JP5143430B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents
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Description
なお、特許文献1には、大当たり発生回数に従って物語の推移を楽しむことができるパチンコ遊技機が開示されている。
また特許文献2には、例えば確率変動状態中に連続して発生する大当たり状態における確演出を関連づけて表示することにより大当たり状態中の演出効果を高めるようにした遊技機が開示されている。
本発明は上記したような点を鑑み、大当たり遊技状態終了後に特典遊技に移行する機能を有するパチンコ遊技機において、コストアップを招くことなく、大当たり遊技状態において遊技者に面白みのある動画像を表示することができるパチンコ遊技機を提供することを目的とする。
請求項2に記載の発明は、前記特別遊技状態に移行した累積値をカウントする第2のカウンタと、前記第2のカウンタのカウント値を報知する報知手段と、を備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、前記副制御手段は、前記第1のカウンタのカウント値が所定値以上の場合は、前記記憶手段に記憶された前記第1の特別遊技状態用動画像データの中から所定の動画像データを読み出して前記動画像表示手段に表示する表示制御を行うことを特徴とする。
また、記憶手段に記憶しておく特別遊技状態用動画像データの本数を予め設定しておき、第1のカウンタのカウント値が予め設定した特別遊技状態用動画像データの本数以上になった場合は、記憶手段から所定の動画像データを連続的に読み出す。或いは最初の動画像データから再度読み出しを行って動画像表示手段に表示すれば、製品のコストアップを招くことのない少ない動画像データで、遊技者に違和感を与えることなく、面白みのある動画像を提供することができる。
図1は、本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機の一例を示した全体正面図である。
この図に示すパチンコ遊技機1は、矩形形状の枠2を有し、この枠2の窓孔に対して裏側から遊技盤3が着脱可能に取り付けられている。
遊技盤3には、遊技領域の外周縁に沿って前方に突出されたガイドレールが設けられている。ガイドレールは発射装置から発射された遊技球を遊技領域の上部に案内したり、アウト球を回収するアウト口19に案内したりする外レールR1及び内レールR2により構成される。
遊技盤3の前面側には、図示しないガラス枠が開閉可能に取り付けられている。また遊技盤3の下部には遊技球を貯留する受け皿部4と、受け皿部4の遊技球を発射する発射レバー5等が設けられている。また、受け皿部4と発射レバー5との間の前面下部板6には、遊技機用ボタンスイッチや、遊技球の購入ボタン、購入取り消しボタン、受け皿部4内の遊技球を下方から外部に抜くための球抜きボタンが設けられている。
遊技盤3のほぼ中央部には、中央が開口したセンター部材7が配置される。センター部材7の内部には図柄表示装置9が配置されている。図柄表示装置9は、表示画面が例えば、液晶表示装置等の液晶表示パネルによって構成され、通常動作状態時は、図示しない特別図柄画像が表示される。また、大当たり遊技時は大当たり遊技状態用動画像等が表示される。なお、大当たり遊技状態用動画像については後述する。
センター部材7の下方には、図柄表示装置9の特別図柄を可変表示させるための可変入賞装置11が設けられている。また、センター部材7の左側には、普通図柄表示装置10に表示される普通図柄を作動させるためのゲート14が設けられている。
可変入賞装置11の下方には、特別遊技状態の一つである大当たり状態のときに開成状態になる開閉扉を有する大入賞口15が設けられている。また可変入賞装置11の右側にも大当たり状態のときに開成状態になる開閉扉を有する大入賞口16が設けられている。
また遊技盤3には普通入賞口18やアウト口19等が設けられていると共に、風車や図示しない多数の遊技釘が突設されている。遊技釘は、遊技球の落下速度を遅くすると共に、落下方向を複雑に変化させて遊技進行上の興趣を高めている。
普通図柄表示装置10に表示される普通図柄は、1個または複数個の図柄を変動表示可能であり、普通図柄始動口としてのゲート14が遊技球を検出することを条件に、その図柄が乱数制御等により所定時間可変して停止するようになっている。
普通図柄としては、数字図柄、アルファベット図柄、キャラクター図柄、その他の適宜の遊技図柄が使用される。そして、ゲート14を遊技球が通過したことを条件に乱数制御により普通図柄が所定態様となった場合に、可変入賞装置11に設けられた電動式チューリップ17から成る可動片を所定時間、開成動作するように構成されている。
この図2に示す遊技制御装置においては、遊技の進行を制御する主制御手段として遊技制御基板21が設けられていると共に、遊技の各種演出制御を行う副制御手段として、図柄制御基板31、音声制御基板41、及び演出制御基板51等が設けられている。
遊技制御基板21は、CPU22、ROM23、RAM24、及び入出力インターフェース(以下、「I/O」と表記する)25、26を有し、当該パチンコ遊技機1の主たる制御を行う。遊技制御基板21のI/O25には、可変入賞装置11の下始動口に設けられた下始動スイッチ(SW)12aや、上始動ポケット13に設けられた上始動スイッチ(SW)13a、遊技盤3上の始動ゲート14aが接続されている。また遊技盤3の普通入賞口18に設けられた普通入賞口スイッチ(SW)18a、18b、2つの大入賞口15及び16に夫々設けられた大入賞口スイッチ(SW)15a及び16a、大入賞口15及び16の開閉扉を夫々開閉動作させるための大入賞口ソレノイド15b及び16b、可変入賞装置11に備えられた上始動ポケット13の電動式チューリップ17を開閉動作させるための始動口ソレノイド17aなどが接続されている。
図柄制御基板31は、図柄表示装置9等の表示制御を行うためのもので、CPU32、ROM33、RAM34、I/O35、36、37、不揮発性のメモリであるROM33を有し、I/O36には液晶表示装置により構成された図柄表示装置9と、図示7セグメント等により構成された普通図柄表示装置10が接続されている。
またI/O37は音声制御基板41のI/O45及び演出制御基板51のI/O55と接続される。
ここで、ROM33に記憶する第1の大当たり遊技状態用動画像データとしては、例えば、50本程度の動画像データによって構成され、その内容としてはストーリー性を有するものが好ましい。勿論、ストーリー性を有していない動画像データであっても良いことは言うまでもない。なお、この場合の動画データには漫画データなども含まれるものとする。
演出制御基板51は、CPU52、ROM53、RAM54、I/O55、56を有し、I/O56に接続されている各種ランプ、例えば枠2を飾る装飾ランプ(LED)57やガラス枠ランプ58、サイドランプ59等の制御を行う。また演出制御基板51は、センター部材7に設けられている装飾体7aの制御も行う。
賞球制御基板61は、CPU62、ROM63、RAM64、I/O65、66を有し、遊技制御基板21からの制御信号に基づいてI/O66に接続されている払出駆動モータ67の駆動制御を行う。またI/O66には定位置検出スイッチ(SW)68aや、払出球検出スイッチ(SW)68b、球有り検出スイッチ(SW)68c、満タン検出スイッチ(SW)68d等が接続されている。
ここで、確率変動遊技状態とは、大当り遊技状態終了後に始動条件の成立確率及び大当たり遊技状態の当選確率が共に高くなる遊技状態をいう。また時間短縮遊技状態とは、大当り遊技状態終了後に始動条件の成立確率が所定回数だけ高くなる遊技状態をいう。
また上記した2R確変大当たりは、大入賞口15の開成時間が短く大当たりによる出球を伴わないが大当たり終了後は特典遊技である確率変動遊技に移行する。このため、突確(突然確率変動)大当たりと呼ばれる。
本実施の形態のパチンコ遊技機においては、通常遊技状態のもとで大当たりに当選すると、図柄表示装置9の表示画面には、例えば、図3(a)に示すような大当り画像61が表示される。ここで、当選した大当たりが上記した特定の大当たり遊技の何れかであった場合には、図3(b)に示すように、第1の大当たり遊技状態用動画像の中から最初に表示する第1動画像62を表示する。このとき、図柄表示装置9に表示する動画像はラウンドごとに更新される。従って、例えば当選した大当たりが15R確変であれば、図柄表示装置9には15本分の動画像が表示されることになる。大当たり終了後は確変遊技状態に移行する。
時短遊技状態においては、上記した特定の大当たり遊技、即ち15R確変大当たり、7R確変大当たり、15R時短大当たりの何れかに当選した場合もこれまで説明したような動画像の続きを表示するようにしている。
そこで、本実施形態では、確率変動遊技状態において2R確変大当たりに当選した場合は、大当たり遊技状態用動画像として、図3(e)に示すように、図柄表示装置9にリーチハズレ演出の動画像を表示するようにした。このように構成すれば、確変遊技状態において2R確変大当たりに当選した場合でも、遊技者は2R確変大当たりの当選を目立たなくできるので遊技者に残念な気持ちを与えるといったことがない。
またこのように構成すると、ROM33に第1の大当たり遊技状態用動画像データとして記憶しておくべき動画像データの本数が少ない場合でも、面白みのある動画像を遊技者に提供することが可能になる。即ち、大幅なコストアップを招くことなく、遊技者に面白みのある動画像を提供することが可能になる。
先ず、図柄制御基板31のCPU32は、ステップS1において、特定大当たり(15R確変大当たり、7R確変大当たり、15R時短大当たり)に連続して当選した時のラウンド数をカウントする第1のカウンタと、大当たりに当選した継続回数をカウントする第2のカウンタC2の値を初期値「0」に設定する。
次に、ステップS2において、遊技制御基板21から伝送されてくるコマンドデータにより大当たりに当選したか否かの判別を行う。ここで、大当たりに当選したと判別した場合は、ステップS3において、第2のカウンタC2のカウント値に「1」を加算する。そして続くステップS4において、当選した大当たりが2ラウンド(2R)大当たりであるか否かの判別を行う。ここで、当選した大当たりが2R大当たりであれば、ステップS5に進み、第2の大当たり遊技状態用動画像データをROM33から読み出し、ステップS6において、読み出した第2の大当たり遊技状態用動画像データに基づいて図柄表示装置9に動画像を表示する表示制御を行う。このとき、第2のカウンタC2のカウント値を図柄表示装置9に表示するようにしても良い。つまり、図柄表示装置9を利用して大当たりの継続回数を遊技者に報知することも可能である。大当たり遊技終了後はステップS2に戻る。
次に、ステップS10において、第1のカウンタC1のカウント値に「1」を加算し、続くステップS11において、第1のカウンタC1のカウント値に対応したラウンド動画像データをROM33に保存されている第1の大当たり遊技状態用動画像データの中から読み出し、続くステップS12において読み出したラウンド動画像データに基づいて図柄表示装置9に動画像を表示する表示制御を行う。このとき、第2のカウンタC2のカウント値を図柄表示装置9に表示するようにしても良い。そして続くステップS13において、ラウンドカウンタNのカウント値から「1」を減算する。
ステップS15において、確変に当選していないと判別した場合は、特典遊技が時短遊技であると判別して、続くステップS16において大当たりに当選したか否かの判別を行う。ここで、大当たりに当選したと判別した場合はステップS2に移行する。一方、大当たり当選していないと判別した場合は、ステップS17に進み、時短遊技終了か否かの判別を行う。時短遊技終了であると判別した場合はステップS1に移行し、時短遊技終了でなければステップS16の処理に戻る。このような処理を行うことにより、図3に示したような大当たり遊技動画像の表示を実現することが可能になる。
Claims (3)
- 始動条件の成立に伴って乱数値を抽出する主制御手段を備え、該主制御手段からの乱数値に基づいて、所定のラウンド回数だけ可変入賞装置を閉成状態から開成状態へと繰り返し可変動作させる特別遊技状態に移行し、前記特別遊技状態終了後に所定の特典遊技状態を移行するように構成され、前記特別遊技状態は、第1の特別遊技状態及び第2の特別遊技状態を有し、前記第2の特別遊技状態は前記可変入賞装置をラウンド毎に所定時間開成し、前記第1の特別遊技状態は、前記第2の特別遊技状態よりもラウンド毎の前記可変入賞装置の開成時間が長いパチンコ遊技機であって、
動画像を表示する動画像表示手段と、
複数の前記第1の特別遊技状態に跨がってラウンド回数の累積値をカウントし、且つ前記第2の特別遊技状態におけるラウンド数をカウントしない第1のカウンタと、
前記各累積値に対応付けられた第1の特別遊技状態用動画像データと、前記第2の特別遊技状態のときに用いる第2の特別遊技状態用動画像データと、を記憶した記憶手段と、
前記第1の特別遊技状態に移行した場合は、前記第1のカウンタによりカウントされた前記累積値に対応した前記第1の特別遊技状態用動画像データを前記記憶手段から読み出してラウンド毎に前記動画像表示手段に表示する表示制御を行い、前記第2の特別遊技状態に移行した場合は、前記記憶手段に記憶された前記第2の特別遊技状態用動画像データを前記記憶手段から読み出して前記動画像表示手段に表示する表示制御を行う副制御手段と、
を備えることを特徴とするパチンコ遊技機。 - 前記特別遊技状態に移行した回数の累積値をカウントする第2のカウンタと、前記第2のカウンタのカウント値を報知する報知手段と、を備えることを特徴とする請求項1に記載のパチンコ遊技機。
- 前記副制御手段は、前記第1のカウンタのカウント値が所定値以上の場合は、前記記憶手段に記憶された前記第1の特別遊技状態用動画像データの中から所定の動画像データを読み出して前記動画像表示手段に表示する表示制御を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載のパチンコ遊技機。
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