JP2855137B2 - 段付き圧粉体の成形方法 - Google Patents
段付き圧粉体の成形方法Info
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Description
おける圧粉体の成形方法に関し、特に複雑な段付き形状
を有する圧粉体の成形方法に関する。
法の基本的な考え方によれば(日本粉末冶金工業会編
著:焼結機械部品ーその設計と製造ー、技術書院(1987
年)、159〜275頁参照)、圧縮方向に段がある形状、特
に片面が圧縮方向に凹凸のある段付き端面で、反対側の
端面が平坦面の圧粉体を成形する場合には、段付き端面
側は下パンチで成形し、平坦面側は上パンチで成形する
というのが常識である。
のより複雑な面を下パンチで成形し、かつ上パンチ側の
凹凸をできるだけ小さくするのが一般的である。この両
端面共に大きな凹凸のある圧粉体には、その形状に応じ
て上パンチを分割して2本にし、上2段下2段成形法あ
るいは上2段下3段成形法が適用されている。
形法の従来の考え方に立って、図5(D)に例示するよ
うな段付き圧粉体310を成形する場合を考えてみる。
この段付き圧粉体310は、圧縮方向の一方の端面が複
数の段部311,312,313を備えた凹凸形状の段
付き端面で、他方の端面が平坦面314となっている。
また、段付き端面の外周には圧縮方向に対して横方向に
突出する薄肉の張り出し部315を備えている。
面側を上パンチで成形するという従来の考え方のもと
に、図5(A)〜(C)に示すように、薄肉の張り出し
部315を上パンチ307から突出した突起部307a
により圧縮することを前提に、1本の上パンチ307
と、3本の下パンチ303,304,305と、一本の
コアロッド306を用いて、ダイ302に充填された原
料粉末301を加圧する、上1段下3段成形法を適用す
ることが考えられる。
粉体410を示している。
面に複数の段部411,412,413と、横方向に突
出する薄肉の張り出し部415があることは図5と同様
であるが、反対側の面に平坦面414と共に、1箇所の
突起部416をもつ点が異なる。この場合には、図6
(A)〜(C)に示すように、薄肉の張り出し部415
を成形するための突起部407aを持つ上パンチ407
で圧粉することを前提に、2本の上パンチ407,40
8と、3本の下パンチ403,404,405と、一本
のコアロッド406を用いて、ダイ402に充填された
原料粉末401を加圧する、上2段下3段の成形法を適
用することが考えられる。
示する段付き圧粉体310の場合、圧粉体310の薄肉
の張り出し部315を圧粉しようとすると、張り出し部
315の成形に必要な粉末量よりも数倍多い量の粉末
が、上パンチの突起部307aによって圧縮されること
になり、圧粉密度が高くなりすぎて突起部307aが折
損してしまう。
は合金粉等を主成分とする混合粉を用いて焼結部品を製
造する場合、圧粉行程では一般に最大8[トン/平方セ
ンチメートル]までの圧力が混合粉に加えられる。この
ため、加圧中に、上パンチの突起部307aと下パンチ
305で挟まれた部分の圧粉密度が他の部分よりも大き
くなると、プレスの全荷重がこの狭い部分にかかるよう
な状態となり、1個目の圧粉体の成形が完了しないうち
に上パンチ307の突起部307aが折損してしまう。
薄肉の張り出し部315の圧縮方向の投影面積が小さい
程、上パンチ突起部307の幅が薄くなって折損しやす
くなる。
であり、薄肉の張り出し部415を圧粉しようとする
と、上パンチ407の突起部407aが、1個目の圧粉
体の成形が完了しないうちに折損してしまう。
部307a,407aの破損を防止するために、図7,
図8に示すように、薄肉の張り出し部315,415に
対応する下パンチ305a,405aを増やすことが考
えられる。すなわち、薄肉の張り出し部315,415
を形成するための粉末P51,P61を上パンチの突起
部307a,407aと、増やした下パンチ305a,
405aとでサンドイッチ状に挟みながら下方に強制的
に移動させて圧縮するもので、圧粉密度が局部的に高く
なるのを防止するものである。
張り出し部315,415を形成するための少量の粉末
をキャビテイの上端から下端まで移動しなければなら
ず、圧粉密度の調整が非常に難しい。
ば、上パンチ307,407の突起部307a,407
a及び下パンチ305a,405aは破損し難くはなる
が、張り出し部315,415の突出幅が小さい場合に
は、上パンチ307,407の突起部307a,407
a及び下パンチ305a,405aの断面積が小さいと
いうことに変わりはなく、上パンチ307,407の突
起部307a,407aのみならず、下パンチ305
a,405aまでもが、わずかな変形でも容易に破損し
てしまうという問題がある。
307a,407aを分割して、図7において上パンチ
2本、図8において上パンチ3本としても結果は同じ
で、容易に破損してしまう。なお、上パンチ307,4
07が粉末の充填されたキャビテイ内に侵入して粉末を
押す距離が長くなるほど上パンチ307,407の突起
部307a,407aは破損しやすくなる。
と反対側の端面に突起部416がある圧粉体410を成
形する場合、上パンチ407を図8のように2本にして
も突起部416及びその周辺の圧粉密度は他の部分と比
較して低くなる。そのため、焼結時の変形の原因とな
り、また、強度の必要な部品の場合、強度不足となり好
ましくない。
6に例示するような、片面が段付き端面でしかも段付き
端面の外周に横方向に突出する張り出し部315,41
5を有する段付き圧粉体310,410を経済的に量産
することができなかった。
のように、破損するおそれのある突起部を持つ上パンチ
ではなく、従来では見られない新規な金型の構成、すな
わち、圧粉体の段付き端面と逆の段部形状を有する上パ
ンチ1本、段部に対応して分割された複数の下パンチ及
び段付きダイより構成される金型を用いることにより、
パンチの破損トラブル無しに、かつ圧粉密度を均一に、
しかも通常の成形プレス機にて経済的に量産可能とする
ことを目的とする。
る粉末冶金成形法の基本的な考え方とは正反対に、圧粉
体に凹凸がある場合、凹凸の複雑な面を上パンチで成形
し、平坦なあるいは凹凸の複雑でない面側を下パンチで
成形するという従来方法とは異なる考え方に立って発案
された成形方法である。
面が段部を備えた段付き端面となっており、該段付き端
面の外周には圧縮方向に対して横方向に突出する薄肉の
張り出し部を備えた段付き圧粉体の成形方法であって、
段付き端面の段部形状と逆の段部形状を備えた一本の上
パンチと、前記段付き端面の段部に対応して分割された
複数の下パンチと、前記薄肉の張り出し部に対応する段
部を備えた段付きダイと、を備えた金型を用い、上パン
チ側に段付き端面を成形し、薄肉の張り出し部を段付き
ダイの段部と上パンチ間で成形することを特徴とする。
面であり、複数の下パンチ側に平坦面を形成する場合に
も適用できるし、あるいは、圧粉体の段付き端面と反対
側の端面は平坦面と一箇所以上の突起部を有する形状で
あり、下パンチ側に平坦面と一箇所以上の突起部を形成
する場合にも適用できる。
体の段付き端面の形状に対応する段付き形状を有する上
パンチ1本、下パンチ2本以上、圧粉体が穴明き形状の
場合にはコアロッド及び段付きダイより構成される金型
により所定形状を付与される。
よってはコアロッドによって形成されたダイキャビテイ
に粉末が充填され、上パンチが下降して圧粉を開始す
る。
を得るように可動の下パンチを所定位置まで引き下げ
て、これら下パンチの上方にある粉末を下方に移動させ
ながら所定の圧粉密度まで圧縮する。
の段部と上パンチのパンチ面との間で加圧する。上パン
チには、従来のように張り出し部成形用の突起部はな
く、ダイ壁面の段部と上パンチのパンチ面によって粉末
が加圧される。
にも、張り出し部に対応する小断面の加圧部分はなく、
パンチが破損するおそれはない。
いは平坦面と一つ以上の突起部は複数の下パンチによっ
て形成される。従来技術では普通、平坦面は1本のパン
チで形成されるものであり、この点は従来法には見られ
ない新規な方法を採用している。
プレスからの取出は公知の方法によって行われる。
は次のように構成される。
面には、成形されるべき圧粉体の段付き端面の段部に対
応した凹凸が形成される。
するために、段付きのダイが使用される。
段部に対応する2本以上の下パンチにより形成される
が、その内の一本は固定で、残りの下パンチは、これら
下パンチの上方にある粉末を下方に移動するため強制的
に可動となっていることが好ましい。
されるベースプレートに、パンチ押え,受け板,ホルダ
等によって固定され、そのパンチ面はダイキャビテイの
最低部に位置して固定される。
て高さの同じ2箇所の段部を持ち、かつその反対面は平
坦面である圧粉体を成形する場合には2本でよい。ま
た、離間して設けられる段部が異なる高さで、かつその
反対面が平坦である圧粉体を成形する場合には、下パン
チは3本必要である。
き端面とは反対側の端面が、平坦面と共に一箇所以上の
突起部がある場合には、突起部の数と同数の突起部形成
用の下パンチが必要となる。例えば、平坦面と共に1箇
所の突起部を持つ場合、下パンチをもう1本増やす。
突起部の高さを基準として、残りの突起部の高さを、基
準の突起部の高さの80%以上,120%以下の範囲内
に設定することが好ましく、さらに、突起部間の距離を
1[mm]以上とることが好適である。
を形成する複数の下パンチは通常同じ一枚の受け板に載
置される。これら突起部形成用の複数本の下パンチをス
プリングなどの力で若干の上下動をさせることはできる
が、圧粉密度の調整を正確にできるほどの機能はないた
め、これらの下パンチの高さが大きく異なると、圧粉
時、複数の下パンチ面の上方にある粉末のそれぞれの圧
粉密度が異なることになり、突起部の高さによっては突
起部の強度が弱い圧粉体が形成される。
部の高さを、ある特定の突起部の高さを基準として、そ
の高さの80%以上で120%以下とすることが好まし
い。
ある場合には、これら複数本の分割パンチをスプリング
などの力により上下させる必要なない。また、ベースプ
レートに貫通孔を明け、スプリングをヨークプレート側
にセットして、これらの突起部形成用の下パンチが貫通
孔を通して作用するようにしてもよい。
[mm]未満であると、この間隙面を形成する別の下パ
ンチが部分的に1[mm]未満の厚さになるということ
であり、この別の下パンチの強度上、すぐにひび割れ等
のトラブルが生じて使用上の問題がでる。
チを設けることによって突起部を形成することが可能で
あり、その数については圧粉体の大きさ,形状等によっ
て変わってくるため任意であるが、突起間の間隙は1
[mm]以上に制限することが好ましい。
圧粉可能な張り出し部のサイズは、圧縮方向に0.5
[mm]以上、突出寸法が3[mm]以内とすることが
好適である。
機械部品ーその設計と製造ー、技術書院(1987年)、1
60頁によれば、段付きダイの段部は、通常ダイ壁から
水平方向に2[mm]以内となっているが、段付きダイ
の段部のキャビテイに隣接するキャビテイ内の粉末の容
量によっては3[mm]以内でも可能である。
m]以上が適当であり、これより薄いと段付きダイの段
部のキャビテイに隣接するキャビテイ内の粉末の一部が
圧粉中に横方向から流入してきて圧粉密度が上がりす
ぎ、圧粉密度急変部において割れ等のトラブルを生じる
ので好ましくないからである。
つ張り出し部は同等の小さな断面積を持つ上パンチ及び
下パンチにより成形することができず、従来は切削加工
を余儀なくされていたが、本発明により、粉末成形だけ
で経済的に成形できるようになった。張り出し部の形状
としては、公知の方法により成形できない形状を除き、
扇形,波形あるいは細長い形状でもよく、また、加圧方
向に厚みが変わってもよい。
向と平行であると、圧粉終了後の抜き出し時、圧粉体が
凸部を持った上パンチに付着したままダイより取り出さ
れて抜け落ちず、連続して成形することができなくなる
おそれがあるので、段部側面に抜け勾配をつけることが
好ましい。
明する。
る段付き圧粉体g1の一例を示す。この段付き圧粉体g
1はラチェット機構の爪であり、たとえば自動車のシー
トベルトのラチェット機構に用いられるものである。
すように、圧縮方向の一方の端面が複数の段部を備えた
段付き端面となっており、この段付き端面と反対側の端
面が平坦面となっている。すなわち、この実施例では基
盤となる平板1の一方の面の左右両端に、離間して高さ
の異なる2箇所の突起部2,3があり、各突起部2,3
の端面19,20と平板部1の中央端面18によって左
右に3段の段付き構成となっている。
では高い方の突起部2の一側面には、2つの三角形状の
谷部4,5を隔てて3つの三角形状の爪6,7,8が連
続して設けられている。爪6,7間および爪7,8間の
各谷部4,5には、圧縮方向に対して直角方向に突出す
る薄肉の張り出し部16,17が、突起部2の端面19
側に偏倚した位置に設けられている。この内、一方の張
り出し部16は、爪6,7の突起部2の端面19側の側
縁11,12を斜辺とし、各爪6,7の頂点を結ぶ線を
底辺10とする三角形状となっており、他方の張り出し
部17は、爪7,8の突起部2の端面19側の側縁1
3,14を斜辺とし、各爪7,8の頂点を結ぶ線を底辺
15とする三角形状となっている。各張り出し部16,
17の谷部4,5と反対側の端面は、突起部2の端面1
9と同一面となっている。
の圧縮方向の厚みを1[mm]とし、かつ、図2(b)
に示すように、爪6,7,8のもっとも窪んだところに
ある各張り出し部16,17の三角形状の頂点11a,
13aから底辺10,15に下ろした垂線の長さha,
hbを3[mm]以内に設定している。
通する角形の貫通孔3aが設けられている。
て説明する。
た説明図である。図中、不必要な装置は省略してあり、
また圧粉体の形状も、図2に示す形状を正確に示すもの
ではない。
の成形に使用される金型は、段付き圧粉体g1の段付き
端面の形状に対応して左右に3段の突起面107a,1
07b,107cを有する一本の上パンチ107と、各
段部に対応して分割された2本の可動下第1,第2パン
チ103,104と、1本の固定下第3パンチ105
と、角形の断面形状を持つ1本のコアロッド106と、
薄肉の張り出し部16,17に対応する段部102aを
備えた段付きダイ102と、から構成されている。上パ
ンチ107には、上記コアロッド106が挿入される挿
通孔107dが設けられている。
体側のラムに連結されて上下駆動され、固定下第3パン
チ107cはプレス本体に固定されるベースプレート
に、パンチ押え,受け板,ホルダ等によって固定され、
そのパンチ面はダイキャビテイの最低部に位置して固定
される。また、段付きダイ102はダイプレートに固定
され、図示しないガイドロッドによりヨークプレートに
連結され、またコアロッド106は、図示しないプレス
本体側の下ラムに連結されたヨークプレートに支持さ
れ、上下駆動される。可動下パンチ103,104は、
図示しない制御装置によって、特に下降タイミング及び
下降速度を調整可能となっている。
(図1(A)参照)、加圧行程(図1(B),(C)参
照)及び抜き出し行程(図1(D)参照)を示してい
る。
に、所定の割合で混合された金属混合粉末よりなる原料
粉末を、図1(A)に示すように段付きダイ102,2
本の可動下第1,第2パンチ103,104、1本の固
定下第3パンチ105、角形の断面形状を持つ1本のコ
アロッド106によって構成されるキャビテイ101の
中に充填する。
金部品成形法と同じく、(圧粉体高さ)×(充填比)で
示される。ここに充填比は(圧粉密度)÷(粉末の見掛
け密度)で示される量であり、例えば鉄系の混合粉を用
いる場合、その見掛け密度を3.30[グラム/立方セ
ンチメートル]、得られる圧粉体の密度が6.93[グ
ラム/立方センチメートル]であるとすると、この時の
充填比は2.1となる。この充填比すなわち充填深さ
は、凹凸のある圧粉体の圧粉密度が圧粉後に全体的に均
一となるように成形を連続的に開始する前に、最初にそ
れぞれの下第1,第2,第3パンチ103,104,1
05に付属する充填深さ調節装置によりそれぞれ調整さ
れる。
パンチ107が下降を始め、図1(B)に示すように、
上パンチ107の第1の突起面107aと下第1パンチ
面103aの間にある原料粉末P1を、圧縮開始直後に
過度に圧縮しないようにサンドイッチ状に挟んだまま下
方に移動させる。下第1パンチ103の上面103a
は、最終的には固定下第3パンチ105と同一面上のレ
ベルまで引き下げながら、この原料粉末P1を所定の圧
粉密度まで圧縮する。
降速度は図示しない制御装置により調整可能であり、成
形される圧粉体にひび割れ等の欠陥が生じないように、
上パンチの第1の突起面107aと下第1パンチ面10
3aにより挟まれた原料粉末P1の圧粉密度の上昇の変
化が、隣接するその他の部分の原料粉末の圧粉密度の上
昇の変化と大きく異ならないように調整される。
チ107の第1の突起103aが所定の位置にくれば、
成形プレスからの信号により自動的に作動する。
107の第2の突起面107bが、コアロッド106の
周辺のキャビテイに充填されている原料粉末P2を押し
始めると下第1パンチ103の動作と同様に、上パンチ
107の第2の突起面107bと下第2パンチ面104
aの間にある原料粉末P2を、圧粉開始直後に過度に圧
縮されないようにサンドイッチ状に挟まんだまま下方へ
移動させ、最終的には下第2パンチ104を固定下第3
パンチ面105aと同一面上のレベルにまで引き下げな
がら、所定の圧粉密度にまで圧縮する。
及び下降速度が、図示しない下第1パンチ103とは別
の制御装置により調整可能であることは、下第1パンチ
103の下降の場合と同様であり、所定の位置に来れば
成形プレスからの信号により自動的に作動することも同
様である。
チの第3の突起面107cが、残りの原料粉末、すなわ
ち固定下第3パンチ105上方及び段付きダイ102の
段部102aのキャビテイに充填されている原料粉末P
3,P4を加圧し始める。この後、ダイ102及びコア
ロッド106の下降が始まり、ダイ102に対して相対
的に3本の下第1,第2,第3パンチ103,104,
105を上昇させて原料粉末の下端部を加圧して圧粉体
上下の密度を均一にする。
ダイ102の段部102aのキャビテイ101aに充填
されている原料粉末P4をほぼ所定の圧粉密度まで圧粉
したところで、上パンチ107とダイ102は、上パン
チの第3の突起面107cと段付きダイの段下面102
aとの距離を一定に保つため、同一の速度で下降を始め
る。そして、上パンチ107の第3の突起面107cと
固定下第3パンチ面105aとの間にある原料粉末P3
を所定の圧粉密度まで圧縮する。
原料粉末がフルに加圧された最終圧粉状態を示し、下第
1パンチ103,下第2パンチ104及び固定下第3パ
ンチ105の3本の下パンチにより、下面に平坦面1が
形成されている。
き出し方法は従来からある方法と同じであり、上パンチ
107が上昇し、ダイ102及びコアロッド106がさ
らにもう一段下がって、図1(D)に示すように、成形
された圧粉体g1が抜き出され、次いで成形プレスから
取り出される。
本の上パンチ107により成形されるが、段部となる突
起部2,3の側面が基盤となる平板1面に対して垂直で
あると、圧粉終了後の抜き出し時、圧粉体g1が凸部を
持った上パンチ107に付着したまま段付きダイ102
より取り出されて抜け落ちず、連続して成形することが
できなくなるので、突起部2,3の内いずれか一方、あ
るいは両方の,爪6,7,8を除く側面の一部あるいは
全部に抜け勾配をつけることが好ましい。
きダイ102,コアロッド106,下第1,下第2パン
チ103,104は最初の粉末充填位置に復帰する。下
第3パンチ105は図示しないベースプレートに固定の
ためにそのままである。
示されている。
粉体g10を成形する場合の実施例である。この段付き
圧粉体g10は、図4(a)に示すように、段付き端面と
は反対側の面に、平坦面と共に1箇所の突起部がある例
である。すなわち、段付き圧粉体g10は、基盤となる
平板21の一方の面の左右両端に、離間して高さの異な
る2箇所の突起部22,23が設けられ、図2の実施例
と同様に、各突起部22,23の端面39,41と平板
部21の中央端面40によって左右に3段の段付き構成
となっている。
施例では高い方の突起22の一側面には、2つの三角形
状の谷部24,25を隔てて3つの爪26,27,28
が設けられている。爪26,27間および爪27,28
間の各谷部24,25には、圧縮方向に対して直角方向
に突出する薄肉の張り出し部36,37が、突起部22
の端面39側に偏倚した位置に設けられている。この
内、一方の張り出し部36は、爪26,27の突起部2
2の端面39側の側縁31,32を斜辺とし、各爪2
6,27の頂点を結ぶ線を底辺30とする三角形状とな
っており、他方の張り出し部37は、爪27,28の突
起部22の端面39側の側縁33,34を斜辺とし、各
爪27,28の頂点を結ぶ線を底辺35とする三角形状
となっている。各張り出し部36,37の谷部24,2
5と反対側の端面は、突起部22の端面39と同一面と
なっている。
の厚みを1[mm]とし、かつ、図4(b)に示すよう
に、爪26,27,28のもっとも窪んだところにある
各張り出し部36,37の三角形状の頂点31a,33
aから底辺30,35に下ろした垂線の長さhc,hd
を3[mm]以内に設定している。
平板部21の平坦面と共に、1箇所の突起部38があ
る。
貫通する丸形の貫通孔23aが設けられている。
た説明図である。図中、不必要な装置は省略してあり、
また圧粉体の形状も、図4に示す形状を正確に示すもの
ではない。
に使用される金型は、段付き圧粉体g10の段付き端面
の形状に対応して左右に3段の突起面208a,208
b,208cを有する一本の上パンチ208と、各段部
に対応して分割された3本の可動下第1,第2,第3パ
ンチ203,204,205と、1本の固定下第4パン
チ206と、丸形の断面形状を持つ1本のコアロッド2
07と、薄肉の張り出し部36,37に対応する段部2
02aを備えた段付きダイ202と、から構成されてい
る。上パンチ208には、上記コアロッド207が挿入
される挿通孔208dが設けられている。
に、所定の割合で混合された金属混合粉末よりなる原料
粉末を、図3(A)に示すように段付きダイ202,3
本の可動下第1,第2,第3パンチ203,204,2
05、1本の固定下第4パンチ206、1本のコアロッ
ド207によって構成されるキャビテイ201の中に充
填する。
23が設けられた段付き端面とは反対面にある突起部3
8は、図示しないベースプレートに固定される下第4パ
ンチ206によって形成される。第1実施例の場合と同
様に、凹凸のある圧粉体の圧粉密度が圧粉後に全体的に
均一となるように、各下パンチ面のそれぞれ上部に充填
される原料粉の量、すなわち充填比は図示しない充填深
さ調整装置によりそれぞれ事前に調整しておく。
と、成形されるべき圧粉体の上面形状に対応する3段の
突起面208a,208b,208cを持った上パンチ
208が下降を始め、図3(B)に示すように上パンチ
208の第1の突起面208aがキャビテイ201に充
填されている粉末P10を押し始める。その後の、上パ
ンチ208,下第1パンチ203,下第2パンチ204
の作動状況は第1実施例の場合と同じであるので、ここ
では説明を省略する。ただし、第1実施例と異なるの
は、下第1パンチ面203a及び下第2パンチ面204
aが、可動である下第3パンチ面205aの予め定めら
れたレベルにまで最終的に引き下げられることである。
チ208の第3の突起面208cが、残りの原料粉、す
なわち下第3パンチ205及び下第4パンチ206上方
及び段付きダイ202の段部202aのキャビテイ20
1aに充填されている原料粉末P12,P13,P14
を加圧し始める。この後、ダイ202及びコアロッド2
07の下降が始まり、これにより相対的に4本の下第
1,第2,第3,第4パンチ203,204,205,
206が上昇したことと同じこととなって、圧粉体の密
度を均一化している。
下第3パンチ面205aの間にある原料粉P12を、圧
粉開始直後に過度に圧縮しないようサンドイッチ状に挟
んだまま下方に移動させるために、下第3パンチ205
の上面205aを、予め決められた最終的な下第3パン
チ面205a´のレベルまで引き下げながら、その原料
粉P12を、所定の圧粉密度まで圧粉する。
及び下降速度が、図示しない下第1及び下第2パンチ2
03,204とは別の制御装置により調整可能であり、
成形される圧粉体にひび割れなどの欠陥が生じないよう
に、上パンチの第3の突起面208cと下第3パンチ面
205aにより挟まれた原料粉P12の圧粉密度の上昇
の変化が隣接するその他の部分の原料粉の見掛け密度の
上昇の変化と大きく異ならないよう調整しておくべきこ
とは、下第1及び下第2パンチ203,204の場合と
同様である。この装置は、成形の1サイクル毎に上パン
チ208の第3の突起面208cが所定の位置にくれ
ば、成形プレスからの信号により自動的に作動すること
も下第1及び下第2パンチ203,204の場合と同様
である。
段付きダイ202の段部202aのキャビテイ201a
に充填されている原料粉末P14をほぼ所定の圧粉密度
まで圧粉したところで、上パンチ208とダイ202
は、上パンチの第3の突起面208cと段付きダイの段
部202aとの距離を一定に保つため、同一の速度で下
降を始める。
と固定下第4パンチ面206aとの間にある、突起部3
8を形成するための原料粉P13を、所定の圧粉密度ま
で圧縮する。
料粉末がフルに加圧された最終圧粉状態を示し、下第1
パンチ203,下第2パンチ204,下第3パンチ20
5の3本の下パンチにより平坦面21が、そして固定下
第4パンチ206により1箇所の突起部38が形成され
ている。
トに取り付けられないが、本実施例では装置に特別な工
夫をして下パンチ受け板をもう一枚増やして4本の下パ
ンチをツールセットに取り付けてある。
と同じであり、上パンチ208が上昇し、ダイ202及
びコアロッド207がさらにもう一段下がるが、この
時、ダイプレートに付属している図示しないウエッジが
図示しないスライデイングブロックを押しのけ、これに
より下第1,2,3パンチ203,204,205もダ
イ202及びコアロッド207と一緒に下降し、固定下
第4パンチ面206aと同一レベルまで下がり、図3
(D)に示すように、段付き圧粉体g10が抜き出さ
れ、次いで成形プレスから取り出される。
きダイ202,コアロッド207,下第1,2,3パン
チ203,204,205は最初の粉末充填位置に復帰
する。下第4パンチ206は図示しないベースプレート
に固定のためにそのままである。
ある複雑な段付き端面を1本の上パンチで成形し、平坦
なあるいは凹凸の複雑でない面側を複数の下パンチで成
形するという従来方法とは異なる考え方に立って発案さ
れたもので、破損するおそれのある突起部を持つ上パン
チではなく、圧粉体の段付き端面と逆の段部形状を有す
る上パンチ1本、段部に対応して分割された複数の下パ
ンチ及び段付きダイより構成される金型を用いることに
より、パンチの破損トラブル無しに、かつ圧粉密度を均
一に、しかも通常の成形プレス機にて経済的に量産可能
となった。
簡略に示す説明図である。
成形される段付き圧粉体の一例を示す図である。
簡略に示す説明図である。
成形される段付き圧粉体の一例を示す図である。
の一例を示す金型の動作説明図である。
方法の一例を示す金型の動作説明図である。
方法の一例を示す金型の動作説明図である。
成形方法の一例を示す金型の動作説明図である。
Claims (3)
- 【請求項1】圧縮方向の一方の端面が段部を備えた段付
き端面となっており、該段付き端面の外周には圧縮方向
に対して横方向に突出する薄肉の張り出し部を備えた段
付き圧粉体の成形方法であって、 前記段付き端面の段部形状と逆の段部形状を備えた一本
の上パンチと、前記段付き端面の段部に対応して分割さ
れた複数の下パンチと、前記薄肉の張り出し部に対応す
る段部を備えた段付きダイと、を備えた金型を用い、 前記上パンチ側に段付き端面を成形し、薄肉の張り出し
部を段付きダイの段部と上パンチ間で成形することを特
徴とする段付き圧粉体の成形方法。 - 【請求項2】圧粉体の段付き端面と反対側の端面は平坦
面であり、複数の下パンチ側に平坦面を形成することを
特徴とする請求項1に記載の段付き圧粉体の成形方法。 - 【請求項3】圧粉体の段付き端面と反対側の端面は平坦
面と一箇所以上の突起部を有する形状であり、下パンチ
側に平坦面と一箇所以上の突起部を形成することを特徴
とする請求項1に記載の段付き圧粉体の成形方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23075794A JP2855137B2 (ja) | 1994-06-02 | 1994-08-31 | 段付き圧粉体の成形方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6-144014 | 1994-06-02 | ||
| JP14401494 | 1994-06-02 | ||
| JP23075794A JP2855137B2 (ja) | 1994-06-02 | 1994-08-31 | 段付き圧粉体の成形方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0847800A JPH0847800A (ja) | 1996-02-20 |
| JP2855137B2 true JP2855137B2 (ja) | 1999-02-10 |
Family
ID=26475565
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23075794A Expired - Lifetime JP2855137B2 (ja) | 1994-06-02 | 1994-08-31 | 段付き圧粉体の成形方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2855137B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4783057B2 (ja) * | 2005-05-12 | 2011-09-28 | 住友電工焼結合金株式会社 | 粉末成形体の成形方法、粉末成形体及び焼結機械部品 |
| JP5261818B2 (ja) * | 2008-10-01 | 2013-08-14 | 住友電工焼結合金株式会社 | 粉末成形金型 |
| DE102013110539B3 (de) * | 2013-09-24 | 2014-11-20 | Fette Compacting Gmbh | Verfahren zur Herstellung eines Presslings aus pulverförmigem Material |
-
1994
- 1994-08-31 JP JP23075794A patent/JP2855137B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0847800A (ja) | 1996-02-20 |
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