JP5089535B2 - 機器管理装置、機器管理システム、通信制御方法、通信制御プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

機器管理装置、機器管理システム、通信制御方法、通信制御プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、ネットワークなどのデータ伝送路を介して接続される少なくとも1台以上の機器を管理する機器管理装置、機器管理システムに関し、特に、機器管理装置が、システムに参加する機器をポーリングし、監視を行う際、機器との間で行う通信を制御する技術に関するものである。
ネットワークなどの所定のデータ伝送路を介して複合機やプリンタと言った画像処理装置などの状態を監視するシステムはすでに知られており、ユーザは管理対象の複数の機器(以下、「管理対象機器」と言う。)に自ら出向くことなく、管理対象機器の異常を検知する(知る)ことが可能となっている(例えば、特許文献1を参照)。
上記システムでは、機器状態を監視する上で、管理対象機器と、それらを管理する機器管理装置との間で、所定のデータ通信(例えば「状態情報の送受信」など)が行われる。
一方、省エネルギー化に伴い、管理対象機器である画像処理装置は、低消費電力の状態(省電力モード)に移行可能な消費電力制御機能を有する通信装置を備えている。
このような省電力モードに移行可能な通信装置を備えた画像処理装置において、消費エネルギーを低減する技術(省エネ技術)は、例えば特許文献2や特許文献3などがある。
特許文献2には、画像形成装置がステータス情報(状態情報)に変化があった場合に、サーバへステータス情報を送信し、サーバが、省電力モードへ移行している画像形成装置に代わり、他の機器からの問い合わせに応答することで、画像形成装置が低消費電力の状態(省電力モード)であってとしても、ネットワークから聞かれたステータス(状態)の返答をする場合に、極力少ないエネルギーで(消費エネルギーを低減し)、かつ低コストで実現することが可能なネットワークシステムが提案されている。
また、特許文献3には、省電力モード時に通信を切断し、通常モード時より遅い通信速度を設定し、通信相手との間で再接続を行うことで、消費エネルギーの低減を図ること可能なネットワーク通信装置が提案されている。
特開2005−182701号公報 特開2004−133512号公報 特開2006−293983号公報
しかしながら、特許文献に示される省エネを目的とした従来の通信制御方法では、機器同士で通信を行う際に用いる通信方式によって、管理対象機器が省電力モードから通常モードへ移行してしまうと言う問題がある。
例えば、上記に挙げた管理対象機器の状態を監視し、機器を管理する機器管理システムでは、機器管理装置と管理対象機器との間で、状態情報の送受信が行われる。
このときの通信方式として、SNMP(Simple Network Management Protocol)を用いた場合には、管理対象機器が備える通信装置が省電力モードから通常モードへ移行せず、低消費電力の状態が維持されるが、SOAP(Simple Object Access Protocol)を用いた場合では、低消費電力の状態から復帰してしまう。
これでは、上記システムのように、管理対象機器の状態を定期的にポーリング処理するような場合、管理対象機器が備える通信装置が省エネに対応する装置であったとしても、その効果が発揮されない。
そこで考えられるのは、監視間隔(ポーリング処理の動作タイミング)を延長する方法である。しかし、この方法では、管理対象機器に異常が発生してからその異常を検知するまでに時間を要し、機器管理システムにおいて管理対象機器の異常を適切なタイミングで検知することができないことが考えられるため、管理対象機器の監視精度に悪影響を及ぼす可能性がある。
本発明は上記従来技術の問題点を鑑み提案されたものであり、その目的とするところは、定期的に通信を行い管理対象機器の監視を行う環境下であっても、消費エネルギーの低減を図ることができる機器管理装置、機器管理システム、通信制御方法、通信制御プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明にあっては、所定のデータ伝送路を介して接続される機器の状態を監視し、状態情報を含む機器に関する情報を基に前記機器を管理する機器管理装置が、前記機器が備える通信装置から消費電力の状態を表す情報である消費電力状態情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得した前記消費電力状態情報に基づき、前記通信装置の消費電力の状態に応じた通信方式を決定する決定手段と、前記決定手段により決定した通信方式を用いて前記機器との間でデータ通信を行う通信手段と、を有する装置であることを要旨としている。
このような構成によって、本発明に係る機器管理装置は、管理対象機器が備える通信装置の消費電力の状態に関する情報(消費電力状態情報)を取得し、取得した情報に基づき、当該機器管理装置と管理対象機器との間で用いることが可能な複数の通信方式の中から、低消費電力の状態を維持可能な通信方式を決定する。そして、決定した通信方式を用いて、管理対象機器と通信を行う。
また、上記目的を達成するため、本発明に係る機器管理装置は、前記決定手段が、前記消費電力状態情報に基づき、前記通信装置が低消費電力の状態であるか否かを判断し、その判断結果から、前記通信装置が低消費電力の状態を維持したままでデータ通信可能な通信方式又はそれ以外の通信方式のどちらか一方の方式を、前記通信手段が前記機器との間で行うデータ通信の際に用いる通信方式として決定する。
また、上記目的を達成するため、本発明に係る機器管理装置は、前記決定手段が、前記通信装置が低消費電力の状態であると判断した場合に、前記通信装置が低消費電力の状態を維持したままでデータ通信可能なSNMPを、前記通信手段が前記機器との間で行うデータ通信の際に用いる通信方式として決定する。
また、上記目的を達成するため、本発明に係る機器管理装置は、前記機器から取得可能な機器に関する情報を判断する判断手段を有し、前記判断手段が、前記決定手段により決定した通信方式に基づき、前記通信手段が前記通信方式を用いてデータ通信を行ったときに前記機器からの取得可能な情報項目を判断する。
また、上記目的を達成するため、本発明に係る機器管理装置は、前記機器から機器に関する情報を取得する機器情報取得手段を有し、前記機器情報取得手段が、前記判断手段により判断した情報項目に基づき、前記機器から機器に関する情報を取得する。
これによって、本発明に係る機器管理装置は、管理対象機器が備える通信装置の消費電力モードに応じて、適切な通信方式を選択決定し(切り換え)、低消費電力の状態を継続したまま、機器管理装置との間で通信を行うことができる。その結果、定期的に通信を行い管理対象機器の監視を行う環境下であっても、状態情報取得時に、管理対象機器が備える通信装置の消費電力モードが、省電力モードから通常モードへ移行することがないため、消費エネルギーの低減を図ることができる。
上記目的を達成するため、本発明に係る機器管理システムは、所定のデータ伝送路を介して接続される機器の状態を機器管理装置によって監視し、状態情報を含む機器に関する情報を基に前記機器を管理するシステムであって、前記機器管理装置が、前記機器が備える通信装置から消費電力の状態を表す情報である消費電力状態情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得した前記消費電力状態情報に基づき、前記通信装置の消費電力の状態に応じた通信方式を決定する決定手段と、前記決定手段により決定した通信方式を用いて前記機器との間でデータ通信を行う通信手段と、を有し、前記機器が、自装置が備える通信装置により、前記消費電力状態情報を前記機器管理装置へ送信し、前記決定手段により決定された通信方式を用いて、前記機器に関する情報を前記機器管理装置へ送信することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る機器管理装置における通信制御方法は、所定のデータ伝送路を介して接続される機器の状態を監視し、状態情報を含む機器に関する情報を基に前記機器を管理する機器管理装置における方法であって、前記機器が備える通信装置から消費電力の状態を表す情報である消費電力状態情報を取得する取得手順と、前記取得手順により取得した前記消費電力状態情報に基づき、前記通信装置の消費電力の状態に応じた通信方式を決定する決定手順と、前記決定手順により決定した通信方式を用いて前記機器との間でデータ通信を行う通信手順と、を有することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る機器管理システムにおける通信制御方法は、所定のデータ伝送路を介して接続される機器の状態を機器管理装置によって監視し、状態情報を含む機器に関する情報を基に前記機器を管理する機器管理システムにおける方法であって、前記機器管理装置が、前記機器が備える通信装置から消費電力の状態を表す情報である消費電力状態情報を取得する取得手順と、前記取得手順により取得した前記消費電力状態情報に基づき、前記通信装置の消費電力の状態に応じた通信方式を決定する決定手順と、前記決定手順により決定した通信方式を用いて前記機器との間でデータ通信を行う通信手順と、を有し、前記機器が、自装置が備える通信装置により、前記消費電力状態情報を前記機器管理装置へ送信し、前記決定手段により決定された通信方式を用いて、前記機器に関する情報を前記機器管理装置へ送信することを特徴とする。
このような手順によって、本発明に係る通信制御方法は、管理対象機器が備える通信装置の消費電力の状態に関する情報(消費電力状態情報)を取得し、取得した情報に基づき、当該機器管理装置と管理対象機器との間で用いることが可能な複数の通信方式の中から、低消費電力の状態を維持可能な通信方式を決定し、決定した通信方式を用いて、管理対象機器と通信を行うと言う通信制御動作を実現する。
これによって、本発明に係る通信制御方法は、定期的に通信を行い管理対象機器の監視を行う環境下であっても、状態情報取得時に、管理対象機器が備える通信装置の消費電力モードが、省電力モードから通常モードへ移行することがないため、消費エネルギーの低減を図ることができる環境を提供できる。
本発明によれば、管理対象機器が備える通信装置の消費電力モードに応じて、適切な通信方式を選択決定する(切り換える)ようにしたことにより、定期的に通信を行い管理対象機器の監視を行う環境下であっても、消費エネルギーの低減を図ることができる。
以下、本発明の好適な実施の形態(以下、「実施形態」という。)について、図面を用いて詳細に説明する。
[第1の実施形態]
<システム構成>
では、本実施形態に係る機器管理システムの構成について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る機器管理システム1の構成例を示す図である。
図1に示すように、機器管理システム1は、MFP(Multifunction Peripheral)やLP(Laser Printer)と言った少なくとも1台以上の管理対象機器200と、少なくとも1台以上のクライアントPC(Personal Computer)300(以下、単に「PC」と言う。)と、機器管理装置100とが、ネットワークなどのデータ伝送路90で相互に接続されている。
このようなシステム構成により、機器管理装置100は、当該装置において動作する機器管理機能によって管理対象機器200の状態監視や管理対象装置100の情報収集などを行い、管理対象機器200を管理している。また、PC300に対しては、管理対象機器200の状態に関する各種情報を提供する。
また、このようなデータ通信環境を実現するため、管理対象機器200、PC300、及び機器管理装置100は、データ伝送路90に接続するインタフェース装置、すなわちNIC(Network I/F Card)などの通信装置(非図示)を備えており、その中でも、管理対象機器200は、省電力モードに移行可能な通信装置を備えている。
<ハードウェア構成>
次に、上記機器管理システム1において、機器管理を行う機器管理装置100のハードウェア構成について説明する。図2は、本発明の第1の実施形態に係る機器管理装置100のハードウェア構成例を示す図である。
図2に示すように、機器管理装置100は、入力装置101と、表示装置102と、ドライブ装置103と、RAM(Random Access Memory)104と、ROM(Read Only Memory)105と、CPU(Central Processing Unit)106と、インタフェース装置107と、HDD(Hard Disk Drive)108とから構成され、それぞれがバスで相互に接続されている。
入力装置101は、キーボード及びマウスなどで構成され、機器管理装置100に各操作信号を入力するのに用いられる。表示装置102は、ディスプレイなどで構成され、機器管理装置100による処理結果(例えば「管理対象機器200から取得した状態に関する各種情報」)などを表示する。
インタフェース装置107は、機器管理装置100をネットワークなどのデータ伝送路90に接続するインタフェースである。上記システム構成において説明を行ったように、機器管理装置100は、インタフェース装置107を介して、管理対象機器200やPC300などとのデータ通信を行う。
HDD108は、機器管理装置100全体を制御し情報処理システム(例えば「Windows(登録商標)」や「UNIX(登録商標)」などの基本ソフトウェアであるOS(Operating System))を提供するなどのプログラムやデータ、情報処理システム上において各種機能(例えば「機器管理機能」や「データ通信機能」)を提供するなどのプログラムやデータ(例えば「アプリケーションプログラム」や「アプリケーションデータ」)などを格納している不揮発性の記憶装置である。また、HDD108は、格納している上記プログラムやデータを、所定のファイルシステムやDB(Data Base)により管理している。
なお、上記プログラムやデータは、例えばCD(Compact Disk)などの記録媒体103aによって機器管理装置100に提供されるか、ネットワークなどのデータ伝送路90からインタフェース装置107を介してダウンロードされる。例えば、記録媒体103aから提供される場合は、記録媒体103aを読み取り可能なドライブ装置103を介してHDD108にインストールされる。
ROM105は、電源を切っても内部データを保持することができる不揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。ROM105には、機器管理装置100が起動されるときに実行されるBIOS(Basic Input/Output System)や、機器管理装置100のシステム設定やネットワーク関連の設定などのデータが格納されている。
RAM104は、上記各種記憶装置から読み出されたプログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリ(記憶装置)であり、CPU106は、このRAM104上に読み出したプログラムを実行することにより、機器管理装置100の全体制御や機器管理装置100が搭載する各種機能を動作させる。
このようなハードウェア構成により、機器管理装置100は、例えば、HDD108からRAM104上に読み出した機器管理機能を実現するためのプログラムをCPU106により実行し、管理対象機器200の状態監視や各種情報の収集、またPC300への情報提供を行ったりすることができる。
<通信制御機能>
上記ハードウェア構成上で動作する機器管理機能は、その仕組みとして、管理対象機器200から、例えばMIB(Management Information Base)情報などの機器状態を含む情報(以下、便宜上「状態情報」と言う。)を取得し、取得した状態情報を基に、管理データとして保持されている管理対象機器200に関する情報(以下、「機器情報」と言う。)を更新し、各管理対象機器200の状態を監視することで、管理対象機器200を管理している。
ここからは、上記機器管理機能の中でも、状態情報などの各種情報を管理対象機器200との間で送受信するための通信制御を行う機能(通信制御機能)について詳しく説明する。
本発明が解決する課題として前述したように、従来技術では、各管理対象機器200に対して定期的にポーリング処理を行い、状態情報を取得するときに(各管理対象機器200から定期的に情報収集を行うときに)、管理対象機器200が備える通信装置の消費電力モードの状態を考慮せず、所定の通信方式を用いて通信を行うため、例えば、管理対象機器200が備える通信装置が、低消費電力の状態であったとしても、状態情報の取得要求を受け付けると、その都度、消費電力が通常の待機状態に復帰してしまい、管理対象機器200が備える通信装置が低消費電力の状態を継続することができない。つまり、従来の機器管理装置100では、通信相手の消費電力モードに応じた適切な通信方式を用いて通信を行っておらず、定期的に通信を行い管理対象機器200の監視を行う環境下において、消費エネルギーが軽減されない通信制御機能を提供していた。
そのため、機器管理システム1における管理対象機器200の台数が多い場合や、管理対象機器200と機器管理装置100との間で頻繁にやり取りされる場合などを考えると、その監視処理の度に、通信に係る無駄な電力が消費されることとなり、結果的にシステム全体の消費電力効率に関する性能低下に繋がる。
そこで、本実施形態では、通信装置の消費電力モードと通信方式との関係に着目する。通信方式の中には、通信相手が備える通信装置の低消費電力の状態を継続したまま、所定のデータを送受信することが可能な方式がある。例えばSNMPである。
上記問題点を解決するためには、機器管理装置100が、管理対象機器200が備える通信装置の低消費電力の状態を維持しながら、機器の状態情報が取得できれば良い。
SNMPを用いた場合には、他の通信方式(例えば「SOAP」など)に比べて取得可能な情報が少なからず制限されるものの、機器の状態情報は取得可能である。
本実施形態に係る機器管理装置100では、管理対象機器200が備える通信装置の消費電力の状態に関する情報(以下、「消費電力状態情報」と言う。)を取得し、取得した情報に基づき、管理対象機器200との間で用いることが可能な複数の通信方式(サポート通信方式)の中から、消費電力状態に適切な1つの通信方式を決定する。そして、決定した通信方式を用いて、管理対象機器200と通信を行う通信制御機能を有している。
すなわち、本実施形態に係る機器管理装置100では、機器管理システム1に参加する(機器管理装置100が管理する)管理対象機器200が備える通信装置の消費電力モードに応じて適切な通信方式を選択決定し、決定した通信方式を用いて機器状態を監視する。
これによって、本実施形態に係る機器管理装置100では、管理対象機器200が備える通信装置の低消費電力の状態を継続したまま、機器状態を監視することができる。その結果、定期的に通信を行い管理対象機器200の監視を行う環境下であっても、状態情報取得時に、管理対象機器200が備える通信装置の消費電力モードが、省電力モードから通常モードへ移行することがないため、消費エネルギーが低減され、機器管理システム1全体の消費電力効率に関する性能が向上(性能改善)される。
では、上記通信制御機能の構成とその動作について説明する。なお、以下の説明では、機器管理装置100と管理対象機器200との間で用いることが可能な通信方式に、SNMPとSOAPを例に説明する。ただし、SOAPは、SNMP以外の通信方式の一例であって、本発明がこの方式(SOAP)に限定されるものではない。
《機能構成》
図3は、本発明の第1の実施形態に係る通信制御機能の構成例を示す図である。
通信制御機能は、主に、機器管理装置100に搭載(インストール)される機器管理コンポーネント(アプリケーション)の通信制御機能に関するソフトウェア部品により実現される機能である。
図3に示すように、通信制御機能は、複数の機能部から構成される。これら複数の機能部は、主に、管理対象機器200から状態情報を含む機器情報51を取得し、取得する際に用いた通信方式ごとに管理する機能部群(以下、「状態管理機能部群」と言う。)20と、管理対象機器200から消費電力状態情報を取得し、取得した情報を基に通信方式を決定する機能部群(以下、「通信方式決定機能部群」と言う。)30と、決定した通信方式を用いて、管理対象機器200から取得可能な機器情報51の情報項目を判断する機能部群(以下、「取得可能機器情報判断機能部群」と言う。)40との3つに分けられる。
(状態管理機能部群)
状態管理機能部群20は、主に、機器情報取得部21と、通信部22と、機器情報管理部23とを有している。
機器情報取得部21は、ネットワークなどのデータ伝送路90を介して、管理対象機器200から機器情報51を取得する。機器情報取得部21は、機器情報51の取得を、予め決められた監視間隔(動作タイミング)に従ったポーリング処理により行う。機器情報取得部21は、管理対象機器200からの機器情報51の取得を、後述する通信部22を経由して行う。
また、通信部22は、所定の通信方式を用いて、管理対象機器200との間のデータ通信を行う。通信部22は、管理対象機器200との間で用いることが可能な複数の通信方式に対応する機能部を有している。つまり、サポートする通信方式ごとの通信部群が機能する。例えば、通信方式としてSNMPを用いてデータ通信を行う場合には、SNMP通信部22aが機能し、SOAPを用いてデータ通信を行う場合には、SOAP通信部22bが機能する。通信部22は、これらサポートする各通信方式に対応する通信部22aや22bを、後述する通信方式決定機能部群30により決定された通信方式に基づき切り換え制御することで、管理対象機器200とのデータ通信を行う。
また、機器情報管理部23は、機器情報取得部21が取得した機器情報51を保持し、取得する際に用いた通信方式ごとの機器情報51aや51bとして管理する。例えば、通信方式としてSNMPを用いて取得された機器情報51は、SNMP経由の機器情報51aとして管理され、SOAPを用いて取得された機器情報51は、SOAP経由の機器情報51bとして管理される。このように、通信方式ごとに情報を管理する理由は、前述したように、通信方式によって管理対象機器200から取得可能な情報が異なるため、情報管理を行う上で、どの通信方式により機器情報51を取得したかを、容易に知るためである。なお、機器情報管理部23では、上記機器情報51を、機器管理装置100が備える記憶装置(例えば「HDD108」など)の所定の記憶領域に格納することで、これらの情報を管理する。
(通信方式決定機能部群)
通信方式決定機能部群30は、主に、消費電力状態情報取得部31及び通信方式決定部32を有している。
消費電力状態情報取得部31は、ネットワークなどのデータ伝送路90を介して、管理対象機器200が備える通信装置から消費電力の状態情報(低消費電力/通常消費電力の各状態情報)を取得する。
また、通信方式決定部32は、消費電力状態情報取得部31が取得した消費電力状態情報に基づき、管理対象機器200との間で用いることが可能な複数の通信方式の中から、消費電力の状態に応じた1つの通信方式を決定する。
・通信方式の決定について
通信方式決定部32は、通信方式の決定にあたって、まず、取得した消費電力状態情報から、管理対象機器200が備える通信装置の消費電力の状態を判断する。より具体的には、管理対象機器200が備える通信装置が低消費電力の状態か否かを判定する。
次に、通信方式決定部32は、判断された消費電力の状態(低消費電力の状態か否かの判定結果)に基づき、管理対象機器200との間で用いることが可能なSNMP及びSOAPの通信方式のうち、いずれか一方を、消費電力状態に適切な通信方式として決定する。
このとき、通信方式決定部32は、管理対象機器200が備える通信装置が「低消費電力の状態である」と判断した場合に、その低消費電力の状態を継続したまま通信可能なSNMPを通信方式として決定する。一方、通信装置が「低消費電力の状態でない(通常の待機状態)」と判断した場合には、SNMP以外のSOAPを通信方式として決定する。
このように、通信方式決定部32は、管理対象機器200が備える通信装置の消費電力モードに応じて、通信時に係る消費エネルギーが低減されるような適切な通信方式を選択決定する。これにより、通信部22は、決定された通信方式に基づき、SNMP通信部22a又はSOAP通信部22bのどちらを機能させ、管理対象機器200との間でデータ通信を行う。
なお、上記消費電力状態情報は、管理対象機器200が備える通信装置が応答可能な情報で、かつ、低消費電力の状態か否かを判断可能な情報であればよいことから、例えば、通信装置内に設定された省電力モードの情報などである。
(取得可能機器情報判断機能部群)
取得可能機器情報判断機能部群40は、主に、上記通信方式決定機能部群30により決定された通信方式に従って、管理対象機器200から取得可能な機器情報51の各情報項目を判断する取得可能機器情報判断部41を有している。
・取得可能な機器情報の判断について
取得可能機器情報判断部41は、決定された通信方式を基に、例えば図4に示すような判断情報52を参照し、管理対象機器200から取得可能な機器情報51の各情報項目を判断する。よって、取得可能機器情報判断部41の上記機能を実現するソフトウェア部品は、この判断情報52を保持している。
図4は、本発明の第1の実施形態に係る取得可能な機器情報51を判断するための判断情報52のデータ例を示す図である。図4に示すように、判断情報52は、機器情報51の各情報項目を示すデータと通信方式による取得可否を示すデータとが対応付けられた構成となっている。
例えば、決定された通信方式がSNMPの場合に、図4に示す判断情報52を参照すると、管理対象機器200から、「トータルカウンタ」〜「FAX印刷カウンタ:単色」までの各情報項目が、機器情報51として取得可能であることが判断できる。
一方、通信方式がSOAPの場合に、判断情報52を参照すると、SNMPの場合に取得可能な情報項目に加えて、「A3/DLTカウンタ」から以降の情報項目についても、機器情報51として取得可能であることが判断できる。
このように、取得可能機器情報判断部41は、決定した通信方式を用いて管理対象機器200から機器情報51を取得する場合に、取得情報として指定する項目を特定する。これにより、通信部22は、判断された情報項目に基づき、管理対象機器200から機器情報51を取得する。
なお、上記説明では、判断情報52を、取得可能機器情報判断部41のソフトウェア部品に含まれる構成を基に説明を行ったが、本発明はこの構成に限定されるものではない。例えば、判断情報52を外部ファイルとして構成してもよく、このような構成の場合、取得可能機器情報判断部41が、判断情報51(外部ファイル)の格納先に関する情報(例えば「ファイルパス」や「アドレス」など)を基に、判断時に参照することとなる。
《機能動作》
ここからは、上記に説明を行った各機能部による通信制御の動作について説明する。通信制御機能は、上記各機能部が連携動作することにより機能し、機器管理装置100に搭載される通信制御機能を実現するためのソフトウェア部品が、CPU106により格納先(例えば「ROM105」など)からRAM104に読み出され、以下の処理が実行されることで実現される。
(通信制御処理)
図5は、本発明の第1の実施形態に係る通信制御の処理手順例を示すフローチャートである。
図5に示すように、機器管理装置100は、まず、通信方式決定機能部群30が、管理対象機器200との間で行うデータ通信の通信方式を決定する(ステップS101)。
続いて、取得可能機器情報判断機能部群40が、ステップS101において決定された通信方式を基に、管理対象機器200から取得可能な機器情報51の情報項目を判断する(ステップS102)。
その結果、状態管理機能部群20が、ステップS101において決定された通信方式を用いて、管理対象機器200との間でデータ通信を開始し、ステップS102において判断された情報項目の機器情報51を取得する(ステップS103)。
(通信方式決定処理)
次に、上記ステップS102において行われる通信方式の決定処理について説明する。図6は、本発明の第1の実施形態に係る通信方式を決定する処理手順例を示すフローチャートである。
図6に示すように、機器管理装置100は、通信方式の決定処理において、まず、消費電力状態情報取得部31が、管理対象機器200が備える通信装置から消費電力状態情報を取得する(ステップS201)。
取得された消費電力状態情報は、通信方式決定部32へと渡され、通信方式決定部32が、消費電力状態情報を基に、管理対象機器200が備える通信装置が低消費電力の状態か否かを判定する(ステップS202)。
ステップS202において、通信装置が低消費電力の状態であると判定された場合には(ステップS202:YES)、その低消費電力の状態を継続したまま通信可能なSNMPを通信方式として決定する(ステップS203)。
一方、ステップS202において、通信装置が低消費電力の状態でない(通常の待機状態)と判定された場合には(ステップS202:NO)、SNMP以外のSOAPを通信方式として決定する(ステップS204)。
(取得可能機器情報判断処理)
次に、上記ステップS103において行われる取得可能な機器情報の判断処理について説明する。図7は、本発明の第1の実施形態に係る取得可能な機器情報を判断する処理手順例を示すフローチャートである。
図7に示すように、機器管理装置100は、取得可能な機器情報51の判断処理において、まず、取得可能機器情報判断部41が、決定された通信方式を基に判断情報52を参照し(ステップS301)、管理対象機器200から取得可能な機器情報51の各情報項目を判断する(ステップS302)。
ステップS302において、決定された通信方式がSNMPの場合には、SNMPを用いて管理対象機器200とデータ通信を行ったときに、取得可能な機器情報51の各情報項目を特定する(ステップS303)。
一方、ステップS302において、決定された通信方式がSOAPの場合には、SOAPを用いて管理対象機器200とデータ通信を行ったときに、取得可能な機器情報51の各情報項目を特定する(ステップS304)。
このように、機器管理装置100において、各機能部を実現するソフトウェア部品が実行されることで、各管理対象機器200が備える通信装置の消費電力の状態に応じて、消費エネルギーを低減するために適切な通信方式を選択決定し、決定した通信方式を用いて、管理対象機器200との間で、取得可能な機器情報51のみを送受信する通信制御を実現している。
<機器管理システムの変形例>
上記実施形態では、機器管理装置100が、機器情報取得機能及び機器監視機能(状態管理機能部群20が有する各機能)、消費電力状態情報取得機能及び通信方式決定機能(通信方式決定機能部群30が有する各機能)、並びに取得可能情報判断機能(取得可能機器情報判断機能部群40が有する機能)の全ての機能を有するシステム構成について説明を行った。
しかし、本発明はこの構成に限定されるものではない。例えば、図8及び図9に示すような、機能分散型のシステム構成であってもよい。
図8及び図9は、本発明の変形例に係る機器管理システム1の構成例(その1及び2)を示す図である。
例えば、図8に示すように、機器管理装置100は、機器情報取得機能及び機器監視機能(状態管理機能部群20が有する各機能)のみを有し、消費電力状態情報取得機能及び通信方式決定機能(通信方式決定機能部群30が有する各機能)、並びに取得可能情報判断機能(取得可能機器情報判断機能部群40が有する機能)の通信制御機能を、機器管理装置100以外の情報処理装置(図中の通信制御装置)100が有する構成であってもよい。
このようなシステム構成によって、機器管理機能と通信制御機能とが、異なる装置で動作することになり、処理の負荷分散を図ることができる。
また、図9に示すように、機器管理装置100が、機器情報取得機能及び機器監視機能(状態管理機能部群20が有する各機能)、並びに取得可能情報判断機能(取得可能機器情報判断機能部群40が有する機能)を有し、通信制御装置100が、消費電力状態情報取得機能及び通信方式決定機能(通信方式決定機能部群30が有する各機能)を有する構成であってもよい。
このようなシステム構成によって、機器管理機能と通信制御機能とが、異なる装置で動作することになり、処理の負荷分散を図ることができ、さらに、通信方式による取得可能な機器情報51の情報項目を判断する機能を、機器情報51を取得し管理する機器管理装置100で動作するようにしたことで、機器情報51の取得に関する機能が1台の装置にまとまり、保守・運用を簡便に行うことができる。
<まとめ>
以上のように、本発明の第1の実施形態によれば、本実施形態に係る機器管理装置100は、管理対象機器200が備える通信装置の消費電力の状態に関する情報(消費電力状態情報)を取得し、取得した情報に基づき、管理対象機器200が備える通信装置の消費電力の状態を判断し、当該機器管理装置100と管理対象機器200との間で用いることが可能な複数の通信方式の中から、判断した消費電力状態に適切な1つの通信方式を決定する。
その中で、取得した消費電力状態情報に基づき判断した消費電力の状態が「低消費電力の状態」の場合には、低消費電力の状態を維持可能なSNMPを、当該機器管理装置100と管理対象機器200との間で用いる通信方式として決定する。
そして、決定した通信方式を用いて、管理対象機器200とデータ通信を行う。このとき、決定した通信方式から取得可能と判断された情報項目に基づき、管理対象機器200から機器情報51を取得する。
これによって、機器管理装置100では、管理対象機器200が備える通信装置の消費電力モードに応じて、適切な通信方式を選択決定し(切り換え)、低消費電力の状態を継続したまま、機器管理装置200との間で通信を行うことができる。その結果、定期的に通信を行い管理対象機器200の監視を行う環境下であっても、状態情報取得時に、管理対象機器200が備える通信装置の消費電力モードが、省電力モードから通常モードへ移行することがないため、消費エネルギーの低減を図ることができる。
以上のことから、本実施形態に係る機器管理システム1では、管理対象機器200における管理対象機器200の状態監視処理において、その監視処理の度に、通信に係る無駄な電力が消費されることなく、システム全体の消費電力効率に関する性能向上に繋がる。
ここまで、上記実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態に係る機器管理装置100が有する「通信制御機能」は、図を用いて説明を行った各処理手順を、動作環境(プラットフォーム)にあったプログラミング言語でコード化したプログラムとしてCPU106により実行することで実現される。よって、上記プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体103aに格納することができる。
また、上記プログラムは、フロッピー(登録商標)ディスク、CD、DVD(Digital Versatile Disk)などの記録媒体103aに記憶させることによって、これらの記録媒体103aを読み取り可能なドライブ装置103を介して機器管理装置100にインストールすることができる。また、機器管理装置100は、インタフェース装置107を備えていることから、インターネットなどの電気通信回線を用いて上記プログラムをダウンロードし、インストールすることもできる。
ところで、上記実施形態では、機器管理装置100が備える記憶装置の所定の記憶領域に、機器情報管理部23により、機器情報51を保持する構成について説明を行ったが、本発明がこの構成に限定されるものではない。
例えば、上記情報を外部の記録媒体103aに保持する構成や、データ伝送路90を介して接続された外部機器が備える記憶装置に保持する構成であってもよく、必ずしも、機器管理装置100が備える記憶装置に保持する構成でなくてもよい。上記情報の格納先については、これらの情報を管理する機器情報管理部23により制御される構成であればよい。
最後に、上記実施形態に挙げた形状や構成に、その他の要素との組み合わせなど、ここで示した要件に、本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
本発明の第1の実施形態に係る機器管理システムの構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る機器管理装置のハードウェア構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る通信制御機能の構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る取得可能な機器情報を判断するための判断情報のデータ例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る通信制御の処理手順例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る通信方式を決定する処理手順例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る取得可能な機器情報を判断する処理手順例を示すフローチャートである。 本発明の変形例に係る機器管理システムの構成例(その1)を示す図である。 本発明の変形例に係る機器管理システムの構成例(その2)を示す図である。
符号の説明
1 機器管理システム
20 状態管理機能部群
21 機器情報取得部
22 通信部(a:SNMP通信部,b:SOAP通信部)
23 機器情報管理部
30 通信方式決定機能部群
31 消費電力状態情報取得部
32 通信方式決定部
40 取得可能機器情報判断機能部群
41 取得可能機器情報判断部
51 機器情報(a:SNMP経由,b:SOAP経由)
52 判断情報
90 データ伝送路
100 機器管理装置(1:機器管理装置,2:通信制御装置)
101 入力装置
102 表示装置
103 ドライブ装置(a:記録媒体)
104 RAM(揮発性の半導体メモリ)
105 ROM(不揮発性の半導体メモリ)
106 CPU(中央処理装置)
107 インタフェース装置(NIC:Network I/F Card)
108 HDD(不揮発性の記憶装置)
200 管理対象機器(画像処理装置)
300 クライアントPC(情報処理装置)

Claims (14)

  1. 所定のデータ伝送路を介して接続される機器の状態を監視し、状態情報を含む機器に関する情報を基に前記機器を管理する機器管理装置であって、
    前記機器が備える通信装置から消費電力の状態を表す情報である消費電力状態情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得した前記消費電力状態情報に基づき、前記通信装置の消費電力の状態に応じた通信方式を決定する決定手段と、
    前記決定手段により決定した通信方式を用いて前記機器との間でデータ通信を行う通信手段と、を有することを特徴とする機器管理装置。
  2. 前記決定手段は、
    前記消費電力状態情報に基づき、前記通信装置が低消費電力の状態であるか否かを判断し、その判断結果から、前記通信装置が低消費電力の状態を維持したままでデータ通信可能な通信方式又はそれ以外の通信方式のどちらか一方の方式を、前記通信手段が前記機器との間で行うデータ通信の際に用いる通信方式として決定することを特徴とする請求項1に記載の機器管理装置。
  3. 前記決定手段は、
    前記通信装置が低消費電力の状態であると判断した場合に、
    前記通信装置が低消費電力の状態を維持したままでデータ通信可能なSNMPを、前記通信手段が前記機器との間で行うデータ通信の際に用いる通信方式として決定することを特徴とする請求項2に記載の機器管理装置。
  4. 当該機器管理装置が、
    前記機器から取得可能な機器に関する情報を判断する判断手段を有し、
    前記判断手段は、
    前記決定手段により決定した通信方式に基づき、前記通信手段が前記通信方式を用いてデータ通信を行ったときに前記機器からの取得可能な情報項目を判断することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の機器管理装置。
  5. 当該機器管理装置が、
    前記機器から機器に関する情報を取得する機器情報取得手段を有し、
    前記機器情報取得手段は、
    前記判断手段により判断した情報項目に基づき、前記機器から機器に関する情報を取得することを特徴とする請求項4に記載の機器管理装置。
  6. 所定のデータ伝送路を介して接続される機器の状態を機器管理装置によって監視し、状態情報を含む機器に関する情報を基に前記機器を管理する機器管理システムであって、
    前記機器管理装置が、
    前記機器が備える通信装置から消費電力の状態を表す情報である消費電力状態情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得した前記消費電力状態情報に基づき、前記通信装置の消費電力の状態に応じた通信方式を決定する決定手段と、
    前記決定手段により決定した通信方式を用いて前記機器との間でデータ通信を行う通信手段と、を有し、
    前記機器が、自装置が備える通信装置により、
    前記消費電力状態情報を前記機器管理装置へ送信し、
    前記決定手段により決定された通信方式を用いて、前記機器に関する情報を前記機器管理装置へ送信することを特徴とする機器管理システム。
  7. 前記決定手段は、
    前記消費電力状態情報に基づき、前記通信装置が低消費電力の状態であるか否かを判断し、その判断結果から、前記通信装置が低消費電力の状態を維持したままでデータ通信可能な通信方式又はそれ以外の通信方式のどちらか一方の方式を、前記通信手段が前記機器との間で行うデータ通信の際に用いる通信方式として決定することを特徴とする請求項6に記載の機器管理システム。
  8. 前記決定手段は、
    前記通信装置が低消費電力の状態であると判断した場合に、
    前記通信装置が低消費電力の状態を維持したままでデータ通信可能なSNMPを、前記通信手段が前記機器との間で行うデータ通信の際に用いる通信方式として決定することを特徴とする請求項7に記載の機器管理システム。
  9. 前記機器管理装置が、
    前記機器から取得可能な機器に関する情報を判断する判断手段を有し、
    前記判断手段は、
    前記決定手段により決定した通信方式に基づき、前記通信手段が前記通信方式を用いてデータ通信を行ったときに前記機器からの取得可能な情報項目を判断することを特徴とする請求項6ないし8のいずれか一項に記載の機器管理システム。
  10. 前記機器管理装置が、
    前記機器から機器に関する情報を取得する機器情報取得手段を有し、
    前記機器情報取得手段は、
    前記判断手段により判断した情報項目に基づき、前記機器から機器に関する情報を取得することを特徴とする請求項9に記載の機器管理システム。
  11. 所定のデータ伝送路を介して接続される機器の状態を監視し、状態情報を含む機器に関する情報を基に前記機器を管理する機器管理装置における通信制御方法であって、
    前記機器が備える通信装置から消費電力の状態を表す情報である消費電力状態情報を取得する取得手順と、
    前記取得手順により取得した前記消費電力状態情報に基づき、前記通信装置の消費電力の状態に応じた通信方式を決定する決定手順と、
    前記決定手順により決定した通信方式を用いて前記機器との間でデータ通信を行う通信手順と、を有することを特徴とする通信制御方法。
  12. 所定のデータ伝送路を介して接続される機器の状態を機器管理装置によって監視し、状態情報を含む機器に関する情報を基に前記機器を管理する機器管理システムにおける通信制御方法であって、
    前記機器管理装置が、
    前記機器が備える通信装置から消費電力の状態を表す情報である消費電力状態情報を取得する取得手順と、
    前記取得手順により取得した前記消費電力状態情報に基づき、前記通信装置の消費電力の状態に応じた通信方式を決定する決定手順と、
    前記決定手順により決定した通信方式を用いて前記機器との間でデータ通信を行う通信手順と、を有し、
    前記機器が、自装置が備える通信装置により、
    前記消費電力状態情報を前記機器管理装置へ送信し、
    前記決定手段により決定された通信方式を用いて、前記機器に関する情報を前記機器管理装置へ送信することを特徴とする通信制御方法。
  13. 所定のデータ伝送路を介して接続される機器の状態を監視し、状態情報を含む機器に関する情報を基に前記機器を管理する機器管理装置における通信制御プログラムであって、
    コンピュータを、
    前記機器が備える通信装置から消費電力の状態を表す情報である消費電力状態情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得した前記消費電力状態情報に基づき、前記通信装置の消費電力の状態に応じた通信方式を決定する決定手段と、
    決定手段により決定した通信方式を用いて前記機器との間でデータ通信を行う通信手段として機能させる通信制御プログラム。
  14. 請求項13に記載のプログラムを記録した、コンピュータが読み取り可能な記録媒体。
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