JP3544469B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術の分野】
本発明は、加熱手段を所定時間作動させて調理物を調理する、タイマ調理機能を備えた加熱調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えばガスコンロにおいて、使用者が作動時間を変更できるタイマを備え、該タイマの作動中にコンロバーナを燃焼させて調理物を加熱する、所謂タイマ調理機能を備えたものが知られている。このものにおいては、タイマの作動時間を変更するスイッチと、タイマ調理機能による調理(以下、タイマ調理という)の実行中に、使用者にタイマ調理の残時間を知らせるためにタイマの残時間を表示する表示部とが備えられている。
【0003】
また、コンロの他にグリルを備えた複合タイプのガス加熱調理器においては、1個のタイマを切り替えて、コンロとグリルの双方に対して兼用させるようにしたものが知られている。このものによれば、使用者は、コンロだけでなくグリルを使用して調理を行うときでも、上述したタイマ調理を行うことができる。そして、このように1個のタイマをコンロとグリルに兼用するときには、タイマの作動時間を変更するスイッチとタイマの残時間を表示する表示部もそれぞれ1個設ければよい。
【0004】
しかし、1個のタイマをコンロとグリルに兼用させる場合には、当然のことながら、コンロとグリルを同時に使用するときには、いずれか一方に対してしか、上述したタイマ調理を行うことができないという不便さがある。
【0005】
そこで、コンロとグリルのそれぞれに対して専用のタイマを設け、コンロに対するタイマ調理と、グリルに対するタイマ調理とを同時に行うことができるようにすることが考えられる。
【0006】
しかし、コンロとグリルに専用のタイマを設けた場合には、タイマ自体を別個に設ける必要がある他に、各タイマの設定時間を変更するスイッチと、各タイマの残時間を表示する表示部も別個に設ける必要がある。そのため、加熱調理器の部品コストが上昇するとともに、スイッチや表示部を取り付けるスペースも広くなってしまうという不都合があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記不都合を解消し、部品コストの上昇と部品取り付けスペースの拡大を抑制して、独立して作動可能な2個の調理用タイマを備えた加熱調理器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、互いに独立して作動可能な、第1加熱手段を第1所定時間作動させるための第1タイマと第2加熱手段を第2所定時間作動させるための第2タイマと、該第1タイマの残時間と該第2タイマの残時間のいずれか一方を表示するタイマ残時間表示手段と、該タイマ残時間表示手段に表示されている残時間が、前記第1タイマと前記第2タイマのいずれの残時間であるかを表示する選択タイマ表示手段と、前記第1タイマと前記第2タイマが共に作動中であるときに、該第1タイマの残時間表示と該第2タイマの残時間表示のいずれか一方を選択するタイマ表示選択手段と、該タイマ表示選択手段により選択されたタイマの残時間を前記タイマ残時間表示手段に表示させ、且つ、該タイマ残時間表示手段に表示されている残時間が、前記第1タイマと前記第2タイマのいずれの残時間であるかを、前記選択タイマ表示手段に表示させる表示制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】
かかる本発明によれば、前記第1タイマと前記第2タイマとが共に作動中であるときに、前記タイマ表示選択手段により、該第1タイマの残時間と該第2タイマの残時間とを切り替えて、前記タイマ残時間表示手段に表示することができる。そのため、前記第1タイマの残時間を表示する表示手段と、前記第2タイマの残時間を表示する表示手段とを専用に設ける必要がない。これにより、部品コストの上昇を抑制することができ、また、タイマの残時間を表示するスペースの拡大を抑制することができる。さらに、本発明によれば、前記選択タイマ表示手段により、前記タイマ残時間表示手段に、前記第1タイマと前記第2タイマのいずれの残時間が表示されているかが表示される。そのため、使用者が、前記第1タイマの残時間と前記第2タイマの残時間とを誤って認識することを防止することができる。
【0010】
また、前記タイマ残時間表示手段に前記第1タイマの残時間が表示されているときは、該第1タイマの残時間を変更し、前記タイマ残時間表示手段に前記第2タイマの残時間が表示されているときには、該第2タイマの残時間を変更するためのタイマ残時間変更手段を備えたことを特徴とする。
【0011】
かかる本発明によれば、前記タイマ残時間変更手段により、前記第1タイマの残時間と前記第2タイマの残時間とを変更することができる。そのため、前記第1タイマの残時間を変更するための手段と、前記第2タイマの残時間を変更するための手段とを別個に設ける必要がない。また、前記タイマ残時間表示手段の表示内容に応じて、変更可能なタイマが決定されるため、使用者の使い勝手がよい。
【0012】
また、前記選択タイマ表示手段は、前記第1タイマに対応した第1ランプと、前記第2タイマに対応した第2ランプとからなり、前記表示制御手段は、前記タイマ残時間表示手段に前記第1タイマの残時間を表示させているときは、前記第2ランプを消灯して前記第1ランプを点灯し、前記タイマ残時間表示手段に前記第2タイマの残時間を表示させているときには、前記第1ランプを消灯して前記第2ランプを点灯することを特徴とする。
【0013】
かかる本発明によれば、使用者は、前記第1ランプと前記第2ランプのいずれが点灯しているかを確認することで、前記タイマ残時間表示手段に表示されている時間が、前記第1タイマの残時間と前記第2タイマの残時間のうちのいずれであるかを容易に認識することができる。
【0014】
また、前記表示制御手段は、前記第1タイマと前記第2タイマとが共に作動中であるときは、前記タイマ残時間表示手段に前記第1タイマの残時間を表示させているときには、前記第2ランプを点滅させながら前記第1ランプを点灯し、前記タイマ残時間表示手段に前記第2タイマの残時間を表示しているときには、前記第1ランプを点滅させながら前記第2ランプを点灯することを特徴とする。
【0015】
かかる本発明によれば、使用者は、前記第1ランプ又は前記第2ランプの点滅を確認することで、前記第1タイマと前記第2タイマとが共に作動中であることを認識することができる。
【0016】
また、前記タイマ残時間表示手段は、電池により作動することを特徴とする。
【0017】
前記第1タイマの残時間と、前記第2タイマの残時間とを、電池により作動する表示手段に表示させる場合、該第1タイマの残時間を表示する表示手段と、該第2タイマの残時間を表示する表示手段とを別個に設けると、これらの表示手段による消費電力が多くなり、電池寿命が短くなってしまう。
【0018】
かかる場合に、本発明によれば、前記第1タイマの残時間と前記第2タイマの残時間とを、1個の前記タイマ残時間表示手段に切替表示するので、消費電力を抑えて電池寿命を長くすることができる。
【0019】
また、前記第1加熱手段はコンロであり、前記第2加熱手段はグリルであって、前記表示制御手段は、前記第1タイマと前記第2タイマとが共に作動中であるときは、前記タイマ表示選択手段により前記第1タイマが選択されてから第3所定時間が経過するまでの間のみ、前記第1タイマの残時間を前記タイマ残時間表示手段に表示させ、それ以外は、前記第2タイマの残時間を前記タイマ残時間表示手段に表示させることを特徴とする。
【0020】
一般に、グリルは加熱調理器の内部に備えられているため、グリルが作動中であるか否かを確認するには、使用者はグリル内を覗き込まなければならない。一方、コンロは加熱調理器の上部に備えられているため、使用者は、コンロが作動中であるか否かを容易に認識することができる。
【0021】
そこで、前記表示制御手段は、前記タイマ選択手段により前記第1タイマが選択されてから前記第3所定時間が経過するまでの間のみ、前記タイマ残時間表示手段に、前記第1タイマの残時間を表示させる。即ち、前記タイマ選択手段が操作されない限り、前記タイマ残時間表示手段には、前記グリルに対応した前記第2タイマの残時間が表示される。そして、このとき、前記選択タイマ表示手段には、前記タイマ残時間表示手段に表示されているのが、前記第2タイマの残時間であることが表示される。これにより、使用者は、前記選択タイマ表示手段の表示を確認することで、グリル内を覗き込むことなく、グリルが作動中であることを認識することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態の一例を、図1〜図9を参照して説明する。図1は本発明の加熱調理器であるガステーブルの外観図、図2は図1に示したガステーブルの制御ブロック図、図3は図1に示したガステーブルに備えられた操作パネルの外観図、図4は図1に示したガステーブルにおけるタイマ調理の制御ブロック図、図5〜図9はタイマ調理の処理フローチャートである。
【0023】
図1を参照して、本発明の加熱調理器であるガステーブル1は、調理物の加熱手段として、上面に左コンロ2と右コンロ3(本発明の第1加熱手段に相当)を備え、内部にグリル4(本発明の第2加熱手段に相当)を備える。そして、ガステーブル1の内部に設けられたコントローラ5により、左コンロ2と右コンロ3とグリル4の作動が制御される。尚、グリル4への調理物の出し入れは、ガステーブル1の正面に設けられ、調理物が載置されるグリルパン(図示しない)と一体となった開閉扉6を引き出して行われ、グリル4で発生する煙が排気口7から排出される。
【0024】
また、ガステーブル1の正面には、左コンロ2の点火/消火ボタン8と火力調節レバー9、右コンロ3の点火/消火ボタン10と火力調節レバー11、及びグリル4の点火/消火ボタン12と火力調節レバー13が設けられている。
【0025】
点火・消火ボタン8,10,12は、いずれもハートカムによるプッシュ・プッシュ機構により作動する。即ち、点火・消火ボタン8,10,12は、それぞれ図示しないスプリングによりガステーブル1の奥部から前部に向かって付勢されており、突出位置(消火位置)から押圧されると押込み位置(点火位置)に達し、この状態で押圧を解除すると中間位置(燃焼位置)に保持され、該中間位置で再度押圧されて該押圧が解除されると元の突出位置(消火位置)に復帰するようになっている。
【0026】
さらに、ガステーブル1の正面には、右コンロ3及びグリル4に対する作動指示を行うための操作パネル14が設けられ、また、右コンロ3には、調理物の温度を検出してコントローラ5に出力する温度センサ15が設けられている。
【0027】
次に、図2を参照して、コントローラ5は、CPU,ROM,RAM等により構成される電子ユニットであり、左コンロ制御手段20、右コンロ制御手段21、グリル制御手段22、及びタイマ制御手段23を備える。
【0028】
コントローラ5は、電池25を電源として作動し、点火/消火ボタン8,10,12の少なくともいずれか一つが前記押込み位置(点火位置)又は前記中間位置(燃焼位置)にあるときに閉成し、点火/消火ボタン8,10,12の全てが前記突出位置(消火位置)にあるときに開成するマイクロスイッチ(図示しない)を介して、電池25と接続される。
【0029】
そのため、コントローラ5は、使用者が点火/消火ボタン8,10,12を点火操作したときに作動を開始し、使用者が点火/消火ボタン8,10,12を消火操作したときに作動を停止する。尚、各点火/消火ボタン8,10,12のそれぞれには、各点火/消火ボタンの位置(突出位置、中間位置、押込み位置)に応じて開閉する位置検出スイッチ(図示しない)が設けられ、該位置検出スイッチの出力により、コントローラ5は、各点火/消火ボタン8,10,12の位置を認識する。
【0030】
イグナイタ27は、点火/消火ボタン8,10,12のいずれかが前記押込み位置(点火位置)にあるときに、左コンロ点火電極28,右コンロ点火電極33,及びグリル点火電極37に高電圧を印加して火花放電を生じさせる。
【0031】
左コンロ制御手段20は、左コンロバーナ29の燃焼制御を行うものである。使用者が点火/消火ボタン8を点火操作(押し操作)すると、図示しないバネの付勢力に抗して左コンロ電磁弁26が開弁し、左コンロバーナ29への燃料ガスの供給が開始される。左コンロ制御手段20は、前記位置検出スイッチの出力から、点火/消火ボタン8が点火操作されたことを認識すると、左コンロ電磁弁26に通電して左コンロ電磁弁26を開弁保持する。このとき、上述したように、左コンロ点火電極28には火花放電が生じているため、左コンロバーナ29に点火処理がなされる。
【0032】
左コンロ制御手段20は、左コンロ熱電対30の出力から、左コンロ29に点火されたことを検出したときは、左コンロ26への通電を保持して左コンロバーナ29の燃焼を継続する。一方、左コンロ29に点火されたことを検出しなかったときには、左コンロ制御手段20は左コンロ電磁弁26への通電を遮断して左コンロ電磁弁26を閉弁し、左コンロバーナ29への燃料ガスの供給を停止する。
【0033】
また、左コンロ制御手段20は、左コンロバーナ29の燃焼中は常時左コンロ熱電対30の出力から、左コンロバーナ29の失火の有無を監視し、左コンロバーナ29の失火を検出したときには、左コンロ電磁弁26への通電を遮断して左コンロ電磁弁26を閉弁し、左コンロバーナ29への燃料ガスの供給を停止する。
【0034】
右コンロ制御手段21は、右コンロバーナ34の燃焼制御を行うものであり、上述した左コンロ制御手段20と同様に、点火/消火ボタン10の点火操作に応じて右コンロバーナ34の点火処理を行い、右コンロ熱電対35の出力により、右コンロバーナ34の失火の有無を監視する。
【0035】
グリル制御手段22は、グリルバーナ38の燃焼制御を行うものであり、上述した左コンロ制御手段20と同様に、点火/消火ボタン12の点火操作に応じてグリルバーナ38の点火処理を行い、グリル熱電対39の出力により、グリルバーナ38の失火の有無を監視する。
【0036】
タイマ制御手段23は、右コンロ制御手段21に対して、右コンロバーナ34を第1所定時間燃焼させるタイマ調理の指示を行い、また、グリル制御手段22に対して、グリルバーナ38を第2所定時間燃焼させるタイマ調理の指示を行う。タイマ表示手段23に備えられた表示制御手段24は、操作パネル14に設けられたスイッチの操作に応じて、操作パネル14に設けられた表示部の表示内容を変更する。
【0037】
次に、図3を参照して、操作パネル14は、右コンロ3による調理モードを選択指示するための揚げ物スイッチ50、炊飯スイッチ51、及び湯沸かしスイッチ52を備える。上述した右コンロバーナ34の点火処理後に、使用者がこれらのスイッチを操作することで、右コンロ制御手段21により、以下の各調理モードに応じた右コンロバーナ34の燃焼制御が実行される。
【0038】
使用者が揚げ物スイッチ50を操作すると、揚げ物調理モードとなり、右コンロ制御手段21は、初期設定として180℃を揚げ物目標温度とし、該揚げ物目標温度に応じた180℃LED56を点灯する。そして、図2を参照して、右コンロ制御手段21は、温度センサ15により検出される調理物Aの温度が、揚げ物目標温度である180℃に保たれるように、右コンロバイパス電磁弁32を開閉して右コンロバーナ34の燃焼量を調節する揚げ物調理制御を実行する。
【0039】
この揚げ物調理モードは、てんぷら調理等を行うときに便利なものであり、例えば、油の中に材料が入れられて油温が下がったときは、右コンロ制御手段21は、右コンロバイパス電磁弁32を開弁して右コンロバーナ34の燃焼量を増加させ、材料が油中から引き上げられて油温が上昇したときには、右コンロバイパス電磁弁32を閉弁して右コンロバーナ34の燃焼量を減少させる制御を行う。
【0040】
揚げ物調理モードにおいては、使用者が揚げ物スイッチ50を操作するごとに、揚げ物目標温度が180℃,160℃,及び200℃に切り替わり、右コンロ制御手段21は、切り替わった揚げ物目標温度に対応する、180℃LED56,160℃LED57,200℃LED58のいずれかを点灯する。
【0041】
使用者が炊飯スイッチ51を操作すると、炊飯調理モードとなり、炊飯調理モードの初期設定として標準炊飯が選択され、標準炊飯LED59が点灯する。炊飯調理モードにおいては、図2を参照して、右コンロ制御手段21は、温度センサ15により検出される調理物A(この場合は米と水)の温度が、所定の炊飯制御シーケンスと一致するように、右コンロバイパス電磁弁32を開閉制御して右コンロバーナ34の燃焼量を調節する炊飯調理制御を実行する。
【0042】
炊飯調理モードにおいては、使用者が炊飯スイッチ51を操作するごとに、炊飯調理モードの設定が、標準炊飯,洗米すぐ炊飯,おかゆ炊飯に順次切り替わる。右コンロ制御手段21は、切り替わった炊飯調理モードの設定に対応する、標準炊飯LED59,洗米すぐLED60,おかゆLED61のいずれかを点灯する。
【0043】
使用者が、湯沸かしスイッチ52を操作すると、湯沸かし調理モードとなり、湯沸かし調理モードの初期設定として、沸騰時消火設定が選択されて消火LED62が点灯する。湯沸かし調理モードにおいては、図2を参照して、右コンロ制御手段21は、温度センサ15の検出温度から調理物Aの沸騰を検知するまで右コンロバーナ34の燃焼を継続して調理物Aを加熱し、沸騰検知後に右コンロ電磁弁31を閉弁して右コンロバーナ34の燃焼を停止する湯沸かし調理制御を実行する。
【0044】
湯沸かし調理モードにおいては、使用者が湯沸かしスイッチ52を操作するごとに、湯沸かしモードの設定が、沸騰検知時に直ちに右コンロバーナ34の燃焼を停止する沸騰時消火設定、沸騰検知後3分間、右コンロバイパス電磁弁32を閉弁して小火として調理物Aを保温する3分間保温設定,沸騰検知後10分間、右コンロバイパス電磁弁32を閉弁して調理物Aを保温する10分間保温制御に順次切り替わる。そして、右コンロ制御手段21は、切り替わった各湯沸かし調理モードの設定に応じて、消火LED62,3分保温LED63,10分保温LED64のいずれかを点灯する。
【0045】
尚、使用者が取り消しスイッチ56を操作したときに、右コンロ制御手段21は、上述した揚げ物調理モード、炊飯調理モード、及び湯沸かしモードの実行を中止する。
【0046】
次に、図4〜図9を参照して、タイマ制御手段23による、右コンロ3とグリルコンロ4とに対するタイマ調理について説明する。
【0047】
図4は、タイマ調理の制御ブロック図である。図4を参照して、タイマ制御手段23は、独立して作動可能なコンロ用タイマ80(本発明の第1タイマに相当)と、グリル用タイマ81(本発明の第2タイマに相当)、上述した表示制御手段24、及びタイマ残時間変更手段82を備える。
【0048】
タイマ制御手段23は、コンロ用タイマ80により右コンロ制御手段21に対してタイマ調理の制御指示を行い、グリル用タイマ81によりグリル制御手段22に対してタイマ調理の作動指示を行う。また、タイマ残時間変更手段82は、操作パネル14に設けられた+keyスイッチ54と−keyスイッチ55の操作に応じて、コンロ用タイマ80とグリル用タイマ81の残時間を変更する。
【0049】
図5,図6は、タイマ制御手段23による、グリル4のタイマ調理制御の処理フローであり、図7〜図9は、右コンロ5のタイマ調理制御の処理フローチャートである。タイマ制御手段23は、使用者がグリル4の点火/消火ボタン14(図1,図2参照)を点火操作してグリル4に対する点火処理がなされたときに、図5,図6の処理フローを実行し、使用者が右コンロ3の点火/消火ボタン10(図1参照)を点火操作して右コンロ3に対する点火処理がなされたときに、図7〜図9の処理フローを実行する。
【0050】
先ず、図5,図6を参照して、グリル4に対する点火処理がなされたときの、タイマ制御手段23によるグリル4のタイマ調理制御について説明する。
【0051】
タイマ制御手段23は、図2を参照して、グリル制御手段22からの指示により、グリルバーナ38に点火がなされたことを認識すると、図5のSTEP1からSTEP2に進んでグリル用タイマ81(図中、GTMと表示)の残時間(タイマ調理時間)として8分を初期設定し、STEP3でグリル用タイマ81のカウントダウンを開始する。この8分という残時間は、グリル4による調理における標準的は調理時間であり、このような標準的な調理時間を予めグリル用タイマ81の初期残時間とすることで、使用者のタイマ調理時間設定の便宜を図っている。
【0052】
続くSTEP4、STEP5は、表示制御手段24による処理である。表示制御手段24は、STEP4で操作パネル14のグリルLED68(本発明の第2ランプに相当)を点灯し、STEP5でタイマ残時間表示器69にグリル用タイマ81の残時間を表示する。これにより、図3を参照して、グリルLED68が点灯すると共に、タイマ残時間表示器69にグリル用タイマ81の残時間が表示される。
【0053】
ここで、タイマ残時間表示器69には、グリル用タイマ81の残時間だけでなく、後述する図7〜図9の右コンロのタイマ調理制御により、コンロ用タイマ80の残時間も表示される。即ち、グリル用タイマ81の残時間とコンロ用タイマ80の残時間とが、タイマ残時間表示器69に選択的に表示される。
【0054】
このように、1個のタイマ残時間表示器69に、コンロ用タイマ80の残時間とグリル用タイマ81の残時間とを選択的に表示させることで、これら2個のタイマのそれぞれに専用のタイマ残時間表示器69を設けた場合に比べて、電池25の消費を抑制することができる。また、部品コストの上昇や操作パネル14のサイズの大型化も抑制することができる。
【0055】
しかし、このように、コンロ用タイマの残時間とグリル用タイマの残時間を選択的に表示させる場合には、使用者は、タイマ残時間表示器69の表示をみただけでは、タイマ残時間表示器69に表示されているのがグリル用タイマ81の残時間であるか、或いは右コンロ用タイマの残時間であるかを認識することができない。
【0056】
そこで、STEP4,STEP5に示したように、表示制御手段24は、グリル用タイマの残時間をタイマ残時間表示器69に表示するときは、操作パネル14に設けられたグリルLED68を同時に点灯させるようにしている。これにより、図3を参照して、使用者は、グリルLED68の点灯を確認することで、タイマ残時間表示機69に表示されているのがグリル用タイマ81の残時間であることを認識することができる。尚、グリルLED68(本発明の第2ランプに相当)と、右コンロLED67(本発明の第1ランプに相当)とにより、本発明の選択タイマ表示手段が構成される。
【0057】
続くSTEP6〜STEP8及びSTEP20〜STEP22は、タイマ残時間変更手段82による処理である。タイマ残時間変更手段82は、STEP6で、使用者により+keyスイッチ54(図3,図4参照)が操作されたことを検知すると、STEP7に進み、STEP7で15分を上限としてSTEP8でグリル用タイマ81の残時間を1分単位で増加させる。また、STEP6で、+keyスイッチ54が操作されたことを検知しなかったときには、STEP20に分岐し、STEP20で−keyスイッチ55が操作されたことを検知したときは、タイマ残時間変更手段82は、STEP21で1分を下限としてSTEP22でグリル用タイマ81の残時間を1分単位で減少させる。
【0058】
STEP9〜STEP12は、表示制御手段24による処理である。表示制御手段24は、STEP9で、コンロ割込フラグKINTがセット(=1)されているか否かを判断する。このコンロ割込フラグKINTは、後述する図7〜図9の右コンロ3のタイマ調理制御において、タイマ残時間表示器69にコンロ用タイマ80の残時間を表示させるときにセットされるものである。
【0059】
そのため、表示制御手段24は、STEP9でコンロ割込フラグKINTがセット(=1)されていたときは、STEP10に進んでグリルLED68を点滅させ、STEP11でグリル用タイマ81の残時間表示を停止する。これにより、図3を参照して、タイマ残時間表示器69には、コンロ用タイマ80の残時間が表示されると共に、右コンロLED67が点灯し、グリルLED68が点滅した状態となる。
【0060】
このとき、使用者は、右コンロLED67の点灯により、タイマ残時間表示器69に表示されているのがコンロ用タイマ80の残時間であることを認識することができ、且つ、グリルLED68の点滅により、グリル用タイマ81も継続して作動中であることを認識することができる。
【0061】
また、STEP9で、コンロ割込フラグKINTがリセット(=0)されているときは、STEP9〜STEP12のループが繰り返し実行されるので、タイマ残時間変更手段82によるSTEP6〜STEP8の処理は実行されない。即ち、タイマ残時間表示器69にコンロ用タイマ80の残時間が表示されているときは、グリル用タイマ81の残時間を変更することはできない。
【0062】
一方、STEP9でコンロ割込フラグがリセット(=0)されていたときには、STEP30に分岐して、表示制御手段24は、グリル用タイマ81の残時間をタイマ残時間表示器69に継続して継続する。そして、STEP12又はSTEP30でグリル用タイマ81がタイムアップ(GTM=0分)したときに、STEP13に進んで、タイマ制御手段23は、グリル制御手段22を介してグリル電磁弁36を閉弁し、グリルバーナ38の燃焼を停止する(図2,図3参照)。
【0063】
続いて、タイマ制御手段23は、STEP14でグリルLED68を消灯し、STEP15でコンロ割込フラグがセット(=1)されていたときはSTEP16でグリル用タイマ81の残時間表示を停止し、STEP17でブザー(図示しない)を鳴動させて使用者にグリル4のタイマ調理が終了したことを知らせて、グリル4のタイマ調理制御を終了する。
【0064】
次に、図7〜図9を参照して、右コンロ3に対する点火処理がなされたときの、タイマ制御手段23による右コンロ3のタイマ調理制御について説明する。
【0065】
図2を参照して、タイマ制御手段23は、右コンロ制御手段21からの指示により、右コンロバーナ34に点火がなされたことを認識すると、図7のSTEP40からSTEP41に進んで上述したコンロ割込フラグKINTをリセット(=0)し、STEP42でコンロ用タイマ80(図中、KTMと表示)の残時間を0分とし、STEP43で調理モードフラグKMFをリセット(=0)し、STEP44で残時間フラグKSFをリセット(=0)する。
【0066】
ここで、右コンロ3のタイマ調理モードは、コンロ用タイマ80がタイムアップしたときに、右コンロバーナ34の燃焼を停止してブザーを鳴動させる消火モードと、コンロ用タイマ80がタイムアップしたときに、右コンロバーナ34の燃焼を継続してブザーの鳴動のみを行うお知らせモードの2種類のモードからなる。調理モードフラグKMFは、右コンロ3のタイマ調理モードの設定状態を保持するためのものであり、右コンロ3のタイマ調理モードがお知らせモードであるときにセット(=1)され、お知らせモードであるときにリセット(=0)される。
【0067】
また、残時間フラグKSFは、コンロ用タイマ80に残時間(タイマ調理時間)が設定されたときにセット(=1)され、コンロ用タイマ80に残時間が設定されていないときにリセット(=0)される。
【0068】
STEP45で、使用者により右コンロスイッチ53が操作されたことを検知すると、タイマ制御手段23は、STEP46で15秒タイマを起動し、タイマ調理モードの初期設定を消火モードとして、STEP47で操作パネル14の消火LED65を点灯させる。
【0069】
続くSTEP48〜STEP50とSTEP70は、表示制御手段24による処理である。表示制御手段24は、STEP48でグリル用タイマ81が作動中でなかったとき、即ち、コンロ用タイマ80が単独で作動しているときは、STEP49に進んで右コンロLED67を点灯し、STEP50でタイマ残時間表示器69にコンロ用タイマ80の残時間を表示する。
【0070】
これにより、図3を参照して、コンロ用タイマ80の残時間がタイマ残時間表示器69に表示されると共に、右コンロLED67が点灯した状態となる。そのため、使用者は、右コンロLEDの点灯を確認することで、タイマ残時間表示器69に表示されているのがコンロ用タイマ80の残時間であることを認識することができる。
【0071】
一方、STEP48でグリルタイマ81が作動中であったときには、STEP70に分岐して、表示制御手段24は、STEP70でコンロ割込フラグKINTをセット(=1)する。このコンロ割込フラグKINTのセットに応じて、上述した図5〜図6のグリル4のタイマ調理制御において、図6のSTEP10とSTEP11の処理が実行され、グリルLED68が点滅されると共に、タイマ残時間表示器69へのグリル用タイマ81の表示が停止される。
【0072】
この状態で、表示制御手段24は、STEP49で右コンロLED67を点灯し、STEP50でタイマ残時間表示手段69にコンロ用タイマ80の残時間を表示させる。これにより、図3を参照して、右コンロLED67が点灯し、グリルLED68が点滅し、タイマ残時間表示器69にコンロ用タイマ80の残時間が表示された状態となる。
【0073】
この場合、使用者は、右コンロLED67の点灯を確認することで、タイマ残時間表示器69に表示されているのがコンロ用タイマ80の残時間であることを認識することができると共に、グリルLED68の点滅を確認することで、グリル用タイマ81も作動中であることを認識することができる。
【0074】
続くSTEP51〜STEP53及びSTEP71〜STEP73は、タイマ残時間変更手段82による処理である。タイマ残時間変更手段82は、STEP51で、+keyスイッチ54が操作されたことを検知するとSTEP52に進み、STEP52で99分を上限として、STEP53でコンロ用タイマ80の残時間を1分単位で増加させる。
【0075】
また、STEP51で+keyスイッチ54が操作されたことを検知しなかったときはSTEP71に分岐し、STEP71で−keyスイッチ55が操作されたことを検知すると、タイマ残時間変更手段82は、STEP72で1分を下限として、STEP73でコンロ用タイマ80の残時間を1分単位で減少させる。
【0076】
そして、STEP55でコンロ用タイマ80に残時間が設定(KTM≠0分)される前に、STEP80で、STEP46で起動した15秒タイマがタイムアップしたとき、即ち、STEP45で右コンロスイッチ53が操作されてから15秒が経過するまでに、コンロ用タイマ80の残時間が設定されなかったときは、タイマ制御手段23は、操作エラーと判断してSTEP80からSTEP81に進み、図2を参照して、右コンロ制御手段21を介して右コンロ電磁弁31を閉弁して右コンロバーナ34の燃焼を停止させる。
【0077】
一方、STEP80で15秒タイマがタイムアップする前に、コンロ用タイマ80に残時間がセットされたときには、STEP55からSTEP56に進んで、タイマ制御手段23は、コンロ残時間フラグKTSをセット(=1)する。このコンロ残時間フラグKTSのセットにより、以後、上述したSTEP55,STEP80及びSTEP81の操作エラー処理が禁止される。
【0078】
タイマ制御手段23は、続くSTEP57からSTEP58に進んでコンロ用タイマ80を起動する。そして、STEP59でグリル用タイマ81が作動中でなかったときは、STEP90に分岐し、STEP90でコンロ用タイマ80がタイムアップするまで、STEP90からSTEP110に分岐し、STEP110で右コンロスイッチ53の操作が認識されなければ、STEP110からSTEP49に戻り、STEP49以降の処理を繰り返し実行する。
【0079】
タイマ制御手段23は、STEP110で右コンロスイッチ53が操作されたことを検知すると、STEP111に進む。STEP111〜STEP114及びSTEP120〜STEP122は、右コンロ4のタイマ調理モードの変更処理である。
【0080】
タイマ制御手段23は、STEP111で調理モードフラグKMFがセット(=1)されていたとき、即ち、右コンロ3のタイマ調理モードがお知らせモードであったときは、STEP120に分岐し、STEP120で調理モードフラグKMFをリセット(=0)する。そして、タイマ制御手段23は、STEP121でお知らせLED66を消灯し、STEP122で消火LED65を点灯して、使用者にタイマ調理モードがお知らせモードから消火モードに切り替わったことを知らせる。
【0081】
一方、STEP111で調理モードフラグKMFがリセット(=0)されていたとき、即ち、右コンロ3の調理モードが消火モードであったときには、STEP112に進み、タイマ制御手段23は、STEP112で調理モードフラグKMFをセット(=1)する。そして、タイマ制御手段23は、STEP113で消火LED65を消灯し、STEP114でお知らせLED66を点灯して、使用者にタイマ調理モードが消火モードからお知らせモードに切り替わったことを知らせる。
【0082】
STEP115〜STEP117は、表示制御手段24による処理である。表示制御手段24は、STEP115でグリル用タイマ81が作動中であったときは、STEP116に進んで15秒タイマを起動する。また、既に15秒タイマが作動中であったときは再起動する。そして、STEP117でコンロ割込フラグKINTをセット(=1)する。
【0083】
次に、図8のSTEP59でグリル用タイマ81が作動中であるとき、即ち、グリル用タイマ81とコンロ用タイマ80とが共に作動中であるときは、STEP60で15秒タイマが作動中である場合を除き、STEP64で右コンロスイッチ53が操作されたことが検知されるか、STEP65でコンロ用タイマ80がタイムアップ(KTM=0分)するまで、STEP59〜STEP65のループが繰り返し実行される。
【0084】
このとき、表示制御手段24は、STEP61でタイマ残時間表示器69へのコンロ用タイマ80残時間表示を停止し、STEP62でコンロ割込フラグKINTをリセット(=0)し、STEP63で右コンロLED67を点滅させる。そして、コンロ割込フラグKINTがリセットされているときには、上述した図5〜図6のグリル4のタイマ調理制御の、図5のSTEP4でグリルLED68が点灯され、STEP5でタイマ残時間表示器69に、グリル用タイマの残時間が表示される。
【0085】
即ち、表示制御手段24は、コンロ用タイマ80とグリル用タイマ81が共に作動中であるときは、STEP45又はSTEP110で右コンロスイッチ53(本発明のタイマ残時間変更手段に相当)が操作されたことを検知してから15秒間だけ、タイマ残時間表示器69にコンロ用タイマ80の残時間を表示し、それ以外はタイマ残時間表示機69にグリル用タイマ81の残時間を表示する。
【0086】
ここで、図1を参照して、右コンロ3はガステーブル1の上面に配置されているため、使用者は、右コンロ3のバーナが燃焼中であることを容易に確認することができる。それに対して、グリル4は、ガステーブル1の内部に配置されているため、使用者は、グリル4内を覗き込まなければ、グリル4のバーナが燃焼中であるか否かを確認することができない。
そこで、上述したように、表示制御手段24は、右コンロスイッチ53が操作されてから15秒間(本発明の第3所定時間に相当)だけ、タイマ残時間表示器69にコンロ用タイマ80の残時間を表示し、それ以外はグリル用タイマ81の残時間を表示させる。これにより、使用者は、操作パネル14のグリルLED68が点灯していることを確認することで、グリル4内をわざわざ覗き込むことなく、グリル4のバーナが燃焼中であることを認識することができる。
【0087】
また、STEP59〜STEP65のルーチンが実行されているときは、上述したSTEP51〜STEP53及びSTEP71〜STEP73の、タイマ残時間変更手段82による処理は実行されないため、コンロ用タイマ80の残時間は変更されない。このとき、上述した図5〜図6のグリル4のタイマ調理制御においては、STEP6〜STEP8及びSTEP20〜STEP22の、タイマ残時間変更手段82によるグリル用タイマ81の残時間の変更処理が実行されている。
【0088】
即ち、タイマ残時間変更手段82は、残時間表示器69にコンロ用タイマ80の残時間が表示されているときは、+keyスイッチ54又は−keyスイッチ55の操作に応じてコンロ用タイマ80の残時間を変更し、残時間表示器69にグリル用タイマ81の残時間が表示されているときには、+keyスイッチ54又は−keyスイッチ55の操作に応じてグリル用タイマ81の残時間を変更する処理を行う。
【0089】
このタイマ残時間変更手段82の処理により、操作パネル14に設けられた一組の+keyスイッチ54と−keyスイッチ55により、コンロ用タイマ80とグリル用タイマ81という2個のタイマの残時間を選択的に変更することができる。
【0090】
そして、タイマ制御手段23は、図8のSTEP65、又はSTEP90でコンロ用タイマ80がタイムアップ(KTM=0)したときに、STEP91に進み、コンロ残時間フラグKSFをリセット(=0)し、STEP92以降のタイマ調理の終了処理を行う。
【0091】
STEP92で、調理モードフラグKMFがリセットされていたとき、即ち、コンロ3のタイマ調理モードが消火モードであったときは、STEP93に進み、タイマ制御手段23は、STEP93で右コンロ制御手段21を介して右電磁弁31を閉弁し、右コンロバーナ34の燃焼を停止する。そして、続くSTEP94で右コンロLED67を消灯し、STEP95でタイマ残時間表示器69へのコンロ用タイマ80の残時間表示を停止し、STEP96でコンロ割込フラグKINTをリセット(=0)し、STEP97でブザーの鳴動によりタイマ調理の終了を使用者に知らせて、タイマ調理制御を終了する。
【0092】
一方、STEP92で、調理モードフラグKMFがセットされていたとき、即ち、コンロ3のタイマ調理モードがお知らせモードであったときは、STEP100に分岐し、タイマ制御手段23は、STEP100で右コンロLED67を消灯し、STEP101でタイマ残時間表示器69へのコンロ用タイマ80の残時間表示を停止し、STEP102でコンロ割込フラグKINTをリセット(=0)し、STEP103でブザーの鳴動によりタイマ調理の終了を使用者に知らせて、タイマ調理制御を終了する。
【0093】
尚、STEP104〜STEP105は、右コンロ制御手段21による、使用者の右コンロ3の消し忘れに対する処理である。図2を参照して、右コンロ制御手段21は、タイマ調理の終了後、STEP105で1時間が経過するまでに、STEP104で点火/消火スイッチ10の消火操作を確認しなかったときには、使用者が右コンロ3を消火することを忘れていると判断してSTEP106に進み、右コンロ電磁弁31を閉弁して右コンロバーナ34の燃焼を停止する。
【0094】
なお、本実施の形態においては、グリルLED68と右コンロLED67という2個のLEDにより、本発明の選択タイマ表示手段を構成したが、これを1個の2色発光LEDを用いて構成し、グリル用タイマ81の残時間を表示するときと、コンロ用タイマ80の残時間を表示するときとで、該2色発光LEDの発光色を変えるようにしてもよい。この場合には、コンロ用タイマ80とグリル用タイマ81が共に作動中であるときは、該2色発光LEDを点滅させるようにしてもよい。
【0095】
また、本実施の形態では、加熱手段としてガスバーナを用いた加熱調理器を示したが、他の種類の加熱手段、例えば電気ヒータを用いた加熱調理器に対しても本発明の適用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加熱調理器であるガステーブルの外観図。
【図2】図1に示したガステーブルの制御ブロック図。
【図3】図1に示したガステーブルに備えられた操作パネルの外観図。
【図4】タイマ調理の制御ブロック図。
【図5】グリルによるタイマ調理のフローチャート。
【図6】グリルによるタイマ調理のフローチャート。
【図7】右コンロによるタイマ調理のフローチャート。
【図8】右コンロによるタイマ調理のフローチャート。
【図9】右コンロによるタイマ調理のフローチャート。
【符号の説明】
1…ガステーブル、2…左コンロ、3…右コンロ、4…グリル、5…コントローラ、6…開閉扉、7…排気口、8,10,12…点火/消火ボタン、9,11,13…火力調節レバー、14…操作パネル、15…温度センサ、20…左コンロ制御手段、21…右コンロ制御手段、22…グリル制御手段、23…タイマ制御手段、24…表示制御手段、25…電池、26…左コンロ電磁弁、27…イグナイタ、28,33,37…点火電極、30,35,39…熱電対、29…左コンロバーナ、31…右コンロ電磁弁、32…右コンロバイパス電磁弁、34…右コンロバーナ、36…グリル電磁弁、38…グリルバーナ、80…コンロ用タイマ、81…グリル用タイマ、82…タイマ残時間変更手段

Claims (6)

  1. 互いに独立して作動可能な、第1加熱手段を第1所定時間作動させるための第1タイマと第2加熱手段を第2所定時間作動させるための第2タイマと、該第1タイマの残時間と該第2タイマの残時間のいずれか一方を表示するタイマ残時間表示手段と、
    該タイマ残時間表示手段に表示されている残時間が、前記第1タイマと前記第2タイマのいずれの残時間であるかを表示する選択タイマ表示手段と、
    前記第1タイマと前記第2タイマが共に作動中であるときに、該第1タイマの残時間表示と該第2タイマの残時間表示のいずれか一方を選択するタイマ表示選択手段と、
    該タイマ表示選択手段により選択されたタイマの残時間を前記タイマ残時間表示手段に表示させ、且つ、該タイマ残時間表示手段に表示されている残時間が、前記第1タイマと前記第2タイマのいずれの残時間であるかを、前記選択タイマ表示手段に表示させる表示制御手段とを備えたことを特徴とする加熱調理器。
  2. 前記タイマ残時間表示手段に前記第1タイマの残時間が表示されているときは、該第1タイマの残時間を変更し、前記タイマ残時間表示手段に前記第2タイマの残時間が表示されているときには、該第2タイマの残時間を変更するためのタイマ残時間変更手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  3. 前記選択タイマ表示手段は、前記第1タイマに対応した第1ランプと、前記第2タイマに対応した第2ランプとからなり、
    前記表示制御手段は、前記タイマ残時間表示手段に前記第1タイマの残時間を表示させているときは、前記第2ランプを消灯して前記第1ランプを点灯し、前記タイマ残時間表示手段に前記第2タイマの残時間を表示させているときには、前記第1ランプを消灯して前記第2ランプを点灯することを特徴とする請求項1又は2記載の加熱調理器。
  4. 前記表示制御手段は、前記第1タイマと前記第2タイマとが共に作動中であるときは、
    前記タイマ残時間表示手段に前記第1タイマの残時間を表示させているときには、前記第2ランプを点滅させながら前記第1ランプを点灯し、前記タイマ残時間表示手段に前記第2タイマの残時間を表示しているときには、前記第1ランプを点滅させながら前記第2ランプを点灯することを特徴とする請求項3記載の加熱調理器。
  5. 前記タイマ残時間表示手段は、電池により作動することを特徴とする請求項1から4のうちいずれか1項記載の加熱調理器。
  6. 前記第1加熱手段はコンロであり、前記第2加熱手段はグリルであって、前記表示制御手段は、前記第1タイマと前記第2タイマとが共に作動中であるときは、前記タイマ表示選択手段により前記第1タイマが選択されてから第3所定時間が経過するまでの間のみ、前記第1タイマの残時間を前記タイマ残時間表示手段に表示させ、それ以外は、前記第2タイマの残時間を前記タイマ残時間表示手段に表示させることを特徴とする請求項1から5のうちいずれか1項記載の加熱調理器。
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