JP5098168B2 - 全芳香族液晶性ポリエステルおよびその組成物 - Google Patents
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(1)下記(I)、(II)、(III)、(IV)および(V)の構造単位からなり、構造単位(I)が構造単位(I)、(II)および(III)の合計に対して65〜75モル%であり、構造単位(II)は構造単位(II)および(III)の合計に対して65〜75モル%であり、構造単位(IV)は構造単位(IV)および(V)の合計に対して75〜80モル%であり、構造単位(II)および(III)の合計と(IV)および(V)の合計は実質的に等モルであって、融点Tmと降温結晶化温度Tcとが下式〔1〕の範囲となることを特徴とする全芳香族液晶性ポリエステル、
42<Tm−Tc<45 −〔1〕
(Tmは示差熱量測定において、重合を完了したポリマを室温から20℃/分の昇温条件で測定した際に観測される吸熱ピーク温度(Tm1)の観測後、Tm1+20℃の温度で5分間保持した後、20℃/分の降温条件で室温まで一旦冷却した際に観測される発熱ピーク温度(Tc)の観測後、再度20℃/分の昇温条件で測定した際に観測される吸熱ピーク温度(Tm2)を指す。)
43≦Tm−Tc≦44 −〔2〕
(4)全芳香族液晶性ポリエステル原料中のフェノール性水酸基を無水酢酸中135℃以上150℃以下の温度で1.5〜3時間反応させアセチル化した後、重縮合して全芳香族液晶性ポリエステルを製造する方法であって、無水酢酸をフェノール性水酸基の合計に対して1.08〜1.12モル当量用いることを特徴とする、(1)〜(2)のいずれかに記載の全芳香族液晶性ポリエステルの製造方法、
に関するものである。
42<Tm−Tc<45 −〔1〕
43≦Tm−Tc≦44 −〔2〕
(1)全芳香族液晶性ポリエステルの原料から脱酢酸縮重合反応によって全芳香族液晶性ポリエステルを製造する方法。
(2)全芳香族液晶性ポリエステルの原料中のフェノール性水酸基に無水酢酸を反応させて、フェノール性水酸基をアセチル化した後、脱酢酸重縮合反応によって全芳香族液晶性ポリエステルを製造する方法。
(3)芳香族カルボン酸エステルと、芳香族ジヒドロキシ化合物から脱フェノール重縮合反応により液晶性ポリエステルを製造する方法。
(4)全芳香族液晶性ポリエステル原料のうち、芳香族ジカルボン酸に所定量のジフェニルカーボネートを反応させて、それぞれジフェニルエステルとした後、芳香族ジヒドロキシ化合物を加え、脱フェノール重縮合反応により液晶性ポリエステルを製造する方法。
攪拌翼、留出管を備えた5Lの反応容器にp−ヒドロキシ安息香酸869重量部、4,4’−ジヒドロキシビフェニル352重量部、ハイドロキノン88重量部、テレフタル酸359重量部、イソフタル酸90重量部および無水酢酸1313重量部(フェノール性水酸基合計の1.10当量)を仕込み、窒素ガス雰囲気下で攪拌しながら140℃で2時間反応させアセチル化を終了した後、360℃まで4時間で昇温した。その後、重合温度を360℃に保持し、1時間加熱撹拌した。その後、1.0時間で133Paに減圧し、更に10分間反応を続け、トルクが20kg・cmに到達したところで重縮合を完了させた。次に反応容器内を0.1MPaに加圧し、直径10mmの円形吐出口を1ケ持つ口金を経由してポリマーをストランド状物に吐出し、カッターによりペレタイズした。
ファナック社製ロボショットα30C電動射出成形機を用い、幅12.7mm×長さ150mm×2mm厚と0.3m厚の同時流入櫛型棒流動金型を用い、シリンダー温度を全芳香族液晶性ポリエステルの融点Tm+10℃、金型温度を80℃に設定して、射出速度300m/s、0.3mm厚の方が20mm流れる射出圧力に設定し、2mm厚の方の流動長を評価した。流動長が大きい程冷却固化による損失が小さいことを示す。
ファナックロボショットα30C電動射出成形を用い、40×40×2mm厚の角板フィルゲート金型の固定面にゲートからの距離が均等になるように、長さ1mm、深さ0.1mm、幅が0.1mm、0.01mm、0.001mmと異なる3つの直方体の溝を設け、(1)と同様の温度条件で一速一圧の条件で成形し、えられた成形品の表面観察をSEMで行い、3つの溝について充填しているものを○、未充填のものを×として判定した。
ファナックロボショットα30C電動射出成形機を用い、幅12.7mm×長さ127mm×1.6mm厚の棒状金型を用い、(1)と同様の温度条件で、射出速度120m/s、最低下限圧+1MPaの射出圧力で、棒状試験片を成形した。ASTM D648に準じた方法で高荷重でのDTULを測定した。
上記(3)で成形した棒状試験片を長さ方向に垂直に2等分し、切断面を輻射熱溶着機を用い、窒素媒体で溶着部温度を融点+10℃以上で1分余熱した後、押し込み量0.2mm、押し込み力0.5MPa、押し込み時間2秒、戻し量0.02mmで溶着部への熱輻射を10秒続け、その後冷却固化時間1分で溶着した。ASTMD790に準じて、曲げ強度を測定した。
攪拌翼、留出管を備えた5Lの反応容器にp−ヒドロキシ安息香酸869重量部、4,4’−ジヒドロキシビフェニル352重量部、ハイドロキノン88重量部、テレフタル酸359重量部、イソフタル酸90重量部および無水酢酸1337重量部(フェノール性水酸基合計の1.12当量)を仕込み、窒素ガス雰囲気下で攪拌しながら140℃で2時間反応させアセチル化を終了した後、360℃まで4時間で昇温した。その後、重合温度を360℃に保持し、1時間加熱撹拌した。その後、1.0時間で133Paに減圧し、更に12分間反応を続け、トルクが20kgcmに到達したところで重縮合を完了させた。次に反応容器内を0.1MPaに加圧し、直径10mmの円形吐出口を1ケ持つ口金を経由してポリマーをストランド状物に吐出し、カッターによりペレタイズした。
攪拌翼、留出管を備えた5Lの反応容器にp−ヒドロキシ安息香酸869重量部、4,4’−ジヒドロキシビフェニル352重量部、ハイドロキノン88重量部、テレフタル酸359重量部、イソフタル酸90重量部および無水酢酸1289重量部(フェノール性水酸基合計の1.08当量)を仕込み、窒素ガス雰囲気下で攪拌しながら140℃で2時間反応させアセチル化を終了した後、360℃まで4時間で昇温した。その後、重合温度を360℃に保持し、1時間加熱撹拌した。その後、1.0時間で133Paに減圧し、更に25分間反応を続け、トルクが20kgcmに到達したところで重縮合を完了させた。次に反応容器内を0.1MPaに加圧し、直径10mmの円形吐出口を1ケ持つ口金を経由してポリマーをストランド状物に吐出し、カッターによりペレタイズした。
攪拌翼、留出管を備えた5Lの反応容器にp−ヒドロキシ安息香酸845重量部、4,4’−ジヒドロキシビフェニル364重量部、ハイドロキノン100重量部、テレフタル酸359重量部、イソフタル酸120重量部および無水酢酸1333重量部(フェノール性水酸基合計の1.10当量)を仕込み、窒素ガス雰囲気下で攪拌しながら140℃で2時間反応させアセチル化を終了した後、360℃まで4時間で昇温した。その後、重合温度を360℃に保持し、1時間加熱撹拌した。その後、1.0時間で133Paに減圧し、更に10分間反応を続け、トルクが20kgcmに到達したところで重縮合を完了させた。次に反応容器内を0.1MPaに加圧し、直径10mmの円形吐出口を1ケ持つ口金を経由してポリマーをストランド状物に吐出し、カッターによりペレタイズした。
攪拌翼、留出管を備えた5Lの反応容器にp−ヒドロキシ安息香酸894重量部、4,4’−ジヒドロキシビフェニル338重量部、ハイドロキノン76重量部、テレフタル酸326重量部、イソフタル酸92重量部および無水酢酸1293重量部(フェノール性水酸基合計の1.10当量)を仕込み、窒素ガス雰囲気下で攪拌しながら140℃で2時間反応させアセチル化を終了した後、360℃まで4時間で昇温した。その後、重合温度を360℃に保持し、1時間加熱撹拌した。その後、1.0時間で133Paに減圧し、更に9分間反応を続け、トルクが20kgcmに到達したところで重縮合を完了させた。次に反応容器内を0.1MPaに加圧し、直径10mmの円形吐出口を1ケ持つ口金を経由してポリマーをストランド状物に吐出し、カッターによりペレタイズした。
攪拌翼、留出管を備えた5Lの反応容器にp−ヒドロキシ安息香酸820重量部、4,4’−ジヒドロキシビフェニル398重量部、ハイドロキノン99重量部、テレフタル酸406重量部、イソフタル酸102重量部および無水酢酸1402重量部(フェノール性水酸基合計の1.14当量)を仕込み、窒素ガス雰囲気下で攪拌しながら140℃で2時間反応させアセチル化を終了した後、360℃まで4時間で昇温した。その後、重合温度を360℃に保持し、1時間加熱撹拌した。その後、1.0時間で133Paに減圧し、更に1分間反応を続け、トルクが20kgcmに到達したところで重縮合を完了させた。次に反応容器内を0.1MPaに加圧し、直径10mmの円形吐出口を1ケ持つ口金を経由してポリマーをストランド状物に吐出し、カッターによりペレタイズした。
攪拌翼、留出管を備えた5Lの反応容器にp−ヒドロキシ安息香酸919重量部、4,4’−ジヒドロキシビフェニル305重量部、ハイドロキノン76重量部、テレフタル酸311重量部、イソフタル酸78重量部および無水酢酸1226重量部(フェノール性水酸基合計の1.06当量)を仕込み、窒素ガス雰囲気下で攪拌しながら140℃で2時間反応させアセチル化を終了した後、360℃まで4時間で昇温した。その後、重合温度を360℃に保持し、1時間加熱撹拌した。その後、1.0時間で133Paに減圧し、更に34分間反応を続け、トルクが20kgcmに到達したところで重縮合を完了させた。次に反応容器内を0.1MPaに加圧し、直径10mmの円形吐出口を1ケ持つ口金を経由してポリマーをストランド状物に吐出し、カッターによりペレタイズした。
攪拌翼、留出管を備えた5Lの反応容器にp−ヒドロキシ安息香酸838重量部、4,4’−ジヒドロキシビフェニル381重量部、ハイドロキノン95重量部、テレフタル酸291重量部、イソフタル酸194重量部および無水酢酸1337重量部(フェノール性水酸基合計の1.12当量)を仕込み、窒素ガス雰囲気下で攪拌しながら140℃で2時間反応させアセチル化を終了した後、320℃まで4時間で昇温した。その後、重合温度を320℃に保持し、1時間加熱撹拌した。その後、1.0時間で133Paに減圧し、更に42分間反応を続け、トルクが20kgcmに到達したところで重縮合を完了させた。次に反応容器内を0.1MPaに加圧し、直径10mmの円形吐出口を1ケ持つ口金を経由してポリマーをストランド状物に吐出し、カッターによりペレタイズした。
攪拌翼、留出管を備えた5Lの反応容器にp−ヒドロキシ安息香酸795重量部、4,4’−ジヒドロキシビフェニル422重量部、ハイドロキノン105重量部、テレフタル酸387重量部、イソフタル酸151重量部および無水酢酸1398重量部(フェノール性水酸基合計の1.12当量)を仕込み、窒素ガス雰囲気下で攪拌しながら140℃で2時間反応させアセチル化を終了した後、360℃まで4時間で昇温した。その後、重合温度を360℃に保持し、1時間加熱撹拌した。その後、1.0時間で133Paに減圧し、更に12分間反応を続け、トルクが20kgcmに到達したところで重縮合を完了させた。次に反応容器内を0.1MPaに加圧し、直径10mmの円形吐出口を1ケ持つ口金を経由してポリマーをストランド状物に吐出し、カッターによりペレタイズした。
攪拌翼、留出管を備えた5Lの反応容器にp−ヒドロキシ安息香酸932重量部、4,4’−ジヒドロキシビフェニル293重量部、ハイドロキノン73重量部、テレフタル酸344重量部、イソフタル酸30重量部および無水酢酸1239重量部(フェノール性水酸基合計の1.08当量)を仕込み、窒素ガス雰囲気下で攪拌しながら145℃で2.5時間反応させアセチル化を終了した後、360℃まで4時間で昇温した。その後、重合温度を360℃に保持し、1時間加熱撹拌した。その後、1.0時間で133Paに減圧し、更に35分間反応を続け、トルクが20kgcmに到達したところで重縮合を完了させた。次に反応容器内を0.1MPaに加圧し、直径10mmの円形吐出口を1ケ持つ口金を経由してポリマーをストランド状物に吐出し、カッターによりペレタイズした。
攪拌翼、留出管を備えた5Lの反応容器にp−ヒドロキシ安息香酸932重量部、4,4’−ジヒドロキシビフェニル293重量部、ハイドロキノン73重量部、テレフタル酸243重量部、イソフタル酸131重量部および無水酢酸1262重量部(フェノール性水酸基合計の1.10当量)を仕込み、窒素ガス雰囲気下で攪拌しながら145℃で2時間反応させアセチル化を終了した後、330℃まで4時間で昇温した。その後、重合温度を330℃に保持し、1時間加熱撹拌した。その後、1.0時間で133Paに減圧し、更に30分間反応を続け、トルクが20kgcmに到達したところで重縮合を完了させた。次に反応容器内を0.1MPaに加圧し、直径10mmの円形吐出口を1ケ持つ口金を経由してポリマーをストランド状物に吐出し、カッターによりペレタイズした。
攪拌翼、留出管を備えた5Lの反応容器にp−ヒドロキシ安息香酸869重量部、4,4’−ジヒドロキシビフェニル352重量部、ハイドロキノン87重量部、テレフタル酸350重量部、イソフタル酸99重量部および無水酢酸1253重量部(フェノール性水酸基合計の1.05当量)を仕込み、窒素ガス雰囲気下で攪拌しながら140℃で2時間反応させアセチル化を終了した後、360℃まで4時間で昇温した。その後、重合温度を360℃に保持し、1時間加熱撹拌した。その後、1.0時間で133Paに減圧し、更に45分間反応を続け、トルクが20kgcmに到達したところで重縮合を完了させた。次に反応容器内を0.1MPaに加圧し、直径10mmの円形吐出口を1ケ持つ口金を経由してポリマーをストランド状物に吐出し、カッターによりペレタイズした。
攪拌翼、留出管を備えた5Lの反応容器にp−ヒドロキシ安息香酸907重量部、4,4’−ジヒドロキシビフェニル344重量部、ハイドロキノン63重量部、テレフタル酸323重量部、イソフタル酸81重量部および無水酢酸1306重量部(フェノール性水酸基合計の1.12当量)を仕込み、窒素ガス雰囲気下で攪拌しながら140℃で2時間反応させアセチル化を終了した後、360℃まで4時間で昇温した。その後、重合温度を360℃に保持し、1時間加熱撹拌した。その後、1.0時間で133Paに減圧し、更に9分間反応を続け、トルクが20kgcmに到達したところで重縮合を完了させた。次に反応容器内を0.1MPaに加圧し、直径10mmの円形吐出口を1ケ持つ口金を経由してポリマーをストランド状物に吐出し、カッターによりペレタイズした。
攪拌翼、留出管を備えた5Lの反応容器にp−ヒドロキシ安息香酸932重量部、4,4’−ジヒドロキシビフェニル419重量部、テレフタル酸280重量部、イソフタル酸93重量部および無水酢酸1216重量部(フェノール性水酸基合計の1.06当量)を仕込み、窒素ガス雰囲気下で攪拌しながら140℃で2時間反応させアセチル化を終了した後、360℃まで4時間で昇温した。その後、重合温度を360℃に保持し、1時間加熱撹拌した。その後、1.0時間で133Paに減圧し、更に38分間反応を続け、トルクが20kgcmに到達したところで重縮合を完了させた。次に反応容器内を0.1MPaに加圧し、直径10mmの円形吐出口を1ケ持つ口金を経由してポリマーをストランド状物に吐出し、カッターによりペレタイズした。
攪拌翼、留出管を備えた5Lの反応容器にp−ヒドロキシ安息香酸907重量部、6−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸457重量部および無水酢酸1010重量部(フェノール性水酸基合計の1.10当量)を仕込み、窒素ガス雰囲気下で攪拌しながら140℃で2時間反応させアセチル化を終了した後、320℃まで4時間で昇温した。その後、重合温度を320℃に保持し、1時間加熱撹拌した。その後、1.0時間で133Paに減圧し、更に5分間反応を続け、トルクが20kgcmに到達したところで重縮合を完了させた。次に反応容器内を0.1MPaに加圧し、直径10mmの円形吐出口を1ケ持つ口金を経由してポリマーをストランド状物に吐出し、カッターによりペレタイズした。
攪拌翼、留出管を備えた5Lの反応容器にp−ヒドロキシ安息香酸914重量部、6−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸67重量部、4,4’−ジヒドロキシビフェニル377重量部、テレフタル酸336重量部、および無水酢酸1215重量部(フェノール性水酸基合計の1.08当量)を仕込み、窒素ガス雰囲気下で攪拌しながら140℃で2時間反応させアセチル化を終了した後、350℃まで4時間で昇温した。その後、重合温度を350℃に保持し、1時間加熱撹拌した。その後、1.0時間で133Paに減圧し、更に27分間反応を続け、トルクが20kgcmに到達したところで重縮合を完了させた。次に反応容器内を0.1MPaに加圧し、直径10mmの円形吐出口を1ケ持つ口金を経由してポリマーをストランド状物に吐出し、カッターによりペレタイズした。
実施例1と比較例7の全芳香族液晶性ポリエステル(A−1、B−7)100重量部にガラス繊維(旭電気硝子製ECS03T−747H)を50重量部配合し、360℃で二軸押出機により混練し、ペレタイズした)。
Claims (4)
- 下記(I)、(II)、(III)、(IV)および(V)の構造単位からなり、構造単位(I)が構造単位(I)、(II)および(III)の合計に対して65〜75モル%であり、構造単位(II)は構造単位(II)および(III)の合計に対して65〜75モル%であり、構造単位(IV)は構造単位(IV)および(V)の合計に対して75〜80モル%であり、構造単位(II)および(III)の合計と(IV)および(V)の合計は実質的に等モルであって、融点Tmと降温結晶化温度Tcとが下式〔1〕の範囲となることを特徴とする全芳香族液晶性ポリエステル。
42<Tm−Tc<45 −〔1〕
(Tmは示差熱量測定において、重合を完了したポリマを室温から20℃/分の昇温条件で測定した際に観測される吸熱ピーク温度(Tm1)の観測後、Tm1+20℃の温度で5分間保持した後、20℃/分の降温条件で室温まで一旦冷却した際に観測される発熱ピーク温度(Tc)の観測後、再度20℃/分の昇温条件で測定した際に観測される吸熱ピーク温度(Tm2)を指す。)
- 融点Tmと降温結晶化温度Tcとが下式〔2〕の範囲となることを特徴とする請求項1に記載の全芳香族液晶性ポリエステル。
43≦Tm−Tc≦44 −〔2〕 - 請求項1または2に記載の全芳香族液晶性ポリエステル100重量部に対して、充填材30〜200重量部を配合してなる全芳香族液晶性ポリエステル組成物。
- 全芳香族液晶性ポリエステル原料中のフェノール性水酸基を無水酢酸中135℃以上150℃以下の温度で1.5〜3時間反応させアセチル化した後、重縮合して全芳香族液晶性ポリエステルを製造する方法であって、無水酢酸をフェノール性水酸基の合計に対して1.08〜1.12モル当量用いることを特徴とする、請求項1〜2のいずれかに記載の全芳香族液晶性ポリエステルの製造方法。
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