JP4379504B2 - 固体撮像素子、およびカメラシステム - Google Patents

固体撮像素子、およびカメラシステム Download PDF

Info

Publication number
JP4379504B2
JP4379504B2 JP2007210868A JP2007210868A JP4379504B2 JP 4379504 B2 JP4379504 B2 JP 4379504B2 JP 2007210868 A JP2007210868 A JP 2007210868A JP 2007210868 A JP2007210868 A JP 2007210868A JP 4379504 B2 JP4379504 B2 JP 4379504B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
counter
signal
output
comparator
clock
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007210868A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009049459A (ja
Inventor
静徳 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2007210868A priority Critical patent/JP4379504B2/ja
Priority to TW097130543A priority patent/TWI369131B/zh
Priority to US12/190,170 priority patent/US8081248B2/en
Priority to KR20080079489A priority patent/KR101491525B1/ko
Priority to CN2008101351809A priority patent/CN101370073B/zh
Publication of JP2009049459A publication Critical patent/JP2009049459A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4379504B2 publication Critical patent/JP4379504B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
    • H04N25/76Addressed sensors, e.g. MOS or CMOS sensors
    • H04N25/77Pixel circuitry, e.g. memories, A/D converters, pixel amplifiers, shared circuits or shared components
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
    • H04N25/71Charge-coupled device [CCD] sensors; Charge-transfer registers specially adapted for CCD sensors
    • H04N25/75Circuitry for providing, modifying or processing image signals from the pixel array
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
    • H04N25/76Addressed sensors, e.g. MOS or CMOS sensors
    • H04N25/77Pixel circuitry, e.g. memories, A/D converters, pixel amplifiers, shared circuits or shared components
    • H04N25/772Pixel circuitry, e.g. memories, A/D converters, pixel amplifiers, shared circuits or shared components comprising A/D, V/T, V/F, I/T or I/F converters

Description

本発明は、CMOSイメージセンサに代表される固体撮像素子、およびカメラシステムに関するものである。
近年、CCDに代わる固体撮像素子(イメージセンサ)として、CMOSイメージセンサが注目を集めている。
これは、CCD画素の製造に専用プロセスを必要とし、また、その動作には複数の電源電圧が必要であり、さらに複数の周辺ICを組み合わせて動作させる必要があるため、システムが非常に複雑化するといった処々の問題を、CMOSイメージセンサが克服しているからである。
CMOSイメージセンサは、その製造には一般的なCMOS型集積回路と同様の製造プロセスを用いることが可能であり、また単一電源での駆動が可能、さらにCMOSプロセスを用いたアナログ回路や論理回路を同一チップ内に混在させることができるため、周辺ICの数を減らすことができるといった、大きなメリットを複数持ち合わせている。
CCDの出力回路は、浮遊拡散層(FD:Floating Diffusion)を有するFDアンプを用いた1チャネル(ch)出力が主流である。
これに対して、CMOSイメージセンサは各画素毎にFDアンプを持ち合わせており、その出力は、画素アレイの中のある一行を選択し、それらを同時に列方向へと読み出すような列並列出力型が主流である。
これは、画素内に配置されたFDアンプでは十分な駆動能力を得ることは難しく、したがってデータレートを下げることが必要で、並列処理が有利とされているからである。
以下に、一般的なCMOSイメージセンサについて説明する。
図1は、4つのトランジスタで構成されるCMOSイメージセンサの画素の一例を示す図である。
この画素10は、光電変換素子としてたとえばフォトダイオード11を有し、この1個のフォトダイオード11に対して、転送トランジスタ12、増幅トランジスタ13、選択トランジスタ14、リセットトランジスタ15の4つのトランジスタを能動素子として有する。
フォトダイオード11は、入射光をその光量に応じた量の電荷(ここでは電子)に光電変換する。
転送トランジスタ12は、フォトダイオード11とフローティングディフュージョンFDとの間に接続され、転送制御線LTxを通じてそのゲート(転送ゲート)に駆動信号が与えられることで、フォトダイオード11で光電変換された電子をフローティングディフュージョンFDに転送する。
フローティングディフュージョンFDには、増幅トランジスタ13のゲートが接続されている。増幅トランジスタ13は、選択トランジスタ14を介して信号線LSGNに接続され、画素部外の定電流源16とソースフォロアを構成している。
そして、選択制御線LSELを通してアドレス信号が選択トランジスタ14のゲートに与えられ、選択トランジスタ14がオンすると、増幅トランジスタ13はフローティングディフュージョンFDの電位を増幅してその電位に応じた電圧を出力(垂直)信号線LSGNに出カする。信号線LSGNを通じて、各画素から出力された信号電圧は、画素信号読み出し回路に出力される。
リセットトランジスタ15は、電源ラインLVDDとフローティングディフュージョンFDとの間に接続され、リセット制御線LRSTを通してそのゲートにリセット信号が与えられることで、フローティングディフュージョンFDの電位を電源ラインLVDDの電位にリセットする。
より具体的には、画素をリセットするときは、転送トランジスタ12をオンし、フォトダイオード11にたまった電荷をはきすて、次に転送トランジスタ12をオフし、フォトダイオード11が光信号を電荷に変換し、蓄積する。
読み出し時には、リセットトランジスタ15をオンしてフローティングディフュージョンFDをリセットし、リセットトランジスタ15をオフし、そのときのフローティングディフュージョンFDの電圧を増幅トランジスタ13、選択トランジスタ14を通して出力する。このときの出力をP相出力とする。
次に、転送トランジスタ12をオンしてフォトダイオード11に蓄積された電荷をフローティングディフュージョンFDに転送し、そのときのフローティングディフュージョンFDの電圧を増幅トランジスタ13で出力する。このときの出力をD相出力とする。
D相出力とP相出力の差分を画像信号とすることで、画素ごとの出力のDC成分のばらつきだけでなく、フローティングディフュージョンのFDリセットノイズも画像信号から除去することができる。
これらの動作は、たとえば転送トランジスタ12、選択トランジスタ14およびリセットトランジスタ15の各ゲートが行単位で接続されていることから、1行分の各画素について同時に行われる。
また、列並列出力型CMOSイメージセンサの画素信号読み出し(出力)回路については実に様々なものが提案されているが、その最も進んだ形態のひとつが列毎にアナログ−デジタル変換装置(以下、ADC(Analog digital converter)と略す)を備え、デジタル信号として画素信号を取り出すタイプである。
このような列並列型のADCを搭載したCMOSイメージセンサは、たとえば非特許文献1や特許文献1に開示されている。
図2は、列並列ADC搭載固体撮像素子(CMOSイメージセンサ)の構成例を示すブロック図である。
この固体撮像素子20は、図2に示すように、撮像部としての画素部21、垂直走査回路22、水平転送走査回路23、タイミング制御回路24、ADC群25、デジタル−アナログ変換装置(以下、DAC (Digital - Analog converter)と略す)26、アンプ回路(S/A)27、および信号処理回路28を有する。
画素部21は、フォトダイオードと画素内アンプとを含む、たとえば図1に示すような画素がマトリックス状(行列状)に配置されて構成される。
また、固体撮像素子20においては、画素部21の信号を順次読み出すための制御回路として、内部クロックを生成するタイミング制御回路24、行アドレスや行走査を制御する垂直走査回路22、そして列アドレスや列走査を制御する水平転送走査回路23が配置される。
ADC群25は、DAC26により生成される参照電圧を階段状に変化させたランプ波形(RAMP)である参照電圧Vslopと、行線毎に画素から垂直信号線を経由し得られるアナログ信号とを比較する比較器25−1と、比較時間をカウントするカウンタ25−2と、カウント結果を保持するラッチ25−3とからなるADCが複数列配列されている。
ADC群25は、nビットデジタル信号変換機能を有し、垂直信号線(列線)毎に配置され、列並列ADCブロックが構成される。
各ラッチ25−3の出力は、たとえば2nビット幅の水平転送線29に接続されている。
そして、水平転送線29に対応した2n個のアンプ回路27、および信号処理回路28が配置される。
ADC群25においては、垂直信号線に読み出されたアナログ信号(電位Vsl)は列毎に配置された比較器25−1で参照電圧Vslop(ある傾きを持った線形に変化するスロープ波形)と比較される。
このとき、比較器25−1と同様に列毎に配置されたカウンタ25−2が動作しており、ランプ波形のある参照電圧Vslopとカウンタ値が一対一対応を取りながら変化することで垂直信号線の電位(アナログ信号)Vslをデジタル信号に変換する。
参照電圧Vslopの変化は電圧の変化を時間の変化に変換するものであり、その時間をある周期(クロック)で数えることでデジタル値に変換するものである。
そしてアナログ電気信号の電位Vslと参照電圧Vslopが交わったとき、比較器25−1の出力が反転し、カウンタ25−2の入力クロックを停止し、AD変換が完了する。
以上のAD変換期間終了後、水平転送走査回路23により、ラッチ25−3に保持されたデータが、水平転送線29、アンプ回路27を経て信号処理回路28に入力され、2次元画像が生成される。
このようにして、列並列出力処理が行われる。
W. Yang等 (W. Yang et. Al., "An Integrated 800x600 CMOS Image System," ISSCC Digest of Technical Papers, pp. 304-305、 Feb., 1999) 特開2005−278135号公報
ところで、デジタルスチルカメラなど光を電気信号に変換し画像信号を出力する装置として用いられている固体撮像装置において、近年、画素数増加や高フレームレートに伴い、高速読み出しや低消費電力化が必須の技術になっている。
上述したように、固体撮像装置の一つであるMOS(CMOS)型イメージセンサは、CMOS集積回路と同様のプロセスで製造できる特徴を活かし画素毎に電荷を電気信号に変換し、画素から読み出される電気信号を列毎、並列に処理することで読み出し速度を向上させることができる。
一方、列毎に並列処理することで高速化は実現できるが、並列処理するときに回路が消費する電流が集中することによる、電流増加や局所的な電流集中が電源を揺らすといった問題を発生させている。
この問題についてさらに考察する。
ここで、上述したカウンタの動作およびカウンタが消費する電流を図3および図4に関連付けて説明する。
図3は、撮像する対象がある程度明るいシーンでの状態を示す図である。
明るさに応じて画素には信号が蓄積され、読み出し時、図のように垂直信号線電位Vslはリセットレベルより下がる。この信号変化を読み出し回路はAD変換する。
ここで、カウンタの消費電流はカウンタが動作している期間、すなわちは垂直信号線に読み出される信号電位Vslと参照電圧Vslopの交差するところまで発生し、カウンタがとまった時点で消費する電流はほぼゼロになる。
一回のAD変換においてカウンタが消費する電流は図で示す瞬時電流の合計、すなわち図中に示す面積がそれにあたる。
なお、図3においてカウンタは画素のリセットレベル読み出し時と信号レベル読み出し時の2回の動作し、その差分データを取り出す動作をしているが、これは一例であり、信号レベルのみの動作をする構成を取ることも可能である。
図4は、撮像する対象が暗いシーンでの状態を示す図である。
このとき、垂直信号線電位Vslと参照電圧Vslopはすぐに交差するためカウンタの動作期間も短く、一回の読み出しで消費するカウンタの電流(図中で示す瞬時電流の合計)は減少する。
このように信号量に応じてカウンタの動作する期間が変動し、消費電流も信号に応じて変動してしまう。すなわち、一行に一回行われるAD変換において全カラム合計の消費電流が行ごとに変動する。
図5は、縦に白、黒、白、黒と変化する画を取ったときのカウンタの消費電流を示す図である。
白を写している期間においてカウンタの消費電流は最大となり、黒を写している期間においては消費電流が最小となる。
このように明るさに応じてカウンタのカラム合計消費電流は行ごとに変動し、その変動は信号によって異なるためまったく無周期で電源を揺らすことになり、その電源ゆれが読み出し回路に戻り映像の劣化を引き起こすことがある。
このような電流負荷変動に対して、通常、外部容量を大きくすることで変動を平滑化する対策がとられるが、近年、イメージセンサは携帯電話等のモバイル機器に搭載されることが多く、モジュールとしても小型が要求される中で外部容量は小型化、削減化の方向であり、このような対策に頼れなくなっている傾向にある。
本発明は、一斉並列処理をするときに発生する電流集中を緩和させ電流平滑化を実現することが可能で、電源変動を抑止可能な固体撮像素子、およびカメラシステムを提供することにある。
本発明の第1の観点の固体撮像素子は、光電変換を行う複数の画素が行列状に配列された画素部と、上記画素部から複数の画素単位で画素信号の読み出しを行う画素信号読み出し回路と、を有し、上記画素信号読み出し回路は、画素の列配列に対応して配置され、読み出し信号電位と参照電圧とを比較判定し、その判定信号を出力する複数の比較器と、上記比較器の出力により動作が制御され、対応する上記比較器の比較時間をカウントする複数のカウンタと、を含み、上記複数のカウンタは、1または複数列ごとに動作期間が異なり、上記比較器は、上記読み出し信号電位と上記参照電圧とが一致すると出力レベルが反転し、列ごとに配置された動作期間が異なる上記複数のカウンタは、上記比較器の出力が反転するまで動作する第1カウンタと、上記比較器の出力が反転してから動作する第2カウンタと、を含む
本発明の第2の観点のカメラシステムは、固体撮像素子と、上記撮像素子に被写体像を結像する光学系と、を有し、上記固体撮像素子は、光電変換を行う複数の画素が行列状に配列された画素部と、上記画素部から複数の画素単位で画素信号の読み出しを行う画素信号読み出し回路と、を有し、上記画素信号読み出し回路は、画素の列配列に対応して配置され、読み出し信号電位と参照電圧とを比較判定し、その判定信号を出力する複数の比較器と、上記比較器の出力により動作が制御され、対応する上記比較器の比較時間をカウントする複数のカウンタと、を含み、上記複数のカウンタは、1または複数列ごとに動作期間が異なり、上記比較器は、上記読み出し信号電位と上記参照電圧とが一致すると出力レベルが反転し、列ごとに配置された動作期間が異なる上記複数のカウンタは、上記比較器の出力が反転するまで動作する第1カウンタと、上記比較器の出力が反転してから動作する第2カウンタと、を含む
好適には、上記第1カウンタと上記第2カウンタとは、色ごとに交互に配置されている。
好適には、隣り合った近い値をもつ同色系の複数の画素列に対応して、上記第1カウンタと上記第2カウンタとは、当該画素列ごとに交互に配置されている。
好適には、上記第1カウンタおよび上記第2カウンタのうちの一方はアップカウントし、他方はダウンカウントする。
好適には、上記画素信号読み出し回路は、上記第1カウンタまたは第2カウンタへのクロックの伝達を制御するクロック伝達制御部を有し、上記クロック伝達制御部は、クロック伝達対象が上記第1カウンタの場合には、上記比較器の出力が反転するまで上記クロックを伝達し、当該比較器の出力が反転すると当該クロックの伝達を停止し、クロック伝達対象が上記第2カウンタの場合には、上記比較器の出力が反転するまで上記クロックの伝達を停止し、当該比較器の出力が反転すると当該クロックを伝達する。
好適には、上記画素信号読み出し回路で読み出された信号に対して画像処理を行う信号処理部を有し、上記信号処理部は、上記カウンタの動作期間以外の期間に画像信号処理を集中して行う。
本発明によれば、画素信号読み出し回路において、読み出し信号電位と参照電圧とが比較判定され、その判定信号が出力される。そして、カウンタは、比較器の出力により動作が制御され、対応する比較器の比較時間がカウントされる。
このとき、複数のカウンタは、1または複数列ごとに動作期間が異なり、一斉並列処理をするときに発生する電流集中が緩和され電流が平滑化される。
本発明によれば、一斉並列処理をするときに発生する電流集中を緩和させ電流平滑化を実現することが可能で、電源変動を抑止可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に関連付けて説明する。
図6は、本発明の第1の実施形態に係る列並列ADC搭載固体撮像素子(CMOSイメージセンサ)の構成例を示すブロック図である。
この固体撮像素子100は、図6に示すように、撮像部としての画素部110、垂直走査回路120、水平転送走査回路130、タイミング制御回路140、画素信号読み出し回路としてのADC群150、DAC(デジタル−アナログ変換装置)160、アンプ回路(S/A)170、信号処理回路180、および水平転送線190を有する。
画素部110は、フォトダイオードと画素内アンプとを含む、たとえば図1に示すような画素がマトリックス状(行列状)に配置されて構成される。
また、固体撮像素子100においては、画素部110の信号を順次読み出すための制御回路として、内部クロックを生成するタイミング制御回路140、行アドレスや行走査を制御する垂直走査回路120、そして列アドレスや列走査を制御する水平転送走査回路130が配置される。
ADC群150は、DAC160により生成される参照電圧を階段状に変化させたランプ波形(RAMP)である参照電圧Vslopと、行線毎に画素から垂直信号線を経由し得られるアナログ信号(電位Vsl)とを比較する比較器151と、比較時間をカウントするカウンタ152と、カウント結果を保持するラッチ153とからなるADCが複数列配列されている。
ADC群150は、nビットデジタル信号変換機能を有し、各垂直信号線(列線)毎に配置され、列並列ADCブロックが構成される。
各ラッチ153の出力は、たとえば2nビット幅の水平転送線190に接続されている。
そして、水平転送線190に対応した2n個のアンプ回路170、および信号処理回路180が配置される。
ADC群150においては、垂直信号線に読み出されたアナログ信号(電位Vsl)は列毎に配置された比較器151で参照電圧Vslop(ある傾きを持った線形に変化するスロープ波形)と比較される。
このとき、比較器151と同様に列毎に配置されたカウンタ152が動作しており、ランプ波形のある参照電圧Vslopとカウンタ値が一対一対応を取りながら変化することで垂直信号線の電位(アナログ信号)Vslをデジタル信号に変換する。
参照電圧Vslopの変化は電圧の変化を時間の変化に変換するものであり、その時間をある周期(クロック)で数えることでデジタル値に変換するものである。
そしてアナログ電気信号の電位Vslと参照電圧Vslopが交わったとき、比較器151の出力が反転し、カウンタ152の入力クロックを停止し、または、入力を停止していたクロックをカウンタ152に入力し、AD変換を完了させる。
以上のAD変換期間終了後、水平転送走査回路130により、ラッチ153に保持されたデータが、水平転送線190に転送され、アンプ回路170を経て信号処理回路180に入力され、所定の信号処理により2次元画像が生成される。
そして、本実施形態に係るADC群150においては、一斉並列処理をするときに発生する電流集中を緩和させ電流平滑化を実現することが可能で、電源変動を抑止可能なように、ADC群(画素信号読み出し回路)150において、基本的に、カウンタ152は列ごとに動作する期間を変えてある(列ごとに動作する期間が異なる)。
より具体的には、本実施形態のADC群150においては、列毎に配置されたカウンタ152において、比較器151の出力が反転するまで動作するものと、比較器151の出力が反転してから動作するものの2種類の回路を搭載している。
この場合、動作の異なる2種類のカウンタが色毎に交互に配置される。
また、動作の異なるカウンタが一方はアップカウントで、一方はダウンカウントするように構成される。
以下、本実施形態の特徴的な構成を有するADC群(画素信号読み出し回路)150の構成、特にカウンタの構成、機能について詳細に説明する。
図7は、本実施形態に係るカウンタの動作の一例を示す図である。
図7に示している先カウントをとるカウンタ構成(第1カウンタ)は比較器151の判定信号S151がくるまで(比較器151の出力が反転するまで)カウンタ152を動作させるものであり、後カウントをとるカウンタ構成(第2カウンタ)は比較器151の判定信号S151が来てから(比較器151の出力信号が反転してから)、クロックをカウンタ152に伝達するものである。
図8は、本実施形態に係るクロック伝達制御部の構成例を示す図である。
ここクロック伝達制御部200は、比較器151の判定信号S151に応答してクロックCLKのカウンタ152への入力タイミングを制御するゲートブロック部210を有する。
先カウントするカウンタおよび後カウントとするカウンタは、1または複数列ごとに配置される。したがって、ゲートブロック部210は、1または複数列ごとにカウンタ152の入力段に配置される。
図9(A),(B)は、図8のゲートブロック部210の構成例を示す図である。
図9(A)は、ゲートブロック部210Aが2入力NORゲート211で構成されている。
このゲートブロック部210Aは、比較器151の判定信号S151がくるまで(比較器151の出力が反転するまで)カウンタ152を動作させる先カウントに対応する。
図9(B)は、ゲートブロック部210Bが2入力NANDゲート212で構成されている。
このゲートブロック部210Bは、比較器151の判定信号S151がきてから(比較器151の出力信号が反転してから)、カウンタ152を動作させる後カウントに対応する。
なお、このように、固定的な配置をとる代わりに、図10に示すように、たとえばタイミング制御回路140に設けられるレジスタ141に外部から設定されるデータに応じて先カウントと後カウントに対応するように構成することも可能である。
図10の例は、2入力NORゲート211および2入力NANDゲート212を有するブロック213を設け、設定データがロー(L)の場合には先カウントを行うように2入力NORゲート211を選択し、設定データがハイ(H)の場合には後カウントを行うように2入力NANDゲート212を選択する。
このような構成において、たとえば、先カウントの場合、カウンタ152は動作前にゼロに初期化されており、クロックCLKが伝達されると同時にカウントを開始する。
そして、比較器151の出力である判定信号S151が反転した時点でカウンタ152を停止し、そのときの値をラッチ153に保持することでAD変換する。
図の例では300クロック目に比較器151の出力が反転し、その値をラッチ153に保持する。
次に、後カウントの場合、カウンタ152を動作前にオール1、すなわち10ビット(bit)なら1023に初期化する。
そして、クロックCLKが入力され始めるがゲートブロック部210によって初めカウンタ152は停止している。
そして、比較器151の出力が反転した時点からカウンタ152を動作させる。ただしこのときカウンタ152はダウンカウントを行う。そして、クロックが1023クロックきた時点で停止するので、カウンタの値は300となる。
このように、本実施形態においては、この先カウント、後カウントの両方を用いる。ただし、カウントの構成はこの限りではなく、後カウントにおいてはダウンカウントにする必要はなく、アップカウントを行って、後の処理ブロックで最大の値から減算すれば同様な値を得ることができる。
たとえば、図7の場合では、後カウントをアップ方式にするとカウンタの値は723となり、後段で(1023−723)を計算することで300を得ることが可能である。
そして、本実施形態のポイントは、この先カウント、後カウントのカウンタを図11に示すように色ごとに交互に配置することにある。
図11の例は、隣り合った同色の画素は近い値をもつことから2列ごとに先カウントと後カウントを交互に行うように構成される。
すなわち、図11の例では、隣り合った近い値をもつ同色系の複数の画素列に対応して、先カウンタと後カウンタとは、この画素列ごとに交互に配置されている。
ここで、一般的に隣の画素は近いレベルの映像信号をもつ。もちろん急激に変化するエッジ等はあるが、1画素単位で映像が白、黒と入れかわり変化する画はテストパターンでない限り発生はしない。
本実施形態においては、このような映像信号の特徴を利用し電流平滑を得る回路を実現する。その効果を図12、図13、および図14に関連付けて説明する。
図12は、ある適当な信号レベル(画素信号)が入力されたときのカウンタの動作を示す図である。
図12においては、偶数列には先カウンタ、奇数列には後カウンタを配置しているものとして説明する。
偶数列は先カウンタなので比較器151の出力が反転するまでカウンタ152は動作し、その動作の間、消費電流が発生する。
これに対し、奇数列は後カウントなので比較器151の出力が反転してからカウンタ152は動作し、その期間、消費電流が発生する。
横一列まったく同じ信号が入っていたときの、全カラムのトータルの消費電流は図12に示すように、既存のカウンタ構成であると、全カラム(全列)、比較器151が停止するまでの期間に電流が集中する。
これに対して、本実施形態のカウンタ構成であると、比較器151の出力が反転するまでは半分のカウンタが動作し、比較器151の出力が反転してからは半分のカウンタが動作するため、カウンタの消費電流はAD変換中一定の電流となる。
次に、図13は、全カラムに飽和レベル、すなわち白レベルの信号が入力されたときのカウンタの動作を示す図である。
この場合、カウンタの動作は図12に説明したときと変わらないが、消費電流は既存の構成の場合、カウンタはフルカウントするため全カラムAD変換中常に動作し、消費電流は最大となる。
これに対し、本実施形態のカウンタ構成であると、カウンタの半分はフルカウントするが、半分はほとんど動作しない。
そのため、カラム全体で消費されるカウンタの消費電流は既存のカウンタ構成に対し、ほぼ半分となる。
またここで注目すべきは、図12に示す適当な入力信号のときのカウンタ消費電流と比較し、既存の方式だと入力レベルに応じてカウンタの消費電流が変動しているのに対し、本実施形態のカウンタ構成では先読みと後読みのカウンタがそれぞれ電流を消費する期間を補完しあうことでほぼ一定に保たれていることである。
図14は、全カラムに入力信号がほぼゼロ、すなわち黒レベルの信号が入力されたときのカウンタの動作を示す図である。
この場合、全カウンタの消費電流は既存の方式であると、比較器151の出力がすぐに反転するためカウンタの動作期間は短く、消費電流は絞られる。
これに対し、本実施形態におけるカウンタ消費電流は図12および図13に関連付けて説明した入力信号とほぼ変化はない。
黒レベルの信号を読み出すときの消費電流を比較すると、既存のカウンタ構成より増える方向だが、映像信号なので黒レベルだけを読むということは映像情報をまったく持っていないことであり、このような読み出しが連続して行われることはない。
映像信号があるとそのレベルに応じて消費電流が変動してしまう既存の方式に対し、本実施形態の画素信号読み出し回路であるADC群150では、ほぼ信号レベルに依存せず消費電流をコントロールすることが可能となる。
ここまで、説明を簡単にするために全カラム一斉に同じ信号が入力されたケースで説明を行ってきた。
しかし、実際の映像信号は横方向、すなわち各カラムにおいて入力される信号は異なる。
図15は、一枚の画を取得したときの横方向、縦方向の信号の変換の一例を示す図である。
図15に示すように、横方向、縦方向と通常信号レベルは変化する。
横方向の読み出しは一斉に行われるため、信号が横方向にどのようなパターンであっても回路の消費電流は一定でなければ縦方向の読み出しで、図3および図4で示したように回路に消費される電流が異なってしまい、結果、電源変動を引き起こしてしまう。
ここからは横方向の信号も各カラムで異なるといった実際のケースにおいて本発明の実施形態の効果を説明する。
まずは、図16(A)〜(C)に示すように、カラム一様に白レベルの信号が入力されたケースで説明を行う。
カウンタは動作時間に応じて線形に消費電流が変動する。すなわち、信号量に応じて消費電流が線形に変化する。ここでは信号の最大を10とし、信号量をそのまま消費電流として説明を行う。
まず、一様に白レベル近くの信号8が各カラムに入力された、図16(B)に示す既存回路の消費電流は例ではカラム数が10であるので80の消費電流となる。
これに対し、図16(C)に示す、本発明の実施形態に係る回路ではひとつ飛ばしに後カウントの回路が配置されており、比較器151の出力が反転してからカウントするので8の信号が入力された場合は8から10までのカウント行う。
したがって、消費される電流は2となる。これが色毎に交互に配置されているのでカラム全体の消費電流は50となる。
次に、図17(A)〜(C)に示すように、黒レベル付近の信号1がカラム一様に入力された場合を考察する。
同様な見方で、図17(B)に示す既存方式ではカラムトータル消費電流は10となる。図16(B)に示した白レベル付近の8が入力されたときに対し、大幅に電流が変化することがわかる。
これに対し、図17(C)に示すように、本発明の実施形態に係る回路での消費電流は50となり、図16(C)に示す白レベルの読み出し時と変化はなく、電流変動は発生しない。
ここまではカラムに一様な入力があった場合の本発明の実施形態の効果であり、今まで説明してきた内容である。
次に、図18(A)〜(C)に示すように、カラムに一様な信号ではなく横方向に変化する信号である場合を考察する。
図18(B)に示すように、既存回路では消費電流は55となり、白レベルと黒レベルの読み出しとはまた異なる消費電流となる。
これに対し、本発明の実施形態に係る回路での消費電流は45となり、白レベル、黒レベル読み出し時のときの消費電流からほとんど変化がなく、一定になっていることがわかる。
さらに、図19(A)〜(C)に示すように、信号が黒から白へと変化(エッジ)するような入力があった場合を考察する。
図19(B)に示すように、既存回路での消費電流は63と信号量に応じて変化しているが、本発明の実施形態に係る回路では47と他のケースの場合とほぼ同等の消費電流となることがわかる。
図20は、ある画像の一例であるが、暗い部屋に窓があり、窓の外は明るく白レベル付近にいるようなシーンに近い画像例を示す図である。
このときの垂直(V)方向の読み出しにおいてカウンタが消費する電流は白の多い行では電流が増え、黒の多い行では電流が絞られるために電流変動を発生する。
これに対して、本発明の実施形態に係る方式であると、今までの説明したとおり、電流はほぼ一定に保たれるために電流変動は発生しない。
このようにあらゆるシーンにおいて本発明の実施形態に係るカウンタを用いれば消費電流を一定に保つことが可能となり、今まで電流変動をICの外付け容量に頼っていたところをそれなしに特性を改善することができる。
特に、モバイル等の小型機器搭載の際、外部容量削減に効果を発揮する。
図21は、本発明の第2の実施形態に係る列並列ADC搭載固体撮像素子(CMOSイメージセンサ)の構成例を示すブロック図である。
図21の固体撮像素子100Aにおいては、カウンタ動作期間以外の期間に信号処理回路180Aの画像信号処理を集中させるように構成されている。
カラム並列処理型のイメージセンサは1行ごとに1回のAD変換を行い、その1回のAD変換において行ごとに消費電流が変動することに対しての第1の実施形態にて解決することを説明した。
本第2の実施形態においては、さらにAD変換中の電流変動も解決する。
図22は、本第2の実施形態の特徴を説明するための図である。
図に示すように、第1の実施形態ではあらゆるシーンにおいて全カラムで消費されるカウンタの瞬時消費電流の形を一様にすることが可能であることは明らかである。これが一回のAD変換の消費電流を一定にすることを可能としている。
ここでカウンタ自体は一回のAD変換中に常に動作しているわけでなく、図22に示す垂直信号線電位Vslがおちつくまでのセトリング期間中がある。このセトリング期間、カウンタの瞬時消費電流はゼロとなる。
第1の実施形態では、全カラム合計のカウンタ瞬時電流の波形をコントロールし、どんな信号が入力されても図に示すような一様な瞬時電流波形にすることが可能になっており、これを利用し本第2の実施形態においては、図22に示すように、カウンタの瞬時電流がゼロの期間に信号処理回路180Aの処理期間をたとえば制御信号CLT2でコントロールし、集中させることで1回のAD期間内でさらに電流平滑化を実現できる。
以上説明したように、本実施形態によれば、光電変換を行う複数の画素が行列状に配列された画素部110と、画素部110から行単位でデータの読み出しを行う画素信号読み出し回路(ADC群)150と、を有し、ADC群(画素信号読み出し回路)150は、画素の列配列に対応して配置され、読み出し信号電位と参照電圧とを比較判定し、その判定信号を出力する複数の比較器151と、比較器の出力により動作が制御され、対応する上記比較器の比較時間をカウントする複数のカウンタ152と、を有し、読み出し信号電位Vslと参照電圧Vslopが交わったとき、比較器151の出力が反転し、カウンタ152の入力クロックを停止し、または、入力を停止していたクロックをカウンタ152に入力し、カウンタ152は、1または複数列ごとに動作期間が異なる、より具体的には、列ごとに配置されたカウンタ152において、比較器151の出力が反転するまで動作するカウンタと、比較器151の出力が反転してから動作するカウンタを有することから、以下の効果を得ることができる。
すなわち、イメージセンサが消費する電流を平滑化することができ、電源ICの負荷を低減できる。
電流平滑化により、外付け容量による電源平滑化が必要なくなり外付け部品の小型化、もしくは削減に効果を発揮する。
また、本発明の実施形態に係る読み出し回路は、既存の回路に対し、回路規模を増加させることなく電源ゆれの問題のみを解決しており、回路規模、消費電流とのトレードオフは発生しない。
また、明るさに応じて変化させるゲインによって消費電流が変化することがないため、一枚の画像読み出しにおける電流平滑化のみでなく、シーンの変化による電流変動も抑圧できる。
カウンタの瞬時電流を動作期間において平滑化できるため、電流変動がすくなくアナログブロックへのノイズ回り込みが変動し、読み出し回路のノイズ特性(耐久)を向上することができる。
AD変換期間中、動作するカウンタをほぼ半分にすることができ1回のAD変換でのカウンタの最大消費電流を既存回路の半分にすることができ、繰り返し動作での回路の負荷を低減することが可能である。
このような効果を有する固体撮像素子は、デジタルカメラやビデオカメラの撮像デバイスとして適用することができる。
図23は、本発明の実施形態に係る固体撮像素子が適用されるカメラシステムの構成の一例を示す図である。
本カメラシステム300は、図23に示すように、本実施形態に係る固体撮像素子100が適用可能な撮像デバイス310と、この撮像デバイス310の画素領域に入射光を導く(被写体像を結像する)光学系、たとえば入射光(像光)を撮像面上に結像させるレンズ320と、撮像デバイス310を駆動する駆動回路(DRV)330と、撮像デバイス310の出力信号を処理する信号処理回路(PRC)340と、を有する。
駆動回路330は、撮像デバイス310内の回路を駆動するスタートパルスやクロックパルスを含む各種のタイミング信号を生成するタイミングジェネレータ(図示せず)を有し、所定のタイミング信号で撮像デバイス310を駆動する。
また、信号処理回路340は、撮像デバイス310の出力信号に対してCDS(Correlated Double Sampling;相関二重サンプリング)などの信号処理を施す。
信号処理回路340で処理された画像信号は、たとえばメモリなどの記録媒体に記録される。記録媒体に記録された画像情報は、プリンタなどによってハードコピーされる。また、信号処理回路340で処理された画像信号を液晶ディスプレイ等からなるモニターに動画として映し出される。
上述したように、デジタルスチルカメラ等の撮像装置において、撮像デバイス310として、先述した固体撮像素子100を搭載することで、高精度なカメラが実現できる。
4つのトランジスタで構成されるCMOSイメージセンサの画素の一例を示す図である。 列並列ADC搭載固体撮像素子(CMOSイメージセンサ)の構成例を示すブロック図である。 カウンタの動作およびカウンタが消費する電流について説明するための図であって、撮像する対象がある程度明るいシーンでの状態を示す図である。 カウンタの動作およびカウンタが消費する電流について説明するための図であって、撮像する対象が暗いシーンでの状態を示す図である。 縦に白、黒、白、黒と変化する画を取ったときのカウンタの消費電流を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る列並列ADC搭載固体撮像素子(CMOSイメージセンサ)の構成例を示すブロック図である。 本実施形態に係るカウンタの動作の一例を示す図である。 本実施形態に係るクロック伝達制御部の構成例を示す図である。 図8のゲートブロックの構成例を示す図である。 設定されるデータに応じて先カウントと後カウントに対応するような構成例を示す図である。 隣り合った同色の画素は近い値をもつことから2列ごとに先カウントと後カウントを交互に行うようにした構成例を説明するための図である。 ある適当な信号レベル(画素信号)が入力されたときのカウンタの動作を示す図である。 全カラムに飽和レベル、すなわち白レベルの信号が入力されたときのカウンタの動作を示す図である。 全カラムに入力信号がほぼゼロ、すなわち黒レベルの信号が入力されたときのカウンタの動作を示す図である。 一枚の画を取得したときの横方向、縦方向の信号の変換の一例を示す図である。 カラム一様に白レベルの信号が入力されたケースを説明するための図である。 黒レベル付近の信号1がカラム一様に入力された場合を説明するための図である。 カラムに一様な信号ではなく横方向に変化する信号である場合を説明するための図である。 信号が黒から白へと変化(エッジ)するような入力があった場合を説明するための図である。 ある画像の一例であって、暗い部屋に窓があり、窓の外は明るく白レベル付近にいるようなシーンに近い画像例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る列並列ADC搭載固体撮像素子(CMOSイメージセンサ)の構成例を示すブロック図である。 第2の実施形態の特徴を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る固体撮像素子が適用されるカメラシステムの構成の一例を示す図である。
符号の説明
100・・・固体撮像素子、120・・・画素部、130・・・垂直走査回路、130・・・水平転送走査回路、140・・・タイミング制御回路、150・・・ADC群、151・・・比較器、152・・・カウンタ、153・・・ラッチ、160・・・DAC、170・・・アンプ回路、180・・・信号処理回路、190・・・水平転送線、200・・・クロック伝達制御部、210・・・ゲートブロック部、300・・・カメラシステム、310・・・撮像デバイス、320・・・駆動回路、330・・・レンズ、340・・・信号処理回路。

Claims (9)

  1. 光電変換を行う複数の画素が行列状に配列された画素部と、
    上記画素部から複数の画素単位で画素信号の読み出しを行う画素信号読み出し回路と、を有し、
    上記画素信号読み出し回路は、
    画素の列配列に対応して配置され、読み出し信号電位と参照電圧とを比較判定し、その判定信号を出力する複数の比較器と、
    上記比較器の出力により動作が制御され、対応する上記比較器の比較時間をカウントする複数のカウンタと、を含み、
    上記複数のカウンタは、1または複数列ごとに動作期間が異なり、
    上記比較器は、上記読み出し信号電位と上記参照電圧とが一致すると出力レベルが反転し、
    列ごとに配置された動作期間が異なる上記複数のカウンタは、
    上記比較器の出力が反転するまで動作する第1カウンタと、
    上記比較器の出力が反転してから動作する第2カウンタと、を含む
    固体撮像素子。
  2. 上記第1カウンタと上記第2カウンタとは、色ごとに交互に配置されている
    請求項1記載の固体撮像素子。
  3. 隣り合った近い値をもつ同色系の複数の画素列に対応して、上記第1カウンタと上記第2カウンタとは、当該画素列ごとに交互に配置されている
    請求項記載の固体撮像素子。
  4. 上記第1カウンタおよび上記第2カウンタのうちの一方はアップカウントし、他方はダウンカウントする
    請求項記載の固体撮像素子。
  5. 上記画素信号読み出し回路は、
    上記第1カウンタまたは上記第2カウンタへのクロックの伝達を制御するクロック伝達制御部を有し、
    上記クロック伝達制御部は、
    クロック伝達対象が上記第1カウンタの場合には、上記比較器の出力が反転するまで上記クロックを伝達し、当該比較器の出力が反転すると当該クロックの伝達を停止し、
    クロック伝達対象が上記第2カウンタの場合には、上記比較器の出力が反転するまで上記クロックの伝達を停止し、当該比較器の出力が反転すると当該クロックを伝達する
    請求項記載の固体撮像素子。
  6. 上記画素信号読み出し回路は、
    上記第1カウンタまたは上記第2カウンタへのクロックの伝達を制御するクロック伝達制御部を有し、
    上記クロック伝達制御部は、
    クロック伝達対象が上記第1カウンタの場合には、上記比較器の出力が反転するまで上記クロックを伝達し、当該比較器の出力が反転すると当該クロックの伝達を停止し、
    クロック伝達対象が上記第2カウンタの場合には、上記比較器の出力が反転するまで上記クロックの伝達を停止し、当該比較器の出力が反転すると当該クロックを伝達する
    請求項記載の固体撮像素子。
  7. 上記画素信号読み出し回路で読み出された信号に対して画像処理を行う信号処理部を有し、
    上記信号処理部は、
    上記カウンタの動作期間以外の期間に画像信号処理を集中して行う
    請求項1から6のいずれか一に記載の固体撮像素子。
  8. 固体撮像素子と、
    上記撮像素子に被写体像を結像する光学系と、を有し、
    上記固体撮像素子は、
    光電変換を行う複数の画素が行列状に配列された画素部と、
    上記画素部から複数の画素単位で画素信号の読み出しを行う画素信号読み出し回路と、を有し、
    上記画素信号読み出し回路は、
    画素の列配列に対応して配置され、読み出し信号電位と参照電圧とを比較判定し、その判定信号を出力する複数の比較器と、
    上記比較器の出力により動作が制御され、対応する上記比較器の比較時間をカウントする複数のカウンタと、を含み、
    上記複数のカウンタは、1または複数列ごとに動作期間が異なり、
    上記比較器は、上記読み出し信号電位と上記参照電圧とが一致すると出力レベルが反転し、
    列ごとに配置された動作期間が異なる上記複数のカウンタは、
    上記比較器の出力が反転するまで動作する第1カウンタと、
    上記比較器の出力が反転してから動作する第2カウンタと、を含む
    カメラシステム
  9. 上記画素信号読み出し回路で読み出された信号に対して画像処理を行う信号処理部を有し、
    上記信号処理部は、
    上記カウンタの動作期間以外の期間に画像信号処理を集中して行う
    請求項8記載のカメラシステム。
JP2007210868A 2007-08-13 2007-08-13 固体撮像素子、およびカメラシステム Active JP4379504B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007210868A JP4379504B2 (ja) 2007-08-13 2007-08-13 固体撮像素子、およびカメラシステム
TW097130543A TWI369131B (en) 2007-08-13 2008-08-11 Solid-state image pickup device and camera system
US12/190,170 US8081248B2 (en) 2007-08-13 2008-08-12 Solid-state image pickup device and camera system
KR20080079489A KR101491525B1 (ko) 2007-08-13 2008-08-13 고체 촬상 소자 및 카메라 시스템
CN2008101351809A CN101370073B (zh) 2007-08-13 2008-08-13 固态图像拾取装置和照相机系统

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007210868A JP4379504B2 (ja) 2007-08-13 2007-08-13 固体撮像素子、およびカメラシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009049459A JP2009049459A (ja) 2009-03-05
JP4379504B2 true JP4379504B2 (ja) 2009-12-09

Family

ID=40362662

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007210868A Active JP4379504B2 (ja) 2007-08-13 2007-08-13 固体撮像素子、およびカメラシステム

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8081248B2 (ja)
JP (1) JP4379504B2 (ja)
KR (1) KR101491525B1 (ja)
CN (1) CN101370073B (ja)
TW (1) TWI369131B (ja)

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5430380B2 (ja) * 2009-12-11 2014-02-26 キヤノン株式会社 固体撮像装置及び固体撮像装置の駆動方法
RU2456763C1 (ru) * 2011-05-17 2012-07-20 Борис Иванович Волков Система стереотелевидения
JP5868049B2 (ja) * 2011-07-19 2016-02-24 キヤノン株式会社 撮像装置
JP5448207B2 (ja) * 2011-12-13 2014-03-19 国立大学法人東北大学 固体撮像装置
CN104205811B (zh) * 2012-02-29 2019-01-25 索尼公司 列a/d转换器、列a/d转换方法、固态成像设备、和照相机系统
KR101934260B1 (ko) 2012-03-19 2019-01-03 삼성전자 주식회사 이미지 센서
JP5847737B2 (ja) 2012-03-30 2016-01-27 キヤノン株式会社 光電変換装置および撮像システム
JP5865272B2 (ja) * 2012-03-30 2016-02-17 キヤノン株式会社 光電変換装置および撮像システム
CN103051848B (zh) * 2013-01-21 2015-12-09 长春长光辰芯光电技术有限公司 图像数据模数转换方法及图像传感器
JP6037170B2 (ja) * 2013-04-16 2016-11-30 ソニー株式会社 固体撮像装置およびその信号処理方法、並びに電子機器
JP2015050478A (ja) * 2013-08-29 2015-03-16 株式会社東芝 固体撮像装置
WO2016027729A1 (ja) 2014-08-20 2016-02-25 ソニー株式会社 信号処理装置、撮像素子、並びに、電子機器
JP6484513B2 (ja) 2014-10-08 2019-03-13 株式会社テクノロジーハブ 画像センサ
KR102332942B1 (ko) * 2015-11-27 2021-12-01 에스케이하이닉스 주식회사 전력 소모 감소를 위한 카운팅 장치 및 그를 이용한 아날로그-디지털 변환 장치와 씨모스 이미지 센서
CN109040629A (zh) * 2017-06-09 2018-12-18 松下知识产权经营株式会社 摄像装置及照相机系统
CN109327666B (zh) * 2018-11-20 2020-11-06 京东方科技集团股份有限公司 像素感应电路及其驱动方法、图像传感器、电子设备
CN109977458B (zh) * 2019-02-03 2021-04-30 北京大学 一种混合模数转换器

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4484223A (en) * 1980-06-12 1984-11-20 Canon Kabushiki Kaisha Image sensor
JP2953297B2 (ja) * 1994-03-30 1999-09-27 日本電気株式会社 受光素子およびその駆動方法
US5877715A (en) * 1997-06-12 1999-03-02 International Business Machines Corporation Correlated double sampling with up/down counter
US5920274A (en) * 1997-08-05 1999-07-06 International Business Machines Corporation Image sensor employing non-uniform A/D conversion
KR100433526B1 (ko) * 2001-09-28 2004-05-31 삼성전자주식회사 영상 처리를 위한 코스트 신호 발생 방법 및 장치
US7071982B2 (en) * 2001-10-24 2006-07-04 Texas Instruments Incorporated Adaptive relative and absolute address coding CMOS imager technique and system architecture
US6667769B2 (en) * 2001-12-10 2003-12-23 Motorola, Inc. Time integrating pixel sensor
IL150058A0 (en) * 2002-06-06 2004-06-01 Semi Conductor Devices Scd Par Focal plane processor for ir detection
US20040183932A1 (en) * 2003-01-30 2004-09-23 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Solid state imaging device
JP4107269B2 (ja) * 2004-02-23 2008-06-25 ソニー株式会社 固体撮像装置
CN100474599C (zh) * 2004-02-23 2009-04-01 索尼株式会社 固态图像拾取设备及其驱动的方法
JP2006020171A (ja) * 2004-07-02 2006-01-19 Fujitsu Ltd 差動型コンパレータ、アナログ・デジタル変換装置、撮像装置
US7483067B2 (en) * 2005-04-15 2009-01-27 Micron Technology, Inc. Column-parallel sigma-delta analog-to-digital conversion for imagers
JP4363390B2 (ja) 2005-10-04 2009-11-11 ソニー株式会社 固体撮像装置、固体撮像装置の駆動方法および撮像装置
US7768562B2 (en) * 2006-10-10 2010-08-03 Micron Technology, Inc. Method, apparatus and system providing imager vertical binning and scaling using column parallel sigma-delta digital conversion

Also Published As

Publication number Publication date
TWI369131B (en) 2012-07-21
TW200926790A (en) 2009-06-16
CN101370073B (zh) 2011-08-03
CN101370073A (zh) 2009-02-18
KR20090017444A (ko) 2009-02-18
JP2009049459A (ja) 2009-03-05
US8081248B2 (en) 2011-12-20
KR101491525B1 (ko) 2015-02-09
US20090046190A1 (en) 2009-02-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4379504B2 (ja) 固体撮像素子、およびカメラシステム
US10205904B2 (en) Image sensor capable of correcting noise caused by dark charge of a floating diffusion portion, control method therefor, and image capturing apparatus
US8269872B2 (en) Analog-to-digital converter, analog-to-digital converting method, solid-state image pickup device, and camera system
US8659693B2 (en) Solid-state image pickup element and camera system
US9374097B2 (en) Data processor, solid-state imaging device, imaging device, and electronic apparatus
US8704898B2 (en) A/D converter, solid-state imaging device and camera system
US7321329B2 (en) Analog-to-digital converter and semiconductor device
JP3904111B2 (ja) 固体撮像装置及びその信号処理方法
KR101358948B1 (ko) 고체 촬상 장치, 카메라 시스템, 및 카메라 시스템의 구동방법
JP5868065B2 (ja) 撮像装置
CN101969535B (zh) 固态成像装置和相机系统
US8130295B2 (en) Analog-to-digital converter, solid-state image pickup device, and camera system
US8004587B2 (en) Solid-state imaging device, signal processing method for the same, and imaging apparatus
US8072518B2 (en) Solid-state imaging device, driving control method thereof, and imaging apparatus
US20120104233A1 (en) Solid-state imaging device and method of driving the same
JP2013102312A (ja) 固体撮像装置、撮像装置および撮像方法
JP2010011056A (ja) 固体撮像素子およびカメラシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090605

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090609

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090731

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090825

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090907

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121002

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4379504

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121002

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131002

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250