JP2007178040A - 加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者が報知作動により不快に感じるおそれの少ない状態で、加熱手段が加熱状態であることを使用者に知らせることを適切に行うことが可能となる加熱調理器を提供する。
【解決手段】被加熱物を加熱する加熱手段1a,1b,1cと、音発生式の報知手段と、運転を制御する運転制御手段とが備えられ、運転制御手段が、加熱手段1a,1b,1cの加熱作動中において、報知手段を間欠的に作動させる加熱状態報知処理を実行するように構成され、使用者が存在しているか否かを判別する使用者存否判別手段が備えられ、運転制御手段が、加熱状態報知処理として、加熱手段の加熱作動中で且つ使用者存否判別手段にて使用者が存在しないことが判別される状態の継続時間が設定時間経過する毎に報知手段を作動させる処理を実行する。
【選択図】図1

Description

本発明は、被加熱物を加熱する加熱手段と、音発生式の報知手段と、運転を制御する運転制御手段とが備えられ、前記運転制御手段が、前記加熱手段の加熱作動中において、前記報知手段を間欠的に作動させる加熱状態報知処理を実行するように構成されている加熱調理器に関する。
上記加熱調理器として、従来では、次のように構成されたものがあった。
すなわち、加熱手段としてのバーナによって被加熱物を加熱するように構成された加熱調理器としてのガスコンロにおいて、前記加熱状態報知処理として、バーナが燃焼を開始してその着火状態が検出されると、加熱手段としてのバーナが加熱作動中であるとして、その時点からタイマーによる計時を開始し、バーナが燃焼して加熱状態である間はタイマーによる計時を実行し、タイマーの計時時間が設定時間(3分)経過する毎に報知手段としてのブザーを作動させて、バーナが加熱状態であることを使用者に報知させるようにしたものがあった(例えば、特許文献1参照。)。
特開平9−303762号公報
上記従来構成は、使用者が加熱調理器から離れて別の用事を行っているときに、加熱手段が加熱作動中であることを忘れてしまうことがあるが、そのような場合に、前記加熱状態報知処理を実行することにより、加熱手段が加熱状態であることを使用者に知らせるようにしたものである。
しかしながら、上記従来構成では、前記加熱状態報知処理として、加熱手段としてのバーナの着火が確認されたのちは、加熱手段としてのバーナが加熱作動中であるとして、設定時間毎に音発生式の報知手段としてのブザーを作動させる構成となっていることから、次のような不利な点があった。
すなわち、上記従来構成では、例えば、使用者が加熱調理器を操作しており、加熱手段が加熱状態であることを使用者が認識しているような場合であっても、加熱手段が加熱作動中であれば設定時間が経過する毎にブザーを作動させるものであるから、このような場合には、使用者にとっては設定時間毎に発生する報知音が耳障りで不快に感じるおそれがある。
又、加熱調理器としては、複数の加熱手段を備えるものもあるが、このような加熱調理器において、上記従来構成における前記加熱状態報知処理を複数の加熱手段に適用した場合には、複数の加熱手段としてのバーナの夫々について、バーナの着火が確認されたのちは設定時間毎にブザーを作動させる処理を実行することになる。例えば、1つのバーナが先に加熱作動を開始して、そのバーナが加熱作動を開始したときを起点として計時される時間に基づいて設定時間毎にブザーを作動させているときに、そのブザーを作動させるときの間欠的なタイミングとは異なるタイミングで別のバーナの加熱作動を開始したような場合であれば、その別のバーナについても、そのバーナが加熱作動を開始したときを起点として計時される時間に基づいて設定時間毎にブザーを作動させることになる。
その結果、それら複数のバーナが加熱作動を継続しているときは、各バーナの夫々について、各別に、自己が加熱作動を開始したときを起点として計時される時間に基づいて設定時間毎にブザーを作動させることになり、設定時間よりも短い時間間隔で報知手段が作動することになり、使用者にとって頻度の多い状態で報知音が発生して、耳障りで不快に感じるおそれがある。
又、最近の加熱調理器では、加熱手段を予め設定した時間だけ加熱作動させたのちに自動で加熱停止させるタイマー運転のように、予め設定されている加熱運転条件で前記加熱手段を加熱作動させて自動停止させる自動運転処理を実行可能に構成して、自動運転処理が終了する時刻になるとブザーを作動させてそのことを使用者に知らせるようにする等、音発生式の報知手段としてのブザーを利用して報知処理を実行するようにして、使用者の利便性を向上させるようにしたものもある。
このような加熱調理器では、自動運転処理において報知処理を実行しているときには、加熱手段を自動停止させることになるから、前記加熱状態報知処理によるブザーの作動を行う必要はないが、従来構成では、このような構成であっても、前記加熱状態報知処理による報知作動を行うものであるから、報知音の発生する頻度が多くなって、使用者にとっては耳障りに感じるおそれがあった。
本発明の目的は、使用者が報知作動により不快に感じるおそれの少ない状態で、加熱手段が加熱状態であることを使用者に知らせることを適切に行うことが可能となる加熱調理器を提供する点にある。
本発明に係る加熱調理器は、被加熱物を加熱する加熱手段と、音発生式の報知手段と、運転を制御する運転制御手段とが備えられ、前記運転制御手段が、前記加熱手段の加熱作動中において、前記報知手段を間欠的に作動させる加熱状態報知処理を実行するように構成されているものであって、その第1特徴構成は、使用者が存在しているか否かを判別する使用者存否判別手段が備えられ、前記運転制御手段が、前記加熱状態報知処理として、前記加熱手段の加熱作動中で且つ前記使用者存否判別手段にて使用者が存在しないことが判別される状態の継続時間が設定時間経過する毎に前記報知手段を作動させる処理を実行するように構成されている点にある。
第1特徴構成によれば、加熱手段が加熱作動中で且つ使用者存否判別手段により使用者が存在していないことが判別される状態になっていると、そのような状態の継続時間が設定時間経過する毎に報知手段を作動させることになる。
すなわち、使用者存否判別手段により使用者が存在していないことが判別されるときは、使用者が加熱調理器から離れて例えば別の用事を行っているような状況が想定され、加熱手段が加熱作動中であることを使用者が忘れてしまうおそれがあるので、加熱手段の加熱作動中で且つ使用者存否判別手段にて使用者が存在しないことが判別される状態であるときは、そのような状態の継続時間が設定時間経過する毎に報知手段を作動させることにより、使用者に加熱作動中であることを認識させることができる。
そして、使用者存否判別手段により使用者が存在していると判別されると、加熱手段が加熱作動中であっても、報知手段を作動させる処理は行わない。すなわち、前記使用者存否判別手段により使用者が存在していると判別されるときには、使用者は、加熱手段が加熱作動中であることを認識しているか又は容易に認識し易い状態であるから、このような場合には、報知手段を作動させないようにしているのである。その結果、使用者が報知手段にて発生される報知音により不快に感じる不利を回避できる。
従って、使用者が報知作動により不快に感じるおそれの少ない状態で、加熱手段が加熱状態であることを使用者に知らせることを適切に行うことが可能となる加熱調理器を提供できるに至った。
本発明の第2特徴構成は、第1特徴構成に加えて、前記加熱手段が複数設けられ、前記運転制御手段が、前記加熱状態報知処理として、複数の加熱手段のうちの1つ以上の加熱手段が加熱作動中で且つ前記使用者存否判別手段にて使用者が存在しないことが判別される状態の継続時間が設定時間経過する毎に前記報知手段を作動させる処理を実行するように構成されている点にある。
第2特徴構成によれば、複数の加熱手段のうちの1つ以上の加熱手段が加熱作動中である場合、つまり、1つの加熱手段が加熱作動中である場合は勿論、2つ以上の加熱手段が加熱作動中である場合であっても、1つの加熱手段が加熱作動している場合と同様にして、加熱手段が加熱作動中で且つ使用者存否判別手段にて使用者が存在しないことが判別される状態の継続時間が設定時間経過する毎に報知手段を作動させるのである。
例えば、加熱作動の開始タイミングを異ならせた状態で加熱作動を開始して、複数の加熱手段が加熱作動を継続して実行している状態において、複数の加熱手段の夫々について、その加熱手段が加熱作動中で且つ使用者存否判別手段にて使用者が存在しないことが判別される状態の継続時間が設定時間経過する毎に報知手段を作動させる処理を各別に実行するような構成であれば、前記設定時間よりも短い時間間隔で報知手段が間欠的に作動して報知音を発生する頻度が多くなるが、上記したように、複数の加熱手段のうちの1つ以上の加熱手段が加熱作動中で且つ使用者存否判別手段にて使用者が存在しないことが判別される状態の継続時間が設定時間経過する毎に報知手段を作動させる処理を実行する構成とすることで、前記設定時間よりも短い時間間隔で報知手段が報知作動を実行することがなく、報知音を発生する頻度を少なくすることができるのである。
従って、複数の加熱手段が備えられる場合であっても、報知手段が作動して報知音を発生する頻度を少なくして、使用者が報知音により不快に感じるおそれを少ないものにしながら、加熱手段が加熱状態であることを使用者に知らせることを適切に行うことができる。
本発明の第3特徴構成は、第1特徴構成又は第2特徴構成に加えて、手動操作にて加熱運転用の情報を指令する手動操作部が設けられ、前記使用者存否判別手段が、前記使用者により前記手動操作部に対する手動操作が行われたか否かにより、使用者が存在しているか否かを判別するように構成されている点にある。
第3特徴構成によれば、前記使用者存否判別手段は、前記手動操作部に対する手動操作が行われたか否かにより使用者が存在しているか否かを判別する。このように手動操作にて加熱運転用の情報を指令するために本来設けられる手動操作部の構成を有効利用して、その手動操作部に対する手動操作の有無により使用者が存在しているか否かを判別するようにしたので、使用者の存否を判別するための専用の検出手段を別途設ける場合に比べて簡素な構成によって、使用者の存否を判別することができる。
従って、簡素な構成によって、使用者が報知作動により不快に感じるおそれの少ない状態で、加熱手段が加熱状態であることを使用者に知らせることを適切に行うことが可能となる加熱調理器を提供できるに至った。
本発明の第4特徴構成は、第1特徴構成〜第3特徴構成のいずれかに加えて、前記運転制御手段が、予め設定されている加熱運転条件で前記加熱手段を加熱作動させて自動停止させる自動運転処理を実行可能に構成され、且つ、前記自動運転処理を実行しているときは、前記加熱状態報知処理を実行しないように構成されている点にある。
第4特徴構成によれば、運転制御手段が、予め設定されている加熱運転条件で加熱手段を加熱作動させて自動停止させる自動運転処理を実行しているときは、前記加熱状態報知処理を実行しない。前記自動運転処理としては、例えば、加熱手段を予め設定した時間だけ加熱作動させたのちに自動で加熱停止させるタイマー運転や、加熱手段にて容器にいれた湯水を加熱して、湯水の温度が設定温度になると、加熱手段を自動で加熱停止させるような湯沸かし運転等がある。
説明を加えると、前記加熱手段が1個であるときは、加熱手段が加熱作動中であり、その加熱手段について前記自動運転処理を実行しているときは、前記加熱状態報知処理を実行しないことになる。又、前記加熱手段が複数設けられ、2つ以上の加熱手段が加熱作動中であるときは、加熱作動している加熱手段の夫々について前記自動運転処理を実行しているとき、前記加熱状態報知処理を実行しないことになる。
このような自動運転処理を実行しているときには、予め設定されている加熱運転条件で加熱手段を加熱作動させて自動停止させるので、使用者が存在していないことが検出されていても、報知作動を実行して使用者に加熱手段が加熱作動中であることを知らせる必要がないから、加熱状態報知処理を実行しないのである。
従って、自動運転処理を実行しているときには、報知手段が報知作動を実行することがなく無駄に報知音を発生することがないから、使用者が報知作動により不快に感じるおそれを少なくすることができる。
本発明の第5特徴構成は、第1特徴構成〜第4特徴構成のいずれかに加えて、前記運転制御手段が、前記加熱状態報知処理とは異なる他の報知処理を実行するときは、前記加熱状態報知処理において実行する報知形態とは異なる報知形態にて報知作動を実行すべく前記報知手段を制御するように構成されている点にある。
第5特徴構成によれば、前記運転制御手段が、前記加熱状態報知処理とは異なる他の報知処理を実行するときは、前記加熱状態報知処理において実行する報知形態とは異なる報知形態にて報知作動を実行することになる。
前記加熱状態報知処理とは異なる他の報知処理としては、例えば、被加熱物として揚げ物用の油を設定温度になるまで加熱して、その温度を維持するように加熱手段を作動させる揚げ物用の運転を行うときに、油が設定温度にまで加熱されたことを報知するような報知処理がある。このような報知処理が行われたときには、加熱調理器から離れている使用者はすぐに戻って揚げ物調理を行うことになるが、このときの報知処理における報知形態と、加熱状態報知処理において実行する報知形態とが同じものであれば、例えば、使用者が、加熱状態報知処理における報知作動が行われたときに、急いで戻る必要がないにもかかわらず、揚げ物用の運転における報知作動であると勘違いして急いで戻る等の不利がある。
そこで、前記加熱状態報知処理とは異なる他の報知処理を実行するときは、前記加熱状態報知処理において実行する報知形態とは異なる報知形態にて報知作動を実行する構成とすることで、報知手段が報知作動を実行して報知音を発生したときに、使用者は、そのときの報知形態の違いから、加熱手段が加熱状態であることを使用者に知らせるための加熱状態報知処理であるのか、その加熱状態報知処理とは異なる他の報知処理であるのかを容易に判断することが可能となる。
従って、加熱状態報知処理にて実行した報知作動と、他の報知処理による報知作動とを誤認することを防止することが可能であり、報知内容に適した後処理を実行することができ、使い勝手が良いものとなる。
本発明の第6特徴構成は、被加熱物を加熱する加熱手段と、音発生式の報知手段と、運転を制御する運転制御手段とが備えられ、前記運転制御手段が、前記加熱手段の加熱作動中において、前記報知手段を間欠的に作動させる加熱状態報知処理を実行するように構成されている加熱調理器であって、前記加熱手段が複数設けられ、前記運転制御手段が、前記加熱状態報知処理として、複数の加熱手段のうちの1つ以上の加熱手段が加熱作動中で且つその加熱作動中になったときからの経過時間が設定時間経過する毎に前記報知手段を作動させる処理を実行するように構成されている点にある。
第6特徴構成によれば、複数の加熱手段のうちの1つ以上の加熱手段が加熱作動中である場合、つまり、1つの加熱手段が加熱作動中である場合は勿論、2つ以上の加熱手段が加熱作動中である場合であっても、1つの加熱手段が加熱作動している場合と同様にして、加熱手段が加熱作動中で且つ使用者存否判別手段にて使用者が存在しないことが判別される状態の継続時間が設定時間経過する毎に報知手段を作動させるのである。
例えば、加熱作動の開始タイミングを異ならせた状態で加熱作動を開始して、複数の加熱手段が加熱作動を継続して実行している状態において、複数の加熱手段の夫々について、その加熱手段が加熱作動中で且つ使用者存否判別手段にて使用者が存在しないことが判別される状態の継続時間が設定時間経過する毎に報知手段を作動させる処理を各別に実行するような構成であれば、前記設定時間よりも短い時間間隔で報知手段が間欠的に作動して報知音を発生する頻度が多くなるが、上記したように、複数の加熱手段のうちの1つ以上の加熱手段が加熱作動中で且つ使用者存否判別手段にて使用者が存在しないことが判別される状態の継続時間が設定時間経過する毎に報知手段を作動させる処理を実行する構成とすることで、前記設定時間よりも短い時間間隔で報知手段が報知作動を実行することがなく、報知音を発生する頻度を少なくすることができるのである。
このように、複数の加熱手段が備えられる場合であっても、報知手段が作動して報知音を発生する頻度を少なくすることにより、使用者が報知音により不快に感じるおそれを少ないものにすることが可能となる。
従って、使用者が報知作動により不快に感じるおそれの少ない状態で、加熱手段が加熱状態であることを使用者に知らせることを適切に行うことが可能となる加熱調理器を提供できるに至った。
〔第1実施形態〕
以下、図面に基づいて、本発明の第1実施形態を説明する。
図1及び図2に加熱調理器としてのガスコンロを示している。このガスコンロは、3つのコンロバーナ1a,1b,1c、及び、グリルバーナ2を備えるグリル部3を備えたビルトインタイプのガスコンロにて構成されており、3つのコンロバーナ1a,1b,1cは標準バーナ1aと、小バーナ1bと、高火力バーナ1cとによって構成されている。
図1に示すように、グリル部3の燃焼排ガスを排気するためのグリル排気口4が形成され、ガラス製のトッププレート5にてガスコンロ上面が覆われており、このトッププレート5の上部に、3つのコンロバーナ1a,1b,1cの夫々に対応して加熱用容器(鍋など)を載置する五徳6が載置支持されている。又、各バーナ1a、1b、1c夫々の火力、並びに、グリルバーナ2の点消火状態を表示する天面表示部70が設けられている。この天面表示部70は、標準バーナ1a、小バーナ1b及び高火力バーナ1c夫々に対応する3個の天面火力表示部71と、グリルバーナ2に対応するグリル燃焼表示部73とから構成されている。又、ガスコンロ前側面には、各バーナの点火及び消火や火力調節と各種の設定とを指令する手動操作部S及び自動復帰型の押し操作式の電源スイッチ40が設けられている。
図2に示すように、マイクロコンピュータを備えて各種の制御を実行するように構成された制御部H(運転制御手段の一例)が、手動操作部Sにて指令された運転状態に基づいて、標準バーナ1a、小バーナ1b及び高火力バーナ1cとグリルバーナ2を制御するように構成されている。そして、標準バーナ1a、小バーナ1b及び高火力バーナ1cの夫々には、点火プラグ7及び着火状態を検出する熱電対8が設けられており、グリルバーナ2は上面バーナ2aと左右一対の下面バーナ2b,2cとを備えた両面バーナにて構成されて、上面バーナ2a及び左右一対の下面バーナ2b,2cの夫々にも点火プラグ7及び着火状態を検出するための熱電対8等が備えられている。
標準バーナ1a及び高火力バーナ1cの夫々には、下端側が固定された状態で上下方向に移動自在で且つ図示しないバネにより上方に復帰付勢されて自由状態では上方に突出する突出状態となり、五徳6に載置される加熱用容器の底部が接当するのに伴って押し下げられる上下移動部9が設けられている。又、この上下移動部9の下方側には、上下移動部9が下方に押し下げられる位置になるとオン状態になり、上下移動部9が上方に突出する位置になるとオフ状態になる容器検出スイッチ10が設けられ、この容器検出スイッチ10の検出情報に基づいて、制御部Hが、バーナが燃焼しているときに、容器検出スイッチ10がオン状態からオフ状態に切り換わったり、オフ状態からオン状態に切り換わったことが検出されると、加熱用容器が使用者により持ち上げ操作されたことを判別する構成となっている。
そして、標準バーナ1a、小バーナ1b及び高火力バーナ1cの夫々に対応する上下可動部9の上端部には、加熱用位置に位置する加熱用容器の温度を検出する温度検出手段としての温度センサ11が設けられ、五徳6上に載置された加熱用容器の底部が上下可動部9の上端に接当した状態で、この温度センサ11により加熱用容器の温度を検出するように構成されている。
前記各バーナへのガス供給構成について説明すると、図2に示すように、元ガス供給路12には元ガス電磁弁13が設けられ、この元ガス供給路12から、標準バーナ用分岐路14a、小バーナ用分岐路14b、高火力バーナ用分岐路14c、グリルバーナ用分岐路14dの4系統に分岐しており、グリルバーナ2へのグリルバーナ用分岐路14dは、さらに、上面バーナ用の分岐路と下面バーナ用分岐路とに分岐してそれらの分岐路には夫々、オリフィスof付きの流路15と開閉式電磁弁16を備えたバイパス路17が設けられている。そして、標準バーナ用分岐路14a、小バーナ用分岐路14b、高火力バーナ用分岐路14c、及び、グリルバーナ用分岐路14dの夫々には、ステッピングモータ19(図4参照)の駆動によってガス量を調整して各バーナの燃焼量(火力)を調整する流量制御弁18が備えられている。
この流量制御弁18は、図3に示すように、駆動源としてのステッピングモータ19と、このステッピングモータ19の回転操作をスライド移動操作に変更させるネジ送り式の移動操作機構20と、ガス通過用の挿通孔21が形成されたスライド閉子22と、複数のガス通過用の調整孔23を形成した流量調整板24等を備えて構成されている。そして、前記スライド閉子22と流量調整板24とによってガス量を変更可能な流量調整部25が構成されている。つまり、ガス流路を遮蔽する状態でスライド閉子22と流量調整板24とがバネ26によって圧接される状態で相対的にスライド自在に設けられ、ステッピングモータ19を駆動することでスライド閉子22をスライド移動させながら、図4に示すように、スライド閉子22に形成された挿通孔21が流量調整板24の調整孔23と重なり合う面積合計を変更させることで、バーナへのガス供給量を変更調整自在な構成となっている。尚、前記スライド閉子22のスライド移動量はスライド移動検出センサ27によって検出される構成となっている。
次に、前記手動操作部Sの構成について説明する。
図1及び図6に示すように、ガスコンロ前側面には、手動操作部Sとして、標準バーナ1a、小バーナ1b及び高火力バーナ1cの夫々に対応して、点火指令を指令する点火指令状態と消火指令を指令する消火指令状態とに切り換え自在な人為操作式の点消火指令部28、前記各バーナ1a,1b,1cの燃焼量(火力に相当する)の調節を指令する人為操作式の燃焼量調節操作部29、及び、前記各バーナ1a,1b,1cの調理モードの設定を指令する設定入力パネル50a、50b、50cが設けられ、並びに、グリルバーナ2に対して、点火及び消火や火力調整を指令するための設定入力パネル60も設けられている。
上記したような3つの点消火指令部28及び3つの燃焼量調節操作部29は同じ構成であるから、そのうちの標準バーナ1aに対する点消火指令部28及び燃焼量調節操作部29を代表として構成を以下に説明し、他のものについては説明を省略する。
図5及び図6に示すように、点火指令及び消火指令を指令する押し操作式の点消火スイッチ32がガスコンロの前面パネル38の内部に設けられ、前面パネル38に形成した挿通孔39を通して裏面側から挿通する状態で円筒状の回転操作部31が設けられている。そして、この回転操作部31は、その回転軸心方向の移動により、前記点消火スイッチ32を消火指令を指令する消火指令状態に操作する消火指令用に押し込み位置と、その押し込み位置よりも突出して点消火スイッチ32を点火指令を指令する点火指令状態に操作する点火指令用の突出位置とに切り換え自在に構成され、且つ、前記突出位置にて前記燃焼量を調整すべく回転操作自在に構成されている。
説明を加えると、回転操作部31は、押し操作される毎に回転軸心方向に移動して、図示しない位置保持機構によって、前面パネル38とほぼ面一になる押し込み位置(図5(イ)参照)と前方に突出する突出位置(図5(ロ)参照)とに切り換え自在に構成され、回転操作部31が前記突出位置に切り換えられているときに、正転方向及び逆転方向の夫々にその軸心周りで回動操作可能となるように構成されている。そして、この回転操作部31が押し込み位置に切り換えられると、それに伴って点消火スイッチ32がOFF(オフ)状態となり、回転操作部31が突出位置に切り換えられるとそれに伴って点消火スイッチ32がON(オン)状態となるように連動して切り換わる構成となっている。
図2に示すように、この点消火スイッチ32の切り換え信号は制御部Hに入力されており、制御部Hはこの点消火スイッチ32がON状態に切り換わると標準バーナ1aに対する点火作動を開始し、OFF状態に切り換わると標準バーナ1aの燃焼作動を停止するように構成されている。つまり、前記回転操作部31及び点消火スイッチ32により、点消火指令部28が構成されている。
又、前面パネル38の内部には、回転操作部31の回転操作に伴って燃焼量を指令するための信号を出力するロータリーエンコーダ33が設けられ、制御部Hは、このロータリーエンコーダ33からの信号に基づいて、回転操作部31の回転操作量に対応した燃焼量の設定が行われるように構成されている。つまり、回転操作部31及びロータリーエンコーダ33により燃焼量調節操作部29が構成されている。
図1及び図6に示すように、前記前面パネル38の外面側において前記各回転操作部31の周囲には火力を表示する複数のLEDランプ35を並べる状態で火力を表示する前面火力表示部36が設けられている。この前面火力表示部36は複数のLEDランプ35をレベルメータとして用いて、回転操作部31にて設定された燃焼量(火力)の大きさを表示する構成となっている。
前記制御部Hは、図2に示すように、標準バーナ1a、小バーナ1b及び高火力バーナ1c夫々に対応する回転操作部31にて設定された燃焼量に対応する燃料供給量になるように標準バーナ1a、小バーナ1b及び高火力バーナ1c夫々に対する流量制御弁18の作動を制御するように構成されている。
そして、このガスコンロには音発生式の報知手段としてのブザー37が備えられており、制御部Hは、各種の報知情報をこのブザー37により報知するように構成されている。
図7に示すように、前記標準バーナ1a及び高火力バーナ1c夫々に対応する前記設定パネル50a,50cには、湯沸しモードを指令する湯沸しモードスイッチ51、揚げ物モードを指令する揚げ物モードスイッチ52、タイマーモードを指令するタイマーモードスイッチ53、モード指令を解除する取消スイッチ54、及び、各種情報を表示する表示パネル55が設けられている。又、小バーナ1bに対応する前記設定パネル50bには、炊飯モードを指令する炊飯スイッチ56、モード指令を解除する取消スイッチ57、各種情報を表示する表示パネル58が設けられている。
前記各設定入力パネル50a,50b,50cにおける各スイッチにて設定される各調理モードについて説明を加える。前記設定パネル50a,50cは同じ構成であるから、標準バーナ1a用の設定入力パネル50aについて説明し、大火力バーナ1cについては説明は省略する。
湯沸かしモードスイッチ51が押し操作されると湯沸しモードが設定される。この湯沸しモードでは、加熱用容器に収納される湯水が沸騰すると標準バーナ1aを自動消火する構成となっている。湯沸しモードを取り消すときは取消スイッチ54を操作する。
揚げ物モードスイッチ52が押し操作されると揚げ物モードが設定される。そして、この揚げ物モードでは、加熱用容器の温度が設定温度になるように標準バーナ1aの燃焼量を調整する構成となっている。揚げ物モードを取り消すときは取消スイッチ54を操作する。
タイマーモードスイッチ53が押し操作されるとタイマーモードが設定される。タイマーモードでは、設定されたタイマー時間が経過すると標準バーナ1aを自動消火する構成となっている。タイマーモードを取り消すときは取消スイッチ54を操作する。
炊飯スイッチ56が押し操作されると、炊飯モードが設定される。この炊飯モードでは、ごはんが炊き上がると小バーナ1bを自動消火する構成となっている。炊飯モードを取り消すときは取消スイッチ57を操作する。
そして、使用者が存在しているか否かを判別する使用者存否判別手段100が備えられ、制御部Hが、バーナの加熱作動中において、ブザー37を間欠的に作動させる加熱状態報知処理を実行するように構成されている。又、前記加熱状態報知処理として、複数のバーナ1a,1b,1cのうちの1つ以上のバーナが加熱作動中で且つ使用者存否判別手段100にて使用者が存在しないことが判別される状態の継続時間が設定時間経過する毎にブザー37を作動させる処理を実行するように構成されている。
さらに、制御部Hは、1つのバーナが加熱中で且つ使用者存否判別手段100にて使用者が存在しないことが判別される状態の継続時間が設定時間経過する毎に間欠的にブザー37を作動させる処理を実行しているときに、他のバーナが加熱作動を開始すると、当該他のバーナの加熱開始に伴って前記継続時間が初期化され、その他のバーナが加熱作動中になったときからの経過時間が設定時間経過する毎にブザー37を作動させる処理を実行する構成となっている。
前記使用者存否判別手段100が、使用者により手動操作部Sに対する手動操作が行われたか否かにより、使用者が存在しているか否かを判別するように構成されている。
具体的には、この使用者存否判別手段100は制御部Hを利用して構成されており、制御部Hが、手動操作部Sにて、点消火スイッチ32のオンオフ操作や回転操作部31における火力調整操作、あるいは、各種のモード設定等、使用者による何らかの手動操作があるか否かにより、使用者が存在しているか否かを判別するように構成されている。
又、制御部Hは、予め設定されている加熱運転条件で前記加熱手段を加熱作動させて自動停止させる自動運転処理を実行可能に構成され、且つ、前記自動運転処理を実行しているときは、前記加熱状態報知処理を実行しないように構成されている。具体的には、上述した炊飯モード、湯沸かしモード、及び、タイマーモードにおいて制御部Hが実行する処理が自動運転処理に対応するものであり、以下の説明において、このような自動運転処理におけるバーナの燃焼作動を自動消火運転という。
さらに、制御部H、前記加熱状態報知処理とは異なる他の報知処理を実行するときは、前記加熱状態報知処理において実行する報知形態とは異なる報知形態にて報知作動を実行すべくブザー37を制御するように構成されている。
以下、制御部Hによる報知処理について具体的な処理内容に対応させながら説明する。
すなわち、電源スイッチ40がオンされ、いずれかの点消火スイッチ32が押し操作されてOFF状態からON状態に切り換えられて点火指令が指令されると、元ガス電磁弁13を開き、対応するバーナについて点火用火力になるように流量制御弁18を開弁させ、点火プラグ7に駆動信号を与えて点火作動させることにより点火処理を実行するが、このとき電源スイッチ40がオンしたときに、1回の短めの報知音(例えば「ピッ」)で報知し、点消火スイッチ32がON状態に切り換わるときにも、同様に短めの1回の報知音で報知する。
点火処理後は、燃焼量調節操作部29にて指令される火力になるように流量制御弁18の開度を調節する。つまり、使用者によりバーナの燃焼量を任意に調節可能である。そして、設定入力パネル50a,50b,50cにていずれかの調理モードが設定されると、設定されたモードで処理を実行する。
湯沸かしモードでは、使用者により任意に調節された燃焼量にて湯沸かしを行っているときに、温度センサ11にて検出される加熱用容器の温度が沸騰判別温度、例えば100℃又はそれに近い温度になり、沸騰状態になっていることを検知すると流量制御弁18を閉弁して該当するバーナを自動消火させる。そして、タイマー時間が終了したことを報知する1回の長めの報知音(例えば、「ピー」)で報知する。
前記揚げ物スイッチ52にて揚げ物モードが指令されると揚げ物モードを実行するが、この揚げ物モードでは、使用者により任意に調節された燃焼量にて加熱用容器を加熱し、加熱用容器の温度が設定温度にまで上昇すると、3回の短めの報知音(例えば、「ピピピッ」)で報知し、その後は、加熱用容器の温度がほぼ設定温度に維持されるようにバーナの燃焼量を調整すべく、流量制御弁18の開度を調整する。
前記タイマーモードスイッチ53にてタイマーモードが指令されるとタイマーモードを実行する。このタイマーモードでは、使用者により任意に調節された燃焼量にて被加熱物を加熱し、設定されたタイマー時間に対して残り時間が30秒になると、3回の短めの報知音で報知し、タイマー時間が経過すると流量制御弁18を閉弁して該当するバーナを自動消火させる。そして、タイマー運転が終了したことを長めの1回の報知音で報知する。
炊飯スイッチ56が操作されて炊飯モードが指令されると、炊飯用として予め設定されている燃焼量にて炊飯を行いごはんが炊き上がると、流量制御弁18を閉弁して小バーナ1bを自動消火させる。そして、炊きあがったことを、3回の短めの報知音で報知する。その後、10分間のむらしが終了すると、そのことを1回の長めの報知音で報知する。
ところで、前記揚げ物モードによる加熱運転及び手動操作による通常の加熱運転を実行しているときには、短時間でバーナを自動消火させる処理は行われないが、バーナの燃焼継続時間が2時間を越えると、安全対策として強制的に消火するようになっている。
次に、図8及び図9のフローチャートに基づいて、前記加熱状態報知処理について説明する。
尚、この処理において対象となるバーナとしては、標準バーナ1a、小バーナ1b及び高火力バーナ1cであり、グリルバーナ2は含まない。詳述はしないが、このガスコンロでは、グリルを用いて加熱調理を行う場合には、予め設定された時間が経過すると自動的にグリルバーナを消火させる形態で使用されるものであるから、加熱状態であることを使用者に報知する必要がないからである。
いずれかの点消火スイッチ32がオンすると、報知運転用のタイマーを初期化する(ステップ1、2)。そして、いずれかのバーナが燃焼中であること、いずれのバーナに対しても前記回転操作部を操作することによる火力変更操作が行われていないこと、いずれのバーナに対しても加熱用容器の持ち上げ動作が行われていないこと、いずれのバーナに対しても設定パネルに対する操作が行われていないこと、他の点消火スイッチ32がオン操作されていないこと、燃焼中のバーナが自動消火運転のみを行っていないことの各報知用条件が成立している状態で、報知運転用のタイマーによる計時を行い、タイマーのカウント値が設定時間の一例としての5分を越えると、ブザー37を作動させる(ステップ3〜11)。このときのブザー37の報知音は上記したような他の報知処理の報知音とは異なる報知音、具体的には、3回の長めの報知音(例えば、「ピッーピッーピッー」)で報知する。
上記各条件のうち、燃焼中のバーナが自動消火運転のみを行っていないこと、というのは、燃焼中のバーナが、炊飯モード、湯沸かしモード、タイマーモードのいずれかの運転モードだけで加熱運転を実行していないこと、言い換えると、燃焼中のバーナのうちの少なくとも1つ以上のバーナが、炊飯モード、湯沸かしモード、タイマーモード以外の運転モード、つまり、前記揚げ物モードによる加熱運転を実行しているか、又は、手動操作にて、バーナの点火処理、加熱量調整処理、及び、消火処理を行う通常の加熱運転を実行していることである。
報知運転用のタイマーのカウント値が、複数のバーナのうちの1つ以上のバーナが加熱作動中で且つ使用者存否判別手段100にて使用者が存在しないことが判別される状態の継続時間に対応することになり、前記継続時間としてのカウント値が設定時間(5分)経過する毎にブザー37を作動させる処理を実行することになる。
そして、ブザー37を作動させた後は、報知運転用のタイマーを初期化して(ステップ12)、全ての点消火スイッチ32がオフ状態になっていなければ、ステップ3〜13の処理を繰り返し実行する(ステップ13)。従って、上記した各条件が成立している状態、言い換えると、いずれかのバーナが燃焼中で且つ使用者が存在していない状態であって、しかも、自動消火させる運転を実行していない状態が継続すると、報知運転用のタイマーの計時を継続して実行し、報知運転用のタイマーのカウント値が5分に達する毎に間欠的にブザー37を作動させる処理を繰り返し実行することになる。
上記したような複数の報知用条件のうちのいずれか1つ以上の条件が成立していなければ、ブザー37を作動させることなく報知運転用のタイマーを初期化し(ステップ3〜8、12)、全ての点消火スイッチ32がオフ状態になっていなければ、ステップ3〜12の処理を繰り返し実行する(ステップ13)。
尚、前記設定時間としては5分に限定されるものではなく、5分よりも長い時間に設定したり、5分よりも短い時間に設定して実施してもよい。
上記各報知用条件のうち、いずれのバーナに対しても前記回転操作部31を操作することによる火力変更操作が行われていないこと、いずれのバーナに対しても設定入力パネル50a,50cに対する操作が行われていないこと、の各報知用条件は、使用者により手動操作部Sに対する手動操作が行われたか否かを判別するための条件である。又、いずれのバーナに対しても加熱用容器の持ち上げ動作が行われていないこと、という条件は、容器検出スイッチ10の検出情報に基づいて判別されることになるが、この条件は、被加熱物に対する手動操作により使用者の存否を判別するための条件である。
従って、この実施形態では、使用者存否判別手段100が、使用者により手動操作部Sに対する手動操作が行われたか否かを判別するための条件に加えて、いずれのバーナに対しても使用者にて加熱用容器の持ち上げ動作が行われているか否かという条件を用いて、使用者が存在しているか否かを判別する構成となっているが、いずれのバーナに対しても使用者にて加熱用容器の持ち上げ動作が行われているか否かという条件を用いないで使用者が存在しているか否かを判別する構成としてもよい。
又、燃焼中のバーナが自動消火運転のみを行っていないこと、という各報知用条件が成立していない場合に報知運転用のタイマーを初期化するようにしているのは、燃焼中のバーナが自動消火運転のみを行っているときは、予め設定されている調理用時間が経過すると自動で消火させるようにバーナを制御して、燃焼中のバーナが全て消火されるものであるから、使用者にバーナが加熱状態であることを報知する必要がないからである。
そして、前記報知用条件の1つとして、他の点消火スイッチ32がオン操作されていないことを条件としているが、この条件があることにより、1つのバーナが燃焼中であり、そのことにより報知運転用のタイマーにて計時しているときに、別のバーナに対する点消火スイッチ32がオン操作されると、そのときに報知運転用のタイマーが初期化されて新たな計時を開始して、別のバーナが加熱作動中になったときからの経過時間が設定時間経過する毎にブザー37を作動させる処理を実行する構成となっている。
そして、前記炊飯モード、前記湯沸かしモード、前記タイマーモード、及び、前記揚げ物モードの夫々において制御部Hが実行する報知処理が、前記加熱状態報知処理とは異なる他の報知処理に対応する。
〔第2実施形態〕
この実施形態は、制御部Hによる前記加熱状態報知処理の制御構成が異なるが、それ以外の構成は、第1実施形態と同様であるから、第1実施形態と異なる点についてのみ以下に説明する。
すなわち、この実施形態では、第1実施形態のように使用者が存在しているか否かを判別して、その判別結果に基づいて報知手段を作動させるときの条件を定めるのではなく、制御部Hは、前記加熱状態報知処理として、複数の加熱手段のうちの1つ以上の加熱手段が加熱作動中で且つその加熱作動中になったときからの経過時間が設定時間経過する毎に前記報知手段を作動させる処理を実行するように構成されている。
すなわち、この実施形態では、前記加熱状態報知処理として、複数の加熱手段としての複数のバーナ1a,1b,1cのうちの1つ以上のバーナが加熱作動中で且つその加熱作動中になったときからの経過時間が設定時間経過する毎に間欠的にブザー37を作動させる処理を実行する構成である。しかも、1つのバーナが加熱中で且つその加熱作動中になったときからの経過時間が設定時間経過する毎に間欠的にブザー37を作動させる処理を実行しているときに、他のバーナが加熱作動を開始すると、当該他のバーナの加熱開始に伴って前記経過時間が初期化され、当該他のバーナが加熱作動中になったときからの経過時間が設定時間経過する毎にブザー37を作動させる処理を実行する構成である。
以下、図10のフローチャートに基づいて、前記加熱状態報知処理について具体的に説明する。
いずれかの点消火スイッチ32がオンすると、報知運転用のタイマーを初期化する(ステップ20、21)。そして、いずれかのバーナが燃焼しており、且つ、他の点消火スイッチ32がオン操作されていない状態で、報知運転用のタイマーによる計時を行い、報知運転用のタイマーのカウント値が設定時間の一例としての5分を越えると、ブザー37を作動させる(ステップ22〜26)。そして、ブザー37を作動させた後は、報知運転用のタイマーを初期化して(ステップ27)、全ての点消火スイッチ32がオフ状態になっていなければ、ステップ22〜27の処理を繰り返し実行する(ステップ28)。
いずれのバーナも燃焼していない状態になるか、又は、他の点消火スイッチ32がオン操作された場合には、ブザー37を作動させることなく報知運転用のタイマーを初期化し(ステップ22、23、27)、全ての点消火スイッチ32がオフ状態になっていなければ、ステップ22〜27の処理を繰り返し実行する(ステップ28)。
〔別実施形態〕
以下、別実施形態を列記する。
(1)上記第1実施形態では、複数の加熱手段を対象として前記加熱状態報知処理を実行する構成としたが、このような構成に代えて1つの加熱手段を備える構成として、その1つの加熱手段の加熱作動中で且つ使用者存否判別手段にて使用者が存在しないことが判別される状態の継続時間が設定時間経過する毎に報知手段を作動させる処理を実行するように構成してもよい。
(2)上記第1実施形態では、前記使用者存否判別手段が、使用者により手動操作部に対する手動操作が行われたか否かにより使用者が存在しているか否かを判別する構成としたが、このような構成に限らず、例えば、前記手動操作部に対して手動操作可能な位置に使用者が存在しているか否かを検出する人体存否センサを備えておき、その人体存否センサの検出結果に基づいて使用者が存在しているか否かを判別する構成としてもよい。
(3)上記第1実施形態では、前記加熱状態報知処理を実行するにあたり、1つの加熱手段が加熱中で且つ使用者存否判別手段にて使用者が存在しないことが判別される状態の継続時間が設定時間経過する毎に報知手段を作動させる処理を実行しているときに、他の加熱手段が加熱作動を開始すると、当該他の加熱手段の加熱開始に伴って前記継続時間が初期化され、その他の加熱手段が加熱作動中になったときから前記継続時間の計時を開始する構成としたが、このような構成に代えて次のように構成してもよい。
すなわち、1つの加熱手段が加熱中で且つ使用者存否判別手段にて使用者が存在しないことが判別される状態の継続時間が設定時間経過する毎に報知手段を作動させる処理を実行しているときに、他の加熱手段が加熱作動を開始しても、当該他の加熱手段の加熱開始を無視して前記継続時間を引き続き計測するようにして、前記1つの加熱手段による加熱作動に基づく報知作動を継続して実行するようにしてもよい。
(4)上記第1実施形態では、予め設定されている加熱運転条件で加熱手段を加熱作動させて自動停止させる自動運転処理を実行可能に構成され、且つ、その自動運転処理を実行しているときは前記加熱状態報知処理を実行しない構成としたが、このような構成に限らず、自動運転処理を実行しているときであっても前記加熱状態報知処理を実行する構成としてもよい。
(5)上記第2実施形態では、前記加熱状態報知処理を実行するにあたり、1つの加熱手段が加熱中で且つその加熱作動中になったときからの経過時間が設定時間経過する毎に報知手段を作動させる処理を実行しているときに、他の加熱手段が加熱作動を開始すると、当該他の加熱手段の加熱開始に伴って前記経過時間が初期化され、その他の加熱手段が加熱作動中になったときからの経過時間の計時を開始する構成としたが、このような構成に代えて次のように構成してもよい。
すなわち、1つの加熱手段が加熱中で且つその加熱作動中になったときからの経過時間が設定時間経過する毎に報知手段を作動させる処理を実行しているときに、他の加熱手段が加熱作動を開始しても、当該他の加熱手段の加熱開始を無視して前記継続時間を引き続き計測するようにして、前記1つの加熱手段による加熱作動に基づく報知作動を継続して実行するようにしてもよい。
(6)上記各実施形態では、音発生式の報知手段としてブザーを用いる構成とし、異なる報知形態として、発生音の長さや回数を異ならせる構成としたが、このような構成として、報知手段としてスピーカを備えて、例えば「バーナが燃焼中です」というような音声情報により報知するような構成としてもよく、例えば、タイマー運転が終了したときには、「タイマー運転が終了しました」というように、異なる報知形態として、発生する音声の内容を異ならせるようにしてもよい。
又、前記加熱状態報知処理とは異なる他の報知処理を実行するときに、前記加熱状態報知処理において実行する報知形態とは異なる報知形態にて報知作動を実行する構成に限らず、同じ報知形態にて報知作動を実行するようにしてもよい。
(7)上記各実施形態では、加熱調理器としてガスを燃料としたバーナを用いたガスコンロで説明したが、加熱手段として電気ヒータや誘導加熱手段等を用いた加熱調理器であってもよい。
加熱調理器の斜視図 加熱調理器の制御構成を示すブロック図 流量制御弁の構成を示す図 流量制御弁の要部を示す図 点消火指令部及び燃焼量調節操作部の構成を示す図 点消火指令部及び燃焼量調節操作部の操作状態を説明する図 設定入力パネルの正面図 制御動作のフローチャート 制御動作のフローチャート 制御動作のフローチャート
符号の説明
1a,1b、1c 加熱手段
37 報知手段
100 使用者存否判別手段
H 運転制御手段
S 手動操作部

Claims (6)

  1. 被加熱物を加熱する加熱手段と、音発生式の報知手段と、運転を制御する運転制御手段とが備えられ、
    前記運転制御手段が、前記加熱手段の加熱作動中において、前記報知手段を間欠的に作動させる加熱状態報知処理を実行するように構成されている加熱調理器であって、
    使用者が存在しているか否かを判別する使用者存否判別手段が備えられ、
    前記運転制御手段が、前記加熱状態報知処理として、
    前記加熱手段の加熱作動中で且つ前記使用者存否判別手段にて使用者が存在しないことが判別される状態の継続時間が設定時間経過する毎に前記報知手段を作動させる処理を実行するように構成されている加熱調理器。
  2. 前記加熱手段が複数設けられ、
    前記運転制御手段が、前記加熱状態報知処理として、
    複数の加熱手段のうちの1つ以上の加熱手段が加熱作動中で且つ前記使用者存否判別手段にて使用者が存在しないことが判別される状態の継続時間が設定時間経過する毎に前記報知手段を作動させる処理を実行するように構成されている請求項1記載の加熱調理器。
  3. 手動操作にて加熱運転用の情報を指令する手動操作部が設けられ、
    前記使用者存否判別手段が、前記使用者により前記手動操作部に対する手動操作が行われたか否かにより、使用者が存在しているか否かを判別するように構成されている請求項1又は2記載の加熱調理器。
  4. 前記運転制御手段が、
    予め設定されている加熱運転条件で前記加熱手段を加熱作動させて自動停止させる自動運転処理を実行可能に構成され、且つ、
    前記自動運転処理を実行しているときは、前記加熱状態報知処理を実行しないように構成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  5. 前記運転制御手段が、
    前記加熱状態報知処理とは異なる他の報知処理を実行するときは、前記加熱状態報知処理において実行する報知形態とは異なる報知形態にて報知作動を実行すべく前記報知手段を制御するように構成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  6. 被加熱物を加熱する加熱手段と、音発生式の報知手段と、運転を制御する運転制御手段とが備えられ、
    前記運転制御手段が、前記加熱手段の加熱作動中において、前記報知手段を間欠的に作動させる加熱状態報知処理を実行するように構成されている加熱調理器であって、
    前記加熱手段が複数設けられ、
    前記運転制御手段が、前記加熱状態報知処理として、
    複数の加熱手段のうちの1つ以上の加熱手段が加熱作動中で且つその加熱作動中になったときからの経過時間が設定時間経過する毎に前記報知手段を作動させる処理を実行するように構成されている加熱調理器。
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