JP6707323B2 - ガスコンロ - Google Patents

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Description

本発明は、ガスコンロに関し、更に詳しくは、自動調理を行うガスコンロに関する。
タイマ調理を含む自動調理が行える加熱調理器として、例えば、特許文献1には、メニュースイッチの操作によって、揚げ物、炊飯、湯沸し、煮込みの各自動調理モードをそれぞれ設定することができると共に、各調理モードによる調理時間を、タイマ設定部によって設定することができる加熱調理器が示されている。この加熱調理器では、制御手段は、タイマ設定部に設定される調理時間を計測するタイマ計測部を有し、ガスコンロ部によって加熱される調理容器の検出温度に基づいて、ガスコンロ部の燃焼を制御し、タイマ計測部によって計測される調理時間が、設定したタイマ時間になると、すなわち、タイムアップすると、ブザーによって報知し、ガスコンロ部は自動消火して調理モードを終了する。
特開2014−105961号公報
上記のような加熱調理器では、自動調理の実行中において、使用者が、電源スイッチを不用意に操作してしまった時には、制御手段を始め各部への電力の供給がされなくなり、制御手段は、ガスコンロ部を自動消火して自動調理は中止される。このため、使用者は、自動調理を継続しようとすると、再度、調理モードの設定しなければならない。この場合、炊飯や煮込みといった自動調理が既に途中の状態まで進んでしまっているときには、残りの必要となる加熱工程が分からず、適切に調理が完了できない虞がある。
本発明は、このような実情に着目してなされたものであって、自動調理の実行中に、使用者が不用意に電源スイッチを操作してしまったときにも、安全に自動調理を再び実行することができるガスコンロを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では次のように構成している。
(1)本発明は、調理物を加熱するバーナと、前記バーナによる加熱の開始/加熱の停止を指令するために操作される加熱/停止操作手段と、調理モードを設定する調理モード設定手段と、前記加熱/停止操作手段の操作に応じて前記バーナによる加熱の開始/加熱の停止を制御すると共に、前記調理モード設定手段の設定操作に応じて前記バーナを制御して自動調理を実行する制御手段と、前記制御手段への電力の供給をオンオフするために操作される電源スイッチとを備え、前記制御手段は、前記電源スイッチがオフ操作されたときには、当該制御手段への給電ラインを遮断することなく、保持するための電源保持信号を出力すガスコンロにおいて、
前記制御手段は、前記自動調理の実行中に前記電源スイッチがオフ操作されたときには、前記バーナへの燃料ガスを遮断して前記バーナによる加熱を停止して実行中の自動調理を中断する自動調理中断状態に移行し、前記自動調理中断状態において、中断した自動調理を再開するための条件を満たす再開操作がされたときには、前記バーナへの燃料ガスの前記遮断を解除して前記バーナによる加熱を再開して中断した自動調理を再び実行し、前記再開操作がされなかったときには、中断した自動調理を終了して、前記電源保持信号の出力を停止するものであり、前記再開操作が、前記電源スイッチが前記オフ操作された時点から所定時間が経過するまでの期間内であって、かつ、前記電源保持信号が出力されている期間内に行われる所要の操作である
本発明によると、自動調理の実行中に、使用者が不用意に電源スイッチをオフ操作しても、直ちに自動調理を終了するのではなく、加熱を停止した自動調理中断状態に移行し、この自動調理中断状態において、自動調理を再開するための条件を満たす再開操作がされたときには、中断した自動調理を再開して残りの自動調理を実行し、再開操作がされなかったときには、中断した自動調理を終了させるので、使用者が、不用意に電源スイッチをオフ操作しても、使用者が再開操作をすることによって、適切に自動調理を完了させることができ、また、再開操作がされないときには、加熱が再開されることなく自動調理を終了するので、安全である。
また、本発明によると、自動調理の実行中に、使用者が不用意に電源スイッチをオフ操作しても、その時点から所定時間が経過するまでの期間内であって、かつ、前記電源保持信号が出力されている期間内に所要の操作をすることによって、中断した自動調理を再び実行することができる。
(2)本発明は、調理物を加熱するバーナと、前記バーナによる加熱の開始/加熱の停止を指令するために操作される加熱/停止操作手段と、調理モードを設定する調理モード設定手段と、前記加熱/停止操作手段の操作に応じて前記バーナによる加熱の開始/加熱の停止を制御すると共に、前記調理モード設定手段の設定操作に応じて前記バーナを制御して自動調理を実行する制御手段と、前記制御手段への電力の供給をオンオフするために操作される電源スイッチとを備え、前記制御手段は、前記電源スイッチがオフ操作されたときには、当該制御手段への給電ラインを遮断することなく、保持するための電源保持信号を出力するガスコンロにおいて、
前記制御手段は、前記自動調理の実行中に前記電源スイッチがオフ操作されたときには、前記バーナへの燃料ガスを遮断して前記バーナによる加熱を停止して実行中の自動調理を中断する自動調理中断状態に移行し、前記自動調理中断状態において、中断した自動調理を再開するための条件を満たす再開操作がされたときには、前記バーナへの燃料ガスの前記遮断を解除して前記バーナによる加熱を再開して中断した自動調理を再び実行し、前記再開操作がされなかったときには、中断した自動調理を終了して、前記電源保持信号の出力を停止するものであり、前記バーナが、前記調理物を収容する調理容器を加熱するものであり、前記調理容器の温度を検出する温度検出手段を備え、前記再開操作が、前記電源スイッチが前記オフ操作された時点の前記温度検出手段による検出温度が所定温度低下するまでの期間内であって、かつ、前記電源保持信号が出力されている期間内に行われる所要の操作である
本発明によると、自動調理の実行中に、使用者が不用意に電源スイッチをオフ操作しても、直ちに自動調理を終了するのではなく、加熱を停止した自動調理中断状態に移行し、この自動調理中断状態において、自動調理を再開するための条件を満たす再開操作がされたときには、中断した自動調理を再開して残りの自動調理を実行し、再開操作がされなかったときには、中断した自動調理を終了させるので、使用者が、不用意に電源スイッチをオフ操作しても、使用者が再開操作をすることによって、適切に自動調理を完了させることができ、また、再開操作がされないときには、加熱が再開されることなく自動調理を終了するので、安全である。
また、本発明によると、自動調理の実行中に、使用者が不用意に電源スイッチをオフ操作しても、その時点の調理容器の検出温度が、所定温度低下するまでの期間内であって、かつ、前記電源保持信号が出力されている期間内に所要の操作をすることによって、中断した自動調理を再び実行することができる。
(3)本発明の他の実施態様では、前記制御手段は、前記自動調理中断状態に移行するときには、実行中の前記自動調理の制御情報を記憶し、前記バーナによる加熱を再開するときには、前記制御情報に基づいて、中断した自動調理を再び実行する。
この実施態様によると、自動調理の実行中に、使用者が不用意に電源スイッチをオフ操作して、自動調理中断状態に移行するときには、実行中の自動調理の制御情報を記憶するので、再開操作がされたときには、記憶した制御情報に基づいて、中断した残りの自動調理を実行することができる。
)本発明の更に他の実施態様では、前記所要の操作が、前記電源スイッチのオン操作及び前記加熱/停止操作手段の加熱の開始を指令する操作である。
この実施態様によると、自動調理の実行中に、使用者が不用意に電源スイッチをオフ操作しても、それに気づいた使用者が、電源スイッチをオン操作し、加熱/停止操作手段による加熱開始の操作をすることによって、中断した自動調理を再び安全に実行することができる。
)本発明の好ましい実施態様では、前記自動調理の実行中に、前記自動調理に関する表示を行う自動調理用表示手段を備え、前記制御手段は、自動調理用表示手段を制御すると共に、前記自動調理中断状態では、前記自動調理用表示手段による表示を行わない。
この実施態様によると、使用者が、不用意に電源スイッチをオフ操作して、自動調理中断状態になると、自動調理用表示手段による表示が行われなくなるので、使用者は、不用意に電源スイッチをオフ操作したことを認識することができる。
)上記()の実施態様では、前記制御手段は、前記自動調理中断状態に移行するときには、自動調理用表示手段による表示を行わないようにする前に、一定期間に亘って、前記自動調理用表示手段による通常の表示態様とは異なる表示態様の表示を行ってもよい。
この実施態様によると、使用者が不用意に電源スイッチをオフ操作したために、自動調理中断状態に移行するときには、一定期間に亘って、通常の表示態様とは異なる表示態様の表示を行うので、使用者は、不用意に電源スイッチをオフ操作したために、自動調理が中断されたことをより確実に認識することができる。
)上記()または()に記載の実施態様では、前記調理モード設定手段は、調理時間が設定されるタイマ設定部を有し、前記制御手段は、前記タイマ設定部に設定される調理時間を計測するタイマ計測部を有し、前記自動調理用表示手段は、前記調理時間が終了するまでの残時間を表示する残時間表示部を有し、前記制御手段は、前記自動調理中断状態では、前記残時間表示部による残時間の表示を行わず、前記加熱手段による加熱を再開して中断した自動調理を再び実行すると、前記残時間表示部による残時間の表示を行うようにしてもよい。
この実施態様によると、使用者が不用意に電源スイッチをオフ操作したために、自動調理を中断する自動調理中断状態に移行すると、調理時間の残り時間である残時間の表示が行われず、使用者が、再開操作を行って中断した自動調理が再び実行されると、残時間の表示を行うので、使用者の操作と残時間の表示とが対応し、使い勝手の良いものとなる。
)上記()の実施態様では、前記制御手段は、前記自動調理中断状態に移行するときには、前記残時間表示部による残時間の表示を行わないようにする前に、一定期間に亘って、前記残時間表示部による通常の表示態様とは異なる表示態様の表示を行うようにしてもよい。
この実施態様によると、使用者が不用意に電源スイッチをオフ操作したために、自動調理を中断する自動調理中断状態に移行するときには、一定期間に亘って、残時間表示部に、通常の表示態様とは異なる表示態様の表示を行うので、使用者は、不用意に電源スイッチをオフ操作したために、自動調理が中断されたことを認識することができる。
本発明によれば、自動調理の実行中に、使用者が不用意に電源スイッチをオフ操作しても、直ちに自動調理を終了するのではなく、加熱を停止した自動調理中断状態に移行し、この自動調理中断状態において、自動調理を再開するための条件を満たす再開操作がされたときには、中断した自動調理を再開し、再開操作がされなかったときには、中断した自動調理を終了させるので、使用者が、不用意に電源スイッチをオフ操作しても、使用者が再開操作をすることによって、適切に自動調理を完了させることができ、また、再開操作がされないときには、加熱が再開されることなく自動調理が終了し、安全である。
本発明の一実施形態に係るガスコンロの斜視図である。 図1のガスコンロの燃料供給路の説明図である。 ガスコンロ用調理設定入力部の正面図である。 本発明の一実施形態のガスコンロによる煮込み調理モードの火力及び鍋の温度変化を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
この実施形態では、加熱調理器として、グリル付きガスコンロに適用して説明する。
この実施形態のグリル付きガスコンロAは、図1に示すように、コンロ本体1の上部に、最大火力の異なるコンロバーナからなる3つのガスコンロ部2a〜2cを備え、コンロ本体1の左右中央には、グリルバーナ(図示せず)を内装すると共に、グリル扉3aを前方に備えるグリル皿(図示せず)を前面から出し入れ可能に装着したグリル3を備えている。
このグリル付きガスコンロAは、図示しないキッチンキャビネットに落とし込み装着されるビルトインタイプである。
コンロ本体1の上部は、天板4で覆われると共に、コンロ奥端の上面にグリル3の燃焼排ガスを排出するためのグリル排気口5が設けられている。
この実施形態では、天板4の手前側の左右に配設したガスコンロ部2a,2bの一方(左側)が、標準火力のガスコンロ部2aとなっており、他方(右側)が、高火力のガスコンロ部2bとなっている。また、奥側の中央部に配設したガスコンロ部2cが、小火力のガスコンロ部2cとなっている。各ガスコンロ部2a〜2cには、調理容器、例えば鍋の底部の温度を検出するサーミスタからなる温度センサ7a〜7cがそれぞれ装備されていると共に、対応する五徳6a〜6cがそれぞれ載置されている。
各ガスコンロ部2a〜2cには、図示していないが、コンロバーナに点火する点火装置としての点火プラグと、コンロバーナの着火を検出する着火検出装置としての熱電対とが設けられ、グリル3にも同様に、グリルバーナに点火する点火装置としての点火プラグと、グリルバーナの着火を検出する着火検出装置としての熱電対が設けられる。点火プラグは、後述する加熱状態調節部12a〜12cにおける点火操作によってマイクロコンピュータからなる制御手段としての制御部11(図2参照)により点火動作が行われ、熱電対において検出された着火(点火)情報は制御部11に認識されて、制御部11により点火プラグでの点火処理を終了する。
加熱手段としての各コンロバーナ及びグリルバーナには、図2に示すように、都市ガス等のガス燃料を供給する燃料供給路8からそれぞれ分岐する分岐供給路8aが接続されている。なお、この図2では、ガスコンロ部2aのコンロバーナのみを代表的に示している。燃料供給路8には、電磁弁9が設けられると共に、各分岐供給路8aには、ガス燃料の供給量の調節を行うためステッピングモータにより駆動されて弁体の開度位置の微調整が可能な流量制御弁10と、前記弁体の開度位置を検出する位置センサ(図示せず)と、安全弁(図示せず)が設けられている。電磁弁9、流量制御弁10及び安全弁は、制御部11によって制御され、位置センサにおける検出情報は、制御部11によって認識・処理される。また、流量制御弁10は、対応するコンロバーナ又はグリルバーナが使用されない時には、流量を零にして遮断状態となるように切り換えられる。
図1に示すように、コンロ本体1の前面の左右上部には、各ガスコンロ部2a〜2cのコンロバーナの加熱の開始/加熱の停止、すなわち、点火/消火、及び火力調節ための操作をそれぞれ行うための3つの加熱状態調節部12a〜12cが設けられている。この実施形態では、前面の左側に、標準火力のガスコンロ部2aの加熱状態調節部12aを配設し、前面の右側に、高火力のガスコンロ部2bの加熱状態調節部12b及び小火力のガスコンロ部2cの加熱状態調節部12cを配設している。
また、前面の右側上部には、制御部11をはじめ電磁弁9や流量制御弁10、入力部や加熱状態調節部12a〜12c等の各部への通電の入切(オンオフ)を行う自動復帰型で押し釦式の電源スイッチ13及び電源オン時に点灯する電源ランプ13aが設けられている。
制御部11は、電源スイッチ13がオン操作されることによって、給電ラインを介して電力が供給されて動作を開始すると共に、電源スイッチ13がオフ操作された時に、直ちに給電ラインが遮断されないように、電源保持信号を出力して給電ラインを確保するように構成されており、制御部11は、電源スイッチ13がオフ操作されたときには、消火処理等の所要の制御を行った後に、電源保持信号の出力を停止して当該制御部11への給電ラインを遮断する。
このように電源スイッチ13をオフ操作した時に、制御部11への電力の供給を直ちに遮断するのではなく、制御部11が、消火処理等の所要の制御を終了した後に、当該制御部11への電力の供給を遮断する構成は、従来と同様である。
各ガスコンロ部2a〜2cの点火/消火を指令するために操作される加熱/停止操作手段としての上記各加熱状態調節部12a〜12cは、前後方向に移動自在な押釦により構成され、ガスコンロ部2a〜2cの使用に当たっては、押釦よりなる加熱状態調節部12a〜12cを押圧して点火操作をすることで、後退していた加熱状態調節部12a〜12cが前方に突出して器具栓がONとなり、流出するガス燃料にスパーク放電がなされてガスコンロ部2a〜2cのコンロバーナに点火される。
この押釦よりなる加熱状態調節部12a〜12cが前方に突出した状態で加熱状態調節部12a〜12cを指で摘んで回動操作すると、前記回動角度がロータリーエンコーダにより検出されて制御部11に認識され、前記回動角度に応じた開度位置となるようにステッピングモータにより流量制御弁10の弁体が駆動されてガス流量が制御されて、ガスコンロ部2a〜2cの火力が、この実施形態では、「1」〜「5」の5段階で制御できるようになっている。一方、消火にあたっては、前方に突出している加熱状態調節部12a〜12cを後方に押圧操作することで器具栓がOFFとなってガスコンロ部2a〜2cのコンロバーナが消火される。
コンロ本体1の前面の左右の下部には、操作パネル14,15が収納自在に設けられている。右側の操作パネル15には、グリル3に関する操作を行うためのグリル用調理設定入力部16が設けられ、この操作パネル15がグリル側操作パネルとなり、左側の操作パネル14には、標準火力のガスコンロ部2aによる調理設定の入力を行うためのガスコンロ用調理設定入力部17が設けられ、この操作パネル14がコンロ側操作パネルとなっている。
図3には、ガスコンロ用調理設定入力部17を示している。標準火力のガスコンロ部2aによる調理設定の入力を行うためのガスコンロ用調理設定入力部17は、ガスコンロ部2aによる調理時間を設定するためのタイマースイッチ18、揚げ物、炊飯、湯沸し、煮込みの自動調理のメニューをそれぞれ設定するための各メニュースイッチ19〜22、及び、前記各スイッチ18〜22を操作して設定した各入力を取り消すための取消しスイッチ23等を備えている。
タイマ設定部としてのタイマースイッチ18のアップスイッチ18a,ダウンスイッチ18bを押すことにより、1分単位で1分〜120分迄のタイマ時間を設定することができ、設定されるタイマ時間が、タイマ表示部18cに表示される。タイマ時間が設定されない場合は、初期設定値として、60分が表示される。また、設定された調理モードの実行中は、表示部18cには、残り時間が1分となるまでは1分の時間経過と共にデクリメントされた分単位の残時間が、表示され、残り時間が1分未満になると、残り時間が30秒になるまでは、「1分」の値が表示され、残り時間が30秒以下になると、ブザーで報知すると共に、1秒単位で1秒の時間経過と共にデクリメントされた秒単位の残時間が、表示され、残り時間が0になると「0」が10回点滅し、ガスコンロ部2aが消火し、設定された調理モードは終了する。
なお、タイマ時間が設定された調理モードの実行中に、タイマースイッチ18のアップスイッチ18a又はダウンスイッチ18bを押すことにより、タイマ時間の設定の増減変更ができ、設定可能な最大時間は120分迄であり、ガスコンロ部2aの連続使用可能時間は120分迄としている。
上記自動調理のメニュースイッチ19〜22の内、揚げ物用のメニュースイッチ19を押すことで揚げものを自動調理で行う揚げ物モードとすることができ、この揚げ物用のメニュースイッチ19を何回押すかによって、200℃、180℃、160℃といった複数種類の揚げ物の調理の中から目的とする温度の揚げ物調理を設定することができ、設定に対応する温度表示ランプ19aが点灯する。また、炊飯用のメニュースイッチ20を押すことで炊飯を自動調理で行う炊飯モードとすることができ、この炊飯用のメニュースイッチ20を何回押すかによって、ご飯、おかゆといった複数種類の炊飯の調理の中から目的とする炊飯の調理を設定することができ、設定に対応する炊飯表示ランプ20aが点灯する。また、湯沸し用のメニュースイッチ21を押すことで湯沸しを自動調理で行う湯沸しモードとすることができ、この湯沸し用のメニュースイッチ21を何回押すかによって、自動消火、5分保温といった湯沸し後にすぐ消火するか、あるいは一定時間保温するかといった湯沸しを選択して設定することができ、設定に対応する湯沸し表示ランプ21aが点灯する。
更に、この実施形態では、煮込み用のメニュースイッチ22を押すことで煮込みを自動調理で行う煮込み調理モードとすることができ、この煮込み用のメニュースイッチ22を押す度に、煮込み火力が、「標準」(おでんやロールキャベツ等)→「強め」(肉じゃがや筑前煮、量が多い時等)→「弱め」(味噌汁や量が少ない時等)と、サイクリックに切替わり、所望の煮込み火力を設定することができ、設定に対応する煮込み火力表示ランプ22aが点灯する。この「標準」、「強め」、「弱め」を選択して設定することによって、後述のように、火力を切替え制御するための第1,第2設定温度を変更設定することができる。
各メニュースイッチ19〜22及びタイマースイッチ18によって、調理モードを設定する調理モード設定手段が構成され、タイマ表示部18c及び各表示ランプ19a〜22aによって、実行中の自動調理の残時間及びメニューを表示する自動調理用表示手段が構成される。
ガスコンロ用調理設定入力部17において、標準火力のガスコンロ部2aによる調理の設定入力が行われると、制御部11により予め設定された制御内容に基づいて、ガスコンロ部2aにおける火力調整、調理時間等が制御される。この場合、鍋の底部の温度を温度センサ7aにより検出して、該温度センサ7aで検出した鍋の底部の温度を、制御部11に入力してフィードバック制御により火力調整を行うようになっている。また、制御部11は、タイマースイッチ18によって設定されるタイマ時間を計測するタイマ計測部としての機能を有する。
各ガスコンロ部2a〜2cの使用に当たっては、手動により加熱を行う場合には、コンロ本体1の前面に露出している加熱状態調節部12a〜12cを直接指で操作して制御部11に指令を与えて点火、火力調整、消火を行うと共に、標準火力のガスコンロ部2aで自動調理を行う場合には、後述のように、主として制御部11によりガス流量及び火力が調整される。
また、自動調理の終了、タイマ機能、あるいは、安全装置により異常が検知されることで、自動消火される場合があり、この場合には、加熱状態調節部12a〜12cが、器具栓をONとする状態であっても安全弁により燃料ガスが遮断されて消火される。
なお、自動調理の実行中に、使用者が、加熱状態調節部12aを押し込んで、ガスコンロ部2aを消火するか、あるいは、鍋の底部の検出温度が、焦げ付きを防止する安全機能として設定しているハイカット温度、例えば、150℃を超えた場合にも、ガスコンロ部2aは自動消火して自動調理は中止される。
次に、自動調理として煮込み調理モードの制御について、図4に基づいて、説明する。
図4は、煮込み調理モードが設定されて、加熱が開始された後の鍋の底部の検出温度の変化及び火力を示すものであり、横軸が時間を、縦軸が温度を示している。
先ず、使用者が電源スイッチ13をオン操作し、制御部11等に電力を供給し、煮込み用のメニュースイッチ22によって、煮込み調理モードを設定し、加熱状態調節部12aを押圧して点火操作をすることで、煮込み調理モードが開始される。
煮込み調理モードが開始されると、温度センサ7aで検出される鍋の底部の検出温度が、制御開始温度、例えば80℃になるまでは、最初に使用者が加熱状態調節部12aを回動操作して設定した設定火力で加熱を行う。鍋の底部の検出温度が、80℃になると、使用者によって設定された設定火力を、制御用の火力である第1の火力に切替える。この第1の火力は、上記5段階の火力「1」〜「5」の内、中程度の火力である火力「3」としている。
この第1の火力である火力「3」による加熱を継続し、鍋の底部の検出温度に基づいて、鍋内の加熱対象物が沸騰状態となったことが検出されると、その検出時点t1から上記タイマースイッチ18で設定されるタイマ時間の計測を開始する。沸騰状態を検出したときの鍋の底部の検出温度を、沸騰温度TBとして示している。
この実施形態では、沸騰状態の検出は、温度センサ7aによる鍋の底部の検出温度が、所定温度、例えば1℃上昇するのに要する時間を計測し、その計測した時間が、一定時間、例えば40秒を超えた時に沸騰状態として検出するようにしている。
沸騰状態が検出された後、更に、火力「3」での加熱を継続し、鍋の底部の検出温度に基づいて、検出温度が安定する平衡状態が検出されると、その検出時点t2で第1の火力である火力「3」を、火力の弱い第2の火力に切替える。この第2の火力は、上述の5段階の火力「1」〜「5」の内、最も弱い火力である火力「1」としている。
この実施形態では、平衡状態の検出は、一定の判定期間毎、例えば30秒毎に、その30秒の判定期間の終了時点の鍋の底部の検出温度Teから開始時点の鍋の底部の検出温度Tbを差し引いた温度差ΔT(=Te−Tb)が、所定温度範囲、例えば−2℃以上であって+2℃以下の温度範囲(−2℃≦ΔT≦+2℃)となったときに、平衡状態を検出したとして、その判定期間の終了時点の鍋の底部の検出温度Teを平衡温度Tαとしている。
この平衡状態の検出は、鍋の底部の検出温度が、上記制御開始温度である80℃になった時点から開始され、例えば30秒毎に平衡状態になったか否かが判定される。
平衡状態を検出した時点t2で火力を、火力「3」から火力「1」へ弱めることによって、図4に示すように、鍋の底部の検出温度が下降し、平衡温度Tαよりも低い第2設定温度T2まで下降すると、その時点t3で火力「1」を、この火力「1」よりも強く、かつ、火力「3」と同じか弱い第3の火力に切替える。この実施形態では、この第3の火力は、上述の第1の火力と同じ火力「3」としている。
このように第2設定温度T2になると、火力「3」に切替えて火力を強くするので、図4に示すように、鍋の底部の検出温度が再び上昇する。鍋の底部の検出温度が、平衡温度Tαよりも低く、かつ、第2設定温度T2よりも高い第1設定温度T1になると、その時点t4で火力「3」を、弱い火力「1」に再び切替える。
以後は、同様にして、鍋の底部の検出温度が第2設定温度T2まで下降したら再び火力を火力「3」に切替え、第1設定温度T1まで上昇したら再び火力を火力「1」に切替え、鍋の底部の検出温度が、平衡温度Tαよりも低い第1,第2設定温度T1,T2に基づく温度範囲に制御される。
このように鍋の底部の検出温度が、平衡温度Tαよりも低い第1,第2設定温度T1,T2に基づく温度範囲に制御されている間に、沸騰温度TBの検出時点t1から計測を開始したタイマ時間が、設定したタイマ時間になると、すなわち、タイムアップすると、ブザーによって報知し、ガスコンロ部2aは自動消火して煮込み調理モードを終了する。使用者は、加熱状態調節部12aを押し込んで器具栓をOFFにし、電源スイッチ13を押して電源を切る。なお、電源スイッチ13は、押さなくても全バーナが使用されていないときには、一定時間、例えば、3分後に自動的にオフとなる。
この実施形態では、平衡温度Tαよりも低い第1設定温度T1を、上記の煮込み用のメニュースイッチ22の操作によって選択することができ、煮込み火力として、「強め」、「標準」、「弱め」のいずれを選択するかに応じて次のように設定される。すなわち、「強め」、「標準」、「弱め」の順で、第1設定温度T1は低く設定される。なお、第2設定温度T2は、いずれの火力を選択しても、第1設定温度T1に対して同じ温度だけ低く設定される。
従来では、煮込み調理モードなどの自動調理の実行中に、使用者が、不用意に電源スイッチ13を押して電源を切ると、すなわち、電源スイッチ13を不用意にオフ操作すると、ガスコンロ部2aは自動消火して調理モードは途中で終了してしまう。このため、使用者は、自動調理を継続しようとすると、再度、調理モードの設定しなければならない。この場合、炊飯や煮込みといった自動調理が既に途中の状態まで進んでしまっているときには、残りの必要となる加熱工程が分からず、適切に調理を完了できない虞がある。
そこで、この実施形態では、自動調理の実行中に、例えば、煮込み調理の実行中に、使用者が不用意に電源スイッチ13をオフ操作してしまったときにも、安全に煮込み調理を再び実行することができるように次のように構成している。
煮込み調理の実行中に、電源スイッチ13がオフ操作された時、すなわち、使用者が不用意に電源スイッチ13をオフ操作した時、制御部11は、実行中の煮込み調理の制御状態に関する制御情報を記憶すると共に、安全弁により燃料ガスを遮断してガスコンロ部2aを消火し、自動調理中断状態に移行する。
制御情報としては、例えば、電源スイッチ13がオフ操作された時点のタイマ計測時間、平衡温度Tα、第1,第2設定温度T1,T2、あるいは、電源スイッチ13がオフ操作された時点の火力などの情報であり、沸騰温度TBや平衡温度Tαが検出されていないときには、その情報が記憶される。
また、自動調理中断状態に移行したことを使用者に知らせるために、ガスコンロ用調理設定入力部17の煮込みメニュースイッチ22の煮込み火力の設定に応じた煮込み火力表示ランプ22a、及び、残りの調理時間を表示しているタイマ表示部18cを、通常の表示態様である点灯表示とは異なり、それぞれ例えば5回点滅表示させ、ブザーによって報知した後、煮込み火力表示ランプ22a、及び、タイマ表示部18cの残時間の表示を、消灯する。
この自動調理中断状態において、中断した自動調理を再開するための条件を満たす再開操作、この実施形態では、電源スイッチ13がオフ操作された時点から所定時間、例えば、20秒が経過するまでの期間内に、所要の操作、この実施形態では、使用者が、電源スイッチ13を押す、すなわち、電源スイッチのオン操作をし、更に、加熱状態調節部12aを押し込んで、ガスコンロ部2aを点火するための操作をすると、制御部11は、自動調理中断状態を終了し、ガスコンロ部2aを点火して、記憶した制御情報に基づいて、自動調理中断状態に移行する直前に実行していた煮込み調理モードを再び実行する。
再び実行される煮込み調理モードでは、記憶したタイマ計測時間、平衡温度Tα、第1,第2設定温度T1,T2、あるいは、火力などの制御情報に基づいて、中断した残りの煮込み調理モードが実行される。
再開された煮込み調理モードでは、タイマ時間の残時間がタイマ表示部18cに再び表示されると共に、煮込みメニュースイッチ22の煮込み火力の設定に応じた煮込み火力表示ランプ22aが点灯する。
タイマ時間は、自動調理中断状態においてもタイマ計測部により計測されており、再開された煮込み調理モードでは、計測されていた残時間がタイマ表示部18cに表示される。なお、自動調理中断状態のタイマ時間は、計測しないようにしてもよい。
自動調理中断状態において、中断した自動調理を再開するための条件を満たす再開操作がされなかったとき、すなわち、所要の操作である電源スイッチ13のオン操作、及び、加熱状態調節部12aによる点火操作が、所定時間が経過するまでの期間内にされなかったときには、自動調理中断状態に移行する直前に実行していた煮込み調理モードを終了し、記憶した制御情報をリセットする。その後、制御部11は、上記の電源保持信号の出力を停止して当該制御部11への給電ラインを遮断する。このように所定時間が経過するまでの期間内に、所要の操作がされないときには、煮込み調理モードを終了して制御部11への電力の供給も遮断するので、電力の消費を抑制することができる。
以上のように煮込み調理モードの実行中に、使用者が不用意に電源スイッチ13をオフ操作しても、煮込み調理モードが直ちに終了するのではなく、ガスコンロ部2aを消火すると共に、制御情報を記憶する自動調理中断状態に移行し、この自動調理中断状態において、再開操作がされたときには、記憶した制御情報に基づいて、中断した煮込み調理モードを再開して残りの煮込み調理を実行し、再開操作がされなかったときには、中断した煮込み調理モードを終了させるので、使用者が、不用意に電源スイッチ13をオフ操作しても、再開操作をすることによって適切に煮込み調理モードを完了させることができ、また、再開操作がされないときには、ガスコンロ部2aが点火することがなく、安全である。
上記実施形態では、中断した自動調理を再開するための条件を満たす再開操作として、電源スイッチ13がオフ操作された時点から所定時間が経過するまでの期間内の所要の操作としたけれども、他の実施形態として、電源スイッチ13がオフ操作された時点における温度センサ7aの検出温度が、所定温度、例えば、5℃低下するまでの期間内の所要の操作としてもよい。
すなわち、使用者が電源スイッチ13を不用意にオフ操作した後、温度センサ7aの検出温度が5℃低下するまでの期間内に、所要の操作、例えば、電源スイッチ13がオン操作され、更に、加熱状態調節部12aが点火操作されたときには、再開操作がされたとして、中断した煮込み調理モードを再び実行するようにしてもよい。
また、再開操作として、上記のように所定時間が経過するまでの期間、あるいは、所定温度低下するまでの期間に限らず、所定時間と所定温度とを組合せてもよく、例えば、所定時間が経過するまでの期間及び所定温度低下するまでの期間のいずれか遅い期間などとしてもよい。なお、所定時間や所定温度は、上記に限らず、任意である。
また、所要の操作は、電源スイッチ13のオン操作及び加熱状態調節部12aの点火操作に限らず、例えば、実行中であった自動調理のメニユースイッチの操作及び点火操作としてもよい。
上記実施形態では、自動調理として、煮込み調理モードについて説明したが、煮込み調理モード以外の揚げ物や炊飯、湯沸し、といった各自動調理においても、自動調理中に使用者が電源スイッチ13を不用意に操作したときには、上記と同様に自動調理中断状態に移行し、この自動調理中断状態において、再開操作がされるか否かに応じて、自動調理を再び実行し、あるいは、自動調理を終了するようにしてもよい。
また、ガスコンロ部2a〜2cによる自動調理だけでなく、グリル3のグリル庫内で焼き網の上に魚を置いて焼く自動調理や、ダッチオーブンなどの容器をグリル皿の上に載せて調理する、ダッチオーブン自動調理においても適用可能である。
上記実施形態では、電源スイッチ13と、ガスコンロ部2a〜2cの点火/消火を指令するために操作される加熱状態調節部12a〜12cは、個別に設けられているが、他の実施形態として、コンロバーナ等の加熱手段の点火/消火を指令するための点火/消火操作部と電源スイッチとを共用する構成、すなわち、点火/消火操作部の点火操作を行うことによって電源がオンして点火し、点火/消火操作部の消火操作を行うことによって、消火して電源がオフする構成の加熱調理器に適用してもよい。この場合、点火指令と通電指令が同一操作になるので、さらに操作性が良い。
また、加熱調理器は必ずしもビルトインタイプに限られるものではなく、卓上型の加熱調理器であってもよい。
2a〜2c ガスコンロ部
3 グリル
7a〜7c 温度センサ
11 制御部
12a〜12c 加熱状態調節部
13 電源スイッチ
17 ガスコンロ用調理設定入力部
18 タイマースイッチ
22 煮込み調理用メニュースイッチ

Claims (8)

  1. 調理物を加熱するバーナと、前記バーナによる加熱の開始/加熱の停止を指令するために操作される加熱/停止操作手段と、調理モードを設定する調理モード設定手段と、前記加熱/停止操作手段の操作に応じて前記バーナによる加熱の開始/加熱の停止を制御すると共に、前記調理モード設定手段の設定操作に応じて前記バーナを制御して自動調理を実行する制御手段と、前記制御手段への電力の供給をオンオフするために操作される電源スイッチとを備え、前記制御手段は、前記電源スイッチがオフ操作されたときには、当該制御手段への給電ラインを遮断することなく、保持するための電源保持信号を出力すガスコンロにおいて、
    前記制御手段は、前記自動調理の実行中に前記電源スイッチがオフ操作されたときには、前記バーナへの燃料ガスを遮断して前記バーナによる加熱を停止して実行中の自動調理を中断する自動調理中断状態に移行し、
    前記自動調理中断状態において、中断した自動調理を再開するための条件を満たす再開操作がされたときには、前記バーナへの燃料ガスの前記遮断を解除して前記バーナによる加熱を再開して中断した自動調理を再び実行し、前記再開操作がされなかったときには、中断した自動調理を終了して、前記電源保持信号の出力を停止するものであり、
    前記再開操作が、前記電源スイッチが前記オフ操作された時点から所定時間が経過するまでの期間内であって、かつ、前記電源保持信号が出力されている期間内に行われる所要の操作である、
    ことを特徴とするガスコンロ
  2. 調理物を加熱するバーナと、前記バーナによる加熱の開始/加熱の停止を指令するために操作される加熱/停止操作手段と、調理モードを設定する調理モード設定手段と、前記加熱/停止操作手段の操作に応じて前記バーナによる加熱の開始/加熱の停止を制御すると共に、前記調理モード設定手段の設定操作に応じて前記バーナを制御して自動調理を実行する制御手段と、前記制御手段への電力の供給をオンオフするために操作される電源スイッチとを備え、前記制御手段は、前記電源スイッチがオフ操作されたときには、当該制御手段への給電ラインを遮断することなく、保持するための電源保持信号を出力するガスコンロにおいて、
    前記制御手段は、前記自動調理の実行中に前記電源スイッチがオフ操作されたときには、前記バーナへの燃料ガスを遮断して前記バーナによる加熱を停止して実行中の自動調理を中断する自動調理中断状態に移行し、
    前記自動調理中断状態において、中断した自動調理を再開するための条件を満たす再開操作がされたときには、前記バーナへの燃料ガスの前記遮断を解除して前記バーナによる加熱を再開して中断した自動調理を再び実行し、前記再開操作がされなかったときには、中断した自動調理を終了して、前記電源保持信号の出力を停止するものであり、
    前記バーナが、前記調理物を収容する調理容器を加熱するものであり、
    前記調理容器の温度を検出する温度検出手段を備え、
    前記再開操作が、前記電源スイッチが前記オフ操作された時点の前記温度検出手段による検出温度が所定温度低下するまでの期間内であって、かつ、前記電源保持信号が出力されている期間内に行われる所要の操作である、
    ことを特徴とするガスコンロ
  3. 前記制御手段は、前記自動調理中断状態に移行するときには、実行中の前記自動調理の制御情報を記憶し、前記バーナによる加熱を再開するときには、前記制御情報に基づいて、中断した自動調理を再び実行する、
    請求項1または2に記載のガスコンロ
  4. 前記所要の操作が、前記電源スイッチのオン操作及び前記加熱/停止操作手段の加熱の開始を指令する操作である、
    請求項1ないし3のいずれかに記載のガスコンロ
  5. 前記自動調理の実行中に、前記自動調理に関する表示を行う自動調理用表示手段を備え、
    前記制御手段は、自動調理用表示手段を制御すると共に、前記自動調理中断状態では、前記自動調理用表示手段による表示を行わない、
    請求項1ないし4のいずれかに記載のガスコンロ
  6. 前記制御手段は、前記自動調理中断状態に移行するときには、自動調理用表示手段による表示を行わないようにする前に、一定期間に亘って、前記自動調理用表示手段による通常の表示態様とは異なる表示態様の表示を行う、
    請求項5に記載のガスコンロ
  7. 前記調理モード設定手段は、調理時間が設定されるタイマ設定部を有し、
    前記制御手段は、前記タイマ設定部に設定される調理時間を計測するタイマ計測部を有し、
    前記自動調理用表示手段は、前記調理時間が終了するまでの残時間を表示する残時間表示部を有し、
    前記制御手段は、前記自動調理中断状態では、前記残時間表示部による残時間の表示を行わず、前記加熱手段による加熱を再開して中断した自動調理を再び実行すると、前記残時間表示部による残時間の表示を行う、
    請求項5または6に記載のガスコンロ
  8. 前記制御手段は、前記自動調理中断状態に移行するときには、前記残時間表示部による残時間の表示を行わないようにする前に、一定期間に亘って、前記残時間表示部による通常の表示態様とは異なる表示態様の表示を行う、
    請求項7に記載のガスコンロ
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