JP5116525B2 - スパッタ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、スパッタ装置及び成膜方法に関するものである。
近年、液晶ディスプレイ(LCD)等に用いるTFTの半導体膜として、ITOやZnO等の酸化物半導体膜が採用されている。これら半導体膜は、反応性スパッタ法により成膜される。酸化物半導体膜を反応性スパッタ法により成膜することで、例えばCVD法やPVD法によりアモルファスシリコンからなる半導体膜を成膜する場合に比べ、比較的低温での膜形成が可能となり、熱負荷による基板割れの可能性も低くなるため、歩留まりを向上させることができるとされている。
ところで、上述した酸化物半導体膜を成膜するスパッタ装置として、例えば枚葉式スパッタ装置と、インライン式スパッタ装置とが知られている。枚葉式スパッタ装置は、チャンバ内に固定されたターゲットに基板を対向配置し、ターゲットから叩き出された成膜材料を基板上に堆積させることにより、基板上に所望の薄膜を成膜する装置である。しかしながら、枚葉式スパッタ装置を用いて反応性スパッタを行うと、基板とターゲットが固定されているため、基板の全面に対して均一な膜質を得ることが難しい。また、近年、成膜対象である基板が大型化しており、枚葉式スパッタ装置では基板が大きくなるにつれ膜質の均一性は低下する。
これに対して、インライン式スパッタ装置は、チャンバ内に複数のターゲットを配列し、基板をターゲットの配列方向に沿って一定速度にて搬送する間に、ターゲットから叩き出された成膜材料を基板上に堆積させることにより、基板上に所望の薄膜を成膜する装置である。インライン式スパッタ装置を用いて反応性スパッタを行えば、大型の基板上に膜質の均一な薄膜を連続的に成膜することができる。
しかしながら、上述したインライン式のスパッタ装置にあっては、均一な膜質を得ることができる一方、パーティクルが発生し易いという問題がある。具体的には、インライン式スパッタ装置では、基板を搬送するためにキャリアと呼ばれる基板保持機構を用いており、ターゲットから叩き出された粒子はキャリアにも付着する。キャリアは、大気、真空、加熱雰囲気下に繰り返し曝されるため、キャリアに付着した膜が変質して剥離し易くなり、剥離した膜がパーティクルとなってチャンバ内を浮遊する。そして、チャンバ内に浮遊するパーティクルが基板に付着することで、基板表面がダメージを受けたり、基板に成膜された半導体膜がダメージを受けたりするという問題がある。
この点、特許文献1では、大気中の水分等のトレイへの付着を防止するため、トレイへの基板の搭載及びトレイからの基板の回収の動作の際に、大気圧に開放されない真空チャンバ内をトレイが循環するような構成が提案されている。
特開平9−279341号公報
しかしながら、上記従来技術にあっては、基板を搭載するトレイ自体が真空チャンバ内を循環する構成であるため、真空チャンバ内の搬送ラインの構成が大型で複雑になるという問題がある。
また、トレイへの基板の搭載及びトレイからの基板の回収が真空中で行われるため、基板の取り扱いが難しいという問題がある。さらに、トレイは常に真空中を循環しているため、トレイのメンテナンス等を行う際には、装置自体を停止しなければならない。したがって、メンテナンスが煩雑になり、製造効率も低下するという問題もある。
そこで、本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、装置の簡素化及びメンテナンスの容易化を図った上で、パーティクルの発生を防ぐことができるスパッタ装置及び成膜方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明のスパッタ装置は、真空排気可段と、前記ターゲットの表面と前記基板の表面とを略平行に配置しつつ、前記基板保持手段を搬送する移動機構と、を備え、前記基板保持手段を搬送しながら前記基板にスパッタ処理を行うスパッタ装置において、前記基板保持手段には、前記基板保持手段における前記成膜材料が付着する領域を覆う防着板が着脱可能に設けられ、該防着板は前記チャンバ内で着脱されるとともに、前記チャンバ内を循環するように構成されており、該防着板は、その中央部に形成された開口部と該開口部の周囲に形成された防着部とを備え、該開口部は、表面側から前記基板に面する裏面側に向かうにつれ、開口面積が縮小するように、該開口部の内周面に傾斜面が形成され、前記防着部の前記裏面には、前記防着部の幅方向に沿って伸びる柱状の着脱バーが設けられていて、該着脱バーは、連結部材を介して前記裏面に接続されるとともに、前記基板保持手段の受け座に受け入れ可能とされていることを特徴とする。
本発明の構成によれば、ターゲットから叩き出された粒子のうち、基板の周囲に飛散した粒子が防着板に付着するため、これら粒子が基板保持機構に付着することを防ぐことができる。そして、真空下のチャンバ内で防着板の着脱を行うことで、粒子が付着した防着板が大気中に曝されることがない。そのため、真空〜大気圧の繰り返しによる防着板からの膜剥離を防止することが可能になり、パーティクルの発生を防ぐことができる。
また、チャンバ内を循環するのは防着板のみであり、防着板は構成も簡素で重量も軽いため、チャンバ内の循環ラインの簡素化を図ることができる。
また、本発明のスパッタ装置、前記防着板は、前記基板の外周部分を覆うように形成されていることができる。
この構成によれば、防着板により基板の外周部分も覆うことで、基板の外周部分への成膜材料の付着を防止することができる。これにより、基板の着脱時等の衝撃により基板の外周部分に付着した成膜材料が剥離することを防ぐことができる。これにより、パーティクルの発生をより防ぐことができる。
また、本発明のスパッタ装置における前記チャンバには、前記基板保持手段が大気中で搬送される大気搬送系が接続され、該大気搬送系には前記基板保持手段に対する前記基板の着脱を大気中で行う基板着脱室が設けられていることができる。
この構成によれば、基板着脱室において基板の着脱を大気中で行うことで、基板の取り扱いが容易になる。具体的には、基板保持手段に基板を載置する際のアライメント等が容易になる。さらに、基板の着脱時に伴うダメージの確認や、基板上の成膜状態の確認を大気中で容易に行うことができる。
また、本発明のスパッタ装置は、該チャンバ内の真空排気を行う真空排気手段と、前記スパッタ室内にスパッタガス及び反応ガスを供給するガス供給手段と、前記ターゲットに電圧を印加する電源と、を備えたインライン式反応性スパッタ装置であることができる。
この構成によれば、ガス供給手段からスパッタ室にスパッタガス及び反応ガスを供給し、電源からターゲットに電圧を印加する。これにより、まずスパッタ室内でプラズマにより励起されたスパッタガスのイオンが、ターゲットに衝突して成膜材料の粒子を飛び出させる。そして、飛び出した粒子と反応ガスとが結合し、基板に付着することにより、基板の表面に成膜材料の被膜を形成することができる。そして、インライン式反応性スパッタ装置では、基板保持手段に保持された基板がターゲットに対して相対移動するので、基板の表面全体に対して均質に成膜を行うことができる。
また、本発明は、前記防着部の前記裏面には、前記防着部の幅方向に沿って伸びる柱状の着脱バーが設けられていて、該着脱バーは、連結部材を介して前記裏面に接続されるとともに、前記基板保持手段の受け座に受け入れ可能とされていることができる。
また、本発明のスパッタ装置は、前記基板保持手段の前記基板を載置する表面側には、該基板保持手段を貫通する開口部が形成され、該開口部の周面に前記受け座が配置されていて、前記基板保持手段の前記表面と交差する方向に伸縮可能なアームが、前記基板保持手段の裏面側において、前記基板保持手段の前記開口部の対向位置に設けられており、前記アームの先端部は、前記基板保持手段の前記開口部を貫通して伸長し、前記着脱バーを受け入れ、前記着脱バーを前記受け座から取り外し可能とされていることができる。
また、本発明のスパッタ装置は、フックが、前記防着板の前記表面側に対向する位置に設けられており、該フックの先端部には凹状に湾曲した収容部が形成され、該収容部は、前記アームによって前記受け座から取り外された前記着脱バーを受け入れ可能とされていることができる。
一方、本発明の成膜方法は、真空排気可能なチャンバ内に配置され、成膜材料を備えたターゲットと、前記基板を保持する基板保持手段と、前記ターゲットの表面と前記基板の表面とを略平行に配置しつつ、前記基板保持手段を搬送する移動機構と、を備えたスパッタ装置を使用して、前記基板保持手段を搬送しながら前記基板にスパッタ処理を行う成膜工程を有する成膜方法であって、前記成膜工程前に、前記基板保持手段における前記成膜材料が付着する領域を覆う防着板を、前記チャンバ内にて前記基板保持手段に取り付ける防着板装着工程と、前記成膜工程後に、前記チャンバ内にて前記基板保持手段から前記防着板を取り外す防着板取り外し工程と、を有し、前記防着板装着工程において使用する前記防着板は、その中央部に形成された開口部と該開口部の周囲に形成された防着部とを備え、該開口部は、表面側から前記基板に面する裏面側に向かうにつれ、開口面積が縮小するように、該開口部の内周面に傾斜面が形成されていることができる。
この構成によれば、成膜工程前にチャンバ内にて基板保持機構に防着板を取り付けることで、成膜工程においてターゲットから叩き出された粒子のうち、基板の周囲に飛散した粒子が防着板に付着するため、これら粒子が基板保持機構に付着することを防ぐことができる。そして、成膜工程後にチャンバ内にて基板保持機構から防着板を取り外すことで、ターゲットから叩き出された粒子が付着した防着板が大気中に曝されることがない。そのため、真空〜大気圧の繰り返しによる防着板からの膜剥離を防止することが可能になり、パーティクルの発生を防ぐことができる。
また、チャンバ内を循環するのは防着板のみであり、防着板は構成も簡素で重量も軽いため、チャンバ内の循環ラインの簡素化を図ることができる。
また、本発明の成膜方法は、上述のスパッタ装置を使用する成膜方法であって、前記防着板装着工程において、前記着脱バーを前記基板保持手段の受け座に取り付けることができる。
また、本発明の成膜方法は、上述のスパッタ装置を使用する成膜方法であって、前記防着板取り外し工程において、前記アームの先端部が、前記基板保持手段の前記開口部を貫通して伸長し、前記着脱バーを受け入れ、前記着脱バーを前記受け座から取り外すことができる。
また、本発明の成膜方法は、上述のスパッタ装置を使用する成膜方法であって、前記防着板取り外し工程において、前記アームによって取り外された前記着脱バーを前記フックの先端部の収容部へ受け渡すことができる。
本発明によれば、ターゲットから叩き出された粒子のうち、基板の周囲に飛散した粒子が防着板に付着するため、これら粒子が基板保持機構に付着することを防ぐことができる。そして、真空下のチャンバ内で防着板の着脱を行うことで、粒子が付着した防着板が大気中に曝されることがない。そのため、真空〜大気圧の繰り返しによる防着板からの膜剥離を防止することが可能になり、パーティクルの発生を防ぐことができる。
また、チャンバ内を循環するのは防着板のみであり、防着板は構成も簡素で重量も軽いため、チャンバ内の循環ラインの簡素化を図ることができる。
次に、図1〜図7に基づいて、本発明の実施形態に係るスパッタ装置および成膜方法について説明する。
(スパッタ装置)
図1は、本実施形態におけるスパッタ装置の概略構成図(平面図)である。
図1に示すように、スパッタ装置10は、基板Wを縦型保持して搬送するインライン式反応性スパッタ装置であって、大気搬送系11と真空搬送系20との大きく2つに分けられている。これら大気搬送系11及び真空搬送系20内には、基板Wを保持したキャリア(基板保持手段)50が後述する搬送手段51(図4〜6参照)により縦型に搬送される。なお、図1においては、破線領域を大気搬送系11、実線領域を真空搬送系20として示している。
まず、大気搬送系11は、基板着脱室13と、搬送室14と、第1,2大気トラバーサ15,17と、循環室16とを備えている。
基板着脱室13は、キャリア50の初期位置となっており、成膜前の基板Wをキャリア50へ載置したり、成膜された基板Wを取り出したりするためのものである。このように、本実施形態では、基板Wの着脱が同一の室で行われるため、基板Wの載置と取り出しとを異なる室で行う場合に比べ、製造効率を向上させることができる。基板着脱室13の搬出側には、搬送室14が接続されている。
搬送室14は、基板着脱室13と真空搬送系20とを接続するためのものであり、搬送室14の搬出側には、ゲートバルブGを介して真空搬送系20のローディング室21が接続されている。
真空搬送系20の搬出側には、ゲートバルブGを介して第2大気トラバーサ15が接続されている。この第2大気トラバーサ15は、真空搬送系20のアンローディング室23と循環室16とを接続するためのものであり、真空搬送系20からキャリア50が取り出され、循環室16へ搬送される。
循環室16は、スパッタ装置10におけるキャリア50の復路となるものであり、第2大気トラバーサ15から搬送されたキャリア50は、真空搬送系20を通過せずに第1大気トラバーサ17へ搬送される。
第1大気トラバーサ17は、循環室16と基板着脱室13と接続するためのものであり、循環室16から搬送されたキャリア50を初期位置である基板着脱室13へ搬送するものである。これにより、キャリア50は、スパッタ装置10内を循環するように構成されている。
真空搬送系20は、ローディング室21と、チャンバ22と、アンローディング室23とを備え、それぞれがゲートバルブGを介して接続されている。また、チャンバ22は、前室24と、プロセス室25と、後室26と、循環室34とを備えている。ローディング室21及び、前室24、後室26、アンローディング室23には、それぞれ真空ポンプpが設けられている。
ローディング室21は、チャンバ22に搬送する前段において、大気状態で大気搬送系11からキャリア50を受け入れ、内部を真空排気して、真空状態で真空搬送系20にキャリア50を受け渡すものである。
前室24は、防着板装着室27と第1搬送室28とを備えている。防着板装着室27は、チャンバ22の入口ゾーンとして構成され、ローディング室21にゲートバルブGを介して接続されている。防着板装着室27では、ローディング室21で真空状態に保持されたキャリア50が搬送され、キャリア50に後述する防着板70が装着される。
プロセス室25は、防着板装着室27の搬出側にゲートバルブGを介して接続されている。プロセス室25の側壁には、キャリア50の搬送方向に沿って複数のスパッタカソード29が縦型に設けられ、これらスパッタカソード29には成膜材料のターゲット(不図示)が取り付けられている。ターゲットは、外部電源(電源)に接続され、負電位に保持されている。スパッタカソード29の近傍には、ガス供給手段30が設けられ、このガス供給手段30からはAr等の不活性ガスや、O等の反応ガスがプロセス室25に供給されるようになっている。なお、本実施形態のターゲットは、ZnO膜系の成膜材料を含んでいることが好ましい。また、ZnO膜の成膜材料以外にもITO膜やSnO膜の成膜材料を用いてもよい。
後室26は、防着板取り外し室31と第2搬送室32とを備えている。
防着板取り外し室31は、プロセス室25の搬出側にゲートバルブGを介して接続されている。防着板取り外し室31には、後述する防着板着脱機構が設けられ、この防着板着脱機構によりキャリア50に装着された防着板70が取り外されるようになっている。防着板70が取り外されたキャリア50は、基板Wを保持した状態でアンローディング室23に搬送される。一方、キャリア50から取り外された防着板70は、第2搬送室32に搬送される。
第2搬送室32は、防着板取り外し室31と連通しており、キャリア50から取り外された防着板70が搬送ローラ35により循環室34に搬送される。
循環室34は、第2搬送室32と上述した第1搬送室28とを連結するものであり、第2搬送室32の搬出側にゲートバルブGを介して接続されている。
第1搬送室28は、循環室34の搬出側にゲートバルブGを介して接続されている。第1搬送室28の搬出側は、上述した防着板装着室27に連通しており、防着板取り外し室31にて取り外された防着板70が搬送ローラ35により搬送され、再び防着板装着室27においてキャリア50に装着されるように構成されている。
このように、本実施形態の防着板70は、防着板装着室27にてキャリア50に取り付けられ、プロセス室25を通過した後、防着板取り外し室31にて取り外される。そして、取り外された防着板70は第2搬送室32、循環室34、第1搬送室28内を通って再び防着板装着室27まで搬送され、キャリア50に取り付けられる。つまり、本実施形態のスパッタ装置10では、基板Wを保持したキャリア50が大気搬送系11及び真空搬送系20内を循環可能に構成されているのに対して、防着板70は真空搬送系20のうち、チャンバ22内のみを循環可能に構成されている。
(キャリア、防着板)
図2は、キャリアの平面図であり、図3は、防着板の平面図である。また、図4〜7は図2のA−A’線に相当する断面図であり、図4はプロセス室内、図5,6は防着板装着室及び防着板取り外し室、図7は第1搬送室及び循環室、第2搬送室内を示している。
図2,4に示すように、キャリア50は、アルミニウム等からなる矩形板状のものであり、スパッタカソード29(図1参照)の表面と略平行、具体的には重力方向から若干傾斜した状態で配置されている。キャリア50の中央部は基板Wが載置される載置部52として構成されている。載置部52の外周部分には、基板Wを保持するための複数のクランプ53(図2では16個)が設けられている。このクランプ53は、基板Wの外周部分を挟持して載置部52上に基板Wを保持させるものであり、これにより基板Wの表面とスパッタカソード29の表面とが略平行、具体的には重力方向から若干傾斜させた状態で基板Wが保持される。なお、本実施形態に用いられる基板Wは、大型のガラス基板である。
載置部52を挟んでキャリア50の上下部には、キャリア50の厚さ方向に貫通する開口部54,55が形成されている。各開口部54,55は、キャリア50の幅方向に沿って延設され、開口部54,55の周面には複数の受け座56が配置されている。この受け座56は、直方体形状のものであり、その上面が凹状に湾曲した収容部57(図4参照)として形成されている。
図4に示すように、キャリア50の上方及び下方には、搬送手段51が設けられている。この搬送手段51は、キャリア50の上方に設けられた上部ガイド手段とキャリア50の下方に設けられた下部搬送手段とを備えている。
下部搬送手段は、キャリア50側に設けられたレール59と、スパッタ装置10側に設けられた回転可能なガイドローラ60とから構成されている。
ガイドローラ10は、スパッタ装置10内に亘って配列されており、その周方向に沿って凹状の溝65が形成されている。
レール59は、キャリア50の下端からキャリア50の高さ方向に沿って延出する複数の連結部材58を介して設けられている。このレール59は、キャリア50の幅方向に沿って設けられた円柱状の部材である。レール59は、ガイドローラ60の溝65内に、その外周部分が囲まれるように収容されている。そして、ガイドローラ60が回転することで、キャリア50が搬送されるようになっている。
一方、上部ガイド手段は、キャリア50側に設けられた永久磁石61と、スパッタ装置10側に設けられたガイド68とから構成されている。
ガイド68は、ベース部64と、ベース部64の両端からキャリア50の永久磁石61の厚さ方向に沿う両側方を挟持するように配置された永久磁石62,63とを備えている。各永久磁石61,62,63の対向面の極性は互いに異なるように構成され、各永久磁石61,62,63が反発し合うことで、キャリア50がスパッタカソード29の表面に対して略平行に保持された状態で搬送される。
このように、キャリア50は、搬送手段51(下部搬送手段及び上部ガイド手段)により、その高さ方向から挟まれるようにしてスパッタ装置10内を搬送される。
なお、本実施形態における搬送手段は、以下に示すような種々の構成を用いることが可能である。
例えば、ラック&ピニオン機構等の搬送手段により、キャリアを搬送するような構成にしてもよい。また、基板の上端縁と下端縁とを溝付ローラにより挟持し、スパッタカソードの表面と、基板の表面とが略平行になるように基板を保持するような構成も可能である。この場合、モータ等により溝付きローラを回転させることで、基板を搬送することができる。
ここで、キャリア50の表面側には、キャリア50に対して着脱可能に構成された防着板70が対向配置されている。この防着板70は、チタン等からなる矩形板状のものであり、その中央部に形成された開口部71と、開口部71の周囲に形成された防着部72とを備えている。開口部71は、表面側から裏面側に向かうにつれ、(すなわち、前記ターゲットに面する表面側から前記基板に面する裏面側に向かうにつれ、)開口面積が縮小するように形成され、これにより開口部71の内周面には傾斜面73が形成されている。防着部72は、キャリア50の外周部分から基板Wの外周部分を覆うように設けられている。つまり、防着部72は、スパッタカソード29のターゲットから叩き出された粒子が基板W以外に付着する領域を覆うように設けられている。
防着部72の裏面側の上下部には、防着部72の幅方向に沿って伸びる着脱バー75が設けられている。着脱バー75は、連結部材74を介して防着板70に接続されている。着脱バー75は、防着板70の幅方向に沿って設けられた円柱形状の部材であり、上述した受け座56の収容部57に受け入れられる。
図5,6に示すように、スパッタ装置10の上述した防着板装着室27及び防着板取り外し室31には、防着板着脱機構が設けられている。防着板着脱機構は、アーム76とフック79とを備えている。アーム76は、キャリア50の裏面側であって、キャリア50の開口部54,55の対向位置に設けられ、キャリア50の表面と交差する方向に伸縮可能に構成されている。アーム76は、キャリア50に対して防着板70の着脱を行うものであり、キャリア50の裏面側から開口部54,55を貫通するように伸長して、その先端部分で着脱バー75を受け入れ、キャリア50の受け座56とフック79との間で防着板70の着脱バー75を受け渡すようになっている。アーム76の先端部は、その上面が凹状に形成されており、キャリア50の着脱バー75を受け入れる保持部69として構成されている。
フック79は、防着板装着室27及び防着板取り外し室31における防着板70の表面と対向する位置に設けられ、その先端部には、凹状に湾曲した収容部78が形成されている。この収容部78は、アーム76により取り外された防着板70の着脱バー75が受け入れられる。
図7に示すように、スパッタ装置10の上述した第1搬送室28、循環室34、第2搬送室32には、回転可能な搬送ローラ35が設けられている。この搬送ローラ35は、その周方向に沿って溝36が形成されており、この溝36内に防着板70の着脱バー75が受け入れられる。搬送ローラ35は、着脱バー75の外周面を保持して防着板70を第2循環室32から第1搬送室28まで搬送するものである。
(成膜方法)
次に、本実施形態のスパッタ装置による成膜方法について説明する。
まず、図1に示すように、プロセス室25内で行われる成膜工程について説明する。ガス供給手段30からプロセス室25にスパッタガスと反応ガスとを供給し、外部電源からスパッタカソード29にスパッタ電圧を印加する。プロセス室25内でプラズマにより励起されたスパッタガスのイオンが、スパッタカソード29のターゲットに衝突してZnO膜の成膜材料の粒子を飛び出させる。そして、飛び出した粒子と反応ガスとが結合した後、基板Wに付着することにより、基板Wの表面にZnO膜が形成される。本実施形態のように、インライン式反応性スパッタ装置(スパッタ装置10)では、キャリア50に保持された基板Wがスパッタカソード29に対して相対移動するので、基板Wの表面全体に均一な膜質で成膜を行うことができる。また、複数の基板Wを連続して移動させることにより、複数の基板Wに対して連続的に成膜を行うことができる。
ところで、上述したインライン式反応性スパッタ装置にあっては、均一な膜質を得ることができる一方、パーティクルが発生し易いるという問題がある。具体的には、インライン式反応性スパッタ装置では、ターゲットから叩き出された粒子はキャリアにも付着する。キャリアは、大気、真空、加熱雰囲気下に繰り返し曝されるため、キャリアに付着した膜が変質して剥離し易くなり、剥離した膜がパーティクルとなってチャンバ内を浮遊する。そして、チャンバ内に浮遊するパーティクルが基板に付着することで、基板表面がダメージを受けたり、基板に成膜された半導体膜がダメージを受けたりするという問題がある。
そこで、本実施形態では、キャリア50の外周部分から基板Wの外周部分を覆うように防着板70が着脱可能に設けられ、この防着板70がチャンバ22内で着脱されるとともに、チャンバ22内を循環するような構成とした。
まず、図1に示すように、基板着脱室13においてキャリア50の載置部52に基板Wを載置し、真空搬送系20のローディング室21へ搬送する。そして、ローディング室21内を真空引きした後、チャンバ22内の防着板装着室27までキャリア50を搬送する。
次に、図1,4〜6に示すように、防着板装着室27内に搬送したキャリア50に防着板70を取り付ける(防着板装着工程)。具体的には、図6に示すようにキャリア50の開口部54,55を通してアーム76を差し入れ、図5に示すように防着板着脱機構のフック79に保持された防着板70をアーム76により取り外し、図4に示すように防着板70の着脱バー75をキャリア50の受け座56に収容させる。これにより、キャリア50の外周部分及び基板Wの外周部分を覆うように防着板70が装着される。その後、キャリア50の開口部54,55からアームを引き出す。
そして、図1,4に示すように、防着板70を装着した状態でキャリア50をプロセス室25に搬送して、上述した成膜工程を行う。スパッタカソード29のターゲットから叩き出された粒子は、プロセス室25内を飛散する。この時、キャリア50の外周部分と基板Wの外周部分を覆うように防着板70が取り付けられているため、プロセス室25内を飛散する粒子のうち防着板70の開口部71を通過する粒子は、基板Wに付着して基板Wの表面にZnOが成膜される。一方、基板Wの周囲に飛散した粒子は、防着板70の表面に付着する。これにより、スパッタカソード29から叩き出された粒子がキャリア50に付着することがない。
次に、図1,4〜6に示すように、成膜工程を経た後、キャリア50から防着板70を取り外す(防着板取り外し工程)。具体的には、図5に示すようにキャリア50の開口部54,55を通してアーム76を差し入れ、アーム76によりキャリア50の受け座56から着脱バー75を取り外し、図6に示すように、キャリア50から取り外された防着板70をキャリア50の対向位置に設けられたフック79に一旦保持させる。
その後、キャリア50の開口部54,55からアーム76を引き出し、キャリア50をアンローディング室23に向けて搬送する。そして、再びアーム76を操作してフック76に保持された防着板70を取り外し、図7に示すように第2搬送室32内に設けられた搬送ローラ35に防着板70を受け渡す。
図1,7に示すように、第2搬送室32内に搬送された防着板70は、搬送ローラ35により循環室34、第1搬送室28内を搬送される。そして、第1搬送室28まで搬送された防着板70を防着板装着室27に搬送する。具体的には、まず防着板装着室27内にキャリア50を搬送する前に、第1搬送室28内の搬送ローラ35に保持された防着板70を、アーム76を操作して取り外し、取り外された防着板70を防着板装着室27内のフック79(図6参照)に一旦保持させる。その後、アーム76を一旦引き戻し、防着板装着室27内にキャリア50を搬送する。そして、上述した防着板装着工程を行い、防着板70が再びキャリア50に装着される。
一方、防着板取り外し室31において防着板70が取り外されたキャリア50は、防着板取り外し室31からアンローディング室23を介して大気搬送系11に搬送される。そして、キャリア50は、大気搬送系11の第2大気トラバーサ17、循環室16、第1大気トラバーサ15を搬送され、再び基板着脱室13に搬送される。基板着脱室13に搬送されたキャリア50から成膜された基板Wが取り外され、新たな基板Wを載置して再び上述の各工程が繰り返される。
このように、本実施形態のスパッタ装置10では、基板Wを保持したキャリア50が大気搬送系11及び真空搬送系20内を循環可能に構成されているのに対して、防着板70は真空搬送系20のうち、チャンバ22内のみを循環可能に構成されている。
したがって、本実施形態によれば、スパッタカソード29のターゲットから叩き出された粒子のうち、基板Wに付着せずに基板Wの周囲に飛散した粒子は防着板70の表面に付着するため、これら粒子がキャリア50に付着することを防ぐことができる。そして、真空排気されたチャンバ22内で防着板70の着脱を行うことで、ターゲットから叩き出された粒子が付着した防着板70が大気中に曝されることがない。そのため、真空〜大気圧の繰り返しによる防着板70からの膜剥離を防止することが可能になり、パーティクルの発生を防ぐことができる。
また、チャンバ22内を循環するのは防着板70のみであり、防着板70は構成も簡素で重量も軽いため、チャンバ22内の循環ラインの簡素化を図ることができる。
さらに、防着板70により基板Wの外周部分も覆うことで、基板Wの外周部分への成膜材料の付着を防止することができる。これにより、基板Wの着脱時等の衝撃により基板Wの外周部分に付着した成膜材料が剥離することを防ぐことができる。これにより、パーティクルの発生をより防ぐことができる。
また、基板着脱室13において基板Wの着脱を大気中で行うことで、基板Wの取り扱いが容易になる。具体的には、キャリア50に基板Wを載置する際のアライメントが容易になる。さらに、基板Wの着脱時に伴うダメージの確認や、基板W上の成膜状態の確認を大気中で容易に行うことができる。
ところで、スパッタ装置10のメンテナンス等を行う場合には、キャリア50に防着板70を装着させた状態で防着板取り外し室31からアンローディング室23に取り出すことで、スパッタ装置10自体を停止させることなく防着板70をチャンバ22から簡単に搬出することができる。また、新たな防着板70をチャンバ22内に搬入させる場合には、キャリア50に防着板70を装着させた状態でローディング室21から防着板装着室27に搬送することで、スパッタ装置10自体を停止させることなく防着板70を簡単に搬入させることができる。したがって、特別な装置、特別な方法を用いることなくスパッタ装置10のメンテナンス等を簡単に行うことができるため、製造効率を維持した上で、スパッタ装置10のメンテナンスが容易になる。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。上述した例において示した各構成部材や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、スパッタ装置の構成は、防着板が真空排気されたチャンバ内を循環する構成であれば適宜設計変更が可能である。本実施形態では、プロセス室と循環室の前後にそれぞれゲートバルブを設け、これらゲートバルブを介して前室及び後室を接続するような構成について説明したが、少なくともプロセス室と循環室とが仕切られていれば、ゲートバルブを設けない構成にしてもよい。
また、本実施形態では、ターゲットを複数配列し、その配列方向に沿って基板を縦型に搬送したが、ターゲットの表面と基板の表面とが略平行になるように移動するような構成であれば、基板を横型に搬送することも可能である。
本発明の実施形態におけるスパッタ装置の概略構成図(平面図)である。 キャリアの平面図である。 防着板の平面図である。 図2のA−A’線に相当する断面図である。 図2のA−A’線に相当する断面図である。 図2のA−A’線に相当する断面図である。 図2のA−A’線に相当する断面図である。
符号の説明
10…スパッタ装置 11…大気搬送系 13…基板着脱室 22…チャンバ 30…ガス供給手段 50…キャリア(基板保持手段) 51…搬送手段(移動機構) 70…防着板 p…真空ポンプ(真空排気手段) W…基板

Claims (6)

  1. 真空排気可能なチャンバ内に配置され、成膜材料を備えたターゲットと、
    基板を保持する基板保持手段と、
    前記ターゲットの表面と前記基板の表面とを略平行に配置しつつ、前記基板保持手段を搬送する移動機構と、を備え、
    前記基板保持手段を搬送しながら前記基板にスパッタ処理を行うスパッタ装置において、
    前記基板保持手段には、前記基板保持手段における前記成膜材料が付着する領域を覆う防着板が着脱可能に設けられ、
    該防着板は前記チャンバ内で着脱されるとともに、前記チャンバ内を循環するように構成されており、
    該防着板は、その中央部に形成された開口部と該開口部の周囲に形成された防着部とを備え、該開口部は、表面側から前記基板に面する裏面側に向かうにつれ、開口面積が縮小するように、該開口部の内周面に傾斜面が形成され
    前記防着部の前記裏面には、前記防着部の幅方向に沿って伸びる柱状の着脱バーが設けられていて、該着脱バーは、連結部材を介して前記裏面に接続されるとともに、前記基板保持手段の受け座に受け入れ可能とされていることを特徴とするスパッタ装置。
  2. 前記防着板は、前記基板の外周部分を覆うように形成されていることを特徴とする請求項1記載のスパッタ装置。
  3. 前記チャンバには、前記基板保持手段が大気中で搬送される大気搬送系が接続され、該大気搬送系には前記基板保持手段に対する前記基板の着脱を大気中で行う基板着脱室が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のスパッタ装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のスパッタ装置は、
    該チャンバ内の真空排気を行う真空排気手段と、
    前記スパッタ室内にスパッタガス及び反応ガスを供給するガス供給手段と、
    前記ターゲットに電圧を印加する電源と、を備えたインライン式反応性スパッタ装置であることを特徴とするスパッタ装置。
  5. 前記基板保持手段の前記基板を載置する表面側には、該基板保持手段を貫通する開口部が形成され、該開口部の周面に前記受け座が配置されていて、
    前記基板保持手段の前記表面と交差する方向に伸縮可能なアームが、前記基板保持手段の裏面側において、前記基板保持手段の前記開口部の対向位置に設けられており、
    前記アームの先端部は、前記基板保持手段の前記開口部を貫通して伸長し、前記着脱バーを受け入れ、前記着脱バーを前記受け座から取り外し可能とされていることを特徴とする請求項に記載のスパッタ装置。
  6. フックが、前記防着板の前記表面側に対向する位置に設けられており、該フックの先端部には凹状に湾曲した収容部が形成され、該収容部は、前記アームによって前記受け座から取り外された前記着脱バーを受け入れ可能とされていることを特徴とする請求項に記載のスパッタ装置。
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