JPH0715126B2 - 焼結成形品の圧粉成型方法 - Google Patents

焼結成形品の圧粉成型方法

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JPH0715126B2
JPH0715126B2 JP12053987A JP12053987A JPH0715126B2 JP H0715126 B2 JPH0715126 B2 JP H0715126B2 JP 12053987 A JP12053987 A JP 12053987A JP 12053987 A JP12053987 A JP 12053987A JP H0715126 B2 JPH0715126 B2 JP H0715126B2
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lower punch
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貞夫 松原
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は焼結成形品、特に面取り部がある焼結成形品の
圧粉成形方法に関するものである。
(従来の技術) 焼結成形品の焼結成形前に行われる圧粉成形は第7図乃
至第11図に示す如くで、下ダイ51を上昇させて下パンチ
52を嵌合した孔部にキャビティ53を形成し、下パンチ52
上のキャビティ53に原料粉末Wを充填し(第8図)、次
に上パンチ54を降下させて原料粉末Wを加圧成形W1し
(第9図)、成形後下ダイ51を下動させて下パンチ52と
下ダイ51の各上面を同一面とさせ(第10図)、成形品W1
を払い出す(第11図)。
(発明が解決しようとする問題点) ところで圧粉成形品に面取り部がある場合、即ち第12図
の如く下ダイ151に嵌合してキャビティ153を形成する下
バンチ152の上面に雌テーパー状の凹部152aが形成さ
れ、凹部152a周辺部が径方向外方、且つ上方にリング状
にエッジ152bとなっている場合、下ダイ151の上面151と
下パンチ152のエッジ152bの上端ピン角aとが同一平面
上の位置Aでは成形品W1の下面外周が面取りW2されてテ
ーパー状をなし、理想的には成形品が径方向外方に膨張
して上方を離座するも払出し時にピン角aと干渉して成
形品を傷めたり、ピン角aを傷める虞れがある。
一方、下ダイ151を降下させて位置Bとした場合、成形
品W1は膨張するも下パンチ152のピン角aと下ダイ151の
上面151a間の距離があるので払出し中にピン角a、面取
り部W2が干渉して一方、或は双方を傷める。
他方、下ダイ151を位置C迄上昇させたとしても下ダイ1
51に成形品W1は挟まれて払出しは不可能である。
本発明は面取りのある圧粉成形品の圧粉成形プレスから
の払い出しにおける以上の如き問題を解決すべくなされ
たもので、その目的とする処は、面取りのある圧粉成形
品を成形品、パンチを傷めることなく払い出し可能と
し、成形装置の寿命、耐久性向上と成形品の歩溜り向上
を図るようにしたことにある。
(問題を解決するための手段及び作用) 下パンチの上面に凹部を形成し、この凹部の周辺部を上
へ拡開するテーパー面を備えたエッジ部とし、このエッ
ジ部にて圧粉成形品の下部にテーパー状面取り部を形成
する圧粉成型方法において、圧粉成形後下ダイを基準位
置迄降下させ、続いて圧粉成形品が下ダイから完全に抜
け出す迄再降下させて圧粉成形品の膨張を促し、圧粉成
形品下部のテーパー状面取り部を下パンチのテーパー面
に沿って滑らせることにより該成形品を下パンチから離
型させる工程と、次に下ダイを再上昇させて下ダイ上面
に前記圧粉成形品を載置後該成形品の払い出しを行う工
程とからなることを特徴とする。
(実施例) 次に本発明の好適する一実施例を添付図面を参照しつつ
詳述する。
第1図乃至第5図は本発明方法を工程順に示す図で、第
6図は第5図の要部の拡大図である。
図において1は下ダイでこれの一部に上下に貫通するキ
ャビティ2が設けられ、キャビティ2には摺動自在に下
パンチ3が嵌合されている。下パンチ3は上面に雌テー
パー状の凹部4が形成されており、凹部4の周辺部には
上方且つ径方向に傾斜したエッジ部5が形成され、エッ
ジ部5先端のピン角部6と下ダイ1の上面1aとは基準位
置では同一平面にある。
下パンチ3は固定で、下ダイ1を上昇させ、下パンチ3
上に形成されるキャビティ2に原料粉末Wを充填する。
これを第1図で示した。
次に下パンチ3と同心で上方に臨む上パンチ7を下動さ
せ、キャビティ2に上パンチ7を嵌合させ、原料粉末W
を加圧成形し、圧粉成形品W1を得る。これを第2図で示
し、成形後上パンチ7を上昇させ、次に下ダイ1を基準
位置迄降下させる。これを第3図で示した。得られた成
形品W1は下パンチ3の凹部4のエッジ部5で下面外周に
面取り部W2が形成されることとなる。
以上のように上パンチ7を上昇させ、下ダイ1を基準位
置迄降下させた後下ダイ1を更に降下させる。結果的に
上パンチ3の上端は下ダイ1の上面1aよりも上方に突出
することとなる。これにより成形品W1の面取り部W2のダ
イ1による拘束は解かれ、成形品W1は径方向に膨張し、
面取り部W2がテーパーで、下パンチ3のエッジ部5がテ
ーパーであることから上方に持ち上げられ、凹部4から
成形品W1は離座することとなる。そして成形品W1は膨張
の結果下ダイ1のキャビティ2の内径よりも成形品W1の
径はΔrだけ大きくなることとなる。
次に下ダイ1をキャビティ2内に下パンチ3が没入する
程度迄再上昇させる。これにより下パンチ3上の成形品
W1は下ダイ1のキャビティ2上縁にその面取り部W2が引
っかかって支持されることとなり、キャビティ2の上縁
2aは下パンチ3のピン角部6の如く鋭角でないこと、面
取り部W2がテーパーであることから矢印の方向に移動さ
せても円滑に面取り部W2を傷めることなく移動させるこ
とができ、従って成形品の払い出しを成形品を傷つける
ことなく、又下パンチ3は下ダイ1中に没入しているこ
とからこれのエッジ部6と成形品W1とが干渉することが
なく、従って下パンチ3を成形品の払い出しで傷めるこ
とはない。
第5図及び第6図では成形品W1の膨出量Δrを説明の便
宜上大きく表したが実際は略0.15mm程度である。
(発明の効果) 以上で明らかな如く本発明によれば、上下のパンチ、ダ
イとの間で圧粉成形後下ダイを基準面より降下させるの
で下パンチ上の成形品はダイの拘束を解かれて膨張し、
圧粉成形品下部のテーパー状面取り部を下パンチのテー
パー面に沿って滑らせることにより下パンチ上面から離
座し、次の下ダイの上昇で膨張した成形品は下ダイのキ
ャビティ上端周縁上面に支持され、従って成形品の下ダ
イ上面への溝方向移動による払い出しにさいして面取り
部を傷めることがなく、面取り成形品の歩溜りを向上さ
せることができるとともに、下パンチは成形品と干渉す
ることがないので傷めることがなく、下パンチの寿命、
耐久性も向上する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は原料粉
末充填の図、第2図は圧粉成形の図、第3図は成形完了
の図、第4図は下ダイ降下の図、第5図は下ダイ上昇の
図、第6図は第5図要部の拡大図、第7図乃至第11図は
従来の圧粉成形の工程を示す説明図、第12図は従来の問
題点を示す説明図である。 尚、図面中、1は下ダイ、2はキャビティ、3は下パン
チ、4は凹部、5はテーパー面を備えたエッジ部、7は
上パンチ、Wは原料粉末、W1は圧粉成形品、W2はテーパ
ー状面取り部である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下パンチの上面に凹部を形成し、この凹部
    の周辺部を上へ拡開するテーパー面を備えたエッジ部と
    し、このエッジ部にて圧粉成形品の下部にテーパー状面
    取り部を形成する圧粉成型方法において、 圧粉成形後下ダイを基準位置迄降下させ、続いて圧粉成
    形品が下ダイから完全に抜け出す迄再降下させて圧粉成
    形品の膨張を促し、圧粉成形品下部のテーパー状面取り
    部を下パンチのテーパー面に沿って滑らせることにより
    該成形品を下パンチから離型させる工程と、次に下ダイ
    を再上昇させて下ダイ上面に前記圧粉成形品を載置後該
    成形品の払い出しを行う工程とからなることを特徴とす
    る焼結成形品の圧粉成型方法。
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JP2005086103A (ja) * 2003-09-10 2005-03-31 Ricoh Co Ltd 希土類マグネットブロックの製造方法及び装置

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