JP2015196056A - 餃子焼き器 - Google Patents

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Abstract

【課題】調理作業の簡略化を図りながら、餃子を適正通り焼き上げることができる餃子焼き器を提供する。【解決手段】加熱調理対象の餃子を載置する餃子鍋を加熱する加熱部3と、餃子鍋の温度を検出する温度検出部7の検出温度を設定目標温度に維持するように、加熱部3の加熱作動を制御する加熱制御部6とが設けられ、温度検出部7の検出温度の変化が餃子鍋に対する餃子蒸し用水の注水による餃子鍋の温度の変化に対応させて定めた設定開始条件を満たすと、計時作動を開始し、かつ、当該計時作動の開始後において設定調理時間が経過すると報知作動する計時式報知部Jが設けられている。【選択図】図3

Description

本発明は、加熱調理対象の餃子を載置する餃子鍋を加熱する加熱部と、前記餃子鍋の温度を検出する温度検出部の検出温度を設定目標温度に維持するように、前記加熱部の加熱作動を制御する加熱制御部とが設けられた餃子焼き器に関する。
かかる餃子焼き器は、加熱調理対象の餃子を餃子鍋に載置し、続いて、餃子蒸し用水を餃子鍋に注水することにより、加熱調理対象の餃子を蒸し調理し、その後、蒸し調理が終了した餃子の表面に焦げ目を形成する状態に餃子を焼き上げるために使用されるものであり、業務用として用いられることが多い。
すなわち、加熱制御部によって加熱部の加熱作動を制御して、注文があれば直ちに加熱調理を開始できるように、餃子鍋を設定目標温度(例えば、210℃)に加熱した状態に予熱しておき、注文が発生したときには、加熱調理対象の餃子を餃子鍋に載置し、続いて、餃子蒸し用水を餃子鍋に注水することにより、餃子を焼き上げることになる。
つまり、加熱調理対象の餃子を餃子鍋に載置し、続いて、餃子蒸し用水を餃子鍋に注水すると、設定目標温度に加熱される状態に予熱されている餃子鍋の温度が、加熱制御部によって加熱部の加熱作動が継続されていても、例えば、110℃〜120℃程度に急激に下降し、その温度低下状態で、餃子の蒸し調理が行われることになり、注水した餃子蒸し用水が蒸発するまで、餃子の蒸し調理が継続されることになる。
そして、加熱制御部によって加熱部の加熱作動が継続されているため、餃子の蒸し調理が終了すると、餃子鍋の温度が、再び設定目標温度(例えば、210℃)に向けて漸次上昇して、その温度上昇に伴って餃子の表面に焦げ目が形成されることになり、適当な焦げ目が形成された状態で、餃子の焼き上げが終了することになる。
ちなみに、通常一般に、餃子鍋を閉じる蓋体が装備されることになり、餃子蒸し用水を餃子鍋に注水した後は、蓋体が閉じられることになる。
餃子焼き器の従来例として、設定された焼き上がり時間を計時するタイマと、タイマが焼き上がり時間を計時すると報知作動するブザーとを備えた操作部が設けられて、餃子蒸し用水を餃子鍋に注水したときに、タイマの計時作動を開始させ、タイマにて設定された焼き上がり時間が計時されると、ブザーを作動させることにより、焼き上がった餃子を、適正なタイミングにて餃子鍋から取り出すことができるようにしたものがある(例えば、特許文献1(段落〔0002〕及び〔0003〕)参照)。
特許文献1においては、操作部に装備したタイマの計時作動を開始させることについての詳細な説明は省略されているが、餃子蒸し用水を餃子鍋に注水したときに、使用者が、計時作動を開始させる計時開始操作を行うものであると考えられる。
特開平11―309071号公報
従来の餃子焼き器においては、餃子を焼き始める際には、具体的には、餃子蒸し用水を餃子鍋に注水した際には、その都度、タイマの計時作動を開始させる計時開始操作を行わなければならないため、餃子を加熱調理するための調理作業が煩雑となる不都合があり、しかも、タイマの計時作動を開始させる計時開始操作を忘れて、餃子を適正通り焼き上げることができなくなる虞があり、改善が望まれるものであった。
ちなみに、餃子焼き器を業務用として使用するときには、複数台の餃子焼き器が並設される形態で使用されることがある。
複数台の餃子焼き器が並設される場合においては、多量の注文が発生する等により、複数台の餃子焼き器を用いて餃子の加熱調理を開始する状況が発生することがあるが、このような状況が発生した際において、従来の餃子焼き器では、複数台の餃子焼き器の夫々について、タイマの計時作動を開始させる計時開始操作を行う必要がある。
しかしながら、複数台の餃子焼き器の夫々について、タイマの計時作動を開始させる計時開始操作を行うことは、かなり面倒な操作であるため、調理作業が極めて煩雑となる不都合があり、しかも、複数台の餃子焼き器のいずれかについての計時開始操作の忘れを生じ易いため、餃子を適正通り焼き上げることができなくなる不都合が発生し易いものとなるのであり、改善が望まれることになる。
本発明は、上記実状に鑑みて為されたものであって、その目的は、調理作業の簡略化を図りながら、餃子を適正通り焼き上げることができる餃子焼き器を提供する点にある。
本発明の餃子焼き器は、加熱調理対象の餃子を載置する餃子鍋を加熱する加熱部と、前記餃子鍋の温度を検出する温度検出部の検出温度を設定目標温度に維持するように、前記加熱部の加熱作動を制御する加熱制御部とが設けられたものであって、その第1特徴構成は、
前記温度検出部の検出温度の変化が前記餃子鍋に対する餃子蒸し用水の注水による前記餃子鍋の温度の変化に対応させて定めた設定開始条件を満たすと、計時作動を開始し、かつ、当該計時作動の開始後において設定調理時間が経過すると報知作動する計時式報知部が設けられている点を特徴とする。
すなわち、温度検出部の検出温度の変化が設定開始条件を満たすと、計時作動を開始し、かつ、当該計時作動の開始後において設定調理時間が経過すると報知作動する計時式報知部が設けられているから、特別な操作を要することなく、計時式報知部の計時作動を開始させながら、計時式報知部の報知作動により、餃子が適正通り焼き上げられたタイミングを知ることができるため、餃子を適正通り焼き上げることができる。
つまり、加熱制御部による加熱部の加熱作動により、餃子鍋が設定目標温度(例えば、210℃)に加熱された状態において、加熱調理対象の餃子を餃子鍋に載置し、続いて、餃子蒸し用水を餃子鍋に注水すると、餃子鍋の温度が、加熱制御部によって加熱部の加熱作動が継続されていても、例えば、110℃〜120℃程度に下降し、その温度低下状態を、餃子の蒸し調理が終了するまで維持することになり、そして、餃子の蒸し調理が終了すると、加熱制御部によって加熱部の加熱作動が継続されているため、餃子鍋の温度が、再び設定目標温度(例えば、210℃)に向けて上昇することになる。
このように、餃子鍋が設定目標温度に加熱された状態において、加熱調理対象の餃子を餃子鍋に載置し、続いて、餃子蒸し用水を餃子鍋に注水すると、餃子鍋の温度が、一旦下降し、その後、再び設定目標温度に向けて上昇することになるから、餃子鍋に対する餃子の載置及び餃子蒸し用水の注水による餃子鍋の温度の変化に対応させて、計時作動を開始するための設定開始条件を定めるようにすることができるのである。
そして、設定開始条件を満たす時点から餃子が適正通り焼き上げられる時点までの時間に応じて、設定調理時間を設定することにより、餃子が適正通り焼き上げられたタイミングにて、計時式報知部を報知作動させることにより、餃子を適正なタイミングにて餃子鍋から取り出すことができるため、餃子を適正通り焼き上げることができるのである。
ちなみに、計時式報知部が報知作動を行ったときに、餃子の加熱が不足する場合には、餃子の加熱を少し継続して、その後、焼き上げた餃子を餃子鍋から取り出すようにすることも可能であるから、設定調理時間は長過ぎない時間に設定することが好ましい。
以上の説明から明らかな如く、設定目標温度に加熱されている餃子鍋に、加熱調理対象の餃子を餃子鍋に載置し、続いて、餃子蒸し用水を餃子鍋に注水するだけで、計時式報知部が、設定開始条件を満たしたときに計時作動を自動的に開始して、設定調理時間が経過すると報知作動することになるから、計時式報知部に対する特別な操作を省略して、調理作業の簡略化を図りながら、餃子を適正通り焼き上げることができるのである。
要するに、本発明の第1特徴構成によれば、調理作業の簡略化を図りながらも、餃子を適正通り焼き上げることができる餃子焼き器を提供できる。
本発明の餃子焼き器の第2特徴構成は、上記第1特徴構成に加えて、
前記設定開始条件が、前記温度検出部の検出温度が温度上昇開始温度よりも低い状態から前記温度上昇開始温度に上昇すると、前記計時作動を開始する条件であり、
前記温度上昇開始温度が、前記餃子蒸し用水の注水により前記餃子鍋の温度が低下した温度低下状態から、前記餃子蒸し用水が蒸発して前記餃子鍋の温度が上昇を開始する状態に対応する温度に定められている点を特徴とする。
すなわち、餃子鍋が設定目標温度(例えば、210℃)に加熱された状態において、加熱調理対象の餃子を餃子鍋に載置し、続いて、餃子蒸し用水を餃子鍋に注水すると、餃子鍋の温度が、例えば、110℃〜120℃程度に下降し、その温度低下状態を、餃子の蒸し調理が終了するまで維持することになり、そして、餃子の蒸し調理が終了すると、餃子鍋の温度が、再び設定目標温度(例えば、210℃)に向けて上昇することになるから、温度上昇開始温度を、温度低下状態を維持する温度(例えば、110℃〜120℃)よりも少し高い温度(例えば、140℃)に設定する。
温度上昇開始温度を、温度低下状態を維持する温度(例えば、110℃〜120℃)よりも少し高い温度(例えば、140℃)に定めることにより、設定目標温度に加熱されている餃子鍋に加熱調理対象の餃子を載置し、続いて、餃子蒸し用水を餃子鍋に注水した後において、餃子鍋の温度が一旦下降した後に再び設定目標温度に向けて上昇するときに、温度検出部の検出温度が温度上昇開始温度よりも低い状態から前記温度上昇開始温度に上昇する条件に定めた設定開始条件が満たされて、計時式報知部が計時作動を開始することになる。
そして、設定開始条件を満たす時点から餃子が適正通り焼き上げられる時点までの時間に応じて、設定調理時間を設定することにより、餃子が適正通り焼き上げられたタイミングにて、計時式報知部が報知作動することになり、その報知作動に基づいて、餃子を餃子鍋から取り出すことにより、餃子を適正通り焼き上げることができるのである。
また、餃子鍋に加熱調理対象の餃子を載置し、続いて、餃子蒸し用水を餃子鍋に注水した後において、一旦下降した餃子鍋の温度が再び設定目標温度に向けて上昇する状態は、注水した餃子蒸し用水が蒸発して、餃子鍋の温度が上昇する状態であるから、設定開始条件が満たされてから設定調理時間が経過するまでの間は、注水された餃子蒸し用水の影響を受けない時間であるため、餃子蒸し用水の注水量が変動しても、餃子が適正通り焼き上げられたタイミングにて、計時式報知部が報知作動することになる。
つまり、作業ミス等により、餃子蒸し用水の注水量が変動しても、餃子が適正通り焼き上げられたタイミングにて、計時式報知部を報知作動させることができるようになるのであり、餃子蒸し用水の注水量の変動に拘わらず、餃子を適正通り焼き上げることができるのである。
要するに、本発明の第2特徴構成は、上記第1特徴構成による作用効果に加えて、餃子蒸し用水の注水量が変動しても、餃子を適正通り焼き上げることができる餃子焼き器を提供できる。
本発明の餃子焼き器の第3特徴構成は、上記第1特徴構成に加えて、
前記設定開始条件が、前記温度検出部の検出温度が設定判定期間内に設定判定温度以上を下降すると、前記計時作動を開始する条件である点を特徴とする。
すなわち、餃子鍋が設定目標温度(例えば、210℃)に加熱された状態において、加熱調理対象の餃子を餃子鍋に載置し、続いて、餃子蒸し用水を餃子鍋に注水すると、餃子鍋の温度が、例えば、110℃〜120℃程度に、急激に下降することになるから、餃子鍋の温度の急激な下降に基づいて、計時式報知部の計時作動を開始させることができる。
つまり、設定開始条件を、温度検出部の検出温度が設定判定期間内に設定判定温度以上下降する条件に定めることにより、加熱調理対象の餃子を餃子鍋に載置し、続いて、餃子蒸し用水を餃子鍋に注水した後に、温度検出部の検出温度が設定判定期間内に設定判定温度以上下降する設定開始条件が満たされて、計時式報知部の計時作動が開始することになる。
ちなみに、設定判定期間を、例えば、10秒に設定し、設定判定温度を、例えば、6℃に設定することができる。
そして、設定開始条件を満たす時点から餃子が適正通り焼き上げられる時点までの時間に応じて、設定調理時間を設定することにより、餃子が適正通り焼き上げられたタイミングにて、報知作動させることにより、餃子を適正なタイミングにて餃子鍋から取り出すことができるため、餃子を適正通り焼き上げることができるのである。
また、温度検出部の検出温度が設定判定期間内に設定判定温度以上を下降する状態は、設定目標温度に加熱された餃子鍋に加熱調理対象の餃子を餃子鍋に載置して、餃子蒸し用水を餃子鍋に注水すると、その直後に現れることになるから、適正な設定調理時間を予め試験的に求めることが行い易いものとなる。
つまり、設定調理時間は、餃子を試験的に焼き上げながら、適正な時間を求めて設定することになるが、温度検出部の検出温度が設定判定期間内に設定判定温度以上を下降する状態は、餃子蒸し用水を餃子鍋に注水すると、その直後に現れることになるから、餃子蒸し用水を餃子鍋に注水した時点を、計時式報知部が計時作動を開始する時間とみなしながら設定調理時間を求めるようにする等、餃子を試験的に焼き上げながら、適正な設定調理時間を求めることが行い易いものとなるため、設定調理時間を適正な時間に的確に定めることができる。
要するに、本発明の第3特徴構成は、上記第1特徴構成による作用効果に加えて、設定調理時間を適正な時間に的確に定めながら、餃子を適正通り焼き上げることができる餃子焼き器を提供できる。
本発明の餃子焼き器の第4特徴構成は、上記第1〜第3特徴構成のいずれかに加えて、
前記加熱制御部が、加熱開始指令に基づいて前記加熱部の加熱作動を開始したのち、前記温度検出部の検出温度が前記設定目標温度に対応して定めた予備加熱終了温度に達すると、予備加熱終了報知部を報知作動させるように構成されている点を特徴とする。
すなわち、餃子の加熱調理を開始する際に、加熱制御部に加熱開始指令を指令すると、加熱制御部が加熱部を加熱作動させて、餃子鍋を昇温させることを開始するが、その後、温度検出部の検出温度が設定目標温度に対応して定めた予備加熱終了温度に達すると、予備加熱終了報知部が報知作動されることになるから、予備加熱終了報知部が報知作動したことを確認した後に、餃子を餃子鍋に載置することにより、加熱されていない餃子鍋に餃子を載置して、加熱調理を開始してしまう不都合が生じることを回避して、餃子の加熱調理を適正通り開始することができる。
ちなみに、予備加熱終了温度は、設定目標温度でもよいが、設定目標温度よりも少し低い温度、例えば、設定目標温度よりも10℃程度低い温度でもよく、要は、餃子の加熱調理を開始することができる温度に設定することになる。
つまり、予備加熱終了温度に達していない餃子鍋に餃子を載置して加熱調理を開始すると、計時式報知部が適正通り計時作動を開始しない等のトラブルが発生して、餃子を適正通り焼き上げることができない虞があるが、予備加熱終了報知部が報知作動された後に、的確に餃子の加熱調理を開始させて、餃子を適正通り焼き上げることができる。
要するに、本発明の第4特徴構成によれば、上記第1〜第3特徴構成のいずれかによる作用効果に加えて、餃子鍋が加熱された後に餃子の加熱調理を開始させて、餃子を適正通り焼き上げることができる餃子焼き器を提供できる。
本発明の餃子焼き器の第5特徴構成は、上記第4特徴構成に加えて、
前記計時式報知部が、前記温度検出部の検出温度が前記予備加熱終了温度に達した後において、前記温度検出部の検出温度の変化が前記設定開始条件を満たすと、計時作動を開始するように構成されている点を特徴とする。
すなわち、計時式報知部が、温度検出部の検出温度が予備加熱終了温度に達する前に、温度検出部の検出温度の変化が設定開始条件を満たしても、計時作動を開始することがなく、温度検出部の検出温度が予備加熱終了温度に達した後において、温度検出部の検出温度の変化が設定開始条件を満たすと、計時作動を開始することになる。
したがって、餃子の加熱調理を開始する際に、温度検出部の検出温度が予備加熱終了温度に達する前に、何等かの原因により、温度検出部の検出温度の変化が設定開始条件を満たすことがあっても、計時式報知部が計時作動を開始しないため、計時式報知部による不適正な報知作動を回避できる。
要するに、本願発明の第5特徴構成によれば、上記第4特徴構成による作用効果に加えて、計時式報知部による不適正な報知作動を回避できる餃子焼き器を提供できる。
餃子焼き器の正面図 餃子焼き器の側面図 制御構成を示すブロック図 加熱処理を示すフローチャート 報知処理を示すフローチャート
〔実施形態〕
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(餃子焼き器の全体構成)
図1及び図2に示すように、例示する餃子焼き器Gは、厨房用のキャビネット1の上部に載置する形態で設置されるものであり、加熱調理対象の餃子を載置する餃子鍋2を備える本体部Gaと、本体部Gaとは別体に構成された制御ボックスHとから構成され、主として、業務用として使用されるものである。
餃子焼き器Gの本体部Gaには、餃子鍋2を加熱する加熱部として、都市ガス等のガス燃料を燃焼する加熱バーナ3が設けられ、また、餃子鍋2の上部を閉じる蓋体4が設けられている。
加熱バーナ3が、餃子鍋2の下方に配置され、本体部Gaの後方に設けた排気筒5を通して、加熱バーナ3の燃焼排ガスが排出されるように構成されている。
蓋体4が、餃子鍋2の横一側箇所に上下揺動自在に支持されて、その上下揺動により開閉されるように構成されている。
図3に示すように、制御ボックスHには、マイクロコンピュータを主要部として構成される加熱制御部6、及び、計時式報知部Jが装備されている。
加熱制御部6が、餃子鍋2の温度を検出する温度検出部としての温度検出センサ7の検出温度を設定目標温度(例えば、210℃)に維持するように、加熱バーナ3の加熱作動(以下、燃焼作動と呼称する)を制御するように構成されており、その詳細は後述する。
計時式報知部Jが、温度検出センサ7の検出温度の変化が餃子鍋2に対する餃子蒸し用水の注水による餃子鍋2の温度の変化に対応させて定めた設定開始条件を満たすと、計時作動を開始し、かつ、当該計時作動の開始後において設定調理時間が経過すると報知作動するように構成されており、その詳細は後述する。
本実施形態においては、報知作動として、報知ブザーDを鳴動させるように構成されている。
すなわち、業務用として使用する餃子焼き器Gは、加熱制御部6によって加熱バーナ3の燃焼作動を制御して、注文があれば直ちに加熱調理を開始できるように、餃子鍋2を設定目標温度(例えば、210℃)に加熱した状態にしておき、注文が発生したときには、加熱調理対象の餃子を餃子鍋2に載置し、続いて、餃子蒸し用水を餃子鍋2に手作業で注水することにより、餃子の焼き上げを開始することになる。尚、餃子蒸し用水を餃子鍋2に注水した後は、蓋体4を閉じることになる。
そして、計時式報知部Jが、設定開始条件を満たすと計時作動を開始して、設定調理時間が経過すると報知作動することになるので、その報知作動に基づいて、蓋体4を開いて、餃子鍋2から餃子を取出すことにより、餃子の焼き上げが終了することになる。
ちなみに、蓋体4を開いたときには、餃子の焼き上げが不足しているときには、少し待機したのち、餃子を餃子鍋2から取り出すようにすることも可能である。
(餃子の加熱調理について)
餃子の加熱調理について説明を加えると、加熱調理対象の餃子を餃子鍋2に載置し、続いて、餃子蒸し用水を餃子鍋2に注水すると、設定目標温度(例えば、210℃)に加熱されている餃子鍋2の温度が、加熱制御部6によって加熱バーナ3の燃焼作動が継続されていても、例えば、110℃〜120℃程度に急激に下降し、その温度低下状態で、餃子の蒸し調理が行われることになり、注水した餃子蒸し用水が蒸発するまで、餃子の蒸し調理が継続されることになる。
そして、加熱制御部6によって加熱バーナ3の燃焼作動が継続されているため、餃子の蒸し調理が終了すると、餃子鍋2の温度が、再び設定目標温度(例えば、210℃)に向けて漸次上昇することになり、その温度上昇に伴って餃子の表面に焦げ目が形成されることになり、適当な焦げ目が形成された状態で、餃子の焼き上げが終了することになる。
ちなみに、餃子蒸し用水を餃子鍋2に注水した後は、蓋体4が閉じられることは上述した通りである。
(制御ボックスについて)
図1に示すように、制御ボックスHの前面には、加熱制御部6及び計時式報知部Jに対する電力の供給を断続する電源スイッチ8、及び、操作部9が設けられている。
図3に示すように、操作部9は、加熱制御部6に対する指令部9a及び計時式報知部Jに対する設定部9bとして機能し、かつ、加熱制御部6にて点灯が制御される表示ランプ10を備えている。
加熱制御部6に対する指令部9aは、 燃焼作動(加熱作動)の開始を指令する加熱開始指令や燃焼作動(加熱作動)の停止を指令する停止指令、及び、上述した設定目標温度を設定する温度情報を指令するように構成されている。
計時式報知部Jに対する設定部9bは、上述した設定開始条件を満たしているか否かを判定する際に用いる温度情報や、計時式報知部JをモードAとモードBとに切換えるモード選択情報を設定することになり、その詳細は、後述する。
表示ランプ10は、予備加熱終了報知部として設けられるものである。
すなわち、加熱制御部6が、加熱開始指令に基づいて加熱バーナ3の燃焼作動を開始したのち、温度検出センサ7の検出温度が設定目標温度に対応して定めた予備加熱終了温度に達すると、予備加熱終了報知部の報知作動として、表示ランプ10を点灯作動させるように構成されている。
予備加熱終了温度は、本実施形態においては、設定目標温度よりも設定温度(例えば、10℃)低い温度に設定するように構成されているが、設定目標温度と同じ温度に予備加熱終了温度を設定する形態で実施してもよい。
ちなみに、図示は省略するが、制御ボックスHは、温度検出センサ7の検出情報の伝達や加熱バーナ3の燃焼作動の制御のために、本体部Gaに対して電線にて接続されることになる。
(加熱制御部の詳細)
加熱制御部6は、電源スイッチ8が入り操作された状態で、指令部9aの入力により、加熱開始指令が指令されると、加熱バーナ3の燃焼作動を開始して、温度検出センサ7の検出温度を設定目標温度に維持するように、加熱バーナ3の燃焼作動を制御し、指令部9aにて停止指令が指令されると、加熱バーナ3の燃焼作動を停止するように構成されている。
また、加熱制御部6は、上述の通り、加熱開始指令に基づいて加熱バーナ3の燃焼作動を開始したのち、温度検出センサ7の検出温度が予備加熱終了温度に達すると、表示ランプ10を点灯作動させるように構成されている。
加熱制御部6は、温度検出センサ7の検出温度を設定目標温度に維持するための燃焼制御として、加熱バーナ3を定格燃焼量にて燃焼させる燃焼状態と加熱バーナ3の燃焼を停止させる燃焼停止状態とを繰り返す、いわゆる、ヒステリシス式の燃焼制御を実行するように構成されている。
すなわち、加熱制御部6は、加熱バーナ3にガス燃料を供給する燃料供給路11に設けた開閉弁12を開閉操作して、加熱バーナ3を燃焼状態と燃焼停止状態とに切換えるように構成されている。
そして、加熱制御部6は、ヒステリシス式の燃焼制御として、温度検出センサ7の検出温度が設定目標温度以上になるまで、加熱バーナ3を燃焼状態にし、温度検出センサ7の検出温度が設定目標温度以上になると、一旦、加熱バーナ3を燃焼停止状態に切換え、その後、温度検出センサ7の検出温度が設定目標温度よりも設定温度(例えば、2℃)低い再燃焼温度以下になると、再び、加熱バーナ3を燃焼状態に切換える制御を実行するように構成されている。
ちなみに、加熱バーナ3を燃焼停止状態から燃焼状態に切換える際には、点火プラグを作動させ、着火センサにて着火を検出させることになるが、その構成は周知であるので、本実施形態では詳細な説明は省略する。
尚、加熱バーナ3を燃焼停止状態から燃焼状態に切換えるための構成として、点火用のパイロットバーナを備えさせる構成を採用してもよい。
(加熱制御部の制御作動)
次に、加熱制御部6の制御作動(加熱処理)について、図4のフローチャートに基づいて説明を加える。尚、この制御作動(加熱処理)は、電源スイッチ8の入りにより開始される。
先ず、加熱開始指令が有るか否かを判定し(#1)、加熱開始指令が有る場合には、加熱バーナ3を燃焼停止状態から燃焼状態にする燃焼処理を実行する(#2)。
#2の燃焼処理を実行した後は、温度検出センサ7の検出温度が予備加熱終了温度に上昇しているか否かを判定し(#3)、上昇している場合には、表示ランプ10を点灯作動させる処理を実行する(#4)。
#4の処理を実行した後は、温度検出センサ7の検出温度が設定目標温度以上であるか否かを判定し(#5)、設定目標温度以上である場合には、加熱バーナ3を燃焼状態から燃焼停止状態にする消火処理を実行する(#6)。
#6の処理を実行した後は、温度検出センサ7の検出温度が設定目標温度よりも設定温度(例えば、2℃)低い再燃焼温度以下であるか否かを判定し(#7)、再燃焼温度以下である場合には、加熱バーナ3を燃焼停止状態から燃焼状態にする燃焼処理を実行することになる(#9)。
#9の処理を実行した後は、停止指令が有るか否かを判定し(#10)、停止指令が指令されていない場合には、#5の処理に移行して、以下、#5〜#9の処理を繰り返すことになる。
#10の処理にて、停止指令が有ったと判定したときには、加熱バーナ3を燃焼状態から燃焼停止状態にする消火処理(#11)を実行して、制御作動(加熱処理)を終了することになる。
また、#5の処理にて、温度検出センサ7の検出温度が設定目標温度以上でないと判定したときには、#10の処理に移行する。そして、停止指令が指令されているか否かを判定して、停止指令が指令されていないと判定したときには、#5の処理に移行し、停止指令が有りと判定したときには、加熱バーナ3を燃焼状態から燃焼停止状態にする消火処理(#11)を実行して、制御作動(加熱処理)を終了することになる。
また、#7の処理にて、温度検出センサ7の検出温度が再燃焼温度以下でないと判定したときには、停止指令が有るか否かを判定し(#8)、停止指令が指令されていないときには、#7の処理に移行することになり、停止指令が有りと判定したときには、制御作動(加熱処理)を終了することになる。
(計時式報知部の詳細)
計時式報知部Jは、上述の如く、温度検出センサ7の検出温度の変化が設定開始条件を満たすと、計時作動を開始し、かつ、当該計時作動の開始後において設定調理時間が経過すると報知作動するように構成されるものであり、具体的には、図3に示すように、計時式報知部Jには、マイクロコンピュータを主要部として構成される報知制御部13が装備されている。
そして、報知制御部13が、温度検出センサ7の検出温度の変化が設定開始条件を満たすと、計時作動を開始し、かつ、当該計時作動の開始後において設定調理時間が経過すると報知作動する報知処理を実行するように構成されている。
ちなみに、本実施形態においては、設定調理時間の計時が、制御プログラムにて構成される、いわゆるソフトタイマ処理にて行われるように構成されている。
報知制御部13が実行する報知処理には、モードAとモードBとが設けられ、これらのモードAとモードBとが、設定部9bにて選択できるように構成されている。
モードAは、設定開始条件が、温度検出センサ7の検出温度が設定判定期間内に設定判定温度以上を下降すると、計時作動を開始する条件である。
そして、設定部9bにて、設定判定期間、設定判定温度、及び、モードAの設定調理時間を設定するように構成されている。
ちなみに、例えば、設定判定期間が、10秒で、設定判定温度が、6℃に設定されることになり、この場合、モードAの設定調理時間が、例えば、6分に設定される。
モードBは、設定開始条件が、温度検出センサ7の検出温度が温度上昇開始温度よりも低い状態から温度上昇開始温度に上昇すると、計時作動を開始する条件である。
温度上昇開始温度が、餃子蒸し用水の注水により餃子鍋2の温度が低下した温度低下状態から、餃子蒸し用水が蒸発して餃子鍋2の温度が上昇を開始する状態に対応する温度に定められている。
そして、設定部9bにて、温度上昇開始温度、及び、モードBの設定調理時間を設定するように構成されている。
ちなみに、例えば、設定上昇開始温度が、140℃に設定され、この場合、モードBの設定調理時間が、例えば、4分30秒に設定されることになる。
また、計時式報知部Jは、温度検出センサ7の検出温度が上述した予備加熱終了温度に達した後において、温度検出センサ7の検出温度の変化が設定開始条件を満たすと、計時作動を開始するように構成されている。
具体的には、報知制御部13が、温度検出センサ7の検出温度が上述した予備加熱終了温度に達した後において、温度検出センサ7の検出温度の変化が設定開始条件を満たすと、計時作動を開始する形態で、報知処理を実行するように構成されている。
(報知制御部の制御作動)
次に、報知制御部13の制御作動(報知処理)について、図5のフローチャートに基づいて説明を加える。尚、この制御作動(報知処理)は、電源スイッチ8の入りにより開始される
先ず、温度検出センサ7の検出温度が予備加熱終了温度に上昇しているか否かを判定して(#21)、温度検出センサ7の検出温度が予備加熱終了温度に上昇するまで待機することになる。
温度検出センサ7の検出温度が予備加熱終了温度に上昇したと判定すると、次に、報知処理のモードが、モードAに選択されているか否かを判定する(#22)。
#22の処理にて、モードAであると判定した場合には、次に、温度検出センサ7の検出温度が設定判定期間内に設定判定温度を下降したか否か、つまり、モードAの設定開始条件を満たすか否かを判定することになり(#23)、モードAの設定開始条件が満たされるまで、この状態で待機することになる。
#22の処理にて、モードAの設定開始条件を満たすと判定したときには、計時作動を開始し(#24)、次に、モードAについて設定された設定調理時間が経過しているか否かを判定し(#25)、設定調理時間が経過していると判定したときには、報知ブザーDを設定時間に亘って鳴動させる報知作動処理を実行する(#26)。
#26の報知作動処理を実行した後は、#22の処理に移行し、モードAが選択されている場合には、上述の通り、#23〜#26の処理を繰り返すことになる。
#22の処理にて、モードBであると判定した場合には、次に、温度検出センサ7の検出温度が上昇開始温度未満であるか否かを判定することになり(#27)、温度検出センサ7の検出温度が上昇開始温度未満になるまで、この状態で待機することになる。
#27の処理にて、温度検出センサ7の検出温度が上昇開始温度未満であると判定したときには、続いて、温度検出センサ7の検出温度が上昇開始温度以上であるか否かを判定し(#28)、温度検出センサ7の検出温度が上昇開始温度以上である場合には、モードBの設定開始条件を満たす場合であるので、計時作動を開始する(#29)。
#29の処理を実行した後は、モードBについて設定された設定調理時間が経過しているか否かを判定し(#30)、設定調理時間が経過していると判定したときには、報知ブザーDを設定時間に亘って鳴動させる報知作動処理を実行する(#31)。
#31の報知作動処理を実行した後は、#22の処理に移行し、モードBが選択されている場合には、上述の通り、#27〜#31の処理を繰り返すことになる。
(実施形態のまとめ)
上述の通り、餃子焼き器Gには、温度検出センサ7の検出温度の変化が設定開始条件を満たすと、計時作動を開始し、かつ、当該計時作動の開始後において設定調理時間が経過すると報知作動する計時式報知部Jが設けられているから、特別な操作を要することなく、計時式報知部Jの計時作動を開始させながら、計時式報知部Jの報知作動により、餃子が適正通り焼き上げられたタイミングを知ることができるため、調理作業の簡略化を図りながら、餃子を適正通り焼き上げることができる。
また、計時式報知部Jを、モードAにて報知処理を行う状態とモードBにて報知処理を行う状態とに選択できるから、使用者の使い勝手等の諸条件に合わせて、モードAとモードBとのいずれかを選択することにより、使用上の利便性を向上できる。
〔別実施形態〕
次に、別実施形態を列記する。
(1)上記実施形態においては、加熱制御部6や計時式報知部Jを、本体部Gaとは別体に構成した制御ボックスHに装備する場合を例示したが、加熱制御部6や計時式報知部Jを本体部Gaに一体的に組み込む形態で実施してもよい。
(2)上記実施形態においては、計時式報知部JがモードAにて報知処理する状態とモードBにて報知処理する状態とを選択できるように構成する場合を例示したが、モードA及びモードBのいずれか一つのモードを備えさせる形態で実施してもよい。
(3)上記実施形態においては、餃子蒸し用水を手作業にて餃子鍋2に注水するように構成する場合を例示したが、例えば、蓋体4の閉じ操作に伴って自動的に注水する等、餃子蒸し用水を餃子鍋2に自動的に注水する注水装置を備えさせる形態で実施してもよい。
(4)上記実施形態においては、加熱制御部6が、マイクロコンピュータを主要部として構成される場合を例示したが、加熱制御部6を、電子回路等を用いたハード的な電気式制御回路として構成してもよい。
(5)上記実施形態においては、計時式報知部Jを、マイクロコンピュータを主要部として構成される報知制御部13を備えさせる形態で構成したが、計時式報知部Jを、電子回路等を用いたハード的な電気式制御回路を備える形態で構成してもよい。
(6)上記実施形態においては、加熱部として、ガス燃料を燃焼させる加熱バーナ3を設ける場合を例示したが、加熱部として、電気ヒータ等の電気式加熱手段を設ける形態で実施してもよい。
(7)上記実施形態においては、計時式報知部Jが、報知ブザーDを鳴動させることによって、報知作動を行う形態を例示したが、警報ランプを点灯させることによって、報知作動を行わせる形態で実施してもよく、また、報知ブザーDを鳴動させることに加えて、警報ランプを点灯させることによって、報知作動を行わせる形態で実施してもよく、報知作動の具体的な形態は各種変更できる。
(8)上記実施形態においては、計時式報知部Jの報知制御部13が、加熱制御部6とは別個に設けられる場合を例示したが、加熱制御部6にて、計時式報知部Jの報知制御部13を構成する形態で実施してもよい。つまり、加熱制御部6が、計時式報知部Jの報知処理を実行する形態で実施してもよい。
(9)上記実施形態においては、加熱制御部6が、温度検出センサ7の検出温度を設定目標温度に維持するための燃焼制御として、加熱バーナ3を燃焼させる燃焼状態と加熱バーナ3の燃焼を停止させる燃焼停止状態とを繰り返す、いわゆる、ヒステリシス式の燃焼制御を実行する場合を例示したが、例えば、温度検出センサ7の検出温度と設定目標温度との差に基づいて、加熱バーナ3の燃焼量を比例制御するようにする等、温度検出センサ7の検出温度を設定目標温度に維持するための制御形態は、種々の形態が適用できる。
2 餃子鍋
3 加熱部
6 加熱制御部
7 温度検出部
J 計時式報知部

Claims (5)

  1. 加熱調理対象の餃子を載置する餃子鍋を加熱する加熱部と、前記餃子鍋の温度を検出する温度検出部の検出温度を設定目標温度に維持するように、前記加熱部の加熱作動を制御する加熱制御部とが設けられた餃子焼き器であって、
    前記温度検出部の検出温度の変化が前記餃子鍋に対する餃子蒸し用水の注水による前記餃子鍋の温度の変化に対応させて定めた設定開始条件を満たすと、計時作動を開始し、かつ、当該計時作動の開始後において設定調理時間が経過すると報知作動する計時式報知部が設けられている餃子焼き器。
  2. 前記設定開始条件が、前記温度検出部の検出温度が温度上昇開始温度よりも低い状態から前記温度上昇開始温度に上昇すると、前記計時作動を開始する条件であり、
    前記温度上昇開始温度が、前記餃子蒸し用水の注水により前記餃子鍋の温度が低下した温度低下状態から、前記餃子蒸し用水が蒸発して前記餃子鍋の温度が上昇を開始する状態に対応する温度に定められている請求項1記載の餃子焼き器。
  3. 前記設定開始条件が、前記温度検出部の検出温度が設定判定期間内に設定判定温度以上を下降すると、前記計時作動を開始する条件である請求項1記載の餃子焼き器。
  4. 前記加熱制御部が、加熱開始指令に基づいて前記加熱部の加熱作動を開始したのち、前記温度検出部の検出温度が前記設定目標温度に対応して定めた予備加熱終了温度に達すると、予備加熱終了報知部を報知作動させるように構成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の餃子焼き器。
  5. 前記計時式報知部が、前記温度検出部の検出温度が前記予備加熱終了温度に達した後において、前記温度検出部の検出温度の変化が前記設定開始条件を満たすと、計時作動を開始するように構成されている請求項4記載の餃子焼き器。
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