JP5106201B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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Description

この発明は、誘導加熱コイルを用いた誘導加熱調理器に関するものであり、特に、鍋などの被加熱物の天板上の配置位置とその表示に関するものである。
従来の誘導加熱調理器においては、トッププレート上の被加熱物を加熱する複数(3つ)の加熱部と、被加熱物の加熱状態を表示する火力表示部と、操作部とを備え、複数の加熱部のすべてを誘導加熱コイルを含む加熱部とするとともに、火力表示部をトッププレート上において、それぞれの加熱部に対応させて各加熱部の近くに複数の操作部を各火力表示部に併設させ、さらに加熱部による火力を火力表示部に数値化して表示することにより、各加熱部との関連において火力状態を見ながら視線を変えることなく、火力変更など個別の操作ができるという使い勝手の良いものがあった(例えば特許文献1参照)。
また、調理容器を載置する天板の下方に2つの誘導加熱コイルを配設するとともに、各誘導加熱コイルに対応してその近傍に温度検知器と誘導加熱コイルの火力を複数色で表示する2つの火力表示器と、誘導加熱コイルの動作状態を表示する2つの加熱状態表示器と、制御回路とを備え、温度検知器等の出力に応じて天板の誘導加熱コイル上方への調理容器の有無や調理容器の材質を検出する鍋検出手段を設けると共に、制御回路を、鍋検出手段により鍋有りを検出した時には調理内容に応じて加熱状態表示器を異なる色で点灯駆動し、鍋無し等を検出した時には火力表示器と加熱状態表示器を点滅駆動する様に構成したものがあった(例えば特許文献2参照)。
また、負荷を載置する天板と、負荷を加熱制御する加熱手段の加熱動作を操作する2つのタッチ操作部とを備え、それぞれのタッチ操作部の操作部は、天板の下方に配置した表示文字と点灯時に天板を透過して表示文字を表示するバックライトとを有し、操作部を非表示の時には、表示文字も含めて操作部全体を消灯状態とするとともに操作部の操作を無効とすることにより、使用者に無効であるということをはっきりと認識させることができ、使い勝手を良くしたものがあった(例えば特許文献3参照)。
特開2007−18786号公報(第2頁〜第4頁、図1、図2) 特開2003−197360号公報(第4頁、図2) 特開2007−107800号公報(第5頁、図1、図3、図5)
しかしながら、特許文献1〜3に記載された従来の加熱調理器のいずれも、天板上の鍋などの被加熱物の固定された載置位置に対応して火力表示部や加熱状態表示器や操作部も固定されていた。このため、ユーザーは被加熱物を天板上の自由な位置に載置することができず、操作性の自由度が大きく損なわれるという問題点があった。
また、被加熱物を天板上の自由な位置に載置することができるようにすると、被加熱物のサイズや形状に制限がないという利便性はあるものの、どの位置に被加熱物を追加して載置できるのかがわかりにくいという問題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、第1の目的は鍋などの被加熱物を天板上の自由な位置に配置でき、天板上の、被加熱物の占有領域、追加して被加熱物が置ける領域、および追加して置けない領域をユーザーが直感的に理解できる誘導加熱調理器を得ることにある。
この発明に係る誘導加熱調理器は、鍋などの被加熱物を載置する天板と、前記天板の下方にほぼ均一に分散配置された複数の誘導加熱コイルと、載置された被加熱物の位置を検出する被加熱物検出手段と、被加熱物が載置されていない領域に他の被加熱物を載置可能か否か判断する載置可能性判断手段と、前記載置可能性判断手段の判断結果に応じて、他の被加熱物の載置可能領域を表示する表示手段と、を備え、前記載置可能性判断手段は、駆動されている前記誘導加熱コイルの数が所定の閾値以下であれば、前記他の被加熱物を載置可能であると判断するものである。
この発明に係る誘導加熱調理器によれば、鍋などの被加熱物を載置する天板と、前記天板の下方にほぼ均一に分散配置された複数の誘導加熱コイルと、載置された被加熱物の位置を検出する被加熱物検出手段と、被加熱物が載置されていない領域に他の被加熱物を載置可能か否か判断する載置可能性判断手段と、前記載置可能性判断手段の判断結果に応じて、他の被加熱物の載置可能領域を表示する表示手段と、を備え、前記載置可能性判断手段は、駆動されている前記誘導加熱コイルの数が所定の閾値以下であれば、前記他の被加熱物を載置可能であると判断するので、ユーザーは鍋などの被加熱物を天板上の自由な位置に配置でき、天板上の、被加熱物の占有領域、追加して被加熱物が置ける領域、および追加して置けない領域をユーザーが直感的に理解できる。
実施の形態1.
図1はこの発明に係る誘導加熱調理器の斜視図であり、同時に天板を透視した状態を示しており、誘導加熱コイルの配置状況を分かりやすく図示している。図1に示すように、誘導加熱調理器は、本体1と、本体の上部に設けられ、鍋などの被加熱物2を載置可能な天板3と、天板3の下方に設けられた誘導加熱コイル4と、天板3の手前に設けられた表示部5と図示しないタッチパネルと、本体1側に設けられた本体側操作部6とロースタ7から構成される。なお、表示部5は表示手段を構成し、タッチパネルは操作表示手段を構成する。また、図1に示すように、天板3の下方には、比較的小型の誘導加熱コイル4(以下、小型コイルと呼ぶこともある)がほぼ均一的に分散配置されている。
また、図2は天板3と表示部5のレイアウトを示した図であり、図2(a)では、表示部5の表示領域は、図2(a)に示すように天板3の手前側でしかも天板3の縁に沿って天板の両端に渡って左右方向(以下、X軸方向と呼ぶこともある)に線状に連続して表示される。この表示部5は本体の横または裏側に設けられた電源スイッチが押されるまでは表示されず、電源スイッチを押すと、すべての領域が白色に点灯する。この白色は鍋などの被加熱物が載置可能であることを示している。なお、この実施の形態1では被加熱物を天板3の左右方向に略一列に配置する場合について説明する。図2(b)は対面式の誘導加熱調理器の場合を想定したものであり、手前側のX軸方向と奥側のX軸方向に帯状の表示部5を配した例を示す図である。手前側と奥側の双方に表示部5が表示され、手前側と奥側のいずれからも調理が可能である。
また、図3はこの発明に係る誘導加熱調理器の被加熱物の載置位置に連動した表示部5の表示例を示す図である。図3(a)では、被加熱物2として天板3の略中央に載置された鍋と右側に載置されたフライパンのそれぞれに対応する手前側の表示部5の色が赤く点灯して調理中であるところを示すとともに、表示部5の左端が白色のままで被加熱物を追加可能であることを示している。図3(b)では、被加熱物2として天板3の略中央に載置された鍋に対応する手前側の表示部5の色が赤く点灯して調理中であるところを示すとともに、その両側の表示部5は白色のままで更に2つの被加熱物が載置可能であることを示している。また、図3(c)では、被加熱物2として天板3の左側に載置された大きなパントレイに対応する手前側の表示部5の色が緑色に点灯して載置したところを示すとともに、表示部の右側は白色のままで被加熱物を追加可能であることを示している。ここで、ユーザーが加熱調理を行わない金属のボウルを天板上に置いた場合、洗った鍋を取り敢えず天板上に置いた場合、保存しておいた料理が入った鍋を取り敢えず天板上に出してまだ加熱しなくていい場合等、物の載置に対応して操作部が表示されることにより却って不安に感じる場合がある。そこで、図3(a)〜図3(c)に示すように、各加熱物2の手前に表示を消すための操作部73として非表示ボタンを表示する。非使用の場合には、この操作部73(非表示ボタン)を操作することで表示部5の色が元の白に戻るように構成されている。なお、操作部73は操作手段を構成する。
また、図4はこの発明に係る誘導加熱調理器の誘導加熱コイル(小型コイル)4のレイアウトを示す図である。図4(a)に示すように、小型コイル4をグリッド状に配置しても良いし、図4(b)に示すように、小型コイル4をハニカム状に配置しても良いし、図4(c)に示すように、従来の大型の誘導加熱コイルと上記小型コイル4を混在させて配置しても良い。
また、図5は被加熱物2検出用のセンサー(図7に示すセンサー76)としてサーミスタなどの赤外線を検出する温度検出手段あるいは小型コイル4間の容量を検出する容量検出手段を用いた場合のレイアウトを示す図であり、センサーを図5(a)に示すように小型コイル4間の隙間に配置しても良いし、図5(b)に示すように小型コイル4の中心に配置しても良いし、図5(c)に示すように小型コイル4間の隙間および小型コイル4の中心に配置しても良い。
図5(a)〜(c)の黒丸で示された複数のセンサー76によって天板3上の被加熱物の載置位置がセンシングされる。被加熱物が天板上に載置されると、センサー76が天板上の被加熱物の載置位置を検知し、これに基づいて加熱調理器の図示しない制御手段が鍋の天板3上の被加熱物の配置位置(具体的には中心位置)と大きさ(底径)を算出し、これに基づいて被加熱物の占有領域に対向する表示部5の部分の色を白から緑色に変化させる。また、ユーザーが加熱開始の操作を行うと、制御手段は被加熱物の占有領域に対向する部分の小型コイル4を制御して加熱を開始し、表示部5の被加熱物に対応する部分の色はオレンジ色に変化する。そして、制御手段は被加熱物の加熱温度に連動して表示部5の色を例えばオレンジ色から赤色に変化させる。
センサーが温度検出手段の場合、誘導加熱調理器は、加熱開始後、所定の時間が経過してから全ての温度検出手段のうち、温度が所定の値(例えば、70℃)より高くなった温度検出手段を特定し、特定した温度検出手段の真上に被加熱物2があるものと判断し、特定した複数の温度検出手段の配置位置から天板3上の被加熱物2の配置位置と大きさを算出する。
また、図6は被加熱物2のセンサーとして発光手段と受光手段を用いた場合の光の照射方法を分かりやすく示した説明図であり、図6(a)に示すようにセンサーをユーザー側の天板3側面に設けても良いし、図6(b)に示すように天板3の上方に配置しても良い。また、図示していないが、センサーを天板3の斜め上方に配置しても良い。この場合、誘導加熱調理器は、発光手段からの放射光が受光手段に受光されるときの光の入射角度とセンサーの配置位置および天板3の配置位置と大きさに基づいて天板3上の被加熱物2の配置位置と大きさを算出することができる。なお、センサーを天板3側面に設ける場合には、2台のセンサーを異なる位置に設けると精度が良くなる。あるいは、1台のセンサーを天板3の縁に沿って設けられたレール上に乗せて走らせるなどして水平方向に移動可能に構成して、このセンサーを移動させながら被加熱物2を観測することにより、被加熱物2を検出できたセンサーの位置に基づき被加熱物2の配置位置を検出するようにしても良い。これについては、水平方向だけでなく、上下方向についても同じことが言える。
また、図7は、この発明に係る誘導加熱調理器の実施の形態1における回路構成を示すブロック図である。図7に示すように誘導加熱調理器は、商用交流電力を直流電力に変換するコンバータ71とコンバータ71の出力を高周波の交流電力に変換するインバータ72と、操作部73を用いてユーザーによって設定された火力設定情報に基づいて、出力周波数を設定し、PWM演算を行い、インバータ駆動信号を生成してインバータ72を制御する制御手段74と、インバータ72によって駆動され共振コンデンサ75とともに動作して高周波磁界を発生する誘導加熱コイル(小型コイル)4と、誘導加熱コイル4の中心または誘導加熱コイル4同士の間に設けられ、天板3上の被加熱物2を検出するセンサー76と、センサー76から出力された信号を増幅して基準値と比較してノイズを除去し、A/D変換する鍋検出回路77と、天板3の周囲に設けられた表示部5および操作部73の表示領域であるタッチパネル78とから構成される。なお、操作部73には非表示ボタンも含まれる。
なお、図7において、誘導加熱コイル4、共振コンデンサ75、センサー76は1つだけ示されているが、実際には多数配置されている。
また、制御手段74が鍋検出回路77の出力に基づいて被加熱物2が無いと判定した場合には、誘導加熱コイル4に高周波電流を供給しないようにインバータ72を制御する。
また、制御手段74はマイクロコンピュータやDSPなどで構成され、被加熱物2の有無を判断するときには鍋検出回路77の出力を予め設定した基準値と比較し、この出力が基準値を超えたときに被加熱物2有りと判定し、被加熱物2の位置と大きさを判断する。
また、インバータ72からの高周波電流の周波数が共振周波数のときに誘導加熱コイル4は最大の磁界すなわち最大加熱力を出力する。
また、センサー76は図4に示す温度検出手段あるいは容量検出手段、あるいは図5に示す発光手段および受光手段等、物が置かれている領域を検知できる手段が用いられる。
また、上記説明では被加熱物2として鍋を例に挙げて説明したが、鍋に限定されるものでなく、他の金属製容器(特に鉄系容器)でも良い。
また、表示部5はLEDやLCDで構成されるが、有機EL、CRT、PDP(プラズマディスプレイ)、小型プロジェクター、DLP(登録商標)など表示できる微少素子を多数個配置して構成され連続領域を表示できる材料で構成されるものであればどのようなものを用いて構成しても良い。また、表示部5を天板3の周囲にその縁に沿って設け、操作部73の画像と画像の中心位置(座標)と対応させて記憶手段に予め記憶させておき、必要時に制御手段74が表示部5の被加熱物を投影した領域に合わせて操作部73の表示を行うことができる。 また、操作部73(非表示ボタン)の画像を予め記憶手段に記憶させておき、制御手段74が被加熱物2の中心位置に合わせて操作部73の画像を表示し、制御手段74がユーザーによって操作された操作部73の位置を制御手段74によって算出された天板上の被加熱物2の中心位置と照合することで、どの被加熱物2の操作部73が押されたかを特定することができる。
なお、この他に本体1側に設けられた本体側操作部6とロースタ7の制御回路もあるが、この発明とは関係ないため、説明を省略する。
図8は、この発明に係る誘導加熱調理器の天板3上での被加熱物2と表示部5の表示との関係を示す説明図である。
次に、被加熱物2と表示部5の表示との関係について図8を用いて説明する。
調理を行う場合には、まずユーザーは誘導加熱調理器本体1の例えば横や背面に設けられた図示しない主電源用スイッチを投入する。これにより、誘導加熱調理器の上部は図8(a)の状態から図8(b)に示すように誘導加熱調理器の天板3の手前側の縁に沿って左右方向(X軸方向)に天板の両端に渡って被加熱物2の載置が可能であることを示す白色の表示部5が表示され、同時に制御手段74が周期的に天板3上に被加熱物2が載置されたか否かをセンサー76を用いて監視する。
ユーザーが天板3の上に被加熱物2として例えば鍋を載置すると、図8(c)に示すように鍋の手前の表示部5の鍋の大きさ(底径)と同じサイズの領域(部分)の表示色が白色から緑色に変わり、さらにこの表示領域の中心の手前に操作部73(非表示ボタン)が表示される。また、緑色の表示領域の両側は白色のままで、追加して被加熱物が置けることを示す。
なお、上記表示部5の緑色の表示領域は被加熱物2を表示部5へ投影した領域に対応する。
ユーザーが被加熱物を天板上で移動あるいは持ち上げなどにより天板から離した後再び天板上に載置した場合に、被加熱物の占有領域を示す表示部5の表示が元の位置のままであると表示と被加熱物とが対応しなくなり紛らわしい。そこで、ユーザーが鍋を移動すると、鍋の移動に連動して図8(d)に示すように鍋移動前まで表示していた表示部5の上記緑色の領域が白色に戻ると同時に操作部73が消去される。また、移動先の鍋の手前の表示部5の鍋の大きさ(底径)と同じサイズの領域(部分)の表示色が再び白色から緑色に変わると同時にこの表示領域の中心の手前に操作部73が再表示される。
これにより、鍋などの被加熱物を天板上の自由な位置に配置でき、天板上の、被加熱物の占有領域、追加して被加熱物が置ける領域、および追加して置けない領域をユーザーが直感的に理解できる。
図9は、この発明に係る誘導加熱調理器の天板3上での被加熱物2と表示部5の表示との関係、及び操作部73(非表示ボタン)を押した時の表示を示す説明図である。
次に、被加熱物2と表示部5の表示との関係について図9を用いて説明する。
調理を行う場合には、まずユーザーは誘導加熱調理器本体1の例えば横や背面に設けられた図示しない主電源用スイッチを投入する。これにより、誘導加熱調理器の上部は図9(a)の状態から図9(b)に示すように誘導加熱調理器の天板3の手前側の縁に沿って左右方向(X軸方向)に天板の両端に渡って被加熱物2の載置が可能であることを示す白色の表示部5が表示され、同時に制御手段74が周期的に天板3上に被加熱物2が載置されたか否かをセンサー76を用いて監視する。
ユーザーが天板3の上に被加熱物2として例えば鍋を載置すると、図9(c)に示すように鍋の手前の表示部5の鍋の大きさ(底径)と同じサイズの領域(部分)の表示色が白色から緑色に変わり、さらにこの表示領域の中心の手前に操作部73が表示される。そこで、ユーザーがこの操作部73を押すと図9(d)に示すように操作部73が消去し、同時に表示部5の上記緑色の領域が白色に戻る。
これにより、ユーザーは調理しない被加熱物を直感的に見分けることができ、加熱調理する必要のない被加熱物を誤って加熱調理してしまうという誤操作を回避することができる。
次に、被加熱物2の配置位置の検知方法と、被加熱物2の配置位置に対応する表示部5の表示方法について、一例を説明する。
ここで使用する複数の被加熱物2の大きさ(底径)はすべて異なることを前提としており、また、被加熱物は略一列に左右方向に並べて配置することを前提としている。また、図示しない記憶手段を制御手段の内部または外部に設けておき、使用するすべての被加熱物2とその大きさを対応させてテーブル化して上記記憶手段に記憶させておき、また被加熱物2の天板3上の配置位置と大きさを記憶するように構成する。
以上の条件の下で上記の機能を実現させるために、電源スイッチが投入されると、制御手段74は起動され、まず、表示部5の全領域に渡って白色の表示を行う。同時に制御手段74は、誘導加熱コイル4の数に対応するセンサー76を用いて周期的に天板3上の被加熱物2の配置位置を監視する。そして、被加熱物2が天板3上に載置されたとき、制御手段74はセンサー76からの検出信号に基づき被加熱物2の現在の配置位置と大きさを推定し、記憶手段の配置位置を更新するとともに、この推定した被加熱物2の大きさと、上記記憶手段に記憶された被加熱物2の大きさを照合することで天板3上の被加熱物2が鍋なのかやかんなのかフライパンなのかあるいはその他の容器なのかを特定する。そして、特定した被加熱物2の推定した現在の配置位置と、特定した被加熱物2の記憶手段に記憶された情報とを比較し、その結果変化がなかったときには制御手段74は被加熱物2が移動しなかったと判断する。また、比較の結果、現在の配置位置と前回の配置位置が異なるとき、即ち配置位置に変化があったとき、制御手段74は調理中に被加熱物2が移動したと判断する。制御手段は、初期時、あるいは比較の結果被加熱物2が移動しなかったと判断すると、載置された被加熱物2の占有領域の真下にあるすべての誘導加熱コイル(小型コイル)4を駆動するとともに表示部5の、被加熱物2の占有領域に対応する領域の表示の状態を被加熱物が載置されていることを示す表示に変え、対応する位置に操作部73を表示してこの操作部73の機能を有効にする。
また、制御手段は、被加熱物2が移動したと判断すると、被加熱物2の移動先の配置位置が十分安定する時間経過後に、移動先の被加熱物2の占有領域の真下にあるすべての誘導加熱コイル(小型コイル)4を駆動するとともに表示部5の、移動先の被加熱物2の占有領域に対応する領域の表示の状態を移動前のそれと同じものに変え、対応する位置に操作部73を表示してこの操作部73の機能を有効にし、さらに前回の被加熱物の載置領域に対応する誘導加熱コイルを停止するとともに表示部5の前回の被加熱物2の占有領域に対応する領域の表示の状態を初期の表示態様に戻し、前回の被加熱物の配置位置に対応する位置の操作部73を消去してその機能を無効にする。
なお、操作部73の機能を有効にすることで、操作部73はユーザーの操作を入力できるようになる。
図10は、この発明に係る誘導加熱調理器の実施の形態1の動作を示すフローチャートであり、制御手段の動作を示している。次に、この実施の形態1の動作について図7および図10を用いて説明する。
ユーザーは、誘導加熱調理器を用いて調理を行う場合、まず誘導加熱調理器本体1に設けられた主電源スイッチ(図示せず)を投入する。これにより、誘導加熱調理器の制御手段74は動作を開始し、まず、表示部5に全領域が白色の表示を行い(ステップS1001)、一定の時間遅れを周期として周期的にセンサー76からの検出信号を基に被加熱物2が天板3上に有るか否かを調べ(ステップS1002〜S1004)、無ければステップS1002へ戻り監視を継続し、被加熱物2が天板3上に有ればステップS1005へ進む。ユーザーが食品を収納した被加熱物2を天板3の上に載置すると、制御手段74はセンサー76が検出した信号から天板3上における被加熱物2が占有する領域を特定し、この占有領域から被加熱物2の中心位置と大きさを算出する(ステップS1005)。
次に、制御手段74は表示部5の、被加熱物2の占有領域に対応する領域の表示色を緑色に変える(ステップS1006)。次に、制御手段74は被加熱物2同士の間隔または天板3の端部に最も近い被加熱物2と天板3の端部との間の距離を算出し(ステップS1007)、これらとまだ載置されていない全ての被加熱物2の大きさとを比較して、上記間隔にいずれかの被加熱物が入るか否かを調べる(ステップS1008)。上記間隔にいずれの被加熱物も入らない場合には、その旨をユーザーに伝えるために、表示部5の上記間隔に対応する領域を点滅させて(ステップS1009)、ステップS1010へ進む。上記間隔にいずれかの被加熱物が入る場合には、そのままステップS1010へ進む。ステップS1010では、後述の操作部73(非表示ボタン)が操作済みか否かを調べる。最初はNoだから次のステップS1011へ進む。
次に、制御手段74は予め記憶手段に記憶させておいた操作部73の画像をタッチパネル78上の、被加熱物2の中心位置付近に表示するとともに、この操作部73の機能を有効にさせ、ユーザーからの操作入力を受け付ける状態にする(ステップS1011)。次に、制御手段74は他に天板3上に他の被加熱物2が有るか否かを調べ、有れば、ステップS1005へ戻り、再び見つかった被加熱物2についてその中心位置と大きさの算出から操作部73の表示までの動作を、鍋が見つからなくなるまで繰り返す(S1005〜S1012)。そして、これ以上見つからなくなれば(ステップS1012の無)、ユーザーがこの操作部73を操作するか否か調べる。なお、このときの操作部73の表示形態は図8(c)または図9(c)に示す通りである。ここで、ユーザーが表示不要と判断した場合、被加熱物2の加熱調理を行う必要がない場合や加熱調理を行いたくない場合、ユーザー自身の意志で操作部73を押す。これにより操作部73の座標が制御手段74に送られ、制御手段74はこの操作部73の座標を受信すると、操作部73の画像を消去させその機能を無効にするとともに、対応する誘導加熱コイルを停止し、表示部5の対応領域の表示を初期状態に戻し(ステップS1014)、ステップS1002へ戻る。
ユーザーが操作部73を押さない場合には、制御手段74は前回の被加熱物2の中心位置が移動されたか否かを監視する。すなわち、制御手段74は前回の全ての被加熱物2の中心位置と大きさを記憶手段から取得して、今回推定した被加熱物2の大きさと照合する。照合の結果、同じものが抽出できれば、この被加熱物の前回の中心位置と今回推定された中心位置とを比較して変化があるか否かを判定する(ステップS1015〜S1016)。比較の結果、同じであれば、移動はなかったと判定してステップS1002へ戻り、引き続き監視を継続する。比較の結果、測位に変化が有れば、移動したと判断して、前回の表示部5の表示を元に戻し(ステップS1017)、前回の操作部73を消去するとともにその機能を無効にし(ステップS1018)、前回に対応する誘導加熱コイル4を停止してステップS1005へ戻り移動先の被加熱物の中心位置と大きさ算出、表示部5の表示、操作部73の表示などを再開する。
なお、被加熱物2の加熱温度に応じて表示部5の表示の色を変化させれば(例えばオレンジ色から赤色に変化させれば)、ユーザーは加熱状態を一目で直感的に理解できるため、より使い勝手の良い加熱調理器が得られる。
なお、図示しないが、制御手段74に記憶手段を設け、制御手段74は、センサー76の出力に基づき、被加熱物2が天板3から離れたと判断すると、誘導加熱コイル4の駆動を停止するとともに、そのときの火力状態を記憶し、所定時間以内に被加熱物2が離れる前の天板3上に配置されたときには、再度記憶手段に記憶された火力状態で被加熱物2が配置された領域に対応する誘導加熱コイル4を駆動し、対応する操作部73を有効にする。
また、制御手段74は、センサー76の出力に基づき、被加熱物2が天板3から離れたと判断した後、所定時間以内に前記被加熱物2が天板3上に再び配置されないときには、表示部5の被加熱物の占有領域位置に対応する領域の表示を被加熱物2が載置される前の表示状態に戻すとともに操作部73を消去してその機能を無効とする。これにより、不要な表示を消去できる。
図11は、被加熱物2の占有領域の中心位置と大きさを算出するときの動作の流れの一例を示す詳細フローチャートである。
次に、被加熱物2の配置位置の特定と大きさを算出するときの動作について図7および図11を用いて説明する。
以下の説明において、天板3の左右方向をX軸方向とし、前後方向をY軸方向とする。
また、被加熱物2の底の形状は、円形または楕円形のいずれかであることを前提とする。
また、被加熱物2をX軸方向では複数台並べて置くことができるが、Y軸方向では1台しか置けないことを前提とする。また、被加熱物2はX軸方向で天板3からわずかにはみ出て配置されることは許可することとする。また、楕円形の鍋は天板3上で斜めに置かないことを前提とする。
また、表示部5は図16(a)のように天板3の手前側の周囲に天板3の縁に沿って設けられているものとする。
以下、動作を説明する。
制御手段74は、センサー76から取得した情報に基づき、被加熱物2の天板3上の占有領域のY軸方向の最大位置と最小位置を特定する(ステップS1101)。次に、制御手段74は、最大位置と最小位置の平均値をとることで非加熱物2のY軸方向の中心位置を算出し、この中心位置を通るX軸の中心位置に決定する(ステップS1102)。次に、制御手段74は、センサー76から取得した情報に基づき、被加熱物2の天板3上の占有領域のX軸方向の最大位置と最小位置を特定する(ステップS1103)。次に、制御手段74は、X軸方向の最大位置と中心位置との距離X1および、X軸方向の最小位置と中心位置との距離X2を計算し、X1とX2を比較する(ステップS1104)。X1とX2が等しければ被加熱物2は天板3内にあると判定し、X1を2倍した値が被加熱物2のX軸方向の大きさであると推定する。また、制御手段74は、X1がX2より大きければ、被加熱物2は天板3からわずかに左へはみ出していると判定し、X1を2倍した値が被加熱物2のX軸方向の大きさであると推定する。また、制御手段74は、X2がX1より大きければ、被加熱物2は天板3からわずかに右へはみ出していると判定し、X2を2倍した値が被加熱物2のX軸方向の大きさであると推定する(ステップS1105)。
なお、被加熱物2の占有領域の中心位置と大きさの算出方法は、上記の方法に限られない。
この実施の形態1によれば、天板上の、被加熱物の占有領域、追加して被加熱物が置ける領域、および追加して置けない領域を表示するので、ユーザーは被加熱物が天板上のどこに置けるのかを一目で直感的に理解できる。また、加熱温度に対応して表示部の色を変化させるようにすれば、調理状態を直感的に把握でき、より使い勝手が良くなる。また、天板3上の被加熱物2を使用しない場合にはユーザーが非表示ボタンを押下することにより操作部73自体を消去できるので、誤動作を防止することができ、安全性を高めることができる。また、調理中に被加熱物2が移動しても、移動先に表示部5が表示されるため、移動後の被加熱物の占有領域、追加して被加熱物が置ける領域、および追加して置けない領域をユーザーが直感的に理解できる。さらに、移動先で加熱効率を自動的に維持するようにすれば、操作上の利便性を損なうことなく継続して快適な調理が可能になる。
なお、この実施の形態では、使用する複数の被加熱物2の大きさはすべて異なることを前提としたが、これに限ることはなく、同じ大きさの被加熱物が複数ある場合でもその個数を記憶手段に記憶させておけば、制御手段は天板3上の空き領域に追加してどのような大きさの被加熱物2を置くことができるか判断することが可能である。
実施の形態2.
実施の形態1においては、追加して被加熱物が置ける領域があるかどうかの判断を予め記憶されている被加熱物の大きさと鍋間の距離との比較で行ったが(図10のS1008)、所定の距離(例えば15cm)との比較で行うようにしても良い。すなわち、被加熱物同士の間隔、或いは天板3の端部に最も近い被加熱物2と天板3の端部との間隔が15cm以上あれば、他の被加熱物2が置けると判断して、表示部5の色を載置可能であることを示す白色にする。一方、15cm未満である場合には、他の被加熱物2は置けないと判断して、表示部5の色を載置不可能であることを示す緑色にする。
また、誘導加熱調理器の許容最大電力量(例えば6キロワット)に応じて記憶手段に被加熱物の載置可能最大数(例えば4個)を記憶させておき、制御手段74が、センサー76の出力に基づいて天板3に被加熱物2が載置される都度その数をカウントし、カウント値が前記載置可能最大数に達したら、これ以上載置できない旨をユーザーに伝えるために表示部5の表示を載置不可能を示す色に変えるようにしてもよい。さらに、許容される電力量の範囲内であるかどうかを判断するために、被加熱物の数に代えて、駆動されている加熱コイル4の数、或いは使用されている電力量を検知し、所定の閾値と比較するようにしても良い。この場合、電力量が閾値以下であれば、他の被加熱物を載置可能であると判断し、閾値を上回ったら載置不可能であると判断する。
また、被加熱物同士の間隔、或いは天板3の端部に最も近い被加熱物2と天板3の端部との間隔が所定距離以上である場合に、更に被加熱物の数を所定個数と比較して、追加して載置可能な個数であれば載置可能と判断し、追加できない個数であれば載置不可能と判断するようにしても良い。更に、電力量による判断を組み合わせても良い。
実施の形態3.
実施の形態1においては、表示部5を天板3の手前側または奥側に帯状に設けた例(図15(a)参照)を示したが、これに限らず、加熱調理器本体の上面の周縁や前面のユーザーが見やすい部分に適宜設けることができる。例えば、本体上面の左右端に手前から奥に向けて設けるようにしても良い。これにより、天板3の奥側に被加熱物を置けるかどうかの判断が可能になり、自由な位置に被加熱物を配置できる加熱調理器の操作性をより向上させることができる。
また、本体の周縁に限らず、天板3の上面の適当な部分に帯状の表示部を設けても良い。例えば天板3の真ん中に左右方向に帯状の表示部を設ければ、奥行き方向に2列に被加熱物を載置可能な場合にわかり易い表示が可能である。
また、表示の方法も、ライン状の表示に限らず、図15(b)に示すように天板3の下方の加熱コイルの隙間に配置した複数の光源10により面状に表示しても良い。この場合、他の被加熱物を置ける領域がより直感的にわかり易くなる。
また、図15(c)、図15(d)に示すように本体の側方や上方に複数の光源10、或いは照射方向を変えられる光源10を設け、この光源10を用いて天板3を照らすことにより載置可能な領域を面状に表示すること等も可能である。この場合も、他の被加熱物を置ける領域がより直感的にわかり易くなるとともに、本体内部に光源10等の部品を設ける必要がなくなる。更に、プロジェクターを用いて天板3に表示するようにしても良い。
実施の形態4.
実施の形態1では、誘導加熱コイル4の数に対応する数の温度検出器や容量検出器などのセンサー76を誘導加熱コイル4の中心または誘導加熱コイル4間に配置して被加熱物2の配置位置を直接検出する場合について説明した。しかし、上記のセンサー76の代わりに電流検出器121を用いて被加熱物2の配置位置を検出することも可能である。この実施の形態4では、このような態様の一例について説明する。
図1〜図6、図8〜図9および図11はこの実施の形態4でも用いられる。
図12は、この発明に係る誘導加熱調理器の実施の形態4における回路構成を示すブロック図である。図11において図7と同符号は、同一または相当部分を示す。以下、異なる構成について説明する。電流検出器121は共振コンデンサ75とインバータ72との間を流れる高周波電流を検出するセンサーであり、例えばACCT(ACカレントトランス)によって構成される。また、コンバータ71を流れる直流電流を検出しても良く、この場合には例えば抵抗で直流電流器を構成し、この抵抗の両端に発生する電圧に基づいて電流を換算しても良く、あるいは直接DCCT(DCカレントトランス)などによって直流電流器を構成しても良い。
次に、実施の形態4の動作について概説する。
図8〜図9の動作については、実施の形態1で説明したので説明を省略する。
実施の形態4の動作説明の事前準備として、電流検出の場合の動作を説明する。誘導加熱調理器の制御手段74は動作を開始すると、センサーによる検出だけでなく、システム導入時に設定した時間を周期として周期的に誘導加熱コイル4に順次高周波電流を供給して電流検出器121からの検出信号を調べ、被加熱物2が載置されている場合にはその真下にある誘導加熱コイル4との磁気結合が大きくなるため、この誘導加熱コイル4には電流が流れ、被加熱物2が載置されていない位置では、その真下にある誘導加熱コイル4と被加熱物2との磁気結合が小さくなるため、この誘導加熱コイル4には電流が流れない。従って、すべての誘導加熱コイル4を順次駆動しながらインバータ72の共通ラインに挿入されている電流検出器121が検出した電流を予め設定した基準値と比較し、電流検出器121が検出した電流が基準値を上回れば真上に被加熱物2が有ると判断し、なければ、真上に被加熱物2が無いと判断する。この場合、各誘導加熱コイル4毎に1回だけの電流検出ではノイズによって誤検出のおそれがあるので、数回の電流検出を行い、ずれの大きいデータを除いた上で平均をとる。そして、得られた平均値を基準値と比較する。以上の動作を天板3の下方に均一的に分散配置された全ての誘導加熱コイル4について順次行なえば、被加熱物2が天板3上の占有領域(範囲)を容易に判断することができる。
しかしながら、誘導加熱コイル4の数が多いほど順次駆動にかかる時間が長くなる。調理中も被加熱物2の移動があるか否かを監視するために、周期的に上記順次駆動を行うと、誘導加熱コイル4を本来の調理に割く時間よりも監視に割く時間の方が長くなる場合もあり、快適な調理ができなくなるだけでなく、調理に多大な支障を招く虞がある。
そこで、この実施の形態4では、誘導加熱コイル4の数よりも少ない数(例えば、誘導加熱コイル4の数の半分)のセンサー76を分散配置して、このセンサー76を用いて被加熱物2の有無やその占有領域の範囲を大雑把に(粗く)検出し、被加熱物2の占有領域が粗く検出できたら、検出された占有領域と取りこぼしを防ぐためにマージンとして周囲の領域も含めてこれらの領域に対応する誘導加熱コイル4に検査用電流を流し、その時の電流検出器121を用いて被加熱物2の占有領域を高精度に検出するように構成する。
以上の動作原理の下で、以下、制御手段74の動作を説明する。
なお、上記の機能を実現するために、この実施の形態においては、使用する複数の被加熱物2の大きさ(底径)はすべて異なることを前提とし、また、被加熱物は略一列に左右方向に並べて配置することを前提として説明する。また、図示しない記憶手段を制御手段の内部または外部に設けておき、使用するすべての被加熱物2とその大きさを対応させてテーブル化して上記記憶手段に記憶させておき、また被加熱物2の天板3上の配置位置と大きさを記憶するように構成する。
電源スイッチが投入されると、制御手段74は起動され、まず、表示部5の全領域に渡って白色の表示を行う。同時に制御手段74は、誘導加熱コイル4の数より少ないセンサー76を用いて周期的に天板3上の被加熱物2の配置位置を監視する。そして、被加熱物2が天板3上に載置されたとき、制御手段74はセンサー76からの検出信号に基づき被加熱物2の現在の占有領域を大雑把に推定し、この推定した被加熱物2の占有領域とその周辺の領域に対して、誘導加熱コイルを駆動してより高い精度で上記被加熱物2の現在の配置位置と大きさを推定する。そして、制御手段は、この推定した被加熱物2の大きさと、上記記憶手段に記憶された被加熱物2の大きさを照合することで天板3上の被加熱物2が鍋なのかやかんなのかフライパンなのかあるいはその他の容器なのかを特定する。そして、特定した被加熱物2の推定した現在の配置位置と、特定した被加熱物2の記憶手段に記憶された情報とを比較し、その結果変化がなかったときには制御手段74は被加熱物2が移動しなかったと判断する。また、比較の結果、現在の配置位置と前回の配置位置が異なるとき、即ち配置位置に変化があったとき、制御手段74は調理中に被加熱物2が移動したと判断する。制御手段は、初期時、あるいは比較の結果被加熱物2が移動しなかったと判断すると、載置された被加熱物2の占有領域の真下にあるすべての誘導加熱コイル(小型コイル)4を駆動するとともに表示部5の、被加熱物2の占有領域に対応する領域の表示の状態を変え、対応する位置に操作部73を表示してこの操作部73の機能を有効にする。
また、制御手段は、被加熱物2が移動したと判断すると、被加熱物2の移動先の配置位置が十分安定する時間経過後に、移動先の被加熱物2の占有領域の真下にあるすべての誘導加熱コイル(小型コイル)4を駆動するとともに表示部5の、移動先の被加熱物2の占有領域に対応する領域の表示の状態を移動前のそれと同じものに変え、対応する位置に操作部73を表示してこの操作部73の機能を有効にし、さらに前回の被加熱物の載置領域に対応する誘導加熱コイルを停止するとともに表示部5の前回の被加熱物2の占有領域に対応する領域の表示の状態を初期の表示態様に戻し、前回の被加熱物の配置位置に対応する位置の操作部73を消去してその機能を無効にする。
なお、操作部73の機能を有効にすることで、操作部73はユーザーの操作を入力できるようになる。
図13〜図14は、この発明に係る誘導加熱調理器の実施の形態4の動作を示すフローチャートであり、制御手段の動作を示している。次に、この実施の形態4の動作について図12〜図14を用いて説明する。
ユーザーは、誘導加熱調理器を用いて調理を行う場合、まず誘導加熱調理器本体1に設けられた主電源スイッチ(図示せず)を投入する。これにより、誘導加熱調理器の制御手段74は動作を開始し、まず、表示部5に全領域が白色の表示を行い(ステップS1301)、一定の時間遅れを周期として周期的にセンサー76からの検出信号を基に被加熱物2が天板3上に有るか否かを大雑把に調べ(ステップS1302〜S1304)、無ければステップS1302へ戻り監視を継続し、被加熱物2が天板3上に有ればステップS1305へ進む。ユーザーが食品を収納した被加熱物2を天板3の上に載置すると、制御手段74はセンサー76が検出した信号から天板3上における被加熱物2が占有する領域を大雑把に特定する。次に、制御手段74は、センサー76によって粗く特定された被加熱物2の占有領域と精度を高くするためにマージンとして周囲の領域も含めてこれらの領域に対応する誘導加熱コイル4に検査用電流を流し、その時の電流検出器121を用いて被加熱物2の占有領域を高精度に検出するように構成する。特定された占有領域内のすべての誘導加熱コイル4に順次検査用電流を流しながら電流検出器121が検出した電流を基準値と比較する。そして基準値以上の電流が検出された誘導加熱コイル4の配置位置に基づいて被加熱物2の天板3上の占有領域を高精度に特定し、この占有領域の中心位置と大きさを算出する(ステップS1305〜S1307)。
次に、制御手段74は表示部5の、被加熱物2の占有領域に対応する領域の表示色を緑色に変える(ステップS1308)。次に、制御手段74は被加熱物2同士の間隔または天板3の端部に最も近い被加熱物2と天板3の端部との間の距離を算出し(ステップS1309)、これらとまだ載置されていない全ての被加熱物2の大きさとを比較して、上記間隔にいずれかの被加熱物が入るか否かを調べる(ステップS1310)。上記間隔にいずれの被加熱物も入らない場合には、その旨をユーザーに伝えるために、表示部5の上記間隔に対応する領域を点滅させて(ステップS1311)、ステップS1312へ進む。上記間隔にいずれかの被加熱物が入る場合には、そのままステップS1312へ進む。ステップS1312では、操作部(非表示ボタン)73が操作済みか否かを調べる。最初はNoだから次のステップS1313へ進む。
次に、制御手段74は予め記憶手段に記憶させておいた操作部73の画像をタッチパネル78上の、被加熱物2の中心位置付近に表示するとともに、この操作部73の機能を有効にさせ、ユーザーからの操作入力を受け付ける状態にする(ステップS1313)。次に、制御手段74は他に天板3上に他の被加熱物2が有るか否かを調べ、有れば、ステップS1307へ戻り、再び見つかった被加熱物2についてその中心位置と大きさの算出から操作部73の表示までの動作を、鍋が見つからなくなるまで繰り返す(S1307〜S1314)。そして、これ以上見つからなくなれば(ステップS1314の無)、ユーザーがこの操作部73を操作するか否か調べる(ステップS1315)。なお、このときの操作部73の表示形態は図8(c)または図9(c)に示す通りである。ここで、ユーザーが被加熱物2の加熱調理を行う必要がない場合や加熱調理を行いたくない場合、ユーザー自身の意志で操作部73を押す。これにより操作部73の座標が制御手段74に送られ、制御手段74はこの操作部73の座標を受信すると、操作部73の画像を消去させその機能を無効にするとともに、対応する誘導加熱コイルを停止し、表示部5の対応領域の表示を初期状態に戻し(ステップS1316)、ステップS1302へ戻る。
ユーザーが操作部73を押さない場合には、制御手段74は前回の被加熱物2の中心位置が移動されたか否かを監視する。すなわち、制御手段74は前回の全ての被加熱物2の中心位置と大きさを記憶手段から取得して、今回推定した被加熱物2の大きさと照合する。照合の結果、同じものが抽出できれば、この被加熱物の前回の中心位置と今回推定された中心位置とを比較して変化があるか否かを判定する(ステップS1317〜S1318)。比較の結果、同じであれば、移動はなかったと判定してステップS1302へ戻り、引き続き監視を継続する。比較の結果、測位に変化が有れば、移動したと判断して、前回の表示部5の表示を元に戻し(ステップS1319)、前回の操作部73を消去するとともにその機能を無効にし(ステップS1018)、前回に対応する誘導加熱コイル4を停止してステップS1307へ戻り移動先の被加熱物の中心位置と大きさ算出、表示部5の表示、操作部73の表示などを再開する。
この実施の形態4によれば、誘導加熱調理器の天板3上で被加熱物2を使って調理するユーザーの居場所に最も近い位置に操作部73が自動的に表示され有効になるので、
ユーザーは被加熱物2を天板3上の自由な位置に配置でき、操作上の利便性の高い調理が可能になる。また、天板上の、被加熱物の占有領域およびその加熱状態、追加して被加熱物が置ける領域、および追加して置けない領域を表示するので、ユーザーはこれらの状態を一目で直感的に理解できる。また、天板3上の被加熱物2を使用しない場合にはユーザーが操作部73を押下することにより操作部73自体を消去できるので、誤動作を防止することができ、安全性を高めることができる。また、調理中に被加熱物2が移動しても移動先に最も近い位置の操作部73が自動的に表示され有効になるので、加熱効率を自動的に維持するとともに調理中に操作上の利便性を損なうことなく継続して快適な調理が可能になる。また、最初は被加熱物2の占有領域を所定の精度で(大雑把に)特定し、次に特定した占有領域だけを高精度で特定するように構成したので、被加熱物2の占有領域を高速で特定することが可能になり、しかもセンサー76の数を誘導加熱コイル4の数より少なくできるため、誘導加熱調理器を安価に供給できる。
なお、操作部73を表示するタッチパネル78上に上記表示部5を一緒に表示させてもよい。
また、予め、頻度の高い被加熱物2の場合や容器が大きく天板の真ん中におけば熱が逃げにくく加熱が効率的であるような場合、天板上の位置を予め設定しておき、その容器が天板3に載置されたとき、制御手段74がこの被加熱物2をその大きさから特定できるので、特定したときにその配置位置が上記のような予め設定した位置からずれている場合、表示部5の、上記設定位置の表示を点滅などや色を変えてユーザーに上記設定位置へ被加熱物を移動するように促すようにしてもよい。この構成により省電力を図れる。
また、以上の実施の形態では警報として表示部の表示を点滅するようにしたが、これに限らず、音声も利用することができ、さらに効果を上げることができる。
この発明に係る誘導加熱調理器の斜視図である。 天板3と表示部5のレイアウトを示した図である。 この発明に係る誘導加熱調理器の被加熱物の載置位置に連動した表示部の表示例を示す図である。 この発明に係る誘導加熱調理器の誘導加熱コイル(小型コイル)のレイアウトを示す図である。 この発明に係る誘導加熱調理器の被加熱物検出用センサーのレイアウト例を示す図である。 この発明に係る誘導加熱調理器の被加熱物検出用センサーとして発光手段と受光手段を用いた場合の光の照射方法を分かりやすく示した説明図である。 この発明に係る誘導加熱調理器の実施の形態1における回路構成を示すブロック図である。 この発明に係る誘導加熱調理器の天板上での被加熱物と表示部の表示との関係を示す説明図(その1)である。 この発明に係る誘導加熱調理器の天板上での被加熱物と表示部の表示との関係を示す説明図(その2)である。 この発明に係る誘導加熱調理器の実施の形態1の動作を示すフローチャートである。 被加熱物の占有領域の中心位置と大きさを算出するときの動作の流れを示す詳細フローチャートである。 この発明に係る誘導加熱調理器の実施の形態4における回路構成を示すブロック図である。 この発明に係る誘導加熱調理器の実施の形態4の動作を示すフローチャートである。 この発明に係る誘導加熱調理器の実施の形態4の動作を示すフローチャートである(続き)。 この発明に係る誘導加熱調理器の表示の方法を示す図である。
符号の説明
1 本体、2 被加熱物(鍋)、3 天板、4 誘導加熱コイル(小型コイル)、5 表示部、6 本体側操作部、7 ロースタ、10 光源、71 コンバータ、72 インバータ、73 操作部(非表示ボタン)、74 制御手段、75 共振コンデンサ、76 センサー、77 鍋検出回路、78 タッチパネル、121 電流検出器。

Claims (11)

  1. 鍋などの被加熱物を載置する天板と、
    前記天板の下方にほぼ均一に分散配置された複数の誘導加熱コイルと、
    載置された被加熱物の位置を検出する被加熱物検出手段と、
    被加熱物が載置されていない領域に他の被加熱物を載置可能か否か判断する載置可能性判断手段と、
    前記載置可能性判断手段の判断結果に応じて、他の被加熱物の載置可能領域を表示する表示手段と、
    を備え
    前記載置可能性判断手段は、
    駆動されている前記誘導加熱コイルの数が所定の閾値以下であれば、前記他の被加熱物を載置可能であると判断する
    ことを特徴とする誘導加熱調理器。
  2. 鍋などの被加熱物を載置する天板と、
    前記天板の下方にほぼ均一に分散配置された複数の誘導加熱コイルと、
    載置された被加熱物の位置を検出する被加熱物検出手段と、
    被加熱物が載置されていない領域に他の被加熱物を載置可能か否か判断する載置可能性判断手段と、
    前記載置可能性判断手段の判断結果に応じて、他の被加熱物の載置可能領域を表示する表示手段と、
    を備え、
    前記載置可能性判断手段は、載置された被加熱物同士の間隔或いは載置された被加熱物と前記天板の端部との間隔を所定距離と比較し、所定距離より大きければ他の被加熱物を載置可能と判断するものであることを特徴とする誘導加熱調理器。
  3. 鍋などの被加熱物を載置する天板と、
    前記天板の下方にほぼ均一に分散配置された複数の誘導加熱コイルと、
    載置された被加熱物の位置を検出する被加熱物検出手段と、
    被加熱物が載置されていない領域に他の被加熱物を載置可能か否か判断する載置可能性判断手段と、
    前記載置可能性判断手段の判断結果に応じて、他の被加熱物の載置可能領域を表示する表示手段と、
    を備え、
    使用する被加熱物の大きさを記憶する記憶手段を備え、
    前記載置可能性判断手段は、載置された被加熱物同士の間隔或いは載置された被加熱物と前記天板の端部との間隔を前記記憶手段に記憶された被加熱物のうち載置されていない被加熱物の大きさと比較し、前記間隔が載置されていない被加熱物の大きさより大きい場合には他の被加熱物を載置可能と判断するものであることを特徴とする誘導加熱調理器。
  4. 前記表示手段は、本体の上面の周縁に帯状に設けられ、被加熱物の載置領域に対応する部分と、他の被加熱物が載置可能な領域に対応する部分とを異なる表示で表すものであることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の誘導加熱調理器。
  5. 前記表示手段は、前記天板の下方に設けられた複数の光源を点灯することにより、他の被加熱物が載置可能な領域を面状に表すものであることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の誘導加熱調理器。
  6. 前記表示手段は、本体の側方または上方に設けられた光源により本体上面を照らすことにより、他の被加熱物が載置可能な領域を面状に表すものであることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の誘導加熱調理器。
  7. 前記載置可能性判断手段は、載置された被加熱物の個数が所定個数以下であれば他の被加熱物を載置可能と判断するものであることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の誘導加熱調理器。
  8. 前記載置可能性判断手段は、使用中の電力量が所定量以下であれば他の被加熱物を載置可能と判断するものであることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の誘導加熱調理器。
  9. 前記被加熱物の温度を検知する赤外線検出手段を備え、
    前記表示手段は、前記赤外線検出手段が検知した温度の高低に応じて前記被加熱物に対応する部分の表示色を変えることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の誘導加熱調理器。
  10. 載置された被加熱物の載置位置に対応する前記表示手段の表示部分の近傍に前記表示手段の表示を消す操作手段を備えたことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の誘導加熱調理器。
  11. 前記被加熱物検出手段は、前記誘導加熱コイルの隙間に配置された容量検知手段であることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の誘導加熱調理器。
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