JP5403875B2 - 香料組成物 - Google Patents
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Description
項1. (A-1)一般式(A-1-1)で示される化合物及び/又は一般式(A-1-2)で示される化合物、
(A-2)一般式(A-2-1)で示される化合物、一般式(A-2-2)で示される化合物、一般式(A-2-3)で示される化合物、一般式(A-2-4)で示される化合物、一般式(A-2-5)で示される化合物、一般式(A-2-6)で示される化合物、及び一般式(A-2-7)で示される化合物よりなる群から選択される少なくとも1種の化合物
項2. 下記の(A)香料ブースター、及び(B)香料を含む、香料組成物:
(A) (A-1)一般式(A-1-1)で示される化合物及び/又は一般式(A-1-2)で示される化合物、
(A-2)一般式(A-2-1)で示される化合物、一般式(A-2-2)で示される化合物、一般式(A-2-3)で示される化合物、一般式(A-2-4)で示される化合物、一般式(A-2-5)で示される化合物、一般式(A-2-6)で示される化合物、及び一般式(A-2-7)で示される化合物よりなる群から選択される少なくとも1種の化合物
項3. (B)成分の総量100に対して、上記(A)成分が総量で1〜20重量部含まれている求項2に記載の香料組成物。
項4. (A-1)の化合物が、一般式(A-1-2)で示される化合物である、項2又は3に記載の香料組成物。
項5. (A-2)の化合物が、一般式(A-2-1)で示される化合物である、項2乃至4のいずれかに記載の香料組成物。
項6. (B)香料が、ラベンダー香料、オレンジ香料、ジャスミン香料、マリン香料、又は石鹸香料である、項2乃至5のいずれかに記載の香料組成物。
項7. 項2乃至5のいずれかに記載の香料組成物を含む、付香組成物。
項8. 付香組成物のpHが6〜12である、項7に記載の付香組成物。
項9. 芳香消臭剤である、項7又は8に記載の付香組成物。
項10. 香料組成物又は付香組成物の香気の持続性を向上させる方法であって、(B)香料を含む香料組成物又は付香組成物に、下記の香料ブースター組成物を添加することを特徴とする、香気持続性の向上方法:
(A-1)一般式(A-1-1)で示される化合物及び/又は一般式(A-1-2)で示される化合物、
(A-2)一般式(A-2-1)で示される化合物、一般式(A-2-2)で示される化合物、一般式(A-2-3)で示される化合物、一般式(A-2-4)で示される化合物、一般式(A-2-5)で示される化合物、一般式(A-2-6)で示される化合物、及び一般式(A-2-7)で示される化合物よりなる群から選択される少なくとも1種の化合物
本発明の香料ブースター組成物は、(A-1)として規定される特定の化合物と(A-2)として規定される特定の化合物とを特定の比率で含有することを特徴とするものである。
ラベンダー香料:カンファー、ジヒドロミルセノール、αテルピネオール、4-tert-ブチルシクロヘキシルアセテート、リナリルアセテート、リモネン、ジシクロペンタジエンアルコール、1,8-シネオール、ゲラニオール、ラバンジンオイル、L-メントール、及びリナロールよりなる群から選択される少なくとも1種の香料成分を含むもの;好ましくは当該香料成分が総量で、ラベンダー香料の総量に対して5〜100重量%、特に30〜100重量%含まれているもの。更に好ましくは、ゲラニオール及び/又はリナロールを含むもの;より好ましくは、これらの香料成分の合計量が、ラベンダー香料の総量に対して10〜70重量%の割合で含まれるもの、更により好ましくは、20〜50重量%の割合で含まれるもの。
オレンジ香料:βピネン、リモネン、γテルピネン、リナロール、l-メントール、ベチベロール、オレンジオイル、メキシカンライムオイル及びcis-3-ヘキセノールよりなる群から選択される少なくとも1種の香料成分を含むもの;好ましくは当該香料成分が総量で、オレンジ香料の総量に対して5−100重量%、特に30−100重量%含まれているもの。更に好ましくは、リモネン及びリナロールを含むもの;より好ましくは、これらの香料成分の合計量が、オレンジ香料の総量に対して10−80重量%の割合で含まれるもの。
ジャスミン香料:エチル-2-メチルブチレート、3-メチル-1-ブタノールアセテート、3-メチル-3-ペンタノール、βピネン、D-リモネン、1-メチル-4-(1-メチルエチル)1,4-シクロヘキサジエン、3,7-ジメチル1,6-オクタジエン-3-オール、酢酸ヘキシルエステル、ベンジルアルコール、cis-ジャスモン、メチルジャスモネート及びcis-3-ヘキシルアセテートよりなる群から選択される少なくとも1種の香料成分を含むもの;好ましくは当該香料成分が総量で、ジャスミン香料の総量に対して5から100重量%、特に30〜100重量%含まれているもの。更に好ましくは、3-メチル-3-ペンタノール、3,7-ジメチル1,6-オクタジエン-3-オール及び酢酸ヘキシルエステルを含むもの;より好ましくは、これらの香料成分の合計量が、ジャスミン香料の総量に対して10〜50重量%の割合で含まれるもの。
石鹸香料:3-メチル-3-ペンタノール、βミルセン、3,7-ジメチル-1,6-オクタジエン-3-オール、フェニルエチルアルコール、酢酸フェニルメチルエステル、αテルピネオール、デカナール、3,7-ジメチル-6-オクテン-1-オール、3,7-ジメチル-1,6-オクタジエン-3-イル-アセテート、及びカリオフィレンよりなる群から選択される少なくとも1種の香料成分を含むもの;好ましくは当該香料成分が総量で、石鹸香料の総量に対して5〜100重量%、特に10〜100重量%含まれているもの。更に好ましくは、3-メチル-3-ペンタノール及び3,7-ジメチル-1,6-オクタジエン-3-オールを含むもの;より好ましくは、これらの香料成分の合計量が、石鹸香料の総量に対して40〜90重量%の割合で含まれるもの。
レモン香料:3-メチル-3-ペンタノール、αピネン、オクタノール、リモネン、ユウカリプトール(Eucalyptol)、3,7-ジメチル-1,6-オクタジエン-3-オール、酢酸-1-(s)-フェニルエチルエステル、デカナール、及び3,7-ジメチルアセテート-2,6-オクタジエン-1-オールよりなる群から選択される少なくとも1種の香料成分を含むもの;好ましくは当該香料成分が総量で、レモン香料の総量に対して5〜100重量%、特に10〜100重量%含まれているもの。更に好ましくは、3-メチル-3-ペンタノール、リモネン及び3,7-ジメチル-1,6-オクタジエン-3-オールを含むもの;より好ましくは、これらの香料成分の合計量が、レモン香料の総量に対して10〜90重量%の割合で含まれるもの。
カモミール香料:エチル-2-メチルブチレート、3-メチル-1-ブタノールアセテート、3-メチル-3-ペンタノール、エチルヘキサネート、2-エチル-1-ヘキサノール、2,6-ジメチル-7-オクテン-2-オール、3,7-ジメチル-1,6-オクタジエン-3-オール、3,7,7-トリメチル-ビシクロ[4,1,0]ヘプタン、フェンコール、アリルヘプタネート、αメチルベンジルアセテート、酢酸1-フェニルエチルエステル、αテルピネオール、カンフェン(camphene)、2-ヘキセン-1-オール、及び3-ヘキセン-1-オールプロパネートよりなる群から選択される少なくとも1種の香料成分を含むもの;好ましくは当該香料成分が総量で、カモミール香料の総量に対して5〜100重量%、特に10〜100重量%含まれているもの。更に好ましくは、3-メチル-3-ペンタノール、2,6-ジメチル-7-オクテン-2-オール及び3,7-ジメチル-1,6-オクタジエン-3-オールを含むもの;より好ましくは、これらの香料成分の合計量が、カモミール香料の総量に対して10〜60重量%の割合で含まれるもの。
本発明は、上記香料ブースター組成物及び香料を含む組成物を提供する。即ち、本発明の香料組成物は、(A-1)の化合物及び(A-2)の化合物を含み、(A-2)/(A-1)の重量比が1/1〜1/100である香料ブースター(以下、単に(A)成分と表記することもある)、及び香料(以下、単に(B)成分と表記することもある)を含むことを特徴とするものである。
本発明は、上記香料組成物を含む付香組成物を含む組成物を提供する。即ち、本発明の付香組成物は、(A)成分及び(B)成分を含むことを特徴とするものである。
前述するように、上記香料ブースター組成物には、香料の香気の持続性を向上せしめる作用がある。従って、本発明は、更に、他の観点から、(B)香料を含む香料組成物又は付香組成物に、(A-1)の化合物及び(A-2)の化合物を含み、(A-2)/(A-1)の重量比が1/1〜1/100である香料ブースター組成物を添加することを特徴とする香料の香気の持続性を向上させる方法を提供する。なお、本改善方法は、香料の香気の持続性の増強方法と言い換えることもできる。
試験例1
以下の方法に従って、液体芳香消臭剤を調製し、その香りの強さおよび香りのイメージと実際の香りとの適合性について、評価を行った。
1.液体芳香消臭剤の調製
<香料ブースター組成物の調製>
表1及び2に示す組成の香料ブースター組成物を調製した。
上記で調製したそれぞれの香料ブースター組成物(実施例1-1〜1-12及び比較例1-1〜1-3)1重量部に対して、ラベンダー香料、オレンジ香料、ジャスミン香料、石鹸香料、又はウォーターマリン香料をそれぞれ30重量部混合して、香料組成物を調製した。更に、上記で調製したそれぞれの香料ブースター組成物(実施例1-2〜1-7及び1-10)1重量部に対して、ストロベリー香料、ミント香料、ハーブ香料、カモミール香料、ピーチ香料、レモン香料、ライム香料、又はグレープフルーツ香料をそれぞれ30重量部混合して、香料組成物を調製した。
(ラベンダー香料)
カンファー 1%、ジヒドロマイルセノール 7%、α−テルピネオール 7%、4−tert−ブチルシクロヘキシルアセテート 7%、酢酸リナリル 8%、リモネン 8%、ジシクロペンタジエンアルコール 8%、1,8−シネオール 9%、ゲラニオール 12%、リナロール 33%
(オレンジ香料)
β−ピネン 3%、リモネン 59%、γ−テルピネン 2%、リナロール 27%、l−メントール 2%、ベチベロール 6%、シス−3−ヘキセノール 2%
(ジャスミン香料)
エチル−2−メチルブチレート 2%、3−メチル1−ブタノールアセテート 2%、3−メチル−3−ペンタノール 23%、β−ピネン 1%、D−リモネン 9%、1−メチル4−(1−メチルエチル)−1,4−シクロヘキサジエン 1%、3,7−ジメチル1,6−オクタジエン−3−オール 28%、酢酸ヘキシルエステル 30%、ベンジルアルコール 1%、シス−3−ヘキシニルアセテート 2%
(石鹸香料)
3−メチル3−ペンタノール 44%、β−マイルセン 1%、3,7−ジメチル 1,6−オクタジエン−3−オール 31%、フェニルエチルアルコール 4%、酢酸フェニルメチルエステル 4%、α−テルピネオール 1%、デカノール 1%、3,7−ジメチル6−オクテン−1−オール 3%、3,7−ジメチル1,6−オクタジエン−3−イル−アセテート 9%
(カモミール香料)
エチル−2−メチルブチレート 4%、3−メチル1−ブタノールアセテート 6%、3−メチル3−ペンタノール 20%、エチルヘキサネート 3%、2,6−ジメチル7−オクテン−2−オール 15%、3,7−ジメチル1,6−オクタジエン−3−オール 21%、3,7,7−トリメチル−ビシクロ[4,1,0]ヘプタン 5%、フェンチオール 1%、オールイルヘプタン 4%、α−メチルベンジルアセテート 7%、酢酸 1−フェニルエチルエステル 1%、α−テルピネオール(p−メチル1−エン−8−オール) 5%、カンフェン 1%、2−ヘキセン−1−オール 1%、3−ヘキセン−1−オールプロパネート 4%
(レモン香料)
3−メチル3−ペンタノール 15%、α−ピネン 9%、オクタンオール 6%、リモネン 19%、ユーカリプトール 8%、3,7−ジメチル1,6−オクタジエン−3−オール 28%、酢酸−1−(s)−フェニルエチルエステル 8%、デカノール 6%、3,7−ジメチル アセテート−2,6−オクタジエン−1−オール 2%
<液体芳香消臭剤の調製>
上記で調製した香料組成物を用いて、表3に示す組成の液体芳香消臭剤を調製した。また、対照として、香料ブースター組成物を配合していない各々の香料を香料組成物として使用して、液体芳香消臭剤(以下、コントロール液体芳香消臭剤と表記する)を調製した。
上記で調製した液体芳香消臭剤400mlを、図1に示す芳香脱臭器の容器に収容し、室温(20℃)、湿度45%の条件下で、図1の(b)に示すように、当該芳香脱臭器用容器の揮散部材から液体芳香消臭剤が揮散できる状態にして、揮散開始直後と減量後(減量率70−75%)に、正常な嗅覚を持ち、芳香消臭剤の開発業務を行って約2年以上の経験を有する者10名(男性5名、女性5名)に対して、以下の官能検査の絶対判断法により評価させた。
<官能検査の絶対判断法>
容積が1000Lのステンレス製官能ボックス内の空気を無臭と感じるまで(通常10〜20分間)換気した後、官能ボックス内に液体芳香消臭剤を整置する。そして、室温(約22℃)にて20分間放置後、ボックス正面の小窓から鼻を近づけ、以下の評価基準に従い、香りの強さ、及び及び香りの質を判定し、10名のそれぞれの結果について平均を出した。
強度2、4および6の香りの強さについて以下の芳香消臭剤の強度を基準とした0から8までの0.5刻みの評価スケールを用いた。
強度2:微香空間ラベンダー(小林製薬株式会社製)
強度4:トイレの消臭元 ラベンダー(小林製薬株式会社製)
強度6:トイレの消臭元 ハーブミント(小林製薬株式会社製)
香りの強さについて10名の平均結果を算出し、揮散開始直後における評価結果と減量後における評価結果との差から以下の基準にしたがって判断した。
(評価基準)
◎:0.15未満
○:0.15以上0.30未満
△:0.3以上0.45未満
×:0.45以上。
各芳香消臭剤の揮散開始直後と減量後の香りについて、揮散開始直後のコントロール液体芳香消臭剤の香りと比較して、香りが同質であるか否かを以下の評価基準に従い評価した。
2・・揮散開始直後のコントロール液体芳香消臭剤と全く同質の香りである
1・・揮散開始直後のコントロール液体芳香消臭剤とおおよそ同質の香りである
0・・揮散開始直後のコントロール液体芳香消臭剤の香りとは僅かに異なるが、それに近い香りである
−1・・揮散開始直後のコントロール液体芳香消臭剤の香りとは少し異なる香りである
−2・・揮散開始直後のコントロール液体芳香消臭剤の香りとは明らかに異なる香りである
各香料への適合性について10名の平均結果を算出し、揮散開始直後における評価と減量後における評価との差から以下の表に従って判断した。
(評価基準)
◎ 0.15未満
○ 0.15以上0.30未満
△ 0.3以上0.45未満
× 0.45以上。
以下の方法に従って、液体芳香消臭剤を調製し、その香りの強さ及び香りの質について、評価を行った。
1.液体芳香消臭剤の調製
<香料ブースター組成物の調製>
表10に示す組成の香料ブースター組成物を調製した。
上記で調製したそれぞれの香料ブースター組成物(実施例2-1〜2-7)1重量部に対して、ラベンダー香料、オレンジ香料、ジャスミン香料、石鹸香料、又はウォーターマリン香料をそれぞれ30重量部混合して、香料組成物を調製した。なお、本試験で使用した各香料は、上記試験例1で使用したものと同様である。
<液体芳香消臭剤の調製>
上記で調製した香料組成物を用いて、上記試験例1の表3に示す組成の液体芳香消臭剤を調製した。また、対照として、香料ブースター組成物を配合していない各々の香料を香料組成物として使用して、液体芳香消臭剤(以下、コントロール液体芳香消臭剤と表記する)を調製した。
2.液体芳香消臭剤の香りの強さ及び香りの質の評価
上記で調製した液体芳香消臭剤を用いて、上記試験例1と同様の方法で、その香りの強さ及び香りの質について評価した。
以下の方法に従って、液体芳香消臭剤を調製し、その香りの強さ及び香りの質について、評価を行った。
1.液体芳香消臭剤の調製
<香料ブースター組成物の調製>
表13に示す組成の香料ブースター組成物を調製した。
上記で調製したそれぞれの香料ブースター組成物(実施例3-1〜3-7)1重量部に対して、ラベンダー香料、オレンジ香料、ジャスミン香料、石鹸香料、又はウォーターマリン香料をそれぞれ30重量部混合して、香料組成物を調製した。なお、本試験で使用した各香料は、上記試験例1で使用したものと同様である。
上記で調製した香料組成物を用いて、上記試験例1の表3に示す組成の液体芳香消臭剤を調製した。また、対照として、香料ブースター組成物を配合していない各々の香料を香料組成物として使用して、液体芳香消臭剤(以下、コントロール液体芳香消臭剤と表記する)を調製した。
上記で調製した液体芳香消臭剤を用いて、上記試験例1と同様の方法で、鼻慣れについて評価した。
以下の方法に従って、液体芳香消臭剤を調製し、その香りの強さ及び香りの質について、評価を行った。
1.液体芳香消臭剤の調製
<香料ブースター組成物の調製>
表16に示す組成の香料ブースター組成物を調製した。
上記で調製したそれぞれの香料ブースター組成物(実施例4-1〜4-7)1重量部に対して、ラベンダー香料、オレンジ香料、ジャスミン香料、石鹸香料、又はウォーターマリン香料をそれぞれ30重量部混合して、香料組成物を調製した。なお、本試験で使用した各香料は、上記試験例1で使用したものと同様である。
上記で調製した香料組成物を用いて、上記試験例1の表3に示す組成の液体芳香消臭剤を調製した。また、対照として、香料ブースター組成物を配合していない各々の香料を香料組成物として使用して、液体芳香消臭剤(以下、コントロール液体芳香消臭剤と表記する)を調製した。
2.液体芳香消臭剤の香りの強さ及び香りの質の評価
上記で調製した液体芳香消臭剤を用いて、上記試験例1と同様の方法で、香りの強さ及び香りの質について評価した。
以下の方法に従って、液体芳香消臭剤を調製し、その香りの強さ及び香りの質について、評価を行った。
1.液体芳香消臭剤の調製
<香料ブースター組成物の調製>
表19に示す組成の香料ブースター組成物を調製した。
上記で調製したそれぞれの香料ブースター組成物(実施例5-1〜5-7)1重量部に対して、ラベンダー香料、オレンジ香料、ジャスミン香料、石鹸香料、又はウォーターマリン香料をそれぞれ30重量部混合して、香料組成物を調製した。なお、本試験で使用した各香料は、上記試験例1で使用したものと同様である。
上記で調製した香料組成物を用いて、上記試験例1の表3に示す組成の液体芳香消臭剤を調製した。また、対照として、香料ブースター組成物を配合していない各々の香料を香料組成物として使用して、液体芳香消臭剤(以下、コントロール液体芳香消臭剤と表記する)を調製した。
上記で調製した液体芳香消臭剤を用いて、上記試験例1と同様の方法で、香りの強さ及び香りの質について評価した。
以下の方法に従って、液体芳香消臭剤を調製し、その香りの強さ及び香りの質について、評価を行った。
1.液体芳香消臭剤の調製
<香料ブースター組成物の調製>
表22に示す組成の香料ブースター組成物を調製した。
上記で調製したそれぞれの香料ブースター組成物(実施例6-1〜6-7)1重量部に対して、ラベンダー香料、オレンジ香料、ジャスミン香料、石鹸香料、又はウォーターマリン香料をそれぞれ30重量部混合して、香料組成物を調製した。なお、本試験で使用した各香料は、上記試験例1で使用したものと同様である。
上記で調製した香料組成物を用いて、上記試験例1の表3に示す組成の液体芳香消臭剤を調製した。また、対照として、香料ブースター組成物を配合していない各々の香料を香料組成物として使用して、液体芳香消臭剤(以下、コントロール液体芳香消臭剤と表記する)を調製した。
上記で調製した液体芳香消臭剤を用いて、上記試験例1と同様の方法で、鼻慣れについて評価した。
以下の方法に従って、液体芳香消臭剤を調製し、その香りの強さ及び香りの質について、評価を行った。
1.液体芳香消臭剤の調製
<香料ブースター組成物の調製>
表25に示す組成の香料ブースター組成物を調製した。
上記で調製したそれぞれの香料ブースター組成物(実施例7-1〜7-7)1重量部に対して、ラベンダー香料、オレンジ香料、ジャスミン香料、石鹸香料、又はウォーターマリン香料をそれぞれ30重量部混合して、香料組成物を調製した。なお、本試験で使用した各香料は、上記試験例1で使用したものと同様である。
上記で調製した香料組成物を用いて、上記試験例1の表3に示す組成の液体芳香消臭剤を調製した。また、対照として、香料ブースター組成物を配合していない各々の香料を香料組成物として使用して、液体芳香消臭剤(以下、コントロール液体芳香消臭剤と表記する)を調製した。
上記で調製した液体芳香消臭剤を用いて、上記試験例1と同様の方法で、その香りの強さ及び香りの質について評価した。
試験例1に記載の「液体芳香消臭剤の調製」に従って、実施例1-4又は比較例1-1のブースター組成物とラベンダー香料を用いて、液体芳香消臭剤を調製した。各液体芳香消臭剤につきそれぞれ50名のモニターに生活空間の中で使用してもらい、香りの強さを5段階(満足、やや満足、どちらともいえない、やや不満、不満)で評価させた。なお、液体芳香消臭剤は約12帖の部屋に設置し、香りの評価時期は、揮散開始から30日後(減量率:約30%)および60日後(減量率:70%)とした。
2 開口部
3 容器
4 液体芳香消臭剤
6 吸上揮散部材
6a 吸上部
6b 揮散部
7 キャップ
8 支持枠
Claims (9)
- (A-1)一般式(A-1-1)で示される化合物及び/又は一般式(A-1-2)で示される化合物、
及び
(A-2)一般式(A-2-1)で示される化合物、一般式(A-2-2)で示される化合物、一般式(A-2-3)で示される化合物、一般式(A-2-4)で示される化合物、一般式(A-2-5)で示される化合物、一般式(A-2-6)で示される化合物、及び一般式(A-2-7)で示される化合物よりなる群から選択される少なくとも1種の化合物
を含み、(A-2)/(A-1)の重量比が1/3.33〜1/5であり、
ラベンダー香料、オレンジ香料、ジャスミン香料、マリン香料、石鹸香料、ストロベリー香料、ミント香料、ハーブ香料、カモミール香料、ピーチ香料、レモン香料、ライム香料及びグレープフルーツ香料よりなる群から選択される少なくとも1種の香料を適用対象の香料とすることを特徴とする香料ブースター組成物。 - 下記の(A)香料ブースター、及び(B)香料を含む、香料組成物:
(A) (A-1)一般式(A-1-1)で示される化合物及び/又は一般式(A-1-2)で示される化合物、
並びに
(A-2)一般式(A-2-1)で示される化合物、一般式(A-2-2)で示される化合物、一般式(A-2-3)で示される化合物、一般式(A-2-4)で示される化合物、一般式(A-2-5)で示される化合物、一般式(A-2-6)で示される化合物、及び一般式(A-2-7)で示される化合物よりなる群から選択される少なくとも1種の化合物
を含み、(A-2)/(A-1)の重量比が1/3.33〜1/5である香料ブースター、
(B)ラベンダー香料、オレンジ香料、ジャスミン香料、マリン香料、石鹸香料、ストロベリー香料、ミント香料、ハーブ香料、カモミール香料、ピーチ香料、レモン香料、ライム香料及びグレープフルーツ香料よりなる群から選択される少なくとも1種の香料。 - (B)成分の総量100に対して、上記(A)成分が総量で1〜20重量部含まれている、請求項2に記載の香料組成物。
- (A-1)の化合物が、(A-1-2)で示される化合物である、請求項2又は3に記載の香料組成物。
- (A-2)の化合物が、一般式(A-2-1)で示される化合物である、請求項2乃至4のいずれかに記載の香料組成物。
- (B)香料が、ラベンダー香料、オレンジ香料、ジャスミン香料、マリン香料、又は石鹸香料である、請求項2乃至5のいずれかに記載の香料組成物。
- 請求項2乃至5のいずれかに記載の香料組成物を含む、付香組成物。
- 付香組成物のpHが6〜12である、請求項7に記載の付香組成物。
- 芳香消臭剤である、請求項7又は8に記載の付香組成物。
Priority Applications (1)
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