JP4635991B2 - 燃焼状態判定装置およびこれを備える車両 - Google Patents

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Description

本発明は、燃焼状態判定装置およびこれを備える車両に関し、詳しくは、出力軸がねじれ要素を介して後段に接続された複数気筒の内燃機関の燃焼状態を判定する燃焼状態判定装置およびこうした燃焼状態判定装置を備える車両に関する。
従来、この種の装置としては、クランク軸の角加速度に基づいてクランク軸のトルク変動量をエンジン振動量として算出し、このエンジン振動量と気筒毎のTDC信号とを対応させた気筒毎のエンジン振動量の同一気筒における前回値との差や直前にTDCとなる気筒における気筒毎のエンジン振動量との差が閾値以上のときに燃焼が不安定であるのを判定するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、気筒毎のエンジン振動量との差が閾値以上となったときには、点火時期を制御することによりアイドル回転数を増加させ、気筒毎のエンジン振動量との差が閾値未満になるようフィードバック制御を行なっている。
また、モータによりエンジンのクランク軸のトルク変動を打ち消すよう制振制御を行なう車両において、モータによる制振制御のためにモータから出力するトルクを補正するトルク補正量を算出し、このモータのトルク補正量に基づいてエンジンの失火状態を検出するものも提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−36531号公報 特開2001−65402号公報
内燃機関のクランク軸にダンパのようなねじれ要素を介して変速機構に接続されている車両などに搭載されている動力出力装置では、内燃機関の爆発燃焼によるクランク軸のトルク変動がねじれ要素やこのねじれ要素を含む後段の変速機構などの共振を誘発し、共振によりクランク軸に回転変動が生じる結果、クランク角の回転変動に基づいて内燃機関の気筒毎の燃焼状態や内燃機関のいずれかの気筒の失火を検出しようとしても、精度良く検出することができない。モータにより内燃機関のクランク角のトルク変動に対して制振制御を行なうと、ねじれ要素やねじれ要素を含む後段の変速機構などの共振を助長する場合も生じ、内燃機関の気筒毎の燃焼状態や内燃機関のいずれかの気筒の失火の検出の精度は更に低くなってしまう。
本発明の燃焼状態判定装置は、出力軸がねじれ要素を介して後段に接続された複数気筒の内燃機関の各気筒の燃焼状態を精度良く判定することを目的とする。また、本発明の車両は、出力軸がねじれ要素を介して後段に接続された複数気筒の内燃機関を搭載する車両における振動を抑制することを目的とする。
本発明の燃焼状態判定装置およびこれを備える車両は、上述の目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の第1の燃焼状態判定装置は、
出力軸がねじれ要素を介して後段に接続された複数気筒の内燃機関の燃焼状態を判定する燃焼状態判定装置であって、
前記内燃機関の出力軸の回転位置を検出する回転位置検出手段と、
前記検出された回転位置に基づいて前記内燃機関の出力軸が所定の単位回転角だけ回転するのに要する時間である単位回転所要時間を演算する単位回転所要時間演算手段と、
前記複数気筒のうちの対象気筒の圧縮行程の上死点以降の所定回転角を基点として前記単位回転所要時間演算手段により演算された単位回転所要時間である対象単位回転所要時間と該対象気筒の行程と前記ねじれ要素を含む後段における共振の一周期前に同一の行程となる気筒の圧縮行程の上死点以降の前記所定回転角を基準として前記単位回転所要時間演算手段により演算された単位回転所要時間である比較単位回転所要時間とに基づいて前記対象気筒の燃焼状態が良好であるか否かを判定する燃焼状態判定手段と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の第1の燃焼状態判定装置では、内燃機関の出力軸の回転位置に基づいて内燃機関の出力軸が所定の単位回転角だけ回転するのに要する時間である単位回転所要時間を演算し、複数気筒のうちの対象気筒の圧縮行程の上死点以降の所定回転角を基点として演算された単位回転所要時間である対象単位回転所要時間と対象気筒の行程とねじれ要素を含む後段における共振の一周期前に同一の行程となる気筒の圧縮行程の上死点以降の所定回転角を基準として演算された単位回転所要時間である比較単位回転所要時間とに基づいて対象気筒の燃焼状態が良好であるか否かを判定する。即ち、対象気筒の単位回転所要時間とねじれ要素を含む後段における共振の一周期前の気筒における単位回転所要時間とに基づいて対象気筒の燃焼状態が良好であるか否かを判定するのである。ねじれ要素を含む後段における共振の一周期前の気筒における単位回転所要時間との比較により対象気筒の燃焼状態を判定するから、判定結果における共振の影響を小さくすることができ、これにより、精度良く内燃機関の各気筒の燃焼状態を判定することができる。
こうした本発明の第1の燃焼状態判定装置において、前記燃焼状態判定手段は、前記対象単位回転所要時間から前記比較単位回転所要時間を減じて得られる判定用値が所定値以上のときに前記対象気筒の燃焼状態が不良であると判定する手段であるものとすることもできる。
また、本発明の第1の燃焼状態判定装置において、前記検出された回転位置に基づく物理量に対して前記内燃機関の燃焼の周波数成分は減衰させずに前記ねじれ要素を含む後段における共振の周波数成分を減衰するフィルタ処理を施すフィルタ処理手段を備え、前記単位回転所要時間演算手段は、前記フィルタ処理手段によるフィルタ処理後の物理量に基づいて単位回転所要時間を演算する手段である、ものとすることもできる。こうすれば、ねじれ要素を含む後段における共振の影響を減衰させた物理量を用いるから、判定結果における共振の影響をより小さくすることができ、これにより、より精度良く内燃機関の各気筒の燃焼状態を判定することができる。この場合、燃焼状態判定装置を、前記ねじれ要素の後段の接続状態を切り替える接続状態切替手段を有するシステムに用いられるものとし、前記フィルタ処理手段は、前記接続状態切替手段によって切り替えられる前記ねじれ要素の後段の接続状態に応じたフィルタ処理を施す手段であるものとすることもできる。こうすれば、ねじれ要素の後段の接続状態に応じたフィルタ処理を施すから、ねじれ要素の後段の接続状態を変更しても、ねじれ要素の後段の接続状態に応じて判定結果における共振の影響を小さくすることができ、精度良く内燃機関の各気筒の燃焼状態を判定することができる。ここで、システムとしては車両を挙げることができ、システムとして車両を考える場合には接続状態切替手段はシフト操作によるものと考えることができる。この場合、シフト操作により駐車ポジションやニュートラルポジション,走行ポジションとすることにより、ねじれ要素の後段の接続状態を切り替えても、精度良く内燃機関の各気筒の燃焼状態を判定することができる。
本発明の第2の燃焼状態判定装置は、
出力軸がねじれ要素を介して後段に接続された複数気筒の内燃機関の燃焼状態を判定する燃焼状態判定装置であって、
前記内燃機関の出力軸の回転位置を検出する回転位置検出手段と、
前記検出された回転位置に基づいて前記内燃機関の出力軸の所定の単位回転角毎の回転数である単位回転角回転数を演算する単位回転角回転数演算手段と、
前記複数気筒のうちの対象気筒の圧縮行程の上死点以降の所定回転角を基点として前記単位回転角回転数演算手段により演算された単位回転角回転数である対象単位回転角回転数と該対象気筒の行程と前記ねじれ要素を含む後段における共振の一周期前に同一の行程となる気筒の圧縮行程の上死点以降の前記所定回転角を基準として前記単位回転角回転数演算手段により演算された単位回転角回転数である比較単位回転角回転数とに基づいて前記対象気筒の燃焼状態が良好であるか否かを判定する燃焼状態判定手段と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の第2の燃焼状態判定装置では、内燃機関の出力軸の回転位置に基づいて内燃機関の出力軸の所定の単位回転角毎の回転数である単位回転角回転数を演算し、複数気筒のうちの対象気筒の圧縮行程の上死点以降の所定回転角を基点として演算された単位回転角回転数である対象単位回転角回転数と対象気筒の行程とねじれ要素を含む後段における共振の一周期前に同一の行程となる気筒の圧縮行程の上死点以降の所定回転角を基準として演算された単位回転角回転数である比較単位回転角回転数とに基づいて対象気筒の燃焼状態が良好であるか否かを判定する。即ち、対象気筒の単位回転角回転数とねじれ要素を含む後段における共振の一周期前の気筒における単位回転角回転数とに基づいて対象気筒の燃焼状態が良好であるか否かを判定するのである。ねじれ要素を含む後段における共振の一周期前の気筒における単位回転角回転数との比較により対象気筒の燃焼状態を判定するから、判定結果における共振の影響を小さくすることができ、これにより、精度良く内燃機関の各気筒の燃焼状態を判定することができる。
こうした本発明の第2の燃焼状態判定装置において、前記燃焼状態判定手段は、前記対象単位回転角回転数の逆数に相当する値から前記比較単位回転角回転数の逆数に相当する値を減じて得られる判定用値が所定値以上のときに前記対象気筒の燃焼状態が不良であると判定する手段であるものとすることもできる。
上述の本発明の第1の燃焼状態判定装置や第2の燃焼状態判定装置では、前記燃焼状態判定手段は、前記内燃機関が所定の回転数で略定常運転されているときに該内燃機関の燃焼状態を判定する手段であるものとすることもできる。この場合、内燃機関が所定の回転数で略定常運転されているときには、内燃機関がアイドル運転されているときや内燃機関がアイドル回転数より高い回転数で自立運転されているとき、或いはアイドル回転数やこれより高い回転数で負荷運転されているときも含まれる。
本発明の車両は、
気筒毎に点火時期を調整可能で、出力軸がねじれ要素を介して後段に接続された複数気筒の内燃機関と、
前記内燃機関の燃焼状態を判定する上述のいずれかの態様の本発明の第1または第2の燃焼判定装置、即ち、基本的には、出力軸がねじれ要素を介して後段に接続された複数気筒の内燃機関の燃焼状態を判定する燃焼状態判定装置であって、前記内燃機関の出力軸の回転位置を検出する回転位置検出手段と、前記検出された回転位置に基づいて前記内燃機関の出力軸が所定の単位回転角だけ回転するのに要する時間である単位回転所要時間を演算する単位回転所要時間演算手段と、前記複数気筒のうちの対象気筒の圧縮行程の上死点以降の所定回転角を基点として前記単位回転所要時間演算手段により演算された単位回転所要時間である対象単位回転所要時間と該対象気筒の行程と前記ねじれ要素を含む後段における共振の一周期前に同一の行程となる気筒の圧縮行程の上死点以降の前記所定回転角を基準として前記単位回転所要時間演算手段により演算された単位回転所要時間である比較単位回転所要時間とに基づいて前記対象気筒の燃焼状態が良好であるか否かを判定する燃焼状態判定手段と、を備える第1の燃焼状態判定装置や、出力軸がねじれ要素を介して後段に接続された複数気筒の内燃機関の燃焼状態を判定する燃焼状態判定装置であって、前記内燃機関の出力軸の回転位置を検出する回転位置検出手段と、前記検出された回転位置に基づいて前記内燃機関の出力軸の所定の単位回転角毎の回転数である単位回転角回転数を演算する単位回転角回転数演算手段と、前記複数気筒のうちの対象気筒の圧縮行程の上死点以降の所定回転角を基点として前記単位回転角回転数演算手段により演算された単位回転角回転数である対象単位回転角回転数と該対象気筒の行程と前記ねじれ要素を含む後段における共振の一周期前に同一の行程となる気筒の圧縮行程の上死点以降の前記所定回転角を基準として前記単位回転角回転数演算手段により演算された単位回転角回転数である比較単位回転角回転数とに基づいて前記対象気筒の燃焼状態が良好であるか否かを判定する燃焼状態判定手段と、を備える第2の燃焼状態判定装置と、
前記燃焼判定装置の燃焼状態判定手段により燃焼状態が不良と判定された気筒の点火時期が進角されるよう前記内燃機関を制御する制御手段と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の車両では、燃焼状態が不良と判定された気筒の点火時期を進角することにより、燃焼状態を良好なものとすることにより、内燃機関のいずれかの気筒の燃焼状態が不良となることに起因する振動を抑制することができる。また、本発明の第1の燃焼状態判定装置や第2の燃焼状態判定装置を搭載するから、内燃機関の各気筒の燃焼状態を精度良く判定することができ、これにより、内燃機関のいずれかの気筒の燃焼状態が不良となることに起因する振動をより精度良く抑制することができる。
こうした本発明の車両において、前記内燃機関からの動力と電動機からの動力とにより走行可能なものとすることもできる。この場合、前記内燃機関の出力軸と車軸に連結された駆動軸とに接続され、電力と動力の入出力を伴って前記出力軸と前記駆動軸とに動力を入出力する電力動力入出力手段を備え、前記電動機は、車軸に連結された駆動軸に動力を出力可能に接続されてなる、ものとすることもできる。このように、内燃機関と電動機とを備えるハイブリッド車に適用することができるのである。この場合、電動機や電力動力入出力手段による制振制御が行なわれることにより、ねじれ要素を含む後段における共振の影響が大きくなっても、内燃機関の各気筒の燃焼状態を精度良く判定することができるから、内燃機関のいずれかの気筒の燃焼状態が不良となることに起因する振動をより精度良く抑制することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例である内燃機関の燃焼状態判定装置を搭載したハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、エンジン22の出力軸としてのクランクシャフト26にねじれ要素としてのダンパ28を介して接続された3軸式の動力分配統合機構30と、動力分配統合機構30に接続された発電可能なモータMG1と、動力分配統合機構30に接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに取り付けられた減速ギヤ35と、この減速ギヤ35に接続されたモータMG2と、車両全体をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニット70とを備える。ここで、実施例の内燃機関の燃焼状態判定装置としては、主としてエンジン22を制御するエンジン用電子制御ユニット24と後述するエンジン22のクランクシャフト26の回転位置を検出するクランクポジションセンサ140とが該当する。
エンジン22は、例えばガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力可能な8気筒の内燃機関として構成されており、図2に示すように、エアクリーナ122により清浄された空気をスロットルバルブ124を介して吸入すると共に気筒毎に設けられた燃料噴射弁126からガソリンを噴射して吸入された空気とガソリンとを混合し、この混合気を吸気バルブ128を介して燃料室に吸入し、点火プラグ130による電気火花によって爆発燃焼させて、そのエネルギにより押し下げられるピストン132の往復運動をクランクシャフト26の回転運動に変換する。エンジン22からの排気は、一酸化炭素(CO)や炭化水素(HC),窒素酸化物(NOx)の有害成分を浄化する浄化装置(三元触媒)134を介して外気へ排出される。
エンジン22は、エンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)24により制御されている。エンジンECU24は、CPU24aを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU24aの他に処理プログラムを記憶するROM24bと、データを一時的に記憶するRAM24cと、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。エンジンECU24には、エンジン22の状態を検出する種々のセンサからの信号、クランクシャフト26の回転位置(クランク角CA)を検出するクランクポジションセンサ140からのクランクポジション(クランク角CA)やエンジン22の冷却水の温度を検出する水温センサ142からの冷却水温,燃焼室へ吸排気を行なう吸気バルブ128や排気バルブを開閉するカムシャフトの回転位置を検出するカムポジションセンサ144からのカムポジション,スロットルバルブ124のポジションを検出するスロットルバルブポジションセンサ146からのスロットルポジション,吸気管に取り付けられたエアフローメータ148からのエアフローメータ信号AF,同じく吸気管に取り付けられた温度センサ149からの吸気温,空燃比センサ135aからの空燃比AF,酸素センサ135bからの酸素信号などが入力ポートを介して入力されている。また、エンジンECU24からは、エンジン22を駆動するための種々の制御信号、例えば、燃料噴射弁126への駆動信号や、スロットルバルブ124のポジションを調節するスロットルモータ136への駆動信号、イグナイタと一体化されたイグニッションコイル138への制御信号、吸気バルブ128の開閉タイミングの変更可能な可変バルブタイミング機構150への制御信号などが出力ポートを介して出力されている。なお、エンジンECU24は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によりエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータを出力する。なお、上述したクランクポジションセンサ140は、クランクシャフト26と回転同期して回転するように取り付けられて10度毎に歯が形成されると共に基準位置検出用に2つ分の欠歯を形成したタイミングローターを有する電磁ピックアップセンサとして構成されており、クランクシャフト26が10度回転する毎に整形波を生じさせる。
動力分配統合機構30は、外歯歯車のサンギヤ31と、このサンギヤ31と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ32と、サンギヤ31に噛合すると共にリングギヤ32に噛合する複数のピニオンギヤ33と、複数のピニオンギヤ33を自転かつ公転自在に保持するキャリア34とを備え、サンギヤ31とリングギヤ32とキャリア34とを回転要素として差動作用を行なう遊星歯車機構として構成されている。動力分配統合機構30は、キャリア34にはエンジン22のクランクシャフト26が、サンギヤ31にはモータMG1が、リングギヤ32にはリングギヤ軸32aを介して減速ギヤ35がそれぞれ連結されており、モータMG1が発電機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力をサンギヤ31側とリングギヤ32側にそのギヤ比に応じて分配し、モータMG1が電動機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力とサンギヤ31から入力されるモータMG1からの動力を統合してリングギヤ32側に出力する。リングギヤ32に出力された動力は、リングギヤ軸32aからギヤ機構60およびデファレンシャルギヤ62を介して、最終的には車両の駆動輪63a,63bに出力される。
モータMG1およびモータMG2は、いずれも発電機として駆動することができると共に電動機として駆動できる周知の同期発電電動機として構成されており、インバータ41,42を介してバッテリ50と電力のやりとりを行なう。インバータ41,42とバッテリ50とを接続する電力ライン54は、各インバータ41,42が共用する正極母線および負極母線として構成されており、モータMG1,MG2のいずれかで発電される電力を他のモータで消費することができるようになっている。したがって、バッテリ50は、モータMG1,MG2のいずれかから生じた電力や不足する電力により充放電されることになる。なお、モータMG1,MG2により電力収支のバランスをとるものとすれば、バッテリ50は充放電されない。モータMG1,MG2は、いずれもモータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)40により駆動制御されている。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するために必要な信号、例えばモータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの信号や図示しない電流センサにより検出されるモータMG1,MG2に印加される相電流などが入力されており、モータECU40からは、インバータ41,42へのスイッチング制御信号が出力されている。モータECU40は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御すると共に必要に応じてモータMG1,MG2の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。
バッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、バッテリECUという)52によって管理されている。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な信号、例えば、バッテリ50の端子間に設置された図示しない電圧センサからの端子間電圧,バッテリ50の出力端子に接続された電力ライン54に取り付けられた図示しない電流センサからの充放電電流,バッテリ50に取り付けられた温度センサ51からの電池温度Tbなどが入力されており、必要に応じてバッテリ50の状態に関するデータを通信によりハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。なお、バッテリECU52では、バッテリ50を管理するために電流センサにより検出された充放電電流の積算値に基づいて残容量(SOC)も演算している。
ハイブリッド用電子制御ユニット70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。ハイブリッド用電子制御ユニット70には、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号,シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。ハイブリッド用電子制御ユニット70は、前述したように、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20は、運転者によるアクセルペダル83の踏み込み量に対応するアクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクを計算し、この要求トルクに対応する要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるように、エンジン22とモータMG1とモータMG2とが運転制御される。エンジン22とモータMG1とモータMG2の運転制御としては、要求動力に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にエンジン22から出力される動力のすべてが動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによってトルク変換されてリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御するトルク変換運転モードや要求動力とバッテリ50の充放電に必要な電力との和に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にバッテリ50の充放電を伴ってエンジン22から出力される動力の全部またはその一部が動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによるトルク変換を伴って要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御する充放電運転モード、エンジン22の運転を停止してモータMG2からの要求動力に見合う動力をリングギヤ軸32aに出力するよう運転制御するモータ運転モードなどがある。
次に、こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20に搭載されたエンジン22の各気筒の燃焼状態の良否を判定すると共にエンジン22の各気筒の燃焼状態に起因する振動を抑制する動作について説明する。図3は、エンジンECU24により実行される振動抑制制御の一例を示すフローチャートである。このルーチンは、エンジン22をアイドル回転数で運転している最中にクランク角CAが90°CA回転する毎に繰り返し実行される。
振動抑制制御が実行されると、エンジンECU24のCPU24aは、まず、圧縮行程における上死点から180°CA以降で最も近い気筒を対象気筒として、対象気筒の圧縮行程における上死点から90°CA(以下、ATDC90と示す)と上死点から120°CA(以下、ATDC120と示す)と上死点から150°CA(以下、ATDC150と示す)とを基点として各々30°CA回転するのに要する時間である30度回転所要時間T30(ATDC90),T30(ATDC120),T30(ATDC150)の和により90度回転所要時間T90(0)を計算する(ステップS100)。ここで、30度回転所要時間T30は、実施例では、クランク角CAが10°CA毎に実行される図4に例示するT30演算処理により、クランク角CAを入力し(ステップS200)、クランクポジションセンサ140からの整形波から入力したクランク角CAより30°CA前からクランク角CAに至るまで経過時間を演算し、この演算した経過時間を30度回転所要時間T30(CA)とすることによって演算され(ステップS210)、クランク角CAと関連付けてRAM24cに格納されている。上述のステップS100の処理では、RAM24cから30度回転所要時間T30(ATDC90),T30(ATDC120),T30(ATDC150)を読み込んで90度回転所要時間T90(0)を計算した。
続いて、計算した90度回転所要時間T90(0)からクランク角CAが360°CA前に同様に計算した90度回転所要時間T90(4)を減じて判定用差分値ΔT90を計算すると共に(ステップS110)、計算した判定用差分値Δ90を閾値Trefと比較し(ステップS120)、判定用差分値Δ90が閾値Tref未満のときには、対象気筒の燃焼状態は良好であると判定し、90度回転所要時間T90(N)の後処理として90度回転所要時間T90(N−1)を90度回転所要時間T90(N)に順次代入して(ステップS140)、振動抑制制御を終了し、判定用差分値Δ90が閾値Tref以上のときには、対象気筒の燃焼状態は不良であると判定し、対象気筒の点火時期を角度ΔTだけ進角して(ステップS130)、90度回転所要時間T90(N)の後処理を実行して(ステップS140)、振動抑制制御を終了する。90度回転所要時間T90(0)からクランク角CAが360°CA前の90度回転所要時間T90(4)を減じた判定用差分値Δ90により対象気筒の燃焼状態を判定できることと、対象気筒の点火時期を進角することにより振動を抑制することができることとについて以下に順に説明する。
実施例では、エンジン22をアイドル回転数で運転した場合、エンジン22のクランクシャフト26のトルク変動に伴うダンパ28を含む後段の共振がクランクシャフト26の1回転の周期で生じる。従って、クランク角CAの360°CA差分を考えれば、ダンパ28を含む後段の共振の影響を除去することができる。このため、実施例では、90度回転所要時間T90(0)からクランク角CAが360°CA前の90度回転所要時間T90(4)を減じた判定用差分値Δ90を用いて対象気筒の燃焼状態を判定しているのである。30度回転所要時間T30(ATDC90),T30(ATDC120),T30(ATDC150)は、膨張行程にあるため、30度回転所要時間T30(ATDC90),T30(ATDC120),T30(ATDC150)は、対象気筒の燃焼状態が良好であればいずれも短い時間として演算され、対象気筒の燃焼状態が不良であればいずれも長い時間として演算されることになる。これらの和である90度回転所要時間T90(0)は、同様に、対象気筒の燃焼状態が良好であれば短い時間となり、対象気筒の燃焼状態が不良であれば長い時間となる。このため、判定用差分値Δ90は、対象気筒の燃焼状態が良好であれば値0近傍となり、対象気筒の燃焼状態が不良であれば大きな値となる。従って、閾値Trefとして、対象気筒の燃焼状態が良好のときに生じる判定用差分値Δ90より大きく且つ対象気筒の燃焼状態が不良のときに生じる判定用差分値Δ90より小さい値を用いることにより、判定用差分値Δ90と閾値Trefとの大きさ比較により対象気筒の燃焼状態が良好であるか不良であるかを判定することができる。
エンジン22をアイドル回転数で運転しているときに点火時期を早めるよう若干進角すると、一般的に燃焼によって生じるトルクが大きくなることから、回転数が上昇する。対象気筒の燃焼状態が不良であるときに対象気筒の点火時期だけを若干進角すると、その気筒の燃焼によって生じるトルクだけが大きくなるため、その気筒の燃焼に伴う回転数だけが大きくなる。上述したように、対象気筒の燃焼状態の不良は、判定用差分値Δ90が大きいとき、即ち、90度回転所要時間T90(0)が大きいときであり、90度回転所要時間T90(0)に相当するクランク角における回転数が他の気筒における90度回転所要時間T90(0)に相当するクランク角における回転数より小さい状態であるから、燃焼状態が不良の気筒の点火時期だけを若干進角することにより、その気筒の90度回転所要時間T90(0)に相当するクランク角における回転数を大きくし、他の気筒との回転数の変化を小さくすることができる。こうした回転数の変化を小さくすることは、滑らかに回転することとなるから、車両全体からみると、振動が抑制されることになる。即ち、燃焼状態が不良の気筒の点火時期を進角することにより振動を抑制することができるのである。なお点火時期を進角する量としての角度ΔTは、進角によるトルクの増加は認められるが、大きな増加とならないよう設定するのが好ましい。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20に搭載した燃焼状態判定装置によれば、エンジン22のクランクシャフト26のトルク変動に伴うダンパ28を含む後段の共振が生じても、エンジン22の各気筒の燃焼状態の良否を精度良く判定することができる。また、こうした燃焼状態判定装置を搭載したハイブリッド自動車20によれば、エンジン22の各気筒のうち燃焼状態が不良と判定された気筒の点火時期を進角することにより、車両の振動を効果的に抑制することができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、30度回転所要時間T30(ATDC90),T30(ATDC120),T30(ATDC150)の和により90度回転所要時間T90(0)を計算するものとしたが、ATDC90やATDC120,ATDC150とはクランク角CAが異なる3つの30度回転所要時間T30の和として90度回転所要時間T90(0)を計算するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、クランクポジションセンサ140からの整形波とクランク角CAとから30度回転所要時間T30(CA)を演算し、30度回転所要時間T30(ATDC90),T30(ATDC120),T30(ATDC150)の和により90度回転所要時間T90(0)を計算するものとしたが、クランクポジションセンサ140からの整形波とクランク角CAとから直接に90度回転所要時間T90(0)を計算するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、三つの30度回転所要時間T30(ATDC90),T30(ATDC120),T30(ATDC150)の和による90度回転所要時間T90(0)からエンジン22のクランクシャフト26のトルク変動に伴うダンパ28を含む後段の共振の一周期である360°CA前の気筒の90度回転所要時間T90(4)を減じて得られる判定用差分値Δ90により気筒の燃焼状態を判定するものとしたが、二つの30度回転所要時間T30(例えば、T30(ATDC90)とT30(ATDC120)や,T30(ATDC120)とT30(ATDC150))の和として計算される60度回転所要時間T60(0)と360°CA前の気筒の60度回転所要時間T60(4)を減じて得られる判定用差分値Δ60により気筒の燃焼状態を判定するなど、回転所要時間のクランク角範囲は如何なる範囲としても構わない。
実施例のハイブリッド自動車20では、クランクポジションセンサ140からの整形波とクランク角CAとから30度回転所要時間T30(CA)を演算すると共に30度回転所要時間T30(ATDC90),T30(ATDC120),T30(ATDC150)の和により90度回転所要時間T90(0)を計算し、90度回転所要時間T90(0)からエンジン22のクランクシャフト26のトルク変動に伴うダンパ28を含む後段の共振の一周期である360°CA前の気筒の90度回転所要時間T90(4)を減じて得られる判定用差分値Δ90により気筒の燃焼状態を判定するものとしたが、クランクポジションセンサ140からの整形波とクランク角CAとからクランク角CAの90度毎の回転数である90度回転数N90(CA)を演算し、例えば圧縮行程の上死点からクランク角CAが90度となる90度回転数N90(ATDC90)の逆数(1/N90)から360°CA前の気筒の90度回転数N90(ATDC90)の逆数を減じて得られる判定用差分値により気筒の燃焼状態を判定するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、8気筒のエンジン22の各気筒の燃焼状態を判定するものとしたが、6気筒のエンジンの各気筒の燃焼状態を判定するものとしたり、4気筒のエンジンの各気筒の燃焼状態を判定するものとするなど、複数気筒のエンジンの各気筒の燃焼状態を判定するものであれば、気筒数はいくつでも構わない。
実施例のハイブリッド自動車20では、90度回転所要時間T90(0)からエンジン22のクランクシャフト26のトルク変動に伴うダンパ28を含む後段の共振の一周期である360°CA前の気筒の90度回転所要時間T90(4)を減じて得られる判定用差分値Δ90により気筒の燃焼状態を判定するものとしたが、90度回転所要時間T90(0)からクランクシャフト26のトルク変動に伴うダンパ28を含む後段の共振の周期に相当する角度だけ前の気筒の90度回転所要時間T90を減じて得られる判定用差分値Δ90により気筒の燃焼状態を判定するものとすればよいから、360°CA前の気筒の90度回転所要時間T90(4)に限定されない。
実施例のハイブリッド自動車20では、クランクポジションセンサ140からの整形波とクランク角CAとから30度回転所要時間T30(CA)を演算すると共に30度回転所要時間T30(ATDC90),T30(ATDC120),T30(ATDC150)の和により90度回転所要時間T90(0)を計算し、90度回転所要時間T90(0)からエンジン22のクランクシャフト26のトルク変動に伴うダンパ28を含む後段の共振の一周期である360°CA前の気筒の90度回転所要時間T90(4)を減じて得られる判定用差分値Δ90により気筒の燃焼状態を判定するものとしたが、クランクポジションセンサ140からの整形波とクランク角CAとから30度回転所要時間T30(CA)を演算すると共に演算した30度回転所要時間T30(CA)にエンジン22の燃焼の周波数成分は減衰せずにクランクシャフト26のトルク変動に伴うダンパ28を含む後段の共振の周波数成分を減衰するフィルタ処理を施し、フィルタ処理を施した後のフィルタ後30度回転所要時間T30fを用いて同様に気筒の燃焼状態を判定するものとしてもよい。この場合のエンジンECU24に実行される振動抑制制御の一例のフローチャートを図5に、エンジンECU24により実行されるフィルタ処理の一例のフローチャートを図6に示す。以下に、この変形例について簡単に説明する。
フィルタ処理は、図6に示すように、まず、シフトポジションセンサ82からのシフトポジションSPを入力し(ステップS400)、入力したシフトポジションSPがPレンジであるか否かを判定する(ステップS410)。シフトポジションSPがPレンジのときにはPレンジ用フィルタを用いて30度回転所要時間T30をフィルタ処理して(ステップS420)、本処理を終了し、シフトポジションSPがPレンジではないとき、即ち、NレンジやDレンジのときにはN,Dレンジ用フィルタを用いて30度回転所要時間T30をフィルタ処理して(ステップS430)、本処理を終了する。ここで、Pレンジ用フィルタとN,Dレンジ用フィルタは、エンジン22の燃焼の周波数成分は減衰せずにクランクシャフト26のトルク変動に伴うダンパ28を含む後段の共振の周波数成分を減衰するものであるから、実施例の場合、ハイパスフィルタとなる。エンジン22が1000rpmでアイドル運転している場合には、エンジン22の燃焼の周波数は、エンジン22はクランクシャフト26が90度回転する毎に1回燃焼するから、4000/60(約67)Hzとなり、クランクシャフト26のトルク変動に伴うダンパ28を含む後段の共振の周波数は、周期が360°CAであるから、1000/60(約17)Hzとなる。従って、Pレンジ用フィルタもN,Dレンジ用フィルタも、67Hzの周波数成分を減衰せずに17Hzの周波数成分を減衰するハイパスフィルタとなる。シフトポジションSPによりフィルタを変えるのは、ダンパ28を含む後段の接続状態が異なることにより、ダンパ28を含む後段の共振の強度が異なるものとなったり、共振の周波数が異なることに基づく。即ち、Pレンジでは駆動軸としてのリングギヤ軸32aが回転不能となるようロックされるが、NレンジやDレンジではこうしたロックは行なわれないため、PレンジではNレンジやDレンジに比して共振の強度が大きく表われるからである。
変形例の振動抑制制御は、上述したフィルタ処理を施して得られるフィルタ後30度回転所要時間T30f(CA)を用いて90度回転所要時間T90(0)に相当するフィルタ後90度回転所要時間T90f(0)を計算し(ステップS300)、フィルタ後90度回転所要時間T90f(0)からエンジン22のクランクシャフト26のトルク変動に伴うダンパ28を含む後段の共振の一周期である360°CA前の気筒のフィルタ後90度回転所要時間T90f(4)を減じて判定用差分値ΔT90fを計算し(ステップS310)、この判定用差分値Δ90fを閾値Trefと比較し(ステップS320)、判定用差分値Δ90fが閾値Tref未満のときには、対象気筒の燃焼状態は良好であると判定し、フィルタ後90度回転所要時間T90f(N)の後処理としてフィルタ後90度回転所要時間T90f(N−1)をフィルタ後90度回転所要時間T90f(N)に順次代入して(ステップS340)、振動抑制制御を終了し、判定用差分値Δ90fが閾値Tref以上のときには、対象気筒の燃焼状態は不良であると判定し、対象気筒の点火時期を角度ΔTだけ進角して(ステップS330)、フィルタ後90度回転所要時間T90f(N)の後処理を実行して(ステップS340)、振動抑制制御を終了する。
このようにフィルタ後30度回転所要時間T30f(CA)に基づいて各気筒の燃焼状態を判定する変形例では、ダンパ28を含む後段の共振が大きいときでも、より精度良く各気筒の燃焼状態を判定することができる。しかも、ダンパ28を含む後段の接続状態に応じてフィルタを変えるから、ダンパ28を含む後段の接続状態に応じて、各気筒の燃焼状態を判定することができる。もとより、エンジン22の各気筒のうち燃焼状態が不良と判定された気筒の点火時期を進角することにより、車両の振動を効果的に抑制することができる。
変形例では、減速ギヤ35を介してモータMG2をリングギヤ軸32aに接続している場合について考えたが、減速ギヤ35に代えて変速機を介してモータMG2をリングギヤ軸32aに取り付けた場合には、変速機の変速段によっても、共振の強度が異なるものとなったり共振の周波数が異なるものとなったりする場合も生じるから、変速機の状態に応じてフィルタを変えるものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20やその変形例では、エンジン22のクランクシャフト26にねじれ要素としてのダンパ28を介して接続されると共にモータMG1の回転軸や駆動軸としてのリングギヤ軸32aに接続される動力分配統合機構30とリングギヤ軸32aに減速ギヤ35を介して接続されるモータMG2とを備える車両におけるエンジン22の各気筒の燃焼状態を判定する燃焼状態判定装置としたりこれを搭載する車両としたが、エンジンのクランクシャフトがねじれ要素としてのダンパを介して後段に接続されているものであればよいから、図7の変形例のハイブリッド自動車120に例示するように、モータMG2の動力をリングギヤ軸32aが接続された車軸(駆動輪63a,63bが接続された車軸)とは異なる車軸(図7における車輪64a,64bに接続された車軸)に接続するもののエンジン22の各気筒の燃焼状態を判定する燃焼状態判定装置やこれを搭載する車両としてもよいし、図8の変形例のハイブリッド自動車220に例示するように、エンジン22のクランクシャフト26にダンパ28を介して接続されたインナーロータ232と駆動輪63a,63bに動力を出力する駆動軸に接続されたアウターロータ234とを有し、エンジン22の動力の一部を駆動軸に伝達すると共に残余の動力を電力に変換する対ロータ電動機230を備えるもののエンジン22の各気筒の燃焼状態を判定する燃焼状態判定装置やこれを搭載する車両としてもよい。
ここで、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、クランクシャフト26にねじれ要素としてのダンパ28を介して後段に接続された8気筒のエンジン22が「内燃機関」に相当し、クランクシャフト26の回転位置(クランク角CA)を検出するクランクポジションセンサ140が「回転位置検出手段」に相当し、クランクポジションセンサ140からの整形波とクランク角CAとから30度回転所要時間T30(CA)を演算すると共に30度回転所要時間T30(ATDC90),T30(ATDC120),T30(ATDC150)の和として単位回転所要時間に相当する90度回転所要時間T90(0)を計算するT30演算処理とS100の処理とを実行するエンジンECU24が「単位回転所要時間演算手段」に相当し、対象単位回転所要時間に相当する90度回転所要時間T90(0)とエンジン22のクランクシャフト26のトルク変動に伴うダンパ28を含む後段の共振の一周期である360°CA前の気筒の90度回転所要時間T90(4)(比較単位回転所要時間に相当)とに基づいて対象気筒の燃焼状態を判定するS110,S120の処理を実行するエンジンECU24が「燃焼状態判定手段」に相当する。また、対象気筒の燃焼状態が不良のときに対象気筒の点火時期を角度ΔTだけ進角するS130の処理を実行するエンジンECU24が「制御手段」に相当し、エンジン22のクランクシャフト26と駆動軸としてのリングギヤ軸32aに接続された動力分配統合機構30とこの動力分配統合機構30のサンギヤ31に接続されたモータMG1とが「電力動力入出力手段」に相当し、駆動軸としてのリングギヤ軸32aに減速ギヤ35を介して取り付けられたモータMG2が「電動機」に相当する。変形例のダンパ28を含む後段の接続状態を切り替えるシフトレバー81およびこれに伴って機械的に接続状態を切り替える図示しない機構が「接続状態切替手段」に相当し、シフトポジションSPに応じたフィルタを用いて30度回転所要時間T30にフィルタ処理を施してフィルタ後30度回転所要時間T30fを得る図6に例示するフィルタ処理を実行するエンジンECU24が「フィルタ処理手段」に相当する。なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための最良の形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、内燃機関の燃焼状態を判定する燃焼状態判定装置やこれを備える車両の製造産業に利用可能である。
本発明の一実施例である内燃機関の燃焼状態判定装置を搭載したハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 エンジン22の構成の概略を示す構成図である。 振動抑制制御の一例を示すフローチャートである。 T30演算処理の一例を示すフローチャートである。 変形例の振動抑制制御の一例を示すフローチャートである。 フィルタ処理の一例を示すフローチャートである。 変形例のハイブリッド自動車120の構成の概略を示す構成図である。 変形例のハイブリッド自動車220の構成の概略を示す構成図である。
符号の説明
20,120,220 ハイブリッド自動車、22 エンジン、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、24a CPU、24b ROM、24c RAM、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30 動力分配統合機構、31 サンギヤ、32 リングギヤ、32a リングギヤ軸、33 ピニオンギヤ、34 キャリア、35 減速ギヤ、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、50 バッテリ、51 温度センサ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54 電力ライン、60 ギヤ機構、62 デファレンシャルギヤ、63a,63b 駆動輪、64a,64b 車輪、70 ハイブリッド用電子制御ユニット、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、122 エアクリーナ、124 スロットルバルブ、126 燃料噴射弁、128 吸気バルブ、130 点火プラグ、132
ピストン、134 浄化装置、135a 空燃比センサ、135b 酸素センサ、136 スロットルモータ、138 イグニッションコイル、140 クランクポジションセンサ、142 水温センサ、144 カムポジションセンサ、146 スロットルバルブポジションセンサ、148 エアフローメータ、149 温度センサ、150 可変バルブタイミング機構、230 対ロータ電動機、232 インナーロータ、234 アウターロータ、MG1,MG2 モータ。

Claims (6)

  1. 複数気筒の内燃機関と、キャリアがねじれ要素を介して前記内燃機関の出力軸に接続されると共にリングギヤが駆動軸に接続された遊星歯車機構と、前記遊星歯車機構のサンギヤに接続された第1電動機と、前記駆動軸に接続された第2電動機と、を有しシフトポジションがPレンジであるときには前記リングギヤが回転不能となるようロックされるシステムに用いられた前記内燃機関の燃焼状態を判定する燃焼状態判定装置であって、
    前記内燃機関の出力軸の回転位置を検出する回転位置検出手段と、
    前記シフトポジションがPレンジであるときには、前記検出された回転位置に基づく物理量に対して前記リングギヤが回転不能となるようロックされた状態で前記内燃機関の燃焼の周波数成分は減衰させずに前記ねじれ要素と前記遊星歯車機構と前記第1電動機と前記第2電動機とを含む後段における共振の周波数成分を減衰するPレンジ用のフィルタ処理を施すフィルタ処理手段と、
    前記フィルタ処理手段によるフィルタ処理後の物理量に基づいて前記内燃機関の出力軸が所定の単位回転角だけ回転するのに要する時間である単位回転所要時間を演算する単位回転所要時間演算手段と、
    前記複数気筒のうちの対象気筒の圧縮行程の上死点以降の所定回転角を基点として前記単位回転所要時間演算手段により演算された単位回転所要時間である対象単位回転所要時間と該対象気筒の行程と前記後段における共振の一周期前に同一の行程となる気筒の圧縮行程の上死点以降の前記所定回転角を基準として前記単位回転所要時間演算手段により演算された単位回転所要時間である比較単位回転所要時間とに基づいて前記対象気筒の燃焼状態が良好であるか否かを判定する燃焼状態判定手段と、
    を備える燃焼状態判定装置。
  2. 前記燃焼状態判定手段は、前記対象単位回転所要時間から前記比較単位回転所要時間を減じて得られる判定用値が所定値以上のときに前記対象気筒の燃焼状態が不良であると判定する手段である請求項1記載の燃焼状態判定装置。
  3. 複数気筒の内燃機関と、キャリアがねじれ要素を介して前記内燃機関の出力軸に接続されると共にリングギヤが駆動軸に接続された遊星歯車機構と、前記遊星歯車機構のサンギヤに接続された第1電動機と、前記駆動軸に接続された第2電動機と、を有しシフトポジションがPレンジであるときには前記リングギヤが回転不能となるようロックされるシステムに用いられた前記内燃機関の燃焼状態を判定する燃焼状態判定装置であって、
    前記内燃機関の出力軸の回転位置を検出する回転位置検出手段と、
    前記シフトポジションがPレンジであるときには、前記検出された回転位置に基づく物理量に対して前記リングギヤが回転不能となるようロックされた状態で前記内燃機関の燃焼の周波数成分は減衰させずに前記ねじれ要素と前記遊星歯車機構と前記第1電動機と前記第2電動機とを含む後段における共振の周波数成分を減衰するPレンジ用のフィルタ処理を施すフィルタ処理手段と、
    前記フィルタ処理手段によるフィルタ処理後の物理量に基づいて前記内燃機関の出力軸の所定の単位回転角毎の回転数である単位回転角回転数を演算する単位回転角回転数演算手段と、
    前記複数気筒のうちの対象気筒の圧縮行程の上死点以降の所定回転角を基点として前記単位回転角回転数演算手段により演算された単位回転角回転数である対象単位回転角回転数と該対象気筒の行程と前記後段における共振の一周期前に同一の行程となる気筒の圧縮行程の上死点以降の前記所定回転角を基準として前記単位回転角回転数演算手段により演算された単位回転角回転数である比較単位回転角回転数とに基づいて前記対象気筒の燃焼状態が良好であるか否かを判定する燃焼状態判定手段と、
    を備える燃焼状態判定装置。
  4. 前記燃焼状態判定手段は、前記対象単位回転角回転数の逆数に相当する値から前記比較単位回転角回転数の逆数に相当する値を減じて得られる判定用値が所定値以上のときに前記対象気筒の燃焼状態が不良であると判定する手段である請求項記載の燃焼状態判定装置。
  5. 前記燃焼状態判定手段は、前記内燃機関が所定の回転数で略定常運転されているときに該内燃機関の燃焼状態を判定する手段である請求項1ないしいずれか記載の燃焼状態判定装置。
  6. 気筒毎に点火時期を調整可能な複数気筒の内燃機関と、
    キャリアがねじれ要素を介して前記内燃機関の出力軸に接続されると共にリングギヤが車軸に連結された駆動軸に接続されてなる遊星歯車機構と、
    前記遊星歯車機構のサンギヤに接続された第1電動機と、
    前記駆動軸に接続された第2電動機と、
    前記内燃機関の燃焼状態を判定する請求項1ないしいずれか記載の燃焼状態判定装置と、
    前記燃焼状態判定装置の燃焼状態判定手段により燃焼状態が不良と判定された気筒の点火時期が進角されるよう前記内燃機関を制御する制御手段と、
    を備える車両。
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