JP5092988B2 - 失火判定装置および失火判定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、失火判定装置および失火判定方法に関する。
従来、この種の失火判定装置としては、エンジンと、ダンパを介してエンジンのクランクシャフトに接続されると共にリングギヤ軸に接続された動力分配統合機構と、動力分配統合機構に接続された第1のモータと、駆動輪にギヤ機構を介して連結されたリングギヤ軸に動力を出力可能に接続された第2のモータと、を備えるハイブリッド車に搭載され、エンジンのトルク変動を打ち消す制振制御において第1のモータから出力されるトルクのトルク脈動等に基づいて内燃機関の失火を判定するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この失火判定装置では、第1のモータの出力トルクがクランクシャフトの回転変動に与える影響の周波数特性と制振制御において第1のモータから出力されるトルクのトルク脈動の振幅及び位相とに基づいて第1のモータの出力トルクがクランクシャフトの回転変動に与える影響成分を演算し、演算した影響成分を減じて得られる判定用所要時間に基づいてエンジンの失火を判定することにより、ダンパを介して駆動軸に動力を出力可能なエンジンの失火をより精度良く判定している。
特開2007−303309号公報
こうした失火判定装置を搭載するハイブリッド車としては、第2のモータから所定の押し当てトルクを出力してエンジンのトルク脈動に伴うギヤ機構におけるガタ打ち音を低減するものがある。このハイブリッド車に搭載される失火判定装置では、押し当てトルクの出力の有無により振動モデルが変わるためにエンジンの失火判定の精度が変化して精度良く失火を判定できない場合が生じる。
本発明の失火判定装置および失火判定方法は、ねじれ要素を介して駆動軸に動力を出力可能な内燃機関の失火を精度良く判定することを主目的とする。
本発明の失火判定装置および失火判定方法は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の失火判定装置は、
内燃機関と、ねじれ要素を介して前記内燃機関の出力軸に3つの回転要素のうちの第1の回転要素が接続されると共に車軸にギヤ機構を介して連結された駆動軸に第2の回転要素が接続された遊星歯車機構と、前記遊星歯車機構の3つの回転要素のうちの第3の回転要素に接続された第1の電動機と、前記駆動軸に動力を出力するよう接続された第2の電動機と、を備えるハイブリッド車に搭載されて前記内燃機関の失火を判定する失火判定装置であって、
前記出力軸の回転位置を検出する回転位置検出手段と、
前記検出された回転位置に基づいて前記出力軸の所定の単位回転角あたりの回転数である単位回転角回転数を演算する単位回転角回転数演算手段と、
前記第2の電動機から前記ギヤ機構や前記遊星歯車機構のギヤのガタ詰めを行なうための所定の押し当てトルクが出力されると推定されている押し当て推定状態ではないときには前記演算した単位回転角回転数から第1の成分を減じて得られる実行用回転数の変動成分を用いて前記内燃機関の失火を判定し、前記押し当て推定状態であるときには前記演算した単位回転角回転数から前記第1の成分より大きい第2の成分を減じて得られる実行用回転数の変動成分を用いて前記内燃機関の失火を判定する失火判定手段と、
を備えることを要旨とする。
本発明の失火判定装置では、第2の電動機からギヤ機構や遊星歯車機構のギヤのガタ詰めを行なうための所定の押し当てトルクが出力されると推定されている押し当て推定状態ではないときには演算した単位回転角回転数から第1の成分を減じて得られる実行用回転数の変動成分を用いて内燃機関の失火を判定し、押し当て推定状態であるときには演算した単位回転角回転数から第1の成分より大きい第2の成分を減じて得られる実行用回転数の変動成分を用いて内燃機関の失火を判定する。ここで、ねじれ要素のねじれに基づく共振が単位回転角回転数に与える影響は、押し当てトルクの有無により振動モデルが変化し、押し当てトルクがないときは共振による影響が小さくなり、押し当てトルクがあるときは共振による影響が大きくなるものと考えられる。そこで、押し当て推定状態ではないときには第1の成分を減じて得られる実行用回転数の変動成分を用いて失火を判定し、押し当て推定状態であるときには第1の成分より大きい第2の成分を減じて得られる実行用回転数の変動成分を用いて失火を判定することにより、ねじれ要素のねじれに基づく共振が生じても内燃機関の失火を精度良く判定するのである。
こうした本発明の失火判定装置において、前記検出された回転位置に基づいて前記出力軸の回転数である出力軸回転数を演算する出力軸回転数演算手段と、前記駆動軸の回転数である駆動軸回転数を検出する駆動軸回転数検出手段と、前記演算された出力軸回転数と前記検出された駆動軸回転数との差を積分して得られる前記ねじれ要素のねじれ角を演算するねじれ角演算手段と、を備え、前記第1の成分は前記演算されたねじれ角の積分値に第1の定数を乗じて計算される成分であり、前記第2の成分は前記演算されたねじれ角の積分値に前記第1の定数より大きい第2の定数を乗じて計算される成分である、ものとすることもできる。こうすれば、ねじれ要素のねじれに基づく共振が単位回転角回転数に与える影響を第1の成分または第2の成分として計算できる。
また、本発明の失火判定装置において、前記ハイブリッド車は、シフトレバーが駐車ポジションに操作されたときに前記駆動軸が回転しないよう該駆動軸を固定する固定手段を備え、前記押し当て推定状態は、前記固定手段により前記駆動軸が固定されたときに推定される状態である、ものとすることもできる。
さらに、本発明の失火判定装置において、前記ハイブリッド車は、前記第2の電動機の回転軸と前記駆動軸とに接続され複数の変速段の変速を伴って該回転軸と該駆動軸との間で動力を変速して伝達する変速手段を備え、前記失火判定手段は、走行中に前記変速手段の変速段の減速比が所定の減速比よりも小さい変速段が選択されているときには前記演算した単位回転角回転数から第3の成分を減じて得られる実行用回転数の変動成分を用いて前記内燃機関の失火を判定し、走行中に前記変速手段の変速段の減速比が所定の減速比よりも大きい変速段が選択されているときには前記第3の成分よりも大きい第4の成分を減じて得られる実行用回転数の変動成分を用いて前記内燃機関の失火を判定する手段である、ものとすることもできる。こうすれば、変速手段の変速段により変化する振動モデルに応じてより適切な実行用回転数が得られるからより精度良く内燃機関の失火を判定することができる。この場合、前記検出された回転位置に基づいて前記出力軸の回転数である出力軸回転数を演算する出力軸回転数演算手段と、前記駆動軸の回転数である駆動軸回転数を検出する駆動軸回転数検出手段と、前記演算された出力軸回転数と前記検出された駆動軸回転数との差を積分して得られる前記ねじれ要素のねじれ角を演算するねじれ角演算手段と、を備え、前記第3の成分は前記演算されたねじれ角の積分値に第3の定数を乗じて計算される成分であり、前記第4の成分は前記演算されたねじれ角の積分値に前記第3の定数より大きい第4の定数を乗じて計算される成分である、ものとすることもできる。
本発明の失火判定方法は、
内燃機関と、ねじれ要素を介して前記内燃機関の出力軸に3つの回転要素のうちの第1の回転要素が接続されると共に車軸にギヤ機構を介して連結された駆動軸に第2の回転要素が接続された遊星歯車機構と、前記遊星歯車機構の3つの回転要素のうちの第3の回転要素に接続された第1の電動機と、前記駆動軸に動力を出力するよう接続された第2の電動機と、を備えるハイブリッド車における前記内燃機関の失火を判定する失火判定方法であって、
前記第2の電動機から前記ギヤ機構や前記遊星歯車機構のギヤのガタ詰めを行なうための所定の押し当てトルクが出力されると推定されている押し当て推定状態ではないときには前記出力軸の所定の単位回転角あたりの回転数である単位回転角回転数から第1の成分を減じて得られる実行用回転数の変動成分を用いて前記内燃機関の失火を判定し、前記押し当て推定状態であるときには前記単位回転角回転数から前記第1の成分より大きい第2の成分を減じて得られる実行用回転数の変動成分を用いて前記内燃機関の失火を判定する、
ことを特徴とする。
本発明の失火判定方法では、第2の電動機からギヤ機構や遊星歯車機構のギヤのガタ詰めを行なうための所定の押し当てトルクが出力されると推定されている押し当て推定状態ではないときには出力軸の所定の単位回転角あたりの回転数である単位回転角回転数から第1の成分を減じて得られる実行用回転数の変動成分を用いて内燃機関の失火を判定し、押し当て推定状態であるときには単位回転角回転数から第1の成分より大きい第2の成分を減じて得られる実行用回転数の変動成分を用いて内燃機関の失火を判定する。ここで、ねじれ要素のねじれに基づく共振が単位回転角回転数に与える影響は、押し当てトルクの有無により振動モデルが変化し、押し当てトルクがないときは共振による影響が小さくなり、押し当てトルクがあるときは共振による影響が大きくなるものと考えられる。そこで、押し当て推定状態ではないときには第1の成分を減じて得られる実行用回転数の変動成分を用いて失火を判定し、押し当て推定状態であるときには第1の成分より大きい第2の成分を減じて得られる実行用回転数の変動成分を用いて失火を判定することにより、ねじれ要素のねじれに基づく共振が生じても内燃機関の失火を精度良く判定するのである。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例である内燃機関の失火判定装置を搭載したハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、エンジン22の出力軸としてのクランクシャフト26にねじれ要素としてのダンパ28を介して接続された3軸式の動力分配統合機構30と、動力分配統合機構30に接続された発電可能なモータMG1と、変速機60を介して動力分配統合機構30に接続されたモータMG2と、車両全体をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニット70とを備える。ここで、実施例の内燃機関の失火判定装置としては、主として、エンジン22を制御するエンジン用電子制御ユニット24と後述するエンジン22のクランクシャフト26の回転位置を検出するクランクポジションセンサ140とモータMG1,モータMG2の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44とモータMG1,MG2を駆動制御するモータECU40などが該当する。
エンジン22は、例えばガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力可能な8気筒の内燃機関として構成されており、図2に示すように、エアクリーナ122により清浄された空気をスロットルバルブ124を介して吸入すると共に気筒毎に設けられた燃料噴射弁126からガソリンを噴射して吸入された空気とガソリンとを混合し、この混合気を吸気バルブ128を介して燃料室に吸入し、点火プラグ130による電気火花によって爆発燃焼させて、そのエネルギにより押し下げられるピストン132の往復運動をクランクシャフト26の回転運動に変換する。エンジン22からの排気は、一酸化炭素(CO)や炭化水素(HC),窒素酸化物(NOx)の有害成分を浄化する浄化装置(三元触媒)134を介して外気へ排出される。
エンジン22は、エンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)24により制御されている。エンジンECU24は、CPU24aを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU24aの他に処理プログラムを記憶するROM24bと、データを一時的に記憶するRAM24cと、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。エンジンECU24には、エンジン22の状態を検出する種々のセンサからの信号、クランクシャフト26の回転位置(クランク角CA)を検出するクランクポジションセンサ140からのクランクポジション(クランク角CA)やエンジン22の冷却水の温度を検出する水温センサ142からの冷却水温,燃焼室へ吸排気を行なう吸気バルブ128や排気バルブを開閉するカムシャフトの回転位置を検出するカムポジションセンサ144からのカムポジション,スロットルバルブ124のポジションを検出するスロットルバルブポジションセンサ146からのスロットルポジション,吸気管に取り付けられたエアフローメータ148からのエアフローメータ信号AF,同じく吸気管に取り付けられた温度センサ149からの吸気温,空燃比センサ135aからの空燃比AF,酸素センサ135bからの酸素信号などが入力ポートを介して入力されている。また、エンジンECU24からは、エンジン22を駆動するための種々の制御信号、例えば、燃料噴射弁126への駆動信号や、スロットルバルブ124のポジションを調節するスロットルモータ136への駆動信号、イグナイタと一体化されたイグニッションコイル138への制御信号、吸気バルブ128の開閉タイミングの変更可能な可変バルブタイミング機構150への制御信号などが出力ポートを介して出力されている。なお、エンジンECU24は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によりエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータを出力する。なお、上述したクランクポジションセンサ140は、クランクシャフト26と回転同期して回転するように取り付けられて10度毎に歯が形成されると共に基準位置検出用に2つ分の欠歯を形成したタイミングローターを有する電磁ピックアップセンサとして構成されており、クランクシャフト26が10度回転する毎に整形波を生じさせる。エンジンECU24では、このクランクポジションセンサ140からの整形波に基づいてクランクシャフト26が30度回転する毎の回転数をエンジン22の回転数Ne(CA)として計算している。
動力分配統合機構30は、外歯歯車のサンギヤ31と、このサンギヤ31と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ32と、サンギヤ31に噛合すると共にリングギヤ32に噛合する複数のピニオンギヤ33と、複数のピニオンギヤ33を自転かつ公転自在に保持するキャリア34とを備え、サンギヤ31とリングギヤ32とキャリア34とを回転要素として差動作用を行なう遊星歯車機構として構成されている。動力分配統合機構30は、キャリア34に接続されたキャリア軸34aにはダンパ28を介してエンジン22のクランクシャフト26が、サンギヤ31にはモータMG1が、リングギヤ32にはリングギヤ軸32aを介して変速機60がそれぞれ連結されており、モータMG1が発電機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力をサンギヤ31側とリングギヤ32側にそのギヤ比に応じて分配し、モータMG1が電動機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力とサンギヤ31から入力されるモータMG1からの動力を統合してリングギヤ32側に出力する。リングギヤ32に出力された動力は、リングギヤ軸32aからギヤ機構36およびデファレンシャルギヤ37を介して、最終的には車両の駆動輪38a,38bに出力される。
ギヤ機構36には、ファイナルギヤ36aに取り付けられたパーキングギヤ57と、パーキングギヤ57と噛み合ってその回転駆動を停止した状態でロックするパーキングロックポール58とからなるパーキングロック機構56が取り付けられている。パーキングロックポール58は、シフトレバー81の他のポジションから駐車ポジション(Pレンジ)への操作信号または駐車ポジションから他のポジションへの操作信号が入力されたハイブリッド用電子制御ユニット70により図示しないアクチュエータが駆動制御されることによって作動し、パーキングギヤ57との噛合およびその解除によりパーキングロックおよびその解除を行なう。ファイナルギヤ36aは、機械的に駆動輪38a,38bに接続されているから、パーキングロック機構56は間接的に駆動輪38a,38bをロックしていることになる。
モータMG1およびモータMG2は、いずれも発電機として駆動することができると共に電動機として駆動できる周知の同期発電電動機として構成されており、インバータ41,42を介してバッテリ50と電力のやりとりを行なう。インバータ41,42とバッテリ50とを接続する電力ライン54は、各インバータ41,42が共用する正極母線および負極母線として構成されており、モータMG1,MG2のいずれかで発電される電力を他のモータで消費することができるようになっている。したがって、バッテリ50は、モータMG1,MG2のいずれかから生じた電力や不足する電力により充放電されることになる。なお、モータMG1,MG2により電力収支のバランスをとるものとすれば、バッテリ50は充放電されない。モータMG1,MG2は、いずれもモータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)40により駆動制御されている。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するために必要な信号、例えばモータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの信号や図示しない電流センサにより検出されるモータMG1,MG2に印加される相電流などが入力されており、モータECU40からは、インバータ41,42へのスイッチング制御信号が出力されている。モータECU40は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御すると共に必要に応じてモータMG1,MG2の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。回転位置検出センサ43,44は、レゾルバにより構成されており、モータECU40は、回転位置検出センサ43,44からの信号に基づいて所定時間毎(例えば50μsec毎や100μsec毎など)にモータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2を計算している。
変速機60は、モータMG2の回転軸48とリングギヤ軸32aとの接続および接続の解除を行なうと共に両軸の接続をモータMG2の回転軸48の回転数を2段に減速してリングギヤ軸32aに伝達するよう構成されている。変速機60の構成の一例を図3に示す。この図3に示す変速機60は、ダブルピニオンの遊星歯車機構60aとシングルピニオンの遊星歯車機構60bと二つのブレーキB1,B2とにより構成されている。ダブルピニオンの遊星歯車機構60aは、外歯歯車のサンギヤ61と、このサンギヤ61と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ62と、サンギヤ61に噛合する複数の第1ピニオンギヤ63aと、この第1ピニオンギヤ63aに噛合すると共にリングギヤ62に噛合する複数の第2ピニオンギヤ63bと、複数の第1ピニオンギヤ63aおよび複数の第2ピニオンギヤ63bを連結して自転かつ公転自在に保持するキャリア64とを備えており、サンギヤ61はブレーキB1のオンオフによりその回転を自由にまたは停止できるようになっている。シングルピニオンの遊星歯車機構60bは、外歯歯車のサンギヤ65と、このサンギヤ65と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ66と、サンギヤ65に噛合すると共にリングギヤ66に噛合する複数のピニオンギヤ67と、複数のピニオンギヤ67を自転かつ公転自在に保持するキャリア68とを備えており、サンギヤ65はモータMG2の回転軸48に、キャリア68はリングギヤ軸32aにそれぞれ連結されていると共にリングギヤ66はブレーキB2のオンオフによりその回転が自由にまたは停止できるようになっている。ダブルピニオンの遊星歯車機構60aとシングルピニオンの遊星歯車機構60bとは、リングギヤ62とリングギヤ66、キャリア64とキャリア68とによりそれぞれ連結されている。変速機60は、ブレーキB1,B2を共にオフとすることによりモータMG2の回転軸48をリングギヤ軸32aから切り離すことができ、ブレーキB1をオフとすると共にブレーキB2をオンとしてモータMG2の回転軸48の回転を比較的大きな減速比で減速してリングギヤ軸32aに伝達し(以下、この状態をLoギヤの状態という)、ブレーキB1をオンとすると共にブレーキB2をオフ状態としてモータMG2の回転軸48の回転を比較的小さな減速比で減速してリングギヤ軸32aに伝達する(以下、この状態をHiギヤの状態という)。なお、ブレーキB1,B2を共にオンとする状態は回転軸48やリングギヤ軸32aの回転を禁止するものとなる。
バッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、バッテリECUという)52によって管理されている。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な信号、例えば、バッテリ50の端子間に設置された図示しない電圧センサからの端子間電圧,バッテリ50の出力端子に接続された電力ライン54に取り付けられた図示しない電流センサからの充放電電流,バッテリ50に取り付けられた温度センサ51からの電池温度Tbなどが入力されており、必要に応じてバッテリ50の状態に関するデータを通信によりハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。なお、バッテリECU52では、バッテリ50を管理するために電流センサにより検出された充放電電流の積算値に基づいて残容量(SOC)も演算している。
ハイブリッド用電子制御ユニット70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。ハイブリッド用電子制御ユニット70には、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号,シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。また、ハイブリッド用電子制御ユニット70からは、変速機60のブレーキB1,B2をオンオフする図示しないアクチュエータへの駆動信号やパーキングロック機構56の図示しないアクチュエータへの駆動信号などが出力ポートを介して出力されている。ハイブリッド用電子制御ユニット70は、前述したように、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
実施例のハイブリッド自動車20では、シフトレバー81のシフトポジションSPとして、駐車時に用いる駐車ポジション(Pレンジ)、後進走行用のリバースポジション(Rレンジ)、中立のニュートラルポジション(Nレンジ)、前進走行用のドライブポジション(Dレンジ)などが用意されている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20は、運転者によるアクセルペダル83の踏み込み量に対応するアクセル開度Accと車速Vとに基づいてリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクを計算し、この要求トルクに対応する要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるように、エンジン22とモータMG1とモータMG2とが運転制御される。エンジン22とモータMG1とモータMG2の運転制御としては、要求動力に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にエンジン22から出力される動力のすべてが動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによってトルク変換されてリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御するトルク変換運転モードや要求動力とバッテリ50の充放電に必要な電力との和に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にバッテリ50の充放電を伴ってエンジン22から出力される動力の全部またはその一部が動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによるトルク変換を伴って要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御する充放電運転モード、エンジン22の運転を停止してモータMG2からの要求動力に見合う動力をリングギヤ軸32aに出力するよう運転制御するモータ運転モードなどがある。
また、実施例のハイブリッド自動車20では、停車時にシフトレバー81が駐車ポジションやドライブポジション,リバースポジションなどニュートラルポジション以外のポジションに操作されているときには、エンジン22のトルク脈動に伴って動力分配統合機構30に歯打ち音が生じるのを防止するための押し当てトルクがモータMG2から出力されるようモータMG2が駆動制御されている。
次に、こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20に搭載されたエンジン22のいずれかの気筒が失火しているか否かを判定する際の動作について説明する。図4は、エンジンECU24により実行される失火判定処理の一例を示すフローチャートである。このルーチンは、所定時間毎に繰り返し実行される。
失火判定処理が実行されると、エンジンECU24のCPU24aは、まず、判定用回転数Nj(CA)を入力すると共に(ステップS100)、入力した判定用回転数Nj(CA)の逆数によりクランクシャフト26が30度回転するのに要する30度回転所要時間T30(CA)を計算する処理を実行する(ステップS110)。判定用回転数Nj(CA)は、エンジン22の回転数Ne(CA)からダンパ28のねじれに基づく共振の影響成分(共振影響成分)Ndeを減じた回転数であり、図5に例示する判定用回転数演算処理により演算される。説明の容易のため、判定用回転数Nj(CA)の演算処理については後述する。
続いて、失火判定の対象となる気筒の圧縮行程の上死点から30度後(ATDC30)と90度後(ATDC90)の30度回転所要時間T30(ATDC30),T30(ATDC90)の差分[T30(ATDC30)−T30(ATDC90)]を所要時間差分TD30として計算し(ステップS120)、計算した所要時間差分TD30の360度前に所要時間差分TD30として計算される値との差(所要時間差分TD30の360度差)[TD30−TD30(360度前)]を判定用値J30として計算し(ステップS130)、計算した判定用値J30を閾値Jrefと比較し(ステップS140)、判定用値J30が閾値Jrefより大きいときには対象の気筒が失火していると判定して(ステップS150)、失火判定処理を終了し、判定用値J30が閾値Jref以下のときには対象の気筒は失火していないと判定して失火判定処理を終了する。ここで、所要時間差分TD30は、圧縮上死点からの角度から考えれば、エンジン22の燃焼(爆発)によるピストン132の加速の程度から、その気筒が正常に燃焼(爆発)していれば負の値となり、その気筒が失火していると正の値となる。このため、判定用値J30は、対象の気筒が正常に燃焼(爆発)していれば値0近傍の値となり、対象の気筒が失火していれば正常に燃焼している気筒の所要時間差分TD30の絶対値の値より大きな正の値となる。従って、閾値Jrefとして、正常に燃焼している気筒の所要時間差分TD30程度の絶対値の近傍の値として設定することにより、対象の気筒の失火を精度良く判定することができる。
次に、判定用回転数Nj(CA)の演算処理について説明する。判定用回転数Nj(CA)の演算処理では、図5の判定用回転数演算処理に示すように、エンジンECU24のCPU24aは、まず、クランク角30度毎のクランク角CAとエンジン22の回転数Ne(CA)とモータMG1,MG2の回転数Nm1(CA),Nm2(CA)とモータMG2から押し当てトルクが出力されているか否かを示す押し当て推定状態フラグFを入力する(ステップS200)。ここで、エンジン22の回転数Ne(CA)については、クランクポジションセンサ140からの整形波に基づいてクランクシャフト26が30度回転する毎に計算されるエンジン22の回転数Ne(CA)のうちクランク角CAに対応するものを入力するものとし、モータMG1,MG2の回転数Nm1(CA),Nm2(CA)については、回転位置検出センサ43,44からの信号に基づいて計算されるもののうちクランク角CAに対応するものをモータECU40から入力するものとした。また、押し当て推定状態フラグFは、図示しない押し当てトルク判定ルーチンにより、モータMG2から押し当てトルクが出力されていないと判定されたときに値0に設定され、モータMG2から押し当てトルクが出力されていると判定されたときに値1に設定されたものをハイブリッド用電子制御ユニット70から通信により入力するものとした。
続いて、入力したモータMG1,MG2の回転数Nm1(CA),Nm2(CA)と動力分配統合機構30のギヤ比ρ(サンギヤの歯数/リングギヤの歯数)と変速機60のギヤ比Grとを用いてダンパ28の動力分配統合機構30側の回転数、即ち、キャリア軸34aの回転数であるダンパ後段回転数Nd(CA)を次式(1)により計算し(ステップS210)、エンジン22の回転数Ne(CA)と計算したダンパ後段回転数Nd(CA)とを用いてダンパ28のねじれ角θd(CA)を次式(2)により計算する(ステップS220)。
Nd(CA)=[Nm2(CA)/Gr+ρ・Nm1(CA)]/(1+ρ) (1)
θd(CA)=∫[Ne(CA)-Nd(CA)]dt (2)
次に、押し当て推定状態フラグFの値を調べ(ステップS230)、押し当て推定状態フラグFが値0のときはハイブリッド自動車20のエンジン22やダンパ28,モータMG1,MG2,変速機60等の各要素に基づく振動モデルに関連する定数である定数関係値Cに所定値C1を設定し(ステップS240)、押し当て推定状態フラグFが値1のときは定数関係値Cに所定値C1より大きい所定値C2を設定する(ステップS250)。そして、設定した定数関係値Cと計算したねじれ角θd(CA)とを用いてダンパ28の共振によるエンジン22の回転数に与える影響として低周波ノイズを含むノイズ含有共振影響成分Nden(CA)を次式(3)により計算する(ステップS260)。ここで、所定値C1,C2は、それぞれ押し当てトルクがモータMG2から出力されていないとき,出力されているときにダンパ28の共振によるエンジン22の回転数に与える影響の大きさに比例する値として予め実験などにより定めた値を用いることができる。所定値C1よりも所定値C2が大きいのは、ダンパ28の共振がエンジン22の回転数に与える影響の大きさはモータMG2からの押し当てトルクの有無により変化する振動モデルに応じて変化し、モータMG2からの押し当てトルクが出力されていないときにはダンパ28の共振による影響が小さくなり、モータMG2からの押し当てトルクが出力されているときにはダンパ28の共振による影響が大きくなると考えられるからである。
Nden(CA)=C・∫θd(CA) dt (3)
そして、ノイズ含有共振影響成分Nden(CA)の低周波ノイズを除去するためにハイパスフィルタをノイズ含有共振影響成分Nden(CA)に施して共振影響成分Nde(CA)を計算し(ステップS270)、エンジン22の回転数Ne(CA)から計算した共振影響成分Nde(CA)を減じて判定用回転数Nj(CA)を計算する(ステップS280)。ここで、ハイパスフィルタについては、ダンパ28の共振の周波数帯は減衰しないがそれより低周波の周波数帯を減衰するようカットオフ周波数を設定すればよい。こうしたハイパスフィルタを施すことにより、上述の式(2)や式(3)による積分計算により蓄積される低周波成分も除去することができる。
判定用回転数演算処理により演算される判定用回転数Nj(CA)は、クランクポジションセンサ140により検出され計算された回転数、即ち、ダンパ28のねじれに基づく共振の影響を受けた回転数であるエンジン22の回転数Ne(CA)からダンパ28のねじれに基づく共振の影響の成分である共振影響成分Nde(CA)を減じたものであるから、エンジン22の各気筒の爆発(燃焼)や失火により生じる回転変動のみが反映されたものとなる。従って、こうした判定用回転数Nj(CA)を用いてエンジン22の失火判定を行なうことにより、ダンパ28のねじれに基づく共振が生じていてもエンジン22の失火をより精度良く判定することができるのである。しかも、モータMG2から出力される押し当てトルクの出力の有無に基づく定数関係値Cを用いて判定用回転数Nj(CA)を演算するから、押し当てトルクの出力の有無により変化する振動モデルに応じてエンジン22の失火をより精度良く判定することができる。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20が搭載する内燃機関の失火判定装置によれば、エンジン22の回転数Ne(CA)とダンパ28の後段側のダンパ後段回転数Nd(CA)との差を積分してダンパ28のねじれ角θd(CA)を演算し、モータMG2から押し当てトルクが出力されていないと判定されるときにはねじれ角θd(CA)の積分値に所定値C1を乗じてさらにハイパスフィルタを施して共振影響成分Nde(CA)を演算すると共にエンジン22の回転数Ne(CA)から共振影響成分Ndeを減じて得られる判定用回転数Nj(CA)に基づいてエンジン22の失火を判定し、モータMG2から押し当てトルクが出力されていると判定されるときにはねじれ角θd(CA)の積分値に所定値C1より大きい所定値C2を乗じてさらにハイパスフィルタを施して共振影響成分Nde(CA)を演算すると共にエンジン22の回転数Ne(CA)から共振影響成分Nde(CA)を減じて得られる判定用回転数Nj(CA)に基づいてエンジン22の失火を判定するから、ダンパ28のねじれに基づく共振が生じているときでも押し当てトルクの出力の有無に応じてエンジン22の失火をより精度良く判定することができる。
実施例のハイブリッド自動車20が搭載する内燃機関の失火判定装置では、モータMG2から押し当てトルクが出力されていないと判定されたときに値0に設定されモータMG2から押し当てトルクが出力されていると判定されたときに値1に設定される押し当て推定状態フラグFに基づく定数関係値Cを用いて共振影響成分Nde(CA)を計算するものとしたが、押し当て推定状態フラグFは、モータMG2から押し当てトルクが出力されているか否かを直接判定せずに、シフトレバー81が駐車ポジションに操作されてパーキングロック機構56により駆動輪38a,38bがロックされているときにはモータMG2から押し当てトルクが出力されていると推定して値1が設定され、これ以外のときには値0が設定されるものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20が搭載する内燃機関の失火判定装置では、モータMG2から押し当てトルクが出力されているか否かを示す押し当て推定状態フラグFに基づいて定数関係値Cを設定するものとしたが、走行中には、変速機60の変速段に基づいて定数関係値Cを設定するものとしてもよい。この場合、例えば、変速機60の変速段がHiギヤの状態のときには定数関係値Cに所定値C3を設定し、変速機60の変速段がLoギヤの状態のときには定数関係値Cに所定値C3より大きい所定値C4を設定するものとすることができる。こうすれば、変速機60の変速段により変化する振動モデルに応じてより適切な判定用回転数Nj(CA)が得られるから、より精度良く内燃機関の失火を判定することができる。ここで、所定値C3,C4は、それぞれ変速機60の変速段がHiギヤの状態,Loギヤの状態のときにダンパ28の共振によるエンジン22の回転数に与える影響の大きさに比例する値として予め実験などにより定めた値を用いることができる。所定値C3よりも所定値C4が大きいのは、ダンパ28の共振によるエンジン22の回転数に与える影響の大きさは変速機60の選択された変速段により変化する振動モデルに応じて変化し、Hiギヤの状態のとき(モータMG2の回転軸48の回転を比較的小さな減速比で減速してリングギヤ軸32aに伝達するとき)には共振による影響が小さくなり、Loギヤの状態(モータMG2の回転軸48の回転を比較的大きな減速比で減速してリングギヤ軸32aに伝達するとき)には共振による影響が大きくなるものと考えられるからである。なお、変速機60に代えて3段以上の変速段を有する変速機を用いる場合には、変速段の減速比が大きくなるほど大きくなる傾向に定数関係値Cを設定することができる。
実施例のハイブリッド自動車20が搭載する内燃機関の失火判定装置では、押し当て推定状態フラグFが値0のときは定数関係値Cに所定値C1を設定し、押し当て推定状態フラグFが値1のときは定数関係値Cに所定値C1より大きい値の所定値C2を設定するものとしたが、モータMG2からの押し当てトルクが大きいほど直線的,曲線的または2以上の段数を持って段階的に大きくなる傾向に定数関係値Cを設定するものなど、振動モデルの変化の状態に応じて定数関係値Cを設定するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20が搭載する内燃機関の失火判定装置では、押し当て推定状態フラグFが値0のときは定数関係値Cに所定値C1を設定し、押し当て推定状態フラグFが値1のときは定数関係値Cに所定値C1より大きい値の所定値C2を設定するものとしたが、ダンパ28のバネ定数Kとダンパ28よりエンジン22側の慣性モーメントJとの比にモータMG2からの押し当てトルクの出力の有無や変速機60の選択された変速段に基づいて設定される補正係数αを乗じて得られる値(K・α/J)を定数関係値Cに設定するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20が搭載する内燃機関の失火判定装置では、モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2からダンパ後段回転数Ndを計算するものとしたが、キャリア軸34aに回転数センサを取り付けて直接キャリア軸34aの回転数を検出してダンパ後段回転数Ndとするものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20が搭載する内燃機関の失火判定装置では、クランク角30度毎のクランク角CAとエンジン22の回転数Ne(CA)とモータMG1,MG2の回転数Nm1(CA),Nm2(CA)を入力してダンパ後段回転数Nd(CA)を計算すると共に共振影響成分Nde(CA)を計算し、判定用回転数Nj(CA)を計算したが、判定用回転数Nj(CA)を計算するクランク角は何度でもよいから、クランク角10度毎や5度毎に共振影響成分Nde(CA)や判定用回転数Nj(CA)を計算するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20が搭載する内燃機関の失火判定装置では、判定用回転数Nj(CA)から30度回転所要時間T30(CA)を求め、対象の気筒の圧縮行程の上死点から30度後(ATDC30)と90度後(ATDC90)の30度回転所要時間T30(ATDC30),T30(ATDC90)の差分として所要時間差分TD30を計算し、更に所要時間差分TD30の360度差による判定用値J30を計算してエンジン22の失火を判定したが、判定用回転数Nj(CA)を用いてエンジン22の失火を判定するものであれば、如何なる計算手法によりエンジン22の失火を判定するものとしても構わない。
実施例のハイブリッド自動車20が搭載する内燃機関の失火判定装置では、8気筒のエンジン22のいずれかの気筒の失火を判定するものとしたが、6気筒のエンジンのいずれかの気筒の失火を判定するものや、4気筒のエンジンのいずれかの気筒の失火を判定するものとするなど、複数気筒のエンジンのいずれかの気筒の失火を判定するものであれば、気筒数はいくつでも構わない。
実施例のハイブリッド自動車20が搭載する内燃機関の失火判定装置では、リングギヤ軸32aに変速機60を介して接続されるモータMG2とを備える車両におけるエンジン22の失火を判定するものとしたが、モータMG2は減速機を介してリングギヤ軸32aに接続されるものとしてもよいし、変速機60や減速機を介さずにリングギヤ軸32aに接続されるものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20が搭載する内燃機関の失火判定装置では、エンジン22のクランクシャフト26にねじれ要素としてのダンパ28を介して接続されると共にモータMG1の回転軸やリングギヤ軸32aに接続される動力分配統合機構30とリングギヤ軸32aに変速機60を介して接続されるモータMG2とを備える車両におけるエンジン22の失火を判定するものとしたが、エンジンのクランクシャフトがねじれ要素としてのダンパを介して後段に接続されているものであればよいから、図6の変形例のハイブリッド自動車120に例示するように、モータMG2の動力をリングギヤ軸32aが接続
された車軸(駆動輪38a,38bが接続された車軸)とは異なる車軸(図6における車輪39a,39bに接続された車軸)に接続するもののエンジン22の失火を判定するものとしてもよい。
ここで、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、エンジン22が「内燃機関」に相当し、動力分配統合機構30が「遊星歯車機構」に相当し、モータMG1が「第1の電動機」に相当し、モータMG2が「第2の電動機」に相当し、クランクポジションセンサ140が「回転位置検出手段」に相当し、クランクポジションセンサ140からの整形波に基づいてクランクシャフト26が30度回転する毎の回転数をエンジン22の回転数Ne(CA)として計算するエンジンECU24が「単位回転角回転数演算手段」に相当し、モータMG2から押し当てトルクが出力されていないと判定されるときにはダンパ28のねじれ角θd(CA)の積分値に所定値C1を乗じてさらにハイパスフィルタを施して共振影響成分Nde(CA)を演算すると共にエンジン22の回転数Ne(CA)から共振影響成分Nde(CA)を減じて判定用回転数Nj(CA)を計算し、モータMG2から押し当てトルクが出力されていると判定されるときにはねじれ角θd(CA)の積分値に所定値C1より大きい所定値C2を乗じてさらにハイパスフィルタを施して共振影響成分Nde(CA)を演算すると共にエンジン22の回転数Ne(CA)から共振影響成分Nde(CA)を減じて判定用回転数Nj(CA)を計算する図5の判定用回転数演算処理と判定用回転数Nj(CA)を用いてエンジン22の失火を判定する図4の失火判定処理とを実行するエンジンECU24が「失火判定手段」に相当する。また、クランクポジションセンサ140からの整形波に基づいてクランクシャフト26が30度回転する毎の回転数を演算するエンジンECU24が「出力軸回転数演算手段」に相当し、回転位置検出センサ43,44からの信号に基づいてモータMG1,MG2の回転数Nm1(CA),Nm2(CA)を計算するモータECU40と計算した回転数Nm1(CA),Nm2(CA)に基づいてダンパ28の動力分配統合機構30側の回転数であるダンパ後段回転数Nd(CA)を計算する図5の判定用回転数演算処理のステップS210の処理を実行するエンジンECU24とが「駆動軸回転数検出手段」に相当し、エンジン22の回転数Ne(CA)とダンパ後段軸回転数Nd(CA)との差を積分してダンパ28のねじれ角θd(CA)を演算する図5の判定用回転数演算処理のステップS220の処理を実行するエンジンECU24が「ねじれ角演算手段」に相当し、パーキングロック機構56が「固定手段」に相当する。
ここで、「内燃機関」としては、ガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力可能な8気筒の内燃機関として構成されるエンジン22に限定されるものではなく、6気筒や4気筒のエンジンとしたり、水素エンジンなど如何なるタイプの内燃機関であっても構わない。「遊星歯車機構」としては、3軸式の動力分配統合機構30に限定されるものではなく、ねじれ要素を介して内燃機関の出力軸に3つの回転要素のうちの第1の回転要素が接続されると共に車軸にギヤ機構を介して連結された駆動軸に第2の回転要素が接続されたものであればいかなる遊星歯車機構でも構わない。「第1の電動機」としては、同期発電電動機として構成されたモータMG1に限定されるものではなく、誘導電動機など、如何なるタイプ電動機としても構わない。「第2の電動機」としては、同期発電電動機として構成されたモータMG2に限定されるものではなく、誘導電動機など、如何なるタイプの電動機としても構わない。「回転位置検出手段」としては、クランクポジションセンサ140に限定されるものではなく、内燃機関の出力軸の回転位置を検出するものであれば如何なるものでも構わない。「単位回転角回転数演算手段」としては、クランクポジションセンサ140からの整形波に基づいてクランクシャフト26が30度回転する毎の回転数をエンジン22の回転数Ne(CA)として計算するものに限定されるものではなく、検出された回転位置に基づいて出力軸の所定の単位回転角あたりの回転数である単位回転角回転数を演算するものであれば如何なるものでも構わない。「失火判定手段」としては、モータMG2から押し当てトルクが出力されていないと判定されるときにはねじれ角θd(CA)の積分値に所定値C1を乗じてさらにハイパスフィルタを施して共振影響成分Nde(CA)を演算すると共にエンジン22の回転数Ne(CA)から共振影響成分Nde(CA)を減じて判定用回転数Nj(CA)を計算し、モータMG2から押し当てトルクが出力されていると判定されるときにはねじれ角θd(CA)の積分値に所定値C1より大きい所定値C2を乗じてさらにハイパスフィルタを施して共振影響成分Nde(CA)を演算すると共にエンジン22の回転数Ne(CA)から共振影響成分Nde(CA)を減じて判定用回転数Nj(CA)を計算し、計算した判定用回転数Nj(CA)を用いてエンジン22の失火を判定するものに限定されるものではなく、第2の電動機から所定の押し当てトルクが出力されると推定されている押し当て推定状態ではないときには演算した単位回転角回転数から第1の成分を減じて得られる実行用回転数の変動成分を用いて内燃機関の失火を判定し、押し当て推定状態であるときには演算した単位回転角回転数から第1の成分より大きい第2の成分を減じて得られる実行用回転数の変動成分を用いて内燃機関の失火を判定するものであれば如何なるものとしても構わない。また、「出力軸回転数演算手段」としては、クランクポジションセンサ140からの整形波に基づいてクランクシャフト26が30度回転する毎の回転数を演算するものに限定されるものではなく、検出された回転位置に基づいて出力軸の回転数である出力軸回転数を演算するものであれば如何なるものとしても構わない。「駆動軸回転数検出手段」としては、回転位置検出センサ43,44からの信号に基づいて計算されるモータMG1,MG2の回転数Nm1(CA),Nm2(CA)に基づいてダンパ28の動力分配統合機構30側の回転数であるダンパ後段回転数Nd(CA)を計算するものに限定されるものではなく、駆動軸の回転数を検出するものであれば如何なるものでも構わない。「ねじれ角演算手段」としては、エンジン22の回転数Ne(CA)とダンパ後段軸回転数Nd(CA)との差を積分してダンパ28のねじれ角θd(CA)を計算するものに限定されるものではなく、出力軸回転数と駆動軸回転数との差を積分してねじれ要素のねじれ角を演算するものであれば如何なるものでも構わない。「固定手段」としては、パーキングロック機構56に限定されるものではなく、シフトレバーが駐車ポジションに操作されたときに駆動軸が回転しないよう駆動軸を固定するものであれば如何なるものでも構わない。なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための最良の形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、内燃機関の失火判定装置の製造産業などに利用可能である。
本発明の一実施例である内燃機関の失火判定装置を搭載したハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 エンジン22の構成の概略を示す構成図である。 変速機60の構成の一例を示す説明図である。 失火判定処理の一例を示すフローチャートである。 判定用回転数演算処理の一例を示すフローチャートである。 変形例のハイブリッド自動車120の構成の概略を示す構成図である。
符号の説明
20,120 ハイブリッド自動車、22 エンジン、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、24a CPU、24b ROM、24c RAM、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30 動力分配統合機構、31 サンギヤ、32 リングギヤ、32a リングギヤ軸、33 ピニオンギヤ、34 キャリア、34a キャリア軸、36 ギヤ機構、36a ファイナルギヤ、37 デファレンシャルギヤ、38a,38b 駆動輪、39a,39b 車輪、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、48 回転軸、50 バッテリ、51 温度センサ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54 電力ライン、56 パーキングロック機構、57 パーキングギヤ、58 パーキングロックポール、60 変速機、60a ダブルピニオンの遊星歯車機構、60b シングルピニオンの遊星歯車機構、61,65 サンギヤ、62,66 リングギヤ、63a 第1ピニオンギヤ、63b 第2ピニオンギヤ、64,68 キャリア、67 ピニオンギヤ、70 ハイブリッド用電子制御ユニット、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、122 エアクリーナ、124 スロットルバルブ、126 燃料噴射弁、128 吸気バルブ、130 点火プラグ、132 ピストン、134 浄化装置(三元触媒)、135a 空燃比センサ、135b 酸素センサ、136 スロットルモータ、138 イグニッションコイル、140 クランクポジションセンサ、142 水温センサ、144 カムポジションセンサ、146 スロットルバルブポジションセンサ、148 エアフローメータ、149 温度センサ、150 可変バルブタイミング機構、B1,B2 ブレーキ、MG1,MG2 モータ。

Claims (4)

  1. 内燃機関と、ねじれ要素を介して前記内燃機関の出力軸に3つの回転要素のうちの第1の回転要素が接続されると共に車軸にギヤ機構を介して連結された駆動軸に第2の回転要素が接続された遊星歯車機構と、前記遊星歯車機構の3つの回転要素のうちの第3の回転要素に接続された第1の電動機と、前記駆動軸に動力を出力するよう接続された第2の電動機と、を備えるハイブリッド車に搭載されて前記内燃機関の失火を判定する失火判定装置であって、
    前記出力軸の回転位置を検出する回転位置検出手段と、
    前記検出された回転位置に基づいて前記出力軸の所定の単位回転角あたりの回転数である単位回転角回転数を演算する単位回転角回転数演算手段と、
    前記検出された回転位置に基づいて前記出力軸の回転数である出力軸回転数を演算する出力軸回転数演算手段と、
    前記駆動軸の回転数である駆動軸回転数を検出する駆動軸回転数検出手段と、
    前記演算された出力軸回転数と前記検出された駆動軸回転数との差を積分して得られる前記ねじれ要素のねじれ角を演算するねじれ角演算手段と、
    前記第2の電動機から前記ギヤ機構や前記遊星歯車機構のギヤのガタ詰めを行なうための所定の押し当てトルクが出力されると推定されている押し当て推定状態ではないときには前記演算されたねじれ角の積分値に第1の定数を乗じて計算される第1の成分を前記演算した単位回転角回転数から減じて得られる実行用回転数の変動成分を用いて前記内燃機関の失火を判定し、前記押し当て推定状態であるときには前記演算されたねじれ角の積分値に前記第1の定数より大きい第2の定数を乗じて計算される第2の成分を前記演算した単位回転角回転数から減じて得られる実行用回転数の変動成分を用いて前記内燃機関の失火を判定する失火判定手段と、
    を備える失火判定装置。
  2. 請求項記載の失火判定装置であって、
    前記ハイブリッド車は、シフトレバーが駐車ポジションに操作されたときに前記駆動軸が回転しないよう該駆動軸を固定する固定手段を備え、
    前記押し当て推定状態は、前記固定手段により前記駆動軸が固定されたときに推定される状態である、
    失火判定装置。
  3. 請求項1または2記載の失火判定装置であって、
    前記ハイブリッド車は、前記第2の電動機の回転軸と前記駆動軸とに接続され複数の変速段の変速を伴って該回転軸と該駆動軸との間で動力を変速して伝達する変速手段を備え、
    前記失火判定手段は、走行中に前記変速手段の変速段の減速比が所定の減速比よりも小さい変速段が選択されているときには前記演算した単位回転角回転数から第3の成分を減じて得られる実行用回転数の変動成分を用いて前記内燃機関の失火を判定し、走行中に前記変速手段の変速段の減速比が所定の減速比よりも大きい変速段が選択されているときには前記第3の成分よりも大きい第4の成分を減じて得られる実行用回転数の変動成分を用いて前記内燃機関の失火を判定する手段である、
    失火判定装置。
  4. 内燃機関と、ねじれ要素を介して前記内燃機関の出力軸に3つの回転要素のうちの第1の回転要素が接続されると共に車軸にギヤ機構を介して連結された駆動軸に第2の回転要素が接続された遊星歯車機構と、前記遊星歯車機構の3つの回転要素のうちの第3の回転要素に接続された第1の電動機と、前記駆動軸に動力を出力するよう接続された第2の電動機と、を備えるハイブリッド車における前記内燃機関の失火を判定する失火判定方法であって、
    前記出力軸の回転数である出力軸回転数と前記駆動軸の回転数である駆動軸回転数との差を積分して得られる前記ねじれ要素のねじれ角を演算し、前記第2の電動機から前記ギヤ機構や前記遊星歯車機構のギヤのガタ詰めを行なうための所定の押し当てトルクが出力されると推定されている押し当て推定状態ではないときには前記演算したねじれ角の積分値に第1の定数を乗じて計算される第1の成分を前記出力軸の所定の単位回転角あたりの回転数である単位回転角回転数から減じて得られる実行用回転数の変動成分を用いて前記内燃機関の失火を判定し、前記押し当て推定状態であるときには前記演算したねじれ角の積分値に前記第1の定数より大きい第2の定数を乗じて計算される第2の成分を前記単位回転角回転数から減じて得られる実行用回転数の変動成分を用いて前記内燃機関の失火を判定する、
    ことを特徴とする失火判定方法。
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