JP7005231B2 - 撮像装置、撮像システム、移動体 - Google Patents

撮像装置、撮像システム、移動体 Download PDF

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Description

本発明は撮像装置、撮像システム、移動体に関する。
比較部を含むAD変換部を備える撮像装置が知られている。
特許文献1には、単位時間あたり第1の変化量で電位が変化するランプ信号を伝送する第1配線と、単位時間あたり第1の変化量よりも大きい第2の変化量で電位が変化するランプ信号を伝送する第2配線とが設けられた撮像装置が記載されている。この撮像装置は、第1配線と第2配線の一方が比較部に選択的に接続される構成を備える。
特開2013-251677号公報
特許文献1に記載の撮像装置では、第1配線に備わる容量と第2配線に備わる容量についての検討がなされていない。したがって、第1の変化量で電位が変化するランプ信号を用いたAD変換の精度の向上の余地が有った。
本発明は上記の課題を鑑みて為されたものであり、その一の態様は、単位時間あたり第1の変化量で電位が変化する第1ランプ信号と、単位時間あたり前記第1の変化量よりも大きい第2の変化量で電位が変化する第2ランプ信号とを供給するランプ信号供給部と、前記第1ランプ信号を伝送する第1配線と、前記第2ランプ信号を伝送する第2配線と、前記第1配線および前記第2配線に接続され、前記第1ランプ信号と前記第2ランプ信号の一方のランプ信号を出力する選択部と、前記選択部から出力される前記ランプ信号と、アナログ信号との第1比較を行う比較部とを有し、前記第1比較によって前記アナログ信号に対応するデジタル信号を各々が得る複数のAD変換部とを有し、前記ランプ信号供給部から前記第1配線を介して前記選択部に至る電気的経路に備わる第1容量が、前記ランプ信号供給部から前記第2配線を介して前記選択部に至る電気的経路に備わる第2容量よりも大きいことを特徴とする撮像装置である。
本発明により、第1の変化量で電位が変化するランプ信号を用いたAD変換の精度を向上させることができる。
撮像装置の構成を示した図 撮像装置のAD変換動作を示した図 撮像装置のAD変換動作を示した図 画素アレイ110の入射光量を模式的に示した図 撮像装置の構成を示した図 ランプ生成器の構成を示した図 撮像装置の構成を示した図 撮像システムの構成を示した図 移動体の全体図 移動体の制御フローを示す図
以下、図面を参照しながら、各実施例の撮像装置を説明する。なお、以下の説明では、特に断りの無い限り、トランジスタはN型トランジスタであるものとする。しかし、以下に述べる実施例はN型トランジスタに限定されるものでは無く、P型トランジスタを適宜用いてもよい。その場合には、トランジスタのゲート、ソース、ドレインの電位を、実施例中の説明に対し適宜変更することができる。例えば、スイッチとして動作させるトランジスタであれば、ゲートに供給する電位のローレベルとハイレベルとを、実施例中の説明に対し逆転させるようにすればよい。
(実施例1)
<撮像装置の全体説明>
図1は実施例1に関わる撮像装置の模式図である。
撮像装置は、画素100が複数行および複数列に渡って配された画素アレイ110と、画素100を行ごとに走査する垂直走査回路120を有する。画素100は不図示の光電変換部を備える。この光電変換部は、画素100に入射した光量に応じた電荷を生成する。また、撮像装置は、画素100が配された列に対応して配された垂直信号線130と、画素100が配された列に対応して配された列AD変換器140(AD変換部)を有する。また、撮像装置は、ランプ生成器150(ランプ信号供給部)と、容量素子155を有する。
列AD変換器140は、比較器160(比較部)、選択部170、列制御部200、メモリ部250を有する。選択部170はスイッチ180とスイッチ190を有する。
列制御部200は、メモリ210とNANDゲート220、NANDゲート230、INVゲート240を有する。メモリ部250はパルス生成器260、セレクタ265、メモリ270、メモリ280、メモリ290、セレクタ300を有する。また、撮像装置は、クロックを計数したカウント信号cntを、各列の列AD変換器140に出力するカウンタ310と、各列の列AD変換器140を走査することで各列の列AD変換器140から信号を読み出す水平走査回路320と、出力回路330を有する。ランプ生成器150は、単位時間あたり第1の変化量で電位が変化するランプ信号rampL(第1ランプ信号)を第1配線151に出力する。また、ランプ生成器150は、単位時間あたり第1の変化量よりも大きい第2の変化量で電位が変化するrampH(第2ランプ信号)を第2配線152に出力する。
また、列制御部200へは不図示のタイミングジェネレータ(制御部)から、制御信号s1、制御信号s2、制御信号s3が供給される。
図1では、容量素子155の第1配線151への接続位置を示している。つまり、複数の列AD変換器140のうち、ランプ生成器150との間の電気的経路が最も短い列AD変換器140(図1で言う左端の列AD変換器140)と、ランプ生成器150との間の電気的経路に接続されている。
<撮像装置の動作説明>
図2を用いて、列AD変換器140の動作について説明する。本実施例の列AD変換器140は、画素100が入射光に基づいて出力する信号の大きさに基づいて、AD変換に用いるランプ信号をランプ信号rampL、rampHのいずれかを選択する。ここで述べる動作は、低輝度の光が入射した画素100が出力する信号をAD変換する場合とする。つまり、画素100が入射光に基づいて出力する信号を、ランプ信号rampLを用いてAD変換する例である。
また、図2では、画素100の光電変換部が光に基づいて電子を蓄積するものとしている。つまり、画素100に入射する光量が増加するにしたがって、画素100が出力する信号の電位は低下する。また、本明細書では振幅の言葉を使用することがある。この振幅とは、ある基準電位からの変化量を表す。つまり、画素100に入射する光量が増加するにしたがって、画素100が出力する信号の電位は低下し、信号の振幅は大きくなる。
時刻t0において、制御信号s2はLレベルであり、制御信号s3はHレベルである。これにより、選択部170において、スイッチ180がオンであり、スイッチ190がオフである。よって、比較器160の非反転入力ノードは第1配線151が接続され、ランプ信号rampLが入力される。
また、垂直信号線130の電位は画素100のリセットレベル相当のレベルである。この時、比較器160の非反転入力ノードの電圧>反転入力ノードの電圧であるので、比較器出力はHレベルである。
時刻t0から時刻t2までの期間、ランプ生成器150はランプ信号rampLの電位を第1の変化量で低下させる。以下、ランプ信号rampL、rampHの電位のリセット電位をランプリセット電位と表記する。また、ランプ信号rampL、rampHの電位の変化を開始するタイミングをランプ開始タイミングと表記する。また、カウンタ310は、ランプ生成器150のランプ信号rampL、rampHのいずれかの電位の変化の開始に合わせて、カウント信号cntのカウントアップを開始する。ここでは、カウンタ310は、ランプ信号rampLの電位の変化の開始に合わせてカウント信号cntのカウントアップを開始する。以下、カウンタ310がカウントアップを開始するタイミングをカウント開始タイミングと表記する。理想的には、ランプ開始タイミングとカウント開始タイミングは一致する。
時刻t1に、ランプ信号rampLの電位が垂直信号線130の電位を下回る。これにより、比較器160の出力がHレベルからLレベルに変化する。パルス生成器260は、比較器160の出力の変化に対応して、所定の期間のみHレベルとなるパルス(ワンショットパルス)を生成する。この所定の期間とは、典型的にはクロックの数周期分の長さである。セレクタ265は該パルスをメモリ270へ供給する。この動作により、時刻t1に、カウント信号cntがメモリ270に書き込まれる。これが、リセットレベルに対するランプ信号rampLによるAD変換結果として得られるデジタル信号である。
時刻t2に、ランプ生成器150はランプ信号rampLの電位をランプ開始タイミングの電位にリセットする。これにより、比較器160の出力はLレベルからHレベルへ戻る。また、カウンタ310は、カウント信号cntをカウント開始タイミングの値にリセットする。
その後、時刻t3に、不図示のタイミングジェネレータは、制御信号s3をLレベルにする。これにより、選択部170において、スイッチ180がオフとなり、スイッチ190がオンとなる。よって、比較器160の非反転入力ノードは第2配線152が接続され、ランプ信号rampHが入力される。
時刻t3から時刻t5の期間、ランプ生成器150はランプ信号rampHの電位を第1の変化量よりも大きい第2の変化量で低下させる。また、このランプ信号rampHの電位の変化の開始にあわせて、カウンタ310がカウント信号cntをカウントアップする。
時刻t4に、ランプ信号rampHの電位が垂直信号線130の電位を下回る。これにより、比較器160の出力がHレベルからLレベルに変化する。パルス生成器260は、比較器160の出力の変化に対応して、所定の期間のみHレベルとなるパルス(ワンショットパルス)を生成する。セレクタ265は該パルスをメモリ280へ供給する。この動作により、時刻t4に、カウント信号cntがメモリ280に書き込まれる。これが、リセットレベルに対するランプ信号rampHによるAD変換結果として得られるデジタル信号である。
時刻t5に、ランプ信号rampHとカウント信号cntはリセットされる。比較器160の出力はLレベルからHレベルへ戻る。また、制御信号s3がHレベルに戻ることにより、比較器160の非反転入力には再びランプ信号rampLが入力される状態となる。
時刻t5から時刻t6までの間に、画素100が、光に基づく信号(光信号)の垂直信号線130への出力を開始する。これにより、垂直信号線130の電位は光信号相当のレベル(光信号に基づく信号であり、アナログ信号の一例)となる。不図示であるが、比較器160の前段に、CDS(Correlated Double Sampling)回路を設けてもよい。この場合には、光信号に基づく信号は、光信号から画素100のノイズ信号を差し引いた信号となる。また、比較器160の前段に増幅器を設けてもよい。この場合には、光信号に基づく信号は、光信号を増幅した信号となる。
時刻t6に、ランプ生成器150は、ランプ信号rampLの電位を判定閾値のレベルに低下させる。比較器160は、判定閾値と、光信号に基づく信号とを比較する。
前述したように、図2においては、低輝度の光が入射した画素100が出力する信号をAD変換する場合を示している。したがって、垂直信号線130の電位の方がランプ信号rampLより大きくなる。振幅で言えば、垂直信号線130の振幅は、ランプ信号rampLの判定閾値の振幅よりも小さい。したがって、比較器160の出力がLレベルとなる。この時に制御信号s1を時刻t6~7にかけてHレベルとすることで、判定結果であるLレベルをメモリ210へ書き込む。
時刻t8に、ランプ生成器150はランプ信号rampLを、ランプ開始時の電位に戻す。これにより、比較器160の出力はHレベルに戻る。
そして、時刻t9に、不図示のタイミングジェネレータが制御信号s2をHレベルとする。これにより、メモリ210に書き込まれた判定結果が選択部170におけるスイッチの接続状態に反映される。
今、メモリ210にはLレベルが書き込まれていることにより、選択部170においては、スイッチ180がオン、スイッチ190がオフとなる。よって、比較器160の非反転入力ノードは第1配線151に接続され、ランプ信号rampLが入力される。
時刻t9以降、ランプ生成器150は、ランプ信号rampLの電位を第1の変化量で低下させる。また、カウンタ310は、カウント信号cntのカウントアップを行う。時刻t10で、比較器160の出力がLレベルに変化する。これにより、光信号に基づく信号のランプ信号rampLによるAD変換結果がメモリ290へ書き込まれる。
時刻t11でランプ信号rampLとカウント信号cntがリセットされる。図2に示した例では、メモリ210に書き込まれた判定結果により、セレクタ300からは、メモリ270に書き込まれたAD変換結果が選択されて出力される。つまり、光信号に基づく信号のAD変換に用いたランプ信号と単位時間あたりの電位変化量が同じランプ信号を用いて生成した、リセットレベルに対応するAD変換結果がセレクタ300から出力される。
時刻t11以降、メモリ210、270、290に書き込まれた判定結果およびAD変換結果が、水平走査回路320を介して水平転送される。出力回路330では、メモリ270と290のAD変換結果からS-Nなどの処理を行った後に信号の出力を行う。この時に、メモリ210の判定結果に応じて、異なる処理を加える。この点については、後述する。以上のように、垂直信号線130の信号レベルが低輝度の場合には、単位時間当たりの電位変化量が小さい方のランプ信号であるランプ信号rampLを選択して用いる。これにより、量子化誤差等によるランダムノイズを小さくした、高分解能、高精度のAD変換を行うことが可能となる。
次に、図3を用いて、高輝度の光が入射した画素100が出力する信号をAD変換する場合について説明する。時刻t6までは、図2と同様である。
図3においては、時刻t6での垂直信号線130の電位の低下量(振幅)が大きいため、比較器160の出力はHレベルのままとなる。よって、メモリ210へはHレベルが書き込まれる。
つまり、垂直信号線130の信号レベルと判定閾値との比較の結果に応じて、メモリ210へ書き込まれる結果が変化する。
これにより、時刻t9以降、比較器160の非反転入力ノードに第2配線152が接続され、ランプ信号rampHが入力される。
時刻t10では、信号レベルに対するランプ信号rampHによるAD変換結果がメモリ290へ書き込まれる。図3の場合は、メモリ210に書き込まれた判定結果により、セレクタ300からは、メモリ280に書き込まれたAD変換結果が選択されて出力される。時刻t11以降で、メモリ210、280、290に書き込まれた判定結果およびAD変換結果が、水平走査回路320を介して水平転送される。この時に、メモリ210の判定結果から、出力回路330ではS-N処理に加えて、ランプ信号rampLとrampHの傾きの比に応じたゲインをAD変換結果に印加するなどの処理を行った後に信号の出力を行う。
また、ランプ開始タイミングとカウント開始タイミングが同じであるとして説明した。このランプ開始タイミングとカウント開始タイミングとオフセットが有る場合、出力回路330はこのオフセットに起因するAD変換誤差を低減するようにAD変換結果を補正してもよい。また、出力回路330は、ランプ信号rampLとランプ信号rampH間のスロープ動作のスタートタイミングや伝搬遅延のズレなどによって生じるオフセット差の補正などを行ってもよい。以上のように、垂直信号線130の信号レベルが高輝度相当の場合には、傾きがより大きいランプ信号rampHを選択して用いる。これにより、量子化誤差等によるAD変換器140のランダムノイズは増加するが、垂直信号線130側に現れる光ショットノイズが支配的となりトータルのランダムノイズへの影響は軽微としつつ、読み出し時間の短縮を行うことが可能となる。
<第1配線151に接続される容量素子155による効果>
本実施例では、ランプ信号rampLを伝送する第1配線151に、容量素子155を付与している。これにより、AD変換精度の向上を実現できる。以下、この効果について説明する。
ランプ信号rampL、rampHにはノイズ(典型的にはランダムノイズ)が含まれる。このノイズが比較器160に入力されると、図2、図3に示した比較器160の出力が変化するタイミングが、本来変化すべきタイミングである時刻t1、時刻t4とは異なるタイミングとなる。これにより、AD変換結果が、本来得られる結果とは異なる結果となる。これは、第1配線151、第2配線152に共通に接続される複数の列AD変換器140で共通に現れる。したがって、撮像装置の外部に設けられる、本実施例では不図示の信号処理部がAD変換結果を用いて画像を生成する場合、この画像に横筋状の縞(横筋状ノイズ)が現れうる。この横筋状ノイズの画像での目立ち方は、画素毎のノイズばらつきの大きさが影響する。つまり、画素毎のノイズのばらつきが大きい場合は、AD変換結果に含まれるランプ信号起因のノイズが相対的に低くなるため、横筋状ノイズは目立ちにくくなる。一方、画素毎のノイズのばらつきが小さい場合は、AD変換結果に含まれるランプ信号起因のノイズが相対的に大きくなるため、横筋状ノイズは目立ちやすくなる。
画素のノイズは、入射する光量の増加に応じて、光ショットノイズが支配的となる。この時、光ショットノイズが支配的となる光量では、画素毎のノイズの大小関係は、光ショットノイズの大小関係と対応する。よって、光ショットノイズが支配的となる光量の領域においては、画素毎のノイズは、光量に依存することとなる。
図1においては、ランプ信号rampHは光ショットノイズによる画素毎のノイズのばらつきが大きい高輝度の光が入射した画素100が出力する光信号のAD変換に用いられる。よって、AD変換結果に含まれるノイズには、ランプ信号rampHのノイズよりも光ショットノイズが支配的であることから、画像における横筋状ノイズは目立ちにくい。よって、ランプ信号rampHに含まれるノイズの影響は無視できる。
一方、低輝度の光が入射した画素100の光信号をAD変換する際には、AD変換結果に含まれるノイズにおいて、光ショットノイズの寄与が少なくなるために、ランプ信号rampLのノイズの寄与が相対的に大きくなる。したがって、画像において横筋状ノイズが目立ちやすい。この横筋状ノイズを低減するためには、AD変換に用いられるランプ信号rampLのノイズを抑制することが重要である。
本発明では、ランプ信号rampLのノイズを抑制するため、ランプ信号rampLを伝送する第1配線151に容量素子155を付与する。これにより、ランプ信号rampLのノイズを抑制することができる。
ランプ信号rampHに容量素子を付与してもよいが、この場合には、ランプ信号rampHに付与する容量素子の容量値よりも、ランプ信号rampLに付与する容量素子の容量値を大きくすれば良い。好適には、ランプ信号rampHには容量素子を付与せず、ランプ信号rampLにのみ容量素子を付与すれば、ランプ信号rampHに付与する容量素子を省略できる分、チップ面積を低減できる。これにより、撮像装置の製造コストを抑制することができる効果も得られる。
なお、容量素子155の構造は特に限定されない。容量素子155として、MIM構造(MIM:Metal-Insulator-Metal)を備える容量素子を利用できる。また、容量素子155として、MOS構造(MOS:Metal-Oxide-Semiconductor)を備える容量素子を利用することができる。
<ランプ生成器の構造と動作>
ここで、図6にランプ生成器150の等価回路の一例を示す。ランプ生成器150は抵抗370、抵抗380、抵抗390、スロープ電流生成器395を有する。スロープ電流生成器395は、複数の電流源420と、複数のスイッチ400と、複数のスイッチ410を有する。1つの電流源420に対して、1つのスイッチ400、1つのスイッチ410が接続されている。換言すれば、各々が1つの電流源420、1つのスイッチ400、1つのスイッチ410を備える複数の組が互いに並列に配されている。
ランプ開始時(例えば、図2の時刻t0時)は全てのスイッチ400がオンであり、全てのスイッチ410がオフである。この場合、全ての電流源420の電流は抵抗370に流れており、ランプ信号rampLとランプ信号rampHともに電源電圧と等しいランプリセット電位になっている。その後、不図示のタイミングジェネレータから供給されるクロック信号CLKの信号値が変化するごとに、一つの組ずつスイッチ400、410のオンとオフが切り替わる。これにより、抵抗380、抵抗390に流れる電流がクロック信号CLKの信号値が変化するごとに増加していく。つまり、スロープ電流生成器395は、デジタルアナログ変換器として動作している。これにより、ランプ信号rampL、ランプ信号rampHともに電位が下がる。この時、ランプ信号rampLは抵抗380の電圧降下で電位が下がるのに対して、ランプ信号rampHは抵抗380と抵抗390の2つ分の電圧降下によって電位が下がる。よって、単位時間あたりの電位変化量はランプ信号rampHの方がランプ信号rampLよりも大きくなる。
<容量素子155による、さらなる効果>
ランプ生成器150が図6に示した構成を備える場合、図1の容量素子155による帯域の制限により、抵抗380の熱雑音や電流源420の電流ノイズを低減することができる。加えて、撮像装置の電源入力端子へ混入するチップ外部の電源ノイズに対する低減効果も得られる。
また、容量素子155を備えることにより、上述の横筋状ノイズの低減効果に加え、画像パターンに起因する段差の影響を低減することが可能となる。この点について図4(a)及び図4(b)を用いて説明する。
図4(a)、図4(b)は、画素アレイを模式的に表している。
まず、図4(b)においては、領域(1)では画素100の全列に高輝度の光が入射しており、領域(2)では一部の画素100に高輝度の光が入射し、他の一部の画素100に低輝度の光が入射している。この時、例えば領域(1)と領域(2)の高輝度の領域の平均出力が5000LSBであった場合、光ショットノイズによるランダムノイズはその平方根で、70LSB強となる。よって、領域(1)の高輝度領域と領域(2)の高輝度領域の間にAD変換起因のノイズ1LSBの段差があったとしても、ランダムノイズによって埋もれて目立ちにくい。
これに対して、図4(a)においては、領域(1)は画素100の全列に低輝度の光が入射している。低輝度の光は、画素100の前列において、ほぼ同じ光量であるとする。この時、信号レベルのAD変換時(図2では時刻t10)に全ての列AD変換器140で、比較器160の出力が一斉に変化する。
一方、領域(2)においては高輝度の光が入射した画素100が存在する。よって、複数の列AD変換器140のうち、一部の列AD変換器140と他の列AD変換器140とで比較器160の出力が変化するタイミングは異なる。領域(1)と領域(2)とで、比較器160の出力が同時に変化する個数が異なることにより、領域(1)の低輝度の画素100と領域(2)の低輝度の画素100とで同じ光量の光が入射していても、AD変換結果が異なる場合が生じる。以下、この点について説明する。
比較器160の出力が変化する際に、比較器160の出力ノードにおいて負荷容量の充放電が起こる。これにより、比較器160に供給される電源電圧に過渡的な変動が発生しうる。この変動が寄生容量を介してランプ信号rampLを変動させる。また、比較器160の出力の変化による電圧変動が、寄生容量を介して比較器160の入力ノードの電位を変動させる。この要因によっても、ランプ信号rampLの変動が起こりうる。よって、ランプ信号rampLの変動は、全ての列AD変換器140の比較器160の出力が同時に変化する領域(1)のAD変換時の方が、領域(2)のAD変換時に比べて大きい。これにより、領域(1)の低輝度の画素100と領域(2)の低輝度の画素100とで同じ光量の光が入射していても、AD変換結果が異なる場合が生じる。この場合、領域(1)と領域(2)との境界において、画像に輝度の段差が生じることとなる。この段差は横筋状に存在するため、人間の目に画質の低下として視認されやすい。
本実施例に容量素子155は、この画像の輝度の段差を生じにくくすることができる効果も有する。容量素子155は、比較器160の出力の変化によって生じるランプ信号rampLの変動を抑制することができる。これにより、領域(1)と領域(2)とで、比較器160の出力が同時に変化する個数が異なったとしても、ランプ信号rampLの変動が抑えられる。したがって、画像の輝度の段差を生じにくくすることができる効果を有する。
以上説明したように、ランプ信号rampLを伝送する第1配線151に容量素子155を付与することにより、第1配線151が備える容量値を、ランプ信号rampHを伝送する第2配線152が備える容量値よりも大きくする。これにより、ランプ信号rampLを用いて得たAD変換結果に含まれるノイズを抑制することができる。よって、ランプ信号rampLを用いて得たAD変換結果が含まれる画像の画質を向上することができる。
<容量素子155の第1配線151への他の接続例>
容量素子155と第1配線151との接続位置は、図1に示した場所に限定されるものでは無いが、好適な例として図1に示した接続位置を示している。他の例として、複数の容量素子を分散して、第1配線151に接続する例が有る。この分散させた接続であっても、本実施例の効果を得ることができるが、図1に示した接続の方が好ましい。横筋状ノイズは全列の列AD変換器140に共通して重畳されるノイズ成分であるため、ランプ生成器150の近傍で抑制することで、横筋状ノイズの低減効果を高めることができるからである。
また、ランプ信号rampLは、ランプ生成器150からの電気的経路が長くなるにつれ、遅延量が増加する。このランプ信号rampLの遅延量の列AD変換器140ごとの差の観点から見ても、ランプ生成器150の近傍で容量素子155を第1配線151に接続するのが望ましい。第1配線151に分散して容量素子を接続した場合、ランプ生成器150からの電気的経路が長くなることに応じたランプ信号rampLの遅延量が、より増加することとなる。これにより、図2における時刻t1と時刻t10のタイミングの列間差が増加する。したがって、この増加分を考慮した駆動を行うことが求められる。したがって、撮像装置の高速化を進展しにくくする。よって、高速化の観点からも、図1の接続位置とすることが望ましい。
なお、撮像装置は、画素100が設けられた第1基板と、列AD変換器140が設けられた第2基板とを積層した構成とすることができる。この場合、容量素子155は、第1基板あるいは第2基板の一方に設けることができる。また、別の例としては、第1基板、第2基板とは別の第3基板に、容量素子155を設けることもできる。この第3基板は、ランプ生成器150が設けられた基板であってもよい。容量素子155に及ぶ熱を低減する場合には、画素100が設けられた第1基板と、列AD変換器140が設けられた第2基板とは別の第3基板に、容量素子155を設けることが好ましい。
また、本実施例は図1に示したような画素100の列ごとに配されたAD変換部には限定されない。例えば、AD変換部を前述の第2基板に設ける場合には、複数のAD変換部を複数行、複数列に配置するようにしてもよい。この場合には1つのAD変換部は、画素アレイ110の一部のブロックであって、複数行、複数列に配された画素100が出力する信号をAD変換する。つまり、画素アレイ110は、各々が複数行、複数列に配された画素100を備える複数のブロックに分割されており、1つのAD変換部は、複数のブロックのうちの1つのブロックの画素100が出力する信号をAD変換するように配されていても良い。
また、図5に示すように、容量素子155を、スイッチ360を介して第1配線151に接続するようにしてもよい。例えば、横筋状ノイズよりも第1配線151のリセットのスピードが重視される動作モードでは、スイッチ360をオフとするようにすればよい。このように、求められる条件に応じて容量素子155の第1配線151への接続、非接続を切り替えることができる。
また、複数の容量素子155を、第1配線151の両端部のそれぞれに接続することもできる。つまり、図1に示した容量素子155に加えて、ランプ生成器150からの電気的経路が最長の列AD変換器140よりも長い電気的経路となる位置に、容量素子155をさらに設けてもよい。
また、容量素子155を第1配線151に接続するのではなく、第1配線151を、第2配線152よりも太くしてもよい。この太さとは、撮像装置の平面視における太さ(配線幅)であってもよいし、配線の厚みとしてもよい。つまり、第1配線151が備える容量を、第2配線152が備える容量よりも大きくすればよい。
また、図5に示したように、選択部170の手前にバッファ350(第1バッファ)、バッファ351(第2バッファ)を設けることも考えられる。バッファはソースフォロワ回路、アンプなどを利用できる。第1バッファ、第2バッファを設けることにより、前述した、比較器160の出力変化によるランプ信号rampLの変動が生じにくくなるため、ランプ信号rampLの変動をより抑制することができる。
また、列AD変換器140がバッファ350、バッファ351を有する場合には、選択部170は、バッファ350、バッファ351の後段に接続される。つまり選択部170は、バッファ350、バッファ351のいずれか一方を比較器160の非反転入力ノードに接続する。この構成による効果を説明する。図4(a)に示した領域(1)ではすべての列の列AD変換器140が第1配線151に接続される。一方、領域(2)では、一部の列の列AD変換器140が第1配線151に接続される。したがって、第1配線151に接続される列AD変換器140の数が、領域(1)と、領域(2)とで異なる。よって、第1配線151に接続される、比較器160の入力ノードの寄生容量が、領域(1)の方が領域(2)よりも大きくなる。第1配線151に接続される列AD変換器140の数が増えるにつれて、第1配線151に備わる容量が大きくなる。したがって、ランプ信号rampLの電位の単位時間あたりの電位変化量が、第1配線151に接続される列AD変換器140の数が増えるにつれて小さくなる。これにより、第1配線151に接続される列AD変換器140の個数の違いによるAD変換精度の低下が生じうる。
一方で、図5に示したように、各列の列AD変換器140がバッファ350、351を備える場合、第1配線151には、図4(a)の領域(1)、領域(2)のいずれにおいても、全ての列の列AD変換器140のバッファ350が接続されることとなる。したがって、第1配線151に接続される列AD変換器140の個数の違いによるAD変換精度の低下を抑制できる。
ただし、バッファ350が追随できないような、比較器160の入力ノードの高周波の電位変動は、バッファ350の入出力間容量を介してまで第1配線151に到達しうる。よって、バッファ350を設けるのみならず、第1配線151に接続された容量素子155を設けることで、より効果的にノイズの抑制が可能となる。つまり、ランプ生成器150から第1バッファまでの電気的経路における第1配線151の容量を、ランプ生成器150から第2バッファまでの電気的経路における第2配線152の容量よりも大きくすればよい。
(実施例2)
実施例2の撮像装置について、実施例1と異なる点を中心に説明する。
図7は、本実施例の撮像装置の構成を示した図である。実施例1の撮像装置では、1列の画素100に対し、1つの列AD変換器140が設けられていた。一方、本実施例では1列の画素100に対して、列AD変換器140-1(第1AD変換部)、列AD変換器140-2(第2AD変換部)が設けられている。第1AD変換部の比較器160は第1配線151に接続され、第2AD変換部の比較器160は第2配線152に接続される。実施例1では、画素100の光信号に基づく信号と判定閾値との比較結果に応じて、AD変換に用いるランプ信号として、ランプ信号rampL、ランプ信号rampHの一方を選択していた。一方、本実施例では、画素100の光信号に基づく信号を、第1AD変換部の比較器160はランプ信号rampLと比較し、第2AD変換部の比較器160はランプ信号rampHと比較する。
さらに列AD変換器140-1,140-2の各々は、メモリ部250、メモリ部251を有する。メモリ部250、メモリ部251のそれぞれは、パルス生成器260、セレクタ265、メモリ270、メモリ290を有する。セレクタ265は、リセットレベルのAD変換時には、パルス生成器260のパルスをメモリ270に出力する。また、セレクタ265は、光信号に基づく信号のAD変換時には、パルス生成器260のパルスをメモリ290に出力する。メモリ270は、リセットレベルに対応するAD変換結果を保持する。メモリ290は、光信号に基づく信号に対応するAD変換結果を保持する。
本実施例においても、第1配線151に容量素子155を接続している。この構成を備えることにより、実施例1の撮像装置が、第1配線151に接続された容量素子155を備えることによって得た効果と同じ効果を、本実施例の撮像装置も得ることができる。
(実施例3)
図8は、本実施例による撮像システム500の構成を示すブロック図である。本実施例の撮像システム500は、上述の各実施例で述べた撮像装置のいずれかの構成を適用した撮像装置200を含む。撮像システム500の具体例としては、デジタルスチルカメラ、デジタルカムコーダー、監視カメラ等が挙げられる。図8に、上述の各実施例のいずれかの撮像装置を撮像装置200として適用したデジタルスチルカメラの構成例を示す。
図8に例示した撮像システム500は、撮像装置200、被写体の光学像を撮像装置200に結像させるレンズ5020、レンズ5020を通過する光量を可変にするための絞り504、レンズ5020の保護のためのバリア506を有する。レンズ5020及び絞り504は、撮像装置200に光を集光する光学系である。
撮像システム500は、また、撮像装置200から出力される出力信号の処理を行う信号処理部5080を有する。信号処理部5080は、必要に応じて入力信号に対して各種の補正、圧縮を行って出力する信号処理の動作を行う。信号処理部5080は、撮像装置200より出力される出力信号に対してAD変換処理を実施する機能を備えていてもよい。この場合、撮像装置200の内部には、必ずしもAD変換回路を有する必要はない。
撮像システム500は、更に、画像データを一時的に記憶するためのバッファメモリ部510、外部コンピュータ等と通信するための外部インターフェース部(外部I/F部)512を有する。更に撮像システム500は、撮像データの記録又は読み出しを行うための半導体メモリ等の記録媒体514、記録媒体514に記録又は読み出しを行うための記録媒体制御インターフェース部(記録媒体制御I/F部)516を有する。なお、記録媒体514は、撮像システム500に内蔵されていてもよく、着脱可能であってもよい。
更に撮像システム500は、各種演算を行うとともにデジタルスチルカメラ全体を制御する全体制御・演算部518、撮像装置200と信号処理部5080に各種タイミング信号を出力するタイミング発生部520を有する。ここで、タイミング信号などは外部から入力されてもよく、撮像システム500は、少なくとも撮像装置200と、撮像装置200から出力された出力信号を処理する信号処理部5080とを有すればよい。全体制御・演算部518及びタイミング発生部520は、撮像装置200の制御機能の一部又は全部を実施するように構成してもよい。
撮像装置200は、画像用信号を信号処理部5080に出力する。信号処理部5080は、撮像装置200から出力される画像用信号に対して所定の信号処理を実施し、画像データを出力する。また、信号処理部5080は、画像用信号を用いて、画像を生成する。
上述した各実施例の撮像装置による撮像装置を用いて撮像システムを構成することにより、より良質の画像が取得可能な撮像システムを実現することができる。
(実施例4)
本実施例の撮像システム及び移動体について、図9及び図10を用いて説明する。
図9は、本実施例による撮像システム及び移動体の構成例を示す概略図である。図10は、本実施例による撮像システムの動作を示すフロー図である。
本実施例では、車載カメラに関する撮像システムの一例を示す。図9は、車両システムとこれに搭載される撮像システムの一例を示したものである。撮像システム701は、撮像装置702、画像前処理部715、集積回路703、光学系714を含む。光学系714は、撮像装置702に被写体の光学像を結像する。撮像装置702は、光学系714により結像された被写体の光学像を電気信号に変換する。撮像装置702は、上述の各実施例のいずれかの撮像装置である。画像前処理部715は、撮像装置702から出力された信号に対して所定の信号処理を行う。画像前処理部715の機能は、撮像装置702内に組み込まれていてもよい。撮像システム701には、光学系714、撮像装置702及び画像前処理部715が、少なくとも2組設けられており、各組の画像前処理部715からの出力が集積回路703に入力されるようになっている。
集積回路703は、撮像システム用途向けの集積回路であり、メモリ705を含む画像処理部704、光学測距部706、視差演算部707、物体認知部708、異常検出部709を含む。画像処理部704は、画像前処理部715の出力信号に対して、現像処理や欠陥補正等の画像処理を行う。メモリ705は、撮像画像の一次記憶、撮像画素の欠陥位置を格納する。光学測距部706は、被写体の合焦や、測距を行う。視差演算部707は、複数の撮像装置702により取得された複数の画像データから視差(視差画像の位相差)の算出を行う。物体認知部708は、車、道、標識、人等の被写体の認知を行う。異常検出部709は、撮像装置702の異常を検出すると、主制御部713に異常を発報する。
集積回路703は、専用に設計されたハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアモジュールによって実現されてもよいし、これらの組合せによって実現されてもよい。また、FPGA(Field Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等によって実現されてもよいし、これらの組合せによって実現されてもよい。
主制御部713は、撮像システム701、車両センサ710、制御ユニット720等の動作を統括・制御する。なお、主制御部713を持たず、撮像システム701、車両センサ710、制御ユニット720が個別に通信インターフェースを有して、それぞれが通信ネットワークを介して制御信号の送受を行う(例えばCAN規格)方法も取りうる。
集積回路703は、主制御部713からの制御信号を受け或いは自身の制御部によって、撮像装置702へ制御信号や設定値を送信する機能を有する。例えば、集積回路703は、撮像装置702内の電圧スイッチ13をパルス駆動させるための設定や、フレーム毎に電圧スイッチ13を切り替える設定等を送信する。
撮像システム701は、車両センサ710に接続されており、車速、ヨーレート、舵角などの自車両走行状態及び自車外環境や他車・障害物の状態を検出することができる。車両センサ710は、視差画像から対象物までの距離情報を取得する距離情報取得手段でもある。また、撮像システム701は、自動操舵、自動巡行、衝突防止機能等の種々の運転支援を行う運転支援制御部711に接続されている。特に、衝突判定機能に関しては、撮像システム701や車両センサ710の検出結果を基に他車・障害物との衝突推定・衝突有無を判定する。これにより、衝突が推定される場合の回避制御、衝突時の安全装置起動を行う。
また、撮像システム701は、衝突判定部での判定結果に基づいて、ドライバーに警報を発する警報装置712にも接続されている。例えば、衝突判定部の判定結果として衝突可能性が高い場合、主制御部713は、ブレーキをかける、アクセルを戻す、エンジン出力を抑制するなどして、衝突を回避、被害を軽減する車両制御を行う。警報装置712は、音等の警報を鳴らす、カーナビゲーションシステムやメーターパネルなどの表示部画面に警報情報を表示する、シートベルトやステアリングに振動を与えるなどしてユーザに警告を行う。
本実施例では、車両の周囲、例えば前方又は後方を撮像システム701で撮影する。図9(b)に、車両前方を撮像システム701で撮像する場合の撮像システム701の配置例を示す。
2つの撮像装置702は、車両700の前方に配置される。具体的には、車両700の進退方位又は外形(例えば車幅)に対する中心線を対称軸に見立て、その対称軸に対して2つの撮像装置702が線対称に配置されると、車両700と被写対象物との間の距離情報の取得や衝突可能性の判定を行う上で好ましい。また、撮像装置702は、運転者が運転席から車両700の外の状況を視認する際に運転者の視野を妨げない配置が好ましい。警報装置712は、運転者の視野に入りやすい配置が好ましい。
次に、撮像システム701における撮像装置702の故障検出動作について、図10を用いて説明する。撮像装置702の故障検出動作は、図10に示すステップS810~S880に従って実施される。
ステップS810は、撮像装置702のスタートアップ時の設定を行うステップである。すなわち、撮像システム701の外部(例えば主制御部713)又は撮像システム701の内部から、撮像装置702の動作のための設定を送信し、撮像装置702の撮像動作及び故障検出動作を開始する。
次いで、ステップS820において、有効画素から画素信号を取得する。また、ステップS830において、故障検出用に設けた故障検出画素からの出力値を取得する。この故障検出画素は、有効画素と同じく光電変換部を備える。この光電変換部には、所定の電圧が書き込まれる。故障検出用画素は、この光電変換部に書き込まれた電圧に対応する信号を出力する。なお、ステップS820とステップS830とは逆でもよい。
次いで、ステップS840において、故障検出画素の出力期待値と、実際の故障検出画素からの出力値との該非判定を行う。
ステップS840における該非判定の結果、出力期待値と実際の出力値とが一致している場合は、ステップS850に移行し、撮像動作が正常に行われていると判定し、処理ステップがステップS860へと移行する。ステップS860では、走査行の画素信号をメモリ705に送信して一次保存する。そののち、ステップS820に戻り、故障検出動作を継続する。
一方、ステップS840における該非判定の結果、出力期待値と実際の出力値とが一致していない場合は、処理ステップはステップS870に移行する。ステップS870において、撮像動作に異常があると判定し、主制御部713、又は警報装置712に警報を発報する。警報装置712は、表示部に異常が検出されたことを表示させる。その後、ステップS880において撮像装置702を停止し、撮像システム701の動作を終了する。
なお、本実施例では、1行毎にフローチャートをループさせる例を例示したが、複数行毎にフローチャートをループさせてもよいし、1フレーム毎に故障検出動作を行ってもよい。
なお、ステップS870の警報の発報は、無線ネットワークを介して、車両の外部に通知するようにしてもよい。
また、本実施例では、他の車両と衝突しない制御を説明したが、他の車両に追従して自動運転する制御や、車線からはみ出さないように自動運転する制御などにも適用可能である。さらに、撮像システム701は、自車両等の車両に限らず、例えば、船舶、航空機或いは産業用ロボットなどの移動体(移動装置)に適用することができる。加えて、移動体に限らず、高度道路交通システム(ITS)等、広く物体認識を利用する機器に適用することができる。
[変形実施例]
本発明は、上記実施例に限らず種々の変形が可能である。
例えば、いずれかの実施例の一部の構成を他の実施例に追加した例や、他の実施例の一部の構成と置換した例も、本発明の実施例である。
また、上述の実施例は、いずれも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらの例示によって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならない。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な態様で実施することができる。
100 画素
110 画素アレイ
120 垂直走査回路
140 列AD変換器(AD変換部)
150 ランプ生成器(ランプ信号供給部)
151 第1配線
152 第2配線
155 容量素子

Claims (19)

  1. 単位時間あたり第1の変化量で電位が変化する第1ランプ信号と、単位時間あたり前記第1の変化量よりも大きい第2の変化量で電位が変化する第2ランプ信号とを供給するランプ信号供給部と、
    前記第1ランプ信号を伝送する第1配線と、
    前記第2ランプ信号を伝送する第2配線と、
    前記第1配線および前記第2配線に接続され、前記第1ランプ信号と前記第2ランプ信号の一方のランプ信号を出力する選択部と、前記選択部から出力される前記ランプ信号と、アナログ信号との第1比較を行う比較部とを有し、前記第1比較によって前記アナログ信号に対応するデジタル信号を各々が得る複数のAD変換部とを有し、
    前記ランプ信号供給部から前記第1配線を介して前記選択部に至る電気的経路に備わる第1容量が、前記ランプ信号供給部から前記第2配線を介して前記選択部に至る電気的経路に備わる第2容量よりも大きいことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記比較部は、前記アナログ信号と閾値との比較である第2比較を行い、
    前記第比較の結果が、前記アナログ信号が前記閾値よりも振幅が小さいことを示す場合には、前記第1比較に用いるランプ信号は前記第1ランプ信号であり
    前記第比較の結果が、前記アナログ信号が前記閾値よりも振幅が大きいことを示す場合には、前記第1比較に用いるランプ信号は前記第2ランプ信号であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記ランプ信号供給部が前記閾値を生成し、
    前記第1配線が、前記ランプ信号供給部から前記AD変換部に前記閾値を伝送することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記選択部は、前記第1配線に接続された第1バッファと、前記第2配線に接続された第2バッファとを備え、前記第1バッファと前記第2バッファの一方を前記比較部に接続し、
    前記第1容量は、前記ランプ信号供給部から前記第1バッファまでの電気的経路の容量であり、
    前記第2容量は、前記ランプ信号供給部から前記第2バッファまでの電気的経路の容量であることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記選択部は、前記第1バッファと前記第2バッファの一方を前記比較部に接続することによって、前記第1ランプ信号と前記第2ランプ信号の一方のランプ信号を前記比較部に出力することを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 単位時間あたり第1の変化量で電位が変化する第1ランプ信号と、単位時間あたり前記第1の変化量よりも大きい第2の変化量で電位が変化する第2ランプ信号とを供給するランプ信号供給部と、
    前記第1ランプ信号を伝送する第1配線と、
    前記第2ランプ信号を伝送する第2配線と、
    第1AD変換部と第2AD変換部とを含む複数のAD変換部を有し、
    前記第1AD変換部は、前記第1配線に接続され、前記第2配線には接続されない第1比較部を有し、前記第1比較部が前記第1ランプ信号とアナログ信号との比較である第1比較を行うことによって前記アナログ信号に対応するデジタル信号を得るAD変換部であり、
    前記第2AD変換部は、前記第2配線に接続され、前記第1配線には接続されない第2比較部を有し、前記第2比較部が前記第2ランプ信号と、前記第1比較に用いられる前記アナログ信号との比較である第2比較を行うことによって前記アナログ信号に対応するデジタル信号を得るAD変換部であり、
    前記ランプ信号供給部から前記第1配線を介して前記第1比較部に至る電気的経路に備わる第1容量の方が、前記ランプ信号供給部から前記第2配線を介して前記第比較部に至る電気的経路に備わる第2容量よりも大きいことを特徴とする撮像装置。
  7. 前記第1配線の幅が、前記第2配線の幅よりも太いことによって、前記第1容量が前記第2容量よりも大きいことを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記第1容量が前記第2容量よりも大きくなるように前記第1配線に接続された容量素子を有することを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記第1配線に接続された容量素子を有し、
    前記第2配線には容量素子が接続されていないことを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 前記容量素子がMIM構造を備える容量素子であることを特徴とする請求項8または9に記載の撮像装置。
  11. 前記容量素子がMOS構造を備える容量素子であることを特徴とする請求項8または9に記載の撮像装置。
  12. 前記容量素子は、前記第1配線において、前記ランプ信号供給部から、前記ランプ信号供給部に至る電気的経路が最も短いAD変換部に至る電気的経路に設けられていることを特徴とする請求項8~11のいずれか1項に記載の撮像装置。
  13. 前記容量素子と前記第1配線との接続と非接続とを切り替えるスイッチをさらに有することを特徴とする請求項8~12のいずれか1項に記載の撮像装置。
  14. 光電変換することによって生成した電荷に基づく光信号を出力する画素を備え、
    前記アナログ信号が、前記光信号に基づく信号であり、
    前記画素が設けられた第1基板と、前記AD変換部が設けられた第2基板とを備え、前記容量素子が、前記第1基板と、前記第2基板の一方に設けられていることを特徴とする請求項8~13のいずれか1項に記載の撮像装置。
  15. 前記画素が設けられた第1基板と、前記AD変換部が設けられた第2基板と、前記容量素子が設けられた第3基板とを有することを特徴とする請求項14に記載の撮像装置。
  16. 光電変換することによって生成した電荷に基づく光信号を出力する画素を備え、
    前記アナログ信号が、前記光信号に基づく信号であることを特徴とする請求項1~13のいずれか1項に記載の撮像装置。
  17. 前記ランプ信号供給部が、前記第1ランプ信号と前記第2ランプ信号を出力するデジタルアナログ変換器を有することを特徴とする請求項1~16のいずれか1項に記載の撮像装置。
  18. 請求項1~17のいずれか1項に記載の撮像装置と、
    前記撮像装置が出力する信号を処理することによって画像を生成する信号処理部とを有することを特徴とする撮像システム。
  19. 請求項1~17のいずれか1項に記載の撮像装置と、
    前記撮像装置からの信号に基づく視差画像から、対象物までの距離情報を取得する距離情報取得手段と、を有する移動体であって、
    前記距離情報に基づいて前記移動体を制御する制御手段をさらに有することを特徴とする移動体。
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