JP4907304B2 - 繊維製品処理剤 - Google Patents

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Description

本発明は繊維製品処理剤に関する。
シリコーン化合物は繊維製品に独特のスベリ性や感触を付与できるため、繊維製品処理剤に汎用に用いられる化合物であり、近年、特許文献1〜7に記載されているように、一般家庭の洗濯工程で用いられる処理剤において、シリコーン化合物を主基剤とする繊維製品処理剤が研究されている。特に、特許文献4にはシリコーン化合物と水溶性高分子化合物を併用し、シリコーンの繊維製品への吸着性を向上させる試みがなされている。
一方、繊維製品処理剤に長鎖炭化水素基を有する非イオン界面活性剤を併用することは汎用に行われており、特許文献4においても安定化剤として用いられている。また、特許文献5〜7にはシリコーン化合物と特定の融点を有する非イオン界面活性剤を併用する技術が開示されている。
特開2001−279581号公報 特開2000−110076号公報 特開平5−508889号公報 再公表04−025017号公報 特開2005−60865号公報 特開2005−213666号公報 特開2006−57199号公報
しかしながら、シリコーン化合物は、一般に用いられている4級アンモニウム塩を主基剤とする繊維製品処理剤に比較して吸着性が低い為、シリコーン特有の風合いも十分には発揮されていないという課題がある。特許文献1〜4はこうした課題に対して、未だ満足できる効果を有するものではない。
一方、シリコーンの吸着性を向上させた場合、シリコーン特有の風合いを得られる一方で、繊維製品の吸水性が低下するという課題が生じる。また、特にカチオン性水溶性高分子化合物とシリコーン化合物を用いた場合、繰り返し使用によりシリコーンとカチオン性水溶性高分子化合物が衣類に蓄積し、逆に風合いが悪くなるという課題があり、その解決が強く求められる。特許文献4は、吸水性やシリコーンの蓄積性を改善するための手段については言及していない。
また、特許文献5〜7には、シリコーンとカチオン性水溶性高分子化合物を併用した場合の課題やその解決手段についての示唆はない。
本発明が解決しようとする課題は、シリコーン化合物と水溶性高分子化合物を併用した場合に生じる吸水性の低下、及びシリコーン化合物の蓄積性を改善しえる繊維製品処理剤を提供することにある。
本発明は、(a)シリコーン化合物〔以下、(a)成分という〕、(b)カチオン性水溶性高分子化合物〔以下、(b)成分という〕、及び(c)分子中に炭素数16〜20の炭化水素基と炭素数が2又は3のオキシアルキレン基が平均で20〜150モル付加したポリオキシアルキレン基とを有する非イオン界面活性剤〔以下、(c)成分という〕を、(a)/(b)=50/50〜95/5(質量比)、(a)/(c)=10/90〜90/10(質量比)で含有する繊維製品処理剤に関する。
本発明によれば、シリコーン化合物と水溶性高分子化合物を併用した場合に生じる吸水性の低下、及びシリコーン化合物の蓄積性を改善しえる繊維製品処理剤が提供される。
<(a)成分>
本発明の(a)成分のシリコーン化合物としては、ジメチルポリシロキサン、4級アンモニウム変性ジメチルポリシロキサン、アミノ変性ジメチルポリシロキサン、アミド変性ジメチルポリシロキサン、エポキシ変性ジメチルポリシロキサン、カルボキシ変性ジメチルポリシロキサン、ポリオキシアルキレン変性ジメチルポリシロキサン、フッ素変性ジメチルポリシロキサン等のシリコーン化合物が挙げられる。
本発明ではジメチルポリシロキサン、アミノ変性ジメチルポリシロキサン、アミド変性ジメチルポリシロキサン、並びにポリオキシアルキレン(例えばポリオキシエチレン及び/又はポリオキシプロピレン、好ましくはポリオキシエチレン)変性ジメチルポリシロキサンから選ばれる1種以上が好適であり、特にアミノ変性ジメチルポリシロキサン、ポリオキシアルキレン(例えばポリオキシエチレン及び/又はポリオキシプロピレン、好ましくはポリオキシエチレン)変性ジメチルポリシロキサンが柔軟効果の点から好ましい。
ジメチルポリシロキサンとしては重量平均分子量千〜100万、好ましくは3千〜50万、特に好ましくは5千〜25万、25℃における粘度が10〜10万mm2/s、好ましくは500〜5万mm2/s、特に好ましくは1千〜4万mm2/sの化合物を挙げることができる。
アミノ変性ジメチルポリシロキサンとしては、アミノ当量(アミノ当量とは窒素原子1個当たりの分子量)は、1,500〜40,000g/mol、好ましくは2,500〜20,000g/mol、更に好ましくは、3,000〜10,000g/molである。また、25℃における粘度が100〜20000mm2/s、好ましくは200〜10000mm2/s、特に好ましくは500〜5000mm2/sの化合物を挙げることができる。
ポリオキシアルキレン変性ジメチルポリシロキサンとしては、1%水溶液の曇点が80℃以下、好ましくは70℃以下の化合物が最適である。曇点がこのような範囲にある化合物は水溶性が比較的低いため繊維製品に吸着しやすいと考えられる。また、25℃における粘度が100〜6500mm2/s、好ましくは200〜6000mm2/s、特に好ましくは500〜5500mm2/sの化合物を挙げることができる。
本発明では特に繰り返し使用における吸水性の改善効果の点からアミノ変性ジメチルポリシロキサン及びポリオキシアルキレン変性ジメチルポリシロキサンを併用することが好ましく、アミノ変性ジメチルポリシロキサン/ポリオキシアルキレン変性ジメチルポリシロキサンの質量比は、好ましくは100/0〜10/90、より好ましくは95/5〜20/80、特に好ましくは90/10〜30/70が好適である。
市販されているシリコーンを用いることも可能であり、好ましいものとしては信越化学工業(株)のPolonMF−14、PolonMF−14D、PolonMF−14EC、PolonMF−29、PolonMF−39、PolonMF−44、PolonMF−52、KF−615A、KF−618、KF−864、KF−945A、KF−6008、東レ・ダウコーニング(株)のY−7006、FZ−2203、FZ−2207、FZ−2120、FZ−2161、FZ−2163、FZ−2165、SM8702、SM8704、SM8702C、SM8704C、BY22−812、BY22−816、BY22−819、BY22−823、BY16−850、BY16−906、SF8471、BY22−019、SH−3746、SH−3771、SH3775M、SH−8400、SF−8410、SF8457C、SH−8700等を挙げることができる。
<(b)成分>
本発明の(b)成分は、カチオン性水溶性高分子化合物である。ここで、本発明でいう水溶性とは、20℃の水に該高分子化合物を添加し、pHを5.0に調整した場合に、該高分子化合物が1質量%以上溶解することと定義する。また、カチオン性とは分子中に4級アンモニウム基、または3級アミノ基の酸塩を含有するものであり、好ましくは分子中に4級アンモニウム基、または3級アミノ基の酸塩を有する単量体ユニットを5モル%〜100モル%、好ましくは10〜95モル%、より好ましくは15〜90モル%含有する高分子化合物である。また、該高分子化合物にカルボン酸基、スルホン酸基から選ばれる陰イオン基(X)が存在する場合には、〔分子中の4級アンモニウム基及び3級アミノ基の酸塩の合計モル数〕/〔分子中の陰イオン基(X)のモル数〕が1.1以上、更に2以上であることが好ましい。
具体的には下記一般式(1)の化合物又はその酸塩もしくはその4級化物〔以下化合物(b1m)という〕を重合して得られる高分子化合物が好ましい。
Figure 0004907304
〔式中、R1は水素原子又はメチル基であり、Xは−COOR4−、−CON(R5)R6−、−OCOR7−、−CH2−から選ばれ、Xが−CH2−の場合にはR2はCH2=C(R1)−CH2−であり、Xがそれ以外の場合はR2は炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基である。R3は炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基、R4、R6、R7は、それぞれエチレン基又はプロピレン基であり、R5は水素原子又はメチル基である。〕
化合物(b1m)の具体例としては、N−(メタ)アクリロイルオキシエチル−N,N−ジアルキルアミン、又はその酸塩、もしくはその4級アンモニウム塩(アルキル基の炭素数は1〜3)、N−(メタ)アクリロイルアミノプロピル−N,N−ジアルキルアミン、又はその酸塩、もしくはその4級アンモニウム塩(アルキル基の炭素数は1〜3)、N−ビニルオキシカルボニルエチル−N,N−ジアルキルアミン又はその酸塩、もしくはその4級アンモニウム塩(アルキル基の炭素数は1〜3)、N,N−ジアリル−N−アルキルアミン、又はその酸塩、もしくはその4級アンモニウム塩(アルキル基の炭素数は1〜3)から選ばれる1種以上が好適であり、特にN−(メタ)アクリロイルオキシエチル−N,N−ジアルキルアミン、N−(メタ)アクリロイルアミノプロピル−N,N−ジアルキルアミン、又はそれらの酸塩、もしくはそれらの4級アンモニウム塩(アルキル基の炭素数は1〜3)が好ましい。
化合物(b1m)が酸塩の形態の場合には、塩酸塩、硫酸塩、リン酸塩から選ばれる無機酸塩、炭素数1〜12の脂肪酸塩、炭素数1〜3のアルキル基が1〜3個置換していてもよいアリールスルホン酸塩から選ばれる無機酸塩又は有機酸塩以外に、炭素数10〜24のアルキルベンゼンスルホン酸塩、炭素数10〜24のアルキル硫酸エステル塩、炭素数10〜24のアルキル基と平均付加モル数1〜4のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩から選ばれる陰イオン界面活性剤の塩を用いることもできる。
また、化合物(b1m)が4級アンモニウム塩の形態の場合には、一般式(1)の化合物をメチルクロリド、ジメチル硫酸、ジエチル硫酸、エチレンオキシド、プロピレンオキシドから選ばれるアルキル化剤で4級化したものを用いることができる。
また、化合物(b1m)がアミンの形態の場合は、(b1m)を重合後、通常の酸によって中和するか、もしくは通常のアルキル化剤で4級化してカチオン性にする。中和剤としては塩酸、硫酸、リン酸から選ばれる無機酸、炭素数1〜12の脂肪酸、炭素数1〜3のアルキル基が1〜3個置換していてもよいアリールスルホン酸から選ばれる一般に知られている無機又は有機酸、炭素数10〜24のアルキルベンゼンスルホン酸、炭素数10〜24のアルキル硫酸モノエステル、炭素数10〜24のアルキル基と平均付加モル数1〜4のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸モノエステルから選ばれる陰イオン界面活性剤の酸型の化合物を用いることもでる。また、アルキル化剤としては、メチルクロリド、ジメチル硫酸、ジエチル硫酸、エチレンオキシド、プロピレンオキシドを挙げることができる。
本発明の(b)成分は、化合物(b1m)と共重合可能な化合物〔以下化合物(b2m)という〕との共重合体であってもよい。例えば、カルボン酸(塩)基、スルホン酸(塩)基を有する化合物〔以下、化合物(b2ma)という〕を共重合させる場合には、(b1m)/(b2ma)を1.1以上、好ましくは2以上のモル比で共重合させた化合物が好適である。化合物(b2ma)の具体例としては(メタ)アクリル酸(塩)、マレイン酸(塩)、スチレンスルホン酸(塩)、2−(メタ)アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸(塩)を挙げることができる。
化合物(b2ma)以外の化合物(b2m)としては、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリルアミド等の炭素数1〜22のヒドロキシアルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステル又は(メタ)アクリルアミド;ポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、ラウロキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート(エチレングリコールの重合度が1〜100)、ポリプロピレングリコール(メタ)アクリレート(プロピレングリコールの重合度が1〜50)、ポリブチレングリコール(メタ)アクリレート(ブチレングリコールの重合度が1〜50)等のポリアルキレン(アルキレン基の炭素数1〜8、直鎖もしくは分岐鎖)オキシド鎖を有する(メタ)アクリル酸エステル;グリセリン(メタ)アクリレート等の多価アルコールの(メタ)アクリル酸エステル;アクリルアミド;ジアセトン(メタ)アクリルアミド;N−ビニルピロリドン等のN−ビニル環状アミド;N−(メタ)アクロイルモルホリン;塩化ビニル;アクリロニトリル等が例示される。
本発明では、化合物(b2m)として下記一般式(2)の化合物〔以下、化合物(b2me)という〕を共重合させた(b)成分が、シリコーン化合物の効果を向上させる点から好適である。
Figure 0004907304
〔式中、R8は水素原子又はメチル基であり、R9は炭素数3〜22の炭化水素基であり、YはCH2=C(R8)−とR9との連結基(但し3級アミノ基又はその酸塩もしくはその4級化物を除く)である。〕
一般式(2)において、R9は好ましくは炭素数4〜20、より好ましくは10〜18のアルキル基又はアルケニル基であり、Yは−COO−、−CONH−、−OCO−から選ばれる官能基が好ましく、特に−COO−が好適である。
化合物(b2me)のより具体的な例としては、(メタ)アクリル酸アルキル〔アルキル基の炭素数は4〜22、好ましくは4〜20、より好ましくは10〜18である〕、(メタ)アクリロイルアミノアルキル〔アルキル基の炭素数は4〜22、好ましくは4〜20、より好ましくは10〜18である〕、カルボン酸ビニル〔カルボン酸の炭素数は4〜22、好ましくは4〜20、より好ましくは10〜18である〕が好適である。
本発明の(b)成分の好適な化合物は、化合物(b1m)及び化合物(b2m)を用いる場合、下記構成のモノマーを重合して得られる高分子化合物である。化合物(b1m)は50〜100モル%、好ましくは60〜95モル%である。化合物(b2me)は0〜50モル%、好ましくは5〜40モル%である。化合物(b2ma)は45モル%以下、好ましくは25モル%以下である。化合物(b2me)、化合物(b2ma)以外の化合物(b2m)は45モル%以下、好ましくは25モル%以下である。又、比率としては(b1m)/(b2ma)が1.1以上、好ましくは2以上(モル比)である。
また、化合物(b1m)及び化合物(b2m)を用いた高分子化合物以外の高分子化合物を(b)として用いることができる。例えば、カチオン化ポリビニルアルコール、イミダゾリウム骨格を有するポリマー、カチオン化セルロース、カチオン化澱粉、ポリエチレンイミン及びその誘導体などを使用することもできる。
本発明の(b)成分は、上述の化合物(b1m)もしくは(b1m)と(b2m)とを通常の方法により重合することで得られ、ラジカル重合法が特に好ましく、塊状、溶液、又は乳化系にてこれを行うことができる。ラジカル重合は加熱によりこれを開始してもよいが、開始剤として、2,2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩、2,2’−アゾビス(N,N−ジメチレンイソブチルアミジン)二塩酸塩、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2’−アゾビスイソブチロニトリルなどのアゾ系開始剤、過酸化水素及び、過酸化ベンゾイル、t−ブチルヒドロパーオキシド、クメンヒドロパーオキシド、メチルエチルケトンパーオキシド、過安息香酸、ラウロイルパーオキサイドなどの有機過酸化物、過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウムなどの過硫酸塩、過酸化水素−Fe3+などのレドックス開始剤、など既存のラジカル開始剤を用いてもよいし、光増感剤の存在/又は非存在下での光照射や、放射線照射により重合を開始させてもよい。
本発明の(b)成分の重量平均分子量は好ましくは3,000〜100,000、より好ましくは4,000〜80,000、特に好ましくは5,000〜60,000であり、重量平均分子量はゲルパーミエーションクロマトグラフィーにより、アセトニトリルと水の混合溶液(リン酸緩衝液)、或いは、エタノールと水の混合溶液(LiBr/酢酸添加)を溶離液とし、ポリエチレングリコール(以下、PEGと表記する)を標準物質として測定することができる。
<(c)成分>
本発明の(c)成分は、分子中に炭素数16〜22の炭化水素基と炭素数が2又は3のオキシアルキレン基が平均で20〜150モル付加したポリオキシアルキレン基とを有する非イオン界面活性剤であり、吸水性の改善や(a)成分の蓄積性によりもたらされる風合いの劣化を改善できる本発明で最も重要な成分である。
(c)成分として好適な化合物としては、下記一般式(3)の化合物を挙げることができる。
10−O−(R11−O)p−H (3)
〔式中、R10は炭素数16〜22、好ましくは16〜18のアルキル基及び/又はアルケニル基であり、R11はエチレン基及び/又はプロピレン基、好適にはエチレン基であり、pは平均付加モル数であり20〜150の数、好ましくは30〜150の数である〕
本発明の(a)成分は水に難溶の化合物であるため、処理剤に安定に乳化、分散、可溶化する目的から、(d)分子中に炭素数10〜14のアルキル基又はアルケニル基と炭素数2〜4のオキシアルキレン基が平均で1〜20モル付加したポリオキシアルキレン基とを有する界面活性剤〔以下(d)成分という〕、特に非イオン界面活性剤を併用することが好ましく、特に平均付加モル数が1.5〜15のポリオキシアルキレンアルキル(又はアルケニル)エーテルが最も好ましい。
本発明ではさらにシリコーンの有する効果を向上させる目的から、窒素原子に結合する3つもしくは4つの基のうち、1〜3個が炭素数8〜24の炭化水素基であり、残りが炭素数1〜3の炭化水素基である3級アミン化合物又はその酸塩もしくはその4級アンモニウム塩〔以下(e)成分という〕併用することが好適である。(e)成分の具体的な化合物としては下記一般式(4)の化合物又はその酸塩もしくはその4級アンモニウム塩が好適である。
Figure 0004907304
〔式中、R12は炭素数8〜24のアルキル基又はアルケニル基であり、R13は炭素数2又は3のアルキレン基であり、R14、R15は、それぞれR16−〔Z−R17r−であるか、又は炭素数1〜3のアルキル基もしくはヒドロキシアルキル基である。ここでR16は炭素数8〜24のアルキル基又はアルケニル基であり、R17は炭素数2又は3のアルキレン基である。Zは同一又は異なっていてもよく−COO−、−CONH−から選ばれる基である。q、rは0又は1の数である。〕
一般式(4)の化合物において、R12は好ましくは炭素数10〜20、より好ましくは12〜18のアルキル基又はアルケニル基であり、R14は、R16−〔Z−R17r−、メチル基又はヒドロキシエチル基が好ましく、R16は好ましくは炭素数10〜20、より好ましくは12〜18のアルキル基又はアルケニル基であり、R15はメチル基又はヒドロキシエチル基が好ましい。
一般式(4)の化合物を酸塩として用いる場合には、塩酸塩、硫酸塩、リン酸塩から選ばれる無機酸塩、炭素数1〜12の脂肪酸塩、炭素数1〜3のアルキル基が1〜3個置換していてもよいアリールスルホン酸塩から選ばれる一般に知られている無機又は有機酸以外に、炭素数10〜24のアルキルベンゼンスルホン酸塩、炭素数10〜24のアルキル硫酸エステル塩、炭素数10〜24のアルキル基と、平均付加モル数1〜4のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩から選ばれる陰イオン界面活性剤の塩を用いることもできる。
一般式(4)の化合物を4級アンモニウム塩として用いる場合には、一般に使用されるアルキル化剤により、4級化させた化合物を用いることができ、具体的にはアルキルハライド、好ましくはメチルクロリド、ジアルキル硫酸、好ましくはジメチル硫酸又はジエチル硫酸、エチレンオキシド、プロピレンオキシドなどのエポキシ化合物を挙げることができる。
本発明において(e)成分としては、ジアルキル(炭素数10〜16)ジメチルアンモニウム塩、N,N−ジアルキロイル(又はアルケノイル)(炭素数12〜20)オキシエチル−N−ヒドロキシエチル−N−メチル(又はエチル)アンモニウム塩が好適である。
本発明では、処理剤の外観(特に透明な外観)を改善すると共に、貯蔵安定性を改善する目的から、水溶性溶剤〔以下(f)成分という〕を含有することが好適である。好適な(f)成分としては、炭素数1〜3の1価アルコール、炭素数2〜4の2価アルコール、グリセリン、及び下記一般式(5)のグリコールエーテル化合物が好適である。
18−O−(R19−O)s−R20 (5)
〔式中、R18は炭素数1〜5のアルキル基、フェニル基、ベンジル基から選ばれ、R19はエチレン基、プロピレン基、−CH2−CH(OH)−CH2−から選ばれ、R20は、水素原子、炭素数1〜5のアルキル基から選ばれる。sは1〜5の数を示す。〕
一般式(5)において、R18はフェニル基が好ましく、R19はエチレン基が好ましく、R20は水素原子が好ましく、sは1〜3の数が好ましい。
本発明では、通常繊維処理剤に用いられる成分を任意に使用することができ、例えば香料、染料、顔料、防腐剤、キレート剤などを挙げることができる。
<繊維製品処理剤>
本発明の繊維製品処理剤は、(a)成分と(b)成分とを、(a)成分/(b)成分=50/50〜95/5、好ましくは55/45〜90/10、特に好ましくは60/40〜90/10の質量比で含有する。また、(a)成分と(c)成分を、(a)成分/(c)成分=10/90〜90/10、好ましくは20/80〜80/20、特に好ましくは30/70〜70/30の質量比で含有する。この質量比を満たした上で、(a)成分の含有量は、処理剤中、好ましくは1〜30質量%、より好ましくは1.5〜20質量%、特に好ましくは2〜15質量%であり、(b)成分の含有量は、処理剤中、好ましくは0.05〜30質量%、より好ましくは0.1〜20質量%、特に好ましくは0.2〜15質量%であり、(c)成分の含有量は、処理剤中、好ましくは1〜30質量%、より好ましくは2〜25質量%、特に好ましくは3〜20質量%である。
本発明では任意ではあるが、(d)成分は、本発明の処理剤の貯蔵安定性や製品の外観を好適にするために望ましい成分であり、処理剤中の含有量は、好ましくは1〜30質量%、より好ましくは2〜25質量%、特に好ましくは3〜20質量%である。(e)成分は(a)成分の効果を向上させる目的から、処理剤中の含有量は、好ましくは0.2〜20質量%、より好ましくは0.5〜15質量%、特に好ましくは1〜10質量%である。(f)成分は貯蔵安定性や製品の外観を好適にする目的から便宜含有することができるが、引火点や匂いの問題があるため、処理剤中の含有量は、好ましくは0.5〜40質量%、より好ましくは1〜30質量%、特に好ましくは2〜20質量%である。
本発明の繊維製品処理剤は、上記成分を水に溶解、乳化、分散させた液体組成物、特に水溶液の形態が好適であり、水の含有量は処理剤中に好ましくは20〜90質量%、より好ましくは30〜80質量%、特に好ましくは40〜70質量%である。また、本発明の処理剤の20℃におけるpHは2〜8、更に3〜7が好ましい。
本発明の繊維製品処理剤は、洗濯工程のすすぎの段階で濯ぎ水に添加して繊維製品の処理を行うことが好ましく、濯ぎ水30Lに対して1.5〜75g、好ましくは3〜60g、特に好ましくは4.5〜45gの割合で添加される。また、繊維製品1kgに対して、本発明の処理剤を1〜50g、好ましくは2〜40g、特に好ましくは3〜30g用いることが好ましい。処理後は、脱水、乾燥など通常行う工程を行うことができる。一例として、繊維製品1kgに対して、本発明の繊維製品処理剤が1〜50gとなるように用いられるのが好ましい。
実施例に用いた配合成分を以下にまとめて示す。
<(a)成分>
(a)−1:KF−864(信越化学工業(株):アミノ変性ジメチルポリシロキサン)
(a)−2:SF8457C(東レ・ダウコーニング(株):アミノ変性ジメチルポリシロキサン)
(a)−3:SH3775M(東レ・ダウコーニング(株):ポリオキシアルキレン変性ジメチルポリシロキサン)
(a)−4:FZ−2203(東レ・ダウコーニング(株):ポリオキシアルキレン変性ジメチルポリシロキサン)
(a)−5:BY16−906(東レ・ダウコーニング(株):アミド変性ジメチルポリシロキサン)
<(b)成分>
(b)−1:MERQUAT 100(NALCO COMPANY:ポリ塩化ジメチルジアリルアンモニウム)
(b)−2:LUVIQUAT FC905(BASF社:塩化イミダゾリウム/ビニルピロリドン)
(b)−3:MERQUAT 280〔NALCO COMPANY:塩化ジメチルジアリルアンモニウム/アクリル酸=65/35
(b)−4:ポバールCM−318(クラレ(株):カチオン化PVA)
(b)−5:DMAEMA/LMA(DMAEMA/LMA=80/20モル比、重量平均分子量(PEG換算)11,000)
ここで、上記の記号は以下のものである。
・DMAEMA:N−(メタ)アクリロイルオキシエチル−N,N−ジメチルアミン
・LMA:ラウリルメタクリレート
<(c)成分>
(c)−1:ステアリルアルコールにエチレンオキシド(以下、EOと表記する)をアルコール1モル当たり平均20モル付加した非イオン性界面活性剤
(c)−2:ステアリルアルコールにEOをアルコール1モル当たり平均50モル付加した非イオン性界面活性剤
(c)−3:炭素数16〜18の直鎖第1級アルコールにEOをアルコール1モル当たり平均150モル付加させた非イオン性界面活性剤
(c)−4:炭素数16〜18の直鎖第1級アルコールにEOをアルコール1モル当たり平均90モル付加させた非イオン性界面活性剤
(c)−5:炭素数16〜18の直鎖第1級アルコールにEOをアルコール1モル当たり平均140モル付加させた非イオン性界面活性剤
<(c*)成分>
(c*)−1:炭素数12〜14の直鎖第1級アルコールにEOをアルコール1モル当たり平均40モル付加させた非イオン性界面活性剤
(c*)−2:炭素数12〜14の直鎖第1級アルコールにEOをアルコール1モル当たり平均120モル付加させた非イオン性界面活性剤
<(d)成分>
(d)−1:炭素数12〜14の直鎖第1級アルコールにEO平均5モル/PO平均2モル/EO平均3モルの順に付加させた非イオン界面活性剤
(d)−2:炭素数12〜14の第2級アルコールにEOを平均3モル付加させた非イオン界面活性剤
<(e)成分>
(e)−1:ジアルキル(炭素数12〜14)ジメチルアンモニウムクロライド
(e)−2:アルキル(炭素数16〜18)トリメチルアンモニウムクロライド
(e)−3:ジアルキル(炭素数16〜18)ジメチルアンモニウムクロライド
PhG−30:フェノールにEOを平均3モル付加させたグリコールエーテル化合物
抗菌剤:プロキセルIB
キレート剤:エチレンジアミン4酢酸
〔吸水性の評価〕
1m×1mの金巾2003布(木綿100%)1.5kgを市販の衣料用洗剤(花王(株)アタック)を用いて二槽式洗濯機(東芝銀河VH−360S1)で洗濯した〔洗剤濃度0.0667質量%、水道水(20℃)30L使用、洗濯10分−脱水3分−すすぎ8分(流水すすぎ、水量15L/min.)〕。すすぎが始まってから5分経過した時点で流水を止め、排水した後3分間脱水した。次に、水道水(20℃)を30L注水し、表1の各処理剤を15mL投入して3分間撹拌処理した。撹拌を止めた後、3分間脱水し、金巾2003布を取り出し、室温で自然乾燥させた。これら一連の洗濯操作を20回繰り返し処理した後、室温で4時間自然乾燥させた後、標準試験室(25℃−65%RH)で24時間静置して調湿処理した。
調湿処理した金巾2003布について、2.5cm×25cmの長さに切り取り、その短辺を下にして、20℃のイオン交換水に1cmの深さまで浸漬した。浸漬から10分後に毛細管現象により吸水した水の水面からの吸水高さを測定した(JIS L1907(繊維製品の吸水性試験法))。吸水高さが8cm以上のものを○、5cm以上8cm未満を△、5cm未満を×として判定し表1に示した。柔軟処理をしない金巾2003布の吸水高さは10cmであった。
〔シリコーン堆積性の評価〕
1m×1mの綿メリヤス布(谷頭商店)1.5kgを市販の衣料用洗剤(花王(株)アタック)を用いて二槽式洗濯機(東芝銀河VH−360S1)で洗濯した〔洗剤濃度0.0667質量%、水道水(20℃)30L使用、洗濯10分−脱水3分−すすぎ8分(流水すすぎ、水量15L/min.)〕。すすぎが始まってから5分経過した時点で流水を止め、排水した後3分間脱水した。次に、水道水(20℃)を30L注水し、表1の各処理剤を15mL投入して3分間撹拌処理した。撹拌を止めた後、3分間脱水し、綿メリヤス布を取り出し、室温で自然乾燥させた。これら一連の洗濯操作を10回及び20回繰り返し処理した後、室温で4時間自然乾燥させた後、標準試験室(25℃−65%RH)で24時間静置して調湿処理した。
調湿処理した処理布1.0gを坩堝で灰化させた灰分にアルカリ1.0g(炭酸ナトリウム/硼酸=5/2)を加えて溶融させた。6N塩酸4mLで中和した後、純水でメスアップさせた試料をICP発光分析装置(原子吸収)で測定することによりシリコーン吸着量を定量した。10回/20回繰り返し処理の比が0.8以上のものを◎、0.7以上0.8未満を○、0.6以上0.7未満を△、0.6未満を×として判定し表1に示した。
Figure 0004907304

Claims (4)

  1. (a)シリコーン化合物〔以下、(a)成分という〕、(b)カチオン性水溶性高分子化合物〔以下、(b)成分という〕、(c)分子中に炭素数16〜20の炭化水素基と炭素数が2又は3のオキシアルキレン基が平均で20〜150モル付加したポリオキシアルキレン基とを有する非イオン界面活性剤〔以下、(c)成分という〕、(d)分子中に炭素数10〜14のアルキル基又はアルケニル基と炭素数2〜4のオキシアルキレン基が平均で1〜20モル付加したポリオキシアルキレン基とを有する非イオン界面活性剤〔以下(d)成分という〕、及び水を、(a)成分/(b)成分=50/50〜95/5(質量比)、(a)成分/(c)成分=10/90〜90/10(質量比)で含有する繊維製品処理剤。
  2. (a)成分が、ジメチルポリシロキサン、アミノ変性ジメチルポリシロキサン、アミド変性ジメチルポリシロキサン、及びポリオキシアルキレン変性ジメチルポリシロキサンから選ばれる1種以上である請求項1記載の繊維製品処理剤。
  3. (c)成分が、下記一般式(3)で表される化合物である請求項1又は2記載の繊維製品処理剤。
    10 −O−(R 11 −O) p −H (3)
    〔式中、R 10 は炭素数16〜18のアルキル基及び/又はアルケニル基であり、R 11 はエチレン基及び/又はプロピレン基であり、pは平均付加モル数であり20〜150の数である。〕
  4. (a)成分の含有量が、繊維製品処理剤中、1.5〜20質量%であり、(d)成分の含有量が、繊維製品処理剤中、1〜20質量%である請求項1〜3の何れか1項記載の繊維製品処理剤。
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