JP5115335B2 - 固体撮像素子及びカメラシステム - Google Patents

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Description

本発明は、固体撮像素子、及び固体撮像素子が組み込まれたカメラシステムに関し、特に固体撮像素子における画素値の取り込みタイミングを調整する技術に関する。
従来、固体撮像素子として、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型のイメージセンサが知られている。CMOSイメージセンサは、CMOS LSIの製造プロセスをベースに作られるため、このプロセスを流用してイメージセンサ以外の機能を同一のチップ内に容易に組み込むことができる。この特性を利用して、アナログ・デジタル・コンバータ(以下ADCと称する)を画素の列毎に設け、デジタル信号への変換処理を各列で並行して行うことが行われている。この方式は、カラムADC方式と呼ばれている。
図9は、カラムADC方式でA/D(Analog/Digital)変換を行う固体撮像素子の構成例を示したものである。この固体撮像素子100は、画素201が縦m列横n行のマトリクス状に配置されてなる画素アレイ部20と、行走査回路30と、列走査回路40と、タイミング制御回路50とを有する。
また固体撮像素子100は、画素アレイ部20内の各列に対応して設けられたADC60−0〜ADC60−mと、ADC60−0〜ADC60−mにA/D変換用の参照電圧RAMPを供給する参照信号生成部70とを備える。ADC60−0〜ADC60−mはそれぞれ、比較器(REF)601−0〜比較器601−mと、ラッチ部602−0〜ラッチ部602−mとを備える。
固体撮像素子100はさらに、センスアンプ80と、取り込み部90とを有する。なお、 図9においては、ラッチ部602−0〜ラッチ部602−mを1行のみ図示してあるが、実際にはこれらが出力ビット分(10ビットや12ビット等)列方向に並んで配置されているものとする。つまり、センスアンプ80と取り込み部90との組も、これらに対応して複数配置されている。
画素アレイ部20内の各画素201は、行選択線Hiと列信号線Vj(i,jはともに自然数)とに接続されている。行走査回路30は、行選択線H0〜Hnの中から画素値の読み出しを行いたい行選択線Hiを選択する。列走査回路40は、行走査回路30によって選択された行選択線Hiにおける、画素値を読み出したい列信号線Vjを選択する。タイミング制御回路50は、入力された制御クロックを基に内部クロックを生成して、行走査回路30や列走査回路40、ADC60−0〜ADC60−m、参照信号生成部70などに出力する。
なお、以下の説明において、ADC60−0〜ADC60−mをそれぞれ個別に区別する必要がない場合は、単にADC60と称し、比較器(REF)601−0〜比較器601−mを個別に区別する必要がない場合は比較器601と称す。さらに、ラッチ部602−0〜ラッチ部602−mを個別に区別する必要がない場合は、ラッチ部602と称する。
ADC60の比較器601は、参照信号生成部70から入力される参照電圧RAMPと、列信号線Vjを通して伝送される画素201の出力値とを比較し、参照電圧RAMPと画素201の出力値との大きさが一致した時点で、出力信号の位相を反転させて出力する。
ラッチ部602は、比較器601の出力が変化するまでの間継続してクロック数をカウントし、比較器601の出力が変化した時点で、比較期間に応じたデジタルのカウント値を保持する。ラッチ部602で保持されたカウント値は、列走査回路40により走査され、2相のバス線B10及びB20に引き出される。2相のバス線B10及びB20に引き出されるカウント値は、相互に位相が逆の差動信号としてある。
増幅部としてのセンスアンプ80は、バス線B10とバスB20を通して入力された差動信号を増幅して取り込み部90に出力する。取り込み部90は、例えばフリップフロップ回路からなり、供給される制御クロックに同期して、センスアンプ80からの出力をラッチする。センスアンプ80にラッチされた値(画素値)は、制御クロックに同期して図示せぬ出力データ処理回路に出力される。
このような、カラムADC方式によりA/D変換を行う固体撮像素子については、例えば特許文献1に記載されている。
特開2005−323331号公報
ところで、図9に示した固体撮像素子100においては、複数のラッチ部602からセンスアンプ80までの物理的な距離の違いによって、センスアンプ80でのデータの取り込みタイミングにずれが生じてしまうという問題がある。つまり、列方向の画素数だけ並んで配置された各ラッチ部602から、センスアンプ80に画素値の信号が供給されるまでの時間は、その信号が伝わるバス線B10及びB20の距離に依存する。このため、センスアンプ80から一番近い位置(近端)にあるラッチ部602−mからの出力データを取り込むタイミングと、センスアンプから一番遠い位置(遠端)にあるラッチ部602−0からの出力データを取り込むタイミングには違いが生じる。
取り込み部90でデータをラッチする際には、近端のデータに対してはホールド時間が厳しくなり、遠端のデータに対してはセットアップ時間が厳しくなる。このため、遠近端差による取り込みタイミングのずれの大きさによっては、データが1画素分ずれて取り込まれてしまうこともある。
また、バス線B10とバス線B20とを通してデータが伝送される時間は、この回路を構成する半導体チップのプロセス時のばらつきにより、違いが生じる可能性もある。従来ではこのようなばらつきは考慮されず一律に取り込み期間が設定されていたため、遠端から出力されるデータと近端から出力されるデータとの両方を、所定の期間内に取り込むことができない場合があった。
さらに、バス線B10とバス線B20とを通してデータが伝送される時間は、電源電圧の変動や温度の変化によっても左右される。また近年では、画像の高精細化やフレームレートの高速化が進んでおり、これに伴って、1画素のデータを取り込むのに許される時間が短くなってきている。つまり、センスアンプ80によるデータ取り込みのタイミングのずれに対する許容量も狭くなってきている。
マスクを変えることで取り込みタイミングを調整する事も可能であり、これによってチップ毎に異なる値を設定することも可能である。しかし、これらを行うには大変な手間がかかり、実行することは難しいものと考えられる。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、画素値の取り込みタイミングを適正に設定できるようにすることを目的とする。
本発明の固体撮像素子は、画素が行方向及び列方向にマトリクス状に配置されてなる画素アレイ部と、画素アレイ部を構成する列毎に設けられ、画素の画素値をデジタルの画素値に変換して画素値を保持するとともに、入力されたダミーデータを保持するラッチ部を備えた。また、ラッチ部を列走査により選択する列走査部と、列走査回路で選択されたラッチ部から出力されて伝送ラインを伝送され、増幅部で増幅された画素値又はダミーデータを、所定の制御クロックの立ち上がりに同期して順に取り込む取り込み部と、取り込み部を駆動する制御クロックを当該制御クロックの1周期より小さいステップで複数段階に遅延させて取り込み部に供給する遅延部とを備えた。このように構成した上で、取り込み部に最も近接した近端のラッチ部に第1のダミーデータをセットするとともに、列走査部に近端のラッチ部を選択させることによりラッチ部から第1のダミーデータを出力させ、取り込み部から最も離れた遠端のラッチ部に第2のダミーデータをセットするとともに、記列走査部に遠端のラッチ部を選択させることによりラッチ部から第2のダミーデータを出力させ、取り込み部で第1のダミーデータを取り込めた時に遅延部で選択されていた遅延量であり、かつ、取り込み部で第2のダミーデータを取り込めた時に遅延部で選択されていた遅延量でもある遅延量を、取り込み部が画素値を取り込む際に用いる遅延量として遅延部に設定するようにした。
このようにしたことで、遠端から出力されたダミーデータと近端から出力されたダミーデータとを両方取り込むことができるタイミングに、前記取り込み部の取り込みタイミングが設定されるようになる。
本発明によると、遠端から出力されたダミーデータと近端から出力されたダミーデータとを両方取り込むことができるタイミングに、前記取り込み部の取り込みタイミングが設定されるため、固体撮像素子の動作マージンが向上する。
以下、本発明の実施の形態を、図1〜図8を参照して説明する。本実施の形態は、以下の順序で説明する。
1.第1の実施の形態[基本構成例]
2.第2の実施の形態[近端からのデータの取り込みタイミングの計測と遠端からのデータの取り込みタイミングの計測とを同時に実施する例]
<第1の実施の形態>
[装置の全体構成例]
図1は、第1の実施の形態による固体撮像素子の構成例を示すブロック図である。図1に示した固体撮像素子1は、画素21が縦m列横n行のマトリクス状に配置されてなる画素アレイ部2と、行走査回路3と、列走査回路4と、タイミング制御回路5とを有する。
また固体撮像素子1は、画素アレイ部2の各列に対応して設けられたADC6−0〜ADC6−mと、ADC6−0〜ADC6−mにA/D変換用の参照電圧RAMPを供給する参照信号生成部7とを備える。ADC6−0〜ADC6−mのそれぞれは、比較器(REF)61−0〜比較器61−mと、ラッチ部62−0〜ラッチ部62−mとを備える。
固体撮像素子1はさらに、センスアンプ8と、取り込み部9と、遅延部10と、制御部11とを有する。図1においても、図9と同様にラッチ部62−0〜ラッチ部62−mを1行のみ図示してあるが、実際にはこれらが出力ビット分列方向に並んで配置されているものとする。従って、センスアンプ8と取り込み部9との組も、これらに対応して複数配置されている。
画素アレイ部2内の各画素21は、行選択線Hiと列信号線Vj(i,jはともに自然数)とに接続されている。行走査回路3は、行選択線H0〜Hnの中から画素値の読み出しを行いたい行選択線Hiを選択する。列走査回路4は、行走査回路3によって選択された行選択線Hiにおける、画素値を読み出したい列信号線Vjを選択する。タイミング制御回路5は、入力された制御クロックを基に内部クロックを生成して、行走査回路3、列走査回路4、ADC6−0〜ADC6−m、参照信号生成部7などに出力する。
なお、以下の説明において、ADC6−0〜ADC6−mをそれぞれ個別に区別する必要がない場合は、単にADC6と称し、比較器61−0〜比較器61−mを個別に区別する必要がない場合は比較器61と称す。さらに、ラッチ部62−0〜ラッチ部62−mを個別に区別する必要がない場合は、ラッチ部62と称する。
ADC6の比較器61は、参照信号生成部7から入力される参照電圧RAMPと、列信号線Vjを通して伝送される画素21の出力値とを比較し、参照電圧RAMPと画素21の出力値との大きさが一致した時点で、出力信号の位相を反転させて出力する。
ラッチ部62は、比較器61の出力が変化するまでの間継続してクロック数をカウントし、比較器61の出力が変化した時点で、比較期間に応じたデジタルのカウント値を保持する。ラッチ部62で保持されたカウント値は、列走査回路4により走査され、2相のバス線B1及びB2に順次引き出されて差電位とされる。
センスアンプ8は、バス線B1とバスB2を通して入力された差電位を増幅して取り込み部9に出力する。取り込み部9は、例えばフリップフロップ回路からなり、供給される制御クロックに同期して、センスアンプ8からの出力をラッチする。センスアンプ8にラッチされた画素値は、制御クロックに同期して図示せぬ出力データ処理回路に出力される。ここまで説明した、遅延部10を除く構成は、基本的に図9を用いて説明した従来の構成と同一のものである。
そして本実施の形態においては、取り込み部9に入力する制御クロックを、遅延部10を介して供給する構成としてある。遅延部10は、取り込み部9でのデータ取り込みタイミングを指示する制御クロックを遅延させることにより、データの取り込みタイミングを調整する。遅延部10で付加する遅延量は、制御クロックの1クロック周期より小さいステップで複数段階に調整できるようにしてある。図2に、遅延部10の構成例を示してある。図2に示した遅延部10は、制御クロックの遅延量を5段階で調整できるように構成したものである。なお、遅延量の設定間隔は5段階に限定されるものではなく、6段階や7段階等の段階に設定するようにしてもよい。
遅延部10は、直列に接続した遅延素子D1〜遅延素子D5によってディレイラインを構成してある。各遅延素子Dは、例えばインバータ素子を2個直列に接続して構成する。各遅延素子D1〜遅延素子D5の出力を引き出すラインA〜ラインEには、それぞれスイッチSW1〜スイッチSW5を設けてあり、これらのスイッチSWのうちいずれかが選択的に接続されることで、取り込み部9に入力される信号の遅延量が変わるようなっている。
例えば、スイッチSW3がオンになり、他のスイッチSWをオフにされた場合には、スイッチSW3が設けられているラインCを通して、遅延素子D1と遅延素子D2と遅延素子D3によって遅延が加えられた制御クロックが、取り込み部9に伝送される。また、スイッチS5がオンになり、その他のスイッチSWがオフにされた場合には、スイッチSW5が設けられているラインEを通して、遅延素子D1〜遅延素子D5によって遅延が加えられた制御クロックが、取り込み部9に伝送される。
なお、本例では遅延素子D1〜遅延素子D5を2段のインバータ素子により構成しているが、フリップフロップ回路等で構成するようにしてもよい。フリップフロップ回路で構成した場合には、1クロック周期以上の遅延を加えることも可能となる。
制御部11は、スイッチSW1〜スイッチSW5のオンとオフとを切り替えることにより、遅延部10での遅延量を調整する。遅延部10によるこのような遅延量の調整は、テスト用のダミーデータが入力された場合にのみ行う。ここでいうテストとは、センスアンプ8での取り込みタイミングの計測のことを指す。また制御部11は内部に記憶部としてのレジスタ11aを備え、レジスタ11aには、取り込み部9でのデータ取り込み結果等が記憶される。
テスト用のダミーデータの伝送は、画素信号の伝送に使用されるバス線B1とB2を用いて行うようにしてある。ダミーデータの入力は、画素値の転送が行われない非有効期間内に行うようにしている。
図3に、フレーム周期で見た場合の映像信号の出力タイミング図を示してある。図3に示されるように、垂直同期信号に同期して列走査回路4(図1参照)での走査が行われ、それによって、垂直ブランキング信号(V-Blank)、ダミー画素(Dummy)、オプティカルブラック画素(OB)、有効画素が順にセンスアンプ8に入力される。ダミー画素(Dummy)、オプティカルブラック画素(OB)、有効画素は、映像信号に使用されるものであり、これらの画素が出力される期間中には、ダミーデータを伝送することはできない。従って、これらが転送されない期間、ここでは垂直ブランキング期間、つまり垂直ブランキング信号の出力期間内に、ダミーデータの伝送を行うようにしている。
なお、垂直ブランキング期間にダミーデータを伝送するのは、撮像時に毎フレーム行うようにしてもよい。また、取り込みタイミングを計測する期間だけで行うようにしてもよく、即ち、例えば電源投入時やスタンバイ時、スタンバイ状態からの復帰時などにだけ行うようにしてもよい。または、タイミング調整を行うことを指示するユーザ操作が可能な構成として、ダミーデータ投入のタイミングを、ユーザによって指示させるように構成してもよい。
本実施の形態では、センスアンプ8でのダミーデータの取り込みタイミングの調査を、ダミーデータを近端のラッチ部62−mから出力させた場合と、遠端のラッチ部62−0から出力させた場合の2回に分けて行うようにしている。ダミーデータの取り込みタイミングの調査は、取り込み部9の取り込みタイミングを遅延部10によって段階的にずらしながら、それぞれのタイミングにおいて、ダミーデータを取り込めたか否かを判定することにより行う。ダミーデータの取り込みの可否の情報(計測結果)は、レジスタ11a等に記憶させておく。そして、レジスタ11aに記憶された計測結果を参照し、遠端両方のデータを取り込めたタイミングを、取り込み部9での取り込みタイミングとして設定するものである。
図4に、近端のラッチ部62−mからダミーデータが出力されるタイミングと、遅延部10により遅延された制御クロックの出力タイミングの例を示してある。図4の一番上段に「出力OA」と示された波形は、遅延部10でスイッチSW1のみが接続され、他のスイッチSW2〜スイッチSW5はオフにされた状態で、遅延部10から列走査回路4に入力された制御クロックの波形である。つまり、遅延素子D1のみによって遅延が加えられた制御クロックの波形である。
同様に、「出力OB」と示された波形は、遅延素子D1と遅延素子D2によって遅延が加えられた制御クロックの波形であり、「出力OC」と示された波形は、遅延素子D1と遅延素子D2と遅延素子D3によって遅延が加えられた制御クロックの波形である。また、「出力OD」と示された波形は、遅延素子D1〜遅延素子D4によって遅延が加えられた制御クロックの波形であり、「出力OE」と示された波形は、遅延素子D1〜遅延素子D5によって遅延が加えられた制御クロックの波形である。
取り込み部9では、制御クロックの立ち上がり時にデータの取り込みが行われる。従って図4に示した例では、ダミーデータの出力期間内に出力された制御クロック「出力OA」、「出力OB」、「出力OC」に基づいて取り込みが行われたタイミングで、ダミーデータが取り込み部9に取り込まれたことになる。そして、「出力OD」と「出力OE」の取り込みタイミングでは、ダミーデータは取り込めなかったことになる。
取り込みが行えたか否かを、例えば1と0の1ビットで表現し、各遅延量と取り込み結果とを対応付けてレジスタ11aに記憶させるようにする。「出力OA」〜「出力OE」に対応する遅延量をそれぞれ遅延量DA〜遅延量DEとすると、図4に示した例では、遅延量DA=1、遅延量DB=1、遅延量DC=1、遅延量DD=0、遅延量DE=0といったデータがレジスタ11aに記憶される。
図5は、遠端のラッチ部62−1からダミーデータが出力されるタイミングと、遅延部10により遅延された制御クロックの出力タイミングの例を示したものである。図4と同様、「出力OA」と示された波形は、遅延素子D1のみによって遅延が加えられた制御クロックの波形であり、「出力OB」と示された波形は、遅延素子D1と遅延素子D2によって遅延が加えられた制御クロックの波形である。「出力OC」と示された波形は、遅延素子D1と遅延素子D2と遅延素子D3によって遅延が加えられた制御クロックの波形であり、「出力OD」と示された波形は、遅延素子D1〜遅延素子D4によって遅延が加えられた制御クロックの波形である。さらに「出力OE」と示された波形は、遅延素子D1〜遅延素子D5によって遅延が加えられた制御クロックの波形である。
図5には、遅延量が遅延量DCに設定された時と遅延量DDに設定された時に、ダミーデータの取り込みが行えたことが示されている。この結果も、遅延量DA=0、遅延量DB=0、遅延量DC=1、遅延量DD=1、遅延量DE=1としてレジスタ11aに記録される。図4に示した近端からのデータの取り込み結果と、図5に示した遠端からのデータの取り込み結果によると、近端からのダミーデータと遠端からのダミーデータの両方を取り込めたタイミングは、遅延量がDCに設定されたタイミングであることが分かる。つまり、遅延量DC分だけ制御クロックを遅延させれば、近端から送られるデータと遠端から送られるデータの両方を取り込めることになる。なお、取り込み部9での取り込みが行えたタイミングが、「遅延量DA〜遅延量DC」のように幅がある場合には、そのうちの中間地点等を、前記取り込み部9での取り込みタイミングとして設定するようにすればよい。
このような結果が出た後は、制御部11の制御に基づいて、遅延部10で遅延量をDCに設定するためのスイッチSW3がオンにされ、その他のスイッチSWはオフにされる。これにより、取り込み部9に供給される制御クロックに対して、常に遅延量DC分の遅延が加えられるようになる。従って、取り込み部9での取り込みタイミングが、近端から送られるデータと遠端から送られるデータの両方を取り込めるタイミングに自動的に設定されるようになる。
また、図1では図示は省略してあるが、前述したとおり、取り込み部9は実際には出力ビットの数に対応して複数設けられている。そして、遅延部10による遅延は、各取り込み部9に供給するすべての制御クロックに対して加えられるように構成してある。従って、取り込みタイミングの変更は、すべての取り込み部9に対して行われることになる。
なお、温度変化や電源電圧の変動によってもバス線B1とバス線B2の転送時間は変化するため、上述した調整を行ってから一定の時間が経過した後に、再度本例の手法を用いて調整を行うようにしてもよい。
[第1の実施の形態による効果]
上述した第1の実施の形態によれば、近端のラッチ部62−mから出力されたデータと遠端のラッチ部62−0から出力されたデータとを両方取り込めるタイミングが、取り込み部9での取り込みタイミングとして設定されるようになる。このため、近端から遠端まですべての画素値を正確に取り込むことができる。このことは、固体撮像素子を駆動するクロックを高速化しても、正確な取り込みが可能になることにつながり、より高速な駆動が実現されるようになる。
また、上述した第1の実施の形態によれば、近端のラッチ部62−mから出力されたデータと遠端のラッチ部62−0から出力されたデータとを両方取り込めるタイミングが、実際に行われた計測の結果に基づいて決定される。つまり、温度の変化や電源電圧の変動に起因してデータの転送速度が変化していた場合にも、そのような変化が生じている状態での最適な取り込みタイミングが、新たな取り込みタイミングとして設定されるようになる。従って、取り込み部9での取り込みタイミングを、製造工程で生じた素子のばらつきや温度の変化、電源の変動などがすべて考慮された上での最適なタイミングに、調整することができるようになる。
また、上述した第1の実施の形態によれば、取り込みタイミングの調整をチップ毎に行うことができる。従って、設計マージンも向上させることができるようになる。
また、上述した第1の実施の形態によれば、取り込みタイミングの設定は、ダミーデータによる取り込みタイミングの計測後に自動的に行われる。これにより、手間をかけずにタイミングの調整を行えるようになる。
また、上述した第1の実施の形態によれば、取り込み部9の取り込みタイミングの調整を定期的に行うことも可能であるため、タイミングの調整後に生じた取り込みタイミングのずれも、随時修正することができるようになる。
また、上述した第1の実施の形態によれば、画素値の伝送に用いるバス線B1とバス線B2を用いてダミー信号の伝送が行われるため、取り込みタイミング調整機能の実現のために、新たな伝送路を設ける必要が無くなる。さらに、ダミーデータの伝送は映像信号の非有効期間(垂直ブランキング期間)内に行われるため、タイミング調整のための時間を別途設ける必要が無くなる。
また、上述した第1の実施の形態によれば、遅延部10の遅延素子Dをフリップフロップ回路で構成することで、遠端から出力されたデータの取り込みタイミングが、1クロック周期以上の遅延しているような場合にも、取り込みタイミングを調整することができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について、図6と図7を参照にして説明する。本実施の形態は、2つのバス線対を使って、遠端からのダミーデータ出力と近端からのダミーデータ出力を同時に行い、両方のダミーデータを取り込めるタイミングを探す。そして、遠端近端双方から出力されたダミーデータを共に取り込めたタイミングを、取り込み部9における取り込みタイミングとして新たに設定するものである。
図6は、本例における固体撮像素子1′の構成例を示すブロック図である。図6において、図1と対応する箇所には同一の符号を付してある。また図6では、画素アレイ部2、行走査回路3、タイミング制御回路5、比較器61の図示を省略してある。
図6には、出力ビットの数に対応して設けられたラッチ部62のうち、i番目のラッチ部62−0i〜ラッチ部62−miと、i+1番目のラッチ部62−0i+1〜ラッチ部62−mi+1とを図示してある。ラッチ部62−0i〜ラッチ部62−miは、バス線B1iとB2iに接続してあり、ラッチ部62−0i+1〜ラッチ部62−mi+1は、バス線B1i+1とバス線B2i+1に接続してある。
バス線B1iとバス線B2iは、センスアンプ8iに接続させてあり、センスアンプ8iは、取り込み部9iと接続させてある。このような構成において、バス線B1iとバス線B2iを通して伝送された差電位は、センスアンプ8iによって増幅され、取り込み部9i+1でラッチされて所定のタイミングで出力される。
また、バス線B1i+1とバス線B2i+2は、センスアンプ8i+1に接続させてあり、センスアンプ8i+1は、取り込み部9i+1と接続させてある。このような構成において、バス線B1i+1とバス線B2i+1を通して伝送された差電位は、センスアンプ8i+1によって増幅され、取り込み部9i+1でラッチされて所定のタイミングで出力される。
本実施の形態では、バス線B1iとバス線B2iでは遠端のラッチ部62−0iからダミーデータを出力させ、バス線B1i+1とバス線B2i+2においては、近端のラッチ部62−mi+1からダミーデータを出力させるようにしている。つまり、第1の実施の形態では、近端から出力されたダミーデータの取り込みタイミングの測定と、遠端から出力されたダミーデータの取り込みタイミングの測定とを別々に行っていたのに対して、本例は、計測を同時に行える構成としたものである。
取り込み部9iと取り込み部9i+1には、遅延部10を接続させてあり、遅延部10には制御部11を接続してある。遅延部10は、入力された制御クロックの位相を制御部11の制御に基づいて少しずつずらすことを行う。これにより、取り込み部9iと取り込み部9i+1でのダミーデータの取り込みタイミングが調整される。
そして、遅延部10の遅延量を変えて行われる各取り込みタイミングの測定時に、走査回路4が、近端のラッチ部62−mに続いて遠端のラッチ部62−0を選択する。これにより、遅延部10の遅延量を変えて行われる各取り込みタイミングの測定時に、取り込み部9iと取り込み部9i+1の両方に、ダミーデータが伝送されるようになる。
制御部11はレジスタ11aを含んでおり、レジスタ11aには、取り込み部9iと取り込み部9i+1におけるダミーデータの取り込み結果が記録される。
図7に、遅延部10により遅延された制御クロックの出力タイミングと、近端遠端の両方におけるダミーデータの出力タイミングの例を示してある。図7の最上段から5行目までが制御クロックの出力タイミングを示しており、6行目は近端からのダミーデータの出力タイミングを、7行目は遠端からのダミーデータの出力タイミングを示している。
図7の一番上段に「出力OA」と示された波形は、遅延部10でスイッチSW1のみが接続され、他のスイッチSW2〜スイッチSW5はオフにされた状態で、遅延部10から列走査回路4に入力された制御クロックの波形である。つまり、遅延素子D1のみによって遅延が加えられた制御クロックの波形である。
同様に、「出力OB」と示された波形は、遅延素子D1と遅延素子D2によって遅延が加えられた制御クロックの波形であり、「出力OC」と示された波形は、遅延素子D1と遅延素子D2と遅延素子D3によって遅延が加えられた制御クロックの波形である。また、「出力OD」と示された波形は、遅延素子D1〜遅延素子D4によって遅延が加えられた制御クロックの波形であり、「出力OE」と示された波形は、遅延素子D1〜遅延素子D5によって遅延が加えられた制御クロックの波形である。
取り込み部9i及び取り込み部9i+1では、制御クロックの立ち上がり時にデータの取り込みが行われる。すなわち、遠端と近端のそれぞれから出力されたダミーデータを一度に取り込み可能なタイミングとは、遠端からのダミーデータの出力が開始してから近端からのダミーデータの出力が完了するまでの間に、制御クロックが立ち上がったタイミングということになる。
図7に示した例では、遠端からのダミーデータの出力が開始されたt1のタイミングから、近端からのダミーデータの出力が完了するt2のタイミングまでの間に立ち上がった制御クロックは、「出力C」と示された制御クロックのみとなる。従って、取り込みが行えた場合を1、取り込めなかった場合は0とし、「出力OA」〜「出力OE」に対応する遅延量をそれぞれ遅延量DA〜遅延量DEとすると、レジスタ11aに記録されるデータは次のようなものになる。遅延量DA=0、遅延量DB=0、遅延量DC=1、遅延量DD=0、遅延量DE=0。
このような結果が出た後は、制御部11の制御に基づいて、遅延部10で遅延量をDCに設定するためのスイッチSW3がオンにされ、その他のスイッチSWはオフにされる。これにより、取り込み部9に供給される制御クロックに対して、常に遅延量DC分の遅延が加えられるようになる。従って、取り込み部9での取り込みタイミングが、近端から送られるデータと遠端から送られるデータの両方を取り込めるタイミングに設定されるようになる。
[第2の実施の形態による効果]
本発明の第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態による効果に加えて、近端から出力されたデータの取り込みタイミングと遠端から出力されたデータの取り込みタイミングとを同時に計測することができるという効果を有する。またこれにより、レジスタ11a内における計測結果の記憶領域の大きさを、最小限に抑えることができる。
[各実施の形態の構成をカメラシステムに適用した例]
なお、このような効果を有する固体撮像素子1(1′)は、デジタルカメラやビデオカメラの撮像デバイスとして適用することができる。
図8は、本発明の実施形態に係る固体撮像素子が適用されるカメラシステムの構成例を示す図である。
図8に示したカメラシステム200は、本実施形態に係る固体撮像素子10を適用可能な撮像デバイス201と、この撮像デバイス201の撮像面上に被写体の像光を結像させるレンズ202とを有する。さらに、撮像デバイス201を駆動する駆動回路203と、撮像デバイス201の出力信号を処理する信号処理回路204と、表示部205と、記憶部206とを有する。
駆動回路203は、撮像デバイス201内の回路を駆動するスタートパルスやクロックパルスを含む各種のタイミング信号を生成するタイミングジェネレータ(図示略)を有し、所定のタイミング信号で撮像デバイス201を駆動する。
信号処理回路204は、撮像デバイス201の出力信号に対してCDS(Correlated Double Sampling;相関二重サンプリング)などの信号処理を施す。信号処理回路204で処理された映像信号は、液晶ディスプレイ等からなる表示部205に映像として映し出される他、例えばメモリ等で構成される記憶部206に記録される。
上述したように、デジタルスチルカメラ等の撮像装置において、撮像デバイス201として、先述した固体撮像素子10を搭載することで、高精度なカメラが実現できる。
なお、上述した各実施の形態の構成に加えて、列走査回路4による列走査のタイミングを調整する第2の遅延部を設けるようにしてもよい。このような構成において、初期評価時に、第2の遅延部によってダミーデータの出力タイミングを遅らせてから取り込みタイミングの調査を行うことで、固体撮像素子1の動作マージンを測定することが可能となる。
本発明の第1の実施の形態による固体撮像素子の構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態による遅延部の構成例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態によるダミーデータの伝送タイミングの例を示すタイミングチャートである。 本発明の第1の実施の形態による近端のラッチ部からダミーデータが出力されるタイミングと、遅延部により遅延された制御クロックの出力タイミングの例を示すタイミングチャートである。 本発明の第1の実施の形態による遠端のラッチ部からダミーデータが出力されるタイミングと、遅延部により遅延された制御クロックの出力タイミングの例を示すタイミングチャートである。 本発明の第2の実施の形態による固体撮像素子の構成例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態による遅延部により遅延された制御クロックの出力タイミングと、近端遠端の両方におけるダミーデータの出力タイミングの例を示すタイミングチャートである。 本発明の実施の形態による固体撮像素子をカメラシステムに適用した場合の構成例を示すブロック図である。 従来の固体撮像素子の構成例を示すブロック図である。
符号の説明
1、1′…固体撮像素子、2…画素アレイ部、21…画素、3…行走査部、4…列走査部、5…タイミング制御回路、6−0〜6−m…ADC、7…参照信号生成部、8…センスアンプ、9…取り込み部、10…遅延部、11…制御部、61−0〜61−m…比較部、62−0〜62−m…ラッチ部、200…カメラシステム、201…撮像デバイス、202…レンズ、203…駆動回路、204…信号処理回路、205…表示部、206…記憶部

Claims (6)

  1. 画素が行方向及び列方向にマトリクス状に配置されてなる画素アレイ部と、
    前記画素アレイ部を構成する列毎に設けられ、前記画素の画素値をデジタルの画素値に変換して前記画素値を保持するとともに、入力されたダミーデータを保持するラッチ部と、
    前記ラッチ部に保持された前記画素値又はダミーデータを差動信号として伝送する伝送ラインと、
    前記伝送ラインの端部に接続されて、前記差動信号として伝送された前記画素値又は前記ダミーデータを増幅して出力する増幅部と、
    前記ラッチ部を列走査により選択する列走査部と、
    前記列走査部で選択されたラッチ部から出力されて前記伝送ラインを伝送され、前記増幅部で増幅された前記画素値又は前記ダミーデータを、所定の制御クロックの立ち上がりに同期して順に取り込む取り込み部と、
    前記取り込み部を駆動する前記制御クロックを、当該制御クロックの1周期より小さいステップで複数段階に遅延させて前記取り込み部に供給する遅延部と、
    前記ラッチ部の内の前記取り込み部に最も近接した近端のラッチ部に第1のダミーデータをセットし、前記ラッチ部の内の前記取り込み部から最も離れた遠端のラッチ部に第2のダミーデータをセットし、前記列走査部に前記近端のラッチ部を選択させることにより前記ラッチ部から前記第1のダミーデータを出力させ、前記列走査部に前記遠端のラッチ部を選択させることにより前記ラッチ部から前記第2のダミーデータを出力させ、前記取り込み部で前記第1のダミーデータを取り込めた時に前記遅延部で選択されていた遅延量であり、かつ、前記取り込み部で前記第2のダミーデータを取り込めた時に前記遅延部で選択されていた遅延量でもある遅延量を、前記取り込み部が前記画素値を取り込む際に用いる遅延量として前記遅延部に設定する制御部とを備えた
    固体撮像素子。
  2. 前記ダミーデータの伝送は、垂直ブランキング期間内に行われる
    請求項記載の固体撮像素子。
  3. 前記制御部は、前記複数段階の各遅延量が加えられた制御クロックに基づいて前記取り込み部での取り込みが行われた場合の、前記第1のダミーデータの取り込み可否情報及び第2のダミーデータの取り込み可否情報を、前記遅延部で前記制御クロックに対して加えられた複数段階の遅延量のそれぞれと対応付けて記憶する記憶部を備え、
    前記記憶部に前記第1のダミーデータが取り込めたことを示す前記第1のダミーデータの取り込み可否情報と対応付けられた遅延量であり、かつ、前記第2のダミーデータが取り込めたことを示す前記第2のダミーデータの取り込み可否情報と対応付けられた遅延量を、前記取り込み部が前記画素値を取り込む際に用いる遅延量として、前記遅延部に設定する
    請求項記載の固体撮像素子。
  4. 前記制御部は、前記近端のラッチ部からの前記第1のダミーデータの出力と時間的に連続したタイミングで前記遠端のラッチ部からの前記第2のダミーデータを出力させ、前記第2のダミーデータの出力開始から前記第1のダミーデータの出力完了までの期間に立ち上がった前記制御クロックの出力時に、前記遅延部に設定されていた遅延量を、前記取り込み部が前記画素値を取り込む際に用いる遅延量として、前記遅延部に設定する
    請求項3に記載の固体撮像素子。
  5. 前記ダミーデータの伝送は、電源投入時、スタンバイ時、スタンバイ状態からの復帰時、ユーザによって指示されたタイミングのうち、いずれかのタイミングに行われる
    請求項記載の固体撮像素子。
  6. 画素が行方向及び列方向にマトリクス状に撮像面に配置されてなり、レンズを介して前記撮像面に結像した像光に対応した画素値を得る画素アレイ部と、
    前記画素アレイ部を構成する列毎に設けられ、前記画素の画素値をデジタルの画素値に変換して前記画素値を保持するとともに、入力されたダミーデータを保持するラッチ部と、
    前記ラッチ部に保持された前記画素値又はダミーデータを差動信号として伝送する伝送ラインと、
    前記伝送ラインの端部に接続されて、前記差動信号として伝送された前記画素値又は前記ダミーデータを増幅して出力する増幅部と、
    前記ラッチ部を列走査により選択する列走査部と、
    前記列走査部で選択されたラッチ部から出力されて前記伝送ラインを伝送され、前記増幅部で増幅された前記画素値又は前記ダミーデータを、所定の制御クロックの立ち上がりに同期して順に取り込む取り込み部と、
    前記取り込み部を駆動する前記制御クロックを、当該制御クロックの1周期より小さいステップで複数段階遅延させて前記取り込み部に供給する遅延部と、
    前記ラッチ部の内の前記取り込み部に最も近接した近端のラッチ部に第1のダミーデータをセットし、前記ラッチ部の内の前記取り込み部から最も離れた遠端のラッチ部に第2のダミーデータをセットし、前記列走査部に前記近端のラッチ部を選択させることにより前記ラッチ部から前記第1のダミーデータを出力させ、前記列走査部に前記遠端のラッチ部を選択させることにより前記ラッチ部から前記第2のダミーデータを出力させ、前記取り込み部で前記第1のダミーデータを取り込めた時に前記遅延部で選択されていた遅延量であり、かつ、前記取り込み部で前記第2のダミーデータを取り込めた時に前記遅延部で選択されていた遅延量でもある遅延量を、前記取り込み部が前記画素値を取り込む際に用いる遅延量として前記遅延部に設定する制御部とを有する固体撮像素子と、
    前記取り込み部で取り込まれた画素値に基づいて映像信号を得る信号処理部とを備えた
    カメラシステム。
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