JP5122078B2 - 化粧板及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、化粧板及びその製造方法に関する。
従来より、化粧板は、次のようにして製造されてきた(特許文献1参照)。すなわち、図1に示すとおり、化粧板用原紙101を、ローラ103を用いて送りつつ、熱硬化性樹脂溶液105を満たした槽107に浸漬し、次に、乾燥機109に送り、熱風で溶媒を揮発させて、含浸紙108を形成する。含浸紙108は、化粧板用原紙101や熱硬化性樹脂溶液105の種類により、樹脂含浸化粧紙108a、樹脂含浸コア紙108b、バランス紙108cに区分される。
その後、図2に示すように、含浸紙108(樹脂含浸化粧紙108a、樹脂含浸コア紙108b、及びバランス紙108c)をそれぞれ所定のサイズに裁断し、樹脂含浸コア紙108bの両側を、樹脂含浸化粧紙108aとバランス紙108cとで挟むように積層する。さらに、図3に示すように、積層した含浸紙108を、プレス機111を用いて加熱加圧することで化粧板を製造する。
上記の製造方法において、熱硬化性樹脂は、化粧板用原紙101に含浸させるときには液状であるとともに、図2に示すように、含浸紙108に含浸した状態では、含浸紙108のハンドリングを容易にするために、常温にてタックフリーでなければならない。そのため、常温にて液状のモノマー類、オリゴマー類は、含浸紙108に含浸した状態でタックフリーとならないので、化粧板の製造に用いることができなかった。
従来、上記熱硬化性樹脂として用いられてきたのは、メラミン樹脂、フェノール樹脂、ダップ樹脂、不飽和ポリエステル等である。これらの熱硬化性樹脂は、分子量が大きいので溶融粘度が高い。また、これらの熱硬化性樹脂は、高融点(多くは100℃以上)である。また、これらの熱硬化性樹脂は、高温放置すると重合硬化反応により固化してしまう場合があり、これらの樹脂を単独で溶融させ、熱硬化性樹脂溶液105とすることは困難である。
そこで、メラミン樹脂、フェノール樹脂、ダップ樹脂、不飽和ポリエステルの場合は、水や有機溶媒に溶解させることで、熱硬化性樹脂溶液105を調製していた。
特許第3284952号公報
しかしながら、熱硬化性樹脂を水や有機溶剤に溶解させた熱硬化性樹脂溶液105を用いると、図1に示す乾燥工程において、水や有機溶媒を揮発させるために、多大なエネルギーが必要となる。また、揮発した有機溶媒を回収するために、大がかりな設備が必要となってしまう。
また、熱硬化性樹脂を有機溶剤に溶解させたり、揮発性モノマーで希釈した熱硬化性樹脂溶液105を用いると、化粧板に残存する有機溶剤等の放散や、そのことに起因するモノマー臭気の発生のおそれがある。
さらに、熱硬化性樹脂として不飽和ポリエステル、メラミン樹脂、フェノール樹脂等を用いた場合は、加熱加圧工程(図3参照)前の状態での含浸紙108保管可能期間が短く、低温保管が必要であった。
また、従来用いられてきた熱硬化性樹脂は、それ自体の製造においても、大量の溶剤が必要であり、溶剤の回収の問題や、エネルギー消費が大きいという問題があった。さらに、メラミン樹脂、フェノール樹脂の場合は、製造工程において、人体に有害なホルムアルデヒドを放散する問題もあった。
本発明は以上の点に鑑みなされたものであり、有機溶媒等を用いなくても製造できる化粧板及びその製造方法を提供することを目的とする。
(1)請求項1の発明は、
結晶性モノマー・オリゴマーを含浸した含浸紙を複数重ね合わせ、加圧成形して成る化粧板であって、
前記結晶性モノマー・オリゴマーが、式(1)で表され、常温にて結晶固体である結晶性モノマー・オリゴマーであり、式(1)におけるR 1 が、式(2)〜式(17)で表される基のうちのいずれかであり、式(1)におけるR 2 およびR 3 の両方が、式(18)〜式(29)で表される基のうちのいずれかであることを特徴とする化粧板を要旨とする。
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(1−1)本発明で用いる結晶性モノマー・オリゴマーは、常温(室温、20℃)にて結晶固体である。融点以上の温度(例えば80〜90℃)に加熱すると、液化するが、その後常温に冷却すると、再び結晶固体となる。
また、本発明で用いる結晶性モノマー・オリゴマーを、融点以上の所定の温度(例えば、100〜180℃)にすると、重合が進み、不可逆的に硬化する。なお、硬化は、UV照射、EB照射や、これらと加熱とを併用する方法でも行うことができる。硬化条件は、結晶性モノマー・オリゴマーの種類、配合する硬化剤、添加剤などで調整することができる。
さらに、本発明で用いる結晶性モノマー・オリゴマーは、常温で放置しても長期間安定である。
(1−2)本発明で用いる結晶性モノマー・オリゴマーは、上記の特性を有するので、化粧板の製造に用いた場合には、以下のとおり、様々な効果を奏する。
本発明で用いる結晶性モノマー・オリゴマーは、融点を越える温度に加熱することで液状にすることができ、その液状の状態で化粧板用原紙に含浸させることができる。すなわち、従来の熱硬化性樹脂のように、有機溶剤等で希釈する必要がないので、揮発した有機溶媒等を回収するための大がかりな設備が必要ない。
また、本発明で用いる結晶性モノマー・オリゴマーは、化粧板用原紙に含浸された後、融点以下の温度となれば自然に固化するので、従来の製造方法のように、化粧板用原紙に含まれる水や有機溶媒を揮発させるための多大なエネルギーが不要となる。
さらに、本発明化粧板は、その製造段階において有機溶剤等を使用しなくてもよいので、化粧板に残存する有機溶剤等の放散や、そのことに起因する臭気の発生といった問題が生じない。また、メラミン樹脂、フェノール樹脂のように、製造工程におけるホルムアルデヒドの放散がない。
また、本発明で用いる結晶性モノマー・オリゴマーは常温で安定であるから、化粧板用原紙に含浸した状態での保管可能期間が長く、低温保管が不要である。
また、本発明で用いる結晶性モノマー・オリゴマーは、常温にて結晶固体であるから、化粧板用原紙に結晶性モノマー・オリゴマーを含浸して成る含浸紙をタックフリーとすることができる。
また、本発明で用いる結晶性モノマー・オリゴマーは、加熱加圧成形すると硬化するから、化粧板用原紙に結晶性モノマー・オリゴマーを含浸して成る含浸紙を重ねて加熱加圧することで、化粧板を製造することができる。
(1−3)本発明で用いる結晶性モノマー・オリゴマーは、それ自身の合成においても水や有機溶媒を使用する必要がない。そのため、有機溶媒を回収するための設備が必要ない。なお、有機溶剤に溶解し、従来と同じ方法でも使用できることはいうまでもない。
(1−4)本発明で用いる結晶性モノマー・オリゴマーは、常温で固体であるので、粉末状とし、粉末状塗料、粉末状成形材として用いることができる。粉末状塗料の使用方法としては、例えば、基材の表面に、本発明の結晶性モノマー・オリゴマーを粉末状として成る塗料(必要に応じて他の成分を配合してもよい)を振りかけ、その後、加熱することで液状として基材の表面全体に広げ、さらに昇温することで重合反応を進め、塗膜を形成することができる。また、粉末状成形材の使用方法としては、例えば、本発明の結晶性モノマー・オリゴマーを粉末状として成る成形材(必要に応じて他の成分を配合してもよい)を型に充填し、その後、加熱することで型内に広げ、さらに昇温することで重合反応を進め、成形品を形成することができる。また、粉末状塗料、粉末状成形材として使用するときの硬化方法としては、例えば、加熱し、液状状態にあるときに、高エネルギー線(UV、EB等)を照射し、硬化させる方法がある。
(1−5)本発明で用いる結晶性モノマー・オリゴマーは、SMC、BMC成型法の用途に使用することができる。すなわち、本発明で用いる結晶性モノマー・オリゴマーを加熱溶融し、必要に応じて各種添加剤、充填剤、補強剤、硬化剤等を混練し、冷却することで所定のサイズのハンドリング可能なプリプレグを作成し、その後プリプレグを熱圧生成すれば、結晶性のモノマー・オリゴマーが溶融後、重合硬化することにより成形品を得ることができる。
(1−6)本発明で用いる結晶性モノマー・オリゴマーに必要に応じて添加剤を加えて塗料とすれば、様々な効果を奏することができる。
すなわち、上記塗料は、例えば、融点以上に加熱するだけで液化できるので、溶剤を含まなくてもよく、厚塗りが可能であり、透明深み感を出すことができる。また、本発明で用いる結晶性モノマー・オリゴマーは縮合硬化性でないため、ガスの発生がなく、高寸法安定性を有する。さらに、溶剤を含まなくてもよく、硬化時におけるガスの発生がないため、高光沢であり、共重合できる化合物や各種添加剤を加え、耐候性処方、耐薬品処方、フレキシブル化処方等が可能であり、環境にやさしいという特長がある。
(1−7)本発明で用いる結晶性モノマー・オリゴマーは透明(半透明を含む)にすることができるので、透明板、着色板、レンズ、封止剤等に用いることができる。
本発明で用いる結晶性モノマー・オリゴマーの分子量は142〜4000の範囲が好適であり、融点は25〜130℃の範囲が好適である
2、R3が、分子が直線状で分岐のない構造を有するものであると、常温で結晶固化しやすくなる。R2とR3は同一の基であってもよいし、異なる基であってもよい。
2、R3 両方が不飽和結合を有する。
本発明において、R2、R3は、異種のものが混在していてもよい。例えば、一部の結晶性モノマー・オリゴマーにおけるR2、R3は、式(24)で表される、異なる分子量を有するものであってもよい。なお、式(24)おけるnは、1〜50の整数である
発明で用いる結晶性モノマー・オリゴマーにおいて、水酸基を有する重合性化合物は、例えば、式(30)、式(31)で表されるものとすることができ、また、本発明におけるイソシアネート基を有する化合物は、例えば、式(32)で表されるものとすることができる。この場合、本発明の結晶性モノマー・オリゴマーは、上記式(1)で表されるものとなる。
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ここで、上記式(30)、式(31)の化合物としては、例えば、アクリレート、メタクリレートがあり、具体的には、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、4−ヒドロキシブチルアクリレート、4−ヒドロキシブチルメタクリレート、1,4−シクロヘキサンジメタノールモノアクリレート、1、4シクロヘキサンジメタノールモノメタクリレートどが挙げられる。また、式(30)、式(31)の化合物としては、例えば、アリル系の化合物があり、具体的には、エチレングリコールモノアリルエーテル、アリルアルコール、ポリエチレングリコールモノアリルエーテル等が挙げられる。また、式(30)、式(31)の化合物としては、例えば、ビニルエーテルがあり、具体的には、4−ヒドロキシブチルビニルエーテル、2−ヒドロキシエチルビニルエーテル、ジエチレングリコールモノビニルエーテルなどが挙げられる。
また、上記式(32)の化合物としては、例えば、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI);4、4'−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI);ビス(4−イソシアネートシクロヘキシル)メタン;2、4トルエンジイソシアネート;2、6トルエンジイソシアネート;2、4ジフェニルメタンジイソシアネート;イソホロンジイソシアネート;ヘキサメチレンジイソシアネートのウレトジオン;トリジンジイソシアネート、リジンジイソシアネート;1、5ナフチレンジイソシアネート;トランスシクロヘキサン1、4ジイソシアネート;2、4キシリレンジイソシアネート;水素キシリレンジイソシアネート;m−テトラメチルキシリレンジイソシアネート;p−テトラメチルキシリレンジイソシアネートなどが挙げられる
本発明を実施例に基づいて説明する。
(a)結晶性モノマー・オリゴマーの合成
撹拌装置、温度計、留分凝縮冷却器(コンデンサー)、滴下装置を備えた2リットルのセパラブルフラスコに2−ヒドロキシエチルメタアクリレート260g(2モル)およびウレタン化触媒であるジn−ブチルスズジラウレート0.13gを加え、攪拌し、70℃に昇温した。次に、ヘキサメチレンジイソシアネートを168g(1モル)滴下した。このとき、内温が80℃以下となるように滴下速度を調整した。滴下終了後、内温を80℃に保持し、反応液をサンプリングし、FTIRを用いて測定した。イソシアネート基(−N=C=O)に基づく2275cm-1の吸収ピークが消失したことを確認し、冷却バットに反応液を移送し、結晶化固化させた。上記の工程により、式(33)で表される結晶性モノマー・オリゴマーが合成された。
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(b)結晶性モノマー・オリゴマーの物性
上記(a)で合成した結晶性モノマー・オリゴマーの融点は78℃(DTA分析、昇温速度10℃/分、吸熱ピーク先端温度)であり、常温では結晶固体であった。上記融点以上の温度(例えば80℃)に加熱すると、液化するが、その後常温に冷却すると、再び固体となった。
また、上記(a)で合成した結晶性モノマー・オリゴマーにラジカル重合硬化剤であるジクミルパーオキシドを1%添加し、金型に入れ、加熱成形(例えば、温度130℃)すると、不飽和結合による重合が進み、不可逆的に硬化した。硬化物は透明であり、硬度は90D(ASTM、D2240)であった。
さらに、上記(a)で合成した結晶性モノマー・オリゴマーは、硬化剤を含む状態で、常温にて長期間放置しても安定であった。
(c)結晶性モノマー・オリゴマーの奏する効果
(i)本実施例1の結晶性モノマー・オリゴマーを用いて化粧板の製造に用いれば、以下のとおり、様々な効果が得られる。なお、本実施例1の結晶性モノマー・オリゴマーは、ラジカル硬化剤を使用しなくても硬化できるが、結晶性モノマー・オリゴマーに添加、あるいは、含浸前後に化粧板用原紙(又は含浸紙)に塗布することにより、低温で短時間成形が可能となる。
本実施例1の結晶性モノマー・オリゴマーは、融点を越える温度に加熱すれば液状にすることができ、その液状の状態で化粧板用原紙に含浸させることができる。すなわち、従来の熱硬化性樹脂のように、水や有機溶剤で希釈する必要がないので、揮発した有機溶媒を回収するための大がかりな設備が必要ない。
また、本実施例1の結晶性モノマー・オリゴマーは、化粧板用原紙に含浸された後、融点以下の温度となれば自然に固化するので、従来の製造方法のように、化粧板用原紙に含まれる水分や有機溶媒を揮発させるための多大なエネルギーが不要となる。
さらに、本実施例1の結晶性モノマー・オリゴマーを用いて製造された化粧板は、その製造段階において有機溶剤等を使用しなくてもよいので、化粧板に残存する有機溶剤等の放散や、そのことに起因する臭気の発生といった問題が生じない。また、製造工程において、メラミン樹脂、フェノール樹脂の場合のようなホルムアルデヒド放散がない。
また、本実施例1の結晶性モノマー・オリゴマーは常温で安定であるから、化粧板用原紙に含浸した状態での保管可能期間が長く、低温保管が不要である。
また、本実施例1の結晶性モノマー・オリゴマーは、常温にて固体であるから、化粧板用原紙に結晶性モノマー・オリゴマーを含浸して成る含浸紙をタックフリーとすることができる。
また、本実施例1の結晶性モノマー・オリゴマーは、加熱成形すると硬化するから、含浸紙を重ねて加熱加圧することで、化粧板を製造することができる。
(ii)本実施例1の結晶性モノマー・オリゴマーは、それ自身の合成においても有機溶剤を使用する必要がない。そのため、揮発した有機溶媒を回収するための大がかりな設備が必要ない。
(iii) 本実施例1の結晶性モノマー・オリゴマーは、常温で固体であるので、粉末状とし、粉末状成形材として用いることができる。その使用方法としては、例えば、本実施例1の結晶性モノマー・オリゴマーを粉末状として金型に入れ(必要に応じて他の成分を配合してもよい)、その後、加熱加圧することで液状として金型全体に広げ、さらに昇温することで重合反応を進め、成形品を形成することができる。
(iv) 本実施例1の結晶性モノマー・オリゴマーは、SMC、BMC成型法の用途に使用することができる。すなわち、本実施例1の結晶性モノマー・オリゴマーを加熱溶融し、必要に応じて各種添加剤、充填剤、補強剤、硬化剤等を混練し、冷却することで所定のサイズのハンドリング可能なプリプレグを作成し、その後プリプレグを金型に入れ、熱圧生成すれば結晶性のモノマー・オリゴマーが溶融後硬化することにより成形品を得ることができる。
(v)本実施例1の結晶性モノマー・オリゴマーに必要に応じて添加剤を加えて塗料とすれば、様々な効果を奏することができる。すなわち、常温で固体であるため、粉末状とし、粉末状塗料として用いることができる。その方法としては、例えば、熱した基材の表面に結晶性モノマー・オリゴマーを(必要に応じ)振りかけ、溶融コートし、その後、加熱、UV照射等の方法で硬化させれば、塗膜を形成することができる。
上記塗料は、溶剤を含まなくてもよいので、厚塗りが可能であり、透明深み感を出すことができる。また、本実施例1の結晶性モノマー・オリゴマーは縮合硬化性でないため、ガスが発生せず、高光沢、高寸法安定性を有する。さらに、ラジカル硬化系であるため、各種変性が可能であり、耐候性処方、耐薬品処方、フレキシブル化処方等が容易にできる。また、環境にやさしいという特長がある。
(vi) 本実施例1の結晶性モノマー・オリゴマーは透明(半透明を含む)であるので、透明板、着色板、レンズ、封止剤等に用いることができる。
(a)結晶性モノマー・オリゴマーの合成
撹拌装置、温度計、留分凝縮冷却器(コンデンサー)、滴下装置を備えた2リットルのセパラブルフラスコに2−ヒドロキシエチルアクリレート232g(2モル)およびウレタン化触媒であるジn−ブチルスズジラウレート0.12gを加え、攪拌し、70℃に昇温した。次に、ヘキサメチレンジイソシアネートを168g(1モル)滴下した。このとき、内温が85℃以下となるように滴下速度を調整した。滴下終了後、内温を85℃に保持し、反応液をサンプリングし、FTIRを用いて測定した。イソシアネート(−N=C=O)に基づく2275cm-1の吸収ピークが消失したことを確認し、冷却バットに反応液を移送し、結晶化固化させた。上記の工程により、式(34)で表される結晶性モノマー・オリゴマーが合成された。
Figure 0005122078
(b)結晶性モノマー・オリゴマーの物性
上記(a)で合成した結晶性モノマー・オリゴマーの融点は80℃(DTA分析、昇温速度10℃/分、吸熱ピーク先端温度)であり、常温では結晶固体であった。上記融点以上の温度(例えば85℃)に加熱すると、液化するが、その後常温に冷却すると、再び固体となった。
また、上記(a)で合成した結晶性モノマー・オリゴマーに、UV硬化剤であるイルガキュア184(チバスペシャルティーケミカルズ社製、化学式:1−ヒドロキシ−シクロヘキシルーフェニルケトン)を5%添加混合し、90℃に加熱した亜鉛鋼板に0.5mmの厚さで塗布した。次に、57W/cm高圧水銀ランプを使用し、UV照射(積算照射量510mJ/m2)すると、不飽和結合による重合が進み、不可逆的に硬化した。
さらに、上記(a)で合成した結晶性モノマー・オリゴマーは、硬化剤を含む状態で、常温にて放置しても安定であった。硬化物は透明であり、硬度は90D(ASTM、D2240)であった。
(c)結晶性モノマー・オリゴマーの奏する効果
本実施例2の結晶性モノマー・オリゴマーは、前記実施例1と同様の効果を奏する。
(a)結晶性モノマー・オリゴマーの合成
撹拌装置、温度計、留分凝縮冷却器(コンデンサー)、滴下装置を備えた2リットルのセパラブルフラスコにアリルアルコール116g(2モル)およびウレタン化触媒であるジn−ブチルスズジラウレート0.06gを加え、攪拌し、70℃に昇温した。次に、ヘキサメチレンジイソシアネートを168g(1モル)滴下した。このとき、内温が90℃以下となるように滴下速度を調整した。滴下終了後、内温を80℃に保持し、反応液をサンプリングし、FTIRを用いて測定した。イソシアネート(−N=C=O)に基づく2275cm-1の吸収ピークが消失したことを確認し、留分凝縮冷却器を留分追出し用冷却器にかえ、減圧(20mmHg)条件下にて未反応のアリルアルコール(bp.97℃)を留去させた。さらに極微量のアリルアルコールまで除去するために、3官能イソシアネートオリゴマー(日本ポリウレタン社製、商品名:コロネートHX)を8g添加した。
その後、冷却バットに反応液を移送し、結晶化固化させた。上記の工程により、式(35)で表される結晶性モノマー・オリゴマーが合成された。
Figure 0005122078
(b)結晶性モノマー・オリゴマーの物性
上記(a)で合成した結晶性モノマー・オリゴマーの融点(DTA分析、昇温速度10℃/分、吸熱ピーク先端温度)は74℃であり、常温では結晶固体であった。上記融点以上の温度(例えば80℃)に加熱すると、液化するが、その後常温に冷却すると、再び固体となった。
また、上記(a)で合成した結晶性モノマー・オリゴマーに、ラジカル重合硬化剤であるジクミルパーオキシドを1%添加し、金属製の金型に入れ、加熱成形(例えば、温度130℃)すると、不飽和結合による重合が進み、不可逆的に硬化した。
さらに、上記(a)で合成した結晶性モノマー・オリゴマーは、硬化剤を含む状態で、常温にて放置しても安定であった。硬化物は透明であり、硬度は90D(ASTM、D2240)であった。
(c)結晶性モノマー・オリゴマーの奏する効果
本実施例3の結晶性モノマー・オリゴマーは、前記実施例1と同様の効果を奏する。
(a)結晶性モノマー・オリゴマーの合成
撹拌装置、温度計、留分凝縮冷却器(コンデンサー)、滴下装置を備えた2リットルのセパラブルフラスコに2−ヒドロキシエチルメタアクリレート260g(2モル)を加え、攪拌し、95℃に昇温した。次に、予め加熱溶融した(45℃)4、4'−ジフェニルメタンジイソシアネート250g(1モル)を滴下した。このとき、内温が95℃以下となるように滴下速度を調整した。滴下終了後、内温を95℃に保持し、反応液をサンプリングし、FTIRを用いて測定した。イソシアネート(−N=C=O)に基づく2275cm-1の吸収ピークが消失したことを確認し、冷却バットに反応液を移送し、結晶化固化させた。上記の工程により、式(36)で表される結晶性モノマー・オリゴマーが合成された。
Figure 0005122078
(b)結晶性モノマー・オリゴマーの物性
上記(a)で合成した結晶性モノマー・オリゴマーの融点は91℃(DTA分析、昇温速度10℃/分、吸熱ピーク先端温度)であり、常温では結晶固体であった。上記融点以上の温度(例えば95℃)に加熱すると、液化するが、その後常温に冷却すると、再び固体となった。
また、上記(a)で合成した結晶性モノマー・オリゴマーに、ラジカル重合硬化剤であるジクミルパーオキシドを1%添加し、金属製の金型に入れ、加熱成形(例えば、温度130℃)すると、不飽和結合による重合が進み、不可逆的に硬化した。硬化物は透明であり、硬度は90D(ASTM、D2240)であった。
さらに、上記(a)で合成した結晶性モノマー・オリゴマーは、硬化剤を含む状態で、常温にて放置しても安定であった。
(c)結晶性モノマー・オリゴマーの奏する効果
本実施例4の結晶性モノマー・オリゴマーは、前記実施例1と同様の効果を奏する。
(a)結晶性モノマー・オリゴマーの合成
撹拌装置、温度計、留分凝縮冷却器(コンデンサー)、滴下装置を備えた2リットルのセパラブルフラスコにジエチレングリコールモノビニルエーテル264g(2モル)およびウレタン化触媒であるジn−ブチルスズジラウレート0.13gを加え、攪拌し、85℃に昇温した。次に、ヘキサメチレンジイソシアネートを168g(1モル)滴下した。このとき、内温が90℃以下となるように滴下速度を調整した。滴下終了後、内温を85℃に保持し、反応液をサンプリングし、FTIRを用いて測定した。イソシアネート(−N=C=O)に基づく2275cm-1の吸収ピークが消失したことを確認し、冷却バットに反応液を移送し、結晶化固化させた。上記の工程により、式(37)で表される結晶性モノマー・オリゴマーが合成された。
Figure 0005122078
(b)結晶性モノマー・オリゴマーの物性
上記(a)で合成した結晶性モノマー・オリゴマーの融点は79℃(DTA分析、昇温速度10℃/分、吸熱ピーク先端温度)であり、常温では結晶固体であった。上記融点以上の温度(例えば85℃)に加熱すると、液化するが、その後常温に冷却すると、再び固体となった。
また、上記(a)で合成した結晶性モノマー・オリゴマーに、ラジカル重合硬化剤であるジクミルパーオキシドを1%添加し、金属製の金型に入れ、加熱成形(例えば、温度130℃)すると、不飽和結合による重合が進み、不可逆的に硬化した。硬化物は透明であり、硬度52D(ASTM、D2240)のゴム弾性ある硬化物が得られた。
さらに、上記(a)で合成した結晶性モノマー・オリゴマーは、硬化剤を含む状態で、常温にて放置しても安定であった。
(c)結晶性モノマー・オリゴマーの奏する効果
本実施例5の結晶性モノマー・オリゴマーは、前記実施例1と同様の効果を奏する。
(a)化粧板の作製
(a−1)前記実施例1で製造した結晶性モノマー・オリゴマーを90℃にて加熱融解したものを、230g/m2のクラフト紙に、230g/m2の条件にて含浸後、冷却し、結晶化させ、タックフリーの含浸クラフト紙を得た。この含浸クラフト紙の表面にラジカル硬化剤であるt−ブチルパーオキシ2エチルヘキサノエートを5g/m2の条件でコートした。
(a−2)前記実施例1で製造した結晶性モノマ・オリゴマーを90℃にて加熱融解したものを、150gの白色化粧チタン紙に、150g/m2の条件にて含浸後、冷却し、結晶化させ、タックフリーの含浸化粧紙を得た。
(a−3)上記(a−1)で製造した含浸クラフト紙の上に、上記(a−2)で製造した含浸化粧紙を重ね合わせ、図3のプレス機111を用いて、130℃、10Kg/cm2の条件で加圧成形し、化粧板を得た。
(b)化粧板の特性評価
得られた化粧板の表面硬度(鉛筆硬度)を、JIS K5600−5−4:1999の条件で測定すると、表面硬度5Hであった。また、外観については、変色がなく、問題なかった。
化粧板の層間密着性をJIS K5600−5−6:1999の試験方法で評価した(切り込みを2mmの間隔の格子状に入れ、はがれを評価した)ところ、どの格子の目にもはがれはなかった。
汚染性を次のように評価した。化粧板の表面に油性マジックペンにて線を書き、その後、アセトンでふき取ると、あとは残らなかった。また、火のついたたばこを化粧板表面に押しつけ、もみ消した後、アセトンでふき取ると、あとは残らなかった。
表1に示す原料1と原料2とを反応させることにより、結晶性モノマー・オリゴマーを製造した。
Figure 0005122078
本実施例7の結晶性モノマー・オリゴマーの製造方法は、基本的には前記実施例1と同様であるが、2−ヒドロキシエチルメタアクリレートの代わりに、原料1を用い、ヘキサメチレンジイソシアネートの代わりに、原料2を用いた。原料1、原料2の仕込み量は、それぞれ、2mol、1molとした。反応時の温度は、物質に応じて、反応中に固化してしまうことがなく、また、高分子化することがないように調整した。触媒は、原料2がHDIの場合は、ジn−ブチルスズジラウレートを使用し、原料2が4、4'MDIの場合は使用しなかった。原料1としてアリルアルコールを使用する場合のみ、未反応のアリルアルコールを除去するため、最後に、少量の3官能イソシアネートを加えた。なお、3官能イソシアネートを加えても加えなくとも、融点は変化しなかった。上記表1には、製造した結晶性モノマー・オリゴマーの融点を併せて示す。
尚、本発明は前記実施例になんら限定されるものではなく、本発明を逸脱しない範囲において種々の態様で実施しうることはいうまでもない。
化粧板の製造方法を表す説明図である。 化粧板の製造方法を表す説明図である。 化粧板の製造方法を表す説明図である。
101・・・化粧板用原紙
103・・・ローラ
105・・・熱硬化性樹脂溶液
107・・・槽
108・・・含浸紙
109・・・乾燥機
111・・・プレス機

Claims (4)

  1. 結晶性モノマー・オリゴマーを含浸した含浸紙を複数重ね合わせ、加圧成形して成る化粧板であって、
    前記結晶性モノマー・オリゴマーが、式(1)で表され、常温にて結晶固体である結晶性モノマー・オリゴマーであり、式(1)におけるR 1 が、式(2)〜式(17)で表される基のうちのいずれかであり、式(1)におけるR 2 およびR 3 の両方が、式(18)〜式(29)で表される基のうちのいずれかであることを特徴とする化粧板。
    Figure 0005122078
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    (式(24)におけるnは、1〜50の整数である。)
  2. 加熱溶融した結晶性モノマー・オリゴマーを紙に含浸し、前記結晶性モノマー・オリゴマーを結晶化して含浸紙を作成し、
    前記含浸紙を複数重ね合わせ、加圧成形する化粧板の製造方法であって、
    前記結晶性モノマー・オリゴマーが、式(1)で表され、常温にて結晶固体である結晶性モノマー・オリゴマーであり、式(1)におけるR 1 が、式(2)〜式(17)で表される基のうちのいずれかであり、式(1)におけるR 2 およびR 3 の両方が、式(18)〜式(29)で表される基のうちのいずれかであることを特徴とする化粧板の製造方法。
    Figure 0005122078
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    (式(24)におけるnは、1〜50の整数である。)
  3. 前記加圧成形の前に、前記含浸紙にラジカル硬化剤をコートすることを特徴とする請求項2記載の化粧板の製造方法。
  4. 前記含浸紙として、加熱溶融した前記結晶性モノマー・オリゴマーをクラフト紙に含浸した含浸クラフト紙と、加熱溶融した前記結晶性モノマー・オリゴマーを化粧紙に含浸した含浸化粧紙とを作成し、
    前記含浸クラフト紙及び前記含浸化粧紙を重ね合わせ、加圧成形することを特徴とする請求項2又は3記載の化粧板の製造方法。
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