JP2009231039A - 加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガイダンスの対象となっている被加熱物がどれであるのかを、ユーザが容易に把握できる加熱調理器を提供する。
【解決手段】被加熱物を載置する天板1と、被加熱物を加熱する加熱手段と、被加熱物の属性を検出する被加熱物属性検出手段と、被加熱物の属性とその被加熱物の名称との対応関係を表す対応関係データを格納した記憶手段12と、被加熱物属性検出手段の検出結果および対応関係データを用いて被加熱物の名称を特定する被加熱物特定手段11と、被加熱物の名称を表す音声を出力する音声出力手段13と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、加熱調理器に関するものである。
従来、加熱調理器に関し、『使用者に伝達する音声情報がある場合に、使用者が確実に音声情報を聞き取ることができる誘導加熱調理器を提供する。』ことを目的とした技術として、『食品を加熱する加熱手段35、36と、音声を出力する音声出力手段と、加熱手段の加熱開始や停止、加熱条件などを入力指示する操作ボタン26及び音声案内ボタン27を具えた操作手段20と、使用者による操作ボタンの操作により加熱手段を制御する制御手段40と、を具え、制御手段は、操作ボタンの操作内容を音声出力するためのデータ及び操作内容に関する詳細な説明を音声出力するためのデータを記憶する記憶部42を有すると共に、使用者による操作ボタンの操作に応じて音声出力手段から操作ボタンの操作内容を音声出力を出力した後、所定時間内に使用者が音声案内ボタンを操作すると、操作内容に関する詳細な説明を音声出力手段から音声出力する。』というものが提案されている(特許文献1)。
また、誘導加熱調理器に関し、『被加熱物である鍋の大きさに応じて内加熱コイル、あるいは内加熱コイルと外加熱コイルへの通電を切り替えると共に、その通電状態を使用者に報知し、また、鍋の大きさに関わりなく内加熱コイルと外加熱コイルへの通電を行ってその通電状態を使用者に報知する誘導加熱調理器を提供する。』ことを目的とした技術として、『制御部43は、鍋サイズに応じて内加熱コイル5aと外加熱コイル5b、あるいは内加熱コイル5aのみに高周波電流が流れるようにインバータ駆動部33を制御すると共に、その通電状態を火力表示部9bとブザー音出力部42を通して報知し、全面加熱スイッチ8aが押下されたときは、鍋サイズに関わりなく強制的に内加熱コイル5aと外加熱コイル5bとに高周波電流が流れるようにすると共に、その通電状態を火力表示部9bとブザー音出力部42を通して報知する。』というものが提案されている(特許文献2)。
特開2007−214083号公報(要約) 特開2007−265877号公報(要約)
上記特許文献1に記載の加熱調理器では、操作内容に関する詳細な説明を音声出力手段から音声出力するが、このような操作内容に関する音声出力では、ユーザにとって、案内の対象となっている被加熱物がどれであるのかが分かりにくい場合がある。
例えば、天板に複数の被加熱物を載置している場合は、いずれの被加熱物が案内の対象となっているのかが分かりにくい場合がある。
上記特許文献2に記載の誘導加熱調理器では、加熱コイルの通電状態を火力表示部9bとブザー音出力部42を通して報知するが、特許文献1と同様に、ユーザにとって、報知の対象となっている被加熱物がどれであるのかが分かりにくい場合がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、ガイダンスの対象となっている被加熱物がどれであるのかを、ユーザが容易に把握できる加熱調理器を提供することを目的とする。
本発明に係る加熱調理器は、被加熱物を載置する天板と、前記被加熱物を加熱する加熱手段と、前記被加熱物の属性を検出する被加熱物属性検出手段と、前記被加熱物の属性とその被加熱物の名称との対応関係を表す対応関係データを格納した記憶手段と、前記被加熱物属性検出手段の検出結果および前記対応関係データを用いて前記被加熱物の名称を特定する被加熱物特定手段と、前記被加熱物の名称を表す音声を出力する音声出力手段と、を備えるものである。
本発明に係る加熱調理器によれば、被加熱物の名称を特定してその名称を表す音声を出力するので、ユーザは音声出力によるガイダンスの対象となっている被加熱物がどれであるのかを、容易に把握することができる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る誘導加熱調理器100の構成図である。
図1において、1は天板、2は本体筐体、3は高周波電流を供給するインバータ、4は電源スイッチ、6a〜6dは操作部、7は表示部、8a〜8tは加熱コイルである。また、誘導加熱調理器100は、図示しない制御部5を備え、制御部5はインバータ3が有するスイッチング素子を駆動制御する。
天板1は、被加熱物を載置するためのものである。天板1を本体筐体2の上面に被せ、本体筐体2の内部構造を収納する。
本体筐体2は、内部にインバータ3、表示部7、加熱コイル8a〜8tを収納する。
インバータ3は、直流電力を交流に変換し、加熱コイル8a〜8tに高周波電流を供給する。
操作部6a〜6dは、ユーザが加熱出力の調整を行うためのものである。
表示部7は、液晶表示デバイス等で構成された画面表示装置で、天板1の該当箇所が透過して、表示内容を天板1の上から閲覧できるようになっている。
加熱コイル8a〜8tは、例えばコイル径が100mm以下のものを用い、コイルの縁同士の間隔が20mm以下となるように配置する。加熱コイル8a〜8t上面の面積(円部分の面積)の合計は、天板1の表面積の例えば50%以上となるようにする。
また、加熱コイル8a〜8tは、奥行き方向と横方向のそれぞれに、複数個並ぶように配置する。図1の配置例では、奥行き方向に最大4個(加熱コイル8a〜8dなど)、横方向に最大6個(加熱コイル8a、8e、8i、8k、8m、8qなど)の加熱コイルが配置されている。
このようにコイル径と配置を定めることにより、各加熱コイルの加熱領域が相互に重なり合って連結されるので、天板1のどの部分に鍋などの被加熱物を載置しても、ほぼ確実にいずれかの加熱コイルの加熱可能領域に係ることになり、被加熱物の載置位置の自由度が高まる。
このコイル径と配置については、これらに限られるものではなく、天板1や本体筐体2のサイズ等に応じて、その他の構成をとることも可能である。また、各加熱コイルが同心円状に多重配置されている構成も可能である。以下の説明では、必要に応じて適宜図1の配置例とは異なる例を用いる。
以上、本実施の形態1に係る誘導加熱調理器100の概略構成について説明した。
次に、被加熱物に関する音声ガイダンスがユーザにとって分かりにくい例を説明する。
図2は、天板1に複数の被加熱物を載置して調理を行っている際の音声ガイダンスの例を示すものである。
誘導加熱調理器の音声ガイダンスの1例として、ユーザが行おうとしている操作内容を音声出力したり、鍋などの被加熱物の加熱状態を音声ガイダンスでユーザに通知したりすることが考えられる。
図2では、例えば被加熱物の温度を検出する温度センサを設け、その検出結果に基づき沸騰を検出するなどして加熱調理の終了を音声案内する例を示した。
ここで、天板1に複数の被加熱物を載置して調理を行っている状況を考える。
この場合、単に加熱調理が終了したことのみを音声出力すると、いずれの被加熱物の加熱調理が終了したのかがユーザにとって分かりにくい。これを解決する手法として、例えば図2に示すように、「右の鍋、加熱終了しました。」といった、被加熱物の載置位置を表す音声を追加出力することが考えられる。
これにより、ユーザはいずれの被加熱物の加熱調理が終了したのかを容易に把握することができる。
しかし、例えばオープンキッチンに誘導加熱調理器100を設置した場合は、このように被加熱物の載置位置を通知するのみでは、いずれの被加熱物を指しているのか、ユーザにとって分かりにくい場合がある。
図2の例の場合、ユーザaにとって「右の鍋」とは被加熱物bであり、ユーザbにとって「右の鍋」とは被加熱物aである。この場合、誘導加熱調理器100が出力した音声ガイダンスが、いずれの被加熱物を指しているのか、ユーザにとって容易に判断しにくい。
その他、以下の(1)〜(2)のような状況でも、同様に音声ガイダンスがいずれの被加熱物を指しているのかがユーザにとって分かりにくい状況が発生し得る。
(1)調理を行っている途中でユーザが鍋の位置を入れ替えるなどして変更した場合、ユーザがそのことを忘れて加熱調理を継続する可能性がある。その後、音声ガイダンスがなされたときに、鍋の位置を入れ替える前の状態で、音声ガイダンスの対象となった被加熱物を認識してしまう可能性がある。
(2)天板1上の1直線上に複数の被加熱物(例えば4個の鍋)を載置した場合、単に「右の鍋」といった音声のみでは、被加熱物の位置を十分に表現しにくい。また、加熱調理中に被加熱物の種類や数を変更すると、上記(1)と同様に、いずれの被加熱物が「右の鍋」に該当するのかが分からず、混乱してしまう可能性もある。
そこで、本実施の形態1に係る誘導加熱調理器100では、被加熱物の載置位置に代えて名称を特定する手段を設け、その名称を音声ガイダンスとして音声出力することにより、音声ガイダンスの対象となっている被加熱物がいずれであるのかを、ユーザが直感的に把握しやすくすることを考える。
以下、本実施の形態1に係る誘導加熱調理器100の詳細構成について説明する。
図3は、本実施の形態1に係る誘導加熱調理器100の機能ブロック図である。
誘導加熱調理器100は、図1で説明した制御部5の他に、被加熱物特定部11、記憶部12、音声部13を備える。
被加熱物特定部11は、天板1の上に載置された被加熱物の特徴を検出することでその名称を特定し、特定結果を制御部5に出力する。被加熱物の名称を特定する具体的な手法については、後述の図4で改めて説明する。
被加熱物特定部11は、後述の図4で説明するカメラやセンサ等の検出手段と、その検出結果に基づき記憶部12を参照して被加熱物の名称を特定する処理を行う手段と、から構成される。名称特定を行う手段に関しては、その機能を実現する回路デバイスのようなハードウェアで構成してもよいし、マイコン等の演算装置と、その動作を規定するソフトウェアとで構成してもよい。
被加熱物特定部11は、独立した構成部としてもよいし、一部または全部の機能を制御部5の1機能として構成してもよい。
記憶部12は、後述の図4で説明する、被加熱物特定部11の検出結果とその被加熱物の名称との対応関係を記録した対応関係テーブルを格納している。また、被加熱物の名称を収録した音声データを格納している。
音声部13は、スピーカー等の音声出力デバイスで構成され、制御部5より音声データを受け取り、その音声データを音声出力する。
本実施の形態1における「音声出力手段」は、音声部13と、制御部5のうち音声部13の動作に係る機能部分とが、これに相当する。
また、「被加熱物属性検出手段」は、後述の図4で説明する「判定項目」列の各値を検出するための各手段がこれに相当する。
図4は、記憶部12が格納している対応関係テーブルの構成とデータ例である。
対応関係テーブルは、被加熱物特定部11が検出する被加熱物の特徴毎に対応した項目と、その特徴により特定される被加熱物の名称との対応関係を記録したものである。記録形式は、例えばCSV(Comma Separated Value)形式のテキストファイルとするなど、適当な形式を適宜用いる。
対応関係テーブルは、「大分類」列、「名称」列、「判定項目」列を有する。
「大分類」列には、被加熱物の大まかな分類を表す名称が格納される。
「名称」列には、被加熱物の具体的な名称が格納される。
「判定項目」列には、被加熱物特定部11が検出する被加熱物の特徴項目とその具体的な値が格納される。また、本列は、さらに「鍋底形状」列、「取っ手」列、「鍋底サイズ」列、「深さ」列を有する。
「鍋底形状」列には、被加熱物の底面の形状を表す値が格納される。例えば「丸」であれば丸底鍋、「四角」であれば四角底鍋を表す。
「取っ手」列には、被加熱物が有する取っ手の特徴を表す値が格納される。例えば「長/1つ」であれば、長めの取っ手を1つ有することを表し、「上/1つ」であれば、上部に1つの取っ手を有することを表す。
「鍋底サイズ」列には、被加熱物の底面の径を表す値が格納される。
「深さ」列には、被加熱物の鍋底サイズと深さとの比を表す値が格納される。例えば2行目のデータであれば、鍋底サイズ1に対して深さが0.19〜0.24程度のサイズであることを表す。
図4の2行目のデータによれば、鍋底形状が丸型、長めの取っ手を1つ有し、鍋底サイズが180〜330mmで、鍋底サイズ:深さが1:0.19〜0.24である被加熱物の名称は、フライパンであると特定すべきことが分かる。
また、鍋底形状と取っ手の特徴のみしか特定することができなかった場合は、その被加熱物の名称は、大分類の「片手鍋」として特定されることが分かる。
被加熱物特定部11は、「判定項目」列の各列に相当する被加熱物の特徴項目を検出し、対応関係テーブルに格納されている各行の「判定項目」列の値と比較して、その被加熱物の名称を特定する。
なお、全行の「判定項目」列の値と比較しても、被加熱物の名称を特定できない場合には、その被加熱物の名称は、単なる「鍋」などの一般名称として取り扱う。
被加熱物特定部11が「判定項目」列の各値を検出する手法としては、例えば以下の(1)〜(2)のようなものが考えられる。
(1)カメラ等の撮像手段を用いる場合
例えばレンジフード等の、天板1を上方から撮像することができる位置に、カメラ等の撮像デバイスを配設しておく。
被加熱物特定部11は、その撮像画像データを取得して解析することで、「鍋底形状」列、「取っ手」列、「鍋底サイズ」列の値を得ることができる。
被加熱物の上面と底面の形状が極端に異なる場合には、天板1の下方に撮像手段を配設し、これを用いて被加熱物の底面形状を撮像するようにしてもよい。
また、被加熱物を側方から撮像することができる位置にカメラ等を配設してその撮像画像データを解析すれば、「取っ手」列や「深さ」列の値を得ることができる。
(2)加熱コイルの電流や電圧を用いる場合
被加熱物特定部11は、上記特許文献2に記載の技術など、加熱コイルの電流や電圧を検出するセンサ等の検出値を用いて鍋サイズを検出する公知の技術などを用いることにより、「鍋底サイズ」列の値を得ることができる。
被加熱物特定部11は、以上説明したような手法を用いて、天板1の上に載置された被加熱物を特定し、その特定結果を制御部5に出力する。
このとき、天板1の上に複数の被加熱物が載置されている場合であっても、個々の被加熱物が制御部5に認識されることになる。そのため、被加熱物特定部11は、実質的には個々の被加熱物の載置位置、例えば「右側に載置されているのはフライパン」といった事項を特定する役割も果たしていることになる。
制御部5は、被加熱物特定部11から受け取った特定結果に基づき、その被加熱物の名称を表す音声データを記憶部12から取得し、音声部13に引き渡して音声出力するように指示する。
なお、いずれのタイミングで被加熱物の名称を音声出力するかは、音声ガイダンスを実施すべきタイミングに依拠する。
例えば、加熱調理を開始したときに音声ガイダンスを行うのであれば、制御部5は、加熱調理が開始されたことを任意の公知技術で検出した後、その音声ガイダンスに対応した音声データと、被加熱物の名称を表す音声データとを結合して、「フライパン、加熱開始しました。」といった音声データを生成し、音声部13に引き渡す。
なお、本実施の形態1では、図4で「判定項目」列の項目例を示したが、例えば被加熱物の色彩や素材など、その他の項目を検出するように構成してもよい。
以上のように、本実施の形態1によれば、被加熱物特定部11は、被加熱物の特徴項目を検出し、その検出結果に基づき被加熱物の名称を特定し、制御部5はその名称を表す音声を音声部13より音声ガイダンスとともに音声出力させる。
これにより、ユーザは音声ガイダンスの対象となっている被加熱物がいずれであるのかを、被加熱物の名称により直感的に把握することができるので、対象被加熱物の把握が容易になるという効果がある。
特に、単に「右の鍋」といった載置位置を表す音声ガイダンスのみでは、いずれの被加熱物を指すのかがユーザにとって分かりにくい場合に、被加熱物の名称を音声出力することで、対象被加熱物を把握しやすくなる。
また、本実施の形態1によれば、被加熱物特定部11は、被加熱物の名称が完全には特定できない場合でも、「判定項目」列中の特定列の値が得られていれば、大分類名称をもってその被加熱物の名称を特定することができる。
この場合、ユーザは音声ガイダンスの対象となっている被加熱物がいずれであるのかをある程度把握することができ、一定の使用感を確保することができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、被加熱物特定部11は、記憶部12が格納している対応関係テーブルの内容と、その「判定項目」列に対応した各特徴項目を検出することにより、被加熱物の名称を特定することを説明した。
本発明の実施の形態2では、被加熱物の名称を特定するその他の手法を説明する。例えば、以下の(3)〜(4)のような手法が考えられる。
(3)被加熱物にICタグやバーコードを添付しておき、これらを読み取るリーダ装置を誘導加熱調理器100に設ける。ICタグやバーコードには、その被加熱物の名称を特定する情報を記録しておく。
被加熱物特定部11は、リーダ装置の読み取り結果を取得し、その被加熱物の名称を特定する。なお、ICタグやバーコードに記録している情報と、その被加熱物の名称との対応関係は、あらかじめ定められた規定のものを用いるようにしてもよいし、記憶部12にその対応関係データを格納しておき、これを参照するようにしてもよい。
本手法を用いる場合は、実施の形態1の図4で説明した対応関係テーブルや、その「判定項目」列に対応した各特徴項目を検出する手段は、用いなくともよい。
(4)実施の形態1で説明した被加熱物名称の特定手法と、上記(3)の手法とを併用する。即ち、被加熱物にICタグやバーコードを添付するとともに、これらを読み取るリーダ装置を設けておき、さらに、実施の形態1の図4で説明した対応関係テーブルや、その「判定項目」列に対応した各特徴項目を検出する手段を設けておく。
被加熱物特定部11は、リーダ装置の読み取り結果と、「判定項目」列に対応した各特徴項目の検出結果との双方を取得し、検出結果に優先順位を設けてその順に被加熱物の名称を特定するなどの手法により、被加熱物の名称を特定する。
例えば、ICタグに記録されている情報が最も確実に取得できる場合は、ICタグの検出結果を最優先にする。ICタグやバーコードに記録されている情報が、リーダ装置の読み取りエラー等により取得できない場合には、図4の対応関係テーブルを用いる。
なお、本実施の形態2で説明したもの以外の構成は、実施の形態1と同様であるため、説明を省略したことを付言しておく。
実施の形態3.
実施の形態1〜2では、被加熱物の名称を表す音声を音声ガイダンスとともに音声出力し、被加熱物の名称が特定できない場合には、大分類名称を用いたり、あるいは単なる「鍋」としてその名称を表すことを説明した。
しかし、名称が特定できない被加熱物が複数存在する場合は、ユーザが音声ガイダンスの対象となっている被加熱物を十分に把握できない。
そこで、本発明の実施の形態3では、名称が特定できない被加熱物が複数存在する場合に、補助的な情報を音声出力して、ユーザが対象被加熱物を把握しやすくするよう補助する構成を説明する。
図5は、被加熱物の名称が特定できない場合に、ユーザが音声ガイダンスの対象となっている被加熱物がいずれであるのか分かりにくい例を示すものである。以下、図5の各項目について、どのような音声ガイダンスを行えば好ましいかと併せて説明する。
(a)「鍋」が1つ以上+その他の鍋が1つ以上
(a.1)
図5(a.1)の例では、左側の被加熱物は名称を特定できず、単なる「鍋」として特定されている。また、中央と右側の被加熱物は、「フライパン」として特定されている。
この場合、音声ガイダンスで「鍋」と音声出力すると、いずれの被加熱物も「鍋」であることに代わりはないため、いずれの被加熱物を指しているのかが分かりにくい。また、音声ガイダンスで「フライパン」と音声出力すると、中央と右側のいずれの被加熱物を指しているのかが分かりにくい。
そこで、本実施の形態3に係る誘導加熱調理器100は、このような場合、各被加熱物について「左の」「中央の」「右の」といった、被加熱物の載置位置を表す音声を、被加熱物の名称とともに音声出力する。
(a.2)
図5(a.2)の例では、左側の被加熱物の名称を特定できていない。そこで、本実施の形態3に係る誘導加熱調理器100は、これについては「左の」「白い」という、載置位置と色彩を表す音声を、被加熱物の名称「鍋」とともに音声出力する。
(b)同名称の鍋が2つ以上
(b.1)〜(b.2)
図5(b.1)〜(b.2)の例では、いずれの被加熱物も「フライパン」として特定されているため、音声ガイダンスで単に「フライパン」と音声出力すると、いずれの被加熱物を指しているのかが分かりにくい。
そこで、本実施の形態3に係る誘導加熱調理器100は、このような場合、各被加熱物について「大きい」「小さい」「左の」「右の」といった、被加熱物のサイズや載置位置を表す音声を、被加熱物の名称とともに音声出力する。
(b.3)
図5(b.3)の例では、いずれの被加熱物も「両手鍋」として特定されているため、音声ガイダンスで単に「両手鍋」と音声出力すると、いずれの被加熱物を指しているのかが分かりにくい。
そこで、本実施の形態3に係る誘導加熱調理器100は、このような場合、各被加熱物について「左の」「右の」「黒い」といった、被加熱物の載置位置や色彩を表す音声を、被加熱物の名称とともに音声出力する。
以上説明したように、名称が特定できない被加熱物が複数存在する場合には、名称以外で各被加熱物を特定できる補助的な情報を音声出力すると、ユーザにとって便宜である。
以下、図5で説明したような、補助的な情報を音声出力するための構成について説明する。
図6は、ユーザが被加熱物を特定するために有用な補助的情報の1例である。
図5(a)のように天板1に載置された少なくとも1つの被加熱物の名称が特定できないか、あるいは図5(b)のように複数の被加熱物の名称が同一である場合には、これを補うための補助的情報として、被加熱物の「大きさ」「載置位置」「色彩」「材質」といった事項を、音声ガイダンスとともに音声出力するとよい。
これらの補助的情報は、被加熱物特定部11が被加熱物の特定を行う際に、実施の形態1の図4で説明した「判定項目」列の値を取得することで取得できる。以下、各項目について、取得手法の例を説明する。
(1)被加熱物の大きさについて
被加熱物特定部11は、カメラ等の撮像手段が撮像した画像データを解析することや、特許文献2に記載の技術など公知の技術を用いることで、対応関係テーブルの「鍋底サイズ」列の値を検出し、被加熱物の名称特定に用いる。
このとき、天板1の上に載置されている各被加熱物の大きさが得られるので、被加熱物特定部11は、これに基づき各被加熱物の「大きい/小さい」といった相対的なサイズを判断し、これに対応した音声データを記憶部12から取得し、音声部13より音声出力させる。
なお、ICタグやバーコードを用いて被加熱物の名称を特定する手法の場合は、これらに被加熱物の大きさを特定する情報が記録されていればそれを用い、記録されていなければ上述の手法を用いるか、もしくは被加熱物の大きさ以外の補助的情報を音声出力する。
本項で述べた、被加熱物の大きさを検出する手段は、本発明における「被加熱物サイズ検出手段」に相当する。
(2)被加熱物の載置位置について
被加熱物特定部11は、カメラ等の撮像手段が撮像した画像データを解析することで、被加熱物の載置位置を検出することができる。
あるいは、被加熱物を天板1の上に載置した際のインピーダンス変化を、電流や電圧の変化により検出し、これらの値に基づき加熱コイルが使用されているか否かを検出する、といった手法を用いて、被加熱物の載置位置を検出することもできる。その他の公知技術を用いてもよい。
本項で述べた、被加熱物の載置位置を検出する手段は、本発明における「被加熱物位置特定手段」に相当する。
(3)被加熱物の色彩について
被加熱物特定部11は、カメラ等の撮像手段が撮像した画像データを解析することで、被加熱物の色彩を検出することができる。
ICタグやバーコードを用いて被加熱物の名称を特定する手法の場合は、これらに被加熱物の色彩を特定する情報が記録されていればそれを用い、記録されていなければ上述の手法を用いるか、もしくは被加熱物の色彩以外の補助的情報を音声出力する。
なお、被加熱物を特定するためには、必ずしも厳密な色彩を検出する必要はなく、主に明度を中心とした色彩を検出することができれば足りるものと考えられる。一般に、色彩の認識は個人差がある一方、明度の認識は個人差が少ないからである。
本項で述べた、被加熱物の色彩を検出する手段は、本発明における「被加熱物色彩検出手段」に相当する。
(4)被加熱物の材質について
被加熱物特定部11は、例えば「特開2002−299025号公報」に記載の技術等を用いて、被加熱物の材質を検出することができる。
ICタグやバーコードを用いて被加熱物の名称を特定する手法の場合は、これらに被加熱物の材質を特定する情報が記録されていればそれを用い、記録されていなければ上述の手法を用いるか、もしくは被加熱物の材質以外の補助的情報を音声出力する。
本項で述べた、被加熱物の材質を検出する手段は、本発明における「被加熱物材質検出手段」に相当する。
図6に示した各補助的情報は、いずれかを単独で用いて音声出力してもよいし、図5(a.2)や(b.3)で説明したように、複数を組み合わせて音声出力してもよい。必要となる各検出手段等についても同様である。
いずれかを単独で用いて音声出力する場合は、各補助的情報に優先順位をつけておき、該当する値が得られた順にその内容を音声出力するようにするとよい。
例えば、図6に示す上から順に優先する場合は、被加熱物特定部11が被加熱物の大きさを取得できればこれを音声出力し、大きさが得られず載置位置と色彩が得られれば、載置位置を音声出力する、といったように音声出力の内容を定める。
以上のように、本実施の形態3によれば、名称が特定できない被加熱物が複数存在する場合に、音声ガイダンスの対象となっている被加熱物を特定するための補助的情報を音声出力するので、ユーザがこれらの情報を総合して対象被加熱物を特定し易くなる。
実施の形態4.
実施の形態1〜3では、被加熱物特定部11が特定した被加熱物の名称等に基づき自動的にその名称等を音声出力する構成と動作を説明した。
本発明の実施の形態4では、被加熱物の名称をユーザが指定することのできる構成について説明する。
なお、本実施の形態4に係る誘導加熱調理器100は、実施の形態1で説明したような、被加熱物の特徴項目を検出するためのカメラ等の撮像手段を備えるものとする。また、ユーザが被加熱物の名称を音声入力するためのマイク等の音声入力手段(図示せず)を備えるものとする。
その他については実施の形態1〜3と同様であるため、説明を省略する。
図7は、被加熱物の名称をユーザが指定する例を示すものである。
被加熱物特定部11が、特徴のあまりない被加熱物の名称を特定しようとすると、結果として大分類名称や単なる「鍋」になってしまう場合がある。また、特徴の明確な被加熱物であっても、ユーザにとっては頻繁に使用する鍋であるため、一般名称ではなく、より愛着のある名称で音声ガイダンスを行ってほしい場合も考えられる。
そこで、本実施の形態4では、被加熱物の名称をユーザが自由に指定して誘導加熱調理器100の記憶部12内に登録できるようにすることを考える。この登録を行うための動作について、次のステップ(1)〜(8)で説明する。
(1)ユーザは、表示部7に画面表示されている操作パネルを操作するなどして、これから被加熱物の名称を登録することを、誘導加熱調理器100に指示する。その操作内容を表す操作信号が制御部5に出力される。
(2)制御部5は、被加熱物特定部11が被加熱物の名称を特定するために設けているカメラ等の撮像手段を起動する。
(3)制御部5は、名称を登録する被加熱物を天板1上の所定位置に載置するようユーザに促すため、その旨のメッセージを表示部7に画面表示させるか、あるいは音声部13を介してその旨の音声出力を行う。
(4)ユーザは、名称を登録する被加熱物を所定位置に載置し、表示部7に画面表示されている操作パネルを操作するなどして、その被加熱物を撮像するよう誘導加熱調理器100に指示する。その操作内容を表す操作信号が制御部5に出力される。
(5)制御部5は、被加熱物を撮像するよう撮像手段に指示する。撮像手段は、被加熱物を撮像し、その画像データを被加熱物特定部11に出力する。
(6)被加熱物特定部11は、画像データを解析し、実施の形態1の図4で説明した各特徴項目を検出して、対応関係テーブルに格納する。このとき対応関係テーブルに格納する各特徴項目の値は、検出した値そのものである。
(7)制御部5は、被加熱物の名称を音声入力するようユーザに促すため、その旨のメッセージを表示部7に画面表示させるか、あるいは音声部13を介してその旨の音声出力を行う。
(8)ユーザは、音声入力手段を介して当該被加熱物の名称を音声入力する。その音声データが制御部5に出力される。制御部5は、その音声データを、ステップ(6)で対応関係テーブルに格納した各特徴項目と対応付けた上で、記憶部12に格納する。
以上のステップ(1)〜(8)により、ユーザは被加熱物の名称を表す音声を記憶部12に格納することができる。
以後、被加熱物特定部11は、ステップ(6)で対応関係テーブルに格納した各特徴項目に合致する被加熱物が検出されたときは、ステップ(8)でユーザが音声入力した音声データを記憶部12より取得し、音声部13を介して音声出力する。
上述のステップ(1)〜(8)では、カメラの撮像画像データを用いて被加熱物を特定することとしたが、カメラ以外の例えばICタグやバーコードとこれらのリーダ装置を用いて被加熱物を特定するような手順としてもよい。
本実施の形態4における「入力手段」は、カメラ、ICタグやバーコードのリーダ装置などの、被加熱物を特定するための手段がこれに相当する。
以上のように、本実施の形態4によれば、ユーザが名称登録した被加熱物を天板1上に載置して使用するときは、ユーザに馴染みのある名称で音声ガイダンスが行われることになり、ユーザにとって親しみやすい誘導加熱調理器100を提供することができる。
また、特徴の少ない被加熱物であっても、ユーザが登録した名称を音声ガイダンスに利用することができるので、ユーザの使用感が向上する。
実施の形態5.
実施の形態1〜4では、被加熱物の名称を音声出力する構成と動作について説明したが、音声出力以外にも、被加熱物を表すアイコン等の画像を表示部7に画面表示させることにより、音声ガイダンスを補助することもできる。
例えば、被加熱物の名称を表す音声データとともに、その被加熱物を表すアイコン画像を記憶部12に格納しておき、制御部5は、被加熱物の名称を表す音声データを取得する際にそのアイコン画像データも併せて取得し、表示部7に出力して画面表示させる。
これにより、音声ガイダンスとアイコン画像の双方で、ガイダンスの対象となっている被加熱物を特定することができるので、ユーザにとって便宜である。
なお、本実施の形態5に係る誘導加熱調理器100のその他の構成は、実施の形態1〜4と同様であるため、説明を省略する。
実施の形態6.
実施の形態5で説明したアイコン画像は、あらかじめ記憶部12に格納しておいたものを用いてもよいし、適当なインターフェースを介してユーザが指定するものを記憶部12に格納するように構成してもよい。
また、被加熱物の取っ手、本体、側面、といった構成要素毎に画像を記憶部12へ格納しておき、各構成要素の画像を組み合わせて任意のアイコン画像をユーザが自由に作成することができるように構成してもよい。
実施の形態7.
以上の実施の形態1〜6では、加熱調理器の1例として誘導加熱調理器100の構成と動作を説明したが、その他の加熱調理器についても、同様の構成と動作を用いて、音声ガイダンスを補助することができる。
ただし、加熱コイルを備えていない加熱調理器の場合は、加熱コイルの電流や電圧を検出することで被加熱物のサイズを検出する、といった手法は適用できないため、その他の手法を用いる必要があることを付言しておく。
実施の形態1に係る誘導加熱調理器100の構成図である。 天板1に複数の被加熱物を載置して調理を行っている際の音声ガイダンスの例を示すものである。 実施の形態1に係る誘導加熱調理器100の機能ブロック図である。 記憶部12が格納している対応関係テーブルの構成とデータ例である。 ユーザが音声ガイダンスの対象となっている被加熱物がいずれであるのか分かりにくい例を示すものである。 ユーザが被加熱物を特定するために有用な補助的情報の1例である。 被加熱物の名称をユーザが指定する例を示すものである。
符号の説明
1 天板、2 本体筐体、3 インバータ、4 電源スイッチ、5 制御部、6a〜6d 操作部、7 表示部、8a〜8t 加熱コイル、11 被加熱物特定部、12 記憶部、13 音声部、100 誘導加熱調理器。

Claims (11)

  1. 被加熱物を載置する天板と、
    前記被加熱物を加熱する加熱手段と、
    前記被加熱物の属性を検出する被加熱物属性検出手段と、
    前記被加熱物の属性とその被加熱物の名称との対応関係を表す対応関係データを格納した記憶手段と、
    前記被加熱物属性検出手段の検出結果および前記対応関係データを用いて前記被加熱物の名称を特定する被加熱物特定手段と、
    前記被加熱物の名称を表す音声を出力する音声出力手段と、
    を備えることを特徴とする加熱調理器。
  2. 前記被加熱物のサイズを検出する被加熱物サイズ検出手段を備え、
    前記音声出力手段は、
    前記天板に載置された複数の前記被加熱物のうち少なくとも1つの被加熱物の名称を前記被加熱物特定手段が特定できない場合には、
    その名称を特定できない被加熱物について、
    当該被加熱物の名称を表す音声に加えて、
    前記被加熱物サイズ検出手段が検出した当該被加熱物のサイズを表す音声を出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記被加熱物のサイズを検出する被加熱物サイズ検出手段を備え、
    前記音声出力手段は、
    前記被加熱物特定手段が特定した複数の前記被加熱物の名称が同じ場合には、
    当該被加熱物の名称を表す音声に加えて、
    前記被加熱物サイズ検出手段が検出した当該被加熱物のサイズを表す音声を出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  4. 前記被加熱物が前記天板に載置された位置を特定する被加熱物位置特定手段を備え、
    前記音声出力手段は、
    前記天板に載置された複数の前記被加熱物のうち少なくとも1つの被加熱物の名称を前記被加熱物特定手段が特定できない場合には、
    その名称を特定できない被加熱物について、
    当該被加熱物の名称を表す音声に加えて、
    前記被加熱物位置特定手段が特定した当該被加熱物の位置を表す音声を出力する
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の加熱調理器。
  5. 前記被加熱物が前記天板に載置された位置を特定する被加熱物位置特定手段を備え、
    前記音声出力手段は、
    前記被加熱物特定手段が特定した複数の前記被加熱物の名称が同じ場合には、
    当該被加熱物の名称を表す音声に加えて、
    前記被加熱物位置特定手段が特定した当該被加熱物の位置を表す音声を出力する
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の加熱調理器。
  6. 前記被加熱物の色彩を検出する被加熱物色彩検出手段を備え、
    前記音声出力手段は、
    前記天板に載置された複数の前記被加熱物のうち少なくとも1つの被加熱物の名称を前記被加熱物特定手段が特定できない場合には、
    その名称を特定できない被加熱物について、
    当該被加熱物の名称を表す音声に加えて、
    前記被加熱物色彩検出手段が検出した当該被加熱物の色彩を表す音声を出力する
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の加熱調理器。
  7. 前記被加熱物の色彩を検出する被加熱物色彩検出手段を備え、
    前記音声出力手段は、
    前記被加熱物特定手段が特定した複数の前記被加熱物の名称が同じ場合には、
    当該被加熱物の名称を表す音声に加えて、
    前記被加熱物色彩検出手段が検出した当該被加熱物の色彩を表す音声を出力する
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の加熱調理器。
  8. 前記被加熱物の材質を検出する被加熱物材質検出手段を備え、
    前記音声出力手段は、
    前記天板に載置された複数の前記被加熱物のうち少なくとも1つの被加熱物の名称を前記被加熱物特定手段が特定できない場合には、
    その名称を特定できない被加熱物について、
    当該被加熱物の名称を表す音声に加えて、
    前記被加熱物材質検出手段が検出した当該被加熱物の材質を表す音声を出力する
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の加熱調理器。
  9. 前記被加熱物の材質を検出する被加熱物材質検出手段を備え、
    前記音声出力手段は、
    前記被加熱物特定手段が特定した複数の前記被加熱物の名称が同じ場合には、
    当該被加熱物の名称を表す音声に加えて、
    前記被加熱物材質検出手段が検出した当該被加熱物の材質を表す音声を出力する
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の加熱調理器。
  10. 前記被加熱物の名称を特定する情報を入力する入力手段と、
    前記被加熱物の名称を表す音声を入力する音声入力手段と、
    前記入力手段に入力された情報と前記音声入力手段に入力された音声を関連付けて前記記憶手段に格納する手段と、
    を備え、
    前記被加熱物特定手段は、
    前記記憶手段に格納された前記情報を参照して前記被加熱物の名称を特定し、
    前記音声出力手段は、
    前記被加熱物特定手段が特定した前記被加熱物の名称が前記情報に基づく場合は、
    その情報に関連付けられた前記音声を音声出力する
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の加熱調理器。
  11. 前記被加熱物特定手段が特定した前記被加熱物の名称に対応したアイコン画像を画面表示する表示部を備えた
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれかに記載の加熱調理器。
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