JP2003201669A - 繊維製品用芳香剤組成物 - Google Patents

繊維製品用芳香剤組成物

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JP2003201669A
JP2003201669A JP2001398915A JP2001398915A JP2003201669A JP 2003201669 A JP2003201669 A JP 2003201669A JP 2001398915 A JP2001398915 A JP 2001398915A JP 2001398915 A JP2001398915 A JP 2001398915A JP 2003201669 A JP2003201669 A JP 2003201669A
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Takakazu Suzuki
敬和 鈴木
Hiroshi Kimura
宏 木村
Shuichi Nihei
秀一 二瓶
Yohei Saito
洋平 斎藤
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 (A)(a)レモン油、オレンジ油、ベ
ルガモット油、シス−3−ヘキセノール、トリプラー
ル、β−フェニルエチルアルコール、ゲラニオールから
選ばれる一種以上の香料、(b)α−ヘキシルシンナミ
ックアルデヒド、γ−メチルイオノン、ペンタリド、ベ
ルトフィックス、リラール、ヘディオン、ガラキソライ
ドから選ばれる一種以上の香料を、これらの合計量で全
組成の0.01〜0.5質量%、(B)ノニオン界面活性
剤0.05〜3質量%、(C)炭素数2〜3の1価アル
コール1〜15質量%を含有し、内面を樹脂コーティン
グした金属容器に収容された繊維製品用芳香剤組成物。 【効果】 本発明により、保存時の液安定性と香気安定
性及び繊維製品に噴霧後の香気持続性が良好な繊維製品
用芳香剤組成物を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、繊維製品用芳香剤
組成物に関し、より詳しくは、液安定性、香気持続性及
び香気安定性に優れた繊維製品用芳香剤組成物に関す
る。 【0002】 【従来の技術】通常、繊維製品用芳香剤には、多種多様
な香料成分が配合されており、嗅覚的な利点を与えてい
る。しかし、アルコールをベースとしたフレグランス商
品とは異なり、他基材との相溶性や安定性等により、香
料の種類や配合量が大きく限定される。例えば、天然香
料や合成香料は、多種多様な化合物の混合系であるた
め、安定な製剤化は難しい。また、香料を製剤化し、長
期間保存した場合、劣化、揮発等により、配合時の香調
をそのまま維持するのが困難な場合も多く、香料の種類
によっては、噴霧後、香気の持続性を良好に保つことが
できない場合も多い。 【0003】そこで、以上のような課題を解決するた
め、特開2000−169877号公報では、香料、界
面活性剤、相調整剤を含み、洗濯槽に心地よい香りを広
げて洗濯後の衣料への残香性を高める方法、特開昭56
−2906号公報では、水、アルコール、ショ糖エステ
ルを用いる方法、特開昭57−159707号公報で
は、界面活性剤、アルコールにより香料を均一透明に可
溶化して安定させる方法等が開示されている。また、特
開昭58−63365号公報では、水に不溶性ないし難
溶性の香料を、蛋白質、蛋白質分解物、界面活性剤の存
在下にポリヒドロキシル化合物又はその水溶液中に乳化
ないし可溶化する方法、特開平8−245978号公報
では、ヒバ油、水、親水性界面活性剤の混合液に親水性
溶剤/油状油脂を加え、乳化又は半透明の液状組成物を
長期間にわたり均一な混合状態を維持する方法、更に、
特開昭64−52470号公報では、EOPO変性C1
〜C6アルカノール、非イオン性乳化剤により、保存安
定性を良好に保つ方法などが提案されている。 【0004】一方、特開平4−200468号公報で
は、香料成分を吸着させた酸化物超微粒子をスプレー液
成分に配合する方法、特表平9−507692号公報で
は、界面活性剤を用いて香料をマイクロカプセル化した
乳濁系にする方法、特表2001−503803号公報
では、親水性香料とアミノ官能性重合体とを含み、布地
上に香料を効果的に付着させる方法等により、香気の安
定性と持続性とを改善することが開示されている。 【0005】また、繊維製品用芳香剤を入れる容器に関
しては、ポリプロピレン、ポリエチレン容器を用いた場
合、気密性が十分ではないため、香気安定性を良好に保
つのが難しい。一方、ガラス容器は、気密性は良好であ
るが、容器の質量が重く、破損しやすいなど課題があ
る。しかし、上記公報の場合、いずれも香気を良好な状
態で維持する容器については、何ら考慮されていない。 【0006】よって、従来技術では、保存時の液安定性
と香気安定性及び繊維製品に噴霧後の香気持続性をすべ
て満足することは困難であった。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑みなされたもので、保存時の液安定性と香気安定性及
び繊維製品に噴霧後の香気持続性が良好な繊維製品用芳
香剤組成物を提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者らは、上記目的を達成するために鋭意検討を重ね
た結果、特定の組み合わせからなる二種以上の香料を特
定量で配合し、更に、ノニオン界面活性剤、特定の低級
アルコールをそれぞれ特定量で配合することにより、液
安定性、香気持続性に優れる組成物が得られ、このよう
な組成物を内面が樹脂コーティングされた金属容器に収
容することによって、香気安定性も良好な繊維製品用芳
香剤組成物が得られることを見出し、本発明をなすに至
った。 【0009】即ち、本発明は、(A)(a)レモン油、
オレンジ油、ベルガモット油、シス−3−ヘキセノー
ル、トリプラール、β−フェニルエチルアルコール、ゲ
ラニオールから選ばれる一種以上の香料と、(b)α−
ヘキシルシンナミックアルデヒド、γ−メチルイオノ
ン、ペンタリド、ベルトフィックス、リラール、ヘディ
オン、ガラキソライドから選ばれる一種以上の香料と
を、上記(a)と(b)との合計量で全組成の0.01
〜0.5質量%と、(B)ノニオン界面活性剤0.05〜
3質量%と、(C)炭素数2〜3の1価アルコール1〜
15質量%とを含有してなり、且つ内面を樹脂コーティ
ングした金属容器に収容されたことを特徴とする繊維製
品用芳香剤組成物を提供する。 【0010】以下、本発明をより詳細に説明すると、本
発明の繊維製品用芳香剤組成物は、(A)成分として、
下記(a)、(b)からそれぞれ選ばれた香料、(B)
成分として、ノニオン界面活性剤、(C)成分として、
炭素数2〜3の1価アルコールを含有するものである。
ここで、(A)成分の二種以上の香料は、(a)レモン
油、オレンジ油、ベルガモット油、シス−3−ヘキセノ
ール、トリプラール、β−フェニルエチルアルコール、
ゲラニオールから選ばれる一種以上の香料と(b)α−
ヘキシルシンナミックアルデヒド、γ−メチルイオノ
ン、ペンタリド、ベルトフィックス、リラール、ヘディ
オン、ガラキソライドから選ばれる一種以上の香料とを
組み合わせたものである。本発明の(A)成分は、上記
(a)香料を一種以上、(b)香料をそれぞれ一種以上
組み合わせたものであるが、(a)、(b)共に、二種
以上の香料をそれぞれ選択すると、より好適である。 【0011】本発明の組成物における上記(A)成分の
配合量は、上記(a)香料と、上記(b)香料との合計
量として、組成物全量(後述する容器の質量は除く、以
下同様)に対して0.01〜0.5質量%であり、好まし
くは0.05〜0.4質量%、より好ましくは0.05〜
0.2質量%である。0.5質量%より多い場合、組成
物は白濁や分離を生じたり、繊維製品に使用した際にシ
ミの状態になるという不都合が生じる。また、0.01
質量%より少ない場合、香気持続性が悪くなる。 【0012】上記(a)香料と上記(b)香料とは、こ
れらの合計量が上記範囲となる限り、その配合割合が特
に制限されるものではなく、その組み合わせ等によって
適宜選定することができる。 【0013】本発明の(B)成分は、ノニオン界面活性
剤であり、その種類は特に制限されるものではなく、例
えば直鎖あるいは分岐の炭素数8〜22のアルコール、
アミン、アルカノールアミド、脂肪酸、脂肪酸エステル
から選ばれる化合物にアルキレンオキシドを1〜150
モル付加して得られるノニオン界面活性剤、ソルビタン
脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸
エステル、蔗糖脂肪酸エステル、硬化ヒマシ油にアルキ
レンオキシドを1〜150モル付加して得られるノニオ
ン界面活性剤などが好適に使用される。これらの中でも
組成物の保存安定性と香気安定性をより良好な状態に保
つことを考慮すれば、ソルビタン脂肪酸エステル又は硬
化ヒマシ油にアルキレンオキシドを10〜50モル付加
して得られるノニオン界面活性剤などがより好ましい。 【0014】本発明の組成物における上記(B)成分の
配合量は、組成物全量に対して0.05〜3質量%であ
り、好ましくは0.1〜2質量%、より好ましくは0.
1〜1質量%である。3質量%より多い場合、繊維製品
に使用した際にべとつきやシミを生じる。また、0.0
5質量%より少ない場合、組成物は白濁や分離を生じ
る。 【0015】本発明の(C)成分は、炭素数2〜3の1
価アルコールであり、具体的には、エタノール、プロパ
ン−1−オール、プロパン−2−オール(イソプロパノ
ール)であり、これらは一種単独で又は二種以上を適宜
組み合わせて使用することができる。 【0016】本発明の組成物における上記(C)成分の
配合量は、組成物全量に対して1〜15質量%であり、
好ましくは2〜13質量%、より好ましくは4〜13質
量%である。15質量%より多い場合、繊維製品に使用
した際にアルコールの基剤臭が顕著になり不快感を生じ
る。また、1質量%より少ない場合、組成物は白濁や分
離を生じる。 【0017】本発明の繊維製品用芳香剤組成物は、上記
(A)、(B)、(C)成分以外にも、本発明の効果を
妨げない範囲で、適宜成分を配合することができ、例え
ば、均一透明な液状態を保つ範囲で、上記(a)、
(b)以外の香料成分を含有することができる。また、
その他の成分として、必要に応じて殺菌剤、紫外線防止
剤、ジブチルヒドロキシトルエン等の酸化防止剤、酸や
アルカリ等のpH調整剤が使用できる。 【0018】本発明の繊維製品用芳香剤組成物は、上記
必須成分及び必要に応じて上記任意成分を常法に準じて
混合することによって、均一透明な液状組成物として調
製することが望ましい。 【0019】本発明の繊維製品用芳香剤組成物は、上記
のようにして調製した組成物を内面を樹脂コーティング
した金属容器に充填したものである。このように、充填
容器として、金属容器を用いることで気密性が向上し、
香気安定性が改善され、更に、内面が樹脂コーティング
された容器を使用することで、缶腐蝕による液安定性や
香気安定性の悪化を防ぐことができる。 【0020】ここで、上記金属容器の容器本体として
は、通常使用される金属容器、例えばブリキ缶、アルミ缶
などが使用され、これらの中でも好ましくはアルミニウ
ム、アルミニウム合金を素材とするものが使用される。
アルミニウム合金としては、加工用合金として機械的強
度の期待できる銅、亜鉛などを含む合金や耐蝕性の良好
なマグネシウム、ケイ素などを含む合金などを挙げるこ
とができ、これらは用途に応じて適宜選定して使用する
ことができる。 【0021】本発明で使用される金属容器の内面コート
剤は、その種類が特に制限されるものではなく、例えば
ポリアミドイミド樹脂、エポキシフェノール樹脂、ビニ
ルオルガノゾル等が好適に使用される。コーティング方
法は、特に限定されるものではなく、シートコート、ス
プレーコート等の公知の方法で実施することができ、ま
た、例えば、特開平2−67374号公報に記載されて
いる方法なども好適である。 【0022】本発明で使用する金属容器は、その形態、
種類などが特に制限されるものではなく、使用形態など
によって適宜選定することができるが、繊維製品に適用
する際の使用性を考慮すれば、スプレータイプの容器が
好適であり、スプレー容器としては、ディスペンサータ
イプのポンプスプレー容器、トリガースプレー容器(直
圧あるいは蓄圧型)などを用いることができる。ポンプ
スプレー容器としては、例えば特開平9−256272
号公報等に記載されているものが挙げられる。トリガー
スプレー容器としては、例えば特開平9−268473
号、特開平9−256272号、特開平10−7619
6号公報等に記載されているものが挙げられる。これら
の中でも特にディスペンサータイプのポンプスプレー容
器が好ましく、中でも容器の噴口径が0.01〜1.0m
m、噴霧量が0.05〜0.5g/1回のものがより好ま
しい。 【0023】ここで、図1及び図2に、本発明の金属容
器として好適なディスペンサータイプのポンプスプレー
容器の一構成例を示す。図1は、ポンプスプレー容器の
容器本体Aを中心線の片側を切断して示した説明図であ
り、図中の数値は、各部の寸法を示し、単位はmmであ
る。図2は、ディスペンサーBの一部を切断して示した
説明図であり、図中の数値は、各部の寸法を示し、単位
はmmである。 【0024】図2中、1はボタンであり、材質は高密度
ポリエチレン(HDPE)、仕様はホワイト(ST−3
01C)である。2はノズルであり、材質はポリオキシ
メチレン、仕様はナチュラルφ0.35mm(噴口径)
である。3はピストンであり、材質は低密度ポリエチレ
ン(LDPE)、仕様はナチュラルである。4はネジキ
ャップであり、材質はポリプロピレン(PP)、仕様は
ホワイト(SW−1201W)である。5はシリンダー
であり、材質はHDPE、仕様はナチュラルである。6
は逆止弁であり、材質はLDPE、仕様はナチュラルで
ある。7はカップゴムであり、材質はニトリルブチルラ
バー(NBR)である。8はリップシールであり、材質
はNBRである。9はスプリングであり、材質はSUS
304WPB、仕様は線径φ0.42mmである。10
はパッキンであり、材質はPPフィルム付き発泡ポリエ
チレンであり、仕様はブルー、パッキンの厚みt=1.
0mmである。11はパイプであり、材質はLDPE、
仕様は外径×内径がφ2.45×φ1.2(mm)、長
さが67.0±1.5mmである。12はブッシュ
(1)であり、材質はHDPE、仕様はナチュラルであ
る。13はブッシュ(2)であり、材質はHDPE、仕
様はナチュラルである。14はシリンダーカバーであ
り、材質はPP、仕様はナチュラルである。15、16
はボールであり、いずれも材質はSUS 304、仕様
は球径φ2.38mmである。Cは、トップキャップで
あり、材質はPP、仕様はナチュラルである。 【0025】ディスペンサーBの性能は、水を使用した
場合、噴射量が150mg±20%、作動荷重が30N
以下であり、製品単重(ディスペンサーBの重さ)は1
1.7gである。 【0026】本発明の繊維製品用芳香剤組成物を使用対
象とする繊維製品は、その種類が特に制限されるもので
はなく、例えばシーツ、ピローケース、タオル等の布製
品、衣類、カーテン、カーペット、靴等、多岐にわたっ
て使用することができ、これら繊維製品は、綿や麻等の
植物繊維及び羊毛や絹等の動物繊維を含む天然繊維から
製造したものでも、ポリエステル、ナイロン等の化学繊
維から製造したものでもよく、特に限定されない。 【0027】 【実施例】以下、実施例及び比較例を示して、本発明を
より具体的に説明するが、本発明はこれらの例によって
何ら限定されるものではない。以下に、下記実施例及び
比較例で採用した評価方法を示す。 【0028】<香気の持続性>配合直後の組成物を30
cm×30cmの綿タオル(日東タオル(株)製)に3
プッシュスプレーし、スプレー30分後を基準として6
時間後の香気を香気判定専門パネラー5名が官能により
比較判定し、下記基準に従って評価した。評価結果は香
気判定専門パネラー5名の平均値を示した。なお、平均
点3点以上が香気の持続性の評価として良好なレベルで
ある。 【0029】評価基準: 5点:スプレー30分後に比べてほとんど変化が認めら
れない。 4点:スプレー30分後に比べて僅かに変化が認められ
る。 3点:スプレー30分後に比べてやや変化が認められ
る。 2点:スプレー30分後に比べてかなり変化が認められ
る。 1点:スプレー30分後に比べて著しく変化が認められ
る。 【0030】<保存安定性の評価> a)組成物の安定性 50℃、1ヶ月保存後の外観を目視観察し、下記評価基
準に従って判定した。 評価基準: ○:問題なし。 △:濁りを生じる。 ×:分離を
生じる。 【0031】b)香気安定性 50℃で1ヶ月保存後の繊維製品用芳香剤組成物を30
cm×30cmの綿タオル(日東タオル(株)製)に3
プッシュスプレーし、5℃で1ヶ月保存品の繊維製品用
芳香剤組成物を同様に噴霧したものを対照(又は基準)
として香気を香気判定専門パネラー5名が官能により比
較判定し、下記評価基準に従って評価した。評価結果は
香気判定専門パネラー5名の平均値を示した。なお、平
均点4点以上が香気安定性の評価として良好なレベルで
ある。 【0032】評価基準: 5点:ほとんど変化が認められない。 4点:わずかに変化が認められる。 3点:やや変化が認められる。 2点:かなり変化が認められる。 1点:著しく変化が認められる。 【0033】<缶腐蝕の有無>50℃、1ヵ月保存後の
缶内面の腐蝕状態を目視観察し、下記評価基準に従って
評価した。 【0034】評価基準: ○:異常を認めない。 △:若干の腐蝕が認められる。 ×:腐蝕が認められる。 【0035】[実施例1〜8及び比較例1〜10]表1
及び表2に示す組成となるように、各成分を常法に準じ
て、配合、混合して、均一な透明液状組成物を調製した
後、各組成物を表1及び表2に示す容器に充填して、実
施例1〜8及び比較例1〜10の繊維製品用芳香剤組成
物を得た。各繊維製品用芳香剤組成物について、上記評
価方法に従って、香気持続性、組成物の安定性、香気安
定性、缶腐蝕を評価した。結果を表1及び表2に併記す
る。 【0036】なお、上記実施例及び比較例で使用した容
器、ディスペンサーは、以下の通りで、比較2の容器
(120mL)を除き、繊維製品用芳香剤組成物を15
0mL充填した。 【0037】容器A:アルミ缶(ポリアミドイミド41
9(重量平均分子量15000〜30000)、シング
ルコート)、武内プレス(株)製、品番076666−
01 容器B:アルミ缶(エポキシフェノール樹脂、シングル
コート)、武内プレス(株)製、品番076791−0
0 比較1:アルミ缶(内面コートなし)、武内プレス
(株)製 比較2:ポリプロピレン樹脂、ライオン(株)F&F
ルーズミルキー容器 ディスペンサー:品番Z−155−101T4−1−0
122(91−0)X67VPCV−427−8−0、
噴孔径0.35mm、噴射量 約150mg/1プッシ
ュ、(株)三谷バルブ製 【0038】また、上記実施例及び比較例で使用した成
分は、以下の通りである。なお、表中の組成において、
各成分は、抗菌剤のみあり姿で、その他の成分は純分換
算にて配合した。 【0039】(B)界面活性剤 B−1:ブラウノンRCW−40(POE(40)硬化
ヒマシ油エーテル、青木油脂(株)製) B−2:ニッコールTO10(POE(20)モノオレ
イン酸ソルビタン、日光ケミカルズ(株)製) B−3:ニッコールBC−40TX(POE(40))
セチルエーテル、日光ケミカルズ(株)製) 比較品:ライポンLS−250(直鎖アルキルベンゼン
スルホン酸ナトリウム、アルキル鎖長10〜14、有効
成分50質量%、ライオン(株)製) (C)溶剤 C−1:エタノール(新エネルギー産業技術開発機構
(NEDO)製、95度発酵特級エタノール) C−2:イソプロパノール(日本石油(株)製) 比較品:シクロヘキサノール(旭化成(株)製) (D)その他の成分 抗菌剤:プロキセルXL2(S)(アビシア(株)製) 【0040】 【表1】 【0041】 【表2】 【0042】 【発明の効果】本発明により、保存時の液安定性と香気
安定性及び繊維製品に噴霧後の香気持続性が良好な繊維
製品用芳香剤組成物を得ることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の金属容器として好適な容器の一構成例
を説明するポンプスプレー容器の容器本体の説明図であ
る。 【図2】上記ポンプスプレー容器のディスペンサーの説
明図である。 【符号の説明】 A 容器本体 B ディスペンサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 二瓶 秀一 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 (72)発明者 斎藤 洋平 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 Fターム(参考) 4L033 AA01 AA04 AB04 AC15 BA08 BA11 BA21 BA82 CA21

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 (A)(a)レモン油、オレンジ油、ベ
    ルガモット油、シス−3−ヘキセノール、トリプラー
    ル、β−フェニルエチルアルコール、ゲラニオールから
    選ばれる一種以上の香料と、(b)α−ヘキシルシンナ
    ミックアルデヒド、γ−メチルイオノン、ペンタリド、
    ベルトフィックス、リラール、ヘディオン、ガラキソラ
    イドから選ばれる一種以上の香料とを、上記(a)と
    (b)との合計量で全組成の0.01〜0.5質量%と、
    (B)ノニオン界面活性剤0.05〜3質量%と、
    (C)炭素数2〜3の1価アルコール1〜15質量%と
    を含有してなり、且つ内面を樹脂コーティングした金属
    容器に収容されたことを特徴とする繊維製品用芳香剤組
    成物。
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