JP2011015365A - 固体撮像装置および駆動方法 - Google Patents

固体撮像装置および駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】AD変換期間を短縮し高速化と省電力化を実現させる。
【解決手段】未受光の画素回路11から出力されるリセット成分と参照信号RAMPとを比較器21で比較しながら、比較器21が所定の比較結果を示すまでカウンタ22でクロックCK0をダウンカウントし、ダウンカウント後のカウンタ22の値をラッチ24に保持する。ラッチ24に保持された値をカウンタ22にプリセットした後、受光後の画素回路11から出力される信号成分と参照信号RAMPとを比較器21で比較しながら、比較器21が所定の比較結果を示すまでカウンタ22でクロックCK0をアップカウントし、アップカウント後のカウンタ22の値を、画素回路11の受光量を表すデジタル値として出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、固体撮像装置、特に、CMOSイメージセンサ等のMOS型の固体撮像装置および駆動方法に関する。
近年、固体撮像装置の一種であるCMOSイメージセンサの構成および信号読み出し方式について、様々な提案がなされている。一般的には、画素アレイ(撮像領域)中のある一行の画素を選択し、選択された画素でそれぞれ生じた画素信号を並列に垂直信号線(「列信号線」とも称される)を介して読み出す列並列出力型のCMOSイメージセンサがよく用いられている。また、各垂直信号線にAD変換回路を設け、CMOSイメージセンサの内部で画素信号をアナログ形式からデジタル形式に変換するカラムAD型のイメージセンサも提案されている。
図9は、特許文献1に示された固体撮像装置の概略構成図である。
特許文献1の固体撮像装置は、複数の画素回路111が行および列に配置されてなる画素アレイ110と、画素アレイ110の各列に対応して配設されたカラムAD(Analog Digital)変換回路120と、DAC(Digital Analog Converter)を用いて所定変化率で時間的に変化する参照信号RAMPを生成する参照信号生成部150と、各種タイミングを制御するタイミング制御部140と、出力回路130とを備えている。
タイミング制御部140は、マスタクロックCLK0に基づいて種々の内部クロックを生成するとともに、各ブロックの動作タイミング制御信号を生成する。
各画素回路111から出力される信号は、垂直信号線119(H0、H1、・・・Hm)を介してカラムAD変換回路120に供給される。
カラムAD変換回路120は、参照信号生成部150から得られた参照信号RAMPと垂直信号線119を介して画素回路111から得られた画素信号とを比較する比較器121と、入力されたクロックをカウントするカウンタ122と、参照信号生成部150が参照信号の変化を開始させてから比較器121が画素信号と参照信号との一致を示すまでにカウンタ122によりカウントされて得られたカウント値を、タイミング制御部140からの制御信号CN3により保持するメモリ123とを備える。メモリ123に保持された画素信号は、出力信号線125および出力回路130を介して、映像データD1として外部に出力される。
ここで、比較器121は、画素のノイズキャンセル用に入力容量が付随しており、画素信号読み出し時にリセット信号RSTによりアナログ領域のCDS(以下「アナログCDS」と称する)を実行する。リセット信号RSTは、カウンタ122のリセットにも用いられる。カウンタ122は、タイミング制御部140からの制御信号CN2によりアップカウントモードとダウンカウントモードを切り替えてカウント動作を行う。
次に、特許文献1に示された固体撮像装置の動作、特にカラムAD変換回路120により画素信号がAD変換される動作について説明する。
図10は、特許文献1に係る固体撮像装置の動作を示すタイミングチャートである。
タイミング制御部140は、リセット信号RSTにより、カウンタ122のカウント値を初期値0にリセットし、制御信号CN2によりカウンタ122をダウンカウントモードに設定する(時刻t1)。またタイミング制御部140は、行Vx(x=0、1、2、・・・n)の画素回路111にリセット成分ΔVを持つ画素信号を読み出させる。画素信号は垂直信号線119(H0、H1、・・・Hm)に現れる。
タイミング制御部140は、比較器121をリセット状態とし、垂直信号線119の画素信号が安定した頃に(時刻t2)、参照信号生成部150に制御信号CN1を供給する。これを受けて参照信号生成部150は参照信号RAMPの時間的変化を開始させる。同時にタイミング制御部140は、カウンタ122にクロックCK0の入力を開始する(時刻t2)。これを受けてカウンタ122は初期値0からダウンカウントを開始する。
参照信号RAMPは、時間的に変化していき、ある時刻にリセット成分ΔVと一致する(時刻t3)。このとき比較器121の出力信号が反転し、これを受けてカウンタ122はダウンカウントを停止する。このときのカウント値がリセット成分ΔVに相当する。
タイミング制御部140は、ダウンカウント期間を経過すると(時刻t4)、参照信号生成部150への制御信号CN1の供給を停止し、同時にカウンタ122へのクロックCK0の入力を停止する。
続いて、タイミング制御部140は、カウンタ122をアップカウントモードに設定し、行Vxの画素回路111に信号成分Vsigをもつ画素信号を読み出させる。読み出しの方法は、カウンタ122をアップカウントモードに設定する以外は、リセット成分ΔVの読み出しと同様である。
このように、カウンタ122の設定を、リセット成分ΔVを読み出すときにはダウンカウント、信号成分Vsigを読み出すときにはアップカウントとすることにより、カウンタ122内で自動的に減算が行われ、信号成分Vsigに相当するカウント値を得ることができる。
また、ダウンカウントモードとアップカウントモードを行うことにより、カラムAD変換回路120で変換誤差となる各列のクロックスキューばらつきやカウンタディレイばらつき等のばらつきに対して、デジタル領域でのCDS(以下「デジタルCDS」と称する)が可能となる。
以上より、カラムAD変換回路120は全ての行Vxの画素読み出し時に対してアナログCDSおよびデジタルCDSを実行している。
ここで、図11に特許文献1に係る固体撮像装置の1フレーム動作を示す。第kフレームにおいて、1行目読み出しからn行目読み出しまで、各行の画素読み出しには、画素のリセット成分を読み出すためのダウンカウント期間と、画素の信号成分を読み出しためのアップカウント期間が必要となる。
特開2005−323331号公報
近年、高画素数化や高精度化の要望が強く、高画素数化に伴う行数増加がフレームレートに与える影響、もしくは高精度化に伴うAD変換のビット数増加に伴うAD変換期間の増加(1水平走査期間の増加)がフレームレートに与える影響は大きい。
さらに、ダウンカウント期間およびアップカウント期間中は高速クロックでカウント動作をしていることから各カウンタにおける消費電力が大きくなるといった課題が発生する。
特に、カラムAD変換回路120は画素アレイ110の各列に対応して配置されているので、その列数が多く、カラムAD変換回路120単体の消費電力が固体撮像装置全体の消費電力に与える影響は大きい。また、消費電力を抑えるためにカウンタクロックを遅くしても、AD変換期間が増加するためフレームレートが低下してしまうという課題が発生する。
前記課題に鑑み、本発明は、上記課題を鑑みAD変換期間を短縮することで高フレームレート化および省電力化を実現させることが可能な固体撮像装置およびその駆動方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の固体撮像装置は、行列状に配置され、各々が受光量に応じたアナログ信号を出力可能な複数の画素回路と、時間変動する参照信号を出力する参照信号生成回路と、前記行列の各列に設けられ、対応列に配置された各画素回路から出力されたアナログ信号を、前記アナログ信号と前記参照信号との比較に基づいてデジタル信号に変換するカラムAD変換回路とを備え、前記カラムAD変換回路は、前記画素回路から出力された前記アナログ信号と前記参照信号とを比較する比較器と、初期値をプリセットされ、前記比較器が所定の比較結果を示すまで、所定のクロックをダウンカウントおよびアップカウントするカウンタと、前記カウンタの値を保持するラッチとを有し、前記カラムAD変換回路は、特定の初期値を前記カウンタにプリセットした後、未受光の画素回路から出力されたアナログ信号であるリセット成分と前記参照信号とを前記比較器で比較しながら、前記クロックを前記カウンタでダウンカウントするダウンカウント処理を行い、当該ダウンカウント処理後の前記カウンタの値を前記ラッチに保持し、前記ラッチに保持されている値を前記カウンタにプリセットした後、受光後の画素回路から出力されたアナログ信号である信号成分と前記参照信号とを前記比較器で比較しながら、前記クロックを前記カウンタでアップカウントするアップカウント処理を行い、当該アップカウント処理後の前記カウンタの値を前記デジタル信号として出力する。
このような構成によれば、ダウンカウント処理後のカウント値をラッチしておき、アップカウント処理においてはラッチされたデータを初期値として用いることが可能となる。ダウンカウント処理は、例えば1フレームを構成する複数の行のうち、任意に選択される1行に配置される画素回路について実行されるので、デジタルCDSのために全ての画素回路についてダウンカウント処理とアップカウント処理とを実行する従来の技術と比べて、ダウンカウント処理の処理量を削減することができる。
これにより、ダウンカウント処理に費やされる時間および消費電力が従来よりも削減され、その結果、高いフレームレートを低い消費電力で実現可能な固体撮像装置が得られる。
また、前記カラムAD変換回路は、前記ダウンカウント処理を、n行(nは2以上の整数)の画素回路から出力されたリセット成分に対して行い、各ダウンカウント処理後の前記カウンタの値の平均値を前記ラッチに保持してもよい。
このような構成によれば、ダウンカウント処理が複数回実行されるため、ダウンカウント値の精度を向上することができる。
また、前記カラムAD変換回路は、前記ダウンカウント処理を垂直ブランキング期間において行ってもよい。
このような構成によれば、前記ダウンカウント処理を垂直ブランキング期間中に済ませた後、各画素回路からの信号成分は前記アップカウント処理だけでデジタル信号に変換することができる。これにより、画素回路ごとにダウンカウント処理を行うか行わないかといった、出画品質への悪影響が懸念される動作の不統一がなくなる。さらに、前記ダウンカウント処理をどの行の画素回路から出力されるリセット成分を用いても行うことができる。
また、前記各画素回路は、光電変換素子と、前記光電変換素子からの電荷をフローティングディフュージョン部に転送する転送スイッチ素子と、前記フローティングディフュージョン部の電圧に応じた前記アナログ信号を出力する出力素子と、前記フローティングディフュージョン部を所定の電圧に接続するリセットスイッチ素子とを有し、前記各画素回路は、前記転送スイッチ素子が遮断され、前記リセットスイッチ素子が導通された状態で、前記リセット成分としての前記アナログ信号を出力してもよい。
このような構成によれば、どの行の画素回路からでもダウンカウント処理を行うためのリセット成分を出力させることができる。
また、前記カラムAD変換回路は、デジタル信号を出力するための有効画素領域に配置されている1つ以上の画素回路から出力されたリセット成分に対して前記ダウンカウント処理を行った後、前記有効画素領域に配置されている各画素回路から出力された信号成分に対して前記アップカウント処理だけを行い、各アップカウント処理後の前記カウンタの値を前記デジタル信号として出力してもよい。
このような構成によれば、前記ダウンカウント処理を前記有効画素領域に配置されている1つ以上の画素回路で済ませた後、前記有効画素領域に配置されている各画素回路でアップカウント処理を行うだけでデジタル信号を生成できる。これにより、画素回路ごとにダウンカウント処理を行うか行わないかといった、出画品質への悪影響が懸念される動作の不統一がなくなる。
また、前記カラムAD変換回路は、前記有効画素領域内のn行(nは1以上の整数)に配置されている画素回路から出力されたリセット成分のそれぞれに対して前記ダウンカウント処理を行い、各ダウンカウント処理後の前記カウンタの値の平均値を前記ラッチに保持してもよい。
このような構成によれば、ダウンカウント処理を複数回実行することが可能になるため、ダウンカウント値の精度を向上することができる。
また、本発明は、このような固体撮像装置として実現することができるだけでなく、このような固体撮像装置を駆動するための駆動方法として実現することができる。
本発明によれば、予めダウンカウント処理を行って得たカウント値をラッチしておき、アップカウント処理においてはラッチされたデータを初期値として用いることが可能となる。ダウンカウント処理は、例えば1フレームを構成する複数の行のうち、任意に選択される1行に配置される画素回路について実行することで、デジタルCDSのために全ての画素回路についてダウンカウント処理とアップカウント処理とを実行する従来の技術と比べて、ダウンカウント処理の処理量を削減することができる。
これにより、ダウンカウント処理に費やされる時間および消費電力が従来よりも削減され、その結果、高いフレームレートを低い消費電力で実現可能な固体撮像装置が得られる。
本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の概略構成図 本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の1フレーム動作を示す図 本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の動作を示す1行目読み出し時のタイミングチャート 本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の動作を示す2行目以降読み出し時のタイミングチャート 本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置の1フレーム動作を示す図 本発明の第3の実施形態に係る固体撮像装置の概略構成図 (a)本発明の第3の実施形態の画素回路の構成図、(b)および(c)駆動タイミングチャート 本発明の第3の実施形態に係る固体撮像装置の1フレーム動作を示す図 従来の固体撮像装置の概略構成図 従来の固体撮像装置の動作を示すタイミングチャート 従来の固体撮像装置の1フレーム動作を示す図
本発明を実施するための形態を、図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の概略構成図である。
図1に示されるように、本実施形態の固体撮像装置100は、複数の画素回路11が行および列に配列されてなる画素アレイ(撮像領域)10と、画素アレイ10の各列に設けられ、画素回路11から出力される信号をデジタル値に変換するためのカラムAD変換回路20と、DACを用いて所定変化率で時間的に変化する参照信号RAMPを生成する参照信号生成部50と、各種タイミングを制御するタイミング制御部40と、出力回路30とを備えている。
タイミング制御部40は、マスタクロックCLK0に基づいて種々の内部クロックを生成するとともに、各ブロックの動作タイミング制御信号を生成する。各画素回路11から出力される信号は、垂直信号線19(H0、H1、・・・Hm)を介してカラムAD変換回路20に供給される。
各画素回路11は、少なくともフォトダイオードやフォトゲートなどの光感応素子を含み、光電変換により生じた信号を読み出すためのデバイス構造や、初期化動作を可能とするデバイス構造によって実現される。
各カラムAD変換回路20は、参照信号生成部50から得られた参照信号RAMPと垂直信号線19を介して画素回路11から得られた画素信号とを比較する比較器21と、ラッチ24を含み、入力されたクロックをカウントするカウンタ22と、参照信号生成部50が参照信号の変化を開始させてから比較器21が画素信号と参照信号との一致を示すまでにカウンタ22によりカウントされて得られたカウント値を保持するメモリ23で構成される。
メモリ23に保持された画素信号は、出力信号線25および出力回路30を介して、映像データD1として外部に出力される。ここで、比較器21は、画素のノイズキャンセル用に入力容量が付随しており、画素信号読み出し時にリセット信号RSTによりアナログ領域のCDS(以下「アナログCDS」と称する)を実行する。
また、カウンタ22はアップダウンカウンタ構成であり、タイミング制御部40からの制御信号CN2によりアップダウンカウントモードとダウンカウントモードを切り替えてカウント動作を行う。
固体撮像装置100は、図9に示す従来の固体撮像装置と比較して、カラムAD変換回路20内にカウンタ22が設けられている点は同じであるが、カウンタ22の値を保持可能なラッチ24が追加されている点、およびラッチ24に保持されている値をカウンタ22にプリセットできる点が異なっている。
以下に、固体撮像装置100におけるAD変換動作について説明を行う。
従来の固体撮像装置では図10および図11に示したように、各行の画素の読み出しは、アナログCDSを行いながら、リセット成分ΔVを読み出す時にはダウンカウント処理を行い、信号成分Vsigを読み出す時にはアップカウント処理を行うことでデジタルCDSを行っている。
カラムAD変換回路20で誤差となる各列のクロックスキューばらつきやカウンタディレイばらつき等のばらつきを軽減するためにデジタルCDSを行う場合、デジタルCDSのためのダウンカウント処理は、各画素に対してではなく、各列に対して実施できていればよいため、各行の画素回路11から読み出される信号に対して個々にダウンカウント処理を行う必要はない。
したがって、本実施形態では、デジタルCDSのためのダウンカウント処理動作は1フレームに1回だけ行うこととし、各行ごとの画素回路11から出力される信号のAD変換は、ダウンカウント処理後のダウンカウント値を用いてアップカウント動作のみとすることでデジタルCDSを行うことが特徴である。
これにより、各行における画素の読み出し時のAD変換期間を短縮化することが可能であり、高フレームレート化およびダウンカウント処理削減に伴う省電力化の実現が可能となる。
図2に固体撮像装置100の第kフレームにおける各行の読み出し動作を示す。
図2より、第kフレームの1行目については、デジタルCDSのために画素回路11から読み出されたリセット成分に対してダウンカウント処理を行い、画素回路11から読み出された信号成分に対してアップカウント処理を行うことでデジタルCDSを実施する。
2行目以降n行目までは1行目のダウンカウント値をラッチ24で保持しおき、保持していたカウント値を初期値としてアップカウント処理を行うことでデジタルCDSを実行する。
これにより、2行目以降のAD変換期間はアップカウント処理のみとなるため、1フレーム読み出しに対するAD変換期間を短縮することが可能となる。
ここで、詳細なAD変換動作に関して、図3、図4を用いて説明を行う。図3は、固体撮像装置100の1行目読み出し動作のタイミングチャートであり、図4は、2行目以降読み出し動作のタイミングチャートである。なお、図3、図4に示されるリセット信号RSTにより比較器21においてアナログCDSが実行されることは、前述した従来の動作と同じである。
図3において、1行目の動作を開始するとき、ラッチ24の内容はフレームごとの初期化処理によって特定の初期値(例えば0)にリセットされている。タイミング制御部40は、リセット信号RSTにより、カウンタ22のカウント値をラッチ24に保持されている初期値0にプリセットし、カウンタ22をダウンカウントモードに設定する(時刻t1)。またタイミング制御部40は、1行目V1の画素回路11にリセット成分ΔVをもつ画素信号を読み出させる。画素信号は垂直信号線19(H0、H1、・・・Hm)に現れる。タイミング制御部40は、比較器21をリセット状態とし、垂直信号線19の画素信号が安定した頃に(時刻t2)、参照信号生成部50に制御信号CN1を供給する。
これを受けて参照信号生成部50は参照信号RAMPの時間的変化を開始させる。同時にタイミング制御部40は、カウンタ22にクロックCK0の入力を開始する(時刻t2)。これを受けてカウンタ22は初期値0からダウンカウントを開始する。
参照信号RAMPは、時間的に変化していき、ある時刻にリセット成分ΔVと一致する(時刻t3)。このとき比較器21の出力信号が反転し、これを受けてカウンタ22はダウンカウントを停止する。このときのカウント値Crstがリセット成分ΔVに相当し、ラッチ24においてカウント値Crstを保持する。
タイミング制御部40は、ダウンカウント期間を経過すると(時刻t4)、参照信号生成部50への制御信号CN1の供給を停止し、同時にカウンタ22へのクロックCK0の入力を停止する。なお、クロックCK0の入力停止は、比較器21の出力信号が反転したタイミングで行ってもよい。この場合、余剰カウントを止めることができるため更なる消費電力の削減が可能となる。
続いて、タイミング制御部40は、カウンタ22をアップカウントモードに設定し、1行目V1の画素回路11に信号成分Vsigをもつ画素信号を読み出させる。読み出し方法は、カウンタ22をアップカウントモードに設定し、先のダウンカウント値に引き続きアップカウント動作を行う。
このように、カウンタ22の設定を、リセット成分ΔVを読み出すときはダウンカウントモードとし、信号成分Vsigを読み出すときはアップカウントモードとすることにより、カウンタ22内で結果的に減算が行われ、信号成分Vsigに相当するカウント値を得ることができる。
次に、2行目以降の読み出し動作に関して、図4を用いて説明を行う。2行目以降の動作を開始するとき、ラッチ24には1行目読み出し時にカウントしたダウンカウント値Crstが保持されている。
1行目読み出し動作と同様に2行目以降の読み出し動作に関してもタイミング制御部40は、2行目以降の行Vx(x=2,3、・・・n)の画素回路11にリセット成分ΔVをもつ画素信号を読み出させる。画素信号は垂直信号線19(H0、H1、・・・Hm)に現れる。タイミング制御部40は、リセット信号RSTにより、比較器21をリセット状態とし、カウンタ22のカウント値をラッチ24で保持されている値Crstにプリセットする(時刻t1)。
タイミング制御部40は、垂直信号線19の画素信号が安定した頃に(時刻t2)、カウンタ22をアップカウントモードに設定するとともに、2行目以降の画素回路11に信号成分Vsigをもつ画素信号を読み出させる。
画素信号は垂直信号線19(H0、H1、・・・Hm)に現れる。タイミング制御部40は、垂直信号線19の画素信号が安定した頃に(時刻t5)、参照信号生成部50に制御信号CN1を供給する。これを受けて参照信号生成部50は参照信号RAMPの時間的変化を開始させる。
同時にタイミング制御部40は、カウンタ22にクロックCK0の入力を開始する。これを受けてカウンタ22は初期値Crstからアップカウント動作を開始する。
参照信号RAMPは、時間的に変化していき、ある時刻に信号成分Vsigと一致する(時刻t6)。このとき比較器21の出力が反転し、これを受けてカウンタ22はアップカウントを停止する。
このように、アップカウント動作を初期値Crstからカウント開始しているため、アップカウント結果は信号成分Vsigに相当し、さらに、カラムAD変換回路20の誤差となる各列のクロックスキューばらつきやカウンタディレイばらつき等のばらつきに関してデジタルCDSが実行されたことになる。
以上のように、1行目の読み出し動作は、従来通りダウンカウント処理とアップカウント処理を行うことでデジタルCDSを行うことで画素の信号成分Vsigを読み出す。このとき、ラッチ24にはダウンカウント値Crstを保持しておく。2行目以降の読み出し動作はラッチ24のラッチデータである1行目のダウンカウント値Crstを初期値としてアップカウント処理を行うことでデジタルCDSを実施し、画素の信号成分Vsigを読み出す。
したがって、固体撮像装置100では、デジタルCDSのためのダウンカウント処理を2行目以降の読み出し動作においては行わない。よって、1フレームにおけるAD変換期間を短縮することが可能で、更なる高フレームレート化、およびダウンカウント動作に伴う消費電力を削減することが可能となる。
なお、本実施形態では、1行目の動作時にカウンタにプリセットされる特定の初期値を一例として0として説明を行ったが、特定の初期値は上記に限定されず、ダウンカウント幅(ビット数)を確保した値(例えば、ダウンカウントに必要なビット数が6ビットの場合、カウンタ初期値は2^6=64)として設定してもよい。このような構成は、ラッチ24の内容をフレームごとの初期化処理において64にリセットすることで実現できる。この場合、1行目の読み出し時におけるダウンカウント値がマイナス値になることがなく簡素な構成でカウンタが実現可能となる。
また、ダウンカウント処理は、1行目の読み出し動作で行う場合に限定されず、任意に選ばれる行の読み出し動作時に実施してもよい。また、ダウンカウント処理は垂直ブランキング期間で実施するのが好ましい。有効画素読み出し期間中にダウンカウント処理を1行だけ行う読み出し方法では、当該行の読み出し動作と、アップカウント処理のみを行う他行の読み出し動作とが異なるため、映像データへの影響が懸念されるためである。
さらに、ダウンカウント処理は1フレームに1回の実施に限定されず、複数フレームに1回実施する構成、またはモード切替時(例えば静止画モードから動画モード等)に1回実施する構成としても同様の効果を得ることができる。
さらに、本実施形態では画素のリセット成分をダウンカウント処理し、信号成分をアップカウント処理する構成として説明を行ったが、カウンタの構成は上記に限定されず、画素のリセット成分をアップカウント処理し、信号成分をダウンカウント処理する構成としてもよい。この場合、デジタルCDSのためのアップカウント処理の回数を減らせばよい。また、その他、本発明の趣旨を変えずして種々の変更が可能であり、そのような構成は本発明に含まれる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態ではデジタルCSDのためのダウンカウント処理を1行目の読み出し動作に限って行い、ダウンカウント値Crstを2行目以降の読み出し動作時のアップカウント初期値としてアップカウント処理だけ行うことでデジタルCDSを実施した。これにより、1フレーム読み出し動作時のAD変換期間の短縮化を行った。
第2の実施形態では、ダウンカウント処理を複数行の読み出し動作時に実施することを特徴とする。なお、ダウンカウント処理は有効画素領域以外の周辺画素領域の画素読み出し動作時に実行するような構成とする。
図5に第2の実施形態に係る固体撮像装置100の1フレーム動作を示す。
図5は第kフレームにおける読み出し動作を示す図であり、この例では、1行目から4行目までが無信号レベルを検出するためだけに用いられる周辺画素領域、5行目以降が映像データとしてのデジタル信号を出力するための有効画素領域であるとして説明する。
1行目から4行目読み出し時は、図5の周辺画素データ取得期間に示されるようにダウンカウント処理とアップカウント処理との両方を行う動作とともに、各行のダウンカウント値の平均値をラッチ24に保持する。
具体的には、4行分のダウンカウント積算値を2ビットシフトすることでダウンカウント平均値を得る。このように、ダウンカウント処理を複数回実施すれば、デジタルCDSのためのダウンカウント値の精度向上につながる。
5行目以降の読み出し時は、図5の有効画素データ取得期間に示されるように、ラッチ24のラッチデータを初期値としてアップカウント処理だけを行うことでデジタルCDSを実施する。これにより、AD変換期間を短縮することが可能で、高フレームレート化および省電力化を実現させることが可能となる。
なお、図5ではダウンカウント処理を1行目から4行目まで行う場合について説明したが、任意に選択されるn行(nは2以上の整数)においてダウンカウント処理を行い、n行分のダウンカウント値の平均値をラッチ24に保持する構成としてもよい。さらに、ダウンカウント処理を行うn行は隣接している必要はなく、離れた複数の行でダウンカウント処理を行う構成としても同様の効果を得ることが可能である。また、ダウンカウント値の平均値を求める方法は上記に限定されず、n行分のダウンカウント値の平均値を求められればよく、種々の変更が可能である。
(第3の実施形態)
図6は、本発明の第3の実施形態に係る固体撮像装置200の概略構成図であり、以下に第1の実施形態、および第2の実施形態に係る固体撮像装置100との違いを説明する。
固体撮像装置200は、図1に示される固体撮像装置100と比較して、垂直走査回路60および複数の行制御線18が明示されている点、およびタイミング制御部40から垂直走査回路60へダウンカウント処理を実施すべき期間を示す制御信号CN4が供給される点が異なる。行制御線18は、複数の制御線から構成される。
実施形態2では、周辺画素読み出し動作時にダウンカウント処理を実施する構成について説明をおこなった。しかしながら、通常、周辺画素領域は有効画素領域の周辺に配置されているため、周辺画素読み出し動作時にダウンカウント処理を行う構成は、ダウンカウント処理を実施できる行が、画素アレイ10の物理領域で上側または下側の各行に制限される。それに対し、本実施形態では、画素アレイ10の中央行付近においてもダウンカウント処理を実施することが特徴である。
図7(a)は、画素回路11の構成例を示す回路図である。
図7(b)、図7(c)は、画素回路11の動作を示す駆動タイミングチャートである。
図7(a)より、画素回路11は光電変換素子13と、光電変換素子13からの電荷をフローティングディフュージョン部(以下、「FD部」と称する)に転送する転送スイッチ素子14と、FD部の電位を出力する出力素子16と、FD部の電位をリセットするリセット素子15とで構成される。光電変換素子13に光が入力されるとそれに応じた電荷が発生する。転送スイッチ素子14は、転送制御信号TRに応じてFD部に光電変換素子13で発生した電荷の転送を行う。
また、出力素子16は、FD部の電荷に応じた電位を垂直信号線19に出力し、リセット素子15は、リセット信号RSTに応じてFD部をリセット状態とする。なお、転送制御信号TRおよびリセット信号RSTは垂直走査回路60から行制御線18を構成する別々の制御線を介して画素回路11に入力される。また、垂直走査回路60は、タイミング制御部40からの制御信号CN4に応じて制御される。
また、図7(b)に示すように、通常、画素の読み出し動作は、まずリセット信号RSTにより画素回路11をリセット状態とした後、転送制御信号TRにより光電変換素子13で発生した電荷に応じた信号を出力する。
しかし、本発明のポイントであるデジタルCDSのためのダウンカウント処理を周辺画素領域ではなく、有効画素領域で実施したい場合、通常の画素読み出し動作を実施する必要がない。
この場合、図7(c)に示すように、転送制御信号TRは動作させずに光電変換素子13からFD部への電荷転送は行わない状態で、リセット信号RSTにより画素回路11をリセット状態とする駆動を実施する(以下、「ダミー駆動」と称する)。ダミー駆動は、タイミング制御部40からの制御信号CN4に応じて、垂直走査回路60において任意に定められる行Vxの画素回路11に対して実施される。
次に、図8に本実施形態に係る固体撮像装置200の1フレーム動作を示す。
図8より、第kフレーム読み出し動作開始時にタイミング制御部40からの制御信号CN4に応じて、垂直走査回路60は画素アレイ10の中央付近に定められた行Vxに対してダミー駆動を行いダウンカウント処理のみを行う。ダウンカウント値はラッチ24に保持される。その後、1行目からの順次読み出し動作は、ラッチ24のラッチデータをカウント初期値としてアップカウント処理のみを行うことでデジタルCDSを実施する。
なお、デジタルCDSのためのダウンカウント処理を行う行Vxを画素アレイ10の中央付近に定めることは必須ではない。周辺画素領域と有効画素領域に関係なく、画素アレイ10の任意に選択される行でダウンカウント処理を実施したい場合は、画素アレイ10のどの行においても画素回路11をダミー駆動することでダウンカウント処理を実施できる。
このように駆動すれば、ダウンカウント処理実施後は、各行の読み出し動作はアップカウント処理のみでよく、AD変換期間を短縮することが可能となり、高フレームレート化および省電力化が実現可能となる。
なお、本実施形態では、ダウンカウント処理を有効画素領域の中央付近の1行に対して行う例を説明したが、有効画素領域の任意に選ばれるn行(nは2以上の整数)で実施してもよい。この場合、n行分のダウンカウント値の平均値をラッチ24で保持する。
ダウンカウント処理を、例えば有効画素領域の中央行付近と上側付近と下側付近のn行で実施すれば、画素アレイ10の面内依存性を考慮したダウンカウント値を求めることが可能となり、より高精度にデジタルCDSを実施することが可能となる。その他、本発明の趣旨を変えずして種々の変更が可能であり、そのような構成は本発明に含まれる。
(従来技術との比較)
以下、本発明の実施形態の固体撮像装置およびその駆動方法の有効性について、従来技術の駆動方法との比較により説明する。
図11は、従来技術に係る固体撮像装置の1フレーム動作を説明する図である。
その動作においては、従来技術の項で説明したように、第kフレームにおいて、1行目読み出しからn行目読み出しまで、各行の画素データ読み出しには、画素のリセット成分を読み出すためのダウンカウント期間と、画素の信号成分を読み出すためのアップカウント期間が必要となる。
このように、従来の駆動方法では、各行の画素データの読み出し期間、つまりAD変換期間は、ダウンカウント期間とアップカウント期間とで構成され、上記AD変換期間を各行で実行することで1フレームの映像データを出力している。
したがって、図11に示された従来の動作を行うと、フレームレートは、1フレームを構成する全ての行のAD変換期間に含まれるダウンカウント期間とアップカウント期間とで制約される。
さらに、AD変換のビット数が大きいほど、ダウンカウントに必要なビット数も大きく設定する必要があり、ビット数に応じてダウンカウント期間が長くなるため、ますます高フレームレート化が困難になる。
これに対し、本発明の固体撮像装置およびその駆動方法によれば、アップカウント期間が全ての行に必要な点は従来と同様であるが、ダウンカウント期間は1フレームを構成する一部の行(例えばただ1行)にあれば足りる。
そのため、1フレームにおいて必要なAD変換期間が短縮される結果、高フレームレート化および省電力化を実現させることが可能な固体撮像装置およびその駆動方法が実現される。
本発明の固体撮像装置およびその駆動方法は、各種のスチルカメラ、ビデオカメラなどに利用できる。とりわけ、高フレームレートを低消費電力で実現する特徴から、携帯情報端末や可搬型の小型カメラなどへの応用に適している。
10 画素アレイ
11 画素回路
19 垂直信号線
20 カラムAD変換回路
21 比較器
22 カウンタ
23 メモリ
24 ラッチ
25 出力信号線
30 出力回路
40 タイミング制御部
50 参照信号生成部
100、200 固体撮像装置

Claims (7)

  1. 行列状に配置され、各々が受光量に応じたアナログ信号を出力可能な複数の画素回路と、
    時間変動する参照信号を出力する参照信号生成回路と、
    前記行列の各列に設けられ、対応列に配置された各画素回路から出力されたアナログ信号を、前記アナログ信号と前記参照信号との比較に基づいてデジタル信号に変換するカラムAD変換回路と
    を備え、
    前記カラムAD変換回路は、
    前記画素回路から出力された前記アナログ信号と前記参照信号とを比較する比較器と、
    初期値をプリセットされ、前記比較器が所定の比較結果を示すまで、所定のクロックをダウンカウントおよびアップカウントするカウンタと、
    前記カウンタの値を保持するラッチと
    を有し、
    前記カラムAD変換回路は、
    特定の初期値を前記カウンタにプリセットした後、未受光の画素回路から出力されたアナログ信号であるリセット成分と前記参照信号とを前記比較器で比較しながら、前記クロックを前記カウンタでダウンカウントするダウンカウント処理を行い、当該ダウンカウント処理後の前記カウンタの値を前記ラッチに保持し、
    前記ラッチに保持されている値を前記カウンタにプリセットした後、受光後の画素回路から出力されたアナログ信号である信号成分と前記参照信号とを前記比較器で比較しながら、前記クロックを前記カウンタでアップカウントするアップカウント処理を行い、当該アップカウント処理後の前記カウンタの値を前記デジタル信号として出力する
    ことを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記カラムAD変換回路は、
    前記ダウンカウント処理を、n行(nは2以上の整数)の画素回路から出力されたリセット成分に対して行い、各ダウンカウント処理後の前記カウンタの値の平均値を前記ラッチに保持する
    ことを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記カラムAD変換回路は、前記ダウンカウント処理を垂直ブランキング期間において行う
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の固体撮像装置。
  4. 前記各画素回路は、光電変換素子と、前記光電変換素子からの電荷をフローティングディフュージョン部に転送する転送スイッチ素子と、前記フローティングディフュージョン部の電圧に応じた前記アナログ信号を出力する出力素子と、前記フローティングディフュージョン部を所定の電圧に接続するリセットスイッチ素子とを有し、
    前記各画素回路は、前記転送スイッチ素子が遮断され、前記リセットスイッチ素子が導通された状態で、前記アナログ信号を前記リセット成分として出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  5. 前記カラムAD変換回路は、
    デジタル信号を出力するための有効画素領域に配置されている1つ以上の画素回路から出力されたリセット成分に対して前記ダウンカウント処理を行った後、
    前記有効画素領域に配置されている各画素回路から出力された信号成分に対して前記アップカウント処理だけを行い、各アップカウント処理後の前記カウンタの値を前記デジタル信号として出力する
    ことを特徴とする請求項4に記載の固体撮像装置。
  6. 前記カラムAD変換回路は、前記有効画素領域内のn行(nは1以上の整数)に配置されている画素回路から出力されたリセット成分のそれぞれに対して前記ダウンカウント処理を行い、各ダウンカウント処理後の前記カウンタの値の平均値を前記ラッチに保持する
    ことを特徴とする請求項5に記載の固体撮像装置。
  7. 行列状に配置され、各々が受光量に応じたアナログ信号を出力可能な複数の画素回路と、時間変動する参照信号を出力する参照信号生成回路と、前記行列の各列に設けられ、各々が比較器と、カウンタと、ラッチとを有し、対応列の各画素回路から出力されたアナログ信号を、前記アナログ信号と前記参照信号との比較に基づいてデジタル信号に変換するカラムAD変換回路とを備えた固体撮像装置の駆動方法であって、
    特定の初期値を前記カウンタにプリセットするステップと、
    前記初期値のプリセット後、未受光の画素回路から出力されたアナログ信号であるリセット成分と前記参照信号とを前記比較器で比較しながら、前記比較器が所定の比較結果を示すまで、所定のクロックを前記カウンタでダウンカウントするステップと、
    ダウンカウント後の前記カウンタの値を前記ラッチに保持するステップと、
    前記ラッチに保持されている値を前記カウンタにプリセットするステップと、
    前記ラッチに保持されている前記値のプリセット後、受光後の画素回路から出力されたアナログ信号である信号成分と前記参照信号とを前記比較器で比較しながら、前記クロックを前記カウンタでアップカウントするステップと、
    アップカウント後の前記カウンタの値を前記デジタル信号として出力するステップと
    を含む駆動方法。
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