JPH05195433A - 柔軟仕上剤 - Google Patents

柔軟仕上剤

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JPH05195433A
JPH05195433A JP698492A JP698492A JPH05195433A JP H05195433 A JPH05195433 A JP H05195433A JP 698492 A JP698492 A JP 698492A JP 698492 A JP698492 A JP 698492A JP H05195433 A JPH05195433 A JP H05195433A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 (a) 特定のエステルアミド3級アミン又はそ
の中和塩もしくは4級塩、(b) 特定のアルカノールアミ
ド3級アミン又はその中和塩もしくは4級塩、(c) 長鎖
脂肪酸又はその中和塩、(d) 特定のアミド化合物或いは
特定のエステル化合物から選ばれる一種又は二種以上の
化合物及び(e) 高級アルコール又は高級モノアミン又は
高級ジアミンのエチレンオキシド3〜50モル付加物をそ
れぞれ特定量含有し、pHが1〜5の範囲にある柔軟仕上
剤。 【効果】 各種の繊維に対して優れた柔軟性及び弾力性
を付与でき、且つ苛酷な条件での保存にも安定である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、柔軟仕上剤に関し、詳
しくは各種の繊維に対して、優れた柔軟性及び弾力性
(ふっくら感)を付与でき、且つ、苛酷な条件での保存
にも安定な液体柔軟仕上剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】現在、
家庭用柔軟仕上剤として市販されている商品は殆どがジ
(硬化牛脂アルキル)ジメチルアンモニウムクロライド
に代表されるような1分子中に2個の長鎖アルキル基を
有する第4級アンモニウム塩を主成分とした組成物であ
る。この理由としては第4級アンモニウム塩は少量で各
種繊維に対して良好な柔軟効果を有するからである。し
かしながら、上記の第4級アンモニウム塩は、木綿類に
対しては著しい柔軟効果を有しているが、アクリル系、
ポリエステル系、ポリアミド系などの合成繊維に対して
は効果が十分とは言い難く、更に高濃度で処理すると衣
料の弾力性が低下し、風合いが損なわれてしまうことが
ある。更に、上記第4級アンモニウム塩は疎水性が強い
ためすすぎ水中に投入する際、攪拌力が弱い場合は水へ
の分散性が悪く、そのため衣料に対してムラ付きするお
それがある。また、特に低温で長期保存をする場合は、
増粘したり、ゲル状になったり、分離したりすることが
ある。市販の柔軟剤は上記の第4級アンモニウム塩の他
にポリオキシエチレン系の非イオン界面活性剤、電解質
及び溶剤等の添加剤を配合し、水への分散性及び長期保
存安定性を改良しているが、その効果は未だ不十分であ
る。
【0003】また、従来より各種アミンを柔軟基剤とす
る液体柔軟仕上剤が知られている。例えば、特開昭52−
59796 号公報にはメチルジ(硬化牛脂アルキル)アミン
のような長鎖アルキルアミンを含有する繊維に柔軟性を
付与する組成物が、特開昭58−60070 号公報にはアシル
化アルカノールアミン、水溶性第4級アンモニウム塩及
び脂肪酸エステルを含有する繊維に平滑性、快適な手触
りを与える繊維材料仕上剤が、特開昭61−167083号公報
には第4級アンモニウム化合物、高級脂肪酸とヒドロキ
シ低級アルキルポリアミンとの縮合反応物及びアルキル
アミンポリグリコールエーテルを含有する分散性の良い
柔軟剤が、特開昭61−275474号公報にはジ(高級アルキ
ル)環式アミン及びプレンステッド酸を含有する織物処
理用の安定な水性分散液が、特開昭64−85368 号公報に
はジ長鎖アルキルアミン−陰イオン性界面活性剤イオン
対複合体、非シリコーンロウ及び液体担体を含む柔軟化
組成物が、特開平2−6662号公報にはヒドロキシ低級ア
ルキルアルキレンジアミンと高級脂肪酸の縮合物等のア
ミン及び両性布地コンディショニング剤を含有する布地
コンディショニング組成物が、特開平2−14076 号公報
にはジ長鎖アルキルアミン−多官能カルボン酸錯体を含
有する柔軟性、帯電防止性を付与する布類コンディショ
ニング組成物が記載されている。更に、特開昭52−5394
号公報にはモノ又はジ長鎖アルキルアルキレンジアミン
静電気抑制剤及び第4級アンモニウム系柔軟剤を含有す
る布類状態調節組成物が記載されている。しかしなが
ら、これらアミンを含有する柔軟剤は分散性、保存安定
性は第4級アンモニウム塩を含有する柔軟剤に比べ比較
的良いが、柔軟性能は未だ十分でない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、アミンを
含有する柔軟剤について鋭意研究した結果、特殊な(ジ
長鎖型)3級モノアミン化合物又はその中和物又は第4
級化物と、(モノ長鎖型)3級モノアミン化合物又はそ
の中和物又は第4級化物と、長鎖脂肪酸又はその中和塩
と、特定のアミド化合物或いは特定のエステル化合物
と、高級アルコール又は高級アミンもしくは高級ジアミ
ンのエチレンオキシド付加物とをそれぞれ特定量用い、
pHを1〜5に調整することにより、柔軟性に優れ、しか
も衣類に弾力性(ふっくら感)を付与でき、且つ、過酷
な条件下での保存にも安定な柔軟仕上剤が得られること
を見出し、本発明を完成するに至った。
【0005】すなわち、本発明は、次の(a) 〜(e) 成分
を含み、 (a)成分/〔 (b)成分+(c) 成分〕=50/50〜
95/5(重量比)であり、且つpHが1〜5の範囲にある
柔軟仕上剤を提供するものである。 (a) ;下記構造式(A) で示される3級アミン又はその中
和塩もしくは4級塩4〜30重量%
【0006】
【化4】
【0007】(式中、 R1:炭素数1〜4のアルキル基又はヒドロキシアルキル
基 R2,R3:炭素数11〜21のアルキル基又はアルケニル基 m :1〜10 n :2〜3 を意味する。) (b) ;下記構造式(B) で示される3級アミン又はその中
和塩もしくは4級塩0.1〜5重量%
【0008】
【化5】
【0009】(式中、 R1b :炭素数1〜4のアルキル基又はヒドロキシアルキ
ル基 R2b :炭素数11〜21のアルキル基又はアルケニル基 p :1〜10 q :2〜3 を意味する。) (c) ;下記構造式(C) で示される脂肪酸又はその中和塩
0.1〜3重量% R2cCOOH (C) (式中、R2c は炭素数11〜21のアルキル基又はアルケニ
ル基を意味する。) (d) ;下記構造式(D) で示される化合物或いは3〜6価の多価アルコールの炭素 数8〜22の脂肪酸とのエステル化物から選ばれる一種又は二種以上の化合 物 0〜5重量%
【0010】
【化6】
【0011】(式中、 R4:炭素数7〜21のアルキル基又はアルケニル基 X :H 、CH3 又はC2H4OH Y :H 、CH3 、C2H4OH、CSH2SCOOM又は CSH2SSO3M s :1〜3 M : H又は1〜2価の金属 を意味する。) (e) ;炭素数8〜22の高級アルコール又は高級モノアミン又は高級ジアミンのエ チレンオキシド3〜50モル付加物 0〜5重量%。
【0012】本発明の(a) 成分の(A) 式に示される3級
アミン化合物の代表例は次のようにして得ることができ
る。該当する N−低級アルキルアルカノールアミンやジ
エタノールアミン等のジアルカノールアミンのシアノエ
チル化、水添反応等により得られる下式
【0013】
【化7】
【0014】で表される化合物を炭素数12〜22の脂肪酸
と反応させることにより得ることができる。又、これら
の反応の途中で副生する種々の化合物や不純物として
【0015】
【化8】
【0016】等が微量生成するが、これらが含有されて
いても、問題はない。3級アミン(A) から中和物を得る
ための酸としては塩酸、硝酸、リン酸、硫酸等の無機酸
や、酢酸、乳酸、グリコール酸、クエン酸、マレイン酸
等の炭素数6以下の有機酸が挙げられるが、塩酸が最も
安価で高性能である。また、中和工程は3級アミン(A)
を予め中和したものを水に分散してもよいし、酸水溶液
中に3級アミン(A) を液状又は固体状で投入してもよ
い。勿論3級アミン(A) と酸成分を同時に投入してもよ
い。また、3級アミン(A) の4級化物はメチルクロリド
やジアルキル硫酸等を用いた公知の方法により得ること
ができる。
【0017】本発明の (b)成分である (B)式で示される
アミン化合物は (a)成分の (A)式で示されるアミン化合
物を製造する際に同時に製造することが可能である。勿
論、(b) 成分を (a)成分とは別に合成して、適当量配合
して調製することもできる。又、中和物や4級化物も
(a)成分と同様にして得ることができるし、 (a)成分と
同時に中和や4級化を行ってもよい。
【0018】また、本発明の (c)成分は、 (a)成分や
(b)成分を製造する時の条件を適宜調整することにより
組成物中に含有させることができ、また (c)成分を別に
配合してもよい。脂肪酸の中和塩を用いる場合は、K 又
はNa塩が一般的である。勿論、系中で (a)成分や (b)成
分のアミン化合物と (c)成分の脂肪酸やその塩が、一部
錯体を形成していてもよい。
【0019】本発明の (d)成分の(D) 式で表される化合
物としては、より具体的には次のものが例示される。
【0020】
【化9】
【0021】また、(d) 成分のエステル化合物として
は、次のものが例示される。グリセリン、トリメチロー
ルプロパン、ペンタエリスリトール、ソルビトール、ト
リエタノールアミン等の3〜6価の多価アルコールのラ
ウリン酸、オレイン酸、ステアリン酸、硬化牛脂脂肪酸
等の炭素数8〜22の長鎖脂肪酸とのエステル化合物であ
る。エステル化合物は、すべてのOH基をエステル結合し
たものより、一部のOH基のみエステル化させたものの方
が良好である。エステル化合物は上記の方法の他にトリ
グリセライドとグリセリンとのエステル交換反応によっ
て得ることもできる。本発明において、(d) 成分は0〜
5重量%、好ましくは 0.2〜3.5 重量%配合される。
【0022】(e) 成分としては、より具体的には、次の
ものが例示される。炭素数8〜22の天然油脂由来のアル
コール、例えば、ヤシ油アルキル組成アルコール、牛脂
アルキル組成アルコール、ラウリルアルコール、ステア
リルアルコール、オレイルアルコール、硬化牛脂アルキ
ル組成アルコールや各種の合成アルコールにエチレンオ
キシドを3〜50モル、好ましくは5〜40モル付加させた
非イオン系活性剤や、ラウリルアミンや硬化牛脂アルキ
ル組成アミン等のモノアミンや、オレイルプロピレンジ
アミン等のジアミンにエチレンオキシド3〜50モル、好
ましくは、5〜40モル付加させた非イオン系活性剤が使
用される。本発明において、(e) 成分は0〜5重量%、
好ましくは 0.2〜3.5 重量%配合される。(d) 成分と
(e) 成分は総量で組成物中に0.3 〜5重量%配合するの
が好ましい。
【0023】本発明において、(a)成分と〔(b)成分+
(c)成分〕の重量比は(a)成分/〔 (b)成分+(c) 成分〕
=50/50〜95/5、好ましくは60/40〜90/10である。
【0024】また、本発明の柔軟仕上剤はpHを1〜5、
好ましくは 1.5〜3.0 に調整することにより、過酷な条
件での保存にも安定な液体柔軟仕上剤となる。
【0025】本発明に係わる化合物を必須とする柔軟仕
上剤を製品化する際、製品の粘性及びハンドリング性を
考慮すると本発明に係わる化合物の総量は5〜45重量
%、好ましくは6〜30重量%、特に好ましくは10〜30重
量%である。
【0026】本発明の柔軟仕上剤を調製する際に、アル
カリ金属塩又はアルカリ土類金属塩を0.01〜1重量%配
合することにより、柔軟仕上剤のハンドリング性が向上
する。これらの金属塩としては、NaCl、Na2SO4、CaC
l2 、KCl 、K2SO4 、MgCl2 等が挙げられる。
【0027】本発明の液体柔軟仕上剤は、ハンドリング
性や外観の点から粘性や分散粒子の粒径が決定される
が、平均粒子径としては光散乱法により測定した値で、
0.03〜1.0 μm 、好ましくは0.05〜0.5 μm がよい。ま
た、本発明の柔軟仕上剤の粘度は、B型粘度計による25
℃での測定値で、10〜200cps、好ましくは20〜100cpsで
ある。
【0028】本発明の柔軟仕上剤に、更にジメチルポリ
シロキサン、部分的にアミノ基又はポリオキシアルキレ
ン基で変性されたジメチルポリシロキサン等のシリコー
ン化合物、特に好ましくは部分的にポリオキシアルキレ
ン基で変性されたジメチルポリシロキサンを配合するこ
とにより吸水性能を損なうことなく柔軟処理された衣料
の肌ざわりを改良できる。これらのシリコーン化合物は
0.02〜1.0 重量%配合されるのが好ましい。
【0029】また、製品の外観を良くしたり、香りを良
くするために、色素や香料を配合するのが一般的であ
る。色素としては、分子内にSO3 基、アミノ基又は
アンモニウム基の,の両方を有する有機系の染料が
保存安定性上好ましく、その添加量は1〜100ppm、さら
に好ましくは5〜50ppm である。本発明の柔軟仕上剤に
用いられる染料としては例えば次のものが例示される。 〔青色染料〕 C.I.Direct Blue1 C.I.Direct Blue2 C.I.Direct Blue6 C.I.Direct Blue15 C.I.Direct Blue41 C.I.Acid Blue 1 C.I.Acid Blue 7 C.I.Acid Blue 9 C.I.Acid Blue 15 C.I.Acid Blue 22 C.I.Acid Blue 29 C.I.Acid Blue 90 C.I.Acid Blue 104 C.I.Acid Blue 117 C.I.Acid Blue 138 C.I.Food Blue 1 〔緑色染料〕 C.I.Direct green 1 C.I.Direct green 6 C.I.Direct green 28 C.I.Acid green 3 C.I.Acid green 9 C.I.Acid green 16 C.I.Acid green 20 C.I.Food green 3 また、香料としては、炭化水素系の香料や官能基として
【0030】
【化10】
【0031】を有する化合物からなる香料成分を主体と
するものが好ましい。特に安定な香料としては、シンナ
ミックアルコール、フェニルエチルアルコール(β−フ
ェニルエチルアルコール)、ターピネオール(1−メチ
ル−4−イソプロピル−1−シクロヘキセン−8−オー
ル)、バニリン(4−ヒドロキシ−3−メトキシベンズ
アルデヒド)、アセチルイソオイゲノール(2−メトキ
シ−4−プロペニルフェニルアセテート)、p−ter
t−ブチルシクロヘキシルアセテート、エディオン(メ
チルジヒドロジャスモネート)、ゲラニルアセテート
(2,6 −ジメチル−2,6 −オクタジエン−8−イル−ア
セテート)、アルデヒドC-14ピーチ(γ−ウンデカラク
トン)、ヨノン〔4−(2,6,6 −トリメチル−2−シク
ロヘキセン−1−イル)−3−ブテン−2−オン〕、テ
ンタローム(6−アセチル−1,1,3,4,4,6 −ヘキサメチ
ルテトラヒドロナフタレン)、クマリン(1,2 −ベンゾ
ピロン)、セドリルメチルエーテル、パールライド(1,
3,4,6,7,8 −ヘキサヒドロ−4,6,6,7,8,8 −ヘキサメチ
ルシクロペンタ−γ−ベンゾピラン)等が挙げられる。
また、賦香率は0.05〜2.0 %が望ましい。
【0032】製品のハンドリング性や、保湿性の改良の
ため、炭素数1〜3の1〜3価のアルコールを10重量%
以下の量配合することもできる。このようなアルコール
としては、メタノール、エタノール、イソプロピルアル
コール、エチレングリコール、グリセリン等がある。
【0033】更に、柔軟仕上剤の製品中に蛍光増白剤や
消泡剤や抗菌剤を配合することはしばしばあり、本発明
にも適用可能である。また、上記 (a)〜(e) 成分及び任
意成分以外の残部は水である。
【0034】
【発明の効果】本発明の柔軟仕上剤は各種繊維に対し
て、十分な柔軟性、帯電防止性を与え、優れた弾力性を
付与し、且つ苛酷な条件での保存にも安定である。さら
に、本発明の柔軟成分は生分解性が良いため、環境への
汚染の可能性が少ない。
【0035】
【実施例】次に本発明を実施例をもって詳述するが、本
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0036】実施例及び比較例で用いた化合物を以下の
表1〜5に示す。
【0037】
【表1】
【0038】
【表2】
【0039】
【表3】
【0040】
【表4】
【0041】
【表5】
【0042】注) *エステル化度は分子中の平均のエステル結合の数を示
す。
【0043】実施例1〜15及び比較例1〜5 上記の表1〜5に示した (a)〜(f) 成分( (f)成分は任
意成分である)を用いて、表7〜8に示す配合の組成物
を調製した。なお、いずれの配合の場合も (a)〜(d) 成
分の総量が18重量%となるようにし、すべての配合に、
C.I Acid Blue29を10ppm 、以下の表6に示す調合香料
0.2重量%を配合した。
【0044】
【表6】
【0045】以下の方法により柔軟性、弾力性及び安定
性の評価を行った。 <柔軟性、弾力性の評価> (1) 処理方法 市販の木綿タオル2kg、アクリルジャージー1kgを 3.5
°DH硬水にて市販洗剤アタック(花王株式会社製、登録
商標)にて5回繰り返し洗濯(30リットル洗濯機)を
し、各繊維についていた繊維処理剤を除去した後、表7
〜8の配合組成物を有効成分として 1.5g投入し、25
℃、1分間攪拌下で処理した。 (2) 評価方法 上記方法で処理した布を室内で風乾後、25℃、65%RHの
恒温恒湿室にて24時間放置した。これらの布について柔
軟性、弾力性及び安定性の評価を行った。 <柔軟性及び弾力性の評価>柔軟性及び弾力性の評価
は、ジ水素添加牛脂アルキルジメチルアンモニウムクロ
ライド15重量%からなる柔軟剤10ccで処理した布を対照
にして一対比較を行った。評価は次のように表す。 +2;対照より柔らかい又は弾力性が高い +1;対照よりやや柔らかい又は弾力性がやや高い 0;対照と同じ −1;対照がやや柔らかい又は対照より弾力性がやや低
い −2;対照が柔らかい又は対照より弾力性が低い <安定性の評価> 表7〜8に示す配合の組成物を次の条件に保存し評価し
た。 (1) 保存条件 (イ)50℃ (ロ)50℃と30℃の繰り返し (1サイクル/1日) (ハ)−20℃と10℃の繰り返し(1サイクル/1日) (ニ)−10℃ (2) 評価 ○:2ケ月間外観の変化がない △:1ケ月間外観の変化がなく2ケ月後に分離又は増粘
がある ×:1ケ月後に分離又は増粘がある
【0046】
【表7】
【0047】
【表8】
【0048】注) 1) pH;原液のpH。 2) 粒径;分散粒子の平均粒子径、光散乱法にて測定、
μm 。 3) 粘度;B型粘度計により測定された25℃での粘度、c
ps 。
【0049】表7〜8に示すように、本発明の配合物は
柔軟性と弾力性を与え、且つ過酷な保存条件においても
充分な安定性を満足する。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D06M 15/643 D06M 15/61 15/643

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の (a)〜(e) 成分を含み、 (a)成分/
    〔 (b)成分+(c) 成分〕=50/50〜95/5(重量比)で
    あり、且つpHが1〜5の範囲にある柔軟仕上剤。 (a) ;下記構造式(A) で示される3級アミン又はその中
    和塩もしくは4級塩4〜30重量% 【化1】 (式中、 R1:炭素数1〜4のアルキル基又はヒドロキシアルキル
    基 R2,R3:炭素数11〜21のアルキル基又はアルケニル基 m :1〜10 n :2〜3 を意味する。) (b) ;下記構造式(B) で示される3級アミン又はその中
    和塩もしくは4級塩0.1〜5重量% 【化2】 (式中、 R1b :炭素数1〜4のアルキル基又はヒドロキシアルキ
    ル基 R2b :炭素数11〜21のアルキル基又はアルケニル基 p :1〜10 q :2〜3 を意味する。) (c) ;下記構造式(C) で示される脂肪酸又はその中和塩
    0.1〜3重量% R2cCOOH (C) (式中、R2c は炭素数11〜21のアルキル基又はアルケニ
    ル基を意味する。) (d) ;下記構造式(D) で示される化合物或いは3〜6価の多価アルコールの炭素 数8〜22の脂肪酸とのエステル化物から選ばれる一種又は二種以上の化合 物 0〜5重量% 【化3】 (式中、 R4:炭素数7〜21のアルキル基又はアルケニル基 X :H 、CH3 又はC2H4OH Y :H 、CH3 、C2H4OH、CSH2SCOOM又は CSH2SSO3M s :1〜3 M : H又は1〜2価の金属 を意味する。) (e) ;炭素数8〜22の高級アルコール又は高級モノアミン又は高級ジアミンのエ チレンオキシド3〜50モル付加物 0〜5重量%
  2. 【請求項2】 更にアルカリ金属塩又はアルカリ土類金
    属塩を0.01〜1重量%含有する請求項1記載の柔軟仕上
    剤。
  3. 【請求項3】 柔軟仕上剤中に分散する粒子の平均粒子
    径が0.03〜1.0 μmの範囲にある請求項1又は2記載の
    柔軟仕上剤。
  4. 【請求項4】 B型粘度計により測定された25℃での粘
    度が10〜200cpsの範囲にある請求項1〜3の何れか1項
    記載の柔軟仕上剤。
  5. 【請求項5】 ジメチルポリシロキサン及び/又は部分
    的にアミノ基又はポリオキシアルキレン基で変性された
    ジメチルポリシロキサンを0.02〜1.0 重量%含有する請
    求項1〜4の何れか1項記載の柔軟仕上剤。
  6. 【請求項6】 SO3 基と、アミノ基又はアンモニウム基
    とを分子内に有する有機色素を1〜100ppm含有する請求
    項1〜5の何れか1項記載の柔軟仕上剤。
  7. 【請求項7】 炭素数1〜3の1〜3価のアルコールを
    10重量%以下含有する請求項1〜6の何れか1項記載の
    柔軟仕上剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN1301961C (zh) * 2001-09-28 2007-02-28 Lg生活健康株式会社 阳离子表面活性剂的制备方法及使用该表面活性剂的织物柔软剂组合物
KR100797973B1 (ko) * 2001-09-28 2008-01-24 주식회사 엘지생활건강 양이온성 계면활성제의 제조방법
JP2011042892A (ja) * 2009-08-20 2011-03-03 Kao Corp 液体柔軟剤組成物
CN104131468A (zh) * 2014-08-08 2014-11-05 南雄鼎成化工有限公司 棉织物超疏水抗菌整理剂制备方法及其应用

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