JP4951400B2 - 繊維製品処理剤 - Google Patents

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Description

本発明は繊維製品処理剤に関する。
シリコーン化合物は繊維製品に独特のスベリ性や感触を付与できるため、繊維製品処理剤に汎用に用いられる化合物であり、近年、特許文献1〜3に記載されているように、一般家庭の洗濯工程で用いられる処理剤において、シリコーン化合物を主基剤とする繊維製品処理剤が研究されている。
一方、アルキレンテレフタレートやアルキレンイソフタレートを構成単位とするポリエステル系高分子化合物は、ソイルリリース剤(汚れ剥離剤)として知られており、洗剤などに応用されている。また、工業的に繊維製品にソイルリリース効果を付与する目的から、特許文献4にはポリエステル系高分子化合物とポリエーテル変性シリコーンを併用する技術が開示されている。
特開2001−279581号公報 特開2000−110076号公報 特開平5−508889号公報 特開平9−291483号公報
シリコーン化合物を主基剤とする繊維製品処理剤は、繊維製品に好ましい風合いを与える一方、吸水性を悪化させ、特に木綿を含有する繊維製品の吸水性を損なうため、その改善が強く求められる。特許文献1〜3はこうした課題に対して、未だ満足できる効果を有するものではない。
一方、特許文献4は繊維製品に防汚効果を付与する工程における課題を解決する手段を開示するものであり、繊維製品に柔軟効果、親水性、防汚性を付与できることが記載されているが、処理剤を比較的低濃度で用いる使用態様、例えば一般家庭での日常的な処理のような使用態様においても柔軟性に加え優れた吸水性が得られる処理剤について開示しているとは言い難い。
従って本発明が解決しようとする課題は、シリコーン化合物を主基剤とする繊維製品処理剤で処理した場合の吸水性を悪化させる問題を解決し、柔軟性に加え、更に優れた吸水性を付与できる繊維製品処理剤を提供することにある。
本発明は、 (a)アミノ変性シリコーン化合物及び/又はアミド変性シリコーン化合物〔以下、(a)成分という〕、並びに、(b)アルキレンテレフタレート単位及び/又はアルキレンイソフタレート単位とポリオキシアルキレン単位とを含む重量平均分子量1,000〜100,000の高分子化合物〔以下、(b)成分という〕を含有し、(a)と(b)質量比が(a)/(b)=80/20〜99.9/0.1である繊維製品処理剤に関する。
また、本発明は、上記本発明の繊維製品処理剤を洗濯の濯ぎ工程の段階で濯ぎ水に添加して繊維製品を処理する繊維製品処理方法に関する。
本発明によれば、柔軟性と、より優れた吸水性を繊維製品に付与できる、シリコーン化合物を主基剤とする繊維製品処理剤が提供される。
<(a)成分>
本発明の(a)成分は、アミノ変性シリコーン化合物及び/又はアミド変性シリコーン化合物である。本発明の(a)成分のアミノ変性シリコーン化合物は、アミノ当量(アミノ当量とは窒素原子1個当たりの分子量)が、好ましくは1,500〜40,000、より好ましくは2,500〜20,000、更に好ましくは、3,000〜10,000である。なお、アミド変性の度合いもアミノ当量により算出可能である。また、(a)成分としては、25℃における動粘度が100〜20,000mm2/s、好ましくは200〜10,000mm2/s、特に好ましくは500〜5,000mm2/sの化合物を挙げることができる。
尚、動粘度は、オストワルト型粘度計で求めることができ、アミノ当量は、窒素原子1つ当りの重量平均分子量、アミノ当量=分子量/N原子数で求められる。分子量はゲルパーミエーションクロマトグラフィーでポリスチレンを標準として求めた値であり、窒素原子数は元素分析法により求めることができる。
本発明の(a)成分のアミド変性シリコーンは、本発明の(a)成分のアミノ変性シリコーンに炭素数2〜22、好ましくは2〜18の脂肪酸クロライド、無水脂肪酸等のアシル化剤を用いて公知の方法によってアミド化して得る事ができる。又、本発明の(a)成分のアミド変性シリコーンは、特表2001−512164に例示されるような主鎖にアミド結合を有する構造のアミド変性シリコーンであっても良い。なお、(a)成分は、分子中にアミノ基、アミド基の両方を含んでいても良いし、アミノ基、アミド基以外の変性基(例えばポリエーテル基等)を含んでいても良い。
市販されているアミノ変性又はアミド変性シリコーンを用いることも可能である。アミノ変性シリコーンの好ましいものとしては、信越化学工業(株)のX−22−161A、KF−22−1660B−3、KF−8008、KF−8012、KF−393、KF−859、KF−860、KF−869、KF−8005、KF−864、KF−865、KF−868、KF−8003、東レ・ダウコーニング(株)のFZ−3508、BY16−205、FZ−3705、BY16−850、FZ−3501、FZ−3785、BY16−213、BY16−203、BY16−849、BY16−890、BY16−893、SS−3588を挙げることができる。又、アミド変性シリコーンの好ましいものとしては、東レ・ダウコーニング(株)のBY16−898、BY16−891、Dow Corning 2−8178 Gellant を挙げることができる。
<(b)成分>
本発明の(b)成分は、アルキレンテレフタレート単位及び/またはアルキレンイソフタレート単位とポリオキシアルキレン単位とを含む共重合体であり、アルキレンテレフタレート単位及び/又はアルキレンイソフタレート単位とポリオキシアルキレンテレフタレート単位を基本単位として、ランダム又はブロックで重合した高分子化合物である。なお、水への溶解分散性を向上させるために、一部スルホ基を導入した高分子化合物を用いることもできる。
アルキレンテレフタレート単位としては、エチレンテレフタレート単位、プロピレンテレフタレート単位、ブチレンテレフタレート単位等から選ばれる1又は2以上が挙げられ、これらの中でもエチレンテレフタレート単位が好ましい。
アルキレンイソフタレート単位としては、エチレンイソフタレート単位、プロピレンイソフタレート単位、ブチレンイソフタレート単位等から選ばれる1又は2以上が挙げられ、これらの中でもエチレンイソフタレート単位が好ましい。
ポリオキシアルキレン単位としては、ポリオキシエチレン単位、ポリオキシプロピレン単位、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン単位等から選ばれる1又は2以上が挙げられる。
アルキレンテレフタレート単位及び/又はアルキレンイソフタレート単位とポリオキシアルキレン単位のモル比は、90/10〜40/60が好ましく、80/20〜45/55がより好ましく、70/30〜50/50が更に好ましい。また、重量平均分子量は、1,000〜100,000、好ましくは6,000〜85,000が好適である。
また、(b)成分中、アルキレンテレフタレート単位及び/又はアルキレンイソフタレート単位とポリオキシアルキレン単位の比率は、90モル%以上、更に95モル%以上であることが好ましい。
本発明では特に下記一般式(1−1)のモノマー構成単位(1−1)と下記一般式(1−2)のモノマー構成単位(1−2)とを(1−1):(1−2)=10:90〜90:10のモル比で含む、重量平均分子量が1,000〜100,000の高分子化合物が好適である。モノマー構成単位(1−1)とモノマー構成単位(1−2)の配列はランダムでもブロックでも何れでも良い。
Figure 0004951400
〔式中、R1、R2は炭素数2又は3のアルキレン基であり、これらは同一又は異なっていてもよい。nは数平均で1〜150、好ましくは10〜100の数である。〕
本発明の(b)成分である高分子化合物の製法については、特に限定はしないが、例えば、不活性ガス中触媒存在下、ジカルボン酸成分とグリコール成分とを160〜270℃に加熱してエステル化反応あるいはエステル交換反応させて、グリコールエステルを調整し、その後、適宜の時期にポリアルキレングリコールを添加混合して常圧あるいは減圧下にて重合させる。触媒としては、酸化バリウムあるいは酸化アンチモン、酢酸亜鉛、酢酸マンガン、酢酸コバルト、コハク酸亜鉛、テトラブチルチタネート、マグネシウムメトキシド、ナトリウムメトキシド等の金属酸化物、有機金属化合物を用いることができる。
(b)成分の重量平均分子量はゲルパーミエーションクロマトグラフィーにより、アセトニトリルと水の混合溶液(リン酸緩衝液)を展開溶媒とし、ポリエチレングリコールを標準物質として測定することができる。
<(c)成分>
本発明の(a)成分及び(b)成分は基本的に水には不溶又は微溶の化合物であるため、自己分散等により安定な分散物が得られる場合は特に必要ないが、均一な組成物、例えば水溶液に調製する目的から、非イオン界面活性剤〔以下(c)成分という〕を併用することが好ましい。好適な非イオン界面活性剤としては下記一般式(2)の化合物が好適である。
3−E−[(R4O)o−H]p (2)
〔式中、R3は、炭素数7〜22のアルキル基又はアルケニル基であり、R4は炭素数2又は3のアルキレン基である。oは2〜150の数を示す。Eは−O−、−CON−又は−N−であり、Eが−O−の場合はpは1であり、Eが−CON−又は−N−の場合はpは2である。〕
一般式(2)の化合物の具体例として以下の化合物を挙げることができる。
3−O−(C24O)q−H (3)
〔式中、R3は前記の意味を示す。qは2〜150の数である。〕
3−O−[(C24O)r/(C36O)s]−H (4)
〔式中、R3は前記の意味を示す。r及びsはそれぞれ独立に2〜70の数であり、エチレンオキシド(C24O)とプロピレンオキシド(C36O)はランダムあるいはブロック付加体であってもよい。〕
Figure 0004951400
〔式中、R3は前記の意味を示す。t及びuはそれぞれ独立に2〜70の数である。〕
<その他の成分>
本発明の処理剤は、更に、(d)窒素原子に結合する3つもしくは4つの基のうち、1〜3個が炭素数10〜24の炭化水素基であり、残りが炭素数1〜3のアルキル基もしくはヒドロキシアルキル基である3級アミン化合物又はその酸塩もしくはその4級化物(d1)〔以下、(d1)成分という〕、及びカチオン性水溶性高分子化合物(d2)〔以下、(d2)成分という〕から選ばれる1種以上の化合物〔以下、(d)成分という〕を含有することが好ましい。本発明の(d)成分は、(a)成分の吸着性を向上する事によって、柔軟性の付与効果を向上させる。
(d1)成分は、具体的には、ジアルキル(炭素数10〜16)ジメチルアンモニウム塩、N,N−ジアルキロイル(又はアルケノイル)(炭素数12〜20)オキシエチル−N−ヒドロキシエチル−N−メチル(又はエチル)アンモニウム塩が好適である。
(d2)成分はカチオン性水溶性高分子化合物である。ここで、本発明でいう水溶性とは、20℃の水に該高分子化合物を溶解及び/又は分散させ、pHを5.0に調整した場合に、該高分子化合物が1質量%以上溶解することと定義する。また、カチオン性とは分子中に4級アンモニウム基、または3級アミノ基の酸塩を含有するものであり、好ましくは分子中に4級アンモニウム基、または3級アミノ基の酸塩を有する単量体ユニットを5モル%〜100モル%、好ましくは10〜95モル%、より好ましくは15〜90モル%含有する高分子化合物である。また、該高分子化合物にカルボン酸基及びスルホン酸基から選ばれる陰イオン基(X)が存在する場合には、〔分子中の4級アンモニウム基及び3級アミノ基の酸塩の合計モル数〕/〔分子中の陰イオン基(X)のモル数〕が1.1以上、更に2以上であることが好ましい。
(d2)成分としては、具体的には下記一般式(7)の化合物、又はその酸塩、もしくはその4級化物〔以下(d2・m1)という〕を重合して得られる高分子化合物が好ましい。
Figure 0004951400
〔式中、R5は水素原子又はメチル基であり、Xは−COOR8−、−CON(R9)R10−、−OCOR11−、−CH2−から選ばれ、Xが−CH2−の場合にはR6はCH2=C(R5)−CH2−であり、Xがそれ以外の場合はR6は炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基である。R7は炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基、R8、R10、R11はエチレン基又はプロピレン基であり、R9は水素原子又はメチル基である。〕
(d2・m1)の具体例としては、N−(メタ)アクリロイルオキシエチル−N,N−ジアルキルアミン、又はその酸塩、もしくはその4級アンモニウム塩(アルキル基の炭素数は1〜3)、N−(メタ)アクリロイルアミノプロピル−N,N−ジアルキルアミン、又はその酸塩、もしくはその4級アンモニウム塩(アルキル基の炭素数は1〜3)、N−ビニルオキシカルボニルエチル−N,N−ジアルキルアミン又はその酸塩、もしくはその4級アンモニウム塩(アルキル基の炭素数は1〜3)、N,N−ジアリル−N−アルキルアミン、又はその酸塩、もしくはその4級アンモニウム塩(アルキル基の炭素数は1〜3)から選ばれる1種以上が好適であり、特にN−(メタ)アクリロイルオキシエチル−N,N−ジアルキルアミン、N−(メタ)アクリロイルアミノプロピル−N,N−ジアルキルアミン、又はそれらの酸塩、もしくはそれらの4級アンモニウム塩(アルキル基の炭素数は1〜3)が好ましい。
(d2・m1)が酸塩の形態の場合には、塩酸塩、硫酸塩、リン酸塩から選ばれる無機酸塩、炭素数1〜12の脂肪酸塩、炭素数1〜3のアルキル基が1〜3個置換していてもよいアリールスルホン酸塩から選ばれる無機酸塩又は有機酸塩以外に、炭素数10〜24のアルキルベンゼンスルホン酸塩、炭素数10〜24のアルキル硫酸エステル塩、炭素数10〜24のアルキル基と平均付加モル数1〜4のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩から選ばれる陰イオン界面活性剤の塩を用いることもできる。
また、(d2・m1)が4級アンモニウム塩等、4級化物の形態の場合には、一般式(7)の化合物をメチルクロリド、ジメチル硫酸、ジエチル硫酸、エチレンオキシド、プロピレンオキシドから選ばれるアルキル化剤で4級化したものを用いることができる。
また、(d2・m1)がアミンの形態の場合は、(d2・m1)を重合後、通常の酸によって中和するか、もしくは通常のアルキル化剤で4級化してカチオン性にする。中和剤としては塩酸、硫酸、リン酸から選ばれる無機酸、炭素数1〜12の脂肪酸、炭素数1〜3のアルキル基が1〜3個置換していてもよいアリールスルホン酸から選ばれる一般に知られている無機又は有機酸、炭素数10〜24のアルキルベンゼンスルホン酸、炭素数10〜24のアルキル硫酸モノエステル、炭素数10〜24のアルキル基と平均付加モル数1〜4のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸モノエステルから選ばれる陰イオン界面活性剤の酸型の化合物を用いることもでる。また、アルキル化剤としては、メチルクロリド、ジメチル硫酸、ジエチル硫酸、エチレンオキシド、プロピレンオキシドを挙げることができる。
本発明の(d2)成分は、(d2・m1)と共重合可能な化合物〔以下(d2・m2)という〕との共重合体であってもよい。(d2・m2)中にカルボン酸(塩)基、スルホン酸(塩)基を有する化合物〔以下(d2・m2a)という〕を共重合させる場合には、(d2・m1)/(d2・m2a)を1.1以上、好ましくは2以上のモル比で共重合させた化合物が好適である。(d2・m2a)の具体例としては(メタ)アクリル酸(塩)、マレイン酸(塩)、スチレンスルホン酸(塩)、2−(メタ)アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸(塩)を挙げることができる。
(d2・m2a)以外の(d2・m2)としては、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリルアミド等の炭素数1〜22のヒドロキシアルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステル又は(メタ)アクリルアミド;ポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、ラウロキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート(エチレングリコールの重合度が1〜100)、ポリプロピレングリコール(メタ)アクリレート(プロピレングリコールの重合度が1〜50)、ポリブチレングリコール(メタ)アクリレート(ブチレングリコールの重合度が1〜50)等のポリアルキレン(アルキレン基の炭素数1〜8;直鎖もしくは分岐鎖)オキシド鎖を有する(メタ)アクリル酸エステル;グリセリン(メタ)アクリレート等の多価アルコールの(メタ)アクリル酸エステル;アクリルアミド;ジアセトン(メタ)アクリルアミド;N−ビニルピロリドン等のN−ビニル環状アミド;N−(メタ)アクロイルモルホリン;塩化ビニル;アクリロニトリル等が例示される。
本発明では(d2・m2)として下記一般式(8)の化合物〔以下(d2・m2e)という〕を共重合させた(d)成分が、シリコーン化合物の効果を向上させる点から好適である。
Figure 0004951400
〔式中、R12は水素原子又はメチル基であり、R13は炭素数3〜22の炭化水素基であり、YはCH2=C(R12)−とR13との連結基(但し3級アミノ基又はその酸塩、もしくはその4級化物を除く)である。〕
一般式(8)において、R13は好ましくは炭素数4〜20、より好ましくは10〜18のアルキル基又はアルケニル基であり、Yは−COO−、−CONH−、−OCO−から選ばれる官能基が好ましく、特に−COO−が好適である。
(d2・m2e)のより具体的な例としては、(メタ)アクリル酸アルキル〔アルキル基の炭素数は4〜22、好ましくは4〜20、より好ましくは10〜18である〕、(メタ)アクリロイルアミノアルキル〔アルキル基の炭素数は4〜22、好ましくは4〜20、より好ましくは10〜18である〕、カルボン酸ビニル〔カルボン酸の炭素数は4〜22、好ましくは4〜20、より好ましくは10〜18である〕が好適である。
本発明の(d2)成分の好適な化合物は下記構成のモノマーを重合して得られる高分子化合物である。(d2・m1)は50〜100モル%、好ましくは60〜95モル%である。(d2・m2e)は0〜50モル%、好ましくは5〜40モル%である。(d2・m2a)は45モル%以下、好ましくは25モル%以下である。(d2・m2e)、(d2・m2a)以外の(d2・m2)は45モル%以下、好ましくは25モル%以下である。又、比率としては(d2・m1)/(d2・m2a)を1/0.9以上、好ましくは1/0.5以上(モル比)である。
本発明の(d2)成分は、上述のモノマー(d2・m1)、(d2・m2)を通常の方法により重合することで得られ、特に限定するものではないが、ラジカル重合法が特に好ましく、塊状、溶液、又は乳化系にてこれを行うことができる。
本発明の(d2)成分の重量平均分子量は3,000〜100,000、好ましくは4,000〜80,000、特に好ましくは5,000〜60,000であり、重量平均分子量はゲルパーミエーションクロマトグラフィーにより、アセトニトリルと水の混合溶液(リン酸緩衝液)、或いは、エタノールと水の混合溶液(LiBr/酢酸添加)を溶離液とし、ポリエチレングリコールを標準物質として測定することができる。
本発明では、通常繊維処理剤に用いられる成分を任意に使用することができ、例えば香料、染料、顔料、防腐剤、キレート剤などを挙げることができる。
<繊維製品処理剤>
本発明の繊維製品処理剤は、(a)成分と(b)成分とを、(a)成分/(b)成分=80/20〜99.9/0.1、好ましくは90/10〜99/1の質量比で含有する。この質量比を満たした上で、本発明の繊維製品処理剤は、(a)成分を処理剤中に好ましくは1〜30質量%、より好ましくは1.5〜20質量%、特に好ましくは2〜15質量%含有し、(b)成分を処理剤中に好ましくは0.01〜10質量%、より好ましくは0.03〜5質量%、特に好ましくは0.05〜2質量%含有する。又、(c)成分の処理剤中の含有量は、好ましくは1〜30質量%、より好ましくは2〜25質量%、特に好ましくは3〜20質量%である。(a)成分と(c)成分の質量比は、(a)成分/(c)成分=95/5〜5/95、更に90/10〜10/90、特に85/15〜15/85が好ましい。
又、(d)成分の処理剤中の含有量は、好ましくは0.2〜20質量%、より好ましくは0.5〜15質量%、特に好ましくは1〜10質量%である。また、(a)成分と(d)成分の質量比は、(a)成分/(d)成分=5/95〜99/1、更に10/90〜90/10が好ましい。また、(b)成分と(d)成分の質量比は、(b)成分/(d)成分=1/999〜90/10、更に1/99〜80/20が好ましい。
更に、貯蔵安定性や製品の外観を好適にする目的から、水溶性溶剤を適宜用いる事ができる。好適な水溶性溶剤としては、炭素数1〜3の1価アルコール、炭素数2〜4の2価アルコール、グリセリン、及び下記一般式(9)のグリコールエーテル化合物が好適である。特に限定されるものではないが、引火点や匂いの問題があるため、水溶性溶剤の処理剤中の含有量は、好ましくは0.5〜40質量%、より好ましくは1〜30質量%、特に好ましくは2〜20質量%である。
14−O−(R15−O)s−R16 (9)
〔式中、R14は炭素数1〜5のアルキル基、フェニル基、ベンジル基から選ばれ、R15はエチレン基、プロピレン基、−CH2−CH(OH)−CH2−から選ばれ、R16は、水素原子、炭素数1〜5のアルキル基から選ばれる。sは1〜5の数を示す。〕
本発明の繊維製品処理剤は、上記成分を水に溶解、分散、乳化させた液体組成物、特に水溶液の形態が好ましく、水の含有量は処理剤中に好ましくは20〜90質量%、より好ましくは30〜80質量%、特に好ましくは40〜70質量%である。また、本発明の処理剤の20℃におけるpHは2〜8、好ましくは3〜7であり、このようなpHには通常用いられる酸や塩基、例えば酸としては塩酸、硫酸、燐酸、クエン酸、乳酸、酢酸、塩基としては水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、アルカノールアミンなどを用いて調整することができる。
本発明の繊維製品処理剤は、洗濯工程のすすぎの段階で濯ぎ水に添加して繊維製品の処理を行うことが好ましく、濯ぎ水30Lに対して1.5〜75g、好ましくは3〜60g、特に好ましくは4.5〜45gの割合で添加される。また、繊維製品1kgに対して、本発明の処理剤を1〜50g、好ましくは2〜40g、特に好ましくは3〜30g用いることが好ましい。処理後は、脱水、乾燥など通常行う工程を行うことができる。一例として、繊維製品1kgに対して、本発明の繊維製品処理剤が1〜50gとなるように用いられるのが好ましい。
実施例に用いた配合成分を以下にまとめて示す。
<(a)成分>
(a)成分
(a)−1:KF−393(信越化学工業(株):アミノ変性シリコーン)
(a)−2:KF−864(信越化学工業(株):アミノ変性シリコーン)
(a)−3:BY16−203(東レ・ダウコーニング(株):アミノ変性シリコーン)
(a)−4:BY16−891(東レ・ダウコーニング(株):アミドポリエーテル変性シリコーン)
(a)−5:BY16−893(東レ・ダウコーニング(株):アミノポリエーテル変性シリコーン)
(a)−6:KF−859(信越化学工業(株):アミノ変性シリコーン)
(a)−7:BY16−849(東レ・ダウコーニング(株):アミノ変性シリコーン)
<(b)成分>
(b)−1:SOREZ 100(ISP社:重量平均分子量7100、平均EO付加モル数88.9)
(b)−2:Texcare SRN−170(Clariant社:重量平均分子量2700、平均EO付加モル数33.7)
(b)−3:Texcare SRN−240(Clariant社:重量平均分子量6200、平均EO付加モル数80.5)
(b)−4:Texcare SRN−325(Clariant社:重量平均分子量12000、平均EO付加モル数35.6)
*尚、(b)−1〜(b)−4は、何れも、一般式(l)のモノマー単位lと下記一般式(m)のモノマー単位mとをl:m=10:90〜90:10の範囲のモル比で含む高分子化合物に該当する。EOはエチレンオキシドの略である(以下同様)。
<(c)成分>
(c)−1:炭素数12〜14の直鎖第1級アルコールにEOを平均40モル付加させた非イオン界面活性剤
(c)−2:ステアリルアルコールにEOを平均20モル付加させた非イオン界面活性剤
(c)−3:ステアリルアルコールにEOを平均50モル付加させた非イオン界面活性剤
(c)−4:ステアリルアルコールにEOを平均140モル付加させた非イオン界面活性剤
(c)−5:炭素数12〜14の直鎖第1級アルコールにEO平均5モル/PO平均2モル/EO平均3モルの順に付加させた非イオン界面活性剤
(c)−6:炭素数12〜14の第2級アルコールにEOを平均3モル付加させた非イオン界面活性剤
POはプロピレンオキシドの略である。
<(d)成分>
(d1)−1:ジアルキル(炭素数12〜14)ジメチルアンモニウムクロライド
(d1)−2:アルキル(炭素数16〜18)トリメチルアンモニウムクロライド
(d2)−1:DMAEMA/LMA(DMAEMA/LMA=80/20モル比、重量平均分子量(PEG換算)11,000)
(d2)−2:MERQUAT 280〔NALCO COMPANY:塩化ジメチルジアリルアンモニウム/アクリル酸=65/35
ここで、上記の記号は以下のものである。
・DMAEMA:N−(メタ)アクリロイルオキシエチル−N,N−ジメチルアミン
・LMA:ラウリルメタクリレート
PhG−30:フェノールにEOを平均3モル付加させたグリコールエーテル化合物
抗菌剤:プロキセルIB
キレート剤:エチレンジアミン4酢酸
〔吸水性の評価〕
1m×1mの金巾2003布(木綿100%)1.5kgを市販の衣料用洗剤(花王(株)アタック)を用いて二槽式洗濯機(東芝銀河VH−360S1)で洗濯した〔洗剤濃度0.0667質量%、水道水(20℃)30L使用、洗濯10分−脱水3分−すすぎ8分(流水すすぎ、水量15L/min.)〕。すすぎが始まってから5分経過した時点で流水を止め、排水した後3分間脱水した。次に、水道水(20℃)を30L注水し、表1の各処理剤を15mL投入して3分間撹拌処理した。撹拌を止めた後、3分間脱水し、金巾2003布を取り出し、室温で自然乾燥させた。これら一連の洗濯操作を20回繰り返し処理した後、室温で4時間自然乾燥させた後、標準試験室(25℃−65%RH)で24時間静置して調湿処理した。
調湿処理した金巾2003布について、2.5cm×25cmの長さに3枚切り取り、その短辺を下にして、20℃のイオン交換水に1cmの深さまで浸漬した。浸漬から10分後に毛細管現象により吸水した水の水面からの吸水高さを測定した〔JIS L1907(繊維製品の吸水性試験法)〕。表1に3枚の吸水高さの存在する範囲を示す。
Figure 0004951400
なお、柔軟性は、表1中の本発明品、比較品とも、全て良好なレベルであった。

Claims (7)

  1. (a)アミノ変性シリコーン化合物及び/又はアミド変性シリコーン化合物、(b)アルキレンテレフタレート単位及び/又はアルキレンイソフタレート単位とポリオキシアルキレン単位とを含む重量平均分子量1,000〜100,000の高分子化合物、(c)非イオン界面活性剤3〜20質量%、並びに、水を含有し、(a)と(b)質量比が(a)/(b)=80/20〜99.9/0.1である繊維製品処理剤。
  2. (b)が、下記一般式(1−1)のモノマー構成単位(1−1)と下記一般式(1−2)のモノマー構成単位(1−2)とを(1−1):(1−2)=10:90〜90:10のモル比で含む、重量平均分子量が1,000〜100,000の高分子化合物である請求項1記載の繊維製品処理剤。
    Figure 0004951400

    〔式中、R1、R2は炭素数2又は3のアルキレン基であり、これらは同一又は異なっていてもよい。nは数平均で1〜150の数である。〕
  3. さらに(d)窒素原子に結合する3つもしくは4つの基のうち、1〜3個が炭素数10〜24の炭化水素基であり、残りが炭素数1〜3のアルキル基もしくはヒドロキシアルキル基である3級アミン化合物又はその酸塩もしくはその4級化物(d1)、及びカチオン性水溶性高分子化合物(d2)から選ばれる1種以上の化合物を含有する請求項1又は2記載の繊維製品処理剤。
  4. 前記カチオン性水溶性高分子化合物(d2)が、下記一般式(7)の化合物、又はその酸塩、若しくはその4級化物〔d2・m1〕と下記一般式(8)の化合物〔d2・m2e〕との共重合体、又は、下記一般式(7)の化合物、又はその酸塩、若しくはその4級化物〔d2・m1〕と(メタ)アクリル酸(塩)、マレイン酸(塩)から選ばれるカルボン酸(塩)基を有する化合物〔d2・m2a〕との共重合体である、請求項3に記載の繊維製品処理剤。
    Figure 0004951400

    〔式中、R 5 は水素原子又はメチル基であり、Xは−COOR 8 −、−CON(R 9 )R 10 −、−OCOR 11 −、−CH 2 −から選ばれ、Xが−CH 2 −の場合にはR 6 はCH 2 =C(R 5 )−CH 2 −であり、Xがそれ以外の場合はR 6 は炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基である。R 7 は炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基、R 8 、R 10 、R 11 はエチレン基又はプロピレン基であり、R 9 は水素原子又はメチル基である。〕
    Figure 0004951400

    〔式中、R 12 は水素原子又はメチル基であり、R 13 は炭素数3〜22の炭化水素基であり、YはCH 2 =C(R 12 )−とR 13 との連結基(但し3級アミノ基又はその酸塩、もしくはその4級化物を除く)である。〕
  5. 前記(a)成分と(d)成分の質量比が、(a)成分/(d)成分=5/95〜99/1である、請求項4又は5に記載の繊維製品処理剤。
  6. 前記繊維製品処理剤中の(a)成分の含有量が1〜15質量%である、請求項1〜5の何れか1項に記載の繊維製品処理剤。
  7. 請求項1〜何れか記載の繊維製品処理剤を洗濯の濯ぎ工程の段階で濯ぎ水に添加して繊維製品を処理する繊維製品処理方法。
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