JP4738294B2 - 調理用加熱装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被加熱物を加熱し且つその加熱量を調節自在な加熱手段と、調理者に対する報知を行う報知手段と、タイマ運転を設定するタイマ運転設定手段と、温度維持運転を設定する温度維持運転設定手段と、前記被加熱物の温度を検出する温度検出手段と、前記加熱手段の加熱作動及び前記報知手段の報知作動を制御する制御手段とが設けられ、前記制御手段が、前記タイマ運転設定手段にて前記タイマ運転が設定されると、計時開始時から変更設定自在な設定タイマ時間が経過すると前記加熱手段の加熱作動を停止するタイマ消火処理、及び、前記温度維持運転設定手段にて前記温度維持運転が設定されると、前記温度検出手段の検出温度に基づいて、前記被加熱物の温度が設定維持温度になるように前記加熱手段の加熱量を調節する温度維持処理を実行するように構成された調理用加熱装置に関する。
上記加熱調理器の従来例として、前記制御手段が、前記温度維持運転設定手段にて前記温度維持運転が設定されると、前記温度維持処理を実行し、前記タイマ運転設定手段にて前記タイマ運転が設定されると、前記タイマ消火処理を実行するように構成されたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
説明を加えると、被加熱物の温度を設定維持温度に維持すべく前記温度維持運転が設定された場合には前記温度維持処理が実行されることにより、前記制御手段は、前記温度検出手段の検出温度に基づいて、前記被加熱物の温度が設定維持温度になるように前記加熱手段の加熱量を調節する形態で前記加熱手段の加熱作動を継続させる。また、被加熱物の調理内容に応じた設定タイマ時間による前記タイマ運転が設定された場合には前記タイマ消火処理が実行されることにより、加熱作動開始時等の計時開始時から前記設定タイマ時間が経過すると前記加熱手段の加熱作動を停止するようになっている。
なお、特許文献1には明記されていないが、上記従来のものでは、前記制御手段は、前記タイマ消火処理により前記加熱手段の加熱作動を停止する場合には、計時開始時から前記設定タイマ時間が経過する直前に、ブザー等で構成される発音式の報知手段を作動させて、調理者に対して、加熱手段の加熱作動が停止することを報知するように構成されている。
特開2006−029710号公報
ところで、温度維持運転は、例えば、揚げ物料理である天ぷら、焼き物料理であるホットケーキ等を調理する場合に設定される。温度維持運転を設定することで、鍋やフライパンといった被加熱物の温度を設定維持温度に保ちながら調理対象を加熱することができるので、加熱手段の加熱量を調節操作する煩わしさが解消され、調理作業の軽減を図ることができる。
そして、温度維持運転を設定して加熱調理する調理対象のなかには、調理対象の加熱調理を開始してから終了するまでの間における特定のタイミングで、何らかの調理作業を行うものがある。例えば、ホットケーキを調理する場合には、適温に維持されたフライパンに生地を流し込んでから所定時間経過した後に裏返す作業が必要である。
しかしながら、従来の加熱調理器であると、温度維持運転を設定して加熱調理する場合に、上述した加熱調理を開始してから所定時間が経過した後に行う必要のある調理作業を忘れてしまい、適切な時期に行うことができず調理を失敗する虞があった。また、このような失敗を防止するため、温度維持運転を設定した上で、前記タイマ運転を設定することも考えられるが、温度維持運転とタイマ運転の双方が設定された場合には、上述のように、計時開始時から設定タイマ時間が経過すると加熱手段の加熱作動が停止するので、その後の加熱調理を行う為には、再度、加熱手段の加熱作動を開始させる必要があって面倒であり、また、被加熱物の温度が低下して調理対象が冷めてしまう点で好ましくない。
本発明は上記実状に鑑みて為されたものであって、その目的は、温度維持運転を設定して加熱調理を行っている最中に必要な調理作業を、適切な時期に確実に行うことができる加熱調理器を提供する点にある。
本発明にかかる調理用加熱装置は、被加熱物を加熱し且つその加熱量を調節自在な加熱手段と、調理者に対する報知を行う報知手段と、タイマ運転を設定するタイマ運転設定手段と、温度維持運転を設定する温度維持運転設定手段と、前記被加熱物の温度を検出する温度検出手段と、前記加熱手段の加熱作動及び前記報知手段の報知作動を制御する制御手段とが設けられ、前記制御手段が、前記タイマ運転設定手段にて前記タイマ運転が設定されると、計時開始時から変更設定自在な設定タイマ時間が経過すると前記加熱手段の加熱作動を停止するタイマ消火処理、及び、前記温度維持運転設定手段にて前記温度維持運転が設定されると、前記温度検出手段の検出温度に基づいて、前記被加熱物の温度が設定維持温度になるように前記加熱手段の加熱量を調節する温度維持処理を実行するように構成されたものであって、
その第1特徴構成は、前記制御手段が、前記温度維持運転設定手段にて前記温度維持運転が設定され、かつ、前記タイマ運転設定手段にて前記タイマ運転が設定されると、前記温度維持処理、及び、計時開始時から設定タイマ時間が経過すると前記報知手段を作動させ且つ前記加熱手段の加熱作動を継続するタイマ報知処理を実行するように構成されている点にある。
本発明の第1特徴構成によると、温度維持運転とタイマ運転の双方が設定されている場合には、計時開始から設定タイマ時間が経過するとタイマ報知処理が実行されて、報知手段が作動し、且つ加熱手段の加熱作動が継続するので、調理者は、報知手段による報知を認識して調理対象に対する調理作業を確実に行いうことができ、その後も、調理対象について加熱調理をそのまま続けることができる。
例えば、ホットケーキの表面を焼く時間として適切な時間を設定タイマ時間として設定しておけば、加熱開始時等の計時開始時からの経過時間が設定タイマ時間に達した時点で、報知手段が作動するので、調理者は、報知手段による報知を認識して調理対象のホットケーキを適切な時期に確実に裏返すことができる。そして、ホットケーキを裏返した後も、ホットケーキの裏面についての加熱調理をそのまま続けることができる。
このように、本発明の第1特徴構成によると、温度維持運転を設定して加熱調理を行っている最中に必要な調理作業を、適切な時期に確実に行うことができる加熱調理装置を得るに至った。
本発明の第2特徴構成は、本発明の第1特徴構成において、前記加熱手段の加熱作動を停止する消火動作を設定するタイマ動作設定手段が設けられ、
前記制御手段が、前記温度維持運転設定手段にて前記温度維持運転が設定されかつ前記タイマ運転設定手段にて前記タイマ運転が設定され、且つ、前記タイマ動作設定手段にて前記タイマ運転における動作が前記消火動作に設定されたときには、前記温度維持処理、及び、前記タイマ消火処理を実行するように構成されている点にある。
本発明の第2特徴構成によると、制御手段は、タイマ動作設定手段にてタイマ運転における動作を加熱作動を停止する消火動作に設定すれば、温度維持運転設定手段にて温度維持運転が設定され、かつ、タイマ運転設定手段にてタイマ運転が設定されたときには、温度維持処理、及び、タイマ消火処理を実行するので、調理者が、温度維持運転及びタイマ運転を設定し、加えて、タイマ動作設定手段にてタイマ運転における動作を消火動作に設定すれば、温度維持処理及びタイマ消火処理が実行される。したがって、温度維持運転による加熱作動を計時開始時から設定タイマ時間が経過した時点で停止させるようにすることができ、調理対象を設定タイマ時間だけ温度維持運転により加熱調理することも可能となる。つまり、温度維持運転とタイマ運転の双方を設定した場合のタイマ運転の動作内容を調理対象に応じて選択でき、使い勝手のよいものとなる。
このように、本発明の第2特徴構成によると、温度維持運転を設定して加熱調理を行っている場合に、その加熱調理を適切な時期に停止することができ、使い勝手のよい加熱調理装置を得るに至った。
本発明の第3特徴構成は、本発明の第1又は第2特徴構成において、前記制御手段が、前記タイマ消火処理において、前記計時開始時から前記設定タイマ時間が経過すると、前記報知手段を設定報知時間だけ作動させるように構成され、かつ、前記タイマ報知処理において、前記報知手段を報知解除条件が成立するまで継続して作動させるように構成されている点にある。
本発明の第3特徴構成によると、タイマ消火処理により報知手段が作動する場合は、計時開始時から設定タイマ時間が経過した時に報知作動が開始し、設定報知時間だけ報知作動してから、その報知作動が自動的に終了することになるが、タイマ報知処理により報知手段が作動する場合は、計時開始時から設定タイマ時間が経過した時に報知作動が開始し、報知解除条件が成立するまで報知作動が継続することになる。
つまり、タイマ報知処理により報知手段が作動する場合は、報知解除条件が成立するまで報知作動は停止しないので、報知解除条件を適切に設定しておくことで、加熱手段の加熱作動が継続しているのにも拘わらず、調理者が報知手段による報知を認識した時点でタイマ消火処理により自動的に加熱手段の加熱作動が停止するだろうと思い違いを起こすことがあったあり、調理者が報知手段による報知を一時的に聞き取ることができないようなことがあったとしても、報知解除条件が成立するまで継続する報知作動により、調理者に加熱手段の加熱作動が継続している状態であり、調理作業を行う時期であることを、気付かせるようにすることができる。したがって、調理者は、加熱手段の加熱作動が継続していることに気付いて、何らかの調理作業を適確に行うことができる。
このように、本発明の第3特徴構成によると、温度維持運転を設定して加熱調理を行っている最中に必要な調理作業を適切な時期に一層確実に行うことができる加熱調理器を得るに至った。
本発明の第4特徴構成は、本発明の第3特徴構成において、人為操作により調理状態が変更されたことを検出する調理状態変更検出手段が備えられ、前記制御手段が、前記調理状態変更検出手段の検出情報に基づいて、前記報知解除条件が成立することを判別するように構成されている点にある。
本発明の第4特徴構成によると、継続する報知手段の報知作動を認識した調理者が、加熱手段の加熱量を調節したり、被加熱物を裏返す等の調理に必要な何らかの人為操作をすれば、調理状態が変更されたことが調理状態変更検出手段にて検出されて、報知手段の報知作動が自動的に停止することになる。したがって、調理者が報知手段の報知作動を認識して、必要な調理作業を行うだけで、継続作動している報知手段の報知作動を停止させることができ、報知手段の報知作動を停止させるための別途の操作をする必要がないので、調理作業を円滑に行うことができる。
このように、本発明の第4特徴構成によると、温度維持運転を設定して加熱調理を行っている最中に必要な調理作業を、適切な時期に確実に、しかも、円滑に行うことができる加熱調理器を得るに至った。
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態を説明する。
図1及び図2に加熱調理器としてのガスコンロを示している。このガスコンロは、グリル部3を備えたビルトインタイプのガスコンロにて構成されており、3つのコンロバーナ1a,1b,1c、及び、グリルバーナ2を備えている。3つのコンロバーナ1a,1b,1cは標準バーナ1aと、小バーナ1bと、高火力バーナ1cとによって構成されている。これらのバーナのうち、標準バーナ1aと高火力バーナ1cとが本発明の加熱手段に相当する。
図1に示すように、グリル部3の燃焼排ガスを排気するためのグリル排気口4が形成され、ガラス製のトッププレート5にてガスコンロ上面が覆われており、このトッププレート5の上部に、3つのコンロバーナ1a,1b,1cの夫々に対応して鍋などの加熱用容器(本発明の被加熱物に相当)を載置する五徳6が載置支持されている。又、各バーナ1a、1b、1c夫々の火力、並びに、グリルバーナ2の点消火状態を表示する天面表示部70が設けられている。
この天面表示部70は、標準バーナ1a、小バーナ1b及び高火力バーナ1c夫々に対応する3個の天面火力表示部71と、グリルバーナ2に対応するグリル燃焼表示部73とから構成されている。又、ガスコンロ前側面には、各バーナの点火及び消火や火力調節と各種の設定とを指令する手動操作部S及び自動復帰型の押し操作式の電源スイッチ40が設けられている。
図2に示すように、マイクロコンピュータを備えて各種の制御を実行するように構成された制御部H(本発明の制御手段に相当)が、手動操作部Sにて指令された運転状態に基づいて、標準バーナ1a、小バーナ1b及び高火力バーナ1cとグリルバーナ2を制御するように構成されている。そして、標準バーナ1a、小バーナ1b及び高火力バーナ1cの夫々には、点火プラグ7及び着火状態を検出する熱電対8が設けられており、グリルバーナ2は上面バーナ2aと左右一対の下面バーナ2b,2cとを備えた両面バーナにて構成されて、上面バーナ2a及び左右一対の下面バーナ2b,2cの夫々にも点火プラグ7及び着火状態を検出するための熱電対8等が備えられている。
標準バーナ1a及び高火力バーナ1cの夫々には、下端側が固定された状態で上下方向に移動自在で且つ図示しないバネにより上方に復帰付勢されて自由状態では上方に突出する突出状態となり、五徳6に載置される加熱用容器の底部が接当するのに伴って押し下げられる上下移動部9が設けられている。又、この上下移動部9の下方側には、上下移動部9が下方に押し下げられる位置になるとオン状態になり、上下移動部9が上方に突出する位置になるとオフ状態になる容器検出スイッチ10が設けられ、この容器検出スイッチ10の検出情報に基づいて、制御部Hが、バーナが燃焼しているときに、容器検出スイッチ10がオン状態からオフ状態に切り換わったり、オフ状態からオン状態に切り換わったことが検出されると、加熱用容器が使用者により持ち上げ操作されたことを判別する構成となっている。
そして、標準バーナ1a、小バーナ1b及び高火力バーナ1cの夫々に対応する上下可動部9の上端部には、加熱用位置に位置する加熱用容器の温度を検出する温度検出手段としての温度センサ11が設けられ、五徳6上に載置された加熱用容器の底部が上下可動部9の上端に接当した状態で、この温度センサ11により加熱用容器の温度を検出するように構成されている。
前記各バーナへのガス供給構成について説明すると、図2に示すように、元ガス供給路12には元ガス電磁弁13が設けられ、この元ガス供給路12から、標準バーナ用分岐路14a、小バーナ用分岐路14b、高火力バーナ用分岐路14c、グリルバーナ用分岐路14dの4系統に分岐しており、グリルバーナ2へのグリルバーナ用分岐路14dは、さらに、上面バーナ用の分岐路と下面バーナ用分岐路とに分岐してそれらの分岐路には夫々、オリフィスof付きの流路15と開閉式電磁弁16を備えたバイパス路17が設けられている。そして、標準バーナ用分岐路14a、小バーナ用分岐路14b、高火力バーナ用分岐路14c、及び、グリルバーナ用分岐路14dの夫々には、ステッピングモータ19(図4参照)の駆動によってガス量を調整して各バーナの燃焼量(火力)を調整する流量制御弁18が備えられている。
この流量制御弁18は、図3に示すように、駆動源としてのステッピングモータ19と、このステッピングモータ19の回転操作をスライド移動操作に変更させるネジ送り式の移動操作機構20と、ガス通過用の挿通孔21が形成されたスライド閉子22と、複数のガス通過用の調整孔23を形成した流量調整板24等を備えて構成されている。そして、前記スライド閉子22と流量調整板24とによってガス量を変更可能な流量調整部25が構成されている。つまり、ガス流路を遮蔽する状態でスライド閉子22と流量調整板24とがバネ26によって圧接される状態で相対的にスライド自在に設けられ、ステッピングモータ19を駆動することでスライド閉子22をスライド移動させながら、図4に示すように、スライド閉子22に形成された挿通孔21が流量調整板24の調整孔23と重なり合う面積合計を変更させることで、バーナへのガス供給量を変更調整自在な構成となっている。尚、前記スライド閉子22のスライド移動量はスライド移動検出センサ27によって検出される構成となっている。
次に、前記手動操作部Sの構成について説明する。
図1及び図6に示すように、ガスコンロ前側面には、手動操作部Sとして、標準バーナ1a、小バーナ1b及び高火力バーナ1cの夫々に対応して、点火指令を指令する点火指令状態と消火指令を指令する消火指令状態とに切り換え自在な人為操作式の点消火指令部28、前記各バーナ1a,1b,1cの燃焼量(火力に相当する)の調節を指令する人為操作式の燃焼量調節操作部29、及び、前記各バーナ1a,1b,1cの調理モードの設定を指令する設定入力パネル50a、50b、50cが設けられ、並びに、グリルバーナ2に対して、点火及び消火や火力調整を指令するための設定入力パネル60も設けられている。
上記したような3つの点消火指令部28及び3つの燃焼量調節操作部29は同じ構成であるから、そのうちの標準バーナ1aに対する点消火指令部28及び燃焼量調節操作部29を代表として構成を以下に説明し、他のものについては説明を省略する。
図5及び図6に示すように、点火指令及び消火指令を指令する押し操作式の点消火スイッチ32がガスコンロの前面パネル38の内部に設けられ、前面パネル38に形成した挿通孔39を通して裏面側から挿通する状態で円筒状の回転操作部31が設けられている。そして、この回転操作部31は、その回転軸心方向の移動により、前記点消火スイッチ32を消火指令を指令する消火指令状態に操作する消火指令用に押し込み位置と、その押し込み位置よりも突出して点消火スイッチ32を点火指令を指令する点火指令状態に操作する点火指令用の突出位置とに切り換え自在に構成され、且つ、前記突出位置にて前記燃焼量を調整すべく回転操作自在に構成されている。
説明を加えると、回転操作部31は、押し操作される毎に回転軸心方向に移動して、図示しない位置保持機構によって、前面パネル38とほぼ面一になる押し込み位置(図5(イ)参照)と前方に突出する突出位置(図5(ロ)参照)とに切り換え自在に構成され、回転操作部31が前記突出位置に切り換えられているときに、正転方向及び逆転方向の夫々にその軸心周りで回動操作可能となるように構成されている。そして、この回転操作部31が押し込み位置に切り換えられると、それに伴って点消火スイッチ32がOFF(オフ)状態となり、回転操作部31が突出位置に切り換えられるとそれに伴って点消火スイッチ32がON(オン)状態となるように連動して切り換わる構成となっている。
図2に示すように、この点消火スイッチ32の切り換え信号は制御部Hに入力されており、制御部Hはこの点消火スイッチ32がON状態に切り換わると標準バーナ1aに対する点火作動を開始し、OFF状態に切り換わると標準バーナ1aの燃焼作動を停止するように構成されている。つまり、前記回転操作部31及び点消火スイッチ32により、点消火指令部28が構成されている。
又、前面パネル38の内部には、回転操作部31の回転操作に伴って燃焼量を指令するための信号を出力するロータリーエンコーダ33が設けられ、制御部Hは、このロータリーエンコーダ33からの信号に基づいて、回転操作部31の回転操作量に対応した燃焼量の設定が行われるように構成されている。つまり、回転操作部31及びロータリーエンコーダ33により燃焼量調節操作部29が構成されている。
図1及び図6に示すように、前記前面パネル38の外面側において前記各回転操作部31の周囲には火力を表示する複数のLEDランプ35を並べる状態で火力を表示する前面火力表示部36が設けられている。この前面火力表示部36は複数のLEDランプ35をレベルメータとして用いて、回転操作部31にて設定された燃焼量(火力)の大きさを表示する構成となっている。
前記制御部Hは、図2に示すように、標準バーナ1a、小バーナ1b及び高火力バーナ1c夫々に対応する回転操作部31にて設定された燃焼量に対応する燃料供給量になるように標準バーナ1a、小バーナ1b及び高火力バーナ1c夫々に対する流量制御弁18の作動を制御するように構成されている。
そして、このガスコンロには報知手段としてのブザー37が備えられており、制御部Hは、各種の報知情報をこのブザー37により報知するように構成されている。
図7に示すように、前記標準バーナ1a及び高火力バーナ1c夫々に対応する前記設定パネル50a,50cには、湯沸しモードを指令する湯沸しモードスイッチ51、揚げ物モードを指令する揚げ物モードスイッチ52、タイマモードを指令するタイマモードスイッチ53、モード指令を解除する取消スイッチ54、及び、各種情報を表示する表示パネル55が設けられている。また、小バーナ1bに対応する前記設定パネル50bには、炊飯モードを指令する炊飯スイッチ56、モード指令を解除する取消スイッチ57、各種情報を表示する表示パネル58が設けられている。
前記各設定入力パネル50a,50b,50cにおける各スイッチにて設定される各調理モードについて説明を加える。前記設定パネル50a,50cは同じ構成であるから、標準バーナ1a用の設定入力パネル50aについて説明し、大火力バーナ1cについては説明は省略する。
湯沸かしモードスイッチ51が押し操作されると湯沸しモードが設定される。この湯沸しモードでは、加熱用容器に収納される湯水が沸騰すると標準バーナ1aを自動消火する構成となっている。湯沸しモードを取り消すときは取消スイッチ54を操作する。
炊飯スイッチ56が押し操作されると、炊飯モードが設定される。この炊飯モードでは、ごはんが炊き上がると小バーナ1bを自動消火する構成となっている。炊飯モードを取り消すときは取消スイッチ57を操作する。
揚げ物モードスイッチ52が押し操作されると揚げ物モードが設定される。そして、この揚げ物モードでは、加熱用容器の温度が設定維持温度になるように標準バーナ1aの燃焼量を調整する構成となっている。つまり、揚げ物モードは、本発明の温度維持運転に相当し、揚げ物モードスイッチ52は、本発明の温度維持運転設定手段として機能する。揚げ物モードを取り消すときは取消スイッチ54を操作する。
タイマモードスイッチ53は、変更設定自在な設定タイマ時間を変更設定するタイマ時間設定手段としての増加設定用のアップスイッチ53a及び減少設定用のダウンスイッチ53bで構成されている。また、アップスイッチ53a又はダウンスイッチ53bのいずれかが押し操作されるとタイマモードが設定される。つまり、アップスイッチ53a及びダウンスイッチ53bは本発明のタイマ運転設定手段として機能する。タイマモードを取り消すときは取消スイッチ54を操作する。
揚げ物モードとタイマモードが重複設定されている状態で、アップスイッチ53a及びダウンスイッチ53bの双方を同時に押し操作(以下では、タイマ動作切換操作ともいう。)すると、タイマモードの動作をアラームモードから消火モードに切換えることができ、いずれのタイマモードが設定されているかの設定状態が表示部55に表示されるように構成されている。つまり、アップスイッチ53a及びダウンスイッチ53bは本発明のタイマ動作設定手段として機能する。
以下、制御部Hの制御動作について詳しく説明する。
すなわち、電源スイッチ40がオンされ、いずれかの点消火スイッチ32が押し操作されてOFF状態からON状態に切り換えられて点火指令が指令されると、元ガス電磁弁13を開き、対応するバーナについて点火用火力になるように流量制御弁18を開弁させ、点火プラグ7に駆動信号を与えて点火作動させることにより点火処理を実行する
点火処理後は、設定入力パネル50a,50b,50cにていずれの調理モードも設定されていなければ、通常加熱運転処理が実行されて通常モードで動作する。通常モードでは、燃焼量調節操作部29にて指令される火力になるように流量制御弁18の開度を調節する。つまり、使用者によりバーナの燃焼量を任意に調節可能である。そして、設定入力パネル50a,50b,50cにていずれかの調理モードが設定されると、設定されたモードで処理を実行する。
湯沸かしモードスイッチ51が押し操作されて湯沸かしモードが指令されると、湯沸かしモードが設定される。湯沸かしモードでは、湯沸かし運転処理が実行され、使用者により任意に調節された燃焼量にて湯沸かしを行っているときに、温度センサ11にて検出される加熱用容器の温度の温度上昇が緩慢になり、やがて温度上昇が止まり、同じ温度を一定時間・一定回数検出すると沸騰状態になっていると判断し、流量制御弁18を閉弁して該当するバーナを自動消火させる。そして、湯沸かしが終了したことを報知する1回の長めの報知音(例えば、「ピー」)で報知する。
炊飯スイッチ56が操作されて炊飯モードが指令されると、炊飯モードが設定される。炊飯モードでは、炊飯運転処理が実行され、炊飯用として予め設定されている燃焼量にて炊飯を行いごはんが炊き上がると、流量制御弁18を閉弁して小バーナ1bを自動消火させる。そして、炊きあがったことを、3回の短めの報知音で報知する。その後、10分間のむらしが終了すると、そのことを1回の長めの報知音で報知する。
前記揚げ物スイッチ52にて揚げ物モードが指令されると揚げ物モードが設定される。揚げ物モードでは、温度維持処理が実行され、使用者により揚げ物スイッチ52が押し操作される毎に設定維持温度が160度〜200度の間で10度刻みに設定変更できるようになっている。なお、設定維持温度の初期値、すなわち、揚げ物モードを設定したときの設定維持温度は180度となっている。
揚げ物モードで実行される温度維持処理では、加熱用容器の温度が使用者により任意に調節された設定温度になるように、加熱用容器を加熱し、加熱用容器の温度が当該設定温度にまで上昇すると、3回の短めの報知音(例えば、「ピピピッ」)で報知し、その後は、加熱用容器の温度がほぼ設定維持温度に維持されるように該当するバーナの燃焼量を調整すべく、流量制御弁18の開度を調整する。
前記タイマモードスイッチ53にてタイマモードが指令されるとタイマモードが設定される。揚げ物モードが設定されていない状態でタイマモードが指令されると、消火モードのタイマモードが設定され、揚げ物モードが設定されている状態でタイマモードが指令されると、アラームモードのタイマモードが設定されるようになっている。また、揚げ物モードが設定されていない状態でタイマモードが指令されて、消火モードのタイマモードが設定された後に揚げ物モードが設定されると、タイマモードが消火モードからアラームモードに切換わる。つまり、揚げ物モードとタイマモードとが重複設定される場合は、アラームモードのタイマモードが設定されるようになっている。
さらに、揚げ物モードとタイマモードとが重複設定されてアラームモードのタイマモードが設定された状態でタイマ動作切換操作をすることにより、タイマモードにおける動作をアラームモードから消火モードに強制的に切換えることができるようになっている。
上述したように、揚げ物スイッチ52及びタイマモードスイッチ53による調理モードの設定操作が行われると、夫々の設定操作に対応した調理モードが設定される。以下、図10に示すフローチャートに基づいて、制御部Hが実行する運転形態設定処理によるモード設定動作について詳しく説明する。
図10に示すように、アップスイッチ53a又はダウンスイッチ53bのいずれかが押し操作されてタイマモードが指令されたか否かが判別され(ステップ#1)、また、揚げ物スイッチ52が押し操作されて揚げ物モードが指令されたか否かが判別される(ステップ#2及びステップ#4)。
そして、揚げ物スイッチ52が押し操作されて、アップスイッチ53a及びダウンスイッチ53bのいずれもが押し操作されなければ、揚げ物モードが設定され(ステップ#8)、アップスイッチ53a又はダウンスイッチ53bのいずれかが押し操作され、揚げ物スイッチ52が押し操作されなければ、消火モードのタイマモードが設定される(ステップ#5)。
アップスイッチ53a又はダウンスイッチ53bのいずれかが押し操作されてタイマモードが設定され、かつ、揚げ物スイッチ52が押し操作されて揚げ物モードが設定されると、揚げ物モードとアラームモードのタイマモードが設定され(ステップ#7)、その後、タイマ動作切換操作があった時点で、タイマモードにおける動作が、アラームモードから消火モードに切換えられる(ステップ#6)。
消火モードのタイマモードが設定されると、制御部Hは、計時開始時から設定タイマ時間T1に対して残り時間が30秒になると、3回の短めの報知音(例えば、「ピピピッ」)で報知し、設定タイマ時間T1が経過すると流量制御弁18を閉弁して該当するバーナを自動消火させる。そして、消火モードのタイマ運転が終了したことを、設定報知時間として設定された時間(例えば5秒)の1回の報知音(例えば、「ピー」)で報知する。つまり、消火モードのタイマモードは、本発明のタイマ運転に相当する。
アラームモードのタイマモードが設定されると、制御部Hは、タイマ報知処理を実行し、計時開始時から設定タイマ時間T1が経過すると、3回の短めの報知音(例えば、「ピピピッ」)を繰り返し発生させて、使用者が火力を調節するなどの調理作業をして報知解除条件が成立するまでブザー37を継続して作動させる。
タイマモードの上記計時開始時は、設定対象のバーナについてのバーナ点火指令が指令されるよりも先にタイマモードが設定された場合は、バーナの点火指令が指令された時であり、設定対象のバーナについての点火指令が指令された後にタイマモードが設定された場合は、タイマモードが設定された時となっている。そして、計時開始後にタイマモードが消火モードとアラームモードとの間で切換えられた場合でも、計時は中断せず、制御部Hは、計時開始時からの経過時間によって、切換え後のタイマモードの種別に応じた制御動作を行うことになる。
このように、制御部Hは、揚げ物モードスイッチ52にて揚げ物モードが設定され、かつ、アップスイッチ53a又はダウンスイッチ53bにてタイマモードが設定されると、タイマモードは初期設定として自動的にアラームモードに設定され、温度維持処理、及び、計時開始時から設定タイマ時間T1が経過するとブザー37を作動させ且つ対応するバーナの加熱作動を継続するタイマ報知処理を実行するように構成されている。
また、制御部Hは、揚げ物モードスイッチ52にて揚げ物モードが設定され、かつ、アップスイッチ53a又はダウンスイッチ53bにてタイマモードが設定されたときには、アップスイッチ53a及びダウンスイッチ53bの同時押し操作(タイマ動作切換操作)によりタイマモードにおける動作が消火モードに設定されると、温度維持処理、及び、タイマ消火処理を実行するように構成されている。
揚げ物モード及びタイマモードの設定状態と、実行される各種処理との対応は図8の表のようになる。図9にも示すように、通常モードで動作している状態(いずれの調理モードも設定されていない状態)でタイマモードが設定されると、タイマモードは消火モードにて設定され、揚げ物モードが設定された状態でタイマモードが設定されると、タイマモードはアラームモードにて設定される。
揚げ物モードとタイマモードが重複設定された後は、図9に示すように、所定の操作により制御動作が切換わる。例えば、通常モードにおいてタイマモードが設定されることで、一旦、消火モードでのタイマモードが設定されても、その後に揚げ物モードが設定されると、タイマモードでの制御動作は、アラームモードに変更される。また、揚げ物モード及びタイマモードが重複設定されている場合においてタイマ動作切換操作をすれば、タイマモードでの制御動作はアラームモードから消火モードに変更される。なお、揚げ物モードとタイマモードの双方が設定されているときに取消スイッチ54を操作すると、揚げ物モードとタイマモードの双方が取り消され、タイマモードが設定されない状態での通常モードに移行する。
ちなみに、揚げ物モードによる温度維持処理及び手動操作による通常モードでの通常加熱運転処理を実行しているときには、タイマモードが設定されていなければ、タイマ消火処理による自動消火もタイマ報知処理による報知も行われないが、バーナの燃焼継続時間が2時間を越えると、安全対策として強制的に消火するようになっている。
さらに、制御部Hは、タイマ消火処理において、バーナの点火指令が指令されてから設定タイマ時間T1が経過すると、ブザー37を設定報知時間(5秒)だけ作動させるように構成され、かつ、タイマ報知処理において、ブザー37を報知解除条件が成立するまで継続して作動させるように構成されている。
本実施形態では、アラームモードのタイマモードが設定されたバーナについての設定維持温度の変更操作(揚げ物モードスイッチ52の押し操作)、設定タイマ時間T1の変更(再設定)操作(アップスイッチ53a又はダウンスイッチ53bのいずれかの押し操作)、バーナの燃焼量の変更操作(回転操作部31の回転操作)、加熱用容器の持ち上げ操作、アラームモードから消火モードへのタイマ動作切換操作(アップスイッチ53a又はダウンスイッチ53bの同時押し操作)、被加熱物の裏返し操作(被加熱物の裏返し操作により、温度センサー11が所定温度以上低下した場合)のいずれかの操作が行われたことを報知解除条件としている。
そして、制御部Hは、タイマ報知処理において、調理状態変更検出処理を実行し、上記報知解除条件を発生させる操作具等の人為操作がされたか否かを判別するように構成されている。つまり、本ガスコンロは、人為操作により調理状態が変更されたことを検出する調理状態変更検出手段として、制御部Hが実行するプログラム形式の調理状態変更検出処理が備えられ、制御部Hは、調理状態変更検出処理の処理結果に基づいて、報知解除条件が成立することを判別するように構成されている。
以下に、消火モード及びアラームモードでのタイマモードにおける制御部Hの制御動作について、図11及び図12のフローチャートに基づいて説明する。タイマモードの対象となるバーナとしては、標準バーナ1a、高火力バーナ1c、及び、小バーナ1bであり、グリルバーナ2は含まれない。さらに、タイマモードのうちアラームモードの対象となるバーナとしては、揚げ物モードが設定できる標準バーナ1a及び高火力バーナ1cであり、揚げ物モードが設定できない小バーナ1bは含まれない。
ちなみに、小バーナ1bを対象とするタイマモードは消火モードに相当する制御動作しか行わず、消火モード及びアラームモードによる制御動作を行う標準バーナ1a及び高火力バーナ1cを対象とするタイマモードとは制御動作が異なる。以下、消火モード及びアラームモードによる制御動作の対象となる標準バーナ1aを例に、制御部Hの制御動作について説明する。
制御部Hは、消火モードでは、タイマ消火処理を実行する。図11に示すように、タイマ消火処理の実行が開始されると、ステップ#A1で、点消火スイッチ32のオンオフ状態に基づいて、その時点で既に点火処理が実行されたかどうかが判別され、未だに点火処理が実行されていなければ、ステップ#A2で点消火スイッチ32が押し操作されてOFF状態からON状態に切り換えられて点火指令が指令されるまで待機する。そして、ステップ#A3で計時が開始される。このように、タイマ消火処理の実行が開始されたときに既に点火処理が実行されていれば、タイマ消火処理が実行されると即時に計時が開始され、タイマ消火処理の実行が開始された時に未だに点火処理が実行されていなければ、点火指令が指令された時に計時が開始される。
計時開始後、設定タイマ時間T1の経過前30秒の時点になると、ブザー37を作動ささせて、3回の短めの報知音(例えば、「ピピピッ」)で、消火時期の到来を予告報知する(ステップ#A4,ステップ#A5)。そして、計時開始後、設定タイマ時間T1が経過すると(ステップ#A6)、ブザー37を作動ささせて、設定報知時間として設定された時間(例えば5秒)の1回の報知音(例えば、「ピー」)で、消火時期の到来を報知し(ステップ#A7)、流量制御弁18を閉弁して標準バーナ1aを自動消火させる(ステップ#A8)。
制御部Hは、アラームモードでは、タイマ報知処理を実行する。図12に示すように、タイマ報知処理の計時開始までの処理(ステップ#B1〜ステップ#B3)は、上述のタイマ消火処理におけるステップ#A1〜ステップ#A3の処理と同一の処理内容となっているので説明を省略する。ステップ#B3で計時が開始され、設定タイマ時間T1が経過すると、2回の長めの報知音(例えば、「ピー、ピー」)を繰り返す形態で、ブザー37を作動させ、計時開始時から設定タイマ時間T1が経過した時期の到来を報知する(ステップ#B4,ステップ#B5)。そして、ステップ#B6で調理状態変更検出処理が実行され、調理状態が人為的に変更されたか否かが監視され、調理状態が変更されるまでブザー37を継続して作動させる。こうして継続して作動するブザー37の報知音を認識した使用者が、アップスイッチ53a又はダウンスイッチ53bの何れか一方又は双方同時の押し操作、揚げ物モードスイッチ52の押し操作、回転操作部31の回転操作、加熱用容器の持ち上げ操作の何れかを行って調理状態を変更させると、報知解除条件が成立したとして、ブザー37の報知作動を停止させる(ステップ#B7)。
〔別実施形態〕
以下、別実施形態を列記する。
(1)上記実施形態では、調理用加熱装置として、加熱手段がガスバーナで構成されたガスコンロを例示したが、これに限らず、例えば、加熱手段が電気ヒータや電磁加熱器で構成されたものであってもよい。
(2)上記実施形態では、加熱手段が複数備えられたものを例示したが、加熱手段は単数であってもよい。
(3)上記実施形態では、報知手段が報知音を発するブザーにて構成されたものを例示したが、これに限らず、報知手段が、報知すべき音声情報を発するスピーカにて構成されたものや、LED表示器や液晶表示器等の表示手段によって構成されたものであってもよい。
(4)上記実施形態では、タイマ運転設定手段を、設定タイマ時間を設定するためのアップスイッチ53a及びダウンスイッチ53bで兼用しているが、これらのスイッチとは別に、タイマ運転設定手段としての専用スイッチを設けてもよい。また、タイマ動作設定手段についても同様である。
(5)上記実施形態では、温度維持運転とタイマ運転が重複設定された後に、タイマ動作切換操作により、タイマ運転における動作をアラームモードから消火モードに切換えられるように構成されたものを例示したが、これに代えて、例えば、タイマ動作設定手段として、タイマ運転における動作を消火モードに限定するためのタイマ動作固定スイッチを設け、タイマモードを設定する前に予め、この設定スイッチをオン状態にしておくことで、温度維持運転とタイマ運転が重複設定された場合に、消火モードのタイマモードが設定されるように構成されたものであってもよい。
加熱調理機の斜視図 加熱調理機の制御構成を示すブロック図 流量制御弁の構成を示す図 流量制御弁の要部を示す図 点消火指令部及び燃焼量調節操作部の構成を示す図 点消火指令部及び燃焼量調節操作部の操作状態を説明する図 設定入力パネルの正面図 各種の調理モードの設定状態と実行される処理の対応を示す表 タイマモードについての動作状態遷移図 運転形態設定処理のフローチャート タイマ消火処理のフローチャート タイマ報知処理のフローチャート
符号の説明
H 制御手段
T1 設定タイマ時間
1a、1c 加熱手段
11 温度検出手段
37 報知手段
52 温度維持運転設定手段
53a、53b タイマ運転設定手段、タイマ動作設定手段

Claims (4)

  1. 被加熱物を加熱し且つその加熱量を調節自在な加熱手段と、調理者に対する報知を行う報知手段と、タイマ運転を設定するタイマ運転設定手段と、温度維持運転を設定する温度維持運転設定手段と、前記被加熱物の温度を検出する温度検出手段と、前記加熱手段の加熱作動及び前記報知手段の報知作動を制御する制御手段とが設けられ、
    前記制御手段が、前記タイマ運転設定手段にて前記タイマ運転が設定されると、計時開始時から変更設定自在な設定タイマ時間が経過すると前記加熱手段の加熱作動を停止するタイマ消火処理、及び、前記温度維持運転設定手段にて前記温度維持運転が設定されると、前記温度検出手段の検出温度に基づいて、前記被加熱物の温度が設定維持温度になるように前記加熱手段の加熱量を調節する温度維持処理を実行するように構成された調理用加熱装置であって、
    前記制御手段が、前記温度維持運転設定手段にて前記温度維持運転が設定され、かつ、前記タイマ運転設定手段にて前記タイマ運転が設定されると、前記温度維持処理、及び、計時開始時から設定タイマ時間が経過すると前記報知手段を作動させ且つ前記加熱手段の加熱作動を継続するタイマ報知処理を実行するように構成されている調理用加熱装置。
  2. 前記加熱手段の加熱作動を停止する消火動作を設定するタイマ動作設定手段が設けられ、
    前記制御手段が、前記温度維持運転設定手段にて前記温度維持運転が設定されかつ前記タイマ運転設定手段にて前記タイマ運転が設定され、且つ、前記タイマ動作設定手段にて前記タイマ運転における動作が前記消火動作に設定されたときには、前記温度維持処理、及び、前記タイマ消火処理を実行するように構成されている請求項1記載の調理用加熱装置。
  3. 前記制御手段が、
    前記タイマ消火処理において、前記計時開始時から前記設定タイマ時間が経過すると、前記報知手段を設定報知時間だけ作動させるように構成され、かつ、
    前記タイマ報知処理において、前記報知手段を報知解除条件が成立するまで継続して作動させるように構成されている請求項1又は2記載の調理用加熱装置。
  4. 人為操作により調理状態が変更されたことを検出する調理状態変更検出手段が備えられ、
    前記制御手段が、前記調理状態変更検出手段の検出情報に基づいて、前記報知解除条件が成立することを判別するように構成されている請求項3記載の調理用加熱装置。
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