JP5110211B1 - 電子写真感光体の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】導電性支持体と、前記導電性支持体上に配置された感光層と、前記感光層上に配置され、結着樹脂及びフッ素系粒子を含む保護層5と、を有し、前記保護層における前記結着樹脂に対する前記フッ素系粒子の含有量が前記感光層側よりも表面側で高く、かつ、前記保護層における表面から前記フッ素系粒子の平均粒径に相当する深さまでの表層領域5Aに存在する前記フッ素系粒子7Aの個数が、前記保護層に含まれる前記フッ素系粒子の総個数に対して15個数%以上35個数%以下である電子写真感光体。
【選択図】図3
Description
0.3≧A2≧0.02
A2>A1≧A2×0.5
1.0>A3/A2≧0.5
但し、
A1;表面から深さ0.5μm迄に存在する含フッ素樹脂微粒子の面積率
A2;表面から深さ3.0μm迄に存在する含フッ素樹脂微粒子の面積率
請求項1の発明は、導電性支持体上に感光層を形成する工程と、前記感光層上に結着樹脂及びフッ素系粒子を含む保護層形成用塗布液を塗布して塗膜を形成する第1塗布工程と、前記フッ素系粒子が分散したフッ素系粒子分散液を、前記塗膜上に塗布する第2塗布工程と、前記第2塗布工程の後、前記塗膜を加熱乾燥して硬化させることにより保護層を形成する加熱乾燥工程と、を含み、前記保護層における前記結着樹脂に対する前記フッ素系粒子の含有量が前記感光層側よりも表面側で高く、かつ、前記保護層における表面から前記フッ素系粒子の平均粒径に相当する深さまでの表層領域に存在する前記フッ素系粒子の個数が、前記保護層に含まれる前記フッ素系粒子の総個数に対して15個数%以上35個数%以下である電子写真感光体を製造する電子写真感光体の製造方法である。
請求項2の発明は、前記第2塗布工程の後、前記加熱乾燥工程の前に、前記保護層形成用塗布液に含まれる成分のうち前記フッ素系粒子以外の成分を含む塗布液を前記塗膜上に塗布する第3塗布工程を含む請求項1に記載の電子写真感光体の製造方法である。
請求項3の発明は、前記保護層における前記フッ素系粒子の個数%が前記保護層の表面側から前記感光層側に向けて連続的に又は段階的に減少している請求項1又は請求項2に記載の電子写真感光体の製造方法である。
請求項2の発明によれば、前記第3塗布工程を含まない場合に比べ、クリーニング不良及びトナーの転写不良が抑制される電子写真感光体が容易に製造される方法が提供される。
請求項3の発明によれば、保護層におけるフッ素系粒子の個数%が前記保護層の表面側から前記感光層側に向けて連続的に又は段階的に減少しない場合に比べ、クリーニング不良及びトナーの転写不良が抑制される電子写真感光体の製造方法が提供される。
<電子写真感光体>
本実施形態に係る電子写真感光体(以下、「感光体」と称す。)は、導電性支持体と、導電性支持体上に配置された感光層と、感光層上に配置され、結着樹脂及びフッ素系粒子を含む保護層と、を有し、保護層における結着樹脂に対するフッ素系粒子の含有量が感光層側よりも表面側で高く、かつ、保護層における表面からフッ素系粒子の平均粒径に相当する深さまでの表層領域に存在するフッ素系粒子の個数が、保護層に含まれるフッ素系粒子の総個数に対して15個数%以上35個数%以下である。
本実施形態に係る感光体を用いることで、クリーニング不良及びトナーの転写不良が抑制される。その理由は以下の通りである。
一方、フッ素系粒子の露出率が少ないと、トナーと感光体の付着力が大きくなり、転写不良をもたらす要因となる。
クリーニングブレードの捲れを防止する摺動安定性の観点からも、保護層にはフッ素系粒子の露出が必要である。
以下、本実施形態に係る感光体について、図1に示す層構成を有する感光体を例に取って説明する。
まず、最表面層となる保護層5について説明する。保護層5は結着樹脂及びフッ素系粒子を含み、結着樹脂に対するフッ素系粒子の含有量が感光層側よりも表面側で高く、かつ、保護層5における表面からフッ素系粒子の平均粒径に相当する深さまでの表層領域に存在するフッ素系粒子の個数が、保護層5に含まれるフッ素系粒子の総個数に対して15個数%以上35個数%以下である。
保護層5に含まれる結着樹脂は特に限定されないが、例えば、架橋性の電荷輸送材料が架橋した架橋物が挙げられる。
架橋型の電荷輸送材料としては、例えば、水酸基、アルコキシシリル基、イソシアネート基、アクリロイルオキシ基、メトキシ基、スチレン基、ビニル基等を有する重合性のモノマー又はオリゴマー等が挙げられる。これらの電荷輸送材料は1種を単独でまたは2種以上を混合して用いられるが、これらに限定されるものではない。また更にその他の組成物を含有してもよい。
保護層5に含まれるフッ素系粒子を構成する材料としては、フッ素原子を含有する樹脂であれば特に限定されるものではないが、例えば、4フッ化エチレン樹脂(PTFE)、3フッ化塩化エチレン樹脂、6フッ化プロピレン樹脂、フッ化ビニル樹脂、フッ化ビニリデン樹脂、2フッ化2塩化エチレン樹脂、及びそれらの共重合体の中から選ばれる1種又は2種以上から構成される。上記フッ素樹脂の中でも、4フッ化エチレン樹脂又はフッ化ビニリデン樹脂が望ましく、特に望ましくは4フッ化エチレン樹脂である。
上記フッ素系粒子の平均粒径は、レーザー回折式粒度分布測定装置LA−920(堀場製作所製)を用いて、フッ素系粒子が分散媒中に分散された分散液(保護層形成用塗布液)と同じ種類の分散媒を用いて希釈した測定用の液を屈折率1.35で測定した値である。
保護層5中の固形分全量に対するフッ素系粒子の含有量は、1質量%以上30質量%以下が望ましく、2質量%以上20質量%以下がさらに望ましい。
A1>A2≧A3≧A4 ・・・(1)
上記式(1)において、A1、A2、A3、A4はそれぞれ以下の領域のフッ素系粒子の個数%を表す。
A1:保護層5の表層領域に存在するフッ素系粒子の個数%
A2:保護層5の表面から深さ0.5μm以内の領域に存在するフッ素系粒子の個数%からA1を減じた値
A3:保護層5の表面から深さ1.0μm以内の領域に存在するフッ素系粒子の個数%からA1とA2を減じた値
A4:1.0μmを超える深さで、0.5μmごとに存在するフッ素系粒子の平均個数%であり、保護層5の膜厚をLμmとするとき(ただし、L>1)、以下の式(2)で得られる値
A4=[(100−(A1+A2+A3))/(L−1)]×0.5 ・・・(2)
感光体から導電性支持体上に設けられた層を剥がし取り、剥がし取られた層から保護層5を含む小片を切り出してエポキシ樹脂に包埋・固化し、ミクロトームにより切片を調製して、測定用サンプルとする。測定用サンプルにおける保護層5の厚み方向における断面を走査型電子顕微鏡(SEM)で観察する。この断面写真から、画像処理ソフト(例えば、「IMAQ VISION」、ナショナルインスツルメント社製)を用いて二値化を行う。断面写真における保護層全体のフッ素系粒子の総個数を求め、表面から深さ方向の各領域のフッ素系粒子の個数をそれぞれ測定することで、各領域におけるフッ素系粒子の個数%が求められる。
保護層5には、フッ素系粒子の分散助剤を添加してもよい。分散助剤としては、フッ素系粒子の分散性を向上させるものであれば限定されず、フッ素系界面活性剤、フッ素系ポリマー、シリコーン系ポリマー、シリコーンオイル等が挙げられる。例えば、フッ素含有グラフトポリマーとして、アクリル酸エステル化合物、メタクリル酸エステル化合物、スチレン化合物等からなるマクロモノマー及びパーフルオロアルキルエチルメタクリレートよりグラフト重合された樹脂が望ましい。市販されているものとして、例えば、GF400(東亞合成社製)、メガファックF550(DIC社製)、GF300(東亞合成社製)などが挙げられる。
触媒の配合量は、保護層形成用塗布液におけるフッ素系粒子を除いた全固形分に対し、0.01質量%以上10質量%以下の範囲であることが望ましく、特に0.1質量%以上5質量%以下が望ましい。
本実施形態の感光体の保護層5を形成する方法は特に限定されないが、例えば、導電性支持体上に感光層2を形成した後、感光層2上に結着樹脂及びフッ素系粒子を含む保護層形成用塗布液を塗布して塗膜を形成する第1塗布工程と、前記フッ素系粒子が分散したフッ素系粒子分散液を、前記塗膜上に塗布する第2塗布工程と、前記第2塗布工程の後、前記塗膜を加熱乾燥して硬化させることにより保護層を形成する加熱乾燥工程と、を含む方法が好適である。
また、前記第2塗布工程の後、前記加熱乾燥工程の前に、前記保護層形成用塗布液に含まれる成分のうち前記フッ素系粒子以外の成分を含む塗布液を前記塗膜上に塗布する第3塗布工程を含んでもよい。
感光層上に結着樹脂及びフッ素系粒子を含む保護層形成用塗布液を塗布して塗膜を形成する。
上記保護層形成用塗布液に用いる溶媒の具体例としては、例えば、シクロブタノン、シクロペンタノン、シクロヘキサノン、シクロヘプタノン等の環状脂肪族ケトン化合物が挙げられる。また上記肪族環状ケトン化合物の他には、溶媒として、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、シクロペンタノール等の環状又は直鎖状アルコール類;アセトン、メチルエチルケトン等の直鎖状ケトン類;テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチレングリコール、ジエチルエーテル等の環状又は直鎖状エーテル類;ベンゼン、トルエン、キシレン、クロルベンゼン等の芳香族炭化水素類;塩化メチレン、クロロホルム、塩化エチレン等のハロゲン化脂肪族炭化水素溶媒等の溶媒が挙げられる。
前記保護層形成用塗布液の塗膜を自然乾燥させた後、前記フッ素系粒子が溶剤に分散したフッ素系粒子分散液を、前記保護層形成用塗布液の塗膜上に塗布する。
前述した保護層5のフッ素系粒子の欠乏層は、保護層形成用塗布液の塗膜を形成した後、加熱乾燥することにより発生する。そこで、保護層形成用の塗膜を形成後、その表面に、重ね塗り用塗布液として、フッ素系粒子が分散された分散液を重ね塗りする。フッ素系粒子分散液は、例えば、第1塗布工程における保護層形成用塗布液に含まれる溶剤にフッ素系粒子とフッ素系粒子の分散性を向上させる分散助剤を添加することで調整される。なお、ここで用いるフッ素系粒子分散液は、フッ素系粒子及び分散助剤のほかに、保護層形成用塗布液に含まれる結着樹脂等の固形成分を含んでもよいが、全固形成分に対するフッ素系粒子の含有量(質量%)が保護層形成用塗布液よりも高くなるように調製する。
P∝γ・cosθ・1/d
ここで、γは表面エネルギー、θはフッ素系粒子の濡れ性の指標となる接触角、dは粒子間距離を示す。Pを小さくし、フッ素系粒子を埋没しやすくするためには、γやdを固定とすると、フッ素系粒子の濡れ性を向上させることが望ましい。
フッ素系粒子を溶剤に分散する役目を担う分散助剤は、フッ素系粒子の濡れ性を向上させるために添加することが望ましいが、フッ素系粒子の埋没量制御手段の一つとして、分散助剤を添加しなくてもよい。
このような複数の液滴吐出ヘッド202A,202B,202Cを備えたインクジェット装置を用いれば、図3に示したように厚さ方向にフッ素系粒子の濃度が異なる保護層5が効率的に形成される。
第2塗布工程の後、加熱して硬化させることにより保護層5を形成してもよいが、この場合、表層領域に存在するフッ素系粒子の多くが保護層5の表面から露出し、初期の段階で必要以上に脱落し易い場合がある。そこで、第2塗布工程の後、加熱乾燥して硬化させる前に、前記保護層形成用塗布液に含まれる成分のうち前記フッ素系粒子以外の成分を含む塗布液を塗布する第3塗布工程を行ってもよい。
前記第2塗布工程の後、必要に応じて前記第3塗布工程を行い、その後、前記塗膜を加熱乾燥して硬化させることにより保護層5を形成する。
保護層5を構成する成分となる材料として、熱によって重合して保護層形成用樹脂となる単量体を用いる場合、上記加熱による方法を用いることで、前記単量体が重合して保護層形成用樹脂が生成するとともに、溶媒の除去も行われる。その場合の加熱温度としては、溶媒の沸点及び保護層用樹脂となる単量体の種類等によって選択されるが、例えば100℃以上170℃以下の範囲が挙げられる。
導電性支持体1としては、導電性を有する材料が用いられ、例えば、アルミニウム、銅、亜鉛、ステンレス、クロム、ニッケル、モリブデン、バナジウム、インジウム、金、白金等の金属または合金を用いて構成される金属板、金属ドラム、および金属ベルト、または、導電性ポリマー、酸化インジウム等の導電性化合物やアルミニウム、パラジウム、金等の金属または合金を塗布、蒸着またはラミネートした紙、プラスチックフィルム、ベルト等が挙げられる。ここで、「導電性」とは体積抵抗率が1013Ωcm未満であることをいう。
陽極酸化膜の膜厚については、0.3μm以上15μm以下が望ましい。
リン酸、クロム酸およびフッ酸を含む酸性処理液による処理は以下のようにして実施される。先ず、酸性処理液を調製する。酸性処理液におけるリン酸、クロム酸およびフッ酸の配合割合は、リン酸が10質量%以上11質量%以下の範囲、クロム酸が3質量%以上5質量%以下の範囲、フッ酸が0.5質量%以上2質量%以下の範囲であって、これらの酸全体の濃度は13.5質量%以上18質量%以下の範囲が望ましい。処理温度は42℃以上48℃以下が望ましい。被膜の膜厚は、0.3μm以上15μm以下が望ましい。
下引層4は、例えば、結着樹脂に無機粒子を含有した層として構成される。
無機粒子としては、粉体抵抗(体積抵抗率)102Ω・cm以上1011Ω・cm以下のものが望ましく用いられる。
また、下引層4は、ビッカース強度が35以上とされていることが望ましい。
さらに、下引層4はいかなる厚さに設定してもよいが、厚さが15μm以上が望ましく、さらに望ましくは15μm以上50μm以下とされていることが望ましい。
電荷発生層2Aは、少なくとも電荷発生材料および結着樹脂を含有する層であることが望ましい。
電荷発生材料としては、ビスアゾ、トリスアゾ等のアゾ顔料、ジブロモアントアントロン等の縮環芳香族顔料、ペリレン顔料、ピロロピロール顔料、フタロシアニン顔料、酸化亜鉛、三方晶系セレン等が挙げられる。これらの中でも、近赤外域のレーザー露光に対しては、金属および/または無金属フタロシアニン顔料が望ましく、特に、特開平5−263007号公報、特開平5−279591号公報等に開示されたヒドロキシガリウムフタロシアニン、特開平5−98181号公報等に開示されたクロロガリウムフタロシアニン、特開平5−140472号公報、特開平5−140473号公報等に開示されたジクロロスズフタロシアニン、特開平4−189873号公報、特開平5−43823号公報等に開示されたチタニルフタロシアニンがより望ましい。また、近紫外域のレーザー露光に対してはジブロモアントアントロン等の縮環芳香族顔料、チオインジゴ系顔料、ポルフィラジン化合物、酸化亜鉛、三方晶系セレン等がより望ましい。電荷発生材料としては、380nm以上500nmの露光波長の光源を用いる場合には無機顔料が望ましく、700nm以下800nmの露光波長の光源を用いる場合には、金属および無金属フタロシアニン顔料が望ましい。
電荷発生層2Aに使用される結着樹脂としては、ポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリビニルアントラセン、ポリビニルピレン、ポリシラン等の有機光導電性ポリマーから選択してもよい。望ましい結着樹脂としては、ポリビニルブチラール樹脂、ポリアリレート樹脂(ビスフェノール類と芳香族2価カルボン酸の重縮合体等)、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、フェノキシ樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリアミド樹脂、アクリル樹脂、ポリアクリルアミド樹脂、ポリビニルピリジン樹脂、セルロース樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、カゼイン、ポリビニルアルコール樹脂、ポリビニルピロリドン樹脂等が挙げられる。これらの結着樹脂は1種を単独でまたは2種以上を混合して用いられる。
電荷発生材料と結着樹脂の配合比は質量比で10:1から1:10までの範囲内であることが望ましい。
分散に用いる溶剤としては、メタノール、エタノール、n−プロパノール、n−ブタノール、ベンジルアルコール、メチルセルソルブ、エチルセルソルブ、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、酢酸メチル、酢酸n−ブチル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、メチレンクロライド、クロロホルム、クロルベンゼン、トルエン等が挙げられ、これらは1種を単独でまたは2種以上を混合して用いられる。
電荷輸送層2Bは、少なくとも電荷輸送材料と結着樹脂とを含有する層であるか、または高分子電荷輸送材を含有する層であることが望ましい。
電荷輸送材料としては、p−ベンゾキノン、クロラニル、ブロマニル、アントラキノン等のキノン系化合物、テトラシアノキノジメタン系化合物、2,4,7−トリニトロフルオレノン等のフルオレノン化合物、キサントン系化合物、ベンゾフェノン系化合物、シアノビニル系化合物、エチレン系化合物等の電子輸送性化合物、トリアリールアミン系化合物、ベンジジン系化合物、アリールアルカン系化合物、アリール置換エチレン系化合物、スチルベン系化合物、アントラセン系化合物、ヒドラゾン系化合物などの正孔輸送性化合物が挙げられる。これらの電荷輸送材料は1種を単独でまたは2種以上を混合して用いられるが、これらに限定されるものではない。
電荷輸送材料と結着樹脂との配合比は質量比で10:1から1:5までが望ましい。
次に、本実施形態の感光体を用いたプロセスカートリッジおよび画像形成装置について説明する。
なお、本実施形態の画像形成装置は、各色のトナーに対応した感光体を複数有するいわゆるタンデム機であってもよく、この場合、全ての感光体が本実施形態の感光体であることが望ましい。また、トナー像の転写は、中間転写体を利用した中間転写方式であってもよい。
本実施形態の画像形成装置に用いられるトナーは、平均形状係数((ML2/A)×(π/4)×100、ここでMLは粒子の最大長を表し、Aは粒子の投影面積を表す)が100以上150以下であることが望ましく、105以上145以下であることがより望ましく、110以上140以下であることがさらに望ましい。さらに、トナーとしては、体積平均粒子径が3μm以上12μm以下であることが望ましく、3.5μm以上9μm以下であることがさらに望ましい。
(下引層の形成)
酸化亜鉛(平均粒子径:70nm、テイカ社製、比表面積値:15m2/g)100質量部をテトラヒドロフラン500質量部と攪拌混合し、シランカップリング剤として、KBM603(信越化学社製)1.25質量部を添加し、2時間攪拌した。その後、テトラヒドロフランを減圧蒸留にて留去し、120℃で3時間焼き付けを行い、シランカップリング剤表面処理酸化亜鉛粒子を得た。
この塗布液を、浸漬塗布法にて直径60mmのアルミニウム基材上に塗布し、180℃、40分の乾燥硬化を行い厚さ25μmの下引層を得た。
次に、電荷発生材料として、CuKα特性X線に対するブラッグ角(2θ±0.2゜)の少なくとも7.4゜、16.6゜、25.5゜および28.3゜に強い回折ピークを有するクロロガリウムフタロシアニン結晶15質量部、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂(VMCH、日本ユニオンカーバイト社製)10質量部およびn−ブチルアルコール300質量部からなる混合物を、直径1mmのガラスビーズを用いてサンドミルにて4時間分散して電荷発生層形成用塗布液を得た。
この電荷発生層形成用塗布液を前記下引層上に浸漬塗布し、120℃、5分間乾燥して、厚みが0.2μmの電荷発生層を得た。
続いて、N,N’−ビス(3−メチルフェニル)−N,N’−ジフェニルベンジジン42質量部と、ビスフェノールZポリカーボネート樹脂(TS2050:粘度平均分子量50,000:帝人化成社製)58質量部と、をテトロヒドロフラン280質量部およびトルエン120質量部に溶解して混合し、電荷輸送層形成用塗布液を得た。
この電荷輸送層形成用塗布液を電荷発生層まで形成した前記アルミニウム支持体上に浸漬塗布し、135℃、40分で乾燥することにより、膜厚20μmの電荷輸送層を形成した。
−フッ素系粒子分散液の調製−
下記の各成分を配合し、超音波で30分間分散した後、ナノマイザーにて分散することで、フッ素系粒子を16質量%含む分散液を調製した。
PTFE粒子(ルブロンL−2、平均粒径:0.2μm、ダイキン工業社製);64質量部
分散助剤(フッ素櫛型グラフトポリマー GF400、東亞合成社製);3.2質量部
シクロペンタノン;200質量部
シクロペンタノール;133質量部
次に、下記の成分を配合し、保護層形成用塗布液1を調製した。
上記フッ素系粒子分散液;17.8質量部
電荷輸送剤;35質量部
熱硬化性樹脂(ベンゾグアナミン);2.1質量部
酸化防止剤(Tris−TPM:ビス(4−ジエチルアミノ-2−メチルフェニル)−(4−ジエチルアミノフェニル)−メタン);0.2質量部
触媒(NACURE5225、キングインダストリー社製);0.7質量部
シクロペンタノン;27.7質量部
シクロペンタノール;18.5質量部
なお、電荷輸送剤としては、下記構造式(I)、(II)でそれぞれ表される化合物を使用し、各々50/50の配合比率(質量部)とした。
以下の組成を有するフッ素系粒子分散液を調製した。
PTFE粒子(ルブロンL−2、平均粒径:0.2μm、ダイキン工業社製);64質量部
分散助剤(フッ素櫛型グラフトポリマー GF400、東亞合成社製);3.2質量部
シクロペンタノン;200質量部
シクロペンタノール;133質量部
・インクジェットノズルの内径;12.5μm
・ノズルの配列/数;直列/7個
・ノズル間距離;0.5mm
・ノズルとドラムとの距離;1mm
・チルト角;80°
・ピエゾ素子の周波数;75kHz
・プランジャーポンプの周波数;5.58Hz
・ドラム回転数;715rpm
その後、155℃、35分の加熱乾燥を行うことで、フッ素系粒子を保護層の表面側に多く埋没させた。これにより厚さ7μmの保護層を有する感光体を作製した。
−保護層におけるフッ素系粒子の分布測定−
感光体の一部を削り取り、保護層の断面をSEMにより観察した。このときの断面写真を図8に示す。白点がフッ素系粒子を示し、黒点は切断時にフッ素系粒子が脱落した部分を示す。また、保護層の表面上に見える線状の黒色部分はSEM画像を取る際のサンプルの包埋に使用した樹脂皮膜を示している。
この断面写真から、画像処理ソフトを用いて二値化を行い、以下の基準により、A1、A2、A3、A4を求めた。数値は表1に示す。
A2;保護層の表面から深さ0.5μm以内の領域に存在するフッ素系粒子の個数%からA1を減じた値
A3;保護層の表面から深さ1.0μm以内の領域に存在するフッ素系粒子の個数%からA1とA2を減じた値
A4;保護層の表面から1.0μmを超える深さで、0.5μmごとに存在するフッ素系粒子の平均個数%であり、保護層の膜厚をLμmとするとき、次式で得られる値
A4=[(100−(A1+A2+A3))/(L−1)]×0.5
次いで、この感光体を、富士ゼロックス社製 Docu Centreに装着して画像形成を行った。
300万枚相当の画像形成後、クリーニングブレード及び画質について目視にて評価したところ、クリーニングブレードの捲れや画質欠陥は認められず、良好であった。
保護層の形成において重ね塗り用塗布液を噴射する際に横行速度を2.0mm/secにした以外は、実施例1と同じ条件で感光体を作製した。
この感光体についても実施例1と同様な評価を行ったところ、クリーニングブレードの捲れや画質欠陥は認められず、良好であった。
保護層の形成において重ね塗り用塗布液の分散助剤(GF400)を4.5質量部にした以外は、実施例1と同じ条件で感光体を作製した。
この感光体についても実施例1と同様な評価を行ったところ、クリーニングブレードの捲れや画質欠陥は認められず、良好であった。
保護層の形成において重ね塗り用塗布液の分散助剤(GF400)を添加しなかった以外は、実施例1と同じ条件で感光体を作製した。
この感光体についても実施例1と同様な評価を行ったところ、クリーニングブレードの捲れや画質欠陥は認められず、良好であった。
膜厚が6.85μmになるようにした以外は、実施例1と同じ条件で第2塗布工程まで行い、さらに以下の塗液を調整し、これを膜厚0.15μmで塗布し、感光体を作製した。
熱硬化性樹脂(ベンゾグアナミン);2.1質量部
酸化防止剤(Tris−TPM:ビス(4−ジエチルアミノ-2−メチルフェニル)−(4−ジエチルアミノフェニル)−メタン);0.2質量部
触媒(NACURE5225、キングインダストリー社製);0.7質量部
シクロペンタノン;240質量部
シクロペンタノール;100質量部
なお、電荷輸送剤としては、前記構造式(I)、(II)でそれぞれ表される化合物を使用し、各々50/50の配合比率(質量部)とした。
この感光体についても実施例1と同様な評価を行ったところ、クリーニングブレードの捲れや画質欠陥は認められず、良好であった。
保護層の形成において、重ね塗り用塗布液を塗布せずに感光体を作製した。保護層の断面を写したSEM写真を図9に示す。
この感光体についても実施例1と同様な評価を行ったところ、クリーニングブレードの捲れが頻発し、また転写不良に伴う画質欠陥も発生した。
保護層の形成において保護層形成用塗布液にフッ素系粒子分散液を添加しなかった以外は、実施例1と同じ条件で感光体を作製した。保護層の断面を写したSEM写真を図10に示す。
この感光体についても実施例1と同様な評価を行ったところ、トナーのクリーニング不良が頻発し、画質欠陥が発生した。
保護層の形成において重ね塗り用塗布液を噴射する際に横行速度を3.5mm/secにした以外は、実施例1と同じ条件で感光体を作製した。
この感光体についても同様な評価を行ったところ、クリーニングブレードの捲れは発生しなかったが、転写不良に伴う画質欠陥が発生した。
Claims (3)
- 導電性支持体上に感光層を形成する工程と、
前記感光層上に結着樹脂及びフッ素系粒子を含む保護層形成用塗布液を塗布して塗膜を形成する第1塗布工程と、
前記フッ素系粒子が分散したフッ素系粒子分散液を、前記塗膜上に塗布する第2塗布工程と、
前記第2塗布工程の後、前記塗膜を加熱乾燥して硬化させることにより保護層を形成する加熱乾燥工程と、
を含み、
前記保護層における前記結着樹脂に対する前記フッ素系粒子の含有量が前記感光層側よりも表面側で高く、かつ、前記保護層における表面から前記フッ素系粒子の平均粒径に相当する深さまでの表層領域に存在する前記フッ素系粒子の個数が、前記保護層に含まれる前記フッ素系粒子の総個数に対して15個数%以上35個数%以下である電子写真感光体を製造する電子写真感光体の製造方法。 - 前記第2塗布工程の後、前記加熱乾燥工程の前に、前記保護層形成用塗布液に含まれる成分のうち前記フッ素系粒子以外の成分を含む塗布液を前記塗膜上に塗布する第3塗布工程を含む請求項1に記載の電子写真感光体の製造方法。
- 前記保護層における前記フッ素系粒子の個数%が前記保護層の表面側から前記感光層側に向けて連続的に又は段階的に減少している請求項1又は請求項2に記載の電子写真感光体の製造方法。
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