JP4882652B2 - 固体撮像装置、固体撮像装置の駆動方法および撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置、固体撮像装置の駆動方法および撮像装置 Download PDF

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Description

本発明は、固体撮像装置、固体撮像装置の駆動方法および撮像装置に関し、特に単位画素の行列状の配列に対して列ごとにアナログ−デジタル変換回路(以下、ADC(Analog-Digital Converter)と略す)を配置してなる列並列ADC搭載の固体撮像装置、当該固体撮像装置の駆動方法および当該固体撮像装置を用いた撮像装置に関する。
固体撮像装置、例えば、列並列ADC搭載のCMOSイメージセンサにおいて、単位画素から出力されるアナログ信号を参照電圧と比較し、その比較結果を基にデジタル信号に変換するADCにアップ/ダウンカウンタを用いることで、単位画素のリセット時に出力されるリセットレベルのオフセット値をキャンセルする動作を容易にした技術が報告されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−303648号公報
図11は、従来例に係る列並列ADC搭載のCMOSイメージセンサ100の構成を示すブロック図である。
図11において、単位画素101は、フォトダイオードおよび画素内アンプを有し、行列状に2次元配置されることによって画素アレイ部102を構成している。この画素アレイ部102のn行m列の画素配置に対して、行ごとに行制御線103(103−1〜103−n)が配線され、列ごとに列信号線104(104−1〜104−m)が配線されている。画素アレイ部102の行アドレスや行走査の制御は、行走査回路105により行制御線103−1〜103−nを介して行われる。
列信号線104−1〜104−mの各一端側には、これら列信号線104−1〜104−mごとにカラム処理回路106が配置されている。カラム処理回路106は、比較回路107、アップ/ダウンカウンタ108、転送スイッチ109およびメモリ回路110を有する構成となっている。
このカラム処理回路106において、比較回路107は、列信号線104−1〜104−mを介して得られる選択行の単位画素101の出力信号と、デジタル≡アナログ変換回路(以下、DAC(Digital-Analog Converter)と略す)111によって生成される参照電圧Vrefとの大小比較を行う。DAC111は、マスタークロックMCKに同期して動作するタイミング制御回路112から供給される制御信号CS1とクロックCKSとに基づいて参照電圧Vrefを生成する。
アップ/ダウンカウンタ108は、タイミング制御回路112から供給される制御信号CS2によって動作を制御され、クロックCKに同期してカウンタのアップカウントあるいはダウンカウントを実行し、比較回路107の出力Vcoの変化によりカウントを停止する。転送スイッチ109は、タイミング制御回路112から供給される制御信号CS3によってオン(閉)/オフ(開)制御され、アップ/ダウンカウンタ108のカウント値をメモリ回路110に転送する。メモリ回路110に保持されたカウント値は、列走査回路113による列走査によって順次水平出力線114に読み出され、撮像データとして得られる。
次に、上記構成の従来例に係るCMOSイメージセンサ100の動作を、図12のタイミングチャートを用いて説明する。
1回目の読み出し動作では、単位画素101のリセット成分ΔVが読み出される。このリセット成分ΔVには、単位画素101ごとにばらつく固定パターンノイズがオフセットとして含まれている。ただし、リセット成分ΔVのばらつきは一般に小さく、またリセットレベルは全画素共通であるため、列信号線104−1〜104−mの信号電圧Vxはおおよそ既知である。
したがって、1回目のリセット成分ΔVの読み出し時には、参照電圧Vrefを調整することにより、比較回路107での比較期間を短くすることが可能である。リセット成分ΔVの読み出しにおいては、アップ/ダウンカウンタ108はクロックCKに同期してダウンカウントを実行し、比較回路107の出力Vcoが変化するまでカウントを続ける。比較回路の出力Vcoが変化し、カウントが停止したときのカウント値がΔVとなる。
2回目の読み出しで単位画素101の信号成分Vsigを読み出すが、このとき、読み出された値には、信号成分Vsigに加えてばらつき成分ΔVが含まれる。2回目の読み出し時においては、アップ/ダウンカウンタ108はクロックCKに同期してアップカウントを実行し、比較回路107の出力Vcoが変化するまでカウントを続ける。
アップカウントしたカウント値は信号成分Vsigとばらつき成分ΔVとの和となるため、2回目の読み出し結果から1回目の読み出し結果を引いた値が信号成分Vsigとなる。すなわち、1回目読み出し前のカウンタ初期値からアップカウントされた値が信号成分Vsigとなる。これは、ばらつき成分をキャンセルする相間2重サンプル(CDS:Correlated Double Sample)の動作に相当する。
列並列ADC搭載のCMOSイメージセンサ100においては、AD変換の高解像度化が望まれる一方、入射光量が大きい単位画素ではショットノイズ起因のランダムノイズが支配的となり、高解像度なAD変換の必要性は低い。高解像度AD変換は、入射光量が小さく、単位画素101の出力振幅が小さい場合に特に要求されている。
上述した従来例に係る列並列ADC搭載のCMOSイメージセンサ100においては、AD変換の解像度を高精細にする場合に、アップ/ダウンカウンタ108のカウンタ動作に必要なクロック数が増加する。例えば、10bitのAD変換を実行する場合は210 クロック(=1024クロック)必要となり、さらに2bit加えて12bitのAD変換を実行する場合は212 クロック(=4096)必要になる。すなわち、必要なクロック数が解像度の指数オーダーとなり、高解像度AD変換とAD変換の高速化の両立が困難であった。
そこで、本発明は、高解像度AD変換を高速に実行することが可能な固体撮像装置、当該固体撮像装置の駆動方法および撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、光電変換素子を含む単位画素が行列状に2次元配置されるとともに、当該単位画素の行列状配置に対して列毎に列信号線が配線されてなる画素アレイ部と、前記画素アレイ部の各単位画素を行毎に選択制御する行走査手段とを備えた固体撮像装置において、前記アナログ信号の信号レベルに応じた大きさのオフセットを持つスロープ状の第1参照電圧と、当該第1参照電圧とスロープの傾きが異なるスロープ状の第2参照電圧とを生成する参照電圧生成手段を設け、前記アナログ信号を前記第1参照電圧比較するとともに、前記第2参照電圧と前記第1参照電圧とを比較し、これら比較結果に応じたカウント量でカウント動作を行って得られたカウント値をデジタル信号とするAD変換動作を行う構成を採っている。
上記構成の固体撮像装置において、スロープ状の参照電圧としてn個の第1参照電圧を用い、これらの第1参照電圧の中からアナログ信号の信号レベルに適した参照電圧を用いてレベル判定を行うことで、AD変換に要す時間を単一の参照電圧を用いる場合の1/nに短縮できる。特に、n個の第1参照電圧に加えて、これら第1参照電圧とスロープの傾きが異なる第2参照電圧を用いるとともに、第1,第2比較手段を有し、これら比較手段および計数手段の各動作によってAD変換動作を行うことで、n個の第1参照電圧のオフセット精度に依存せずに、高解像度AD変換を高速に実行できる。
本発明によれば、AD変換に要す時間を短縮できるとともに、n個の第1参照電圧のオフセット精度に依存せずに、高解像度AD変換を高速に実行できることで、高解像度AD変換を高速に実行することが可能になるために、高品質な画像を高フレームレートで取得することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る固体撮像装置、例えば列並列ADC搭載のCMOSイメージセンサの構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態に係るCMOSイメージセンサ10は、光電変換素子を含む単位画素11が行列状(マトリックス状)に多数2次元配置されてなる画素アレイ部12を有するとともに、その周辺の駆動系および信号処理系として、行走査回路13、参照電圧生成回路14、カラム処理回路15、列走査回路16、水平出力線17およびタイミング制御回路18を有する構成となっている。
このシステム構成において、タイミング制御回路18は、マスタークロックMCKに基づいて、行走査回路13、参照電圧生成回路14、カラム処理回路15および列走査回路16などの動作の基準となるクロック信号CKや制御信号CS1〜CS3などを生成し、行走査回路13、参照電圧生成回路14、カラム処理回路15および列走査回路16などに対して与える。
単位画素11としては、ここでは図示を省略するが、光電変換素子(例えば、フォトダイオード)に加えて、例えば、当該光電変換素子で光電変換して得られる電荷をFD(フローティングディフュージョン)部に転送する転送トランジスタと、当該FD部の電位を制御するリセットトランジスタと、FD部の電位に応じた信号を出力する増幅トランジスタとを有する3トランジスタ構成のものや、さらに画素選択を行うための選択トランジスタを別に有する4トランジスタ構成のものなどを用いることができる。
画素アレイ部12には、単位画素11のn行m列の配列に対して、画素行ごとに行制御線21(21−1〜21−n)が配線され、画素列ごとに列信号線22(22−1〜22−m)が配線されている。行制御線21−1〜21−nの各一端は、行走査回路13の各行に対応した各出力端に接続されている。行走査回路13は、シフトレジスタあるいはアドレスデコーダなどによって構成され、行制御線21−1〜21−nを介して画素アレイ部12の行アドレスや行走査の制御を行う。
参照電圧生成回路14は、時間が経過するにつれてレベルが階段状に変化するスロープ状(傾斜状)の波形の参照電圧Vrefを生成する手段として、例えばDAC(デジタル−アナログ変換回路)を用い、タイミング制御回路18から与えられる制御信号CS1による制御の下に、当該タイミング制御回路18から与えられるクロックCKに基づいて、異なる傾きのスロープを持つ複数系統、例えば2系統の参照電圧Vrefを生成するDAC141,142を有する構成となっている。なお、スロープ状の波形の参照電圧Vref1〜Vref5を生成する手段としてはDACに限られるものではない。
DAC141は、スロープの傾きが等しく、オフセットが異なる例えば下降するスロープの複数、例えば4つの参照電圧Vref1〜Vref4を生成する。一方、DAC142は、タイミング制御回路18から与えられる制御信号CS1による制御の下に、参照電圧Vref1〜Vref4とスロープの傾きが異なる、具体的には参照電圧Vref1〜Vref4よりもスロープの傾きが大きい例えば上昇するスロープの参照電圧Vref5を生成する。
カラム処理回路15は、例えば、画素アレイ部12の画素列ごと、即ち列信号線22−1〜22−mごとに設けられ、画素アレイ部12の各単位画素11から列ごとに出力される出力電圧(アナログ信号)Vxをデジタル信号に変換するAD変換(アナログ−デジタル変換)手段としての機能を持っている。画素アレイ部12の画素列ごとに設けられるカラム処理回路15の各々は全て同じ構成となっている。
なお、カラム処理回路15は、単位画素11全ての情報を読み出すプログレッシブ走査方式での通常フレームレートモードと、通常フレームレートモード時に比べて、単位画素11の露光時間を1/Nに設定してフレームレートをN倍、例えば2倍に上げる高速フレームレートモードとの各動作モードに対応したAD変換動作を選択的に行い得る構成となっている。
通常フレームレートモードと高速フレームレートモードのモード切り替えは、タイミング制御回路18から与えられる制御信号CS2,CS3による制御によって実行される。また、タイミング制御回路18に対しては、外部のシステムコントローラ(図示せず)から、通常フレームレートモードと高速フレームレートモードの各動作モードとを切り替えるための指示情報が与えられる。
(カラム処理回路)
ここで、カラム処理回路15の構成の詳細について具体的に説明する。
カラム処理回路15は、参照電圧選択回路31、比較回路32,33、計数手段であるアップ/ダウンカウンタ(図中、U/DCNT)34、転送スイッチ35およびメモリ回路36を有する構成となっている。
参照電圧選択回路31は、DAC141で生成された例えば4つの参照電圧Vref1〜Vref4を入力とし、比較回路32の比較出力Vco1に基づいて4つの参照電圧Vref1〜Vref4のうち、いずれか1つを選択して比較回路32にその比較基準電圧として与える。
比較回路32は、画素アレイ部12の各単位画素11から列信号線22−1〜22−mを通して与えられる出力電圧Vxと、参照電圧選択回路31で選択された参照電圧Vref1〜Vref4のいずれか1つとを比較し、例えば、下降するスロープ波形の参照電圧Vref1〜Vref4が出力電圧Vxを上回ったときに比較出力Vco1がアクティブ(“H”レベル)状態になり、参照電圧Vref1〜Vref4が出力電圧Vx以下のときに比較出力Vco1が非アクティブ(“L”レベル)状態になる。
比較回路33は、参照電圧選択回路31で選択された参照電圧Vref1〜Vref4のいずれか1つと、DAC142で生成された参照電圧Vref5とを比較し、下降するスロープ波形の参照電圧Vref1〜Vref4が、上昇するスロープ波形の参照電圧Vref5を上回ったときに比較出力Vco2がアクティブ状態になり、参照電圧Vref1〜Vref4が参照電圧Vref5以下のときに比較出力Vco2が非アクティブ状態になる。
アップ/ダウンカウンタ34は、タイミング制御回路18から与えられる制御信号CS2による制御の下に、タイミング制御回路18からDAC141,142と同時にクロックCKが与えられ、当該クロックCKに同期してダウン(DOWN)カウントまたはアップ(UP)カウントを行うとともに、比較回路32,33の各比較出力Vco1,Vco2の論理(“H”レベル/“L”レベル)に応じてカウント量を切り替える。このカウント量は、参照電圧Vref1〜Vref4と参照電圧Vref5とのスロープの傾きの比によって決まる。
このように、本発明では、カラム処理回路15に複数の比較回路、本例では2つの比較回路32,33を有するとともに、スロープの傾きが異なる複数系統の参照電圧、例えば参照電圧Vref1〜Vref4と参照電圧Vref5を同時に用いることを特徴としている。そして、比較回路32,33およびアップ/ダウンカウンタ34の各動作により、画素アレイ部12の各単位画素11の出力電圧(アナログ信号)Vxをデジタル信号に変換するAD変換が行われる。
(AD変換の原理)
ここで、本実施形態に係るAD変換の原理について、図2を用いて説明する。なお、図2では、参照電圧選択回路31で選択された参照電圧Vref1〜Vref4のいずれか1つを参照電圧Vrefaとし、DAC142で生成された参照電圧Vref5を参照電圧Vrefbとして示している。
先述したように、参照電圧Vrefaと参照電圧Vrefbとはスロープの傾きが異なる信号である。ここで、参照電圧Vrefaの傾きを−1としたときの参照電圧Vrefbの傾きをnとする。参照電圧Vrefaは、オフセット電圧Voaから−1の傾きで変化し、単位画素11の出力電圧Vxと比較回路32で大小判定される。この判定により、比較出力(比較結果)Vco1が得られる。一方、参照電圧Vrefbは、オフセット電圧Vobからnの傾きで変化し、もう一方の参照電圧Vrefaと比較回路33で大小判定される。この判定により、比較出力Vco2が得られる。
図2(A)の例では、先に比較回路32の比較出力Vco1が“H”レベルから“L”レベルに遷移し、続いて比較回路33の比較出力Vco2が“H”レベルから“L”レベルに遷移する場合を示している。オフセット電圧Vobを基準とした出力電圧Vxのレベルを得るには、期間1および期間2において参照電圧Vrefbの傾きから+nのカウント量を、期間2において参照電圧Vrefaの傾きから+1のカウント量を、期間内のクロック数だけカウントすることで得られる。ここで、期間1のクロック数をN、期間2のクロック数をMとした場合、オフセット電圧Vobを基準とした出力電圧VxのレベルであるVx−Vobは、nN+(n+1)Mとなる。
図2(B)の例では、先に比較回路33の比較出力Vco2が“H”レベルから“L”レベルに遷移し、続いて比較回路32の比較出力Vco1が“H”レベルから“L”レベルに遷移する。オフセット電圧Vobを基準とした出力電圧Vxのレベルを得るには、期間1において参照電圧Vrefbの傾きから+nのカウント量を、期間3において参照電圧Vrefaの傾きから−1のカウント量を、期間内のクロック数だけカウントすることで得られる。
すなわち、参照電圧Vrefaが出力電圧Vxと交差するよりも先に、参照電圧Vrefbが出力電圧Vxと交差するということは、カウントし過ぎでということになるため、−1のカウント量でカウントする訳である。ここで、期間1のクロック数をN、期間3のクロック数をMとした場合、オフセット電圧Vobを基準とした出力電圧VxのレベルであるVx−Vobは、nN−Mとなる。
アップ/ダウンカウンタ34のカウント量(+n/+(n+1)/−1)の切り替えについては、比較回路32の比較出力Vco1と比較回路33の比較出力Vco2との論理(“H”レベル/“L”レベル)状態に基づいて行われる。
具体的には、比較回路32,33の各比較出力Vco1,Vco2が共に“H”レベルの場合は期間1としてカウント量は+nとなる。比較回路33の比較出力Vco2のみが“H”レベルの場合は期間2としてカウント量は+(n+1)となる。比較回路32の比較出力Vco1のみが“H”レベルの場合は期間3としてカウント量は−1となる。比較回路32,33の各比較出力Vco1,Vco2が共に“L”レベルの場合は、カウント量は0である。
以下に、AD変換動作について具体的に説明する。まず、1回目の読み出しでばらつき成分ΔVを取得するときと、2回目の読み出しで信号成分Vsigとばらつき成分ΔVの和を取得するときとで、同一の参照電圧の組を用いた場合、即ち図2でいう参照電圧Vrefaと参照電圧Vrefbを両方の読み出しで用いた場合について考えてみる。
2回目の読み出し結果から、1回目の読み出し結果であるばらつき成分ΔVを引く、いわゆる相間2重サンプリング(CDS)を実行すると、参照電圧のオフセット電圧Voaやオフセット電圧Vob、比較回路32,33の遅延時間など、AD変換結果にばらつきとして影響する成分が同時にキャンセルされる。
この場合、従来技術での高速だが低解像度となる傾きの大きいスロープを用いた場合のAD変換に相当する高速な変換時間で、従来技術での低速だが高解像度となる傾きの小さいスロープを用いた場合のAD変換に相当する高い解像度を得ることができる。
次に、1回目の読み出しでばらつき成分ΔVを取得するときと、2回目の読み出しで信号成分Vsigとばらつき成分ΔVの和を取得するときとで、傾きの小さい参照電圧にオフセットをかけている場合を考える。すなわち、図2(C)に示すように、参照電圧Vrefaにオフセットをかけた参照電圧Vrefcを用いる場合である。
傾きの大きい参照電圧Vrefbのスロープ電圧範囲が、単位画素11の出力電圧Vxの出力範囲を満たすところでアップ/ダウンカウンタ34の動作が終了するため、入射光量が大きく単位画素の出力振幅が大きい場合は、傾きの小さい参照電圧Vrefaと出力電圧Vxとの比較結果Vco1が遷移しない。このような出力電圧Vxの場合は、参照電圧Vrefaにオフセットをかけて、図2(C)のようなオフセット電圧Vcoでスロープの傾きが参照電圧Vrefaと同じな参照電圧Vrefcに切り替える。カウント量の判定などは前述と同じである。
この場合、スロープの傾きの小さい参照電圧Vrefcのオフセット値は相間2重サンプリング(CDS)では除去されないが、スロープの傾きの大きい参照電圧Vrefbにより画素列ごとに検出されている。ここでの解像度は、従来技術での傾きの大きい参照電圧Vrefbを用いたAD変換に相当するが、前述の高解像度なAD変換と同じ制御で切り替えることができるため、列並列処理に適している。
まとめると、高解像度が特に要求される出力信号振幅が小さい場合、即ち入射光量の小さい画素に対しては、高速かつ高い解像度のAD変換が適用される。一方、入射光量が大きい画素に対しては、一般にショットノイズ起因のランダムノイズ成分が支配的となり相対的に低い解像度で十分であるため、解像度を落としたAD変換が適用される。さらに、カウント量の切り替えやアップ/ダウンカウンタ34の制御は列並列で実行することが可能である。
以上の原理説明では、参照電圧Vrefaを下降スロープ(傾きがマイナス)とし、参照電圧Vrefbを上昇スロープ(傾きがプラス)とした場合を例に挙げて説明したが、スロープの傾きの符号が逆、即ち参照電圧Vrefaが上昇スロープ、参照電圧Vrefbが下降スロープであってもよく、またスロープの傾きの符号が同じであってもよい。
ここで、参照電圧Vrefa,Vrefbのスロープの傾きを共にマイナスとした場合のAD変換の原理について、図3を用いて説明する。
ここでは、参照電圧Vrefaの傾きを−1としたときの参照電圧Vrefbの傾きを−nとする。参照電圧Vrefaは、オフセット電圧Voaから−1の傾きで変化し、単位画素11の出力電圧Vxと比較回路32で大小判定される。この判定により、比較出力Vco1が得られる。一方、参照電圧Vrefbは、オフセット電圧Vobから−nの傾きで変化し、もう一方の参照電圧Vrefaと比較回路33で大小判定される。この判定により、比較出力Vco2が得られる。
比較回路32,33の各比較出力Vco1,Vco2の論理状態で決まるアップ/ダウンカウンタ34のカウント量は、図2の動作における参照電圧Vrefbの傾きnが、傾き−nになっているだけであるために、図3に示すように、図2の傾きnを傾き−nに置き換えるだけで、図2の場合と同様にAD変換を実現できる。
ただし、参照電圧Vrefaと参照電圧Vrefbとが交差する必要があるために、参照電圧Vrefaと参照電圧Vrefbの傾きの符号が異なる場合と比べて、傾きの符号が同じ場合は、図3から明らかなように、参照電圧Vrefbが参照電圧Vrefaのオフセット電圧Voaよりも高い電圧から変化を開始する必要がある。これにより、参照電圧Vrefbの必要な入力範囲が広くなるために、傾きの符号が異なる方が好ましいと言える。
また、クロックCKの1クロック当たりの比較回路33の電圧解像度は、参照電圧Vrefaと参照電圧Vrefbとのスロープの傾きの符号が同じである場合の方が高い精度が要求される。例えば、参照電圧Vrefaと参照電圧Vrefbとの差分の傾きは、スロープの傾きの符号が同じ場合はn−1(1クロック当たりの電圧差が小さい)となり、スロープの傾きの符号が異なる場合はn+1(1クロック当たりの電圧差が大きい)となる。
なお、本例に係るカラム処理回路15では、計数手段として、単位画素11から順次出力される第1のアナログ信号であるばらつき成分ΔVと第2のアナログ信号である信号成分Vsigに関してダウンカウントとアップカウントとを行うことによって計数動作と共に減算処理を実行するアップ/ダウンカウンタ34を用いた例を示したが、アップ/ダウンカウンタ34に限られるものではなく、比較回路32,33での比較動作の開始から比較動作の終了までの比較時間を同期信号(クロックCK)に同期して計数動作を行うカウンタでもよい。
図1に説明を戻す。転送スイッチ35は、タイミング制御回路18から与えられる制御信号CS3による制御の下に、通常フレームレートモードでは、ある行の単位画素11についてのアップ/ダウンカウンタ34のカウント動作が完了した時点でオン(閉)状態となって当該アップ/ダウンカウンタ34のカウント結果をメモリ回路36に転送する。
一方、高速フレームレートでは、ある行の単位画素11についてのアップ/ダウンカウンタ34のカウント動作が完了した時点でオフ(開)状態のままであり、引き続き、次の行の単位画素11についてのアップ/ダウンカウンタ34のカウント動作が完了した時点でオン状態となって当該アップ/ダウンカウンタ34の例えば垂直2画素分についてのカウント結果をメモリ回路36に転送する。
このようにして、画素アレイ部12の各単位画素11から列信号線22−1〜22−mを経由して列ごとに供給される出力電圧(アナログ信号)Vxが、カラム処理回路15の各々における比較回路32,33およびアップ/ダウンカウンタ34の各動作により、デジタル信号に変換されてメモリ回路36に格納される。
列走査回路16は、シフトレジスタやアドレスデコーダなどによって構成され、カラム処理回路15の列アドレスや列走査の制御を行う。この列走査回路16による制御の下に、カラム処理回路15の各々でAD変換されたデジタル信号は順に水平出力線17に読み出され、当該水平出力線17を経由して撮像データとして出力される。
次に、上記構成のCMOSイメージセンサ10の動作について、図4のタイミングチャートを用いて説明する。ここでは、参照電圧Vref1〜Vref4のスロープの傾きを−1とし、参照電圧Vref5のスロープの傾きをnとする。
なお、単位画素11の具体的な動作については説明を省略するが、周知のように、単位画素11ではリセット動作と転送動作とが行われ、リセット動作では所定の電位にリセットされたときのFD部の電位が、単位画素11の出力のばらつき成分ΔVとして列信号線22−1〜22−mに出力され、転送動作では光電変換素子から光電変換による電荷が転送されたときのFD部の電位が信号成分Vsigとして列信号線22−1〜22−mに出力される。
1回目の読み出しでは、ばらつき成分ΔVを読み出す。このとき、参照電圧選択回路31は参照電圧Vref1〜Vref4のうちの参照電圧Vref1を選択する。これにより、比較回路32は、単位画素11の出力電圧Vxを参照電圧Vref1と比較し、比較出力Vco1を得る。同時に、比較回路33は、参照電圧Vref1と参照電圧Vref5とを比較し、比較出力Vco2を得る。
この例では、比較出力Vco1が先に“H”レベルから“L”レベルに遷移し、続いて比較出力Vco2が“H”レベルから“L”レベルに遷移するため、両方が“H”レベルの期間はカウント量をnとし、比較出力Vco2のみ“H”レベルの期間はカウント量をn+1として、クロックCKに同期してアップカウントする。1回目の読み出しの終了時点でのカウント値はVo−ΔVに相当する。ここで、Voは参照電圧Vref5の初期電圧である。
比較回路32によるレベル判定では、参照電圧Vref4、参照電圧Vref3、参照電圧Vref2の順で、それぞれの初期電圧と単位画素11の出力電圧Vxとを比較し、初期電圧が出力電圧Vxを最初に上回ったとき当該初期電圧の参照電圧を選択する。これにより、スロープの傾きの小さな参照電圧が出力電圧VxとAD変換期間内で交差する。図4の例では、参照電圧Vref3が選択されている。
2回目の読み出しでも1回目の読み出しと同じようにカウント量を切り替えるが、2回目の読み出しではダウンカウントを実行する。すなわち、図4の例では、比較出力Vco1,Vco2の両方が“H”レベルの期間はカウント量をnとし、比較出力Vco2のみ“H”レベルの期間はカウント量をn+1として、クロックCKに同期してダウンカウントする。ダウンカウントされた分は、Vo−(Vsig+ΔV)に相当するため、AD変換期間での最終的なカウント値は信号成分Vsigとなる。
ここで、従来技術で12bitのAD変換解像度が得られる参照電圧のスロープの傾きを−1として、本実施形態の傾きの小さい方の参照電圧Vref1からVref4の傾きを−1とし、もう一方の参照電圧Vref5の傾きnを4とした場合を考える。なお、従来技術で傾き4の参照電圧を採用した場合は、高速だがAD変換解像度は10bitとなる。
上記の条件で、従来技術で12bitのAD変換に必要なクロック数は4096クロックとなり、従来技術の10bitのAD変換に必要なクロック数1024クロックの4倍の変換時間が必要となる。
これに対して、本実施形態では、単位画素11の入射光量が小さい場合、2回目の信号成分Vsigの読み出しにおいても、1回目のばらつき成分ΔVの読み出しと同じ参照電圧が選択されることで12bitのAD変換解像度が得られる。一方、単位画素11の入射光量が大きい場合、レベル判定で傾き1の参照電圧にオフセットがかかり、傾き4の参照電圧でオフセット補正がかかるため、10bitのAD変換解像度が得られる。
すなわち、本実施形態においては、1024クロックのAD変換時間で、最大振幅の1/4に相当する小さい振幅の信号に対して12bitのAD変換、大きい振幅の信号に対して10bitのAD変換が適用される。これらの切り替えは列並列に実行でき、2回目の読み出しでAD変換に要す時間は、従来技術の10bitのAD変換相当となり、高速である。
単位画素11の出力のランダムノイズ成分には、読み出しごとに等しく含まれる読み出しノイズ成分と、入射光量の平方根に比例するショットノイズ成分があり、入射光量、即ち単位画素11の出力振幅に対して図5に示すような関係になる。すなわち、CMOSイメージセンサは、入射光量が増えるとランダムノイズも増える特性を持っている。したがって、大きい振幅の信号に対して10bitのAD変換を適用したとしても実用上何ら問題ない。
上記構成のCMOSイメージセンサ10において、スロープの傾きが異なる複数系統の参照電圧(図1では、参照電圧Vref1〜Vref4と参照電圧Vref5)の傾きの比率は任意であり、低照度領域と高照度領域それぞれにおけるAD変換の解像度に応じて設定できる。
また、スロープの傾きの小さい参照電圧は、傾きが同じでオフセットの異なる電圧が複数必要である。これらの参照電圧を、図1に示すように、カラム処理回路15の外部から供給する場合は、傾きが同じで異なるオフセット値を持つスロープ状の参照電圧を複数供給することになる。供給する数は、単位画素11の出力振幅に応じて任意に決めることができるが、傾きの異なる参照電圧(図1では、参照電圧Vref1〜Vref4と参照電圧Vref5)の傾きの絶対値の比が1:nの場合、傾きの小さい参照電圧はn種類以上の異なるオフセットで切り替えられることが好ましい。
上述したように、列並列ADC搭載のCMOSイメージセンサ10において、単位画素11の出力電圧Vxのレベル判定を行うためのスロープ状の参照電圧として単一の参照電圧Vrefに代えて、n個の参照電圧、本例では4個の参照電圧Vref1〜Vref4を用い、これらの参照電圧Vref1〜Vref4の中から出力電圧Vxのレベルに適した参照電圧を用いてレベル判定を行うことにより、AD変換に要す時間を単一の参照電圧Vrefを用いる場合の1/nに短縮できるために、AD変換動作の高速化を図ることができる。
特に、4個の参照電圧Vref1〜Vref4に加えて、これら参照電圧とスロープの傾きが異なる参照電圧Vref5を用いるとともに、単位画素11の出力電圧Vxと参照電圧Vref1〜Vref4のいずか1つとを比較する比較回路32と、参照電圧Vref1〜Vref4のいずれか1つと参照電圧Vref5とを比較する比較回路33とをカラム処理回路15に有し、比較回路32,33およびアップ/ダウンカウンタ34の各動作によってAD変換動作を行う構成を採ることで、図2(C),図3(C)から明らかなように、参照電圧Vref1〜Vref4のオフセット精度に依存せずに、即ち参照電圧相互のオフセット電圧の差が等しくなくても、高解像度AD変換を高速に実行することが可能になるために、高品質な画像を高フレームレートで取得することができる。
そして、ショットノイズ起因のランダムノイズ成分が小さく高解像度AD変換が要求される入射光量の小さい単位画素の出力に対して高解像度AD変換が適用され、入射光量が大きくランダムノイズ成分が支配的な単位画素の出力に対しては比較的解像度の低いAD変換が適用される。その切り替えの判定はカラム処理回路15で並列に実行され、後段での合成処理などは必要ない。
本実施形態に係るCMOSイメージセンサ10でのAD変換に要する時間は、従来例に係るCMOSイメージセンサにおける比較的解像度の低いAD変換に必要な時間相当であるため、入射光量の小さい単位画素に適用される高解像度AD変換と同等の画質を従来手法で取得する場合に比べて数倍高速である。そして、AD変換の動作期間が短いことで、CMOSイメージセンサ10全体の消費電力の低減に寄与できる。
[第2実施形態]
図6は、本発明の第2実施形態に係る固体撮像装置、例えば列並列ADC搭載のCMOSイメージセンサの構成を示すブロック図であり、図中、図1と同等部分には同一符号を付して示している。
第1実施形態に係るCMOSイメージセンサ10では、スロープの傾きが同じでオフセットの異なる複数の参照電圧をカラム処理回路15の外部から供給する構成を採っているのに対して、本実施形態に係るCMOSイメージセンサ50では、カラム処理回路15Aの内部でオフセットをかける構成を採っており、それ以外の構成は、基本的に、第1実施形態に係るCMOSイメージセンサ10と同じである。
具体的には、図6に示すように、DAC141において単一の参照電圧Vref1を生成する一方、カラム処理回路15Aは、当該参照電圧Vref1に対して列ごとにオフセットをかけるオフセット生成回路37を参照電圧選択回路31に代えて有する構成となっている。オフセット生成回路37は、DAC141から入力される参照電圧Vref1に対してVo1〜Vo4のオフセットをかけた参照電圧Vref1_offを生成する。オフセット生成回路37の具体的な構成および動作については後述する。
図7に、本実施形態に係るCMOSイメージセンサ50の回路動作の説明に供するタイミングチャートを示す。レベル判定動作以外は、スロープの傾きが同じでオフセットの異なる複数の参照電圧をカラム処理回路15の外部から供給する第1実施形態に係るCMOSイメージセンサ10の場合と同様である。
レベル判定動作では、オフセット生成回路37において、参照電圧Vref1_offのオフセット値を順次設定し、比較回路32の出力電圧Vco1の結果から、参照電圧Vref1_offが単位画素11の出力電圧Vxを最初に上回ったときのオフセット値を列ごとに保持し、2回目の読み出しにおけるAD変換を実行する。
図7の例では、オフセット値Vo4から順にオフセット値Vo3、オフセット値Vo2と比較する。ここでは、オフセット値Vo3で出力電圧Vxを上回ったために、その時点でレベル判定を終了し、信号成分Vsigとばらつき成分ΔVの読み出し動作に移っている。オフセット値Vo3で出力電圧Vxを上回らない場合は、図7に点線で示すように、オフセット値Vo2と比較し、それでも上回らない場合は、1回目の読み出しと同じオフセットVo1で読み出しを実行する。
出力電圧Vxの信号振幅が小さい場合には、ばらつき成分ΔVの読み出しと同じオフセットとなるために、図1の構成における図4の動作と同様に、高い解像度でのAD変換が実現される。
(オフセット生成回路)
図8は、オフセット生成回路37の構成の一例を示すブロック図である。図7に示すように、本例に係るオフセット生成回路37は、キャパシタ371、バッファ372、スイッチ素子373、ORゲート374およびANDゲート357によって構成されている。
キャパシタ371の一端には参照電圧Vref1が入力され、スイッチ素子373の一端には参照電圧Vref5が入力される。キャパシタ371およびスイッチ素子373の各他端は、バッファ372の入力端に共通に接続されてサンプル&ホールド回路を構成している。
本オフセット生成回路37には、図6のタイミング制御回路18で生成される2つの制御信号SW1,SW2が与えられる。制御信号SW1は、本オフセット生成回路37を初期化するための信号である。制御信号SW2は、比較回路32でのレベル判定を有効にするための信号である。
制御信号SW1はORゲート374の一方の入力に、制御信号SW2はANDゲート375の一方の入力になる。ANDゲート375は、比較回路32の比較出力Vco1を他方の入力とする。ORゲート374は、ANDゲート375の出力を他方の入力とする。ORゲート374の出力は、スイッチ素子373の制御信号SWoとなる。
続いて、上記構成のオフセット生成回路37の回路動作について、図9のタイミングチャートを用いて説明する。
第1実施形態に係るCMOSイメージセンサ10の場合と同様に、リセットレベル(ばらつき成分)ΔVを取得後、信号レベル(信号成分)Vsigを列信号線22−1〜22−mに出力し、比較回路32においてレベル判定動作を行う。レベル判定期間では、制御信号SWが“H”レベルになる。これにより、比較回路32の比較出力Vco1がANDゲート375を通過し、ORゲート374を介してスイッチ素子373にその制御信号SWoとして供給される。
次に、参照電圧Vref5が単位画素11の出力電圧Vxを上回ったところで、比較回路32の出力電圧Vco1が“L”レベルから“H”レベルに遷移し、そのときの参照電圧Vref5をホールドする。そして、参照電圧Vref1のスロープにしたがって、バッファ372の出力電圧(参照電圧)Vref1_offは、ホールドされた電圧分のオフセットがかかった状態から電圧が変化する。
図9(A)では、出力電圧Vxが高い電圧となっているため、スロープにはオフセットがかからず、リセットレベル取得と同じスロープの動きになる。一方、図9(B)では、出力電圧Vxが低い電圧となっているため、レベル判定でのホールドされたタイミングに応じて、オフセットがかかった参照電圧Vref1_offが得られる。
最後に、制御信号SW1が“H”レベルになることによって本オフセット生成回路37が初期化され、次のリセットレベル取得動作に入る。
上述したことから明らかなように、本実施形態に係るCMOSイメージセンサ50は、第1実施形態に係るCMOSイメージセンサ10とは、カラム処理回路15A内のオフセット生成回路37で参照電圧Vref1にオフセットをかけるようにしている点で相違するものの、AD変換の基本的な動作は第1実施形態に係るCMOSイメージセンサ10と同じである。したがって、本実施形態に係るCMOSイメージセンサ50においても、第1実施形態に係るCMOSイメージセンサ10と同様の作用効果を得ることができる。すなわち、高解像度AD変換を高速に実行することが可能となり、高品質な画像を高フレームレートで取得することができる。
なお、上記第1,第2実施形態では、カラム処理回路15,15Aを画素アレイ部12の1画素列ごとに1個ずつ配置するとしたが、複数の画素列ごとにカラム処理回路15,15Aを1個ずつ配置し、複数列の単位画素11からの出力電圧Vxを切り替え手段によって切り替えて共通のカラム処理回路15,15Aに供給するシステム構成を採ることも可能である。
[適用例]
以上説明した第1,第2実施形態に係る列並列ADC搭載のCMOSイメージセンサ10,50は、ビデオカメラやデジタルスチルカメラ、さらには携帯電話等のモバイル機器向けカメラモジュール等の撮像装置において、その撮像デバイスとして用いて好適なものである。
ここに、撮像装置とは、撮像デバイスとしての固体撮像装置、当該固体撮像装置の撮像面(受光面)上に被写体の像光を結像させる光学系および当該固体撮像装置の信号処理回路を含むカメラモジュール(例えば、携帯電話等の電子機器に搭載されて用いられる)、当該カメラモジュールを搭載したデジタルスチルカメラやビデオカメラ等のカメラシステムを言うものとする。
図10は、本発明に係る撮像装置の構成の一例を示すブロック図である。図10に示すように、本発明に係る撮像装置は、レンズ61を含む光学系、撮像デバイス62、カメラ信号処理回路63およびシステムコントローラ64等によって構成されている。
レンズ61は、被写体からの像光を撮像デバイス62の撮像面に結像する。撮像デバイス62は、レンズ61によって撮像面に結像された像光を画素単位で電気信号に変換して得られる画像信号を出力する。この撮像デバイス62として、先述した第1,第2実施形態に係る列並列ADC搭載のCMOSイメージセンサ10,50が用いられる。
カメラ信号処理部63は、撮像デバイス62から出力される画像信号に対して種々の信号処理を行う。システムコントローラ64は、撮像デバイス62やカメラ信号処理部63に対する制御を行う。特に、撮像デバイス62の列並列ADCが、画素全ての情報を読み出すプログレッシブ走査方式での通常フレームレートモードと、通常フレームレートモード時に比べて、画素の露光時間を1/Nに設定してフレームレートをN倍に上げる高速フレームレートモードとの各動作モードに対応したAD変換動作が可能であれば、外部からの指令に応じて動作モードの切り替え制御などを行う。
上述したように、ビデオカメラや電子スチルカメラ、さらには携帯電話等のモバイル機器向けカメラモジュールなどの撮像装置において、その撮像デバイス62として先述した第1,第2実施形態に係る列並列ADC搭載のCMOSイメージセンサ10,50を用いることで、これらCMOSイメージセンサ10,50では高解像度AD変換を高速に実行することができるために高速撮像が可能となり、またAD変換の動作期間が短いことで、CMOSイメージセンサ、ひいては撮像装置全体の消費電力の低減を図ることができる利点がある。
本発明の第1実施形態に係る列並列ADC搭載のCMOSイメージセンサの構成を示すブロック図である。 AD変換の原理説明図(その1)である。 AD変換の原理説明図(その2)である。 第1実施形態に係るCMOSイメージセンサの回路動作の説明に供するタイミングチャートである。 入射光量とノイズレベルとの関係を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る列並列ADC搭載のCMOSイメージセンサの構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係るCMOSイメージセンサの回路動作の説明に供するタイミングチャートである。 オフセット生成回路の構成の一例を示すブロック図である。 オフセット生成回路の回路動作の説明に供するタイミングチャートである。 本発明に係る撮像装置の構成の一例を示すブロック図である。 従来例に係る列並列ADC搭載のCMOSイメージセンサの構成を示すブロック図である。 従来例に係るCMOSイメージセンサの回路動作の説明に供するタイミングチャートである。
符号の説明
10,50…CMOSイメージセンサ、11…単位画素、12…画素アレイ部、13…行走査回路、14…参照電圧供給回路、15,15A…カラム処理回路、16…列走査回路、17…水平出力線、18…タイミング制御回路、21−1〜21−n…行制御線、22−1〜22−m…列信号線、31…参照電圧選択回路、32,33…比較回路、34…アップ/ダウンカウンタ、35…転送スイッチ、36…メモリ回路、37…オフセット生成回路

Claims (8)

  1. 光電変換素子を含む単位画素が行列状に2次元配置されるとともに、当該単位画素の行列状配置に対して列毎に列信号線が配線されてなる画素アレイ部と、
    前記画素アレイ部の各単位画素を行毎に選択制御する行走査手段と、
    前記行走査手段によって選択制御された行の単位画素から前記列信号線を介して出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するアナログ−デジタル変換手段と
    前記アナログ信号の信号レベルに応じた大きさのオフセットを持つスロープ状の第1参照電圧と、当該第1参照電圧とスロープの傾きが異なるスロープ状の第2参照電圧とを生成する参照電圧生成手段と、
    を備え、
    前記アナログ−デジタル変換手段は、
    前記アナログ信号を前記第1参照電圧比較する第1比較手段と、
    記第2参照電圧と前記第1参照電圧とを比較する第2比較手段と、
    前記第1,第2比較手段の比較結果に応じたカウント量でカウント動作を行って得られたカウント値を前記デジタル信号とする計数手段とを有する
    ことを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記参照電圧生成手段は、
    スロープの傾きが同じで異なる大きさのオフセットを持つ複数の参照電圧を生成する電圧生成手段と、
    記アナログ信号の信号レベルに応じて、前記複数の参照電圧のいずれか1つを選択して、選択した参照電圧を前記第1参照電圧として前記第1比較手段に供給する参照電圧選択手段とを有する
    ことを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
  3. 前記参照電圧生成手段は、
    スロープ状の単一の参照電圧を生成する電圧生成手段と、
    前記アナログ信号の信号レベルに応じて、前記単一の参照電圧にオフセットを与えて電圧をシフトし、当該電圧のシフトにより得られた参照電圧を前記第1参照電圧として前記第1比較手段に供給するオフセット生成手段とを有する
    ことを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
  4. 前記第1参照電圧と前記第2参照電圧のスロープの傾きの符号が異なる
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の固体撮像装置。
  5. 前記計数手段のカウント量は、前記第1,第2参照電圧のスロープの傾きに応じて切り替わる
    ことを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の固体撮像装置。
  6. 前記計数手段のカウント量は、前記第1,第2比較手段の比較結果の論理状態に応じて切り替わる
    ことを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の固体撮像装置。
  7. 光電変換素子を含む単位画素が行列状に2次元配置されるとともに、当該単位画素の行列状配置に対して列毎に列信号線が配線されてなる画素アレイ部と、
    前記画素アレイ部の各単位画素を行毎に選択制御する行走査手段と
    を備えた固体撮像装置の駆動方法であって、
    前記行走査手段によって選択制御された行の単位画素から前記列信号線を介して出力されるアナログ信号を、当該アナログ信号の信号レベルに応じた大きさのオフセットを持つスロープ状の第1参照電圧と比較する第1比較ステップと、
    前記第1参照電圧とスロープの傾きが異なるスロープ状の第2参照電圧と前記第1参照電圧とを比較する第2比較ステップと、
    前記第1,第2比較ステップでの比較結果に応じたカウント量でカウント動作を行ってそのカウント値をデジタル信号とする計数ステップと
    を有することを特徴とする固体撮像装置の駆動方法。
  8. 光電変換素子を含む単位画素が行列状に2次元配置されるとともに、当該単位画素の行列状配置に対して列毎に列信号線が配線されてなる画素アレイ部と、
    前記画素アレイ部の各単位画素を行毎に選択制御する行走査手段と、
    前記行走査手段によって選択制御された行の単位画素から前記列信号線を介して出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するアナログ−デジタル変換手段と
    前記アナログ信号の信号レベルに応じた大きさのオフセットを持つスロープ状の第1参照電圧と、当該第1参照電圧とスロープの傾きが異なるスロープ状の第2参照電圧とを生成する参照電圧生成手段と、
    を備えてなる固体撮像装置と、
    被写体からの光を前記固体撮像装置の撮像面上に導く光学系と
    を具備し、
    前記アナログ−デジタル変換手段は、
    前記アナログ信号を前記第1参照電圧と比較する第1比較手段と、
    記第2参照電圧と前記第1参照電圧とを比較する第2比較手段と、
    前記第1,第2比較手段の比較結果に応じたカウント量でカウント動作を行ってそのカウント値を前記デジタル信号とする計数手段とを有する
    ことを特徴とする撮像装置。
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