JPH084184Y2 - 歯車成形用金型装置 - Google Patents

歯車成形用金型装置

Info

Publication number
JPH084184Y2
JPH084184Y2 JP1990053541U JP5354190U JPH084184Y2 JP H084184 Y2 JPH084184 Y2 JP H084184Y2 JP 1990053541 U JP1990053541 U JP 1990053541U JP 5354190 U JP5354190 U JP 5354190U JP H084184 Y2 JPH084184 Y2 JP H084184Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
lower die
mandrel
molding
bed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990053541U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0412344U (ja
Inventor
弘行 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP1990053541U priority Critical patent/JPH084184Y2/ja
Publication of JPH0412344U publication Critical patent/JPH0412344U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH084184Y2 publication Critical patent/JPH084184Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は鍛造により歯車を成形する際に使用する歯
車成形用金型装置に関する。
〔従来の技術〕 従来鍛造により歯車を成形する場合、第3図に示すよ
うな金型装置を使用している。
すなわちキャビティaの内周面に歯形成形部bが設け
られた下ダイcのキャビティa内にリング状の素材dを
収容して、マンドレルe及びリングパンチfを下降さ
せ、素材d内にマンドレルeを貫通させた状態で素材d
をリングパンチfで加圧して歯車を成形すると共に、成
形中マンドレルeを半製品状態の素材dより抜出してい
る。
また別の方法として、マンドレルを下ダイ側に設けて
歯車の成形を行うと共に、歯車成形中ベットノックアウ
トを上昇させ、成形後ベッドノックアウトを下降させ
て、成形された歯車を排出するための空間を形成するよ
うにしたものもある。
〔考案が解決しようとする課題〕 前者の歯車成形用金型装置では、歯車成形中マンドレ
ルを2回に亘って出し入れするため、マンドレルと素材
の摺動部に焼付きが発生し、特に内歯歯車の場合、焼付
きにより成形がほとんどできないなどの不具合があっ
た。
またマンドレルを上型側に取付けるため、スライドス
トロークの大きな大型のプレスでなければ成形できない
などの不具合もあった。
一方後者の歯車成形用金型装置では、成形中マンドレ
ルに作用する力をベットノックアウトで支持するため、
ベットノックアウトに高い強度を必要とし、ベッドノッ
クアウトが大型かつ高価になると共に、通常のプレスに
対してベッドノックアウトの動作タイミングを大幅に変
更しなければならないため、プレスの汎用性が低下する
などの不具合があった。
この考案は上記不具合を改善する目的でなされたもの
で、プレスの汎用性を低下させずに歯車の成形を可能に
した歯車成形用金型装置を提供しようとするものであ
る。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
この考案は上記目的を達成するために、付勢手段によ
りクッションストロークだけ上方へ付勢された下ダイ
と、該下ダイの中心部に設けられ、かつ外周部に素材よ
り歯車を成形する歯形成形部が形成されたマンドレル
と、プレスのスライド側に取付けられ、かつスライドの
下降とともに素材を上方より加圧するリングパンチと、
歯車成形後付勢手段により上昇された下ダイの下から成
形された歯車を取出す取出し手段とを具備したものであ
る。
これによって歯車成形後付勢手段またはベッドノック
アトにより上昇された下ダイの下方に、成形された歯車
を取出すための隙間が形成されるため、歯車の取出しが
容易に行えると共に、通常のプレスの動作タイミングで
動作するベッドノックアウトを使用し、またベッドノッ
クアウトを使用しなくとも歯車の排出が可能である。
〔実施例〕
この考案の一実施例を第1図及び第2図に示す図面を
参照して詳述する。
図において1は金型本体で、図示しないプレスのベッ
ド上に載置されたプレート2上にダイベース3を介して
下ダイ4が取付けられている。
上記下ダイ4はダイベース3に対して上下摺動自在と
なっていて、プレート2内に設けられた圧縮ばねなどの
付勢手段5によりストロークSだけ上方へ付勢されてい
ると共に、下ダイ4に成形時の負荷が作用していないと
きには、段部4aがダイベース3の上部に設けられたスト
ッパ3aに下方より当接されている。
また6は下ダイ4の中心部に設けられたマンドレル
で、外周面に内歯歯車7の歯部7aを成形するための歯形
成形部6aが形成されていると共に、マンドレル6の下端
はプレート2内に設けられたベッドノックアウト8の上
端に当接されている。
一方9は環状の素材7′を内歯歯車7に成形する際素
材7′を上方より加圧するリングパンチで、プレスのス
ライド(図示せず)下面に取付けられていて、スライド
とともに上下動されるようになっている。
次に作用を説明すると、前工程でマンドレル6の歯形
成形部6aにより歯車成形中の素材7′上に、次に歯車に
成形すべき素材7″を挿入してスライドとともにリング
パンチ9を下降させ、リングパンチ9により素材7″を
介して歯車成形中の素材7′を上方より加圧する。
これによって付勢手段5の付勢力に抗して下ダイ4が
クッシヨンストロークS下降され、下ダイ4の底面がプ
レート2上面に接した時点より再び歯車成形中の素材
7′の成形が開始される。
そして次の素材7″の歯車成形中にすでに成形の完了
した素材7′が下方へ押し出され、プレート2上へ落下
すると共に、スライドとともにリングパンチ9が上昇さ
れるのに伴いベッドノックアウト8によりマンドレル6
が下方より突き上げられ、マンドレル6とともに下ダイ
4がストッパ3aに当接するまで上昇される。
その後下ダイ4は付勢手段5によりその位置へ保持さ
れると共に、ベッドノックアウト8の下降とともに、下
ダイ4の上昇により下ダイ4とプレート2の間に形成さ
れた隙間10にエアが噴出され、プレート2上の内歯歯車
7が金型本体1内より排出される。以下上記動作を繰返
すことにより、素材7′,7″より内歯歯車7を成形する
ことができる。
なお、下ダイ4を上昇させるのに十分な付勢力を有す
る付勢手段5を使用することによりベッドノックアウト
8は省略することができる。
また、下ダイ4のクッションストロークSは成形され
た内歯歯車7の厚み+5mm程度で十分である。
また成形された歯車7の排出はエアの他エアシリンダ
などの排出手段によってもよいものである。
〔考案の効果〕
この考案は以上詳述したように、下ダイを付勢手段に
より上方へ付勢して、歯車成形後この付勢手段により下
ダイの下方に歯車を排出するための隙間を形成するよう
にしたことから、成形の完了した歯車の排出が容易に行
えると共に、下ダイ側へマンドレルを設けたことから、
スライドストロークの小さい小型のプレスでも容易に歯
車の成形が行え経済的である。
またベッドノックアウトにより成形中の荷重を支持す
る必要がないため、ベッドノックアウトを強固な構造に
する必要がないと共に、ベッドノックアウトを通常のプ
レスの動作タイミングで動作させ、もしくはベッドノッ
クアウトを使用しなくとも成形が可能なため、プレスの
汎用性を低下させることもない。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの考案の一実施例になる金型装置の断面図、
第2図は動作用説明図、第3図は従来の金型装置の説明
図である。 4は下ダイ、5は付勢手段、6はマンドレル、6aは歯形
成形部、7は歯車、7′は素材、9はリングパンチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】付勢手段5によりクッションストロークS
    だけ上方へ付勢された下ダイ4と、該下ダイ4の中心部
    に設けられ、かつ外周部に素材7′より歯車7を成形す
    る歯形成形部6aが形成されたマンドレル6と、プレスの
    スライド側に取付けられ、かつスライドの下降とともに
    素材7′を上方より加圧するリングパンチ9と、歯車成
    形後付勢手段5により上昇された下ダイ4の下から成形
    された歯車7を取出す取出し手段とを具備してなる歯車
    成形用金型装置。
JP1990053541U 1990-05-24 1990-05-24 歯車成形用金型装置 Expired - Lifetime JPH084184Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990053541U JPH084184Y2 (ja) 1990-05-24 1990-05-24 歯車成形用金型装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990053541U JPH084184Y2 (ja) 1990-05-24 1990-05-24 歯車成形用金型装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0412344U JPH0412344U (ja) 1992-01-31
JPH084184Y2 true JPH084184Y2 (ja) 1996-02-07

Family

ID=31574817

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990053541U Expired - Lifetime JPH084184Y2 (ja) 1990-05-24 1990-05-24 歯車成形用金型装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH084184Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4655352B2 (ja) * 2000-11-10 2011-03-23 大同特殊鋼株式会社 サイジング装置
JP5761514B2 (ja) * 2011-10-26 2015-08-12 トヨタ自動車株式会社 プレス成形装置及びプレス成形方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6145948U (ja) * 1984-08-28 1986-03-27 リズム時計工業株式会社 誘眠メロデイ発生装置
JPH0215299A (ja) * 1989-04-10 1990-01-18 Yamaha Corp 楽音合成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0412344U (ja) 1992-01-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH084184Y2 (ja) 歯車成形用金型装置
JP2554768B2 (ja) フランジ成形用金型
JP3664940B2 (ja) 外周ビードのプレス成形金型及び成形方法
JPH0832922B2 (ja) ボス付き成形体の粉末成形方法およびその装置
JPH11217601A (ja) 粉末成形装置
JPS6222274Y2 (ja)
JP3144450B2 (ja) 圧粉体成形用金型
JPH05253696A (ja) プレス加工装置
JP3043277B2 (ja) 粉末成形プレス
JP2004017156A (ja) 凹凸のあるアルミ材料使用製品のプレス製造過程におけるドロー&コイニング金型装置
JP2523920Y2 (ja) バルジ成形用金型装置
JPS646996Y2 (ja)
JP2004291007A (ja) フランジを備えた製品の成形方法
JPS638728Y2 (ja)
JPH0713887Y2 (ja) 閉塞鍛造用金型装置
JPS6317534Y2 (ja)
JPS63286502A (ja) 焼結成形品の圧粉成型方法
JPH0450998Y2 (ja)
JPH0629442B2 (ja) 粉末成形法
JPH0730176Y2 (ja) プレス成形装置
JPH049116Y2 (ja)
JPH0618651Y2 (ja) プレス成形装置
JPH03114698A (ja) 粉末成形方法
SU1079355A1 (ru) Пресс-форма
JPH0340415Y2 (ja)