JP2020028124A - Ad変換器、および固体撮像素子 - Google Patents

Ad変換器、および固体撮像素子 Download PDF

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Abstract

【課題】符号用のビットを用いることなくAD変換し、画素信号線の電位に基づくアナログゲインに応じた、異常判定精度およびフレームレートの最適化を図る。【解決手段】カウンタ装置は、第2のカウント期間におけるカウント処理停止後のカウント値を全ビット保持し、第1のカウント期間におけるカウント処理の初期値を負の値に設定し、第1のカウント期間における、カウント処理停止後のカウント値を、第2のカウント期間における、カウント処理開始前に全ビット反転させ、負の値が可変である。【選択図】図12

Description

本発明はAD変換器、および固体撮像素子に関する。
画素リセット電位に対応した第1のカウント処理、および画素シグナル電位に対応した第2のカウント処理をし、第1のカウント処理結果、および第2のカウント処理を減算処理してAD変換することが従来技術として知られている(例えば特許文献1)。
図16に示すように、第1のカウント処理の初期値をゼロに設定し、ダウンカウントによる第1のカウント処理、およびアップカウントによる第2のカウント処理をするカウンタ(以下、「アップダウンカウンタ」ともよぶ)を用いる場合、または、アップカウントによる第1のカウント処理、およびアップカウントによる第2のカウント処理をするカウンタ(以下、「アップアップカウンタ」ともよぶ)を用いる場合が多い。
特開2011−234326号公報(2011年11月17日公開)
図16に示すように、アップダウンカウンタを用いる場合も、アップアップカウンタを用いる場合も、出力値が、負の値をとり得る。このため、第1のカウント処理の初期値をゼロに設定したAD変換において、例えばNビットの精度のAD変換をする場合には、符号用の1ビットを追加した、N+1ビットのカウンタが必要である。したがって、回路規模が拡大すること、消費電力が増加することが懸念される。
本発明の一態様は、符号用のビットを用いることなくAD変換することを目的とする。
(1)本発明の一実施形態は、画素信号線の電位を、第1のカウント期間と、当該第1のカウント期間に引き続く第2のカウント期間とによりデジタル信号に変換するAD変換器において、上記画素信号線の電位と、時間とともに変化するランプ波形の電位である参照電位とを比較する比較器と、上記比較器の出力の変化をトリガーとしてカウント処理を停止するカウンタ装置とを備えており、上記カウンタ装置は、上記第2のカウント期間におけるカウント処理停止後のカウント値を全ビット保持し、上記第1のカウント期間におけるカウント処理の初期値を負の値に設定し、上記第1のカウント期間における、カウント処理停止後のカウント値を、上記第2のカウント期間における、カウント処理開始前に全ビット反転させ、上記負の値が可変である、AD変換器。
(2)また、本発明のある実施形態は、上記(1)の構成に加え、上記カウンタ装置は、上記第1のカウント期間における、カウント処理停止後の上記カウンタ装置のカウント値の最上位ビットを保持する、AD変換器。
(3)また、本発明のある実施形態は、上記(1)の構成に加え、上記カウンタ装置は、上記第1のカウント期間において、カウント値が第1の所定値になるまでカウント処理し、上記第2のカウント期間において、カウント値が第2の所定値になるまでカウント処理する、AD変換器。
(4)また、本発明のある実施形態は、上記(1)の構成に加え、上記カウンタ装置は、複合(OR−NAND)ゲート、TFF、ラッチ回路、およびラッチバッファを有しており、上記複合(OR−NAND)ゲートの出力端は、上記TFFの入力端に接続されており、上記TFFの出力端は、上記ラッチ回路の入力端に接続されており、上記ラッチ回路の出力端は、上記ラッチバッファの入力端に接続されている、AD変換器。
(5)また、本発明のある実施形態は、上記(1)の構成に加え、上記第1のカウント期間における上記カウンタ装置の初期値は、上記カウンタ装置がNビットの場合、−2N−1以上である、AD変換器。
(6)また、本発明のある実施形態は、上記(1)の構成に加え、上記第1のカウント期間における上記カウンタ装置の初期値が−Diの場合、上記第1のカウント期間は、1クロックを単位としてDi+1以上であり、上記Diは自然数である、AD変換器。
(7)また、本発明のある実施形態は、上記(1)の構成に加え、上記カウンタ装置は、上記参照電位の変化をトリガーとしてカウント処理を開始する、AD変換器。
(8)また、本発明のある実施形態は、上記(1)の構成に加え、上記カウンタ装置は、リップルカウンタで構成される、AD変換器。
(9)また、本発明のある実施形態は、上記(1)の構成に加え、上記カウンタ装置は、上位ビットがリップルカウンタで構成され、下位ビットがグレイコードカウンタで構成される、AD変換器。
(10)また、本発明のある実施形態は、上記(1)の構成に加え、光電変換する複数の画素が配列された画素部と、上記ランプ波形を生成するランプ生成器と、上記比較器のオートゼロ期間において、上記画素信号線の電位が所定以下にならないように保つクランプ部とを備え、上記比較器は、所定単位の画素毎に、上記画素信号線の電位を読み出す、固体撮像素子。
(11)また、本発明のある実施形態は、上記(10)の構成に加え、上記クランプ部のクランプ電位は、上記第1のカウント期間における画素信号線の電位より高く、上記画素部の電源電圧より低い、固体撮像素子。
(12)また、本発明のある実施形態は、上記(10)の構成に加え、上記クランプ部のクランプ電位は、上記ランプ波形の傾きに応じて変化する、固体撮像素子。
(13)また、本発明のある実施形態は、上記(10)の構成に加え、上記クランプ部のクランプ電位は、当該クランプ電位と上記第1のカウント期間における画素の電位との電位差が、上記ランプ波形の傾きに比例するように変化する、固体撮像素子。
本発明の一態様によれば、符号用のビットを用いることなくAD変換することができる、という効果を奏する。また、本発明の一態様によれば、符号用のビットを用いないので、回路規模の縮小、および消費電力の減少を実現することができる、という効果を奏する。
さらに、本発明の一態様によれば、画素信号線の電位に基づくアナログゲインに応じた、異常判定精度およびフレームレートの最適化が可能である。
本発明の実施形態1に係る固体撮像素子の構成を示すブロック図である。 画素構成の一例として一般的な4トランジスタ構成を示す図である。 クランプ電位の制御例を示す図である。 本発明の実施形態1に係る固体撮像素子のカウンタ装置の構成例を示す図である。 上記カウンタ装置の1ビットカウンタ(4段ラッチ型)の構成例を示す図である。 上記カウンタ装置の1ビットカウンタ(2段ラッチ型)の構成例を示す図である。 上記カウンタ装置のTFFの構成例を示す図である。 (a)〜(h)のそれぞれは、第1のカウント期間におけるカウント処理の初期値の書き込みに係る、各信号の時間変化例を示すタイミングチャートである。 (a)および(b)のそれぞれは、上記カウンタ装置の具体的な動作例を示すタイミングチャートである。 通常時の上記カウンタ装置の駆動例である。 異常時の上記カウンタ装置の駆動例である。 通常時の上記カウンタ装置の別の駆動例である。 アナログゲインが高い場合および低い場合のそれぞれにおける、リセットAD変換期間終了時点におけるカウント値と、当該カウント値を取る頻度との関係の一例を示すグラフである。 本発明の実施形態2に係る固体撮像素子の構成を示すブロック図である。 図14に示す固体撮像素子の動作例を示すタイミングチャートである。 従来のカウンタ装置の駆動例である。
本発明を実施するための形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、先に説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない場合がある。
〔実施形態1〕
図1は、本実施形態に係る固体撮像素子1の構成例を示すブロック図である。固体撮像素子1は、画素部10、垂直走査回路20、水平走査回路30、クランプ部40、およびAD変換部50を備えている。
画素部10は、光電変換する複数の画素12が行列配置されている。同じ画素行方向に並んだ画素12は同じ配線22に接続され、垂直走査回路20に接続され制御される。同じ画素列方向に並んだ画素12は、同じ画素信号線32に接続される。画素12は、入射光をアナログ信号に光電変換する。アナログ信号は、画素信号線32によりAD変換部50へ転送される。AD変換部50は、列毎に、アナログ信号をAD変換する。水平走査回路30は、AD変換され、カウンタ装置56に保持された値を順次選択して読み出す。また、水平走査回路30は、読み出し結果を、第1センサアンプ601、第2センサアンプ602に出力する。なお、画素12は、3トランジスタ構成、4トランジスタ構成、グローバルシャッタ画素構成等の一般的な構成をとり得る。
画素のとり得る構成の一例として、図2を参照して4トランジスタ構成について説明する。画素12aは、4つのトランジスタで構成されるCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor:相補型金属酸化膜半導体)イメージセンサの単位画素である。
この画素12aは、光電変換素子として例えばフォトダイオード200を有している。
画素12aは、1個のフォトダイオード200に対して、転送素子としての転送トランジスタ201、リセット素子としてのリセットトランジスタ202、増幅トランジスタ203、および選択トランジスタ204の4トランジスタを能動素子として有する。
フォトダイオード200は、入射光をその光量に応じた量の電荷(ここでは電子)に光電変換する。
転送トランジスタ201は、フォトダイオード200と出力ノードとしてのフローティングディフュージョンFDとの間に接続されている。
転送トランジスタ201は、転送制御線LTxを通じてそのゲート(転送ゲート)に駆動信号TXが与えられることで、光電変換素子であるフォトダイオード200で光電変換された電子をフローティングディフュージョンFDに転送する。
リセットトランジスタ202は、電源ラインPVDDとフローティングディフュージョンFDとの間に接続されている。
リセットトランジスタ202は、リセット制御線LRSTを通してそのゲートにリセットRSTが与えられることで、フローティングディフュージョンFDの電位を電源ラインPVDDの電位にリセットする。
フローティングディフュージョンFDには、増幅トランジスタ203のゲートが接続されている。増幅トランジスタ203は、選択トランジスタ204を介して画素信号線205に接続され、画素部外の定電流源とソースフォロアを構成している。
そして、選択制御線LSELを通して制御信号(アドレス信号またはセレクト信号)SELが選択トランジスタ204のゲートに与えられ、選択トランジスタ204がオンする。
選択トランジスタ204がオンすると、増幅トランジスタ203はフローティングディフュージョンFDの電位を増幅してその電位に応じた電圧を画素信号線205に出力する。画素信号線205を通じて、各画素から出力された電圧は、画素信号読み出し部としてのカラムADCに出力される。
これらの動作は、例えば転送トランジスタ201、リセットトランジスタ202、および選択トランジスタ204の各ゲートが行単位で接続されていることから、1行分の各画素について同時並列的に行われる。
画素12aに配線されているリセット制御線LRST、転送制御線LTx、および選択制御線LSELが一組として画素配列の各行単位で配線されている。
これらのリセット制御線LRST、転送制御線LTx、および選択制御線LSELは、画素駆動部としての垂直走査回路により駆動される。
クランプ部40は、比較器54のオートゼロ期間において、画素信号線32の電位が所定以下にならないようクランプする。比較器54のオートゼロ期間とは、比較器54の入出力をショートして、比較器54のオフセットをキャンセルする期間である。比較器54のオートゼロ期間の間、画素信号線をクランプすることにより、第1のAD変換期間(後述する)における、強烈光の受光により画素信号線32の電位が低下することを防ぐことができる。
クランプ部40は、クランプ電圧生成器42、および画素列毎に設けられたスイッチ部44を含んでいる。スイッチ部44は、比較器54のオートゼロ期間、もしくは比較器54のオートゼロ期間の前後を含む期間において、クランプ電圧生成器42を画素信号線32に接続させ、それ以外の期間において、クランプ電圧生成器42を画素信号線32に接続させないよう動作する。クランプ電圧生成器42は、クランプ部40のクランプ電位を、画素リセット電位より高く、画素部10の電源電圧より低くなるように生成する。図3に示すように、ランプ波形の参照電位を高い電位から低い電位へ変化させているためである。ここで、画素リセット電位とは、後述する第1のAD変換期間においてAD変換される電位を指す。
また、クランプ電位は、AD変換における基準電位の役割をする。第1のAD変換期間、第2のAD変換期間のそれぞれにおいて、画素信号線32の電位とクランプ電位との電位差がAD変換される。このため、第1のAD変換期間のカウント結果にも、第2のAD変換期間のカウント結果にも、オフセット値が含まれている。
また、図3に示すように、クランプ電圧生成器42は、クランプ部40のクランプ電位を、ランプ波形の傾きに応じて変化させる。クランプ電位を変化させず、ランプ信号の傾きが小さくなる場合、同じクランプ電位と画素信号の電位差をAD変換すると、比較器が判定する時間が長くなるので、カウント結果のオフセット値が増加する。このため、ランプ信号の傾きに応じてクランプ電位を調整する。これにより、カウント結果のオフセット値を一定にすることができる。そして、カウント結果のオフセット値が増加し過ぎて、強烈光の受光があったか否かの判定を誤ることを防ぐことができる。クランプ電圧生成器42は、クランプ部40のクランプ電位を、当該クランプ電位と画素リセット電位との電位差が、ランプ波形の傾きに比例するように変化させる。カウント結果のオフセット値はクランプ電位と関係しているので、画素リセット電位とクランプ電位との電位差に応じてカウント結果のオフセット値を増減させることができる。
AD変換部50は、画素信号線32の電位を、第1のカウント期間と、当該第1のカウント期間に引き続く第2のカウント期間とによりデジタル信号に変換する。AD変換部50は、ランプ生成器52、ならびに画素列毎に比較器54、カウンタ装置56を含んでいる。
ランプ生成器52は、時間とともに変化するランプ波形を生成する。比較器54は、画素信号線32の電位と、ランプ波形の参照電位とを比較する。
カウンタ装置56は、参照電位の変化をトリガーとしてカウント処理を開始する。なお、参照電位の変化開始前、もしくは開始後にカウント処理を開始してもよい。また、カウンタ装置56は、比較器54の出力の変化をトリガーとしてカウント処理を停止する。具体的には、後述するクロック信号CKが変化しないように制御することで、カウンタ装置56のカウント処理は停止する。
また、カウンタ装置56は、第1のカウント期間において、カウント値が第1の所定値になるまでカウント処理でき、さらに第2のカウント期間において、カウント値が第2の所定値になるまでカウント処理をすることができる。
つまり、カウンタ装置56は、第1の所定値までカウントすることができ、第1の所定値を超えるカウントができない。同様に、カウンタ装置56は、第2の所定値までカウントすることができ、第2の所定値を超えるカウントができない。したがって、第1の所定値となっても比較器54の出力変化がない場合は、カウンタ装置56のカウント処理は停止する。同様に、第2の所定値となっても比較器54の出力変化がない場合は、カウンタ装置56のカウント処理は停止する。これにより、異常が発生して、比較器54の出力がない場合も、カウンタ装置56はカウント処理を停止することができる。第1の所定値は、後述する第1のAD変換期間の最大値(Drmax)にすることができる。第2の所定値は、第2のAD変換期間の最大値(Dsmax)にすることができる。
第1のカウント期間における、カウンタ装置56のカウント処理の開始から停止までの期間を第1のAD変換期間とよぶ。また、第2のカウント期間における、カウンタ装置56のカウント処理の開始から停止までの期間を第2のAD変換期間とよぶ。
さらに、カウンタ装置56は、第1のカウント期間における、カウント処理停止後のカウンタ装置56のカウント値の最上位ビットを保持する。画素列毎の当該保持の結果は、第1センサアンプ601に供給される。
また、カウンタ装置56は、第2のカウント期間におけるカウント処理停止後のカウント値を全ビット保持する。画素列毎の当該保持の結果は、第2センサアンプ602に供給される。
また、カウンタ装置56が、上位ビットカウンタを含むバイナリカウンタと下位ビットカウンタを含むグレイコードカウンタとで構成されるハイブリッドカウンタ構成である場合、カウンタ装置56は、カウンタ値をデコードする際にバイナリカウンタとグレイコードカウンタとの境界にてコード飛びが発生するのを検出して補正する機能を有している。バイナリカウンタは1回目と2回目のAD変換値の差分値を、グレイコードカウンタは1回目および2回目のAD変換値をそれぞれ出力して、バックエンドロジックで演算する。
図4は、カウンタ装置56の構成例を示す。
カウンタ装置56は、NANDゲート560、1ビットカウンタ(4段ラッチ型)561および56N、ならびに1ビットカウンタ(2段ラッチ型)562〜56(N−1)を備えている。なお、Nは自然数である。
NANDゲート560には、クロック信号CKと、比較器54の出力信号XCMPOとが入力される。
図5は、1ビットカウンタ(4段ラッチ型)561の構成例を示す。
1ビットカウンタ(4段ラッチ型)561は、複合(OR−NAND)ゲート5611、TFF(トグルフリップフロップ)5612、3つのラッチ回路5613〜5615、ならびに2つのラッチバッファ5616および5617を有している。複合ゲート5611の出力端は、TFF5612の入力端に接続されている。TFF5612の出力端は、ラッチ回路5613の入力端に接続されている。ラッチ回路5613の出力端は、ラッチ回路5614の入力端に接続されている。ラッチ回路5614の出力端は、ラッチ回路5615の入力端、およびラッチバッファ5616の入力端に接続されている。ラッチ回路5615の出力端は、ラッチバッファ5617の入力端に接続されている。
複合ゲート5611は、ORゲートおよびNANDゲートを含む。ORゲートには、クロック信号XCKと、信号HLDとが入力される。信号HLDは、TFF5612へのクロック入力を遮断する信号である。NANDゲートには、当該ORゲートの出力信号と、信号XINVとが入力される。信号XINVは、カウント値を反転させる信号である。
また、TFF5612にはさらに、信号INIT_G_P、信号INIT_G_N、信号INIT_VALUE_P、および信号INIT_VALUE_Nが入力される。
1ビットカウンタ(4段ラッチ型)56Nについても、1ビットカウンタ(4段ラッチ型)561と同様の構成である。
図6は、1ビットカウンタ(2段ラッチ型)562の構成例を示す。
1ビットカウンタ(2段ラッチ型)562は、複合(OR−NAND)ゲート5621、TFF5622、ラッチ回路5623、およびラッチバッファ5624を有している。複合ゲート5621の出力端は、TFF5622の入力端に接続されている。TFF5622の出力端は、ラッチ回路5623の入力端に接続されている。ラッチ回路5623の出力端は、ラッチバッファ5624の入力端に接続されている。
複合ゲート5621は、ORゲートおよびNANDゲートを含む。ORゲートには、クロック信号XCKと、信号HLDとが入力される。NANDゲートには、当該ORゲートの出力信号と、信号XINVとが入力される。
また、TFF5622にはさらに、信号INIT_G_P、信号INIT_G_N、信号INIT_VALUE_P、および信号INIT_VALUE_Nが入力される。
1ビットカウンタ(2段ラッチ型)563〜56(N−1)のそれぞれについても、1ビットカウンタ(2段ラッチ型)562と同様の構成である。
図7は、TFF5612の構成例を示す。
TFF5612は、トランジスタT1およびT2、インバータI1〜I5、ならびにアナログスイッチS1およびS2を有している。
トランジスタT1のドレインは、トランジスタT2のドレインと接続されている。トランジスタT1のドレインとトランジスタT2のドレインとの接続ノードは、インバータI1の入力端、およびインバータI2の出力端と接続されている。インバータI1の出力端およびインバータI2の入力端は、アナログスイッチS1の一端およびアナログスイッチS2の一端と接続されている。アナログスイッチS1の他端は、インバータI3の出力端およびインバータI4の入力端と接続されている。アナログスイッチS2の他端は、インバータI3の入力端およびインバータI4の出力端と接続されている。
トランジスタT1のゲートには、信号INIT_VALUE_Pが入力され、トランジスタT2のゲートには、信号INIT_VALUE_Nが入力される。また、複合ゲート5611の出力信号Tおよびその反転信号である信号XTは、インバータI1およびI4、ならびにアナログスイッチS1およびS2に入力される。アナログスイッチS1およびS2は、一方が開いているとき、他方が閉じるように構成されている。信号INIT_G_Pおよび信号INIT_G_Nは、インバータI2に入力される。アナログスイッチS1とインバータI3とインバータI4との接続ノードから、信号XQが出力される。
また、TFF5612は、信号Tを入力とし、信号XTを出力とするインバータI5を含んでいる。
TFF5622についても、TFF5612と同様の構成である。
図8の(a)〜(h)のそれぞれは、第1のカウント期間におけるカウント処理の初期値の書き込みに係る、各信号の時間変化例を示すタイミングチャートである。
図8の(a)〜(h)の各タイミングチャートにおいて、信号INIT_G_Pは、初期値の書き込み時にHighとなり、カウンタ装置56のカウント動作時にLowとなる。また、これらの各タイミングチャートにおいて、信号INIT_G_Nは、信号INIT_G_Pの反転信号である。
図8の(a)〜(h)の各タイミングチャートに示した「初期値書込」のタイミングにおいて、信号Tの立上りエッジにて、カウンタ装置56は、第1のカウント期間におけるカウント処理の初期値を負の値に設定する。カウンタ装置56においては、各ビット毎に信号XQがHighのケースとLowのケースとのそれぞれにおいて初期値の設定が可能であるため、Nビットで2の補数で表現可能な初期値を自由に設定することが可能である。なお、図8の(a)〜(h)の各タイミングチャートにおいて、(a)〜(d)は初期値として信号XQにLowを書込む場合の、(e)〜(h)は初期値として信号XQにHighを書込む場合の、それぞれクロック信号XCKが取り得る全条件に対する動作を示す。また図8の(a)〜(h)の各タイミングチャートにおいて、信号Tの立上りエッジにて初期値を書き込まれる前の信号XQの状態は、ひとつ前の単位読出し行のAD変換結果によって、HighもしくはLowのどちらの場合もあり得るが、初期値書込み前の信号XQの状態によらず、所望の初期値を書込むことが可能である。
なお、初期値書込として、信号XQをHighにする場合は、初期値書込期間中に信号INIT_VALUE_PをLow、INIT_VALUE_NをLowにするように制御する。信号XQをLowにする場合は、初期値書込期間中に信号INIT_VALUE_PをHigh、INIT_VALUE_NをHighにするように制御する。AD変換期間中のカウント処理時では、信号INIT_VALUE_PはHigh固定、信号INIT_VALUE_NはLow固定となるよう制御する。
図9の(a)および(b)のそれぞれは、カウンタ装置56の具体的な動作例である。図9の(a)および(b)のそれぞれには、初期値書込期間、リセットAD変換期間、ビット反転期間、およびシグナルAD変換期間の4つの期間を示しており、これら4つの期間を1組で単位読出し行あたりのAD変換期間としている。ここで単位読出し行あたりのAD変換期間とは、換言すれば、AD変換部50におけるAD変換周期の1周期である。また、初期値書込期間およびリセットAD変換期間が第1のカウント期間に該当し、ビット反転期間およびシグナルAD変換期間が第2のカウント期間に該当する。
(初期値書込期間)
まず、信号HLDにHighのパルスが生じる。また、ビット毎に、信号INIT_VALUE_P[n]にLowのパルスが生じる(図9の(a)参照)、もしくは、信号INIT_VALUE_N[n]にHighのパルスが生じる(図9の(b)参照)。引き続き、信号INIT_G_P・信号INIT_G_NにそれぞれHigh・Lowのパルスが生じる。引き続き、信号XINVにLowのパルスが生じる。
なお、信号INIT_VALUE_P[n]に生じるLowのパルスのパルス幅および信号INIT_VALUE_N[n]に生じるHighのパルスのパルス幅は、書き込み後の初期値の設定に応じて変化し得る。例えば、図8の(a)〜(h)および図9の(a)および(b)のいずれについても、これらのパルス幅の変化の一例に過ぎない。
(リセットAD変換期間)
クロック信号CKにHighのパルスが生じている間、信号XCMPOがHighである期間に応じて、カウント値が増加する。
(ビット反転期間)
まず、信号HLDにHighのパルスが生じる。引き続き、信号XINVにLowのパルスが生じる。ビット反転期間においては、リセットAD変換期間終了時点での(第1のカウント期間における、カウント処理停止後の)カウント値を、第2のカウント期間における、カウント処理開始前(シグナルAD変換期間に対応)に全ビット反転させる。ここで全ビット反転させるとは、換言すれば、1の補数に変換することである。
(シグナルAD変換期間)
クロック信号CKにHighのパルスが生じている間、信号XCMPOがHighである期間に応じて、カウント値が増加する。
図10は、本実施形態に係る固体撮像素子1の通常時の駆動例を示す図である。図10の(a)は、固体撮像素子1の制御例を示し、図10の(b)は、通常時の出力例を示す。
カウンタ装置56は、第1のカウント期間の初期値を、負の値(−Di)に設定する。そして、カウンタ装置56は、第1のAD変換期間において、画素リセット電位をAD変換する。
カウンタ装置56は、画素リセット電位に対応した第1のカウント処理を行い、比較器54の出力信号の変化をトリガーとして第1のカウント処理を停止する。ここで、カウンタ装置56は、第1のカウント期間のカウント処理の停止時の第1のカウント値(−Di+Dr)の最上位ビットを保持する。
カウンタ装置56は、第1のカウント値を全ビット反転した値(Di−Dr−1)を、第2のカウント期間の初期値とする。そして、カウンタ装置56は、第2のAD変換期間において、画素シグナル電位をAD変換する。カウンタ装置56は、画素シグナル電位に対応した第2のカウント処理を行い、比較器54の出力信号の変化をトリガーとして第2のカウント処理を停止する。ここで、カウンタ装置56は、第2のカウント値(Di−Dr−1+Ds)の全ビットを保持する。
第2のカウント値((Ds−Dr)+(Di−1))は、画素リセット電位と画素シグナル電位との差分と、反転した初期値とを加算した値である。
本実施形態においては、初期値を負の値とし、第1のカウント値を反転するので、通常時は、第2のカウント値が負の値を取り得ない。したがって、Nビットカウンタに対して符号用の1ビットを追加する必要がなく、回路規模縮小、および消費電流低減を実現することができる。
図11は、本実施形態に係る固体撮像素子1の異常時の駆動例を示す図である。図11の(a)は、固体撮像素子1の制御例を示し、図11の(b)は、異常時の出力例を示す。異常判定の一例としては、太陽光等の強烈光の入射に起因する異常を判定することが挙げられる。
ここで、第1のAD変換期間の最大値(Drmax)は、第1のカウント期間における初期値が−Di(Di:自然数)の場合、1クロックを単位としてDi+1以上とすることができる。
図11の(b)に示すように、異常時には、比較器54の出力が変化しないので、第1のAD変換期間の最大値(Drmax)となるまで、第1のカウント処理を行う。DrmaxはDi以上であるので、第1のカウント値は0以上である。このため、カウンタ装置56に保持される第1のカウント値の最上位ビットは0である(通常時は必ず負の値が保持される為、最上位ビットは1である。)。このように、カウンタ装置56に保持された値により、強烈光の受光等の異常が発生したか否かを判定することができる。すなわち、強烈光の受光等の異常の発生の検出が容易に実現できる。また、強烈光の受光等の異常の発生を検出するための回路や検出期間を追加する必要がなく、回路規模縮小、および低消費電力にも繋がる。
また、固体撮像素子1は、カウンタ装置56等の出力を受ける後段ロジック回路を搭載している。この後段ロジック回路は、強烈光判定のフラグとなるカウンタ装置56の出力を判定し、強烈光であると判定した場合は、カウンタ装置56の出力に関係なく該当画素の出力をフルコードに置き換える処理をする。また、後段ロジック回路は、強烈光であると判定しない場合は、カウンタ装置56の出力を置換せずそのまま出力する。
以上のように、カウンタ装置56に保持された値により画素リセット電位とシグナル電位の差分値を取得することができ、かつカウンタ装置56に保持された値により異常の発生を判定することができる。
ところで、図10および図11に示した固体撮像素子1の駆動において、初期値としての負の値が唯一の値に固定されている場合、画素信号線32の電位に基づくアナログゲインに応じた、異常判定精度およびフレームレートの最適化が不可能である。すなわち、当該アナログゲインが高い場合は、リセットAD変換期間終了時点におけるカウント値(上述した−Di+Dr)のバラつきが大きくなる傾向がある。当該カウント値が大きい方にバラついた場合においては、固体撮像素子1の正常時に、当該カウント値が正となって固体撮像素子1の異常時と誤判定されてしまう虞がある。当該カウント値が小さい方にバラついた場合においては、当該カウント値に対してリセットAD変換期間が長すぎ、上述した1フレームに対応するフレームレートが無駄に長くなってしまう虞がある。
これらの虞を解消するために、固体撮像素子1においては、初期値としての負の値が可変である。
図12は、本実施形態に係る固体撮像素子1の通常時の別の駆動例を示す図である。図12の(a)は、設定された初期値が、初期値の可変により得られる2種類の初期値のうち絶対値が小さい方(−Di(L))である場合を示しており、図12の(b)は、同絶対値が大きい方(−Di(H))である場合を示している。
図12の(a)によれば、図12の(b)に対して、リセットAD変換期間を短くすることができるため、上述した1フレームに対応するフレームレートを短くすることができる。一方、図12の(b)によれば、図12の(a)に対して、固体撮像素子1の正常時に、リセットAD変換期間終了時点におけるカウント値が正となって固体撮像素子1の異常時と誤判定されてしまう虞を低減することができる。
なお、上記アナログゲインが低い場合は、ゲイン自体が低いことに加え、上記アナログゲインが高い場合に比べて、リセットAD変換期間終了時点におけるカウント値のバラつきが小さくなる傾向がある。このため、初期値は(−Di(L))で十分である。
図13は、上記アナログゲインが高い場合および低い場合のそれぞれにおける、リセットAD変換期間終了時点におけるカウント値(横軸)と、当該カウント値を取る頻度(縦軸)との関係の一例を示すグラフである。図13から、上記アナログゲインが高い場合は、上記アナログゲインが低い場合に比べて、リセットAD変換期間終了時点におけるカウント値のバラつきが大きいことが分かる。
固体撮像素子1は、AD変換部50を備えている。このAD変換部50によれば、符号用のビットを用いることなくAD変換することができるので、回路規模の縮小、および消費電力の減少を実現することができる、という効果を奏する。さらに、固体撮像素子1のAD変換部50によれば、画素信号線32の電位に基づくアナログゲインに応じた、異常判定精度およびフレームレートの最適化が可能である。
〔実施形態2〕
図14は、本実施形態に係る固体撮像素子1aの構成を示すブロック図である。固体撮像素子1aの構成と、固体撮像素子1の構成との相違点は、下記のとおりである。すなわち、固体撮像素子1aは、カウンタ装置56を備えたAD変換部50の替わりに、カウンタ装置56aを備えたAD変換部50aを備えている。カウンタ装置56aは、下位ビットカウンタ71、下位ビットラッチ部72、上位ビットカウンタ73、および上位ビットラッチ部74を有している。下位ビットカウンタ71および下位ビットラッチ部72は、グレイコードカウンタによって構成することができる。上位ビットカウンタ73および上位ビットラッチ部74は、バイナリカウンタによって構成することができる。
下位ビットカウンタ71は、カウントデータを生成し、下位ビットラッチ部72に供給する。下位ビットラッチ部72は、比較器54の出力が反転する時点をトリガーとして、当該カウントデータのうち、下位ビットに対応したデジタルデータを下位ビットとしてラッチする。上位ビットカウンタ73は、上位ビットカウンタクロック(CNT信号;制御信号)の片方または両方のエッジをカウントし、かつ、比較器54の出力が反転したことをトリガーとして、上記上位ビットカウンタクロックのカウントを停止する。上位ビットラッチ部74は、上位ビットに対応したデジタルデータを上位ビットとしてラッチする。
図15は、固体撮像素子1aの動作例を示すタイミングチャートである。なお、図15中、BCO[3:0]は上位ビットカウンタ値(図15の例ではバイナリカウンタ)を示しており、GCO[3:0]は下位ビットカウンタ値(図15の例ではグレイコードカウンタ)を示している。また、図15中、BCO[0]〜BCO[3]は、上位ビットカウンタ73に表示されるビットのうち、最下位ビット〜同最下位から4番目のビットに相当し、GCO[0]〜GCO[3]は、下位ビットカウンタ71に表示されるビットのうち、最上位から4番目のビット〜同最上位ビットに相当する。
〔実施形態3〕
なお、AD変換部50は、上記第1のカウント期間におけるカウンタ装置56の初期値が、カウンタ装置56がNビットの場合、−2N−1以上であってもよい。これにより、異常の発生をより正確に検出することができる。AD変換部50aおよびカウンタ装置56aについても同様である。
カウンタ装置は、リップルカウンタで構成されてもよいし、上位ビットがリップルカウンタで構成され、下位ビットがグレイコードカウンタで構成されてもよい。
〔実施形態4〕
上記実施形態1においては、固体撮像素子1および1aのAD変換部50および50aに着目して説明を行った。しかしながら、固体撮像素子1および1aについても、本発明の範疇に含まれることは言うまでもない。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1、1a 固体撮像素子
50、50a AD変換部(AD変換器)
52 ランプ生成器
54 比較器
56、56a カウンタ装置

Claims (13)

  1. 画素信号線の電位を、第1のカウント期間と、当該第1のカウント期間に引き続く第2のカウント期間とによりデジタル信号に変換するAD変換器において、
    上記画素信号線の電位と、時間とともに変化するランプ波形の電位である参照電位とを比較する比較器と、
    上記比較器の出力の変化をトリガーとしてカウント処理を停止するカウンタ装置とを備えており、
    上記カウンタ装置は、
    上記第2のカウント期間におけるカウント処理停止後のカウント値を全ビット保持し、
    上記第1のカウント期間におけるカウント処理の初期値を負の値に設定し、
    上記第1のカウント期間における、カウント処理停止後のカウント値を、上記第2のカウント期間における、カウント処理開始前に全ビット反転させ、
    上記負の値が可変であることを特徴とするAD変換器。
  2. 上記カウンタ装置は、上記第1のカウント期間における、カウント処理停止後の上記カウンタ装置のカウント値の最上位ビットを保持することを特徴とする請求項1に記載のAD変換器。
  3. 上記カウンタ装置は、上記第1のカウント期間において、カウント値が第1の所定値になるまでカウント処理し、上記第2のカウント期間において、カウント値が第2の所定値になるまでカウント処理することを特徴とする請求項1に記載のAD変換器。
  4. 上記カウンタ装置は、複合(OR−NAND)ゲート、TFF、ラッチ回路、およびラッチバッファを有しており、
    上記複合(OR−NAND)ゲートの出力端は、上記TFFの入力端に接続されており、
    上記TFFの出力端は、上記ラッチ回路の入力端に接続されており、
    上記ラッチ回路の出力端は、上記ラッチバッファの入力端に接続されていることを特徴とする請求項1に記載のAD変換器。
  5. 上記第1のカウント期間における上記カウンタ装置の初期値は、上記カウンタ装置がNビットの場合、−2N−1以上であることを特徴とする請求項1に記載のAD変換器。
  6. 上記第1のカウント期間における上記カウンタ装置の初期値が−Diの場合、上記第1のカウント期間は、1クロックを単位としてDi+1以上であり、
    上記Diは自然数であることを特徴とする請求項1に記載のAD変換器。
  7. 上記カウンタ装置は、上記参照電位の変化をトリガーとしてカウント処理を開始することを特徴とする請求項1に記載のAD変換器。
  8. 上記カウンタ装置は、リップルカウンタで構成されることを特徴とする請求項1に記載のAD変換器。
  9. 上記カウンタ装置は、上位ビットがリップルカウンタで構成され、下位ビットがグレイコードカウンタで構成されることを特徴とする請求項1に記載のAD変換器。
  10. 請求項1に記載のAD変換器と、
    光電変換する複数の画素が配列された画素部と、
    上記ランプ波形を生成するランプ生成器と、
    上記比較器のオートゼロ期間において、上記画素信号線の電位が所定以下にならないように保つクランプ部とを備え、
    上記比較器は、所定単位の画素毎に、上記画素信号線の電位を読み出すことを特徴とする固体撮像素子。
  11. 上記クランプ部のクランプ電位は、上記第1のカウント期間における画素信号線の電位より高く、上記画素部の電源電圧より低いことを特徴とする請求項10に記載の固体撮像素子。
  12. 上記クランプ部のクランプ電位は、上記ランプ波形の傾きに応じて変化することを特徴とする請求項10に記載の固体撮像素子。
  13. 上記クランプ部のクランプ電位は、当該クランプ電位と上記第1のカウント期間における画素の電位との電位差が、上記ランプ波形の傾きに比例するように変化することを特徴とする請求項10に記載の固体撮像素子。
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