JP2018011868A - 透明容器に収容して揮散される揮散液 - Google Patents

透明容器に収容して揮散される揮散液 Download PDF

Info

Publication number
JP2018011868A
JP2018011868A JP2016144732A JP2016144732A JP2018011868A JP 2018011868 A JP2018011868 A JP 2018011868A JP 2016144732 A JP2016144732 A JP 2016144732A JP 2016144732 A JP2016144732 A JP 2016144732A JP 2018011868 A JP2018011868 A JP 2018011868A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
volatilization
liquid
ether
transparent container
volatilization liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016144732A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7362232B2 (ja
Inventor
慧記 唐澤
Satoki Karasawa
慧記 唐澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP2016144732A priority Critical patent/JP7362232B2/ja
Publication of JP2018011868A publication Critical patent/JP2018011868A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7362232B2 publication Critical patent/JP7362232B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Catching Or Destruction (AREA)
  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Fats And Perfumes (AREA)

Abstract

【課題】本発明の目的は、透明容器に収容して揮散される揮散液であって、太陽光の暴露を受ける環境で長期間使用しても、外観を安定に維持して、優れた美観を保持できる揮散液を提供することである。
【解決手段】(A)揮散性薬剤と、(B)パラフィン系炭化水素と、(C)分子中に環状構造を含まず、エーテル結合及び/又はエステル結合を有する有機溶剤とを含有する揮散液は、透明容器に収容して太陽光の暴露を受けても、白濁、分離、析出等が抑制され、外観を安定に維持して、優れた美観を保持できる。
【選択図】なし

Description

本発明は、透明容器に収容して揮散される揮散液に関する。より具体的には、本発明は、透明容器に収容して揮散される揮散液であって、太陽光の暴露を受ける環境で長期間使用しても、外観を安定に維持して、優れた美観を保持できる揮散液に関する。更に、本発明は、当該揮散液と透明容器と揮散部材とを有する揮散器に関する。
従来、室内、自動車等の空間に、芳香を付与したり、飛翔害虫を忌避したりするために、香料や害虫忌避剤等の揮散性薬剤を配合した揮散液が広く使用されている。従来、揮散液は、その揮散性を高めるために、植物素材や不織布等の揮散部材に含浸させた状態で揮散されるように設計された揮散器に収容して使用されている。
従前の揮散液では、室内空間への芳香の付与、不快な臭気の除去又は低減、飛翔害虫の忌避等を主たる目的としており、外観の美しさやインテリア性等はさほど重視されていなかった。しかしながら、近年、建築技術の進歩や建築基準法による換気率規定等によって、室内空間の臭気強度の低下や飛翔害虫の侵入の低下が図られ、それに伴って、揮散器では、室内空間を彩るためのインテリア性を高め、優れた意匠効果を与えることが、揮散性薬剤の効果発現と同等に重視される傾向にある。これまでに、天然素材を加工した揮散部材を使用することによって、揮散器に天然の風合いを備えさせて意匠効果を高める技術が報告されている。例えば、特許文献1では、籐の木片を揮散部材として使用した揮散器が提案されており、木目や天然の風合いが感じられる揮散器として注目を浴びている。
近年、優れた意匠効果を有する揮散器が種々商品化されており、更なる差別化のために、意匠効果の向上、斬新な意匠効果の付与等が求められている。
特開2011−212271号公報
揮散液を収容している容器を透明にすると、当該容器から収容されている揮散液を視認可能になり、意匠効果を高めることができる。とりわけ、揮散液を収容している容器の透明度が高い程、意匠効果の向上が期待できる。一方、従来、揮散液には、揮散性の調整等の観点から、パラフィン系炭化水素を基剤として使用することが多く、これによって、揮散器を小容量化しても長期にわたる使用期間等を実現している。
しかしながら、パラフィン系炭化水素を基剤として使用する揮散液を透明容器に収容し、太陽光の暴露を受ける環境(窓際、車内等)で使用した場合には、揮散液の白濁、分離、析出等が生じ、揮散液の外観が経時的に悪化するという欠点がある。特に、透明度が高い透明容器や透明な領域が占める割合が高い容器は、意匠効果が高くなる半面、太陽光の透過率が高いため、太陽光の暴露による揮散液の外観が悪化する傾向が顕著になるという欠点がある。
従来、太陽光の暴露によって外観の悪化が懸念される揮散液には、容器を形成する素材を着色したり、容器に着色したシュリンクフィルムを被せたりすることによって、容器内に透過する太陽光を減じる措置がなされている。しかしながら、このような手法では、透明な容器を使用することができず、意匠効果を犠牲にしてしまうという欠点がある。
このような従来技術を背景として、透明容器に収容して揮散される揮散液であって、太陽光の暴露を受ける環境で長期間使用しても、外観を安定に維持して、優れた美観を保持できる揮散液を提供することを目的とする。
本発明者は、前記課題を解決すべく鋭意検討を行ったところ、(A)揮散性薬剤と、(B)パラフィン系炭化水素と、(C)分子中に環状構造を含まず、エーテル結合及び/又はエステル結合を有する有機溶剤とを含有する揮散液は、透明容器に収容して太陽光の暴露を受けても、白濁、分離、析出等が抑制され、外観を安定に維持して、優れた美観を保持できることを見出した。本発明は、かかる知見に基づいて、更に検討を重ねることにより完成したものである。
即ち、本発明は、下記に掲げる態様の発明を提供する。
項1. 透明容器に収容して揮散される揮散液であって、
(A)揮散性薬剤と、
(B)パラフィン系炭化水素と、
(C)分子中に環状構造を含まず、エーテル結合及び/又はエステル結合を有する有機溶剤と、
を含有する、揮散液。
項2. 前記(A)成分が香料である、項1に記載の揮散液。
項3. 前記(C)成分が、アルコキシアルコール、アルキレングリコールモノアルキルエーテル、ポリアルキレングリコールモノアルキルエーテル、アルキレングリコールジ脂肪酸エステル、及びポリアルキレングリコールジアルキルエーテルよりなる群から選択される少なくとも1種である、項1又は2に記載の揮散液。
項4, 前記(C)成分の含有量が、1〜36重量%である、項1〜3のいずれかに記載の揮散液。
項5. 透明である、項1〜4のいずれかに記載の揮散液。
項6. 前記透明容器が、400nm〜700nmにおける光透過率が70%以上である領域を有する、項1〜5のいずれかに記載の揮散液。
項7. 開口部を有する透明容器と、
前記透明容器に収容された項1〜6のいずれかに記載の揮散液と、
前記揮散液を吸液して揮散させる揮散部材とを備え、且つ
前記揮散部材の少なくとも一部が前記開口部から容器外に露出するように設置されている、揮散器。
本発明の揮散液は、透明容器に収容して太陽光の暴露を受けても、白濁、分離、析出等が抑制され、外観を安定に維持できるので、使用初期から終期にかけて優れた美観を保持することができる。また、本発明の揮散液は、透明度が高い容器に収容しても、使用期間中は外観を安定に維持することもできるので、インテリア性を重視した揮散器に好適に使用できる。
1.揮散液
本発明の揮散液は、透明容器に収容して揮散される揮散液であって、揮散性薬剤(以下、(A)成分と表記することがある)と、パラフィン系炭化水素(以下、(B)成分と表記することがある)と、分子中に環状構造を含まず、エーテル結合及び/又はエステル結合を有する有機溶剤(以下、(C)成分と表記することがある)とを含有することを特徴とする。以下、本発明について詳述する。
[(A)揮散性薬剤]
本発明の揮散液は、揮散させる空間に所望の機能を付与するための揮散性薬剤を含む。
本発明で使用される揮散性薬剤の種類については、室温で揮散可能であることを限度として特に制限されず、揮散された空間に備えさせるべき機能に応じて適宜選定すればよい。揮散性薬剤は、油性成分であり、具体的には、香料、害虫忌避剤成分、消臭剤成分、殺虫剤成分、抗菌剤成分等が挙げられる。
香料としては、天然香料、天然香料から分離された単品香料、合成された単品香料、及びこれらの調合香料のいずれであってもよく、従来公知の香料を使用することができる。具体的には、単品香料として、リモネン、カリオフィレン、ピネン、ミルセン、ターピノレン、オシメン、ターピネン、フェランドレン、p−サイメン、カリオフィレン、ファルネセン、1,3,5−ウンデカトリエン、ジフェニルメタン等の炭化水素系香料;シス-3-ヘキセノール、リナロール、ゲラニオール、フェニルエチルアルコール、トランス-2-ヘキセノール、シス-3-ヘキセノール、3-オクタノール、1-オクテン-3-オール、2、6-ジメチル-2-ヘプタノール、9-デセノール、4-メチル-3-デセン-5-オール、10-ウンデセノール、トランス-2-シス-6-ノナジエタノール、リナロール、ゲラニオール、ネロール、シトロネロール、ロジノール、ミルセノール、ラバンジュロール、テオラヒドロゲラニオール、テトラヒドロリナロール、ヒドロキシシトロネロール、ジヒドロミルセノール、アロオキシメノール、ターピネオール、α-ターピネオール、ターピネン-4-オール、メントール、ボルネオール、イソプレゴール、ノポール、ファルネソール、ネロリドール、セドロール、
パチュリアルコール、ベチベロール、2,4-ジメチル-3-シクロヘキセン-1-メタノール、4-イソプロピルシクロヘキサノール、4-イソプロピルシクロヘキサンメタノール、1-(4-イソプロピルシクロヘキシル)-エタノール、2,2-ジメチル-3-(3-メチルフェニル)-プロパノール、p−t-ブチルシクロヘキサノール、o-t-ブチルシクロヘキサノール、アンブリノール、1-(2-t-ブチルシクロヘキシルオキシ)-2-ブタノール、ペンタメチルシクロヘキシルプロパノール、1-(2,2,6-トリメチルシクロヘキシル)-3-ヘキサノール、ベンジルアルコール、フェニルエチルアルコール、フェノキシエチルアルコール、スチラリルアルコール、アニスアルコール、シンナミックアルコール、フェニルプロピルアルコール、ジメチルベンジルカルビノール、ジメチルフェニルエチルカルビノール、フェニルエチルメチルエチルカルビノール、3-メチル-5-フェニルペンタノール、チモール、カルバクロール、オルシノールモノメチルエーテル、オイゲノール、イソオイゲノール、プロペニルグアエトール、サンタロール、イソボルニルシクロヘキサノール、サンダロア、バグダノール、サンダルマイソルコア、ブラマノール、エバノール、ポリサントール、3,7-ジメチル-7-メトキシオクタン-2-オール等のアルコール系香料;ジフェニルオキシド、p-クレジルエチルエーテル、dl-ローズオキシド、(ネロールオキサイド、ミロキサイド、1,8-シネオール、ローズオキサイド、リメトール、メントフラン、リナロールオキサイド、ブチルジメチルジヒドロキシピラン、アセトキシアミルテトラヒドロピラン、セドリルメチルエーテル、メトキシシクロドデカン、1-メチル-1-メトキシシクロドデカン、エトキシメチルシクロドデシルエーテル、トリクロデセニルメチルエーテル、ルボフィックス、セドロキサイド、アンブロキサン、グリサルバ、ボワジリス、アニソール、ジメチルハイドロキノン、パラクレジルメチルエーテル、アセトアニソール、アネトール、ジヒドロアネトール、エストラゴール、ジフェニルオキサイド、メチルオイゲノール、フェニルエチルイソアミルエーテル、β-ナフチルメチルエーテル、β-ナフチルイソブチルエーテル)等のエーテル系香料;ヘキサナール、シトラール、ヘキシルシンナミックアルデヒド、ヘキシルアルデヒド、オクチルアルデヒド、ノニルアルデヒド、デシルアルデヒド、ウンデシルアルデヒド、ドデシルアルデヒド、トリデシルアルデヒド、トリメチルヘキシルアルデヒド、メチルオクチルアセチルアルデヒド、メチルノニルアセトアルデヒド、トランス-2-ヘキセナール、シス-4-ヘプテナール、2,6-ノナジエナール、シス-4-デセナール、トランス-4-デセナール、ウンデシレンアルデヒド、トランス-2-ドデセナール、トリメチルウンデセナール、2,6,10-トリメチル-5,9-ウンデカジエナール、シトロネラール、ヒドロキシシトロネラール、ペリラルデヒド、メトキシジヒドロシトロネラール、シトロネリルオキシアセトアルデヒド、2,4-ジメチル-3-氏クロヘキセニルカルボキシアルデヒド、イソシクロシトラール、センテナール、マイラックアルデヒド、リラール、ベルンアルデヒド、デュピカール、マセアール、ボロナール、セトナール、ベンズアルデヒド、フェニルアセトアルデヒド、フェニルプロピルアルデヒド、シンナミックアルデヒド、α-アミルシンナミックアルデヒド、α-ヘキシルシンナミックアルデヒド、ヒドロトロピックアルデヒド、アニスアルデヒド、p-メチルフェニルアセトアルデヒド、クミンアルデヒド、シクラメンアルデヒド、3-(p-t-ブチルフェニル)-プロピルアルデヒド、p-エチル-2,2-ジメチルヒドロシンナムアルデヒド、2-メチル-3-(p-メトキシフェニル)-プロピルアルデヒド、p-t-ブチル-α-メチルヒドロシンナミックアルデヒド、サリチルアルデヒド、ヘリオトロピン、ヘリオナール、バニリン、エチルバニリン、メチルバニリン等のアルデヒド系香料;オクチルアルデヒドグリコールアセタール、アセトアルデヒドエチルシス-3-ヘキセニルアセタール、シトラールジメチルアセタール、シトラールジエチルアセタール、アセトアルデヒドエチルリナリルアセタール、アセトアルデヒドエチルリナリルアセタール、ヒドロキシシトロネラールジメチルアセタール、フェニルアセトアルデヒドジメチルアセタール、ヒドラトロピックアルデヒドジメチルアセタール、フェニルアセトアルデヒドヒドグリセリルアセタール、アセトアルデヒドエチルフェニルアセタール、アセトアルデヒドフェニルエチルプロピルアセタール、フェニルプロピルアルデヒドプロピレングリコールアセタール、4,4,6-トリメチル-2-ベンジル-1,3-ジオキサン、2,4,6-トリメチル-2-フェニル-1,3-ジオキサン、2-ブチル-4,4,6-トリメチル-1,3-ジオキサン、テトラヒドロインデノ-m-ジオキシン、ジメチルテトラヒドロインデノ-m-ジオキシン、カラナール等のアセタール系香料;エチルブチレート、スチラリルアセテート、o-t-ブチルシクロへキシルアセテート、蟻酸エチル、蟻酸シス-3-ヘキセニル、蟻酸リナリル、蟻酸シトロネリル、蟻酸ゲラニル、蟻酸ベンジル、蟻酸フェニルエチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸イソアミル、シクロペンチリデン酢酸メチル、酢酸ヘキシル、酢酸シス-3-ヘキセニル、酢酸トランス-3-ヘキセニル、酢酸イソノニル、酢酸シトロネリル、酢酸ラバンジュリル、酢酸ゲラニル、酢酸リナリル、酢酸ミルセニル、酢酸ターピニル、酢酸メンチル、酢酸メンタニル、酢酸ノピル、酢酸n-ボルニル、酢酸イソボルニル、酢酸p-t-ブチルシクロヘキシル、酢酸o-t-ブチルシクロヘキシル、酢酸トリシクロデセニル、酢酸 2,4-ジメチル-3-シクロヘキセン-1-メタニル、酢酸ベンジル、酢酸フェニルエチル、酢酸スチラリル、酢酸シンナミル、酢酸アニシル、酢酸パラクレジル、酢酸ヘリオトロピル、アセチルオイゲノール、アセチルイソオイゲノール、酢酸グアイル、酢酸セドリル、酢酸ベチベリル、酢酸デカヒドロβナフチル、プロピオン酸エチル、プロピオン酸イソアミル、プロピオン酸シロネリル、プロピオン酸シロネリル、プロピオン酸ゲラニル、プロピオン酸リナリル、プロピオン酸ターピニル、プロピオン酸ベンジル、プロピオン酸シンアミル、シクロヘキシルプロピオン酸アリル、プロピオン酸トリシクロデセニル、酪酸エチル、2-メチル酪酸エチル、酪酸ブチル、酪酸イソアミル、酪酸ヘキシル、酪酸リナリル、酪酸ゲラニル、酪酸シトロネリル、酪酸ベンジル、イソ酪酸シス-3-ヘキセニル、イソ酪酸シトロネリル、イソ酪酸ゲラニル、イソ酪酸リナリル、イソ酪酸ベンジル、イソ酪酸フェニルエチル、イソ酪酸フェノキシエチル、イソ酪酸トリシクロデセニル、吉草酸エチル、吉草酸プロピル、イソ吉草酸シトロネリル、イソ吉草酸ゲラニル、イソ吉草酸シンアミル、イソ吉草酸ベンジル、イソ吉草酸フェニルエチル、カプロン酸エチル、カプロン酸アリル、エナント酸エチル、エナント酸アリル、カプリン酸エチル、チグリン酸シトロネリル、オクチンカルンボン酸メチル、2-ペンチロキシグリコール酸アリル、シス-3-ヘキセニルメチルカーボネート、ケト酸エチル、ピルビン酸イソアミル、アセト酸エチル、レブリン酸エチル、安息香酸メチル、安息香酸エチル、安息香酸イソブチル、安息香酸イソアミル、安息香酸ゲラニル、安息香酸リナリル、安息香酸ベンジル、安息香酸フェニルエチル、安息香酸フェニルエチル、ジヒドロキシメチル安息香酸メチル、フェニル酢酸メチル、フェニル酢酸メチル、フェニル酢酸エチル、フェニル酢酸イソブチル、フェニル酢酸イソアミル、フェニル酢酸ゲラニル、フェニル酢酸ベンジル、フェニル酢酸フェニルエチル、フェニル酢酸p-クレジル、桂皮酸メチル、桂皮酸エチル、桂皮酸ベンジル、桂皮酸シンアミル、桂皮酸フェニルエチル、サリチル酸メチル、サリチル酸エチル、サリチル酸イソブチル、サリチル酸イソアミル、サリチル酸ヘキシル、サリチル酸シス-3-ヘキセニル、サリチル酸ベンジル、サリチル酸フェニルエチル、アニス酸メチル、アニス酸エチル、アンスラニル酸メチル、アンスラニル酸エチル、メチルアンスラニル酸メチル、ジャスモン酸メチル、ジヒドロジャスモン酸メチル、メチルフェミルグリシド酸エチル、フェニルグリシド酸エチル、グリコメル、フラクトン、フレイストン、フルテート、ジベスコン、エチル2-メチル-6-ペンチル-4-オキサ-2-シクロヘキセンカーボネート等のエステル系香料;2-オクタノン、δ-ダマスコン、アセトイン、ジアセチル、ミチルアミルケトン、エチルアミルケトン、メチルヘキシルケトン、メチルノニルケトン、メチルヘプテノン、コアボン、カンファー、カルボン、メントン、d-プレゴン、ピペリトン、フェンチョン、ゲラニルアセトン、セドリルメチルケトン、ヌートカトン、イオノン、α-イオノン、β-イオノン、メチルイオノン、α-n-メチルイオノン、β-n-メチルイオノン、α-イソイオノン、β-イソイオノン、アリルイオノン、イロン、α-イロン、β-イロン、γ-イロン、ダマスコン、α-ダマスコン、β-ダマスコン、δ-ダマスコン、ダマセノン、ダイナスコン、α-ダイナスコン、β-ダイナスコン、マルトール、エチルマルトール、2,5-ジメチル-4-ヒドロキシフランノン、シュガーラクトン、p-t-ブチルシクロヘキサノン、アミルシクロペンタノン、ヘプチルシクロペンタノン、ジヒドロジャスモン、シスージャスモン、フロレックス、プリカトン、4-シクロヘキシル-4-メチル-2-ペンタノン、p-メンテン-6-イルプロパノン、2,2,5-トリメチル-5-ペンチルシクロペンタノン、エトキシビニルテトラシクロヘキサノン、ジヒドロペンタメチルインダノン、イソ・イー・スーパー、トリモフィックス、アセトフェノン、p−メチルアセトフェノン、ベンジルアセトン、カローン、ラズベリーケトン、アニシルアセトン、4-(4-ヒドロキシ-3-メトキシフェニル)-2-ブタノン、メチルナフチルケトン、4-フェニル-4-メチル-2-ペンタノン、ベンゾフェノン等のケトン系香料;ゲラニル酸、シトロネリル酸、安息香酸、フェニル酢酸、フェニルプロピオン酸、桂皮酸、2-メチル-2-ペンテノ酸等のカルボン酸系香料;γ-オクタラクトン、γーノナラクトン、γ-デカラクトン、γ-ウンデカラクトン、δ-デカラクトン、クマリン、ジヒドロクマリン、ジャスモラクトン、ジャスミンラクトン等のラクトン系香料;ムスコン、シベトン、シクロペンタデカノン、シクロヘキサデセノン、シクロペンタデカノリド、12-ケトシクロペンタデカノリド、シクロヘキサデカノリド、シクロヘキサデセノリド、12-オキサ-16-ヘキサデカノリド、11-ヘキサ-16-ヘキサデカノリド、10-オキサ-16-ヘキサデカノリド、エチレンブラシレート、エチレンドデカンジオエート、ムスクケトン、ムスクキシロール、ムスクアンブレット、ムスクチベテン、ムスクモスケン、6-アセチルヘキサメチルインダン、4-アセチルジメチル-t-ブチルインダン、5-アセチルテトラメチルイソプロプルインダン、6−アセチルヘキサテトラリン、ヘキサメチルヘキサヒドロシクロペンタンベンゾピラン等のムスク系香料;アセチルピロール、インドール、スカトール、インドレン、2-アセチルピリジン、マリティマ、6-メチルキノリン、6-イソプロピルキノリン、イソブチルキノリン、2-アセチルピラジン、2,3-ジメチルピラジン、2-イソプロピル-3-メトキシピラジン、2-イソブチル-3-メトキシピラジン、2-セカンダリーブチル-3-メトキシピラジン、トリメチルピラジン、5-メチル-3-ヘプタンオキシム等の窒素含有香料;ゲラニルニトリル、シトロネリルニトリル、5-フェニル-2,6-ノナジエンニトリル、シナモンニトリル、クミンニトリル、ドデカンニトリル、トリデセン-2-ニトリルと等のニトリル系香料;ジメチルスルフィド、2-メチル-4-プロピル-1,3-オキサチアン、イソオシアン酸アリル、p-メンタン-8-チオール-3-オン、p-メンテン-8-チオール、p-メンチルチオプロピオン酸メチル等の硫黄含有香料等が例示される。また、天然香料としては、チュベローズ油、ムスクチンキ、カストリウムチンキ、シベットチンキ、アンバーグリスチンキ、ペパーミント油、ペリラ油、プチグレン油、パイン油、ローズ油、ローズマリー油、しょう脳油、芳油、
クラリーセージ油、サンダルウッド油、スペアミント油、スパイクラベンダー油、スターアニス油、ラバンジン油、ラベンダー油、レモン油、レモングラス油、ライム油、ネロリ油、オークモス油、オコチア油、パチュリ油、タイム油、トンカ豆チンキ、テレピン油、ワニラ豆チンキ、バジル油、ナツメグ油、シトロネラ油、クローブ油、ボアドローズ油、カナンガ油、カルダモン油、カシア油、シダーウッド油、オレンジ油、マンダリン油、タンジェリン油、アニス油、ベイ油、コリアンダー油、エレミ油、ユーカリ油、フェンネル油、ガルバナム油、ゼラニウム油、ヒバ油、桧油、ジャスミン油、ベチバー油、ベルガモット油、イランイラン油、グレープフルーツ油、ゆず油、シナモン油、レモンユーカリ油、ホワイトタイム油、樟脳油等が挙げられる。これらの香料は、1種単独で使用してもよく、また2種以上を任意に組み合わせて調香して使用することもできる。
害虫忌避剤成分としては、飛翔昆虫(蚊、ユスリカ、蚋、ハエ等)、ゴキブリ、ダニ等の害虫を忌避できるものであればよいが、例えば、前述する忌避作用を有する香料の他、ピレスロイド系化合物、ナフタレン系化合物、パラジクロロベンゼン系化合物、樟脳、N,N−ジエチル−m−トルアミド、ジメチルフタレート、ジブチルフタレート、p−メンタン−3,8−ジオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、ジ−n−プロピルイソシンコメロネート、p−ジクロロベンゼン、ジ−n−ブチルサクシネート、カラン−3,4−ジオール、1−メチルプロピル−2−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペリジンカルボキシレート、イソチオシアン酸アリル、植物抽出物(カラシ、ワサビ等)、木酢液等が挙げられる。これらの害虫忌避剤成分は、1種単独で使用してもよく、また2種以上を任意に組み合わせて使用してもよい。
消臭剤成分としては、例えば、安定化二酸化塩素;アルデヒド化合物;グリコールエーテル化合物;フィトンチッド系香料;低級脂肪族アルデヒド系香料等が挙げられる。
これらの消臭剤成分は、1種単独で使用してもよく、また2種以上を任意に組み合わせて使用してもよい。
殺虫剤成分としては、例えば、ヒノキチオール、ヒバ油、アリルイソチオシアネート、プロピレングリコールモノメチルエーテル、エタノール、プロパノール、1,8―シネオール等が挙げられる。これらの防虫剤成分は、1種単独で使用してもよく、また2種以上を任意に組み合わせて使用してもよい。
抗菌剤成分としては、例えば、アリルイソチオシアネート、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル等が挙げられる。これらの抗菌剤成分は、1種単独で使用してもよく、また2種以上を任意に組み合わせて使用してもよい。
これらの揮散性薬剤は、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。
これらの揮散性薬剤の中でも、香料を含む揮散液は、太陽光の暴露を受けると、白濁、分離、析出等が生じ易く、外観変化を生じさせ易い揮散性薬剤であるが、本発明によれば、揮散性薬剤として香料を含んでいても、太陽光の暴露による外観変化を有効に抑制することができる。このような本発明の効果を鑑みれば、揮散性薬剤として、好ましくは香料が挙げられる。
また、香料の中でも、とりわけ炭化水素系香料及びアルコール系香料は、従来の揮散液に含まれていると、太陽光の暴露による外観変化が顕著になる傾向がある。これに対して、本発明の揮散液では、炭化水素系香料及び/又はアルコール系香料を含んでいても、太陽光の暴露による外観変化を有効に抑制することができる。このような本発明の効果を鑑みれば、本発明の揮散液に使用される香料の好適な例として、炭化水素系香料及び/又はアルコール系香料を含む香料が挙げられる。炭化水素系香料及び/又はアルコール系香料を含む香料を使用する場合、香料の総量当たり炭化水素系香料及び/又はアルコール系香料が占める比率については、特に制限されないが、例えば、香料の総量100重量部当たり、炭化水素系香料及び/又はアルコール系香料が総量で10重量部以上、好ましくは10〜70重量部、更に好ましくは10〜30重量部が挙げられる。
本発明の揮散液において、(A)成分の含有量については、(A)成分の種類、揮散させる空間に備えさせるべき効果の程度等に応じて適宜設定すればよいが、例えば、5〜40重量%、好ましくは5〜30重量%、更に好ましくは5〜20重量%が挙げられる。
[(B)パラフィン系炭化水素]
本発明の揮散液には、基材の1成分としてパラフィン系炭化水素を含有する。
本発明の揮散液に使用されるパラフィン系炭化水素としては、常温で揮散可能であることを限度として特に制限されないが、揮散性の観点から、常圧での初留点が70〜280℃、好ましくは80〜270℃、更に好ましくは100〜270℃のものが挙げられる。
また、本発明の揮散液に使用されるパラフィン系炭化水素の沸点についても、揮散可能であることを限度として特に制限されないが、例えば、20℃での蒸気圧が、好ましくは0.01kPa以上であり、より好ましくは0.03kPa以上であり、更に好ましくは0.04kPa以上である。20℃での蒸気圧の上限は3.0kPaであることが好ましい。
パラフィン系炭化水素としては、イソパラフィン系炭化水素又はノルマルパラフィン系炭化水素のいずれであってもよいが、好ましくはイソパラフィン系炭化水素が挙げられる。
イソパラフィン系炭化水素としては、具体的には、炭素数4〜17、好ましくは炭素数4〜16、更に好ましくは炭素数9〜16の軽質流動イソパラフィンが挙げられる。
ノルマルパラフィン系炭化水素としては、例えば、炭素数7〜14程度の軽質流動ノルマルパラフィンが挙げられる。
これらのパラフィン系炭化水素は、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。
本発明の揮散液において、(B)成分の含有量については、(B)成分の種類等に応じて適宜設定すればよいが、例えば、59〜94重量%、好ましくは67.5〜92.5重量%、更に好ましくは77.5〜87.5重量%が挙げられる。
[(C)分子中に環状構造を含まず、エーテル結合及び/又はエステル結合を有する有機溶剤]
本発明の揮散液は、分子中に環状構造を含まず、エーテル結合及び/又はエステル結合を有する有機溶剤を含有する。このように特定の構造を有する(C)成分を含有させることによって、透明容器に収容して太陽光の暴露を受けても、白濁、分離、析出等が抑制され、外観を安定に維持することが可能になる。
(C)成分として使用される有機溶剤は、分子中に芳香環構造又は脂環構造を含まないものであって、少なくとも1つのエーテル結合及び/又はエステル結合を有するものであればよく、具体的には、アルコキシアルコール、アルキレングリコールモノアルキルエーテル、アルキレングリコールモノ脂肪酸エステル、ポリアルキレングリコールモノアルキルエーテル、ポリアルキレングリコールモノ脂肪酸エステル、アルキレングリコールジアルキルエーテル、アルキレングリコールジ脂肪酸エステル、ポリアルキレングリコールジアルキルエーテル、アルキレングリコールモノアルキルエーテル脂肪酸エステル、ポリアルキレングリコールモノアルキルエーテル脂肪酸エステル、等が挙げられる。
アルコキシアルコールとは、直鎖状又は分岐鎖状のアルコールにアルコキシ基が付加している化合物である。アルコキシアルコールにおけるアルコキシ基の炭素原子の数については、例えば、1〜6個、好ましくは1〜3個、更に好ましくは1個が挙げられる。また、アルコキシアルコールにおけるアルコキシ基の数については、例えば1〜3個、好ましくは1個が挙げられる。アルコキシアルコールの1分子当たりの炭素数については、4〜15個、好ましくは4〜10個、更に好ましくは4〜6個が挙げられる。本発明に使用されるアルコキシアルコールとしては、具体的には、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール、2−ブトキシエタノール、2−イソペンチルオキシエタノール、3−メトキシ−1−ブタノールが挙げられる。
アルキレングリコールモノアルキルエーテルとは、アルキレングリコールに1つのアルキル基がエーテル結合によって結合している化合物である。アルキレングリコールモノアルキルエーテルにおけるアルキレン基の炭素数については、特に制限されないが、例えば、2〜4、好ましくは2又は3、更に好ましくは3が挙げられる。また、アルキレングリコールモノアルキルエーテルにおけるアルキル基の炭素数については、特に制限されないが、例えば、1〜6、好ましくは1〜4、更に好ましくは1〜3が挙げられる。アルキレングリコールモノアルキルエーテルとして、具体的には、プロピレングリコールnプロピルエーテル、プロピレングリコールnブチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル等が挙げられる。
アルキレングリコールモノ脂肪酸エステルとは、アルキレングリコールに1つの脂肪酸がエステル結合によって結合している化合物である。アルキレングリコールモノ脂肪酸エステルにおけるアルキレン基の炭素数については、特に制限されないが、例えば、2〜4、好ましくは2又は3、更に好ましくは3が挙げられる。また、アルキレングリコールモノ脂肪酸エステルにおける脂肪酸の炭素数(カルボキシル基に含まれる炭素原子も含む)については、特に制限されないが、例えば、2〜4、好ましくは2又は3、更に好ましくは2が挙げられる。アルキレングリコールモノ脂肪酸エステルとして、具体的には、プロピレングリコールアセテートが挙げられる。
ポリアルキレングリコールモノアルキルエーテルとは、2以上のアルキレングリコールの縮合物に1つのアルキル基がエーテル結合によって結合している化合物である。ポリアルキレングリコールモノアルキルエーテルにおけるアルキレン基の炭素数については、特に制限されないが、例えば、2〜4、好ましくは2又は3、更に好ましくは3が挙げられる。ポリアルキレングリコールモノアルキルエーテルにおけるアルキレンオキサイドの付加モル数については、特に制限されないが、例えば、2〜4、好ましくは2又は3、更に好ましくは2が挙げられる。また、ポリアルキレングリコールモノアルキルエーテルにおけるアルキル基の炭素数については、特に制限されないが、例えば、1〜6、好ましくは1〜4、更に好ましくは1〜3が挙げられる。ポリアルキレングリコールモノアルキルエーテルとして、具体的には、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノnブチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル等のジプロピレングリコールモノアルキルエーテル;トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノnブチルエーテル等のトリプロピレングリコールモノアルキルエーテルが挙げられる。
ポリアルキレングリコールモノ脂肪酸エステルとは、2以上のアルキレングリコールの縮合物に1つの脂肪酸がエステル結合によって結合している化合物である。ポリアルキレングリコールモノ脂肪酸エステルにおけるアルキレン基の炭素数については、特に制限されないが、例えば、2〜4、好ましくは2又は3、更に好ましくは3が挙げられる。ポリアルキレングリコールモノ脂肪酸エステルにおけるアルキレンオキサイドの付加モル数については、特に制限されないが、例えば、2〜4、好ましくは2又は3、更に好ましくは2が挙げられる。また、ポリアルキレングリコールモノ脂肪酸エステルにおける脂肪酸の炭素数(カルボキシル基に含まれる炭素原子も含む)については、特に制限されないが、例えば、2〜4、好ましくは2又は3、更に好ましくは2が挙げられる。ポリアルキレングリコールモノ脂肪酸エステルとして、具体的には、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート等が挙げられる。
アルキレングリコールジアルキルエーテルとは、アルキレングリコールに2つのアルキル基がエーテル結合によって結合している化合物である。アルキレングリコールジアルキルエーテルにおけるアルキレン基の炭素数については、特に制限されないが、例えば、2〜4、好ましくは2又は3、更に好ましくは3が挙げられる。また、アルキレングリコールジアルキルエーテルにおけるアルキル基の炭素数については、特に制限されないが、例えば、1〜6、好ましくは1〜4、更に好ましくは1〜3が挙げられる。アルキレングリコールジアルキルエーテルとして、具体的には、エチレングリコールジメチルエーテル、プロピレングリコールジメチルエーテルが挙げられる。
アルキレングリコールジ脂肪酸エステルとは、アルキレングリコールに2つの脂肪酸がエステル結合によって結合している化合物である。アルキレングリコールジ脂肪酸エステルにおけるアルキレン基の炭素数については、特に制限されないが、例えば、2〜4、好ましくは2又は3、更に好ましくは3が挙げられる。また、アルキレングリコールジ脂肪酸エステルにおける脂肪酸の炭素数(カルボキシル基に含まれる炭素原子も含む)については、特に制限されないが、例えば、2〜4、好ましくは2又は3、更に好ましくは2が挙げられる。アルキレングリコールジ脂肪酸エステルとして、具体的には、プロピレングリコールジアセテートが挙げられる。
ポリアルキレングリコールジアルキルエーテルとは、2以上のアルキレングリコールの縮合物に2つのアルキル基がエーテル結合によって結合している化合物である。ポリアルキレングリコールジアルキルエーテルにおけるアルキレン基の炭素数については、特に制限されないが、例えば、2〜4、好ましくは2又は3、更に好ましくは3が挙げられる。ポリアルキレングリコールジアルキルエーテルにおけるアルキレンオキサイドの付加モル数については、特に制限されないが、例えば、2〜4、好ましくは2又は3、更に好ましくは2が挙げられる。また、ポリアルキレングリコールジアルキルエーテルにおけるアルキル基の炭素数については、特に制限されないが、例えば、1〜6、好ましくは1〜4、更に好ましくは1〜3が挙げられる。ポリアルキレングリコールジアルキルエーテルとして、具体的には、ジプロピレングリコールジメチルエーテルが挙げられる。
アルキレングリコールモノアルキルエーテル脂肪酸エステルとは、アルキレングリコールに対して、1つのアルキル基がエーテル結合によって結合し、且つ1つ脂肪酸がエステル結合によって結合している化合物である。アルキレングリコールモノアルキルエーテル脂肪酸エステルにおけるアルキル基の炭素数については、特に制限されないが、例えば、1〜6、好ましくは1〜4、更に好ましくは1〜3が挙げられる。アルキレングリコールモノアルキルエーテル脂肪酸エステルにおける脂肪酸の炭素数(カルボキシル基に含まれる炭素原子も含む)については、特に制限されないが、例えば、2〜4、好ましくは2又は3、更に好ましくは2が挙げられる。アルキレングリコールモノアルキルエーテル脂肪酸エステルとして、具体的には、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートが挙げられる。
ポリアルキレングリコールモノアルキルエーテル脂肪酸エステルとは、2以上のアルキレングリコールの縮合物に対して、1つのアルキル基がエーテル結合によって結合し、且つ1つ脂肪酸がエステル結合によって結合している化合物である。ポリアルキレングリコールモノアルキルエーテル脂肪酸エステルにおけるアルキレンオキサイドの付加モル数については、特に制限されないが、例えば、2〜4、好ましくは2又は3、更に好ましくは2が挙げられる。ポリアルキレングリコールモノアルキルエーテル脂肪酸エステルにおけるアルキル基の炭素数については、特に制限されないが、例えば、1〜6、好ましくは1〜4、更に好ましくは1〜3が挙げられる。ポリアルキレングリコールモノアルキルエーテル脂肪酸エステルにおける脂肪酸の炭素数(カルボキシル基に含まれる炭素原子も含む)については、特に制限されないが、例えば、2〜4、好ましくは2又は3、更に好ましくは2が挙げられる。ポリアルキレングリコールモノアルキルエーテル脂肪酸エステルとして、具体的には、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートが挙げられる。
(C)成分として使用される有機溶剤の中でも、太陽光の暴露を受けても外観をより一層安定に維持させるという観点から、好ましくはアルコキシアルコール、アルキレングリコールモノアルキルエーテル、ポリアルキレングリコールモノアルキルエーテル、アルキレングリコールジ脂肪酸エステル、ポリアルキレングリコールジアルキルエーテル;更に好ましくは3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール、モノプロピレングリコールnプロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノnブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノnブチルエーテル、モノプロピレングリコールジアセテート、ジプロピレングリコールジメチルエーテル;特に好ましくは3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノールが挙げられる。
これらの所定構造の有機溶剤は、1種単独で使用してもよく、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
本発明の揮散液において、(C)成分の含有量については、当該(C)成分の種類等に応じて適宜設定すればよいが、例えば、1〜36重量%、好ましくは2.5〜25重量%、更に好ましくは2.5〜15重量%が挙げられる。
本発明の揮散液において、(B)成分に対する(C)成分の比率については、前述する両成分の含有量の範囲内で適宜設定すればよいが、例えば、(B)成分100重量部当たり、(C)成分が1〜50重量部、好ましくは2.5〜30重量部、更に好ましくは5〜15重量部が挙げられる。
本発明の揮散液において、(B)成分と(C)成分が占める割合については、前述する両成分の含有量の範囲内で適宜設定されるが、太陽光の暴露を受けても外観をより一層安定に維持させるという観点から、(B)成分と(C)成分の合計量で60重量%以上、好ましくは70〜95重量%、更に好ましくは85〜90重量%が挙げられる。
[その他の成分]
本発明の揮散液には、前記(A)〜(C)成分以外に、本発明の効果を妨げないことを限度として、他の添加剤を含有してもよい。このような他の添加剤としては、例えば、溶剤((B)成分及び(C)成分以外)、防腐剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤等が挙げられる。
溶剤としては、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール等の1価アルコール;エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン等の多価アルコール等が挙げられる。これらの溶剤は、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。
酸化防止剤としては、例えば、ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ブチルヒドロキシアニソール(BHA)、アスコルビン酸塩、イソフラボン、α-トコフェロール等が挙げられる。
紫外線吸収剤としては、例えば、ベンゾトリアゾール系(2-(3,5-di-tert-pentyl-2-hydroxyphenyl)-2H-benzotriazole)、ベンゾフェノン系(2,2 4,4 tetrahydroxybenzophenone)等が挙げられる。これらの紫外線吸収剤は、1種単独で使用してもよく、また2種以上を任意に組み合わせて使用してもよい。
[揮散液の外観]
本発明の揮散液は、透明又は不透明のいずれであってもよいが、好ましくは透明が挙げられる。また、本発明の揮散液を透明にする場合、無色透明又は有色透明のいずれであってもよい。通常、透明容器に収容された透明(特に、無色透明)の揮散液は、白濁、分離、析出等が生じると、外観変化が視認され易く、美観を損ない易いが、本発明では、透明容器に収容して太陽光の暴露を受けても、外観を安定に維持することが可能になっており、透明(特に、無色透明)の揮散液であっても、透明容器に収容して美観を維持することができる。なお、本発明の揮散液を有色透明又は有色不透明にする場合には、色素や染料等の着色剤を添加すればよい。
[容器]
本発明の揮散液は、透明容器に収容して使用される。透明容器に収容された従来の揮散液は、太陽光の暴露環境に晒されると、当該透明容器から透過した太陽光によって白濁、分離、析出等が生じ、外観変化が生じるという欠点があるが、本発明の揮散液は、透明容器に収容されて太陽光の暴露環境に晒されても、白濁、分離、析出等が抑制され、外観を安定に維持することができる。
本発明において、透明容器とは、内部視認が可能な透明性が確保されている透明な領域が、容器の外周面の少なくとも一部に設けられている容器である。
本発明の揮散液を収容する透明容器は、無色透明又は有色透明のいずれであってもよいが、好ましくは無色透明が挙げられる。無色透明の容器は、内部視認性が高まり、優れた意匠効果を奏するという利点がある反面、収容する揮散液の外観変化が生じると、視認し易く意匠効果の低減が実感され易いという欠点があるが、本発明の揮散液では、太陽光の暴露環境に晒されても外観を安定に維持できるので、無色透明の容器を使用する場合の欠点を生じさせず、利点を享受することができる。
また、透明容器の透明度が高い程、内部視認性が高まり、意匠効果の向上が認められるが、その反面、透明容器の透明度が高い程、透明容器内に透過する太陽光の割合が増大し、従来の揮散液では、外観変化が顕著になるという欠点がある。これに対して、本発明の揮散液では、透明容器に収容されて太陽光の暴露環境に晒されても、外観を安定に維持することができる。このような本発明の効果を鑑みれば、本発明の揮散液を収容する透明容器の好適な例として、少なくとも一部に設けられた透明な領域の透明度が高いものが挙げられる。より具体的には、当該透明な領域の透明度としては、400nm〜700nmにおける光透過率が、いずれの波長においても70%以上、好ましくは80%以上、更に好ましくは85%以上、特に好ましくは88%以上が挙げられる。当該光透過率は、容器から適当な大きさの試験片を切り出して、分光光度計を用いて測定することによって求めることができる。
本発明で使用する透明容器において、透明な領域(特に、前述する400nm〜700nmにおける光透過率が前記範囲を満たす領域)は、透明容器の少なくとも一部の領域に設けられていればよく、必ずしも透明容器の全面に設けられていなくてもよい。本発明で使用する透明容器における透明な領域が占める割合としては、意匠効果の観点から、例えば、透明容器の底面(底部)を除く外周表面積を100とした場合、透明な領域の面積比が30%以上、好ましくは60%以上、更に好ましくは80%以上が挙げられる。
本発明で使用する透明容器の素材については、透明であることを限度として特に制限されないが、例えば、ガラス製;ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等の合成樹脂製等が挙げられる。これらの中でも、高い透明性と意匠性の観点から、好ましくはガラス製が挙げられる。
本発明で使用する透明容器の形状については、開口部を有していることを限度として特に制限されず、揮散器に備えさせるべきインテリア性等を考慮して適宜設定すればよい。
2.揮散器
前記揮散液を揮散させる揮散器については、前記透明容器に収容された前記揮散液が揮散部材に吸液されて揮散するように構成されていればよく、その構成については、特に制限されないが、好適な一例として、開口部を有する前記透明容器と、前記透明容器に収容された前記揮散液と、前記揮散液を吸液して揮散させる揮散部材とを備え、且つ前記揮散部材の少なくとも一部が前記開口部から容器外に露出するように設置されている揮散器が挙げられる。
前記揮散部材は、例えば、容器内の揮散液を吸上げる機能と揮散させる機能を一体として含み、容器に収容された前記揮散液に直接接液するように構成されていてもよい。また、例えば、前記揮散部材は、容器内の揮散液を吸上げる機能を有する吸上部材が連結され、当該吸上部材を介して容器内の揮散液が供給されて吸液し、前記揮散液を揮散するように構成されていてもよい。
前記揮散部材の素材については、前記揮散液を吸液して揮散できることを限度として特に制限されないが、例えば、綿、植物繊維、パルプ等の天然繊維、レーヨン、ポリエステル、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエチレン等の合成繊維、又はそれらの混合繊維等の繊維質材料;木片、籐、竹、ソラ等の木質材料;発泡ウレタンの樹脂製スポンジ材料等が挙げられる。また、揮散部材が繊維質材料で形成されている場合、不織布であることが好ましいが、織物、編物等であってもよい。揮散部材の形状については、特に制限されず、シート状、棒状、帯状、紐状等のいずれであってもよい。
前記揮散部材に容器内の揮散液を吸上げる機能を備えさせず、前記吸上部材を連結する場合、吸上部材の素材や形状等についても、特に制限されず、前記揮散部材と同様の素材や形状のものを使用すればよい。
以下に実施例及び比較例を示して本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されない。
試験例1
表1に示す組成の揮散液(芳香剤組成物)を調製した。各揮散液の約54gを約94mL容のガラス製透明容器(透明容器の底面(底部)を除く外周表面積の全ての領域において、400nm〜700nmの波長のいずれにおいても、透過率が約90%)に充填した。次いで、籐をスティック状(長さ180mm、直径約3mm)に加工した揮散部材8本をガラス製透明容器の開口部から投入し、当該揮散部材の一端が揮散液に浸漬し、且つ当該揮散部材の他方の一端がガラス製透明容器の開口部から露出するように設置して揮散器を得た。この揮散器を、太陽光が直接当たる室内の窓際に1週間静置し、静置前後の揮散液の外観を目視にて観察し、以下の判定基準に従って評価した。
<揮散液の外観の判定基準>
○:白濁、分離又は析出が全く認められず、透明な外観である。
△:白濁、分離又は析出が僅かにだけ生じているが、全体的に透明で良好な外観である。
×:白濁、分離又は析出が認められ、外観が悪い。
××:白濁、分離又は析出が顕著に認められ、外観が著しく悪い。
得られた結果を表1に示す。パラフィン系炭化水素及び香料を含む場合には、太陽光の暴露環境下での静置後には、白濁が生じ、外観の悪化が見られた(比較例1)。また、パラフィン系炭化水素及び香料と共に、エタノール又はモノプロピレングリコールモノフェニルエーテルを添加した場合でも、太陽光の暴露環境下での静置後の外観の悪化を防止することはできなかった。これに対して、パラフィン系炭化水素及び香料と共に、分子中に環状構造を含まず、エーテル結合及び/又はエステル結合を有する有機溶剤を添加した場合、太陽光の暴露環境下での静置後には、白濁、分離及び析出が全く認められず、静置前と同様の優れた外観を維持できていた(実施例1〜9)。
試験例2
表2に示す組成の揮散液(芳香剤組成物)を調製し、前記試験例1と同条件で1週間太陽光に暴露する状態で1週間静置した。静置前後の揮散液の外観を目視にて観察し、前記試験例1に示す判定基準に従って評価した。
得られた結果を表2に示す。この結果から、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノールは、2.5重量%という低含有量であっても、パラフィン系炭化水素及び香料を含む揮散液において、太陽光の暴露による外観変化を効果的に抑制できることが明らかとなった。
参考試験例1
表3に示すに示す組成の揮散液(芳香剤組成物)を調製し、前記試験例1と同条件で1週間太陽光に暴露する状態で1週間静置した。静置前後の揮散液の外観を目視にて観察し、前記試験例1に示す判定基準に従って評価した。
得られた結果を表3に示す。この結果から、単品香料として炭化水素系香料(リモネン)又はアルコール系香料(フェニルエチルアルコール)をパラフィン系炭化水素に配合した揮散液では太陽光の暴露によって著しい白濁が生じることが確認され、香料の中でも、炭化水素系香料及びアルコール系香料を含む揮散液は太陽光の暴露によって外観変化が生じ易いことが明らかとなった。

Claims (7)

  1. 透明容器に収容して揮散される揮散液であって、
    (A)揮散性薬剤と、
    (B)パラフィン系炭化水素と、
    (C)分子中に環状構造を含まず、エーテル結合及び/又はエステル結合を有する有機溶剤と、
    を含有する、揮散液。
  2. 前記(A)成分が香料である、請求項1に記載の揮散液。
  3. 前記(C)成分が、アルコキシアルコール、アルキレングリコールモノアルキルエーテル、ポリアルキレングリコールモノアルキルエーテル、アルキレングリコールジ脂肪酸エステル、及びポリアルキレングリコールジアルキルエーテルよりなる群から選択される少なくとも1種である、請求項1又は2に記載の揮散液。
  4. 前記(C)成分の含有量が、1〜36重量%である、請求項1〜3のいずれかに記載の揮散液。
  5. 透明である、請求項1〜4のいずれかに記載の揮散液。
  6. 前記透明容器が、400nm〜700nmにおける光透過率が70%以上である領域を有する、請求項1〜5のいずれかに記載の揮散液。
  7. 開口部を有する透明容器と、
    前記透明容器に収容された請求項1〜6のいずれかに記載の揮散液と、
    前記揮散液を吸液して揮散させる揮散部材とを備え、且つ
    前記揮散部材の少なくとも一部が前記開口部から容器外に露出するように設置されている、揮散器。
JP2016144732A 2016-07-22 2016-07-22 透明容器に収容して揮散される揮散液 Active JP7362232B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016144732A JP7362232B2 (ja) 2016-07-22 2016-07-22 透明容器に収容して揮散される揮散液

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016144732A JP7362232B2 (ja) 2016-07-22 2016-07-22 透明容器に収容して揮散される揮散液

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018011868A true JP2018011868A (ja) 2018-01-25
JP7362232B2 JP7362232B2 (ja) 2023-10-17

Family

ID=61019790

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016144732A Active JP7362232B2 (ja) 2016-07-22 2016-07-22 透明容器に収容して揮散される揮散液

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7362232B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7471781B2 (ja) 2018-12-17 2024-04-22 小林製薬株式会社 消臭剤

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006087512A (ja) * 2004-09-21 2006-04-06 T Hasegawa Co Ltd 加熱蒸散芳香剤用液組成物
WO2009107814A1 (ja) * 2008-02-27 2009-09-03 小林製薬株式会社 開閉可能な収納空間用の芳香剤組成物
US20110095097A1 (en) * 2009-10-23 2011-04-28 Herd Thomas P Liquid composition for air freshener systems
JP2013136524A (ja) * 2011-12-28 2013-07-11 Dainippon Jochugiku Co Ltd 芳香性飛翔害虫忌避材
JP2014012052A (ja) * 2012-07-03 2014-01-23 Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd 液体芳香剤組成物
JP2015065941A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 小林製薬株式会社 薬剤揮散器

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006087512A (ja) * 2004-09-21 2006-04-06 T Hasegawa Co Ltd 加熱蒸散芳香剤用液組成物
WO2009107814A1 (ja) * 2008-02-27 2009-09-03 小林製薬株式会社 開閉可能な収納空間用の芳香剤組成物
US20110095097A1 (en) * 2009-10-23 2011-04-28 Herd Thomas P Liquid composition for air freshener systems
JP2013136524A (ja) * 2011-12-28 2013-07-11 Dainippon Jochugiku Co Ltd 芳香性飛翔害虫忌避材
JP2014012052A (ja) * 2012-07-03 2014-01-23 Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd 液体芳香剤組成物
JP2015065941A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 小林製薬株式会社 薬剤揮散器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7471781B2 (ja) 2018-12-17 2024-04-22 小林製薬株式会社 消臭剤

Also Published As

Publication number Publication date
JP7362232B2 (ja) 2023-10-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5867998B2 (ja) 開閉可能な収納空間用の芳香剤組成物
US5081104A (en) Fragrance dispensing composition with controlled evaporation rate and air fragrance dispenser for dispensing same
JP5867999B2 (ja) 開閉可能な収納空間用の芳香剤組成物
JP5893146B2 (ja) Lilial(登録商標)の代用物としてのフローラルな付香組成物
JP5700913B2 (ja) 芳香性組成物
JP2018065842A (ja) 水性ゲルビーズタイプの飛翔害虫忌避剤
JP2013059631A (ja) 界面活性剤の配合量が低減された透明な芳香液
JP6502140B2 (ja) 車室用薬液揮散器
JP5956123B2 (ja) スプレー式飛翔害虫忌避剤
JP2018051118A (ja) 揮散器
CN106661498A (zh) 不饱和大环麝香化合物的异构体混合物
JP7362232B2 (ja) 透明容器に収容して揮散される揮散液
JP4743825B2 (ja) 蚊、蚋、ユスリカ忌避剤
JP5858663B2 (ja) 芳香性防虫剤
JP6807679B2 (ja) 水溶性色素で着色された揮散部材を介して揮散される揮散液
JP2018079185A (ja) 揮散器
JP2018175153A (ja) 容器入り揮散液
CN100486433C (zh) 飞翔害虫驱除剂组合物
JPWO2016157459A1 (ja) 揮散部材に吸液させて揮散させる揮散液
JP5977073B2 (ja) 飛翔害虫忌避香料組成物を用いた飛翔害虫忌避製品
JP2011116667A (ja) デオドラント化粧料
CA3194785A1 (en) Anhydrous alcohol-free silky fragrance formulation
JP7139113B2 (ja) 壁紙賦香用香料
JP2006282549A (ja) 芳香液組成物
JP2020000420A (ja) 芳香液

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20170208

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190604

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200317

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200318

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200514

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210107

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210706

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220523

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20220523

C11 Written invitation by the commissioner to file amendments

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C11

Effective date: 20220531

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20220628

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20220705

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20220902

C211 Notice of termination of reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C211

Effective date: 20220906

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20221115

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20230207

C13 Notice of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C13

Effective date: 20230307

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230501

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231004

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7362232

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150