JP5108992B2 - アルコール系印刷インキ組成物 - Google Patents

アルコール系印刷インキ組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP5108992B2
JP5108992B2 JP2012529994A JP2012529994A JP5108992B2 JP 5108992 B2 JP5108992 B2 JP 5108992B2 JP 2012529994 A JP2012529994 A JP 2012529994A JP 2012529994 A JP2012529994 A JP 2012529994A JP 5108992 B2 JP5108992 B2 JP 5108992B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alcohol
weight
printing ink
ink composition
polyol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012529994A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2012091050A1 (ja
Inventor
徹 大宅
治憲 成廣
雄史 野村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Ink SC Holdings Co Ltd
Toyo Ink Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ink SC Holdings Co Ltd
Toyo Ink Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Ink SC Holdings Co Ltd, Toyo Ink Co Ltd filed Critical Toyo Ink SC Holdings Co Ltd
Priority to JP2012529994A priority Critical patent/JP5108992B2/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5108992B2 publication Critical patent/JP5108992B2/ja
Publication of JPWO2012091050A1 publication Critical patent/JPWO2012091050A1/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/02Printing inks
    • C09D11/10Printing inks based on artificial resins
    • C09D11/102Printing inks based on artificial resins containing macromolecular compounds obtained by reactions other than those only involving unsaturated carbon-to-carbon bonds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/02Printing inks
    • C09D11/03Printing inks characterised by features other than the chemical nature of the binder
    • C09D11/033Printing inks characterised by features other than the chemical nature of the binder characterised by the solvent

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)

Description

本発明は、アルコール系印刷インキ組成物に関するものである。
近年、法規制の強化および環境保全または安全性への配慮から、従来印刷インキの溶剤として好適に使用していたトルエンを含まず、さらにケトン系溶剤、エステル系溶剤も極力含まない印刷インキの要望が高まっている。この様な溶剤として、アルコール溶剤が注目を浴びている。中でも環境負荷の低いバイオエタノールの有効活用が望まれており、特許文献1には溶剤としてエタノールを主成分とするチタンホワイトの分散体が開示されている。
しかしながら、アルコールを主溶剤とした印刷インキの場合、バインダー樹脂をアルコール可溶化、つまり親水化する必要がある。親水性の粒子表面をもつチタンホワイトと、親水化したバインダー樹脂とは相溶性を有する。しかしながら、銅フタロシアニン藍顔料などの表面が疎水性の有機顔料では、親水化したバインダー樹脂との相溶性が悪化してしまい、顔料の分散安定性が確保できないという問題があった。
特開2002−293860号公報
本発明は、媒体としてアルコールを含み、かつ、顔料分散性や保存安定性に優れ、さらに、密着性、耐ブロッキング性などの皮膜物性に優れた印刷インキを提供することを課題とする。
第1の態様は、ポリオール(A)、ジイソシアネート(B)、および鎖延長剤(C)を反応させてなるポリウレタンウレア樹脂(D)と、着色剤(E)と、媒体としてのアルコール(F)および水と、を含むアルコール系印刷インキ組成物であって、
ポリオール(A)が、ポリエーテルポリオール(A1)と、ポリエステルポリオール(A2)とを含み、
媒体の合計100重量%中、アルコール(F)の割合が75重量%以上であるアルコール系印刷インキ組成物に関する。
また、第2の態様は、ポリエステルポリオール(A2)が、ひまし油ポリオールである第1の態様のアルコール系印刷インキ組成物に関する。
また、第3の態様は、主鎖にスチレン骨格を有し、側鎖にポリアルキレンオキシド鎖(G)を有する櫛型分散剤(H)を含む第1または第2の態様のアルコール系印刷インキ組成物に関する。
また、第4の態様は、ポリアルキレンオキシド鎖(G)が、下記一般式(1)で表されるプロピレンオキシド単位および/またはエチレンオキシド単位を含む構造を有する第3の態様のアルコール系印刷インキ組成物に関する。
一般式(1)
−(CO)(CO)
(式中、RはHまたは炭素数が1〜4の炭化水素基、nおよびmはそれぞれ0〜50の整数[ただし、nとmとの合計が9〜50。])
また、第5の態様は、一般式(1)において、プロピレンオキシド単位の繰返し数nとエチレンオキシド単位の繰返し数mとの比が、n:m=100:0〜75:25である第4の態様のアルコール系印刷インキ組成物に関する。
また、第6の態様は、媒体が、水およびアルコール(F)のみからなる第1〜第5いずれかの態様のアルコール系印刷インキ組成物に関する。
さらに、第7の態様は、アルコール(F)の合計100重量%中、エタノールおよび/またはイソプロパノールの割合が70重量%以上である第1〜6いずれかの態様のアルコール系印刷インキ組成物に関する。
さらにまた、第8の態様は、媒体の合計100重量%中、水の割合が2〜20重量%である第1〜第7のいずれかの態様のアルコール系印刷インキ組成物に関する。
本発明の主題は、2010年12月27日に出願された特願2010−289065に関し、参照のために全体的に本明細書に組み込むものとする。
本発明により、媒体としてアルコールを含み、かつ、顔料分散性や保存安定性に優れ、さらに、密着性、耐ブロッキング性などの皮膜物性に優れた印刷インキを提供することができる。
以下に本発明の実施の形態を詳細に説明するが、以下に記載する構成要件の説明は、本発明の実施態様の一例(代表例)であり、本発明はその要旨を超えない限りこれらの内容に特定されない。
本発明のアルコール系印刷インキ組成物は、ポリオール(A)、ジイソシアネート(B)、および鎖延長剤(C)を反応させてなるポリウレタンウレア樹脂(D)と、着色剤(E)と、媒体としてのアルコール(F)および水とを含み、ポリオール(A)がポリエーテルポリオール(A1)と、ポリエステルポリオール(A2)とを含み、媒体の合計100重量%中、アルコール(F)の割合が75重量%以上である。
まず、ポリオール(A)について説明する。
ポリオール(A)は、ポリエーテルポリオール(A1)と、ポリエステルポリオール(A2)とを含む。
ポリエーテルポリオール(A1)としては、以下の例には限定されないが、例えば、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリオキシテトラメチレングリコール、これらの共重合ポリエーテルジオール等を挙げることができる。
ポリエーテルポリオール(A1)は、ポリウレタンウレア樹脂(D)にアルコール溶解性を付与する目的で使用される。ポリエーテルポリオール(A1)の使用量は、顔料の分散安定性、および印刷物における耐ブロッキング性の観点から、ポリオール(A)の合計100重量%のうち25〜85重量%の範囲にすることが好ましく、より好ましくは35〜75重量%の範囲である。
ポリエーテルポリオール(A1)の分子量としては、重量平均分子量で500〜4000のものが好ましく、さらに好ましくは1000〜3000の範囲である。重量平均分子量が4000以下だと、顔料の分散安定性、および印刷物における耐ブロッキング性が良好で、500以上だと印刷物における基材密着性が良好である。
ポリエステルポリオール(A2)としては、以下の例には限定されないが、例えば、二塩基酸と、ジオールとのエステル化反応により得られる縮合物、
前記ジオールを開始剤として得られるカプロラクトン重合物、バレロラクトン重合物、メチルバレロラクトン重合物、乳酸重合物、ひまし油脂肪酸重合物等のポリエステルジオール等が挙げられる。
二塩基酸としては、以下の例には限定されないが、例えば、アジピン酸、無水フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、マレイン酸、フマル酸、コハク酸、シュウ酸、マロン酸、ピメリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、スベリン酸、グルタル酸、1、4−シクロヘキシルジカルボン酸、ダイマー酸、水添ダイマー酸等の二塩基酸が挙げられる。
ジオールとしては、以下の例には限定されないが、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、ネオペンチルグリコール、3−メチルー1,5−ペンタンジオール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、3,3,5−トリメチルペンタンジオール、2、4−ジエチル−1,5−ペンタンジオール、1,12−オクタデカンジオール、1,2−アルカンジオール、1,3−アルカンジオール、1−モノグリセライド、2−モノグリセライド、1−モノグリセリンエーテル、2−モノグリセリンエーテル、ダイマージオール、水添ダイマージオール等が挙げられる。
なかでも、ポリエステルポリオール(A2)としては、ひまし油脂肪酸重合物などのひまし油ポリオールが、顔料の分散安定性や得られるインキの保存安定性、および印刷物における透明性の面で特に好ましい。これらのポリエステルポリオール(A2)は単独で、または2種以上を混合して用いることができる。
ポリエステルポリオール(A2)は、ポリウレタンウレア樹脂(D)にアルコール(F)中での顔料の分散安定性を付与する目的で使用される。ポリエステルポリオール(A2)の使用量は、ポリウレタンウレア樹脂(D)のアルコール(F)への溶解性及び良好な顔料分散性の観点から、ポリオール(A)の合計100重量%のうち15〜75重量%の範囲にすることが好ましく、より好ましくは、25〜65重量%である。
ポリエステルポリオール(A2)の分子量としては、重量平均分子量で500〜3500が好ましく、さらに好ましくは1000〜3000の範囲である。重量平均分子量が3500以下だと、ポリウレタンウレア樹脂(D)のアルコール(F)への溶解性が良好で、500以上だと印刷物における基材密着性が良好である。
さらに、本発明のポリオール(A)としては、ポリエーテルポリオール(A1)及びポリエステルポリオール(A2)以外に公知のポリオールを併用して使用することができる。この様なポリオールとしては、以下の例には限定されないが、例えば、ポリカーボネートジオール等の高分子ジオールの他、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、水添ビスフェノールA等の低分子ジオールを使用することができる。
ここに、低分子ジオールとは、その構造中に繰り返し単位を有しないジオールを意味する。
低分子ジオールの使用量は、ポリオール(A)の合計100重量%のうち20重量%以下、更には10重量%以下にすることが好ましい。低分子ジオールの使用量が20重量%以下だと、印刷物における基材密着性が良好である。
次に、ジイソシアネート(B)について説明する。
ジイソシアネート(B)としては、以下の例には限定されないが、芳香族ジイソシアネート、脂肪族ジイソシアネート、脂環族ジイソシアネートなどが挙げられる。例えば、1,5−ナフチレンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(別名:MDI)、4,4’−ジフェニルジメチルメタンジイソシアネート、4,4’−ジベンジルイソシアネート、ジアルキルジフェニルメタンジイソシアネート、テトラアルキルジフェニルメタンジイソシアネート、1,3−フェニレンジイソシアネート、1,4−フェニレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、ブタン−1,4−ジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソプロピレンジイソシアネート、メチレンジイソシアネート、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネート、シクロヘキサン−1,4−ジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ジメリールジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシアネート、1,3−ビス(イソシアネートメチル)シクロヘキサン、メチルシクロヘキサンジイソシアネート、ノルボルナンジイソシアネート、m−テトラメチルキシリレンジイソシアネート、4,4−ジフェニルメタンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、ビス−クロロメチル−ジフェニルメタン−ジイソシアネート、2,6−ジイソシアネート−ベンジルクロライドやダイマー酸のカルボキシル基をイソシアネート基に転化したダイマージイソシアネート等が挙げられる。これらのジイソシアネート化合物は単独で、または2種以上を混合して用いることができる。中でも、ポリウレタンウレア樹脂(D)のアルコール溶解性の観点から、イソホロンジイソシアネート等の脂環族イソシアネートが好ましい。
次に、鎖延長剤(C)について説明する。
鎖延長剤(C)としては、特に限定されないが、ジアミン類を挙げることができる。ジアミン類としては、以下の例には限定されないが、例えば、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、イソホロンジアミン、ジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジアミン、ダイマー酸のカルボキシル基をアミノ基に転化したダイマージアミンなどの他、
N−(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミン、N−(2−ヒドロキシエチル)プロピレンジアミン、N−(2−ヒドロキシプロピル)エチレンジアミン、N−(2−ヒドロキシプロピル)プロピレンジアミン、N,N’−ビス(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミン、N,N’−ビス(2−ヒドロキシエチル)プロピレンジアミン、N,N’−ビス(2−ヒドロキシプロピル)エチレンジアミン、N,N’−ビス(2−ヒドロキシプロピル)プロピレンジアミン等の分子内に水酸基を有するアミン類、
メチルイミノビスプロピルアミン、ラウリルイミノビスプロピルアミン等の分子内に3級アミノ基を有するアミン類も用いることができる。これらの鎖延長剤は単独で、または2種以上を混合して用いることができる。
次に、ポリウレタンウレア樹脂(D)について説明する。
ポリウレタンウレア樹脂(D)を製造する方法については、特に制限はなく、一般的なポリウレタンウレア樹脂の製造方法で製造できる。例えば、まず、無溶剤でポリオール(A)とジイソシアネート(B)とを、水酸基に対してイソシアネート基が過剰となる当量比で反応させて、イソシアネート基含有のプレポリマーをつくる。ついで、これをアルコール(F)、好ましくは3級の水酸基を有するアルコールに溶解させて、プレポリマー溶液とする。その後、鎖延長剤(C)をアルコール(F)中に溶解させたものに、該イソシアネート基含有のプレポリマー溶液を添加して鎖延長反応させる。
プレポリマーを製造するにあたり、ポリオール(A)とジイソシアネート(B)との割合は、ジイソシアネート(B)のイソシアネート基のモル数とポリオール(A)の水酸基のモル数の比であるNCO/OH比を1.1〜3.0の範囲となるようにすることが好ましく、より好ましくは1.5〜2.5である。この比が1.1以上だと、得られるポリウレタンウレア樹脂中のウレア基濃度が高いため、弾性率が高く、印刷物における十分な耐ブロッキング性が得られる。また、NCO/OH比が3.0以下だと、印刷物における基材密着性が良好である。
ポリウレタンウレア樹脂(D)は、重量平均分子量が10,000〜100,000の範囲であることが好ましい。さらに好ましくは15,000〜50,000である。10,000以上だと、印刷物における耐ブロッキング性が十分確保でき、100,000以下だと、本発明におけるアルコール(F)への溶解性が良好であるため十分な顔料分散性が得られる。
さらにポリウレタンウレア樹脂(D)は、基材への密着性を確保するために末端および/または主鎖中にアミノ基を有することが好ましい。
有するアミノ基の量は、アミン価が0.5〜40.0mgKOH/樹脂1gであることが好ましく、さらに好ましくはアミン価が3.0〜20.0mgKOH/樹脂1gの範囲である。アミン価が0.5mgKOH/樹脂1g以上だと、印刷物におけるポリオレフィン系フィルムへの密着性が良好で、40.0mgKOH/樹脂1g以下だとインキの保存安定性が良好である。
ポリウレタンウレア樹脂(D)は、印刷インキの総重量に対して、1〜30重量%の割合で含まれることが好ましく、より好ましくは3〜15重量%である。
次に着色剤(E)について説明する。
着色剤(E)としては、例えば、有機系顔料、無機系顔料、染料等の通常のインキにおいて使用される各種のものが使用できる。
本発明のアルコール系印刷インキ組成物は、媒体の主成分としてアルコールを使用しているにも関わらず、無機顔料はもとより、有機顔料においても優れた顔料分散性を有している。
有機系顔料としては、以下の例には限定されないが、例えば、カーミン6B、レーキレッドC、パーマネントレッド2B、ジスアゾイエロー、ピラゾロンオレンジ、カーミンFB、クロモフタルイエロー、クロモフタルレッド、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン、ジオキサジンバイオレット、キナクリドンマゼンタ、キナクリドンレッド、インダンスロンブルー、ピリミジンイエロー、チオインジゴボルドー、チオインジゴマゼンタ、ペリレンレッド、ペリノンオレンジ、イソインドリノンイエロー、アニリンブラック、ジケトピロロピロールレッド、昼光蛍光顔料等が挙げられる。
無機系顔料としては、以下の例には限定されないが、例えば、カーボンブラック、アルミニウム粉、ブロンズ粉、クロムバーミリオン、黄鉛、カドミウムイエロー、カドミウムレッド、群青、紺青、ベンガラ、黄色酸化鉄、鉄黒、酸化チタン、酸化亜鉛等が挙げられる。
染料としては、以下の例には限定されないが、例えば、タートラジンレーキ、ローダン6Gレーキ、ビクトリアピュアブルーレーキ、アルカリブルーGトーナー、ブリリアントグリーンレーキ等が挙げられ、この他、コールタール等を使用することもできる。
なかでも、耐水性などの点から有機系顔料または無機系顔料を使用することが好ましい。
着色剤(E)は、印刷インキの濃度・着色力を確保するのに充分な量、すなわち印刷インキの総重量に対して1〜50重量%の割合で含まれることが好ましく、より好ましくは、5〜40重量%である。また、これらの着色剤は単独で、または2種以上を併用して用いることができる。
次に、アルコール(F)について説明する。
本発明のアルコール系印刷インキ組成物は、媒体の合計100重量%中、アルコール(F)を75重量%以上含み、好ましくは84〜98重量%含む。アルコール(F)の割合が75重量%以上だと、顔料の分散安定性が良好である。
アルコール(F)としては、以下の例には限定されないが、例えば、メタノール、エタノール、ノルマルプロパノール、イソプロパノール、ノルマルブタノール、イソブタノール、ターシャリーブタノール等の炭素原子数1〜7の脂肪族アルコール類の他、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノイソプロピルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル等のグリコールモノエーテル類等が挙げられる。なかでも環境負荷が低く、かつ、揮発速度が速い観点から、エタノールおよび/またはイソプロパノールの使用が好ましい。さらに、アルコール(F)の合計100重量%中、エタノールおよび/またはイソプロパノールの割合が70重量%以上であることが特に好ましい。これらのアルコール(F)は単独で、または2種以上を混合して用いることができる。
次に、媒体中の水について説明する。
本発明のアルコール系印刷インキ組成物は、媒体としての水を含む。媒体に含まれる水の量は、媒体の合計100重量%中、2〜20重量%の範囲であることが好ましく、より好ましくは4〜16重量%である。媒体中の水の量が20重量%以下だと、媒体の乾燥速度が速く、印刷インキの乾燥工程において生産効率が高い。媒体中の水の量が2重量%以上だと、分散安定性または保存安定性が良好である。
本発明のアルコール系印刷インキ組成物は、必要に応じて、媒体にアルコール(F)以外の有機溶剤を含んでも良い。このような有機溶剤としては、以下の例には限定されないが、例えばアセトンやメチルエチルケトン等のケトン類、酢酸エチルや酢酸プロピル等のエステル類、ジメチルカーボネート等の炭酸エステル類などを含むことができる。
アルコール(F)以外の有機溶剤の使用量は、インキの保存安定性および環境保全または安全性の面から必要最小限の量を用いるのが好ましい。さらに好ましくは使用しないことである。本発明においては、媒体が、水およびアルコール(F)のみからなることが好ましい。
媒体は、顔料の分散安定性の観点から、印刷インキの総重量に対して20〜98重量%の割合で含まれることが好ましく、より好ましくは、45〜92重量%である。
次に、分散剤(H)について説明する。
本発明のアルコール系印刷インキ組成物は、分散剤(H)を含有してもよい。
分散剤(H)は、主鎖にスチレン骨格を有し、側鎖にポリアルキレンオキシド鎖(G)を有する櫛型分散剤であれば特に制限はなく、例えば、スチレン−無水マレイン酸共重合体のポリアルキレンオキシドモノアミン(I)変性体や、分子内にポリアルキレンオキシド骨格と1つのラジカル重合性不飽和基を持つ化合物(J)と、スチレンとの共重合体等が挙げられる。
ポリアルキレンオキシドモノアミン(I)としては、以下の例には限定されないが、例えばHuntsman社製Jeffamine(商標)M600、Huntsman社製Jeffamine(商標)M1000、Huntsman社製Jeffamine(商標)M2005、Huntsman社製Jeffamine(商標)M2070等が挙げられる。
分子内にポリアルキレンオキシド骨格と一つのラジカル重合性不飽和基を持つ化合物(J)としては、以下の例には限定されないが、例えばポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート〔「ポリエチレングリコールモノアクリレート」と「ポリエチレングリコールモノメタクリレート」とを合わせて、「ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート」と表記する。以下同様。〕、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリ(エチレングリコール・ポリプロピレングリコール)モノ(メタ)アクリレート、ポリ(プロピレングリコール・テトラメチレングリコール)モノ(メタ)アクリレート等のポリアルキレングリコールモノ(メタ)アクリレート類(J1)、
メトキシポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート等の、上記ポリアルキレングリコールモノ(メタ)アクリレート類(J1)の末端水酸基がC1〜C4の炭化水素でエーテル化されたアルコキシポリアルキレングリコールモノ(メタ)アクリレート類(J2)の他、
2−(メタ)アクリロイルオキシエチルイソシアネート等の分子内に1つのイソシアネート基を含む単官能(メタ)アクリルモノマーまたは、α,α‐ジメチル‐4‐イソプロペニルベンジルイソシアナート等の分子内に1つのイソシアネート基を含む単官能ビニルモノマーと、ポリアルキレンオキシドモノアミン(I)等の分子内に1つの反応性活性水素基およびポリアルキレンオキシド基を有する化合物との反応物などが挙げられる。
ポリアルキレンオキシド鎖(G)の構造としては特に制限はないが、アルコール中での顔料分散性、およびポリウレタンウレア樹脂(D)との相溶性の観点から、下記一般式(1)で表されるプロピレンオキシド単位および/またはエチレンオキシド単位を含む構造を有することが好ましい。一般式(1)において、プロピレンオキシド単位の繰返し数nとエチレンオキシド単位の繰返し数mとの比が、n:m=100:0〜75:25の範囲であることが好ましい。これらのポリアルキレンオキシド鎖(G)は、単独または割合の異なる2種以上を混合して用いることができる。
一般式(1)
−(CO)(CO)
(式中、RはHまたは炭素数が1〜4の炭化水素基、nおよびmはそれぞれ0〜50の整数[ただし、nとmとの合計が9〜50。])
分散剤(H)中のスチレンとポリアルキレンオキシド鎖(G)との割合は、アルコール中での顔料分散性およびアルコールへの溶解性の観点から、スチレン単位とポリアルキレンオキシド鎖(G)単位とのモル比が2:1〜10:1であることが好ましい。スチレン単位の割合が10:1以下だと、分散剤のアルコール(F)への溶解性が良好で、スチレン単位の割合が2:1以上だと、分散剤の顔料への吸着能が良好であるため顔料分散性に優れる。
分散剤(H)は、ポリウレタンウレア樹脂(D)との相溶性や分散安定性などを向上させる目的で、必要に応じて、アミノ基、カルボキシル基、ヒドロキシル基などの極性官能基を分子内に導入して用いることができる。さらに、分散剤(H)が分子内にアミノ基を有する場合は単官能カルボン酸で、分子内にカルボキシル基を有する場合には単官能アミンもしくは金属イオン等で、それぞれ塩化させて用いることもできる。
分散剤(H)を用いる場合は、ポリウレタンウレア樹脂(D)との相溶性、分散安定性、および印刷物の耐ブロッキング性の観点から、印刷インキの総重量に対して0.1〜20重量%の割合で含まれることが好ましく、より好ましくは、0.5〜10重量%である。
本発明のアルコール系印刷インキ組成物は、ポリウレタンウレア樹脂(D)と、媒体と、着色剤(E)と、必要に応じて分散剤(H)を混合し、サンドミル等の分散機を使用して顔料分散処理を行うことにより得ることができる。
上記顔料分散処理はそのまま印刷できる濃度で行っても良いが、顔料の分散性、発色性、生産効率の面から、顔料分散体100重量%中の着色剤(E)濃度を10〜70重量%として行うことが好ましく、より好ましくは着色剤(E)濃度が20〜50重量%であり、顔料分散処理を行った後、長期保存し易い濃度まで樹脂および媒体等で希釈する。
本発明のアルコール系印刷インキ組成物の調製においては、必要に応じて各種の添加剤、例えば顔料誘導体、湿潤剤、レベリング剤、消泡剤、帯電防止剤、ブロッキング防止剤などを使用することができる。
本発明のアルコール系印刷インキ組成物は、グラビア印刷、フレキソ印刷などの既知の印刷方式で用いることができる。
以下に、実施例により、本発明をさらに具体的に説明するが、以下の実施例は本発明の権利範囲を何ら制限するものではない。なお、実施例における「部」は「重量部」を、「%」は「重量%」をそれぞれ表す。
なお、実施例中の「樹脂固形分濃度」、「粘度」、「アミン価」、「重量平均分子量」、および「酸価」の測定方法は、次の通りである。
樹脂固形分濃度:JIS K5601−1−2に準拠し、加熱温度150℃、加熱時間20分で測定した時の加熱残分を樹脂固形分濃度(%)とした。
粘度:E型粘度計を用い25℃で測定した。
アミン価:ポリウレタンウレア樹脂溶液約3gをフラスコに計り取り、メタノール50mlを加え溶解し、0.1mol/lの塩酸標準溶液を用い電位差滴定法によって滴定し、得られた中和点から下記式により算出した。
アミン価=a×f×5.61/(s×w)
a:0.1mol/l塩酸溶液の使用量(ml)
f:0.1mol/l塩酸溶液の力価
s:ポリウレタンウレア樹脂溶液(g)
w:樹脂固形分濃度(%)
重量平均分子量:前処理としてポリウレタンウレア樹脂の両末端のアミノ基をすべてα,α−ジメチル−3−イソプロペニルベンジルイソシアナートと反応させた後、カラムとしてTSKgel SuperHM−M、SuperHM−L(東ソー社製)を用い、RI検出器を装備したGPC(東ソー社製、HPC−8020)で展開溶媒にTHFを用いた時のポリスチレン換算分子量を用いた。
酸価:JIS K0070に準拠して測定した。
(合成例1)<ポリウレタンウレア樹脂(D−1)の調製>
攪拌機、温度計、還流冷却器および窒素ガス導入管を備えたフラスコに、アジピン酸と3‐メチル‐1,5‐ペンタンジオールとの重縮合物(水酸基価56.1mgKOH/g、数平均分子量2000)33.5部と、ポリプロピレングリコール(水酸基価56.1mgKOH/g、数平均分子量2000)33.5部と、1,3−プロパンジオール4.6部と、イソホロンジイソシアネート41.6部とを仕込み、窒素気流下、90℃で6時間反応させウレタンプレポリマーを製造した。次いで、得られたウレタンプレポリマーにターシャリーブチルアルコール48.5部を加えて、ウレタンプレポリマーの均一溶液とした。次いで、イソホロンジアミン17.2部と、エタノール342.4部からなる混合物に、前記ウレタンプレポリマー溶液を1時間かけて滴下し、その後1時間反応させてポリウレタンウレア樹脂(D−1)の溶液を得た。得られたポリウレタンウレア樹脂(D−1)の溶液は、樹脂固形分濃度25重量%、粘度170mPa・s(25℃)であり、樹脂固形分のアミン価は6.5mgKOH/樹脂1g、重量平均分子量22,000であった。
(合成例2)<ポリウレタンウレア樹脂(D−2)の調製>
攪拌機、温度計、還流冷却器および窒素ガス導入管を備えたフラスコに、ひまし油ポリオール(製品名:「URIC H1824」伊藤製油社製、水酸基価71.2mgKOH/g、平均官能基数2、数平均分子量1576)40.5部と、ポリプロピレングリコール(水酸基価56.1mgKOH/g、数平均分子量2000)27.0部と、1,3−プロパンジオール4.1部と、イソホロンジイソシアネート41.6部とを仕込み、窒素気流下、90℃で6時間反応させウレタンプレポリマーを製造した。次いで、得られたウレタンプレポリマーにターシャリーブチルアルコール48.5部を加えて、ウレタンプレポリマーの均一溶液とした。次いで、イソホロンジアミン17.4部と、エタノール343.0部からなる混合物に、前記ウレタンプレポリマー溶液を1時間かけて滴下し、その後1時間反応させてポリウレタンウレア樹脂(D−2)の溶液を得た。得られたポリウレタンウレア樹脂(D−2)の溶液は、樹脂固形分濃度25重量%、粘度125mPa・s(25℃)であり、樹脂固形分のアミン価は7.0mgKOH/樹脂1g、重量平均分子量18,000であった。
(合成例3)<ポリウレタンウレア樹脂(K−1)の調製>
攪拌機、温度計、還流冷却器および窒素ガス導入管を備えたフラスコに、ひまし油ポリオール(製品名:「URIC H−1824」伊藤製油社製、水酸基価71.2mgKOH/g、平均官能基数2、数平均分子量1576)67.7部と、1,3−プロパンジオール3.9部と、イソホロンジイソシアネート41.6部とを仕込み、窒素気流下、90℃で6時間反応させウレタンプレポリマーを製造した。次いで、得られたウレタンプレポリマーにターシャリーブチルアルコール48.5部を加えて、ウレタンプレポリマーの均一溶液とした。次いで、イソホロンジアミン17.1部と、エタノール342.4部からなる混合物に、前記ウレタンプレポリマー溶液を1時間かけて滴下し、その後1時間反応させてポリウレタンウレア樹脂(K−1)の溶液を得た。得られたポリウレタンウレア樹脂(K−1)の溶液は、樹脂固形分濃度25重量%、粘度260mPa・s(25℃)であり、樹脂固形分のアミン価は6.2mgKOH/樹脂1g、重量平均分子量18,000であった。
(合成例4)<ポリウレタンウレア樹脂(K−2)の調製>
アジピン酸と3‐メチル‐1,5‐ペンタンジオールの重縮合物33.5部を、ポリプロピレングリコール(水酸基価56.1mgKOH/g、数平均分子量2000)33.5部に変更した以外は、合成例1と同様の操作を行った。得られたポリウレタンウレア樹脂(K−2)の溶液は、樹脂固形分濃度25重量%、粘度90mPa・s(25℃)であり、樹脂固形分のアミン価は6.4mgKOH/樹脂1g、重量平均分子量20,000であった。
(合成例5)<分散剤(H−1)の調製>
攪拌機、温度計、還流冷却器および窒素ガス導入管を備えたフラスコに、ポリアルキレンオキシドモノアミン(製品名:「JeffamineM600」Huntsman社製、数平均分子量568、固形分100%、一般式(1)におけるn=9、m=1、R=CH)149部、およびスチレン−無水マレイン酸共重合体(製品名:「SMA2000」SARTOMER社製、酸価360mgKOH/g、固形分100%、スチレン:無水マレイン酸比率=2:1)82部を仕込み、窒素気流下、150℃で8時間反応させた後、エタノール347部を加えて分散剤(H−1)の均一溶液とした。得られた分散剤(H−1)の溶液は、樹脂固形分濃度40重量%であり、樹脂固形分の酸価は13.0mgKOH/樹脂1g、アミン価は0.1mgKOH/樹脂1g、重量平均分子量は25,000であった。
(合成例6)<分散剤(H−2)の調製>
攪拌機、温度計、還流冷却器および窒素ガス導入管を備えたフラスコに、ポリアルキレンオキシドモノアミン(製品名:「JeffamineM2005」Huntsman社製、数平均分子量1953、固形分100%、一般式(1)におけるn=29、m=6、R=CH)163部、およびスチレン−無水マレイン酸共重合体(製品名:「SMAEF60」SARTOMER社製、酸価156mgKOH/g、固形分100%、スチレン:無水マレイン酸比率=6:1)60部を仕込み、窒素気流下、150℃で8時間反応させた後、エタノール334部を加えて分散剤(H−2)の均一溶液とした。得られた分散剤(H−2)の溶液は、樹脂固形分濃度40重量%であり、樹脂固形分の酸価は9.0mgKOH/樹脂1g、アミン価は0.1mgKOH/樹脂1g、重量平均分子量は30,000であった。
(合成例7)<分散剤(H−3)の調製>
攪拌機、温度計、還流冷却器および窒素ガス導入管を備えたフラスコに、ポリアルキレンオキシドモノアミン(製品名:「JeffamineM2005」Huntsman社製、数平均分子量1953、固形分100%、一般式(1)におけるn=29、m=6、R=CH)145部、ポリアルキレンオキシドモノアミン(製品名:「JeffamineM2070」、Huntsman社製、数平均分子量1970、固形分100%、一般式(1)におけるn=10、m=31、R=CH)18部、およびスチレン−無水マレイン酸共重合体(製品名:「SMAEF60」SARTOMER社製、固形分100%、スチレン:無水マレイン酸比率=6:1)60部を仕込み、窒素気流下、150℃で8時間反応させた後、エタノール335部を加えて分散剤(H−3)の均一溶液とした。得られた分散剤(H−3)の溶液は、樹脂固形分濃度40重量%であり、樹脂固形分の酸価は14.0mgKOH/樹脂1g、アミン価は0.1mgKOH/樹脂1g、重量平均分子量は29,000であった。
(合成例8)<分散剤(H−4)の調製>
攪拌機、温度計、還流冷却器および窒素ガス導入管を備えたフラスコに、ポリアルキレンオキシドモノアミン(製品名:「JeffamineM2005」Huntsman社製、数平均分子量1953、固形分100%、一般式(1)におけるn=29、m=6、R=CH)131部、ポリアルキレンオキシドモノアミン(製品名:「JeffamineM2070」Huntsman社製、数平均分子量1970、固形分100%、一般式(1)におけるn=10、m=31、R=CH)32部、およびスチレン−無水マレイン酸共重合体(製品名:「SMAEF60」、SARTOMER社製、固形分100%、スチレン:無水マレイン酸比率=6:1)60部を仕込み、窒素気流下、150℃で8時間反応させた後、エタノール335部を加えて分散剤(H−4)の均一溶液とした。得られた分散剤(H−4)の溶液は、樹脂固形分濃度40重量%であり、樹脂固形分の酸価は15.0mgKOH/樹脂1g、アミン価は0.1mgKOH/樹脂1g、重量平均分子量は29,000であった。
(合成例9)<分散剤(H−5)の調製>
攪拌機、温度計、還流冷却器および窒素ガス導入管を備えたフラスコに、ポリアルキレンオキシドモノアミン(製品名:「JeffamineM2070」Huntsman社製、数平均分子量1970、固形分100%、一般式(1)におけるn=10、m=31、R=CH)164部、およびスチレン−無水マレイン酸共重合体(製品名:「SMAEF60」SARTOMER社製、酸価156mgKOH/g、固形分100%、スチレン:無水マレイン酸比率=6:1)60部を仕込み、窒素気流下、150℃で8時間反応させた後、エタノール337部を加えて分散剤(H−5)の均一溶液とした。得られた分散剤(H−5)の溶液は、樹脂固形分濃度40重量%であり、樹脂固形分の酸価は10.0mgKOH/樹脂1g、アミン価は0.1mgKOH/樹脂1g、重量平均分子量は30,000であった。
(合成例10)<分子内にポリアルキレンオキシド骨格と1つのラジカル重合性不飽和基を持つ化合物(J)の調製>
攪拌機、温度計、還流冷却器および窒素ガス導入管を備えたフラスコに、ポリアルキレンオキシドモノアミン(製品名:「JeffamineM2005」、Huntsman社製、数平均分子量1953、固形分100%、一般式(1)におけるn=29、m=6、R=CH)400部を仕込み、窒素気流下、40℃で、滴下槽からα,α‐ジメチル‐4‐イソプロペニルベンジルイソシアナート41部を1時間かけて滴下し、その後40℃で2時間反応させ反応生成物(J−1)を得た。
(合成例11)<分散剤(H−6)の調製>
攪拌機、温度計、還流冷却器および窒素ガス導入管を備えたフラスコに、エタノール56部を仕込み80℃に昇温し、反応容器内を窒素置換した後、滴下槽から、スチレン29部、アクリル酸1.7部、前記反応生成物(J−1)100部、およびジメチル2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオネート)4.0部を予め均一に混合した混合液を2時間かけて滴下し、その後80℃で8時間反応した後、さらにエタノール145部を加えて分散剤(H−6)の均一溶液とした。得られた分散剤(H−6)の溶液は、樹脂固形分濃度40重量%であり、樹脂固形分の酸価は10mgKOH/樹脂1g、アミン価は0.1mgKOH/樹脂1g、重量平均分子量は40,000であった。
上記で得られたポリウレタンウレア樹脂溶液の内容を表1に、分散剤溶液の内容を表2に示す。
Figure 0005108992
Figure 0005108992
(実施例1〜20および比較例1〜7)
<印刷インキの調製>
表3に各印刷インキの配合組成を示す。
まず、着色剤(E)10重量部に対して、合成例1〜4で得られたポリウレタンウレア樹脂(D)又は(K)の溶液、合成例5〜11で得られた分散剤(H)の溶液、水、およびエタノールを、分散剤(H)を用いない場合はそれぞれ16重量部、0重量部、5重量部、および9重量部となるように混合し、分散剤(H)を用いる場合は、それぞれ0重量部、10重量部、5重量部、15重量部となるように混合した。次に、横型サンドミルを用いて分散した後、表3の配合比率(重量部)になるように残りの成分を配合して印刷インキを調整した。
<印刷物の作成>
得られた印刷インキ100重量部をエタノール50重量部で希釈した後、バーコーターNo.4にて厚さ20μmの片面コロナ放電処理延伸ポリプロピレンフィルムの処理面に印刷して50℃で30秒乾燥し、印刷物を得た。
<印刷インキおよび印刷物の評価>
印刷インキ、および得られた印刷物について次のような試験を行った。結果を表3に示す。
(1)分散性
調製直後の印刷インキについて、分離および沈殿・凝集物の有無を以下の評価基準で判定した。
○:分離および沈殿・凝集物が発生していない。
×:分離および/または沈殿・凝集物が発生している。
(2)印刷インキの高温保存安定性
印刷インキを40℃で1週間保存し、試験前後の粘度の変化率より以下の評価基準で判定した。粘度の測定は、B型回転粘度計を用い25℃で行った。
○:粘度の変化率が5%未満である。
△:粘度の変化率が5%以上、15%未満である。
×:粘度の変化率が15%以上である。
(3)印刷インキの低温保存安定性
印刷インキを−10℃で1週間保存し、試験前後の粘度の変化率より以下の評価基準で判定した。粘度の測定は、B型回転粘度計を用い25℃で行った。
○:粘度の変化率が5%未満である。
△:粘度の変化率が5%以上、15%未満である。
×:粘度の変化率が15%以上である。
(4)印刷物の曇度
印刷物のヘイズ値を、ヘイズメーター300A(東京電色社製)を用いて測定した。
(5)密着性
印刷物の印刷面にセロハンテープ(幅12mm)を貼り、垂直方向に急激に剥がしたときの印刷面の状態を以下の評価基準で判定した。
○:インキの残りが90面積%以上。
△:インキの残りが70面積%以上、90面積%未満。
×:インキの残りが70面積%未満。
(6)印刷物の耐ブロッキング性
印刷物の印刷面と非印刷面を重ね合わせ、温度40℃相対湿度80%中で10.0kg/cmの荷重をかけ、24時間後それを剥がし表面状態を以下の評価基準で判定した。
○:印刷面から非印刷面へのインキの転移が全く認められなかった。
△:印刷面から非印刷面へのインキの転移が10面積%未満で認められた。
×:印刷面から非印刷面へのインキの転移が10面積%以上で認められた。
(7)乾燥速度
印刷物の耐ブロッキング性と乾燥時間の関係を用いて、以下の評価基準で判定した。
○:乾燥時間を30秒から60秒に変更しても耐ブロッキング性に変化が見られない。
△:乾燥時間を30秒から60秒に変更すると、耐ブロッキング性試験において印刷面から非印刷面へのインキの転移が改善する。
(8)総合評価
評価項目(1)〜(7)の結果から、以下の評価基準で判定した。
◎:性能が特に優れている。
○:性能が十分である。
△:使用環境・用途などの制限を受けるが、実用レベルである。
×:使用できるレベルにない。
Figure 0005108992

Figure 0005108992

Claims (7)

  1. ポリオール(A)、ジイソシアネート(B)、および鎖延長剤(C)を反応させてなるポリウレタンウレア樹脂(D)と、着色剤(E)と、媒体としてのアルコール(F)および水とを含むアルコール系印刷インキ組成物であって、
    前記ポリオール(A)がポリエーテルポリオール(A1)と、ポリエステルポリオール(A2)とを含み、
    前記ポリエステルポリオール(A2)が、ひまし油ポリオールであり、
    前記媒体の合計100重量%中、アルコール(F)の割合が75重量%以上であることを特徴とするアルコール系印刷インキ組成物。
  2. さらに、主鎖にスチレン骨格を有し、側鎖にポリアルキレンオキシド鎖(G)を有する櫛型分散剤(H)を含むことを特徴とする請求項1記載のアルコール系印刷インキ組成物。
  3. 前記ポリアルキレンオキシド鎖(G)が、下記一般式(1)で表されるプロピレンオキシド単位および/またはエチレンオキシド単位を含む構造を有することを特徴とする請求項記載のアルコール系印刷インキ組成物。
    一般式(1)
    −(CO)(CO)
    ここで、式中、RはHまたは炭素数が1〜4の炭化水素基、nおよびmはそれぞれ0〜50の整数であり、nとmとの合計が9〜50である。
  4. 一般式(1)において、プロピレンオキシド単位の繰返し数nとエチレンオキシド単位の繰返し数mとの比が、n:m=100:0〜75:25であることを特徴とする請求項記載のアルコール系印刷インキ組成物。
  5. 前記媒体が、水およびアルコール(F)のみからなることを特徴とする請求項1〜いずれか記載のアルコール系印刷インキ組成物。
  6. 前記アルコール(F)の合計100重量%中、エタノールおよび/またはイソプロパノールの割合が70重量%以上であることを特徴とする請求項1〜いずれか記載のアルコール系印刷インキ組成物。
  7. 前記媒体の合計100重量%中、水の割合が2〜20重量%であることを特徴とする請求項1〜いずれか記載のアルコール系印刷インキ組成物。
JP2012529994A 2010-12-27 2011-12-27 アルコール系印刷インキ組成物 Expired - Fee Related JP5108992B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012529994A JP5108992B2 (ja) 2010-12-27 2011-12-27 アルコール系印刷インキ組成物

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010289065 2010-12-27
JP2010289065 2010-12-27
JP2012529994A JP5108992B2 (ja) 2010-12-27 2011-12-27 アルコール系印刷インキ組成物
PCT/JP2011/080293 WO2012091050A1 (ja) 2010-12-27 2011-12-27 アルコール系印刷インキ組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5108992B2 true JP5108992B2 (ja) 2012-12-26
JPWO2012091050A1 JPWO2012091050A1 (ja) 2014-06-05

Family

ID=46383141

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012529994A Expired - Fee Related JP5108992B2 (ja) 2010-12-27 2011-12-27 アルコール系印刷インキ組成物

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9523009B2 (ja)
JP (1) JP5108992B2 (ja)
CN (1) CN103282449B (ja)
WO (1) WO2012091050A1 (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5273280B1 (ja) 2012-06-27 2013-08-28 東洋インキScホールディングス株式会社 アルコール系印刷インキ組成物
CN103342794B (zh) * 2013-06-21 2015-08-05 广东德康化工实业有限公司 一种环保型耐蒸煮油墨连接料及其制备方法
JP6394298B2 (ja) * 2014-11-07 2018-09-26 日立化成株式会社 アルコール可溶型印刷インキ用バインダー
JP6424717B2 (ja) * 2015-04-03 2018-11-21 東洋インキScホールディングス株式会社 アルコール系インキ組成物およびそれを用いた印刷物、積層体
JP6558033B2 (ja) * 2015-04-03 2019-08-14 日立化成株式会社 アルコール可溶型印刷インキ用バインダー
JP6741225B2 (ja) * 2015-10-30 2020-08-19 花王株式会社 水系インクの製造方法
BR112018006338B1 (pt) * 2016-03-08 2022-07-26 Huntsman Petrochemical Llc Composição aquosa agrícola, método para matar ou inibir ou repelir uma praga, e, método para reduzir ou prevenir a maturação de ostwald
KR101779572B1 (ko) * 2016-12-20 2017-09-19 주식회사 삼성잉크 알코올 용해성 우레탄 수지를 포함하는 그라비어 인쇄용 잉크 조성물
CN106750170A (zh) * 2016-12-27 2017-05-31 中蓝晨光化工研究设计院有限公司 一种油墨用聚氨酯树脂及其制备方法
BE1024932B1 (nl) * 2017-01-23 2018-08-27 Xeikon Manufacturing N.V. Polymere dispergator, dispersie daarmee en werkwijze voor te printen
CN112004895B (zh) * 2018-04-24 2022-10-21 伊士曼(中国)投资管理有限公司 醇溶性印刷油墨组合物
JP7017481B2 (ja) * 2018-06-29 2022-02-08 理想科学工業株式会社 油性インクジェットインク
WO2021060125A1 (ja) * 2019-09-26 2021-04-01 Dicグラフィックス株式会社 水性リキッド印刷インキ、印刷物、及び積層体
US20230118481A1 (en) * 2020-01-30 2023-04-20 Kao Corporation Cellulose fiber composite
CN111518603B (zh) * 2020-04-07 2023-02-10 广东剑鑫科技股份有限公司 一种水性全合成蓝宝石玻璃切割液及其制备方法
CN114369387B (zh) * 2022-02-18 2023-03-24 温州大学新材料与产业技术研究院 一种水性印刷油墨专用分散剂及其制备方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002121250A (ja) * 2000-10-18 2002-04-23 Dainippon Ink & Chem Inc アルコール可溶性ウレタン樹脂の製造方法および印刷インキ
JP2002293860A (ja) * 2001-03-29 2002-10-09 Dainippon Ink & Chem Inc アルコール可溶性ウレタン樹脂の製造方法
JP2010053194A (ja) * 2008-08-27 2010-03-11 Toyo Ink Mfg Co Ltd 印刷インキバインダーおよび該バインダーを用いた印刷インキ組成物ならびに該印刷インキを用いた被覆物
JP2010514863A (ja) * 2006-12-27 2010-05-06 ビック−ケミー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 変性櫛形共重合体
JP2010241924A (ja) * 2009-04-03 2010-10-28 Dic Corp グラビアインキ、印刷システム及び該インキの製造方法
WO2012008339A1 (ja) * 2010-07-15 2012-01-19 Dicグラフィックス株式会社 印刷インキ

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06100817A (ja) 1992-09-21 1994-04-12 Arakawa Chem Ind Co Ltd フレキソ印刷インキ用バインダー
JPH09328646A (ja) 1996-04-08 1997-12-22 Toyo Ink Mfg Co Ltd 印刷インキ組成物
US6406143B1 (en) * 2000-04-26 2002-06-18 Eastman Kodak Company Ink jet printing method
US20090246484A1 (en) 2005-09-30 2009-10-01 Dainippon Ink And Chemicals, Inc. Ink for jet printer
WO2009057497A1 (ja) * 2007-11-01 2009-05-07 Kuraray Co., Ltd. ポリウレタン組成物
JP5429680B2 (ja) 2007-11-02 2014-02-26 日本ポリウレタン工業株式会社 反応硬化型ポリウレタン樹脂組成物、及び該組成物を用いた二液反応硬化型ポリウレタン接着剤
JP2009173862A (ja) * 2007-12-27 2009-08-06 Toyo Ink Mfg Co Ltd 印刷インキ用樹脂組成物
JP2010144075A (ja) 2008-12-19 2010-07-01 Dic Corp 印刷インキ、印刷システム及び該印刷インキの製造方法
US8110031B2 (en) * 2009-03-12 2012-02-07 Videojet Technologies Inc. Ethanol-based ink composition

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002121250A (ja) * 2000-10-18 2002-04-23 Dainippon Ink & Chem Inc アルコール可溶性ウレタン樹脂の製造方法および印刷インキ
JP2002293860A (ja) * 2001-03-29 2002-10-09 Dainippon Ink & Chem Inc アルコール可溶性ウレタン樹脂の製造方法
JP2010514863A (ja) * 2006-12-27 2010-05-06 ビック−ケミー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 変性櫛形共重合体
JP2010053194A (ja) * 2008-08-27 2010-03-11 Toyo Ink Mfg Co Ltd 印刷インキバインダーおよび該バインダーを用いた印刷インキ組成物ならびに該印刷インキを用いた被覆物
JP2010241924A (ja) * 2009-04-03 2010-10-28 Dic Corp グラビアインキ、印刷システム及び該インキの製造方法
WO2012008339A1 (ja) * 2010-07-15 2012-01-19 Dicグラフィックス株式会社 印刷インキ

Also Published As

Publication number Publication date
US9523009B2 (en) 2016-12-20
CN103282449B (zh) 2015-03-04
JPWO2012091050A1 (ja) 2014-06-05
US20130289185A1 (en) 2013-10-31
WO2012091050A1 (ja) 2012-07-05
CN103282449A (zh) 2013-09-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5108992B2 (ja) アルコール系印刷インキ組成物
JP5273280B1 (ja) アルコール系印刷インキ組成物
KR101654946B1 (ko) 분산제, 그것을 사용한 안료 조성물, 안료 분산체, 및 잉크젯 잉크
US9701855B2 (en) Printing ink varnish, and printing ink composition using same
JP6424717B2 (ja) アルコール系インキ組成物およびそれを用いた印刷物、積層体
CN109476938B (zh) 用于叠层体的凹印油墨、印刷品和叠层产品
JP2018016708A (ja) 溶剤型ラミネート用グラビアインキ、印刷物、および積層体
JP6136121B2 (ja) 水性ポリウレタン樹脂およびその利用
JP2009073936A (ja) 印刷インキ組成物
JP5949212B2 (ja) アルコール系印刷インキ組成物
JP2013213109A (ja) 印刷インキバインダー樹脂およびそれを用いたラミネートインキ
CN109476941B (zh) 用于叠层体的溶剂型凹印油墨、印刷品和叠层产品
JP6996418B2 (ja) 水性フレキソインキ、および印刷物の製造方法
JP6969349B2 (ja) 印刷インキ組成物
JP5906732B2 (ja) アルコール溶剤系ウレタンウレア樹脂の製造方法および印刷インキ組成物
JP2004315716A (ja) 顔料分散剤、それを用いた顔料組成物および顔料分散体
JP5935458B2 (ja) 紙用グラビア輪転用印刷インキ組成物
CN117677679A (zh) 水基粘合剂组合物及其在水基印刷油墨中的应用
JP2017145350A (ja) 顔料分散体、および積層体
JP5712798B2 (ja) 印刷インキ組成物
JP2004307786A (ja) 印刷インキ用バインダーおよび印刷インキ
JP2024060940A (ja) 油性インキおよび油性インキの製造方法
JP2002201253A (ja) グラビア印刷インキ用アルコール可溶性ウレタン樹脂の製造方法およびグラビア印刷インキ
KR20070072281A (ko) 수계 조색제 조성물

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120911

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121005

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5108992

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151012

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees