JP2010144308A - 繊維製品処理剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 繊維製品が圧縮されるなどの変形を受けた時に、瞬間的に香りの強さが増強され、香りの感じ方に“ゆらぎ”を生じさせる繊維製品処理剤組成物の提供。
【解決手段】 (a)一般式(1)で表されるケイ素化合物及び(b)HLBが1以上11以下である、分子内にポリオキシアルキレン基(アルキレン基の炭素数2〜4)が導入されていても良い多価アルコール脂肪酸(脂肪酸の炭素数8〜24)エステルを特定割合で含有する繊維製品処理剤組成物。
【化1】
Figure 2010144308

〔式中、Xは、R1基、OR2基、OR3基又はOH基、Yは、X、−O−Si(X)3基又はOH基、R1基は炭素数1〜22の炭化水素基、R2は炭素数1〜4の炭化水素基、OR3基は炭素数6〜16の香気性アルコール由来のアルコキシ基、nは0〜15である。但し、分子中にOR3基を少なくとも一つ有する。〕
【選択図】 なし

Description

本発明は繊維製品処理剤組成物に関する。
繊維製品に香りを付与する為に、香料を含有する組成物を水又は有機溶媒を介して繊維製品に処理する方法が一般的に用いられる。しかしながら、通常、繊維製品に付与された香料は、湿潤から乾燥する工程で溶媒と共に揮散したり、乾燥した後でも経時で香料が布上から揮散する。結果として、布から発する香りが弱くなっていく。近年香りに対する意識の高まりから、衣料用洗浄剤や仕上げ剤などの繊維製品処理剤組成物に持続性のある香料を用いて、洗濯終了後にも繊維製品に香りが持続する、或いは衣料の着用時にまで香りが持続する技術の開発が望まれている。特許文献1には特定のケイ素化合物、及び脂肪アルキル第4級アンモニウム化合物を含有し、編織物に長期間持続する香気を付与する編織物コンディショナー組成物、特許文献2には特定のケイ素化合物を含有し、編織物に長期間持続する香気を付与する芳香付与成分を含有する、洗浄剤組成物が開示されている。特許文献3には耐加水分解性に優れた特定のケイ酸エステルを含むケイ酸エステル混合物、及びそれらを含有する組成物が開示されている。特許文献4には香気発散に持続性を与え、長寿命の香料原料として有用なアルケニルオキシ基を有するシラン誘導体が開示されている。一方で、多価アルコールと長鎖脂肪酸とのエステル化物を用いて衣類に良好な風合いを付与する技術が開示されている。特許文献5には特定の脂肪酸エステルを含有する柔軟仕上剤組成物が開示されている。
特開昭54−59498号公報 特開昭54−93006号公報 特表2003−526644号公報 特開昭58−90593号公報 特開平7−3645号公報
特許文献1〜4記載の技術により香りが長続きするものの、衣類を干している場面、着用時などの使用している場面においても、ほぼ同程度、かつ同種の強さの香りがするため、次第に香りに慣れてくる。特許文献5記載の多価アルコールのエステルを使用することは、衣類の仕上がり感を変えることはあっても、香りへの効果については何ら開示されていない。
従って、本発明の課題は、衣類等の繊維製品を使用する場面において、繊維製品が圧縮されるなどの変形を受けた時に、瞬間的に香りの強さが増強され、香りの感じ方に“ゆらぎ”を生じさせ、消費者を飽きさせない繊維製品を得ることができる繊維製品処理剤組成物を提供することにある。
本発明は、下記(a)成分及び(b)成分を含有し、組成物中の(a)成分の含有量が0.2〜6質量%、(a)成分と(b)成分の質量比が(a)成分/(b)成分=10/1〜1/20である繊維製品処理剤組成物、さらに、(c)成分として、陽イオン界面活性剤、陰イオン界面活性剤、両性界面活性剤、及びHLB11を超える非イオン界面活性剤から選ばれる1種以上の界面活性剤を含有する繊維製品処理剤組成物を提供する。
(a)成分:下記一般式(1)で表されるケイ素化合物
Figure 2010144308
〔式中、Xはそれぞれ独立に、R1基、OR2基、OR3基又はOH基であり、Yはそれぞれ独立に、X、−O−Si(X)3基又はOH基であり、R1基は置換基としてフェニル基、水酸基又はアルコキシ基を有していても良い炭素数1〜22の炭化水素基、R2は炭素数1〜4の炭化水素基、OR3基は炭素数6〜16の香気性アルコール由来のアルコキシ基であり、nは0〜15の数であり、nが0より大きい場合には平均値を示す。但し、分子中にOR3基を少なくとも一つ有する。〕
(b)成分:下記式(2)から求められるHLBが1以上、11以下である、分子内にポリオキシアルキレン基(アルキレン基の炭素数2〜4)が導入されていても良い多価アルコール脂肪酸(脂肪酸の炭素数8〜24)エステル。
HLB=20(1−S/F) (2)
[式中、S:多価アルコール脂肪酸エステルのけん化価、F:多価アルコール脂肪酸エステルを構成する脂肪酸の中和価]
本発明の繊維製品処理剤組成物により繊維製品を処理すると、繊維製品が圧縮されるなどの変形を受けた時に、瞬間的に香りの強さが増強され、香りの感じ方に“ゆらぎ”を生じさせることができる。
[(a)成分]
本発明の(a)成分は、上記一般式(1)で表されるケイ素化合物である。一般式(1)において、R1は置換基としてフェニル基、水酸基又はアルコキシ基を有していても良い炭素数1〜22の炭化水素基を示すが、置換基としてフェニル基、水酸基又はアルコキシ基を有していても良い炭素数1〜22の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基が好ましく、nが0の場合には、炭素数6〜18の直鎖又は分岐鎖のアルキル基がより好ましく、n−ヘキシル基、n−オクチル基、n−デシル基、n−ドデシル基、n−ヘキサデシル基、n−オクタデシル基等の炭素数6〜18の直鎖アルキル基が更に好ましく、炭素数10〜18の直鎖アルキル基が更により好ましい。
2は炭素数1〜4の炭化水素基を示すが、炭素数1〜3のアルキル基が好ましく、炭素数1又は2のアルキル基がより好ましい。
OR3基は炭素数6〜16の香気性アルコール由来のアルコキシ基を示すが、炭素数6〜15の香気性アルコール由来のアルコキシ基が好ましく、炭素数6〜13の香気性アルコール由来のアルコキシ基がより好ましい。本発明における香気性アルコール由来のアルコキシ基とは、香気性アルコールのアルコール性水酸基から水素原子を除いた残基と定義する。
香気性アルコールとしては、脂肪族アルコール、テルペン系アルコール、セスキテルペン系アルコール、脂環式アルコール、芳香族アルコール又は合成サンダルが挙げられ、具体的には、以下のアルコールが挙げられる。
<炭素数6のアルコール>
トランス−2−ヘキセノール、シス−3−ヘキセノール
<炭素数7のアルコール>
ベンジルアルコール
<炭素数8のアルコール>
3−オクタノール、1−オクテンー3−オール、2−フェニルエチルアルコール、1−フェニルエチルアルコール、4−メトキシベンジルアルコール、3−ヒドロキシ−5−メトキシトルエン
<炭素数9のアルコール>
2,4−ジメチル−2−ヘプタノール、トランス−2−シス−6−ノナジエノール、2,4−ジメチル−3−シクロヘキセン−1−メタノール、4−イソプロピルシクロヘキサノール、3−フェニル−2−プロペン−1−オール、3−フェニルプロピルアルコール
<炭素数10のアルコール>
9−デセノール、3,7−ジメチル−1,6−オクタジエン−3−オール、3,7−ジメチル−トランス−2,6−オクタジエン−1−オール、3,7−ジメチル−シス−2,6−オクタジエン−1−オール、3,7−ジメチル−6−オクテン−1−オール、2−メチル−6−メチレン−7−オクテン−2−オール、2−イソプロペニル−5−メチル−4−ヘキセン−1−オール、3,7−ジメチルオクタノール、3,7−ジメチルオクタンー3−オール、2,6−ジメチル−7−オクテン−2−オール、3,7−ジメチル−4,6−オクタジエン−3−オール、p−メンタン−8−オール、1−p−メンテン−4−オール、p−メンタン−3−オール、1,7,7−トリメチル−ビシクロ[1,2,2−]ヘプタン−2−オール、p−メンス−8−エン−3−オール、4−イソプロピルシクロヘキサンメタノール、p−t−ブチルシクロヘキサノール、o−t−ブチルシクロヘキサノール、1−フェニル−2−メチル−2−プロパノール、2−プロピル−5−メチルフェノール、2−メチル−5−イソプロピルフェノール、2−メトキシ−4−アリールフェノール、2−メトキシ−4−(1−プロペニル)−フェノール
<炭素数11のアルコール>
4−メチル−3−デセン−5−オール、10−ウンデセノール、6,6−ジメチル−ビシクロ−[3,1,1]−2−ヘプテン−2−エタノール、1−(4−イソプロピルシクロヘキシル)−エタノール、4−フェニル−2−メチル−2−ブタノール、5−プロペニル−2−エトキシフェノール
<炭素数12のアルコール>
2,2−ジメチル−3−(3−メチルフェニル)−プロパノール、1−フェニル−3−メチル−3−ペンタノール、3−メチル−5−フェニル−1−ペンタノール、3,7−ジメチル−7−メトキシオクタン−2−オール
<炭素数13のアルコール>
2,5,5−トリメチル−1,2,3,4,4α,5,6,7−オクタヒドロ−2−ネフタレノール、2−メチル−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−2−ブテン−1−オール、2−メチル−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−ブタン−1−オール
<炭素数14のアルコール>
1−(2−t−ブチルシクロヘキシルオキシ)−2−ブタノール、α,β−2,2,6−ペンタメチルシクロヘキシルプロパノール、3−メチル−5−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−ペンタン−2−オール、2−エチル−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−2−ブテン−1−オール、3−メチル−5−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−4−ペンテン−2−オール
<炭素数15のアルコール>
3,7,11−トリメチル−1,6,10−ドデカトリエン−3−オール、3,7,11−トリメチル−2,6,10−ドデカトリエン−12−オール、(−)−α−ビサボロール、セドロール、パチュリアルコール、ベチベロール、1−(2,2,6−トリメチルシクロヘキシル)−3−ヘキサノール、サンタロール、3,3−ジメチル−5−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−4−ペンテン−2−オール
<炭素数16のアルコール>
イソボニルシクロヘキサノール
これらの香気性アルコールの中では、トランス−2−ヘキセノール、シス−3−ヘキセノール、2−フェニルエチルアルコール、4−メトキシベンジルアルコール、p−メンタン−3−オール、3,7−ジメチル−トランス−2,6−オクタジエン−1−オール、3,7−ジメチル−シス−2,6−オクタジエン−1−オール、4−イソプロピルシクロヘキサンメタノール、3,7−ジメチルオクタノール、3,7−ジメチル−6−オクテン−1−オール、3−メチル−5−フェニル−1−ペンタノール、3−フェニル−2−プロペン−1−オール、3,7,11−トリメチル−2,6,10−ドデカトリエン−12−オール、2−メチル−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−2−ブテン−1−オール、2−イソプロペニル−5−メチル−4−ヘキセン−1−オールが好ましい。
特に好ましくは、シス−3−ヘキセノール、2−フェニルエチルアルコール、2−メチル−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−2−ブテン−1−オール、3,7−ジメチル−トランス−2,6−オクタジエン−1−オールである。
一般式(1)において、nが0の場合には、4個のXのうち2〜4個、好ましくは3又は4個が−OR3であり、残りが−R1 若しくは―OR2である化合物が好適である。
n=0の場合の好ましい化合物としては、下記式(1−1)〜(1−3)で表される化合物が挙げられる。より好ましい化合物は式(1−1)又は(1−3)で表される化合物であり、最も好ましくは式(1−1)で表される化合物である。
Figure 2010144308
〔式中、R1、R2及びR3は前記と同じ意味を示す。〕
一般式(1)において、nが1〜15の場合には、nは平均値を示し、全てのX及びYに対して、1/10以上、好ましくは1/8以上が−OR3であり、残りが−R1又は−OR2である化合物が好ましい。nとしては、1〜10が好ましく、1〜5がより好ましい。
nが1〜15の場合の好ましい化合物としては、下記式(1−4)〜(1−6)で表される化合物が挙げられる。より好ましい化合物は式(1−4)又は(1−6)で表される化合物であり、最も好ましくは式(1−4)で表される化合物である。
Figure 2010144308
〔式中、R1、R2及びR3は前記と同じ意味を示す。mは1〜15の数を示し、Tは、−OR3又は−OR2を示す。〕
上記一般式(1)で表されるケイ素化合物は、下記の方法により合成することができる。
方法1:
テトラエトキシシランやアルキルトリエトキシシラン、ジアルキルジエトキシシラン等の炭素数1〜4のアルコキシシラン類とOR3基を有する香気性アルコールとのエステル交換反応。
方法2:
テトラクロロシランやアルキルトリクロロシラン等のハロゲン化シラン類とOR3基を有する香気性アルコールとのエステル化反応。
方法1において、エステル交換されるアルコキシ基としては、入手性等の点からメトキシ基又はエトキシ基が好ましく、エトキシ基がより好ましい。
方法1のアルコキシシランとOR3基を有する香気性アルコールとのエステル交換反応において、アルコキシシランに対して加える香気性アルコールのモル比により置換度が異なる反応物を与え、アルコキシシランのアルコキシ基に対する香気性アルコールのモル比は(香気性アルコール)/(アルコキシシランのアルコキシ基)=0.55〜10が好ましく、0.55〜5がより好ましく、0.6〜4が更に好ましく、0.7〜3が更により好ましい。
方法1におけるエステル交換反応の反応温度は、アルコキシシラン及び香気性アルコールの沸点以下が好ましく、室温(20℃)〜200℃がより好ましく、50〜170℃が更に好ましく、70〜150℃が更により好ましく、90〜130℃が特に好ましい。
方法1におけるエステル交換反応は、減圧下で行うことが、反応を速やかに進行させることができる等の点から好ましい。減圧度は反応温度にもよるが、アルコキシシラン及び香気性アルコールの沸点以下で行えばよく、1.3Pa〜常圧(0.1MPa)が好ましく、130Pa〜40kPaがより好ましく、1.3kPa〜13kPaが更に好ましい。反応は反応初期から減圧下で行っても、途中から減圧下で行っても良い。
方法1におけるエステル交換反応は、触媒を添加することが、反応を速やかに進行させることができる等の点から好ましい。触媒としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムメトキシド、カリウムエトキシド等のアルカリ触媒や、アルミニウムテトライソプロポキシド、チタンテトライソプロポキシド等のルイス酸触媒を用いることができる。
方法2のハロゲン化シランにおいて、ハロゲン原子としては、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等が挙げられ、塩素原子が好ましい。
方法2のハロゲン化シランとOR3基を有する香気性アルコールとのエステル化反応において、ハロゲン化シランに対して加える香気性アルコールのモル比により置換度が異なる反応物を与え、ハロゲン化シランに対する香気性アルコールのモル比は(香気性アルコール)/(ハロゲン化シランのハロゲン基)=0.55〜10が好ましく、0.55〜5がより好ましく、0.6〜4が更に好ましく、0.7〜3が更により好ましい。
方法2においては反応の進行に伴い酸が副生するため塩基を加えて反応することが好ましい。用いる塩基としては、例えば、トリエチルアミン等の3級アミンやピリジン等が挙げられる。
方法2のエステル化反応では多量の塩副生等の点から、溶媒を用いても良く、反応温度は、基質や溶媒が凝固しない低温で行うこともできる。反応終了後、溶媒を除去する必要がある場合には、各種公知の装置・設備を用いることができ、また脱塩には濾過や抽出、電機透析等、公知の方法を用いることができる。
方法1のエステル交換反応、方法2のエステル化反応で得られる一般式(1)で表されるケイ素化合物は、他に置換度の異なる混合物があっても、さらにシロキサンが縮合した鎖状または環状の重・縮合物との混合物であっても良い。また、方法1のエステル交換反応、方法2におけるエステル化反応は、2種以上のOR3基を有する香気性アルコールを混合して用いても、2種以上のR1で示される炭化水素基を持つアルコキシシラン又はハロゲン化シランを用いても良い。
[(b)成分]
本発明の(b)成分は、上記式(2)から求められるHLBが1以上、11以下、好ましくは5以上、10未満、より好ましくは6以上、10未満である多価アルコール脂肪酸(脂肪酸の炭素数8〜24,好ましくは10〜22)エステルであり、分子内にポリオキシアルキレン基(アルキレン基の炭素数2〜4、好ましくは2〜3)が導入されていても良い。
(b)成分としては、一般式(3)で表され、上記式(2)から求められるHLBが1以上、11以下の多価アルコールエステル(以下多価アルコールエステル(3)という)が好ましい。
Figure 2010144308
〔式中、G基:原料多価アルコールより全てのアルコール性水酸基を除いた残基を示す。
Figure 2010144308
それぞれ原料多価アルコールより除かれた水酸基が結合していた炭素原子において、G基と結合する基を示す。ここで、A基は同一又は異なる炭素数2〜3のアルキレン基を示し、R基は直鎖又は分岐鎖の炭素数7〜23のアルキル基又はアルケニル基を示し、a及びbはそれぞれ0〜20の数を示す。
p,q,r及びs:それぞれ0以上の数を示し、p+q+r+sは原料多価アルコールのアルコール性水酸基の総数を示す。但し、p+q及びr+sは0ではない。〕
このような多価アルコールエステル(3)は、例えば次のような既知の合成方法(i)〜(vi)により得られる。
Figure 2010144308
〔式中、G,R,p,q,r及びs:前記の意味を示す。
r’,s’:0<(r’+s’)<(p+q+r+s)を満足する数を示す。〕
合成方法(i)は、多価アルコールを脂肪酸によりエステル化する方法である。多価アルコールと脂肪酸の使用モル比は、得られる多価アルコールエステル(3−1)において、水酸基が残存するように選択される。エステル化条件として無触媒でもよいが、硫酸、塩酸、パラトルエンスルホン酸等の酸触媒を使用してもよい。
この場合において使用される多価アルコールの例を挙げれば、例えばグリセリン、ポリグリセリン(グリセリンの縮合度2〜10)、エリスリトール、ペンタエリスリトール、ソルビトール、ソルビタン等が挙げられ、これらの単独又は混合物が用いられる。
また、この場合において使用される脂肪酸の例を挙げれば、例えばカプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、オレイン酸、ステアレン酸、イソステアリン酸、アラキジン酸、ベヘン酸、又は未硬化もしくは硬化の獣脂(牛脂、豚脂等)、パーム油、菜種油、魚油等から得られる脂肪酸等が挙げられ、これらの単独又は混合物が用いられる。
Figure 2010144308
〔式中、G,R,p,q,r,s,r’及びs’:前記の意味を示す。
R’:1価アルコール又は多価アルコールの水酸基を除いた残基を示す。〕
合成方法(ii)は、多価アルコールと脂肪酸エステルとをエステル交換反応させる方法である。合成方法(ii)においては、反応触媒としてNaOH, KOH, NaOCH3,KOCH3 等を使用する。
合成方法(ii)において使用される脂肪酸エステルとして、例えば合成方法(i)において記載した脂肪酸のメタノールエステル、エタノールエステル、プロパノールエステル、ブタノールエステル、エチレングリコールエステル、グリセリンエステル、エリスリトールエステル、ペンタエリスリトールエステル、キシリトールエステル、ソルビトールエステル、ソルビタンエステル等が使用される。
Figure 2010144308
〔式中、多価アルコールエステル(3−1):合成方法(i)又は(ii) で得られた多価アルコールエステルを示す。
a,b:前記の意味を示す。〕
この合成方法(iii)は、合成方法(i)又は(ii)で得られた多価アルコールエステル(3−1)に炭素数2〜3のアルキレンオキシドを付加させ、多価アルコールエステル(3−2)を得る方法である。この場合において、反応触媒としてNaOH, KOH, NaOCH3, KOCH3又は脂肪酸のアルカリ金属塩等を使用する。
このアルキレンオキシド付加反応において、モル比にて〔アルキレンオキシド〕/〔多価アルコールエステル(3−1)〕=1/1〜40/1、より好ましくは1/1〜20/1である。
Figure 2010144308
〔式中、R,R’:前記の意味を示す。
多価アルコールエステル(3−2):合成方法(iii)で得られた多価アルコールエステル(3−2)を示す。
r”,s”:0<(r’+s’+r”+s”)<(p+q+r+s)を満足する数を示す。ここで、r’,s’,p,q,r,sは前記の意味を示す。〕
この合成方法(iv)は、合成方法(iii)で得られた多価アルコールエステル(3−2)と合成方法(i)又は(ii)で使用された脂肪酸又はそのエステルとを、それぞれ合成方法(i)又は(ii)で記載したのと同様な条件で反応させる方法である。
このような方法で得られる多価アルコールエステル(3−3)には、未反応の多価アルコールエステル及び脂肪酸が残存し、含有されていても本発明の効果を損なわない範囲であれば差し支えない。
Figure 2010144308
〔式中、G,R,R’,p,q,r,s,r’,s’,a及びbは、前記の意味を示す。〕
本合成方法(v)において、多価アルコールと脂肪酸エステルとの使用モル比は、得られる多価アルコール(3−2)において、水酸基が残存するように選択される。そして多価アルコールとアルキレンオキシドのモル比は(アルキレンオキシド)/(多価アルコールエステル)=1/1〜40/1、より好ましくは1/1〜20/1である。
本合成方法において使用される触媒は、合成方法(iii)において使用されるものと同一でよい。
Figure 2010144308
〔式中、G,R,R’,p,q,r,s,r’,s’,a及びbは、前記の意味を示す。〕
この合成方法(vi)は、多価アルコールにアルキレンオキシドを付加させ(反応条件は合成方法(iii)記載の条件に準じる)、次いで脂肪酸によりエステル化する(反応条件は合成方法(i)記載の条件に準じる)方法である。
上記の合成方法(i)〜(vi)等で得られる多価アルコールエステル(3)として、例えば次のような化合物が挙げられ、これらは単独又は混合物として使用される。
Figure 2010144308
Figure 2010144308
〔式中、R,A:前記の意味を示す。
c,d,e,f,g,h:炭素数2〜3のアルキレンオキシドの付加モル数を示す。〕
[(c)成分]
本発明の組成物は、(c)成分として、陽イオン界面活性剤、陰イオン界面活性剤、両性界面活性剤、及びHLB11を超える非イオン界面活性剤から選ばれる1種以上の界面活性剤を含有することが好ましい。
本発明に用いられる陽イオン界面活性剤としては、分子内にエステル基又はアミド基で分断されていても良い総炭素数12〜28の炭化水素基を少なくとも1つ有する第3級アミン、その酸塩又はその4級化物(以下(c1)成分という)が好ましい。
(c1)成分としては、一般式(4)で表される第3級アミン、その酸塩又はその4級化物から選ばれる少なくとも1種が好ましい。
Figure 2010144308
〔式中、R41基は、エステル基又はアミド基で分断されいても良い総炭素数12〜28の炭化水素基であり、R42基及びR43基はそれぞれ独立に、R41基、炭素数1〜3のアルキル基、及び炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基から選ばれる基である。〕
前記一般式(4)において、R41基としては、下記(i)〜(iii)に示す基が挙げられ、R42基及びR43基としては、それぞれ独立に下記(i)〜(v)に示す基が挙げられる。
(i)エステル基又はアミド基で分断されている総炭素数12〜28、好ましくは14〜26の飽和炭化水素基
(ii)エステル基又はアミド基で分断されている総炭素数12〜28、好ましくは14〜26の二重結合を1個以上有する不飽和炭化水素基
(iii)上記基(i)及び基(ii)が混在するもの
(iv)炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基
(v)炭素数1〜3のアルキル基
(c1)成分は、脂肪酸又は脂肪酸低級アルキルエステルと、アルカノールアミン又はアミノアルキルアミン等のアミンとを、エステル化反応、アミド化反応、又はエステル交換反応させて得ることができる。上記の好ましい炭化水素組成を有する脂肪酸又は脂肪酸低級アルキルエステルを得るために、通常油脂便覧等で知られているような脂肪酸を用いるだけでは達成できない場合は、不飽和結合への水素添加反応、不飽和結合の異性化反応、または蒸留操作、ボトムカット、トップカットによるアルキル鎖長の調整、あるいは複数の脂肪酸の混合により得ることが出来る。
上記アミノアルキルアミンは分子内に1級アミノ基、2級アミノ基、及び3級アミノ基から選ばれる、少なくとも2種以上のアミノ基を有するアミンが好ましい。またアルカノールアミンは分子内にヒドロキシ基を必須とし、1級〜3級アミノ基を有するアミンが好ましい。より具体的な例として、ジアルキルモノアルカノールアミン(好ましくはジメチルモノエタノールアミンもしくはジメチルモノプロパノールアミン)、モノアルキルジアルカノールアミン(好ましくはメチルジエタノールアミンもしくはメチルジプロパノールアミン)、またはトリアルカノールアミン(好ましくはトリエタノールアミンもしくはトリプロパノールアミン)、またはジ(アミノアルキル)アルキルアミン(例えば、N−メチル−N,N−ジ(3−アミノプロピル)アミン)、ジアルキルアミノアルキルアミン(例えば、N,N−ジメチル−N−(3−アミノプロピル)アミン)、アルキルアミノプロピルモノアルキルアルカノールアミン(好ましくは、N−メチルーN−(2−ヒドロキシエチル)−N−(3−アミノプロピル)アミン)が挙げられるが、これらに限定されない。特に好ましくはN−メチルジエタノールアミン、トリエタノールアミン、N−メチルーN−(2−ヒドロキシエチル)−N−(3−アミノプロピル)アミン、N,N−ジメチル−N−(3−アミノプロピル)アミン、N,N−ジメチル−N−(2−ヒドロキシエチル)アミンである。
エステル化反応、アミド化反応又はエステル交換反応において、脂肪酸又は脂肪酸低級アルキルエステルと、前記アミンのヒドロキシル基、及び1級〜2級アミノ基の合計モル数とのモル比は、0.5:1〜2:1が好ましく、0.6:1〜2:1がより好ましく、0.7:1〜0.98:1が特に好ましく、最も好ましくは、0.8:1〜0.98:1である。
一般式(4)で表される第3級アミンの酸塩としては、無機酸及び有機酸で中和された酸塩が挙げられる。好ましい無機酸は、塩酸、硫酸、リン酸であり、好ましい有機酸は炭素数1〜10の1価又は多価のカルボン酸、又は炭素数1〜20の1価又は多価のスルホン酸、又は炭素数6〜36のアルキル硫酸エステル、又はポリオキシアルキレンアルキル(アルキル基の炭素数6〜36)硫酸エステルである。より好ましくはメチル硫酸、エチル硫酸、p−トルエンスルホン酸、(o−、m−、p−)キシレンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、グリコール酸、クエン酸、安息香酸、サリチル酸、炭素数12〜36のアルキル硫酸エステル、又はポリオキシアルキレンアルキル(アルキル基の炭素数12〜36)硫酸エステルである。一般式(4)で表される第3級アミンの4級化物としては、一般式(4)で表される第3級アミンを、アルキルハライド、ジアルキル硫酸、アルキレンオキシド等のアルキル化剤で4級化した化合物が挙げられる。アルキルハライドとしてはメチルクロリドが好ましく、ジアルキル硫酸としては、ジメチル硫酸、ジエチル硫酸が好ましく、アルキレンオキシドとしてはエチレンオキシドが好ましい。また、アルキル化剤を用いた4級化反応は、溶媒存在下(例えば、エタノール)でも行うことができるが、合成物の臭い、保存安定性を維持する観点及び/又は不純物の生成を抑える観点から、無溶媒下で行うことも出来る。
本発明に用いられる陰イオン界面活性剤としては、アルキル基の炭素数10〜15のアルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル基の炭素数10〜24のアルキル硫酸エステル塩、炭素数10〜24のアルキル基と数平均付加モル数1〜6のオキシエチレン基を有するポリオキシエチレンアルキル硫酸エステル塩、炭素数10〜24のα−オレフィンスルホン酸塩、脂肪酸の炭素数10〜24のα−スルホ脂肪酸メチルエステル塩等を挙げることができる。
本発明に用いられる両性界面活性剤としては、アルキル基の炭素数10〜24のアルキルジメチルアミンオキサイド、アルカノイル基の炭素数が10〜24のアルカノイルアミドプロピルジメチルアミンオキサイド、アルキル基の炭素数が10〜24のN−アルキル−N,N−ジメチル−N−(2−ヒドロキシ−3−スルホプロピル)アンモニウムベタイン、N−アルキル−N,N−ジメチル−N−カルボキシメチルアンモニウムベタイン、アルカノイル基の炭素数が10〜24のN−アルカノイルアミノプロピル−N,N−ジメチル−N−(2−ヒドロキシ−3−スルホプロピル)アンモニウムベタイン、N−アルカノイルアミノプロピル−N,N−ジメチル−N−カルボキシメチルアンモニウムベタイン等を挙げることができる。
本発明に用いられるHLB11(このHLBはグリフィンのHLBである)を超える非イオン界面活性剤としては、分子内に炭素数8〜36の炭化水素基を有し、炭素数2〜4のアルキレンオキシドを平均2〜200モル、好ましくは8〜150モル付加した非イオン界面活性剤(以下(c2)成分という)が好適である。
(c2)成分としては、下記一般式(5)で表される非イオン界面活性剤が好ましい。
51−E−〔(R52O)i−R53j (5)
〔式中、R51は、炭素数8〜18、好ましくは8〜16のアルキル基又はアルケニル基である。R52は、炭素数2又は3のアルキレン基であり、好ましくはエチレン基である。R53は、炭素数1〜3のアルキル基又は水素原子である。iは、2〜100、好ましくは4〜80、より好ましくは5〜60、特に好ましくは8〜50の数を示す。Eは、−O−、−COO−、−CON<又は−N<であり、Eが−O−又は−COO−の場合jは1であり、Eが−CON<又は−N<の場合jは2である。〕
一般式(5)で表される化合物の具体例として、以下の式(5−1)〜(5−4)で表される化合物を挙げることができる。
51−O−(C24O)k−H (5−1)
〔式中、R51は前記の意味を示す。kは2〜100、好ましくは10〜50の数である。〕
51−O−(C24O)t−(C36O)u−H (5−2)
〔式中、R51は前記の意味を示す。tは1〜100、uは1〜100の数であり、(C24O)と(C36O)はランダムあるいはブロック付加体であってもよい。〕
Figure 2010144308
〔式中、R51は前記の意味を示す。v、w、x及びyはそれぞれ独立に0〜40の数であり、v+w+x+yは5〜150、好ましくは5〜100の数であり、(C24O)と(C36O)はランダムあるいはブロック付加体であってもよい。R54及びR55は、それぞれ独立に水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基である〕。
これらの界面活性剤の中では、陽イオン界面活性剤、陰イオン界面活性剤、及びHLB11を超える非イオン界面活性剤が好ましく、陽イオン界面活性剤がより好ましく、分子内にエステル基又はアミド基で分断されていても良い総炭素数12〜28の炭化水素基を少なくとも1つ有する第3級アミン、その酸塩又はその4級化物が更に好ましい。
[繊維製品処理剤組成物]
本発明の繊維製品処理剤組成物は、上記(a)成分及び(b)成分を含有する。本発明の組成物中の(a)成分の含有量は0.2〜6質量%であり、0.3〜5質量%が好ましく、0.3〜4質量%がより好ましい。本発明の組成物中の(a)成分と(b)成分の質量比は、(a)成分/(b)成分=10/1〜1/20であり、10/1〜1/15が好ましく、8/1〜1/10がより好ましい。最も好ましくは4/1〜1/5である。
本発明の組成物は更に、上記(c)成分を含有することが好ましい。本発明の組成物中の(c)成分の含有量は、0.1〜30質量%が好ましく、0.1〜25質量%がより好ましく、0.5〜25質量%が更に好ましい。
本発明の組成物は、多様な香り付けの観点から、更に(d)成分として、香料を含有することが好ましい。香料としては、特に限定されないが、香料成分として具体的には、炭化水素系香料、アルコール系香料、エーテル系香料、アルデヒド系香料、ケトン系香料、エステル系香料、ラクトン系香料、環状ケトン系香料、ニトリル系香料、環状エーテル系香料、アミン系香料等の香料成分を挙げることができる。
炭化水素系香料成分としては、α−ピネン、β−ピネン、カンフェン、リモネン、ターピネオール、ターピノレン、γ−ターピネン、オレンジペラ等が挙げられる。
アルコール系香料としては、トランス−2−ヘキセノール、シス−3−ヘキセノール、3−オクタノール、リナロール、ゲラニオール、β−フェニルエチルアルコール、ネロール、シトロネロール、ロジノール、ミルセノール、ラバンジュロール、テトラヒドロリナロール、ターピネオール、l−メントール、ボルネオール、イソプレゴール、ノポール、p−t−ブチルシクロヘキサノール、o−t−ブチルシクロヘキサノール、アンブリノール、ベンジルアルコール、フェニルエチルアルコール、フェノキシエタノール、ジメチルベンジルカルビノール、オイゲノール、ポリサントール、フェニルヘキサノール、ジヒドロミルセノール等が挙げられる。
エーテル系香料成分としては、ネロールオキサイド、1,8−シネオール、ローズオキサイド、リメトールメントフラン、リナロールオキサイド、ブチルジメチルジヒドロピラン、セドリルメチルエーテル、メトキシシクロドデカン、1−メチル−1−メトキシシクロドデカン、アニソール、アセトアニソール、アネトール、ジヒドロアネトール、メチルオイゲノール、フェニルエチルイソアミルエーテル、β−ナフチルメチルエーテル、β−ナフチルエチルエーテル等が挙げられる。
アルデヒド系香料成分としては、ヘキシルアルデヒド、トリプラール、ノニルアルデヒド、アルデヒド C−10(デシルアルデヒド)、ウンデシルアルデヒド、ドデシルアルデヒド、トリデシルアルデヒド、2,6−ノナジエナール、シス−4−デセナール、ウンデシレンアルデヒド、シトラール、シトロネラール、ヒドロキシシトロネラール、センテナール、ボロナール、セトナール、サリチルアルデヒド、ミラックアルデヒド、リラール、ベルンアルデヒド、ベンズアルデヒド、フェニルアセトアルデヒド、シンナミックアルデヒド、ヘキシルシンナミックアルデヒド、アニスアルデヒド、p−エチル−2,2−ジメチルヒドロシンナムアルデヒド、ヘリオトロピン、ヘリオナール、バニリン、エチルバニリン、メチルバニリン、マイラックアルデヒド、アミルシンナミックアルデヒド、シクラメンアルデヒド、リリアール等が挙げられる。
ケトン系香料成分としては、アセトイン、ジアセチル、メチルアミルケトン、エチルアミルケトン、メチルヘキシルケトン、メチルノニルケトン、α−イオノン、β−イオノン、メチルイオノン、α−イロン、α−ダマスコン、ジヒドロジャスモン、シス−ジャスモン、アセトフェノン、p−メチルアセトフェノン、ベンジルアセトン、カローン、ラズベリーケトン、アニシルアセトン、メチルナフチルケトン、ベンゾフェノン等が挙げられる。
エステル系香料成分としては、ベンジルアセテート、ギ酸エチル、ギ酸リナリル、ギ酸シトロネリル、ギ酸ゲラニル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸イソアミル、酢酸ゲラニル、酢酸リナリル、酢酸ベンジル、酢酸フェニルエチル、酢酸スチラリル、酢酸シンナミル、酢酸アニシル、プロピオン酸ゲラニル、プロピオン酸リナリル、酪酸エチル、吉草酸プロピル、イソ吉草酸シトロネリル、イソ吉草酸ゲラニル、桂皮酸エチル、桂皮酸ベンジル、桂皮酸シンナミル、ジャスモン酸メチル、ジヒドロジャスモン酸メチル、フルテート、シクロヘキシルサリチレート等が挙げられる。
ニトリル系香料成分、環状エーテル系香料成分、アミン系香料成分、ラクトン系香料成分、環状ケトン系香料成分、その他香料成分としては、シトロネリルニトリル、アンブロキサン、ルボフィックス、メチルアンスラニレイト、γ−オクタラクトン、γ−ノナラクトン、γ−デカラクトン、γ−ウンデカラクトン、δ−デカラクトン、クマリン、ジャスモノラクトン、ジャスミンラクトン、ムスコン、シベトン、シクロペンタデカノン、パーライド、アンバーコア、メチルジヒドロジャスモネート等が挙げられる。
なお、上記香料成分の名称は「香料と調香の実際知識」(中島 基貴著、産業図書(株)、1995年6月21日発行)の記載に従った。
本発明の組成物中の(d)成分の含有量は、0.1〜5質量%が好ましく、0.1〜4質量%がより好ましく、0.1〜3.5質量%が更に好ましい。
本発明の組成物は、保存安定性の観点から、更に(e)成分として、炭素数12〜24の脂肪酸、その塩又はその低級アルキル(アルキル基の炭素数1〜4)エステル、及び炭素数12〜36の1価アルコールから選ばれる少なくとも1種を含有することが好ましい。
炭素数12〜24の脂肪酸、その塩又はその低級アルキル(アルキル基の炭素数1〜4)エステルの具体例としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、パルミトレイン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、エルカ酸、ベヘニン酸等の炭素数12〜24の飽和又は不飽和脂肪酸、又はそのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、炭素数2〜8のアルカノールアミン塩又はアルカノールアンモニウム塩、あるいは前記脂肪酸のメチルエステル、エチルエステル、イソプロピルエステル、n−プロピルエステル等が挙げられる。また、炭素数12〜36の1価アルコールの具体例としては、ミリスチルアルコール、パルミチルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、炭素数24、28若しくは36のゲルベアルコール等が挙げられる。
本発明の組成物中の(e)成分の含有量は、0.1〜10質量%が好ましく、0.1〜7質量%がより好ましく、0.2〜5質量%が更に好ましい。
本発明の組成物は、粘度を調整する目的で、(f)成分として無機あるいは有機の電解質を配合する事ができる。無機電解質としては、塩酸、硫酸、りん酸のアルカリ金属又はアルカリ土類金属の塩が好ましく、塩化ナトリウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、塩化カリウム、硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウムがより好ましい。有機電解質としてはグリコール酸、クエン酸、安息香酸、p−トルエンスルホン酸のアルカリ金属、又はアルカリ土類金属の塩が好ましく、グリコール酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、安息香酸ナトリウム、p−トルエンスルホン酸ナトリウムなどがより好ましい。本発明の組成物中の(f)成分の含有量は、0〜5質量%が好ましく、0〜4質量%がより好ましく、0.0001〜3質量%が更に好ましい。
本発明の組成物は、保存安定性の観点から、必要に応じて(g)成分として、溶剤を含有していても良い。溶剤としては、エタノール、イソプロピルアルコール、グリセリン、エチレングリコール、プロピレングリコールから選ばれる溶剤が好ましく、特にエタノールが匂いの点から好ましい。本発明の組成物中の(g)成分の含有量は、0〜30質量%が好ましく、0〜20質量%がより好ましい。
本発明の繊維製品処理剤組成物は、柔軟剤組成物、糊剤組成物、シワ取り剤組成物、アイロン掛け用組成物等として繊維製品の処理に用いることができる。
実施例及び比較例で使用した各成分をまとめて以下に示す。尚、例中の%は、特記しない限り質量%である。
<(a)成分>
(a−1):下記合成例1で得たケイ素化合物
(a−2):下記合成例2で得たケイ素化合物
(a−3):下記合成例3で得たケイ素化合物
(a−4):下記合成例4で得たケイ素化合物
(a−5):下記合成例5で得たケイ素化合物
<(b)成分>
(b−1):グリセリンモノステアリン酸エステル(HLB=4.1)
(b−2):ジグリセリンモノステアリン酸エステル(HLB=6.8)
(b−3):デカグリセリンジイソステアリン酸エステル(HLB=10.3)
(b−4):パルミチン酸モノソルビタンエステル(HLB=6.7)
(b−5):ペンタエリスリトールモノラウリン酸エステル(HLB=7.4)
(b−6):ペンタエリスリトールモノステアリン酸エステル(HLB=5.9)
(b−7):ポリオキシエチレン(5モル)グリセリンモノステアリン酸エステル(HLB=10.2)
<(b’)成分((b)成分の比較品)>
(b’−1):ポリオキシエチレン(20モル)ソルビタンモノステアリン酸エステル(HLB=15.6)
(b’−2):グリセリントリステアリン酸エステル(HLB=0.9)
(b’−3):ヘキサグリセリンモノステアリン酸エステル(HLB=11.5)
<(c)成分>
(c−1):ポリオキシエチレン(20モル)ラウリルエーテル(HLB=16.5)
(c−2):N−[2−(ステアロイルオキシ)エチル]−N,N,N−トリメチルアンモニウムクロライド
(c−3):N−[3−(ステアロイルアミノ)プロピル]−N,N−ジメチルアミン塩酸塩
(c−4):(2−デシル)テトラデシル硫酸エステルナトリウム塩
(c−5):下記式(6)で表される化合物90%とエタノール10%の混合物。表3中の(c−5)成分は、式(6)で表される化合物のみの配合量を示す。尚、混合物中のエタノールは、(g)成分として取り扱うものとする。
Figure 2010144308
(式中、R61は、ミリスチン酸及びステアリン酸の質量比がミリスチン酸/ステアリン酸=35/65である混合飽和脂肪酸からカルボキシル基を除いた残基を示す。)
(c−6):下記式(7)で表される化合物90%とエタノール10%の混合物。表3中の(c−6)成分は、式(7)で表される化合物のみの配合量を示す。尚、混合物中のエタノールは、(g)成分として取り扱うものとする。
Figure 2010144308
(式中、R71は、ミリスチン酸、ステアリン酸及びオレイン酸の質量比がミリスチン酸/ステアリン酸/オレイン酸=25/55/20である混合脂肪酸からカルボキシル基を除いた残基を示す。)
(c−7):下記式(8)で表される化合物90%とエタノール10%の混合物。表3中の(c−7)成分は、式(8)で表される化合物のみの配合量を示す。尚、混合物中のエタノールは、(g)成分として取り扱うものとする。
Figure 2010144308
(式中、R81は、ミリスチン酸、ステアリン酸及びオレイン酸の質量比がミリスチン酸/ステアリン酸/オレイン酸=25/55/20である混合脂肪酸からカルボキシル基を除いた残基を示す。)
上記(c−5)〜(c−7)の化合物は公知の方法、又は特開平11−229273号公報記載の方法により製造した。
<(d)成分>
(d−1):シス−3−ヘキセノール
(d−2):2−フェニルエタノール
(d−3):下記に示す組成の香料組成物([ ]内の数字は香料組成物中の含有量)
β−イオノン(logP=3.7) [15%]
アルデヒドC−14ピーチ(logP=3.8) [20%]
ベンジルサリシレート(logP=4.2) [30%]
ヘキシルシンナミックアルデヒド(logP=4.9) [25%]
パーライド(logP=6.1) [10%]
<その他成分>
(e−1):ステアリン酸
(e−2):ステアリン酸メチルエステル
(f−1):塩化カルシウム
(g−1):エタノール
合成例1:ケイ素化合物(a−1)の合成
200mLの四つ口フラスコにテトラエトキシシラン35.45g(0.13mol)、シス−3−ヘキセノール64.74g(0.65mol)、2.8%ナトリウムメトキシドメタノール溶液1.34mLを入れ、窒素気流下エタノールを留出させながら118℃〜120℃で約2時間攪拌した。2時間後、槽内の圧力を徐々に8kPaまで下げ、エタノールを留出させながらさらに3時間攪拌した。3時間後、冷却、減圧を解除した後、濾過を行い、ケイ素化合物(a−1)を得た。
合成例2:ケイ素化合物(a−2)の合成
200mLの四つ口フラスコにテトラエトキシシラン41.68g(0.20mol)、2−フェニルエタノール87.98g(0.72mol)、2.8%ナトリウムメトキシドメタノール溶液1.85mLを入れ、窒素気流下エタノールを留出させながら112℃〜118℃で約2時間攪拌した。2時間後、槽内の圧力を徐々に8kPaまで下げ、エタノールを留出させながらさらに3時間攪拌した。3時間後、冷却、減圧を解除した後、濾過を行い、ケイ素化合物(a−2)を得た。
合成例3:ケイ素化合物(a−3)の合成
200mLの四つ口フラスコにテトラエトキシシラン27.08g(0.13mol)、3,7−ジメチル−トランス−2,6−オクタジエン−1−オール72.5g(0.47mol)、2.8%ナトリウムメトキシドメタノール溶液0.485mLを入れ、窒素気流下エタノールを留出させながら110〜120℃で2時間攪拌した。2時間後、槽内の圧力を徐々に8kPaまで下げ、エタノールを留出させながら117〜120℃でさらに4時間攪拌した。4時間後、冷却、減圧を解除した後、濾過を行いケイ素化合物(a−3)を得た。
合成例4:ケイ素化合物(a−4)の合成
200mLの四つ口フラスコにヘキサデシルトリエトキシシラン50.56g(0.13mol)、2−フェニルエタノール44.43g(0.36mol)、2.8%ナトリウムメトキシドメタノール溶液0.375mLを入れ、窒素気流下エタノールを留出させながら113〜120℃で2時間攪拌した。2時間後、槽内の圧力を徐々に8kPaまで下げ、エタノールを留出させながら120℃でさらに3時間攪拌した。3時間後、冷却、減圧を解除した後、濾過を行い化合物(a−4)を得た。
合成例5:ケイ素化合物(a−5)の合成
100mLの四つ口フラスコにテトラエトキシシラン72.96gと水酸化カリウム0.24g、イオン交換水0.4mLを入れ、窒素気流下120〜125℃、33kPa〜101kPa(常圧)で約37時間反応を行った。この間イオン交換水を0.4mL追加した。反応後、33kPaで更に2時間反応させた後、冷却、濾過を行い、67.29gのエトキシシランの縮合物を淡黄色液体として得た。
続いて、100mLの四つ口フラスコに先のテトラエトキシシラン縮合物25.00gと4−メトキシベンジルアルコール56.39g、4.8%水酸化ナトリウム水溶液0.17gを入れ、エタノールを留出させながら95〜119℃でさらに2時間攪拌した。2時間後、槽内の圧力を徐々に8kPaまで下げ、エタノールを留出させながら116〜119℃でさらに3時間攪拌した。3時間後、冷却、減圧を解除した後、濾過を行い、58.83gのケイ素化合物(a−5)を得た。
合成例1〜5で得られたケイ素化合物の名称及び構造を表1にまとめて示す。
Figure 2010144308
実施例1〜12及び比較例1〜7
表2に示す成分を用い、表2に示す組成の繊維製品処理剤組成物を調製した。得られた繊維製品処理剤組成物について、下記方法で香りの評価を行った。結果を表2に示す。
<香りの評価方法>
繊維製品処理剤組成物を、紡績油剤抜きした市販の木綿タオル2枚(約170g)に、モデル洗濯機を用いて処理した(繊維製品処理剤組成物は木綿タオル1.5kgに対して10gになる量で使用した。水は市水を用いた。浴比25、5分間処理、脱水3分)。その後、23℃、40%RHの条件で12時間乾燥させて後、3回折りたたみ、さらに同環境下で5日間放置した。タオルの表面に顔を近づけて香りの強さを評価し、次にタオルに顔を押し付けて、香りの強さを評価した。香りの強さは、10人のパネラーが下記基準で評価し平均値で示した。平均点が1.0以上を合格とした。
−1:タオル表面に顔を近づけた状態での香りの強さよりも、タオルに顔を押し付けた時の香りの方が弱く感じた。
0:タオル表面に顔を近づけた状態での香りの強さと、タオルに顔を押し付けた時の香りは同程度の香りの強さであった。
1:タオル表面に顔を近づけた状態での香りの強さよりも、タオルに顔を押し付けた時の香りの方がわずかに強く感じた。
2:タオル表面に顔を近づけた状態での香りの強さよりも、タオルに顔を押し付けた時の香りの方がやや強く感じた。
3:タオル表面に顔を近づけた状態での香りの強さよりも、タオルに顔を押し付けた時の香りの方が明らかに強く感じた。
Figure 2010144308
実施例13〜27及び比較例8〜11
表3に示す成分を用い、表3に示す組成の繊維製品処理剤組成物を調製した。なお、表3中、(c−5)〜(c−7)成分の数値は化合物自体の含有量である。尚、実施例13〜15、18〜27、及び比較例8〜11の(g)成分の数値は、前記(c−5)〜(c−7)成分からのキャリーオーバーされる値である。得られた繊維製品処理剤組成物について、実施例1と同様の方法で香りの評価を行った。結果を表3に示す。
Figure 2010144308

Claims (4)

  1. 下記(a)成分及び(b)成分を含有し、組成物中の(a)成分の含有量が0.2〜6質量%、(a)成分と(b)成分の質量比が(a)成分/(b)成分=10/1〜1/20である繊維製品処理剤組成物。
    (a)成分:下記一般式(1)で表されるケイ素化合物
    Figure 2010144308
    〔式中、Xはそれぞれ独立に、R1基、OR2基、OR3基又はOH基であり、Yはそれぞれ独立に、X、−O−Si(X)3基又はOH基であり、R1基は置換基としてフェニル基、水酸基又はアルコキシ基を有していても良い炭素数1〜22の炭化水素基、R2は炭素数1〜4の炭化水素基、OR3基は炭素数6〜16の香気性アルコール由来のアルコキシ基であり、nは0〜15の数であり、nが0より大きい場合には平均値を示す。但し、分子中にOR3基を少なくとも一つ有する。〕
    (b)成分:下記式(2)から求められるHLBが1以上、11以下である、分子内にポリオキシアルキレン基(アルキレン基の炭素数2〜4)が導入されていても良い多価アルコール脂肪酸(脂肪酸の炭素数8〜24)エステル。
    HLB=20(1−S/F) (2)
    [式中、S:多価アルコール脂肪酸エステルのけん化価、F:多価アルコール脂肪酸エステルを構成する脂肪酸の中和価]
  2. (b)成分が、一般式(3)で表される多価アルコールエステル(但し、上記式(2)から求められるHLBが1以上、11以下)である請求項1記載の繊維製品処理剤組成物。
    Figure 2010144308
    〔式中、G基:原料多価アルコールより全てのアルコール性水酸基を除いた残基を示す。
    Figure 2010144308
    それぞれ原料多価アルコールより除かれた水酸基が結合していた炭素原子において、G基と結合する基を示す。ここで、A基は同一又は異なる炭素数2〜3のアルキレン基を示し、R基は直鎖又は分岐鎖の炭素数7〜23のアルキル基又はアルケニル基を示し、a及びbはそれぞれ0〜20の数を示す。
    p,q,r及びs:それぞれ0以上の数を示し、p+q+r+sは原料多価アルコールのアルコール性水酸基の総数を示す。但し、p+q及びr+sは0ではない。〕
  3. さらに、(c)成分として、陽イオン界面活性剤、陰イオン界面活性剤、両性界面活性剤、及びHLB11を超える非イオン界面活性剤から選ばれる1種以上の界面活性剤を含有する請求項1又は2記載の繊維製品処理剤組成物。
  4. (c)成分の陽イオン界面活性剤が、分子内にエステル基又はアミド基で分断されていても良い総炭素数12〜28の炭化水素基を少なくとも1つ有する第3級アミン、その酸塩又はその4級化物から選ばれる少なくとも1種である請求項3記載の繊維製品処理剤組成物。
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