びるフェンダーステー66aを備える。右側のフォークチューブ24のボトムケース66は、ボトムケース66の後部から後方に延びるキャリパーブラケット66bを備える。キャリパーブラケット66bは、フォークチューブ24に沿って上方に延びるフェンダーステー66cを備える。
前輪ブレーキ58のキャリパー58bは、ボルト67を介し、キャリパーブラケット66bに固定される。キャリパー58bは、前輪2に対し車幅方向の一方側(右側)に配置され、車両側面視で、ボトムケース66の後方、且つ、前輪2のホイール2bの外周部よりも内側に配置される。
前輪2のホイール2bの中央部には、ホイール2bと一体に回転するパルサーローター68が設けられる。右側のボトムケース66の後部には、パルサーローター68の回転を検出する車輪速センサー69(センサー)が固定される。車輪速センサー69は、車両側面視では、車軸2aとキャリパー58bとの間に配置される。車輪速センサー69は、パルサーローター68に車幅方向外側から重なるセンサー本体部69aと、センサー本体部69aから延出するケーブル69bとを備える。
ケーブル69bは、自動二輪車1の制御ユニット(不図示)に接続され、この制御ユニットは、車輪速センサー69の検出値から、前輪2の回転状態及び自動二輪車1の車速を得る。
図3は自動二輪車1の前部の左側面図である。図3では、車体カバー5の一部は不図示である。
図1~図3を参照し、前輪ブレーキ配管60の出力配管62は、センターフレーム18の側方に配置される制動力調整装置59から前上方に延び、ダウンフレーム17の上部の側方を通って前方に延び、ボトムブリッジ23の下方を下方に延び、キャリパー58bに接続される。
詳細には、出力配管62は、制動力調整装置59から前方のダウンフレーム17側まで延びる金属製配管71と、キャリパー58bに接続される可撓性配管72と、金属製配管71と可撓性配管72とを接続する接続部材73(接続部)とを備える。
金属製配管71は、金属製のチューブであり、例えば鉄系材料で構成される。
金属製配管71は、基端部が制動力調整装置59に接続される。金属製配管71は、センターフレーム18に対し車幅方向の一側方(右側)に配置される制動力調整装置59から、車幅方向の中央を跨いで車幅方向の他方側(左側)に延び、車体フレーム10の左側を通って前上方に延びる。
図3に示すように、金属製配管71は、車体フレーム10の左側で、エンジン11のシリンダー部32の上方を略水平に前方に延びる前方延出管71aと、前方延出管71aの前端から前下方に斜めに延びる下方延出管71bと、下方延出管71bの下端からやや前上がりの姿勢で前方に延びる前端部71cとを備える。
前方延出管71aは、車両側面視で、メインフレーム16及びガセット29に重なる。前方延出管71aは、自動二輪車1の高さ方向では、ボトムブリッジ23に重なる位置にある。
下方延出管71bは、車両側面視で、ガセット29に重なる。下方延出管71bの下端は、ボトムブリッジ23よりも下方に位置する。
前端部71cは、車両側面視で、ダウンフレーム17の上部に重なる。前端部71cは、ボトムブリッジ23よりも下方、且つ、シリンダー部32よりも上方に位置する。
前端部71cの前端は、車両側面視で、ダウンフレーム17の前面17aに略重なる。
接続部材73は、ブロック状の固定部73aと、車両側面視で固定部73aから後方に延出する管状の金属製配管接続部73bと、固定部73aから前方に延出する管状の可撓性配管接続部73cとを備える。接続部材73は、金属製である。
車体フレーム10は、ダウンフレーム17の上部から前方に延びるステー75を備え、接続部材73は、固定具74によってステー75に固定される。ここでは、固定具74は、固定部73aに車幅方向外側から挿通されるボルトである。
ステー75は、ダウンフレーム17の車幅方向の他方側(左側)の側面から前方に延出する。ステー75は、板厚方向を車幅方向に指向させて配置される板状部材である。
ステー75は、フォークチューブ24及びボトムブリッジ23よりも後方、且つ、ダウンフレーム17よりも前方に配置される。ステー75は、ボトムブリッジ23よりも下方、且つ、シリンダー部32の上面の前端部よりも上方に配置される。
ステー75は、固定具74が締結される固定孔部75aと、ケーブル69bを支持するケーブル支持部75bと、ステー75の外側面から車幅方向外側に突出するストッパー75cとを備える。
固定孔部75aは、ダウンフレーム17の前面17aよりも前方、且つ、ボトムブリッジ23よりも後方に配置される。ケーブル支持部75bは、固定孔部75aの前下方に配置される。ここでは、ケーブル支持部75bは、ステー75の外側面部にケーブル69b用の支持具を取り付けたものである。
ストッパー75cは、固定孔部75aの前上方に設けられる突起である。
接続部材73は、固定部73aに挿通される1本の固定具74によって、ステー75の外側面に締結される。
ストッパー75cは、接続部材73の可撓性配管接続部73cの上面に上方から当接する。固定具74を回転軸とする接続部材73の上下方向の回動は、ストッパー75cによって規制される。このため、接続部材73を簡単な構造でステー75に強固に固定できる。
ステー75に固定された接続部材73は、車両側面視で、ダウンフレーム17よりも前方、且つ、フォークチューブ24及びボトムブリッジ23よりも後方に位置する。接続部材73は、ダウンフレーム17の前面17aよりも前方に位置する。また、接続部材73は、車両側面視で、ボトムブリッジ23よりも下方、且つ、シリンダー部32の上面の前端部よりも上方に配置される。接続部材73は、車幅方向の中央に位置するダウンフレーム17に対し、車幅方向の他方側(左側)にオフセットして配置される。
接続部材73の金属製配管接続部73b及び可撓性配管接続部73cは、軸線73dが同軸に配置される管状であり、車両側面視で、軸線73dが前上がりとなるように傾斜している。
軸線73dは、図3の車両側面視で前上がりに傾斜するボトムブリッジ23の下面23aよりも、水平面に対する傾斜が小さく、下面23aよりも水平に近い。これにより、ボトムブリッジ23の下面23aの下方に位置する可撓性配管72の前方延出部85と下面23aとの距離を大きく確保できる。このため、フロントフォーク12の上下のストロークの動作に伴って可撓性配管72が上方に撓んだ場合であっても、下面23aと可撓性配管72との間に空間を確保できる。
金属製配管71の終端部である前方延出管71aの前端部は、接続部材73の金属製配管接続部73bに後方から差し込まれるようにして接続される。
図4は、自動二輪車1の前部を前方から見た正面図である。図5は、可撓性配管72の配索状態を後方側から見た斜視図である。図6は、フロントフェンダー54の周辺部を後方側から見た斜視図である。図4~図6ではフロントサイドカバー51は不図示である。図6では可撓性配管72は不図示である。
図2から図6を参照し、可撓性配管72は、接続部材73の可撓性配管接続部73cから前方且つ下方に延び、前輪ブレーキ58のキャリパー58bに接続される。
可動チューブ24bに支持されるキャリパー58bは、フロントフォーク12の左右の操舵の動作、及び、フロントフォーク12の上下のストロークの動作に伴って接続部材73に対し相対移動する。これにより、キャリパー58bに接続された可撓性配管72は、フロントフォーク12の動作に伴って、接続部材73とキャリパー58bとの間で撓む。このため、可撓性配管72は、フロントフォーク12の動作に追従できるように、可撓性の高い素材で構成される。可撓性配管72は、金属製配管71及び接続部材73を構成する素材よりも可撓性が高い素材で構成されており、金属製配管71及び接続部材73よりも剛性が小さい。可撓性配管72は、例えば、ゴム製のホースである。
フロントフェンダー54には、可撓性配管72を支持する配管固定部材80が設けられる。
フロントフェンダー54は、前輪2の上面を上方から覆うフェンダー上面部54aと、前輪2の上部を側方から覆う左右一対のフェンダー側面部54bと、フォークチューブ24の前側及び後側でフェンダー側面部54bから下方に延出する取付部54c,54dとを備える。
フロントフェンダー54は、取付部54c,54dがフェンダーステー66a,66c(図2)に締結されることで、フォークチューブ24に固定される。
配管固定部材80は、固定チューブ24aの後方で、右側のフェンダー側面部54bに設けられる。すなわち、配管固定部材80は、車幅方向の中央に位置するダウンフレーム17に対し、車幅方向の一方側(右側)に位置し、車幅方向の他方側(左側)に位置する接続部材73とは左右の反対側に配置される。
配管固定部材80は、フェンダー側面部54bにボルト81で固定される固定部82と、固定部82から上方に延びる配管支持部83と、配管支持部83よりも前方側で固定部82から上方に延びるフェンダーガード84とを備える。
配管支持部83は、可撓性配管72を挿通可能なリング状に形成され、可撓性配管72の外周部を保持する。配管支持部83と可撓性配管72の外周部との間には、緩衝材が介装される。
フェンダーガード84は、前上方に延出する左右一対の線状部84aと、線状部84aの前端を繋ぐ連結部84bとを備える。フェンダーガード84は、左右の線状部84aの間に可撓性配管72を挟むようにして可撓性配管72を下方から支持し、可撓性配管72のフロントフェンダー54側への移動を規制する。
可撓性配管72は、接続部材73の可撓性配管接続部73cから前方に延びる前方延出部85と、前方延出部85の前端から屈曲して下方に延びる下方延出部86とを備える。
可撓性配管接続部73cに接続される前方延出部85の基端部85aは、ダウンフレーム17よりも前方且つフォークチューブ24よりも後方に位置する。
前方延出部85は、前上がりの姿勢で配置される可撓性配管接続部73cに接続されることで、車両側面視で前上がりの姿勢で前方へ延びる。
前方延出部85は、ダウンフレーム17に対し車幅方向の他方側に位置する接続部材73から、ボトムブリッジ23の下方且つフロントフェンダー54の上方を、左右の固定チューブ24aの間まで前方へ延びる。
下方延出部86は、前方延出部85から下方に延びるとともに、ダウンフレーム17の前方を車幅方向の他方側(左側)から一方側(右側)へ延び、車幅方向の中央を車幅方向に跨ぐ。
下方延出部86の上端部は、左右の固定チューブ24aの間に位置し、車両側面視で固定チューブ24aに重なる。
左右の固定チューブ24aの間を下方へ延びる下方延出部86は、フロントフェンダー54の上方で湾曲して後下方へ延び、フロントフェンダー54の右側方で湾曲して右側のフォークチューブ24の後方を前下方に延び、下端がキャリパー58bの後部に接続される。
下方延出部86の上下の中間部は、右側のフェンダー側面部54bに設けられる配管固定部材80の配管支持部83に固定される。
すなわち、可撓性配管72は、接続部材73からキャリパー58bまでの区間では、フロントフェンダー54の配管固定部材80のみによって車体側に支持されており、ボトムブリッジ23には固定されていない。
本実施の形態では、接続部材73がダウンフレーム17よりも前方に配置されるため、金属製配管71の前端部を、車両前後方向においてキャリパー58bの近くに配置できる。
これにより、金属製配管71の剛性を利用して可撓性配管72を強固に支持できるため、例えばボトムブリッジ23に可撓性配管72を支持する必要がなくなり、可撓性配管72の支持部を削減できる。
接続部材73は、ダウンフレーム17から前方に延びるステー75に支持されるため、接続部材73をダウンフレーム17の前方に簡単な構造で固定でき、金属製配管71の剛性を効果的に利用して可撓性配管72を支持できる。また、接続部材73は、可撓性配管72よりも剛性が高い金属製であるため、接続部材73の剛性も利用して可撓性配管72を支持できる。
接続部材73及びステー75は、左側のフロントサイドカバー51によって車幅方向外側から覆われる。このため、接続部材73及びステー75をフロントサイドカバー51で隠すことができ、外観性が良い。
フォークチューブ24が縮む方向にストロークすると、可撓性配管72は、上方に移動する方向の力を受け、この力は、固定具74を中心に接続部材73を上方に回動させようとする。接続部材73の回転は、可撓性配管接続部73cに上方から当接するストッパー75cによって防止される。
車輪速センサー69のケーブル69bは、金属製配管71及び可撓性配管72に沿って配置される。ケーブル69bの外径は可撓性配管72の外径よりも小径である。
ケーブル69bは、ステー75のケーブル支持部75b、配管支持部83、及び、ボトムケース66の後部に設けられるケーブル支持部66dによって車体側に支持される。
また、ケーブル69bは、結束部材88a,88b,88cによって、可撓性配管72に結束される。結束部材88aは、ガセット29の側方に設けられ、結束部材88bは、ダウンフレーム17の前方で左右のフォークチューブ24の間に設けられ、結束部材88cは、フロントフェンダー54とキャリパー58bとの間に設けられる。
以上説明したように、本発明を適用した実施の形態によれば、自動二輪車1は、前輪2を支持するフロントフォーク12と、フロントフォーク12を回動自在に支持するヘッドパイプ15と、ヘッドパイプ15から下方に延びるダウンフレーム17と、フロントフォーク12に支持されて前輪2を制動する前輪ブレーキ58と、前輪ブレーキ58の制動力を制御する制動力調整装置59と、制動力調整装置59と前輪ブレーキ58とを接続する出力配管62とを備え、出力配管62は、ダウンフレーム17よりも後方に配置される制動力調整装置59から前方に延びる金属製配管71と、可撓性配管72と、金属製配管71と可撓性配管72とを接続する接続部材73とを備え、接続部材73は、ダウンフレーム17よりも前方に配置され、可撓性配管72は、接続部材73から前方に延びて前輪ブレーキ58に接続される。この構成によれば、金属製配管71と可撓性配管72とを接続する接続部材73がダウンフレーム17よりも前方に位置し、金属製配管71が前方側に大きく延びるため、金属製配管71の高い剛性を利用して、可撓性配管72を支持できる。このため、出力配管62の支持部を削減できる。
また、接続部材73は、フロントフォーク12よりも後方に配置される。この構成によれば、フロントフォーク12の操舵の邪魔にならずに接続部材73を配置できるとともに、可撓性配管72の長さを確保でき、可撓性配管72を効率良く撓ませることができる。
また、接続部材73は、ダウンフレーム17から前方に延びるステー75に固定される。この構成によれば、ダウンフレーム17から前方に延びるステー75によって、ダウンフレーム17よりも前方の位置で、接続部材73を強固に支持できる。
さらに、前輪ブレーキ58はダウンフレーム17に対し車幅方向の一方側に配置され、接続部材73はダウンフレーム17に対し車幅方向の他方側に配置される。この構成によれば、可撓性配管72を左右に延ばして可撓性配管72の長さを大きく確保できるため、可撓性配管72を効率良く撓ませることができる。
また、可撓性配管72は、車両側面視で、接続部材73から前上がりに前方へ延びる。この構成によれば、可撓性配管72を上方に延ばして可撓性配管72の長さを大きく確保できるため、可撓性配管72を効率良く撓ませることができる。
また、接続部材73の上下方向の回動を規制するストッパー75cが設けられる。この構成によれば、接続部材73の上下方向の回動をストッパー75cで規制し、可撓性配管72の振れを適切に規制できる。
また、前輪2を上方から覆うフロントフェンダー54が設けられ、フロントフェンダー54と可撓性配管72との間に、可撓性配管72を受けるフェンダーガード84が設けられる。この構成によれば、フェンダーガード84によって、可撓性配管72とフロントフェンダー54との接触を防止でき、可撓性配管72及びフロントフェンダー54を保護できる。
また、可撓性配管72は、接続部材73と前輪ブレーキ58との間の中間部がフロントフェンダー54に固定される。この構成によれば、フロントフェンダー54を利用して可撓性配管72を支持できる。
また、前輪2の回転を検出する車輪速センサー69が設けられ、車輪速センサー69のケーブル69bがステー75に固定される。この構成によれば、出力配管62用のステー75を利用して、車輪速センサー69のケーブル69bを固定できる。
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
上記実施の形態では、鞍乗型車両として自動二輪車1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明は、前輪または後輪を2つ備える3輪の鞍乗型車両や4輪以上を備える鞍乗型車両に適用可能である。
1 自動二輪車(鞍乗型車両)
2 前輪
12 フロントフォーク
15 ヘッドパイプ
17 ダウンフレーム
54 フロントフェンダー(フェンダー)
58 前輪ブレーキ
59 制動力調整装置
62 出力配管(ブレーキ配管)
69b ケーブル
69 車輪速センサー(センサー)
71 金属製配管
72 可撓性配管
73 接続部材(接続部)
75 ステー
75c ストッパー
84 フェンダーガード

Claims (7)

  1. 前輪(2)を支持するフロントフォーク(12)と、前記フロントフォーク(12)を回動自在に支持するヘッドパイプ(15)と、前記ヘッドパイプ(15)から下方に延びるダウンフレーム(17)と、前記フロントフォーク(12)に支持されて前記前輪(2)を制動する前輪ブレーキ(58)と、前記前輪ブレーキ(58)の制動力を制御する制動力調整装置(59)と、前記制動力調整装置(59)と前記前輪ブレーキ(58)とを接続するブレーキ配管(62)とを備える鞍乗型車両において、
    前記ブレーキ配管(62)は、前記ダウンフレーム(17)よりも後方に配置される前記制動力調整装置(59)から前方に延びる金属製配管(71)と、可撓性配管(72)と、前記金属製配管(71)と前記可撓性配管(72)とを接続する接続部(73)とを備え、
    前記接続部(73)は、前記ダウンフレーム(17)よりも前方に配置され、前記可撓性配管(72)は、前記接続部(73)から前方に延びて前記前輪ブレーキ(58)に接続され
    前記接続部(73)は、前記ダウンフレーム(17)から前方に延びるステー(75)に固定され、前記ステー(75)は、車幅方向に突出するストッパー(75c)を備え、
    前記接続部(73)は、ブロック状の固定部(73a)と、前記固定部(73a)から前方に延出する管状の可撓性配管接続部(73c)とを備え、
    前記可撓性配管(72)は前記可撓性配管接続部(73c)に接続され、
    前記接続部(73)は、前記固定部(73a)に対し車幅方向に挿通される固定具(74)によって前記ステー(75)に締結され、
    前記ストッパー(75c)は、前記可撓性配管接続部(73c)に上方から当接して前記固定具(74)を回転軸とする前記接続部(73)の回動を規制することを特徴とする鞍乗型車両。
  2. 前記接続部(73)は、前記フロントフォーク(12)よりも後方に配置されることを特徴とする請求項1記載の鞍乗型車両。
  3. 前記前輪ブレーキ(58)は前記ダウンフレーム(17)に対し車幅方向の一方側に配置され、前記接続部(73)は前記ダウンフレーム(17)に対し車幅方向の他方側に配置されることを特徴とする請求項1または2に記載の鞍乗型車両。
  4. 前記可撓性配管(72)は、車両側面視で、前記接続部(73)から前上がりに前方へ延びることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の鞍乗型車両。
  5. 前記前輪(2)を上方から覆うフェンダー(54)が設けられ、前記フェンダー(54)と前記可撓性配管(72)との間に、前記可撓性配管(72)を受けるフェンダーガード(84)が設けられることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の鞍乗型車両。
  6. 前記可撓性配管(72)は、前記接続部(73)と前記前輪ブレーキ(58)との間の中間部が前記フェンダー(54)に固定されることを特徴とする請求項記載の鞍乗型車両。
  7. 前記前輪(2)の回転を検出するセンサー(69)が設けられ、前記センサー(69)のケーブル(69b)が前記ステー(75)に固定されることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の鞍乗型車両。
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