JP5450283B2 - 繊維製品処理剤組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、繊維製品処理剤組成物に関する。
従来、柔軟剤には衣料の風合いを改善させる目的から陽イオン性界面活性剤やシリコーン化合物を配合し、安定性維持のため非イオン性界面活性剤を配合する技術が開示されている。
特許文献1には、特定の動粘度とアミノ当量を有するアミノ変性シリコーン化合物、HLBが5〜12のポリオキシエチレンアルキルエーテル型非イオン性界面活性剤及び分子内にオキシエチレン基とオキシプロピレン基を含有する非イオン性界面活性剤を含有し、衣料等の繊維製品に滑らかな風合いを付与し、かつ、貯蔵安定性も良好である繊維製品処理剤組成物が開示されている。
特許文献2には、シリコーン化合物とアルキレンテレフタレート単位と、ポリオキシアルキレン単位とを含む重量平均分子量が1,000〜100,000の高分子化合物を含有し、シリコーン化合物を主基剤とする繊維製品処理剤で処理した場合の吸水性を悪化させる問題を解決し、優れた柔軟性と吸水性を両立できる繊維製品処理剤が開示されている。更に均一な組成物、例えば水溶液に調製する目的から、非イオン性界面活性剤を併用することが記載されている。
特許文献3には、エチレンオキシド基及びプロピレンオキシド基を特定量含有し、HLBが9以下の非イオン性界面活性剤と特定のアミノ変性シリコーン誘導体とを含有し、衣類に対する風合い向上効果(柔らかさ)に優れた液体洗浄剤組成物が開示されている。
特許文献1〜3に記載のアミノ変性シリコーンは、肌着、シャツ、セーター又はカットソー等の着用衣料に充分な柔らかさと滑らかさを付与できることから、繊維製品処理剤の成分の一つとして用いられている。一般的な洗濯方法では、肌着、シャツ、セーター又はカットソー等の着用衣料と木綿タオル等は共に洗濯され、繊維製品処理剤によって処理される。アミノ変性シリコーンによって処理された木綿タオルは、肌着などの着用衣料のように柔らかく、滑らかに仕上がる。
特開2006−070393号公報 特開2008−121150号公報 特開2000−178583号公報
洗顔後や入浴後に使用する木綿タオルは、身体に付着した水分を良く吸い取ることが要求される。特許文献2の実施例では繊維製品が吸い取る水の量で吸水性を評価しているが、実際に使用者が「水が拭き取れたと感じる」という感触は、必ずしも吸水量だけでは量れないことが判明した。特許文献1〜3には、安定性、風合い(柔らかさ又は滑らかさ)、吸水性付与などに関する効果について記載されている。しかし、肌着等の着用衣料に対しては滑らかな風合いを付与し、かつ木綿タオル等の身体等に付着した水分を拭き取る繊維製品に対しては水が拭き取れたと感じるという機能を付与するための手段については示唆がない。
本発明の課題は、保存安定性に優れ、保存後においても繊維製品に滑らかな風合いを付与し、使用者が身体等に付着した水分をふき取る際に水が拭き取れたと感じさせる効果に優れた繊維製品処理剤組成物を提供することである。
本発明は、下記(a)成分、(b)成分、(c)成分、及び(d)成分を含有し、(a)成分/(b)成分の質量比が1〜20であり、(b)成分/(c)成分の質量比が0.1〜10である、繊維製品処理剤組成物を提供する。
(a)成分:アミノ変性シリコーン化合物
(b)成分:下記一般式(b1)で表される非イオン性界面活性剤
1−O−PO−(EO)l−H (b1)
〔式中、R1は炭素数11〜15の炭化水素基であり、POはオキシプロピレン基であり、EOはオキシエチレン基であり、lは平均付加モル数であり、1〜5の数である。〕
(c)成分:下記一般式(c1)で表される非イオン性界面活性剤
2−O−EO−(AO)m−H (c1)
〔式中、R2は炭素数10〜16の炭化水素基であり、EOはオキシエチレン基であり、AOはオキシエチレン基及び/又はオキシプロピレン基であり、mは付加モル数であり、4〜20の整数である。〕
(d)成分:下記一般式(d1)で表される非イオン性界面活性剤
3−O−EO−(AO)n−H (d1)
〔式中、R3は炭素数10〜22の炭化水素基であり、EOはオキシエチレン基であり、AOはオキシエチレン基及び/又はオキシプロピレン基であり、nは付加モル数であり、25〜200の整数である。〕
本発明によれば、保存安定性に優れ、保存後(とりわけ高温保存後)においても繊維製品に滑らかさを付与し、使用者が身体等に付着した水分をふき取る際に水が拭き取れたと感じさせる効果(〔以下、吸水感ということもある)に優れた繊維製品処理剤組成物が提供される。
本発明の効果が発現するメカニズムは明らかではないが、(b)成分の特異的な構造が(a)成分であるアミノ変性シリコーンと混じりやすく、繊維製品に付着したアミノ変性シリコーンの吸着膜の粘性や弾性等の物性を変えることで、滑らかな風合いを維持しつつ、且つ吸水感の機能を繊維製品に付与しているものと考えている。また、親水性/疎水性のバランスが異なる2種類の界面活性剤〔(c)成分及び(d)成分〕を使用することで、保存安定性を向上させることは一般的であると思われている。しかしながら、アミノ変性シリコーンを含有する繊維製品処理剤組成物の保存安定性をより高め、且つ保存後の組成物を使用しても繊維製品に滑らかな風合いを付与するには不充分であり、(b)成分が(a)成分と(c)成分及び(d)成分との相溶性を更に高めていると考えている。本発明では、(a)成分を含有する繊維製品処理剤組成物の保存安定性をより高め、且つ保存後の組成物を使用しても繊維製品に滑らかな風合いを付与する為に、特異的な構造を有する(b)成分を用いる。今日、木綿タオルのような身体と接触させる繊維製品には、吸水感に優れることが要望されており、本発明はこのような要望に対しても有効な解決手段となる。
<(a)成分>
(a)成分はアミノ変性シリコーン化合物である。繊維製品に滑らかな風合いを付与するには、25℃での動粘度が100〜20,000mm2/s、アミノ当量400〜8,000g/molのアミノ変性シリコーン化合物が繊維製品に滑らかな風合いを付与する点で好ましい。
25℃での動粘度はオストワルト型粘度計で求めることができ、より好ましくは200〜10,000mm2/s、特に好ましくは500〜5,000mm2/sである。滑らかな風合いを付与する点から100mm2/s以上が好ましく、滑らかな風合いを付与する性能及び保存安定性の点から20,000mm2/s以下が好ましい。
また、アミノ当量は、滑らかな風合いの付与の点から好ましくは400〜8,000g/mol、より好ましくは600〜5,000g/mol、特に好ましくは800〜3,000g/molである。なお、アミノ当量は、窒素原子1個当りの分子量であり、アミノ当量(g/mol)=重量平均分子量/1分子あたりの窒素原子数で求められる。ここで重量平均分子量はゲルパーミエーションクロマトグラフィーでポリスチレンを標準物質として求めた値であり、窒素原子数は元素分析法により求めることができる。
(a)成分の具体例として、一般式(a1)で表される化合物が挙げられる。
Figure 0005450283
〔式中、R1aは炭素数1〜3のアルキル基、ヒドロキシ基、炭素数1〜3のアルコキシ基又は水素原子から選ばれる基を示し、滑らかな風合いの付与の点から好ましくはメチル基又はヒドロキシ基である。R2aは炭素数1〜3のアルキル基、ヒドロキシ基又は水素原子から選ばれる基であり、滑らかな風合いの付与の点から好ましくはメチル基又はヒドロキシ基である。Bは少なくとも一つのアミノ基を有する側鎖を示し、R3aは炭素数1〜3のアルキル基又は水素原子を示す。x及びyはそれぞれ平均重合度を示し、該化合物の25℃の動粘度及びアミノ当量が上記範囲になるように選ばれる。尚、R1a、R2a、R3aはそれぞれ同一でも異なっていても良く、また複数個のR2aは同一でも異なっていても良い。〕
一般式(a1)の化合物において、滑らかな風合いの付与の点からxは10〜10,000の数が好ましく、20〜5,000の数がより好ましく、30〜3,000の数の数が更に好ましい。yは1〜1,000の数が好ましく、1〜500の数がより好ましく、1〜200の数が更に好ましい。一般式(a1)の化合物の重量平均分子量は、好ましくは2,000〜1,000,000、より好ましくは5,000〜100,000、特に好ましくは8,000〜50,000である。
一般式(a1)において、アミノ基を有する側鎖Bとしては、下記のものを挙げることができる。
−C36−NH2
−C36−NH−C24−NH2
−C36−NH−[C24−NH]e−C24−NH2
−C36−NH(CH3
−C36−NH−C24−NH(CH3
−C36−NH−[C24−NH]f−C24−NH(CH3
−C36−N(CH32
−C36−N(CH3)−C24−N(CH32
−C36−N(CH3)−[C24−N(CH3)]g−C24−N(CH32
−C36−NH−cyclo-C511
(ここで、e、f、gは、それぞれ1〜30の数である。)
本発明で用いる(a)成分は、例えば、一般式(a2)で表されるオルガノアルコキシシランを過剰の水で加水分解して得られた加水分解物と、ジメチルシクロポリシロキサンとを水酸化ナトリウムのような塩基性触媒を用いて、80〜110℃に加熱して平衡反応させ、反応混合物が所望の粘度に達した時点で酸を用いて塩基性触媒を中和することにより製造することができる(特開昭53−98499号参照)。
2N(CH22NH(CH23Si(CH3)(OCH32 (a2)
また、(a)成分としては、着色及び風合いの観点から、好ましくは側鎖Bの1個の中にアミノ基が1個有するモノアミノ変性シリコーンが好ましい。より好ましくはアミノ基を有する側鎖Bが−C36−NH2で表される化合物〔以下、(a1−1)成分という〕が好適である。
本発明の(a)成分としては、性能の点から、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ社製のTSF4703(動粘度:1000、アミノ当量:1600)、TSF4708(動粘度:1000、アミノ当量:2800)、東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製のSS−3551(動粘度:1000、アミノ当量:1600)、SF8457C(動粘度:1200、アミノ当量:1800)、SF8417(動粘度:1200、アミノ当量:1800)、BY16−892(動粘度:1500、アミノ当量:2000)、BY16−898(動粘度:2000、アミノ当量:2900)、信越化学工業(株)製のKF8002(動粘度:1100、アミノ当量:1700)、KF867(動粘度:1300、アミノ当量:1700)、KF−864(動粘度:1700、アミノ当量:3800)が好ましい。( )内において、動粘度は25℃での測定値(単位:mm2/s)を示し、アミノ当量の単位はg/molである。
(a1−1)成分としては、信越化学工業(株)製のKF−864(動粘度:1700、アミノ当量:3800)、東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製のBY16−898(動粘度:2000、アミノ当量:2900)がより好ましい。
本発明の(a)成分は、オイル状のものをそのまま配合しても差し支えないが、(a)成分の粒子が水中に分散した水性エマルジョンとして配合することができる。(a)成分の水性エマルジョンには、乳化剤として界面活性剤を用いることが好ましく、界面活性剤として、アルキルベンゼンスルホン酸又はその塩、アルキル硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩、オレフィンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、脂肪酸塩等の陰イオン性界面活性剤、ポリオキシアルキレンアルキル又はアルケニルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル、脂肪酸アルカノールアミド又はそのアルキレンオキシド付加物、蔗糖脂肪酸エステル、アルキルグルコシド等の非イオン性界面活性剤、アミンオキシド、スルホベタイン、カルボベタイン等の両性界面活性剤、トリ長鎖アルキル4級アンモニウム塩等の陽イオン性界面活性剤を用いることができる。
(a)成分の水性エマルジョンにおける乳化粒子の体積平均粒径は、滑らかな風合いを得る観点から、好ましくは0.01〜10μm、更に好ましくは0.01〜5μm、特に好ましくは0.01〜1μmである。体積平均粒径は動的光散乱法によって測定することができる。
また本発明で用いることができる(a)成分の水性エマルジョンとしては、上記のオイル状のものを界面活性剤等の乳化剤を用いて、各種の乳化機(ホモミキサー、高圧ホモジナイザー、コロイドミル等)により水中に分散させたものを用いても良いが、オルガノアルコキシシランとジメチルシクロポリシロキサン等を用い、水中で重合反応を行うことにより、所望のアミノ変性シリコーンを含むエマルジョンを調製し、これを(a)成分の水性エマルジョンとしてそのまま用いても良い。
<(b)成分>
(b)成分は、一般式(b1)で表される非イオン性界面活性剤である。
1−O−PO−(EO)l−H (b1)
〔式中、R1は炭素数11〜15のアルキル基またはアルケニル基であり、POはオキシプロピレン基(CH2CH(CH3)O)であり、EOはオキシエチレン基(CH2CH2O)であり、lは平均付加モル数であり、1〜5の数である。〕
1は炭素数11〜15の炭化水素基、好ましくはアルキル基又はアルケニル基である。好ましくは炭素数12〜14の炭化水素基である。より好ましくは炭素数12〜14のアルキル基である。より具体的には、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基である。安定性を向上させ、且つ吸水感を向上させる観点から、lは1〜5の数であり、好ましくは1〜4、より好ましくは1〜3、特に好ましくは1〜2である。
(b)成分の製造方法は、特に限定されるものではないが、例えば原料アルコールにプロピレンオキシドを付加し、蒸留にて分留し、原料アルコールにプロピレンオキシドが1モル付加した化合物を取り出した後、更にエチレンオキシドを平均1〜5モル付加することにより、該アルコールのプロピレンオキシド・エチレンオキシド付加物として、(b)成分を得ることが出来る。また、原料アルコールにプロピレンオキシドを付加した後、次いでエチレンオキシドを付加して、(b)成分を得ることもできる。なお、これらの製造方法では、反応生成物中に、原料アルコール、原料アルコールにエチレンオキシドが付加した化合物、原料アルコールにプロピレンオキシドのみが付加した化合物が混在してくる可能性があるが、本発明の効果を損なわない範囲であれば、(b)成分中にそれらが含まれていても良い。
<(c)成分>
(c)成分は一般式(c1)で表される非イオン性界面活性剤である。
2−O−EO−(AO)m−H (c1)
〔式中、R2は炭素数10〜16の炭化水素基であり、EOはオキシエチレン基(CH2CH2O)であり、AOはオキシエチレン基及び/又はオキシプロピレン基(CH2CH(CH3)O)であり、mは付加モル数であり、4〜20の整数である。〕
保存安定性、及び保存後の組成物を用いても繊維製品に滑らかな風合いを付与できる点から、mが5〜20で、R2は炭素数が11〜15の炭化水素基が好ましい。炭化水素基はアルキル基及び/又はアルケニル基が好ましく、より好ましくはアルキル基である。また、mは5〜15が好ましい。AO中のオキシエチレン基とオキシプロピレン基のモル比は、(オキシプロピレン基)/(オキシエチレン基)=0〜0.05であることが保存安定後の組成物を用いても、繊維製品に滑らかな風合いを付与できる点で好ましい。
<(d)成分>
(d)成分は一般式(d1)で表される非イオン性界面活性剤である。
3−O−EO−(AO)n−H (d1)
〔式中、R3は炭素数10〜22の炭化水素基であり、EOはオキシエチレン基(CH2CH2O)であり、AOはオキシエチレン基及び/又はオキシプロピレン基(CH2CH(CH3)O)であり、nは付加モル数であり、25〜200の整数である。〕
保存安定性、及び保存後の組成物を用いても繊維製品に滑らかな風合いを付与できる点から、nは30〜100が好ましい。R3は保存安定性の点から炭素数10〜20の炭化水素基が好ましい。炭化水素基はアルキル基及び/又はアルケニル基が好ましく、より好ましくはアルキル基である。AOはオキシエチレン基が好ましい。AO中のオキシエチレン基とオキシプロピレン基のモル比は、(オキシプロピレン基)/(オキシエチレン基)=0〜0.005であることが保存安定後の組成物を用いても、繊維製品に滑らかな風合いを付与できる点で好ましい。
<(e)成分>
本発明の繊維製品処理剤組成物を用いて一般家庭での繰り返し洗濯を行っても処理された繊維製品の吸水性を低下させない観点から、(e)成分として、アルキレンテレフタレート単位及び/又はアルキレンイソフタレート単位と、ポリオキシアルキレン単位とを含む共重合体であって、アルキレンテレフタレート単位及び/又はアルキレンイソフタレート単位とポリオキシアルキレン単位とを基本単位として、ランダム又はブロックで重合した高分子化合物を含有することが好ましい。なお、水への溶解分散性を向上させるために、一部スルホ基を導入した高分子化合物を用いることもできる。
アルキレンテレフタレート単位のアルキレン基としては、炭素数2〜4のアルキレン基が好ましく、具体的にはエチレンテレフタレート単位、プロピレンテレフタレート単位及びブチレンテレフタレート単位等から選ばれる1種以上が好ましく、これらの中でもエチレンテレフタレート単位が好ましい。
アルキレンイソフタレート単位のアルキレン基としては、炭素数2〜4のアルキレン基が好ましく、具体的にはエチレンイソフタレート単位、プロピレンイソフタレート単位及びブチレンイソフタレート単位等から選ばれる1又は2以上が挙げられ、これらの中でもエチレンイソフタレート単位が好ましい。
ポリオキシアルキレン単位としては、ポリオキシエチレン単位及び/又はポリオキシプロピレン単位から選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。
吸水性を低下させない点からアルキレンテレフタレート単位及び/又はアルキレンイソフタレート単位とポリオキシアルキレン単位のモル比は、(アルキレンテレフタレート単位及び/又はアルキレンイソフタレート単位)/(ポリオキシアルキレン単位)=90/10〜40/60(が好ましく、80/20〜45/55がより好ましく、70/30〜50/50が更に好ましい。
(e)成分の重量平均分子量は、吸水性を低下させない点から好ましくは1,000〜100,000、より好ましくは6,000〜85,000である。ここで(e)成分の重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーにより、アセトニトリルと水の混合溶液(リン酸緩衝液)を展開溶媒とし、ポリエチレングリコールを標準物質として測定することができる。
(e)成分中における、アルキレンテレフタレート単位及び/又はアルキレンイソフタレート単位とポリオキシアルキレン単位の占める割合は、吸水性を低下させない点から90モル%以上であることが好ましく、95モル%以上であることがより好ましい。
本発明では、特に、下記一般式(e1)のモノマー単位と下記一般式(e2)のモノマー単位とを(e1)/(e2)=10/90〜90/10のモル比で含み、且つ重量平均分子量が1,000〜100,000の高分子化合物が好適である。モノマー単位(e1)とモノマー単位(e2)の配列はランダム又はブロックの何れでも良い。
Figure 0005450283
〔式中、R1e、R2eは炭素数2又は3のアルキレン基であり、これらは同一でも異なっていてもよい。pは数平均で1〜150、好ましくは10〜100の数である。〕
本発明で用いることができる(e)成分の製造方法は特に限定はされないが、例えば、不活性ガス雰囲気中、触媒存在下、ジカルボン酸成分とグリコール成分を160〜270℃に加熱して、エステル化反応あるいはエステル交換反応によりグリコールエステルを調製し、その後、適宜、ポリアルキレングリコールを添加混合して常圧あるいは減圧下にて重合させることができる。触媒としては、酸化バリウムあるいは酸化アンチモン、酢酸亜鉛、酢酸マンガン、酢酸コバルト、コハク酸亜鉛、テトラブチルチタネート、マグネシウムメトキシド、ナトリウムメトキシド等の金属酸化物、有機金属化合物を用いることができる。
<(f)成分>
本発明では(a)成分の繊維製品への吸着を促進し、繊維製品に対する滑らかな風合いを付与する効果を向上させる目的から、(f)成分として一般式(f1)で表される3級アミン、その酸塩もしくはその4級化物を含有することが出来る。
Figure 0005450283
〔式中、R1fはエステル基又はアミド基を含んでもよい炭素数10〜20の炭化水素基、R2f、R3fはそれぞれ独立に、エステル基もしくはアミド基を含んでもよい炭素数10〜20の炭化水素基、又はヒドロキシ基で置換されていても良い炭素数1〜3の炭化水素基を示す。〕
一般式(f1)において、繊維製品に対する滑らかな風合いを付与する効果を向上させる目的から、R1fとしては炭素数12〜18の炭化水素基が好ましい。R2fとしては炭素数12〜18の炭化水素基、又は炭素数1〜3の炭化水素基から選ばれる基が好ましい。炭素数12〜18の炭化水素基の炭化水素基としては、アルキル基及びアルケニル基から選ばれる1種以上が好ましい。ヒドロキシ基で置換されていても良い炭素数1〜3の炭化水素基としては、メチル基、エチル基又はヒドロキシエチル基が好ましく、メチル基が特に好ましい。
上記3級アミンの酸塩としては、上記一般式(f1)で表される3級アミンと塩酸、硝酸、燐酸、硫酸等の無機酸との酸塩、あるいは酢酸、乳酸、グリコール酸、クエン酸、コハク酸、マレイン酸等の炭素数2〜9の有機酸との酸塩が挙げられる。また、上記3級アミンの4級化物としては、メチルクロライド等の炭素数が1〜4のアルキルハライド又は総炭素数が2〜6のジアルキルサルフェートを用いて4級化したものが挙げられる。
[繊維製品処理剤組成物]
本発明の繊維製品処理剤組成物において、(a)成分、(b)成分、(c)成分及び(d)成分の含有量は、使用形態、繊維製品の種類などによって適宜調整することができる。
(a)成分の組成物中の含有量は、良好な風合いを得る観点から、好ましくは1〜20質量%、より好ましくは1〜15質量%、更に好ましくは1〜10質量%、最も好ましくは2〜8質量%である。
(b)成分の組成物中の含有量は、繊維製品処理剤組成物を保存しても、繊維製品に滑らかな風合いを付与する効果が低下せず、且つ吸水感を向上させる観点から、好ましくは0.1〜10質量%、より好ましくは0.2〜8質量%、更に好ましくは0.5〜5質量%、特に好ましくは1〜5質量%である。
(c)成分の組成物中の含有量は、繊維製品処理剤組成物を保存しても、繊維製品に滑らかな風合いを付与する効果が低下せず、且つ吸水感を向上させる観点から、好ましくは0.1〜10質量%、より好ましくは0.2〜8質量%、更に好ましくは0.5〜5質量%である。
(d)成分の組成物中の含有量は、繊維製品に滑らかな風合いを付与する効果が低下せず、且つ吸水感を向上させる観点から、好ましくは0.1〜20質量%、より好ましくは0.5〜15質量%、更に好ましくは1〜10質量%である。
また、風合いと安定性向上の観点から、(a)成分/(b)成分の質量比は、1〜20であり、好ましくは1〜15、より好ましくは1〜10、更に好ましくは1〜8である。また、(a)成分/(c)成分の質量比は0.1〜50が好ましく、より好ましくは0.2〜40、更に好ましくは0.5〜30、特に好ましくは1〜20であり、最も好ましくは1〜8である。(a)成分/(d)成分の質量比は、好ましくは0.05〜20、より好ましくは0.1〜10、更に好ましくは0.2〜5であり、特に好ましくは0.5〜2である。
また、安定性向上の観点から(b)成分/(c)成分の質量比は、0.1〜10であり、好ましくは0.12〜8、更に好ましくは0.2〜5であり、特に好ましくは0.3〜3、最も好ましくは1〜3である。
また、風合いと安定性向上観点から、(a)成分/[(b)成分+(c)成分]の質量比は、好ましくは0.1〜10、より好ましくは0.2〜5、更に好ましくは0.5〜2であり、特に好ましくは1〜2である。
また、安定性向上の観点から、(b)成分/[(c)成分+(d)成分]の質量比は、好ましくは0.03〜3、より好ましくは0.05〜2、更に好ましくは0.1〜1であり、特に好ましくは0.2〜1、最も好ましくは0.4〜1である。
また、良好な風合いを得る観点から、(a)成分/[(b)成分+(c)成分+(d)成分]の質量比は、好ましくは0.1〜10、より好ましくは0.2〜5、更に好ましくは0.5〜2である。
(e)成分の組成物中の含有量は、繊維製品を累積洗濯しても良好な吸水感を得る観点から、好ましくは0.01〜1質量%、より好ましくは0.01〜0.5質量%、更に好ましくは0.01〜0.1質量%である。
(f)成分の組成物中の含有量は、(a)成分の繊維製品への吸着を促進し、滑らかな肌触り感を得る観点から、好ましくは0.1〜20質量%、より好ましくは0.5〜15質量%、更に好ましくは1〜10質量%である。また、(a)成分/(f)成分の質量比は、好ましくは0.1〜10、より好ましくは0.2〜5、更に好ましくは0.3〜3とすることで、保存による安定性と滑らかな風合いを付与することが可能である。
本発明では透明又は半透明な外観を得る目的、又は貯蔵安定性を改善する目的から、(b)成分、(c)成分及び、(d)成分以外の非イオン性界面活性剤、水溶性有機溶剤((g)成分)を含有することが好ましい。
(b)成分、(c)成分及び、(d)成分以外の非イオン性界面活性剤としては、アルキル基の炭素数が8〜16で平均縮合度が1〜5のアルキルポリグルコシド、脂肪酸の炭素数10〜16の脂肪酸ソルビタンエステル等を挙げることができる。
(g)成分は繊維製品処理剤組成物の保存安定性をより高める点又は臭いの点から、含有量は、好ましくは0.5〜40質量%、より好ましくは1〜30質量%、特に好ましくは2〜20質量%である。(g)成分は、水酸基及び/又はエーテル基を有する水溶性有機溶剤が好ましい。(g)成分として以下の(i)〜(vi)から選ばれる1種以上の化合物が挙げられる。
(i)エタノール、プロパノール、イソプロパノール、1−ブタノール等の炭素数2〜4の1価のアルコール、
(ii)エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキシレングリコール、グリセリン等の炭素数2〜8の多価アルコール、
(iii)ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、重量平均分子量約200〜1000のポリエチレングリコール等の分子量200〜1000のポリグリコール、
(iv)ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、1−メトキシ−2−プロパノール、1−エトキシ−2−プロパノール、1−メチルグリセリルエーテル、2−メチルグリセリルエーテル、1,3−ジメチルグリセリルエーテル、1−エチルグリセリルエーテル、1,3−ジエチルグリセリルエーテル、トリエチルグリセリルエーテル、1−ペンチルグリセリルエーテル、2−ペンチルグリセリルエーテル、1−オクチルグリセリルエーテル、2−エチルヘキシルグリセリルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル等の2〜4価の多価アルコールのアルキル(炭素数1〜10)エーテル類、
(v)フェノキシエタノール、ジエチレングリコールモノフェニルエーテル、トリエチレングリコールモノフェニルエーテル、平均分子量約480のポリエチレングリコールモノフェニルエーテル、2−ベンジルオキシエタノール、ジエチレングリコールモノベンジルエーテル等のグリコールの芳香族エーテル類、
(vi)2−アミノエタノール、N−メチルエタノールアミン、N,N−ジメチルエタノールアミン、N,N−ジエチルエタノールアミン、ジエタノールアミン、N−メチルジエタノールアミン、N−ブチルジエタノールアミン、トリエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン、イソプロパノールアミン混合物(モノ,ジ,トリの混合物)等のアルカノールアミン類。
(g)成分は、上記の(i)アルカノール類、(ii)多価アルコール類、(iv)アルキルエーテル類、(v)芳香族エーテル類及び(vi)アルカノールアミン類から選ばれる2種以上を併用することが好ましく、より好ましくは(i)、(ii)、(iv)、(v)から選ばれる2種以上、特に好ましくは(i)、(ii)、(iv)から選ばれる2種以上を併用することで効果的に組成物の外観、及び貯蔵安定性を改善することができる。
(g)成分としては、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、1−ペンチルグリセリルエーテル、2−ペンチルグリセリルエーテル、2−エチルヘキシルグリセリルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコールモノフェニルエーテルが好適であり、特にエタノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、2−エチルヘキシルグリセリルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル及びトリエチレングリコールモノフェニルエーテルから選ばれる1種以上の化合物が好ましい。
本発明の繊維製品処理剤組成物は一般の液体組成物に添加する成分を含有することができ、例えば防腐剤、顔料、キレート剤、ハイドロトロープ剤、増粘剤、ゲル化防止剤等を含有することができる。
本発明の繊維製品処理剤組成物は上記成分と水とを含有する液体組成物が好ましく、水溶液の形態がより好ましい。水の含有量は、好ましくは20〜90質量%、より好ましくは30〜80質量%、特に好ましくは40〜80質量%である。溶解又は分散安定性の点から、組成物の25℃でのpHは、好ましくは2〜8、更に好ましくは3〜7であり、このようなpHに調整するには、通常の硫酸、塩酸、リン酸、酢酸、乳酸等の酸と、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ剤を用いることができる。
本発明の繊維製品処理剤組成物の製造方法に関しては、(b)成分と(c)成分、及び(d)成分をプレミックスした後、これを(a)成分をはじめとする他の成分と混合して製造することが、保存安定性の高い組成物を得る観点から好ましい。
本発明の繊維製品処理剤組成物は、下記(a)成分、(b1)成分、(c1)成分、及び(d1)成分を混合してなる繊維製品処理剤組成物であって、(a)成分と(b1)成分とを(a)成分/(b1)成分=1〜20の質量比で、且つ(b1)成分と(c1)成分とを(b1)成分/(c1)成分=0.1〜10の質量比で、混合してなる繊維製品処理剤組成物であってもよい。(a)成分、(b1)成分、(c1)成分をこの範囲で混合した組成物は、通常、(a)成分/(b)成分の質量比が1〜20、(b)成分/(c)成分の質量比が0.1〜10となるため、本発明の繊維製品処理剤組成物として使用できる。
(a)成分:アミノ変性シリコーン化合物
(b1)成分:下記一般式(b’1)で表される非イオン性界面活性剤
1−O−PO−(EO)l'−H (b’1)
〔式中、R1は炭素数11〜15の炭化水素基であり、POはオキシプロピレン基、EOはオキシエチレン基、l’は平均付加モル数であり、1〜5の数である。〕
(c1)成分:下記一般式(c’1)で表される非イオン性界面活性剤
2−O−EO−(AO)m'−H (c’1)
〔式中、R2は炭素数10〜16の炭化水素基であり、EOはオキシエチレン基(CH2CH2O)であり、AOはオキシエチレン基及び/又はオキシプロピレン基(CH2CH(CH3)O)であり、m’は平均付加モル数であり、4〜20の数である。〕
(d1)成分:下記一般式(d’1)で表される非イオン性界面活性剤
3−O−EO−(AO)n'−H (d’1)
〔式中、R3は炭素数10〜22の炭化水素基であり、EOはオキシエチレン基(CH2CH2O)であり、AOはオキシエチレン基及び/又はオキシプロピレン基(CH2CH(CH3)O)であり、n’は平均付加モル数であり、25〜200の数である。〕
本発明の繊維製品処理剤組成物の用途としては、柔軟剤、賦香剤、着香剤、シワ取り剤、風合い向上剤、繊維改質剤、コンディショニング剤、リンス剤などに用いられる。
[繊維製品の処理方法]
本発明の繊維製品処理剤組成物で繊維製品を処理する方法は、特に制限されるものではないが、例えば、本発明の組成物を水に希釈した希釈液に対象繊維製品を浸漬させる方法を挙げることができる。ここで、浸漬とは、本発明の繊維製品処理剤組成物と水とを含有する液体(処理浴)に、当該繊維が浸される状態をいう。
浸漬処理により繊維製品を処理する場合、洗濯工程のすすぎの段階で本発明の組成物をすすぎ水に添加する方法が好適であり、本発明の組成物の添加量は、衣料1kg当り1〜40g、更に2〜30g、特に5〜20gとなるように、すすぎ水に添加されることが本発明の効果を発揮する上で好ましい。すすぎ水の温度は、好ましくは5〜40℃、更に好ましくは10〜30℃であり、処理時間は、好ましくは1〜30分、より好ましくは1〜20分、特に好ましくは2〜15分である。浸漬処理後は繊維製品を脱水し、自然乾燥あるいは回転式加熱乾燥機により乾燥させる。乾燥後の繊維製品は、アイロンをかける必要がない程度にしわの形成が少ないが、より仕上がりを重視する場合にはアイロンをかけても差し支えない。
実施例、比較例で用いた配合成分を以下にまとめて示す。なお、以下においてEOはエチレンオキシド、POはプロピレンオキシドを意味する。
<(a)成分>
a−1:KF−864(信越化学工業(株)製アミノ変性シリコーン、動粘度:1700mm2/s(25℃)、アミノ当量:3800g/mol)
<(b)成分>
b−1:下記合成例1で製造した、炭素数12〜14の直鎖第1級アルコールにPO1モル/EO平均1.5モルの順に付加させた非イオン性界面活性剤
b−2:下記合成例2で製造した、炭素数12の直鎖第1級アルコールにPO1モル/EO平均3モルの順に付加させた非イオン性界面活性剤
<(b’)成分((b)成分の比較品)>
b’−1:下記合成例3で製造した、炭素数12の直鎖第1級アルコールにPO1モル付加させた非イオン性界面活性剤
b’−2:下記合成例4で製造した、炭素数12の直鎖第1級アルコールにPO平均3モル/EO平均6モルの順に付加させた非イオン性界面活性剤
<(c)成分のための配合成分>
c−1:炭素数12〜14の直鎖第1級アルコールにEO平均5モル/PO平均2モル/EO平均3モルの順に付加させた非イオン性界面活性剤〔(c)成分に該当する化合物の含有量は90質量%〕
c−2:炭素数12〜14の直鎖第1級アルコールにEO平均3モル/PO平均1.5モル/EO平均3モルの順に付加させた非イオン性界面活性剤〔(c)成分に該当する化合物の含有量は80質量%〕
c−3:炭素数12〜14の直鎖第2級アルコールにEO平均5モル付加させた非イオン性界面活性剤〔(c)成分に該当する化合物の含有量は80質量%〕
c−4:炭素数12〜14の直鎖第2級アルコールにEO平均7モル付加させた非イオン性界面活性剤〔(c)成分に該当する化合物の含有量は95質量%〕
<(d)成分のための配合成分>
d−1:炭素数12の直鎖第1級アルコールにEO平均40モル付加させた非イオン性界面活性剤〔(d)成分に該当する化合物の含有量は100質量%〕
<(e)成分>
e−1:SOREZ−100〔一般式(e2)で、R2eは炭素数2のアルキレン基である化合物(International Specialty Products (ISP) 社:重量平均分子量7100)〕
<(f)成分>
f−1:炭素数12〜14のジアルキルジメチルアンモニウムクロライド
<(g)成分>
g−1:トリエチレングリコールモノフェニルエーテル
g−2:グリセリン
<その他成分>
キレート剤:エチレンジアミン4酢酸4ナトリウム塩
<合成例1:b−1の合成>
撹拌装置、温度制御装置、自動導入装置を備えた5L容オートクレーブにドデシルアルコール1149g(6.1モル)、テトラデシルアルコール447g(2.1モル)、触媒として48%水酸化カリウム水溶液9.5g[水酸化カリウムとしてドデシルアルコールの活性水素1モルあたり0.01モル(1モル%)]を投入し、混合系内を窒素で置換した後、減圧下(1.3kPa)、110℃にて0.5時間脱水を行った。ついで酸化プロピレン(PO)474g(ドデシルアルコールの活性水素1モルあたり平均1.0モル)を155℃にて圧力0.1〜0.4MPaとなるように導入しながら反応を行った。PO導入後155℃で2時間熟成を行った後、80℃まで冷却し、減圧下で未反応のPOを除去し、得られた反応終了混合物を5Lのガラス製4つ口フラスコに移した。反応終了混合物に対して合成吸着剤(キョーワード600S、協和化学工業(株))を76g加え、4.0kPaにて1時間処理した後、ろ過により触媒を除去しドデシルアルコールのPO平均1.0モル付加物を得た。
このPO平均1.0モル付加物を1500g蒸留原料として、20段精留塔(充填物スルーザー)を用いて、ボトム温度177〜187℃、トップ温度118〜120℃、圧力53Pa条件で蒸留し、留分を500g得た。得られた留分をガスクロマトグラフィーで分析した結果、100%純度のドデシルアルコール/テトラデシルアルコールPO1モル付加物を33%の収率で得た。
次いで、得られた留分(100%純度のドデシルアルコール/テトラデシルアルコールPO1モル付加物)200gと触媒として48%水酸化カリウム水溶液1.0g(ドデシルアルコール/テトラデシルアルコールPO1モル付加物の活性水素1モルあたり0.01モル)を撹拌装置、温度制御装置、自動導入装置を備えた3L容オートクレーブに投入し、混合系内を窒素で置換した後、110℃、減圧下(1.3kPa)にて0.5時間脱水を行った。更に酸化エチレン(EO)55g(ドデシルアルコール/テトラデシルアルコールPO1モル付加物の活性水素1モルあたり平均1.5モル)を155℃にて圧力0.1〜0.4MPaとなるように導入しながら反応を行った。EO導入後155℃で1時間の熟成を行った後、80℃まで冷却し、減圧下で未反応のEOを除去した。次いで、酢酸0.52gを添加し、80℃、0.5時間で中和処理を行い、ドデシルアルコール/テトラデシルアルコールPO1モル付加物のEO平均1.5モル付加物を得た。
<合成例2:b−2の合成>
撹拌装置、温度制御装置、自動導入装置を備えた5L容オートクレーブにドデシルアルコール1517g(8.2モル)、触媒として48%水酸化カリウム水溶液9.5g[水酸化カリウムとしてドデシルアルコールの活性水素1モルあたり0.01モル(1モル%)]を投入し、混合系内を窒素で置換した後、減圧下(1.3kPa)、110℃にて0.5時間脱水を行った。ついで酸化プロピレン(PO)474g(ドデシルアルコールの活性水素1モルあたり平均1.0モル)を155℃にて圧力0.1〜0.4MPaとなるように導入しながら反応を行った。PO導入後155℃で2時間熟成を行った後、80℃まで冷却し、減圧下で未反応のPOを除去し、得られた反応終了混合物を5Lのガラス製4つ口フラスコに移した。 反応終了混合物に対して合成吸着剤(キョーワード600S、協和化学工業(株))を76g加え、4.0kPaにて1時間処理した後、ろ過により触媒を除去しドデシルアルコールのPO平均1.0モル付加物を得た。
このPO平均1.0モル付加物を1500g蒸留原料として、20段精留塔(充填物スルーザー)を用いて、ボトム温度177〜187℃、トップ温度118〜120℃、圧力53Pa条件で蒸留し、留分を500g得た。得られた留分をガスクロマトグラフィーで分析した結果、100%純度のドデシルアルコールPO1モル付加物を33%の収率で得た。
次いで、得られた留分(100%純度のドデシルアルコールPO1モル付加物)200gと触媒として48%水酸化カリウム水溶液1.0g(ドデシルアルコールPO1モル付加物の活性水素1モルあたり0.01モル)を撹拌装置、温度制御装置、自動導入装置を備えた3L容オートクレーブに投入し、混合系内を窒素で置換した後、110℃、減圧下(1.3kPa)にて0.5時間脱水を行った。更に酸化エチレン(EO)109g(ドデシルアルコールPO1モル付加物の活性水素1モルあたり平均3.0モル)を155℃にて圧力0.1〜0.4MPaとなるように導入しながら反応を行った。EO導入後、155℃で1時間の熟成を行った後、80℃まで冷却し、減圧下で未反応のEOを除去した。次いで、酢酸0.52gを添加し、80℃、0.5時間で中和処理を行い、ドデシルアルコールPO1モル付加物のEO平均3.0モル付加物を得た。
<合成例3:b’−1((b)成分の比較化合物)の合成>
撹拌装置、温度制御装置、自動導入装置を備えた5L容オートクレーブにドデシルアルコール1517g(8.2モル)、触媒として48%水酸化カリウム水溶液9.5g[水酸化カリウムとしてドデシルアルコールの活性水素1モルあたり0.01モル(1モル%)]を投入し、混合系内を窒素で置換した後、減圧下(1.3kPa)、110℃にて0.5時間脱水を行った。ついで酸化プロピレン(PO)474g(ドデシルアルコールの活性水素1モルあたり平均1.0モル)を155℃にて圧力0.1〜0.4MPaとなるように導入しながら反応を行った。PO導入後155℃で2時間熟成を行った後、80℃まで冷却し、減圧下で未反応のPOを除去し、得られた反応終了混合物を5Lのガラス製4つ口フラスコに移した。反応終了混合物に対して合成吸着剤(キョーワード600S、協和化学工業(株))を76g加え、4.0kPaにて1時間処理した後、ろ過により触媒を除去しドデシルアルコールのPO平均1.0モル付加物を得た。
このPO平均1.0モル付加物を1500g蒸留原料として、20段精留塔(充填物スルーザー)を用いて、ボトム温度177〜187℃、トップ温度118〜120℃、圧力53Pa条件で蒸留し、留分を500g得た。得られた留分をガスクロマトグラフィーで分析した結果、100%純度のドデシルアルコールPO1モル付加物を33%の収率で得た。
<合成例4:b’−2((b)成分の比較化合物)の合成>
撹拌装置、温度制御装置、自動導入装置を備えた5L容オートクレーブにドデシルアルコール591g(3.2モル)、触媒として48%水酸化カリウム水溶液7.5g[水酸化カリウムとしてドデシルアルコールの活性水素1モルあたり0.02モル(2モル%)]を投入し、混合系内を窒素で置換した後、減圧下(1.3kPa)、110℃にて0.5時間脱水を行った。次いで酸化プロピレン(PO)557g(ドデシルアルコールの活性水素1モルあたり平均3.0モル)を135℃にて圧力0.1〜0.4MPaとなるように導入しながら反応を行った。PO導入後135℃で4時間熟成を行った。次いで、酸化エチレン(EO)845g(ドデシルアルコールの活性水素1モルあたり平均6.0モル)を155℃にて圧力0.1〜0.4MPaとなるように導入しながら反応を行った。EO導入後155℃で2時間熟成を行った。80℃まで冷却し、減圧下で未反応のPOを除去した。次いで酢酸3.8gを添加し80℃、0.5時間で中和処理を行い、ドデシルアルコールPO平均3モル付加物EO平均6.0モル付加物を得た。
〔実施例1〜10、比較例1〜8〕
表1に示す各成分を用いて、下記に示す方法で、表1に示す組成の繊維製品処理剤組成物を各150g調製した。
混合容器としてポリプロピレン製のプラスチックカップ(メーカー;サンプラカップ社、品番;1661、底部直径(内寸);60mm、高さ(内寸);83.5mm、表示容量:200mL)、混合手段としてはマグネチックスターラーを用いた。先ず(b)成分又は(b’)成分、(c)成分、(g)成分、及び組成物全体の10質量%(出来上がり質量(150g)に対する10質量%)に相当する水を容器に秤量し混合した後、(d)成分を加え更に混合した。次に、配合水の残部を加え混合し、(f)成分、抗菌剤、キレート剤、香料を加えさらに混合した。ここに(a)成分を約2g/分の速度で混合しながら所定量投入し、投入終了後約30分混合した。混合を続けながら、塩酸で所定のpHに調整し、(e)成分を加え、各組成物を得た。混合時の組成物の温度は25℃±5℃の温度範囲で行った。なお、ここでの(c)成分は、(c)成分のための配合成分であるc−1等であり、表1中の組成(質量%)の欄には、便宜的に、c−1等を(c)成分として示した。(d)成分も同様である。
得られた組成物の保存安定性を、下記方法で評価した。また、各組成物を用いて処理した繊維製品の風合い及び吸水感を下記方法で評価した。これらの結果を表1に示す。
<保存安定性の評価法>
各処理剤組成物15gを容量30mLのガラス製スクリュー管(No.6、30mm×65mm)に入れ、大気圧下で密閉した(各2本)。これらを20℃と60℃の恒温槽にそれぞれ栓口を上方にして立てて20日間保存した。保存期間中、毎日、60℃保存品と20℃保存品の外観状態を比較し、20℃保存品と比較して、60℃保存品に濁りが生じるまでに経過した日数を測定した。なお、外観変化が20日保存後も生じない場合は、上記日数は20日とした。又、実施例、比較例とも20℃、20日の保存品は、製造直後品と比べて外観の変化はなかった。0日は保存後24時間以内に60℃保存品に濁りが生じたことを意味する。保存安定性は、7日以上が好ましく、10日以上がより好ましく、14日以上が更に好ましく、20日が特に好ましい。
<風合いの評価法>
市販の肌着(グンゼYG、Lサイズ、綿100%)を3枚用意し、これに質量調整布として木綿タオル(武井タオル(株)製、TW220、綿100%)0.8kg、ワイシャツ(白、綿/ポリエステル=60/40%)0.4kgを加え合計1.5kgとし、市販の衣料用洗剤(花王(株)アタックバイオ酵素)を用いて二槽式洗濯機(東芝銀河VH−360S1)で10回繰り返し洗濯した〔洗剤濃度0.0667質量%、水道水(20℃)30L使用、洗濯10分−脱水3分−すすぎ3分(流水すすぎ、水量15L/分)〕。最後の処理回(10回目)のすすぎが始まってから5分経過した時点で流水を止め、排水した後3分間脱水した。次に、水道水(20℃)を30L注水し、表1の各処理剤組成物(60℃×20日保存後品、保存条件等は前記「保存安定性の評価法」と同じ)を15mL投入して3分間撹拌処理した。撹拌を止めた後、3分間脱水し、評価用繊維製品として肌着を取り出し、室温で12時間吊るし干し乾燥させた。
吊り干し乾燥後、25℃−65%RHの恒温恒湿室で24時間静置して調湿処理した肌着について、前処理後、処理剤組成物を用いずに水道水だけで処理し同様に25℃−65%RHの恒温恒湿室で調湿処理した肌着を対照品として、風合い(滑らかさ)について評価を行った。それぞれ繊維製品処理剤開発に5年以上従事し熟練した5人のパネラーにより下記の基準で得点をつけ平均点を求めた。
評価基準:
対照品より滑らかに感じた:+1点
対照品と同等の滑らかさであった:0点
対照品のほうが滑らかであった:−1点
<吸水感の評価法>
木綿タオル(武井タオル(株)製、TW220、白色、綿100%)を5枚用意し、これに質量調整布として市販の肌着(グンゼYG、Lサイズ、綿100%)0.8kg、ワイシャツ(白、綿/ポリエステル=60/40%)0.4kgを加え合計1.5kgとし、市販の衣料用洗剤(花王(株)アタックバイオ酵素)を用いて二槽式洗濯機(東芝銀河VH−360S1)で10回繰り返し洗濯した〔洗剤濃度0.0667質量%、水道水(20℃)30L使用、洗濯10分−脱水3分−すすぎ3分(流水すすぎ、水量15L/分)〕。すすぎが始まってから5分経過した時点で流水を止め、排水した後3分間脱水した。次に、水道水(20℃)を30L注水し、表1の各処理剤組成物(60℃×20日保存後品、保存条件等は前記「保存安定性の評価法」と同じ)を15mL投入して3分間撹拌処理した。撹拌を止めた後、3分間脱水し、評価用繊維製品として木綿タオルを取り出し、室温で12時間吊るし干し乾燥させた。この工程を10回累積し、最終(10回目)の吊り干し乾燥後、25℃、65%RHの恒温恒湿室で24時間放置した木綿タオルについて、前処理後、処理剤組成物を用いずに水道水だけで処理し同様に25℃、65%RHの恒温恒湿室で調湿処理した木綿タオルを対照品として、濡れた手を拭いた時に「水が拭き取れたと感じる」という吸水感について評価を行った。それぞれ繊維製品処理剤開発に5年以上従事し熟練した5人のパネラーにより、下記の基準で得点をつけ平均点を求めた。
評価基準:
対照品より水が拭き取れたと感じた:1点
対照品と同等:2点
対照品より水が拭き取れたと感じなかった:3点
Figure 0005450283

Claims (4)

  1. 下記(a)成分、(b)成分、(c)成分、及び(d)成分を含有し、(a)成分/(b)成分の質量比が1〜20であり、(b)成分/(c)成分の質量比が0.1〜10である、繊維製品処理剤組成物。
    (a)成分:アミノ変性シリコーン化合物
    (b)成分:下記一般式(b1)で表される非イオン性界面活性剤
    1−O−PO−(EO)l−H (b1)
    〔式中、R1は炭素数11〜15の炭化水素基であり、POはオキシプロピレン基であり、EOはオキシエチレン基であり、lは平均付加モル数であり、1〜5の数である。〕
    (c)成分:下記一般式(c1)で表される非イオン性界面活性剤
    2−O−EO−(AO)m−H (c1)
    〔式中、R2は炭素数10〜16の炭化水素基であり、EOはオキシエチレン基であり、AOはオキシエチレン基及び/又はオキシプロピレン基であり、mは付加モル数であり、4〜20の整数である。〕
    (d)成分:下記一般式(d1)で表される非イオン性界面活性剤
    3−O−EO−(AO)n−H (d1)
    〔式中、R3は炭素数10〜22の炭化水素基であり、EOはオキシエチレン基であり、AOはオキシエチレン基及び/又はオキシプロピレン基であり、nは付加モル数であり、25〜200の整数である。〕
  2. (a)成分が、25℃での動粘度が100〜20,000mm2/s、アミノ当量400〜8000g/molのアミノ変性シリコーン化合物である、請求項1記載の繊維製品処理剤組成物。
  3. (a)成分/[(b)成分+(c)成分]の質量比が0.1〜10である、請求項1又は2記載の繊維製品処理剤組成物。
  4. (e)成分として、アルキレンテレフタレート単位及び/又はアルキレンイソフタレート単位と、ポリオキシアルキレン単位とを含む重量平均分子量1,000〜100,000の高分子化合物を含有する、請求項1〜3いずれかに記載の繊維製品処理剤組成物。
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