JPH0892875A - 液体柔軟仕上剤組成物及び新規第4級アンモニウム塩 - Google Patents

液体柔軟仕上剤組成物及び新規第4級アンモニウム塩

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JPH0892875A
JPH0892875A JP19037795A JP19037795A JPH0892875A JP H0892875 A JPH0892875 A JP H0892875A JP 19037795 A JP19037795 A JP 19037795A JP 19037795 A JP19037795 A JP 19037795A JP H0892875 A JPH0892875 A JP H0892875A
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裕史 坂田
Junichi Inokoshi
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修 立澤
Toru Kato
徹 加藤
Uichiro Nishimoto
宇一郎 西本
Yasunori Ootawa
康規 大田和
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 柔軟性能、保存安定性及び吸水性の点で充分
満足すべき性能を示し、かつ生分解性に優れ、自然環境
に対し優しい液体柔軟仕上剤組成物の提供。 【解決手段】 第4級アンモニウム塩(I)3〜40重量
%、及び水を含有する液体柔軟仕上剤組成物。 【化1】 〔式中、R1は炭素数20〜44のアルキル基又はアルケニル
基、R2,R3及びR4は炭素数1〜5のアルキル基又はヒド
ロキシアルキル基、n は1〜6の数、X-は陰イオン基を
示す。〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の繊維に対し
優れた柔軟性及び弾力性(ふっくら感)を付与し、且つ
保存安定性に優れ、且つ優れた吸水性を示し、かつ生分
解性に優れ自然環境に対し優しい液体柔軟仕上剤に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】現在、
家庭用柔軟仕上剤として市販されている商品はジ(硬化
牛脂アルキル)ジメチルアンモニウムクロリドを主成分
とした組成物が一般的である。この理由としてはこの第
4級アンモニウム塩が少量で各種繊維に対して良好な柔
軟効果を発揮するからである。しかしながら、上記第4
級アンモニウム塩は柔軟効果は高いもののより高い柔軟
効果を得ようと高濃度で処理すると、特に木綿類に対し
てその弾力性を低下させ、風合いを損なってしまうこと
がある。更に上記第4級アンモニウム塩を用いた柔軟剤
組成物は、長期保存を行うとその物理化学的性質によ
り、容易に増粘したり、ゲル状になったり、分離したり
することがある。市販の柔軟剤には、上記の第4級アン
モニウム塩の他にポリオキシエチレン系の非イオン活性
剤、電解質及び溶剤等の添加剤を配合し、長期保存安定
性を改良しているが、その効果は未だ不十分である。
【0003】更に、従来の第4級アンモニウム塩の欠点
を、第4級窒素原子と長鎖アルキル鎖との間にエステル
基を導入することにより改良するため、各種の柔軟仕上
剤が提案されている。例えば特開平3−90677 号公報に
はゲル形成をせず良好に分散するエステル基含有第4級
アンモニウム塩を用いた柔軟剤組成物が開示され、そし
て特開平1−162872号公報には高温保存時における粘度
安定性の良好な、エステル基含有第4級アンモニウム塩
を用いた柔軟剤組成物が開示されている。しかしなが
ら、これらの第4級アンモニウム塩を含有する柔軟仕上
剤は、柔軟性能、保存安定性及び吸水性(吸水性が劣る
柔軟仕上剤で処理された繊維は、水をはじく傾向があ
り、使用感がよくない)の点で未だ充分とは言えなかっ
た。従って本発明の課題は、柔軟性能、保存安定性及び
吸水性の点で充分満足すべき性能を示し、かつ生分解性
に優れ、自然環境に対し優しい液体柔軟仕上剤組成物を
提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
した結果、極めて特定の構造を有する第4級アンモニウ
ム塩を含有する液体柔軟仕上剤組成物により上記課題を
解決し得ることを見いだし、本発明を完成するに至っ
た。即ち、本発明は、下記(A) 成分及び水を含有し、
(A) 成分の含有量が組成物中3〜40重量%であることを
特徴とする液体柔軟仕上剤組成物を提供するものであ
る。 (A) 成分:一般式(I)で表される第4級アンモニウム
【0005】
【化5】
【0006】〔式中、 R1:直鎖又は分岐鎖の炭素数20〜44のアルキル基又はア
ルケニル基(好ましくはアルキル基)を示す。 R2,R3,R4:同一又は異なって炭素数1〜5のアルキル
基又はヒドロキシアルキル基を示す。 n :1〜6の数を示す。 X-:陰イオン基を示す。〕
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。 〔(A) 成分〕本発明において、(A) 成分として一般式
(I)で表わされる第4級アンモニウム塩(以下、第4
級アンモニウム塩(I)と略記)が使用される。この場
合において X- 基は陰イオン基を示すが、陰イオン基と
しては、例えばハロゲン陰イオン基 (Cl-, Br-等)、炭
素数1〜5のアルキルサルフェート陰イオン基(CH3S
O4 -, C2H5SO4 - , C3H7SO4 - 等)等が例示される。ここ
で、第4級アンモニウム塩(I)を例示すると次の通り
である。
【0008】
【化6】
【0009】
【化7】
【0010】これらの第4級アンモニウム塩(I)のう
ち、柔軟性能付与の観点より、R1基は好ましくは直鎖又
は分岐鎖の炭素数28〜44のアルキル基又はアルケニル基
(好ましくはアルキル基)であり、さらに好ましくは直
鎖又は分岐鎖の炭素数36〜44のアルキル基又はアルケニ
ル基(好ましくはアルキル基)である。第4級アンモニ
ウム塩(I)として特に好ましいものは、下記の一般式
(I−1)で表される第4級アンモニウム塩である。
【0011】
【化8】
【0012】〔式中、R2, R3, R4, n, X- :前記の意味
を示す。〕 この一般式(I−1)で表される第4級アンモニウム塩
に該当する第4級アンモニウム塩として、次のものが例
示される。
【0013】
【化9】
【0014】これらの第4級アンモニウム塩(I)にお
いて、下記一般式(I−2)で表わされる第4級アンモ
ニウム塩、及び上記一般式(I−1)で表わされる第4
級アンモニウム塩は新規化合物である。
【0015】
【化10】
【0016】〔式中、 R1-2:直鎖又は分岐鎖の炭素数36〜44のアルキル基又は
アルケニル基(好ましくはアルキル基)を示す。 R2, R3, R4, n, X- :前記の意味を示す。〕 第4級アンモニウム塩(I)は、例えば以下の製造法1
及び製造法2によって製造されるが、本発明はこの製造
条件によって制限されるものではない。
【0017】<製造法1>
【0018】
【化11】
【0019】〔式中、 R1, R2, R3, n :前記の意味を示す。 R5:炭素数1〜5のアルキル基を示す。 Y :ハロゲン原子を示す。 Z-:ハロゲンイオン又は R5SO4 - で表わされる基を示
す。但しR5は前記の意味を示す。〕 即ち、先ずハロカルボン酸(II)と高級アルコール(II
I)を反応させ、ハロカルボン酸エステル(IV)を得る。
この場合においてハロカルボン酸(II)の例としては、
下記式で表されるものが挙げられ、好ましくはモノクロ
ロ酢酸である。 ClCH2COOH, ClCH2CH2CH2COOH, Cl(CH2)5COOH, BrCH2
COOH また、高級アルコール(III)の例としては、下記式で表
されるもの等が挙げられ、これらの単独又は混合物が用
いられるが、好ましくは2−ヘキサデシルエイコシルア
ルコールである。
【0020】
【化12】
【0021】ここで、ハロカルボン酸(II)及び高級ア
ルコール(III)の仕込み量は、モル比にて〔ハロカルボ
ン酸(II)〕/〔高級アルコール(III)〕=0.8 〜1.5
が好ましく、反応温度は 120℃〜160 ℃が好ましく、ま
た反応時間は2〜10時間が好ましい。
【0022】このようにして得られたハロカルボン酸エ
ステル(IV)を、第2級アミン(V)と反応させる。第
2級アミン(V)の例としては、ジメチルアミン、ジエ
チルアミン、ジエタノールアミン、メチルエタノールア
ミン、ジプロピルアミン、ジ(イソプロピル)アミン、
ジブチルアミン等が挙げられ、好ましくはジメチルアミ
ン、ジエチルアミンである。ここでハロカルボン酸エス
テル(IV)及び第2級アミン(V)の仕込み量は、モル
比にて〔第2級アミン(V)〕/〔ハロカルボン酸エス
テル(IV)〕=0.8〜3.0 が好ましく、反応温度
は30〜80℃が好ましく、反応時間は3〜15時間が好まし
い。
【0023】このようにして得られたエステルアミン
(VII)を4級化剤(VIII)と反応させる。4級化剤(VIII)
の例としては、アルキルハライド(メチルクロライド、
メチルブロマイド等)、ジアルキル硫酸(アルキル基の
炭素数は1〜5)等が挙げられ、好ましくはメチルクロ
ライド、ジメチル硫酸である。エステルアミン (VII)と
4級化剤(VIII)との反応は、イソプロパノール、エタノ
ール、アセトン等の溶媒の存在下で行われる。この場合
エステルアミン (VII)及び4級化剤(VIII)の仕込み量
は、モル比にて〔エステルアミン (VII)〕/〔4級化剤
(VIII)〕=0.8 〜1.5 が好ましく、反応温度は80〜120
℃が好ましい。このようにして得られた第4級アンモニ
ウム塩(IX)は必要に応じてその対イオンを交換し、本
発明の第4級アンモニウム塩(I)を得ることができ
る。
【0024】<製造法2>
【0025】
【化13】
【0026】〔式中、 R1, R2, R3, R4, n, Y:前記の意味を示す。 Y-:ハロゲンイオンを示す。〕 即ち、ハロカルボン酸エステル(IV)と第3級アミン
(X)とを反応させる。この反応は、無溶媒もしくは必
要であればイソプロパノール、エタノール、アセトンな
どの溶媒を用いることができる。ハロカルボン酸エステ
ル(IV)及び第3級アミン(X)の仕込み量は、モル比
にて〔第3級アミン(X)〕/〔ハロカルボン酸エステ
ル(IV)〕=0.8 〜2.5 が好ましく、反応温度は80〜16
0 ℃が好ましい。このようにして得られた第4級アンモ
ニウム塩(XI)は必要に応じてその対イオンを交換し、
本発明の第4級アンモニウム塩(I)を得ることができ
る。
【0027】〔柔軟仕上剤組成物〕本発明の柔軟仕上剤
組成物は、(A) 成分を3〜40重量%、好ましくは5〜30
重量%、更に好ましくは10〜30重量%含有し、残部は水
である。第4級アンモニウム塩(I)の配合量が3重量
%未満の場合、本発明が所望する柔軟効果が得られず、
40重量%を超える場合には、組成物の粘性が増大しハン
ドリング性が不良となる。本発明の組成物の柔軟性能及
び保存安定性をさらに向上させる目的で、さらに(B) 成
分とし直鎖又は分岐鎖の炭素数8〜44の飽和又は不飽和
アルコールを配合することができる。(B) 成分の配合量
は、(A) 成分に対し110 重量%以下、好ましくは1〜10
0 重量%である。この(B) 成分の直鎖又は分岐鎖の炭素
数8〜44の飽和又は不飽和アルコールの例として下記の
ものが挙げられる。
【0028】
【化14】
【0029】本発明の柔軟仕上剤組成物の柔軟性能及び
保存安定性を向上させるために、直鎖又は分岐鎖の炭素
数8〜36の飽和又は不飽和脂肪酸((C)成分) を配合する
ことができる。本発明の組成物中の(C) 成分の量は、
(A)成分の重量を基準にして100重量%以下、好ましくは
0.5〜50重量%である。ここで用いられる(C) 成分の脂
肪酸の例としては、ステアリン酸、パルミチン酸、ミリ
スチン酸、ラウリン酸、カプリン酸、カプリル酸、オレ
イン酸、イソステアリン酸、およびヤシ油、パーム油、
牛脂、ナタネ油、魚油等の天然油脂由来のアルキル組成
をもつ脂肪酸が挙げられる。
【0030】本発明組成物には、組成物の粘度調整及び
保存安定性(ゲル化防止等)の向上のため、炭素数1〜
4の1価アルコール((D)成分) を配合することが出来
る。本発明の組成物中の(D) 成分の量は、(A) 成分の重
量を基準にして60重量%以下、好ましくは5〜50重量
%、さらに好ましくは10〜45重量%である。かかる(D)
成分の炭素数1〜4の1価アルコールの例としては、メ
チルアルコール、エチルアルコール、プロピルアルコー
ル、イソプロピルアルコール、ブチルアルコールが挙げ
られる。
【0031】本発明組成物には、柔軟仕上剤基剤とし
て、公知のカチオン化合物(第4級アンモニウム塩、イ
ミダゾリニウム塩等)、エステル又はアミド、あるいは
これらのうち2種以上の混合物を配合することができ
る。これらの例として、下記一般式(XXI) で表される第
4級アンモニウム塩及び下記一般式 (XXII−1)〜 (XX
II−8)で表される化合物が例示される。
【0032】
【化15】
【0033】〔式中、 R11 :炭素数1〜4のアルキル又はヒドロキシアルキル
基を示す。 A1, A2, A3:互いに同一又は異なって、水素原子または
R12CO−(ここでR12 は直鎖又は分岐鎖の炭素数7〜35
のアルキル又はアルケニル基を示す)で表される基を示
す。但しA1、A2及びA3のうち、少なくとも一つは R12CO
−(ここでR12 は前記定義の通りである)で表される基
である。 Q- :陰イオン基を示す。〕 ここで Q- の例を挙げると、Cl- , Br- 等のハロゲンイ
オン、および炭素数1〜5のアルキルサルフェート基で
ある。本発明の組成物において、一般式 (XXI)で表され
る第4級アンモニウム塩中のQ-は、同時に用いる第4級
アンモニウム塩(I)中のX-と同一でもよいし、異なっ
ていてもよい。
【0034】
【化16】
【0035】〔式中、 R15, R16:互いに同一又は異なって、直鎖又は分岐鎖の
炭素数10〜24のアルキル、アルケニル又は2−ヒドロキ
シアルキル基を示す。 R17 :炭素数1〜3のアルキルまたはヒドロキシアルキ
ル基、ベンジル基又は式−(C2H4O)mH (ここでmは1〜3
の数を示す)で表される基を示す。 R18 :水素原子、炭素数1〜3のアルキルまたはヒドロ
キシアルキル基、ベンジル基又は式−(C2H4O)mH (ここ
でmは前記定義の通りである)で表される基を示す。 Q- :前記定義の通りである。〕
【0036】
【化17】
【0037】〔式中、 R17, R18, Q- :前記定義の通りである。 R19, R20:互いに同一又は異なって、直鎖又は分岐鎖の
炭素数9〜23のアルキル、アルケニル又は2−ヒドロキ
シアルキル基を示す。〕
【0038】
【化18】
【0039】〔式中、R17, R18, R19, Q- :前記定義の
通りである。〕
【0040】
【化19】
【0041】〔式中、R18, R19, R20, Q- :前記定義の
通りである。 B :式−OCO −又は−NHCO−で表される基を示す。〕
【0042】
【化20】
【0043】〔式中、R18, R19, R20, B, Q- :前記定
義の通りである。〕
【0044】
【化21】
【0045】〔式中、R19 :前記定義の通りである。〕
【0046】
【化22】
【0047】〔式中、R19, R20:前記定義の通りであ
る。〕
【0048】
【化23】
【0049】〔式中、 R19, R20:前記定義の通りである。 R21 :直鎖又は分岐鎖の炭素数9〜23のアルキル、アル
ケニル又は2−ヒドロキシアルキル基を示す。〕 本発明の柔軟仕上剤組成物中の、(A) 成分の濃度が高濃
度の場合、当該組成物は、保存時に増粘する傾向があ
る。この増粘傾向抑制のため、活性水素を3個以上有す
る化合物にエチレンオキシドと必要によりプロピレンオ
キシドおよび/またはトリメチレンオキシドが付加して
なり、重量平均分子量が5,000〜2,000,000で
あり、分子量中に占めるオキシエチレン基部分の割合が
55重量%以上であるポリエーテル化合物又はその誘導
体((E)成分) を配合することが好ましい。
【0050】(E) 成分を得るための出発物質である活性
水素を3個以上有する化合物としては、次のものが例示
される。多価アルコールとして、トリメチロールプロパ
ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、グリ
セリン、ペンタエリスリトール、ソルビトール、蔗糖、
ポリグリセリン、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニ
ルの部分ケン化物が例示される。多価フェノールとし
て、フェノール樹脂やアルキルフェノールのホルマリン
縮合物が例示される。ポリアミン化合物として、エチレ
ンジアミンおよびジエチレントリアミン、トリエチレン
テトラミン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレ
ンヘキサミン等のポリエチレンイミンが例示される。ま
た、これらのポリアミン化合物の誘導体である部分アミ
ド化物やN−アルキル化物も、活性水素が3個以上残存
するものであれば、(E) 成分を得るための出発物質とし
て使用し得る。
【0051】(E) 成分の製造は、活性水素を3個以上有
する化合物に、通常の方法により、エチレンオキシド
と、必要により、プロピレンオキシドおよび/またはト
リメチレンオキシドを付加することにより得られる。
(E) 成分として、特に、エチレンオキシド単独の付加
体、エチレンオキシドとプロピレンオキシドとのブロッ
ク付加体、エチレンオキシドとプロピレンオキシドとの
一部ブロック状の付加体が好ましい。活性水素を3個以
上有する化合物に、2種以上のアルキレンオキシドを付
加する場合、その付加の順序はいずれが先でも良いが、
プロピレンオキシド(以下、POと略記)を先に付加さ
せた後、エチレンオキシド(以下、EOと略記)を付加
させたものが、(A) 成分の濃度が高濃度の本発明組成物
の、保存時における増粘傾向抑制のために好ましい。
【0052】(E) 成分の分子量は、 5,000〜2,000,000
であり、好ましくは10,000〜100,000の範囲である。ま
た、分子中に占めるオキシエチレン基(EO鎖)の部分
の割合は、全分子量の55重量%以上であり、好ましくは
80重量%以上である。この場合において、(E) 成分の分
子量が 5,000未満の場合、柔軟仕上剤組成物の保存時に
おける増粘傾向を抑制する効果が低く、一方、2,000,00
0 を超える場合、柔軟仕上剤組成物の粘度が著しく増大
し、ボトルから出しにくい等の不都合が生じる。また、
(E) 成分の分子量中、オキシエチレン基の割合(合計重
量)が55重量%未満の場合、柔軟仕上剤組成物の保存時
における増粘傾向を抑制する効果が低い。
【0053】(E) 成分である、前記ポリエーテル化合物
の誘導体としては、前記ポリエーテル化合物とイソシア
ネート基を有する化合物等の反応によって得られた架橋
反応物や、前記ポリエーテル化合物の末端水酸基の硫酸
化物、リン酸化物、カルボキシアルキル化物、脂肪酸エ
ステル化物、および前記ポリエーテル化合物の窒素原子
の一部をカチオン化したものが挙げられる。その中で
も、特に、脂肪酸エステル化物とカチオン化物が好まし
い。脂肪酸エステル化物の製造において用いられる脂肪
酸としては、炭素数が7〜23個のものが好ましいが、二
重結合の数、枝分かれの有無などは、性能に大きく影響
しない。カチオン化物としては、ポリエーテル化合物中
の窒素原子の一部を、ジアルキル硫酸やハロゲン化アル
キル等を用いてカチオン化した化合物や、カチオン化後
に、酢酸、アルキルベンゼンスルホン酸等により中和し
て得られるカチオン化物が挙げられる。
【0054】本発明の柔軟仕上剤組成物は、(E) 成分
を、組成物全重量を基準にして 0.5〜5重量%、好まし
くは1〜3重量%含有する。(A) 成分に対する(E) 成分
の重量比〔(E) 成分〕/〔(A) 成分〕は、1/100 〜1
/2.5 であり、好ましくは1/50〜1/5である。ま
た、本発明の柔軟仕上剤組成物の(A) 成分と(E) 成分の
合計含有量は、組成物全重量を基準にして4〜45重量
%、好ましくは11〜39重量%、更に好ましくは14〜32重
量%である。(E) 成分の量が、上記範囲内の場合、本発
明の柔軟仕上剤組成物は、本発明が所望する水準の柔軟
性能を示し、同時に、組成物保存時における増粘傾向が
抑制される。
【0055】本発明組成物には、組成物の粘度調整のた
め、NaCl、CaCl2 、MgCl2 等の無機電解質を配合するこ
とができる。この場合、無機電解質の配合量は組成物中
0〜2重量%、好ましくは0.01〜1重量%である。本発
明の柔軟仕上剤組成物には、更に、組成物のpHを調整す
るために、酸性又はアルカリ性の物質を添加することが
できる。この場合、本発明組成物のpHが1.5 〜6.5 の範
囲内となるように、酸性又はアルカリ性の物質を添加す
ることが、組成物の粘度、保存安定性の点から望まし
い。
【0056】本発明の柔軟仕上剤組成物は、長期間にわ
たって保存しても、その安定性は高いが、更に過酷な保
存条件下での安定化のために、ポリオキシエチレン(5
〜50モル)アルキル又はアルケニル(C12〜C24)エーテル
や、ポリオキシエチレン(5〜50モル)アルキル又はア
ルケニル(C12〜C24)アミン等のノニオン界面活性剤、エ
チレングリコール、プロピレングリコール、尿素などの
ハイドロトロープ剤などを、本発明組成物に配合しても
良い。また、本発明組成物には、その外観向上のために
顔料または染料を、すすぎ時の消泡のためにシリコーン
を、使用時及び仕上がり後の趣向を良くするために香料
を配合することもできる。
【0057】本発明の柔軟仕上剤組成物を調製する方法
の一例を以下に述べるが、本発明組成物の調製方法は、
この製法に限定されるものではない。(A) 成分を溶融
し、又は(A) 成分とその他の成分(但し(E) 成分を除
く)との混合物を溶融し、この溶融物を、攪拌下、60℃
に保持されている脱イオン水の中に徐々に滴下し、エマ
ルジョンを調製する。その後、必要に応じて、このよう
にして生成したエマルジョンの中へ、(E) 成分を添加し
てもよい。更に、あらかじめ、脱イオン水の替わりに、
非イオン性界面活性剤水溶液を用いてもよいし、(A) 〜
(E) 成分の添加の後に、組成物の粘度を調節するため
に、無機塩を添加してもよい。
【0058】
【発明の効果】本発明の柔軟仕上剤組成物は、各種繊維
に対して、充分な柔軟性、帯電防止性と、優れた弾力性
を付与すると共に、保存安定性(保存後ゲル化又は増粘
しないこと。保存後柔軟仕上剤基剤が加水分解しないこ
と)及び吸水性が極めて良好である。
【0059】
【実施例】以下、本発明の新規第4級アンモニウム塩
(I−1)の実施例、及び本発明に係わる第4級アンモ
ニウム塩(I)の合成例、更に本発明の液体柔軟仕上剤
の実施例を示し、本発明を更に詳細に説明するが、本発
明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0060】実施例1 攪拌機、温度計、冷却管のついた4つ口フラスコにクロ
ロ酢酸34g、2−ヘキサデシルエイコシルアルコール 1
56gを入れ 140℃まで昇温した。生成する水を留去しな
がらそのままの温度で7時間反応させた後、水洗により
過剰のクロロ酢酸を除去しクロロ酢酸エステルを 175g
得た。次いで、ジメチルアミンの50%水溶液64gと水 1
00gを加え55℃まで昇温し、そのままの温度で10時間反
応させた。反応後、水洗により過剰ジメチルアミンを除
去しグリシンエステルを 170g得た。次に、攪拌機、温
度計のついたオートクレーブに上記グリシンエステル90
g、メチルクロライド15g、アセトン70gを入れ、90℃
で6時間反応した。反応後、アセトンによる晶析を行
い、乾燥後、白色粉末の目的物を85g得た。NMRスペ
クトル、IRスペクトルから以下の構造を確認した。
【0061】
【化24】
【0062】
【化25】
【0063】・IRスペクトル(KBr 錠剤) 1746cm-1、1206cm-1 実施例2 攪拌機、温度計、冷却管のついた4つ口フラスコにクロ
ロ酪酸44g、2−ヘキサデシルエイコシルアルコール 1
56gを入れ 140℃まで昇温した。生成する水を留去しな
がらそのままの温度で7時間反応させた後、水洗により
過剰のクロロ酪酸を除去しクロロ酪酸エステルを 185g
得た。次いで、ジメチルアミンの50%水溶液64gと水 1
00gを加え55℃まで昇温し、そのままの温度で10時間反
応させた。反応後、水洗により過剰ジメチルアミンを除
去し4−アミノ酪酸エステルを185 g得た。次に、攪拌
機、温度計のついたオートクレーブに上記4−アミノ酪
酸エステル95g、メチルクロライド15g、イソプロピル
アルコール70gを入れ、90℃で6時間反応した。反応
後、アセトンによる晶析を行い、乾燥後、白色粉末の目
的物を90g得た。NMRスペクトル、IRスペクトルか
ら以下の構造を確認した。
【0064】
【化26】
【0065】
【化27】
【0066】・IRスペクトル(KBr 錠剤) 1731cm-1、1182cm-1 実施例3 攪拌機、温度計、冷却管のついた4つ口フラスコにクロ
ロヘキサン酸45g、2−ヘキサデシルエイコシルアルコ
ール 156gを入れ 140℃まで昇温した。生成する水を留
去しながらそのままの温度で10時間反応させクロロヘキ
サン酸エステルを 195g得た。次いで、ジメチルアミン
の50%水溶液64gと水 100gを加え60℃まで昇温し、そ
のままの温度で10時間反応させた。反応後、水洗により
過剰ジメチルアミンを除去し6−アミノヘキサン酸エス
テルを 195g得た。次に、攪拌機、温度計のついたオー
トクレーブに上記6−アミノヘキサン酸エステル 100
g、メチルクロライド15g、イソプロピルアルコール80
gを入れ、90℃で8時間反応した。反応後、アセトンに
よる晶析を行い、乾燥後、白色粉末の目的物を1030g得
た。NMRスペクトル、IRスペクトルから以下の構造
を確認した。
【0067】
【化28】
【0068】
【化29】
【0069】・IRスペクトル(KBr 錠剤) 1730cm-1、1185cm-1 合成例1 攪拌機、温度計、冷却管のついた4つ口フラスコにクロ
ロ酢酸34g、2−ドデシルヘキサデシルアルコール 123
gを入れ 140℃まで昇温した。生成する水を留去しなが
らそのままの温度で5時間反応させた後、水洗により過
剰のクロロ酢酸を除去しクロロ酢酸エステルを 145g得
た。次いで、ジメチルアミンの50%水溶液64gと水 100
gを加え55℃まで昇温し、そのままの温度で10時間反応
させた。反応後、水洗により過剰ジメチルアミンを除去
しグリシンエステルを 145g得た。次に、攪拌機、温度
計のついたオートクレーブに上記グリシンエステル75
g、メチルクロライド15g、アセトン50gを入れ、90℃
で6時間反応した。反応後、アセトンによる晶析を行
い、乾燥後、白色粉末の目的物を70g得た。NMRスペ
クトル、IRスペクトルから以下の構造を確認した。
【0070】
【化30】
【0071】
【化31】
【0072】・IRスペクトル(KBr 錠剤) 1748cm-1、1205cm−1 合成例2 攪拌機、温度計、冷却管のついた4つ口フラスコにクロ
ロ酢酸34g、2−オクチルドデシルアルコール90gを
入れ 140℃まで昇温した。生成する水を留去しながらそ
のままの温度で5時間反応させた後、水洗により過剰の
クロロ酢酸を除去しクロロ酢酸エステルを 110g得た。
次いで、ジメチルアミンの50%水溶液64gと水 100gを
加え55℃まで昇温し、そのままの温度で10時間反応させ
た。反応後、水洗により過剰ジメチルアミンを除去しグ
リシンエステルを 113g得た。次に、攪拌機、温度計の
ついたオートクレーブに上記グリシンエステル57g、メ
チルクロライド15g、アセトン 400gを入れ、90℃で6
時間反応した。反応後、アセトンによる晶析を行い、乾
燥後、白色粉末の目的物を60g得た。NMRスペクト
ル、IRスペクトルから以下の構造を確認した。
【0073】
【化32】
【0074】
【化33】
【0075】・IRスペクトル(KBr 錠剤) 1746cm-1、1205cm-1 実施例1〜3及び合成例1〜2で得られた第4級アンモ
ニウム塩をまとめて表1に示す。
【0076】
【表1】
【0077】実施例4〜23、比較例1〜6 表1に示す第4級アンモニウム塩(I)((A)成分) 、表
2に示す高級アルコール((B)成分) 、表3に示す脂肪酸
((C)成分) 、低級アルコール((D)成分、表4に示すポリ
アルキレンオキシド化合物((E)成分) 等を表5及び表6
に示す割合で含有する柔軟仕上剤組成物を調製(pH=3
に調整)した。得られた柔軟仕上剤組成物について、下
記の方法により保存安定性、柔軟性、弾力性および吸水
性を評価した。結果を表7及び表8に示す。尚、比較例
においては下記の化合物(S) 〜(U) を使用した。下記式
中、R23 及びR33 は硬化牛脂脂肪酸のカルボキシル基を
メチレン基に置換して得られる組成のアルキル基を示
す。R24 及びR34 は硬化牛脂脂肪酸のカルボキシル基を
除いて得られる組成のアルキル基を示す。
【0078】
【化34】
【0079】
【表2】
【0080】
【表3】
【0081】
【表4】
【0082】(1) 保存安定性の評価方法 表5及び表6に記載の柔軟仕上剤組成物を密封して5
℃、25℃、50℃にて20日間保存し、密閉条件での外観及
び流動性を測定した。 (2) 柔軟性及び弾力性の評価方法 a) 処理方法 市販の木綿タオル 1.5kg、アクリルジャージー 0.5kg
を、30リットル洗濯機を用い、 3.5°DH硬水にて市販洗
剤アタック(花王株式会社製、登録商標)で5回繰り返
し洗濯し、各繊維についていた繊維処理剤を除去した
後、表5及び表6に記載の柔軟仕上剤組成物を6ml投入
し、25℃、1分間攪拌下で処理した。 b) 評価方法 上記方法で処理した布を室温で風乾後、25℃、60%RHの
恒温恒湿室にて24時間放置した。これらの布について柔
軟性及び弾力性の評価を行った。柔軟性及び弾力性の評
価は、ジ硬化牛脂アルキルジメチルアンモニウムクロリ
ド15重量%からなる柔軟仕上剤10ccで処理した布を対照
にして一対比較を行った。評価は次のように表す。 +2;対照より柔らかい又は弾力性が高い +1;対照よりやや柔らかい又はやや弾力性が高い 0;対照と柔らかさが同等又は弾力性が同等 (3) 吸水性の評価方法〔バイレックス法〕 柔軟性及び弾力性の評価方法と同様に処理を行った布
を、25℃、65%RHの恒温恒湿室にて24時間放置した。こ
のうち、木綿タオルを吸水性の評価に用いた。木綿タオ
ルのパイル織でない部分を、25cm×2cmの長方形に切
る。一方、上記恒温恒湿室に、25℃の水を用意し、布片
を鉛直に保持したまま下から2cmが水中に没するように
つけ、水を吸わせ、15分後に上昇した水の高さを測定す
る。
【0083】
【表5】
【0084】
【表6】
【0085】注) *:〔 〕内の数字は組成物中の配合量を示し、単位は
重量%である。またバランスは水である。
【0086】
【表7】
【0087】
【表8】
【0088】表7及び表8から明らかなように、本発明
の液体柔軟仕上剤組成物はいずれも経時的に外観や流動
性の変化がほとんどなく保存安定性が良好であった。ま
た柔軟性、弾力性及び吸水性も対照と同等あるいは対照
より優れていた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 徹 和歌山県和歌山市湊1334 花王株式会社研 究所内 (72)発明者 西本 宇一郎 和歌山県和歌山市湊1334 花王株式会社研 究所内 (72)発明者 大田和 康規 和歌山県和歌山市湊1334 花王株式会社研 究所内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記(A) 成分及び水を含有し、(A) 成分
    の含有量が組成物中3〜40重量%であることを特徴とす
    る液体柔軟仕上剤組成物。 (A) 成分:一般式(I)で表される第4級アンモニウム
    塩 【化1】 〔式中、 R1:直鎖又は分岐鎖の炭素数20〜44のアルキル基又はア
    ルケニル基を示す。 R2,R3,R4:同一又は異なって炭素数1〜5のアルキル
    基又はヒドロキシアルキル基を示す。 n :1〜6の数を示す。 X-:陰イオン基を示す。〕
  2. 【請求項2】 (A) 成分の一般式(I)で表わされる第
    4級アンモニウム塩において、R1基が直鎖又は分岐鎖の
    炭素数20〜44のアルキル基である請求項1記載の液体柔
    軟仕上剤組成物。
  3. 【請求項3】 (A) 成分の一般式(I)で表わされる第
    4級アンモニウム塩において、R1基が直鎖又は分岐鎖の
    炭素数28〜44のアルキル基である請求項2記載の液体柔
    軟仕上剤組成物。
  4. 【請求項4】 (A) 成分の一般式(I)で表わされる第
    4級アンモニウム塩において、R1基が直鎖又は分岐鎖の
    炭素数36〜44のアルキル基である請求項2記載の液体柔
    軟仕上剤組成物。
  5. 【請求項5】 (A) 成分が一般式(I−1)で表わされ
    る第4級アンモニウム塩である請求項2記載の液体柔軟
    仕上剤組成物。 【化2】 〔式中、R2, R3, R4, n, X- :前記の意味を示す。〕
  6. 【請求項6】 更に(B) 成分として、直鎖又は分岐鎖の
    炭素数8〜44の飽和又は不飽和アルコールを含有し、
    (B) 成分の含有量が(A) 成分の重量を基準にして 110重
    量%以下である請求項1〜5のいずれかの項記載の液体
    柔軟仕上剤組成物。
  7. 【請求項7】 更に(C) 成分として、直鎖又は分岐鎖の
    炭素数8〜36の飽和又は不飽和脂肪酸を含有し、(C) 成
    分の含有量が、(A) 成分の重量を基準にして100重量%
    以下である請求項1〜6のいずれかの項記載の液体柔軟
    仕上剤組成物。
  8. 【請求項8】 更に(D) 成分として、炭素数1〜4の1
    価アルコールを含有し、(D) 成分の含有量が(A) 成分の
    重量を基準にして60重量%以下である請求項1〜7のい
    ずれかの項記載の液体柔軟仕上剤組成物。
  9. 【請求項9】 更に(E) 成分として、組成物全重量を基
    準にして 0.5〜5重量%の、活性水素を3個以上有する
    化合物にエチレンオキシドと必要によりプロピレンオキ
    シドおよび/またはトリメチレンオキシドが付加してな
    り、重量平均分子量が5,000 〜2,000,000 であり、分子
    量中に占めるオキシエチレン基部分の割合が55重量%以
    上であるポリエーテル化合物又はその誘導体を含有し、
    (A) 成分に対する(E) 成分の重量比〔(E) 成分〕/
    〔(A) 成分〕が1/100 〜1/2.5であり、且つ、(A)
    成分と(E) 成分の合計含有量が組成物全重量を基準にし
    て4〜45重量%である請求項1〜8のいずれかの項記載
    の液体柔軟仕上剤組成物。
  10. 【請求項10】 一般式(I−2)で表わされる第4級
    アンモニウム塩。 【化3】 〔式中、 R1-2:直鎖又は分岐鎖の炭素数36〜44のアルキル基又は
    アルケニル基を示す。 R2, R3, R4, n, X- :前記の意味を示す。〕
  11. 【請求項11】 R1-2が直鎖又は分岐鎖の炭素数36〜44
    のアルキル基である請求項10記載の第4級アンモニウ
    ム塩。
  12. 【請求項12】 一般式(I−1)で表わされる第4級
    アンモニウム塩。 【化4】 〔式中、R2, R3, R4, n, X- :前記の意味を示す。〕
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