JPH11293459A - 多層成膜装置 - Google Patents

多層成膜装置

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JPH11293459A
JPH11293459A JP9428198A JP9428198A JPH11293459A JP H11293459 A JPH11293459 A JP H11293459A JP 9428198 A JP9428198 A JP 9428198A JP 9428198 A JP9428198 A JP 9428198A JP H11293459 A JPH11293459 A JP H11293459A
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film forming
substrate holder
substrate
transfer
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JP9428198A
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Ken Funato
謙 船戸
Shigeo Hayashi
茂雄 林
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】各プロセス室間にゲートバルブを設けずにコン
タミネーションを防止でき、高品質な成膜処理ができる
多層成膜装置を提供する。 【解決手段】上面に基板Sを保持した基板ホルダHを取
り入れるロードロック室10と、ロードロック室10と
開閉可能なゲートバルブ18を介して連結され、基板ホ
ルダHを所定方向に搬送する搬送装置19を設けた搬送
室11と、搬送室11の上部に搬送装置19の搬送方向
に複数個並べて設けられ、基板ホルダHによって閉じら
れる下端開口部を有する成膜プロセス室13〜15と、
搬送装置19によって搬送された基板ホルダHを上昇さ
せて成膜プロセス室13〜15の下端開口部を閉じる昇
降装置25〜27と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は基板に多層の成膜処
理を行なう多層成膜装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、セラミックフィルタ、セラミック
発振子、半導体ウエハーなどの電子部品において、基板
に電極膜などを形成する場合、基板材料と電極材料との
密着性が悪いと、基板に直接電極膜を形成できない。そ
こで、基板上に密着性のよい中間電極膜を形成し、その
中間電極膜の上に最終の電極膜を形成することが行なわ
れている。また、他の電子部品では、基板上に導電膜〜
絶縁膜〜導電膜〜絶縁膜というように、多層の膜を形成
するものが知られている。
【0003】このような多層の成膜処理を行なう場合、
図1のような多層成膜装置が知られている。この成膜装
置には、一端側に基板取り入れ用のロードロック室1が
設けられ、このロードロック室1は入口ゲートバルブ2
を介して成膜プロセス室3と接続されている。プロセス
室3は複数の室3a〜3cに別れており、各室3a〜3
cの間には仕切4が設けられている。基板Sは図示しな
い搬送装置によって一端のプロセス室3aから他端のプ
ロセス室3cに向かって搬送される。各プロセス室3a
〜3cがスパッタ装置の場合、プロセス室3a〜3cの
上部にはターゲット5が設けられ、基板Sは図示しない
基板ホルダによってターゲット5と対向するように保持
される。すべての成膜処理が終了した基板Sは、出口ゲ
ートバルブ6を介して基板取り出し用のロードロック室
7へ取り出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような多層成膜
装置の場合、各プロセス室3a〜3cで基板Sを停止さ
せて複数段階の処理を行い、基板Sに多層の成膜を行な
うようになっている。ところが、隣接するプロセス室3
a〜3cの間には簡易な仕切4が設けられているに過ぎ
ないので、雰囲気が混じり合い、隣のプロセス室に影響
を及ぼす(コンタミネーションの発生)という問題があ
った。そこで、各プロセス室3a〜3bの間にゲートバ
ルブを設けることも考えられるが、これではコスト上昇
を招くばかりか、各プロセス室3a〜3cの間で搬送装
置が分断されるので、搬送方法が制約を受けるという欠
点がある。また、プロセス室内に搬送装置が配置されて
いるので、搬送装置に膜が付着しやすく、頻繁なメンテ
ナンスが必要となるという欠点があった。
【0005】そこで、本発明の目的は、各プロセス室間
にゲートバルブを設けずにコンタミネーションを防止で
き、高品質な成膜処理ができる多層成膜装置を提供する
ことにある。また、他の目的は、搬送系に膜が付着する
のを防止でき、かつ連続的な搬送系を採用できる多層成
膜装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、基板または基板を保持し
た基板ホルダを取り入れ又は取り出すためのロードロッ
ク室と、ロードロック室と開閉可能なゲートバルブを介
して連結され、基板を保持した基板ホルダを所定方向に
搬送する搬送装置を設けた搬送室と、搬送室の外部に、
上記搬送装置の搬送方向に複数個並べて設けられ、基板
ホルダによって閉じられる開口部を有するプロセス室
と、搬送装置によって搬送された基板ホルダを移動さ
せ、基板ホルダによってプロセス室の開口部を閉じる開
閉装置と、を備えたことを特徴とする多層成膜装置を提
供する。
【0007】取り入れ用のロードロック室に基板を保持
した基板ホルダを取り入れ、ロードロック室を閉じ、次
にゲートバルブを開いて基板ホルダを搬送室に入れた
後、ゲートバルブを閉じる。搬送室に入った基板ホルダ
は搬送装置によって搬送室内を運ばれ、プロセス室の近
傍で停止する。ここで、開閉装置によって基板ホルダを
移動させ、プロセス室の開口部を基板ホルダによって閉
じる。つまり、基板ホルダがプロセス室の蓋の役割を持
つ。基板への所定の成膜処理を終了した後、開閉装置に
よって基板ホルダを移動させ、プロセス室から取り出
す。取り出された基板ホルダは、搬送装置によって次の
プロセス室の近傍へ運ばれ、停止する。以後、同様の動
作を繰り返すことで、基板に多層成膜される。多層成膜
された基板を保持した基板ホルダは、取り出し用のロー
ドロック室を介して外部へ取り出される。
【0008】上記のように、本発明では成膜処理中、各
プロセス室が独立しているので、隣接するプロセス室の
雰囲気が混じり合うことがなく、コンタミネーションの
発生を防止できる。また、各プロセス室と搬送室とが分
離されているので、搬送装置に膜が付着せず、頻繁なメ
ンテナンスを省略できる。さらに、各プロセス室の間に
ゲートバルブを設ける必要がなく、基板ホルダがプロセ
ス室の蓋として兼用されるので、コストを低減できると
ともに、各プロセス室の間で搬送装置が分断されず、搬
送室の内部に連続した搬送装置を配置することができ
る。
【0009】複数のプロセス室は、請求項2のように成
膜プロセス室のみで構成されてもよいし、請求項3のよ
うに成膜プロセス室と成膜予備室とで構成してもよい。
この場合、成膜予備室としては、成膜のためのマスクを
取り付けたり、あるいはアニール(熱処理)などに用い
たりすることができる。成膜プロセス室を請求項4のよ
うにスパッタ室とした場合には、多層成膜をスパッタ処
理で行なうことができる。また、スパッタ装置以外に、
蒸着装置などの他の成膜装置であってもよい。
【0010】本発明の成膜装置は、請求項5のように、
搬送室の一端側に取り入れ用ロードロック室が設けら
れ、他端側に取り出し用ロードロック室が設けられ、搬
送装置が搬送室の一端側から他端側へ基板ホルダを直列
に搬送するインライン式成膜装置であってもよい。イン
ライン式成膜装置の場合、請求項6のように開閉装置が
搬送装置から基板ホルダを持ち上げ、基板ホルダで成膜
プロセス室の下端開口部を閉じるものが、機構上簡単で
あり、望ましい。
【0011】また、搬送装置が片面に複数の基板を支持
して搬送室の中を旋回するターンテーブルを備えたロー
タリ式成膜装置であってもよい。ロータリ式成膜装置の
場合、請求項7のように、搬送装置が、その上に複数の
基板を載置して搬送室の中を旋回するターンテーブルと
このターンテーブルを回転駆動する駆動手段とを備え、
上記ターンテーブルが基板ホルダを兼ねるようにすれ
ば、個々の基板ホルダが不要となり、構成が非常に簡単
となる。
【0012】
【発明の実施の形態】図2,図3は本発明にかかる多層
成膜装置の第1実施例を示し、インライン式成膜装置の
例を示す。10は取り入れ用ロードロック室、11は搬
送室、12は取り出し用ロードロック室、13,14,
15は成膜プロセス室である。この実施例では、プロセ
ス室13〜15はスパッタ室として構成されている。ロ
ードロック室10,12、搬送室11、プロセス室13
〜15は共に高真空度(例えば10-4〜10-3Pa程
度)に保たれるよう、各室には排気手段が接続されてい
る。なお、プロセス室13〜15内には例えばアルゴン
ガスなどの不活性ガスが導入され、例えば0.5〜2P
a程度の圧力に調整されている。
【0013】上面に基板Sを保持した基板ホルダHは、
入口ゲートバルブ16を介して取り入れ用ロードロック
室10に挿入される。ロードロック室10はホルダHを
支持して搬送室11方向へ移送する移送手段17を備え
ている。この移送手段17としては、ベルトコンベア、
ラック・ピニオン機構、プッシャなどの公知の手段を用
いることができる。
【0014】ロードロック室10と搬送室11とは開閉
可能な取り入れ側ゲートバルブ18を介して連結されて
いる。搬送室11内には、基板Sを保持した基板ホルダ
Hを取り入れ用ロードロック室10側から取り出し用ロ
ードロック室12側へ向かって直列に搬送する搬送装置
19が配置されている。この実施例では、搬送装置19
としてベルトコンベアを用いているが、ラック・ピニオ
ン送り方式、ねじ送り方式、チェーン送り方式など任意
の方式を採用できる。
【0015】搬送室11の天井部には、複数のプロセス
室13〜15が下端開口部13aを下方に向けて、かつ
搬送装置19の搬送方向に並んだ状態で設置されてい
る。上記下端開口部13aは全ての基板ホルダHによっ
て閉じられるよう共通形状を有している。プロセス室1
3〜15の天井部には、図3に示すように背面に陰極電
極20を接合したターゲット21が絶縁材22を介して
取り付けられている。陰極電極20には高圧電源23の
陰極が接続されている。プロセス室13〜15の側壁部
下面にはOリング24が取り付けられており、基板ホル
ダHによってプロセス室13〜15の下端開口部13a
を閉じた時、下端開口部13aを密閉できるようになっ
ている。
【0016】搬送室11内であって、かつ各プロセス室
13〜15の下方には、流体圧シリンダなどの昇降装置
(開閉装置)25〜27が配置されている。これら昇降
装置25〜27は、図3に示すように搬送装置19を構
成する一対のベルト19aの中間位置に配置されたピス
トン25a〜27aを具備している。なお、19bはベ
ルト19aを支えるアイドルプーリである。ピストン2
5a〜27aを上昇させることにより、ベルト19a上
の基板ホルダHの下面中央部を持ち上げ、プロセス室1
3〜15の下端開口部13aを閉じる位置まで上昇させ
る(図3に二点鎖線で示す)。
【0017】各プロセス室13〜15によって多層成膜
された基板Sを保持した基板ホルダHは、搬送装置19
によって搬送室11の終端部まで搬送され、ここでゲー
トバルブ28を開くことにより、取り出し用ロードロッ
ク室12へ取り出される。取り出し用ロードロック室1
2も取り入れ用ロードロック室10と同様の構造を有し
ており、ホルダHを支持して出口方向へ移送する移送装
置29と、出口ゲートバルブ30とを備えている。
【0018】ここで、上記構成よりなる多層成膜装置の
動作を説明する。まず、ゲートバルブ18を閉じた状態
で、ロードロック室10の入口ゲートバルブ16を開
き、基板Sを保持した基板ホルダHを1枚だけ挿入す
る。次に入口ゲートバルブ16を閉じ、ロードロック室
10を所定の真空度に減圧した後、ゲートバルブ18を
開き、基板ホルダHを搬送室11へ搬入する。ゲートバ
ルブ18を閉じた後、基板ホルダHは搬送装置19によ
って1番目のプロセス室13の下方まで運ばれ、ここで
昇降装置25によって搬送装置19から持ち上げられ、
プロセス室13の下端開口部13aを閉じる。プロセス
室13の下端開口部13aを閉じた後、基板Sに対して
成膜処理を行なう。成膜処理の終了後、昇降装置25が
基板ホルダHを降下させて下端開口部13aを開くとと
もに、基板ホルダHを搬送装置19の上に載置する。こ
こで、搬送装置19は基板ホルダHを2番目のプロセス
室14の下方まで運び、上記と同様の動作を行なう。
【0019】3番目のプロセス室15で成膜処理が終了
した基板ホルダHは、搬送装置19によって取り出し側
ゲートバルブ28前まで運ばれる。ここでゲートバルブ
28が開かれ、基板ホルダHは取り出し用ロードロック
室12へ取り出される。ロードロック室12へ基板ホル
ダHを取り出した後、ゲートバルブ28を閉じ、ロード
ロック室12を大気圧まで昇圧した後、出口ゲートバル
ブ30を開いて基板ホルダHを取り出す。なお、取り入
れ側ゲートバルブ18と取り出し側ゲートバルブ28は
同期して開閉され、搬送室11への新たな基板ホルダH
の搬入と、搬送室11からの処理済みの基板ホルダHの
搬出が同期して行なわれる。
【0020】上記のようにして基板Sは多層成膜処理が
行なわれている間中、基板ホルダHで保持されているの
で、基板Sに傷が付いたり、不純物が付着するのを防止
できる。また、成膜処理の間、各プロセス室13〜15
は基板ホルダHによって閉じられているので、完全に独
立した処理空間を確保でき、コンタミネーションの発生
を防止できる。また、プロセス室13〜15と搬送室1
1との間も遮蔽されるので、搬送装置19に膜が付着す
るのが防止され、メンテナンス回数を削減できる。さら
に、搬送室11内に連続的に搬送装置19を設けること
ができるので、搬送方法に制約がなく、ベルトコンベア
などの簡易な搬送装置を用いることができる。
【0021】図4〜図6は本発明にかかる多層成膜装置
の第2実施例を示し、ロータリ式成膜装置の例を示す。
この多層成膜装置は、円筒状の搬送室40を備えてお
り、この搬送室40の外周部に取り入れ用および取り出
し用を兼ねるロードロック室41が設けられている。ロ
ードロック室41には、外部との間を仕切る入口/出口
ゲートバルブ42と、搬送室40との間を仕切る取り入
れ/取り出し用ゲートバルブ43とが設けられている。
ロードロック室41の構成は、図2の実施例と同様であ
るため、詳しい説明は省略する。
【0022】搬送室40の内部には円板状のターンテー
ブル44が設けられ、このターンテーブル44を回転駆
動するモータ45がターンテーブル44の下側に配置さ
れている(図5参照)。モータ45は支持板46の上に
載置されており、支持板46は昇降シリンダ47によっ
て上下に昇降される。ターンテーブル44は基板ホルダ
を兼ねており、その上にはロードロック室41から送り
込まれた基板Sが周方向に一定間隔で載置される。
【0023】搬送室40の天井部には、円周方向に複数
のプロセス室48〜50が下端開口部48aを下方に向
けて設置されている。上記下端開口部48aの下面に
は、ターンテーブル44によって密閉できるようOリン
グ51が装着されている。上記プロセス室48〜50と
ロードロック室41は、搬送室40の円周方向に同一角
度間隔(等ピッチ)で設置されている。
【0024】上記構成の多層成膜装置の動作を説明す
る。ロードロック室41の入口/出口ゲートバルブ42
と取り入れ/取り出し用ゲートバルブ43とを交互に開
き、基板Sをロードロック室41を介して搬送室40に
1枚ずつ搬入する。搬送室40に搬入された基板Sは、
ターンテーブル44上に載置されて1ピッチ分だけ回転
し、最初のプロセス室48の下方まで運ばれる。ここで
昇降シリンダ47によってターンテーブル44とモータ
45とが一体に持ち上げられ、ターンテーブル44によ
って全てのプロセス室48〜50の下端開口部48aを
閉じる。プロセス室48〜50の下端開口部48aを閉
じた後、基板Sに対して成膜処理を行なう。成膜処理の
終了後、昇降シリンダ47がターンテーブル44を降下
させて下端開口部48aを開くとともに、ターンテーブ
ル44を1ピッチ分だけ回転させ、基板Sを次のプロセ
ス室の下方に運ぶ。以後、同様の動作を行なう。
【0025】最後のプロセス室50で成膜処理が終了し
た基板Sは、ターンテーブル44に載ってロードロック
室41の前まで運ばれ、ロードロック室41へ取り出さ
れる。そして、ゲートバルブ42を介して外部へ取り出
される。なお、ロードロック室41には、処理済みの基
板Sを保持する手段、未処理の基板Sを保持する手段、
取り入れ/取り出し装置などが設けられ、ターンテーブ
ル44が停止している間に、処理済みの基板Sを搬送室
40から取り出し、未処理の基板Sを搬送室40へ取り
入れるようになっている。
【0026】本発明は上記実施例に限定されるものでは
ない。例えば、図4の実施例では、ターンテーブル44
が基板ホルダを兼ねるようにしたが、ターンテーブル4
4の上に基板ホルダ(基板を含む)を別に載置するよう
にしてもよい。この場合、例えばターンテーブル44に
複数の穴を設け、穴の上に基板ホルダを載置し、穴を介
して昇降装置のピストンで基板ホルダを持ち上げるよう
にすれば、ターンテーブル44を昇降させる必要がな
い。図4の実施例では、ロードロック室41が取り入れ
用および取り出し用を兼ねるようにしたが、取り入れ用
および取り出し用のロードロック室を個別に設けてもよ
い。さらに、上記実施例ではプロセス室がスパッタ室の
例を示したが、スパッタ以外の成膜装置に適用できるこ
とは勿論である。
【0027】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
多層成膜装置は、基板ホルダがプロセス室の開口部を閉
じる蓋としての役割を有するので、各プロセス室を閉じ
るためのゲートバルブなどを別に設ける必要がなく、構
成が簡素となる。成膜処理中、各プロセス室は基板ホル
ダによって閉鎖され、独立した室を構成するので、隣接
するプロセス室の雰囲気が混じり合うことがなく、コン
タミネーションの発生を防止できる。そのため、高品質
の成膜処理を行なうことができる。また、プロセス室と
搬送室とが分離されているので、搬送装置に膜が付着せ
ず、頻繁なメンテナンスを省略できる。各プロセス室の
間で搬送装置が分断されず、搬送室の内部に連続した搬
送装置を配置することができるので、搬送系が簡素とな
る。また、基板は基板ホルダに保持された状態で複数の
プロセス室の間を搬送されるので、基板が保護され、傷
や不純物が付着しにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の多層成膜装置の概略構造図である。
【図2】本発明にかかる多層成膜装置の第1実施例の概
略構造図である。
【図3】図2の多層成膜装置のIII −III 線拡大断面図
である。
【図4】本発明にかかる多層成膜装置の第2実施例の斜
視図である。
【図5】図4の多層成膜装置の昇降装置の拡大図であ
る。
【図6】図4の多層成膜装置のプロセス室の拡大断面図
である。
【符号の説明】
10 取り入れ用ロードロック室 11 搬送室 12 取り出し用ロードロック室 13〜15 プロセス室 19 搬送装置 16,18,28,30 ゲートバルブ 25〜27 昇降装置 H 基板ホルダ S 基板

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板または基板を保持した基板ホルダを取
    り入れ又は取り出すためのロードロック室と、ロードロ
    ック室と開閉可能なゲートバルブを介して連結され、基
    板を保持した基板ホルダを所定方向に搬送する搬送装置
    を設けた搬送室と、搬送室の外部に、上記搬送装置の搬
    送方向に複数個並べて設けられ、基板ホルダによって閉
    じられる開口部を有するプロセス室と、搬送装置によっ
    て搬送された基板ホルダを移動させ、基板ホルダによっ
    てプロセス室の開口部を閉じる開閉装置と、を備えたこ
    とを特徴とする多層成膜装置。
  2. 【請求項2】上記プロセス室は成膜プロセス室であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の多層成膜装置。
  3. 【請求項3】上記プロセス室は成膜プロセス室と成膜予
    備室とからなることを特徴とする請求項1に記載の多層
    成膜装置。
  4. 【請求項4】上記成膜プロセス室はスパッタ室であるこ
    とを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の多
    層成膜装置。
  5. 【請求項5】上記搬送室の一端側に取り入れ用ロードロ
    ック室が設けられ、他端側に取り出し用ロードロック室
    が設けられ、搬送装置は、搬送室の一端側から他端側へ
    基板ホルダを直列に搬送することを特徴とする請求項1
    ないし4のいずれかに記載の多層成膜装置。
  6. 【請求項6】上記開閉装置は、搬送装置から基板ホルダ
    を持ち上げ、基板ホルダで成膜プロセス室の下端開口部
    を閉じることを特徴とする請求項5に記載の多層成膜装
    置。
  7. 【請求項7】上記搬送装置は、片面に複数の基板を支持
    して搬送室の中を旋回するターンテーブルとこのターン
    テーブルを回転駆動する駆動手段とを備え、上記ターン
    テーブルは基板ホルダを兼ねることを特徴とする請求項
    1ないし4のいずれかに記載の多層成膜装置。
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