JP5133285B2 - 繊維製品処理剤組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、繊維製品処理剤組成物、及び繊維製品処理方法に関する。
近年、繊維製品の香りに対する意識の高まりから、持続性のある香料や持続性付与成分を配合した衣料用洗浄剤、仕上げ剤及びスプレー剤などの繊維製品処理剤組成物、並びにその処理方法が種々検討されている。
繊維製品のうち、肌着、Tシャツ等の下着類やタオル、ハンカチ等の日常生活に用いられる繊維製品類などは、洗濯処理から着用・使用するまでの期間が、通常、4日以内、長いものでも1週間以内と比較的短いサイクルで使用される。従来の繊維製品処理剤組成物は、このような比較的短いサイクルで洗濯〜着用・使用が繰り返される繊維製品に対して香りを持続させることを主な目的としている。
例えば、特許文献1にはオルガノシリコネートと水を含有する繊維の残香性付与剤、並びに繊維の賦香方法が開示されている。特許文献2には特定の持続性香料組成物を含有し、布地上の香料の寿命を改善する布地軟化組成物が開示されている。特許文献3には特定の持続性香料組成物を含有し、洗濯物上で香料の改善した持続性を発揮する布帛柔軟剤組成物が開示されている。一方、特定のケイ素化合物を用いて、香りの持続性を付与する技術、衣類の風合いを改善する技術が開示されている。特許文献4には特定のケイ素化合物、及び脂肪アルキル第4級アンモニウム化合物を含有し、編織物に長期間持続する香気を付与する編織物コンディショナー組成物が、また特許文献5には特定のケイ素化合物を含有し、編織物に長期間持続する香気を付与する芳香付与成分を含有する、洗浄剤組成物が開示されている。特許文献6には耐加水分解性に優れた特定のケイ酸エステルを含むケイ酸エステル混合物、及びそれらを含有する組成物が開示されている。更に特許文献7には、香気発散に持続性を与え、長寿命の香料原料として有用なアルケニルオキシ基を有するシラン誘導体が開示されている。
特開2008−223156号公報 特表平11−504994号公報 特表平10−507793号公報 特開昭54−59498号公報 特開昭54−93006号公報 特表2003−526644公報 特開昭58−90593号公報
一方、繊維製品の中には、スラックスやスカート、ブラウスやワイシャツなど、洗濯〜着用・使用までのサイクルが1ヶ月単位のものや、また衣替え時のように洗濯処理後、数ヶ月間も着用・使用されないものもある。これに対して、特許文献1〜7に開示されている技術は、その効果が数日間から1週間程度であり、1ヶ月〜半年といった長期間香り成分を繊維製品上に保持するような示唆は無い。
本発明の課題は、このような長期間の保管・収納期間を経ても、繊維製品を着用・使用する時に最適な強度の香りをもたらすことができる繊維製品処理剤組成物を提供することにある
下記(a)成分及び(b)成分を、(a)成分/(b)成分=1/100〜1/1の質量比で含有する繊維製品処理剤組成物、並びに該繊維製品処理剤組成物を繊維製品に接触処理する繊維製品処理方法を提供する。
(a)成分:一般式(1)で表される化合物
Figure 0005133285
〔式中、Xは−OH、−R1(R1は置換基としてフェニル基、水酸基又はアルコキシ基を有していても良い総炭素数1〜22の脂肪族炭化水素基)又は−OR2(R2は炭素数6〜22の炭化水素基)、YはX又は−OSi(X)3、nは平均値を示す0〜15の数を示す。複数個のX及びYはそれぞれ同一でも異なっていても良いが、一分子中に−OR2を少なくとも1つ有する。〕
(b)成分:炭素数8〜24のアルキル基を有するポリオキシアルキレンアルキルエーテル、又は、炭素数8〜24のアルケニル基を有するポリオキシアルキレンアルケニルエーテル。
本発明の繊維製品処理剤組成物及び繊維製品処理方法によると、1ヶ月〜半年といった長期間の保管・収納期間を経ても、繊維製品を着用・使用する時に最適な強度の香りをもたらすことができる。
[(a)成分]
本発明の(a)成分は、上記一般式(1)で表される化合物である。
一般式(1)において、Xは−OH、−R1又は−OR2、YはX又は−OSi(X)3、nは平均値を示す0〜15の数であり、複数個のX及びYはそれぞれ同一でも異なっていても良いが、一分子中に−OR2を少なくとも1つ有する。
1は置換基としてフェニル基、水酸基又はアルコキシ基を有していても良い総炭素数1〜22の脂肪族炭化水素基を示すが、置換基としてフェニル基、水酸基又はアルコキシ基を有していても良い総炭素数1〜22の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基が好ましく、nが0の場合には、炭素数6〜18の直鎖又は分岐鎖のアルキル基がより好ましく、n−ヘキシル基、n−オクチル基、n−デシル基、n−ドデシル基、n−ヘキサデシル基、n−オクタデシル基等の炭素数6〜18の直鎖アルキル基が更に好ましく、炭素数10〜18の直鎖アルキル基が更により好ましい。
2は炭素数6〜22、好ましくは6〜15、より好ましくは8〜15の炭化水素基を示すが、炭化水素基としてはアルキル基、アルケニル基、アルキルアリール基又はアリールアルキル基が好ましく、特に分岐構造を有するアルキル基及びアルケニル基から選ばれる基が、香りの維持・徐放性の観点から好適である。また、R2は2種類以上の異なる炭素数6〜22の炭化水素基である事が好ましい。
一般式(1)において、nが0の場合には、4個のXのうち2〜4個、好ましくは3又は4個が−OR2であり、残りが−R1である化合物が好適である。
n=0の場合の好ましい化合物としては、下記式(1−1)又は(1−2)で表される化合物が挙げられる。
Figure 0005133285
〔式中、R1及びR2は前記と同じ意味を示す。〕
一般式(1)において、nが1〜15の場合には、nは平均値を示し、全てのX及びYに対して、1/10以上、好ましくは1/8以上が−OR2であり、残りが−R1である化合物が好適であり、全てのX及びYが−OR2である化合物が特に好ましい。nとしては、1〜10が好ましく、1〜5がより好ましい。
nが1〜15の場合の好ましい化合物としては、下記式(1−3)又は(1−4)で表される化合物が挙げられる。
Figure 0005133285
〔式中、R1及びR2は前記と同じ意味を示す。mは1〜15の数を示し、Tは、−OR2又は−R1を示す。〕
一般式(1)で表される化合物は、特許文献4や特許文献6などに記載されている方法で入手することができる。
[(b)成分]
本発明の繊維製品処理剤組成物は、(a)成分の組成物中での分散性を高めること、及び/又は繊維製品上における(a)成分の保持安定性を増強する観点から、(b)成分として、炭素数8〜24のアルキル基を有するポリオキシアルキレンアルキルエーテル、又は、炭素数8〜24のアルケニル基を有するポリオキシアルキレンアルケニルエーテルを含有する。
(b)成分としては、下記一般式(2)で表される非イオン界面活性剤から選ばれる少なくとも1種が好ましい。
2a−A−〔(R2bO)p−R2cq (2)
〔式中、R2aは、炭素数8〜24、好ましくは炭素数8〜18、より好ましくは炭素数10〜16のアルキル基又はアルケニル基であり、R2bは、炭素数2又は3のアルキレン基、好ましくはエチレン基であり、R2cは、炭素数1〜3のアルキル基又は水素原子であり、pは2〜100、好ましくは5〜80、より好ましくは5〜60、更に好ましくは10〜60の数であり、付加形態はランダム付加又はブロック付加のいずれでもよい。Aは−O−、−COO−、−CONH−、−NH−、−CON<又は−N<であり、Aが−O−、−COO−、−CONH−又は−NH−の場合qは1であり、Aが−CON<又は−N<の場合qは2である。〕
一般式(2)の化合物の具体例としては、以下の式(2−1)〜(2−4)で表される化合物を挙げることができる。
2a−O−(C24O)r−H (2−1)
〔式中、R2aは前記の意味を示す。rは8〜100、好ましくは10〜60の数である。〕
2a−O−(C24O)s/(C36O)t−H (2−2)
〔式中、R2aは前記の意味を示す。s及びtはそれぞれ独立に2〜40、好ましくは5〜40の数であり、(C24O)と(C36O)はランダム又はブロック付加体であってもよい。〕
2a−O−(C24O)x1−(C36O)y−(C24O)x2−H (2−3)
〔式中、R2aは前記の意味を示す。x1、y、及びx2は平均付加モル数であり、x1は1〜13、yは1〜4、x2は1〜13であり、(C24O)と(C36O)と(C24O)はブロック付加体である。〕
Figure 0005133285
〔式中、R2aは前記の意味を示す。Bは−N<又は−CON<であり、u及びvはそれぞれ独立に0〜40の数であり、u+vは5〜60、好ましくは5〜40の数である。R2d、R2eはそれぞれ独立に水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基である。〕
[繊維製品処理剤組成物]
本発明の繊維製品処理剤組成物中の(a)成分の含有量は、本発明の効果を得る観点及び経済的観点から、0.01〜50質量%が好ましく、0.05〜10質量%がより好ましく、0.1〜5質量%が更に好ましい。また、本発明の繊維製品処理剤組成物中の(b)成分の含有量は、組成物中における(a)成分の分散性を高めること及び/又は繊維製品上における(a)成分の保持安定性を増強する観点から、好ましくは0.1〜50質量%、より好ましく0.5〜45質量%、更に好ましくは1〜20質量%である。
本発明の繊維製品処理剤組成物は、処理剤組成物の粘度と使用時に均一に繊維製品に吸着させることを実現する均一分散性の観点から、(a)成分/(b)成分の質量比は1/100〜1/1であり、好ましくは1/80〜1/5、より好ましくは1/50〜1/10である。
本発明の繊維製品処理剤組成物は、(a)成分及び(b)成分のほかにも、組成物中での溶解性や分散、そして乳化状態を改善させる目的から、溶剤〔以下(c)成分という〕を含有することが好適である。(c)成分としては、エタノール及びプロパノール等のアルコール類、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコールモノブチルエーテル等のグリコール類、分子量200〜数千程度の低分子量のポリエチレングリコール及びポリプロピレングリコール等のポリアルキレングリコール類、ポリオキシアルキレンベンジルエーテル、ポリオキシアルキレンフェニルエーテル(フェノキシエタノールや、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル[EO平均付加モル数0〜5])等が挙げられる。
溶剤以外の相調整剤として、いわゆるハイドロトロープ剤としてパラトルエンスルホン酸、安息香酸塩、並びに尿素等を配合することもできる。
本発明の繊維製品処理剤組成物は、上記各成分と共に水を含有する。水は、全体を100質量%とする調整量である。
本発明の繊維製品処理剤組成物のpH(JIS Z 8802の7.2の方法で測定)は、5.0〜8.0(25℃)であることが好ましい。pHは、公知のアルカリ又は酸で調整することができる。
[繊維製品の処理方法]
本発明の繊維製品処理剤組成物を用いて、繊維製品を処理する方法としては、下記(i)及び(ii)の方法等が挙げられる。尚、吸着処理とは繊維製品処理剤組成物と繊維製品を一定時間接触させることをいう。
(i)該処理剤組成物を水に溶解させ、繊維製品を浸漬処理する方法
(ii)トリガー容器などの噴霧器を用いて該処理剤組成物を洗濯した繊維製品に噴霧処理する方法
(i)の方法を使用する場合は、浴比(水/繊維製品の質量比)は、3〜100が好ましく、5〜50がより好ましい。この方法においては、繊維製品1kgあたり(a)成分が0.005〜10.0g、好ましくは0.05〜5.0gとなるように本発明の処理剤組成物を使用する。例えば、湯おけやたらいのような容器を用いて浸漬処理してもよいし、洗濯工程における濯ぎの段階で本発明の処理剤組成物を濯ぎ水に添加して浸漬処理してもよい。浸漬処理後は脱水し、自然乾燥することが好ましい。
(i)の方法において、濯ぎ処理時に本発明の処理剤組成物を添加する場合には、添加量は、水に対し(a)成分が0.001〜1000ppmとなる割合が好ましく、0.003〜100ppmとなる割合がより好ましく、0.05〜50ppmが更に好ましい。
(ii)の方法を使用する場合は、噴霧器としては、特に限定はなく、市販のスプレーバイアルやトリガー式噴霧器などを用いることができる。噴霧器からの噴霧量は1回のストロークで本発明の処理剤組成物を0.01〜2.0g、好ましくは0.05〜1.5g、更に好ましくは0.1〜1.0g噴出するものが良好である。本発明で使用するスプレーバイアルとしては、例えばマルエム製スプレーバイアルが挙げられる。またトリガー式噴霧器としては、噴霧の均一性の観点から、実開平4−37554号公報に開示されているような蓄圧式トリガーが特に好適である。噴霧特性としては、地面に垂直に置いた対象物に15cm離れた場所からスプレーしたときの液のかかる面積が10〜800cm2、好ましくは100〜800cm2、更に好ましくは150〜600cm2となるトリガー式噴霧器が好適である。本発明において(ii)の方法を使用する場合には、噴霧器に充填する本発明の処理剤組成物中の(a)成分の含有量は、噴霧特性の観点から、0.001〜5.0質量%が好ましく、0.005〜3.0質量%がより好ましく、0.01〜1.0質量%が更に好ましい。繊維製品1kgあたり(a)成分が好ましくは0.0005〜10.0g、より好ましくは0.002〜5.0gとなる様にトリガー式噴霧器を使用する。噴霧処理後は自然乾燥することが好ましい。
本発明の繊維製品処理剤組成物で処理した繊維製品は、1ヶ月〜半年といった長期間の保管・収納期間を経ても、繊維製品を着用・使用する時に最適な強度の香りを提供することができる。そのためには繊維製品を着用・使用していない期間での(a)成分の加水分解を高いレベルで抑制する、換言するならば高いレベルでの香り成分保持率を維持することが重要である。上記のような期間にわたって満足のいく香りを得るためには、かかる期間の経過後に、繊維製品処理剤組成物の香り成分の保持率が20%〜100%の範囲であることが好適である。なお、香り成分の保持率とは、本発明の繊維製品処理剤組成物で処理した直後の繊維製品上に存在する香り成分の量を100%とした時の相対値を意味する。また、この場合の香り成分とは(a)成分中、及び(a)成分が加水分解することにより放出した香り成分の両者を意味する。
実施例及び比較例で用いた各成分を以下にまとめて示す。
<(a)成分>
(a−1) :下記合成例1で得たケイ素化合物
(a−2) :下記合成例2で得たケイ素化合物
(a−3) :下記合成例3で得たケイ素化合物
<(a’)成分((a)成分の比較品)>
(a’−1):3,7−ジメチル−トランス−2,6−オクタジエン−1−オール
(a’−2):フェニルエチルアルコール
<(b)成分>
(b−1):下記合成例4により得た非イオン性界面活性剤
(b−2):下記合成例5により得た非イオン性界面活性剤
(b−3):下記合成例6により得た非イオン性界面活性剤
(b−4):下記合成例7により得た非イオン性界面活性剤
(b−5):下記合成例8により得た非イオン性界面活性剤
(b−6):炭素数10〜14の2級アルコールにエチレンオキサイドを平均3モル付加させたもの(ソフタノール33;(株)日本触媒製)
(b−7):炭素数10〜14の2級アルコールにエチレンオキサイドを平均12モル付加させたもの(ソフタノール120;(株)日本触媒製)
<(c)成分>
(c−1): プロピレングリコール
<その他の成分>
(d−1):下記合成例9で得た陽イオン性界面活性剤
(d−2):炭素数10〜14の直鎖アルキルベンゼンスルホン酸
合成例1:ケイ素化合物(a−1)の合成
200mLの四つ口フラスコにテトラエトキシシラン27.08g(0.13mol)、3,7−ジメチル−トランス−2,6−オクタジエン−1−オール72.5g(0.47mol)、2.8%ナトリウムメトキシドメタノール溶液0.485mLを入れ、窒素気流下エタノールを留出させながら110〜120℃で2時間攪拌した。2時間後、槽内の圧力を徐々に8kPaまで下げ、エタノールを留出させながら117〜120℃でさらに4時間攪拌した。4時間後、冷却、減圧を解除した後、濾過を行いケイ素化合物(a−1)を得た。得られたケイ素化合物の全置換基中の3,7−ジメチル−トランス−2,6−オクタジエン−1−イルオキシ基の割合を、1H−NMR測定により分析した結果を表1に示す。
合成例2:ケイ素化合物(a−2)の合成
200mLの四つ口フラスコにテトラエトキシシラン41.68g(0.20mol)、2−フェニルエタノール87.98g(0.72mol)、2.8%ナトリウムメトキシドメタノール溶液1.85mLを入れ、窒素気流下エタノールを留出させながら112℃〜118℃で約2時間攪拌した。2時間後、槽内の圧力を徐々に8kPaまで下げ、エタノールを留出させながらさらに3時間攪拌した。3時間後、冷却、減圧を解除した後、濾過を行い、ケイ素化合物(a−2)を得た。得られたケイ素化合物の全置換基中の2−フェニルエトキシ基の割合を、1H−NMR測定により分析した結果を表1に示す。
合成例3:ケイ素化合物(a−3)の合成
200mLの四つ口フラスコにテトラエトキシシラン37.51g(0.18mol)、2−フェニルエタノール39.61g(0.32mol)、3,7−ジメチル−トランス−2,6−オクタジエン−1−オール50.05g(0.32mol)、2.8%ナトリウムメトキシドメタノール溶液0.671mLを入れ、窒素気流下エタノールを留出させながら109〜120℃で約2時間攪拌した。2時間後、槽内の圧力を徐々に8kPaまで下げ、エタノールを留出させながら約120℃でさらに4時間攪拌した。4時間後、冷却、減圧を解除した後、濾過を行い、2−フェニルエタノールと3,7−ジメチル−トランス−2,6−オクタジエン−1−オールのモル比1:1の混合ケイ素化合物(a−3)を得た。得られたケイ素化合物の全置換基中の3,7−ジメチル−トランス−2,6−オクタジエン−1−イルオキシ基と2−フェニルエトキシ基の合計の割合を下記でガスクロマトグラフィーにより分析した結果を表1に示す。
また、(a−3)のケイ素化合物の組成を表2に示す。
Figure 0005133285
Figure 0005133285
*1:Etはエトキシ基、Gerは3,7−ジメチル−トランス−2,6−オクタジエン−1−イルオキシ基、EtPhは2−フェニルエトキシ基を示す。
*2:その他とはケイ素化合物中に3,7−ジメチル−トランス−2,6−オクタジエン−1−イルオキシ基と2−フェニルエトキシ基をあわせ持たないケイ素化合物の総称を示す。
合成例4:非イオン性界面活性剤(b−1)の合成
エチレンオキサイド用とプロピレンオキサイド用の2つの計量槽の付いた5リットルの回転攪拌式オートクレーブ中にラウリルアルコール〔「商品名カルコール2098」、花王(株)製〕を500g、水酸化カリウムを3.0g仕込み、窒素置換を行った後110℃に昇温し、5.33kPaで1時間脱水を行った。次に150℃に昇温し、エチレンオキサイドを0.34MPaの圧力で 237gをオートクレーブ中に導入し、圧力が低下して一定になるまで反応させた後、120℃に冷却してプロピレンオキサイド312gをオートクレーブ中に0.34MPaの圧力で導入した。エチレンオキサイドの場合と同様に圧力が低下し一定になるまで反応させた。その後、再び150℃に昇温し、エチレンオキサイドを355g導入し、圧力が低下して一定になるまで反応させた。反応終了後、酢酸で中和し、ポリオキシアルキレンラウリルエーテル濃度5重量%の時のpHが6.0となる様に調整した。温度を低下させたサンプルを抜き出し、約1.2kgのエチレンオキサイドを平均2モル、プロピレンオキサイドを平均2モル、エチレンオキサイドを平均3モルの順にブロック付加させたポリオキシアルキレンラウリルエーテルを得た。
合成例5:非イオン性界面活性剤(b−2)の合成
アルコール原料としてラウリルアルコール〔「商品名カルコール2098」、花王(株)製〕を用い、合成例4に準じてエチレンオキサイドを平均7モル、プロピレンオキサイドを平均2モル、エチレンオキサイドを平均3モルの順にブロック付加させたポリオキシアルキレンラウリルエーテルを得た。
合成例6:非イオン性界面活性剤(b−3)の合成
アルコール原料としてラウリルアルコール〔「商品名カルコール2098」、花王(株)製〕を用い、合成例4に準じてエチレンオキサイドを平均3モル付加させたポリオキシアルキレンラウリルエーテルを得た。
合成例7:非イオン性界面活性剤(b−4)の合成
アルコール原料としてラウリルアルコール〔「商品名カルコール2098」、花王(株)製〕を用い、合成例4に準じてエチレンオキサイドを平均4モル付加させたポリオキシアルキレンラウリルエーテルを得た。
合成例8:非イオン性界面活性剤(b−5)の合成
アルコール原料としてラウリルアルコール〔「商品名カルコール2098」、花王(株)製〕を用い、合成例4に準じてエチレンオキサイドを平均10モル付加させたポリオキシアルキレンラウリルエーテルを得た。
合成例9:陽イオン性界面活性剤(d−1)の合成
ステアリン酸とN−(3−アミノプロピル)−N−(2−ヒドロキシエチル)−N−メチルアミンとを1.9/1のモル比で混合し、定法に従って脱水縮合を行った。経時で反応生成物の酸価を測定し、酸価が9になった時点で反応を止め、縮合物を得た。この縮合物の全アミン価を測定した。
次にこの縮合物に対してエタノールを8質量%添加し、これに対して塩化メチルを縮合物の全アミン価から求められるアミン当量に対して0.98当量用い、定法に従い4級化反応を行った後、エタノールで固形分が90質量%になるように希釈し、目的の化合物を含む第4級アンモニウム塩混合物を得た。本組成物中のエタノールを除いた固形分中のN−(3−アルカノイルアミノプロピル)−N−(2−アルカノイルオキシエチル)−N,N−ジメチルアンモニウムクロリドの含有量を高速液体クロマトグラフィーで定量した結果、86質量%であった。前記アルカノイル基は原料として使用した脂肪酸から水酸基を除いた残基である。
実施例1〜8及び比較例1〜5
表4に示す成分を用い、以下に示す方法で表4に示す組成の繊維製品処理剤組成物を調製した。なお、表4組成表中の(d−1)は、かかる成分の純度によって計算された成分そのものの配合率を示す。得られた繊維製品処理剤組成物を、下記処理方法1で繊維製品に処理し、下記方法で、香り強度を評価し、香り成分の保持率を求めた。また、得られた繊維製品処理剤組成物の分散安定性を下記方法で評価した。結果を表4に示す。
<繊維製品処理剤組成物の調製方法>
50mLスクリュー管No.7(マルエム社製)に、繊維製品処理剤組成物の出来あがり質量が20gになるのに必要な量の90%相当量のイオン交換水とφ8mm×30mmのスターラーピースを入れ、表2記載の温度(用いる(b)成分に応じて異なる)に設定したウォータバス中で攪拌した(300rpm)。次に表3記載の温度で溶融状態にした(b)成分を配合し、キャップを閉めた状態で溶解させた。25℃に温度を調節した後、(a)成分を配合し、再びキャップを閉めた状態で(a)成分が均一に分散するまで攪拌することで繊維製品処理剤組成物を得た。なお、(c)成分を配合する場合は、予め必要量をイオン交換水に配合しておいた。なお、実施例1〜8及び比較例1〜5の各処理剤組成物のpHは6〜7であった。
Figure 0005133285
<繊維製品処理剤組成物による処理方法1>
(1)前処理した綿メリヤス布の調製方法
あらかじめ、市販の弱アルカリ性洗剤(花王(株)製 アタック)を用いて、綿メリヤス布(染色試材株式会社谷頭商店製、シルテック加工なし、50cm×60cmに裁断)10枚を日立全自動洗濯機NW−6CYで5回洗浄を繰り返し、室内乾燥することによって、過分の薬剤を除去した(洗剤濃度0.0667質量%、水道水47L使用、水温20℃、洗浄10分、ため濯ぎ2回)。
更に、それを3cm四方に裁断したものを試験布として用いた。
(2)綿メリヤス布への組成物の処理
マルエム製スプレーバイアル(No.6)に4gのイオン交換水と1gの繊維製品処理剤組成物を入れた。そこにスターラーピース(φ4mm×10mm)を入れ、マグネチックスターラーを用いて200rpmで5分間攪拌した。これをマルエム製スプレーバイアル(No.6)を用いて試験布1枚あたりに0.15g噴霧し、室温にて1時間乾燥させた後、ステンレス深型バットNo.7(TOP社製)に並べ、No.7用のフタ(TOP社製)を被せた状態で25℃、60%RHで保管した。
<香り強度の評価>
上記処理方法1で処理した各綿メリヤス布の、処理28日後及び60日後の香り強度を同じパネラーが下記基準で評価した。10人のパネラー(20代女性5人、20代男性5人の計10人)の平均点を求めた。
評価基準:
0…香りが感じられない
1…僅かに香りが感じられる
2…やや強く感じられる
3…あきらかに強く香りが感じられる
<香り成分の保持率>
20mlの共栓試験管(アズワン社製、遠沈管S−20)にメタノール(和光純薬製)5ml、蒸留水(和光純薬製)3ml及び5mol/l水酸化ナトリウム水溶液(和光純薬製)1mlを入れて、良く攪拌した。そこに、上記処理方法1で処理した綿メリヤス布1枚を入れ、良く攪拌した後、共栓の摺り合わせ部分に高真空グリース(東レダウコーニング社製ダウグリース)を塗って気密性を高めた状態で栓をし、更にシリコーンテープを巻いた。これを80℃の湯浴中で1時間静置した後、室温(25℃)まで冷却し、イオン交換水にて5mol/lに希釈した塩酸水溶液(キシダ化学製)を添加し、pHが4〜8になるように調整した。なお、不溶物が生じた場合はディスポーサブルフィルター(アドバンテック東洋社製DISMIC 25CS080AN)を用いてろ過した。次いで、下記の高速液体クロマトグラフィー装置を用いて香り成分を定量し、下式に示すように、スプレー直後の量を100として、スプレー処理7日後、28日後及び60日後の香り成分の保持率(%)を求めた。
Figure 0005133285
高速液体クロマトグラフィー装置:HITACH ELITE LaChrom
UV detector L−2400
Column Oven L−2300
Pump L−2130
Autosampler L−2200
カラム:L−Column ODS Waters(化学物質評価研究機構製、4.6×150mm)
カラム温度:40℃
溶離剤:蒸留水(和光純薬製)/アセトニトリル(和光純薬製)=60/40(容量比)
流速:1mL/分
検出器:UV(220nm)
<分散安定性の評価>
繊維製品処理剤組成物中の(a)成分と(b)成分が均一に分散しているか下記基準に従って目視で評価した。
評価基準:
○…配合後、(a)成分と(b)成分が均一に分散している
△…配合後、(a)成分と(b)成分がほぼ均一に分散している
×…配合後、速やかに(a)成分と(b)成分が分離する
<香り強度、及び分散安定性の評価>
上記処理方法1で処理した各綿メリヤス布の香り強度を上述した方法で評価した。その結果、比較例1〜3のスコアが0.5以下であったのに対し、実施例1〜8では2以上であり十分な香り強度を保持していた。
また比較例4及び5は組成物中でa−1成分を均一に分散することができず、また激しく攪拌しても、直ちに分散安定性が損なわれていていた。そのため、本比較例の組成物を用いて繊維製品を処理しても、a−1成分が付着していない領域が生じてしまい、本発明の効果が十分に発現されなかった。
Figure 0005133285
実施例9及び比較例6
繊維製品処理剤組成物を、下記処理方法2で繊維製品に処理し、香り強度の評価を行った。
<繊維製品処理剤組成物による処理方法2>
(1)前処理した繊維製品の調製方法
あらかじめ、市販の弱アルカリ性洗剤(花王(株)製 アタック)を用いて、新品の薄手のタオル(武井タオル製、綿100%、#220)、新品の厚手タオル((株)ユニクロ製、綿100%)、及び肌着((株)グンゼ製、丸首、綿100%、白)を日立全自動洗濯機NW−6CYで5回洗浄を繰り返し、室内乾燥することによって、過分の薬剤を除去した(洗剤濃度0.0667質量%、水道水47L使用、水温20℃、洗浄10分、ため濯ぎ2回)。
(2)綿メリヤス布への組成物の処理
3Lの水道水を入れた湯おけ(直径34cm、高さ14cm)に、実施例9では4gの本発明品(実施例3の繊維製品処理剤組成物)を、比較例6では4gの比較品(比較例1の繊維製品処理剤組成物)を投入し、均一に分散するように混ぜた。そこに上記処理方法2(1)で調製したタオル2種類と肌着を各2枚投入し、完全に浸した状態で5分間処理し、軽く絞った後、物干し竿に掛けて自然乾燥させた。このうち評価用として薄手のタオルを半分に折りたたみ、25℃、60%RHで2ヶ月保管した。
<香り強度の評価>
上記処理方法2で処理したタオルの香り強度を上述した方法で評価した。その結果、比較例6のスコアが0.2であったのに対し、実施例9では2.2であり十分な香り強度を保持していた。

Claims (5)

  1. 下記(a)成分及び(b)成分を、(a)成分/(b)成分=1/100〜1/10の質量比で含有する繊維製品処理剤組成物。
    (a)成分:一般式(1−1)又は(1−2)で表される化合物
    Figure 0005133285
    〔式中1は置換基としてフェニル基、水酸基又はアルコキシ基を有していても良い総炭素数1〜22の脂肪族炭化水素基2は炭素数6〜22の炭化水素基ある。複数個の 2 同一でも異なっていても良い
    (b)成分:以下の式(2−1)〜(2−3)で表される化合物から選ばれる少なくとも1種の非イオン界面活性剤
    2a −O−(C 2 4 O) r −H (2−1)
    〔式中、R 2a は、炭素数8〜24のアルキル基又はアルケニル基であり、rは8〜100の数である。〕
    2a −O−(C 2 4 O) s /(C 3 6 O) t −H (2−2)
    〔式中、R 2a は前記の意味を示す。s及びtはそれぞれ独立に2〜40の数であり、(C 2 4 O)と(C 3 6 O)はランダム又はブロック付加体であってもよい。〕
    2a −O−(C 2 4 O) x1 −(C 3 6 O) y −(C 2 4 O) x2 −H (2−3)
    〔式中、R 2a は前記の意味を示す。x1、y、及びx2は平均付加モル数であり、x1は1〜13、yは1〜4、x2は1〜13であり、(C 2 4 O)と(C 3 6 O)と(C 2 4 O)はブロック付加体である。〕
  2. pHが5.0〜8.0である請求項1記載の繊維製品処理剤組成物。
  3. 繊維製品処理剤組成物中の(a)成分の含有量が0.01〜5質量%であり、(b)成分の含有量が0.1〜50質量%である、請求項1又は2記載の繊維製品処理剤組成物。
  4. 請求項1〜3のいずれか記載の繊維製品処理剤組成物を繊維製品に接触処理する繊維製品処理方法。
  5. 洗濯した繊維製品に繊維製品処理剤組成物を噴霧処理する請求項記載の繊維製品処理方法。
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