JP5126040B2 - マグネットピース成形用金型およびマグネットピースの製造方法 - Google Patents
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Description
また、マグネットピース3の位置が不安定だと、ロボットハンド等を用いた自動機によりマグネットピース3を金型21から取り出すことが非常に困難になるという問題がある。
第1発明に係るマグネットピース成形用金型は、配向ヨークを有する固定型と、シャフトの周面に接着されることでマグネットロールを構成するとともに断面が扇形状であるマグネットピースが成形されるキャビティを、前記固定型と組み合わされて形成する可動型と、前記キャビティの両端部に突出し、先端部には前記シャフトの周面に対応した円弧面及び該円弧面の両側から前記キャビティに突出した突出部が形成されたイジェクタと、を備えたものである。
このため、金型からのマグネットピースの取り外しを作業者が行う場合は、作業者の作業性を向上させることができる。つまり、作業者は、マグネットピースが可動型と固定型のどちらの型に存在しているか判断する必要がなくマグネットピースの取り出し作業ができる。また、金型からのマグネットピースの取り外しを自動機で行う場合は、自動機の構成および動作を簡素化することができ、自動機のコストを安価にできる。
また、マグネットピースの両端部にはイジェクタの突出部が侵入しており、イジェクタにマグネットピースが食い付くので、マグネットピース3を常にイジェクタの先端部に位置させることができる。
第2発明に係るマグネットピース成形用金型は、第1発明において、突出部にアンダーカット部が形成されたものである。つまり、突出部には、金型の開閉方向に対してアンダーカット形状が形成されているものである。なお、アンダーカット部とは、突出部に形成された凹凸部分であって、マグネットピース(成形品)を可動型から取り出す際に、外力を加えることによるマグネットピースの弾性変形によって取り出す必要のある部分をいう。
第3発明に係るマグネットピース成形用金型は、第1発明または第2発明において、可動型は入れ子を備え、前記イジェクタの先端部は、入れ子からキャビティに突出したものである。
かかる構成により、前記した効果を奏するのみならず、イジェクタの突出、引込みにより、イジェクタの外周面が金型を構成する面に対して摺動する摺動部の隙間が摩耗により拡大しても、入れ子のみを交換し、安価かつ容易に金型のメンテナンスができるという効果を奏する。
(第4発明)
第4発明に係るマグネットピース成形用金型は、第3発明において、前記可動型側において、前記入れ子における前記キャビティを構成する部分の寸法は、前記入れ子を用いていない前記キャビティを構成する部分の寸法よりも全体的に小さく構成されているものである。
(第5発明)
第5発明に係るマグネットピースの製造方法は、第1発明、第2発明、第3発明または第4発明のマグネットピース成形用金型の前記キャビティに溶融した磁性樹脂材料を射出する工程と、前記マグネットピース成形用金型を冷却し、前記キャビティ中の前記磁性樹脂材料を固化する工程と、前記可動型を移動させて型開きした後、前記イジェクタを突出させて前記マグネットピースを離型させる工程と、を備えることを特徴とする。
尚、以下の説明は、図11乃至図13に示したマグネットピース3の製造に用いられるマグネットピース成形用金型21について説明するが、他のマグネットピース4〜8の製造に用いる金型についても同様に構成することができる。
図1および図2はマグネットピースの両端部における金型の断面図、図3はマグネットピースとイジェクタの位置関係を示す斜視図である。ここで、マグネットピースの両端部とは、図12に示すマグネットピースの一端15の近傍、および他端16の近傍をいう。また、マグネットピースの一端15の近傍における金型の断面図と、他端16の近傍における金型の断面図は同一である。
次に、前記した金型21の作用を説明する。
まず、金型21に形成されたキャビティ19に対して、図示しないゲートから溶融した磁性樹脂材料を射出する。そして、金型21を冷却し、磁性樹脂材料を固化させた後、図2に示すように、可動型13を移動させて型開きを行なう。その後、イジェクタ9(および10)を突出させると、マグネットピース3の両端部にはイジェクタ9の先端部25が侵入し、イジェクタ9にマグネットピース3が食い付いているので、マグネットピース3を常にイジェクタ9の先端部に位置させることができる。つまり、マグネットピースが磁気吸引力により固定型14に貼り付いたり、可動型13に貼り付いたりすることがない。
図4および図5はマグネットピースの両端部における金型の断面図、図6はマグネットピースの一端近傍とイジェクタの位置関係を示す斜視図、図7はマグネットピースの一端近傍の斜視図、図8はマグネットピースの他端近傍とイジェクタの位置関係を示す斜視図、図9はマグネットピースの他端近傍の斜視図である。尚、実施例1との相違点のみを詳細に説明し、実施例1と同一の部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図10は、マグネットピースの一端とイジェクタの位置関係を示す図である。尚、実施例2との相違点のみ詳細に説明し、実施例2と同一の部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
尚、アンダーカット部24は、突出部23に形成された凹凸部分であって、マグネットピース3を可動型13から取り出す際に、外力を加えることによるマグネットピース3の弾性変形によって取り出す必要のある部分であれば良いから、図10に示した突起(凸部)に限られるものではなく、図21に示したように凹部であっても良い。
図19は可動型の平面図、図20は図19におけるキャビティ端部の部分拡大図である。尚、実施例2との相違点のみ詳細に説明し、実施例2と同一の部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
2 シャフト
3〜8 磁極ピース
9 イジェクタ
11 イジェクタ
13 可動型
14 固定型
19 キャビティ
21 マグネットピース成形用金型
22 円弧面
23 突出部
24 アンダーカット部
25 先端部
31 入れ子
Claims (5)
- 配向ヨークを有する固定型と、
シャフトの周面に接着されることでマグネットロールを構成するとともに断面が扇形状であるマグネットピースが成形されるキャビティを、前記固定型と組み合わされて形成する可動型と、
前記キャビティの両端部に突出し、先端部には前記シャフトの周面に対応した円弧面及び該円弧面の両側から前記キャビティに突出した突出部が形成されたイジェクタと、
を備えたマグネットピース成型用金型。 - 前記突出部にアンダーカット部が形成された請求項1に記載のマグネットピース成形用金型。
- 前記可動型は、入れ子を備え、
前記イジェクタの先端部は、前記入れ子から前記キャビティに突出した請求項1又は請求項2に記載のマグネットピース成形用金型。 - 前記可動型側において、前記入れ子における前記キャビティを構成する部分の寸法は、前記入れ子を用いていない前記キャビティを構成する部分の寸法よりも全体的に小さく構成されている請求項3に記載のマグネットピース成形用金型。
- 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のマグネットピース成形用金型の前記キャビティに溶融した磁性樹脂材料を射出する工程と、
前記マグネットピース成形用金型を冷却し、前記キャビティ中の前記磁性樹脂材料を固化する工程と、
前記可動型を移動させて型開きした後、前記イジェクタを突出させて前記マグネットピースを離型させる工程と、
を備えるマグネットピースの製造方法。
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