JP5296718B2 - 加熱調理機器 - Google Patents
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Description
本発明は、加熱調理機器に関するものである。
下記特許文献1には、直火加熱を行って熱効率と熱出力を高く維持しながら、美観と掃除のし易さに優れたコンロが示されている。この従来技術は、平板状の天板と、天板に形成された天板開口部と、天板開口部の下方に離間して設けられて燃焼ガスを燃焼させ天板開口部の下方に火炎を形成して被加熱物を加熱するバーナーと備え、天板の天板開口部の周囲に、被加熱物が載置される3つ以上の突起を、その周縁部が傾斜面状となる状態で天板から膨出する形状で形成しており、被加熱物が載置される3つ以上の突起に、被加熱物の状態を検知する被加熱物状態検知手段を設けている。
このような従来技術によると、被加熱物状態検知手段によってバーナー上に被加熱物が載置されている状態を検知することができ、バーナーからずれた状態で被加熱物が設置された場合には、着火できないようにするなどの安全対策を行う制御が可能であった。
しかしながら、この従来技術では、コンロの使用者が被加熱物の位置を適正に置き直さない限り着火できないことになり、使用者は重い鍋などを適正な位置に置き直すのに労力を要する問題があった。近年、高齢化の進展を想定して高齢者にとっても安全に使用できる加熱調理機器が求められているが、高齢者にとっては特に重い鍋などの被加熱物を持ち上げることが困難な場合があり、高齢者が円滑に調理を進める上での妨げになる可能性があった。
また、教育の一環として、子供に調理を行わせることが推奨されており、子供にも扱いやすい加熱調理機器に対するニーズが高まっている。非力な子供は重い被加熱物をコンロ上に適正に載置することが困難な場合が多く、子供が任意の位置に被加熱物を置いた場合であっても安全且つ効率よく被加熱物を加熱することができる加熱調理機器が求められている。
また、調理の上級者にとっては、大小様々な大きさの調理器具(鍋やフライパンなど)を駆使して多彩な調理を行えることが求められているが、従来の加熱範囲が限定された加熱調理機器では大きさの異なる調理器具に対して効率的に熱を加えることができない問題があった。更には、面積の大きい鉄板などを加熱する場合にはそれ専用の特殊なコンロに頼らざるを得ず、汎用性のある加熱調理機器では広い鉄板の全体や所望の箇所を効率的に加熱することができない問題があった。
本発明は、このような問題に対処することを課題の一例とするものである。すなわち、鍋などの被加熱物を適当な位置に載置させるだけで安全で効率の良い加熱が可能であること、大小様々な大きさの調理器具を駆使して多彩な調理を行う場合に調理器具の大きさに対応して効率的な加熱を行うことができること、汎用性のある加熱調理機器でありながら、大面積の鉄板などを加熱する場合にその全体や所望の箇所を効率的に加熱することができること、高齢者や子供、調理の上級者など、幅広い層の使用者が火炎を使った安全且つ効率の良い加熱調理を行うことができること、等が本発明の目的である。
このような目的を達成するために、本発明による加熱調理機器は、以下の独立請求項に係る構成を少なくとも具備するものである。
天板上の加熱調理範囲全体に偏り無く分散配置された複数の燃焼加熱部と、操作スイッチの表示によって前記燃焼加熱部の操作信号を入力可能にする操作表示部と、個々の前記燃焼加熱部の周囲に配置され、被支持体の底面を支持して前記燃焼加熱部の上に燃焼空間を形成すると共に、支持した被支持体の位置を検知する支持位置検知部と、前記支持位置検知部からの検知信号に基づいて前記燃焼加熱部及び前記操作表示部を制御する制御部とを備え、前記制御部は、検知された被支持体の位置に基づいて複数の前記燃焼加熱部から作動させるべき燃焼加熱部を選択して加熱範囲を設定する加熱範囲設定手段を備えることを特徴とする加熱調理機器。
このような特徴を有する加熱調理機器によると、検知された被支持体の位置に基づいて複数の燃焼加熱部から作動させるべき燃焼加熱部を選択して加熱範囲を設定するので、鍋などの被加熱物となる被支持体を天板上の加熱調理範囲内の適当な位置に載置させるだけで加熱範囲が設定されることになり、予め決められた位置に正確に被加熱物を置く必要がない。これによって、被加熱物を適正な位置に置き直す手間が省け、高齢者や子供などでも安全且つ円滑に加熱調理を行うことができる。
大小様々な大きさの調理器具を駆使して多彩な調理を行う場合に調理器具の大きさに対応して加熱範囲が設定されるので、大きさや形状の異なる調理器具を効率よく加熱することができる。天板上の加熱調理範囲全体に燃焼加熱部が偏り無く分散配置されているので、汎用性のある加熱調理機器でありながら、大面積の鉄板などを加熱する場合にその全体や所望の箇所を効率的に加熱することができる。
よって、高齢者や子供、調理の上級者など、幅広い層の使用者が安全且つ効率の良い加熱調理を行うことができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。図示の内容は本発明の実施形態を具体的に説明するものであるが、本発明の実施形態は図示の内容に限定されるものではない。
図1は本発明の一実施形態に係る加熱調理機器の要部を示す説明図であり、同図(a)は外観的な要部を示し、同図(b)は機能的な要部を示している。加熱調理機器1は、燃焼加熱部10、操作表示部20、支持位置検知部30、制御部40を少なくとも備えている。
燃焼加熱部10は、加熱調理機器1の天板1A上の加熱調理範囲1S全体に偏り無く複数個分散配置されている。図示の例では複数の燃焼加熱部10は天板1Aに縦横並列配置されているが特にこの形態に限定されるものではない。燃焼加熱部10は周知のガスバーナーの構造を備えており、例えば、供給される燃焼ガスを噴出するガスノズルや点火装置、噴出ガス量調整弁等を備えている。図示の○で示した燃焼加熱部10は非作動中のものを示しており、図示の◎で示した燃焼加熱部10は作動中のものを示している。
操作表示部20は、操作スイッチの表示によって燃焼加熱部10の操作信号を入力可能にするものであり、表示面21を備え、表示面21上の任意の位置に任意の大きさの操作スイッチ22を表示又は非表示することができるものである。操作スイッチ22の形態としては、「入」表示がなされるオン操作スイッチ22A、「切」表示がなされるオフ操作スイッチ22B、加熱量を大小調整するための加熱量調整操作スイッチ22C、或いは加熱範囲を変更するための加熱範囲変更操作スイッチ(図示省略)などがあり、後述する制御部からの動作信号に応じて任意の表示又は非表示がなされる。
操作スイッチ22の形態はこれに限定されるものではない。以下に実施形態においても、オン操作スイッチ22A、オフ操作スイッチ22B、加熱量調整操作スイッチ22C、加熱範囲変更操作スイッチの全てを備える必要はなく、加熱量調整操作スイッチ22Cや加熱範囲変更操作スイッチは省くことができる。また、操作表示部20の形態としては、燃焼加熱部10を備える本体に対して一体に設けることもできるし、本体に対して着脱自在に設けることもできる。燃焼加熱部10を備える本体に対して操作表示部20を着脱自在に設ける場合には、本体側に設けた制御部40と操作表示部20は有線又は無線信号線によって接続される。
支持位置検知部30は、個々の燃焼加熱部10の周囲に配置され、被支持体の底面を支持して燃焼加熱部10の上に燃焼空間を形成すると共に、支持した被支持体の位置を検知するものである。図示の例では、天板1Aに縦横並列配置された個々の燃焼加熱部10の四方に支持位置検知部30が配置されているが、特にこの形態に限定されるものではない。支持位置検知部30は、感圧センサなどで支持位置検知部30上に被支持体が支持されているか否かを検知するものであり、後述する一例としては、併せて被支持体の重量や温度を検知することができるように重量センサや温度センサを併せ持っているが、重量センサや温度センサは省くことができる。
制御部40は、支持位置検知部30からの検知信号に基づいて燃焼加熱部10及び操作表示部20を制御するものである。制御部40は、少なくとも、検知された被支持体の位置に基づいて複数の燃焼加熱部10から作動させるべき燃焼加熱部10を選択して加熱範囲を設定する加熱範囲設定手段を備えている。より具体的には、制御部40は、燃焼加熱部10の点火,消火,加熱量調整など、或いは操作スイッチ22の表示面21への表示又は非表示を適宜制御する。以下に示す実施形態では、加熱範囲設定手段以外に後述する各種の制御手段を備えているが、これらを全て備える必要はない。ここでの加熱範囲は、検出された被支持体の底面下に位置する燃焼加熱部10の全部又は一部を選択することによって設定される。
図2は、本発明の実施形態における燃焼加熱部と支持位置検知部の構造を示した説明図である。燃焼加熱部10はガスノズル10Aと図示省略の点火装置を少なくとも備え、ガス供給管11を介して供給される燃焼ガスをガスノズル10Aから噴出させ、噴出したガスに点火した火炎を定常的に維持する構造を有する。ガス供給管11又は燃焼加熱部10の内部には開閉・調整バルブ12が設けられている。支持位置検知部30は、天板1Aの表面から突出した突起部材31及び突起部材31を収納する収納部32によって形成されており、被支持体Mの底面m0を支持して燃焼加熱部10上に燃焼空間Sを形成している。
支持位置検知部30における突起部材31は、一例としては、天板1Aの表面からの突出幅tが変更自在になっており、常時は最大の突出幅となるように天板1Aから突出しており、被支持体Mが突起部材31上に支持されると、被支持体Mの重量を受けて設定された突出幅を維持するようになっている。これに限らず、支持位置検知部30の突出幅が固定されたものであってもよい。
支持位置検知部30には各種センサが内蔵されており、突起部材31上に支持される被支持体Mの載置状態(位置、重量、温度など)を検知した検知信号が制御部40に送られ、この検知信号に基づいて制御部40が演算処理して出力される出力信号によって燃焼加熱部10や開閉・調整バルブ21或いは操作表示部20の動作が制御される。
このような加熱調理機器1によると、図1(a)に示すように、天板1A上に各種の大きさ又は各種の形態の被支持体(調理器具)M1〜M5が載置されると、分散配置された支持位置検知部30によって被支持体M1〜M5の位置が検知される。被支持体M1〜M5の位置は、制御部40が予め認識している全ての支持位置検知部30の位置に対して被支持体M1〜M5の底面を支持する支持位置検知部30が何処に位置するかによって検知され、隣接する複数の支持位置検知部30が被支持体M1〜M5のいずれかを支持する場合に、この隣接する複数の支持位置検知部30によって被支持体の底面領域が把握され、制御部40はその底面領域内に位置する燃焼加熱部10の全部又は一部を作動すべきものと認識する。
そして、制御部40は天板1A上の被支持体M1〜M5の位置を検知すると、操作表示部20に操作スイッチ22を表示させる。その際、図示の例では、表示される操作スイッチ22は、天板1A上に載置された被支持体M1〜M5の位置に対応して表示される。また、図示の例では、操作スイッチ22は、天板1A上に載置された被支持体M1〜M5の大きさに対応して表示される。すなわち、被支持体M1〜M5の底面領域が大きいものは大面積の操作スイッチ22が表示され、被支持体M1〜M5の底面領域が小さい物は小さい面積の操作スイッチ22が表示される。これによって、加熱調理機器1の使用者は、操作表示部20の表示面21に表示された操作スイッチ22をみれば、どの操作スイッチ22が天板1A上に載置された被支持体M1〜M5のどれに対応するものかが一目でわかるようになっている。この例に限らず、操作表示部20における特定の位置に操作スイッチ22を表示させることも可能である。
また、燃焼加熱部10が非作動状態の場合には、操作スイッチ22はオン操作スイッチ22Aとして表示される。燃焼加熱部10が作動状態にある場合には、操作スイッチ22はオフ操作スイッチ22Bとして表示され、併せて加熱量調整操作スイッチ22Cなどが表示される。これによって、必要最小限の操作スイッチのみが認識しやすい状態で表示されることになり、使用者の誤操作を防止することが可能になる。これに限らず、支持位置検知部30が被支持体を検知した場合には、設定される加熱範囲の燃焼加熱部10を操作するための全ての操作スイッチを同時に操作表示部20に表示させるようにしてもよい。
図3は、本発明の実施形態における制御部40の機能を説明する説明図である。図示の例では、制御部40には入力信号として、支持位置検知部30からの位置検知信号30a,重量検知信号30b,温度検知信号30cなどが入力され、また、操作表示部20からのオン入力信号20a,オフ入力信号20b,加熱量調整入力信号20c,加熱範囲(全体/中心部)切り替え入力信号20dなどが入力される。
ここで、位置検知信号30aは被支持体の支持位置を検知する信号であり、重量検知信号30bは被支持体の重量を検知する信号であり、温度検知信号30cは被支持体の温度を検知する信号である。また、オン入力信号20aは、オン操作スイッチ22Aの操作によって燃焼加熱部10を作動するための信号である。オフ入力信号20bは、オフ操作スイッチ20Bの操作によって燃焼加熱部10の作動を停止するための信号である。加熱量調整入力信号20cは、加熱量調整操作スイッチ22Cの操作によって燃焼加熱部10の加熱量を調整するための信号である。加熱範囲切り替え入力信号20dは、制御部40が認識した加熱範囲全体の燃焼加熱部10を作動させるか、その一部、例えば中心部のみの燃焼加熱部10を作動させるかを切り替えるための入力信号である。これらの入力信号は全てが必要ではなく、重量検知信号30b、温度検知信号30c、加熱量調整入力信号20c、加熱範囲切り替え入力信号20dは適宜省略可能である。
前述した入力信号に対して制御部40が実行可能な制御機能としては、図示の例では、加熱対象認識手段40a,加熱範囲設定手段40b,加熱量設定手段40c,操作表示出力手段40dなどがあり、制御動作としては、バルブ開40e,バルブ閉40f,点火40g,バルブ調整40hなどがある。
加熱対象認識手段40aは、必要に応じて設けられる機能であって、重量検知信号30bを演算処理し、検知された被支持体の重量に基づいて当該被支持体が加熱対象であるか否かを認識する機能であり、例えば、設定重量以下の場合には被支持体を被加熱対象と認識せず、設定重量を超えた被支持体のみを被加熱対象とする機能である。この機能を備えることで、空のヤカンなどを被加熱対象から外し、ヤカンなどの空焚きを防止することが可能になる。
加熱範囲設定手段40bは、位置検知信号30aを演算処理し、前述したように、検知された被支持体の位置に基づいて複数の燃焼加熱部10から作動させるべき燃焼加熱部10を選択して加熱範囲を設定する機能である。加熱範囲は、隣接する支持位置検知部30が被支持体の位置を検知している場合にその支持位置検知部30を包含する領域の全体又は一部を1つの加熱範囲とし、隣接していない複数の支持位置検知30がある場合には、それらは異なる加熱範囲として設定される。
加熱量設定手段40bは、必要に応じて設けられる機能であって、位置検知信号30a及び重量検知信号30bを演算処理し、選定された加熱範囲内での燃焼加熱部10の初期加熱量を設定する機能である。例えば、重量が大きく加熱範囲が広い被支持体に対しては初期加熱量を大きくし、重量が小さく加熱範囲が小さい被支持体に対しては初期加熱量を小さくするなどの設定がなされる。加熱量の大小調整は、バルブ調整40hなどによって行う。
操作表示出力手段40dは、位置検知信号30a及び必要に応じて重量検知信号30bを演算処理し、加熱範囲設定手段40bが設定した加熱範囲の位置に対応して、選択された燃焼加熱部10を共に操作する操作スイッチ22を操作表示部20に表示する機能である。より詳しくは、一つには、燃焼加熱部10が非作動状態(非点火)である場合に、操作スイッチ22を、燃焼加熱部10を作動させるためのオン操作スイッチ22Aとして表示させる。また一つには、オン操作スイッチ22Aが操作された場合に、オン操作スイッチ22Aの表示を、燃焼加熱部10の作動を停止させるためのオフ操作スイッチ22Bに切り替えて表示させる。また、前述した切り替え表示を行う場合に、燃焼加熱部の加熱量を調整可能にする加熱量調整操作スイッチ22Cを併せて表示するか、或いは、加熱範囲設定手段40bが選択した燃焼加熱部10の中から一部の燃焼加熱部10を作動させるための加熱範囲変更操作スイッチ(図示省略)を併せて表示する。
操作表示部20のオン操作スイッチ22Aが操作されて、オン入力信号20aが入力された場合には、制御部40は選択された燃焼加熱部10に対してバルブ開40eを実行すると共に点火40gを実行する。操作表示部20のオフ操作スイッチ22Bが操作されて、オフ入力信号20bが入力された場合には、制御部40は選択された燃焼加熱部10に対してバルブ閉40fを実行する。操作表示部20の加熱量調整操作スイッチ22Cが操作されて、加熱量調整入力信号20cが入力された場合には、制御部40は選択された燃焼加熱部10に対してバルブ調整40hを実行する。操作表示部20の加熱範囲切り替え操作スイッチが操作されて、加熱範囲切り替え入力信号20dが入力された場合には、制御部40は選択された燃焼加熱部10の全体を作動させる状態から一部を作動させる状態又は一部を作動させる状態から全体を作動させる状態に切り替える。
図4は、本発明の実施形態における制御部の基本動作例を示した動作フロー図である。制御部40は、動作開始(S00)後、支持位置検知部30の位置検知(S01)待ちで待機状態になる(S02:NO)。制御部40は、支持位置検知部30からの検知信号が無い場合は操作表示部20において操作スイッチ22を非表示とする。支持位置検知部30上に被支持体が置かれて位置検知が有った場合に(S02:YES)、操作表示部20に対して各種操作スイッチ22(オン入力表示、加熱量調整表示など)を表示させる操作表示出力がなされ(S03)、オン操作スイッチ22Aが操作されるオン入力操作待ち(S04:YES)の状態になる。
表示されたオン操作スイッチ22Aが操作され、オン入力が有ると(S04:YES)、設定された加熱範囲内に選択された燃焼加熱部10に対して設定されたバルブ調整初期値でバルブ開(S05)及び点火(S06)を実行し、加熱範囲内の燃焼加熱部10を作動させる。これに伴って、操作表示部20に表示したオン操作スイッチ22Aをオフ操作スイッチ22Bに変更表示する(「オフ入力表示」S07)。それと同時に、必要に応じて、各操作スイッチが操作されるまでの待機状態になる(S08:NO,S09:NO)。例えば加熱量調整入力が有った場合には(S09:YES)、バルブ調整などによって加熱量の調整が行われて、再び待機状態になる。そして、オフ操作スイッチ22Bが操作されるオフ入力が有った場合には(S08:YES)、バルブ閉(S11)を実行し、作動中の燃焼加熱部10の作動を停止する。その後は、継続使用時には再び位置検知待ちの状態(S01,S02)になり、継続使用しない場合は動作終了となる(S12)。
図5は、本発明の実施形態における制御部の他の動作例を示した動作フロー図である。この例では、制御部40は、動作開始(SS00)後、支持位置検知部30の位置検知(SS01)待ちで待機状態になる(SS02:NO)。位置検知が有った場合に(SS02:YES)、支持位置検知部30による重量検知(SS03)と温度検知(SS04)がなされ、加熱対象認識手段40aによって被支持体が加熱対象であるか否かが認識され(SS05)、加熱対象でなかった場合には(SS05:NO)、再び位置検知(SS01)待ちで待機状態になる。
加熱対象認識手段40aによって被支持体が加熱対象であると認識された場合には(SS05:YES)、加熱範囲設定手段40bによって加熱範囲の設定がなされ(SS06)、更にバルブ調整の初期値を設定する加熱量の設定がなされ(SS07)、操作表示部20にオン操作スイッチ22Aを表示して(「オン入力表示」SS08)、オン操作スイッチ22Aが操作されるまでの待機状態になる(「オン入力有り」SS09:NO)。
オン操作スイッチ22Aが操作されると(「オン入力有り」SS09:YES)、設定された加熱範囲内に選択された燃焼加熱部10に対して設定されたバルブ調整初期値でバルブ開(SS10)及び点火(SS11)を実行し、加熱範囲内の燃焼加熱部10を作動させる。これに伴って、操作表示部20に表示したオン操作スイッチ22Aをオフ操作スイッチ22Bに変更表示する(「オフ入力表示」SS12)。それと同時に、必要に応じて、操作表示部20に加熱範囲切り替え操作スイッチの表示(「加熱範囲切り替え表示」SS13)や加熱量調整操作スイッチ22Cの表示(「加熱量調整表示」SS14)を行い、各操作スイッチが操作されるまでの待機状態になる。
オフ操作スイッチ22Bが操作されて、オフ入力が有った場合には(SS15:YES)、作動中の燃焼加熱部10のバルブ閉(SS21)を行い、再び位置検知(SS01)の待機状態になる。オフ入力が無い場合(SS15:NO)、加熱範囲の切り替え入力が有れば(SS17:YES)、加熱範囲の切り替え(SS17)を実行し(加熱範囲の切り替え入力が無ければ(SS17:NO)、切り替え実行は行わない)、また、加熱量調整入力が有れば(SS18:YES)、加熱量調整(バルブ調整)(SS19)を実行する(加熱量調整入力が無ければ(SS18:NO)、加熱量調整の実行は行わない)。
そして、オフ入力が無い状態で、検知温度が設定範囲を超えた場合(SS20:YES)には、火災予防の観点でバルブ閉(SS21)を実行し、作動中の燃焼加熱部10の作動を停止する。また、検知温度が設定範囲を超えない場合(SS20:NO)には、オフ入力表示等を継続しながら、選択された燃焼加熱部10の作動を継続する。
図6は、本発明の実施形態における支持位置検知部の形態例を示した説明図である。同図(a)に示した例では、支持位置検知部30は、天板1Aの表面からの突出幅が変更自在な突起部材31によって形成され、突出幅は支持位置検知部30が支持する被支持体M底面の湾曲,凹凸,傾斜形状に応じて変更されるようになっている。すなわち、突起部材31は上方に向けて付勢されており、例えば、湾曲底面の鍋などの被支持体Mが天板1A上に載置されると、被支持体Mの底部の最も低い部分が設定された突出幅の突起部材31の上部で支持され、被支持体Mの底部のその他の部分は、その部分に当接するようにそれぞれの突出量で引き出された突起部材31の上部で支持される。
これによると、湾曲,傾斜した或いは凹凸状の被支持体Mの底面の全面を複数の突起部材31で支持することができるので、被支持体Mを安定した状態で支持することが可能である。また、多少傾いた状態で被支持体Mを支持した場合であっても、安定した状態で支持するができ、無造作に天板1A上に被支持体Mを載置した場合であっても、特に置き換えることなく被支持体Mを安定した状態で加熱することができる。
また、同図(b)に示した例では、支持位置検知部30は、突起部材31の全てを同時に天板1Aの表面以下に退避させるようにしている。すなわち、突起部材31を下方に同時に移動させる駆動手段を具備しており、その駆動手段を駆動させることで突起部材31を収納部32内に退避させる。突起部材31の上面は天板1Aの上面と面一状態になるように退避されることが好ましい。これによると、燃焼加熱部10の周囲が平面状態になり、煮零れなどによって天板1A上が汚れた場合に突起部材31の退避によって平面化した天板1A上を簡易に拭き掃除することができるので、常に清潔に加熱調理機器1を使用することができる。
このような加熱調理機器1によると、天板1A上の加熱調理範囲1Sの任意の位置に無造作に被支持体を載置した場合、多少被支持体が傾斜した状態で支持されたとしても、特に置き換えることなく安定した加熱調理を行うことができる。これによって、高齢者や子供が使用者になる場合に、重い被支持体を置き換える苦労を回避でき、安全で効率的な加熱調理を実現することができる。
また、天板1Aの加熱調理範囲1S上の任意の位置に被支持体を置いただけで、その被支持体が加熱対象であるか否かが判別され、加熱対象であった場合には、被支持体の支持位置に応じて操作表示部20にその被支持体を加熱するために要する操作スイッチ22が表示されるので、複数の被支持体を加熱調理範囲1S内に載置した場合であっても使用者は間違えることなく特定の被支持体に対して加熱調理を行うことができる。また、表示される操作スイッチ22は、燃焼加熱部10の現在の作動状態に必要な操作を選択して表示させるので、操作スイッチ22の煩雑性を避けて誤動作を防止することができる。
天板1Aの加熱調理範囲1Sに載置する被支持体は、大小様々な形態であってもそれらの底面に応じた加熱範囲が設定され、一つの被支持体に対して設定される一つの加熱範囲では一つの操作スイッチ22で加熱範囲内の全て(又は所望の一部の)燃焼加熱部10の作動が可能になる。これによって、被支持体の底面積に応じた効率的な加熱が可能になり、特に大面積の底面を有する被支持体に対しては底面全体(或いは底面の所望の一部)を効率的に加熱することができる。これによって、汎用的な加熱調理機器1でありながら、大面積の鉄板のような被支持体に対しても効率的な加熱が可能になる。
広い加熱調理範囲1Sを任意に使って被支持体を加熱できるので、複雑な調理工程に対しても緻密に対応でき、火炎を使った調理の創造性を膨らませることができる。また、どのような仕様形態に対しても高い安全性を確保することができる。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。また、上述の各実施の形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの技術を流用して組み合わせることが可能である。
1:加熱調理機器,1A:天板,1S:加熱調理範囲,
10:燃焼加熱部,10A:ガスノズル,
11:ガス供給管,12:開閉・調整バルブ,
20:操作表示部,21:表示面,22:操作スイッチ,
20a:オン入力信号,20b:オフ入力信号,
20c:加熱量調整入力信号,20d:加熱範囲切り替え入力信号,
30:支持位置検知部,31:突起部材,32:収納部,
30a:位置検知信号,30b:重量検知信号,30c:温度検知信号,
40:制御部,
40a:加熱対象認識手段,40b:加熱範囲設定手段,
40c:加熱量設定手段,40d:操作表示出力手段,
M(M1〜M5):被支持体
10:燃焼加熱部,10A:ガスノズル,
11:ガス供給管,12:開閉・調整バルブ,
20:操作表示部,21:表示面,22:操作スイッチ,
20a:オン入力信号,20b:オフ入力信号,
20c:加熱量調整入力信号,20d:加熱範囲切り替え入力信号,
30:支持位置検知部,31:突起部材,32:収納部,
30a:位置検知信号,30b:重量検知信号,30c:温度検知信号,
40:制御部,
40a:加熱対象認識手段,40b:加熱範囲設定手段,
40c:加熱量設定手段,40d:操作表示出力手段,
M(M1〜M5):被支持体
Claims (13)
- 天板上の加熱調理範囲全体に偏り無く分散配置された複数の燃焼加熱部と、
操作スイッチの表示によって前記燃焼加熱部の操作信号を入力可能にする操作表示部と、
個々の前記燃焼加熱部の周囲に配置され、被支持体の底面を支持して前記燃焼加熱部の上に燃焼空間を形成すると共に、支持した被支持体の位置を検知する支持位置検知部と、
前記支持位置検知部からの検知信号に基づいて前記燃焼加熱部及び前記操作表示部を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、
検知された被支持体の位置に基づいて複数の前記燃焼加熱部から作動させるべき燃焼加熱部を選択して加熱範囲を設定する加熱範囲設定手段を備えることを特徴とする加熱調理機器。 - 前記加熱範囲は、検出された被支持体の底面下に位置する前記燃焼加熱部の全部又は一部を選択することによって設定されることを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
- 前記支持位置検知部は、被支持体の重量を併せて検知し、
前記制御部は、
検知された被支持体の重量に基づいて当該被支持体が加熱対象であるか否かを認識する加熱対象認識手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の加熱調理機器。 - 前記制御部は、
前記支持位置検知部からの検知信号が無い場合は前記操作スイッチを非表示とし、当該検知信号に基づいて前記操作スイッチを表示させる操作表示出力手段を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の加熱調理機器。 - 前記操作表示出力手段は、
前記加熱範囲設定手段が設定した加熱範囲の位置に対応して、選択された前記燃焼加熱部を共に操作する前記操作スイッチを前記操作表示部に表示することを特徴とする請求項4記載の加熱調理機器。 - 前記操作表示出力手段は、
前記燃焼加熱部が非作動状態である場合に、前記操作スイッチを、前記燃焼加熱部を作動させるためのオン操作スイッチとして表示させることを特徴とする請求項4又は5記載の加熱調理機器。 - 前記操作表示出力手段は、
前記オン操作スイッチが操作された場合に、当該オン操作スイッチの表示を、前記燃焼加熱部の作動を停止させるためのオフ操作スイッチに切り替えることを特徴とする請求項6記載の加熱調理機器。 - 前記操作表示出力手段は、前記燃焼加熱部の加熱量を調整可能にする加熱量調整操作スイッチを併せて表示することを特徴とする請求項6又は7に記載の加熱調理機器。
- 前記操作表示出力手段は、前記加熱範囲設定手段が選択した前記燃焼加熱部の中から一部の前記燃焼加熱部を作動させるための加熱範囲変更操作スイッチを併せて表示することを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載の加熱調理機器。
- 前記支持位置検知部は、前記天板の表面からの突出幅が変更自在な突起部材によって形成され、前記突出幅は前記支持位置検知部が支持する被支持体底面の形状に応じて変更されることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載された加熱調理機器。
- 前記支持位置検知部は、前記突起部材の全てを同時に前記天板の表面以下に退避させることを特徴とする請求項10記載の加熱調理機器。
- 前記燃焼加熱部は前記天板に縦横並列配置され、個々の前記燃焼加熱部の四方に前記支持位置検知部が配置されることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の加熱調理機器。
- 前記燃焼加熱部を備える本体に対して前記操作表示部を着脱自在に設けたことを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の加熱調理機器。
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