JP2015065941A - 薬剤揮散器 - Google Patents

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Abstract

【課題】薬剤の揮散の持続性を高めることができ、保存性が良く、生花のようなリアリティを奏することができる薬剤揮散器を提供する。
【解決手段】本発明に係る薬剤揮散器は、内部空間を備え、当該内部空間に液状の薬剤を収容し、上部に開口を有する容器と、ドライ加工され、少なくとも表皮と髄を有する植物で構成された揮散体であって、開口から容器の内部空間に挿入される、少なくとも1つの揮散体と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、薬剤揮散器に関する。
従来より、芳香剤等の薬剤を揮散する種々の形態の薬剤揮散器が提案されており、近年は、花などの植物を模した揮散体を有する揮散器が提案されている。例えば、特許文献1には、ドライフラワーに、芳香剤等の薬剤を含浸させた蒸散体が開示されている。また、特許文献2には、切花(生花)に液状の防虫剤を吸わせて揮散させる薬剤の揮散方法が開示されている。さらに、特許文献3には、香水を吸わせ、これを放散させる造花が開示されている。
特開2000−139319号公報 特開平10−182305号公報 特開平5−132807号公報
ところが、上記特許文献1に記載の蒸散体は、予め含浸させた薬剤を揮散させるため、香りの持続性が低いという問題があった。一方、特許文献2の方法では切花に薬剤を吸わせた後に、これを揮散させているが、生花を用いているため、保存性に問題があり、量産が困難という問題がある。また、保存性を高めるために防腐剤や栄養剤が入った液状薬剤を用いることも考えられるが、このようにすると使用する薬剤が限られ、これ以外の薬剤では切花が枯れてしまうという問題がある。さらに、生花を用いた場合、親油性溶媒を含む薬剤は吸わないため、この観点からも薬剤の種類が制限される。また、特許文献3では、造花を用いているが、生花に比べリアリティに欠け、また造花を作るためのコストも無視できない。本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、薬剤の揮散の持続性を高めることができ、保存性が良く、生花のようなリアリティを奏することができる薬剤揮散器を提供することを目的とする。
本発明に係る薬剤揮散器は、内部空間を備え、当該内部空間に液状の薬剤を収容し、上部に開口を有する容器と、ドライ加工され、少なくとも表皮と髄を有する植物で構成された揮散体であって、前記開口から前記容器の内部空間に挿入される、少なくとも1つの揮散体と、を備えている。
この構成によれば、揮散体としてドライ加工された植物を用い、これを容器内の液状の薬剤に浸して用いるため、薬剤は植物の液体通路を伝って、植物の内部に含浸した後、植物の表面から外部に揮散される。したがって、容器に薬剤が存在する限り、概ね薬剤の揮散効果を継続させることができる。また、ドライ加工された植物を用いているため、防腐剤などを用いることなく保存が可能である。さらに、造花に比べてリアリティがあり、装飾効果が高いという利点を有する。
本発明に係る揮散体としては、ドライ加工により、水分活性値が0.7以下である植物を用いることが好ましい。これにより、外観の持続性が増し、また、親油性溶媒を含む薬剤を十分に吸い上げることができる。
また、本発明の揮散体として用いる植物としては、花及び果実を有するものを用いることができる。このような植物を用いると、揮散体の装飾効果が増大する。また、揮散体の表面積が大きくなるので、揮散面積が広くなるという利点もある。
また、本発明に係る植物は、例えば、維管束植物とすることができる。維管束植物は、道管、師管、髄などの管状組織を有しているため、これを薬剤の通路とすることができる。その結果、薬剤がこれらの管状組織を伝って植物全体に行き渡るように含浸させることができ、揮散効果を高めることができる。
具体的に、本発明の揮散体として好ましい植物としては、例えば、ボタンフラワー、ミニシルバーデージー、マイクロカノエ、ラグラス、クリスパム、トピールーツ、またはイグサスティックがある。
上記薬剤は、親油性溶媒を含むものを用いるのが好ましい。これにより、親水性溶媒を含む薬剤よりも香りの強度を強化することができる。
上記薬剤揮散器においては、複数の前記揮散体を備え、当該各揮散体が、異なる植物で構成されるようにすることができる。これにより、種々の植物を組み合わせた薬剤揮散器を構成することができる。例えば、薬剤の揮散性能の高い植物と、花びらを有する装飾性の高い植物とを組み合わせることができ、これにより、高い揮散性能と高い装飾性を有する薬剤揮散器を構成することができる。すなわち、揮散性能と装飾性を互いに補完するような植物を組み合わせることができる。これ以外に、異なる外観の植物を組み合わせて装飾性を高めるなど、種々の組み合わせが可能である。
本発明に係る薬剤揮散器によれば、薬剤の揮散の持続性を高めることができ、保存性が良く、生花のようなリアリティを奏することができる。
本実施形態に係る薬剤揮散器の正面図である。 植物の内部構造を示す概略図である。 実施例及び比較例に係る持続性試験の結果を示すグラフである。 実施例及び比較例に係る香り強度の官能試験の結果を示すグラフである。 実施例及び比較例に係る外観の持続性に関する試験結果を示す図である。
以下、本発明に係る薬剤揮散器の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1は本実施形態に係る薬剤揮散器の正面図である。
図1に示すように、この薬剤揮散器は、液状の薬剤が収容された容器1と、この容器1に挿入される複数の揮散体2とで、構成されている。容器1は、上部に開口を有する内部空間を備え、この内部空間に液状の薬剤を収容する。また、この容器1には、上部開口11から揮散体2が挿入され、これが倒れないように支持される。本実施形態では、容器1の外径が底部から上部開口にいくにしたがって小さくなっており、これによって、揮散体2が上部開口11に支持される。このような容器1の形態は特には限定されず、上記のように上部開口11を有し、挿入された揮散体2を支持できる形態である限り、その形状、材質、色などは特には限定されない。但し、色については、外部から薬剤の残量を確認できるような色であることが好ましく、例えば、無色透明のほか、有色透明であっても内部空間を視認できるような色とすることができる。
ここで用いられる液状薬剤は、芳香剤、消臭剤、アロマオイルなど揮散体2に含浸され、これを伝って外部に揮散するような薬剤全般を用いることが可能である。薬剤は、使用目的に応じて、香料、消臭成分、着色料等の添加剤が含有される。また、薬剤に含まれる溶媒は、使用する添加剤の種類に応じて適宜設定すればよく、親水性溶媒又は親油性溶媒のいずれか一方であっても、これらの混合物であってもよい。薬剤が香料を含む場合には、その香り強度を高めるために、溶媒として少なくとも親油性溶媒を含んでいることが好ましい。薬剤に使用される親水性溶媒としては、例えば水、エタノール、これらの混合物等が挙げられる。一方、薬剤に使用される親油性溶媒としては、例えばプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル等のグリコールエーテル;イソアルカン(商品名:NAS−3、NAS−4(いずれも日油株式会社製))、シクロアルカン(商品名:アイソパーG、アイソパーH、アイソパーL、アイソパーM(いずれもエクソン・モービル有限会社製))のイソパラフィン系溶媒;これらの混合物等が挙げられる。さらに、液状薬剤には、香料、消臭成分、着色料等を可溶化させるために、溶解剤が含まれていてもよい。このような溶解剤としては、例えば、エタノール、3−メトキシー3−メチルー1−ブタノール(商品名:ソルフィット(株式会社クラレ製))等が挙げられる。
次に、揮散体2について説明する。揮散体2は、ドライ加工された植物であるが、装飾性を高めるため、植物としての器官、例えば茎、葉、花、果実などの外部形態が残るものであることが望ましい。そして、揮散体として性能を考慮して、ドライ加工後も、少なくとも、維管束植物などの液体の通路である髄、及び表皮が残留する植物であることが必要である。特に、維管束系の道管、師管、髄などが残留していれば、液体が流通しやすい。植物器官の外部形態とは、葉の場合、葉身、葉柄、托葉、葉脈、水中葉、浮葉、捕虫葉を指し、茎の場合には地上茎、地下茎、葉状茎、とげ、巻きひげ、鱗茎、塊茎、球茎、根茎を指す。また、花の場合にはめしべ、おしべ、花弁、がく、花托、花柄を、果実の場合には果皮、種子を指す。
植物の構造は、一般的に、表皮系、基本組織系、維管束系に分けられるが、この中の維管束系の道管、師管は根から茎、葉へと植物全体に亘って形成されているため、これが液体の流路となり、薬剤を吸い上げて植物全体にこれを行き渡らせる。こうして植物全体に行き渡った薬剤は、表皮系に形成された気孔などから外部に揮散される。このように、植物の構造は、薬剤を吸い上げ、揮散させるのに適した構造といえる。
本実施形態において用いられる植物の形状は特に限定されず、根、茎、葉、花、果実のすべてを備えた植物を用いてもよいし、その一部を用いてもよい。但し、上述したように、薬剤を流通させ、揮散させるための構造を有するものであることが必要である。特に、花、果実を有していると、揮散体2の表面積が大きくなるので、揮散面積が広くなるので好ましい。また、装飾性を考慮すれば、茎と、葉または花の少なくとも一方とを備えていることが好ましい。具体的には、以下の植物を用いることもできる。なお、以下の植物名には、公知のドライフラワーの商品名も含まれるが、そのような商品を構成している植物であれば、ドライ加工の方法などに関わらず、本実施形態に係る揮散体として用いることができる。したがって、以下に列挙したものが、商品名である場合には、それを構成する植物も本実施形態に係る揮散体を特定するものとみなす。
すなわち、ボタンフラワー、ミニシルバーデージー、マイクロカノエ、ラグラス、ティンティンステム、オクラの実、トピールーツ、アマレリーフラワー、マルセラブランカ、クリスパム、ハニーテール、セルフィーノ、ポプラコーン、ハッピーフラワー、シルバーデージー、千日紅、イナホ、イグサスティック、スーパーソフトミニカスミ草、ラベンダー、カーリーモス、山イモのツル、アカイグラス、ハートポッド、スケルトンボール、アンバーバーム、フラワーコーン、タマラックコーン、ミニスケルトンリーフ、ソフトカスミ草、イタリアンパセリ、フローレンティナ、ブラッケンファーン、ミニミニビロー、ハートリーフ、シナモンスティック、白樺小枝、パンリード、大麦、小麦、スターフラワー、ルナリア、フーセンポピー、ビリーボタン、タタリカ、ニゲラオリエンタリス、スターリンジャー、ナンキンハゼ、サンキライのツル、ピープルスケルトン、バンブービゴデ、オランダ柳、サンキライヒゲ付バイン、ペッパーベリー、パウテラナッツ、ウッディースライスボール、プチフラワー、フェザーグラス、ミニコーンフラワー、ポアプランツ、小枝ブロック、エレファントイヤー、ワタカラ、スターアニス、又はブッダナッツ等を用いことができる。なお、図1は、ボタンフラワーを示している。また、揮散体2の数は特には限定されず、図1のように複数の揮散体2を容器2に配置することもできるし、1つだけでもよい。
また、ドライ加工の方法は特には限定されないが、例えば、自然乾燥法、乾燥剤による方法、及び加熱乾燥法などがあり、公知のドライフラワーを作成する方法を適用することができる。また、ドライ加工の工程において、塩素晒、着色などの色を変化させる処理、防腐処理、防菌処理などを併せて行うこともできる。そして、ドライ加工により、水分活性値が0.7以下となった植物を用いることが好ましい。これにより、例えば、生花など水分活性値が高い植物に比べ、外観の持続性が増す。また、親油性溶媒を含む薬剤であっても十分に吸い上げて揮散させることができる。なお、水分活性値は、例えば、水分活性測定装置 AquaLab Pre 露点センサーモデル (デカゴン社製)により測定することができる。
次に、上記のように構成された薬剤揮散器の使用方法について、説明する。まず、薬剤を開口11から容器1内に注入する。薬剤は予め容器1に収容されているのではなく、別の薬剤容器(図示省略)に密閉された状態で保存され、使用時に容器1に移すようにすることができる。続いて、複数の揮散体2を容器1の開口11から挿入し、薬剤に浸す。これにより、薬剤が揮散体2の髄などを伝って、内部に含浸されていく。その後、気孔などから外部へと揮散していく。こうして、薬剤による芳香効果、消臭効果などを得ることができる。
以上のように、本実施形態によれば、揮散体2としてドライ加工された植物を用い、これを容器1内の液状の薬剤に浸して用いるため、薬剤は、例えば、図2に示すような茎の髄や内皮、表皮を介して吸いあげられ、髄、内皮、表皮や、花・果実部分から外部に揮散される。したがって、容器1に薬剤が存在する限り、概ね薬剤の揮散効果を継続させることができる。また、ドライ加工された植物を用いているため、防腐剤などを用いることなく保存が可能である。さらに、造花に比べてリアリティがあり、装飾効果が高いという利点を有する。
また、容器1には、複数種の揮散体2を配置することもできる。これにより、種々の植物を組み合わせた薬剤揮散器を構成することができる。例えば、薬剤の揮散性能の高い植物と、花を有する装飾性の高い植物とを組み合わせることができ、これにより、高い揮散性能と装飾性の高い薬剤揮散器を構成することができる。このような例としては、例えば、揮散性能が高い植物としてボタンフラワー、マイクロカノエ、ラグラス、クリスパム、マルセラブランカ、ミニシルバーデージー、アマレリーフラワー、ハニーテールなどを選択するとともに、装飾性の高い植物としてラベンダー、アカイグラス、ソフトカスミ草、フローレンティナ、パンリード、ポアプランツなどを選択し、これらを組み合わせた薬剤揮散器を構成することができる。
以下、本発明の実施例について説明する。但し、本発明は以下の実施例に限定されない。
<1.持続性の評価>
実施例として、以下の5種類のドライ加工された植物からなる揮散体を備える薬剤揮散器を準備した。また、比較例として、棒状のラタンを揮散体とする薬剤揮散器(商品名:消臭元香るStick イングリッシュガーデン(小林製薬製))を準備した。なお、水分活性値は、水分活性測定装置 AquaLab Pre 露点センサーモデル (デカゴン社製)で測定した。
(1) 揮散体と重量
(2) 薬剤
アイソパーG:63g、調合香料(シトラス・ハーブ調):7g
(3) 試験方法と考察
上記薬剤が70g収容された容器に、上記各実施例及び比較例の揮散体を配置し、容器内の薬剤の重量変化を確認した。結果は、図3に示すとおりである。図3によれば、上記すべての揮散体について、約55日に亘って容器内の薬剤の重量が減少したことが確認できた。したがって、実施例1〜5に係るドライ加工された植物からなる揮散体は、揮散体として周知のラタンと同様に、容器内の薬剤を吸い上げ、長期間に亘って、外部に揮散し続けることが分かった。
<2.香り強度の評価>
実施例として、以下の12種類の植物からなる揮散体を備える薬剤揮散器を準備した。また、比較例として、棒状のラタンを揮散体とする薬剤揮散器(商品名:消臭元香るStick イングリッシュガーデン(小林製薬製))を準備した。
(1) 揮散体と重量
(2) 薬剤
上述したのと同じである。
(3) 試験方法と考察
上記薬剤が70g収容された容器を、容量1000Lのステンレス製容器の底面に設置し、上記各実施例及び比較例の揮散体を容器の上部開口から挿入して配置した。そして、揮散体の配置後、室温(25℃)で24時間経過した後に、香りの強度に関する官能試験を行った。すなわち、7人の被験者が以下の表3に示す6段階で香りの強さを評価し、その平均を算出した。被験者は、芳香消臭脱臭剤協議会の自主基準に規定されている「六段階臭気強度表示法」に従って香りの強度の評価を行った。結果は、図4の通りである。
図4によれば、実施例6〜14は、揮散体として周知のラタンと同等の香り強度を得られていることが分かる。しかも、比較例2と比べ、おおよそ半分の重量の揮散体で、同等の香り強度が得られている。また、実施例13及び14では、香り強度が比較例2の約半分であるが、これらの実施例に係る揮散体の重量は、比較例2の約半分である。したがって、重量を調整すれば、比較例2と同様の香り強度を得られる可能性がある。
<3.生花との比較評価>
続いて、実施例10のクリスパム (水分活性値 0.5)、比較例3として生花であるツユクサ(水分活性値 1.0)を用い、外観の持続性について検討した。薬剤は上述したものと同じである。図5に示すように、試験開始時において、ツユクサは容器内で起立していたが、4日後には、枯れてしまい、揮散不能となった。一方、ドライ加工を行っている実施例19は50日経過後も外観に大きい変化はなかった。
1 容器
11 上部開口
2 揮散体

Claims (7)

  1. 内部空間を備え、当該内部空間に液状の薬剤を収容し、上部に開口を有する容器と、
    ドライ加工され、少なくとも表皮と髄を有する植物で構成された揮散体であって、前記開口から前記容器の内部空間に挿入される、少なくとも1つの揮散体と、
    を備えている、薬剤揮散器。
  2. 前記植物は、水分活性値が0.7以下である、請求項1に記載の薬剤揮散器。
  3. 前記植物は、花及び果実の少なくとも一方を有している、請求項1または2に記載の薬剤揮散器。
  4. 前記植物は、維管束植物である、請求項1から3のいずれかに記載の薬剤揮散器。
  5. 前記植物は、ボタンフラワー、ミニシルバーデージー、マイクロカノエ、ラグラス、クリスパム、トピールーツ、またはイグサスティックである、請求項1から4のいずれかに記載の薬剤揮散器。
  6. 前記薬剤が、親油性溶媒を含む、請求項1から5のいずれかに記載の薬剤揮散器。
  7. 複数の前記揮散体を備え、
    当該各揮散体は、異なる植物で構成されている、請求項1から6のいずれかに記載の薬剤揮散器。
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