JP2005134317A - 光電変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ノイズ補正のためのメモリ容量を減らし、かつ高精度な信号を得るためのノイズ補正手段を備えた光電変換装置を提供する。
【解決手段】 複数の画素を含む光電変換手段と、前記複数の画素で発生するノイズ信号を隣接する複数の画素ごとに加算した信号を記憶する記憶手段と、前記複数の画素から得られた信号を隣接する複数の画素ごとに加算した信号に対して、前記記憶手段に記憶しているノイズ信号に基づき補正を行うノイズ補正手段とを備えている。前記記憶手段に記憶しているノイズ信号は、蓄積時間に依存しない固定パターンノイズと蓄積時間に依存する暗電流ノイズを含んでいる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、測距装置などに利用される、複数の画素を含む光電変換手段を備えた光電変換装置、特に、精度のよい信号を得ることを目的としたノイズ補正手段を備えた光電変換装置に関するものである。
従来より測距装置や自動焦点検出装置や、被写体などの撮影のための光電変換装置のノイズ除去方式として例えば、以下のものがあった。
カメラなどにおける測距装置の構成は、光束が測距光学系に入射し、ライン上に配置された光電変換装置上に像を結び、光電変換装置の出力を測距検出装置(一般的には光電変換装置との入出力プログラムと測距演算プログラムを内蔵したマイクロプロセッサ)に入力して測距結果を得る、というようになっている。
従来の測距装置に使用することができる光電変換装置のノイズ補正手段には、下記特許文献1のように、ラインセンサの一部に光が当たらないような暗電流検出部を設けて、予めラインセンサの各画素で発生する暗電流成分と暗電流検出部で発生する暗電流成分の比を、各画素ごとに記憶しておき、各画素の出力に記憶しておいた比を掛けることによって各画素の暗電流成分を求め、暗電流補正を行うものがある。
また、下記特許文献2のように、センサのそれぞれの画素で発生した電荷を反転増幅して蓄積するときのゲインを決定する負荷MOSトランジスタを出力線一本につき複数個設け、センサアンプMOSトランジスタと組み合わせて固定パターンノイズが最も小さくなる負荷MOSトランジスタを選んで使用する、というハードウェア上の工夫によってノイズ自体を低減させるというものある。
ここで、暗電流とは光電変換装置への入射光と関係なく蓄積時間に比例して生じる誤差出力のことをいい、固定パターンノイズとは入射光及び蓄積時間に関係なく光電変換装置の画素ごとに固有の誤差出力のことをいう。
このような光電変換装置が、カメラなどにおける測距装置に使用されている場合は、被写体が低輝度の場合に、蓄積時間を長くし被写体からの信号を所定量以上得ようとすると暗電流成分も増えてしまい、補正を行わないとS/N比が低下する。特に、低輝度で被写体からの信号が非常に小さく、全ての画素出力レベルが低くなった場合は、画素ごとにばらつきがある暗電流や固定パターンノイズが被写体のコントラストと区別がつかなくなり、誤測距してしまう。
そこで、下記特許文献3のように、光電変換装置の各画素の信号を個別に出力させる制御手段と、隣接する複数の画素の信号を加算し出力させる制御手段を切り替えることのできる光電変換装置が提案されている。この光電変換装置では、低輝度時で十分な信号が得られない場合に、隣接する複数の画素の信号を加算し出力させることで、画素面積を大きくし、光電変換感度を上げることで、蓄積時間が短くてもより多くの信号を得られるようにしているものである。
特開平3−10473号公報 特開平10―190038号公報 特開平10−274562号公報
しかしながら、上記特許文献1では全画素それぞれに対応した暗電流を記憶する必要がある。したがって、特に、多点測距装置など光電変換装置にこの補正方式を使用する場合、多くの画素の暗電流を記憶するために、容量の大きいメモリを用意する必要があり、コストアップや回路中におけるメモリの実装面積の拡大という問題が生じる。また、補正時間も長くなってしまう。
また、上記特許文献2のように、ハードウェア上の工夫によって固定ノイズパターンを低減させても、低輝度時などの条件によっては、十分な信号レベルが得られない場合があり、このとき相対的にノイズ成分が大きくなってしまうので、高精度な信号を得られないという問題が生じる。
また、上記特許文献3では、隣接する画素の信号を加算しても、低輝度時などの条件によっては、全ての画素出力レベルが低くなってしまい、暗電流や固定パターンノイズにより、高精度な信号を得られないという問題が生じる。
(本発明の目的)
本発明は、光電変換装置のノイズ補正のためのメモリ容量を減らし、かつ高精度な信号を得るためのノイズ補正手段を備えた光電変換装置を提案することを目的としている。
上記目的を達成するため、第1の発明の光電変換装置は、複数の画素を含む光電変換手段と、前記複数の画素で発生するノイズ信号を隣接する複数の画素ごとに加算した信号を記憶する記憶手段と、前記複数の画素から得られた信号を隣接する複数の画素ごとに加算した信号に対して、前記記憶手段に記憶している信号に基づき補正を行うノイズ補正手段とを備えたことを特徴とする。
第2の発明の光電変換装置は、第1の発明において、前記記憶手段に記憶しているノイズ信号は、蓄積時間に依存しない固定パターンノイズと蓄積時間に依存する暗電流ノイズを含むことを特徴とする。
第3の発明の光電変換装置は、第2の発明において、前記記憶手段において、複数の画素で発生するノイズ信号のうち蓄積時間に依存しない固定パターンノイズについては、隣接する複数の画素ごとに加算した信号又は複数の画素について平均した信号、及び蓄積時間に依存する暗電流ノイズについては、隣接する複数の画素ごとに加算した信号を、それぞれ記憶したことを特徴とする。
第4の発明の光電変換装置は、第1〜3の発明において、前記ノイズ補正手段は、前記複数の画素から得られた信号の大きさが所定値よりも小さい場合に、前記記憶手段に記憶しているノイズ信号に基づき補正を行った信号を出力し、所定値よりも大きい場合に、前記複数の画素から得られた信号自体を出力するように制御されることを特徴とする。
第5の発明の光電変換装置は、第1〜3の発明において、前記ノイズ補正手段は、前記複数の画素での信号蓄積時間が所定時間よりも長い場合に、前記記憶手段に記憶しているノイズ信号に基づき補正を行った信号を出力し、所定時間よりも短い場合に、前記複数の画素から得られた信号自体を出力するように制御されることを特徴とする。
また、第6の発明の光電変換装置のノイズ補正方法は、光電変換手段が有する複数の画素において発生するノイズ信号を隣接する複数の画素ごとに加算した信号を記憶し、前記複数の画素から得られた信号を隣接する複数の画素ごとに加算した信号に対して、前記記憶しているノイズ信号に基づき補正を行うことを特徴とする。
第7の発明の光電変換装置のノイズ補正方法は、第6の発明において、光電変換手段が有する複数の画素において発生するノイズ信号を隣接する複数の画素ごとの加算は、装置の暗黒条件下で行われることを特徴とする。
さらに、第8の発明の測距装置は、被写体からの光を受光する複数の画素を含む光電変換手段と、前記複数の画素で発生するノイズ信号を隣接する複数の画素ごとに加算した信号を記憶する記憶手段と、前記複数の画素から得られた信号を隣接する複数の画素ごとに加算した信号に対して、前記記憶手段に記憶しているノイズ信号に基づき補正を行うノイズ補正手段と、前記ノイズ補正手段によって補正された信号に基づいて測距演算を行う測距演算手段とを備えたことを特徴とする。
第1の発明によれば、複数の画素で発生するノイズ信号を隣接する複数の画素ごとに加算し、記憶することで、大規模な記憶容量を持つメモリを用意することなく、小規模かつ安価なメモリで正確なノイズ補正が可能となる。また、光電変換手段中の複数の画素で得られた信号を隣接する複数の画素ごとに加算することで、より多くの信号量を得られるので高精度な信号を得ることができる。さらに、複数の画素で得られた信号を隣接する複数の画素ごとに加算することで、加算した画素の信号と、記憶している加算したノイズ信号との対応がとれ、正確にノイズ補正が可能になる。
第2,3の発明によれば、蓄積時間に依存しない固定パターンノイズと、蓄積時間に依存する暗電流ノイズを記憶して、ノイズ補正を行うことにより、高精度な信号を得ることができる。
第4の発明によれば、光電変換手段の複数の画素で得られた信号の大きさが所定値よりも小さい場合、つまり輝度が暗い場合に、ノイズ補正を行い、所定値よりも小さい場合には、ノイズ補正を行わずに、複数の画素で得られた信号を有効に利用し、高精度な信号を得ることができる。
第5の発明によれば、光電変換手段での信号蓄積時間が所定時間よりも長い場合、つまりノイズが大きくなる場合に、ノイズ補正を行い、所定時間よりも短い場合に、ノイズ補正を行わずに、複数の画素で得られた信号を有効に利用し、高精度な信号を得ることができる。
第6の発明によれば、高精度な光電変換装置のノイズ測定方法を得ることができ、第1の発明と同様な効果を奏する。
第7の発明によれば、光電変換装置を暗黒条件下に置くことにより、簡単にノイズ信号を得ることができる。
第8の発明によれば、光電変換装置を測距装置に適用することで、ノイズによる誤測距を防ぐことが可能になり、高精度な測距装置を得ることができ、第1の発明と同様な効果を奏する。
以下この本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施形態における概略構成を示す図である。
図1において、101は2つの光軸を持つ受光レンズ、102は光電変換手段としての測距センサである。不図示の測距対象からの光は、受光レンズ101を通過し、測距センサ内の1次元に配列された1対のラインセンサ上にそれぞれ結像する。測距センサ102は、ラインセンサ上に結像した測距対象の輝度分布に応じて光電変換し、測距対象の信号情報を出力する。
103は、A/D変換部であり、測距センサ102から出力される信号をA/D変換する。
104は、隣接画素信号加算手段であり、A/D変換された信号より、隣接する2画素の信号の加算を行う。
105は、ノイズ補正手段であり、後述する記憶手段106に記憶されたノイズ情報に基づき測距センサ102で得られた信号に含まれるノイズ成分の補正を行う。
106は、記憶手段であり、測距センサで発生するノイズ情報が予め記憶してある。また、A/D変換部103で変換された信号やその他の情報を一時的に保管する。
107は、距離算出手段であり、A/D変換部103でA/D変換された信号やノイズ補正手段105でノイズ補正された信号に基づいて測距演算を行う。
108は、測距センサ102での信号蓄積動作の時間を測定する蓄積タイマである。
109は、制御手段(CPU)であり、A/D変換部103、隣接画素信号加算手段104、ノイズ補正手段105、記憶手段106、距離算出手段107、蓄積時間測定手段108を含み、測距動作に関わる全体制御を行う。
図2は、図1の測距センサ102における画素の配列を示した図である。
測距センサ102は一対のラインセンサ201及び202で構成され、各ラインセンサ201,202はそれぞれn個の画素で構成されている。
測距の具体的動作については、上記特許文献3にも記載されているので詳細な説明は省略するが、各ラインセンサ201,202の光強度分布から、各被写体像の間隔を求めることにより被写体までの距離を測定する。
図3は、図1の測距センサ102の蓄積動作と信号読み出し動作を示すタイミングチャートである。
まず、CSAF0は通信許可信号であり、制御手段109からCSAF0パルスをL→Hにすることで、測距センサ102への通信が許可される。通信用信号MOSI及びSCLKを用いて、測距センサ102の動作を制御する。MOSIは制御手段109から測距センサ102に出力されるデータ信号であり、SCLKはMOSIの同期クロックである。通信では、測距センサ102の出力信号であるAFOUTを、測距センサ102の各画素のうち最も多く信号が得られている画素(以下ピーク画素)の信号レベルを出力させるピーク出力モードと、また測距センサ102の各画素の信号をCLK0クロックに同期させて順次出力させる読出しモードのいずれか一方を選択できる。ここでは、ピーク出力モードに設定する。
次に、制御手段109は、READ及びCLK0、CLK1パルスをL→Hにすることで、測距センサ102で蓄積された各画素に対応した信号を一旦クリアし、その後、図3のタイミングでREAD及びCLK0、CLK1パルスをH→Lにする。
次に、CLK0とAFCLKをL→Hにし、測距センサ102で蓄積動作を開始する。蓄積中はAFCLKを各周期でパルス印加する。
蓄積動作中は、各画素の電圧レベルが、リセットレベル(VRES)から各画素ごとの入射光量に応じた傾きで信号の電圧レベルが降下してゆく。ピーク画素の信号レベルを示す出力は各画素に対応した信号レベルのうち最も低い出力、すなわち信号蓄積レベルのMAX値に追従して出力がモニタ信号としてAFOUTから出力される。そして、蓄積量が適正なレベル(V1)になると、測距センサ102での蓄積動作が停止し、同時に各画素の蓄積信号レベルを保持する。このとき、測距センサ102から蓄積停止信号として、/TINTE信号がH→Lへと変化する。
制御手段109は、/TINTE信号をモニタすることで、蓄積動作が終了したこと判定し、AFCLKパルスを停止、蓄積信号の読み出しを行う。
制御手段109は、蓄積許可信号CSAF0パルスと通信用信号MOSI及びSCLKを用いて、測距センサ102の出力信号AFOUTを、読出しモードに設定する。
制御手段109は、READパルスをL→Hにし、CLK0パルスを印加することで、AFOUTから各画素信号が所定順序で順次出力される。ここでは、測距センサ102のラインセンサ201の1番目の画素信号からn番目の画素信号まで出力が終わると、ラインセンサ202の1番目の画素信号からn番目の画素信号まで出力される。
また、図3では示していないが、低輝度時などで、所定蓄積時間が経ってもピーク画素の信号が蓄積停止レベル(V1)に達しない場合は、制御手段109よりSTINTパルスをL→Hにすることで測距センサ102での蓄積動作を強制的に停止させることができる。
図12は、図2のラインセンサ201の画素1から画素nで発生するノイズレベルを示す。
ここで、横軸は蓄積時間を示し、縦軸はノイズレベルを示す。固定パターンノイズは蓄積時間の長短に関係なく一定のレベルを出力している、画素の違いにより、固定パターンノイズの大きさは異なる。一方、暗電流ノイズは蓄積時間が長いほど大きくなり、蓄積時間に比例して増加する暗電流の大きさは画素ごとに異なる。
このように、蓄積時間が長くなった場合、ノイズレベルが大きく、さらに、画素ごとのノイズレベルにばらつきが生じてくるので、あたかも測距対象のコントラストが大きいかのように判断してしまい、誤測距してしまう怖れがある。そこで、予め固定パターンノイズと暗電流ノイズを測定し、補正値として記憶しておく必要がある。
ここで図2のラインセンサ202についても同様なので図示は省略する。
次に、図1の測距装置の動作過程における固定パターンノイズと暗電流ノイズについてその補正値の測定と記憶動作を説明する。
図4は、測距装置における固定パターンノイズ補正値の測定と記憶動作を説明するためのフローチャートである。
図5は、測距装置における各画素の固定パターンノイズレベルを示す図である。
固定パターンノイズ補正値と暗電流ノイズ補正値の測定においては、測距装置を光から遮断した暗黒条件下におく。これは、ノイズ成分だけを得るためである。
<固定パターンノイズ補正値>
まずは、固定パターンノイズ補正値の測定と記憶動作を図4のフローチャートにより説明する。
まずステップ401では、READ及びCLK0、CLK1パルスをL→Hにすることで、測距センサ102で蓄積された各画素に対応した信号を一旦クリアし、また蓄積タイマ108の初期化を行う。
ステップ402では、蓄積タイマ108の計測開始を行い、続くステップ403に移る。
ステップ403では、CLK0とAFCLKパルスにより、測距センサ102で蓄積動作を開始を行う。
ステップ404では、蓄積タイマ108にて計測した時間が1ms以上であるか否かの判定を行う。蓄積時間が1msに達していなければ、引き続き蓄積時間の計測を行い、一方、蓄積時間が1msに達していれば、ステップ405に移る。
ステップ405では、制御手段109よりSTINTパルスをL→Hにすることで測距センサ102での蓄積動作を強制的に停止させる。
ステップ406で、蓄積タイマの停止動作を行う。
ステップ407では、測距センサ102における短時間蓄積で生成した固定パターンノイズの読み出し動作を行う。蓄積許可信号CSAF0パルスと通信用信号MOSI及びSCLKを用いて、測距センサ102の出力信号AFOUTを、読出しモードに設定した後、CLK0パルスと同期して出力される信号を順次A/D変換する。ラインセンサ201のi番目のA/D変換結果をxa(i)とし、ラインセンサ202のi番目のA/D変換結果をxb(i)とし、記憶手段106に一時的に記憶する。全ての画素の信号をA/D変換した後ステップ408に移る。
ステップ408では、ステップ407でA/D変換・記憶したxa(i),xb(i)を、隣接する2画素ごとに加算計算を行う。全ての画素について加算した後、ステップ409に移る。
ここで、加算計算した後の結果をXa(k),Xb(k)とすると、
Xa(k)=xa(i)+xa(i+1)
Xb(k)=xb(i)+xb(i+1) ・・・<式1>
i=1,3,5・・・n-1
k=(i+1)/2
となり、加算した後の各ラインセンサのA/D変換結果の数はn画素の半分になる。
ステップ409では、ステップ408で加算計算した結果Xa(k)、Xb(k)を固定パターンノイズFPNa(k)、FPNb(k)として記憶手段106に記憶し、一連の固定パターンノイズ補正値の測定と記憶動作を終了する。
ここで、図5の(a),(b)は測距装置102で得られた加算計算する前の固定パターンノイズである。(a)はラインセンサ201、(b)はラインセンサ202に対応している。加算計算する前の固定パターンノイズを補正値として記憶する場合、固定パターンノイズのダイナミックレンジを7bit長で表現すると、1画素につき、7(bit)の記憶容量を必要となる。
ラインセンサ201はn画素で形成されているので、ラインセンサ201の全画素で
7×n(bit)
記憶容量を必要とし、ラインセンサ202についても同様の記憶容量が必要となる。測距センサ102全体では、
7×n×2=14n(bit)
の記憶容量が必要となる。
一方、図5の(c),(d)は、隣接する2画素の固定パターンノイズを加算した後のノイズレベルを示しており、(c)はラインセンサ201、(d)はラインセンサ202に対応している。隣接2画素の固定パターンノイズを加算し記憶した場合は、1画素の固定パターンノイズの2倍のダイナミックレンジが必要となり、同じ分解能で2倍のダイナミックレンジのノイズレベルを表現する場合は、1画素につき、8(bit)の記憶容量を必要となる。ラインセンサ201はn画素で形成しているが、隣接する2画素を加算しているので、画素数はnは半分になり、ラインセンサ201については、
8×n/2=4n(bit)
の記憶容量を必要となる。また、センサ202についても同様の記憶容量が必要なので、測距センサ102全体で必要な記憶容量は、
8×n/2×2=8n(bit)
となる。画素数nが多くなるほど、加算する前と比べて記憶容量を大幅に節約することができる。
また、ここでは、短時間蓄積として蓄積時間1msに設定しているが、十分に短い時間であれば1ms以外の設定値でもよい。
<暗電流ノイズ補正値>
次に、暗電流ノイズ補正値の測定と記憶処理を説明する。
図7は、測距装置におけるの暗電流ノイズ補正値の測定と記憶動作を説明するためのフローチャートである。
まずステップ701では、READ及びCLK0、CLK1パルスをL→Hにすることで、測距センサ102で蓄積された各画素に対応した信号を一旦クリアし、また蓄積タイマ108の初期化を行う。
ステップ702では、蓄積タイマ108の計測開始を行い、続くステップ703に移る。
ステップ703では、CLK0とAFCLKパルスにより、測距センサ102で蓄積動作の開始を行う。
ステップ704では、蓄積タイマ108にて計測した時間が100ms以上であるか否かの判定を行う。蓄積時間が100msに達していなければ、引き続き蓄積時間の計測を行い、一方、蓄積時間が100msに達していれば、ステップ705に移る。
ステップ705では、制御手段109によりSTINTパルスをL→Hにすることで測距センサ102での蓄積動作を強制的に停止させる。
ステップ706で、蓄積タイマの停止動作を行う。
ステップ707では、測距センサ102における長時間蓄積で生成したノイズの読み出し動作を行う。蓄積許可信号CSAF0パルスと通信用信号MOSI及びSCLKを用いて、測距センサ102の出力信号AFOUTを、読出しモードに設定した後、CLK0パルスと同期して出力される信号を順次A/D変換する。
ラインセンサ201のi番目のA/D変換結果をxa(i)とし、ラインセンサ202のi番目のA/D変換結果をxb(i)とし、記憶手段106に一時的に記憶する。全ての画素の信号をA/D変換した後、ステップ708に移る。
ステップ708では、ステップ707でA/D変換・記憶したxa(i),xb(i)を、隣接する2画素ごとに加算計算を行い、ステップ709に移る。
ここで、加算計算した後のノイズをXa(k),Xb(k)とすると、<式1>と同じ式で表すことができる。
ステップ709では、ステップ708で加算したノイズから、暗電流ノイズのみを算出する。
図6は、測距装置における長時間蓄積時の各画素のノイズレベルを示す図である。
図6の(a),(b)は測距センサ102で得られたノイズである。(a)はラインセンサ201、(b)はラインセンサ202に対応している。ここでの長時間蓄積でのノイズは、暗電流ノイズと固定パターンノイズが加算されている。
図6の(c),(d)は、隣接する2画素の加算ノイズを示しており、(c)はラインセンサ201、(d)はラインセンサ202に対応している。この加算ノイズには、隣接する2画素分の暗電流成分と固定パターンノイズがそれぞれ加算されており、Xa(k),Xb(k)から図4のフローチャートで記憶した固定パターンノイズ補正値FPNa(k),FPNb(k)を引くことで、暗電流ノイズのみを算出し、ステップ710に移る。
ここで、暗電流ノイズ成分をDa(k),Db(k)とすると、
Da(k)=Xa(k)−FPNa(k)
Db(k)=Xb(k)−FPNb(k)
となる。
ステップ710では、暗電流ノイズの蓄積時間における比例係数を算出し、その比例係数を暗電流ノイズ補正値とする。
ここでは、蓄積時間を100msに設定してあるので、暗電流ノイズをDa(k),Db(k)を蓄積時間の100msで割ることで暗電流ノイズ補正値を求め、ステップ711に移る。
ここで、暗電流ノイズ補正値をDKa(k),DKb(k)とすると、
DKa(k)=Da(k)/100
DKb(k)=Db(k)/100
となる。
ステップ711では、ステップ710で算出した暗電流補正値DKa(k),DKb(k)を記憶手段106に記憶し、一連の暗電流ノイズ補正値の測定と記憶動作を終了する。
このように、隣接画素の暗電流成分を加算させた後、補正を記憶することにより画素数nが半分になり、固定パターンノイズ補正値と同様に記憶容量を節約することができる。
また、ここでは、長時間蓄積として蓄積時間を100msに設定しているが、暗電流ノイズが測定できる十分長い時間であれば、100ms以外の設定値でもよい
<測距装置のノイズ補正>
つぎに、本発明の第1の実施形態の測距装置におけるノイズ補正及び測距動作を説明する。
図8は、測距装置におけるノイズ補正と測距動作を説明するためのフローチャートである。
まずステップ801では、蓄積許可信号CSAF0パルスと通信用信号MOSI及びSCLKを用いて、測距センサ102の出力信号AFOUTを、ピーク出力モードに設定した後、READ及びCLK0、CLK1パルスをL→Hにすることで、測距センサ102で蓄積された各画素に対応した信号を一旦クリアし、また蓄積タイマ108の初期化を行う。
ステップ802では、蓄積タイマ108の計測開始を行い、続くステップ803に移る。
ステップ803では、CLK0とAFCLKパルスにより、測距センサ102で蓄積動作の開始を行う。
ステップ804では、蓄積停止信号/TINTE信号の状態を判定する。/TINTE信号がLであれば、測距センサ102で得られた信号が所定レベルに達しており、蓄積動作が終了していると判定し、ステップ807に移る。
一方、/TINTE信号がHであれば、測距センサ102で得られた信号が所定レベルに達しておらず、蓄積動作が終了していないと判定し、ステップ805に移る。
ステップ805では、蓄積タイマ108にて計測した時間が100ms以上であるか否かの判断を行う。蓄積時間が100msに達していなければ、ステップ804に戻り、引き続き蓄積動作を行う。一方、蓄積時間が100msに達していれば、ステップ806に移る。
ステップ806では、制御手段109よりSTINTパルスをL→Hにすることで測距センサ102での蓄積動作を強制的に停止させ、ステップ807に移る。
ステップ807では、蓄積タイマの停止動作を行う。
ステップ808では、出力信号AFOUTから出力されるピーク画素の信号レベルをA/D変換部103でA/D変換し、一時的に記憶手段106に記憶しておく。
ステップ809では、測距センサ102の各画素で得られた信号の読み出し動作を行う。蓄積許可信号CSAF0パルスと通信用信号MOSI及びSCLKを用いて、測距センサ102の出力信号AFOUTを、読出しモードに設定した後、CLK0パルスと同期して出力される信号を順次A/D変換する。
ラインセンサ201のi番目のA/D変換結果をxa(i)とし、ラインセンサ202のi番目のA/D変換結果をxb(i)とし、記憶手段106に一時的に記憶する。全ての画素信号をA/D変換した後ステップ810に移る。
ステップ810では、記憶手段106に記憶してあるピーク画素レベルが所定レベル以上であるか否かを判断する。ピークレベルが所定以上であれば、輝度が明るく、測距対象からの信号に対してノイズの影響が少なく、誤測距しないと判断し、ステップ813に移る。
一方、ピーク画素レベルが所定以上でなければ、輝度が暗く、測距対象からの信号に対してノイズの影響が大きく、誤測距する可能性があると判断し、ノイズ補正動作を行うためステップ811に移る。
ここでは、信号レベルとノイズレベルのS/N比から予め誤測しないS/N比を測定しておき、想定している最大のノイズが発生しても、誤測距しない信号レベルを所定レベルとして設定しておく。
また、この実施形態ではノイズ補正を行うか否かを判定するのにピーク画素の信号レベルを用いているが、この方法に限らなくてもよい。例えば、蓄積時間が所定時間以下であるか否かで、ノイズ補正を行うか否かを判定してもよい。
ステップ811では、ステップ809でA/D変換した画素数を、記憶しているノイズ補正値の画素数に合わせるため、A/D変換・記憶したxa(i),xb(i)を、隣接する2画素ごとに加算計算を行い、ステップ812に移る。
ここで、加算計算した後の結果をXa(k),Xb(k)とすると、<式1>と同じ式で表すことができる。
ステップ812では、記憶手段106に記憶してある補正値からノイズを算出し、ステップ810で隣接画素信号の加算計算された信号Xa(k),Xb(k)に対して算出したノイズを引くことにより補正を行い、ステップ813に移る。
ノイズ補正後の信号をX'a(k),X'b(k)とすると、
X'a(k)=Xa(k)−FPNa(k)−{DKa(k)×蓄積時間}
X'b(k)=Xb(k)−FPNb(k)−{DKb(k)×蓄積時間}
となる。
ステップ813では、ステップ809でA/D変換された画素信号、またはステップ811からステップ812でノイズ補正を行った信号を基に、公知の位相差演算などの測距演算を行い、測距対象までの距離を算出し、一連の測距動作を終了する。
以上説明したように、各画素で発生する固定パターンノイズや暗電流ノイズを隣接する2画素づつ加算し、補正値として記憶することで、記憶容量を節約することができる。また、輝度が暗く測距センサで得られた信号が小さい場合は、ノイズ測定時と同様に各画素で得られた信号を隣接する2画素づつ加算し、この加算した信号に対して、固定パターンノイズや暗電流ノイズを補正することで誤測距を防ぐことができる。また、隣接画素の信号を加算することで画素感度を上げ精度良く測距することができる。
一方、輝度が明るく測距センサで得られた信号が大きい場合は、固定パターンノイズや暗電流ノイズの影響が少ないのでノイズ補正を行う必要がない。したがって、通常の画素画素数で測距演算することで、画素ピッチが小さくなり、測距対象の微細パターンでも検出可能になり、精度よく測距することができる。
なお、各画素で発生する固定パターンノイズや暗電流ノイズを隣接する2画素づつ加算し、また、各画素で得られた信号を隣接する2画素づつ加算したが、3画素以上の複数の画素について加算してもよい。
(第2の実施形態)
長時間蓄積時のノイズレベルは図12のように、固定パターンノイズよりも暗電流ノイズが支配的になる。そこで、第1の実施形態のように2画素ごとの固定パターンノイズを加算して記憶するのではなく、測距センサ102の画素1番目からn番目までの平均値を補正値として記憶する実施方法を第2の実施形態として以下に説明する。
本発明による第2の実施形態の概略構成は、図1と同じなのでここでの説明は省略する。
次に、第2の実施の形態による測距装置の動作過程における固定パターンノイズと暗電流ノイズについてその補正値の測定と記憶処理を説明する。
図9は、測距装置における各画素の固定パターンノイズレベルを示す図である。
図10は、測距装置における暗電流ノイズ補正値の測定と記憶動作を説明するためのフローチャートである。
固定パターンノイズと暗電流補正値の測定においては、光電変換装置を光を遮断した暗黒条件下におく。これは、ノイズ成分だけを得るためである。
まずは、固定パターンノイズ補正値の測定と記憶処理を図9のフローチャートにより説明する。
ステップ901からステップ907までは、図4のフローチャートのステップ401からステップ407に対応し、動作は同じなのでここでの説明は省略する。
ステップ908では、ステップ907でA/D変換・記憶したxa(i),xb(i)を、それぞれ1からn画素までの平均の計算を行い、それぞれの平均値を固定パターンノイズの補正値FPNa,FPNbとし、ステップ909に移る。
ステップ909では、ステップ908で求めたFPNa,FPNbを記憶手段106に記憶し、一連の固定パターンノイズ補正値の測定と記憶動作を終了する。
このように、各ラインセンサの画素1番目からn番目までの平均値を補正値として記憶することで、各画素ごとの補正値を記憶するよりも、記憶容量を大幅に節約することができる。
次に、暗電流ノイズの測定と記憶処理を図10のフローチャートにより説明する。
ステップ1001からすステップ1008までは、図7のフローチャートのステップ701からステップ708に対応し、動作は同じなのでここでの説明は省略する。
ステップ1009では、ステップ1008で加算したノイズから、暗電流ノイズを算出する。
ノイズには、隣接する2画素分の暗電流ノイズと固定パターンノイズがそれぞれ加算されており、Xa(k),Xb(k)から2画素分の固定パターンノイズ補正値FPNa,FPNbをそれぞれ引くことで、暗電流ノイズDa(k),Db(k)を算出し、ステップ1010に移る。
ステップ1010では、暗電流ノイズの蓄積時間における比例係数を算出し、その比例係数を暗電流ノイズ補正値とする。
ここでは、蓄積時間は100msに設定してあるので、暗電流ノイズDa(k),Db(k)を蓄積時間の100msで割ることで暗電流補正値DKa(k),DKb(k)を求め、ステップ1011に移る。
ステップ1011では、ステップ1010で算出した暗電流補正値DKa(k),DKb(k)を記憶手段106に記憶し、一連の暗電流ノイズ補正値の測定と記憶動作を終了する。
つぎに、本発明の第2の実施形態の測距装置におけるノイズ補正及び測距動作を説明する。
図11は、測距装置におけるノイズ補正及び測距動作を説明するためのフローチャートである。
ステップ1101からステップ1107までは、図8のフローチャートのステップ801からステップ807に対応し、動作は同じなので説明は省略する。
ステップ1108では、測距センサ102の各画素で得られた信号の読み出し動作を行う。蓄積許可信号CSAF0パルスと通信用信号MOSI及びSCLKを用いて、測距センサ102の出力信号AFOUTを、読出しモードに設定した後、CLK0パルスと同期して出力される信号を順次A/D変換する。
ラインセンサ201のi番目のA/D変換結果をxa(i)とし、ラインセンサ202のi番目のA/D変換結果をxb(i)とし、記憶手段106に一時的に記憶する。全ての画素信号をA/D変換した後ステップ1109に移る。
ステップ1109では、ステップ1107で蓄積タイマ108により測定した蓄積時間が所定時間以下であるが否かを判断する。
蓄積時間が所定レベル以下であれば、測距対象からの信号に対してノイズの影響が小さく誤測距しないと判断し、ステップ1112に移る。
一方、蓄積時間が所定レベル以下でなければ、測距対象からの信号に対してノイズの影響が大きく誤測距する可能性があると判断し、ノイズ補正動作を行うためステップ1110に移る。
この場合、誤測距しないノイズレベルを予め測定し、そのノイズレベルになる蓄積時間を所定時間として設定しておく。
ステップ1110では、ステップ1108でA/D変換した画素数を、記憶しているノイズ補正値の画素数に合わせるため、A/D変換・記憶したxa(i),xb(i)を、隣接する2画素ごとに加算計算を行い、ステップ1111に移る。
ここで、加算計算した後の結果をXa(k),Xb(k)とすると、<式1>と同じ式で表すことができる。
ステップ1111では、記憶手段106に記憶してある補正値からノイズを算出し、ステップ1110で隣接画素信号の加算計算された信号Xa(k),Xb(k)に対して算出したノイズを引くことにより補正行い、ステップ1112に移る。
ノイズ補正後の信号をX'a(k),X'b(k)とすると、
X'a(k)=Xa(k)−FPNa−{DKa(k)×蓄積時間}
X'b(k)=Xb(k)−FPNb−{DKb(k)×蓄積時間}
となる。
ステップ1112では、ステップ1108でA/D変換された画素信号、またはステップ1110からステップ1111でノイズ補正を行った信号を基に公知の位相差演算などの測距演算を行い、測距対象までの距離を算出し、一連の測距動作を終了する。
以上、説明したように、固定パターンノイズを画素1番目からn番目までの平均値を補正値として記憶することで、さらに補正値に使用する記憶容量を節約することが可能になる。
本発明の第1の実施形態における概略構成を示す図 図1の測距センサ内における画素の配列を示す図 図1の測距センサにおける蓄積動作と読み出し動作を示すタイミングチャート 本発明の第1の実施形態の測距装置における固定パターンノイズ補正値の測定と記憶動作を説明するためのフローチャート 本発明の第1の実施形態の測距装置における各画素の固定パターンノイズレベルを示す図 本発明の第1の実施形態の測距装置における長時間蓄積時の各画素のノイズレベルを示す図 本発明の第1の実施形態の測距装置における暗電流ノイズ補正値の測定と記憶動作を説明するためのフローチャート 本発明の第1の実施形態の測距装置におけるノイズ補正と測距動作を説明するためのフローチャート 本発明の第2の実施形態の測距装置における各画素の固定パターンノイズレベルを示す図 本発明の第2の実施形態の測距装置における暗電流ノイズ補正値の測定と記憶動作を説明するためのフローチャート 本発明の第2の実施形態の測距装置におけるノイズ補正と測距動作を説明するためのフローチャート 図2のラインセンサにおける画素1から画素nで発生するノイズレベルを示す図
符号の説明
101 受光レンズ
102 測距センサ
103 A/D変換部
104 隣接画素信号加算手段
105 ノイズ補正手段
106 記憶手段
107 距離算出手段
108 記憶手段
109 制御手段(CPU)
201,202 ラインセンサ

Claims (8)

  1. 複数の画素を含む光電変換手段と、
    前記複数の画素で発生するノイズ信号を隣接する複数の画素ごとに加算した信号を記憶する記憶手段と、
    前記複数の画素から得られた信号を隣接する複数の画素ごとに加算した信号に対して、前記記憶手段に記憶しているノイズ信号に基づき補正を行うノイズ補正手段とを備えたことを特徴とする光電変換装置。
  2. 前記記憶手段に記憶しているノイズ信号は、蓄積時間に依存しない固定パターンノイズと蓄積時間に依存する暗電流ノイズを含むことを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  3. 前記記憶手段において、複数の画素で発生するノイズ信号のうち、
    蓄積時間に依存しない固定パターンノイズについては、隣接する複数の画素ごとに加算した信号又は複数の画素について平均した信号を、
    及び蓄積時間に依存する暗電流ノイズについては、隣接する複数の画素ごとに加算した信号を、それぞれ記憶していることを特徴とする請求項2に記載の光電変換装置。
  4. 前記ノイズ補正手段は、前記複数の画素から得られた信号の大きさが所定値よりも小さい場合に、前記記憶手段に記憶しているノイズ信号に基づき補正を行った信号を出力し、所定値よりも大きい場合に、前記複数の画素から得られた信号自体を出力するように制御されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の光電変換装置。
  5. 前記ノイズ補正手段は、前記複数の画素での信号蓄積時間が所定時間よりも長い場合に、前記記憶手段に記憶しているノイズ信号に基づき補正を行った信号を出力し、所定時間よりも短い場合に、前記複数の画素から得られた信号自体を出力するように制御されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の光電変換装置。
  6. 光電変換手段が有する複数の画素において発生するノイズ信号を、隣接する複数の画素ごとに加算した信号を記憶し、
    前記複数の画素から得られた信号を隣接する複数の画素ごとに加算した信号に対して、前記記憶しているノイズ信号に基づき補正を行うことを特徴とする光電変換装置のノイズ補正方法。
  7. 光電変換手段が有する複数の画素において発生するノイズ信号を隣接する複数の画素ごとの加算は、装置の暗黒条件下で行われることを特徴とする請求項6に記載の光電変換装置のノイズ補正方法。
  8. 被写体からの光を受光する複数の画素を含む光電変換手段と、
    前記複数の画素で発生するノイズ信号を隣接する複数の画素ごとに加算した信号を記憶する記憶手段と、
    前記複数の画素から得られた信号を隣接する複数の画素ごとに加算した信号に対して、前記記憶手段に記憶しているノイズ信号に基づき補正を行うノイズ補正手段と、
    前記ノイズ補正手段によって補正された信号に基づいて測距演算を行う測距演算手段とを備えたことを特徴とする測距装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007067701A (ja) * 2005-08-30 2007-03-15 Canon Inc 撮像装置及びその制御方法
JP2010041720A (ja) * 2008-08-06 2010-02-18 Samsung Electronics Co Ltd 立体イメージセンサのピクセルアレイ
JP2015135523A (ja) * 2010-01-15 2015-07-27 キヤノン株式会社 焦点検出装置

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