JP3502684B2 - 液体柔軟仕上剤組成物及び新規第4級アンモニウム塩 - Google Patents

液体柔軟仕上剤組成物及び新規第4級アンモニウム塩

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JP3502684B2
JP3502684B2 JP02819695A JP2819695A JP3502684B2 JP 3502684 B2 JP3502684 B2 JP 3502684B2 JP 02819695 A JP02819695 A JP 02819695A JP 2819695 A JP2819695 A JP 2819695A JP 3502684 B2 JP3502684 B2 JP 3502684B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種の繊維に対し優れ
た柔軟性及び弾力性(ふっくら感)を付与し、且つ保存
安定性に優れ、且つ優れた吸水性を示し、かつ生分解性
に優れ自然環境に対し優しい液体柔軟仕上剤に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】現在、
家庭用柔軟仕上剤として市販されている商品はジ(硬化
牛脂アルキル)ジメチルアンモニウムクロリドを主成分
とした組成物が一般的である。この理由としてはこの第
4級アンモニウム塩が少量で各種繊維に対して良好な柔
軟効果を発揮するからである。しかしながら、上記第4
級アンモニウム塩は柔軟効果は高いもののより高い柔軟
効果を得ようと高濃度で処理すると、特に木綿類に対し
てその弾力性を低下させ、風合いを損なってしまうこと
がある。更に上記第4級アンモニウム塩を用いた柔軟剤
組成物は、長期保存を行うとその物理化学的性質によ
り、容易に増粘したり、ゲル状になったり、分離したり
することがある。市販の柔軟剤には、上記の第4級アン
モニウム塩の他にポリオキシエチレン系の非イオン活性
剤、電解質及び溶剤等の添加剤を配合し、長期保存安定
性を改良しているが、その効果は未だ不十分である。
【0003】更に、従来の第4級アンモニウム塩の欠点
を、第4級窒素原子と長鎖アルキル鎖との間にエステル
基を導入することにより改良するため、各種の柔軟仕上
剤が提案されている。例えば特開平3−90677 号公報に
はゲル形成をせず良好に分散するエステル基含有第4級
アンモニウム塩を用いた柔軟剤組成物が開示され、そし
て特開平1−162872号公報には高温保存時における粘度
安定性の良好な、エステル基含有第4級アンモニウム塩
を用いた柔軟剤組成物が開示されている。しかしなが
ら、これらの第4級アンモニウム塩を含有する柔軟仕上
剤は、柔軟性能、保存安定性及び吸水性(吸水性が劣る
柔軟仕上剤で処理された繊維は、水をはじく傾向があ
り、使用感がよくない)の点で未だ充分とは言えなかっ
た。従って本発明の課題は、柔軟性能、保存安定性及び
吸水性の点で充分満足すべき性能を示し、かつ生分解性
に優れ、自然環境に対し優しい液体柔軟仕上剤組成物を
提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
した結果、極めて特定の構造を有する第4級アンモニウ
ム塩を含有する液体柔軟仕上剤組成物により上記課題を
解決し得ることを見いだし、本発明を完成するに至っ
た。即ち、本発明は、下記 (A)成分及び水を含有し、
(A)成分の含有量が組成物中3〜40重量%であることを
特徴とする液体柔軟仕上剤組成物を提供するものであ
る。 (A) 成分:一般式(I)で表される第4級アンモニウム
【0005】
【化6】
【0006】〔式中、 R1:直鎖又は分岐鎖の炭素数20〜44のアルキル基又はア
ルケニル基を示す。 R2, R3, R4:同一又は異なって炭素数1〜5のアルキル
基又はヒドロキシアルキル基を示す。 Y :炭素数2〜4の直鎖又は分岐鎖のアルキレン基を示
す。 m:アルキレンオキシドの平均付加モル数を示す1〜20
の数である。 n:1〜6の整数を示す。 X-:陰イオン基を示す。〕 以下、本発明について詳細に説明する。
【0007】〔(A) 成分〕本発明において、(A) 成分と
して一般式(I)で表わされる第4級アンモニウム塩
(以下、第4級アンモニウム塩(I)と略記)が使用さ
れる。この場合において X- 基は陰イオン基を示すが、
陰イオン基としては、例えばハロゲン陰イオン基 (Cl-,
Br-等)、炭素数1〜5のアルキルサルフェート陰イオ
ン基(CH3SO4 -, C2H5SO4 - , C3H7SO4 - 等)等が例示され
る。ここで、第4級アンモニウム塩(I)を例示すると
次の通りである。
【0008】
【化7】
【0009】
【化8】
【0010】これらの第4級アンモニウム塩(I)のう
ち、柔軟性能付与の観点より、R1基が直鎖又は分岐鎖の
炭素数28〜44のアルキル基又はアルケニル基で Yがエチ
レン基である第4級アンモニウム塩が好ましく、R1基が
【0011】
【化9】
【0012】(式中、p は9〜21の数を示す。)で表さ
れる基であり、 Yがエチレン基である第4級アンモニウ
ム塩が更に好ましい。また、一般式(I)において、
R2,R3及びR4はメチル基が好ましく、nは1が好まし
い。更にmは1〜8が好ましく、2〜5が特に好まし
い。第4級アンモニウム塩(I)として特に好ましいも
のは、下記の一般式(I−1)で表される第4級アンモ
ニウム塩である。
【0013】
【化10】
【0014】〔式中、R2, R3, R4, n, m, X- :前記
の意味を示す。〕 この一般式(I−1)で表される第4級アンモニウム塩
に該当する第4級アンモニウム塩として次のものが例示
される。
【0015】
【化11】
【0016】これらの第4級アンモニウム塩(I)にお
いて、下記一般式(I−2)で表される第4級アンモニ
ウム塩及び上記一般式(I−1)で表される第4級アン
モニウム塩は新規化合物である。
【0017】
【化12】
【0018】〔式中、 R1-2:直鎖又は分岐鎖の炭素数36〜44のアルキル基又は
アルケニル基を示す。 R2, R3, R4, Y, n, m, X-:前記の意味を示す。〕 第4級アンモニウム塩(I)は、例えば以下の製造法1
及び製造法2によって製造されるが、本発明はこの製造
条件によって制限されるものではない。
【0019】<製造法1>
【0020】
【化13】
【0021】〔式中、 R1, R2, R3, Y, n, m :前記の意味を示す。 R5:炭素数1〜5のアルキル基を示す。 Z :ハロゲン原子を示す。 W-:ハロゲンイオン又は R5SO4 - で表わされる基を示
す。但しR5は前記の意味を示す。〕 即ち、先ずハロカルボン酸(II)と高級アルコールのア
ルキレンオキシド付加体(III)を反応させ、ハロカルボ
ン酸エステル(IV)を得る。この場合においてハロカル
ボン酸(II)の例としては、下記式で表されるものが挙
げられ、好ましくはモノクロロ酢酸である。 ClCH2COOH, ClCH2CH2CH2COOH, Cl(CH2)5COOH, BrCH2
COOH また、高級アルコールのアルキレンオキシド付加体(II
I)の例としては、下記式で表されるもの等が挙げられ、
これらの単独又は混合物が用いられるが、好ましくは2
−ヘキサデシルエイコシルアルコールのアルキレンオキ
シド付加体、特にエチレンオキシド付加体である。
【0022】
【化14】
【0023】ここで、ハロカルボン酸(II)及び高級ア
ルコールのアルキレンオキシド付加体(III)の仕込み量
は、モル比にて〔ハロカルボン酸(II)〕/〔高級アル
コールのアルキレンオキシド付加体(III)〕=0.8〜1.5
が好ましく、反応温度は120℃〜160 ℃が好ましく、ま
た反応時間は2〜10時間が好ましい。
【0024】このようにして得られたハロカルボン酸エ
ステル(IV)を、第2級アミン(V)と反応させる。第
2級アミン(V)の例としては、ジメチルアミン、ジエ
チルアミン、ジエタノールアミン、メチルエタノールア
ミン、ジプロピルアミン、ジ(イソプロピル)アミン、
ジブチルアミン等が挙げられ、好ましくはジメチルアミ
ン、ジエチルアミンである。ここでハロカルボン酸エス
テル(IV)及び第2級アミン(V)の仕込み量は、モル
比にて〔第2級アミン(V)〕/〔ハロカルボン酸エス
テル(IV)〕=0.8〜3.0 が好ましく、反応温度は30〜8
0℃が好ましく、反応時間は3〜15時間が好ましい。
【0025】このようにして得られたエステルアミン
(VII)を4級化剤(VIII)と反応させる。4級化剤(VIII)
の例としては、アルキルハライド(メチルクロライド、
メチルブロマイド等)、ジアルキル硫酸(アルキル基の
炭素数は1〜5)等が挙げられ、好ましくはメチルクロ
ライド、ジメチル硫酸である。エステルアミン (VII)と
4級化剤(VIII)との反応は、イソプロパノール、エタノ
ール、アセトン等の溶媒の存在下で行われる。この場合
エステルアミン (VII)及び4級化剤(VIII)の仕込み量
は、モル比にて〔エステルアミン (VII)〕/〔4級化剤
(VIII)〕=0.8 〜1.5 が好ましく、反応温度は80〜120
℃が好ましい。このようにして得られた第4級アンモニ
ウム塩(IX)は必要に応じてその対イオンを交換し、本
発明の第4級アンモニウム塩(I)を得ることができ
る。
【0026】<製造法2>
【0027】
【化15】
【0028】〔式中、 R1, R2, R3, R4, Y, n, m, Z:前記の意味を示す。 Z-:ハロゲンイオンを示す。〕 即ち、ハロカルボン酸エステル(IV)と第3級アミン
(X)とを反応させる。この反応は、無溶媒もしくは必
要であればイソプロパノール、エタノール、アセトンな
どの溶媒を用いることができる。ハロカルボン酸エステ
ル(IV)及び第3級アミン(X)の仕込み量は、モル比
にて〔第3級アミン(X)〕/〔ハロカルボン酸エステ
ル(IV)〕=0.8 〜2.5 が好ましく、反応温度は40〜 1
20℃が好ましく、特に好ましくは50〜80℃である。この
ようにして得られた第4級アンモニウム塩(XI)は必要
に応じてその対イオンを交換し、本発明の第4級アンモ
ニウム塩(I)を得ることができる。
【0029】〔柔軟仕上剤組成物〕本発明の柔軟仕上剤
組成物は、(A) 成分の第4級アンモニウム塩(I)を3
〜40重量%、好ましくは5〜30重量%、更に好ましくは
10〜30重量%含有し、残部は水である。第4級アンモニ
ウム塩(I)の配合量が3重量%未満の場合、本発明が
所望する柔軟効果が得られず、40重量%を超える場合に
は、組成物の粘性が増大しハンドリング性が不良とな
る。本発明の組成物の柔軟性能及び保存安定性をさらに
向上させる目的で、さらに(B) 成分とし直鎖又は分岐鎖
の炭素数8〜44の飽和又は不飽和アルコール、好ましく
は式
【0030】
【化16】
【0031】(式中、p は前記の意味を示す。)で表さ
れるゲルベアルコールを配合することができる。(B) 成
分の配合量は、(A) 成分に対し110 重量%以下、好まし
くは1〜100 重量%である。この(B) 成分の直鎖又は分
岐鎖の炭素数8〜44の飽和又は不飽和アルコールの例と
して下記のものが挙げられる。
【0032】
【化17】
【0033】本発明の柔軟仕上剤組成物の柔軟性能及び
保存安定性を向上させるために、直鎖又は分岐鎖の炭素
数8〜36の飽和又は不飽和脂肪酸((C)成分) 、好ましく
は炭素数12〜20、更に好ましくは炭素数14〜18の飽和又
は不飽和脂肪酸を配合することができる。本発明の組成
物中の(C) 成分の量は、(A) 成分の重量を基準にして10
0 重量%以下、好ましくは0.5 〜50重量%である。ここ
で用いられる(C) 成分の脂肪酸の例としては、ステアリ
ン酸、パルミチン酸、ミリスチン酸、ラウリン酸、カプ
リン酸、カプリル酸、オレイン酸、イソステアリン酸、
およびヤシ油、パーム油、牛脂、ナタネ油、魚油等の天
然油脂由来のアルキル組成をもつ脂肪酸が挙げられる。
好ましくは硬化牛脂脂肪酸、ステアリン酸、パルミチン
酸である。
【0034】本発明組成物には、組成物の粘度調整及び
保存安定性(ゲル化防止等)の向上のため、炭素数1〜
4の1価アルコール((D)成分) を配合することが出来
る。本発明の組成物中の(D) 成分の量は、(A) 成分の重
量を基準にして60重量%以下、好ましくは5〜50重量
%、さらに好ましくは10〜45重量%である。かかる(D)
成分の炭素数1〜4の1価アルコールの例としては、メ
チルアルコール、エチルアルコール、プロピルアルコー
ル、イソプロピルアルコール、ブチルアルコールが挙げ
られる。好ましくは炭素数2〜3の1価アルコールであ
る。
【0035】本発明組成物には、柔軟仕上剤基剤とし
て、公知のカチオン化合物(第4級アンモニウム塩、イ
ミダゾリニウム塩等)、エステル又はアミド、あるいは
これらのうち2種以上の混合物を配合することができ
る。これらの例として、下記一般式(XXI) で表される第
4級アンモニウム塩及び下記一般式 (XXII−1)〜 (XX
II−8)で表される化合物が例示される。
【0036】
【化18】
【0037】〔式中、 R11 :炭素数1〜4のアルキル又はヒドロキシアルキル
基を示す。 A1, A2, A3:互いに同一又は異なって、水素原子または
R12CO−(ここでR12 は直鎖又は分岐鎖の炭素数7〜35
のアルキル又はアルケニル基を示す)で表される基を示
す。但しA1、A2及びA3のうち、少なくとも一つは R12CO
−(ここでR12 は前記定義の通りである)で表される基
である。 Q- :陰イオン基を示す。〕 ここで Q- の例を挙げると、Cl- , Br- 等のハロゲンイ
オン、および炭素数1〜5のアルキルサルフェート基で
ある。本発明の組成物において、一般式 (XXI)で表され
る第4級アンモニウム塩中のQ-は、同時に用いる第4級
アンモニウム塩(I)中のX-と同一でもよいし、異なっ
ていてもよい。
【0038】
【化19】
【0039】〔式中、 R15, R16:互いに同一又は異なって、直鎖又は分岐鎖の
炭素数10〜24のアルキル、アルケニル又は2−ヒドロキ
シアルキル基を示す。 R17 :炭素数1〜3のアルキルまたはヒドロキシアルキ
ル基、ベンジル基又は式−(C2H4O)qH (ここでqは1〜3
の数を示す)で表される基を示す。 R18 :水素原子、炭素数1〜3のアルキルまたはヒドロ
キシアルキル基、ベンジル基又は式−(C2H4O)qH (ここ
でqは前記定義の通りである)で表される基を示す。 Q- :前記定義の通りである。〕
【0040】
【化20】
【0041】〔式中、 R17, R18, Q- :前記定義の通りである。 R19, R20:互いに同一又は異なって、直鎖又は分岐鎖の
炭素数9〜23のアルキル、アルケニル又は2−ヒドロキ
シアルキル基を示す。〕
【0042】
【化21】
【0043】〔式中、R17, R18, R19, Q- :前記定義の
通りである。〕
【0044】
【化22】
【0045】〔式中、R18, R19, R20, Q- :前記定義の
通りである。 B :式−OCO −又は−NHCO−で表される基を示す。〕
【0046】
【化23】
【0047】〔式中、R18, R19, R20, B, Q- :前記定
義の通りである。〕
【0048】
【化24】
【0049】〔式中、R19 :前記定義の通りである。〕
【0050】
【化25】
【0051】〔式中、R19, R20:前記定義の通りであ
る。〕
【0052】
【化26】
【0053】〔式中、 R19, R20:前記定義の通りである。 R21 :直鎖又は分岐鎖の炭素数9〜23のアルキル、アル
ケニル又は2−ヒドロキシアルキル基を示す。〕 本発明の柔軟仕上剤組成物中の、(A) 成分の濃度が高濃
度の場合、当該組成物は、保存時に増粘する傾向があ
る。この増粘傾向抑制のため、活性水素を3個以上有す
る化合物にエチレンオキシドと必要によりプロピレンオ
キシドおよび/またはトリメチレンオキシドが付加して
なり、重量平均分子量が5,000〜2,000,000であり、分子
量中に占めるオキシエチレン基部分の割合が55重量%以
上であるポリエーテル化合物又はその誘導体((E)成分)
を配合することが好ましい。
【0054】(E) 成分を得るための出発物質である活性
水素を3個以上有する化合物としては、次のものが例示
される。多価アルコールとして、トリメチロールプロパ
ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、グリ
セリン、ペンタエリスリトール、ソルビトール、蔗糖、
ポリグリセリン、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニ
ルの部分ケン化物が例示される。多価フェノールとし
て、フェノール樹脂やアルキルフェノールのホルマリン
縮合物が例示される。ポリアミン化合物として、エチレ
ンジアミンおよびジエチレントリアミン、トリエチレン
テトラミン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレ
ンヘキサミン等のポリエチレンイミンが例示される。ま
た、これらのポリアミン化合物の誘導体である部分アミ
ド化物やN−アルキル化物も、活性水素が3個以上残存
するものであれば、(E) 成分を得るための出発物質とし
て使用し得る。好ましくはグリセリン、ソルビトール、
テトラエチレンペンタミン、ポリエチレンイミンであ
る。
【0055】(E) 成分の製造は、活性水素を3個以上有
する化合物に、通常の方法により、エチレンオキシド
と、必要により、プロピレンオキシドおよび/またはト
リメチレンオキシドを付加することにより得られる。
(E) 成分として、特に、エチレンオキシド単独の付加
体、エチレンオキシドとプロピレンオキシドとのブロッ
ク付加体、エチレンオキシドとプロピレンオキシドとの
一部ブロック状の付加体が好ましい。活性水素を3個以
上有する化合物に、2種以上のアルキレンオキシドを付
加する場合、その付加の順序はいずれが先でも良いが、
プロピレンオキシド(以下、POと略記)を先に付加さ
せた後、エチレンオキシド(以下、EOと略記)を付加
させたものが、(A) 成分の濃度が高濃度の本発明組成物
の、保存時における増粘傾向抑制のために好ましい。
【0056】(E) 成分の分子量は、 5,000〜2,000,000
であり、好ましくは10,000〜100,000の範囲である。ま
た、分子中に占めるオキシエチレン基(EO鎖)の部分
の割合は、全分子量の55重量%以上であり、好ましくは
80重量%以上である。この場合において、(E) 成分の分
子量が 5,000未満の場合、柔軟仕上剤組成物の保存時に
おける増粘傾向を抑制する効果が低く、一方、2,000,00
0 を超える場合、柔軟仕上剤組成物の粘度が著しく増大
し、ボトルから出しにくい等の不都合が生じる。また、
(E) 成分の分子量中、オキシエチレン基の割合(合計重
量)が55重量%未満の場合、柔軟仕上剤組成物の保存時
における増粘傾向を抑制する効果が低い。
【0057】(E) 成分である、前記ポリエーテル化合物
の誘導体としては、前記ポリエーテル化合物とイソシア
ネート基を有する化合物等の反応によって得られた架橋
反応物や、前記ポリエーテル化合物の末端水酸基の硫酸
化物、リン酸化物、カルボキシアルキル化物、脂肪酸エ
ステル化物、および前記ポリエーテル化合物の窒素原子
の一部をカチオン化したものが挙げられる。その中で
も、特に、脂肪酸エステル化物とカチオン化物が好まし
い。脂肪酸エステル化物の製造において用いられる脂肪
酸としては、炭素数が7〜23個のものが好ましいが、二
重結合の数、枝分かれの有無などは、性能に大きく影響
しない。カチオン化物としては、ポリエーテル化合物中
の窒素原子の一部を、ジアルキル硫酸やハロゲン化アル
キル等を用いてカチオン化した化合物や、カチオン化後
に、酢酸、アルキルベンゼンスルホン酸等により中和し
て得られるカチオン化物が挙げられる。
【0058】本発明の柔軟仕上剤組成物は、(E) 成分
を、組成物全重量を基準にして 0.5〜5重量%、好まし
くは1〜3重量%含有する。(A) 成分に対する(E) 成分
の重量比〔(E) 成分〕/〔(A) 成分〕は、1/100 〜1
/2.5 であり、好ましくは1/50〜1/5である。ま
た、本発明の柔軟仕上剤組成物の(A) 成分と(E) 成分の
合計含有量は、組成物全重量を基準にして4〜45重量
%、好ましくは11〜39重量%、更に好ましくは14〜32重
量%である。(E) 成分の量が、上記範囲内の場合、本発
明の柔軟仕上剤組成物は、本発明が所望する水準の柔軟
性能を示し、同時に、組成物保存時における増粘傾向が
抑制される。
【0059】本発明組成物には、組成物の粘度調整のた
め、NaCl、CaCl2 、MgCl2 等の無機電解質を配合するこ
とができる。この場合、無機電解質の配合量は組成物中
0〜2重量%、好ましくは0.01〜1重量%である。本発
明の柔軟仕上剤組成物には、更に、組成物のpHを調整す
るために、酸性又はアルカリ性の物質を添加することが
できる。この場合、本発明組成物のpHが1.5 〜6.5 の範
囲内となるように、酸性又はアルカリ性の物質を添加す
ることが、組成物の粘度、保存安定性の点から望まし
い。
【0060】本発明の柔軟仕上剤組成物は、長期間にわ
たって保存しても、その安定性は高いが、更に過酷な保
存条件下での安定化のために、ポリオキシエチレン(5
〜50モル)アルキル又はアルケニル(C12〜C24)エーテル
や、ポリオキシエチレン(5〜50モル)アルキル又はア
ルケニル(C12〜C24)アミン等のノニオン界面活性剤、エ
チレングリコール、プロピレングリコール、尿素などの
ハイドロトロープ剤などを、本発明組成物に配合しても
良い。また、本発明組成物には、その外観向上のために
顔料または染料を、すすぎ時の消泡のためにシリコーン
を、使用時及び仕上がり後の趣向を良くするために香料
を配合することもできる。
【0061】本発明の柔軟仕上剤組成物を調製する方法
の一例を以下に述べるが、本発明組成物の調製方法は、
この製法に限定されるものではない。(A) 成分を溶融
し、又は(A) 成分とその他の成分(但し(E) 成分を除
く)との混合物を溶融し、この溶融物を、攪拌下、60℃
に保持されている脱イオン水の中に徐々に滴下し、エマ
ルジョンを調製する。その後、必要に応じて、このよう
にして生成したエマルジョンの中へ、(E) 成分を添加し
てもよい。更に、あらかじめ、脱イオン水の替わりに、
非イオン性界面活性剤水溶液を用いてもよいし、(A) 〜
(E) 成分の添加の後に、組成物の粘度を調節するため
に、無機塩を添加してもよい。
【0062】
【発明の効果】本発明の柔軟仕上剤組成物は、各種繊維
に対して、充分な柔軟性、帯電防止性と、優れた弾力性
を付与すると共に、保存安定性(保存後ゲル化又は増粘
しないこと、保存後柔軟仕上剤基剤が加水分解しないこ
と)及び吸水性が極めて良好である。
【0063】
【実施例】以下、本発明の新規第4級アンモニウム塩
(I−1)の実施例、及び本発明に係わる第4級アンモ
ニウム塩(I)の合成例、更に本発明の液体柔軟仕上剤
の実施例を示し、本発明を更に詳細に説明するが、本発
明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0064】実施例1 攪拌機、温度計、冷却管のついた4つ口フラスコにクロ
ロ酢酸24g、2−ヘキサデシルエイコシルアルコールE
O付加物(EO付加モル数2)120gを入れ 140℃まで昇
温した。生成する水を留去しながらそのままの温度で7
時間反応させた後、水洗により過剰のクロロ酢酸を除去
し、クロロ酢酸エステル 131gを得た。次いで、ジメチ
ルアミンの50%水溶液34gと水54gを加え55℃まで昇温
し、そのままの温度で10時間反応させた。反応後、水洗
により過剰のジメチルアミンを除去し、グリシンエステ
ル 125gを得た。次に、攪拌機、温度計のついたオート
クレーブに上記グリシンエステル 100g、メチルクロラ
イド 8.4g、アセトン40gを入れ、90℃で6時間反応し
た。反応後、アセトンによる晶析を行い、乾燥後、白色
粉末の目的物89gを得た。NMRスペクトル、IRスペ
クトルから以下の構造を確認した。
【0065】
【化27】
【0066】
【化28】
【0067】・IRスペクトル(KBr 錠剤) 1746cm-1、1470cm-1、1206cm-1、1106cm-1 実施例2 攪拌機、温度計、冷却管のついた4つ口フラスコにクロ
ロヘキサン酸45g、2−ヘキサデシルエイコシルアルコ
ールEO付加物(EO付加モル数2)206gを入れ 140℃
まで昇温した。生成する水を留去しながらそのままの温
度で10時間反応させ、クロロヘキサン酸エステル 243g
を得た。次いで、ジメチルアミンの50%水溶液68gと水
106gを加え60℃まで昇温し、そのままの温度で15時間
反応させた。反応後、水洗により過剰のジメチルアミン
を除去し、6−アミノヘキサン酸エステル 239gを得
た。次に、攪拌機、温度計のついたオートクレーブに上
記6−アミノヘキサン酸エステル 100g、メチルクロラ
イド 7.8g、イソプロピルアルコール45gを入れ、90℃
で8時間反応した。反応後、アセトンによる晶析を行
い、乾燥後、白色粉末の目的物95gを得た。NMRスペ
クトル、IRスペクトルから以下の構造を確認した。
【0068】
【化29】
【0069】
【化30】
【0070】・IRスペクトル(KBr 錠剤) 1728cm-1、1460cm-1、1180cm-1、1110cm-1 実施例3 攪拌機、温度計、冷却管のついた4つ口フラスコにクロ
ロ酢酸19.5g、2−ヘキサデシルエイコシルアルコール
EO付加物(EO付加モル数6) 120gを入れ140 ℃ま
で昇温した。生成した水を留去しながらそのままの温度
で7時間反応させた後、水洗により過剰のクロロ酢酸を
除去し、クロロ酢酸エステル 132gを得た。次に、攪拌
機、温度計のついたオートクレーブに上記クロロ酢酸エ
ステル 109g、トリメチルアミン 8.9g、イソプロピル
アルコール29gを入れ、60℃で4時間反応した。反応
後、イソプロピルアルコールを留去し、白色固体である
目的物110 gを得た。NMRスペクトル、IRスペクト
ルから以下の構造を確認した。
【0071】
【化31】
【0072】
【化32】
【0073】・IRスペクトル(KBr 錠剤) 1740cm-1、1462cm-1、1208cm-1、1118cm-1 実施例4 攪拌機、温度計、冷却管のついた4つ口フラスコにクロ
ロ酢酸16.6g、2−ヘキサデシルエイコシルアルコール
EO付加物(EO付加モル数12) 140gを入れ140 ℃ま
で昇温した。生成した水を留去しながらそのままの温度
で3時間反応させた後、水洗により過剰のクロロ酢酸を
除去し、クロロ酢酸エステル 142gを得た。次に、攪拌
機、温度計のついたオートクレーブに上記クロロ酢酸エ
ステル 125g、トリメチルアミン 6.9g、イソプロピル
アルコール33gを入れ、60℃で4時間反応させた。反応
後、イソプロピルアルコールを留去し、白色固体である
目的物129 gを得た。NMRスペクトル、IRスペクト
ルから以下の構造を確認した。
【0074】
【化33】
【0075】
【化34】
【0076】・IRスペクトル(KBr 錠剤) 1748cm-1、1466cm-1、1206cm-1、1118cm-1 合成例1 攪拌機、温度計、冷却管のついた4つ口フラスコにクロ
ロ酢酸34g、2−ドデシルヘキサデシルアルコールEO
付加物(EO付加モル数2)163gを入れ 140℃まで昇温
した。生成する水を留去しながらそのままの温度で5時
間反応させた後、水洗により過剰のクロロ酢酸を除去
し、クロロ酢酸エステル 178gを得た。次に、攪拌機、
温度計のついたオートクレーブに上記クロロ酢酸エステ
ル 105g、トリメチルアミン11.8g、イソプロピルアル
コール29gを入れ、60℃で4時間反応した。反応後、ア
セトンによる晶析を行い、乾燥後、白色粉末の目的物98
gを得た。NMRスペクトル、IRスペクトルから以下
の構造を確認した。
【0077】
【化35】
【0078】
【化36】
【0079】・IRスペクトル(KBr 錠剤) 1746cm-1、1470cm-1、1206cm-1、1106cm-1 合成例2 攪拌機、温度計、冷却管のついた4つ口フラスコにクロ
ロ酢酸34g、2−オクチルドデシルアルコールEO付加
物(EO付加モル数2)127gを入れ 140℃まで昇温し
た。生成する水を留去しながらそのままの温度で5時間
反応させた後、水洗により過剰のクロロ酢酸を除去し、
クロロ酢酸エステル 135gを得た。次に、攪拌機、温度
計のついたオートクレーブに上記クロロ酢酸エステル 1
00g、トリメチルアミン14.0g、イソプロピルアルコー
ル28gを入れ、60℃で4時間反応した。反応後、アセト
ンによる晶析を行い、乾燥後、白色粉末の目的物95gを
得た。NMRスペクトル、IRスペクトルから以下の構
造を確認した。
【0080】
【化37】
【0081】
【化38】
【0082】・IRスペクトル(KBr 錠剤) 1744cm-1、1470cm-1、1206cm-1、1110cm-1 実施例1〜4及び合成例1〜2で得られた第4級アンモ
ニウム塩をまとめて表1に示す。
【0083】
【表1】
【0084】実施例5〜26、比較例1〜6 表1に示す第4級アンモニウム塩(I)((A)成分) 、表
2に示す高級アルコール((B)成分) 、表3に示す脂肪酸
((C)成分) 、低級アルコール((D)成分、表4に示すポリ
アルキレンオキシド化合物((E)成分) 等を表5及び表6
に示す割合で含有する柔軟仕上剤組成物を調製(pH=3
に調整)した。得られた柔軟仕上剤組成物について、下
記の方法により保存安定性、柔軟性、弾力性および吸水
性を評価した。結果を表7及び表8に示す。尚、比較例
においては下記の化合物(S) 〜(U) を使用した。下記式
中、R23 及びR33 は硬化牛脂脂肪酸のカルボキシル基を
メチレン基に置換して得られる組成のアルキル基を示
す。R24 及びR34 は硬化牛脂脂肪酸のカルボキシル基を
除いて得られる組成のアルキル基を示す。
【0085】
【化39】
【0086】
【表2】
【0087】
【表3】
【0088】
【表4】
【0089】(1) 保存安定性の評価方法 表5及び表6に記載の柔軟仕上剤組成物を密封して5
℃、25℃、50℃にて20日間保存し、密閉条件での外観及
び流動性を測定した。 (2) 柔軟性及び弾力性の評価方法 a) 処理方法 市販の木綿タオル 1.5kg、アクリルジャージー 0.5kg
を、30リットル洗濯機を用い、 3.5°DH硬水にて市販洗
剤アタック(花王株式会社製、登録商標)で5回繰り返
し洗濯し、各繊維についていた繊維処理剤を除去した
後、表5及び表6に記載の柔軟仕上剤組成物を6ml投入
し、25℃、1分間攪拌下で処理した。 b) 評価方法 上記方法で処理した布を室温で風乾後、25℃、60%RHの
恒温恒湿室にて24時間放置した。これらの布について柔
軟性及び弾力性の評価を行った。柔軟性及び弾力性の評
価は、ジ硬化牛脂アルキルジメチルアンモニウムクロリ
ド15重量%からなる柔軟仕上剤10ccで処理した布を対照
にして一対比較を行った。評価は次のように表す。 +2;対照より柔らかい又は弾力性が高い +1;対照よりやや柔らかい又はやや弾力性が高い 0;対照と柔らかさが同等又は弾力性が同等 (3) 吸水性の評価方法〔バイレックス法〕 柔軟性及び弾力性の評価方法と同様に処理を行った布
を、25℃、65%RHの恒温恒湿室にて24時間放置した。こ
のうち、木綿タオルを吸水性の評価に用いた。木綿タオ
ルのパイル織でない部分を、25cm×2cmの長方形に切
る。一方、上記恒温恒湿室に、25℃の水を用意し、布片
を鉛直に保持したまま下から2cmが水中に没するように
つけ、水を吸わせ、15分後に上昇した水の高さを測定す
る。
【0090】
【表5】
【0091】
【表6】
【0092】注) *:〔 〕内の数字は組成物中の配合量を示し、単位は
重量%である。またバランスは水である。
【0093】
【表7】
【0094】
【表8】
【0095】表7及び表8から明らかなように、本発明
の液体柔軟仕上剤組成物はいずれも経時的に外観や流動
性の変化がほとんどなく保存安定性が良好であった。ま
た柔軟性、弾力性及び吸水性も対照と同等あるいは対照
より優れていた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記 (A)成分及び水を含有し、 (A)成分
    の含有量が組成物中3〜40重量%であることを特徴とす
    る液体柔軟仕上剤組成物。 (A) 成分:一般式(I)で表される第4級アンモニウム
    塩 【化1】 〔式中、 R1:直鎖又は分岐鎖の炭素数20〜44のアルキル基又はア
    ルケニル基を示す。 R2, R3, R4:同一又は異なって炭素数1〜5のアルキル
    基又はヒドロキシアルキル基を示す。 Y :炭素数2〜4の直鎖又は分岐鎖のアルキレン基を示
    す。 m:アルキレンオキシドの平均付加モル数を示す1〜20
    の数である。 n:1〜6の整数を示す。 X-:陰イオン基を示す。〕
  2. 【請求項2】 (A)成分の一般式(I)で表される第4
    級アンモニウム塩において、R1基が直鎖又は分岐鎖の炭
    素数28〜44のアルキル基又はアルケニル基、Y がエチレ
    ン基である請求項1記載の液体柔軟仕上剤組成物。
  3. 【請求項3】 (A)成分の一般式(I)で表される第4
    級アンモニウム塩において、R1基が式 【化2】 (式中、p は9〜21の数を示す。)で表される基であ
    り、Y がエチレン基である請求項1記載の液体柔軟仕上
    剤組成物。
  4. 【請求項4】 (A)成分が一般式(I−1)で表される
    第4級アンモニウム塩である請求項1記載の液体柔軟仕
    上剤組成物。 【化3】 〔式中、R2, R3, R4, n, m, X- :前記の意味を示
    す。〕
  5. 【請求項5】 更に (B)成分として、直鎖又は分岐鎖の
    炭素数8〜44の飽和又は不飽和アルコールを含有し、
    (B)成分の含有量が (A)成分の重量を基準にして 110重
    量%以下である請求項1〜4のいずれかの項記載の液体
    柔軟仕上剤組成物。
  6. 【請求項6】 更に (C)成分として、直鎖又は分岐鎖の
    炭素数8〜36の飽和又は不飽和脂肪酸を含有し、 (C)成
    分の含有量が、 (A)成分の重量を基準にして100重量%
    以下である請求項1〜5のいずれかの項記載の液体柔軟
    仕上剤組成物。
  7. 【請求項7】 更に (D)成分として、炭素数1〜4の1
    価アルコールを含有し、 (D)成分の含有量が (A)成分の
    重量を基準にして60重量%以下である請求項1〜6のい
    ずれかの項記載の液体柔軟仕上剤組成物。
  8. 【請求項8】 更に (E)成分として、組成物全重量を基
    準にして 0.5〜5重量%の、活性水素を3個以上有する
    化合物にエチレンオキシドと必要によりプロピレンオキ
    シドおよび/またはトリメチレンオキシドが付加してな
    り、重量平均分子量が5,000 〜2,000,000 であり、分子
    量中に占めるオキシエチレン基部分の割合が55重量%以
    上であるポリエーテル化合物又はその誘導体を含有し、
    (A)成分に対する (E)成分の重量比〔(E) 成分〕/
    〔(A) 成分〕が1/100 〜1/2.5であり、且つ、 (A)
    成分と (E)成分の合計含有量が組成物全重量を基準にし
    て4〜45重量%である請求項1〜7のいずれかの項記載
    の液体柔軟仕上剤組成物。
  9. 【請求項9】 一般式(I−2)で表される第4級アン
    モニウム塩。 【化4】 〔式中、 R1-2:直鎖又は分岐鎖の炭素数36〜44のアルキル基又は
    アルケニル基を示す。 R2, R3, R4, Y, n, m, X-請求項1記載の意味を示
    す。〕
  10. 【請求項10】 一般式(I−1)で表される第4級ア
    ンモニウム塩。 【化5】 〔式中、R2, R3, R4, n, m, X-請求項1記載の意味
    を示す。〕
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